JP2007078018A - 自動変速機のセレクトアシスト装置 - Google Patents

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幸嗣 廣田
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Abstract

【課題】 セレクトレバーとセレクト位置切換装置の機械的連結によりフェール時のレンジ切り換え操作を可能にしつつ、セレクトレバーの小型化によるレイアウト自由度の拡大を図ることができ、しかも要求に応じたセレクトレバー操作力特性を得ることができる自動変速機のセレクトアシスト装置を提供する。
【解決手段】 正方向センサ61、負方向センサ62を設け、アシストアクチュエータ2の駆動を制御するコントローラ3を設け、コントローラ3は、相対変位量が正方向許容設定量より大きい場合は、負方向への駆動指令値を出力し、相対変位量が負方向許容設定量より小さい場合は、正方向への駆動指令値を出力し、相対変位量が正方向許容設定量より小さく、且つ負方向許容設定量より大きい場合は、駆動停止となる駆動指令値を出力した。
【選択図】 図3

Description

本発明は、自動変速機を備えた車両において、ドライバのセレクトレバーの操作に応じて、自動変速機のセレクト位置を制御で切り換える自動変速機のセレクトアシスト装置の技術分野に属する。
従来、自動変速機のセレクトレバーは、ロッドやケーブル等の操作力伝達手段を介して自動変速機のマニュアルバルブと機械的に連結されている。セレクトレバーに入力されるドライバの操作力は、操作力伝達手段を介してマニュアルバルブに伝達され、操作量に応じてセレクト位置が切り換えられる(例えば、特許文献1参照)。
一方、セレクトレバーとマニュアルバルブとが電気的に接続された、いわゆるシフトバイワイヤ技術を用いたものが知られている。この従来技術は、マニュアルバルブを作動するアクチュエータを設け、セレクトレバーの回動操作を電気信号に変化してアクチュエータを駆動することにより、セレクト位置を切り換えるものである(例えば、特許文献2参照)。
特開平9−323559号公報 特開2003−97694号公報
セレクトレバーの操作時には、操作力伝達手段のフリクション、ディテントの抵抗等、機械的な操作反力が発生するため、大きな操作力が要求される。よって、ドライバの必要操作力を小さくするために、セレクトレバーの長さを十分な梃子力が得られる長さに設定する必要がある。
したがって、上記従来技術のうち前者にあっては、セレクトレバーの長さに起因して形状が大きくなるため、設置場所に制約が多く、車室内におけるレイアウト自由度が低いという問題があった。
一方、後者では、アクチュエータの採用によってセレクトレバーを短く設計でき、前者と比較してレイアウト自由度は高くなる。ところが、セレクトレバーとマニュアルバルブとが機械的に連結していないため、フェール時にレンジ切り換えが不能となる。
本発明は、上記問題に着目してなされたもので、その目的とするところは、セレクトレバーとセレクト位置切換装置の機械的連結によりフェール時のレンジ切り換え操作を可能にしつつ、セレクトレバーの小型化によるレイアウト自由度の拡大を図ることができ、しかも要求に応じたセレクトレバー操作特性を得ることができる自動変速機のセレクトアシスト装置を提供することにある。
上述の目的を達成するため、本発明に記載の自動変速機のセレクトアシスト装置では、セレクトレバーと自動変速機のセレクト位置切換装置とがセレクト操作力伝達系により連結され、前記セレクト操作力伝達系にはドライバによるセレクト操作力をアシストするアシストアクチュエータが設けられた自動変速機のセレクトアシスト装置において、前記セレクト操作力伝達系を、セレクトレバーに連結した第1連結部材と、前記セレクト位置切換装置に連結した第2連結部材と、限界量までの相対変位を許容しつつ前記両連結部材を連結する相対変位許容連結機構と、を有する構成とし、かつ、前記アシストアクチュエータを第2連結部材に設定し、相対変位を生じていない中立位置を設定し、中立位置と両側の相対変位の限界位置の間に正方向の許容設定量及び負方向の許容設定量を設け、相対変位量が正方向許容設定量より大きいかどうかを検出する正方向変位検出手段を設け、相対変位量が負方向許容設定量より小さいかどうかを検出する負方向変位検出手段を設け、前記アシストアクチュエータの駆動を制御するアシスト制御手段を設け、前記アシスト制御手段は、相対変位量が正方向許容設定量より大きい場合は、負方向への駆動指令値を出力し、相対変位量が負方向許容設定量より小さい場合は、正方向への駆動指令値を出力し、相対変位量が正方向許容設定量より小さく、且つ負方向許容設定量より大きい場合は、駆動停止となる駆動指令値を出力する、ことを特徴とする。
本発明では、セレクトレバーとセレクト位置切換装置の機械的連結を保持しつつ、ドライバのセレクトレバーの操作に応じて自動変速機のセレクト位置切換装置の切り換えを制御駆動で行うことにより、フェール時のレンジ切り換え操作の確保と、セレクトレバーの小型化によるレイアウト自由度の拡大を共に達成できる。
以下に、本発明の自動変速機のセレクトアシスト装置を実現する実施の形態を、実施例に基づいて説明する。
まず、構成を説明する。
図1は実施例1の自動変速装置の構成を示す側面図、図2はセレクト部の細部構造を示す要部斜視図である。
実施例1の自動変速装置は、図1に示すように、セレクト部1、アシストアクチュエータ2、コントローラ3、コントロールケーブル4、自動変速機5を主要な構成としている。
セレクト部1は、セレクトレバー11、セレクトノブ12、第1回転部13(第1連結部材に相当する)、チェック機構部14、ウォームホイール16、第2回転部17(第2連結部材に相当する)、ケーブル取付レバー18、支点軸19からなる。
セレクトレバー11は、運転席から操作可能な位置に設けられ、セレクトレバー11の先端には、セレクト操作時にドライバが把持するためのセレクトノブ12が付設されている。セレクトレバー11は、第1回転部13に取り付けられ、第1回転部13は支点軸19を中心に回動操作される。結果的にセレクトレバー11は、回動操作可能となる。セレクトレバー11は、従来の一般的なセレクトレバーよりも250mm短い100mmに設定されている。
さらに、支点軸19には、回転自在に第2回転部17を設ける。第2回転部17は、第1回転部13と同軸となるが、相対回転可能な構造にする。
