JP2007082517A - ホタルの幼虫とカワニナ飼育装置 - Google Patents

ホタルの幼虫とカワニナ飼育装置 Download PDF

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正彦 中山
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Abstract

【課題】 ホタルの幼虫やカワニナを人工的に屋内外の小さなスペースで大量飼育できる移動可能な装置を提供する。
【解決手段】 浄化用フィルタ部5と揚水ポンプ部6を有した水槽部2を利用して自然界の小川を再現し,垂直方向に排水部7から水を循環させた複数の飼育トレイ部3をラック部1に設置し,ラック部1にキャスター部4を設けて移動できるようにしてある。
【選択図】 図1

Description

本発明は,屋内並びに屋外で人工的にホタルの幼虫とカワニナを大量に飼育する装置に関する。
自然界での水質汚染に伴い,ホタルの幼虫やそのエサであるカワニナが減少あるいは絶滅し,それらを保護・保存するために,人工的に飼育する必要があった。
従来は,水槽による飼育が一般的で,大量に飼育するためには,水槽を水平方向に多数並べる装置が知られている(特許文献1)。
特許出願2001−89589
ホタルの幼虫とカワニナを人工的に飼育するためには,飼育内の水質の悪化を防ぐとともに,飼育水中の溶存酸素をある程度維持する必要があり,多数回にわたる水替えの実施とエアレーションを随時施す方法が一般的であるが,これらを改善する必要があった。
本発明は,このような点に鑑みなされたもので,人工的に屋内外で設置が容易で,効果的に多数のホタルの幼虫とカワニナ飼育が容易な飼育装置を提供することを課題とする。
この装置を用いることで,ゲンジボタルやヘイケボタルの幼虫の水替え作業を大幅に軽減させて大量に飼育することが容易で,さらにカワニナやチリメンカワニナを大量に飼育することが容易な飼育装置を提供することを課題とする
このホタルの幼虫とカワニナ飼育装置は,上記課題を達成するために飼育トレイ部3を垂直方向に設置することで,飼育スペースを大幅に改善することを特徴とするものである。
このホタルの幼虫とカワニナ飼育装置は,飼育装置内の水を自然界における川の流れと同じように,循環させるシステムを可能とするために,水槽部2及び浄化用フィルタ部5並びに揚水ポンプ部6を備えたことを特徴とするものである。
このホタルの幼虫とカワニナ飼育装置は,ホタルの幼虫やカワニナを大量に育てるための工夫として,飼育トレイ部3の上部は内側に折り曲げ部11を設けることで飼育トレイ部3外にホタルの幼虫やカワニナが逃げないようにすることを特徴とするものである。
このホタルの幼虫とカワニナ飼育装置は,浄化用フィルタ部5並びに揚水ポンプ部6の一体型のものを用いるが,これは分離していてもよい。
このホタルの幼虫とカワニナ飼育装置は,飼育トレイ部3の中心部より偏りのある場所に排水用の穴を有することが必要で,上下のトレイは180度向きを変えることで水の循環システムを生むことができる。
本発明の装置を設置することによって,水槽内での飼育に比べ人工的に大量のホタルの幼虫やカワニナを飼育することの効果を生むことができる。
本発明の装置を設置することによって,浄化用フィルタ部5により飼育水の水替え作業を大幅に軽減することが可能となり,水槽部2内の減った分の水は汲み置きの水道水を足す事で飼育可能な効果を生むことができる。
本発明の装置を設置することによって,新たにエアレーションを行なわなくてよい。下段の水槽部2とその上部に複数の飼育トレイ部3を垂直方向に備え,揚水ポンプ部6の使用により水を上段の飼育トレイ部3から下段の飼育トレイ部3へ流すことで循環させることになるため,飼育水中の酸素(溶存酸素)を自動的に供給する効果を生むことができる。
図1に示したように,実施例の装置はスチールで組んだラック部1に,下段に浄化用フィルタ部5及び揚水ポンプ部6を設けた水槽部2と,その垂直方向にステンレス製の飼育トレイ部3を備えている。
飼育トレイ部3の上部は,若干の折り曲げ部11を設け,ホタルの幼虫やカワニナが外部に逃げない構造としてある。
また,水槽部2はホタルの幼虫やカワニナを飼育するのに十分な水量と,移動可能な大きさを有するものを要する。
飼育トレイ部3とその上部の飼育トレイ部3との垂直方向の距離は,設置状態での作業を考慮すると,400mm〜500mmが望ましい。
また,本装置の飼育トレイ部3の段数は,1段から3段が好ましい。
飼育トレイ部3の排水穴は,直径30mm〜50mmであることが好ましい(図2)。
飼育トレイ部3の循環のための排水部7aの管の高さ(水面高)は,20mm〜80mmであることが好ましい(図3 側面イ)。
なお,本実施例では,飼育トレイ部3の循環のための排水部7の管は塩化ビニール製であるが,別の部材で製作することも可能である(図3)。
飼育トレイ部3の高さは,50mm〜150mmが好ましい。
排水用の穴の位置は,角より50mm×50mm〜150mm×150mmが好ましい。
ラック部1はスチール製で2本足が作業をする上で適している。
なお,本実施例では飼育トレイ部3がステンレス製であるが,これらをそれぞれ別の部材で製作することも可能である。
また,本実施例では,飼育トレイ部3がラック部1より前方へ突き出した腕に置くように設置したものである。飼育トレイ部3が取り出せることで,飼育トレイ部3のメンテナンスを容易にすることができるが,固定でもよい。
本装置では,飼育トレイ部3を支えているラック部1から前方へ伸びている支持部9の先端は,飼育トレイ部3のずれや落下を防ぐための落下防止部10を有している。
さらに,水槽部2の浄化フィルタ部5及び揚水ポンプ部6は水中式のものが好ましいが,外部式のものやセパレート式でもよい(図示せず)。
本発明に係るラック部1に水槽部2と飼育トレイ部3とキャスター部4の装着状態を示す図 本発明に係る飼育トレイ部3を示す図 本発明に係る排水部7を示す図 本発明に係るゴミ取り部8を示す図
符号の説明
1・・ラック部
2・・水槽部
3・・飼育トレイ部
4・・キャスター部
5・・浄化用フィルタ部
6・・揚水ポンプ部
7・・排水部 a上部 b下部
8・・ゴミ取り部
9・・支持部
10・・落下防止部
11・・折り曲げ部

