JP2007081436A - 半導体装置及びそれを使った電力変換装置 - Google Patents

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睦宏 森
Yoshihiro Uchino
禎敬 内野
Hideo Kobayashi
秀男 小林
Junichi Sakano
順一 坂野
Naoki Sakurai
直樹 櫻井
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Abstract

【課題】
高耐圧かつ低オン電圧でかつ作り易いIGBTを得る。
【解決手段】
本発明の半導体装置は、半導体基体と、基体内に位置する第1導電形の第1の半導体領域と、第1の半導体領域上に位置する第2導電形の第2の半導体領域と、第2の半導体領域内に伸び、第2の半導体領域より高いキャリア濃度を有する複数個の第2導電形の第3の半導体領域と、第3の半導体領域内に位置する第1の導電形の第4の半導体領域と、第4の半導体領域内に位置する第2の導電形の第5の半導体領域と、第2から第5の半導体領域の表面上に形成されたゲート絶縁膜と、さらに絶縁膜上に形成されたゲート電極と、第4の半導体領域と第5の半導体領域に低抵抗接触したエミッタ電極と、第1の半導体領域に低抵抗接触したコレクタ電極とを有することを特徴とする。
【効果】
n層がホールのバリアとなり、n- 層中にホールが蓄積されるためオン電圧が低減される。
【選択図】図1

Description

本発明は、作りやすく、ノイズの原因となる帰還容量が小さく、かつ高耐圧化が容易で、オン電圧が低く、スイッチングが早い等という優れた総合特性を有する半導体装置及びそれを使った電力変換装置に関するものである。
高電圧を制御する半導体装置では、損失が少ないことが強く求められている。導通時には半導体装置での電圧降下、つまりオン電圧が小さいこと、さらにはスイッチングが高速にでき、スイッチング損失が小さいことが求められている。加えて、最近の各種のノイズ規制により、高速にスイッチングしても跳ね上がり電圧が少ない低ノイズの半導体装置が要求されている。もちろん跳ね上がり電圧を含め、高電圧を確実に阻止する信頼性も求められている。さらには、近年の価格破壊に伴う競争からコスト競争力を持たせるために、生産者にとっては作りやすく、使用者にとっては使いやすく、かつ制御しやすい半導体装置が強く望まれている。このような状況で近年、MOSゲートとトランジスタやサイリスタを複合した種々の新しい半導体装置が提案されている。その中から、4種類の従来の半導体装置を以下説明する。
図7は、溝形のトレンチゲートを持つ絶縁ゲート形バイポーラトランジスタ(IGBT)の断面図である。本素子201は、通常のトレンチゲート形IGBT構造に加え、ゲート間にキャリアを蓄積するn層230を設けていることが特徴である。Carrier Stored
Trench-Gate Bipolar Transistor(CSTBT)と呼ばれ、International Simposium ofPower Semiconductor Devices and ICs(ISPSD1996,349ページから352ページ)で発表された素子である。
図7に示した素子201は、p+ 基板10上に、nバッファ層21が形成され、そのうえにn- 層22が設けられている。上面からは、シリコンに溝が掘られ、ゲート酸化膜
500,ゲート電極300が形成され、ゲート電極300は絶縁膜60で覆われている。ゲート電極300間にはp層310、p層310下にはn層230が、p層310内にはn+ 層400が形成され、エミッタ電極2にp層310とn+ 層400が低抵抗で接触し、短絡されている。一方、p+ 層10はコレクタ電極1に低抵抗で接触している。
本素子201の通常のトレンチゲートを有するIGBTとの違いは、n層230を追加した点である。これにより、p+ 層10より注入したプラスの電荷(ホール)をn層230で蓄積するとともに、p層310のゲート電極300側の表面に形成された反転層を通じてn+ 層400からのマイナスの電荷(電子)をキャリアの少ないn- 層22に、n層
230から注入し、n- 層22の伝導度変調を促進することが特徴である。特に従来の
IGBTでは難しかったp層310近傍のn- 層22の伝導度変調を高めることができ、オン電圧を低減できる。さらにn層230をトレンチゲート電極300と同等の深さまで深く形成すると、耐圧を確保しながら、オン電圧を低くできると言われている。
図8は、IGBTとは異なり、n+ 基板24を持つパワーMOSFET202 である。本素子
