JP2007082014A - 呼出信号検出装置、呼出信号検出方法、呼出信号検出プログラム、記録媒体および通信装置 - Google Patents

呼出信号検出装置、呼出信号検出方法、呼出信号検出プログラム、記録媒体および通信装置 Download PDF

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Abstract

【課題】乱れが生じている呼出信号が入力信号として入力された場合でも、当該入力信号を、従来と比較して正確に呼出信号として検出できる呼出信号検出装置、呼出信号検出方法、呼出信号検出プログラム、記録媒体および通信装置(具体的には画像形成装置)を提供することを目的とする。
【解決手段】画像形成装置1は、第1二値化信号生成部120d1で入力信号から二値化信号を生成し、生成した二値化信号を用いて入力信号の周波数を周波数算出部140aで算出し、算出した周波数および予め設定した周波数範囲に基づいて入力信号が呼出信号であるか否かを呼出信号検出部140bで検出し、検出結果が「呼出信号でない」と検出された場合には、第2二値化信号生成部120d2で入力信号から二値化信号を生成し、生成した二値化信号を対象として周波数算出部140aの処理および呼出信号検出部140bの処理を実行する。
【選択図】 図3

Description

本発明は、入力信号が呼出信号であるか否かを検出する呼出信号検出装置、呼出信号検出方法、呼出信号検出プログラムおよび記録媒体に関する。また、本発明は、入力信号が呼出信号であると検出された場合に着信などの動作を実行する通信装置(具体的には画像形成装置(例えばファクシミリ装置))に関する。
ファクシミリ装置は、電話回線網やファクシミリ網に接続され、回線からの呼出信号を検出して着信動作を行い、ファクシミリ受信を行う。
これまで、自動受信機能付のファクシミリ装置や留守番応答機能付の電話機などで用いられる自動電話応答装置において、呼出信号検出方式は、電話回線からの呼出信号を一定の閾値で2値検出するものであった。しかし、当該方式では、呼出信号の規格(電気的条件)のレベルに因らず常に一定の閾値で二値検出しているので、様々な規格レベルの呼出信号を適切に検出することができなかった。そこで、様々な規格レベルの呼出信号を適切に検出するための技術として特許文献1が開示されている。特許文献1には、電話回線からの呼出信号を入出力間の電気的分離を保ちながら互いに異なる閾値でそれぞれ2値検出する複数の呼出信号検出手段と、複数の呼出信号検出手段の出力から呼出信号のレベルを論理的に判定する判定手段と、判定手段の判定結果に基づいてフックオフ動作を行なわせる制御手段と、を備えた自動電話応答装置に関する技術が開示されている。これにより、呼出信号の規格レベルが所定の基準レベル以上のときだけ自動応答が行われるので、呼出信号の規格レベルが異なっても適切に呼出信号を検出することができ、ノイズ等による誤作動を回避することができた。
また、半導体DAA(Data Access Arrangement)を用いたファクシミリ装置における呼出信号検出方式には、回線間の呼出信号電圧を予め定められた閾値で単に二値化する方式の他、呼出信号の立上りを検出して呼出信号を二値化する方式や呼出信号の立下りを検出して呼出信号を二値化する方式もある(特許文献2参照)。
特開平03−032150号公報 特開2005−151414号公報
しかしながら、ノイズや交換機の故障などに因り乱れが生じている呼出信号が入力信号として入力された場合、従来技術では、生成した二値化信号は当該乱れを反映し、それを用いて算出した周波数は実際と異なるので、入力信号が呼出信号であるにも関わらずそれを呼出信号として検出できず、その結果、着信動作を実行できない場合がある、という問題点があった。
本発明は、上記問題点に鑑みてなされたものであって、乱れが生じている呼出信号が入力信号として入力された場合でも、当該入力信号を、従来と比較して正確に呼出信号として検出できる呼出信号検出装置、呼出信号検出方法、呼出信号検出プログラムおよび記録媒体を提供することを目的とする。また、本発明は、前記呼出信号検出装置での検出結果に基づいて着信動作を実行できる通信装置を提供することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明に係る請求項1に記載の呼出信号検出装置は、入力信号を二値化することで二値化信号を生成する二値化信号生成手段と、前記二値化信号生成手段で生成した二値化信号を用いて入力信号の周波数を算出する周波数算出手段と、前記周波数算出手段で算出した周波数および予め設定した周波数範囲に基づいて入力信号が呼出信号であるか否かを検出する呼出信号検出手段と、を備えた呼出信号検出装置であって、前記二値化信号生成手段の他に、1つ以上の二値化信号生成手段をさらに備え、前記呼出信号検出手段での検出結果が呼出信号でないと検出された場合、他の二値化信号生成手段で生成した二値化信号を対象として前記周波数算出手段および前記呼出信号検出手段を実行することを特徴とする。
また、本発明に係る請求項2に記載の呼出信号検出装置は、請求項1に記載の呼出信号検出装置において、前記呼出信号検出手段での検出結果が呼出信号であると検出された場合、入力信号が次回入力された際、当該検出結果の元となった二値化信号を生成した二値化信号生成手段を優先的に実行し、前記呼出信号検出手段の最初の実行では、当該二値化信号生成手段で生成した二値化信号を用いて前記周波数算出手段で算出した周波数を対象とすることを特徴とする。
また、本発明に係る請求項3に記載の呼出信号検出装置は、請求項1に記載の呼出信号検出装置において、全ての二値化信号生成手段を一定の時間間隔で同時に実行し、最初に二値化を開始した二値化信号生成手段で生成した二値化信号を対象として前記周波数算出手段および前記呼出信号検出手段を実行することを特徴とする。
また、本発明に係る呼出信号検出装置は、前記に記載の呼出信号検出装置のいずれか1つにおいて、前記周波数算出手段は、前記二値化信号生成手段で生成した二値化信号に基づいて当該二値化信号における所定のエッジ間の時間を計測する所定エッジ間時間計測手段と、前記所定エッジ間時間計測手段で計測した時間および予め設定した瞬断許容時間に基づいて二値化信号に瞬断が生じているか否かを判定する瞬断判定手段と、前記瞬断判定手段での判定結果に基づいて二値化信号におけるエッジの組み合わせを設定するエッジ設定手段と、前記エッジ設定手段で設定したエッジ間の時間を二値化信号に基づいて計測する設定エッジ間時間計測手段と、前記設定エッジ間時間計測手段で計測した時間に基づいて入力信号の周波数を算出する時間基準周波数算出手段と、をさらに備えたことを特徴とする。
また、本発明に係る呼出信号検出装置は、前記に記載の呼出信号検出装置のいずれか1つにおいて、複数の前記二値化信号生成手段のうちいずれか1つでは、入力信号の立上りエッジを検出することで二値化信号を生成し、残りの前記二値化信号生成手段のうちいずれか1つでは、入力信号の立下りエッジを検出することで二値化信号を生成することを特徴とする。