第2回転部17の一端側には、ウォームホイール16を設け、このウォームホイールと反対側には、ケーブル取付レバー18を設ける。このケーブル取付レバー18にコントロールケーブル4の端部を取り付け、反対側の端部を自動変速機5の制御アーム51に取り付ける。
同じ回転軸(支点軸19)に対して相対回転が可能な第1回転部13と第2回転部17において、第1回転部13には、円周方向に対して所定の長さである遊び溝131を設ける。第2回転部17には、遊び溝131内に位置するよう突起171を設ける。これにより、第1回転部13と第2回転部17の相対回転は遊び溝131の間を突起171が移動できる範囲となる。(第1回転部13の遊び溝131と第2回転部17の突起171で相対変位許容連結機構である遊び連結機構を構成する)
アシストアクチュエータ2は電動モータであり、その出力軸には、ウォーム21を設けて、ウォームホイール16と係合させてウォームギアを構成し、アシストアクチュエータ2により第2回転部17を回転駆動させる構造にする。
さらに、支点軸19の部分、又は遊び溝131と突起171の係合部分には、相対位置の状態を検出する位置状態センサ6を設ける。位置状態センサ6は、正方向センサ61(正方向変位検出手段)、負方向センサ62(負方向変位検出手段)、ピン63、溝64からなる。構造は、遊び溝131と突起171の関係と比例した同様の関係となるピン63と溝64を設け、相対変位を生じない状態である中立状態から、正負方向にある範囲を溝64に設け、その正方向の外側に正方向センサ61を設け、負方向の外側に負方向センサ62を設ける(図7参照)。
よって、溝64とピン63が相対変位し、溝64に対しピン63が所定の範囲を超えて正方向へ移動すると正方向センサ61が反応し、溝64に対しピン63が所定の範囲を超えて負方向へ移動すると負方向センサ62が反応する。
位置状態センサ6は、ピン63を突起171とし、溝64を遊び溝131としてもよい。
さらに、第1回転部13のセレクトレバー11の反対側には、チェック機構部14を設けている。チェック機構部14は、第1回転部13から外周側に突出させたピン141と、ピン141に係合する溝部142からなる。ピン141は詳細には図示しないが内部から先端を突出方向にバネで付勢する構造である。このピン141の先端を溝部142に係合させる。溝部142は、5つのレンジ(P・R・N・D・L)に対応した谷部142aを形成するよう波形状にしたものである(図には、省略して4つの溝を示している)。このチェック機構部14により、選択されたセレクト位置が保持されるようにし、操作を伴わない例えば車両の振動等に起因する意図しないレンジセレクトの入力を防止する。
コントローラ3(アシスト制御手段に該当する)は、検出された相対位置に基づいて、アシストアクチュエータ2の指令値を設定し、電動モータの出力デューティ比をPWM制御する。
図3にコントローラ3の制御ブロック図を示す。
セレクト部1において、レンジ切り換え操作されたセレクトレバー11のストローク変化は、第1回転部13と第2回転部17の相対回転変化となり、遊び溝131と突起171との相対変位量の変化となる。この相対回転の変化状態は位置状態センサ6である正方向センサ61、負方向センサ62で検出され、コントローラ3へ出力される。
コントローラ3は、経過時間計測部31、初期駆動指令値演算部32、駆動指令値演算部33、モータ駆動制御部34を主要な構成にしている。
経過時間計測部31は、正方向センサ61及び負方向センサ62の状態信号から、セレクト操作の開始時点を判断し、操作開始からの経過時間を演算する。
初期駆動指令値演算部32は、初期の駆動指令値を小さくし、その後に時間経過とともに大きくなる初期駆動指令値を演算する。
駆動指令値演算部33は、正方向センサ61で検出がある場合に負方向の初期駆動指令値演算部32で演算された駆動指令値を出力し、負方向センサ62で検出がある場合に正方向の初期駆動指令値演算部32で演算された駆動指令値を出力し、正方向センサ61、負方向センサ62で検出がない所定範囲内の相対変位の場合に駆動停止に相当する駆動指令値を出力する。
モータ駆動制御部34は、駆動指令値に従って、アシストアクチュエータ2を駆動する。
次に、自動変速機5のディテント構造について説明する。
図4は、自動変速機5のディテント構造を示す斜視図である。
制御アーム51には回転シャフト52が設けられ、この回転シャフト52にディテントプレート53が支持されている。ディテントプレート53の上端には、カム山53aの間に5つのレンジ(P・R・N・D・L)に対応した谷部53bが形成されている。そして、この谷部53bにバネ板54の先端に形成されたディテントピン55を係合させ、選択されたセレクト位置を保持することにより、車両の振動等に起因する意図しないレンジセレクトを防止している。
すなわち、アシストアクチュエータ2の作動力又はセレクトレバー11の操作力により回転シャフト52が回動し、この回動に応じてディテントプレート53がディテントピン55に対して相対移動する。このとき、ディテントピン55がカム山53aを乗り越えて隣のレンジに対応した谷部53bと係合し、係合状態がバネ板54の弾性力により保持される。この弾性力がセレクト操作する際の主要な負荷力となる。
なお、ディテントプレート53には、パーキングロッド56の一端が回動自在に連結されている。このパーキングロッド56は、セレクトレバー11をPレンジに移動させたとき、カム状プレート57を介してパーキングギア58の回転を阻止し、図外の駆動輪をロックするものである。これにより、勾配路上にPレンジで車両を駐車したとき、勾配に応じて駆動輪をロックするように車重負荷が加わり、パーキングロッド56を咬む力として作用する。
実施例1では、自動変速機5とセレクト部において、それぞれディテント力(チェック力)が働くようにしている。
次に作用を説明する。
[自動変速機のセレクト位置制御処理]
図5は、コントローラ3で実行されるセレクト位置制御処理の基本処理の流れを示すフローチャートである。
ステップS1では、位置状態センサ6からの相対位置状態信号を入力して、相対位置の状態、つまり、中立状態の両側への許容範囲に対し、正方向へ越えた位置か、負方向へ越えた位置か、あるいは許容範囲内かを読み込む。
ステップS2では、読み込んだ相対位置の状態から、モータトルク指令値を設定する。
ステップS3では、モータトルク指令値に従ってアシストアクチュエータ2の電動モータを駆動する。
[自動変速機の操作反力特性]