202は、特開昭61−150378号で示され、n+ 基板24上のn- 層22の表面に、プレーナ型のMOSゲートが形成されている。MOSゲートは、ゲート絶縁膜501とゲート電極301からなり、ゲート電極301は絶縁膜60で覆われている。トレンチゲートと異なり、ゲート電極301はほぼ平坦な表面上に形成されている。そのゲート電極301間からn- 層22中にp層311,n+ 層401が拡散され、ゲート電極301下のn+ 層401,p層311,n- 層22の表面にnチャンネルMOSFET構造が形成されている。
+ 基板にはドレイン電極1が低抵抗接触し、上面ではソース電極2がn+ 層401とp層311に低抵抗接触している。図8の素子202の特徴は、p層311の回りをn層
231で囲っている点である。これにより、導通時でのp層311とn- 層22の逆バイアスで生じるn- 層22中の空乏層の伸びを抑え、p層311間のピンチ効果を抑制することによって、電流を流れやすくし、オン抵抗を低減することである。特開昭61−150378号では、導通時のn層231が空乏層の伸びを抑える条件等について述べられている。
図9は、図8と異なり、p+ 基板10を用い、さらにn層231を囲むようにp層330を形成した、特願平5−82775号に示されたMOS制御のサイリスタ203である。p層
330を設けることにより、n層231,p層330,n- 層22間,nバッファ層21,p基板10からなるサイリスタを導通させるため、非常にオン電圧を小さくできる特徴を持つ。
図10は、図8と異なり、基板にp+ 基板10を用い、p層311より深い均一な深さのn層232を設けた点である。これにより、p層311に挟まれた領域を高濃度のn層232にすることにより、p層311による接合形FET効果を抑制し、オン電圧を低減できる特徴を持つ。
欧州特許出願公開第0735591号明細書
以上、種々の半導体装置が提案されているが、作りやすく、ノイズの原因となる帰還容量が小さく、かつ高耐圧化が容易で、オン電圧が低く、スイッチングが早いという優れた総合特性を有する半導体装置としては、それぞれ1つ以上の課題を有しており、真に総合特性に優れた半導体装置とは言いがたい。そのため、電力変換装置に適用した場合、変換装置としての問題点が生じることが懸念される。
例えば、図7の半導体装置201では、n層230を設けることにより、トレンチゲートの底の角での電界集中が一層起こりやすくなり、ゲート絶縁膜の信頼性が低下するという不具合がある。さらにn層230は深くするほどオン電圧を低下できるが、n層230を深くすると、n層230及びn- 層22とゲート電極300の対抗する面積が増え、ゲートの帰還容量が増えるという不具合もある。帰還容量が増えるとスイッチング時の電圧変動でゲート電極を通じて、ゲート回路に大きな変位電流が流れ、ノイズの原因となり、誤動作を起こし、電力変換装置の異常、最悪の場合は破壊に至らしめる危険性がある。さらにトレンチゲートの深さとn層230の深さの両方を制御しなければならず、特にドライエッチングを使うトレンチゲートはシリコンウエハ内で均一な深さを形成することが難しく、n層230の方がトレンチゲートより深くなれば、耐圧が低下するし、それを防ぐため、n層230を浅くするとキャリアの蓄積効果が損なわれ、オン電圧が上昇する問題がある。
一方、図8の半導体装置202では、n+ 基板24を用いているため、多数キャリア素子であり、図7で述べたようなホールの注入はなく、伝導度変調は期待できず、オン電圧が大きくなる。また、耐圧を確保するための好適なn層231のキャリア濃度や厚さの条件について詳細に検討されていない。
さらに、図9の半導体装置203では、pnpnpnの6層構造となり、製作が複雑であり、その拡散層330,231,331,401の深さの制御が難しく、さらにそれらの濃度で決まるMOSゲートのしきい値電圧が、層数が多いため、不安定である。また、ターンオフ時にp層330に蓄積されたホールを、抵抗の大きなn層231表面のpチャンネルを介して、カソード電極2へ排出しなければならないため、スイッチング速度が遅くなる不具合がある。
さらに、図10の半導体装置204では、n層232がMOSゲートの直下にもあるため、MOSゲート下の空乏層が伸びにくく、耐圧が低下しやすい。また、空乏層が伸びにくいことから帰還容量が大きく、上記図7で述べたようにゲートのノイズによる誤動作の危険がある。
本発明の目的は、作り易さ,小さな帰還容量,高耐圧化の容易さ,低オン電圧,高速スイッチング等という点において協調がとれ、優れた総合特性を有する半導体装置及びそれを使った電力変換装置を提供することにある。
