JP2006161864A - 自動変速機のセレクトアシスト装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 セレクトレバーとセレクト位置切換装置の機械的連結によりフェール時のレンジ切り換え操作を可能にしつつ、セレクトレバーの小型化によるレイアウト自由度の拡大を図ることができ、しかも要求に応じたセレクトレバー操作力特性を得ることができる自動変速機のセレクトアシスト装置を提供する。
【解決手段】 相対変位量を検出する位置センサ6を設け、コントローラ3は、相対変位量からセレクトレバーの操作位置変位量を演算し、アシストアクチュエータの駆動許可判定を行う第1駆動許可判定部31と、相対変位量から操作速度を演算し、操作速度からアシストアクチュエータの駆動判定を行う第2駆動許可判定部32と、第1の駆動許可判定結果と第2の駆動許可判定結果から駆動許可判定を行う第3駆動許可判定手段とを備えた。
【選択図】 図3

Description

本発明は、自動変速機を備えた車両において、ドライバのセレクトレバーの操作に応じて、自動変速機のセレクト位置を制御で切り換える自動変速機のセレクトアシスト装置の技術分野に属する。
従来、自動変速機のセレクトレバーは、ロッドやケーブル等の操作力伝達手段を介して自動変速機のマニュアルバルブと機械的に連結されている。セレクトレバーに入力されるドライバの操作力は、操作力伝達手段を介してマニュアルバルブに伝達され、操作量に応じてセレクト位置が切り換えられる(例えば、特許文献1参照)。
一方、セレクトレバーとマニュアルバルブとが電気的に接続された、いわゆるシフトバイワイヤ技術を用いたものが知られている。この従来技術は、マニュアルバルブを作動するアクチュエータを設け、セレクトレバーの回動操作を電気信号に変化してアクチュエータを駆動することにより、セレクト位置を切り換えるものである(例えば、特許文献2参照)。
特開平9−323559号公報 特開2003−97694号公報
セレクトレバーの操作時には、操作力伝達手段のフリクション、ディテントの抵抗等、機械的な操作反力が発生するため、大きな操作力が要求される。よって、ドライバの必要操作力を小さくするために、セレクトレバーの長さを十分な梃子力が得られる長さに設定する必要がある。
したがって、上記従来技術のうち前者にあっては、セレクトレバーの長さに起因して形状が大きくなるため、設置場所に制約が多く、車室内におけるレイアウト自由度が低いという問題があった。
一方、後者では、アクチュエータの採用によってセレクトレバーを短く設計でき、前者と比較してレイアウト自由度は高くなる。ところが、セレクトレバーとマニュアルバルブとが機械的に連結していないため、フェール時にレンジ切り換えが不能となる。
本発明は、上記問題に着目してなされたもので、その目的とするところは、セレクトレバーとセレクト位置切換装置の機械的連結によりフェール時のレンジ切り換え操作を可能にしつつ、セレクトレバーの小型化によるレイアウト自由度の拡大を図ることができ、しかも要求に応じたセレクトレバー操作特性を得ることができる自動変速機のセレクトアシスト装置を提供することにある。
上述の目的を達成するため、本発明に記載の自動変速機のセレクトアシスト装置では、セレクトレバーと自動変速機のセレクト位置切換装置とがセレクト操作力伝達系により連結され、前記セレクト操作力伝達系にはドライバによるセレクト操作力をアシストするアシストアクチュエータが設けられた自動変速機のセレクトアシスト装置において、前記セレクト操作力伝達系を、セレクトレバーに連結した第1連結部材と、前記セレクト位置切換装置に連結した第2連結部材と、限界量までの相対変位を許容しつつ前記両連結部材を連結する相対変位許容連結機構とを有する構成とし、かつ、前記アシストアクチュエータを第2連結部材に設定し、前記アシストアクチュエータの駆動を制御するアシスト制御手段を設け、前記相対変位量を検出する相対変位量検出手段を設け、前記アシスト制御手段は、前記相対変位量からセレクトレバーの操作位置変位量、操作エネルギー、操作力積のうち、少なくとも一つを演算し、アシストアクチュエータの駆動許可判定を行う第1駆動許可判定手段と、前記相対変位量から操作速度を演算し、操作速度からアシストアクチュエータの駆動許可判定を行う第2駆動許可判定手段と、第1の駆動許可判定結果と第2の駆動許可判定結果から、駆動許可判定を行う第3駆動許可判定手段とを備えることを特徴とする。
