JP2007081092A - ケースとこれを用いた電子機器 - Google Patents

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Abstract

【課題】温度変動に対するはんだクラックを抑制することを目的とする。
【解決手段】金属製の枠体22と、枠体22内に設けられたプリント基板26を受ける基板受け部67と、枠体22の開放側が開口した切欠き部62と、切欠き部62の底部から突出するとともに、プリント基板26に設けられたスルーホール孔19に挿入される挿入部61とを備え、切欠き部62の底部と基板受け部67との間には隙間66を有したものである。これにより、温度サイクルが加わった場合でも、挿入部61が繰り返し応力を緩和する。
【選択図】図1

Description

本発明は、基板がはんだ付けによって装着されるケースとこれを用いた電子機器に関するものである。
以下、従来のケースについて図面を用いて説明する。図4は、従来のケースを用いた従来の電子チューナの回路ブロックの配置図である。図4において、電子チューナ1(電子機器の一例として用いた)は、上下方向が開放された枠体2と、この枠体2内に嵌合されたプリント基板3と、このプリント基板3上に形成された受信回路4と、この受信回路4の入力に接続された入力端子5と、前記受信回路4の出力が供給された出力端子6とを有している。
なお受信回路4には、入力端子5が接続された高周波増幅器7と、この高周波増幅器7の出力が接続された段間フィルタ8と、この段間フィルタ8の出力がその一方の入力に接続されるとともに、他方の入力には局部発振回路9の出力が接続され、57MHzの第一中間周波数信号を出力する第一の混合器10と、この第一の混合器10から出力される第一中間周波数信号が供給され、第二の中間周波数信号を前記出力端子6へ供給する第二の混合器11と、局部発振回路9にループ接続されたPLL回路12とを有している。そして、PLL回路12にはデータ端子13が接続されている。
ここで夫々の回路は、仕切り板14で囲まれることで回路ブロックが構成されている。そして、入力端子5は高周波増幅器7の入力回路ブロック15内に配置し、データ端子13は局部発振回路9とPLL回路12および第一の混合器10とが含まれた発振回路ブロック16内に配置され、出力端子6は第二の混合器11のIF回路ブロック17内に配置されている。
そして局部発振回路9と、第一の混合器10、PLL回路12とは一つのIC内に集積化されており、このICがプリント基板3上に装着されることで回路が構成されるものである。
次にこのような電子チューナ1におけるプリント基板3と枠体2との接続に関して説明する。図5(a)は、従来の電子チューナの要部上面図であり図5(b)は同要部側面図である。なお図5(a)、図5(b)において図4と同じものは同じ番号を用いている。
図5(a)、図5(b)において、枠体2には切欠き17が設けられている。この切欠き17の底部17aには、挿入部18が設けられている。そして切欠き部17に嵌合するようにプリント基板3には突起3aが設けられている。なおこの突起3aには、スルーホール孔19が設けられ、このスルーホール孔19に挿入部18が挿入される。そして挿入部18がスルーホール孔19とはんだ付けされる。
なお、この出願の発明に関連する先行技術文献情報としては、例えば、特許文献1が知られている。
特開平7−38267号公報
しかしながらこのような従来のケースでは、金属製の枠体2と樹脂製のプリント基板3との線膨張係数の差によって、温度サイクルが加わった場合に挿入部18とスルーホール孔19とを接続するはんだ付け部分に繰返し応力が加わり、はんだにクラックなどが発生するという課題を有していた。
そこで本発明は、この問題を解決したもので、温度サイクルに対してはんだクラックの発生し難いケースを実現することを目的としたものである。
この目的を達成するために本発明のケースは、少なくとも一方が開放された金属製の枠体と、この枠体内に設けられた基板を受ける基板受け部と、前記枠体の前記開放側が開口した切欠き部と、この切欠き部の底部から突出するとともに、前記基板に設けられたスルーホール孔に挿入される挿入部とを備え、前記切欠き部の底部と前記基板受け部との間には隙間を有したものである。これにより所期の目的を達成できる。