図6は、P→Rレンジ方向におけるアシストアクチュエータ2の出力軸に発生する操作反力、及び連結状態においてセレクトノブ12に発生する操作反力を示す特性図である。この操作反力特性は、出力軸における操作反力[N]及びセレクトレバー11における操作反力[N]をセレクトレバー11の操作位置(ストローク角度)と対比させたものである。
なお、セレクトレバー11の操作力が自動変速機5へ伝達される場合には、セレクトレバー11における操作反力は、上述したセレクト部1におけるディテントで発生する負荷力に機構の摩擦力等を合成したものである。よって、レンジ切り換え制御中、レンジ切り換え操作を行う場合には、この操作反力以上の手動操作を必要とする。
また、アシストアクチュエータ2の電動モータの出力軸における操作反力は、上述した自動変速機5のディテントで発生する負荷力に、コントロールケーブル4の摩擦力、電動モータのイナーシャ等を合成したものである。よって、アシストアクチュエータ2によるレンジ切り換えは、この操作反力以上の駆動力が必要となる。
図6に示すように、セレクトレバー11をP→Rレンジ方向に操作したときに発生する操作反力は、各レンジ間において、初めにセレクトレバー11の操作方向、又はアシストアクチュエータ2の駆動方向と逆方向(D→Nレンジ方向)に発生し、ピーク後に向きを変えて操作方向と同一方向(P→Rレンジ方向)に発生し、レンジ切り換え位置(停止位置)付近でゼロに収束した状態となる。この特性は、ディテントピン55又はピン141が、カム山53a又は溝部142のカム山を乗り越える際に発生する負荷力に起因している。すなわち、ディテントピン55又はピン141がカム山53a又は溝部142のカム山を乗り越えるまでは、バネ板54又はピン141を付勢する図示しないバネの付勢力により抵抗力が発生し、ディテントピン55又はピン141がカム山53a又は溝部142のカム山を乗り越えた後は、ディテントピン55又はピン141が次のカム山53aの溝又は溝53bに落ち込んで引き込み力(慣性力)が発生するためである。
[自動変速機のレンジ切り換え制御]
実施例1の自動変速機のセレクトアシスト装置のレンジ切り換え時のアシスト制御について説明する。なお、まずは初期駆動指令値の処理を含まない状態で説明を行う。
実施例1の自動変速機のセレクトアシスト装置では、操作前の状態の例として、第1回転部13と第2回転部17は非連結状態であり、遊び溝131内において、突起171は相対位置が中点の位置、つまり、どちらの操作方向に対しても余裕分を有する状態となっている(図8(a)参照)。
この状態から、例えばセレクトレバー11を正方向へ操作し始めると、この遊び溝131と突起171の相対変位量が変化する。しかし、非連結状態における位置範囲内であるので、コントロールケーブル4に動きはない。しかし、相対変位量が所定量を超えて変化したことは、負方向センサ62で検出される(図9(c)参照)。これによって、正方向への駆動指令値が設定され(図9(b)参照)、アシストアクチュエータ2の電動モータが駆動される。アシストアクチュエータ2の駆動出力は、ウォーム21によりウォームホイール16に伝達され、第2回転部17が回転し、コントロールケーブル4を介して自動変速機5の制御アーム51が駆動されて自動変速機のセレクト位置が切り換えられる。
なお、第2回転部17の回転によりコントロールケーブル4が進退することにより、遊び溝131と突起171の相対位置は、中点近傍に復帰する。
つまり、PID制御演算部31の制御により相対位置変位量を、相対位置の中点近傍に保持することにより、図8(a)〜(c)に示すようにセレクトレバー11の操作による動きに追従させて自動変速機の制御アーム51を駆動して、セレクト位置を切り換えることになる。
この動きは、あたかもセレクトレバー11と自動変速機5の制御アーム51がコントロールケーブル4で接続されているかのような動きとなる。
なお、操作後半において、ディテントによる次レンジへの吸い込み力によって、セレクトレバー11の操作位置より自動変速機5の制御アーム51の作動位置が追い越した場合、その相対位置変化が所定の範囲を超えると、負方向センサ62がそのことを検出する(図9(d)参照)。その場合には、正方向の駆動指令値が出力される。
[操作フィーリングの向上作用]
実施例1では、上記に説明したように通常の制御が行われている場合、第1回転部13の遊び溝131と、第2回転部17の突起171の相対位置が中点近傍に保たれるため、操作の途中で、第1回転部13と第2回転部17が機械的伝達系として接続して、そのショックがセレクトレバー11に伝達されて操作フィーリングを低下させてしまうことがない。
これにより、実施例1における操作フィーリングは、セレクト部1のチェック機構部14のみによって生成されることになる。よって、溝部142とピン141におけるカム山の形状、大きさ、ばねの強さ等を、従来に対して小さいセレクトレバー11の軽い操作フィーリングを非常に良好にする構成にできるのである。
[急な坂道における発進時の操作フィーリングの向上作用と小型軽量化]
急な坂道を発進しようとしてPレンジからDレンジへセレクト操作する場合には、パーキングロッドを引き抜く力が大きくなるため操作力が重くなる。本実施例1の自動変速機のセレクトアシスト装置では、このように負荷が大きい場合には、遊び溝131の端部に突起171が当接する、つまり遊び機構における遊び量がない状態となってドライバのセレクトレバー11へ入力される操作力が第2回転部17、コントロールケーブル4に伝達され、これにアシストアクチュエータ2の電動モータのアシスト力を加算してパーキングロッド56を引き抜くため、操作フィーリングとしては軽い操作となり、システムとしては、電動モータの定格を小さくできシステムの小型軽量化となる。
[急激なシフト操作における操作フィーリングの向上作用とコスト低減作用]
本実施例1の自動変速機のセレクトアシスト装置において、急激なセレクト操作をした場合には、遊び溝131の端部に突起171が当接する、つまり遊び機構における遊び量がない状態となってドライバのセレクトレバー11へ入力される操作力が第2回転部17、コントロールケーブル4に伝達され、これにアシストアクチュエータ2の電動モータのアシスト力が加算される。よって、操作フィーリングとしては軽快な操作となり、システムとしては、電動モータへの応答性の要求が緩和され、モータの定格小型化となる。
[セレクトレバーと自動変速機の制御アームの機械的連結]
さらに、実施例1において、フェール時には、セレクトレバー11を、非連結状態の位置範囲を超えて操作すれば、その操作方向において、可動量つまり遊び量がなくなり、連結状態となって、コントロールケーブル4を介して、その操作力によって、自動変速機5の制御アーム51を操作することができる。
