JP2007089145A - 音声処理装置及びそれを備えた表示装置 - Google Patents

音声処理装置及びそれを備えた表示装置 Download PDF

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Abstract

【課題】外部から入力される音声をAV装置を通じて聴きたい場合、入力モードの切り換えなどの各種処理を行う必要があった。また、ヘッドホン等で聴く場合と、最適な音量レベル/音量バランス等が異なり、接続の度に設定変更する必要があった。
【解決手段】外部音声信号の入力を行うための入力端子と、入力端子に対するプラグの挿抜を検知する検知部と、内部取得されたAV信号入力のためのAV信号入力部と、音声信号処理回路に音声信号を転送するための音声信号転送部と、前記入力端子かAV信号入力部かのいずれか一を選択して音声信号転送部に接続するためのスイッチと、入力端子へのプラグの挿入を検知した場合には、その入力端子を音声信号転送部に接続させるスイッチ制御部とを有するAV装置を提供する。また、入力端子に入力される音声信号を、所定の音量レベル/音量バランス等に調整するAV装置を提供する。
【選択図】図1

Description

本発明は、入力端子から入力される音声信号を、AV装置の音声信号出力とすることを可能としたAV(Audio Visual)装置に関する。さらに、本発明は、外部から入力された音声信号をAV装置の出力方法に合わせた音声信号に変換することのできるAV装置に関する。
現在、音楽の視聴スタイルが大幅に変化している。ユーザは、MP3(MPEG Audio Layer−3)プレイヤーや、HDD(Hard Disk Drive)プレイヤーなどに代表される各種の携帯型音楽プレイヤー(以下、「モバイルオーディオ」という)に圧縮した音楽ファイルを大量に保存して、その中から好みの曲を視聴している。このように多量の曲をモバイルオーディオに保存しておくことが可能となっているため、ユーザとしては、好みの曲を全てモバイルオーディオに保存することで、いつでもお気に入りの曲を聴くことが可能となっている。また、近年では、ラジオ番組の音声コンテンツなどをモバイルオーディオに保存、更新することで、音楽のみならず音声コンテンツをもモバイルオーディオで鑑賞可能となっている。このようにモバイルオーディオはユーザコンテンツのアーカイブセンターとしてその地位を構築しつつある。
ところで、モバイルオーディオは携帯型の音楽プレイヤーであり、通常はイヤホンやヘッドホンなどを用いて音楽を聴くことになる。このため、例えば自宅の部屋などにおいて、現在ユーザが視聴中のAV機器にそのままモバイルオーディオを接続してその保存されている音楽を臨場感溢れる迫力のある音響で聴くことが通常はできなかった。なお、外部スピーカーなどに接続することでモバイルオーディオに保存されている音楽を大音響で聴くことが可能な場合もあるが、専用のAVアンプとスピーカーを用意しなければならないという問題や、AV機器とAVアンプの連携操作が必要となる問題や、そのスピーカーを設置する手頃な場所がないという問題等がある。
一方、最近では、大型の薄型テレビが増大してきており、数年後の完全デジタル放送化に向け今後ますます拡大が予測される。特にデジタル放送を受信可能な大型デジタルテレビでは内部の音声処理回路をデジタルアンプ化するとともに、大型の高性能スピーカーに出力して高音質で迫力のある音声再生ができる。しかるにこのような高性能スピーカーがテレビを視聴していない場合には効率的に使用されていなかった。また最近のAV装置に付属されているスピーカーの音質も向上している。そこで、従来から部屋に配置されているテレビなどにモバイルオーディオを接続することで、設置場所や操作の煩わしさの問題を解消し、かつ、迫力ある音量で音楽を視聴することでモバイルオーディオに保存されている音楽を簡単操作で再生する新しい視聴方法が考えられる。
しかしながら、例えばテレビなどにおいて、「ビデオ入力」のように外部入力された音声信号をテレビのスピーカーなどから出力する場合には、ユーザは入力モードの切り換え処理をリモコンなどを通じて行う必要があった。また、特許文献1では、過去のユーザの視聴履歴を基に、入力ソースに変更があった場合に、より迅速かつ容易にユーザの嗜好にあった画面レイアウト及び音声出力モードへの移行を可能にする情報出力制御装置についての発明が開示されている。
特開2002−185881号公報
従来技術のように、ユーザの嗜好に合わせて音声出力モードを出力する場合には、ユーザの視聴履歴を参照しなければならず手続が煩雑であるという課題がある。また、ユーザが外部から入力される音声をテレビを通じて聴きたい場合であっても、入力モードの切り換えなどの各種処理を行う必要があり、迅速に外部から入力される音楽を楽しむことができないという課題がある。
また、特許文献1の情報出力制御装置は、音声出力先等を変更するものであり、音量レベル/音声バランス等は変更することができなかった。また、モバイルオーディオの使用環境の多くがこれまで屋外での使用を想定していたために屋内にある既存のAV装置と連携して操作すると使い勝手が悪くなっていた。このため、在宅時でも既存のAV装置を有効に活用してもっと手軽にモバイルオーディオにより音楽等を視聴したいという要望があった。また、パーソナルコンピューターやモバイルオーディオの内蔵スピーカーでは口径が小さく良質の音とは言えなかった。さらに、外部機器のスピーカーにより音楽等を視聴する場合には、ヘッドホン等で聴く場合と、室内で聴く場合には最適な音量/音声音量バランス等が異なり、接続の度に設定変更をしなければならないことが多く煩わしかった。
そこで、本発明は、かかる課題に鑑みてなされたものであり、外部からの音声信号を検知した場合に、簡易かつ迅速に音声信号の出力を切り換えることが可能なAV装置を提供することを目的とする。また、外部オーディオ装置との接続端子を有するAV装置であり、その視聴時の利便性をよくするために音声信号の調整を行うことのできるAV装置を提供することを目的とする。
そこで、本発明においては、かかる課題を解決するために、外部音声信号の入力を行うための入力端子と、入力端子に対するプラグの挿抜を検知する検知部と、内部取得されたAV信号入力のためのAV信号入力部と、音声信号処理回路に音声信号を転送するための音声信号転送部と、前記入力端子かAV信号入力部かのいずれか一を選択して音声信号転送部に接続するためのスイッチと、前記検知部にて入力端子へのプラグの挿入を検知した場合には、その入力端子を音声信号転送部に接続させるスイッチ制御をするスイッチ制御部と、を有するAV装置を提供する。かかる構成により、入力端子にプラグを挿入した場合には、特別な設定を行うことなく音声信号の出力が切り換わるため、モバイルオーディオに保存されている音楽などの外部からの音声、音楽を迫力ある音響で聴くことができる。
また、前記音声信号転送部は、モニター出力処理回路に対して音声信号を転送するためのモニター出力転送手段を有してもよく、さらにスイッチの切換をロックするためのロック信号を取得するロック信号取得部を有してもよく、前記AV信号入力部がスイッチによって音声信号転送部に接続されており、前記ロック信号取得部がロック信号を取得している場合には、前記スイッチ制御部は、検知部での検知結果がプラグの挿入検知があったとの検知結果であっても入力端子に入力される音声信号を前記音声信号転送部のうちでモニター出力転送手段には接続させないスイッチ制御をするロックスイッチ制御手段を有してもよい。かかる構成により、例えばテレビ番組をビデオに録画している場合などにおいては、外部入力されているモバイルオーディオの音声信号をモニター出力としないで済む。また、前記スイッチ制御部は、前記入力端子から入力される音声信号がスイッチによって音声信号転送部に接続されている状態で、前記検知部にてプラグの抜出を検知した場合には、音声信号転送部に接続する入力端子を入力端子からAV信号入力部に切り換える抜出検知スイッチ制御手段を有してもよい。かかる構成により、AV装置から出力される音声信号を、外部音声信号から通常の音声信号に戻す場合には、プラグを抜くだけで処理を完結することができる。
また、本発明は、外部音声信号の入力を行うための入力端子を有し、入力端子に入力される音声信号を、その音声信号の音量レベル/音量バランス等に依存せずに所定の音量レベルの音声信号に調整するAV装置を提供する。さらに、本発明は、複数種類の出力端子を有する場合に、出力端子ごとに適切な音量レベル/音量バランス等の音声信号に調整するAV装置を提供する。また、本発明は、複数種類の入力端子を有する場合に、入力端子ごとに適切な音量レベル/音声バランス等の音声信号に調整するAV装置を提供する。
また、本発明は、複数種類のボリューム調整関数を保持し、前記ボリューム調整関数を利用して、出力端子又は入力端子ごとの音量レベルを設定することのできるAV装置を提供する。また、同様に複数種類の音量バランス等調整関数を保持し、前記音量バランス等調整関数を利用して、出力端子又は入力端子ごとの音量バランス等を設定することのできるAV装置を提供する。さらに、本発明は、入力端子への音声信号の入力終了時の音量レベル/音声バランス等を記憶することのできるAV装置を提供する。
また、本発明は、入力端子に対するプラグの挿抜を検知することにより外部接続の有無を判断し、入力端子に入力される音声信号を、その音声信号の音量レベル/音声バランス等に依存せずに所定の音量レベル/音声バランス等の音声信号に調整するAV装置を提供する。さらに、本発明は、上記AV装置の動作方法を提供する。
本発明は、入力端子へのプラグ挿入検知により、その入力端子を、音声信号処理回路に転送するための音声信号転送部に接続させることにより、プラグの挿抜に応じて外部音声信号をAV装置の音声出力とすることができる。このため、モバイルオーディオなどからのプラグを入力端子に接続することで、モバイルオーディオなどに保存される音楽等を迫力ある音量で楽しむことができる。また、プラグの挿抜のみで音声出力信号を切り換えることが可能となるため、入力モードの変更などを行うといった処理が不要となり、利便性が高まる。さらには、モニター出力時には入力端子からの信号をモニター出力転送手段に接続させないことで、外部入力された音声信号をスピーカーなどから出力しつつ、モニター出力中のコンテンツの音声信号を適切に制御することができる。
また、本発明のAV装置によって、モバイルオーディオなどの外部装置の設定による音量レベル/音量バランス等に依存せず、所定の音量レベル/音量バランス等で音楽等を視聴することができるため、在宅時に外部装置をAV装置に接続して音楽等を視聴する場合に、音量が大きすぎる、音声が聞き取れない、高音が強調されすぎるといったような問題を解決することができる。このことにより、外部装置をAV装置に接続するたびに設定を変更しなければならないといった煩わしさを軽減することができる。また、本発明のAV装置によれば、出力機器ごとに音量レベル/音量バランス等に設定することも可能であるため、出力機器の性能や部屋の大きさ、またユーザの好みに合った音量レベル/音量バランス等を提供することができる。
以下に図面を用いて本発明の実施の形態を説明する。なお、本発明は、これらの実施の形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲において、種々なる態様で実施しうる。実施形態1は、主に請求項1、16などについて説明する。実施形態2は、主に請求項2、17などについて説明する。実施形態3は、主に請求項3、18などについて説明する。実施形態4は、主に請求項4、10、19、22について説明する。実施形態5は、主に請求項5、11について説明する。実施形態6は、主に請求項6、12について説明する。実施形態7は、主に請求項5、13、20、23について説明する。実施形態8は、主に請求項8、14、21、24について説明する。実施形態9は、主に請求項9、15について説明する。
<<実施形態1>>
<実施形態1の概要>
本実施形態は、入力端子にてプラグの挿入検知があった場合には、その入力端子から入力される音声信号を音声信号出力とすることが可能なAV装置に関するものである。図1は、本実施形態の概念の一例を示す図である。図1においては、AV装置である液晶テレビ(0101)の前面には、ヘッドホン用の音声出力端子(0102)の隣に「モバイルオーディオ」と記載された入力端子(0103)が設けられている。そして、この入力端子に対して、モバイルオーディオ端末(0104)の「ヘッドホン」(0105)や、「ラインアウト」(0106)などの出力端子と接続しているケーブルのプラグ(0107)を挿入すると、液晶テレビの音声出力が、モバイルオーディオ端末の音声出力に切り換わる。このため、自宅などに通常設置される液晶テレビなどを利用してモバイルオーディオ端末に保存されている音楽を迫力のある音響の環境で聴くことが可能となる。
