JP2007081847A - 画像形成装置、画像処理装置、画像処理方法、プログラムおよび記憶媒体 - Google Patents

画像形成装置、画像処理装置、画像処理方法、プログラムおよび記憶媒体 Download PDF

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Abstract

【課題】 原稿を機械的に送りながら画像処理を実行し、画像処理結果に対応した印刷モードで画像形成を行う、画像形成装置、画像処理装置、画像処理方法、プログラムおよび記憶媒体を提供すること。
【解決手段】 本発明の画像形成装置10は、オート・ドキュメント・フィーダ12を備え、取得された画像データについて主走査方向および副走査方向に連続する複数の画素を含む2次元ブロックを割当て、2次元ブロックが有彩ブロックであることを判断して、有彩ブロックであることを示す属性値を生成する像域分離部86と、副走査1次元ブロックを前記画像データに割当て、副走査1次元ブロックの画素データが少なくとも有彩画素であることを示す第2の属性値を生成し、第2の属性値を使用して有彩判定データを生成する有彩原稿判定部90と、有彩判定データを受け取り、原稿の有彩判定を行う制御装置82とを含んでいる。
【選択図】 図8

Description

本発明は、電子写真法を使用した画像形成に関し、より詳細には、原稿を機械的に送りながら画像処理を実行し、画像処理結果に対応した印刷モードで画像形成を行う、画像形成装置、画像処理装置、画像処理方法、プログラムおよび記憶媒体に関する。
電子写真法を使用した画像形成装置は、多色化および多機能化が進められており、オート・ドキュメント・フィーダ(ADF)を備え、フルカラー画像を出力することが可能な、所謂、多機能周辺機器(Multi-Function-printer/peripheral:MFP)として提供されることが多くなってきている。特に、フルカラー画像形成装置の画像形成においては、シアン(C)、マゼンタ(M)、イエロー(Y)、およびブラック(Bk)の4色に関する画像処理を行い、対応する基本色の潜像を感光体上に形成させ、対応するトナーによる現像の後、紙、またはプラスチック・シートなどの転写材上に着色像を転写・定着して印刷物がユーザに対して提供される。
すなわち、フルカラー画像を出力することができる画像形成装置は、ADFによる読取り結果に応答して1回の作像プロセスで4基本色分の画像処理および潜像形成処理、現像処理が行われ、画像形成装置の実行する処理量およびトナーなどの消耗品などのハードウェア資源のコストおよび印刷物1枚あたりのコストが変化する。このため、画像形成装置のユーザは、印刷物を得ようとする印刷モードを、印刷を開始するに先立ち、カラーまたは単色モードから選択する操作を行う必要がある。
従来、上述したユーザによる操作モードの煩雑な切換を解消し、ADFを使用したイメージ・スキャナによる画像認識を向上させることで印刷コストを低下させるため、種々の検討が行われてきている。
例えば、特開昭63−107274号公報(特許文献1)では、原稿が有彩原稿か無彩原稿かを自動的に判断し、その判断結果に応じて画像形成装置の動作モードを切換える、所謂、自動カラー判定(以下、ACSとして参照する。)が開示されている。自動カラー判定は、ユーザに対して印刷モードの切換を行わせる煩雑さを軽減するものの、MFPなどにおいて通常使用されるADFによる原稿読取りの際には、充分に機能しないことがある。すなわち、ADFは、原稿を、自動的にイメージ・スキャナの読取り領域を通過させるように送りながらイメージを取得する。このときイメージ・スキャナを固定して、イメージ・スキャナを覆うように配置されたコンタクト・ガラス上を、原稿を移動させながら、イメージ・スキャナによる画像データ取得が行われる。
このため、自動的に送られる原稿がイメージ・スキャナの原稿送り機構に侵入する時、および排出される時に原稿の搬送が不安定になり、ショック・ジッタとして参照される問題が発生する。イメージ・スキャナは、多くの場合、原稿の幅方向である主走査方向に延びたライン状の読取り領域がR、G、Bに対応して設けられたCCDを備えており、また、ラインCCDは、R、G、Bに対応したフィルタにより形成された各色のCCDセンサが所定の間隔で配置されている。ADFにより原稿を送る場合、原稿は、ADFの原稿送り機構に侵入・排出され、このときに原稿の搬送速度が変動すると、R、G、Bのデータ・ラインが同期しなくなる現象は、ショック・ジッタとして参照される有彩色判断における問題点を生じさせる。
上述したショック・ジッタが発生すると、白黒原稿を読込んだ場合でも、RGBの読取り位置ずれが発生するので、白黒原稿であるにも関わらずACSにより有彩原稿と判定される場合がある。この場合には、画像形成装置は、プリンタに対して4基本色分のプリント指令を発行し、プリンタは、Bk、C、M、Yの各色を使用して白黒原稿を再現することになり、Bk以外に本来では必要のない基本色のトナーの消費量を増加させてしまい、プリント出力時間の増大、プリント・コストの増加、並びに原稿のBk再現性の低下という問題を生じさせる。
また、現実的な問題としては、上述したショック・ジッタの問題に加え、イメージ・スキャナの読取り領域に付着したゴミなどの異物が原稿からの反射光を遮ってしまうために生じるDF(Document Feeder)スジを、有彩画素として判断してしまうことにより、ショック・ジッタの他、ACSの有彩色判定に誤差を与える原因となっていた。
上述した問題点に対応するために、例えば特開2001−157051号公報(特許文献2)では、原稿をコンタクト・ガラス上に固定して、反射ミラーを移動させて画像データを取得する画像形成装置であって、反射ミラーの移動速度が安定しない画像先端部での黒文字判定部のルックアップ・テーブルのパラメータを切り換える画像処理を行う処理手段を設け、画像先端部での黒文字誤判定を防止する画像形成装置が開示されている。特許文献2に開示された画像形成装置は、ショック・ジッタの影響を受けやすい領域について定常領域とは異なる色変換用ルックアップ・テーブルを設け画質劣化を防止するものであり、主走査方向および副走査方向に連続する画像特性の変化がある場合に対応することができる方法とはいえない。
特開2003−298859号公報(特許文献3)では、読み取った画像データの副走査方向の位置を監視する手段を設け、管理される副走査方向の位置に応答して色判別手段による判別動作を切換える制御手段を備える画像形成装置が開示されている。特許文献3では、副走査方向の位置をモニタしておき、ショック・ジッタの影響を受けやすい領域に対して有彩判定を行うための閾値を変更することにより、ショック・ジッタに起因した有彩判定の誤りを防止する画像形成装置が開示されている。特許文献3に開示された画像形成装置においてもショック・ジッタの影響を受けやすい領域が有彩判定に与える影響を改善することを可能とするものの、副走査方向の位置を管理しているだけではDFスジに起因する有彩判定の誤りに対応することができないという問題点があった。
また、ACSのショック・ジッタによる有彩判定の誤りに対応するべく、上述したように彩度の低い画像データの有彩判定に用いる閾値を変化させることで、ACSに対して無彩色と判定させることも可能である。しかしながら、原稿の低彩度の領域がBkとして再現されることになり、原稿の特性によっては原稿を再現したことにはならないという不都合が生じる。