[操作フィーリングへの振動伝達について]
実施例1の自動変速機のセレクトアシスト装置においては、上記説明のように、正方向センサ61、負方向センサ62を用いて、高い精度を必要としないセンサを用い、図9に示すようなオン/オフ制御によってアシスト制御を成立させているため、非常にコストを抑制することになる。
しかしながら、100%のオンが、アシスト制御の起動直後にいきなり始まってしまうと、デバイスの振動などがセレクトレバー11を通じて操作者の手に伝わることがあった。このような不意な振動は操作フィーリングを低下させてしまうものであり、好ましくないものであった。
本実施例1では、初期駆動指令値演算部32を設けることにより、この問題を解決している。
[初期駆動指令値演算を含む駆動指令値演算処理]
図10は実施例1の自動変速機のセレクトアシスト装置のコントローラで実行される駆動指令値を決定する処理の流れを示すフローチャートで、以下各ステップについて説明する。
図10、及び図10の以下のステップ説明において、正方向センサ61をセンサ1とし、負方向センサ62をセンサ2とする。また、PL方向はPレンジ位置からLレンジ位置への方向、LP方向はその逆方向を示すものとする。
ステップS11では、センサ1とセンサ2からの検出信号を入力する。
ステップS12では、センサ1がONかどうかを判断し、ONならばステップS14へ進み、OFFならばステップS13へ進む。
ステップS13では、センサ2がONかどうかを判断し、ONならばステップS15へ進み、OFFならばステップS16へ進む。
ステップS14では、操作方向をPL方向と判断する。
ステップS15では、操作方向をLP方向と判断する。
ステップS16では、操作方向が生じていないと判断する。
ステップS17では、センサ1、センサ2がともにOFFかどうかを判断し、ともにOFFならばステップS18へ進み、ともにOFFでないならばステップS19へ進む。
ステップS18では、OFFタイマーをカウントアップする。
ステップS19では、OFFタイマーをクリアする。
ステップS20では、OFFタイマー値が閾値より小さいかどうかを判断し、小さいならばステップS21へ進み、超えているならばステップS22へ進む。
ステップS21では、ONタイマーをカウントアップする。
ステップS22では、ONタイマーをクリアする。
ステップS23では、ONタイマーの経過時間に合わせた初期駆動指令値を設定する(図12参照)。つまり、開始当初のPWM駆動デューティ比を低くスタートさせ、時間経過とともに増加させ100%にする。
ステップS24では、センサ1、センサ2のどちらかがONかどうかを判断し、どちらかがONならばステップS25へ進み、どちらもONでないならばステップS28へ進む。
ステップS25では、操作方向がPL方向かどうかを判断し、PL方向ならばステップS26へ進み、LP方向ならばステップS27へ進む。
ステップS26では、PL方向の駆動指令値を出力する。
ステップS27では、LP方向の駆動指令値を出力する。
ステップS28では、停止に相当する駆動指令値を出力する。
[駆動指令値の初期を抑制する作用]
実施例1では、ステップS17〜S23に示すようにONタイマーとOFFタイマーを用いて、経過時間を計測する。これに対し、図11に示すように予め設定されているデータテーブルにより、経過時間に応じた初期の駆動指令値を設定し、間欠パルス波形のピーク値が図12、図13に示すように徐々に100%に近づくようにする。また、ONタイマー値はOFFタイマー値によって、所定の時間でクリアされるようにする。
このように駆動指令値の初期値を抑制すると、起動初期から100%で駆動させるのに比較して、図13(c)に試験結果を示すように、モータ駆動角加速度が非常に抑制される。つまり駆動源から衝撃のような力が発生していないことになり、初期に手に伝達されるような振動の振動源そのものを抑制している。これによって、コストを抑制したセンサ構成、オンオフ制御におけるアシスト制御の際の操作フィーリングを向上することができる。
次に効果を説明する。
本実施の形態の自動変速機のセレクトアシスト装置にあっては、次に列挙する効果を得ることができる。
(1)セレクトレバー11は従来のセレクトレバーよりも車室内空間への突出量が150mm程度少なく、さらに、セレクトレバー11と制御アーム51は遊び量を持ってコントロールケーブル4を介して連結されているため、従来品よりも車室内レイアウトの自由度が大きく、インストルメントパネル等、車室内の任意箇所にセレクトレバー11を設定できる。
また、セレクトレバー11と制御アーム51がコントロールケーブル4によって、遊び量を有して機械的に連結されているため、アシストアクチュエータ2やコントローラ3がフェールした場合でも、ドライバは手動でセレクト位置を切り換えることができる。
また、第1回転部13の遊び溝131、第2回転部17の突起171の係合により非連結状態と連結状態とを設け、設定遊び量内で中立状態を保持するため、通常の操作の際に非連結状態から連結状態となることによる違和感を生じないようにできる。
また、実施例1においては、通常の状態を非連結状態とするため、連結状態の際に受ける後段の摩擦抵抗を受けることなく、セレクトレバー11の小型化に合わせた軽い力で操作する良好な操作フィーリングをセレクト部1のチェック機構部14で生じさせることができる。
また、実施例1においては、非連結状態の遊び量を有するため、セレクトレバー11側と自動変速機5側の組付の際に互いに同期させる調整等を簡略化でき、車両への組付性を向上させることができる。
また、セレクト操作系の負荷が過大となる急な坂道での発進や急激なセレクト操作の際には、ドライバの操作力にモータのアシスト力が加わり、操作を軽快にできる。また、操作力を伝達できるために、システムとしてモータ定格の小型化やモータへの応答性要求の緩和化ができる。
さらに、本実施例1の自動変速機のセレクトアシスト装置におけるシフトバイワイヤシステムに対する有利な作用効果について、比較して説明する。
上記に挙げた作用効果において、(A)通常時は、手動操作力を自動変速機に伝達することなくアクチュエータの作動力によりレンジ切り換えを行う。(B)フェール時は、アクチュエータの作動力を用いることなく、手動操作力によりレンジ切り換えを行う。(C)過大な負荷が生じる場合には、手動操作力とアクチュエータの作動力を加算したものによりレンジ切り換えを行う(アシスト状態)。特に(B),(C)は、シフトバイワイヤシステムに対し有利な作用効果である。