<実施形態1の構成>
図2に本実施形態における機能ブロックの一例を示す。図2に示す本実施形態の「AV装置」(0200)は、「入力端子」(0201)と、「検知部」(0202)と、「AV信号入力部」(0203)と、「音声信号転送部」(0204)と、「スイッチ」(0205)と、「スイッチ制御部」(0206)と、を有する。
本件発明の構成要素である各部、各手段は、ハードウエア、ソフトウエア、ハードウエアとソフトウエアの両者、のいずれかによって構成される。例えば、これらを実現する一例として、コンピュータを利用する場合には、CPU、メモリ、バス、インターフェイス、周辺装置などから構成されるハードウエアと、これらのハードウエア上にて実行可能なソフトウエアを挙げることができる。具体的には、メモリ上に展開されたプログラムを順次実行することで、メモリ上のデータや、インターフェイスを介して入力されるデータの加工、蓄積、出力などにより各部の機能が実現される(本明細書の全体を通じて同様である)。
「AV装置」(0200)は、少なくとも音声信号を出力することのできる機器をいい、合わせて映像を表示することができる機器であってもよい。例えば、液晶テレビやプラズマテレビなどの各種テレビ装置や、ホームシアターなどのコンポーネント装置、パーソナルコンピューター、オーディオプレーヤー、カーオーディオなどが挙げられる。これらは通常ユーザの自宅などに恒常的に設置してあるものであり、音声信号を大音量で出力することが可能であるため、かかるAV装置に対してモバイルオーディオを接続することで、モバイルオーディオに保存されている音楽を迫力のある音響の環境で聴くことが可能となる。また、詳細については後述する。
「入力端子」(0201)は、プラグの挿抜が可能な外部音声信号入力のための端子である。「プラグ」とは、例えばモバイルオーディオのヘッドホン端子やラインアウト端子と接続するケーブルなどの先端部分の差込部のことである。プラグの種類としては、i.LINK(登録商標)(AUDIO)入力端子、RCA同軸デジタル入力端子、角型光デジタル入力端子、RCAアナログ入力端子、AV入力端子、S端子、コンポーネント端子、D端子、HDMI端子、ドルビーデジタルRF入力端子、など種々の入力端子を用いることができる。具体的には、一般的に使用されている3.5mmや5.5mmのオーディオ端子が挙げられるが、特に3.5mmのオーディオ端子が望ましい。テレビなどのAV装置は薄型化が進んでいるため、3.5mmのプラグが利用される場合が多いからである。また、無線の場合には、電波、赤外線、光通信等を用いることができる。「外部音声信号」とはAV装置の外部から入力される音声信号のことである。具体的には主にモバイルオーディオから入力される音声信号のことであるが、外部音声信号は必ずしもモバイルオーディオからの信号に限られず、音声出力機能を有し、かつAV装置と接続することのできる装置からの信号であればよい。ICレコーダやDVDプレイヤーなど、外部から入力される音声信号であればどのような機器からの音声信号であってもよい。なお、本発明のAV装置において、入力端子の位置は特に限定されないが、モバイルオーディオなどの外部装置との接続を行い易くするため、図1に示すようにAV装置前面側に設けることが望ましい。これにより、例えば、大型の液晶テレビを壁際に近接して設置した場合でもプラグの挿抜が容易となり、ユーザにとって利便性が向上する。
「検知部」(0202)は、入力端子に対するプラグの挿抜を検知するように構成されている。「プラグの挿抜を検知」とは、プラグの挿入及び抜出を検知することである。具体的には、まず所定の信号を周期的に収集しておく。そして、プラグが挿入された場合には、端子が物理的に接続状態を示すLOWの状態になり、また、プラグを抜き出した場合には、非接続状態を示すHIGHの状態になるため、抵抗値が変わり収集される信号に変化が生じプラグの挿抜を検知できる。判断部は、プラグの挿抜時だけでなく、プラグ挿入時にAV装置の電源を入れた場合にも、信号の到来によりプラグの挿入を検知して、外部接続があるかを判断することができるようにしてもよい。
「AV信号入力部」(0203)とは、内部取得されたAV信号入力のための端子回路である。「内部取得」とは、AV装置の内部にて取得されることであり、入力端子(0201)とは別の系統にて取得されることを意味する。「内部取得されたAV信号」とは、例えば内部又は外部チューナやインターネット回線を介して取得した放送番組の映像信号や音声信号の場合が挙げられる。その他、AV装置に外部接続しているビデオやDVDなどの映像再生装置からの取得した映像信号や音声信号なども含まれる。
「音声信号転送部」(0204)は、音声信号処理回路に音声信号を転送するための端子回路である。「音声信号処理回路」とは、AV装置から出力される音声信号を処理する回路のことである。音声信号処理回路に音声信号が送られると、AV装置はその音声信号を自身のスピーカーなどから出力することになる。即ち、外部入力あるいは内部入力された音声信号は、音声信号転送部を経由することで、その音声信号をAV装置の出力信号にすることが可能となる。なお、音声信号処理回路は、スピーカーからの音声出力のほか、AV装置のヘッドホン端子から出力される音声信号の処理を行うことも可能である。
「スイッチ」(0205)は、前記入力端子か、AV信号入力部かのいずれか一を選択して音声信号転送部に接続するためのものである。このように、スイッチによって音声信号転送部に、入力端子か、AV信号入力部かが択一的に接続されることになる。
「スイッチ制御部」(0206)は、検知部にて前記入力端子へのプラグの挿入検知があった場合には、その入力端子を音声信号転送部に接続させるスイッチ制御をする。即ち、入力端子にてプラグの挿入検知をした場合には、その外部音声信号をAV装置の音声信号出力として本体の内蔵スピーカー(図示しない)や外部接続したAVアンプ等のシステムスピーカー(図示しない)から再生することができる。このため、ユーザは、例えばリモコン装置を操作してAV装置の入力モードなどの設定(例えばビデオ1、ビデオ2など)を変更することなく、プラグを挿入することのみによって、入力される外部音声信号をAV装置の音声信号出力とすることが可能となる。スイッチ制御部は、より具体的には、複数のプログラムを格納したROMなどのメモリや、このプログラムを実行するCPUから構成されている。そして、前述したプラグの挿入検知によって周期的に送られる信号を監視するプログラムにて、周期的に送られる信号がLOWの状態になったことを検知した場合には、CPUはスイッチに対して音声信号転送部を入力端子に接続させる命令を出力する。このようにしてスイッチ制御部はスイッチ制御を実現している。なお、以上の説明はプログラムを用いる例についての説明であるが、これらの処理を組み込んだスイッチ制御回路によって同様の処理を実現することも可能である。
図3は、本実施形態におけるAV装置を模式的に示した図である。まず、AV装置(0300)においては、チューナ(0303)を経由して内部取得されたAV信号を入力するAV信号入力部(0304)が、スイッチ(0305)によって音声信号転送部(0307)に接続されている。音声信号転送部(0307)は、音声信号処理回路(0308)に音声信号としてAV信号を転送している。ここで、AV装置の外部から、モバイルオーディオと接続しているケーブルのプラグ(0301)が入力端子(0302)に入力されると、スイッチ制御部(0306)は、スイッチ(0305)をAV信号入力部(0304)から、入力端子(0302)へと切り換える処理を行う。これにより、外部音声信号がAV装置からの音声出力信号となる。このように、入力端子にプラグが挿入された場合には、自動的に音声信号の処理が切り替わるため、ユーザとしては、プラグを挿入するだけで、その外部音声(例えば、モバイルオーディオにて再生されている音楽)を、AV装置のスピーカーなどから聴くことが可能となる。
<実施形態1の処理の流れ>
図4は、本実施形態における処理の流れの一例を示す図である。まず、検知部にて入力端子へのプラグの挿入検知があるかを判断する(S0401)。ステップS0401にてプラグの挿入を検知した場合には、入力端子を音声信号転送部に接続させる(S0402)。一方、ステップS0401にてプラグの挿入検知がない場合には、特にスイッチ制御の処理を行わない。
<実施形態1の効果>
本実施形態におけるAV装置は、入力端子へのプラグの挿入検知があった場合には、その入力端子を音声信号転送部に接続することにより、外部音声信号をAV装置の音声出力信号へと自動的に切り換えることが可能となる。このため、ユーザは入力モードの設定などを変更することなく、プラグの挿入のみによって外部入力音声をAV装置の出力音声とすることが可能となり、モバイルオーディオに保存されている音楽などをAV装置のスピーカーを通じて臨場感と迫力ある音響で聴くことが可能となる。
<<実施形態2>>
<実施形態2の概要>
本実施形態は、入力端子にプラグを挿入した場合であっても、例えばAV装置から録画装置に予約録画中のコンテンツがある場合等のように、その録画装置に対して出力する音声信号を、外部入力される音声信号としない処理を行うAV装置に関するものである。
<実施形態2の構成>
図5に本実施形態における機能ブロックの一例を示す。図5に示す本実施形態の「AV装置」(0500)は、「入力端子」(0501)と、「検知部」(0502)と、「AV信号入力部」(0503)と、「音声信号転送部」(0504)と、「スイッチ」(0505)と、「スイッチ制御部」(0506)と、「ロック信号取得部」(0508)と、を有する。「音声信号転送部」(0504)は、「モニター出力転送手段」(0507)を有する。「スイッチ制御部」(0506)は、「ロックスイッチ制御手段」(0509)を有する。
本実施形態は、実施形態1で説明したAV装置が、さらに「モニター出力転送手段」(0507)と、「ロック信号取得部」(0508)と、「ロックスイッチ制御手段」(0509)と、を有することを特徴とする。「モニター出力転送手段」(0507)と、「ロック信号取得部」(0508)と、「ロックスイッチ制御手段」(0509)と、を除く各構成については実施形態1で説明したものと同様であるため、ここでの説明は省略する。
「モニター出力転送手段」(0507)は、モニター出力処理回路に対して音声信号を転送するための端子回路である。「モニター出力処理回路」とは、モニター出力の際の処理を行う回路である。「モニター出力」とは、AV装置から外部接続した他の装置に対して映像や音声の信号を出力することである。具体例として、AV装置がテレビである場合を基に説明する。図6は、チューナを有しているテレビからDVDレコーダなどの録画装置に対してモニター出力を行う際のケーブル接続の一例を示す図である。図6の例では、テレビ(0601)の背面部分に備えられている映像出力端子や音声出力端子が、録画装置の各入力端子と接続しており、テレビからの出力信号が録画装置(0602)の入力信号となる。そして、例えばデジタル放送などを録画する場合には、テレビから録画装置に対して映像や音声の信号を出力する(モニター出力)。録画装置ではその出力された映像や音声などの信号を媒体に書き込むことで、デジタルテレビ番組の録画を実行している。かかるモニター出力は、モニター出力処理回路のように、通常の出力系統とは異なる系統の回路を備えることによって実現している。異なる系統の回路を有していることにより、テレビのチャンネルなどを切り換えても、モニター出力されている映像や音声などの信号は固定的に出力されるため、録画したい番組などのコンテンツをそのまま記録することが可能となっている。モニター出力転送手段(0507)は、このようなモニター出力を行うモニター出力回路に対して音声信号を転送するためのものである。
「ロック信号取得部」(0508)は、スイッチの切換をロックするためのロック信号を取得する。「スイッチの切換をロック」とは、例えば入力端子にてプラグの挿入検知があった場合であっても、スイッチ(0505)の切換を行わないようにスイッチを固定することをいう。「ロック信号」は、例えばモニター出力を行うようにAV装置の設定がなされた場合に出力される信号のことである。
