JP2007084249A - 画像形成装置及び記録媒体梱包材 - Google Patents

画像形成装置及び記録媒体梱包材 Download PDF

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Abstract

【課題】塵や埃などの異物が記録媒体の供給口に入り込むのを防止することができ、且つ、使い勝手の良い画像形成装置を提供すること。
【解決手段】積層された記録媒体Pを包装する記録媒体梱包材30が装着可能な供給口25を備え、供給口25に記録媒体梱包材30が装着された状態において記録媒体梱包材30から画像形成部5へ供給される記録媒体Pに画像を形成する画像形成装置1において、記録媒体梱包材30が、記録媒体Pを収納する本体部31と、本体部31と一部を接続した状態で本体部31から分離されるカバー部32とを有し、記録媒体梱包材30が供給口25に装着されたときに、本体部31から分離したカバー部32によって供給口25を覆うように、カバー部25を係止する係止部Sを設ける。
【選択図】 図5

Description

本発明は、積層された記録媒体を包装する記録媒体梱包材が装着可能な供給口を備え、供給口に記録媒体梱包材が装着された状態において記録媒体梱包材から画像形成部へ供給される記録媒体に画像を形成する画像形成装置、及び、画像形成装置の供給口に装着される記録媒体梱包材に関するものである。
従来から、インクジェットプリンタ等の画像形成装置においては、給紙部に送る記録用カット紙を傾斜した給紙トレイ上に堆積させて載置しておき、画像形成時にカット紙を一枚ずつ給紙トレイ上から記録部に搬送して記録を行う自動給紙装置(オート・シート・フィーダ)を備えたものが知られている。
カット紙を上方から給紙する画像形成装置は、カット紙を給紙トレイから給紙部に円滑に送り出すために、包装紙から取り出した積層状態のカット紙を一旦揃えてから給紙トレイ上に載置するため、給紙に手間がかかり面倒であった。この問題を解決するため、例えば、特許文献1に記載される画像形成装置では、積層されたカット紙を紙包装部材で包装したまま、給紙口に装着するようにしている。すなわち、カット紙を積層状態で包装する紙包装部材は、蓋と本体とに完全に切り離すための切離線が形成され、給紙時には、紙包装部材の蓋を切離線に沿って本体から切り離して取り除き、カット紙の縁部を紙包装部材の本体から露出させ、その後、カット紙の露出部分を給紙口に向けるようにして積層されたカット紙を紙包装部材の本体に収容した状態で給紙トレイ上に載置する。このため、特許文献1に記載される画像形成装置は、給紙時にカット紙をカット紙包装部材から取り出して揃える必要がなく、給紙手間を軽減できる。
また、カット紙を上方から給紙する画像形成装置は、カット紙を給紙トレイ上に載置したまま長期間にわたって放置しておくと、カット紙の表面に塵や埃等の異物が溜まり、記録部にカット紙が搬送されるとき、異物等が一緒に記録部に持ち込まれ、記録部のインクジェットのノズルが詰まったり、記録品質が劣化する等の問題があった。この問題を解決するため、特許文献2に記載される画像形成装置は、給紙口を覆うゴミ除去部材が着脱自在に取り付けられている。ゴミ除去部材は、給紙時には、画像形成装置から取り外されて、積層された用紙Pを給紙口に差し込んで給紙トレイに載置しやすくし、給紙後には、画像形成装置に取り付けられて給紙口を覆い、異物等が給紙口に入り込まないようにしている。
特開2001−139078号公報(図3参照) 特開2005−187166号公報(図1参照)
しかしながら、特許文献1に記載される画像形成装置は、カット紙包装部材の蓋を取り除いた本体を給紙トレイ上にそのまま載置するだけであるため、給紙口と紙包装部材との間にできる隙間が上方に開口し、塵や埃などの異物が給紙口と紙包装部材との間にできる隙間に入り込んでしまっていた。そのため、異物等が、画像形成装置内に進入し、上述したように、インクノズルの詰まりや記録品質の劣化などの不具合を誘発していた。
この点、特許文献2に記載される画像形成装置は、ゴミ除去部材により給紙口を覆っているため、異物が給紙口に入り込むのを回避できる。ところが、特許文献2に記載される画像形成装置は、ゴミ除去部材が画像形成装置に着脱可能に取り付けられているため、ゴミ除去部材を紛失する恐れがあり、不便であった。
そこで、本発明は、上記問題点に鑑みてなされたものであって、塵や埃などの異物が記録媒体の供給口に入り込むのを防止することができ、且つ、使い勝手の良い画像形成装置及び記録媒体梱包材を提供することを目的とするものである。
本発明の画像形成装置は、上記目的を達成するために以下の構成を有する。
(1)積層された記録媒体を包装する記録媒体梱包材が装着可能な供給口を備え、供給口に記録媒体梱包材が装着された状態において記録媒体梱包材から画像形成部へ供給される記録媒体に画像を形成する画像形成装置において、記録媒体梱包材が、記録媒体を収納する本体部と、本体部と一部を接続した状態で本体部から分離されるカバー部とを有し、記録媒体梱包材が供給口に装着されたときに、本体部から分離したカバー部によって供給口を覆うように、カバー部を係止する係止部を有することを特徴とする。