上記目的を達成するために、本発明の半導体装置は、一対の主表面を有する半導体基体と、該基体内に位置する第1導電形の第1の半導体領域と、前記第1の半導体領域上に位置する第2導電形の第2の半導体領域と、前記第2の半導体領域内に伸び、前記第2の半導体領域のキャリア濃度より高いキャリア濃度を有する複数個の第2導電形の第3の半導体領域と、該第3の半導体領域内に位置する第1の導電形の第4の半導体領域と、該第4の半導体領域内に位置する第2の導電形の第5の半導体領域と、前記第2,第3,第4及び第5の半導体領域の表面上に形成されたゲート絶縁膜と、さらに該絶縁膜上に形成されたゲート電極と、前記第4の半導体領域と第5の半導体領域に低抵抗接触したエミッタ電極と、前記第1の半導体領域に低抵抗接触したコレクタ電極とを有し、前記第3の半導体領域のシートキャリア濃度が1×1012cm-2以下である特徴を有する。
本発明によれば、第3の半導体領域が、第2の半導体領域内における少数キャリアのバリアとなるので、第2の半導体領域のキャリアの蓄積量が多くなりオン電圧が低減される。
本発明によれば、作りやすく,ノイズの原因となる帰還容量が小さく、高耐圧化が容易で、オン電圧が低く、スイッチングが早いという優れた総合特性を有する半導体装置及びそれを使った電力変換装置を提供することができる。
本発明の一実施例を図1を使って詳細に以下述べる。本実施例の半導体装置100は、ほぼ平行で平坦な一対の主表面を持ち、一方の主表面に露出したp+ 層10上にnバッファ層21が形成され、さらにその上にn- 層22が形成されもう一方の主表面に露出している。もう一方の主表面からn- 層22中にn- 層22よりキャリア濃度の高いn層23が拡散されている。さらにn層23に取り囲まれるようにp層31が拡散されている。p層31内にはn+ 層40が導入されている。p層31とn層23の表面には、n+ 層40とn- 層22に跨ってもう一方の主表面上にゲート絶縁膜51が形成され、その上にゲート電極3が設けられている。一方の主表面では、p+ 層10にコレクタ電極1が低抵抗接触している。また、もう一方の主表面では、エミッタ電極2がn+ 層40およびp層31内に形成されn+ 層40下に達するp+ 層32に低抵抗接触している。
図2は、耐圧1200Vを有する場合の、図1の実施例におけるA−A′間の断面のキャリア濃度分布を示す。1×1018cm-3以上の高濃度のキャリアを有するp+ 層10の上に、例えばエピタキシャル成長法を使って約1×1017cm-3で厚さ約10μmのnバッファ層21が、さらにその上に5.0×1013cm-3 以下で厚さ約120μmのn- 層22がもう一方の表面まで形成されている。もう一方の主表面から拡散されたn層23は、約
1015cm-3から1016cm-3のオーダのキャリア濃度を有し、その厚さは数ミクロンである。p層31は1017cm-3のオーダのキャリア濃度を有し、厚さは約5μm以下と薄く、その表面にはp層31を低抵抗にするためにp+ 層32が1018cm-3の以上のキャリア濃度で形成されている。
このような半導体装置100をオン状態にするには、エミッタ電極2にマイナス電位,コレクタ電位1にプラス電位が印加された状態で、ゲート電極3にエミッタ電極より正の電位を与える。ゲート電極3下のp層31表面にn形反転層が形成され、電子がn+
40,反転層,n層23,n- 層22,nバッファ層21を経由してp+ 層10に注入する。注入した電子により、p+ 層10よりホールがnバッファ層21、さらにはn-
22へ注入される。これによりn- 層22は伝導度変調し、低抵抗化され、半導体装置
100は低いオン電圧になる。このとき、n層23により注入したホールがp層31へ拡散するのを抑制し、ホールをn- 層22中に蓄積する効果があり、n層23がない一般的なIGBTに比べオン電圧がより一層下がるのは、図7で示した従来例と同じである。
図7と異なる点は、トレンチゲートによる接合形FET効果がないため、n層23を深く形成する必要がなく、むしろn層23は浅く、キャリア濃度を高くする方が有効であることを本発明者等は見出した。図3は、その検討結果で、図2に示すn層23のシートキャリア濃度N23とオン電圧、及び降伏電圧の関係を示している。この図からシートキャリア濃度が高いほどオン電圧を低減できることが分かる。しかし、シートキャリア濃度が1×1012cm-2以上になると降伏電圧が著しく低下することも分かる。このことから、n層23のシートキャリア濃度は1×1012cm-2以下にすることが好ましい。一方、図4は、シートキャリア濃度が1×1012cm-2の時のn層23の厚さとオン電圧、及び降伏電圧の関係を示す。n層23の厚さは、図2で示すキャリア濃度2×1014cm-3での厚さtで規定されている。図4から、n層23は降伏電圧に関係なく、薄いほどオン電圧の低減に有効で、特に4μm以下にすることが好ましい。これは、同じシートキャリア濃度では薄いほど単位体積当たりのキャリア濃度が高くなり、ホールの蓄積効果が高まるためである。本発明者が検討した結果、n層23の単位体積当たりのキャリア濃度のピークは2.5×1015cm-3以上あることがオン電圧の低減に有効である。つまり、このキャリア濃度より低濃度では、ホールの蓄積効果が少ないためである。