「ロックスイッチ制御手段」(0509)は、前記AV信号入力部がスイッチによって音声信号転送部に接続されており、前記ロック信号取得部がロック信号を取得している場合には、検知部の検知結果がプラグの挿入検知があったとの検知結果であっても入力端子に入力される音声信号を前記音声信号転送部のうちでモニター出力転送手段には接続させないスイッチ制御をする。図7は、各端子等の関係についての概念を示す図である。図7の前段階においては、AV信号入力部が音声信号転送部に接続されており、図外のロックスイッチ取得部がロック信号を取得していたものとする。この場合において、検知部にて入力端子へのプラグの挿入を検知した場合には、ロックスイッチ制御手段によって制御されるスイッチは、音声信号転送部に含まれるヘッドホン出力転送手段やスピーカー出力転送手段には入力端子を接続させるが、モニター出力転送手段には入力端子を接続させない(図7(a))。このため、モニター出力転送手段からモニター出力処理回路に対しては外部音声信号が転送されることはないため、モバイルオーディオなどの外部音楽をAV装置で聴きながら、放送番組などの録画も行うことができる。
なお、前述の例とは逆に、入力端子が音声信号転送部に接続している場合において、ロック信号取得部がロック信号を取得した場合には、スイッチ制御部は、入力端子に入力される音声信号を音声信号転送部のうちでモニター出力転送手段には接続させないスイッチ制御を行ってもよい。つまり、ロック信号取得部がロック信号を取得した場合には、本実施形態の構成外の他スイッチによってAV信号入力部をモニター出力転送手段に接続させるためのスイッチ制御が行われてもよい(図7(b))。
<実施形態2の処理の流れ>
図8に本実施形態における処理の流れの一例を示す。ステップS0801は実施形態1で説明したものと同様である。ステップS0801にてプラグの挿入を検知した場合には、ステップS0802に進み、ロック信号を取得しているかを判断する。ステップS0802にてロック信号を取得していないと判断した場合には、ステップS0804に進み入力端子を音声信号転送部に接続させる。ステップS0804は、実施形態1で説明したものと同様である。一方、ステップS0802にてロック信号を取得したと判断した場合には、ステップS0803に進み、入力端子に入力される音声信号をモニター出力転送手段に接続させない。ステップS0803は、換言すれば、入力端子をモニター出力転送手段以外の音声信号転送部に接続する処理である。
<実施形態2の効果>
本実施形態におけるAV装置は、モニター出力処理回路に対して音声信号を転送するためのモニター出力転送手段を有している。そして、ロック信号を取得している場合には、入力端子にてプラグの挿入検知があった場合であっても、入力端子をモニター出力転送手段に接続させないスイッチ制御を行うことにより、モニター出力時の音声信号を外部入力された音声信号ではなく、内部取得したAV信号とすることが可能となる。このため、デジタル放送番組などをモニター出力にて録画機器に録画している最中に、モバイルオーディオをAV装置の入力端子に接続する場合であっても、モニター出力の音声信号はそのままデジタル放送番組などの音声信号とすることができるため、適切なコンテンツを録画し続けることが可能であるとともに、モバイルオーディオなどの音楽を、AV装置のスピーカーなどを利用して臨場感溢れる迫力ある音響で聴くことが可能となる。
<<実施形態3>>
<実施形態3の概要>
本実施形態は、入力端子にプラグが挿入されたことに起因して入力端子からの音声信号入力がAV装置からの音声信号出力となっている場合において、そのプラグを抜き出した場合には、元の放送番組などの音に自動的に切り替わることを特徴とするAV装置に関するものである。
<実施形態3の構成>
図9に本実施形態における機能ブロックの一例を示す。図9に示す本実施形態の「AV装置」(0900)は、「入力端子」(0901)と、「検知部」(0902)と、「AV信号入力部」(0903)と、「音声信号転送部」(0904)と、「スイッチ」(0905)と、「スイッチ制御部」(0906)と、を有する。スイッチ制御部(0906)は、「抜出検知スイッチ制御手段」(0907)を有する。
本実施形態は、実施形態1又は2で説明したAV装置が、さらに「抜出検知スイッチ制御手段」(0907)を有することを特徴とするものである。「抜出検知スイッチ制御手段」(0907)を除く各構成については実施形態1又は2で説明したものと同様であるため、ここでの説明は省略する。
「抜出検知スイッチ制御手段」(0907)は、前記入力端子から入力される音声信号がスイッチによって音声信号転送部に接続されている状態で、検知部にて前記入力端子からのプラグの抜出を検知した場合には、音声信号転送部に接続する入力を入力端子からAV信号入力部に切り換える。既に説明したように、検知部にて入力端子へのプラグの挿入検知があった場合には、入力端子を音声信号転送部に接続させるスイッチ制御が行われるが、本実施形態では、その場合において、さらにプラグを抜き出した場合には、AV信号入力部を音声信号転送部に接続するスイッチ制御が行われる。例えば、外部音声としてモバイルオーディオを用いて音楽を聴いていたユーザは、放送番組を視聴したい場合には、差し込んだプラグを抜き出すだけで、元の放送番組の音声を聴くことができる。このように、単純なプラグの挿入、抜き出しのみに応じてAV装置からの出力音声が切り換わるため、ユーザは複雑な設定を行うことなく外部の音楽などを聴き、また、元の放送番組などの音声を視聴することができる。なお、プラグを抜き出す際には、既に説明したように、周期的に収集している信号が、LOWからHIGHに変わるため、プラグの抜き出しを検知することができる。
<実施形態3の処理の流れ>
図10は、本実施形態における処理の流れの一例を示す図である。ステップS1002までの処理の流れについては実施形態1で説明したものと同様である。なお、実施形態2に、以降で示すステップを加えることも可能である。ステップS1003においては、入力端子にてプラグの抜出検知があったかを判断する。プラグの抜出検知があった場合には、ステップS1004に進み、音声信号転送部に接続する入力端子を入力端子からAV信号入力部に切り換える。
<実施形態3の効果>
本実施形態のAV装置においては、入力端子が音声信号転送部に接続されている場合において、プラグを抜出検知があった場合には、音声信号転送部に接続する入力をAV信号入力部に切り換えることにより、プラグの挿入前の音声出力に復帰させることができる。このため、プラグの挿入、抜出のみによって、外部音声信号をAV装置の音声出力とすることが可能になるため、ユーザにとって利便性が向上する。
<<実施形態4>>
<実施形態4の概要>
外部装置から出力される音声信号の音量レベル/音量バランス等は、その機種やユーザの設定などにより様々であり、外部装置とAV装置とを接続した場合に、外部装置の設定に従った音量レベル/音量バランス等により音声を出力すると、音量が大きすぎたり、逆に小さすぎたり、又は高音が大きすぎたりすることがある。本実施形態のAV装置によれば、AV装置に入力される音声信号を外部オーディオ装置側の音量レベル/音量バランス等の設定によらず、適切な音量レベル/音量バランス等に調整して出力することができる。
実施形態4−1では音量レベルに関する調整を行うことのできるAV装置について、実施形態4−2では音量バランス等に関する調整を行うことのできるAV装置について説明する。
<実施形態4−1の構成>
図11に本実施形態での機能ブロックの一例を示した。本実施形態の「AV装置」(1100)は、「入力端子」(1101)と、「固定レベル情報保持部」(1102)と、「音声信号調整部」(1103)を有する。
本実施形態の「入力端子」(1101)に入力される「音声信号」とは、外部装置から出力された音声等の音の大きさや高低等を定める音量レベルや周波数等の情報であり、アナログ信号であってもデジタル信号であってもよい。なお、デジタル信号の場合は圧縮信号または非圧縮信号のいずれでもよい。アナログ信号である場合には、A/D変換を行い後の処理を行う。「外部装置」とは、前述のようにモバイルオーディオやICレコーダ、DVDプレイヤーなどの音声出力機能を有し、かつAV装置と接続することのできる装置をいう。
「固定レベル情報保持部」(1102)は、所定の音量レベルを定める情報である固定レベル情報を保持するように構成されている。「音量レベル」とは、音の大きさ(ボリューム)を定める最大電圧値をいう。「固定レベル情報」とは、所定の音量レベルを定める情報であり、一の音量レベルを与える情報である。固定レベル情報保持部は、AV機器を使用する環境に合わせ、適切な音量レベルになるようにデフォルト値として、例えば10Vのような一の音量レベル情報を保持している。
「音声信号調整部」(1103)は、入力端子に外部接続がある場合には、入力端子に入力される音声信号を、その音声信号の音量レベルに依存せずに、前記固定レベル情報に基づいて定まる調整済音声信号に調整するように構成されている。「音声信号の音量レベルに依存せずに」とは、外部音声信号の音量レベルがどのような音量レベルであっても、音声信号の入力があったときにはということである。「調整済音声信号」とは、前記固定レベル情報保持部で保持されている固定レベル情報に基づいて定まる所定音量レベルの音声信号である。例えば、固定レベル情報保持部にて10Vという固定レベル情報が保持されており、入力端子から音量レベルが5Vの音声信号が入力された場合には、音声信号調整部は入力された音声信号の音量レベルを10Vにした調整済音声信号に調整する。従来は、音声信号が、外部装置側で増幅されAV装置側で再度音声信号を増幅して出力するような時には、再度音声信号が増幅されてしまい、音量が予想以上に大きくなることがあった。また逆に、外部装置側で十分に増幅されずAV装置に入力される場合には、音声信号の増幅が十分に行われず、音量が小さく感じられることもあった。音声信号調整部は、固定レベル情報に基づいて定まる調整済音声信号に調整することにより、外部装置側の仕様や設定によらず、常に一定の音量レベルで出力できるように音量レベルの調整を行う。
図12は、音声信号調整部の構成の一例を示す概略図である。この図の構成においては、音声信号調整部(1200)は、「増幅器」(1201)と、「比較器」(1202)からなる。「増幅器」(1201)は、所定の増幅係数にて入力される音量レベルの増幅を行う。「比較器」(1202)は、固定音量レベル情報(1203)を取得し、増幅器にて増幅された音量レベルが固定音量レベルであるか比較する。増幅係数を変更してこの操作を繰り返し、固定音量レベルに増幅された場合に音声信号を出力する。
具体的な音声信号調整部の処理の流れを、図13を用いて説明する。入力端子に入力される音声信号f(Vp-p)を取得する(S1301)。次に固定レベル情報(Vmax)を取得する(S1302)。Vp-pとVmaxを比較し、Vp-pがVmaxよりも小さい場合には(S1303YES)、増幅係数Z(S1305)にてfを増幅する(S1305)。増幅したVp-p*ZとVmaxを比較し、Vp-p*ZがVmaxよりも小さい場合には(S1306NO)、増幅係数Zを一増やし(S1308)、再度増幅する。この処理を繰り返し、Vp-p*ZがVmaxよりも大きくなった時(S1303YES)のZを固定する(S1307)。また入力された音声信号Vp-pがVmaxよりも大きい場合には(S1303NO)、増幅係数Z(S1309)にてfを増幅する(S1310)。増幅したVp-p*ZとVmaxを比較し、Vp-p*ZがVmaxよりも大きい場合には(S1311NO)、増幅係数Zを一減らし(S1312)、再度増幅する。この処理を繰り返し、Vp-p*ZがVmaxよりも小さくなった時(S1311YES)のZを固定する(S1307)。
<実施形態4−1の処理の流れ>
図14は、実施形態4−1の処理の流れの一例を示したものである。まず、入力端子に入力される音声信号を取得する(S1401)。次に、音量レベルを定める情報である固定レベル情報を取得する(S1402)。最後に、入力端子に入力される音声信号を、その音声信号の音量レベルに依存せずに前記固定レベル情報に基づいて定まる調整済音声信号に調整する(S1403)。
具体的には、入力端子への信号の入力を検知した場合には、入力信号から音声信号の抽出を行う。例えば、映像を伴う信号であれば映像信号と音声信号に分離し、音声信号のみを音声信号調整部に送信する。また、入力された音声信号がアナログ信号である場合には、デジタル信号に変換する。音声信号調整部は、まず入力端子から音声信号を受信すると、記録領域から音量レベルを定める情報である固定レベル情報を取得する。次に、入力された音声信号の音量レベルを、固定レベル情報で定まる音量レベルの音声信号である調整済音声信号に変換する。変換された調整済音声信号を出力機器等によって出力することにより、外部装置の音量レベルによらず、一定の音量の音声を出力することができる。
<実施形態4−2の構成>
図15に本実施形態での機能ブロックの一例を示した。本実施形態は実施形態4−1の音量レベルの調整に代えて、音量バランス等を調整するものである。本実施形態の「AV装置」(1500)は、「入力端子」(1501)と、「固定バランス等情報保持部」(1502)と、「音声信号バランス等調整部」(1503)とを有する。
