JP2007083855A - 凝縮水排水構造 - Google Patents

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Abstract

【課題】 凝縮水の排水を促進する。
【解決手段】 エバポレータ3から滴下した凝縮水7を受け部材5に受けて排水口15へ流下させる凝縮水排水構造1において、受け部材5の表面に凝縮水7の流下を促進する多数本の溝を、排水口15に向けて設けた。
【選択図】 図1

Description

本発明は、自動車用空調装置に用いられる凝縮水排水構造に関する。
特許文献1には空調ユニットが記載されている。このような空調ユニットにおいてエバポレータで生じた凝縮水は受け皿に滴下し、受け皿の傾斜した表面を流下して排水口に排出される。
特開平9−58250号公報
しかし、受け皿に滴下した凝縮水は表面張力によって受け皿の表面に留まる傾向があり、排水口まで流下しない場合がある。受け皿に留まった凝縮水は車両の動きに伴って周囲に拡散するから、止水パッキン、液パテ埋め、ねずみ返しのような止水構造をそれだけ広い範囲に施さなければならず、コストの上昇を招いている。
本発明は、上記のような従来技術の問題点を考慮してなされたものであり、その目的は、凝縮水の受け皿(受け部材)の表面での凝縮水の流下を促し、周囲への拡散を防止することにより、止水構造が必要な範囲を狭くし、コストの上昇を抑制する凝縮水排水構造を提供することにある。
上記目的を達成するために本発明は、エバポレータから滴下した凝縮水を受け部材に受けて排水口へ流下させる凝縮水排水構造であって、前記凝縮水が流下する前記受け部材の表面に、前記凝縮水の流下を促進する多数本の溝を前記排水口に向けて形成したことを特徴とする。
上記のように構成された本発明の凝縮水排水構造では、表面張力により凝縮水が受け皿の表面に留まっていても、多数本の溝で生じる毛細管現象によって凝縮水の流下が促進され、効率的に排水口に排水されるから、残留した凝縮水が車両の動きに伴って周囲に拡散することはなくなる。従って、止水パッキン、液パテ埋め、ねずみ返しなどの止水構造を施す範囲を狭くすることが可能になり、コストの上昇が回避される。
また、排水口に対して最短距離に設けられた溝(第1の溝)に対して交差させた第2の溝を設けた構成では、各溝による毛細管現象により凝縮水を流下させる効果(凝縮水の排水効果)がさらに向上する。
以下、本発明の一実施形態である凝縮水排水構造1を図1〜図10に基づいて説明する。
図1は実施形態の凝縮水排水構造1の下部を示している。
エバポレータ3,3の下方には受け皿5(受け部材)が配置されており、エバポレータ3,3で生じた凝縮水7は受け皿5に滴下する。受け皿5は縁部9と水平部11と傾斜部13を有し、凝縮水7は傾斜部13の表面を流下して排水口15に排水される。受け皿5は発泡ポリスチレン樹脂で作られており、軽量で安価であると共に、空調ユニットの断熱機能の一部を構成している。受け皿5の傾斜部13には、図1のように、排水口15に向けて6°〜20°の範囲の傾斜が与えられている。
また、傾斜部13の表面には、図2から図8に示すような溝パターンが形成され、凝縮水7の流下を促進している。
図2の溝パターン21は、上流から下流まで排水口15に向かって最短距離で平行に設けられた複数本の溝23によって構成されている。溝パターン21では、深さが0.5mm〜3mmで幅が1.5mm〜3mmの溝23が20mm〜30mmの間隔(ピッチ)で形成されている。
エバポレータ3,3から受け皿5に滴下した凝縮水7は、各溝23を設けたことによって生じる毛細管現象により流下が促進され、傾斜部13上を排水口15まで移動し、効率的に排水される。
図3の溝パターン31は、上記溝パターン21の溝23(第1の溝)の下端部に、左半分の溝23と交差する溝33(第2の溝)と、右半分の溝23と交差する溝35(第2の溝)を設けたものであり、各溝33,35の深さと幅は溝23に準じている。
溝パターン31では、溝33,35を設けたことによって凝縮水7の排水効果がさらに向上している。
図4の溝パターン41は、上記溝パターン21の溝23(第1の溝)に対し、左半分の溝23と交差する多数本の溝43(第2の溝)と、右半分の溝23と交差する多数本の溝45(第2の溝)を設けたものであり、各溝43,45は中央の溝23上で交わっている。各溝43,45は、深さと幅が溝23に準じており、間隔は溝23よりやや狭くしてある。
溝パターン41では、多数本の溝43,45を設けたことによって凝縮水7の排水効果が大幅に向上している。
図5の溝パターン51は、上記の各溝43,45と、これらの交点を通る1本の溝23とを設けたものであり、これらの溝23,43,45によって凝縮水7の排水効果が向上している。
図6の溝パターン61は、溝パターン21の溝23と、これらと交差する溝45を設けたものであり、これらの溝23,45によって凝縮水7の排水効果が向上している。
図7の溝パターン71は、溝パターン21の溝23と、これらと交差する溝43を設けたものであり、これらの溝23,43によって凝縮水7の排水効果が向上している。
図8の溝パターン81は、溝パターン21の溝23と、これらと交差する溝43と、各溝23,43と交差する溝45を設けたものであり、これらの溝23,43,45を互いに交差するように設けたことによって凝縮水7の排水効果が大きく向上している。
また、図9と図10は、受け皿5上に残った残水量cc(凝縮水7の残量)が時間経過に伴って減少する様子を示すことによって、凝縮水排水構造1による凝縮水7の排水促進効果を示している。図9は各溝23,43,45の幅をそれぞれ2mmと5mmと10mmにした場合のグラフ101,103,105であり、図10は各溝23,43,45の間隔をそれぞれ20mmと30mmと50mmと100mmにした場合のグラフ107,109,111,113である。
溝幅については、図9のように、凝縮水7の排水促進効果は本発明の範囲(1.5mm〜3mm)内である2mmが最も大きく、この範囲を超えてそれより広くなる程、排水促進効果が小さくなることが分かる。
溝の間隔については、図10のように、凝縮水7の排水促進効果は本発明の範囲(10mm〜50mm)内である20mmと30mmが最も大きく、この範囲を超えてそれより広くなる程、排水促進効果が小さくなることが分かる。
上記のように構成された凝縮水排水構造1では、受け皿5に溝23、あるいは、溝23,33,35,43,45を設けたことにより、滴下した凝縮水7が効果的に排水口15に排水されて残水量が低減され、従って、車両の動きに伴って凝縮水7が周囲に拡散することが抑制されるから、止水パッキン、液パテ埋め、ねずみ返しなどの止水構造を施す範囲を狭くすることが可能になり、コストの上昇が回避される。
また、各溝23,33,35,43,45の間隔と幅と深さと傾斜角度を限定したことにより、大きな排水促進効果が得られる。
また、発泡ポリスチレン樹脂製の受け皿5は軽量で安価である上に、空調ユニットの断熱機能を強化している。
また、溝23を排水口15に対して最短距離に設けたことにより、最も大きな排水促進効果が得られる。
また、溝23に対して交差する第2の溝33,35,43,45を設けた構成では、これら第2の溝での毛細管現象によって凝縮水7の排水促進効果がさらに向上する。
本発明の一実施形態に係る凝縮水排水構造1を示す断面図である。 上記一実施形態での溝パターン21を示す図面である。 上記一実施形態での溝パターン31を示す図面である。 上記一実施形態での溝パターン41を示す図面である。 上記一実施形態での溝パターン51を示す図面である。 上記一実施形態での溝パターン61を示す図面である。 上記一実施形態での溝パターン71を示す図面である。 上記一実施形態での溝パターン81を示す図面である。 溝幅に応じて変化する排水促進効果を、上記一実施形態を含めて示すグラフである。 溝の間隔に応じて変化する排水促進効果を、上記一実施形態を含めて示すグラフである。
符号の説明
1 凝縮水排水構造
3 エバポレータ
5 受け皿(受け部材)
7 凝縮水
15 排水口
23 溝(第1の溝:最短距離の溝)
33,35,43,45 溝23と交差する溝(第2の溝)