特開昭63−107274号公報 特開2001−157051号公報 特開2003−298859号公報
上述したように、これまでACSに対してショック・ジッタを解消するためにルックアップ・テーブルを変更したり、副走査方向の位置を管理してショック・ジッタの発生しやすい副走査方向での位置について有彩判定のための閾値を変更することにより、ショック・ジッタに起因するACSの有彩判定の誤りを防止する技術は知られている。しかしながら、ショック・ジッタによる有彩判定の閾値レベルを変更することによる弊害を生じさせることなく、低有彩領域の印刷再現性を損ねることなくACSによる有彩色判定を向上させる技術が依然として必要とされてきた。
本発明では、ショック・ジッタが主走査方向に連続し、副走査方向には連続しないことに着目してなされたものである。本発明では、有彩原稿を判定する有彩画素であると判定された画素の副走査方向への連続性を判定する有彩原稿判定部を設け、副走査方向に規定される副走査1次元ブロックを規定し、有彩画素判定の結果生成される第2の属性値の副走査1次元ブロック内での連続性を検査して、検査の結果に応答して副走査1次元ブロック内にエントリされた画素について、その第2の属性値を置換する。第2の属性値は、さらに第1有彩領域判定部により生成された属性値から主走査1次元ブロックにエントリされる画素データの論理積の結果との論理積により与えられる属性値(col)を生成するために使用される。属性値(col)は、副走査方向への連続性が検査され、その結果、属性値(col)が所定の値以上連続することに対応して、有彩判定データ(yusai1)が生成され、原稿の有彩・無彩特性に対応するプリント・モードを設定するための割り込み信号を生成するために用いられる。
すなわち、本発明によれば、オート・ドキュメント・フィーダを備える画像形成装置であって、
画像データについて主走査方向および副走査方向に連続する複数の画素を含む2次元ブロックを割当て、前記2次元ブロックが有彩ブロックであることを判断して、有彩ブロックであることを示す像域分離部と、
副走査1次元ブロックを前記画像データに割当て、前記副走査1次元ブロックの画素データが少なくとも有彩画素であることを示す前記第2の属性値を使用して有彩判定データを生成する有彩原稿判定部と、
前記有彩判定データを受け取り、原稿の有彩判定を行う制御装置と
を含む、画像形成装置が提供される。
前記有彩原稿判定部は、前記副走査1次元ブロックに含まれる前記画素データの前記第2の属性値の論理処理を行い、前記副走査1次元ブロック内の画素データの全部またはいずれか1つが有彩画素であると判断された場合に前記第2の属性値を、有彩画素を示す値で置換する副走査ブロック化部を含むことができる。
本発明の前記有彩原稿判定部は、前記画像データに対して主走査1次元ブロックを割当て、前記主走査1次元ブロックの前記属性値の論理積を計算して前記論理積の結果で前記属性値を置換する主走査1次元ブロック化部を備えることができる。
前記画像形成装置は、第2有彩判定データを生成する第2有彩原稿判定部を備え、前記画像形成装置は、前記有彩判定データと前記第2有彩判定データとを受け取って論理和を計算し、前記有彩判定データおよび前記第2有彩原稿判定データのいずれかが有彩原稿を示す場合に、前記プリンタに対して有彩印刷を指令する割り込み信号を生成することができる。本発明の前記第2有彩原稿判定部は、前記取得された画像データ全体について有彩画素の判定を行い、前記第2有彩判定データを生成し、前記制御装置に通知することができる。
本発明の第2の構成によれば、メモリとCPUとを備える画像処理装置における画像処理方法であって、前記画像処理方法は、
オート・ドキュメント・フィーダにより画像データを取得して、メモリに格納するステップと、
取得された前記画像データを読出して主走査方向および副走査方向に連続する複数の画素を含む2次元ブロックを割当て、前記2次元ブロックが有彩ブロックであることを判断して、有彩ブロックであることを示す属性値を生成するステップと、
副走査1次元ブロックを前記画像データに割当て、前記副走査1次元ブロックの画素データが少なくとも有彩画素であることを示す第2の属性値を生成し、前記第2の属性値を使用して有彩判定データを生成するステップと、
前記有彩判定データを受け取って、原稿の有彩判定を行ない、前記原稿の有彩または無彩の判定に応答してプリンタへの割り込みを行うステップと
を前記画像形成装置に対して実行させる、画像処理方法画像処理方法が提供できる。
本発明では、前記有彩判定データを生成するステップは、前記副走査1次元ブロックに含まれる前記画素データの前記第2の属性値の論理処理を行い、前記副走査1次元ブロック内の画素データの全部またはいずれか1つが有彩画素であると判断された場合に前記第2の属性値を有彩画素を示す値で置換するステップと含むことができる。
本発明では、前記有彩判定データを生成するステップは、前記画像データに対して主走査1次元ブロックを割当て、前記主走査1次元ブロックの前記属性値の論理積を計算して前記論理積の結果で前記属性値を置換するステップを含むことができる。本発明では、前記有彩判定データを生成するステップは、主走査方向に連続する画素データを平均化して有彩画素の判定を行うステップを含むことができる。
本発明では、前記属性値および前記第2の属性値を前記画像データと共に外部記憶装置に格納するステップを実行することができる。
本発明の第3の構成によれば、上記の画像処理方法を前記画像形成装置に実行させる装置実行可能なプログラムが提供できる。
本発明の第4の構成によれば、上記プログラムを記憶した装置可読な記憶媒体が提供できる。
本発明の第5の構成によれば、メモリと外部記憶装置とCPUとを備える画像処理装置であって、
前記メモリに画像データを格納し、前記画像データについて主走査方向および副走査方向に連続する複数の画素を含む2次元ブロックを割当て、前記2次元ブロックが有彩ブロックであることを判断して、有彩ブロックであることを示す属性値を生成する第1有彩領域判定部と、
副走査1次元ブロックを前記画像データに割当て、前記副走査1次元ブロックの画素データが少なくとも有彩画素であることを示す第2の属性値を生成し、前記第2の属性値を使用して有彩判定データを生成する有彩原稿判定部と、
前記有彩判定データを受け取り、原稿の有彩判定を行う制御装置と、
前記画像データを前記属性値および前記第2の属性値とともに格納する外部記憶装置と
を含む、画像処理装置が提供できる。
本発明では、前記有彩原稿判定部は、前記副走査1次元ブロックに含まれる前記画素データの前記第2の属性値の論理処理を行い、前記副走査1次元ブロック内の画素データの全部またはいずれか1つが有彩画素であると判断された場合に前記第2の属性値を有彩画素を示す値で置換する副走査ブロック化部を含むことができる。
本発明によれば、副走査方向への画像データの属性値の連続を使用して有彩画素の判定を行うので、ショック・ジッタに対処しつつ、低彩度の原稿についての色相再現性を向上することができる。
また、本発明によれば、主走査方向に属性値を論理積した結果を使用して有彩原稿の判定を行うので、DFスジの発生による有彩原稿の誤判定を防止することができる。
さらに、本発明によれば、ショック・ジッタの大きさに応答して最適な有彩原稿判定を提供することができる。