「固定バランス等情報保持部」(1502)は、音量バランス等を定める情報である固定バランス等情報を保持するように構成されている。「音量バランス等」とは、周波数によって定まる音声の低音、中音、高音などの音程の強調度合い、スピーカーのバランスなどをいう。周波数による音程の強調度合いの分類は、これら3つの帯域に分けるものに限られず、さらに細かく5つの帯域でも、大きく低音、高音の2つの帯域であってもよい。また、周波数帯域はもっと多くても、一つであってもよい。スピーカーのバランスとは、各スピーカーの強調度合いであり、左右2つのスピーカを有している場合には、左右どちらかの音量を大きくすることができ、5.1chのスピーカーの場合には、5つのスピーカーのバランスとなる。「固定バランス等情報」とは、一定の音量バランス等を表す情報である。例えば、低音、高音、左右スピーカーのバランスの設定が可能なAV装置の場合には、一般的な音量バランス等としてすべて中央値とした低音±0dB、高音±0dB、バランス±0dBといった情報であったり、低音域を強調したい場合には低音+6dB、高音±0dB、バランス±0dBといった情報を保持している。固定バランス等情報保持部は、AV機器を使用する環境に合わせ、適切な音量バランス等になるようにデフォルト値として固定バランス等情報を保持している。また、入力端子から入力される音声信号に関連づけて音楽等の属性情報を取得できる場合には、その属性情報に合う最適の固定バランス等情報を取得するようにしてもよい。音楽等の属性情報とは、ポップス、ロック、クラシック等の情報である。
「音声信号バランス等調整部」(1503)は、入力端子に外部接続がある場合には、入力端子に入力される音声信号を、その音声信号の音量バランス等に依存せずに前記固定バランス等情報に基づいて定まる音量バランス等調整済音声信号に調整するように構成されている。「音声信号の音量バランス等に依存せずに」とは、外部装置の音声信号の音量バランス等がどのような音量バランス等であっても、外部音声信号の入力があったときにはということである。「音量バランス等調整済音声信号」とは、前記固定バランス等情報保持部で保持されている固定バランス等情報に基づいて定まる所定音量バランス等の音声信号である。低音、高音、左右スピーカーのバランスの設定が可能なAV装置において、固定バランス等情報保持部にて音量バランス等をすべて中央値とした低音±0dB、高音±0dB、バランス±0dBという情報を保持していた場合に、外部オーディオ装置の音量バランス等の設定が低音域を強調するように低音+2dB、高音±0dB、バランス±0dBと設定されていても、音声信号バランス等調整部において低音±0dB、高音±0dB、バランス±0dBの音量バランス等調整済音声信号に調整される。
図16は、スピーカーのバランスを調整する音声信号バランス等調整部の構成の一例を表す概略図である。周波数帯域のバランスの調整も、図16に示すスピーカーのバランスの調整と同様の原理によって行うことができる。図16では、左右(L、R)の2つの音声信号が入力された場合を考える。この図のように、音声信号バランス等調整部(1600)は、「バランサー」(1601)と、「比較器」(1602)とからなる。「バランサー」(1601)は、所定のバランス修正係数にて音量バランス等の修正を行う。「比較器」(1602)は、固定音量バランス等情報(1603)を取得し、バランサーにて修正された音量バランス等を固定バランス等情報にて増幅を行う。そして、固定バランス等の音量バランス等に増幅した音声信号を出力する。
図17は、具体的な音声信号バランス等調整部の処理の流れの一例を示している。入力端子に入力される音声信号f(V、V)を取得する(S1701)。次に、VとVとを比較し、一の音量レベルf(VLR、VLR)にする(S1702)。VLRは、V又はVのどちらか一の音量レベルであってもよいし、VとVの平均値としてもよい。続いて、固定バランス等情報Wを取得する(S1703)。fを固定バランス等情報Wにて増幅する(S1704)。
<実施形態4−2の処理の流れ>
図18は、実施形態4−2の処理の流れの一例を示したものである。まず、入力端子に入力される音声信号を取得する(S1801)。次に、音量バランス等を定める情報である固定バランス等情報を取得する(S1802)。最後に、入力端子に入力される音声信号を、その音声信号の音量バランス等に依存せずに前記固定バランス等情報に基づいて定まる音量バランス等調整済音声信号に調整する(S1803)。
<実施形態4の効果>
本実施形態のAV装置によれば、外部装置の音声信号を外部装置側の音量レベル/音量バランス等の設定によらず、音声信号を適切な音量レベル/音量バランス等に調整して出力することができ、急に大きな音が出力されたりすることがなく、外部装置とAV装置とを接続する度にユーザが音量設定をし直さなければならないという煩わしさを解消することができる。
<<実施形態5>>
<実施形態5の概要>
音声信号の増幅処理は、外部入力機器や出力機器が行う場合と、AV装置側で行う場合がある。そのため、出力機器とAV装置の組み合わせによって最終的に出力機器から出力される音量レベル/音量バランス等に差が生じることになる。本実施形態のAV装置によれば、外部入力機器側の音量レベル/音量バランス等の設定によらず、AV装置のスピーカー、ヘッドホンなどが接続される複数の出力端子ごとに適切な音量レベル/音量バランス等の音声信号に調整して出力することができる。
実施形態5−1では音量レベルに関する調整を行うことのできるAV装置について、実施形態5−2では音量バランス等に関する調整を行うことのできるAV装置について説明する。
<実施形態5−1の構成>
図19に本実施形態での機能ブロックの一例を示した。本実施形態の「AV装置」(1900)は、実施形態4−1を基本として「入力端子」(1901)と、「固定レベル情報保持部」(1902)と、「音声信号調整部」(1903)と、「音量レベル情報取得部」(1904)と、「音声信号再調整部」(1905)と、「出力端子」(1906)とを有し、さらに音量レベル情報取得部(1904)が「出力端子音量レベル情報取得手段」(1907)を有し、音声信号再調整部(1905)が、「第一音声信号再調整手段」(1908)を有することを特徴とする。
「音量レベル情報取得部」(1904)は、音量レベルを定める情報である音量レベル情報を取得するように構成されている。音量レベル情報は、10Vといった一の値の情報でもよいし、5dB大きくするといった情報でもよい。音量レベル情報の取得は、あらかじめデフォルト値として設定されているものを記憶領域から取得するようにしてもよいし、ユーザがリモコンなど入力手段などにより入力することにより取得するようにしてもよい。
「出力端子音量レベル情報取得手段」(1907)は、本実施形態の音量レベル情報取得部(1904)が有する手段で、出力端子音量レベル情報を取得するように構成されている。「出力端子音量レベル情報」とは、出力端子ごとの音量レベルを定める情報である。「出力端子ごと」とは、間接的に出力端子に接続される出力機器ごとということである。出力端子に関しては、後述する。出力端子音量レベル情報取得部は、一の出力端子に対し一の音量レベルを定める情報を取得する。例えば、ヘッドホン端子に出力する場合には6dB下げる、スピーカーの接続された出力端子に出力する場合には6dB上げるという情報を取得する。
図20は、出力端子音量レベル情報をXML形式で表したリストの一例である。この図にあるように、出力端子ごとに増幅する音量レベルのデータが定められている。例えば、出力端子3は「6dB下げる」という出力端子音量レベル情報を有している。
「音声信号再調整部」(1905)は、前記音声信号調整部にて調整された調整済音声信号を、前記音量レベル情報に基づいて定まる再調整済音声信号に再調整するように構成されている。「再調整済音声信号」とは、前記音声信号調整部にて調整された調整済音声信号を、前記音量レベル情報取得部にて取得した音量レベル情報に基づいて定まる音量レベルの音声信号に調整したものである。
「第一音声信号再調整手段」(1908)は、本実施形態の音声信号再調整部(1905)が有する手段で、前記音声信号調整部にて調整された調整済音声信号を、前記出力端子音量レベル情報に基づいて定まる再調整済音声信号に再調整するように構成されている。実際に出力される音楽等の音量は出力機器の種類や性能に大きく影響を受ける。例えば、前述したように音声信号の増幅機能を有する出力機器と、有さない出力機器とでは、出力される音量が大きく異なる。そのため、第一音声信号再調整手段では、音声信号調整部で調整された調整済音声信号を、出力機器ごとに調整する。出力端子に増幅機能を有する出力機器が接続されている場合に、固定レベル情報によって15Vに調整された調整済音声信号が音声信号調整部に入力され、出力端子音量レベル情報が6dB下げるという情報であったときには、音声信号再調整部は調整済音声信号を7.5Vに再調整する。それにより、出力機器により増幅されて出力されても音量が大きくなりすぎることを防ぐことができる。
図21(a)は第一音声信号再調整手段の構成の一例を表す概略図である。この図にあるように、第一音声信号再調整手段(2101)は、「アンプ」(2102)により構成されている。アンプは出力端子音量レベル情報(2103)を取得し、取得した音量レベル情報によって調整済音声信号の音量レベルを増幅する。
「出力端子」(1906)は、外部入力機器から入力された音声信号を音として出力するための出力機器と接続を行うように構成されている。出力機器とは、音声信号を受信できるものであればよく、AV装置の内蔵スピーカーや、外付けのスピーカー、ヘッドホン等の外部入力機器が挙げられる。出力機器の種類によりD/A変換を行ってから出力するようにしてもよい。出力機器との接続は、有線であっても無線であってもよい。例えば、有線の場合には、出力機器に合ったオーディオケーブルや光ケーブルを用いることができ、無線の場合には、電波、赤外線、光通信等を用いることができる。また、USBによる接続であってもよい。
<実施形態5−1の処理の流れ>
図22は、実施形態5−1の処理の流れの一例を示したものである。まず、入力端子に入力される音声信号を取得する(S2201)。次に、音量レベルを定める情報である固定レベル情報を取得し(S2202)、入力端子に入力される音声信号を、その音声信号の音量レベルに依存せずに前記固定レベル情報に基づいて定まる調整済音声信号に調整する(S2203)。続いて、出力端子音量レベル情報を取得し(S2204)、前記調整済音声信号を、前記出力端子音量レベル情報に基づいて定まる再調整済音声信号に再調整する(S2205)。
具体的には、入力された音声信号は、実施形態1で説明したように調整済音声信号に変換される。同時に、出力端子ごとの音量レベルを定める出力端子音量レベル情報を記憶領域から取得する。出力端子音量レベル情報の取得は、デフォルト値としてあるいはユーザがあらかじめ設定し記憶領域に保持させている情報を、音声信号の入力があった場合に自動で行う。次に、取得された出力端子音量レベル情報によって前記調整済音声信号の音量レベルを再調整済音声信号に再調整する。再調整済音声信号は、すべての出力端子に対する音声信号を作成してもよいが、実際に出力を行う出力端子の音声信号のみを作成するようにした方が効率的である。特定の出力端子に対する音声信号のみを作成する場合には、再調整済音声信号を出力する出力端子をユーザが特定するような工程を加えてもよいし、出力端子に出力機器が接続されているかを自動検出し、接続されている出力端子に対する音声信号を作成するようにしてもよい。
<実施形態5−2の構成>
図23に本実施形態での機能ブロックの一例を示した。本実施形態は実施形態5−1の音量レベルの調整に代えて、音量バランス等を調整するものである。本実施形態の「AV装置」(2300)は、実施形態4−2を基本として「入力端子」(2301)と、「固定バランス等情報保持部」(2302)と、「音声信号バランス等調整部」(2303)と、「音量バランス等情報取得部」(2304)と、「音声信号バランス等再調整部」(2305)と、「出力端子」(2306)とを有し、さらに音量バランス等情報取得部(2304)が「出力端子音量バランス等情報取得手段」(2307)を有し、音声信号バランス等再調整部(2305)が、「第一音声信号バランス等再調整手段」(2308)を有することを特徴とする。
「音量バランス等情報取得部」(2304)は、音量バランス等情報を取得するように構成されている。音量バランス等情報の取得は、あらかじめデフォルト値として設定されているものを記憶領域から取得するようにしてもよいし、ユーザがリモコンなど入力手段などにより入力することにより取得するようにしてもよい。