このように本実施例は、n層23を薄く形成することができるため、n層23のゲート電極3と対向する面積を小さくすることができる。このため、n- 層22の高濃度化による帰還容量の増加を少なくできる特徴を合わせ持つ。また、図7のトレンチゲートのように、n層230を設けたことにより空乏層が伸びにくくなり、ゲート絶縁膜500の角にますます高電界が加わることによって、ゲート絶縁膜500の信頼性が損なわれるような恐れが、本発明の半導体装置100ではない。さらに、トレンチゲートとn層230の深さ調整する難しさもなく、本実施例では、例えばイオン注入によりn層23,p層31の濃度を精度良く制御でき、その深さも拡散温度と時間できめ細かく制御できるので、トレンチゲートのような製作上での難しさもないという特徴を持つ。
また、図8で示した半導体装置202ではn+ 層24を用いているため、伝導度変調は生じないが、本発明では伝導度変調をn層23でより促進することができるため、低オン電圧化に有効である。さらに、半導体装置202では、耐圧を確保するための好適なn層231の条件が示されておらず、上述したように伝導度変調を有するIGBTでは低オン電圧と耐圧を確保する好適なn層23の条件があることは本発明者が発見した新規な知見である。
一方、図9で示された半導体装置203に本実施例に似た従来例が示されているが、
pnpnpnの6層構造をしており、製作工程が複雑であること、及びターンオフ時にホールがn層231の表面がp反転したpチャンネル層を通じて、カソード電極に流れるため、pチャンネル層の抵抗が大きく、ターンオフ時間が長くなるという不具合があるが、本発明の装置100では、p層31とn層23に逆バイアスが加わったターンオフ時には、n層23は空乏化するためにn- 層22に蓄積されたホールは直接p層31に流れ込むことができるため、高速にターンオフできるという特長を合わせて持つ。
さらに、図10で示された半導体装置232は、ゲート電極301及びp層311下の全面にn層232が形成されているため、p層311の接合面に沿ったn層232のシートキャリア濃度が異なるため、ホールの蓄積効果を高めようとp層311の底面下のn層232のシートキャリア濃度を高くすると、p層311の側面側のn層232のシートキャリア濃度が高くなりすぎ耐圧が低下する不具合がある。逆に耐圧を確保するために、側面側のn層232のシートキャリア濃度を適正化すると、p層311底面側のn層232のシートキャリア濃度が低下し、ホールの蓄積効果が損なわれる。加えて、MOSゲートが高濃度のn層232に対向しているため、帰還容量が大きく、ノイズの原因となる危険性がある。これに対して、本実施例の半導体装置100では、n層23のシートキャリア濃度がp層31の接合面に沿ってほぼ均一であるため、耐圧を確保しながら良好なホールの蓄積効果を有する。また、ゲート電極3下で対向するn層23の面積は少ないので、帰還容量の増大も少ない。また、本実施例では、ゲート絶縁膜50の中央の一部を厚くしたゲート絶縁膜52とすることが、帰還容量を少なくする。さらに、ホールの蓄積効果を有する本実施例では、ゲート絶縁膜52を厚くすることでゲート直下のn- 層22の電子の蓄積を抑え、ゲート直下でもホールの蓄積効果を促進し、低オン電圧化に有効なことを本発明者は発見した。
本実施例の半導体装置の耐圧をより確実に確保するには、n層23とn- 層22のシートキャリアの和が1.5×1012cm-2 以下にすることが好ましいことを本発明者は見出した。これにより、逆バイアス時にn層23が空乏化し、n- 層22に十分空乏層が広がり、電界を緩和することができる。これは、本発明者の検討によれば、あらゆる定格電圧の本発明の半導体装置について当てはまり、耐圧Vb(V)を使った表現をすれば、n-
22のキャリア濃度は7.5×1016/Vb 以下で、かつその厚さがVb/12μm以上であることが好ましい。