また、本発明によれば、ADFにより取得された画像データを属性値および第2の属性値と共に格納するので、ADFを使用して取得した原稿を後に読み出して印刷させても良好な色相再現性を提供することができる。
図1は、本発明の画像形成装置10の概略的な構成を示した図である。図1に示した画像形成装置10は、ADF12を備えたMFPとされており、ADF12の原稿台にセットされた原稿は、ユーザからの指令に応答して、コンタクト・ガラス14の側へと送られ、コンタクト・ガラス14越しに白色光源(図示せず)からの白色光が原稿に照射される。原稿は、照射された白色光線を反射し、反射光は、コンタクト・ガラス14を再度通過して、複数の反射鏡16により、レンズ18へと反射される。レンズ18は、ラインCCD20へと原稿からの反射光を集光して、ラインCCD20が、ラインごとにRGBに対応する画像データを取得している。取得された画像データは、制御部22へと送られて、ADF12などの駆動を制御するクロック・パルスおよび原稿の送り速度に応答して決定されるライン・アドレス値およびライン方向に定義される主走査アドレス値と共に、FIFOバッファなどのメモリに格納されて、後に画像処理部へと渡される。
制御部22に送られた画像データは、より詳細には後述する画像処理が行われた後、原稿の画像特性に応答して、Bkのみの無彩色原稿の場合には、感光体ドラム24へとレーザ・パルスまたはLEDパルスが照射されて、単一の感光体ドラム上に無彩色原稿に対応する静電潜像が形成される。また、フルカラー画像を形成する場合には、Bk、C、M、Yに対応する各感光体ドラムへとレーザ・パルスまたはLEDパルスが照射されて、各色に対応する静電潜像が形成される。形成された静電潜像は、その後、転写ローラ26により中間転写体28へと転写される。
トナー像を担持した転写材は、その後、2次転写部材30により紙またはプラスチック・シートなどの転写材へと転写され、その後さらに定着装置32へと搬送されてトナー像の定着が行われる。トナー像が定着された転写材は、搬送ローラの回動と共に排紙トレー34へと排出されて、ユーザは、ユーザがADF12にセットした原稿に対応した印刷物を得ることができる。
また、画像形成装置10には、公衆電話回線や、ISDNいった公衆電話網36が接続され、ファクシミリ通信などが可能とされている。さらに画像形成装置10は、イーサネット(登録商標)ケーブルなどを介してネットワークへと接続されていて、各種のサービスを提供している。
図2は、本発明の画像形成装置10の機能ブロック図を示す。本発明の画像形成装置10は、ADFを備えるスキャナ装置50およびオペレーション・パネルおよび入力キーなどの入力部52からデータまたは画像データを取得している。スキャナ装置50が取得した画像データは、スキャナI/F54を介して画像判定・画像処理部48へと送られている。また、画像形成装置10は、システム・コントローラとして機能するCPU42を備えていて、CPU42は、画像形成装置10の各機能部の処理タイミングを管理し、各機能部へと処理指令を発行している。
また、画像形成装置10は、さらに画像などを処理したり、アプリケーション・ソフトウェアの実行空間を与えるためのRAM44と、処理を行うためのデータまたはプログラムなどを格納したROM46とを備えていて、CPU42による画像処理および画像形成装置の制御を可能としている。
画像判定・画像処理部48は、イメージ・スキャナにより取得された画像データに対してフィルタリング処理、文字画像抽出処理、網点画像抽出処理および本発明の有彩画像判定処理を実行し、その結果生成される各種の属性値に基づき画像処理を行い、プリント指令をエンジン・コントローラ60へと送出する。エンジン・コントローラ60は、画像形成装置10の仕様に応じて、直接またはUSB(Universal Serial BUS)またはIEEE1284などのバス66を介して、感光体ドラム、現像装置、定着装置などを含むプリンタに対して作像を行わせている。また、画像形成装置10は、ファクシミリ・コントローラ58またはネットワーク・インタフェース・カード(NIC)62、ATA,シリアルATA、ATAPI、ATA−4などの規格を有するIDE(Integrated Drive Electronics)64などのインタフェースを備えている。
ファクシミリ・コントローラ58は、取得した画像データをG3、G4などのファクシミリ・フォーマットへと変換させ、モデムなどのファクシミリ送受信装置78またはDSU/TA68を介して公衆電話網またはISDNなどを経由してアナログまたはディジタル回線を介してファクシミリ通信を行っている。
また、NIC62は、10BASE−100などのイーサネット(登録商標)ケーブルを介してローカルエリア・ネットワーク(LAN)、ワイドエリア・ネットワーク(WAN)、またはインターネットなどのネットワーク72へと接続されていて、ユーザに対して画像形成装置10をリモート・プリンタとして機能させ、またSMTP、POPなどのプロトコルの下で電子メールなどのサービスを提供させている。なお、電子メールなどのサービスは、NIC62を経由せず、モデムなどを介してPPP(Point-to-Point Protocol)のもと、ダイアルアップ接続で都度接続先を指定して送受信することもできる。
また、IDE64は、ハードディスク・ドライブなどに接続され、ADFにより取得されたデータを、後述する各属性値と共に、オリジナルの画像データを上述した大容量記憶装置または記憶媒体に格納させている。この他、画像形成装置10は、SCSIなどの適切なインタフェースを使用して、USBなどのバスを介してフレキシブル・ディスク、CD−ROM、DVD、MOなどの外部記憶装置と接続されていてもよい。
図3は、本発明の画像形成装置10のADF12とラインCCD20とを含んで構成されるスキャナ装置50の詳細な構成を示した図である。本発明の画像形成装置10のスキャナ装置50は、シートスルー・タイプとされており、原稿台50aと、原稿台50a上の原稿を送るための原稿送りローラ50b、50cを備えており、原稿50dを矢線Aの方向へと搬送している。原稿50dは、ガイド50eにより搬送方向が変えられた後、白色ガイド50fとコンタクト・ガラス14との間に侵入して、矢線Bの方向へと搬送されて、排紙ローラ50gを経由してスキャナ装置50から排紙されている。
搬送される原稿50dには、コンタクト・ガラス14を隔てて配置された白色光源50hからの白色光が照射され、原稿50dは、原稿50dに形成された画像に対応する反射光を反射鏡16aへと反射させている。原稿50dからの反射光は、さらに反射鏡16bおよび16cを介してレンズ18およびラインCCD20へと入射される。ラインCCD20は、原稿50dの搬送速度などに応じて決定されるタイミングで、主走査方向および副走査方向に沿ったR、G、Bの画像データを生成させ、生成された画像データは、A/Dコンバータ(図示せず)によりA/D変換を受けた後にインタフェースを介して図示しない画像処理部へ送られて、画像形成装置10による画像データを使用した処理が実行される。