(2)(1)に記載の画像形成装置において、係止部が、カバー部の縁部を挿入可能な挿入口であることを特徴とする。
(3)(1)又は(2)に記載の画像形成装置において、記録媒体梱包材が、カバー部を本体部から切り離し可能に設けたものであることを特徴とする。
また、本発明の画像形成装置は、上記目的を達成するために以下の構成を有する。
(4)記録媒体を積層状態で包装するものであり、記録媒体に画像を形成する画像形成装置の供給口に装着される記録媒体梱包材において、記録媒体を収納する本体部と、本体部と一部を接続した状態で本体部から分離され、画像形成装置に設けられた係止部に係止されるカバー部とを有することを特徴とする。
(5)(4)に記載の記録媒体梱包材において、カバー部が本体部から切り離し可能に設けられていることを特徴とする。
上記構成を有する本発明の画像形成装置は、供給口に装着された記録媒体梱包材のカバー部が本体部と一部を接続した状態で本体部から分離され、記録媒体梱包材のカバー部を係止部で係止して供給口を覆うようにしたので、塵や埃などの異物が供給口に入り込むことを防止できる。また、画像形成装置は、積層された記録媒体を包装する記録媒体梱包材を供給口に装着し、その装着された記録媒体梱包材のカバー部によって供給口を覆うので、カバーを紛失することがなく、画像形成装置にカバーを部品として着脱可能に設ける場合と比べて使い勝手を良くすることができる。
また、本発明の画像形成装置によれば、カバー部の縁部を挿入可能な挿入口を係止部とすれば、記録媒体梱包材のカバー部を挿入口に差し込むだけで、簡単に供給口を覆うことができる。
また、本発明の画像形成装置によれば、カバー部が本体部から切り離し可能に設けられているので、従来、記録媒体を取り出された後に直ちに廃棄されていた記録媒体梱包材をカバーとして有効活用し、別途カバー部材を設ける必要がなく、カバー部材を製造するコストや材料費などを削減してコストダウンを図ることができる。
一方、本発明の記録媒体梱包材によれば、記録媒体を収納する本体部と、本体部と一部を接続した状態で本体部から分離され、画像形成装置に設けられた係止部に係止されるカバー部とを有するので、カバー部によって画像形成装置の供給口を覆うように画像形成装置に装着され、画像形成装置の供給口に塵や埃などの異物が入り込むことを防止できる。また、記録媒体梱包材は、所定数の記録媒体を積層状態で包装するものであり、記録媒体を画像形成装置に供給する際に存在するので、画像形成装置の供給口を覆うカバーを紛失することがなく、画像形成装置に供給口を覆うカバーを部品として着脱可能に設ける場合と比べて画像形成装置の使い勝手を良くさせることができる。
また、本発明の記録媒体梱包材によれば、カバー部が本体部から切り離し可能に設けられているので、記録媒体を包装する役割を果たした後、直ちに廃棄されることなく画像形成装置の供給口を覆うカバーとして有効活用することができる。
次に、本発明を具体化した実施形態について説明する。
(第1実施形態)
図1は記録媒体梱包材30を装着された多機能装置1の外観斜視図である。図2は記録媒体梱包材30を装着されていない多機能装置1の外観斜視図である。
第1実施形態では、用紙(記録媒体)Pに画像を形成する画像形成装置の一例として、プリンタ機能、コピー機能、スキャナ機能、ファックス機能を備える多機能装置(MFD:Multi Function Device )1を使用する。本実施形態では、A4サイズの普通紙を記録媒体に適用するが、サイズの異なる普通紙の他、光沢紙や葉書などのコシが強い用紙、材質の異なるOHPシートなどを記録媒体として使用してもよい。
<多機能装置の外観構成>
図1及び図2に示すように、多機能装置1は、本体ケース2の後端側に自動給紙装置3が設けられ、この自動給紙装置3の前方の上側には、コピー機能やスキャナ機能等を使用するための原稿読取装置4が設けられている。原稿読取装置4の下側全体にプリンタ機能などを実現するためのインクジェットプリンタ5が設けられ、その前側には記録されて排紙されてくる用紙P等の被搬送部材を受けるための排紙トレイ10が設けられている。
<多機能装置の内部構成>
図3は図1のII−II線矢視断面図である。
原稿読取装置4自体は、その後端部に設けられている図示しない回転軸を回動の中心として本体ケース2に対して上下方向に回動可能に構成されており、また、同じく後端部の水平軸8を中心にしてカバー体4bが原稿読取装置4のケース4aに対して上下方向に回動可能に装着されている。ケース4aの上面にはカバー体4bの上側に開けることで原稿を載置できる載置用ガラス板6が設けられ、その下側に原稿読取り用のスキャナ装置(図示せず)が本体ケース2の左右方向(図3において紙面に対して垂直な方向、図1において図中X方向)に往復移動自在に設けられている。
本体ケース2の下部前側には、フルカラー記録のためのインクジェットプリンタ5に使用するべく、各色のインク毎の扁平なインクカートリッジ7(個別の色、即ち、ブラック、シアン、マゼンタ、イエロー用)が用紙Pの搬送経路の下方に平行状に静置されている。インクカートリッジ7を装着する装着部の後側に設けられた各色用の中空状のインク針及びインクチューブを介して各色のインクカートリッジ7から記録ヘッドユニット11に各色のインクが供給される。