さらに、(A)と(C)の状態も可変であることが有利である。つまり、本実施例1の自動変速機のセレクトアシスト装置では、走行状況に応じて、ドライバの操作力とアシストアクチュエータによるアシスト力の比率を変えることができる。例えば、走行速度が高い時にRレンジからPレンジにシフトしようとする場合に、モータのアシスト力を弱めることにより、ドライバの操作力を高くして(操作を重くして)フィンガータッチの誤セレクトによって車が急停止することが防止できる。このように、操作フィーリングの向上に加えて、誤セレクトの防止や、それにつながるものを抑制することが操作を重くすることで実現できるのである。
さらにシフトバイワイヤシステムと比較すると、ポテンショメータ(位置センサ)のゼロ点の経時移動や電源電圧の変動、回路入力電圧のドリフトなどの外乱に対して、シフトバイワイヤシステムでは制御系の応答性や位置決め精度が劣化しやすい。本実施例1の自動変速機のセレクトアシスト装置では、制御系に多少の変動があってもドライバはメカリンクを通じてその変動分を吸収して操作できるためシステムのロバスト安定性に優れている。
さらに、シフトバイワイヤシステムがシステムダウンした際には、非常用レバーを探して通常と異なる操作をする必要がありパニックに陥ったドライバには負担が大きい。本実施例1の自動変速機のセレクトアシスト装置では操作力が重くなるものも通常と同様のセレクト操作のまま平常心で運転を続けられる。
さらに、相対変位を生じていない中立位置を設定し、中立位置と両側の相対変位の限界位置の間に正方向の許容設定量及び負方向の許容設定量を設け、相対変位量が正方向許容設定量より大きいかどうかを検出する正方向センサ61を設け、相対変位量が負方向許容設定量より小さいかどうかを検出する負方向センサ62を設け、アシストアクチュエータ2の駆動を制御するコントローラ3を設け、コントローラ3は、相対変位量が正方向許容設定量より大きい場合は、負方向への駆動指令値を出力し、相対変位量が負方向許容設定量より小さい場合は、正方向への駆動指令値を出力し、相対変位量が正方向許容設定量より小さく、且つ負方向許容設定量より大きい場合は、駆動停止となる駆動指令値を出力するため、厳しい精度を要求されないセンサを用い、容易なオン/オフ制御により、コストを非常に抑制したセレクトアシスト装置にできる。
(2)コントローラ3は、正方向センサ61及び負方向センサ62の検出結果から、セレクト操作開始を判定して、操作開始からの経過時間を演算する経過時間計測部31と、操作開始時の駆動指令値を小さくし、経過時間とともに増加させる初期駆動指令値演算部32とを備えるため、起動直後の振動発生を抑制し、操作フィーリングを向上させることができる。
実施例2は、相対変位量が正方向許容設定量より大きくなってから、または相対変位量が負方向許容量より小さくなってからの経過時間により、次回の駆動指令値を演算する例である。
図14は、実施例2の自動変速機のセレクトアシスト装置のコントローラのブロック図である。
相対変位発生期間計測部35は、相対変位が正方向または負方向の許容範囲外となった期間を計測する。
正方向駆動指令値演算部36は、図15に示すデータテーブルに従って、現在の許容範囲外期間の長さに応じて、次回の駆動指令値が大きくなるよう正方向の駆動指令値を演算する。
負方向駆動指令値演算部37は、図15に示すデータテーブルに従って、現在の許容範囲外期間の長さに応じて、次回の駆動指令値が負方向に大きくなるように負方向の駆動指令値を演算する。
駆動指令値演算部38は、相対変位が正方向許容範囲外になった場合には、正方向駆動指令値演算部36の駆動指令値を出力し、相対変位が負方向許容範囲外となった場合には、負方向駆動指令値演算部37の駆動指令値を出力し、相対変位が許容範囲内の場合には、駆動停止に相当する駆動指令値を出力する。
その他構成は、実施例1と同様であるので、説明を省略する。
作用を説明する。
[駆動指令値演算処理]
図16に示すのは、実施例2の自動変速機のセレクトアシスト装置のコントローラで実行される駆動指令値を決定する処理の流れを示すフローチャートで、以下各ステップについて説明する。なお、図10のフローチャートと同様の処理ステップについては、同じ符号を付し、説明を省略する。
ステップS31では、ONタイマーをカウントアップする。
ステップS32では、前回、センサ1、センサ2のどちらかがOFFかどうか判断し、どちらかがOFFならばステップS33へ進み、どちらもOFFでない場合にはステップS34へ進む。
ステップS33では、前回のOFFタイマー値が閾値より小さいかどうかを判断し、小さいならばステップS34へ進み、閾値以上ならばステップS35へ進む。
ステップS34では、操作方向がPL方向かどうかを判断し、PL方向ならばステップS39へ進み、LP方向ならばステップS38へ進む。
ステップS35では、操作方向がPL方向かどうかを判断し、PL方向ならばステップS36へ進み、LP方向ならばステップS37へ進む。
ステップS36では、PL方向の初期駆動指令値を駆動指令値として出力する(図15参照)。
ステップS37では、LP方向の初期駆動司令値を駆動指令値として出力する(
図15参照)。
ステップS38では、LP方向の駆動指令値を経過期間に応じて決定し、駆動指令値として出力する(図15参照)。
ステップS39では、PL方向の駆動指令値を経過時間に応じて決定し、駆動指令値として出力する(図15参照)。
ステップS40では、前回、センサ1、センサ2のどちらかがONかどうかを判断し、どちらかがONならばステップS41へ進み、どちらもONでないならばステップS44へ進む。
ステップS41では、操作方向がPL方向かどうかを判断し、PL方向ならばステップS42へ進み、LP方向ならばステップS46へ進む。
ステップS42では、ONタイマーから正方向駆動指令値を演算する(図15参照)。
ステップS43では、演算した駆動指令値をPL方向の駆動指令値とする。
ステップS44では、駆動指令値を駆動停止相当にする。
ステップS45では、ONタイマーをクリアする。
ステップS46では、ONタイマーから負方向駆動指令値を演算する(図15参照)。
ステップS47では、演算した駆動指令値をLP方向の駆動指令値とする。
[駆動指令値全体で振動を抑制する作用]
実施例3では、所定の許容範囲を正方向、負方向で、超えることにより、ONタイマーをカウントする。よって、相対変位が許容範囲を超えた期間を得る(図17参照)。この期間に対し、S41〜S43、S46、S47の処理により、図15のデータテーブルから、次回駆動時の駆動指令値を駆動電圧として得るようにする。