本発明では、セレクトレバーとセレクト位置切換装置の機械的連結を保持しつつ、ドライバのセレクトレバーの操作に応じて自動変速機のセレクト位置切換装置の切り換えを制御駆動で行うことにより、フェール時のレンジ切り換え操作の確保と、セレクトレバーの小型化によるレイアウト自由度の拡大を共に達成できる。
以下に、本発明の自動変速機のセレクトアシスト装置を実現する実施の形態を、実施例に基づいて説明する。
まず、構成を説明する。
図1は実施例1の自動変速装置の構成を示す側面図、図2はセレクト部の細部構造を示す要部斜視図である。
実施例1の自動変速装置は、図1に示すように、セレクト部1、アシストアクチュエータ2、コントローラ3、コントロールケーブル4、自動変速機5を主要な構成としている。
セレクト部1は、セレクトレバー11、セレクトノブ12、第1回転部13(第1連結部材に相当する)、チェック機構部14、ウォームホイール16、第2回転部17(第2連結部材に相当する)、ケーブル取付レバー18、支点軸19からなる。
セレクトレバー11は、運転席から操作可能な位置に設けられ、セレクトレバー11の先端には、セレクト操作時にドライバが把持するためのセレクトノブ12が付設されている。セレクトレバー11は、第1回転部13に取り付けられ、第1回転部13は支点軸19を中心に回動操作される。結果的にセレクトレバー11は、回動操作可能となる。セレクトレバー11は、従来の一般的なセレクトレバーよりも250mm短い100mmに設定されている。
さらに、支点軸19には、回転自在に第2回転部17を設ける。第2回転部17は、第1回転部13と同軸となるが、相対回転可能な構造にする。
第2回転部17の一端側には、ウォームホイール16を設け、このウォームホイールと反対側には、ケーブル取付レバー18を設ける。このケーブル取付レバー18にコントロールケーブル4の端部を取り付け、反対側の端部を自動変速機5の制御アーム51に取り付ける。
同じ回転軸(支点軸19)に対して相対回転が可能な第1回転部13と第2回転部17において、第1回転部13には、円周方向に対して所定の長さである遊び溝131を設ける。第2回転部17には、遊び溝131内に位置するよう突起171を設ける。これにより、第1回転部13と第2回転部17の相対回転は遊び溝131の間を突起171が移動できる範囲となる。(第1回転部13の遊び溝131と第2回転部17の突起171で相対変位許容連結機構である遊び連結機構を構成する)
アシストアクチュエータ2は電動モータであり、その出力軸には、ウォーム21を設けて、ウォームホイール16と係合させてウォームギアを構成し、アシストアクチュエータ2により第2回転部17を回転駆動させる構造にする。さらに、支点軸19の部分には、第2回転部17に対する第1回転部13の相対的なストローク角度、又は第1回転部13に対する第2回転部17の相対的なストローク角度、つまり相対変位量を検出する位置センサ6(相対変位量検出手段に相当する)を設ける。
さらに、第1回転部13のセレクトレバー11の反対側には、チェック機構部14を設けている。チェック機構部14は、第1回転部13から外周側に突出させたピン141と、ピン141に係合する溝部142からなる。ピン141は詳細には図示しないが内部から先端を突出方向にバネで付勢する構造である。このピン141の先端を溝部142に係合させる。溝部142は、5つのレンジ(P・R・N・D・L)に対応した谷部142aを形成するよう波形状にしたものである(図には、省略して4つの溝を示している)。このチェック機構部14により、選択されたセレクト位置が保持されるようにし、操作を伴わない例えば車両の振動等に起因する意図しないレンジセレクトの入力を防止する。
コントローラ3(アシスト制御手段に該当する)は、検出された相対位置に基づいて、アシストアクチュエータ2の指令値を設定し、電動モータの出力デューティ比をPWM制御する。
図3にコントローラ3の制御ブロック図を示す。
セレクト部1において、レンジ切り換え操作されたセレクトレバー11のストローク変化は、第1回転部13と第2回転部17の相対回転変化となり、遊び溝131と突起171との相対変位量の変化となる。この相対変位量は位置センサ6で検出され、コントローラ3へ出力される。
第1駆動許可判定部31は、検出された相対変位量と閾値を比較して、駆動許可判定を行う。
第2駆動許可判定部32は、検出された相対変位量から、相対変位速度を演算し、相対変位速度と閾値を比較して、駆動許可判定を行う。
第3駆動許可判定部33は、第1駆動許可判定部31の判定結果と第2駆動許可判定部32の判定結果の論理積を演算し、AND演算成立の際に駆動許可を示す出力を行う。