「出力端子音量バランス等情報取得手段」(2307)は、本実施形態の音量バランス等情報取得部(2304)が有する手段で、出力端子音量バランス等情報を取得するように構成されている。「出力端子音量バランス等情報」とは、出力端子ごとの音量バランス等を定める情報である。例えば、出力機器が2.1chや5.1chの音声信号に対応している場合には、それらの出力機器にあった音量バランス等の情報を取得する。また、低音域成分専用のスピーカーに出力させるカットオフ周波数の値等の情報を保持していてもよい。出力端子音量バランス等情報取得部は、一の出力端子に対し一の音量バランス等を定める情報を取得する。
図24は、出力端子音量バランス等情報をXML形式で記述したリストの一例である。この図にあるように、出力端子ごとに各周波数帯域の強調度合い、各スピーカーの強調度合いのデータを有している。例えば、出力端子1は音量バランス等調整済音声信号を低音+2dB、中音±0dB、高音±0dB、右スピーカー±0dB、左スピーカー+1dBに調整するような音量バランス等情報を有している。
「音声信号バランス等再調整部」(2305)は、前記音声信号バランス等調整部にて調整された音量バランス等調整済音声信号を、前記音量バランス等情報に基づいて定まる音量バランス等再調整済音声信号に再調整するように構成されている。「音量バランス等再調整済音声信号」とは、前記音声信号バランス等調整部にて調整された音量バランス等調整済音声信号を、前記音量バランス等取得部にて取得した音量バランス等情報に基づいて定まる音量バランス等の音声信号に調整したものである。音量バランス等再調整済音声信号には、出力端子音量バランス等情報に基づいて定まる音量バランス等によって調整されるものと、入力端子音量バランス等情報に基づいて定まる音量バランス等によって調整されるものがある。それぞれの内容についての詳細は後述する。
「第一音声信号バランス等再調整手段」(2308)は、本実施形態の音声信号バランス等再調整部(2305)が有する手段で、前記音声信号バランス等調整部にて調整された音量バランス等調整済音声信号を、前記出力端子音量バランス等情報に基づいて定まる音量バランス等再調整済音声信号に再調整するように構成されている。実際に出力される音楽等の音量バランス等は出力機器の種類や性能に大きく影響を受ける。例えば、ヘッドホンにより音声等を視聴する場合の多くは、左右のステレオ出力である。しかし、5.1chのスピーカーシステムによって音声等を視聴することも考えられる。第一音声信号再調整手段では、こうした出力機器に合わせた音量バランス等の調整を行う。
図21(b)は第一音声信号バランス等再調整手段の構成の一例を表す概略図である。この図にあるように、第一音声信号バランス等再調整手段(2104)は、「アンプ」(2105)により構成されている。アンプは出力端子音量バランス等情報(2106)を取得し、取得した音量バランス等情報によって音量バランス等調整済音声信号の音量バランス等に再調整する。
<実施形態5−2の処理の流れ>
図25は、実施形態5−2の処理の流れの一例を示したものである。まず、入力端子に入力される音声信号を取得する(S2501)。次に、音量バランス等を定める情報である固定バランス等情報を取得し(S2502)、入力端子に入力される音声信号を、その音声信号の音量バランス等に依存せずに前記固定バランス等情報に基づいて定まる音量バランス等調整済音声信号に調整する(S2503)。続いて、出力端子音量バランス等情報を取得し(S2504)、前記音量バランス等調整済音声信号を、前記出力端子音量バランス等情報に基づいて定まる音量バランス等再調整済音声信号に再調整する(S2505)。
<実施形態5の効果>
本実施形態のAV装置によれば、外部オーディオ装置の音量レベル/音量バランス等によらず、出力機器ごとに最適な一定の音量レベル/音量バランス等の音声信号に調整して出力することができる。
<<実施形態6>>
<実施形態6の概要>
音声信号の増幅処理は、実施形態5で説明した外部入力機器や出力機器が行う場合と、AV装置側で行う場合もある。そのため、外部入力機器とAV装置の組み合わせによって出力される音量レベル/音量バランス等に差が生じることになる。本実施形態のAV装置によれば、外部入力機器が接続される入力端子ごとに、適切な音量レベル/音量バランス等の音声信号に調整して出力することができる。
実施形態6−1では音量レベルに関する調整を行うことのできるAV装置について、実施形態6−2では音量バランス等に関する調整を行うことのできるAV装置について説明する。
<実施形態6−1の構成>
図26に本実施形態での機能ブロックの一例を示した。本実施形態の「AV装置」(2600)は、実施形態1−1を基本として「入力端子」(2601)と、「固定レベル情報保持部」(2602)と、「音声信号調整部」(2603)と、「音量レベル情報取得部」(2604)と、「音声信号再調整部」(2605)とを有し、さらに音量レベル情報取得部(2604)が「入力端子音量レベル情報取得手段」(2607)を有し、音声信号再調整部(2605)が、「第二音声信号再調整手段」(2608)を有することを特徴とする。
「入力端子音量レベル情報取得手段」(2607)は、本実施形態の音量レベル情報取得部(2604)が有する手段で、入力端子音量レベル情報を取得するように構成されている。「入力端子音量レベル情報」とは、入力端子ごとの音量レベルを定める情報である。「入力端子ごと」とは、間接的に入力端子に接続される外部入力機器ごとということである。入力端子音量レベル情報は、図20に示す出力端子音量レベル情報と同様のデータ形式で保持されている。入力端子音量レベル情報取得部は、一の入力端子に対し一の音量レベルを定める情報を取得する。例えば、モバイルオーディオが接続されている入力端子から入力された場合には6dB大きく、DVDプレーヤーの接続された入力端子から入力される場合には6dB小さくするような情報を取得する。
「第二音声信号再調整手段」(2608)は、本実施形態の音声信号再調整部(2605)が有する手段で、前記音声信号調整部(2603)にて調整された調整済音声信号を、前記入力端子音量レベル情報に基づいて定まる再調整済音声信号に再調整するように構成されている。実際に入力される音楽等の音量は外部入力機器の種類や性能に大きく影響を受ける。例えば、音声信号の増幅機能を有する外部入力機器と、有さない外部入力機器とでは、出力される音量が大きく異なる。そのため、第二音声信号再調整手段では、音声信号調整部で調整された調整済音声信号を、入力機器ごとに調整する。入力端子に増幅機能を有する外部入力機器が接続されている場合に、固定レベル情報によって15Vに調整された調整済音声信号が音声信号調整部に入力され、入力端子音量レベル情報が6dB下げるという情報であったときには、音声信号再調整部は調整済音声信号を7.5Vに再調整する。それにより、出力機器により増幅されて出力されても音量が大きくなりすぎることを防ぐことができる。
<実施形態6−1の処理の流れ>
図27は、実施形態6−1の処理の流れの一例を示したものである。まず、入力端子に入力される音声信号を取得する(S2701)。次に、音量レベルを定める情報である固定レベル情報を取得し(S2702)、入力端子に入力される音声信号を、その音声信号の音量レベルに依存せずに前記固定レベル情報に基づいて定まる調整済音声信号に調整する(S2703)。続いて、入力端子音量レベル情報を取得し(S2704)、前記調整済音声信号を、前記出力端子音量レベル情報に基づいて定まる再調整済音声信号に再調整する(S2705)。
具体的には、入力された音声信号は、実施形態4で説明したように調整済音声信号に変換される。同時に、入力端子ごとの音量レベルを定める入力端子音量レベル情報を記憶領域から取得する。入力端子音量レベル情報の取得は、デフォルト値としてあるいはユーザがあらかじめ設定し記憶領域に保持させている情報を、音声信号の入力があった場合に自動で行う。次に、取得された入力端子音量レベル情報によって前記調整済音声信号の音量レベルを再調整済音声信号に再調整する。
<実施形態6−2の構成>
図28に本実施形態での機能ブロックの一例を示した。本実施形態は実施形態6−1の音量レベルの調整に代えて、音量バランス等を調整するものである。本実施形態の「AV装置」(2800)は、実施形態4−2を基本として「入力端子」(2801)と、「固定バランス等情報保持部」(2802)と、「音声信号バランス等調整部」(2803)と、「音量バランス等情報取得部」(2804)と、「音声信号バランス等再調整部」(2805)とを有し、さらに音量バランス等情報取得部(2804)が「入力端子音量バランス等情報取得手段」(2807)を有し、音声信号バランス等再調整部(2805)が、「第二音声信号バランス等再調整手段」(2808)を有することを特徴とする。
「入力端子音量バランス等情報取得手段」(2807)は、本実施形態の音量バランス等情報取得部(2804)が有する手段で、入力端子音量バランス等情報を取得するように構成されている。「入力端子音量バランス等情報」とは、入力端子ごとの音量バランス等を定める情報である。また、出力機器が2.1chや5.1chの音声信号に対応している場合には、それらの入力機器にあった各周波数帯域の音量バランス等の情報を取得する。入力端子音量バランス等情報は、図24に示す出力端子音量バランス等情報と同様のデータ形式で保持されている。入力端子音量バランス等情報取得部は、一の入力端子に対し一の音量バランス等を定める情報を取得する。
「第二音声信号バランス等再調整手段」(2808)は、本実施形態の音声信号バランス等再調整部(2805)が有する手段で、前記音声信号バランス等調整部にて調整された音量バランス等調整済音声信号を、前記入力端子音量バランス等情報に基づいて定まる音量バランス等再調整済音声信号に再調整するように構成されている。実際に入力される音楽等の音量バランス等は出力機器の種類や性能に大きく影響を受ける。第二音声信号バランス等再調整部では、こうした外部入力機器に合わせた音量バランス等の調整を行う。
<実施形態6−2の処理の流れ>
図29は、実施形態6−2の処理の流れの一例を示したものである。まず、入力端子に入力される音声信号を取得する(S2901)。次に、音量バランス等を定める情報である固定バランス等情報を取得し(S2902)、入力端子に入力される音声信号を、その音声信号の音量バランス等に依存せずに前記固定バランス等情報に基づいて定まる音量バランス等調整済音声信号に調整する(S2903)。続いて、入力端子音量バランス等情報を取得し(S2904)、前記音量バランス等調整済音声信号を、前記入力端子音量バランス等情報に基づいて定まる音量バランス等再調整済音声信号に再調整する(S2905)。
<実施形態6の効果>
本実施形態のAV装置によれば、入力端子ごとに適切な音量レベル/音量バランス等情報を取得する事ができる。これにより、入力端子に接続される外部入力機器ごとに最適な一定の音量レベル/音量バランス等の音声信号に調整して出力することができる。
<<実施形態7>>
<実施形態7の概要>
本実施形態の複数のボリューム調整関数を保持しているAV装置は、最適なボリューム調整関数を用いて音量レベル情報を生成することができ、出力端子又は入力端子ごとに適切な音量レベルの音声信号に調整して出力することを特徴とする。
実施形態7−1では音量レベルに関する調整を行うことのできるAV装置について、実施形態7−2では音量バランス等に関する調整を行うことのできるAV装置について説明する。
<実施形態7−1の構成>
図30に本実施形態での機能ブロックの一例を示した。この図に示す「AV装置」(3000)は、実施形態5−1を基本として「入力端子」(3001)と、「固定レベル情報保持部」(1302)と、「音声信号調整部」(3003)と、「音量レベル情報取得部」(3004)と、「音声信号再調整部」(3005)と、「出力端子」(3006)とを有し、さらに音量レベル情報取得部(3004)が「出力端子音量レベル情報取得手段」(3007)を有し、音声信号再調整部(3005)が、「第一音声信号再調整手段」(3008)を有する。そして、さらに「ボリューム調整関数保持部」(3009)と、「ボリューム調整関数取得部」(3010)と、「音量レベル情報生成部」(3011)とを有する。図30に示すAV装置は、実施形態5−1を基本としているが、実施形態6−1を基本とするものであってもよい。