また、本発明に係る請求項4に記載の呼出信号検出装置は、入力信号を二値化することで二値化信号を生成する二値化信号生成手段と、前記二値化信号生成手段で生成した二値化信号を用いて入力信号の周波数を算出する周波数算出手段と、前記周波数算出手段で算出した周波数および予め設定した周波数範囲に基づいて入力信号が呼出信号であるか否かを検出する呼出信号検出手段と、を備えた呼出信号検出装置であって、前記周波数算出手段は、前記二値化信号生成手段で生成した二値化信号に基づいて当該二値化信号における所定のエッジ間の時間を計測する所定エッジ間時間計測手段と、前記所定エッジ間時間計測手段で計測した時間および予め設定した瞬断許容時間に基づいて二値化信号に瞬断が生じているか否かを判定する瞬断判定手段と、前記瞬断判定手段での判定結果に基づいて二値化信号におけるエッジの組み合わせを設定するエッジ設定手段と、前記エッジ設定手段で設定したエッジ間の時間を二値化信号に基づいて計測する設定エッジ間時間計測手段と、前記設定エッジ間時間計測手段で計測した時間に基づいて入力信号の周波数を算出する時間基準周波数算出手段と、をさらに備えたことを特徴とする。
また、本発明に係る呼出信号検出装置は、請求項4に記載の呼出信号検出装置において、前記二値化信号生成手段では、入力信号の立上りエッジまたは立下りエッジを検出することで二値化信号を生成することを特徴とする。
また、本発明は呼出信号検出方法に関するものであり、請求項5に記載の呼出信号検出方法は、入力信号を二値化することで二値化信号を生成する二値化信号生成ステップと、前記二値化信号生成ステップで生成した二値化信号を用いて入力信号の周波数を算出する周波数算出ステップと、前記周波数算出ステップで算出した周波数および予め設定した周波数範囲に基づいて入力信号が呼出信号であるか否かを検出する呼出信号検出ステップと、を含む呼出信号検出方法であって、前記呼出信号検出ステップでの検出結果が呼出信号でないと検出された場合、他の二値化信号生成ステップで二値化信号を生成し、生成した二値化信号を対象として前記周波数算出ステップおよび前記呼出信号検出ステップを実行することを特徴とする。
また、本発明に係る呼出信号検出方法は、請求項5に記載の呼出信号検出方法において、前記呼出信号検出ステップでの検出結果が呼出信号であると検出された場合、入力信号が次回入力された際、当該検出結果の元となった二値化信号を生成した二値化信号生成ステップを優先的に実行し、前記呼出信号検出ステップの最初の実行では、当該二値化信号生成ステップで生成した二値化信号を用いて前記周波数算出ステップで算出した周波数を対象とすることを特徴とする。
また、本発明に係る呼出信号検出方法は、請求項5に記載の呼出信号検出方法において、全ての二値化信号生成ステップを一定の時間間隔で同時に実行し、最初に二値化を開始した二値化信号生成ステップで生成した二値化信号を対象として前記周波数算出ステップおよび前記呼出信号検出ステップを実行することを特徴とする。
また、本発明に係る呼出信号検出方法は、前記に記載の呼出信号検出方法のいずれか1つにおいて、前記周波数算出ステップは、前記二値化信号生成ステップで生成した二値化信号に基づいて当該二値化信号における所定のエッジ間の時間を計測する所定エッジ間時間計測ステップと、前記所定エッジ間時間計測ステップで計測した時間および予め設定した瞬断許容時間に基づいて二値化信号に瞬断が生じているか否かを判定する瞬断判定ステップと、前記瞬断判定ステップでの判定結果に基づいて二値化信号におけるエッジの組み合わせを設定するエッジ設定ステップと、前記エッジ設定ステップで設定したエッジ間の時間を二値化信号に基づいて計測する設定エッジ間時間計測ステップと、前記設定エッジ間時間計測ステップで計測した時間に基づいて入力信号の周波数を算出する時間基準周波数算出ステップと、をさらに含むことを特徴とする。
また、本発明に係る呼出信号検出方法は、前記に記載の呼出信号検出方法のいずれか1つにおいて、複数の前記二値化信号生成ステップのうちいずれか1つでは、入力信号の立上りエッジを検出することで二値化信号を生成し、残りの前記二値化信号生成ステップのうちいずれか1つでは、入力信号の立下りエッジを検出することで二値化信号を生成することを特徴とする。
また、本発明に係る呼出信号検出方法は、入力信号を二値化することで二値化信号を生成する二値化信号生成ステップと、前記二値化信号生成ステップで生成した二値化信号を用いて入力信号の周波数を算出する周波数算出ステップと、前記周波数算出ステップで算出した周波数および予め設定した周波数範囲に基づいて入力信号が呼出信号であるか否かを検出する呼出信号検出ステップと、を含む呼出信号検出方法であって、前記周波数算出ステップは、前記二値化信号生成ステップで生成した二値化信号に基づいて当該二値化信号における所定のエッジ間の時間を計測する所定エッジ間時間計測ステップと、前記所定エッジ間時間計測ステップで計測した時間および予め設定した瞬断許容時間に基づいて二値化信号に瞬断が生じているか否かを判定する瞬断判定ステップと、前記瞬断判定ステップでの判定結果に基づいて二値化信号におけるエッジの組み合わせを設定するエッジ設定ステップと、前記エッジ設定ステップで設定したエッジ間の時間を二値化信号に基づいて計測する設定エッジ間時間計測ステップと、前記設定エッジ間時間計測ステップで計測した時間に基づいて入力信号の周波数を算出する時間基準周波数算出ステップと、をさらに含むことを特徴とする。
また、本発明に係る呼出信号検出方法は、前記に記載の呼出信号検出方法において、前記二値化信号生成ステップでは、入力信号の立上りエッジまたは立下りエッジを検出することで二値化信号を生成することを特徴とする。
また、本発明は呼出信号検出プログラムに関するものであり、請求項6に記載の呼出信号検出プログラムは、入力信号を二値化することで二値化信号を生成する二値化信号生成ステップと、前記二値化信号生成ステップで生成した二値化信号を用いて入力信号の周波数を算出する周波数算出ステップと、前記周波数算出ステップで算出した周波数および予め設定した周波数範囲に基づいて入力信号が呼出信号であるか否かを検出する呼出信号検出ステップと、を含む呼出信号検出方法をコンピュータに実行させる呼出信号検出プログラムであって、前記呼出信号検出ステップでの検出結果が呼出信号でないと検出された場合、他の二値化信号生成ステップで二値化信号を生成し、生成した二値化信号を対象として前記周波数算出ステップおよび前記呼出信号検出ステップを実行することを特徴とする。
また、本発明に係る呼出信号検出プログラムは、請求項6に記載の呼出信号検出プログラムにおいて、前記呼出信号検出ステップでの検出結果が呼出信号であると検出された場合、入力信号が次回入力された際、当該検出結果の元となった二値化信号を生成した二値化信号生成ステップを優先的に実行し、前記呼出信号検出ステップの最初の実行では、当該二値化信号生成ステップで生成した二値化信号を用いて前記周波数算出ステップで算出した周波数を対象とすることを特徴とする。
また、本発明に係る呼出信号検出プログラムは、請求項6に記載の呼出信号検出プログラムにおいて、全ての二値化信号生成ステップを一定の時間間隔で同時に実行し、最初に二値化を開始した二値化信号生成ステップで生成した二値化信号を対象として前記周波数算出ステップおよび前記呼出信号検出ステップを実行することを特徴とする。
また、本発明に係る呼出信号検出プログラムは、前記に記載の呼出信号検出プログラムのいずれか1つにおいて、前記周波数算出ステップは、前記二値化信号生成ステップで生成した二値化信号に基づいて当該二値化信号における所定のエッジ間の時間を計測する所定エッジ間時間計測ステップと、前記所定エッジ間時間計測ステップで計測した時間および予め設定した瞬断許容時間に基づいて二値化信号に瞬断が生じているか否かを判定する瞬断判定ステップと、前記瞬断判定ステップでの判定結果に基づいて二値化信号におけるエッジの組み合わせを設定するエッジ設定ステップと、前記エッジ設定ステップで設定したエッジ間の時間を二値化信号に基づいて計測する設定エッジ間時間計測ステップと、前記設定エッジ間時間計測ステップで計測した時間に基づいて入力信号の周波数を算出する時間基準周波数算出ステップと、をさらに含むことを特徴とする。