一方、本実施例では、n層23を追加しているため、一般的なIGBTに比べ空乏層が伸びにくい。このため、nバッファ層21近傍のn- 層22にキャリアが残留し、テール電流が発生し、ターンオフ損失が増加しやすい傾向にある。これを防ぐためには、nバッファ層21近傍のn- 層22,nバッファ層21にプロトンやヘリウムなどの局所ライフタイム制御を施すことが効果的である。これにより、テール電流を増やすことがなく、高速のスイッチングが可能となる。さらに、プロトンやヘリウムによる局所ライフタイム制御では、n- 層22,nバッファ層21のキャリア濃度がコンペイセイトされ、ライフタイムを制御した領域が、実質的にキャリア濃度が低くなるので、空乏層が伸びやすく、高耐圧化にも有利である。
ここで、本実施例の半導体装置100の好ましい製作方法について述べる。まず、p+ 基板上に、エピタキシャル成長により、nバッファ層21及びn- 層22を形成する。これにエミッタ側平面上に厚いゲート酸化膜52を形成し、所望の形状にパターン化する。さらに、n- 層22が露出した表面に薄いゲート酸化膜51を形成する。それらの厚いゲート酸化膜52と薄いゲート酸化膜51の上にゲート電極3として、多結晶シリコンを堆積する。ここで、厚いゲート酸化膜52が略左右対称になるように薄いゲート酸化膜51上でゲート電極3とともに開口部を開ける。このとき、開口部の左右の薄いゲート酸化膜51の平面方向の長さは、略等しくなり、予めn層23の平面方向の拡散深さより長くなるように設定する。また、この開口部よりゲート電極3をマスクとして、n層23の不純物としてリンをイオン注入し、熱拡散する。次に同じ開口部よりゲート電極3をマスクとして、p層31の不純物としてホウ素をイオン注入し、熱拡散する。さらにn+ 層40下のp層31の横方向抵抗を低減するためにn+ 層40下に達するようにホトレジストを使ってp+ 層32の不純物ホウ素をイオン注入し拡散する。さらに次に、ホトレジストのパターンを使ってn+ 層40の不純物である砒素をイオン注入し、熱拡散する。このときゲート電極3側はゲート電極3の端部をマスクとしてセルファラインで砒素が注入される。このように、薄いゲート酸化膜51下に達するn層23,p層31,n+ 層40が全て、ゲート電極3の端部をマスクとしてセルファラインで形成できるので、ゲートしきい値電圧が安定化する。その後、絶縁膜60を堆積し、ゲート電極3を覆うようにホトレジストを使って開口部を開け、エミッタ電極2でp+ 層32とn+ 層40を短絡し、電気的に接触させる。さらに、p+ 層10にもコレクタ電極1を形成し、電気的に結合する。
図5は本発明の半導体装置100を電力変換装置の一つであるインバータ装置に適用した応用例である。本発明の半導体装置を用いることにより、耐電圧特性を損なうことなく、従来の装置では不可能であった低損失性と、高速制御が可能で、かつ帰還容量を介してくるゲートノイズを低減でき、高効率で、信頼性の高いインバータ装置が実現できる。
図6は、本発明を横型の半導体装置に適用した実施例である。エミッタ電極2とコレクタ電極1が同一表面上にあり、支持体500と支持電極4は、例えば絶縁層600でn- 層22と絶縁分離されている。縦方向に電流を流す図1の半導体装置100と同等の効果を有することは言うまでもない。エミッタ電極2とコレクタ電極1が同一表面上から取り出すことにより、他の素子と集積化することができICやLSI用の素子として応用できる。
本発明の他の実施例を図11を使って詳細に以下述べる。本実施例の半導体装置102は、ほぼ平行で平坦な一対の主表面を持ち、一方の主表面に露出したp+ 層10上にnバッファ層21が形成され、さらにその上にn- 層22が形成されもう一方の主表面に露出している。もう一方の主表面からn- 層22中にn- 層22よりキャリア濃度の高いn層23が拡散されている。さらにn層23に取り囲まれるようにp層31が拡散されている。p層31内にはn+ 層40が導入されている。p層31とn層23の表面には、n+ 層40とn- 層22に跨ってもう一方の主表面上にゲート絶縁膜51が形成され、その上にゲート電極3が設けられている。一方の主表面では、p+ 層10にコレクタ電極1が低抵抗接触している。また、もう一方の主表面では、エミッタ電極2がn+ 層40およびp層31内に形成されn+ 層40下に達するp+ 層32に低抵抗接触している。ここでn層
23には、一つのp層31内において隣り合うn+ 層40の内側端部から各々下ろした仮想垂線の間に位置し、n層23の他の領域よりも不純物濃度が高い領域231が部分的に形成されている。すなわち、領域231はエミッタ電極2の低抵抗接触個所の直下に位置する。領域231においては、p層30とn層20との間のpn接合のアバランシェ降伏がn層23の他の領域よりも起こり易い。これにより、本実施例の半導体装置は、後述するようにラッチアップしにくくなり安全動作領域が拡大する。