以上のように本発明によれば、少なくとも一方が開放された金属製の枠体と、この枠体内に設けられた基板を受ける基板受け部と、前記枠体の前記開放側が開口した切欠き部と、この切欠き部の底部から突出するとともに、前記基板に設けられたスルーホール孔に挿入される挿入部とを備え、前記切欠き部の底部と前記基板受け部との間には隙間を有したものであり、これにより、切欠き部の底部と基板受け部との間に隙間を有しているので、この隙間部分の挿入部で、温度サイクルによる応力を緩和することができる。従って、半田付け部において金属製の枠体と樹脂製の基板との線膨張係数の差によって発生する応力を小さくできるので、温度サイクルなどに対してもクラックなどは生じ難くなる。
(実施の形態1)
最初に、本実施の形態におけるケース20を用いた電子チューナ21(電子機器の一例として用いた)について図面を用いて説明する。図1は、本実施の形態における電子チューナ21の側面図であり、図2は同、電子チューナ21の回路ブロックの配置図である。図1、図2において、電子チューナ21は、上下方向が開放された金属製の枠体22と、この枠体22の開放部を覆う金属製のカバー23とからなるシールドケース24を、その外装体としている。そして、この枠体22内には、受信回路25が構成されたプリント基板26が嵌合されている。
受信回路25には、入力端子27に入力された470MHzから770MHzまでの間の周波数の高周波信号が供給されるハイパスフィルタ38と、このハイパスフィルタ38の出力が接続された高周波増幅器29と、この高周波増幅器29の出力が接続された段間フィルタ30と、この段間フィルタ30の出力がその一方の入力に接続されるとともに、他方の入力には局部発振回路31の出力が接続され、57MHzの第一中間周波数信号を出力する第一の混合器32と、この第一の混合器32から出力される第一中間周波数信号を第二の中間周波数信号へ変換する第二の混合器33と、局部発振回路31にループ接続されたPLL回路34と、このPLL回路34へ基準発振信号を供給する水晶発振子35とを有している。
なお、本実施の形態の第一中間周波数信号の周波数は、57MHzであり、第二の中間周波数信号の周波数は、4MHzである。
またプリント基板26上には、複数の端子36が樹脂製の端子台37に圧入などによって一列に並べられた端子列体36aが搭載され、これらの端子36は裏側のカバー23を貫通して電子チューナ21の外部へ導出されている。なお、この端子列体36aの各端子36と受信回路25の各回路との間は、プリント基板26の導体パターンによって接続される。ここで、ハイパスフィルタ38の入力には入力端子27が接続され、PLL回路34にはデータ端子39が接続され、第二の混合器33の出力は出力端子40へと接続される。
そしてデータ端子39に対して、受信希望チャンネルのデータ信号が供給されることにより、PLL回路34は第一の混合器32で受信希望チャンネルの信号の周波数を57MHzの周波数に変換されるように局部発振回路31の発振周波数を制御する。このようにして、電子チューナ21では入力端子27に入力された高周波信号の中から希望するチャンネルのみの周波数を選局し、4MHzの第二の中間周波数信号へ変換して出力端子40から出力する。
ここで電子チューナ21は、仕切り板41a〜41dで囲まれることで回路ブロックが構成されている。具体的には、ハイパスフィルタ38と高周波増幅器29とは、入力回路ブロック42内に配置され、枠体22の縦側面43aと、横側面44bと仕切り41aと仕切り41bとによって囲まれている。
次に、段間フィルタブロック45は、入力回路ブロック42と仕切り41aを介して隣接するように配置され、段間フィルタ30が、枠体22の横側面44b、仕切り41a、仕切り41bと仕切り41cとによって囲まれるようにして収納されている。
発振回路ブロック46は、段間フィルタブロック45と仕切り41cを介して隣接するように配置され、局部発振回路31と第一の混合器32とPLL回路34及び水晶発振子35とが、枠体22の横側面44b、仕切り41b、仕切り41cと仕切り41dとによって囲まれるようにして収納されている。
IF回路ブロック47は、発振回路ブロック46と仕切り41dを介して隣接するように配置され、第二の混合器33が、枠体22の縦側面43bと横側面44bと仕切り41bと仕切り41dとによって囲まれるようにして収納されている。このようにして、受信回路25の各ブロック42,45,46,47は、枠体22の一方の横側面44b側に沿って配置されることとなる。
一方、端子列体36aが収納された端子列ブロック48は、枠体22の他方の横側面44a側に沿って配置される。具体的には、端子列ブロック48が、これらの受信回路25の各ブロックと金属製の仕切り41bを挟んで隣接するように配置される。これによって、端子列体36aは、枠体22の縦側面43a,43bと横側面44aおよび仕切り41bとによって囲まれるようにして収納される。