また、本発明に係る呼出信号検出プログラムは、前記に記載の呼出信号検出プログラムのいずれか1つにおいて、複数の前記二値化信号生成ステップのうちいずれか1つでは、入力信号の立上りエッジを検出することで二値化信号を生成し、残りの前記二値化信号生成ステップのうちいずれか1つでは、入力信号の立下りエッジを検出することで二値化信号を生成することを特徴とする。
また、本発明に係る呼出信号検出プログラムは、入力信号を二値化することで二値化信号を生成する二値化信号生成ステップと、前記二値化信号生成ステップで生成した二値化信号を用いて入力信号の周波数を算出する周波数算出ステップと、前記周波数算出ステップで算出した周波数および予め設定した周波数範囲に基づいて入力信号が呼出信号であるか否かを検出する呼出信号検出ステップと、を含む呼出信号検出方法をコンピュータに実行させる呼出信号検出プログラムであって、前記周波数算出ステップは、前記二値化信号生成ステップで生成した二値化信号に基づいて当該二値化信号における所定のエッジ間の時間を計測する所定エッジ間時間計測ステップと、前記所定エッジ間時間計測ステップで計測した時間および予め設定した瞬断許容時間に基づいて二値化信号に瞬断が生じているか否かを判定する瞬断判定ステップと、前記瞬断判定ステップでの判定結果に基づいて二値化信号におけるエッジの組み合わせを設定するエッジ設定ステップと、前記エッジ設定ステップで設定したエッジ間の時間を二値化信号に基づいて計測する設定エッジ間時間計測ステップと、前記設定エッジ間時間計測ステップで計測した時間に基づいて入力信号の周波数を算出する時間基準周波数算出ステップと、をさらに含むことを特徴とする。
また、本発明に係る呼出信号検出プログラムは、前記に記載の呼出信号検出プログラムにおいて、前記二値化信号生成ステップでは、入力信号の立上りエッジまたは立下りエッジを検出することで二値化信号を生成することを特徴とする。
また、本発明は記録媒体に関するものであり、請求項7に記載のコンピュータ読み取り可能な記録媒体は、前記請求項6に記載の呼出信号検出プログラム(前記に記載の呼出信号検出プログラムのいずれか1つ)を記録したことを特徴とする。
また、本発明は通信装置に関するものであり、請求項8に記載の通信装置は、前記請求項1から4のいずれか1つに記載の呼出信号検出装置(前記に記載の呼出信号検出装置のいずれか1つ)を備え、前記呼出信号検出装置での検出結果が呼出信号であると検出された場合に着信動作を実行することを特徴とする。
本発明によれば、入力信号から二値化信号を生成し、生成した二値化信号を用いて入力信号の周波数を算出し、算出した周波数および予め設定した周波数範囲に基づいて入力信号が呼出信号であるか否かを検出し、検出結果が「呼出信号でない」と検出された場合、具体的には、他の二値化信号を生成し、生成した二値化信号を対象として周波数の算出および呼出信号の検出を実行する。これにより、乱れが生じている呼出信号が入力信号として入力された場合でも、当該入力信号を、従来と比較して正確に呼出信号として検出できるという効果を奏する。ここで、再度実行した呼出信号検出手段(呼出信号検出ステップ)での検出結果が「呼出信号でない」と検出された場合、さらに他の二値化信号生成手段(二値化信号生成ステップ)で二値化信号を生成し、生成した二値化信号を対象として周波数算出手段(周波数算出ステップ)および呼出信号検出手段(呼出信号検出ステップ)を実行する。
以下に添付図面を参照して、この発明にかかる呼出信号検出装置、呼出信号検出方法、呼出信号検出プログラム、記録媒体および通信装置(具体的には画像形成装置(例えばファクシミリ装置))の最良な実施の形態(第1実施形態および第2実施形態)を詳細に説明する。なお、本発明は、この実施の形態により限定されるものではない。
〔第1実施形態〕
まず、本発明の第1実施形態にかかる、本発明の呼出信号検出装置を備えた画像形成装置1の構成について、図1および図2を参照して詳細に説明する。
図1は、本発明の第1実施形態にかかる画像形成装置1の全体構成を示すブロック図である。図1に示すように、画像形成装置1は、ダイオードブリッジ10と、切断部11と、半導体DAA(シリコンDAA)12と、モデム13と、システム制御部14と、読取部15と、画像処理部16と、印刷部17と、を少なくとも備えて構成されている。
まず、図1において点線で囲まれた各部(ダイオードブリッジ10、切断部11、半導体DAA12、モデム13およびシステム制御部14)について図2を参照して詳細に説明する。図2は、図1に示すダイオードブリッジ10、切断部11、半導体DAA12、モデム13およびシステム制御部14の構成を詳細に示すブロック図である。
ダイオードブリッジ10は、図示の如く構成されており、回線に接続されて回線電流を整流する。切断部11は、後述する半導体DAA12の1次側回線制御部120とダイオードブリッジ10との回路を切断する。
半導体DAA12は、1次側回線制御部120と、データ受け渡し回路121と、2次側シリアルI/F部122と、で構成されている。1次側回線制御部120は、ダイオードブリッジ10を介して回線の1次側に配置され、局給電により動作して2次側とデータの受け渡しを行うことにより回線の制御や送受信データのやり取りを行う。1次側回線制御部120は、データ送受信部120aと、回線閉結認識部120bと、回線間電圧検出部120cと、二値化信号生成制御部120dと、で構成されている。
データ送受信部120aは、回線から送られてきたデータを受信したり、後述するモデム13から送られてきたデータを送信したりする。回線閉結認識部120bは、後述するシステム制御部14から送られてきた回線閉結信号に基づいて回線の閉結を認識する。回線間電圧検出部120cは、回線間電圧をコンデンサ等で分圧して検出する。
二値化信号生成制御部120dは、複数の二値化信号生成部(第1二値化信号生成部120d1〜第n二値化信号生成部dn、但しnは2以上の整数)をさらに備えて構成されている。二値化信号生成制御部120dは、サービスマンやユーザまたは後述する生成設定部140dにより予め設定した二値化信号生成部を、入力信号が入力された際に優先して(最初に)実行させたり、後述する生成選出部140cで選出した二値化信号生成部を実行させたりすることで、各々の二値化信号生成部を制御する。また、二値化信号生成制御部120dは、全ての二値化信号生成部を一定の時間間隔で同時に実行させた場合には、実行させた度ごとに、各々の二値化信号生成部での二値化の進行状況を監視しながら、最初に二値化を開始した二値化信号生成部を検出する。各々の二値化信号生成部は、回線を介して入力された入力信号を所定の二値化方式で二値化することで二値化信号を生成する。各々の二値化信号生成部には、互いに異なる二値化方式(例えば、入力信号の立上りを検出して二値化する立上り二値化方式、入力信号の立下りを検出して二値化する立下り二値化方式、入力信号を所定の閾値で二値化する閾値二値化方式など)が設定される。
データ受け渡し回路121は、リニアカプラ、トランス、コンデンサ等で構成され、1次−2次間を絶縁状態にしてデータを送受信する。データ受け渡し回路121は、例えば、コンデンサで絶縁され、絶縁された光電素子であるリニアカプラでデータの受け渡しを行う。2次側シリアルI/F部122は、2次側に配置され、シリアルI/Fで1次側回線制御部120とデータの受け渡しを行う。