スキャナ装置50は、まず、原稿50dを原稿送りローラ50b、50cを介して白色ガイド50fとコンタクト・ガラス14との間に搬送する。原稿50dがコンタクト・ガラス14と白色ガイド50fとの間を通過して、原稿50dの先端が排紙ローラに侵入する時、および原稿後端が原稿送りローラ50cを抜けるとき、原稿50dに機械的なショックが与えられ、原稿の搬送速度が変化する、所謂、ショック・ジッタが発生する。ラインCCD20を使用する場合、上述したショック・ジッタは、RGB読取りラインの同期を乱し、有彩色判定の誤差を生じさせる原因となる。
図4(a)には、ラインCCD20による画像データの生成をラインCCD20の構成と共に示した図である。原稿の搬送開始および搬送速度は、メイン・クロックMCLに同期して与えられ、図3のコンタクト・ガラスを通過した反射光が、RGBの成分を含んでラインCCD20へと照射される。図4に示したラインCCD20は、R、G、Bに対応したフィルタ20a、20b、20cと、その下側に配置されたCCDセンサ20d、20e、20fを含んでおり、各CCDセンサ20d〜20fは、間隔が、読取り画像データのラインの4ライン分に対応する間隔で配置されている。
図4(b)には、メイン・クロックMCLと、ライン・クロックLCLと、ライン・クロックLCLに同期して与えられるA/Dコンバータのサンプリング・ゲートのタイミングを示す。ラインCCD20から送られる光電変換データは、ライン間隔を規定するライン・クロックに同期して発生される8ビットA/Dコンバータなどのサンプリング・ゲートごとに取り込まれ、主走査方向のライン・データを生成する。また、ライン・クロックは、適切なカウンタによりカウントされていて、原稿の副走査方向の領域および位置を取得して、各種のタイミング制御および副走査方向に関する位置制御のために使用される。
図4に示した構成においてショック・ジッタが発生すると、それぞれR、G、Bに対応して入力される画像カラー・バランスが変化する。特にショック・ジッタが発生した箇所で読み込んでいる画像データが白黒原稿である場合、R、G、Bの要素のバランスが、色ずれの結果、白黒に相当するバランスとならない画素を生成させてしまう場合があり、この結果、ACSによる有彩原稿判定において有彩原稿の誤判断が行われる。この場合、画像形成装置は、プリンタに対して4基本色の作像指令を発行してしまうので、Bkだけの作像だけで充分に原稿を再現できるにもかかわらず、Bk、C、M、Yの作像が行われるので、プリント速度が低下し、また色再現性も充分ではない印刷物が与えられる場合がある。さらに、4色に対応した画像処理を実行させることになり誤判定がなければ他の処理に割り当てることができるCPUおよびRAMなどのハードウェア資源を無駄に消費することになる。
図5は、本発明の画像形成装置10が取得する画像データのデータ構造を示した概略図である。CCDセンサからの出力は、主走査方向へのCCDデバイス数に相当する数だけ並列出力され、それぞれ主走査アドレス値および副走査ラインのカウントに応答して決定されるライン・アドレス値により管理され、画素80の2次元方向の位置を規定している。CCDセンサからの出力値は、8ビット分解能を有するA/Dコンバータにより、R、G、Bの出力電圧に対応したディジタル・データとされ、ライン・アドレス値、主走査アドレス値、RGBの彩度データからなる、24ビットのRGBデータの3次元マトリックスとして画像データが生成される。本発明の特定の実施の形態においては、主走査方向について画素は、7200画素のCCDセンサが使用され、RGBの値は、深さ方向に24ビットとされており、1ラインあたり、約173KBのメモリを消費する。
この画像データは、例えば先入れ・先出し(FIFO)バッファなどに格納され、各種の処理が終了するごとに先入れ・先出し形式で後続する処理を実行する各機能部へと送られ、最終的にプリンタが出力できるフォーマットへと変換された後、プリンタへと送られる。なお、本発明においては、RGBの深さレベルは、24ビットに限定されることはなく、また1ラインあたりの画素数も特に7200画素に限定されるものではない。
図6は、上述した構成を有する本発明の画像形成装置の実行する画像処理方法のフローチャートを示す。図6に示すように、本発明の画像処理方法は、ステップ600で、ユーザからの指令を受け取り処理を開始し、ステップ601でADFを起動させ原稿をイメージ・スキャナへと供給する。ステップ602では、原稿からの反射光をラインCCDが受け取って、ライン・アドレス値、主走査アドレス値、深さ方向の彩度データを含む画像データを生成させ、FIFOバッファなどに画像データを蓄積する。ステップ604では、蓄積した画像データを読み出して、主走査方向および副走査方向の画像特性を計算し、第2の有彩判定データyusai2を計算し、画像処理CPUへとその値を通知する。さらにステップ605では、副走査方向のブロック化により第2の属性値(iro2)を生成し、像域分離部から出力される属性値を使用して、主走査方向に論理積処理を実行して生成される属性値(iro1)を計算し、これらの値から有彩判定データyusai1を計算して、画像処理CPUへとその値を通知する。
なお、本発明の画像処理方法では、ステップ604における第2の有彩判定データを生成する処理を省略して画像処理を行うこともでき、他の実施の形態では、ステップ603の処理の後に直ちにステップ605の処理を実行し、有彩判定データyusai1のみを使用する画像処理を行うこともできる。
図7は、本発明の画像形成装置の図6に後続する処理を示した図である。ステップ700で、計算された有彩判定データyusai1と第2の有彩判定データyusai2とに基づいて、有彩判定を行い、判断の結果、真の値(1)が返される場合(yes)には、ステップ701で画像処理部に対して、判定結果に対応するBk、C、M、Yの作像を通知する。なお、本発明において、yusai2を生成する処理を省略する場合には、ステップ700で、有彩判定データyusai1のみの値を判断して有彩原稿の判断を行うことができる。
ステップ702では、プリンタは、有彩判定結果に応答した割り込み信号を受け取り、バッファ・メモリからプリントするべき画像データを読出して対応するレーザ・ビーム変調データを生成し、プリンタに対してレーザ・ビーム、駆動モータ、帯電バイアス、現像バイアス、転写バイアスの同期制御指令を送る。ステップ703では、プリンタは、有彩判定結果に応答した割り込み信号に対応する指令コードを割り込み処理部から取得してプリンタを設定し、読出した画像データを使用して、帯電装置、半導体レーザ、ポリゴン・ミラー、f−θレンズ、駆動モータ、現像装置、転写装置、定着装置を制御して、プリンタにより画像データに対応する印刷物をユーザに対して提供し、ステップ704で一連の処理を終了し、ユーザからの次指令を待機する。
また、ステップ700の判断が偽の値を返す場合(no)には、ステップ705へと処理を分岐させ、Bk単色の作像を行う指令を画像処理部へと送り、再度ステップ702で判定結果に対応する画像を形成するための設定をプリンタに対して指令して、画像処理を行い、ステップ703およびステップ704の処理をプリンタに対して実行させる。
図8は、本発明の画像形成装置の画像判定・画像処理部48の機能ブロックを示した図である。画像処理CPU82は、ADF12およびラインCCD20に対して、メイン・クロックに同期した制御信号を送り、画像データをA/D変換して第2有彩原稿判定部84に渡す。第2有彩原稿判定部84は、主走査方向および副走査方向に関連する画素についての第2の有彩判定データ(yusai2)を計算し、画像処理CPU82へと通知する。なお、第2有彩原稿判定部84は、使用するデータおよび処理共に特開2003−46772号公報の色判定部と同一の処理を実行し、iroおよびyusai2を出力する。第2有彩原稿判定部84は、無彩原稿と判断した場合には、第2の有彩判定データyusai2=0に設定し、有彩原稿と判断した場合には、yusai2=1と設定して、画像処理CPU82へと、その値を返している。