なお、この前回の演算を異なるレンジ位置での次回駆動時に用いる場合には、セレクト操作開始時の次回値は、図15に示す初期値の値を用いるようにする。
セレクト操作の開始は、現在、正方向センサ61、負方向センサ62のどちらかがONで、前回の正方向センサ61、負方向センサ62がともにOFFで、そのときのOFF期間が閾値をこえていた場合とする(図17参照)。
前回のONタイマー時間が短い場合、低い駆動電圧で駆動するため、PWM制御としては、所定の駆動量を得るために長い期間駆動することになる(図17参照)。すると、その次の駆動では、期間が長くなったことから、高い駆動電圧で駆動されることになる。このようにして、駆動制御全体において、頻繁なON/OFFの繰り返しに対して、前回の許容範囲外の期間が短ければ、次回の駆動電圧を下げて、PWMのデューティONの時間を長くなるようにする。すると、頻繁なON/OFFで操作者の手にセレクトレバー11を介して伝わる振動を緩和することになる。つまり、図18に示す試験結果で明らかなように、本制御は、アクチュエータ2の駆動を振動としてみる場合に、周期を伸ばす方向に作用し、振幅を抑制する方向に作用する。つまり、振動を抑制するよう作用することになる(図18(c)参照)。これによって、コストを抑制したセンサ構成、オンオフ制御におけるアシスト制御の際の操作フィーリングを向上する。
効果を説明する。実施例2の自動変速機のセレクトアシスト装置にあっては、上記(1)の効果に加えて以下の効果を有する。
(3)コントローラ3は、正方向センサ61の検出結果から、相対変位量が正方向許容設定量より大きくなってからの経過時間、又は負方向センサ62の検出結果から、相対変位量が負方向許容設定量より小さくなってからの経過時間を演算する相対変位期間計測部35と、経過時間が長い場合には、駆動指令値が大きくなるように、経過時間に応じた、次回の同方向の駆動指令値を演算する正方向駆動指令値演算部36及び負方向駆動指令値演算部37を備えたため、前回の許容範囲外期間が短い場合には、次回の駆動電圧を下げて駆動ON時間が長くなるようにして、操作全体の振動を抑制して、厳しい精度を要求されないセンサを用い、容易なオン/オフ制御により、コストを非常に抑制したセレクトアシスト装置にできる。
その他作用効果は、実施例1と同様であるので、説明を省略する。
実施例3は、相対変位量を検出する位置センサを用いた例である。
実施例3において、位置センサ65は、第1回転部13に対する第2回転部17の相対変位量、又は第2回転部17に対する第1回転部13の相対変位量を例えばポテンショメータで検出するものである。そのため、実施例3では、相対変位量(相対角)の値が検出される。
図19は実施例3の自動変速機のセレクトアシスト装置のコントローラ3のブロック図である。
記憶部39は、正方向の駆動指令値としての13Vを記憶する。
比較器40は、相対変位量が記憶部41で記憶されている正方向閾値を超えるかどうかを判断し、超えたならばON信号を出力し、超えないならばOFF信号を出力する。
記憶部41は、正方向閾値0.5度を記憶する。
記憶部42は、駆動停止に相当する駆動指令値(0V)を記憶する。
判断部43は、比較器からのON信号があると、駆動指令値13Vを出力し、OFF信号の場合には、0Vを出力する。
記憶部44は、負方向閾値―0.5度を記憶する。
比較器45は、相対変位量が記憶部44で記憶されている負方向閾値を超えるかどうかを比較し、超えたならばON信号を出力し、超えないならばOFF信号を出力する。
記憶部46は、負方向の駆動指令値として−13Vを記憶する。
判断部47は、比較器45からのON信号があると、駆動指令値−13Vを出力し、OFF信号の場合には、判断部43の出力をそのまま出力する。
作用を説明する。
[コストを抑制したアシスト制御作用]
実施例3では、相対変位の状態を検出するのに、相対変位量を検出している。そのため、実施例1、2よりコスト抑制効果は劣るが、相対変位の検出精度は高くなる。このような構成を用いるようにしてもよい。制御の簡素化によるコスト低減が行われる。
効果を説明する。実施例3の自動変速機のセレクトアシスト装置にあっては、以下の効果を有する。
(4)相対変位を生じていない中立位置を設定し、中立位置と両側の相対変位の限界位置の間に正方向の許容設定量及び負方向の許容設定量を設け、相対変位量を検出する位置センサ65を設け、アシストアクチュエータ2の駆動を制御するコントローラ3を設け、コントローラ3は、相対変位量が正方向許容設定量より大きい場合は、負方向への駆動指令値を出力し、相対変位量が負方向許容設定量より小さい場合は、正方向への駆動指令値を出力し、相対変位量が正方向許容設定量より小さく、且つ負方向許容設定量より大きい場合は、駆動停止となる駆動指令値を出力するため、容易なオン/オフ制御により、コストを非常に抑制したセレクトアシスト装置にできる。
その他、作用効果は、実施例1と同様であるので、説明を省略する。
(位置センサの他の例)
位置センサの他の構造例について、以下に説明する。
(位置センサ構造例1)
図20は、位置センサの構造例を示す説明図である。
位置センサ66は、基板661、ブラシ662、パターン663からなる。
つまり、本例においては、位置センサ66は、電極スイッチによるものであり、第2回転部17側に設けたブラシ662が、第1回転部13側のパターン663上を通過すると通電し、相対変位が許容設定範囲を超えたことを検出する。
本位置センサ66は、閾値を示すパターンを2つ設けることで±の方向を判別可能な2系統のセンサである。
(位置センサ構造例2)
図21は、位置センサの構造例を示す説明図である。
位置センサ67は、フォトダイオード671、発光ダイオード672、プレート673、スリット674からなる。
つまり、本例においては、位置センサ67は、フォトダイオード671を使用し、フォトダイオード671に対向して発光ダイオード672を設ける。
第1回転部13側に取り付けたプレート673に、相対変位が所定閾値以上となる部分にスリット674を設け、セレクトレバー11を操作し、発光ダイオード672の光線がスリット674を通過すると、フォトダイオード671に照射され、相対変位が閾値を超えたことを検出する。
本位置センサ67は、フォトダイオード671、発光ダイオード672、スリット674をそれぞれ2つずつ設けることで、±方向を判別可能な2系統のセンサである。
(位置センサ構造例3)
図22は、位置センサの構造例を示す説明図である。