モデム13は、データの送受信を司るとともに網制御および網認識を行う。
システム制御部14は、CPU(Central Processing Unit)140やメモリ141などで構成され、メモリ141のROM内のプログラムに基づいて、メモリ141内のRAMをワークメモリとして利用して、画像形成装置1の各部を制御し、画像形成装置1としての基本処理を実行するととともに、本発明の特徴部分である呼出信号検出処理(着信動作実行処理を含む)を実行する。
CPU140は、画像形成装置1の全体を制御する。CPU140は、周波数算出部140aと、呼出信号検出部140bと、生成選出部140cと、生成設定部140cと、着信動作実行部140eと、を少なくとも備えて構成されている。周波数算出部140aは、各々の二値化信号生成部(第1二値化信号生成部120d1〜第n二値化信号生成部120dn)で生成した二値化信号を用いて入力信号の周波数を算出する。呼出信号検出部140bは、周波数算出部140aで算出した周波数および予め設定した周波数範囲(具体的には、呼出信号が取り得る適正(適切)な周波数範囲)に基づいて入力信号が呼出信号であるか否かを検出する。生成選出部140cは、呼出信号検出部140bでの検出結果が「呼出信号でない」と検出された場合、他の二値化信号生成部(具体的には、当該「呼出信号でない」という検出結果を含むこれまでの「呼出信号でない」という検出結果の元となった二値化信号を生成した二値化信号生成部とは異なる(以外の)二値化信号生成部)を選出する。生成設定部140dは、呼出信号検出部140bでの検出結果が「呼出信号である」と検出された場合、当該検出結果の元となった二値化信号を生成した、入力信号が次回入力された際に優先して(最初に)実行させる二値化信号生成部を、二値化信号生成制御部120dに対して設定する。着信動作実行部140eは、呼出信号検出部140bでの検出結果が「呼出信号である」と検出された場合に着信動作を実行(開始)する。
メモリ141は、例えば、ROM(Read Only Memory)およびRAM(Random Access Memory)等で構成され、ROM内には、画像形成装置1の基本処理プログラム、呼出信号検出プログラム(着信動作実行処理を含む)などを格納しているとともに、これらプログラムを実行するために必要な各種のデータ(例えば、上述した呼出信号が取り得る適正な周波数範囲など)を格納している。RAMは、各種プログラムの実行の際、ワークメモリとして利用される。
再び図1に戻り、読取部15は、画像形成装置1の所定位置に置かれた原稿を走査して読み取ることで、当該原稿に対応する画像データを作成する。画像処理部16は、回線を介してモデム13で受信した画像データ(原稿に関する画像データ)を処理する。印刷部17は、画像処理部16で処理した画像データを印刷して、原稿を復元する。
以上、本発明の第1実施形態にかかる画像形成装置1の構成について説明したが、本発明の第1実施形態にかかる呼出信号検出装置は、回線網とのインターフェースに半導体DAAを用いたものであり、主に、二値化信号生成部(第1二値化信号生成部120d1〜第n二値化信号生成部120dn)と、周波数算出部140aと、呼出信号検出部140bと、で構成される。
以上の構成において、本発明の第1実施形態にかかる画像形成装置1が行う呼出信号検出処理(着信動作実行処理を含む)の一例について図3を参照して詳細に説明する。なお、本呼出信号検出処理の説明では、画像形成装置1は、2つの二値化信号生成部(第1二値化信号生成部120d1および第2二値化信号生成部120d2)を備え、二値化信号生成制御部120dは、入力信号が入力された際、最初に第1二値化信号生成部120d1を実行させ、次に第2二値化信号生成部120d2を実行させるよう、各々の二値化信号生成部を制御するものとする。また、第1二値化信号生成部120d1では立上り二値化方式を採用し、第2二値化信号生成部120d2では立下り二値化方式を採用するものとする。ただし、第1二値化信号生成部120d1で立下り二値化方式を採用し、第2二値化信号生成部120d2で立上り二値化方式を採用してもよい。
図3は、本発明の第1実施形態にかかる画像形成装置1が行う呼出信号検出処理の一例を示すフローチャートである。まず、画像形成装置1は、データ送受信部120aの処理により回線を介して入力信号が入力されると、二値化信号生成制御部120dの処理により、第1二値化信号生成部120d1を実行させる。そして、画像形成装置1は、第1二値化信号生成部120d1の処理により、入力信号を立上りニ値化方式で二値化することで、二値化信号を生成する(ステップSA−1)。
つぎに、画像形成装置1は、周波数算出部140aの処理により、1次側回線制御部120からデータ受け渡し回路121および2次側シリアルI/F部122を介して伝送された、ステップSA−1で生成した二値化信号を用いて入力信号の周波数を算出する(ステップSA−2)。具体的には、画像形成装置1は、周波数算出部140aの処理により、ステップSA−1で生成した二値化信号から当該二値化信号の立上りエッジおよび当該立上りエッジの次(隣り)の立上りエッジを検出し、検出した立上りエッジ間の時間(入力信号の1周期に相当)を計測し、計測した時間から入力信号の周波数を算出する。
つぎに、画像形成装置1は、呼出信号検出部140bの処理により、ステップSA−2で算出した周波数および予め設定した周波数範囲(具体的には、呼出信号が取り得る適正な周波数範囲)に基づいて入力信号が呼出信号であるか否かを検出する(ステップSA−3)。具体的には、画像形成装置1は、呼出信号検出部140bの処理により、ステップSA−2で算出した周波数と予め設定した周波数範囲とを比較して、当該周波数が当該周波数範囲に含まれている場合には「呼出信号である」と検出し、当該周波数が当該周波数範囲に含まれてない場合には「呼出信号でない」と検出する。
つぎに、画像形成装置1は、ステップSA−3での検出結果が「呼出信号である」と検出された場合(ステップSA−4:Yes)、着信動作実行部140eの処理により着信動作を実行して(ステップSA−5)、CPU140の処理により本呼出信号検出処理を終了する。一方、画像形成装置1は、ステップSA−3での検出結果が「呼出信号でない」と検出された場合(ステップSA−4:No)、二値化信号生成制御部120dの処理により第2二値化信号生成部120d2を実行させ、第2二値化信号生成部140d2の処理により、入力信号を立下り二値化方式で二値化することで、二値化信号を生成する(ステップSA−6)。
つぎに、画像形成装置1は、周波数算出部140aの処理により、ステップSA−6で生成した二値化信号を用いて、ステップSA−2と同様、入力信号の周波数を算出する(ステップSA−7)。具体的には、画像形成装置1は、周波数算出部140aの処理により、ステップSA−6で生成した二値化信号の立下りエッジおよび当該立下りエッジの次(隣り)の立下りエッジを検出し、検出した立下りエッジ間の時間を計測し、計測した時間から入力信号の周波数を算出する。
つぎに、画像形成装置1は、呼出信号検出部140bの処理により、ステップSA−7で算出した周波数および予め設定した周波数範囲に基づいて、ステップSA−3と同様、入力信号が呼出信号であるか否かを検出する(ステップSA−8)。