以下、簡単に、第2有彩原稿判定部84の処理を説明すると、第2有彩原稿判定部84は、各画素について、RGBデータから有彩画素の判定を行っており、2次元ブロックを画素に割当て、2次元ブロックに含まれる有彩画素の数が所定の閾値を超えると判断した場合には、有彩ブロックと判断し、この処理を画像データ全体にわたって行い、有彩画素があると判断された場合に、第2の有彩判定データであるyusai2を1ビットデータとして生成する。
一方、画像データは、さらに像域分離部86および画像処理部88へと送られる。像域分離部86では、画像データから文字画像、網点画像、有彩画像の判定が行われ、計算された画素の有彩に関連する属性値を有彩原稿判定部90へと送る。バッファ・メモリ92、94、96は、スキャナ装置50から送られた画像データを格納しており、各機能部の処理の進行に応答して、例えば、先入れ・先出し方式でデータを読取らせている。なお、バッファ・メモリは、必ずしも各機能部に対応する数だけ複数用いられなくともよい。
また、有彩原稿判定部90には、像域分離部86の処理したと同一の画像データが送られていて、主走査方向に連続する画素について、像域分離部86が生成させる属性値iroを、主査方向に規定される1次元ブロックに含まれる画素について論理和を計算して、その結果を用いて属性値iro1を計算させ、同時に副走査方向に規定される副走査1次元ブロックに含まれる画素のデータを検査して第2の属性値(iro2)の値を設定する。有彩原稿判定部90では、少なくとも第2の属性値(iro2)の値の副走査方向への連続性を判断して、属性値colを生成し、colの値の副走査ラインでの連続性を判断して、有彩判定データ(yusai1)を生成する。有彩判定データyusai1は、画像処理CPU82へと通知され、画像処理CPU82は、少なくともyusai1の値を判断して、画像処理部88に対して有彩原稿か白黒原稿であるかを、プリンタに対して指令する割り込み信号を生成する。
なお、本発明の画像処理CPU82は、CPU42と通信を行って、画像形成装置の他の機能ブロックに対して画像判定・画像処理部48における処理と他の機能ブロックとの同期した処理を可能としている。また、本発明においてCPU42の能力が充分な場合には、画像処理CPU82と、CPU42とを共通して用いることができる。
図9は、本発明において使用することができる像域分離部86の機能ブロック図である。図9に示されるように、像域分離部86は、特開2000−46772号公報に記載されたと同様の処理を実行しており、R、G、Bの画像データが入力され、また、白色領域抽出部98と、フィルタ部100と、エッジ抽出部102とを含んで構成される。フィルタ部100は、画像データのうちセレクタなどを使用してGデータのみを取得し、Gデータを使用して、予めルックアップ・テーブルなどとして格納された伝達関数補正値を使用して、または特開2003−46772号公報に開示された方法を使用してエッジの劣化を補正したデータ生成する。また、白色領域抽出部98は、画像データおよびフィルタ部100からのGデータの出力を使用して、8ビット階調で与えられる階調レベルを所定の閾値と比較し、比較の結果に応答して、閾値より高い場合には黒を指令する値を生成し、閾値より低い場合には、白を指令する1ビットの属性値(wh)を生成させている。
エッジ抽出部102は、画像データの含むGデータを使用し、8ビットの階調表現(0を白とし、255レベルを黒とする。)に対応するものとしてデータを階層化し、階層化レベルに対応した画像の連続性を判断してエッジ判断を行い、当該処理画素を含む5×5画素のブロックが黒と判定される領域と白と判定される領域とを含む場合、当該ブロックについてエッジと判断する。ブロックがエッジである場合には、エッジを示す1ビットの属性値(edge)を生成する。また、網点分離部104は、GデータおよびBデータを使用して2次元局所領域での濃度分布を判断し、例えば5×5画素のマトリックスについて濃度階調レベルを検査し、網点画像である場合には、中心画素を決定する処理を行なって、網点であることを示す1ビットの属性値(ht)を生成し、総合判定部106へと送っている。
第1有彩領域検出部108は、スキャナ装置50より取得された画像データの各画素のRGBデータが入力され、主走査アドレス値およびライン・アドレス値に広がる2次元ブロックを割当て、この2次元ブロックに割当てられた画素のRGBデータの分布から有彩判定を実行する。
図10は、第1有彩領域検出部108が含む第1色画素ブロック判定部110におけるデータフローを示す。図10に示されるように、第1有彩領域検出部108は、第1色画素ブロック判定部110を備えており、第1色画素ブロック判定部110は、画像データの各画素のRGBデータを4ライン×4画素、合計16画素からなる2次元ブロックを単位として処理を実行する。第1色画素ブロック判定部110は、画素内のRGBデータのRGB空間における座標軸上の最大距離を与える指標ΔRGBを、下記式を使用して算出する。
ΔRGB=d[i,j]={MAX[rij, gij, bij]-MIN[rij, gij, bij]}
(i,j=0,1,2,3)
その後、16画素について得られたΔRGBの値が、設定された閾値th_1よりも大きいか否かを判断し、大きい場合には、閾値以上の値を有する画素のカウントを行う。16画素すべてについてカウントが終了すると、カウント値を有彩画素数Cとして設定する。その後、有彩画素数Cと、閾値th_2とを比較し、カウント値が閾値th_2よりも大きい場合には、判断している2次元ブロックが有彩ブロックであると決定し、属性値iro=1を生成させる。
以下の擬似コードは、第1色画素ブロック判定部110の実行する擬似コードを示す。
for (i=0, 3; i++)
{for (j=0, 3; j++)
delta_RGB[i,j]=MAX(rij, gij, bij)-MIN(rij, gij, bij);
if (delta_RGB > th_1) C=C++;
}
if (C > th_2) iro=1;
else iro=0;
属性値(iro)は、本発明の有彩原稿判定部90へと送られてさらに処理のために使用される。
図11は、図9に示した総合判定部106のモジュール構成を示す。総合判定部106は、文字判定部112、膨張処理部114およびデコード部116を含んで構成されており、文字判定部112では、当該画素領域がエッジであると判定され、白背景領域であると判定され、網点判定されていない場合、すなわち、edge==1&&wt==1&&ht==0の場合、属性値moji==1を出力し、それ以外の場合には、moji==0を出力する。この判断結果は、膨張処理部114において膨張処理のために使用される。