「ボリューム調整関数保持部」(3009)は、複数種類のボリューム調整関数を保持するように構成されている。「ボリューム調整関数」とは、音量レベルを調整するための関数で、音量レベルの変化の度合いを決める関係をいう。図31(A)にボリューム調整関数の一例を示す。図31(A)のようなダイアル式の音量レベルの調整つまみの場合を説明する。図31(A)は、つまみの回転角度によって音量レベルとの関係を示すボリューム調整関数のグラフである。この図にあるように、ボリューム調整関数はaのように比例関係であっても、音量レベルの変化量が異なるb、c、dのような比例しない関係であってもよい。dのボリューム調整関数は、音量レベルの小さい時には細かく音量を設定でき、音量が大きくなるにつれ、つまみの回転角度に対する音量の増加量が大きくなる関数である。また、図示はしていないが、比例関係である場合には、その傾きを変化させることによって、ボリュームの増加量を変えた関数であってもよい。
「ボリューム調整関数取得部」(3010)は、出力端子又は入力端子ごとに前記ボリューム調整関数の一を取得するように構成されている。前記ボリューム調整関数保持部にて保持されている複数のボリューム調整関数の中から、出力端子又は入力端子ごとに最適なボリューム調整関数の一を選択し、取得する。図31(A)の場合には、出力端子1はaのボリューム調整関数を利用し、出力端子2はcのボリューム調整関数を利用するといったように選択する。取得方法としては、表示部に複数のボリューム調整関数を表示し、リモコンやマウスのような入力手段でその一を選択することによって取得する方法がわかりやすい。例えば、ボリューム調整関数の数式やグラフを表示したり、すごく細かい/細かい/標準のように表示することができる。
「音量レベル情報生成部」(3011)は、前記ボリューム調整関数取得部にて取得したボリューム調整関数を利用して音量レベル情報を生成するように構成されている。生成方法としては、例えばつまみを用いてそのつまみのまわす角度によって、又は表示部に音量レベルメーターを表示しリモコンなどでユーザに設定させることで生成することができる。図31(A)において、aのボリューム調整関数を選択し、つまみをrまで回転させたときには、sの音量レベルを定める音量レベル情報を生成する。音量レベル情報生成部にて生成した音量レベル情報は、前記音量レベル情報取得部にて取得され、音声信号再調整部での再調整済音声信号の調整に利用される。
<実施形態7−1の処理の流れ>
図32は、実施形態7−1の処理の流れの一例を示したものである。まず、入力端子に入力される音声信号を取得する(音声信号取得ステップ S3201)。次に、音量レベルを定める情報である固定レベル情報を取得し(固定レベル取得ステップ S3202)、入力端子に入力される音声信号を、その音声信号の音量レベルに依存せずに前記固定レベル情報に基づいて定まる調整済音声信号に調整する(音声信号調整ステップ S3203)。続いて、複数種類のボリューム調整関数から出力端子又は入力端子ごとに一のボリューム調整関数を取得する(ボリューム調整関数取得ステップ S3204)。次に、前記ボリューム調整関数取得ステップにて取得したボリューム調整関数を利用して音量レベル情報を生成する(音量レベル情報生成ステップ S3205)。最後に、前記音声信号調整ステップにて調整された調整済音声信号を、前記音量レベル情報生成ステップにて生成した音量レベル情報に基づいて定まる再調整済音声信号に再調整する(音声信号再調整ステップ S3206)。
具体的には、あらかじめ複数種類のボリューム調整関数を記録領域に記録しておく。出力端子又は入力端子ごとに一のボリューム調整関数を選択することにより、音量レベル情報を作成する。この音量レベル情報の作成は、デフォルト値としてあるいはユーザがあらかじめ設定し記憶領域に保持させている情報を、音声信号の入力があった場合に自動で行うようにしてもよいし、音声信号の入力を検知するごとに設定を行うようにしてもよい。生成した音量レベル情報を用い、実施形態1及び2で説明した処理を行い、音声信号を出力する。
<実施形態7−2の構成>
図33に本実施形態での機能ブロックの一例を示した。本実施形態は実施形態7−1の音量レベルの調整に代えて、音量バランス等を調整するものである。この図に示す「AV装置」(3300)は、実施形態5−2を基本として「入力端子」(3301)と、「固定バランス等情報保持部」(3302)と、「音声信号バランス等調整部」(3303)と、「音量バランス等情報取得部」(3304)と、「音声信号バランス等再調整部」(3305)と、「出力端子」(3306)とを有し、さらに音量バランス等情報取得部(3304)が「出力端子音量バランス等情報取得手段」(3307)を有し、音声信号バランス等再調整部(3305)が、「第一音声信号バランス等再調整手段」(3308)を有する。そして、さらに「音量バランス等調整関数保持部」(3309)と、「音量バランス等調整関数取得部」(3310)と、「音量バランス等情報生成部」(3311)とを有する。図33のAV装置は、実施形態5−2を基本としているが、実施形態6−2を基本とするものであってもよい。
「音量バランス等調整関数保持部」(3309)は、複数種類の音量バランス等調整関数を保持するように構成されている。「音量バランス等調整関数」とは、音量バランス等を調整するための関数で、音量バランス等の変化の度合いを決める関係をいう。図31(B)に音量バランス等調整関数の一例を示す。図31(B)のようなダイアル式の音量バランス等の調整つまみの場合を説明する。調整つまみは、低音、高音等の周波数帯域や右スピーカー、左スピーカー等のスピーカーごとに各一ずつ有してもよいし、一のつまみによってそれぞれの音量バランスを調整するようにしてもよい。この図にあるように、音量バランス等調整関数はaのように比例関係であっても、音量レベルの変化量が異なるb、cのような比例しない関係であってもよい。
「音量バランス等調整関数取得部」(3310)は、出力端子又は入力端子ごとに前記音量バランス等調整関数の一を取得するように構成されている。前記音量バランス等調整関数保持部にて保持されている複数の音量バランス等調整関数の中から、出力端子又は入力端子ごとに最適な音量バランス等調整関数の一を選択し、取得する。図31(B)の場合には、出力端子1はaの音量バランス等調整関数を利用し、出力端子2はcの音量バランス等調整関数を利用するといったように選択する。取得方法としては、表示部に複数の音量バランス等調整関数を表示し、リモコンやマウスのような入力手段でその一を選択することによって取得する方法がわかりやすい。例えば、音量バランス等調整関数の数式やグラフを表示したり、「すごく細かい/細かい/標準」のように表示することができる。
「音量バランス等情報生成部」(3311)は、前記音量バランス等調整関数取得部にて取得した音量バランス等調整関数を利用して音量バランス等情報を生成するように構成されている。生成方法としては、例えばダイアルを用いてそのダイアルのまわす角度によって、又は表示部に音量バランス等メーターを表示しリモコンなどでユーザに設定させることで生成することができる。図31(B)において、aの音量バランス等調整関数を選択し、つまみをrまで回転させたときには、tの音量バランスを定める音量バランス等情報を生成する。音量バランス等情報生成部にて生成した音量バランス等情報は、前記音量バランス等情報取得部にて取得され、音声信号バランス等再調整部での音量バランス等再調整済音声信号の調整に利用される。
<実施形態7−2の処理の流れ>
図34は、実施形態7−2の処理の流れの一例を示したものである。まず、入力端子に入力される音声信号を取得する(音声信号取得ステップ S3401)。次に、音量バランス等を定める情報である固定バランス等情報を取得し(固定バランス等取得ステップ S3402)、入力端子に入力される音声信号を、その音声信号の音量バランス等に依存せずに前記固定バランス等情報に基づいて定まるバランス等調整済音声信号に調整する(音声信号バランス等調整ステップ S3403)。続いて、複数種類の音量バランス等調整関数から出力端子又は入力端子ごとに一の音量バランス等調整関数を取得する(音量バランス等調整関数取得ステップ S3404)。次に、前記音量バランス等調整関数取得ステップにて取得したボリューム調整関数を利用して音量バランス等情報を生成する(音量バランス等情報生成ステップ S3405)。最後に、前記音声信号調整ステップにて調整された音量バランス等調整済音声信号を、前記音量バランス等情報生成ステップにて生成した音量バランス等情報に基づいて定まる音量バランス等再調整済音声信号に再調整する(音声信号再調整ステップ S3406)。
<実施形態7の効果>
本実施形態の複数のボリューム調整関数/音量バランス等調整関数を保持しているAV装置によれば、最適なボリューム調整関数/音量バランス等調整関数を用いて音量レベル情報/音量バランス情報を生成することができる。これにより、入力端子に入力された音声信号を、出力端子又は入力端子ごとに適切な音量レベル/音量バランス等の音声信号に調整して出力することができる。
<<実施形態8>>
<実施形態8の概要>
これまでの実施形態のAV装置においては、再調整済音声信号にて出力されている時に、リモコン等によりユーザが好みの音量レベル/音量バランス等の設定を変更しても、その変更は記憶されず、次回の外部入力機器接続時には設定された再調整済音声信号にて出力される。本実施形態のAV装置は音量レベル情報保持部又は音量バランス等情報保持部を有し、次回の外部入力機器接続時にはユーザが変更した音量レベル/音量バランス等によって出力することを特徴とする。
実施形態8−1では音量レベルに関する調整を行うことのできるAV装置について、実施形態8−2では音量バランス等に関する調整を行うことのできるAV装置について説明する。
<実施形態8−1の構成>
図35に本実施形態での機能ブロックの一例を示した。本実施形態の「AV装置」(3500)は、実施形態7−1を基本として「入力端子」(3501)と、「固定レベル情報保持部」(3502)と、「音声信号調整部」(3503)と、「音量レベル情報取得部」(3504)と、「音声信号再調整部」(3505)と、「出力端子」(3506)と、「ボリューム調整関数保持部」(3509)と、「ボリューム調整関数取得部」(3510)と、「音量レベル情報生成部」(3511)とを有し、さらに音量レベル情報取得部(3504)が「出力端子音量レベル情報取得手段」(3507)を有し、音声信号再調整部(3505)が「第一音声信号再調整手段」(3508)を有する。そして、さらに「音量レベル情報保持部」(3512)を有し、音量レベル情報取得部(3504)が「デフォルト取得手段」(3513)を有することを特徴とする。
「音量レベル情報保持部」(3512)は、外部接続による音声信号の入力終了時の再調整済音声信号の音量レベル情報を保持するように構成されている。「外部接続による音声信号の入力終了時」とは、AV装置と外部オーディオ装置との接続を切った時、あるいは外部オーディオ装置又はAV装置の電源OFF時をいう。実際には、再調整済音声信号にて出力している音声信号の音量レベルが、ユーザにより変更された時の音量レベルを記憶領域に保持しておき、外部接続による音声信号の入力終了時を検知した場合に音量レベル情報保持部に記録するようにする。デフォルト値として保持する音量レベル情報は一に限られず、二以上であってもよい。
「デフォルト取得手段」(3513)は、本実施形態の音量レベル情報取得部(3504)の有する手段で、音声信号の入力再開時の最初の音量レベル情報を取得するに際して、この音量レベル情報保持部に保持された音量レベル情報を取得するように構成されている。あらかじめ設定されている音量レベル情報に代えて、音量レベル情報保持部に保持されている音量レベル情報によって、再調整済音声信号を調整するために、音量レベル情報取得部はデフォルト取得手段を有している。
<実施形態8−1の処理の流れ>
図36は、実施形態8−1の処理の流れの一例を示したものである。まず、入力端子に入力される音声信号を取得する(音声信号取得ステップ S3601YES)。次に、出力端子又は入力端子ごとの音量レベル情報を取得する(音量レベル情報取得ステップ S3602)。続いて、外部接続による音声信号の入力終了を検知した場合に(入力終了検知ステップ S3603YES)、入力終了検知時の音量レベル情報を保持する(音量レベル情報保持ステップ S3604)。処理フローを終了せず(S3605)、音声信号の入力が再開された時には(S3601YES)、音量レベル情報を取得するに際して、前記音量レベル情報保持ステップにて保持された音量レベル情報を取得する。(デフォルト取得ステップ S3602)。