Claims (8)

  1. キャスター部4を有した垂直方向に伸びるラック部1に,ゴミ取り部8を有し排水部7を設置した飼育トレイ部3と,浄化用フィルタ部5と揚水ポンプ部6を有した水槽部2を備えたホタルの幼虫とカワニナの飼育装置。
  2. 前記ラック部1は,下段に水槽部2を有し,それより上部には飼育トレイ部3を備えることを特徴とする請求項1記載のホタルの幼虫とカワニナの飼育装置。
  3. 前記ラック部1は,移動のためのキャスター部4を有することを特徴とする請求項1記載のホタルの幼虫とカワニナの飼育装置。
  4. 前記ラック部1には,前方向に突出した飼育トレイ部3を有することを特徴とする請求項1記載のホタルの幼虫とカワニナの飼育装置。
  5. 前記飼育トレイ部3は,排水のための穴を設けた,縦・横・高さを有することを特徴とする請求項1記載のホタルの幼虫とカワニナの飼育装置。
  6. 水槽部2には,水質の悪化を防ぐための前記浄化用フィルタ部5と水を循環させるための前記揚水ポンプ部6を有することを特徴とする請求項1記載のホタルの幼虫とカワニナの飼育装置。
  7. 前記排水部7は,各飼育トレイ部3に取り付け,飼育トレイ部3内の水面の高さはホタルの幼虫やカワニナが成育するのに適した高さを維持し,下部の飼育トレイ部3並びに下段の水槽部2に水を流すことを特徴とする請求項1記載のホタルの幼虫とカワニナの飼育装置。
  8. ゴミ取り部8は,飼育トレイ部3内に取り付けた排水部7の上方に付属することを特徴とする請求項1記載のホタルの幼虫とカワニナの飼育装置。
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