駆動指令値演算部34は、相対変位量を0に近づけるように駆動指令値を演算するとともに、第3駆動許可判定部33からの駆動許可がある場合に、駆動指令値をそのまま出力し、駆動許可がない場合には駆動指令値を出力しない、つまりアシストアクチュエータ2を駆動させない。
モータ駆動制御部35は、駆動指令値に従ってアシストアクチュエータ2を駆動する。
次に、自動変速機5のディテント構造について説明する。
図4は、自動変速機5のディテント構造を示す斜視図である。
制御アーム51には回転シャフト52が設けられ、この回転シャフト52にディテントプレート53が支持されている。ディテントプレート53の上端には、カム山53aの間に5つのレンジ(P・R・N・D・L)に対応した谷部53bが形成されている。そして、この谷部53bにバネ板54の先端に形成されたディテントピン55を係合させ、選択されたセレクト位置を保持することにより、車両の振動等に起因する意図しないレンジセレクトを防止している。
すなわち、アシストアクチュエータ2の作動力又はセレクトレバー11の操作力により回転シャフト52が回動し、この回動に応じてディテントプレート53がディテントピン55に対して相対移動する。このとき、ディテントピン55がカム山53aを乗り越えて隣のレンジに対応した谷部53bと係合し、係合状態がバネ板54の弾性力により保持される。この弾性力がセレクト操作する際の主要な負荷力となる。
なお、ディテントプレート53には、パーキングロッド56の一端が回動自在に連結されている。このパーキングロッド56は、セレクトレバー11をPレンジに移動させたとき、カム状プレート57を介してパーキングギア58の回転を阻止し、図外の駆動輪をロックするものである。これにより、勾配路上にPレンジで車両を駐車したとき、勾配に応じて駆動輪をロックするように車重負荷が加わり、パーキングロッド56を咬む力として作用する。
実施例1では、自動変速機5とセレクト部において、それぞれディテント力(チェック力)が働くようにしている。
次に作用を説明する。
[自動変速機のセレクト位置制御処理]
図5は、コントローラ3で実行されるセレクト位置制御処理の基本処理の流れを示すフローチャートである。
ステップS1では、位置センサ6からの相対位置変位量信号を入力して、相対位置の変位量を読み込む。
ステップS2では、読み込んだ相対位置から、相対位置の中点からの偏差を演算する。
ステップS3では、相対位置の中点からの偏差から、モータトルク指令値を設定する。
ステップS4では、モータトルク指令値に従ってアシストアクチュエータ2の電動モータを駆動する。
[自動変速機の操作反力特性]
図6は、P→Rレンジ方向いおけるアシストアクチュエータ2の出力軸に発生する操作反力、及び連結状態においてセレクトノブ12に発生する操作反力を示す特性図である。この操作反力特性は、出力軸における操作反力[N]及びセレクトレバー11における操作反力[N]をセレクトレバー11の操作位置(ストローク角度)と対比させたものである。
なお、セレクトレバー11の操作力が自動変速機5へ伝達される場合には、セレクトレバー11における操作反力は、上述したセレクト部1におけるディテントで発生する負荷力に機構の摩擦力等を合成したものである。よって、レンジ切り換え制御中、レンジ切り換え操作を行う場合には、この操作反力以上の手動操作を必要とする。
また、アシストアクチュエータ2の電動モータの出力軸における操作反力は、上述した自動変速機5のディテントで発生する負荷力に、コントロールケーブル4の摩擦力、電動モータのイナーシャ等を合成したものである。よって、アシストアクチュエータ2によるレンジ切り換えは、この操作反力以上の駆動力が必要となる。
図6に示すように、セレクトレバー11をP→Rレンジ方向に操作したときに発生する操作反力は、各レンジ間において、初めにセレクトレバー11の操作方向、又はアシストアクチュエータ2の駆動方向と逆方向(D→Nレンジ方向)に発生し、ピーク後に向きを変えて操作方向と同一方向(P→Rレンジ方向)に発生し、レンジ切り換え位置(停止位置)付近でゼロに収束した状態となる。この特性は、ディテントピン55又はピン141が、カム山53a又は溝部142のカム山を乗り越える際に発生する負荷力に起因している。すなわち、ディテントピン55又はピン141がカム山53a又は溝部142のカム山を乗り越えるまでは、バネ板54又はピン141を付勢する図示しないバネの付勢力により抵抗力が発生し、ディテントピン55又はピン141がカム山53a又は溝部142のカム山を乗り越えた後は、ディテントピン55又はピン141が次のカム山53aの溝又は溝53bに落ち込んで引き込み力(慣性力)が発生するためである。
