JP2007080668A - 荷電粒子線装置の試料移動装置 - Google Patents

荷電粒子線装置の試料移動装置 Download PDF

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恒一郎 竹内
Shigeto Isagozawa
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Abstract

【課題】 振動の影響を受けにくい荷電粒子線装置の試料移動装置を提供する。
【解決手段】対物レンズ40に剛に固定された試料ホルダ支持体駆動手段により前後に移動させる試料ホルダ支持体17を、試料ホルダ11に一定の接触力にて接触させて振動を低減し、高い解像度あるいは高い加工精度が得られるようにする。また、試料ホルダ11と試料ホルダ支持体17との間に電圧を印加し、試料ホルダ11と試料ホルダ支持体17との間に流れる接触電流Iが一定に維持されるように、試料ホルダ支持体駆動手段を支持体制御部24により制御する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、レンズを用いて荷電粒子線を試料の表面に集束させて照射することにより、該試料の分解能を上げたり、試料表面の微小領域を精度よく観察あるいは加工処理などを行なう荷電粒子線装置の試料移動装置に係り、特に、試料が載置される試料ホルダを機械的に安定よく支持するためのサイドエントリ構造の試料移動装置に関する。
荷電粒子線装置は、試料表面の微小領域を精度よく観察あるいは加工処理などを行なうために、試料を載置する試料ステージの機械的な振動を抑えて、試料を機械的に安定よく保持することが重要である。特に、高い安定度が求められる装置の例として、たとえば、走査電子顕微鏡(Scanning Electron Microscope: SEM)や透過電子顕微鏡(Transmission Electron Microscope: TEM)、走査型透過電子顕微鏡(Scanning Transmission Electron Microscope: STEM)、集束イオンビーム装置(Focused Ion Beam: FIB)などが挙げられる。
しかし、これらの装置に適用されているいずれの試料移動装置の場合も試料ステージが振動すると、荷電粒子線を集束させたり、あるいは試料から出射される荷電粒子線を集光させる対物レンズの位置に対する試料位置が振動するために、前記した透過電子顕微鏡に適用された場合には分解能が悪化したり、また、集束イオンビーム装置に適用された場合においては加工精度の悪化につながることがあった。
そこで、従来では、このような問題を解決するために、試料位置の近傍に球状の支点を設けて構成されたサイドエントリ型の試料移動装置が提案され、実用に供されている(たとえば、特許文献1参照)。
その代表的な一例として透過電子顕微鏡の場合を図7に示している。図7に示されているように、鏡体でもある磁路1の一側面に受金具3が気密的に固定されており、この受金具3内には試料ステージ10が収容されている。この試料ステージ10の軸線方向に沿った中心部に設けられた穴には、試料ホルダ11が軸線方向に摺動自在にかつ気密を保ち挿入されている。
そして、試料ホルダ11の試料8が載置される側の端部(以後、「試料載置端」と称する)11aは略三角錐状の凸形状に形成されている。
また、図7に示されているように、試料ステージ10の先端部には球体9が一体に設けられており、この球体9は、磁路1内に設けられた凹球面2で支持されていて、球体9の中心を支点として試料ステージ10が首振り運動するようになっている。
一方、受金具3と対向した側の磁路1の他側面に受金具14が気密的に固定されている。この受金具14の軸線方向に設けられた通路には気密的に支持されたシャフト13が摺動自在に挿通されており、このシャフト13は、受金具14の後端部に設けられている試料ホルダ駆動手段であるX方向モータ16およびバネ15によって軸線方向の移動が規定されるようになっている。
そして、シャフト13の一端13aはすり鉢状の凹形状に形成されており、シャフト13の一端13aと試料ホルダ11の試料載置端11aとによってロッド7が挟持されるようになっている。
また、ロッド7の一端7aは、すり鉢状の凹形状に形成されているとともに、その他端7bは三角錐状の凸形状に形成されている。そして、ロッド7の一端7aと試料ホルダ11の試料載置端11a、およびロッド7の他端7bとシャフト13の一端13aとは、それぞれピボット構造になっている。