具体的には、実施形態4から6において説明した処理により音声信号を出力しているAV装置において、音量レベル情報を取得あるいは生成した場合には、その情報を記憶領域に記憶する。また、その後に音量レベル情報を変更し、新しい再調整済音声信号に調整した場合には、前に記憶している情報に代えて最新の音量レベル情報を記憶するようにする。次に音声信号の入力終了を検知する。例えば、AV装置又は外部オーディオ装置の電源が切られた場合には、電源OFF信号を音声信号の入力終了として検知する。また、音楽等の再生がすべて終了し、所定時間音声信号が入力されないような場合には、無信号時間の検知により音声信号の入力終了を検知するようにしてもよい。音声信号の入力終了を検知した場合に、一時的に記憶領域に記録していた音量レベル情報を確定し、音量レベル情報保持部に記録する。次に音量レベル情報取得の際に、この音量レベル情報保持部に保持されている音量レベル情報を取得し、再調整済音声信号とする。
<実施形態8−2の構成>
図37に本実施形態での機能ブロックの一例を示した。本実施形態は実施形態8−1の音量レベルの調整に代えて、音量バランス等を調整するものである。本実施形態の「AV装置」(3700)は、実施形態7−2を基本として「入力端子」(3701)と、「固定バランス等情報保持部」(3702)と、「音声信号バランス等調整部」(3703)と、「音量バランス等情報取得部」(3704)と、「音声信号バランス等再調整部」(3705)と、「出力端子」(3706)と、「音量バランス等調整関数保持部」(3709)と、「音量バランス等調整関数取得部」(3710)と、「音量バランス等情報生成部」(3711)とを有し、さらに音量バランス等情報取得部(3704)が「音量レベル情報取得手段」(3707)を有し、音声信号再調整部(3705)が「第一音声信号再調整手段」(3708)を有する。そして、さらに「音量バランス等情報保持部」(3712)を有し、音量レベル情報取得部(3704)が「音量バランス等デフォルト取得手段」(3713)を有することを特徴とする。
「音量バランス等情報保持部」(3712)は、外部接続による音声信号の入力終了時の音量バランス等再調整済音声信号の音量バランス等情報を保持するように構成されている。「外部接続による音声信号の入力終了時」とは、AV装置と外部オーディオ装置との接続を切った時、あるいは外部オーディオ装置又はAV装置の電源OFF時をいう。実際には、音量バランス等再調整済音声信号にて出力している音声信号の音量バランス等が、ユーザにより変更された時の音量バランス等を記憶領域に保持しておき、外部接続による音声信号の入力終了時を検知した場合に音量バランス等情報保持部に記録するようにする。デフォルト値として保持する音量バランス等情報は一に限られず、二以上であってもよい。
「音量バランス等デフォルト取得手段」(3713)は、本実施形態の音量バランス等情報取得部(3704)の有する手段で、音声信号の入力再開時の最初の音量バランス等情報を取得するに際して、この音量バランス等情報保持部に保持された音量バランス等情報を取得するように構成されている。あらかじめ設定されている音量バランス等情報に代えて、音量バランス等情報保持部に保持されている音量バランス等情報によって、音量バランス等再調整済音声信号を調整するために、音量バランス等情報取得部はデフォルト取得手段を有している。
<実施形態8−2の処理の流れ>
図38は、実施形態8−2の処理の流れの一例を示したものである。まず、入力端子に入力される音声信号を取得する(音声信号取得ステップ S3801YES)。次に、出力端子又は入力端子ごとの音量バランス等情報を取得する(音量バランス等情報取得ステップ S3802)。続いて、外部接続による音声信号の入力終了を検知した場合に(入力終了検知ステップ S3803YES)、入力終了検知時の音量バランス等情報を保持する(音量バランス等情報保持ステップ S3804)。処理フローを終了せず(S3805)、音声信号の入力が再開された時には(S3801YES)、音量バランス等情報を取得するに際して、前記音量バランス等情報保持ステップにて保持された音量バランス等情報を取得する。(音量バランス等デフォルト取得ステップ S3802)。
<実施形態8の効果>
本実施形態のAV装置によれば、前回使用していた音量レベル/音量バランス等情報を保持することが可能となる。これにより、音量レベル/音量バランス等を毎回設定することなく、ユーザの手間を省くことができる。
<<実施形態9>>
<実施形態9の概要>
本実施形態のAV装置は、入力端子へのプラグを挿入を検知することにより、外部装置の接続を検出し、入力端子に入力される音声信号を適切な音量レベル/音量バランス等の音声信号に調整することを特徴とする。
<実施形態9−1の構成>
図39に本実施形態での機能ブロックの一例を示した。本実施形態の「AV装置」(3900)は、実施形態4を基本として「入力端子」(3901)と、「固定レベル情報保持部」(3902)と、「音声信号調整部」(3903)とを有し、さらに「判断部」(3904)を有する。
<実施形態9−2の構成>
図40に本実施形態での機能ブロックの一例を示した。本実施形態は実施形態9−1の音量レベルの調整に代えて、音量バランス等を調整するものである。本実施形態の「AV装置」(4000)は、実施形態4を基本として「入力端子」(4001)と、「固定バランス等情報保持部」(4002)と、「音声信号バランス等調整部」(4003)とを有し、さらに「判断部」(4004)を有する。
本実施形態9は、実施形態4を基本としたが、実施形態5から8のいずれを基本とするものであってよい。また、実施形態1から3に記載の「AV信号入力部」、「音声信号転送部」、「スイッチ」、「スイッチ制御部」、「ロック信号制御部」などの構成を有していてもよい。
本実施形態の「判断部」(3904、4004)は、実施形態1にて説明した検知部と同様の機能を果たし、入力端子に対するプラグの挿抜を検知して外部接続があるか判断するように構成されている。具体的には、まず所定の信号を周期的に収集しておく。そして、プラグが挿入された場合には、端子が物理的に接続状態を示すLOWの状態になり、また、プラグを抜き出した場合には、非接続状態を示すHIGHの状態になるため、抵抗値が変わり収集される信号に変化が生じプラグの挿抜を検知することができる。判断部は、プラグの挿抜時だけでなく、プラグ挿入時にAV装置の電源を入れた場合にも、信号の到来によりプラグの挿入を検知して、外部接続があるかを判断することができるようにしてもよい。
本実施形態の「音声信号調整部」(3903)は、判断部(3904)にて外部接続があると判断した場合には、入力端子に入力される音声信号を、その音声信号の音量レベルに依存せずに前記固定レベル情報に基づいて定まる調整済音声信号に調整するように構成されている。また、「音声信号バランス等調整部」(4003)は、判断部(4004)にて外部接続があると判断した場合には、前記音声信号バランス等調整部は、入力端子に入力される音声信号を、その音声信号の音量バランス等に依存せずに前記固定バランス等情報に基づいて定まる音量バランス等調整済音声信号に調整するように構成されている。これにより、ユーザは入力モードの設定などを変更することなく、プラグの挿入のみによって外部入力音声をAV装置に適切な音量レベル/音量バランス等の出力音声とすることが可能となり、モバイルオーディオに保存されている音楽などをAV装置のスピーカーを通じて迫力のある音響で聴くことが可能となる。
<実施形態9−1の処理の流れ>
図41は、実施形態6−1の処理の流れの一例を示したものである。まず、入力端子への外部接続の有無を判断する(判断ステップ S4101)。次に、入力端子に入力される音声信号を取得する(音声信号取得ステップ S4102)。続いて、前記判断ステップにて外部接続があると判断した場合に、音量レベルを定める情報である固定レベル情報を取得する(固定レベル情報取得ステップ S4103)。最後に、入力端子に入力される音声信号を、その音声信号の音量レベルに依存せずに前記固定レベル取得ステップにて取得した固定レベル情報に基づいて定まる調整済音声信号に調整する(音声信号調整ステップ S4104)。
<実施形態9−2の処理の流れ>
図42は、実施形態9−2の処理の流れの一例を示したものである。まず、入力端子への外部接続の有無を判断する(判断ステップ S4201)。次に、入力端子に入力される音声信号を取得する(音声信号取得ステップ S4202)。続いて、音量バランス等を定める情報である固定バランス等情報を取得する(固定バランス等情報取得ステップ S4203)。最後に、入力端子に入力される音声信号を、その音声信号の音量バランス等に依存せずに前記固定バランス等取得ステップにて取得した固定バランス等情報に基づいて定まる音量バランス等調整済音声信号に調整する(音声信号音量バランス等調整ステップ S4204)。
<実施形態9の効果>
本実施形態のAV装置によれば、入力端子へのプラグの挿抜を検知することにより外部装置があるかを判断することができる。これにより、ユーザは入力モードの設定などを変更することなく、プラグの挿入を行うだけで適切な音量レベル/音量バランス等の音声信号に調整することができ、ユーザの手間を省くことができる。
実施形態1を説明するための概念図 実施形態1を説明するための機能ブロック図 実施形態1を説明するための模式図 実施形態1の処理の流れを説明するための図 実施形態2を説明するための機能ブロック図 モニター出力時のケーブル接続例を示す図 実施形態2の端子の関係を示す概念図 実施形態2の処理の流れを説明するための図 実施形態3を説明するための機能ブロック図 実施形態3の処理の流れを説明するための図 実施形態4−1を説明するための機能ブロック図 音声信号調整部を説明するための図 音声信号調整部の処理の流れを説明するための図 実施形態4−1の処理の流れを説明するための図 実施形態4−2を説明するための機能ブロック図 音声信号バランス等調整部を説明するための図 音声信号バランス等調整部の処理の流れを説明するための図 実施形態4−2の処理の流れを説明するための図 実施形態5−1を説明するための機能ブロック図 出力端子音量レベル情報を説明するための図 第一音声信号再調整手段及び第一音声信号バランス等再調整手段を説明するための図 実施形態5−1の処理の流れを説明するための図 実施形態5−2を説明するための機能ブロック図 出力端子音量バランス等情報を説明するための図 実施形態5−2の処理の流れを説明するための図 実施形態6−1を説明するための機能ブロック図 実施形態6−1の処理の流れを説明するための図 実施形態6−2を説明するための機能ブロック図 実施形態6−2の処理の流れを説明するための図 実施形態7−1を説明するための機能ブロック図 ボリューム調整関数及び音量バランス等調整関数を説明するための図 実施形態7−1の処理の流れを説明するための図 実施形態7−2を説明するための機能ブロック図 実施形態7−2の処理の流れを説明するための図 実施形態8−1を説明するための機能ブロック図 実施形態8−1の処理の流れを説明するための図 実施形態8−2を説明するための機能ブロック図 実施形態8−2の処理の流れを説明するための図 実施形態9−1を説明するための機能ブロック図 実施形態9−2を説明するための機能ブロック図 実施形態9−1の処理の流れを説明するための図 実施形態9−2の処理の流れを説明するための図
符号の説明
0200、1100、1500 AV装置
0201、1101、1501 入力端子
0202 検知部
0203 AV信号入力部
0204 音声信号転送部
0205 スイッチ
0206 スイッチ制御部
1102 固定レベル情報保持部
1103 音声信号調整部
1502 固定バランス等情報保持部
1503 音声信号バランス等調整部

Claims (24)

  1. 外部音声信号の入力を行うための入力端子と、
    入力端子に対するプラグの挿抜を検知する検知部と、
    内部取得されたAV信号入力のためのAV信号入力部と、
    音声信号処理回路に音声信号を転送するための音声信号転送部と、
    前記入力端子か、AV信号入力部かのいずれか一を選択して音声信号転送部に接続するためのスイッチと、
    前記検知部にて入力端子へのプラグの挿入を検知した場合には、その入力端子を音声信号転送部に接続させるスイッチ制御をするスイッチ制御部と、
    を有するAV装置。
  2. 前記音声信号転送部は、モニター出力処理回路に対して音声信号を転送するためのモニター出力転送手段を有し、
    スイッチの切換をロックするためのロック信号を取得するロック信号取得部を有し、
    前記AV信号入力部がスイッチによって音声信号転送部に接続されており、前記ロック信号取得部がロック信号を取得している場合には、
    前記スイッチ制御部は、前記検知部での検知結果がプラグの挿入検知があったとの検知結果であっても入力端子に入力される音声信号を前記音声信号転送部のうちでモニター出力転送手段には接続させないスイッチ制御をするロックスイッチ制御手段を有する
    請求項1に記載のAV装置。
  3. 前記スイッチ制御部は、