[自動変速機のレンジ切り換え制御]
実施例1の自動変速機のセレクトアシスト装置では、操作前の状態の例として、第1回転部13と第2回転部17は非連結状態であり、遊び溝131内において、突起171は相対位置が中点の位置、つまり、どちらの操作方向に対しても余裕分を有する状態となっている(図8(a)参照)。
この状態から、例えばセレクトレバー11を操作し始めると、この遊び溝131と突起171の相対変位量が変化する。しかし、非連結状態における位置範囲内であるので、コントロールケーブル4に動きはない。この相対変位量の変化は、位置センサ6で検出され、駆動指令値演算部34でその相対位置の偏差に応じたモータ駆動制御指令値が設定されて、アシストアクチュエータ2の電動モータが駆動される。アシストアクチュエータ2の駆動出力は、ウォーム21によりウォームホイール16に伝達され、第2回転部17が回転し、コントロールケーブル4を介して自動変速機5の制御アーム51が駆動されて自動変速機のセレクト位置が切り換えられる。
なお、第2回転部17の回転によりコントロールケーブル4が進退することにより、遊び溝131と突起171の相対位置は、中点近傍に復帰する。
つまり、駆動指令値演算部34の制御により相対位置変位量を、相対位置の中点近傍に保持することにより、図8(a)〜(c)に示すようにセレクトレバー11の操作による動きに追従させて自動変速機の制御アーム51を駆動して、セレクト位置を切り換えることになる。
この動きは、あたかもセレクトレバー11と自動変速機5の制御アーム51がコントロールケーブル4で接続されているかのような動きとなる。
なお、例として、PレンジからRレンジに移動させる際の相対位置の変化状態を図7に示す。セレクトレバー11に入力される角度を操作角、制御アーム51の角度を作動角とした場合、操作角と作動角の関係は、非連結状態を保ちつつ図7に示すような状態となる。つまり、制御開始当初は、操作角に対して作動角が遅れて追従し、ディテントによる次レンジへの吸い込み力によって、制御後半は、操作角に対して作動角が先行するのである。
[操作フィーリングの向上作用]
実施例1では、上記に説明したように通常の制御が行われている場合、第1回転部13の遊び溝131と、第2回転部17の突起171の相対位置が中点に保たれるため、操作の途中で、第1回転部13と第2回転部17が機械的伝達系として接続して、そのショックがセレクトレバー11に伝達されて操作フィーリングを低下させてしまうことがない。
これにより、実施例1における操作フィーリングは、セレクト部1のチェック機構部14のみによって生成されることになる。よって、溝部142とピン141におけるカム山の形状、大きさ、ばねの強さ等を、従来に対して小さいセレクトレバー11の軽い操作フィーリングを非常に良好にする構成にできるのである。
[急な坂道における発進時の操作フィーリングの向上作用と小型軽量化]
急な坂道を発進しようとしてPレンジからDレンジへセレクト操作する場合には、パーキングロッドを引き抜く力が大きくなるため操作力が重くなる。本実施例1の自動変速機のセレクトアシスト装置では、このように負荷が大きい場合には、遊び溝131の端部に突起171が当接する、つまり遊び機構における遊び量がない状態となってドライバのセレクトレバー11へ入力される操作力が第2回転部17、コントロールケーブル4に伝達され、これにアシストアクチュエータ2の電動モータのアシスト力を加算してパーキングロッド56を引き抜くため、操作フィーリングとしては軽い操作となり、システムとしては、電動モータの定格を小さくできシステムの小型軽量化となる。
[急激なシフト操作における操作フィーリングの向上作用とコスト低減作用]
本実施例1の自動変速機のセレクトアシスト装置において、急激なセレクト操作をした場合には、遊び溝131の端部に突起171が当接する、つまり遊び機構における遊び量がない状態となってドライバのセレクトレバー11へ入力される操作力が第2回転部17、コントロールケーブル4に伝達され、これにアシストアクチュエータ2の電動モータのアシスト力が加算される。よって、操作フィーリングとしては軽快な操作となり、システムとしては、電動モータへの応答性の要求が緩和され、モータの定格小型化となる。
[セレクトレバーと自動変速機の制御アームの機械的連結]