また、図7に示されているように、受金具3の一部に、試料ステージ10の軸線方向に対して直交する方向で取り付けられているホルダ5内に押棒6が摺動自在に収容されており、押しバネ4による押圧力で試料ステージ10を常にY方向モータ12の先端に押圧せしめるようにしている。
試料ホルダ駆動手段であるY方向モータ12は、押棒6と同軸線上において対向するように受金具3に設けられて、その先端を試料ステージ10に接触させている。
このような構成において、Y方向モータ12がY方向に駆動すると、試料ステージ10は光軸に垂直な平面内で移動するようになっている。また、図示を省略しているが、試料ホルダ駆動手段であるZ方向モータが垂直な方向に設けられており、これらY方向モータ12、Z方向モータが駆動することによって、試料ステージ10は光軸に平行な平面内で移動するようになっている。そして、ロッド7の両端はピボット運動可能に支持されているので、試料ステージ10は球体9を支点として首振り運動され、試料ホルダ11の試料8を任意方向に移動できるように構成されている。
特開平5−82065号公報(段落番号0003〜0007、図4参照)
しかし、前記した従来の試料移動装置では、球体9とY方向モータ12との二点のみで試料ステージ10が支えられているため、この二点を節とする固有振動が起こり易い。
また、試料ホルダ11の試料載置端11aはロッド7を介して自由に運動できるように支持されるために、球体9から試料8側の部分は片持ち梁となり、この片持ち梁の長さと剛性で決まる固有振動が起こる。試料ステージ10や試料ホルダ11が長く、これらの固有振動数が1KHz程度以下まで下がる場合には、これらの固有振動が、例えば電子顕微鏡の分解能を阻害したり、集束イオンビーム装置の加工精度を阻害する大きな要因となっていた。
また、これらの固有振動数と一致しない振動数の振動でも外部環境から試料ステージに侵入し、その振幅が大きければ大きいほど前記と同様の悪影響を及ぼす恐れがある。
そして、試料移動装置を励振する振動源、例えば前記した電子顕微鏡の分解能を阻害する振動源としては、床からの数Hzオーダの振動、ターボポンプによる800〜1200Hz近辺の振動、音声や空調器などの音波による振動などがあり、特に0〜1200Hz近辺の外部振動が発生しやすいが、このような外部振動の振幅はさほど大きくなく、それ自身が直接分解能におよぼす影響は少ないものと考えられる。
ところで、前記の固有振動数が、これら外乱の振動数と一致する場合には、共振作用によって試料ステージ10の振動振幅が大きくなり、分解能に大きな悪影響を及ぼすものである。
例えば、大型の電子顕微鏡では、試料ステージ10の長さは約600mmであり、球体9から外側の部分は黄銅で構成され、その固有振動数は約200Hzである。また、球体9から試料載置端11a側に至る部分の長さは約100mmであり、当該部分はリン青銅で構成され、その固有振動数は約600Hzであるため、それらの固有振動数付近の外部振動により、試料ホルダ11および試料ステージ10などが共振する場合がある。
そこで、本発明は、前記問題を解消すべく創案されたものであり、外部振動の影響を効果的に低減せしめて、レンズと試料の相対位置の変化を確実に防ぐことができるように改良された荷電粒子線装置の試料支持装置を提供することにある。
前記課題を解決するために、本発明では、レンズを用いて荷電粒子線を集束させることにより、少なくとも観察あるいは加工処理を行なう試料を載置する試料ホルダと、試料を所望の位置へ移動および静止させるように前記試料ホルダを動作させる試料ホルダ駆動手段と、を備える荷電粒子線装置の試料移動装置であって、以下のような手段を講じた点を特徴とする。
(1)前記試料ホルダの一部に接触させる棒状の試料ホルダ支持体と、前記レンズに剛に結合されて、前記試料ホルダ支持体を前後に移動させる試料ホルダ支持体駆動手段と、前記試料ホルダに対する前記試料ホルダ支持体の接触力が所定になるように、前記試料ホルダ支持体駆動手段を制御する支持体制御部と、を備えて、試料ホルダの振動を低減するようにしたことにある。
(2)また、前記試料ホルダが移動あるいは回転している最中でも、前記試料ホルダの動きに追従させて前記試料ホルダに対する試料ホルダ支持体の接触力が所定になるように維持する、あるいは試料ホルダの動作中は試料ホルダ支持体を一旦軸線方向に後退させて試料ホルダと非接触状態とし、試料ホルダが停止した直後に再び試料ホルダに接触するように試料ホルダ支持体の前後位置を制御するようにしたことにある。