耐圧1200Vを有する場合、図1のA−A′間の断面のキャリア濃度分布は図2と同様である。また、n層23の厚さと特性との関係も図3と同様である。
本実施例の半導体装置102をオン状態にする動作は図1の実施例と同様であるが、本実施例ではアバランシェが領域231で発生することで安全動作領域が広くなる。以下その理由を説明する。図12に示す従来のIGBTでは、ターンオフ時にp層31の周辺の曲率の大きい部分で電界が集中して接合がアバランシェ降伏し、アバランシェ電流はn+ 層40下を横切ってp層中を流れる。するとn+ 層40下の寄生抵抗により電圧降下が発生し、この電圧降下がpn接合のビルトインポテンシャルである0.7V 程度を越えるとp+ 層10,nバッファ層21,n- 層22,n層23,p層31,n+ 層40からなるサイリスタがオンする。この現象をラッチアップと言い、このラッチアップが安全動作領域の上限を決める。図11の実施例に示すように領域231を設けると、アバランシェ降伏はp層31の底部のうちn+ 層40の内側、すなわちエミッタ電極の低抵抗接触部直下で起こる。そのためアバランシェ電流の大部分はn+ 層40の下を横切ることなくp層
31中を流れ、寄生抵抗によるn+ 層40下での電圧降下は小さくなり、ラッチアップを避けることができる。そのため図11の半導体装置102は、安全動作領域が広く信頼性が高くなる。図1において、領域231は、n+ 層40の内側の両端からコレクタ電極1側に下ろした各仮想垂線の間の範囲であればゲート電極3間の中心からずれていても良い。また、領域231は、複数あっても良く、そのうち少なくとも一つがこの範囲内に入っていれば同様の効果がある。また、領域231は、本実施例のように不純物濃度を高くするほか、後述するようにn層23の形状によって形成してもよい。いずれにしても、領域
231におけるpn接合の耐圧は、n層23の他の領域のpn接合の耐圧よりも低く、アバランシェ降伏が起き易くなっていればよい。
図13は本発明を適用した他の実施例を示し、アバランシェ降伏が起き易い領域231を、以下に述べるプロセスで作った例である。p+ 層10上に、エピタキシャル成長によりnバッファ層21及びn- 層22を形成する。これにエミッタ側平面上に厚いゲート酸化膜52を形成し、所望の形状にパターン化する。さらに、n- 層22が露出した表面に薄いゲート酸化膜51を形成する。それらの厚いゲート酸化膜52と薄いゲート酸化膜
51の上にゲート電極3として、多結晶シリコンを堆積する。ここで、薄いゲート酸化膜51上でゲート電極3とともに第1の開口部を開ける。このとき、この開口部の左右の薄いゲート酸化膜51の平面方向の長さは、略等しくし、予めn層23の平面方向の拡散深さより長くなるように設定する。まず、領域231を形成するために、第1の開口部より小さな第2の開口部のマスクを通してリンをイオン注入,拡散する。また、第1の開口部よりゲート電極3をマスクとして、n層23の不純物としてリンをイオン注入し、熱拡散する。このときn層231の深さをn層23より深くすることでn層23とp層31の界面の接合底部にn型の濃度の高い部分を作る。次に同じ第1の開口部よりゲート電極3をマスクとして、p層31の不純物としてホウ素をイオン注入し、熱拡散する。さらにn+ 層40下のp層31の横方向抵抗を低減するために、n+ 層40よりも深く、ホウ素をイオン注入し拡散して、p+ 層32を形成する。さらに次に、ホトレジストのパターンを使ってn+ 層40の不純物である砒素をイオン注入し、熱拡散する。このときゲート電極3側はゲート電極3の端部をマスクとしてセルファラインで砒素が注入される。このように、薄いゲート酸化膜51下に達するn層23,p層31,n+ 層40が全て、ゲート電極3の端部をマスクとしてセルファラインで形成できるので、ゲートしきい値電圧が安定する。その後、絶縁膜60を堆積し、ゲート電極3を覆うようにホトレジストを使って開口部を開け、エミッタ電極2でp+ 層32とn+ 層40を短絡し、電気的に接触させる。さらに、p+ 層10にもコレクタ電極1を形成し、電気的に結合する。
図14は本発明を適用した別の実施例である。図13に示した実施例では領域231の不純物が半導体層表面から拡散しているのに対し、本実施例ではn型の不純物がp層31とn層23の接合近くに局在している。具体的にはn層23を拡散した後に、マスクの開口部を通して注入の深さがp層31とn層23の接合近くになる程度の高いエネルギーでイオン注入してn層23の底部にn型の領域232を局在させることで領域231を作る。本実施例3では、ゲート酸化膜51下に回り込む不純物量が少ないためチャネルの易動度は大きく、オン電圧が低減できる。