なお、原稿読取装置4の前側上面には、テンキーや操作キー、液晶表示パネル等を備えるための操作パネル部9が配置されている(図1及び図2では、キーや液晶表示パネルが取り外されている)。原稿読取装置4全体を自動給紙装置3の給紙トレイとしての載置板16方向に近づくように上側に開けると、インクカートリッジ7を交換したり、インクジェットプリンタ5内で紙ジャムが生じた場合でも詰まった用紙Pの除去が実行できるようになっている。
記録ヘッドユニット11は、後に詳述する自動給紙装置3にて搬送される用紙Pの搬送方向(図中矢印A方向)と直交する方向に延びるガイドレール12に沿って往復移動可能であり、プラテン13上に位置する用紙Pの上面に向かって記録ヘッドユニット11から吐出されるインクにて画像が記録され、排紙ローラ14とその上の拍車ローラ(図示せず)等を介して排紙トレイ10に排出できる構成である。
<自動給紙装置の構成>
次に、自動給紙装置3の構成について説明すると、図3に示すように、自動給紙装置3における合成樹脂製の台枠フレーム15は本体ケース2の後部上面に固定されている。この台枠フレーム15には、給紙トレイとしての上向き後方傾斜状の載置板16と、この載置板16の上面にて左右方向に移動可能で用紙Pの幅及び挿入位置を規定するための一対の案内板17a,17bとを備えており、載置板16及び案内板17a,17bはそれぞれ合成樹脂材にて形成されている。載置板16上には、複数枚の用紙Pを積層状態で収納する記録媒体梱包材30を載置できるものである。
図4は多機能装置1の後方から見た要部斜視図である。
一対の案内板17a,17bは、載置板16の裏面に配置された横長のラックに連結され、同じく裏面に設けたピニオンに一対のラックが噛み合うように構成されており、このピニオン及びラック(共に図示せず)の連動により一対の案内板17a,17bが載置板16の左右幅方向(図1のX方向)に移動可能に構成されている。これにより、一対の案内板17a,17bの間に設置された記録媒体梱包材30の幅方向の寸法に応じて記録媒体梱包材30の左右両側縁を支持するように遠近移動すると共に、記録媒体梱包材30を載置板16の幅方向(左右方向)の中央部に載置できるものである。
図3に戻り、台枠フレーム15の下枠部15aには、記録媒体梱包材30から露出する用紙Pの下端縁を支持し、画像形成部に用紙Pを一枚ずつ分離しながら送り出し案内するための複数の分離板18が用紙Pの給送方向(搬送方向)に突出するように配置されている。分離板18の上面には、用紙Pの幅方向の中央部側の下端縁(先端縁)に当接して分離させるための高摩擦係数の分離部を備えている。
図5は図4のIII−III線矢視要部拡大断面図であって、開口部25周辺を示す。
自動給紙装置3の載置板16の下部前方を覆う合成樹脂製の前ケース19の上端と載置板16の表面との間に適宜寸法W1の隙間を設けることにより、適宜枚数の用紙Pを積層状態で記録媒体梱包材30に収容したまま、載置板16の上面に沿って差し込むための開口部(供給口)25となる。
図3に戻り、自動給紙装置3における前ケース19内には、分離板18の上面から上方に適宜距離隔てて回転自在に伝動軸20が軸支されており、この伝動軸20の中途部、つまり用紙Pの幅方向(左右方向)の中央部には、給紙手段としての給紙ローラ21を有する給紙ローラユニットのケース状のアーム22が回動のみ自在に装着されている。また、アーム22は、伝動軸20に被嵌した捩じりバネにより、給紙ローラ21が堆積状態で積層された用紙Pの最上面に押圧されるように弾力付勢されている。前ケース19内の一側には、本体ケース2側に配置した駆動モータ(図示せず)からの動力を伝達するギヤ列が配置されており、伝動軸20を所定方向に回転駆動させるものである。なお、前ケース19における左右方向の中央部の前向きの膨出部位19a(図5参照)の内部に前記アーム22が内包されている。
図5に示すように、多機能装置1は、開口部25に装着された記録媒体梱包材30の一部により開口部25の上方を覆われている。
<記録媒体梱包材の構成>
次に、記録媒体梱包材30の構成について説明する。図6は、多機能装置1に使用される記録媒体梱包材30を示す図であり、(a)は正面図、(b)は背面図、(c)は側面図、(d)は正面を取り除いて内部を示した図である。
記録媒体梱包材30は、所定枚数の用紙Pを積層状態にして内部に収納する箱状のものであり、本体部31とカバー部32と除去部34とを備える。記録媒体梱包材30は、取扱い上便利であれば材質を問わず、例えば、薄紙、厚紙、段ボール紙などの紙を材質としてもよいし、プラスチックなどの合成樹脂を材質としてもよい。記録媒体梱包材30は、図6(a)に示す縦寸法H1と横寸法H2とが包装する用紙Pのサイズに合わせて設定され、図6(c)に示す幅寸法H3が包装する用紙Pの枚数に合わせて設定されている。
本体部31は、略直方体の箱状をなし、多機能装置1に用紙Pを装着する際にも用紙Pに取り付けられて、用紙Pの表面に塵や埃などの異物が付着することを防止するものである。