ここで、電子顕微鏡や集束イオンビーム装置における振動の影響の表れ方について説明する。
まず、荷電粒子線をレンズ(対物レンズ)で試料上に集束させる場合を考えると、対物レンズと試料の相対位置がΔXずれた場合には、試料上のビームスポット位置もΔXずれる。これは、レンズの焦点位置がレンズ自身と共に移動するからである。
これに対して、荷電粒子線のレンズへの入射位置がずれる影響は小さい。例えば、レンズへの入射位置がずれても、レンズに対する光源の位置が変化しなければビームスポット位置は原理的に変化しないからである。そして、光源位置がレンズに対してΔXずれる場合でも、試料上でのずれはレンズにより縮小される。この縮小される度合いは通常数10分の1の程度である。
したがって、レンズに対して試料位置が固定されるように試料ステージを構成すると、たとえば電子顕微鏡の磁路全体が振動しても装置の分解能に対する振動の影響は軽微なものとなるのである。また、透過電子顕微鏡のように試料から出射された荷電粒子線を集光する場合にも、電子源を観察用蛍光板に置き換えると前記と同様の議論が成り立つものである。
本発明は、このような知見に基づいて、試料表面の微小領域を精度よく観察あるいは加工処理などを行なうことができるように試料が載置される試料ホルダの支持安定性を図るものである。
本発明によれば、外部振動の影響を効果的に低減せしめて、レンズと試料の相対位置の変化を確実に防ぐことができる。これにより、高い安定度が求められる走査電子顕微鏡、透過電子顕微鏡および走査型透過電子顕微鏡、集束イオンビーム装置などに適用可能な有益な荷電粒子線装置の試料移動装置を提供することができる。
以下、本発明に係る荷電粒子線装置の試料移動装置の実施形態について、適宜図面を参照しながら説明する。
ここでは、荷電粒子線装置の代表的な実施形態として透過電子顕微鏡を挙げ、この透過電子顕微鏡に試料移動装置を適用した場合の例を挙げて説明する。
図1は、荷電粒子線装置の代表的な実施形態として透過電子顕微鏡を示す横断面図であり、図2は、同透過電子顕微鏡の縦断面図であり、図3は、図2とは断面位置を変えて示す部分拡大縦断面図である。
≪試料移動装置の説明≫
試料移動装置の構成は、従来説明において詳述した図7に示す試料移動装置の構成と基本的に同じことから同じ構成部分については同じ符号を用いて説明する。
すなわち、図1および図2に示されているように、鏡体でもある磁路1の側面に受金具3と受金具14とが、磁路1の軸芯を通る水平線上において対向するようにそれぞれ気密的に取り付けられている。
受金具3内には試料ステージ10が収容され、この試料ステージ10の軸線方向に沿った中心部に設けられた穴には試料ホルダ11が軸線方向に摺動自在にかつ気密を保ち挿入されている。そして、試料ホルダ11の試料8が載置される試料載置端11aは略三角錐状の凸形状に形成されている。
試料ステージ10の先端部には球体9が一体に設けられており、この球体9は、磁路1内に設けられた凹球面2で支持され、球体9の中心を支点として試料ステージ10が首振り運動するようになっている。
一方、受金具14の軸線方向に設けられている通路には気密的に支持されたシャフト13が摺動自在に挿通されており、このシャフト13は、受金具14の後端部に設けられている試料ホルダ駆動手段であるX方向モータ16およびバネ15によって軸線方向の移動が規定されるようになっている。
そして、シャフト13の一端13aはすり鉢状の凹形状に形成されており、シャフト13の一端13aと試料ホルダ11の試料載置端11aとによってロッド7が挟持されるようになっている。
また、ロッド7の一端7aは、すり鉢状の凹形状に形成されているとともに、その他端7bは三角錐状の凸形状に形成されている。そして、ロッド7の一端7aと試料ホルダ11の試料載置端11a、およびロッド7の他端7bとシャフト13の一端13aとは、それぞれピボット構造になっている。
また、受金具3の一部に、試料ステージ10の軸線方向に対して直交する方向で取り付けられたホルダ5内に押棒6が摺動自在に収容されており、押しバネ4による押圧力で試料ステージ10を常にY方向モータ12の先端に押圧するようにしている。
試料ホルダ駆動手段であるY方向モータ12は、押棒6と同軸線上において対向するように受金具3に設けられていて、その先端を試料ステージ10に接触させている。