位置センサ68は、本体とセンサレバー681、溝682からなる。
つまり、本例において、位置センサ68は、第1回転部13に溝682を設け、第2回転部17にセンサレバー681を設ける。
セレクトレバー11を操作し、第1回転部13の溝によってセンサレバー681が動かされると、相対変位が閾値を超えたことを検出する信号を得る。
以上、位置センサ構造例1〜3に示すように、本実施例1、2では、許容範囲(閾値)を超える点のみ精度を持たせればよく、相対変位量自体を値として精度よく検出する必要がないため、非常にコストが低減される。
(その他の実施の形態)
以上、本発明の実施の形態を実施例1〜実施例3に基づいて説明してきたが、本発明の具体的な構成は実施例に限定されるものではなく、発明の要旨を逸脱しない範囲の設計変更等があっても、本発明に含まれる。
セレクトレバー11の形状や大きさは任意であり、指先で操作可能なスイッチ形状としてもよい。
実施例3の位置センサの例として、ブラシと基板の接触位置が可変するポテンショメータを例として挙げておく。
また、実施例3の相対変位量検出手段として、支点軸19の部分には、固定部材に対する第1回転部13のストローク角度、つまりセレクトレバー11の操作角度を検出する位置センサ69(操作位置検出手段に相当する)を設け、さらに支点軸19の部分には、固定部材に対する第2回転部17のストローク角度、つまり、コントロールケーブル4を介して自動変速機5の制御アーム51の回転位置を検出する位置センサ70(作動位置検出手段に相当する)を設けるようにしてもよい。この場合には、位置センサ69で検出した操作位置と、位置センサ70で検出した作動位置の偏差を演算することにより、相対変位量を得る。
また、この場合には、位置センサ69,70の検出位置により操作終了を判定するようにしてもよい。
実施例1、実施例2では、相対変位許容連結機構の例として遊び連結機構を示したが、遊び連結機構以外であっても、例えば、限界弾性変位量までの弾性変位を許容しつつ両連結部材と連結する弾性連結機構であってもよい。
弾性連結機構について具体的に説明すると、実施例1において、第1回転部13の遊び溝131に係合して遊び溝131内に位置する突起171に対し、遊び溝131の両端側から中点位置に向かって突起171を付勢するようにバネを両側に設ける。チェック機構部14は設けない。すると、自動変速機5のディテント力によりコントロールケーブル4を介して作動位置に回転して位置する第2回転部17の突起171によりバネが伸縮され、バネ力により第1回転部13つまり、セレクトレバー11の位置が決まる。弾性連結機構では、このようにバネを介して自動変速機側のディテントを伝達することでセレクトレバー11への操作反力が生成される。また、制御は、同様に遊び溝の中点位置、つまり弾性変位量を0にするよう制御されることで、セレクトレバー11の操作に自動変速機5の作動が追従する動きをさせるのである。この弾性連結機構も相対変位許容連結機構の例である。
実施例1〜実施例3では、遊び連結機構の例として、遊び量を許容する溝と
突起、アシストアクチュエータをセレクト部に設けたが、図23に示すように、第2回転部17及びアシストアクチュエータを自動変速機5に設けるようにしてもよい。図23を参照して具体的に説明すると、自動変速機5の制御アーム51を第2回転部17に接続して設け、第2回転部17の回転によって制御アーム51がレンジ位置を切り換える構造にする。この第2回転部17には、ウォームホイール16を設け、アシストアクチュエータ2のウォーム21を係合させる。よって、アシストアクチュエータ2は自動変速機5側に設ける。セレクトレバー11が設けられた第1回転部13の遊び溝131内を移動する突起171には、コントロールケーブル4の一端を取付け、他端を第2回転部17に取り付ける。このような構成であってもよい。
また、遊び連結機構の例として、遊び連結機構、アシストアクチュエータをコントロールケーブルの途中に設けた例を図24、図25に示す。
この例においては、遊び連結機構は、コントロールケーブル8aとコントロールケーブル8bの接続部分で形成されるとともに、位置センサ71によりその相対変位量が検出される。セレクトレバー11側のコントロールケーブル8bは、ジョイント91により入力レバー92に接続し、自動変速機5側のコントロールケーブル8eは、ジョイント96により出力レバー95に接続する。この入力レバー92と出力レバー95は、同一の回転軸となる出力軸94に接続した構造にする。出力軸94には、ウォームホイール93を設け、アシストアクチュエータの電動モータ97の出力軸にウォーム98を設けてウォームホイール93と係合させる。このようにコントロールケーブルの途中に遊び連結機構、アシストアクチュエータを設ける構成にしてもよく、また、遊び連結機構における相対位置変位量が発生する部分で直接、変位量を検出するようにしてもよい。
正方向センサ、負方向センサと駆動方向は、許容範囲外となると、いずれにしても、中立位置へ向かう方向へ駆動指令値を与えることになる。センサの配置と方向設定により、正方向センサで検出時に、負方向へ駆動指令値を与える場合も、正方向へ駆動指令値を与える場合もある。しかしながら、いずれにしても相対変位の中立位置へ向かい駆動指令値を与えるものである。
第1実施例の自動変速機の構成を示す側面図である。 アクチュエータの細部構造を示す要部斜視図である。 コントローラの制御ブロック図である。 自動変速機のディテントの構造を示す斜視図である。 コントロールユニットで実行されるレンジ切り換え制御の処理の基本的な流れを示すフローチャートである。 P→Rレンジ方向においてセレクトレバーに発生する操作反力を示す特性図である。 位置センサの構成を示す説明図である。 セレクトレバーの操作とアクチュエータの動作を示す説明図である。 実施例1におけるセレクト操作の際の相対変位と基本的な制御における正方向センサ、負方向センサ、駆動指令値の動作を示すタイムチャートである。 実施例1の自動変速機のセレクトアシスト装置のコントローラで実行される駆動指令値を決定する処理の流れを示すフローチャートである。 実施例1における操作開始からの経過時間から駆動指令値への変換データテーブルを示す図である。 実施例1におけるONタイマー、OFFタイマー、駆動指令値のタイムチャートである。 実施例1におけるモータ回転角速度の試験結果を示すグラフ図である。 実施例2におけるコントローラのブロック図である。 実施例2における相対変位の許容範囲外期間の駆動指令値への変換データテーブルである。 実施例2の自動変速機のセレクトアシスト装置のコントローラで実行される駆動指令値を決定する処理の流れを示すフローチャートである。 実施例2におけるONタイマー、OFFタイマー、駆動指令値のタイムチャートである。 実施例2におけるモータ回転角速度の試験結果を示すグラフ図である。 実施例3におけるコントローラのブロック図である。 位置センサの構造例を示す説明図である。 位置センサの構造例を示す説明図である。 位置センサの構造例を示す説明図である。 実施例の自動変速機のセレクトアシスト装置の他の例を示す図である。 実施例の自動変速機のセレクトアシスト装置の他の例を示す図である。 実施例の自動変速機のセレクトアシスト装置の他の例のリンク部分を示す図である。