つぎに、画像形成装置1は、ステップSA−8での検出結果が「呼出信号である」と検出された場合(ステップSA−9:Yes)、ステップSA−5と同様、着信動作実行部140eの処理により着信動作を実行して、CPU140の処理により本呼出信号検出処理を終了する。一方、画像形成装置1は、ステップSA−8での検出結果が「呼出信号でない」と検出された場合(ステップSA−9:No)、CPU140の処理により、入力信号が呼出信号として検出できないものであると見做して、着信動作を実行せずに本呼出信号検出処理を終了する。
以上説明したように、本発明の第1実施形態にかかる画像形成装置1は、第1二値化信号生成部120d1で入力信号から二値化信号を生成し、生成した二値化信号を用いて入力信号の周波数を周波数算出部140aで算出し、算出した周波数および予め設定した周波数範囲に基づいて入力信号が呼出信号であるか否かを呼出信号検出部140bで検出する。そして、画像形成装置1は、検出結果が「呼出信号である」と検出された場合には着信動作実行部140eで着信動作を実行し、検出結果が「呼出信号でない」と検出された場合には第2二値化信号生成部120d2で二値化信号を生成し、生成した二値化信号を対象として周波数算出部140aの処理および呼出信号検出部140bの処理を前回と同様に実行する。そして、画像形成装置1は、検出結果が「呼出信号である」と検出された場合には着信動作実行部140eで着信動作を実行し、検出結果が「呼出信号でない」と検出された場合には入力信号が呼出信号でないと見做して、着信動作を実行しない。換言すると、画像形成装置1は、当該画像形成装置1が備えた呼出信号検出装置での検出結果が「呼出信号である」と検出された場合に着信動作を実行する。これにより、乱れが生じている呼出信号が入力信号として入力された場合でも、当該入力信号を、従来と比較して正確に呼出信号として検出できる。しかも、正確な検出結果に基づいて着信動作を実行できる。換言すると、画像形成装置1は、2つの二値化信号生成部を備え、一方の二値化信号生成部で二値化信号を誤って生成して周波数算出部140aで間違った周波数を算出し、その結果、入力信号を呼出信号として検出できなかったとしても、もう一方の二値化信号生成部で二値化信号を正確に生成して周波数算出部140aで周波数を正しく算出することができれば、入力信号を呼出信号として正常に検出して着信動作を実行することができるので、呼出信号の検出精度が高まる。
従来、自動受信機能付のファクシミリ装置あるいは留守番電話機能付の電話機などに用いられる自動電話応答装置については、呼出信号の規格レベルが異なった場合の対応が円滑に行えなくなる問題があり、そのため、特開平03−032150号公報には、電話回線からの呼出信号を入出力間の電気的分離を保ちながら互いに異なる閾値でそれぞれ2値検出する複数の呼出信号検出手段を設け、各呼出信号検出手段の出力から呼出信号のレベルを論理的に判定させ、この判定結果に基づいてフックオフ動作を行わせる技術が開示されている。当該技術によれば、呼出信号のレベルが所定の基準レベル以上のときだけ自動応答が行われ、これによってノイズ等による誤作動が回避されていた。
しかし、従来開示されている呼出信号検出方式は、呼出信号検出回路を設ける必要があるため、コストダウンと小型化が難しいという問題があった。
そこで、トランス機能を半導体素子などによって代用して回線制御を行うデバイスとして、半導体素子を用いた半導体DAAが提唱され普及しつつある。この半導体DAAによれば、単に従来のトランス機能の置き換えではなく、他の機能も実装することで高機能化を図りつつ、コストダウンや小型化を実現可能としている。そして、このような半導体DAAを用いたファクシミリ装置の呼出信号検出方式には、単に回線間の呼出信号電圧を予め定められた閾値によって二値化する方式の他、呼出信号の立上りを検出して二値化する方式や呼出信号の立下りを検出して二値化する方式がある(特開2005−151414号公報参照)。
ここで、図4に示すように、乱れのない正常な呼出信号が入力信号として入力された場合、従来の二値化方式で正しく二値化信号を生成することができ、周波数も正しく算出することができるので、最終的に当該入力信号を呼出信号として検出することができる。しかし、交換機の故障やノイズの影響等により呼出信号が乱れてしまう場合がある。そして、図5に示すように、乱れのある呼出信号が入力信号として入力された場合、従来の二値化方式(この場合では立上り二値化方式)では入力信号の波形の乱れにより正しく二値化することができず、誤った周波数(図5の例では、実際よりも高い周波数)を算出してしまい、その結果、入力信号が呼出信号であるにも関わらずそれを呼出信号として検出できず、着信動作を実行できないという問題があった。換言すると、図5に示すような誤って二値化された二値化信号に基づいて周波数を算出してしまうため、実際とは異なる周波数を算出することになり、着信時の設定範囲外の周波数と判断され、着信できなくなるという問題があった。
ところが、本発明の第1実施形態にかかる画像形成装置1では、図6に示すような立上り二値化方式のみでは正しく二値化することができない呼出信号が入力信号として入力された場合でも、さらに立下り二値化方式で二値化信号を生成するので、当該生成した二値化信号を用いて周波数を正しく算出し、その結果、入力信号が呼出信号であるか否かを正確に検出することができる。換言すると、図6に示すように、立上り二値化方式のみでは誤検出してしまう場合でも、立下り二値化方式で正常に呼出信号の検出を行うことができる。すなわち、その波形が何らかの事情により乱れてしまった呼出信号が入力信号として入力された場合でも、従来より正確に二値化信号を生成して周波数を正しく算出し、その結果、入力信号が呼出信号であるか否かを正確に検出して着信動作を実行することができる。
また、本発明の第1実施形態にかかる画像形成装置1は、図7に示すように、呼出信号検出部140bでの検出結果が「呼出信号である」と検出された場合(ステップSB−4:Yes、ステップSB−10:Yes)、生成設定部140dの処理により、入力信号が次回入力された際に第1二値化信号生成部120d1を優先して(最初に)実行させるよう二値化信号生成制御部120dに対して設定してもよい(ステップSB−5)。換言すると、画像形成装置1は、呼出信号検出部140bでの検出結果が「呼出信号である」と検出された場合、生成設定部140dの処理により、当該検出結果の元となった二値化信号を生成した、入力信号が次回入力された際に優先して実行させる二値化信号生成部(ここでは第1二値化信号生成部120d1)を、二値化信号生成制御部120dに対して設定してもよい。なお、この場合には、画像形成装置1は、入力信号が次回入力された際、二値化信号生成制御部120dの処理により、生成設定部140dで設定した二値化信号生成部(ここでは第1二値化信号生成部120d1)を最初に実行させ、二値化信号の生成、周波数の算出および呼出信号の検出を実行する。これにより、入力信号が次回入力された際、当該入力信号が前回と同一のものである場合には、当該入力信号を素早く呼出信号として検出することができる。ここで、同じ交換機からは同一の呼出信号が発信されるので、一方の二値化信号生成部のみで呼出信号の検出ができた場合、次回の呼出信号の受信時では前回検出できた方の二値化信号生成部によって素早く着信動作を実行することができる。