さらに、実施例1において、フェール時には、セレクトレバー11を、非連結状態の位置範囲を超えて操作すれば、その操作方向において、可動量つまり遊び量がなくなり、連結状態となって、コントロールケーブル4を介して、その操作力によって、自動変速機5の制御アーム51を操作することができる。
[駆動許可判定について]
実施例1の自動変速機のセレクト装置では、セレクトレバー11の非操作時には、アシストアクチュエータ2を駆動禁止とし、セレクトレバー11の操作の開始に伴って、アシストアクチュエータ2の駆動を許可し、起動させて、セレクトレバー11の操作位置に自動変速機5の制御アーム51が追従する、つまり相対変位量を0に近づける制御を行っている。このように駆動禁止と駆動許可により、間欠的にアシストアクチュエータ2を駆動することにより、発熱や磨耗等を抑制し、充分な耐久性を確保する。
この駆動許可判定について、相対変位量を微分して得る相対変位量の変化速度と所定の閾値の比較、つまり車両の振動等では起動せず、操作による変化速度で超えることになる閾値との比較により、駆動許可判定を行うことを考案した。
しかし、この駆動許可判定では、閾値を超えないような、ゆっくりとした操作が行われた場合は起動しなかった。そのため、第1回転部13の溝131の端部と第2回転部17の突起171が当接するがた当たりが生じ、操作が重くなることが生じた。また、物のぶつかりのような、操作意思なくセレクトレバー11の何かが当たるような場合に、相対変位量としては微小だが、変化速度が速い場合にアシストアクチュエータを起動させてしまう。また、車両振動でも、変化速度が速い挙動があれば、起動させてしまう可能性があった。
実施例1では、第1駆動許可判定部31、第2駆動許可判定部32、第3駆動許可判定部33により、これらの課題を解決している。
[駆動許可判定処理]
図9はコントローラ3で実行する駆動許可判定処理の流れを示すフローチャートで、以下各ステップについて説明する。
ステップS11では、相対変位量を検出する。
ステップS12では、相対変位量を微分して、相対変位速度を演算する。
ステップS13では、駆動許可フラグが0、つまり駆動禁止状態であるかどうかを判断し、フラグが0ならばステップS14へ進み、フラグが1、つまり駆動許可状態ならばステップS17へ進む。
ステップS14では、相対変位速度の絶対値が所定値1を超え、且つ相対位置の絶対値が所定値2を超えるかどうかを判断し、条件成立ならばステップS15へ進み、条件不成立ならばステップS16へ進む。
ステップS15では、駆動許可フラグを1、つまり駆動を許可する状態に変更する。
ステップS16では、駆動指令値を0、つまりアシストアクチュエータ2を駆動させない出力を行う。
ステップS17では、相対変位速度の絶対値が所定値3より小さいかどうかを判断し、小さいならばステップS18へ進み、所定値3以上ならばステップS22へ進む。
ステップS18では、タイマーをカウントアップする。
ステップS19では、カウントアップしたタイマーが所定時間に達したかどうかを判断し、所定時間に達したならばステップS20へ進み、達しないならばステップS22へ進む。
ステップS20では、駆動許可フラグを0に変更し、タイマーをリセットする。
ステップS21では、駆動指令値を0にする、つまりアシストアクチュエータを駆動しない。
ステップS22では、相対位置からPID制御演算により駆動指令値を演算する。
[駆動許可判定作用]
実施例1では、第1駆動許可判定部31で操作位置が閾値(所定値2)を超えること、第2駆動許可判定部32で相対変位速度が閾値(所定値1)を超えることを第3駆動許可判定部33の論理積(AND演算)で駆動判定を行う。なお、第1駆動許可判定部31では、相対変位量で判定しているが、駆動禁止の状態では、作動位置に変位がないため、セレクトレバー11の操作位置を検出していることになり、第2駆動許可判定部32は、相対変位速度で判定しているが、操作速度を検出していることになる。
さらに、実施例1の第2駆動許可判定部32の閾値(所定値1)は、相対変位速度のみで、判定を行う場合のレベルよりも、低いレベルに設定しておく。
セレクトレバー11に対し、物のぶつかりや操作意思なく手が当たったような場合、操作量が微小だが操作速度が速いような場合には、第2駆動許可判定部32は、閾値を超えるが、操作量が小さいため第1駆動許可判定部31で閾値を超えないため、アシストアクチュエータ2の駆動が許可されない。よって、物のぶつかりや操作意思なく手が当たったような場合に、誤ったレンジ位置の切換操作が発生することがない。