以上のような構成により、端子列体36aの周りが、枠体22と仕切り41bによって囲まれ、さらに上下方向はカバー23で覆われることとなる。これにより、端子列体36aは周囲を導電体で囲まれることとなり、受信回路の各回路における信号が、端子列体36aへ飛び込み難くなる。
特に、局部発振回路31の発振信号は、周波数が高くかつ信号のレベルが大きいので、発振回路ブロック46から漏洩しやすい。またこの発振信号は他の回路ブロックや他の機器に対して妨害を発生しやすいが、本実施の形態では端子列体36aは、周囲を導電体で囲まれるので、この発振信号が端子列体36aに飛び込み難くなる。従って、最もこのような妨害信号に対して妨害が発生しやすい入力端子27や、高周波フィルタブロックにおいて、端子列体36aを経由した発振信号の飛込みを少なくできるので、妨害に強い電子チューナ21を得ることができる。
次に、図3は本実施の形態における電子チューナ21が搭載された車載用テレビ受信装置の中に収納されたマザー基板の上面図である。図3において、図1、図2と同じものは同じ番号を用いて、その説明は簡略化する。
マザー基板91には、二台の電子チューナ21a,21bと、これらの電子チューナ21a,21bの双方の出力が接続された受信信号処理回路92が設けられている。そして、受信信号処理回路92には、復調回路と、この復調回路で復調処理された信号をデコードするためのデコーダなどが含まれている。なお、この復調回路では、電子チューナ21aと21bのいずれか一方の信号を選択的に復調する、いわゆるダイバーシティ受信方式が用いられている。なおこれは、自動車などのように高速移動する場合に発生するフェージングなどによる受信感度の劣化を小さくするために複数の電子チューナによるダイバーシティ方式を用い、それらの電子チューナの出力を選択的に使用することで最良の受信感度を得るものである。
つまり、ダイバーシティ方式のテレビ受信装置では、マザー基板91上に複数の電子チューナ(例えば2台)が並べて搭載されることとなる。従って、互いの電子チューナ21a,21b同士の発振信号などが漏洩した場合、他方の電子チューナの妨害となることがある。そこで本実施の形態における端子列体36aは、周囲を導電体で囲まれるので、他方の電子チューナの発振信号が端子列体36aから飛び込むことを少なくできる。従って、最もこのような妨害信号に対して妨害が発生しやすい入力端子27や、高周波フィルタブロックにおいて、端子列体36aを経由した発振信号の飛込みを少なくできるので、妨害に強い電子チューナ21を得ることができる。
また、発振信号が端子列体36aより外部へ漏洩しにくくなるので、発振信号がもう一方の電子チューナや受信信号処理回路92に対して妨害を与えることも少なくできる。
なお本実施の形態の端子列体36aにおいて、入力端子27とデータ端子39との間および、データ端子39と出力端子40との間の夫々にグランド端子49を設けている。このようにグランド端子49を設けることで、入力端子27は枠体22の縦側面43a、横側面44a、仕切り41bとこのグランド端子49とによって囲まれた擬似シールドケースが構成される。これは、端子列体36aが収納される端子列ブロックを形成することで、グランド端子49と横側面44aとの間、そしてグランド端子49と仕切り41bとの間の隙間は小さくできる。従って、この端子列ブロック48内を高周波信号は伝播し難くなるので、妨害が飛び込み難くなる。
そしてこのグランド端子49を仕切り41aと仕切り41bとの交点や、仕切り41dと仕切り41bとの交点の近傍に設けておくと良い。これにより、端子列ブロック48を介した妨害などは、さらに起こり難くできる。
また、局部発振回路31は発振コイルとコンデンサとの並列共振回路を含んでいる。ここで、発振コイルで発生する磁界はコイルの軸線方向となるので、この磁界と仕切り41bとを交差させないことが望ましい。特にコイルは、コイル軸線と仕切り41bとの交差は、発振回路ブロック46外となるように配置すると良い。そこで本実施の形態では、コイルの軸線と仕切り41bとは、略平行となるような角度で配置している。これにより、発振コイルで生じた発振信号が直接端子列ブロック48へ漏洩しにくくなるので、発振信号による妨害が起こりにくくなる。
さらに、本実施の形態では発振コイルは枠体22の横側面44b側の近傍に配置している。このようにすれば、発振コイルと端子列体36aとの空間距離が大きくできるので、さらに発振コイルで生じた発振信号が直接端子列ブロック48へ漏洩しにくくなる。従って、発振信号による妨害が起こりにくくなる。