また、カバー部32は、略矩形状をなし、本体部31から一部を接続した状態で分離されるものである。カバー部32の下端縁には、開口部25を形成するための前ケース19における後下向き傾斜板部19bと、左右両側の案内板17a(17b)の前縁38との隙間(係止部、挿入口)Sに差し込むことができる左右一対の基端部33a、33bが縦方向に延設されている。
さらに、除去部34は、略直方体形状の箱形をなし、本体部31から完全に切り離して除去され、本体部31に収納される用紙Pの下端縁を露出させるものである。
記録媒体梱包材30は、本体部31、カバー部32、除去部34を簡単に加工できるように、切離線C1〜C6と折曲線L1〜L3が形成されている。
切離線C1〜C6は、切り離し位置を示すものである。本実施形態では、切離線C1〜C6を切り離しテープで設け、切り離しテープを引き剥がすだけで切離線C1〜C6に沿って記録媒体梱包材30を切断できるようにしている。切離線C1は、図6(a)に示すように、カバー部32の下端縁(基端部33a,33bを含む。)と除去部34の正面側上端面との間を切断するために、記録媒体梱包材30の正面側側面に形成されている。切離線C2,C3は、カバー部32を本体部31から切り離すために、記録媒体梱包材30の左右側面が正面側側面に対して折り曲げられる角部に沿って形成されている。そのため、カバー部32の横寸法H4は、用紙Pの横寸法に対してほぼ同一又は若干広めにされる。切離線C4〜C6は、図6(b),(c)に示すように、除去部34を本体部31から切り離すために、記録媒体梱包材30の背面側側面と左右側面とに形成されている。
一方、折曲部L1,L2,L3は、折り曲げ位置を示すものである。折曲線L1は、カバー部32を本体部31に対して折り曲げる位置を示すものであり、記録媒体梱包材30の横方向に形成されている。折曲線L2,L3は、基端部33a,33bをカバー部32に対して折り曲げる位置を示すものであり、記録媒体梱包材30の横方向に形成されている。ここで、折曲線L1,L2,L3を横方向に形成するのは、記録媒体梱包材30を多機能装置1に装着したときに、カバー部32を前ケース19の上面に沿って配置し、カバー部32と前ケース19との間の隙間をできるだけ小さくするためである。
なお、記録媒体梱包材30は、図1に示すように、左右一対の基端部33a,33bの最外側辺間の寸法H4が開口部25の幅寸法H5と同じか、またはH5より短くなるように設定することにより、カバー部32が多機能装置1の側方へ飛び出して邪魔になったり、カバー部32が多機能装置1から外れることを防止している。本実施形態においては、H4がH5より短くなるように設定されている。
また、記録媒体梱包材30は、図6(d)に示すように、背面側側面の内側であって切離線C4より上方に、クリーナ35が貼着されている。クリーナ35は、表面に粘着材料を塗布されたシート状のものであり、記録媒体梱包材30を多機能装置1の載置板16に載置したときに、給紙ローラ21と用紙Pを挟んで対向する位置に帯状に貼り付けられている。
このような記録媒体梱包材30は、包装する用紙Pの最終用紙として、印字経路内の埃やゴミ、或いはインク汚れを吸着するクリーナ用紙(図示せず)を含んでいる。また、クリーナ用紙と記録媒体梱包材30の背面側側面との間には、粘度の極めて低い離型紙が設けられ、クリーナ35が用紙Pやクリーナ用紙(図示せず)に張り付いたり、クリーナ35自身が劣化することを防止している。なお、離型紙には、用紙Pがなくなったことを知らせる警告文が記載されている。
<多機能装置及び記録媒体梱包材の使用方法>
続いて、本発明の多機能装置1及び記録媒体梱包材30の使用方法について説明する。図7は、図6に示す記録媒体梱包材30のカバー部32を本体部31から切り離す様子を説明する図である。
図7(a)に示すように、記録媒体梱包材30は、積層された用紙Pの全体を覆っており、用紙Pの可搬性や取扱性を良くしている。多機能装置1に用紙Pを給紙する場合には、先ず、ユーザは、切離線C1,C4〜C6に対応する切り取りテープを引っ張って剥がし、除去部34を本体部31とカバー部32から完全に切り離した後、図7(b)に示すように、除去部34を本体部31に対して図中矢印B方向に取り外す。これにより、記録媒体梱包材30の下端部から積層状態の用紙Pが露出する。それから、ユーザは、切離線C2,C3に対応する切り離しテープを引っ張って剥がし、カバー部32を本体部31に一部接続させた状態で本体部31から切り離し、その後、図7(c)に示すように、折曲線L1に沿ってカバー部32を本体部31に対して立ち上げるようにして折り曲げ、さらに、折曲線L2,L3に沿って基端部33a,33bをカバー部32に対して折り曲げる。
それから、図3に示すように、ユーザは、用紙Pが露出する記録媒体梱包材30の下端部分を開口部25に向け、記録媒体梱包材30の背面側側面を多機能装置1の載置板16の上面に沿わせて移動させ、適宜枚数の用紙Pを開口部25に差し込む。これにより、積層された用紙Pの下端縁は分離板18に当接される。そして、一対の案内板17a,17bの間隔を調節すると、この両案内板17a,17bにて記録媒体梱包材30の左右両側縁が横ずれしないように拘束される。