このような構成において、Y方向モータ12がY方向に駆動すると、試料ステージ10は光軸P(電子ビーム)に垂直な平面内で移動するようになっている。また、図示を省略しているが、試料ホルダ駆動手段であるZ方向モータが垂直な方向に設けられており、これらY方向モータ12、Z方向モータが駆動することによって、試料ステージ10は光軸Pに平行な平面内で移動するようになっている。そして、ロッド7の両端はピボット運動可能に支持されているので、試料ステージ10は球体9を支点として首振り運動し、試料ホルダ11の試料8を任意方向に移動できるように構成されている。
そして、本実施形態は、図1および図3に示されているように、試料ホルダ11の一部に接触して、該試料ホルダ11の振動を低減する試料ホルダ支持体17を備えている。この試料ホルダ支持体17は、対物レンズ40に剛に結合される試料ホルダ支持体駆動手段(後記する駆動モータ23)によって軸線方向前後に移動させられるようになっている。さらに、試料ホルダ支持体駆動手段を制御する支持体制御部24を備えており(後記の図4参照)、この支持体制御部24によって試料ホルダ支持体駆動手段は制御されて試料ホルダ支持体17を前進されることにより、試料ホルダ支持体17の先端が試料ホルダ11に所定の接触力に維持された状態で接触するように構成されている。
なお、本実施形態では、「前進」は試料ホルダ支持体17が試料ホルダ11に接触する方向に移動、「後退」は試料ホルダ支持体17が試料ホルダ11から離れる方向に移動することであり、また、「退避」は前進位置から後退、「復帰」は後退位置から前進することである。
≪試料ホルダ支持体の説明≫
試料ホルダ支持体17は、試料ホルダ11への接触、特に試料載置端11a側に接触することによって、試料ホルダ11が受けやすい固有振動数付近の外部振動などの振動を低減する役目を成すものであり、リン青銅から適宜の長さと太さ(外径)を有する棒状に形成されるとともに、試料ホルダ11に接触する先端部分を三角推状の凸形状に形成している。
そして、試料ホルダ11と接触する試料ホルダ支持体17の表面は、金メッキが施されている。このように、試料ホルダ支持体17に金メッキを施した場合には試料ホルダ支持体17が接触する試料ホルダ11の試料載置端11a側の先端部分をも同様に金メッキを施すことが好適なものとなり、電気的な接触を良好にすることができる。
なお、前記では試料ホルダ支持体17を、リン青銅を用いて棒状に形成し、試料ホルダ11との接触部表面に金メッキを施したが、金(Au)以外の白金(Pa)−パラジウム(Pd)などの貴金属または貴金属合金を施すことにより、良好な電気的接触が得られて好適なものとなる。
また、試料ホルダ支持体17の母材の全部または少なくとも一部を、制振材や樹脂材などの対数減衰率が0.1より大きい材料で形成するなど、任意である。
≪試料ホルダ支持体駆動手段の説明≫
図4は、インチワーム型モータからなる試料ホルダ支持体駆動手段の構成原理を示す概略図である。
試料ホルダ支持体駆動手段は、試料ホルダ支持体17を、試料ホルダ11の軸線と直交する前後方向に移動させる。つまり、試料ホルダ11方向に試料ホルダ支持体17を前進させたり、試料ホルダ11に対する試料ホルダ支持体17の接触力が所定になるように、支持体制御部24からの制御信号に応じて試料ホルダ支持体17の位置を前後に移動させる駆動源であり、本実施形態ではインチワーム型モータ(以後、「駆動モータ」と称する)23を用いている。
すなわち、図4に示されているように、固定用圧電素子18,19と移動用圧電素子20とを備え、さらに、進退動作方向に互いに平行に対向する2つのガイド21,22を備えて構成されている。
≪ガイド、固定用圧電素子および移動用圧電素子の説明≫
ガイド21、22は、アルミナで形成されて、試料ホルダ支持体17の前後移動方向に平行かつ互いに対向して配される。固定用圧電素子18,19および移動用圧電素子20は、アルミナ製のスペーサ33に接着されている。そして、図示を省略しているが、固定用圧電素子18,19のスペーサ33と反対の側にも厚さ1mmのアルミナ板が接着されている。
また、ガイド22とスペーサ33の接触面は両側とも研磨を施し、滑らかに摺動するように形成している。
なお、前記では移動用圧電素子20の直進性を重視して摺動型のガイド面としたが、十分な直進性が得られる場合にはローラガイドなどの低摩擦ガイドを用いてもよい。このように、ローラガイドを用いることで、より滑らかな移動が可能となり、加えて粉塵の発生が少ないことや寿命が長いという利点などが期待できるものである。
≪駆動モータの対物レンズに対する剛結合の説明≫
ここでは、図3に戻り説明する。