さらにまた本実施の形態において、受信回路25のグランドを取るために、枠体22とプリント基板26との間の接続は枠体22に設けられた挿入部61をプリント基板26に設けられた孔に挿通し、はんだ付けすることで行われる。ここで、枠体22の横側面44aにおいて、挿入部61を設ける位置は、グランド端子49と近接させた位置に設ける。これによりさらに、擬似シールドケースとしてのシールド効果が大きくなり、発振コイルで生じた発振信号が直接端子列ブロック48へ漏洩しにくくなるので、発振信号による妨害が起こりにくくなる。
また、本実施の形態ではプリント基板26に多層基板を用い、その内層をグランド層としている。これによりプリント基板26の表裏に形成された各回路間での信号の漏洩を少なくできるので、妨害が起こりにくくなる。それに加えて、電子チューナ21内部で発生した熱をグランド層によって効果的に伝導させて、電子チューナ21外部へ放熱することができるので、部品の発熱などによる局部発振回路31の発振周波数が変動し難くなる。
本実施の形態では、第一の混合器32と、局部発振回路31のうち、発振用コイルとコンデンサとの並列共振器以外の回路と、PLL回路34とはひとつの集積回路50内に集積化されている。また第二の混合器33は、集積回路50とは別の集積回路51内に集積化されている。ここで小型の電子チューナ21を実現するために、これらの集積回路50,51の集積化は大きい。つまり高集積化によってさらに発熱量が大きくなる。
そこで集積回路50,51のグランド端子49とグランド層とを、グランド端子49の近傍に設けたスルーホールによって接続する。さらに、仕切り41dの端部から延在して形成された脚52は、プリント基板26の孔に挿通されて、はんだ付けされることで、仕切り41dとグランド層とを接続する。これにより、集積回路50,51で発生した熱は、素早く枠体22へ伝導されて、放熱される。従って、局部発振回路31の発振周波数などのズレを小さくできる。
なおこの場合、脚52は集積回路50と集積回路51との間に設けると、双方の集積回路50,51からの熱を効果的に放熱させることが可能となる。また、このカバー23から当接爪93を切起こして、脚52の先端に当接させるとさらに効果的に放熱できる。
以上説明したように、本実施の形態におけるケース20は、枠体22と、仕切り板41a,41b,41c,41dとから構成されており、このケース20内のプリント基板26上に電子チューナ21の回路が構成されている。
そしてこの電子チューナ21の回路とケース20との接続について、図1を用いて詳細に説明する。電子チューナ21のグランドをとるために、プリント基板26に凸部94を設け、この凸部94に設けられたスルーホール孔19へ切欠き部62に設けられた挿入部61が挿入されて、はんだ63で接続・固定される。ここで、本実施の形態では、切欠き部62は枠体22の長手方向である横側面44a,44bとに夫々2箇所ずつ設けている。さらに、切欠き部62は、枠体22の横側面44aあるいは横側面44bの中心を挟むような位置に設けている。
なお凸部94は、枠体22に設けられた切欠き部62に嵌合され、その先端が枠体22の外周より突出するようにしている。これは、この凸部94同士で複数個のプリント基板26を連結することで、連結された状態で一括に挿入部61とスルーホール孔19とのはんだ付けを行うことができるので、生産性が良好であるためである。
ここで切欠き部62の底部64とプリント基板26の下面65との間には隙間66を設けることが重要である。このように隙間66を設けることで、温度変化によるプリント基板の熱伸縮で発生するはんだの熱ストレスを小さくできる。従って温度変化などに対し、挿入部61でのはんだクラックなどが発生し難くなる。これにより、たとえ自動車のような温度変化の激しい機器に用いる電子チューナにおいても、長期間安定してグランドをとることができるので、漏洩や妨害に対し長期信頼性の良好な電子チューナ21を実現できる。
切欠き部62には、凸部94における下面65の一方側の側方端を受けるように基板受け部67が形成される。そしてこの基板受け部67から連続し、凸部94の側面と対向して固定爪68が形成されている。なお、固定爪68の先端はプリント基板26の上面側より突出するようにしている。なお横側面44aには、切欠き部62が2箇所設けられており、これらの夫々には、固定爪68を有している。そして、これら固定爪68は、凸部94に対して横側面44aの中心から遠い側に設けられ、共に凸部94側(枠体22の横側面44aにおける中心に向かう方向)へ折り曲げられる。これによって、固定爪68と基板受け部67との間で凸部94を挟み込み、プリント基板26が枠体22内に固定される。このようにしてプリント基板26は、基板受け部67と固定爪68との間に確実に固定されるので、プリント基板26の伸縮を小さくできる。