それから、ユーザは、図5に示すように、カバー部32の各基端部33a,33bを前ケース19の傾斜板部19bと左右両側の案内板17a(17b)の前縁38との隙間Sに挿入する。このとき、ユーザは、図5に示すように、記録媒体梱包材30のカバー部32が、本体部31に対して折曲線L1を基点に回動自在とされており(図中一点鎖線R参照)、隙間Sが、カバー部32の回転軌道R上に開口しているため、カバー部32を回動させて基端部33a,33bを隙間Sに対して位置調節しやすい。
このように多機能装置1の開口部25に装着された記録媒体梱包材30は、カバー部32が本体部31に対して鈍角状の角度θ2に傾いた状態を維持する。この場合、直線状のカバー部32は用紙Pの搬送方向(矢印A方向)と直交する方向に延びている。そのため、カバー部32上に落下した異物は、カバー部32上を転がって前ケース19側に落ち、開口部25に入り込まない。
また、図1に示すように、多機能装置1は、開口部25に装着した記録媒体梱包材30が、カバー部32の上端縁を本体部31に用紙Pの横幅方向(図中X方向)に接続し、カバー部32の下端縁における基端部33a,33bを開口部25内に挿入している。そのため、多機能装置1は、記録媒体梱包材30のカバー部32により開口部25のほぼ上方全体が覆われ、開口部25内に塵埃や異物が入り込みにくい。また、記録媒体梱包材30の本体部31が、積層された用紙Pの表面を覆っているため、用紙Pの表面に塵や埃などの異物が付着しにくい。
このようにして記録媒体梱包材30を装着された多機能装置1は、印刷等により用紙Pに画像を形成する場合には、給紙ローラ21によって用紙Pをインクジェットプリンタ5へ送り出す。このとき、用紙Pが静電気等でくっつき、給紙ローラ21が用紙Pを複数枚重ねて送り出しても、分離板18によって用紙Pが分離され、インクジェットプリンタ5へ用紙Pを1枚ずつ供給することが可能である。インクジェットプリンタ5で画像を形成された用紙3は、排紙ローラ14によって排紙トレイ10へ排出される。
多機能装置1が印刷等を行うと、記録媒体梱包材30内の用紙Pが徐々に減っていく。多機能装置1は、斜めに傾斜した載置板16上に記録媒体梱包材30を載置しているため、記録媒体梱包材30内の用紙Pが減少しても、用紙Pの下端縁を分離板18に当接させ続けることができる。
記録媒体梱包材30は、用紙Pが減少しても、箱状の本体部31が用紙Pの上流側を覆うため、用紙Pの表面に塵や埃などの異物が付着し、その異物がインクジェットプリンタ5へ進入することを防止できる。また、カバー部32も、本体部31と多機能装置1の隙間Sとの間で斜めに傾斜された状態で保持され、開口部25を覆い続けるため、異物等が開口部25に入り込むのを防止できる。
このように多機能装置1が用紙Pに印刷等を行うと、やがて用紙Pがなくなる。記録媒体梱包材30の最も背面側側面にある最後の用紙は、クリーナ用紙(図示せず)である。多機能装置1は、紙質の変化やクリーナ用紙(図示せず)に取り付けられた検出子などを検出するセンサ(図示せず)が開口部25内壁に固定されており、そのセンサの検出結果に基づいて給紙ローラ21から供給される用紙がクリーナ用紙(図示せず)であることを認識すると、インクジェットプリンタ5における画像形成を一時的に止め、用紙Pの搬送動作のみを行う。そのため、クリーナ用紙(図示せず)は、印字経路上に配置される給紙ローラ21、分離板18、インクジェットプリンタ5、排紙ローラ14を通って排紙トレイ10に排出される。このとき、クリーナ用紙(図示せず)は、印字経路内の埃やゴミ、或いはインク汚れを吸着し、インクジェットのノズルの詰まりや、記録品質の低下を防止する。
更に、記録媒体梱包材30は、クリーナ用紙(図示せず)と記録媒体梱包材30との間に離型紙(図示せず)を備える。多機能装置1は、クリーナ用紙(図示せず)を搬送した後、更に画像形成を停止させた状態の搬送動作を継続し、離型紙を搬送経路に沿って搬送し、排紙トレイ10に排紙する。離型紙(図示せず)には、警告文が記載されている。そのため、例えば記録媒体梱包材30が段ボールなどを材質とし、外部から用紙Pの残量を確認できない場合でも、ユーザは離型紙(図示せず)の警告文を見て、用紙Pの給紙時期を知ることができる。
多機能装置1は、離型紙(図示せず)を給紙した後、給紙ローラ21が記録媒体梱包材30に貼着されたクリーナ35に当接する。給紙ローラ21は、クリーナ35に接触した後も回転し続け、表面に付着した紙屑がクリーナ35に付着して取り除かれる。そのため、多機能装置1は、給紙ローラ21と用紙Pとの間の摩擦抵抗が所定値に維持され、給紙ミスが低減する。
その後、ユーザが用紙Pの空になった記録媒体梱包材30を交換する場合には、既存の記録媒体梱包材30のカバー部32を本体部31に近づけるように上方へ回動させることにより基端部33a,33bを開口部25から抜き出し、既存の記録媒体梱包材30を用紙Pの搬送方向Aと反対方向に引っ張って取り出す。そして、上述した記録媒体梱包材30の装着手順に従って、新しい記録媒体梱包材30を多機能装置1の開口部25に装着する。
<多機能装置及び記録媒体梱包材の作用効果>