膨張処理部114では、文字判定された画素の属性値mojiについて、8×8ブロックのOR処理を実行し、その後3×3ブロックのAND処理を実行する。図12には、膨張処理部114での処理を示す。図12に示すように、その時点で処理している処理ブロック118(黒ハッチで示す)を中心とする8×8ブロックのいずれかに文字エッジであると判定されるブロックに属する画素が存在すると、当該処理ブロック118についても文字エッジブロックとして一端選択する。
さらに処理ブロック118を中心とする3×3ブロックについて文字エッジである場合に処理ブロックを文字エッジとして確定させ、その後処理ブロック118と、下位アドレス側に隣接する3ブロックA、B、Cの計4ブロックを文字エッジとして各画素の属性を設定する。8×8ブロックについてのOR処理は、黒文字などの文字画像の場合に黒文字の領域の周辺に小領域の非黒文字領域が存在すると処理の差により違和感が発生することがあるためである。また、その後、処理ブロックについてAND処理により文字エッジブロックを膨張させているのは、文字部の膨張量を適切な程度として文字の識別性を向上させるためであり、これらは、処理の負荷や画像特性などに応じて適宜変更することができる。
この段階で、画素には、RGBデータ、ライン・アドレス値、主走査アドレス値の他、moji、ht、wh、edge、iroの画属性値が画素に対して設定されている。図11に示すデコード部116は、これらの属性値を使用して、2ビットの属性値であるC/Pを生成し、画素の属性値として追加する。図13には、デコード部116が属性値C/Pを生成するために使用するルックアップ・テーブル120を示す。デコード部116は、画素の各属性値を取得して、図13に示すルックアップ・テーブル120を参照し、2ビットの属性値C/Pを生成する。なお、図13に示した実施の形態では、C/Pの値が0は、絵柄領域の画素であることを示し、C/Pの値が1は、文字領域の画素であることを示し、C/Pの値が3は、網点画像領域の画素であることを示す。図13に示した実施の形態では、C/P=2に対応するデータは生成しない。また、デコード部116では、第1有彩領域検出部の出力する属性値である(iro)も入力されるが、iroは、図11にも示すように、変換されずにそのまま保存され、属性値B/Cとして有彩原稿判定部90へと渡される。
上述した各属性値は、画像処理部88における画像処理のために使用され、C/P=1の場合には、画像処理部88においてエッジ強調フィルタで処理画素近傍のコントラストを強調する処理を実行し、ガンマ曲線の傾きを大きくすることで解像度を高める階調処理を実行する。また、C/P=0またはC/P=3の場合には、画像処理部88で平滑化フィルタを使用して処理画素近傍の平滑化やガンマ曲線の傾きを小さくして階調再現性を向上させるための処理が実行される。
図14は、本発明の有彩原稿判定部90の構成を示した図である。本発明の有彩原稿判定部90は、画素平均部122と、第2有彩領域判定部124と、主走査方向ブロック化部126とを含んでいる。画素平均部122は、イメージ・スキャナが取得した画像データの4ライン分を読み出して、主走査方向に連続する画素のRGBデータをそれぞれ平均し、処理画素の値として設定する。主走査方向についてRGBデータをそれぞれ平均するのは、例えばDFスジなどによるRGBデータの影響を低下させるためである。
図15には、画素平均部122の処理する画素データの構成を示す。図15に示すように、画素データは、像域分離部86で使用する画像データと同様の画素データを使用する。図15に示すように、処理を行う画素についてのRGBデータは、主走査方向に連続する所定数、図15に示した実施の形態では、主走査方向に19画素分平均され、各処理画素の値として設定される。図15には、オート・ドキュメント・フィーダにゴミが付着して生成される反射光の変調される領域、すなわちDFスジ134を例示的に示す。図15に示されるように、DFスジ134は、副走査方向に連続し、主走査方向には連続しないという特徴がある。このため、副走査方向の連続性だけを判断しただけでは、DFスジ134の発生による有彩判定の誤りを生じる。このため、本発明では、主走査方向に画素データを平均化することによりDFスジ領域でのRGBデータの重みを低減させている。
また、図14に示すように、有彩原稿判定部90は、第2有彩領域検出部124を含んでおり、本発明による有彩判定を実行する。また、第2有彩領域判定部124は、第2色画素ブロック判定部136を備えている。図16には、第2有彩領域検出部124が含む第2色画素ブロック判定部136のデータフローを示す。図16に示した第2色画素ブロック判定部136は、主走査方向について平均された画素のRGBデータを使用して第1色画素ブロック判定部110と同様に、4ライン×4画素の単位ブロックについて再度RGB空間における最大距離を算出し、所定の閾値th_3よりも大きな値を有する画素の数C2をカウントする。カウント終了後、C2を閾値th_4と比較して有彩画素であると判断し、1ビットの第2の属性値(iro2)を生成する。
第2有彩領域検出部124で生成されたiro2は、図14に示す副走査方向ブロック化部128へと送られ、ショック・ジッタに対応する処理が行われる。副走査ブロック化部128では、図17に示されるように、処理を行っている画素から、副走査方向の4画素×主走査方向の1画素の4×1の画素を抽出して処理ブロックとし、処理ブロックに含まれる4画素の第2の属性値であるiro2の値を検査する。
副走査ブロック化部128での検査は、iro21&&iro22&&iro23&&iro24==1であるか否かを判断し、if (iro21&&iro22&&iro23&&iro24==1)の値が0以外の値を返す場合には、当該4×1ブロックを有彩ブロックとして判断し、副走査方向に連続する画素がすべて有彩画素である場合をショック・ジッタに関わらず有彩画素が連続しているものとし、処理画素についての第2の属性値iro2を、iro2=1として設定する。なお、iro2i(i=1,2,3,4)は、同一の画素識別値を有する副走査方向に連続した画素についてのiro2の値を意味する。
なお、本発明においてショック・ジッタの小さな画像形成装置である場合には、4×1ブロックの判定を、if(iro21||iro22||iro23||iro24==1)の結果を使用して実行することもでき、or判断を使用する有彩判断は、モノクロ原稿を有彩原稿として判断することなく、閾値th_3およびth_4の選択により、本来的に有彩画素と考えられる領域の有彩/無彩の判断を精度良く行うことが可能となる。
再度、図14に戻って本発明の有彩原稿判定部90の処理を説明すると、主走査方向ブロック化部126は、副走査方向に1画素×主走査方向に20画素を単位とする主走査方向に規定される主走査1次元ブロックを割当て、主走査1次元ブロックにエントリされている20画素のB/C(iro)の値の論理積を計算し、論理積の検査を行う。論理積の検査の結果、すべてがiro=1であると判断され肯定的な値が返される場合には、属性値iro1として設定し、否定的な値を返す場合には、エントリされた画素についてiro1=0として設定する。図18には、主走査方向ブロック化部126が使用する画素の領域を示す。この段階で、画像データは、属性データとしてC/P、moji、ht、wh、edge、iro、iro1、iro2の属性が設定される。