特に本実施の形態に示したような自動車用の電子チューナにおいては、集積回路50,51の発熱や、太陽光などによる熱で高温側での熱ストレスが大きくなる。そこで、本実施の形態では、2個の固定爪68を互いに中心に向かう方向へ折り曲げている。これによって、固定爪68がプリント基板26の伸びを抑制する。従って温度が高くなる方向へ温度が変化した場合に、プリント基板26の伸びを抑制できるので、高温時の熱応力を小さくできる。ここで固定爪68は、熱膨張の枠体22の長手方向である横側面44a,44bとに夫々2箇所ずつ設けている。これによって、伸び量が大きな長手方向の伸びを抑制できるので、さらにクラックを発生し難くできる。
なお、固定爪68は基板受け部67から連続して設けられているので、固定爪68が折り曲げられたときに、固定爪68の折り曲げ部分でプリント基板26の沈み込みが発生し難くなる。従って、プリント基板26のたわみが小さくなるので、このプリント基板26とこのプリント基板26に装着される電子部品との間を接続するはんだへ加わる応力を小さくでき、電子部品を接続するはんだは、温度変動などによるクラックが発生し難くなる。
さらに、基板受け部67や固定爪68は隙間66から連続して形成されている。このようにすることにより、挿入部61と固定爪68とに対して切欠き部62を共用することができる。その分枠体22に形成される孔を小さくできるので、受信回路25からの信号の漏洩や外部回路からの妨害の進入を小さくできる。また、その加工も一度で加工がし易く、生産性が良好である。
さらにまた、発振回路の異常発振を防ぐためには、局部発振回路31のグランドをしっかりと接地することが重要である。そこで本実施の形態では、挿入部61を発振コイルの近くに配置する。これにより局部発振回路31は安定した発振ができる。さらに集積回路50,51で発生する熱は、挿入部61を介して枠体に伝導しやすくなるので、発振回路31が温度上昇し難くなる。従って発振回路31で発振する信号の周波数が温度変動し難くなる。
本発明にかかる高周波受信装置は、熱に対して枠体と基板間のクラックが発生しにくいという効果を有し、特に温度環境の厳しい車載用の電子機器などに用いると有用である。
本発明の一実施の形態における電子チューナの側面図 同、回路ブロックの配置図 同、電子チューナが搭載された電子機器の上面図 従来の電子チューナの回路ブロックの配置図 (a)同、要部上面図、(b)同、要部側面図
符号の説明
19 スルーホール孔
22 枠体
26 プリント基板
61 挿入部
62 切欠き部
66 隙間
67 基板受け部

Claims (8)

  1. 少なくとも一方が開放された金属製の枠体と、この枠体内に設けられた基板を受ける基板受け部と、前記枠体の前記開放側が開口した切欠き部と、この切欠き部の底部から突出するとともに、前記基板に設けられたスルーホール孔に挿入される挿入部とを備え、前記切欠き部の底部と前記基板受け部との間には隙間を有したケース。
  2. 切欠き部には基板の凸部が嵌合され、この凸部は枠体外へ突出して設けられる請求項1に記載のケース。
  3. 基板受け部は、凸部に当接するように設けられた請求項2に記載のケース。
  4. 基板受け部は、少なくとも凸部の側方端のいずれか一方を受けるとともに、前記受け部の少なくともひとつには、前記凸部の側面と対向する固定爪を設けた請求項3に記載のケース。
  5. 枠体にはこの枠体の中心を挟んで複数個の切欠き部を設け、これらの固定爪は少なくとも枠体の中心より遠い側の側面と対向させた請求項4に記載のケース。
  6. 枠体は長方形とし、この枠体の長手方向に固定爪を設けた請求項5に記載のケース。
  7. 少なくとも一方が開放された金属製の枠体と、この枠体内に設けられた基板と、この基板上に形成された電気回路と、前記基板を受ける基板受け部と、前記枠体の前記開放側が開口した切欠き部と、この切欠き部の底部から突出した挿入部と、前記基板において前記挿入部が挿入されるスルーホールとを備え、前記電気回路のグランドが前記スルーホールに接続され、このスルーホールと前記挿入部とがはんだ付けされた電子機器において、前記切欠き部の底部と前記基板受け部との間には、隙間を設けた電子機器。
  8. 枠体中心を挟むように設けられた複数個の切欠き部と、これらの切欠き部に嵌合されるとともに基板外周に設けられた凸部とを設け、前記基板受け部は、前記凸部において前記枠体中心から遠い側の側方端を受けるとともに、これらの基板受け部に設けられた固定爪は互いに前記中心に向かう方向へ折り曲げられた請求項7に記載の電子機器。
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