従って、本実施形態の多機能装置1によれば、開口部25に装着された記録媒体梱包材30のカバー部32が本体部31と一部を接続した状態で本体部32から分離され、カバー部32の下端縁に設けた基端部33a,33bを、前カバー19の傾斜板部19bと案内板17a,17bの前縁38との間に形成される隙間Sに挿入することにより、カバー部32の下端縁を係止して、開口部25を覆うようにしたので、塵や埃などの異物が開口部25に入り込むことを防止できる。また、多機能装置1は、積層された用紙Pを包装する記録媒体梱包材30を開口部25に装着し、その装着された記録媒体梱包材30のカバー部32によって開口部25を覆うので、カバーを紛失することがなく、上述した特許文献2に記載する画像形成装置のようにカバー(ゴミ除去部材)を画像形成装置の部品として着脱可能に設ける場合と比べて使い勝手を良くすることができる。
また、本実施形態の多機能装置1によれば、カバー部32の基端部33a,33bを隙間Sに差し込むだけで、簡単に開口部25を覆うことができる。
また、本実施形態の多機能装置1によれば、カバー部32が本体部31から切離線C2,C3を介して切り離し可能に設けられているので、従来、用紙Pを取り出された後に直ちに廃棄されていた記録媒体梱包材30をカバーとして有効活用し、別途カバー部材を設ける必要がなく、カバー部材を製造するコストや材料費などを削減してコストダウンを図ることができる。
また、本実施形態の記録媒体梱包材30によれば、用紙Pを収納する本体部31と、本体部31と一部を接続した状態で本体部31から分離され、多機能装置1に設けられた隙間Sに挿入され係止されるカバー部32とを有するので、カバー部32によって多機能装置1の開口部25を覆うように多機能装置1に装着され、多機能装置1の開口部25に塵や埃などの異物が入り込むことを防止できる。また、記録媒体梱包材30は、所定数の用紙Pを積層状態で包装するものであり、用紙Pを多機能装置1に給紙する際に存在するので、多機能装置1の開口部25を覆うカバーを紛失することがなく、多機能装置1に開口部25を覆うカバーを部品として着脱可能に設ける場合と比べて画像形成装置の使い勝手を良くさせることができる。
また、本実施形態の記録媒体梱包材30によれば、カバー部32が本体部31から切り離し可能に設けられているので、用紙Pを包装する役割を果たした後、直ちに廃棄されることなく多機能装置1の開口部25を覆うカバーとして有効活用することができる。
(第2実施形態)
続いて、本発明に係る画像形成装置及び記録媒体梱包材の第2実施形態について説明する。
第2実施形態も、画像形成装置として多機能装置1Aを使用する。第2実施形態の多機能装置1Aは、記録媒体梱包材40に設けたカバー部42の縁部を前ケース19と案内板17a,17bの前縁38との間の隙間Sに挿入して係止するのではなく、係止突起(係止部)48で係止する点で第1実施形態の多機能装置1と相違する。また、第2実施形態の記録媒体梱包材40は、カバー部42に基端部33a,33bを設けない点で第1実施形態の記録媒体梱包材30と相違する。よって、本実施形態では、第1実施形態と相違する点を中心に説明し、共通する点は第1実施形態と同様の符号を用い、説明を適宜省略する。
<多機能装置>
図8は、本発明の第2実施形態による多機能装置1Aの外観斜視図である。
多機能装置1Aは、開口部25を挟んで載置板16と反対側に、係止突起48が設けられている。係止突起48は、前ケース19を成形する際に一体成形されたものである。係止突起48は、開口部25と平行になるように多機能装置1Aの左右方向Xに長く形成してもよいし、円柱状や三角錐形状、半円状などの突起にして断続的に形成してもよい。本実施形態では、係止突起48を円柱状とし、多機能装置1Aの左右方向Xに3カ所等間隔に形成している。
<記録媒体梱包材>
図9は、図8の多機能装置1Aに使用する記録媒体梱包材40を示す図であり、(a)は展開前の外観斜視図であり、(b)は展開後の外観斜視図を示す。
記録媒体梱包材40は、正面側側面にカバー部42が本体部32から一部を接続した状態で切り離されるようになっている。記録媒体梱包材40の正面側側面には、図9(a)に示すように、除去部34をカバー部42から切り離すための切離線C11が直線に形成されている。記録媒体梱包材40は、図9(b)に示すように、除去部34を本体部31とカバー部42から完全に切り離して取り外すことにより用紙Pを露出させ、カバー部42が折曲線L1に沿って本体部31から立ち上げるように折り曲げられる。
<記録媒体梱包材の装着>
図10は、図8に示す多機能装置1Aの開口部25付近を示す要部拡大断面図である。
多機能装置1Aは、開口部25に用紙Pを差し込むように記録媒体梱包材40を載置板16に載置すると、カバー部42の下端縁を係止突起48に係止させる。記録媒体梱包材40は、カバー部42が係止突起48に係止されてそれ以上回動できない。そのため、多機能装置1Aは、記録媒体梱包材40のカバー部42によって開口部25を覆われた状態を維持する。
<多機能装置及び記録媒体梱包材の作用効果>
従って、本実施形態の多機能装置1Aによれば、記録媒体梱包材40のカバー部42を多機能装置1Aの係止突起48に引っ掛けるだけで、開口部25をカバー部42で覆うことができる。そのため、第1実施形態のように基端部33a,33bを前ケース19の傾斜板部19bと案内板17a,17bの前縁38との間の隙間Sに挿入する手間を更に省くことができる。