図15は本発明を適用した他の実施例であり、n層23に、その形状を変えることで部分的にアバランシェ降伏が起き易い領域を設ける例である。n層23は、p層31の周辺部では接合界面は直線的であり、中央部で尖った構造となっている。p層31底部とn層23との界面の曲率が最大であるために、電界は底部中央の領域に集中し、電圧印加時のアバランシェはこの領域で起こる。そのためこの形状には図11,図13,図14におけるn型の領域231と同様の効果がある。そのため安全動作領域が広くなる。
図16は本発明を適用した他の実施例である。ゲート電極3間距離をn層23の拡散深さ程度まで狭くしてあり、n層23は底面で丸くなっている。ゲート電極3は、導電体であり等電位であるため、いわゆるフィールドプレートのような電界緩和効果がある。そのため電界は、半導体層表面よりも内部のn層23の底部で一番強くなるので、前実施例と同様にn層23底部の領域でアバランシェが起きる。従って安全動作領域が広くなる。
図17は、IGBTのストライプセルに図13の実施例の構成を適用した例である。p層31,p+ 層32が連続ストライプ形状でありn+ 層40が断続的に配置されている。断続エミッタ構造は、n+ 層40を一定の間隔で周期的に配置した構造であり、電子の注入が少なくなり、飽和電流が小さくなるためラッチアップ防止に効果がある。たとえば
1200V耐圧の素子では、n+ 層40の領域を全体のチャネル幅の70%にして飽和電流を抑制しても、オン電圧はn層23がない従来のIGBTのオン電圧の85%である。このような断続エミッタを持つIGBTにおいて領域231は連続的に配置しても良いが、n+ 層40と領域231を互い違いにしてn+ 層40の下には領域231がないように配置すると、アバランシェ時にn+ 層40下に電流が流れることをさらに確実に防ぐことができる。またp+ 層32とn+ 層40が互い違いに梯子状に形成された素子でも同様に、領域231はp層の下のみに配置することが好ましい。なお、本実施例において、領域231としては、図11,図14,図15,図16の構成を用いてもよい。
図18は本発明をIGBTチップに適用した実施例であり、チップ上に図17のようなストライプセルを配置した例である。ターンオフ時にはチップ上のコーナー部や端部といった部位に電界が集中する。チップ上には図1に示した半導体素子100と図11,図
13,図14,図15,図16に示した半導体素子102を混在させる。このときチップ上のコーナー部,端部といった電界が集中するためアバランシェが起きやすい部位に、選択的に半導体素子102のセルを配列し、残りの大部分に領域231のない半導体素子
100のセルを配列する。チップ上にメッシュセルを配列する場合も同様である。また、このとき、領域231のない半導体素子のセルにおいては、耐圧の低い領域231を設けない代わりに、n層23の濃度を高くして半導体素子100と同じ耐圧を確保したままホールを蓄積する効果を上げて、オン電圧をさらに低減すると、チップ全体のオン電圧が下がることができる。
図19はIGBTのアクティブ領域の外周にターミネーション領域を設けた実施例である。ターミネーション領域に深いn層25を設けている点が従来のターミネーションと異なる。図1に示した半導体素子100において、ホールを蓄積する効果を高めるには、n層23の濃度を高く、n- 層22の濃度を低くしてn- 層のホールから見た電位障壁を高くすれば良い。n層23は表面から拡散するので濃度を高くすると表面濃度も大きくなりチャネル移動度が小さくなってオン電圧の上昇を招く。一方n- 層22を低濃度化すると、n- 層22内で空乏層が伸びやすくなるため、図18にbで示すターミネーション領域でフィールドリミッティングリングとして機能するp層35間隔を広くする必要がある。例えば1200V級の素子でフィールドリミッティングリングが6本の場合、n- 層の抵抗率が120Ωcmのときフィールドリミッティングリングの間隔は32μmだが、200Ωに濃度低減すると間隔は40μm以上にする必要がある。これによりチップ上でターミネーション領域が占める割合が増加し、製造コストが上昇する原因となる。ターミネーション領域bに深いn層25を設けると空乏層の伸びを少なくしてフィールドリミッティングリング35の間隔を短くすることができる。n層25は濃度が高いと空乏層が伸びず電界が集中して耐圧が維持できないので、n層25の濃度は1×1012〜1×1014cm-3が好ましい。
なお図1の実施例と同様に、図11,図13〜図19の実施例も、図5に示したようなインバータ装置等の電力変換装置に適用できる。本発明の半導体装置を用いることにより、耐電圧特性を損なうことなく従来の装置では不可能であった低損失性と高速制御が可能で、高効率で信頼性の高いインバータ装置が実現できる。