ロジック部130は、画像データの属性値から、iro1、iro2またはiro2のみの値を取得して、ルックアップ・テーブルを参照するか、または等価なプログラミング・コードを使用して、変数colの値を生成させる。図19は、ロジック部130が使用するルックアップ・テーブルの実施の形態を示す。図19(a)は、ロジック部118がiro1、iro2を使用する場合に使用するルックアップ・テーブル138であり、図19(b)は、ロジック部130がiro2のみを使用する場合のルックアップ・テーブル140の実施の形態を示す。図19(a)に示した実施の形態では、iro1およびiro2の値が論理積とされ、対応する属性値colの値がルックアップ・テーブル138から取得される。
図19(a)に示した実施の形態では、主走査方向への平均値としたデータを用いて副走査方向ブロック化部の出力であるiro2の値と、主走査方向ブロック化部の出力であるiro1を副走査方向に論理積とした返り値の両方を使用することによりショック・ジッタおよびDFスジによる誤判断を低減させることができる。また、図19(b)に示すように、iro2の出力をそのままcolの値として設定するルックアップ・テーブル140を使用しても、iro2の値自体は、DFスジの影響を低減したデータを使用して計算されるのでDFスジによる誤判断を低減させることができる。
なお、図19に示したルックアップ・テーブルを使用した処理ではなく、それぞれ対応するプログラミング・コードを用い、図19(a)の場合には、if (iro1&&iro2 == 1) col=1 else col==0;および図19(b)の場合には、col=iro2などのプログラミング・コードなどを用いて同様の処理を行うことができる。なお、ショック・ジッタの小さな画像形成装置では、属性値iroを参照しなくともiro2だけを参照することでもパラメータによって有充分な結果が得られる。
その後、図14に示される副走査連続ライン計数部132は、ライン・カウンタをモニタしており、colの値の副走査連続ライン方向への連続性を判断し、画素のcolの値を所定の主走査方向の画素位置について所定の閾値th_ACS以上連続しているか否かを判断する。colの値が所定数以上連続している場合には、有彩原稿であることを示す変数であるyusai1を、yusai1=1として設定し、所定数を越えない場合には、yusai1=0として設定する。有彩原稿判定部90の判定結果であるyusai1の値は、画像処理CPU82へと送られ、有彩または無彩印刷を指令する割り込み信号を生成するために使用される。
画像処理CPU82は、本発明の有彩判定データyusai1または第2の有彩判定データyusai2とを使用して、有彩印刷または無彩印刷を指令ずる割り込み信号を生成する。本発明の第1の実施の形態では、有彩判定データyusai1を使用して、yusai1=1の場合に画像処理用CPU82のI/Oポートの対応するポートをHまたはビットを設定させ、yusai1=0の場合には、対応するI/OポートをLまたはビット設定しない処理させることにより、プリンタに対し、有彩原稿判定結果に応答する割り込み信号が送られる。
また、本発明の第2の実施の形態では、yusai1およびyusai2の論理積または論理和を生成し、yusai1&&yusai2の値またはyusai1||yusai2の値が1である場合に、有彩原稿であると判断し、画像処理部へと有彩原稿に対応する作像処理指令を発行し、そうでない場合には、画像処理部へと無彩原稿に対応する作像処理指令を発行することができる。なお、これらの処理は、使用する画像処理CPU82の特性に応答して、プログラム的に構成することもできるし、yusai1およびyusai2の各ビット値を入力とするANDゲートまたはORゲートを使用して、いずれか早く生成される有彩判定データをラッチさせておき、タイマなどを用いて、タイマの経過後ラッチしていた有彩判定データをORゲートに入力し、yusai1およびyusai2のどちらかまたは両方を使用して有彩判定を行うこともできる。
図20は、本発明の画像判定・画像処理部48の状態遷移図を示す。図20に示されるように画像判定・画像処理部48は、画像データを受け取り、さらに像域分離部による第1有彩領域検出部での有彩判定の結果である属性値iroを受け取って、有彩画素の判定を行なう。本発明の第1の実施の形態では、yusai1のみを使用する場合には、yusai1の結果に応答してモノクロまたはフルカラー画像出力の判断を行い、プリンタへとモノクロまたはフルカラーを指令する割り込みを発生させ、yuzai1の値に応答した処理指令を、割り込み処理部から取得して、プリンタに対して、画像処理CPUにより処理された画像データを適切な出力モードに切り換えて出力を行わせている。また、本発明の第2の実施の形態では、有彩判定データyusai2を生成し、yusai1の値と論理和または論理積を計算して対応する割り込み処理を実行することで、プリンタに対して適切なモードでのプリントを実行させることができる。
上述したように、本発明の有彩原稿判定部では、有彩領域の連続性を副走査方向しか参照せずに有彩判定を行うので、ショック・ジッタによる色ずれを原因とするモノクロ原稿のACS誤判定を大幅に改善することが可能となる。このため、第2有彩原稿判定部における閾値設定などによっては画像再現性が低下する中間彩度の画素に対しても本発明により、有彩判定を行うことが可能となる。ただし、本発明で使用する有彩原稿判定部では、副走査方向の連続性しか判断しないので、無彩原稿を有彩原稿と判断する可能性が生じる。しかしながら、ショック・ジッタが大きい場合には、原稿全体の有彩判断よりも画素単位での有彩判定を行う方が精度が良い場合もあり、ロジック部で属性値iro1を使用することにより、無彩原稿を有彩原稿と判断する可能性を低下させることができる。
本発明の上述した処理は、C、C++、Java(登録商標)などの手続処理型プログラミング言語またはオブジェクト指向ブログラミング言語などで記述された装置実行可能なプログラムにより実現でき、また等価な処理を実行する加算器、除算器、乗算器を含む順序回路または組み合わせ回路などからハードウェア論理装置として構成することができ、装置のハードウェア資源および処理速度など性能に応じて適宜選択して装置に実装させることができる。
さらに、本発明のプログラムは、ハードディスク、ROM、EERROM、EPROMなどの半導体記憶装置、MO、CD−ROM、CD−RW、DVDなどの装置可読な記憶媒体に記録することができ、記憶媒体としては、ASICなどの半導体装置を含む。
これまで本発明を図面に示した実施の形態をもって説明してきたが、本発明は図面に示した実施の形態に限定されるものではなく、他の実施の形態、追加、変更、削除など、当業者が想到することができる範囲内で変更することができ、いずれの態様においても本発明の作用・効果を奏する限り、本発明の範囲に含まれるものである。