以上のように構成された駆動モータ23は、図3に示されているように、対物レンズ40の上下のポールピース25,26に剛に固定される。すなわち、上下のポールピース25、26は円筒状を呈する繋ぎ27で剛に結合され、駆動モータ23はこの繋ぎ27に剛に結合されることで、駆動モータ23は対物レンズ40に剛に固定されることとなる。
従って、試料ホルダ支持体17が試料ホルダ11に接触しているとき、試料ホルダ11もポールピース25,26とほぼ一体となって振動することとなり、そして、ポールピース25,26などを介して一体に繋がる磁路1ともほぼ一体となって振動することになるため、結果として、電子ビームのビームスポットは試料ホルダ11の試料載置端11aに載置されている試料8上の一点に固定されることとなって、外部振動の影響を殆ど受けないことになる。
つまり、試料8表面の観察あるいは加工処理を行なうに際して、試料ホルダ11の上下方向(光軸P方向)の振動(揺れ)は殆ど影響を受けないが、試料ホルダ11の左右方向(光軸Pと直交する平面方向)の振動は試料8表面の微小領域を精度よく観察あるいは加工処理を行なう上で影響が大きいものである。
≪支持体制御部の説明≫
図5は、支持体制御部の一例を示す構成ブロック図である。
支持体制御部24は、図5に示されているように、前記した接触電流Iを電圧に変換するための電流電圧変換器29を備えている。そして、電流電圧変換器29により得られた電圧V1を通すローパスフィルタ30を備えている。このローパスフィルタ30のカットオフ周波数は、10〜300Hzの範囲に設定されている。また、ローパスフィルタ30を通された電圧V1とともに基準電圧V0を入力して電圧V2を得る差動増幅器31を備えており、さらに、この差動増幅器31により得られる電圧V2を入力して積分するための積分器32を備えて構成されている。
すなわち、支持体制御部24は、接触電流Iを電流電圧変換器29で電圧に変換して得た電圧V1をカットオフ周波数が例えば100Hzのローパスフィルタ30を通すことにより、基準電圧V0とともに差動増幅器31に入力して電圧V2を得る。続いて、電圧V2を積分器32に入力して積分し、その出力である制御電圧Vを駆動モータ23の移動用圧電素子20に印加することによって、移動用圧電素子20を伸ばす、縮めるようにしている。つまり、駆動モータ23を動作させるように構成されている。
また、試料ホルダ11と試料ホルダ支持体17との間に流れる接触電流Iが所望の値になるように試料ホルダ支持体17の前後移動位置をフィードバック制御するようになっている。このとき、試料ホルダ支持体17と試料ホルダ11の接触部の接触抵抗(接触力)は不安定であるため、制御電圧Vは100Hz以上の高周波成分として除去する。これにより、制御系の不安定性による振動を抑制する。つまり、本実施形態では100Hz以上をカットオフ周波数として除去するようにしている。
また、支持体制御部24は、駆動モータ23の移動用圧電素子20の長さが最長または最短になっても接触電流Iが所望の値にならないときには駆動モータ23を1ステップずつ移動させ、接触電流Iが所望の値になるまで動作を繰り返すように構成されている。この動作は制御電圧Vが所定の値より大きくなったとき、あるいは小さくなったときに、自動的に開始するように支持体制御部24が制御するようになっている。
以上のように、試料ホルダ11が移動あるいは回転させられたとき、例えば試料8に対する電子ビームの集束位置を変えるために試料ホルダ11が移動あるいは回転させられたときも駆動モータ23を制御することによって、試料ホルダ支持体17を試料ホルダ11の動きに自動的に追随させ、試料ホルダ11との接触電流Iを常に一定に保つように試料ホルダ11との接触状態が維持されるようになっている。これにより、試料ホルダ11(試料ステージ10)の迅速な移動が可能となる。
そして、試料ホルダ11の移動または回転が完了し、試料ホルダ11が静止しているときも接触状態を維持することによって、試料ホルダ11の振動を抑制することができるようにしている。
なお、このときに、移動用圧電素子20を若干伸ばした状態で制御電圧Vを固定し、次いで左右の固定用圧電素子18,19をガイド21に押圧固定してもよい。このようにすることで、支持体制御部24からの電気ノイズの影響や接触電流Iの不安定性による振れなどの影響が無くなるので、試料ホルダ11の振動をより一層効果的に低減させることができ、有効である。
≪駆動モータの動作原理の説明≫
図6は、駆動モータの動作原理を説明するために供した概略図である。
駆動モータ23は、移動用圧電素子20が伸びた状態から1ステップ前進する場合を例として図6を参照しながら説明する。