また、本実施形態の記録媒体梱包材40によれば、カバー部42に基端部を設けていないので、切離線C11が単純になり、加工費用や展開にかかる手間を軽減できる。
(第3実施形態)
続いて、本発明に係る画像形成装置及び記録媒体梱包材の第3実施形態について説明する。
第3実施形態も、画像形成装置として多機能装置1Bを使用する。第2実施形態の多機能装置1Bは、記録媒体梱包材50の基端部33a,33bを挿入される凹部(係止部、挿入口)58a,58bを形成した点で第1実施形態の多機能装置1と相違する。また、第2実施形態の記録媒体梱包材50は、正面側側面と左右側面によりカバー部52a,52b,52cを形成した点で第1実施形態の記録媒体梱包材30と相違する。よって、本実施形態では、第1実施形態と相違する点を中心に説明し、共通する点は第1実施形態と同様の符号を用い、説明を適宜省略する。
<多機能装置>
図11は、本発明の第3実施形態による多機能装置1Bの外観斜視図である。
多機能装置1Bは、前ケース19に凹部58a,58bを形成している。凹部58a,58bは、前ケース19の傾斜板部19bと案内板17a,17bの前縁38との間の隙間Sより前側(載置板16から遠く離れる側)に形成され、記録媒体梱包材50のカバー部52の回転軌道上に開口している。
<記録媒体梱包材>
図12は、図11に示す多機能装置1Bに使用する記録媒体梱包材50のカバー部52を本体部31から切り離す様子を説明する図であり、(a)は展開前の外観斜視図、(b)は除去部34を取り外した状態の外観斜視図、(c)は展開後の外観斜視図を示す。
記録媒体梱包材50は、図12(a)に示すように、カバー部52a,52b,52cが、切離線C1,C4〜C6,C22,C23,C25,C26、C27,C28,29,C30(C26,C28,C30は図示していないが左側面に切離線C25,C27,C29と同様に形成されている。)によって本体部31と除去部34から切り離されるようになっており、基端部33a,33bが左右側面によって形成される。
このような記録媒体梱包材50は、図12(b)に示すように、切離線C1,C4,C29,C30に沿って除去部34を本体部31とカバー部52a,52b,52cからそれぞれ切り離して取り外し、用紙Pの下端縁を露出させる。そして、図12(c)に示すように、切離線C2,C3,C25,C26,C27,C28を切り離し、左右側面のカバー部52b,52cを左右に広げ、折曲線L1に沿ってカバー部52aを本体部31に対して折り曲げる。そして更に、折曲線L2,L3に沿って基端部33a,33bをカバー部52b,52cに対して折り曲げる。これにより、記録媒体梱包材50が多機能装置1Bに装着可能な状態に展開される。
<記録媒体梱包材の装着>
多機能装置1Bは、用紙Pを開口部25に差し込むように記録媒体梱包材50を載置板16上に載置したら、記録媒体梱包材50のカバー部52a,52b,52cを平坦になるように広げ、基端部33a,33bを凹部58a,58bに挿入する。これにより、多機能装置1Bは、開口部25の上方が記録媒体梱包材50のカバー部52a,52b,52cに覆われる。
<多機能装置と記録媒体梱包材の作用効果>
従って、本実施形態の多機能装置1Bは、別途凹部58a,58bを前ケース19に設けるので、ユーザに記録媒体梱包材50の基端部33a,33bを挿入する箇所を認識させやすい。
また、本実施形態の記録媒体梱包材50は、正面側側面だけでなく左右側面も使ってカバー部52(52a,52b,52c)を形成するので、開口部25を用紙Pの横寸法より広い範囲で覆うことができ、異物が開口部25に入り込むことをより確実に防止できる。
<変形例>
なお、本発明の画像形成装置及び記録媒体梱包材は、上記実施形態に限定されず、種々の変更が可能である。
(1)例えば、上記実施形態では、記録媒体梱包材30,40,50のようにカバー部32,42,52の形状を特定したが、これに限定されるものではなく、記録媒体梱包材の側面を適宜使って任意にカバー部や基端部を構成すればよい。例えば、図13に示す変形例1の記録媒体梱包材60Aように、正面側側面に矩形状のカバー部32とカバー部32の下端中央1カ所に基端部33を設けるようにしてもよい。また、図14に示す変形例2の記録媒体梱包材60Bのように、カバー部32を正面側側面で形成し、基端部33を下側面で形成し、下側面が正面側側面に対して予め折り曲げられていることを利用して、基端部33をカバー部32に対して折り曲げるようにしてもよい。
(2)例えば、上記実施形態では、記録媒体梱包材30,40,50の側面を利用してカバー部32,42,52を構成したが、カバーシートを記録媒体梱包材の側面に貼着してもよい。すなわち、例えば図15(a)に示すカバーシート62を、図15(b)の斜線部に示す記録媒体梱包材60C貼着領域61に貼り付ける。このとき、例えば、カバーシート62と貼着領域61との間に両面テープを貼り付け、さらに、カバーシート62を本体部31に接続する接続線Tの位置を固定テープなどで分離不能に接続する。これにより、図15(c)に示すように、カバーシート62を記録媒体梱包材60Cから引き剥がしたときに、接続線Tにおいて本体部31とカバーシート62が接続される。このような記録媒体梱包材60Cは、画像形成装置の挿入口にカバーシート62の基端部33を挿入することにより、画像形成装置の用紙Pを供給する供給口を覆うことが可能である。この場合、カバーシート62を貼着する工程が入るため、記録媒体梱包材60Cがコストアップするが、記録媒体梱包材60Cがカバーシート62の貼着領域61においても用紙Pを覆い、用紙Pの表面に異物等が付着することをより確実に防止できる。