また、本発明の第1実施形態にかかる画像形成装置1は、二値化信号生成制御部120dの処理により、全ての二値化信号生成部を一定の時間間隔で(一定時間ごとに)同時に(共に)実行させ、各々の二値化信号生成部での二値化の進行状況を監視しながら、最初に二値化を開始した二値化信号生成部を検出し、検出した二値化信号生成部で生成した二値化信号を対象として周波数の算出および呼出信号の検出を実行してもよい。換言すると、画像形成装置1は、はじめに二値化を開始した二値化信号生成部を自動的に選択し、選択した二値化信号生成部で生成した二値化信号を対象として周波数の算出および呼出信号の検出を実行する。これにより、故障や特殊な入力信号が入力されたこと等に因り、いずれかの二値化信号生成部で二値化信号を生成できなかった場合でも、入力信号を従来と比較して正確に呼出信号として検出することができる。換言すると、一方の二値化信号生成部が故障した場合または特殊な呼出信号が入力信号として入力されたことに因り一方の二値化信号生成部が入力信号の立上りエッジ/立下りエッジを検出できない場合においても、適切に呼出信号の検出を行うことができる。
また、本発明の第1実施形態にかかる画像形成装置1の周波数算出部140aは、後述する第2実施形態で述べる所定エッジ間時間計測部140a1と、瞬断判定部140a2と、エッジ設定部140a3と、設定エッジ間時間計測部140a4と、時間基準周波数算出部140a5と、をさらに備えてもよい。これにより、乱れが生じている呼出信号が入力信号として入力されたことに因り、生成した二値化信号に瞬断が生じた場合でも、当該入力信号の周波数を正確に算出することができ、その結果、当該入力信号を、従来と比較して正確に呼出信号として検出できる。
また、本発明の第1実施形態にかかる画像形成装置1は、最初に実行させる二値化信号生成部と次に実行させる二値化信号設定部を二値化信号生成制御部120dに対してサービスマンやユーザ等に予め設定させる。これにより、具体的には、図6に示すような呼出信号が入力信号として入力されることが予め予想される場合には、サービスマンやユーザ等は、最初に立下り二値化方式で二値化信号を生成するよう最初に実行させる二値化信号生成部を二値化信号生成制御部120dに対して設定することができるので、二値化信号生成部の切替処理を不要とすることができ、処理時間を短縮することができる。なお、どの二値化信号生成部を優先して実行させるかは、画像形成装置1の置かれている状況などを加味した上でサービスマンやユーザ等が適宜設定する。
また、本発明の第1実施形態にかかる画像形成装置1が複数の二値化信号生成部を備え、最初に実行する二値化信号生成部のみ予め設定された場合には、画像形成装置1は、呼出信号検出部140bでの初回の検出結果が「呼出信号でない」と検出された場合、生成選出部140cの処理により、他の二値化信号生成部(具体的には、当該「呼出信号でない」という検出結果を含むこれまでの「呼出信号でない」という検出結果の元となった二値化信号を生成した二値化信号生成部とは異なる(以外の)二値化信号生成部)を選出してもよい。なお、この場合には、画像形成装置1は、二値化信号生成制御部120dの処理により、選出した二値化信号生成部を実行させ、二値化信号の生成、周波数の算出および呼出信号の検出を実行する。そして、画像形成装置1は、呼出信号検出部140bでの検出結果が「呼出信号でない」と検出される限り(呼出信号検出部140bでの検出結果が「呼出信号である」と検出されるまで)又は呼出信号検出部140bの実行回数が所定の回数になるまで、他の(残りの)二値化信号生成部による二値化信号の生成、周波数の算出および呼出信号の検出を繰り返し実行する。
また、本発明の第1実施形態にかかる画像形成装置1の各々の二値化信号生成部では、立上り二値化方式や立下り二値化方式、閾値二値化方式など従来の二値化方式を適用することができる。
以上、本発明にかかる第1実施形態の画像形成装置1の説明を終了する。
〔第2実施形態〕
つぎに、本発明の第2実施形態にかかる、本発明の呼出信号検出装置を備えた画像形成装置1の構成について、図8を参照して詳細に説明する。なお、本第2実施形態の説明では、上述した第1実施形態の説明と重複する説明を省略する場合がある。
図8は、本発明の第2実施形態にかかる画像形成装置1が備える周波数算出部140aの構成を示すブロック図である。図8に示すように、周波数算出部140aは、所定エッジ間時間計測部140a1と、瞬断判定部140a2と、エッジ設定部140a3と、設定エッジ間時間計測部140a4と、時間基準周波数算出部140a5と、をさらに備えて構成されている。所定エッジ間時間計測部140a1は、二値化信号生成部で生成した二値化信号に基づいて当該二値化信号における所定のエッジ間の時間を計測する。瞬断判定部140a2は、所定エッジ間時間計測部140a1で計測した時間および予め設定した瞬断許容時間に基づいて二値化信号に瞬断が生じているか否かを判定する。エッジ設定部140a3は、瞬断判定部140a2での判定結果に基づいて二値化信号におけるエッジの組み合わせ(2つのエッジ)を設定する。設定エッジ間時間計測部140a4は、エッジ設定部140a3で設定したエッジ間の時間を二値化信号に基づいて計測する。時間基準周波数算出部140a5は、設定エッジ間時間計測部140a4で計測した時間に基づいて入力信号の周波数を算出する。
なお、本発明の第2実施形態にかかる画像形成装置1は、二値化信号生成部を1つ備えていればよい。また、本発明の第2実施形態にかかる画像形成装置1は、上述した第1実施形態における二値化信号生成制御部120d、生成選出部140cおよび生成設定部140dを備えてなくてもよい。また、本発明の第2実施形態にかかる画像形成装置1は、メモリ141内のROMに、呼出信号が取り得る適正な周波数範囲の他、瞬断許容時間も格納する。
以上の構成において、本発明の第2実施形態にかかる画像形成装置1が行う呼出信号検出処理(着信動作実行処理を含む)の一例について図9を参照して詳細に説明する。なお、本呼出信号検出処理の説明では、画像形成装置1が第1二値化信号生成部120d1を1つ備えているものとする。
図9は、本発明の第2実施形態にかかる画像形成装置1が行う呼出信号検出処理の一例を示すフローチャートである。まず、画像形成装置1は、回線を介してデータ送受信部120aの処理により入力信号を受信し、最初に実行するように予め設定された第1二値化信号生成部120d1の処理により、受信した入力信号を所定のニ値化方式で二値化することで、二値化信号を生成する(ステップSC−1)。なお、当該所定の二値化方式には、立上り二値化方式、立下り二値化方式、閾値二値化方式など従来の二値化方式を用いる。
つぎに、画像形成装置1は、周波数算出部140aの処理により、1次側回線制御部120からデータ受け渡し回路121および2次側シリアルI/F部122を介して伝送された、ステップSC−1で生成した二値化信号を用いて入力信号の周波数を算出する(ステップSC−2:周波数算出処理)。ここで、周波数算出部140aが行う周波数算出処理の一例について図10を参照して詳細に説明する。
図10は、本発明の第2実施形態にかかる画像形成装置1の周波数算出部140aが行う周波数算出処理の一例を示すフローチャートである。まず、周波数算出部140aは、所定エッジ間時間計測部140a1の処理により、ステップSC−1で生成した二値化信号に基づいて当該二値化信号における所定のエッジ間の時間を計測する(ステップSD−1)。具体的には、周波数算出部140aは、所定エッジ間時間計測部140a1の処理により、二値化信号における立下りエッジから当該立下りエッジに隣接する立上りエッジまでの時間(図11に示すt1)を計測する。なお、計測方法は、一定時間ごとに二値化信号をサンプリングすることで、図11に示すt1を直接計測する方法や、一定時間ごとに二値化信号をサンプリングすることで、立下りエッジから当該立下りエッジに隣接する立上りエッジまでの時間を複数計測し、その中から最も短い時間を選択する方法などを用いることができる。