本発明の一実施例の断面図。 図1のA−A′に沿ったキャリア濃度分布の一例。 シートキャリア濃度と特性との関係を表す図。 n層の厚さと特性との関係を表す図。 本発明による半導体装置を応用した電力変換装置の例。 本発明による横型半導体装置の実施例。 従来例の断面図。 他の従来例の断面図。 他の従来例の断面図。 他の従来例の断面図。 本発明の他の実施例。 従来のIGBT。 本発明の他の実施例。 本発明の別の実施例。 本発明の他の実施例。 本発明の他の実施例。 本発明を適用したIGBTのストライプセルの例。 本発明を応用したIGBTチップセルの例。 本発明によるIGBTのターミネーション。
符号の説明
1…コレクタ電極、2…エミッタ電極、3…ゲート電極、10,32…p+ 層、21…nバッファ層、22…n- 層、23…n層、31…p層、40…n+ 層、50…ゲート酸化膜、60…絶縁膜。

Claims (14)

  1. 一対の主表面を有する半導体基体と、該基体内に位置する第1導電形の第1の半導体領域と、前記第1の半導体領域上に位置する第2導電形の第2の半導体領域と、前記第2の半導体領域内に伸び、前記第2の半導体領域のキャリア濃度より高いキャリア濃度を有する複数個の第2導電形の第3の半導体領域と、該第3の半導体領域内に位置する第1の導電形の第4の半導体領域と、該第4の半導体領域内に位置する第2の導電形の第5の半導体領域と、前記第2,第3,第4及び第5の半導体領域の表面上に形成されたゲート絶縁膜と、さらに該絶縁膜上に形成されたゲート電極と、前記第4の半導体領域と第5の半導体領域に低抵抗接触したエミッタ電極と、前記第1の半導体領域に低抵抗接触したコレクタ電極とを有し、前記第3の半導体領域のシートキャリア濃度が1×1012cm-2以下であることを特徴とする半導体装置。
  2. 請求項1において、前記第1の半導体領域と前記第2の半導体領域に挟まれ、前記第2の半導体領域のキャリア濃度より高いキャリア濃度を有する第2導電形の第6の半導体領域を有することを特徴とする半導体装置。
  3. 請求項1において、前記第3の半導体領域の厚さが4μm以下であることを特徴とする半導体装置。
  4. 請求項1において、第2の半導体領域のキャリア濃度と第3の半導体領域のキャリア濃度の和が、1.5×1012cm-2 以下であることを特徴とする半導体装置。
  5. 請求項1において、第3の半導体領域のキャリア濃度が半導体装置の耐圧Vb(V)の7.5×1016/Vbcm-3 以下で、かつ第3の半導体領域の厚さがVb/12μm以上であることを特徴とする半導体装置。
  6. 請求項1において、前記ゲート絶縁膜の厚さが薄い領域と厚い領域とからなり、前記第3及び第4の表面上は少なくとも薄いゲート絶縁膜の領域があり、前記第2の半導体領域表面上は厚いゲート絶縁膜に覆われていることを特徴とする半導体装置。
  7. 請求項2において、前記第2の半導体領域,前記第6の半導体領域のいずれかまたは両方の領域の一部に、少数キャリアのライフタイムを低減する不純物が導入され、該不純物が殆ど導入されていない第2の半導体領域または第6の半導体領域よりキャリア濃度が低いことを特徴とする半導体装置。
  8. 請求項7において、前記不純物がプロトンかへリウムであることを特徴とする半導体装置。
  9. 請求項1において、前記第1の半導体領域,第2の半導体領域,第3の半導体領域,第4の半導体領域,第5の半導体領域,エミッタ電極及びコレクタ電極が前記半導体基体の同一主表面にあることを特徴とする半導体装置。
  10. 請求項1において、前記第3の半導体領域が、部分的領域であって前記第3の半導体領域の他の領域よりもアバランシェ降伏が起き易い領域を、前記エミッタ電極の低抵抗接触個所の直下に有することを特徴とする半導体装置。
  11. 請求項10において、前記部分的領域の不純物濃度が前記他の領域よりも高いことを特徴とする半導体装置。
  12. 請求項10において、前記第3の半導体領域と前記第4の半導体領域の接合界面の曲率が、前記部分的領域で最も大きくなることを特徴とする半導体装置。
  13. 請求項12において、第3の半導体領域と第4の半導体領域の断面が円形をなしていることを特徴とする半導体装置。
  14. スイッチング素子によって負荷に供給する電力を制御する電力変換装置において、前記スイッチング素子として請求項1乃至13のいずれかの一項の半導体装置を用いることを特徴とする電力変換装置。
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