このように判定を行えることによって、第2駆動許可判定部32の閾値を低く設定することが可能になる。これにより、ゆっくりとした操作でも閾値を超えて駆動を許可する判定を行うことができるようになり、がた当たりが生じなくなり、操作フィーリングが良好に維持される。
なお、駆動許可の状態から駆動禁止の状態には、レンジ位置が切り換り、セレクト操作が終了することにより、相対変位速度が閾値(所定値3)より小さくなり、タイマーで所定時間経過した後、駆動禁止の状態となる(ステップS17→S21)。
次に効果を説明する。
本実施の形態の自動変速機のセレクトアシスト装置にあっては、次に列挙する効果を得ることができる。
(1)セレクトレバー11は従来のセレクトレバーよりも車室内空間への突出量が150mm程度少なく、さらに、セレクトレバー11と制御アーム51は遊び量を持ってコントロールケーブル4を介して連結されているため、従来品よりも車室内レイアウトの自由度が大きく、インストルメントパネル等、車室内の任意箇所にセレクトレバー11を設定できる。
また、セレクトレバー11と制御アーム51がコントロールケーブル4によって、遊び量を有して機械的に連結されているため、アシストアクチュエータ2やコントローラ3がフェールした場合でも、ドライバは手動でセレクト位置を切り換えることができる。
また、第1回転部13の遊び溝131、第2回転部17の突起171の係合により非連結状態と連結状態とを設け、設定遊び量内で中立状態を保持するため、通常の操作の際に非連結状態から連結状態となることによる違和感を生じないようにできる。
また、実施例1においては、通常の状態を非連結状態とするため、連結状態の際に受ける後段の摩擦抵抗を受けることなく、セレクトレバー11の小型化に合わせた軽い力で操作する良好な操作フィーリングをセレクト部1のチェック機構部14で生じさせることができる。
また、実施例1においては、非連結状態の遊び量を有するため、セレクトレバー11側と自動変速機5側の組付の際に互いに同期させる調整等を簡略化でき、車両への組付性を向上させることができる。
また、セレクト操作系の負荷が過大となる急な坂道での発進や急激なセレクト操作の際には、ドライバの操作力にモータのアシスト力が加わり、操作を軽快にできる。また、操作力を伝達できるために、システムとしてモータ定格の小型化やモータへの応答性要求の緩和化ができる。
さらに、本実施例1の自動変速機のセレクトアシスト装置におけるシフトバイワイヤシステムに対する有利な作用効果について、比較して説明する。
上記に挙げた作用効果において、(A)通常時は、手動操作力を自動変速機に伝達することなくアクチュエータの作動力によりレンジ切り換えを行う。(B)フェール時は、アクチュエータの作動力を用いることなく、手動操作力によりレンジ切り換えを行う。(C)過大な負荷が生じる場合には、手動操作力とアクチュエータの作動力を加算したものによりレンジ切り換えを行う(アシスト状態)。特に(B),(C)は、シフトバイワイヤシステムに対し有利な作用効果である。
さらに、(A)と(C)の状態も可変であることが有利である。つまり、本実施例1の自動変速機のセレクトアシスト装置では、走行状況に応じて、ドライバの操作力とアシストアクチュエータによるアシスト力の比率を変えることができる。例えば、走行速度が高い時にRレンジからPレンジにシフトしようとする場合に、モータのアシスト力を弱めることにより、ドライバの操作力を高くして(操作を重くして)フィンガータッチの誤セレクトによって車が急停止することが防止できる。このように、操作フィーリングの向上に加えて、誤セレクトの防止や、それにつながるものを抑制することが操作を重くすることで実現できるのである。
さらにシフトバイワイヤシステムと比較すると、ポテンショメータ(位置センサ)のゼロ点の経時移動や電源電圧の変動、回路入力電圧のドリフトなどの外乱に対して、シフトバイワイヤシステムでは制御系の応答性や位置決め精度が劣化しやすい。本実施例1の自動変速機のセレクトアシスト装置では、制御系に多少の変動があってもドライバはメカリンクを通じてその変動分を吸収して操作できるためシステムのロバスト安定性に優れている。
さらに、シフトバイワイヤシステムがシステムダウンした際には、非常用レバーを探して通常と異なる操作をする必要がありパニックに陥ったドライバには負担が大きい。本実施例1の自動変速機のセレクトアシスト装置では、操作力が重くなるものの通常と同様のセレクト操作のまま平常心で運転を続けられる。