つぎに、周波数算出部140aは、瞬断判定部140a2の処理により、ステップSD−1で計測した時間および予め設定した瞬断許容時間に基づいて二値化信号に瞬断が生じているか否かを判定する(ステップSD−2)。具体的には、周波数算出部140aは、瞬断判定部140a2の処理により、ステップSD−1で計測した時間と瞬断許容時間とを比較し、当該時間が瞬断許容時間以内である場合には、二値化信号に瞬断が生じていると判定し、当該時間が瞬断許容時間を超える場合には、二値化信号に瞬断が生じてないと判定する。
つぎに、周波数算出部140aは、エッジ設定部140a3の処理により、ステップSD−2での判定結果に基づいて二値化信号におけるエッジの組み合わせ(2つのエッジ)を設定する(ステップSD−3)。具体的には、周波数算出部140aは、エッジ設定部140a3の処理により、図11に示すように、ステップSD−2での判定結果が「瞬断が生じている」であった場合にはt3を計測するための2つの立上りエッジを設定し、ステップSD−2での判定結果が「瞬断が生じてない」であった場合にはt2を計測するための2つの立上りエッジを設定する。
つぎに、周波数算出部140aは、設定エッジ間時間計測部140a4の処理により、ステップSD−3で設定したエッジ間の時間を二値化信号に基づいて計測する(ステップSD−4)。具体的には、周波数算出部140aは、設定エッジ間時間計測部140a4の処理により、図11に示すように、ステップSD−2での判定結果が「瞬断が生じている」であった場合にはt3を計測し、ステップSD−2での判定結果が「瞬断が生じてない」であった場合にはt2を計測する。
つぎに、周波数算出部140aは、時間基準周波数算出部140a5の処理により、ステップSD−4で計測した時間(図11に示すt2またはt3)に基づいて入力信号の周波数を算出する(ステップSD−5)。以上、周波数算出処理の説明を終了する。
再び図9に戻り、画像形成装置1は、呼出信号検出部140bの処理により、ステップSC−2で算出した周波数および予め設定した周波数範囲に基づいて入力信号が呼出信号であるか否かを検出する(ステップSC−3)。
つぎに、画像形成装置1は、ステップSC−3での検出結果が「呼出信号である」と検出された場合(ステップSC−4:Yes)、着信動作実行部140eの処理により着信動作を実行する(ステップSC−5)。一方、画像形成装置1は、ステップSA−3での検出結果が「呼出信号でない」と検出された場合(ステップSA−4:No)、CPU140の処理により、入力信号が呼出信号として検出できないものであると見做して着信動作を実行せずに本呼出信号検出処理を終了する。
以上説明したように、本発明の第2実施形態にかかる画像形成装置1は、第1二値化信号生成部120d1で入力信号から二値化信号を生成し、生成した二値化信号を用いて入力信号の周波数を周波数算出部140aで算出し、算出した周波数および予め設定した周波数範囲に基づいて入力信号が呼出信号であるか否かを呼出信号検出部140bで検出する。その際、周波数算出部140aは、二値化信号に基づいて当該二値化信号における所定のエッジ間の時間を所定エッジ間時間計測部140a1で計測し、計測した時間および予め設定した瞬断許容時間に基づいて二値化信号に瞬断が生じているか否かを瞬断判定部140a2で判定し、判定結果に基づいて二値化信号におけるエッジの組み合わせをエッジ設定部140a3で設定し、設定したエッジ間の時間を二値化信号に基づいて設定エッジ間時間計測部140a4で計測し、計測した時間に基づいて入力信号の周波数を時間基準周波数算出部140a5で算出する。これにより、乱れが生じている呼出信号が入力信号として入力された場合でも、当該入力信号を、従来と比較して正確に呼出信号として検出できる。さらに、乱れが生じている呼出信号が入力信号として入力されたことに因り、生成した二値化信号に瞬断が生じた場合でも、当該入力信号の周波数を正確に算出することができ、その結果、当該入力信号を、従来と比較して正確に呼出信号として検出できる。つまり、図11に示すように瞬間的に二値化信号の波形がわれてしまった場合でも、周波数を正確に算出することができ、その結果、当該入力信号を、従来と比較して正確に呼出信号として検出できる。換言すると、呼出信号の波形の乱れなどで二値化信号の波形に瞬断が生じた場合にも、正確な周波数を算出することができるので、呼出信号の検出精度が高まる。
ここで、所定エッジ間時間計測部140a1は、図11に示すt1だけでなく、図11に示すt2を共に計測してもよい。なお、この場合には、エッジ設定部140a3は、瞬断判定部a2での判定結果が「瞬断が生じている」であった場合に限り、図11に示すt3を計測するための2つの立上りエッジを設定し、設定エッジ間時間計測部140a4は、エッジ設定部140a3で2つの立上りエッジを設定した場合に限り、図11に示すt3を計測し、時間基準周波数算出部140a5は、瞬断判定部a2での判定結果が「瞬断が生じてない」であった場合には所定エッジ間時間計測部140a1で予め計測したt2に基づいて入力信号の周波数を算出し、瞬断判定部a2での判定結果が「瞬断が生じている」であった場合には設定エッジ間時間計測部140a4で計測したt3に基づいて入力信号の周波数を算出する。
また、本発明の第2実施形態にかかる画像形成装置1の二値化信号生成部では、立上り二値化方式や立下り二値化方式、閾値二値化方式など従来の二値化方式を適用することができる。
最後に、本発明の第1実施形態にかかる画像形成装置1で実行される呼出信号検出プログラムおよび第2実施形態にかかる画像形成装置1で実行される呼出信号検出プログラムは、上述した各処理部を含むモジュール構成となっている。そして、実際のハードウェアの構成としては、CPU140がメモリ141(具体的にはROM)から呼出信号検出プログラムを読み出して実行することにより、上述した各処理部が主記憶装置上にロードされ、生成されるようになっている。画像形成装置1で実行される呼出信号検出プログラムは、ROM等に予め組み込まれて提供される。なお、画像形成装置1で実行される呼出信号検出プログラムは、インストール可能な形式または実行可能な形式のファイルで、コンピュータ読取可能な記録媒体(例えば、CD−ROM、フレキシブルディスク(FD)、CD−R、DVDなど)に記録して提供するように構成してもよい。また、画像形成装置1で実行される呼出信号検出プログラムを、インターネットなどのネットワークに接続されたコンピュータ上に格納し、ネットワーク経由でダウンロードさせることにより提供または配布するように構成してもよい。
また、本発明の記録媒体は、本発明の第1実施形態にかかる画像形成装置1で実行される呼出信号検出プログラムまたは第2実施形態にかかる画像形成装置1で実行される呼出信号検出プログラムを記録しているので、当該記録媒体に記録されたプログラムをコンピュータに読み取らせて実行することによって、本発明の第1実施形態にかかる画像形成装置1で実行される呼出信号検出プログラムまたは第2実施形態にかかる画像形成装置1で実行される呼出信号検出プログラムを、コンピュータを利用して実現することができ、これら各呼出信号検出プログラムと同様の効果を得ることができる。
本発明にかかる呼出信号検出装置、呼出信号検出方法、呼出信号検出プログラム、記録媒体は、例えば自動受信機能付のファクシミリ装置や留守番電話応答機能付の電話機などにおいて好適に用いることができる。また、本発明にかかる通信装置は、サービス業など幅広い様々な分野において好適に用いることができる。