符号の説明
1 セレクト部
11 セレクトレバー
12 セレクトノブ
13 第1回転部
131 遊び溝
14 チェック機構部
141 ピン
142 溝部
142a 谷部
16 ウォームホイール
17 第2回転部
171 突起
18 ケーブル取付レバー
19 支点軸
2 アシストアクチュエータ
21 ウォーム
3 コントローラ
31 経過時間計測部
32 初期駆動指令値演算部
33 駆動指令値演算部
34 モータ駆動制御部
35 相対変位発生期間計測部
36 正方向駆動指令値演算部
37 負方向駆動指令値演算部
38 駆動指令値演算部
39 記憶部
40 比較器
41 記憶部
42 記憶部
43 判断部
44 記憶部
45 比較器
46 記憶部
47 判断部
4 コントロールケーブル
5 自動変速機
51 制御アーム
52 回転シャフト
53 ディテントプレート
53a カム山
53b 溝(谷部)
54 バネ板
55 ディテントピン
56 パーキングロッド
57 カム状プレート
58 パーキングギア
6 位置センサ
61 正方向センサ
62 負方向センサ
63 ピン
64 溝
65 位置センサ
66 位置センサ
661 基板
662 ブラシ
663 パターン
67 位置センサ
671 フォトダイオード
672 発光ダイオード
673 プレート
674 スリット
68 位置センサ
681 センサレバー
682 溝
69 位置センサ
70 位置センサ
7 イグニッションスイッチ
8a コントロールケーブル
8b コントロールケーブル
8e コントロールケーブル
91 ジョイント
92 入力レバー
93 ウォームホイール
94 出力軸
95 出力レバー
96 ジョイント
97 電動モータ
98 ウォーム

Claims (4)

  1. セレクトレバーと自動変速機のセレクト位置切換装置とがセレクト操作力伝達系により連結され、前記セレクト操作力伝達系にはドライバによるセレクト操作力をアシストするアシストアクチュエータが設けられた自動変速機のセレクトアシスト装置において、
    前記セレクト操作力伝達系を、セレクトレバーに連結した第1連結部材と、前記セレクト位置切換装置に連結した第2連結部材と、限界量までの相対変位を許容しつつ前記両連結部材を連結する相対変位許容連結機構と、を有する構成とし、かつ、前記アシストアクチュエータを第2連結部材に設定し、
    相対変位を生じていない中立位置を設定し、中立位置と両側の相対変位の限界位置の間に正方向の許容設定量及び負方向の許容設定量を設け、
    相対変位量が正方向許容設定量より大きいかどうかを検出する正方向変位検出手段を設け、
    相対変位量が負方向許容設定量より小さいかどうかを検出する負方向変位検出手段を設け、
    前記アシストアクチュエータの駆動を制御するアシスト制御手段を設け、
    前記アシスト制御手段は、
    相対変位量が正方向許容設定量より大きい場合は、負方向への駆動指令値を出力し、
    相対変位量が負方向許容設定量より小さい場合は、正方向への駆動指令値を出力し、
    相対変位量が正方向許容設定量より小さく、且つ負方向許容設定量より大きい場合は、駆動停止となる駆動指令値を出力する、
    ことを特徴とする自動変速機のセレクトアシスト装置。
  2. 請求項1の自動変速機のセレクトアシスト装置において、
    前記アシスト制御手段は、
    前記正方向変位検出手段及び前記負方向変位検出手段の検出結果から、セレクト操作開始を判定して、操作開始からの経過時間を演算する経過時間判定手段と、
    操作開始時の駆動指令値を小さくし、経過時間とともに増加させる初期抑制手段とを備える、
    ことを特徴とする自動変速機のセレクトアシスト装置。
  3. 請求項1に記載の自動変速機のセレクトアシスト装置において、
    前記アシスト制御手段は、
    前記正方向変位検出手段の検出結果から、相対変位量が正方向許容設定量より大きくなってからの経過時間、又は前記負方向変位検出手段の検出結果から、相対変位量が負方向許容設定量より小さくなってからの経過時間を演算する経過時間判定手段と、
    前記経過時間が長い場合には、駆動指令値が大きくなるように、経過時間に応じた、次回の同方向の駆動指令値を演算する時間比例指令値演算手段と、
    を備えることを特徴とする自動変速機のセレクトアシスト装置。
  4. セレクトレバーと自動変速機のセレクト位置切換装置とがセレクト操作力伝達系により連結され、前記セレクト操作力伝達系にはドライバによるセレクト操作力をアシストするアシストアクチュエータが設けられた自動変速機のセレクトアシスト装置において、
    前記セレクト操作力伝達系を、セレクトレバーに連結した第1連結部材と、前記セレクト位置切換装置に連結した第2連結部材と、限界量までの相対変位を許容しつつ前記両連結部材を連結する相対変位許容連結機構と、を有する構成とし、かつ、前記アシストアクチュエータを第2連結部材に設定し、
    相対変位を生じていない中立位置を設定し、中立位置と両側の相対変位の限界位置の間に正方向の許容設定量及び負方向の許容設定量を設け、
    相対変位量を検出する相対変位量検出手段を設け、
    前記アシストアクチュエータの駆動を制御するアシスト制御手段を設け、
    前記アシスト制御手段は、
    相対変位量が正方向許容設定量より大きい場合は、負方向への駆動指令値を出力し、
    相対変位量が負方向許容設定量より小さい場合は、正方向への駆動指令値を出力し、
    相対変位量が正方向許容設定量より小さく、且つ負方向許容設定量より大きい場合は、駆動停止となる駆動指令値を出力する、
    ことを特徴とする自動変速機のセレクトアシスト装置。
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