ここでは、図6(a)のように、左側の固定用圧電素子19が伸びた状態で、ガイド21に押圧固定され、右側の固定用圧電素子18は縮んでガイド21から離れた状態になっている状態で、なおかつ、移動用圧電素子20が伸びきった状態から説明する。
まず、図6(b)のように、右側の固定用圧電素子18を伸ばしてガイド21に押圧固定させ、これに続けて左側の固定用圧電素子19を縮めてガイド21から左側の固定用圧電素子19を離す。次に、図6(c)のように、移動用圧電素子20を縮める。
移動用圧電素子20を縮めたら、図6(d)のように、左側の固定用圧電素子19を伸ばしてガイド21に押圧固定し、続けて右側の固定用圧電素子18を縮めてガイド21から離す。その後、移動用圧電素子20を伸ばすと、図6(a)の状態に戻る。これにより、試料ホルダ支持体17の位置は図6の右方向(前進方向)へ1ステップ、前進移動する。
このような動作を繰り返すことによって、常に左右いずれか一方の固定用圧電素子18,19がガイド21に押圧固定された状態を保ちつつ動作する。所謂尺取虫動作を繰り返しながら試料ホルダ支持体17を前後方向(紙面の左右方向)に任意の距離だけ高精度に移動させることができるものである。
なお、前記1ステップは約2μmであり、1KHzで駆動した場合1秒で2mm移動する。また、図6(a)の状態で移動用圧電素子20に印加する電圧を調整することにより、試料ホルダ支持体17の位置を1nm以下の精度で連続的に変化させることもできる。
<第1の実施形態>
試料ホルダ11は、図4に示されているように、接地Gされており、試料ホルダ支持体17には支持体制御部24から例えば10mVの電圧が印加されている。
この状態で試料ホルダ支持体17が試料ホルダ11に接触すると、支持体制御部24から接触電流Iが流れる。このとき、駆動モータ23は、図6(a)の状態になっており、接触電流Iが1μAよりも小さいときは移動用圧電素子20が伸びて試料ホルダ支持体17が前進移動するように、支持体制御部24から制御電圧Vが印加される。これとは逆に接触電流Iが1μAよりも大きいときには移動用圧電素子20が縮み、試料ホルダ支持体17が後退移動するように、支持体制御部24からの制御電圧Vが変化するようになっている。
<第2の実施形態>
また、本実施形態では前進モード(接触モード)と後退モード(退避モード)の2つのモードを切り替えて駆動モータ23を制御するように構成している。
ここでは、接触電流Iの閾値予め定め、低い閾値をオフ電流値(Ioff)とし、高い閾値をオン電流値(Ion)とする。つまり、Ioff<Ionの関係がある。
後退モードでは、試料ホルダ11と試料ホルダ支持体17の間に電圧を印加した後、試料ホルダ支持体駆動手段(駆動モータ23)が動作を開始する直前に、試料ホルダ11と試料ホルダ支持体17との間に流れる接触電流Iがオフ電流値(Ioff)より小さくなるように、試料ホルダ支持体17を後退させ、かつ、予め定めた退避距離だけ後退させて停止させる。
そして、試料ホルダ支持体駆動手段の動作中にオフ電流値(Ioff)より大きい接触電流Iが試料ホルダ11と試料ホルダ支持体17との間に流れた場合には再度、接触電流Iがオフ電流値(Ioff)より小さくなるように、試料ホルダ支持体17を後退させ、かつ、予め定めた退避距離だけ後退させて停止させる。
そして、前進モードでは、試料ホルダ支持体駆動手段が動作を停止した直後に、試料ホルダ11と試料ホルダ支持体17との間に流れる接触電流Iがオン電流値(Ion)よりも大きくなるように、試料ホルダ支持体17を前進させ、かつ、予め定めた押圧距離だけ前進させて停止させる。その後に、試料ホルダ11と試料ホルダ支持体17との間に流れる接触電流Iがオン電流値(Ion)より小さくなった場合には再度、接触電流(I)がオン電流値(Ion)より大きくなるように、試料ホルダ支持体17を前進させ、かつ、予め定めた押圧距離だけ前進させて停止させる。
前記した前進モードと後退モードについてより具体的に説明すると、以下の通りになる。ここでは、図4に戻り、図4を参照しながら説明する。
前進モードは、試料ホルダ11と試料ホルダ支持体17との間に流れる接触電流Iが所定の最大値、つまり、オン電流値(Ion)より小さいとき、駆動モータ23により試料ホルダ支持体17を前進させ(図4の紙面右方向)、接触電流Iがオン電流値(Ion)より大きくなった瞬間に駆動モータ23を一旦停止させ、この位置からさらに10nm前進させて制御電圧Vを固定し、次いで、左右の固定用圧電素子18,19を伸ばしてガイド21に押圧固定する。したがって、試料ホルダ支持体17は試料ホルダ11に常に一定の接触力にて接触した状態にある。