(3)例えば、上記実施形態では、記録媒体梱包材30を多機能装置1の背面に装着するようにしたが、多機能装置1の側面に装着するようにしてもよい。
(4)例えば、上記実施形態では、切離線C1〜C6を切り離しテープで設けたが、孔を点線状に設けて切離線としてもよいし、切離線を印刷しておき使用者がカッターなどの切断道具を使用して切断するようにしてもよい。
(5)例えば、上記実施形態では、記録媒体梱包材30,40,50を切断線Cや折曲線Lに従って展開する順序を一例として説明したが、展開順序はこれに限定されないことはいうまでもない。
本発明の第1実施形態による多機能装置の外観斜視図であって、記録媒体梱包材を装着された状態を示す。 図1に示す多機能装置の外観斜視図であって、記録媒体梱包材を装着されていない状態を示す。 図1のII−II線矢視断面図である。 多機能装置の後方から見た要部斜視図である。 図4の III−III線矢視要部拡大断面図であって、開口部周辺を示す。 図1に示す多機能装置に使用される記録媒体梱包材を示す図であり、(a)は正面図、(b)は背面図、(c)は側面図、(d)は正面を取り除いて内部を示した図である。 図6に示す記録媒体梱包材のカバー部を本体部から切り離す様子を説明する図である。 本発明の第2実施形態による多機能装置の外観斜視図である。 図8の多機能装置に使用する記録媒体梱包材を示す図であり、(a)は展開前の外観斜視図、(b)は展開後の外観斜視図を示す。 図8に示す多機能装置の開口部付近を示す要部拡大断面図である。 本発明の第3実施形態による多機能装置の外観斜視図である。 図11に示す多機能装置に使用する記録媒体梱包材のカバー部を本体部から切り離す様子を説明する図であり、(a)は展開前の外観斜視図、(b)は除去部を取り外した状態の外観斜視図、(c)は展開後の外観斜視図を示す。 記録媒体梱包材の第1変形例を示す図であり、(a)は展開前の記録媒体梱包材の外観斜視図、(b)は除去部を取り外した状態の外観斜視図、(c)は展開後の外観斜視図を示す。 記録媒体梱包材の第2変形例を示す図であり、(a)は正面図、(b)は下面図、(c)は右側面図(左側面図)、(d)は背面図を示す。 記録媒体梱包材の第3変形例を示す図であり、(a)はカバーシートの平面図であり、(b)は、記録媒体梱包材の正面図であり、(c)はカバーシートを貼着された記録媒体梱包材を展開した外観斜視図である。
符号の説明
1,1A,1B…多機能装置(画像形成装置)
5…インクジェットプリンタ(画像形成部)
19…前ケース
19b…傾斜板部
17a,17b…案内板
25…開口部(供給口)
38…前縁
30,40,50…記録媒体梱包材
31…本体部
32,42,52a,52b,52c…カバー部
33、33a,33b…基端部
48…係止突起(係止部)
58a,58b…凹部(係止部、挿入口)
P…用紙(記録媒体)
S…隙間(係止部、挿入口)

Claims (5)

  1. 積層された記録媒体を包装する記録媒体梱包材が装着可能な供給口を備え、前記供給口に前記記録媒体梱包材が装着された状態において前記記録媒体梱包材から画像形成部へ供給される前記記録媒体に画像を形成する画像形成装置において、
    前記記録媒体梱包材が、前記記録媒体を収納する本体部と、前記本体部と一部を接続した状態で前記本体部から分離されるカバー部とを有し、前記記録媒体梱包材が前記供給口に装着されたときに、前記本体部から分離した前記カバー部によって前記供給口を覆うように、前記カバー部を係止する係止部を有することを特徴とする画像形成装置。
  2. 請求項1に記載する画像形成装置において、
    前記係止部が、前記カバー部の縁部を挿入可能な挿入口であることを特徴とする画像形成装置。
  3. 請求項1又は請求項2に記載する画像形成装置において、
    前記記録媒体梱包材が、前記カバー部を前記本体部から切り離し可能に設けたものであることを特徴とする画像形成装置。
  4. 記録媒体を積層状態で包装するものであり、前記記録媒体に画像を形成する画像形成装置の供給口に装着される記録媒体梱包材において、
    前記記録媒体を収納する本体部と、
    前記本体部と一部を接続した状態で前記本体部から分離され、前記画像形成装置に設けられた係止部に係止されるカバー部とを有することを特徴とする記録媒体梱包材。
  5. 請求項4に記載する記録媒体梱包材において、
    前記前記カバー部が前記本体部から切り離し可能に設けられていることを特徴とする記録媒体梱包材。
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