さらに実施例1では、相対変位量を検出する位置センサ6を設け、コントローラ3は、相対変位量からセレクトレバーの操作位置変位量を演算し、アシストアクチュエータの駆動許可判定を行う第1駆動許可判定部31と、相対変位量から操作速度を演算し、操作速度からアシストアクチュエータの駆動判定を行う第2駆動許可判定部32と、第1の駆動許可判定結果と第2の駆動許可判定結果から駆動許可判定を行う第3駆動許可判定手段とを備えるため、誤判断なく確実にドライバの操作によりアシストアクチュエータの駆動許可を判定し制御することができる。
(2)第3駆動許可判定部33は、第1駆動許可判定部31の判定結果と、第2駆動許可判定部32の判定結果が共に駆動許可状態となった場合に駆動許可状態とするため、ゆっくりとした操作でも確実に操作を検出して駆動許可判定ができつつ、物のぶつかりや操作意思のない手のぶつかりによる誤作動を防止することができる。
実施例2は、第1駆動許可判定部31が操作力積を演算して駆動許可判定を行い、第1の駆動許可判定結果と第2の駆動許可判定結果の論理和により第3駆動許可判定部33が判定を行う例である。
実施例2の第1駆動許可判定部31は、乗算器49aと積分器49bからなる。
実施例2では、第1駆動許可判定部31が、図11に示す演算を行うことによって、相対変位の力積を得て、この力積値から駆動許可判定を行う。なお、駆動禁止の状態では、作動位置に変位が生じないため、相対変位量は操作位置の変位を示す。
その他構成は実施例1と同様であるので、説明を省略する。
作用を説明する。
[駆動許可判定処理]
図10はコントローラで実行される駆動許可判定処理の流れを示すフローチャートで、以下各ステップについて説明する。なお、図9と同様のステップについては、符号を同じにして説明を省略する。
ステップS30では、相対変位量を検出し、相対変位量の力積(操作変位の力積にこの場合は等しい)を演算する。
ステップS31では、操作力積値の絶対値が所定値1より大きいかあるいは、相対速度が所定値2より大きいかのいずれかが成立するかの論理和(OR演算)が成立するかどうかを判断し、成立するならばステップS15へ進み、成立しないならばステップS16へ進む。
[駆動許可判定作用]
実施例2では、第1駆動許可判定部31で操作力積値が閾値(所定値2)を超えること、第2駆動許可判定部32で操作変位速度が閾値(所定値1)を超えることを第3駆動許可判定部33の論理積(AND演算)で駆動判定を行う。
操作速度のみで判断する場合には、閾値を超えないようなゆっくりとした操作の場合、操作変位速度においては、同様に閾値を超えることがなくても、その操作力積量が閾値を超えることによって、駆動を許可する判定が行われる。
よって、ゆっくりした操作であっても、確実に駆動許可がされるため、がた当たりが生じなくなり操作フィーリングが良好に維持される。
このようにゆっくりした操作でも確実に駆動許可判定が成されることにより、操作変位速度を判定する閾値を上げることが可能になる。すると、セレクトレバー11への物のぶつかりや操作意思なく手が当たったような場合には、変位が微小で操作変位速度が大きいものを排除することが可能になり、誤ったレンジ位置の切換操作が発生しない。
[力積値を用いる作用]
実施例2では、第1駆動許可判定部31が操作力積値を演算する。図11に示すように相対変位量が演算への入力となるが、駆動が禁止状態であるため、操作位置−作動位置の関係にある相対変位量が示す変位は操作位置の変位である。この操作位置の変位に乗算器49aでゲインを乗じることにより、操作力を得る。
ここで、操作位置の変位から操作力を得ることについて説明する。セレクト部1には、チェック機構部14が設けられ、図示しないチェック機構部14のばねがピン141を溝部142へ押し付けられる。そのため、図12に示すように、セレクトレバー11は、操作位置の変位に対し、ばねと溝部142で生成される反力を受けることになる。この特性の駆動開始の部分のみに着目すれば、直線的に力を受けるばねのような関係になるため、これに対応するゲインを操作位置の変位に乗じることで操作力を得るのである。
この操作力を積分器49bにより積分して力積値を得る。ゆっくりした操作とは、操作が開始されるレンジ停留位置から操作目標となるレンジ位置までが時間を掛けて操作されることである。つまり、力積で判断するということは、ゆっくりと時間とかけてもその操作量は積分されて検出されるのである。
効果を説明する。実施例2の自動変速機のセレクトアシスト装置にあっては、上記(1)の効果に加えて以下の効果を有する。