Claims (6)

  1. エバポレータ(3)から滴下した凝縮水(7)を受け部材に受けて排水口(15)へ流下させる凝縮水排水構造(1)であって、
    前記凝縮水(7)が流下する前記受け部材(5)の表面に、前記凝縮水(7)の流下を促進する多数本の溝(23)を前記排水口(15)に向けて形成したことを特徴とする凝縮水排水構造(1)。
  2. 請求項1に記載された凝縮水排水構造(1)であって、
    前記溝(23)の間隔が、10mm〜50mmの範囲であり、
    前記溝(23)の幅が、1.5mm〜3mmの範囲であることを特徴とする凝縮水排水構造(1)。
  3. 請求項1または請求項2に記載された凝縮水排水構造(1)であって、
    前記溝(23)の深さが、0.5mm〜3mmの範囲であり、
    前記溝(23)が、前記排水口(15)に向けて6°〜20°の範囲の傾斜を与えられていることを特徴とする凝縮水排水構造(1)。
  4. 請求項1〜請求項3のいずれかに記載された凝縮水排水構造(1)であって、
    前記受け部材(5)が、発泡ポリスチレン樹脂で作られていることを特徴とする凝縮水排水構造(1)。
  5. 請求項1〜請求項4のいずれかに記載された凝縮水排水構造(1)であって、
    前記溝(23)が、前記排水口(15)に対して最短距離に設けられていることを特徴とする凝縮水排水構造(1)。
  6. 請求項5に記載された凝縮水排水構造(1)であって、
    前記排水口(15)に対して最短距離に設けられた前記溝(23)に対し、これらと交差させて第2の溝(33,35,43,45)を設けたことを特徴とする凝縮水排水構造(1)。
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