本発明の画像形成装置の概略図。 本発明の画像形成装置の機能ブロック図。 本発明のスキャナ装置の概略図。 本発明のラインCCDの構成および画像データ取得タイミングを示した図。 本発明において使用される画像データの概略図。 本発明の画像形成装置の画像形成プロセスを示したフローチャート。 本発明の画像形成装置の画像形成プロセスを示したフローチャート。 本発明の画像判定・画像処理部の詳細な構成を示した図。 像域分離部の詳細な構成を示した機能ブロック図。 第1有彩領域検出部の機能ブロック図。 総合判定部の機能ブロック図。 膨張処理部が使用する画像データ構造を示した図。 本発明において属性値C/Pを生成するために使用するルックアップ・テーブルを示した図。 本発明の有彩原稿判定部の構成を示した機能ブロック図。 本発明の画素平均化部の処理対象の画素データの構成を示した図。 本発明の有彩領域判定部のデータフローを示した機能ブロック図。 本発明の副走査ブロック化部のブロック化処理の対象画像データを示した概略図。 本発明の主走査ブロック化部のロック化処理の対象画像データを示した概略図。 本発明においてロジック部が使用するルックアップ・テーブルの実施の形態を示した図。 本発明の画像形成装置の画像判定・画像処理部の状態遷移図。
符号の説明
10…画像形成装置、12…ADF、14…コンタクト・ガラス、16…反射ミラー、18…レンズ、20…ラインCCD、22…制御部、24…感光体ドラム、26…転写ローラ、28…中間転写体、30…2次転写部材、32…定着装置、34…排紙トレー、36…公衆電話網(公衆電話回線、ISDN)、38…ネットワーク、42…CPU、44…RAM、46…ROM、48…画像判定・画像処理部、50…スキャナ装置、52…入力部、54…スキャナI/F、56…入出力I/F、58…ファクシミリ・コントローラ、60…エンジン・コントローラ、62…NIC、64…IDE、66…バス、68…DSU/TA、70…プリンタ、72…ネットワーク(LANなど)、74…HDD(ハードディスク)、78…ファクシミリ送受信装置、80…画素

Claims (15)

  1. オート・ドキュメント・フィーダを備える画像形成装置であって、
    画像データについて主走査方向および副走査方向に連続する複数の画素を含む2次元ブロックを割当て、前記2次元ブロックが有彩ブロックであることを判断して、有彩ブロックであることを示す像域分離部と、
    副走査1次元ブロックを前記画像データに割当て、前記副走査1次元ブロックの画素データが少なくとも有彩画素であることを示す前記第2の属性値を使用して有彩判定データを生成する有彩原稿判定部と、
    前記有彩判定データを受け取り、原稿の有彩判定を行う制御装置と
    を含む、画像形成装置。
  2. 前記有彩原稿判定部は、前記副走査1次元ブロックに含まれる前記画素データの前記第2の属性値の論理処理を行い、前記副走査1次元ブロック内の画素データの全部またはいずれか1つが有彩画素であると判断された場合に前記第2の属性値を、有彩画素を示す値で置換する副走査ブロック化部を含む、請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記有彩原稿判定部は、主走査方向に連続する画素データを平均化して有彩画素の判定を行う画素平均部を含む、請求項2に記載の画像形成装置。
  4. 前記有彩原稿判定部は、前記画像データに対して主走査1次元ブロックを割当て、前記主走査1次元ブロックの前記属性値の論理積を計算して前記論理積の結果で前記属性値を置換する主走査1次元ブロック化部を備える、請求項1〜3のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  5. 前記画像形成装置は、第2有彩判定データを生成する第2有彩原稿判定部を備え、前記画像形成装置は、前記有彩判定データと前記第2有彩判定データとを受け取って論理和を計算し、前記有彩判定データおよび前記第2有彩原稿判定データのいずれかが有彩原稿を示す場合に、前記プリンタに対して有彩印刷を指令する割り込み信号を生成する、請求項1〜4のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  6. 前記第2有彩原稿判定部は、前記取得された画像データ全体について有彩画素の判定を行い、前記第2有彩判定データを生成し、前記制御装置に通知する、請求項5に記載の画像形成装置。
  7. メモリとCPUとを備える画像処理装置における画像処理方法であって、前記画像処理方法は、
    オート・ドキュメント・フィーダにより画像データを取得して、メモリに格納するステップと、
    取得された前記画像データを読出して主走査方向および副走査方向に連続する複数の画素を含む2次元ブロックを割当て、前記2次元ブロックが有彩ブロックであることを判断して、有彩ブロックであることを示す属性値を生成するステップと、
    副走査1次元ブロックを前記画像データに割当て、前記副走査1次元ブロックの画素データが少なくとも有彩画素であることを示す第2の属性値を生成し、前記第2の属性値を使用して有彩判定データを生成するステップと、
    前記有彩判定データを受け取って、原稿の有彩判定を行ない、前記原稿の有彩または無彩の判定に応答してプリンタへの割り込みを行うステップと
    を前記画像形成装置に対して実行させる、画像処理方法。
  8. 前記有彩判定データを生成するステップは、前記副走査1次元ブロックに含まれる前記画素データの前記第2の属性値の論理処理を行い、前記副走査1次元ブロック内の画素データの全部またはいずれか1つが有彩画素であると判断された場合に前記第2の属性値を、有彩画素を示す値で置換するステップと含む、請求項7に記載の画像処理方法。
  9. 前記有彩判定データを生成するステップは、前記画像データに対して主走査1次元ブロックを割当て、前記主走査1次元ブロックの前記属性値の論理積を計算して前記論理積の結果で前記属性値を置換するステップを含む、請求項7〜8のいずれか1項に記載の画像処理方法。
  10. 前記有彩判定データを生成するステップは、主走査方向に連続する画素データを平均化して有彩画素の判定を行うステップを含む、請求項7〜9のいずれか1項に記載の画像処理方法。
  11. 前記属性値および前記第2の属性値を前記画像データと共に外部記憶装置に格納するステップを実行する、請求項7〜10のいずれか1項に記載の画像処理方法。
  12. 請求項7〜11に記載の画像処理方法を前記画像形成装置に実行させる装置実行可能なプログラム。
  13. 請求項12に記載のプログラムを記憶した装置可読な記憶媒体。
  14. メモリと外部記憶装置とCPUとを備える画像処理装置であって、
    前記メモリに画像データを格納し、前記画像データについて主走査方向および副走査方向に連続する複数の画素を含む2次元ブロックを割当て、前記2次元ブロックが有彩ブロックであることを判断して、有彩ブロックであることを示す属性値を生成する像域分離部と、
    副走査1次元ブロックを前記画像データに割当て、前記副走査1次元ブロックの画素データが少なくとも有彩画素であることを示す第2の属性値を生成し、前記第2の属性値を使用して有彩判定データを生成する有彩原稿判定部と、
    前記有彩判定データを受け取り、原稿の有彩判定を行う制御装置と、
    前記画像データを前記属性値および前記第2の属性値とともに格納する外部記憶装置と
    を含む、画像処理装置。
  15. 前記有彩原稿判定部は、前記副走査1次元ブロックに含まれる前記画素データの前記第2の属性値の論理処理を行い、前記副走査1次元ブロック内の画素データの全部またはいずれか1つが有彩画素であると判断された場合に前記第2の属性値を、有彩画素を示す値で置換する副走査ブロック化部を含む、請求項14に記載の画像処理装置。
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