そして、後退モードでは、接触電流Iがオフ電流値(Ioff)より大きいとき駆動モータ23を動作させて試料ホルダ支持体17を後退させ(図4の紙面左方向)、接触電流Iがオフ電流値(Ioff)より小さくなった瞬間に駆動モータ23を一旦停止させ、さらに10μm後退させる。これにより、試料ホルダ支持体17と試料ホルダ11は常に離れた状態となる。
また、試料ホルダ11が静止しているときは前進モードで制御し、試料ホルダ支持体17を一定の接触電流Iで試料ホルダ11に接触させて試料ホルダ11の振動を抑制する。このとき、試料駆動モータ23は停止した状態となり、この状態で試料ホルダ支持体17と試料ホルダ11との間に流れる接触電流Iが一定に維持されるようになっている。つまり、試料ホルダ支持体17の試料ホルダ11に対する接触力が一定に維持されるようになっている。
また、試料8に対する電子ビームの集束位置(観察位置など)を変えるために、試料ホルダ11が移動あるいは回転を開始したときには、試料ホルダ11を、試料ステージ10を介して駆動させるY方向モータ12、あるいは試料ホルダ11を回転させる図示省略のモータの制御回路へ入力される駆動開始の信号が、支持体制御部24へ入力されて、これをトリガとして後退モードへ切り替えられるようになっている。
従って、試料ホルダ11が移動または回転を開始する直前に、試料ホルダ支持体17は試料ホルダ11から10μm離れた位置まで後退して退避する。試料ホルダ11を移動あるいは回転させるモータが動作を停止するときには、その停止信号をトリガとして再び前進モードに切り替えられて、試料ホルダ支持体17は試料ホルダ11に一定の接触力で接触するようになっている。
このように、駆動モータ23を制御することによって、試料ホルダ支持体17は試料ホルダ11の動きに自動的に追随し、試料ホルダ11が停止(静止)しているときには常に接触し、試料ホルダ11が移動あるいは回転しているときにはその動作を防げないように、試料ホルダ支持体17を試料ホルダ11から離して後退させておくことができる。
そして、試料ホルダ11の移動または回転が完了し、試料ホルダ11が静止しているときも接触力(接触状態)を一定に維持することによって試料ホルダ11の振動を抑制することができる。
なお、このときに、移動用圧電素子20を若干伸ばした状態で制御電圧Vを固定し、次いで左右の固定用圧電素子18,19をガイド21に押圧固定してもよい。このようにすることで、支持体制御部24からの電気ノイズの影響や接触電流Iの不安定性による揺らぎの影響が無くなり、試料ホルダ11の振動をより一層効果的に低減させることができ、有効である。
以上のように構成された本実施形態によれば、対物レンズ40のポールピース25,26に剛に固定された試料ホルダ支持体17を試料ホルダ11に接触させることによって、試料ホルダ11の振動を抑制し、高い解像度よる観察あるいは高い加工精度が得られるようになる。
また、試料8に対する電子ビームの集束位置を変えるために試料ホルダ11を移動あるいは回転させる場合にも、試料ホルダ11に過度な応力がかからないように、試料ホルダ支持体17の位置を制御することが可能になる。これにより、試料ホルダ11の試料載置端11aの振動が試料ホルダ支持体17による接触により低減されて、透過電子顕微鏡においては高い解像度による観察が得られ、そして、集束イオンビーム装置においては高い加工精度が得られるようになる。
このように、本実施形態によれば、試料8の微小領域を精度よく観察、測定、あるいは加工するにあたり、試料ホルダ11における機械的な振動を抑えて、試料8を安定に保持することができる。
なお、本発明の実施形態の具体的な構成は、前記した実施形態に限られるものではなく、請求項1〜請求項5に記載の本発明の要旨を逸脱しない範囲の設計において変更などがあっても本発明に含まれるものである。
例えば、駆動モータ23として、図4に示したようなインチワーム型モータを使用したが、十分な剛性があれば他の方式のモータでも使用することが可能であり、圧電素子を利用した超音波モータなども使用することが可能である。
また、試料ホルダ支持体17としては、棒状である必要はなく、試料ホルダ11に接触できるもので剛性が十分高い形状であればよい。たとえば、球状や円盤状であってもよく、任意である。
本発明に係る荷電粒子線装置の代表的な実施形態として透過電子顕微鏡を示す横断面図である。 同透過電子顕微鏡の縦断面図である。 図2とは断面位置を変えて示す同透過電子顕微鏡の部分拡大断面図である。 試料ホルダ支持体を前後に移動させるインチワーム型モータからなる駆動モータの構成原理を示す概略図である。 同駆動モータの支持体制御部の一例を示す構成ブロック図である。 同駆動モータの動作原理を説明するために供した概略図である。 従来の電子顕微鏡を示す横断面図である。