本発明の第1実施形態にかかる画像形成装置1の全体構成を示すブロック図である。 図1に示すダイオードブリッジ10、切断部11、半導体DAA12、モデム13およびシステム制御部14の構成を詳細に示すブロック図である。 本発明の第1実施形態にかかる画像形成装置1が行う呼出信号検出処理の一例を示すフローチャートである。 乱れのない呼出信号および当該呼出信号から生成された二値化信号の一例を示す図である。 乱れのある呼出信号および当該呼出信号から生成された二値化信号の一例を示す図である。 乱れのある呼出信号ならびに当該呼出信号から立上り二値化方式で生成された二値化信号および当該呼出信号から立下り二値化方式で生成された二値化信号の一例を示す図である。 本発明の第1実施形態にかかる画像形成装置1が行う呼出信号検出処理の別の一例を示すフローチャートである。 本発明の第2実施形態にかかる画像形成装置1が備える周波数算出部140aの構成を示すブロック図である。 本発明の第2実施形態にかかる画像形成装置1が行う呼出信号検出処理の一例を示すフローチャートである。 本発明の第2実施形態にかかる画像形成装置1の周波数算出部140aが行う周波数算出処理の一例を示すフローチャートである。 乱れのある呼出信号および当該呼出信号から生成された瞬断が生じている可能性のある二値化信号の一例を示す図である。
符号の説明
1 画像形成装置
10 ダイオードブリッジ
11 切断部
12 半導体DAA
120 1次側回線制御部
120a データ送受信部
120b 回線閉結認識部
120c 回線間電圧検出部
120d 二値化信号生成制御部
120d1 第1二値化信号生成部
120d2 第2二値化信号生成部



120dn 第n二値化信号生成部
121 データ受け渡し回路
122 2次側シリアルI/F部
13 モデム
14 システム制御部
140 CPU
140a 周波数算出部
140a1 所定エッジ間時間計測部
140a2 瞬断判定部
140a3 エッジ設定部
140a4 設定エッジ間時間計測部
140a5 時間基準周波数算出部
140b 呼出信号検出部
140c 生成選出部
140d 生成設定部
140e 着信動作実行部
141 メモリ
15 読取部
16 画像処理部
17 印刷部

Claims (8)

  1. 入力信号を二値化することで二値化信号を生成する二値化信号生成手段と、前記二値化信号生成手段で生成した二値化信号を用いて入力信号の周波数を算出する周波数算出手段と、前記周波数算出手段で算出した周波数および予め設定した周波数範囲に基づいて入力信号が呼出信号であるか否かを検出する呼出信号検出手段と、を備えた呼出信号検出装置であって、
    前記二値化信号生成手段の他に、1つ以上の二値化信号生成手段をさらに備え、
    前記呼出信号検出手段での検出結果が呼出信号でないと検出された場合、他の二値化信号生成手段で生成した二値化信号を対象として前記周波数算出手段および前記呼出信号検出手段を実行すること
    を特徴とする呼出信号検出装置。
  2. 前記呼出信号検出手段での検出結果が呼出信号であると検出された場合、
    入力信号が次回入力された際、当該検出結果の元となった二値化信号を生成した二値化信号生成手段を優先的に実行し、
    前記呼出信号検出手段の最初の実行では、当該二値化信号生成手段で生成した二値化信号を用いて前記周波数算出手段で算出した周波数を対象とすること
    を特徴とする請求項1に記載の呼出信号検出装置。
  3. 全ての二値化信号生成手段を一定の時間間隔で同時に実行し、
    最初に二値化を開始した二値化信号生成手段で生成した二値化信号を対象として前記周波数算出手段および前記呼出信号検出手段を実行すること
    を特徴とする請求項1に記載の呼出信号検出装置。
  4. 入力信号を二値化することで二値化信号を生成する二値化信号生成手段と、前記二値化信号生成手段で生成した二値化信号を用いて入力信号の周波数を算出する周波数算出手段と、前記周波数算出手段で算出した周波数および予め設定した周波数範囲に基づいて入力信号が呼出信号であるか否かを検出する呼出信号検出手段と、を備えた呼出信号検出装置であって、
    前記周波数算出手段は、
    前記二値化信号生成手段で生成した二値化信号に基づいて当該二値化信号における所定のエッジ間の時間を計測する所定エッジ間時間計測手段と、
    前記所定エッジ間時間計測手段で計測した時間および予め設定した瞬断許容時間に基づいて二値化信号に瞬断が生じているか否かを判定する瞬断判定手段と、
    前記瞬断判定手段での判定結果に基づいて二値化信号におけるエッジの組み合わせを設定するエッジ設定手段と、
    前記エッジ設定手段で設定したエッジ間の時間を二値化信号に基づいて計測する設定エッジ間時間計測手段と、
    前記設定エッジ間時間計測手段で計測した時間に基づいて入力信号の周波数を算出する時間基準周波数算出手段と、
    をさらに備えたことを特徴とする呼出信号検出装置。
  5. 入力信号を二値化することで二値化信号を生成する二値化信号生成ステップと、前記二値化信号生成ステップで生成した二値化信号を用いて入力信号の周波数を算出する周波数算出ステップと、前記周波数算出ステップで算出した周波数および予め設定した周波数範囲に基づいて入力信号が呼出信号であるか否かを検出する呼出信号検出ステップと、を含む呼出信号検出方法であって、
    前記呼出信号検出ステップでの検出結果が呼出信号でないと検出された場合、他の二値化信号生成ステップで二値化信号を生成し、生成した二値化信号を対象として前記周波数算出ステップおよび前記呼出信号検出ステップを実行すること
    を特徴とする呼出信号検出方法。
  6. 入力信号を二値化することで二値化信号を生成する二値化信号生成ステップと、前記二値化信号生成ステップで生成した二値化信号を用いて入力信号の周波数を算出する周波数算出ステップと、前記周波数算出ステップで算出した周波数および予め設定した周波数範囲に基づいて入力信号が呼出信号であるか否かを検出する呼出信号検出ステップと、を含む呼出信号検出方法をコンピュータに実行させる呼出信号検出プログラムであって、
    前記呼出信号検出ステップでの検出結果が呼出信号でないと検出された場合、他の二値化信号生成ステップで二値化信号を生成し、生成した二値化信号を対象として前記周波数算出ステップおよび前記呼出信号検出ステップを実行すること
    を特徴とする呼出信号検出プログラム。
  7. 前記請求項6に記載の呼出信号検出プログラムを記録したこと
    を特徴とするコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
  8. 前記請求項1から4のいずれか1つに記載の呼出信号検出装置を備え、
    前記呼出信号検出装置での検出結果が呼出信号であると検出された場合に着信動作を実行すること
    を特徴とする通信装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100857881B1 (ko) * 2006-01-04 2008-09-10 동명대학교산학협력단 알루미늄 시트를 이용한 멀티 패턴 부품 제조용 알루미늄인서트 성형 사출 방법 및 이를 이용하여 만든 자동차용재떨이

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