    前記入力端子から入力される音声信号がスイッチによって音声信号転送部に接続されている状態で、前記検知部にて入力端子からのプラグの抜出を検知した場合には、音声信号転送部に接続する入力を入力端子からAV信号入力部に切り換える抜出検知スイッチ制御手段を有する
    請求項1又は2に記載のAV装置。
  4. 外部音声信号の入力を行うための入力端子と、
    所定の音量レベルを定める情報である固定レベル情報を保持する固定レベル情報保持部と、
    入力端子に入力される音声信号を、その音声信号の音量レベルに依存せずに前記固定レベル情報に基づいて定まる調整済音声信号に調整する音声信号調整部と、
    を有するAV装置。
  5. 複数種類の出力端子と、
    音量レベルを定める情報である音量レベル情報を取得する音量レベル情報取得部と、
    前記音声信号調整部にて調整された調整済音声信号を、前記音量レベル情報に基づいて定まる再調整済音声信号に再調整する音声信号再調整部と、を有し、
    前記音量レベル情報取得部は、出力端子ごとの音量レベルを定める情報である出力端子音量レベル情報を取得する出力端子音量レベル情報取得手段と、
    前記音声信号再調整部は、前記音声信号調整部にて調整された調整済音声信号を、前記出力端子音量レベル情報に基づいて定まる再調整済音声信号に再調整する第一音声信号再調整手段と、
    をさらに有する請求項4に記載のAV装置。
  6. 前記入力端子以外の一以上の他の入力端子と、
    音量レベルを定める情報である音量レベル情報を取得する音量レベル情報取得部と、
    前記音声信号調整部にて調整された調整済音声信号を、前記音量レベル情報に基づいて定まる再調整済音声信号に再調整する音声信号再調整部と、を有し、
    前記音量レベル情報取得部は、入力端子ごとの音量レベルを定める情報である入力端子音量レベル情報を取得する入力端子音量レベル情報取得手段と、
    前記音声信号再調整部は、前記音声信号調整部にて調整された調整済音声信号を含む音声信号を、前記入力端子音量レベル情報に基づいて定まる再調整済音声信号に再調整する第二音声信号再調整手段と、
    をさらに有する請求項4に記載のAV装置。
  7. 複数種類のボリューム調整関数を保持するボリューム調整関数保持部と、
    出力端子又は入力端子ごとに前記ボリューム調整関数の一を取得するボリューム調整関数取得部と、
    前記ボリューム調整関数取得部にて取得したボリューム調整関数を利用して音量レベル情報を生成する音量レベル情報生成部と、
    をさらに有する請求項5又は6に記載のAV装置。
  8. 前記入力端子への音声信号の入力終了時の再調整済音声信号の音量レベル情報を保持する音量レベル情報保持部を有し、
    前記音量レベル情報取得部は、音声信号の入力再開時の最初の音量レベル情報を取得するに際して、この音量レベル情報保持部に保持された音量レベル情報を取得するデフォルト取得手段を有する請求項7に記載のAV装置。
  9. 入力端子に対するプラグの挿抜を検知して外部接続があるか判断する判断部をさらに有し、
    前記判断部にて外部接続があると判断した場合には、前記音声信号調整部は、入力端子に入力される音声信号を、その音声信号の音量レベルに依存せずに前記固定レベル情報に基づいて定まる調整済音声信号に調整する請求項4から8のいずれか一に記載のAV装置。
  10. 外部音声信号の入力を行うための入力端子と、
    所定の音量バランス等を定める情報である固定バランス等情報を保持する固定バランス等情報保持部と、
    入力端子に入力される音声信号を、その音声信号の音量バランス等に依存せずに前記固定バランス等情報に基づいて定まる音量バランス等調整済音声信号に調整する音声信号バランス等調整部と、
    を有するAV装置。
  11. 複数種類の出力端子と、
    音量バランス等を定める情報である音量バランス等情報を取得する音量バランス等情報取得部と、
    前記音声信号バランス等調整部にて調整された音量バランス等調整済音声信号を、前記音量バランス等情報に基づいて定まる音量バランス等再調整済音声信号に再調整する音声信号バランス等再調整部と、を有し、
    前記音量バランス等情報取得部は、出力端子ごとの音量バランス等を定める情報である出力端子音量バランス等情報を取得する出力端子音量バランス等情報取得手段と、
    前記音声信号バランス等再調整部は、前記音声信号バランス等調整部にて調整された音量バランス等調整済音声信号を、前記出力端子音量バランス等情報に基づいて定まる音量バランス等再調整済音声信号に再調整する第一音声信号バランス等再調整部と、
    をさらに有する請求項10に記載のAV装置。
  12. 前記入力端子以外の一以上の他の入力端子と、
    音量バランス等を定める情報である音量バランス等情報を取得する音量バランス等情報取得部と、
    前記音声信号バランス等調整部にて調整された音量バランス等調整済音声信号を、前記音量バランス等情報に基づいて定まる音量バランス等再調整済音声信号に再調整する音声信号バランス等再調整部と、を有し、
    前記音量バランス等情報取得部は、入力端子ごとの音量バランス等を定める情報である入力端子音量バランス等情報を取得する入力端子音量バランス等情報取得部と、
    前記音声信号バランス等再調整部は、前記音声信号バランス等調整部にて調整された音量バランス等調整済音声信号を含む音声信号を、前記入力端子音量バランス等情報に基づいて定まる音量バランス等再調整済音声信号に再調整する第二音声信号バランス等再調整部と、
    をさらに有する請求項10に記載のAV装置。
  13. 複数種類の音量バランス等調整関数を保持する音量バランス等調整関数保持部と、
    出力端子又は入力端子ごとに前記音量バランス等調整関数の一を取得する音量バランス等調整関数取得部と、
    前記音量バランス等調整関数取得部にて取得した音量バランス等調整関数を利用して音量バランス等情報を生成する音量バランス等情報生成部と、
    をさらに有する請求項11又は12に記載のAV装置。
  14. 前記入力端子への音声信号の入力終了時の音量バランス等再調整済音声信号の音量バランス等情報を保持する音量バランス等情報保持部を有し、
    前記音量バランス等情報保持部は、音声信号の入力再開時の最初の音量バランス等情報を取得するに際して、この音量バランス等情報保持部に保持された音量バランス等情報を取得する音量バランス等デフォルト手段を有する請求項13に記載のAV装置。
  15. 入力端子に対するプラグの挿抜を検知して外部接続があるか判断する判断部をさらに有し、
    前記判断部にて外部接続があると判断した場合には、前記音声信号バランス等調整部は、入力端子に入力される音声信号を、その音声信号の音量バランス等に依存せずに前記固定バランス等情報に基づいて定まる音量バランス等調整済音声信号に調整する請求項10から14のいずれか一に記載のAV装置。
  16. 外部音声信号の入力を行うための入力端子と、
    入力端子に対するプラグの挿抜を検知する検知部と、
    内部取得されたAV信号入力のためのAV信号入力部と、
    音声信号処理回路に音声信号を転送するための音声信号転送部と、
    前記入力端子か、AV信号入力部かのいずれか一を選択して音声信号転送部に接続するためのスイッチと、を有するAV装置の動作方法であって、
    前記検知部にて入力端子へのプラグの挿入を検知した場合には、その入力端子を音声信号転送部に接続させるスイッチ制御をするスイッチ制御ステップを有するAV装置の動作方法。
  17. 前記音声信号転送部は、モニター出力処理回路に対して音声信号を転送するためのモニター出力転送手段を有し、
    スイッチの切換をロックするためのロック信号を取得するロック信号取得ステップを有し、
    前記AV信号入力部がスイッチによって音声信号転送部に接続されており、前記ロック信号取得ステップにてロック信号を取得している場合には、
    前記スイッチ制御ステップは、前記検知部での検知結果がプラグの挿入検知があったとの検知結果であっても入力端子に入力される音声信号を前記音声信号転送部のうちでモニター出力転送手段には接続させないスイッチ制御をするロックスイッチ制御ステップを有する
    請求項16に記載のAV装置の動作方法。
  18. 前記スイッチ制御ステップは、
    前記入力端子から入力される音声信号がスイッチによって音声信号転送部に接続されている状態で、前記検知部にて入力端子からのプラグの抜出を検知した場合には、音声信号転送部に接続する入力を入力端子からAV信号入力部に切り換える抜出検知スイッチ制御ステップを有する
    請求項16又は17に記載のAV装置の動作方法。
  19. 入力端子に入力される音声信号を取得する音声信号取得ステップと、
    所定の音量レベルを定める情報である固定レベル情報を取得する固定レベル情報取得ステップと、
    前記音声信号取得ステップにて取得した音声信号を、その音声信号の音量レベルに依存せずに前記固定レベル情報取得ステップにて取得した固定レベル情報に基づいて定まる調整済音声信号に調整する音声信号調整ステップと、
    を有するAV装置の動作方法。
  20. 複数種類のボリューム調整関数から出力端子又は入力端子ごとに一のボリューム調整関数を取得するボリューム調整関数取得ステップと、
    前記ボリューム調整関数取得ステップにて取得したボリューム調整関数を利用して出力端子又は入力端子ごとの音量レベルを定める音量レベル情報を生成する音量レベル情報生成ステップと、
    前記音声信号調整ステップにて調整された調整済音声信号を、前記音量レベル情報生成ステップにて生成した音量レベル情報に基づいて定まる再調整済音声信号に再調整する音声信号再調整ステップと、
    を有する請求項19に記載のAV装置の動作方法。
  21. 入力端子に入力される音声信号を取得する音声信号取得ステップと、
    出力端子又は入力端子ごとの音量レベルを定める音量レベル情報を取得する音量レベル情報取得ステップと、
    前記入力端子への音声信号の入力終了を検知する入力終了検知ステップと、
    前記入力終了検知ステップにて音声信号の入力終了を検知した場合に、入力終了検知時の音量レベル情報を保持する音量レベル情報保持ステップと、
    音声信号の入力再開時の最初の音量レベル情報を取得するに際して、この音量レベル情報保持ステップにて保持された音量レベル情報を取得するデフォルト取得ステップと、
    を有するAV装置の動作方法。
  22. 入力端子に入力される音声信号を取得する音声信号取得ステップと、
    所定の音量バランス等を定める情報である固定バランス等情報を取得する固定バランス等情報取得ステップと、
    前記音声信号取得ステップにて取得した音声信号を、その音声信号の音量バランス等に依存せずに前記固定バランス等情報取得ステップにて取得した固定バランス等情報に基づいて定まる音量バランス等調整済音声信号に調整する音声信号音量バランス等調整ステップと、
    を有するAV装置の動作方法。
  23. 複数種類の音量バランス等調整関数から出力端子又は入力端子ごとに一の音量バランス等調整関数を取得する音量バランス等調整関数取得ステップと、
    前記音量バランス等調整関数取得ステップにて取得した音量バランス等調整関数を利用して出力端子又は入力端子ごとの音量バランス等を定める音量バランス等情報を生成する音量バランス等情報生成ステップと、
    前記音声信号音量バランス等調整ステップにて調整された音量バランス等調整済音声信号を、前記音量バランス等情報生成ステップにて生成した音量バランス等情報に基づいて定まる音量バランス等再調整済音声信号に再調整する音声信号音量バランス等再調整ステップと、
    を有する請求項22に記載のAV装置の動作方法。
  24. 入力端子に入力される音声信号を取得する音声信号取得ステップと、
    出力端子又は入力端子ごとの音量バランス等を定める音量バランス等情報を取得する音量バランス等情報取得ステップと、
    前記入力端子への音声信号の入力終了を検知する入力終了検知ステップと、
    前記入力終了検知ステップにて音声信号の入力終了を検知した場合に、入力終了検知時の音量バランス等情報を保持する音量バランス等情報保持ステップと、
    音声信号の入力再開時の最初の音量バランス等情報を取得するに際して、この音量バランス等情報保持ステップにて保持された音量バランス等情報を取得する音量バランス等デフォルト取得ステップと、
    を有するAV装置の動作方法。
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