符号の説明
1 磁路
2 凹球面
3,14 受金具
4 押しバネ
5 ホルダ
6 押棒
7 ロッド
8 試料
9 球体
10 試料ステージ
11 試料ホルダ
11a 試料載置端
12 Y方向モータ(試料ホルダ駆動手段)
13 シャフト
15 バネ
16 X方向モータ(試料ホルダ駆動手段)
17 試料ホルダ支持体
18,19 固定用圧電素子
20 移動用圧電素子
21,22 ガイド
23 駆動モータ(試料ホルダ支持体駆動手段)
24 支持体制御部
25,26 ポールピース
27 繋ぎ
29 電流電圧変換器
30 ローパスフィルタ
31 差動増幅器
32 積分器
33 スペーサ
40 対物レンズ(レンズ)
I 接触電流
V 制御電圧
V0 基準電圧
P 光軸

Claims (5)

  1. レンズを用いて荷電粒子線を試料の表面に集束させることにより、少なくも前記試料表面の観察あるいは加工処理を行なう荷電粒子線装置において、
    前記試料が載置される試料ホルダと、前記試料を所望の位置へ移動および静止させるように前記試料ホルダを動作させる試料ホルダ駆動手段と、を備えている試料移動装置であって、
    前記試料ホルダの一部に接触して、該試料ホルダの振動を低減する棒状の試料ホルダ支持体と、
    前記レンズに剛に結合されて、前記試料ホルダ支持体を、前記試料ホルダの軸線と直交する前後方向に移動させる試料ホルダ支持体駆動手段と、を備え、
    さらに、前記試料ホルダに対する前記試料ホルダ支持体の接触力が所定になるように、前記試料ホルダ支持体駆動手段を制御する支持体制御部を備えていることを特徴とする荷電粒子線装置の試料移動装置。
  2. 請求項1に記載の試料ホルダに対する前記試料ホルダ支持体の接触力は、前記試料ホルダと前記試料ホルダ支持体との間に電圧を印加し、前記試料ホルダと前記試料ホルダ支持体の間に流れる接触電流の電流値によって定められることを特徴とする荷電粒子線装置の試料移動装置。
  3. 請求項1に記載の支持体制御部は、ローパスフィルタを含み、該ローパスフィルタのカットオフ周波数は、前記試料ホルダが振動する固有振動数より低い振動数であることを特徴とする荷電粒子線装置の試料移動装置。
  4. 請求項1に記載の試料ホルダ支持体駆動手段は、複数の固定用圧電素子と、前記試料ホルダ支持体の前後方向に進退動作する少なくとも一つの移動用圧電素子と、この移動用圧電素子の進退動作方向に、互いに平行に対向する2つのガイドと、からなるインチワームであり、動作中であっても前記複数の固定用圧電素子のうち少なくともいずれか一つは、前記ガイドに押圧固定されていることを特徴とする荷電粒子線装置の試料移動装置。
  5. 請求項1から請求項4のいずれか1項に記載の荷電粒子線装置の試料移動装置であって、
    前記試料ホルダに接触させる前記試料ホルダ支持体を、前記試料ホルダの軸線と直交する前後方向に移動させる試料ホルダ支持体駆動手段の動きを制御する支持体制御部は、前記試料ホルダと前記試料ホルダ支持体の間に電圧を印加し、前記試料ホルダ支持体駆動手段が動作を開始する直前に、前記試料ホルダと前記試料ホルダ支持体との間に流れる接触電流が予め定めたオフ電流値より小さくなるように、前記試料ホルダ支持体を後退させ、かつ、予め定めた退避距離だけ後退させて停止させるように制御し、
    また、前記試料ホルダ支持体駆動手段の動作中に前記予め定めたオフ電流値より大きい接触電流が流れた場合には再度、該接触電流が前記予め定めたオフ電流値より小さくなるように、前記試料ホルダ支持体を後退させ、かつ、前記予め定めた退避距離だけ後退させて停止させるように制御し、
    さらに、前記試料ホルダ支持体駆動手段が動作を停止した直後に、前記接触電流が予め定めたオン電流値よりも大きくなるように、前記試料ホルダ支持体を前進させ、かつ、予め定めた押圧距離だけ前進させて停止させるように制御し、
    その後、前記接触電流が前記予め定めたオン電流値より小さくなった場合には再度、前記接触電流が前記予め定めたオン電流値より大きくなるように、前記試料ホルダ支持体を前進させ、かつ、前記予め定めた押圧距離だけ前進させて停止させるように制御することを特徴とする荷電粒子線装置の試料移動装置。
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