(3)第3駆動許可判定部31は、第1駆動許可判定部31と、第2駆動許可判定部32の判定結果の少なくとも一つが駆動許可状態となった場合に、駆動許可状態とするため、ゆっくりとした操作でも確実に操作を検出して駆動許可判定ができつつ、物のぶつかりや操作意思のない手のぶつかりによる誤作動を防止することができる。
(4)第1駆動許可判定部31が判定に用いる操作力積は、相対変位量から演算したセレクトレバー11の操作力を積分して演算するため、ゆっくりした操作を力積により確実に検出することができる。
実施例3は、第1駆動許可判定部31が操作エネルギーを演算して駆動許可判定を行う例である。
実施例3の第1駆動許可判定部31は、図13に示すように乗算器49c,49dからなり、相対変位量を2乗し、ゲインを乗じて操作エネルギーを得る。
補足すると、操作エネルギーは、(ゲイン×セレクトレバー11の長さ/2)×相対変位量で求められるからである。
その他構成は実施例1と同様であるので、説明を省略する。
作用を説明する。
[操作エネルギー値を用いる作用]
実施例3では、第1駆動許可判定部31が操作エネルギーを演算する。図13に示すように相対変位量が演算への入力となるが、駆動が禁止状態であるため、操作位置−作動位置の関係にある相対変位量が示す変位は操作位置の変位である。
この操作位置の変位を2乗し、ゲインを乗じることで操作エネルギーを得る。
上記のように操作位置の変位は、チェック機構部14におけるばねの変位を生じ、操作力を演算できることを説明した。同様に、実施例3では、このばねの変位に対応した操作位置の変位量を2乗し、ゲインを乗じることで、操作エネルギーを得るのである。
操作エネルギーでは、操作位置の変位量が2乗で作用するため、例えばゲイン調整により、閾値直前と閾値を超える直後の判断値を大きく2乗的に変化させて、より正確な検出を行える。
効果を説明する。実施例3の自動変速機のセレクトアシスト装置においては、上記(1)の効果に加えて、以下の効果を有する。
(5)セレクトレバー11に操作反力をばねで発生させるチェック機構14を設け、第1駆動許可判定部31が判定に用いる操作エネルギーは、ばねに加えられたエネルギーを演算することにより得るため、さらに正確な判断を行うことができる。
実施例4は、複数の相対位置検出手段の検出結果からそれぞれ駆動許可判定を行い、判定結果の論理積により駆動許可の判定を行う例である。
実施例4では、第1回転部13と第2回転部17の相対変位量を検出する位置センサ6と位置センサ63をそれぞれ設ける。
図14は実施例4のコントローラの制御ブロック図である。
入力処理部36は、位置センサ6,63の2つの入力から、1つの相対変位量を演算し、出力する。
第1駆動許可判定部37は、位置センサ6の相対変位量から駆動許可判定を行い、判定結果を出力する。
第2駆動許可判定部38(第1駆動許可判定部37と共に複数の第1駆動許可判定手段に相当する)は、位置センサ63の相対変位量から駆動許可判定を行い、判定結果を出力する。
第3駆動許可判定部39(第2駆動許可判定手段に相当する)は、第1駆動許可判定部37の判定結果と第2駆動許可判定部38の判定結果のどちらも駆動許可となった場合に、駆動許可を示す出力を行う。つまり、論理積(AND演算)が成立する場合に駆動許可を示す出力を行う。
駆動指令値演算部40は、入力処理部36からの相対変位量が小さくなるよう駆動指令値を演算し、第3駆動許可判定部39から駆動許可がある場合に、駆動指令値を出力する。
作用を説明する。
[複数の駆動許可判定を行う作用]
実施例4では、位置センサ6の検出に対する駆動許可判定と位置センサ63の検出に対する駆動許可判定を独立して行っている。これにより、一方のセンサがノイズの影響を受けて駆動を許可するような場合に、第3駆動許可判定部39では論理積が成立しないため、駆動が許可されない。よって、駆動許可判定に対するノイズの影響を除外し、誤判断を防止することができる。
また、一方のセンサに異常が生じた場合に、異常時の出力がどのようなものであっても、一方のみの駆動許可では、第3駆動許可判定部39は駆動許可しないため、センサの異常による誤判断を防止することができる。
効果を説明する。実施例4の自動変速機のセレクトアシスト装置では、以下の効果を有する。
(6)相対変位量を検出する位置センサ6,63を設け、コントローラ3は、位置センサ6,63のそれぞれの出力からアシストアクチュエータ2の駆動許可の判定を行う第1駆動許可判定部37、第2駆動許可判定部38と、第1駆動許可判定部37の判定結果、第2駆動許可判定部38の判定結果の論理積から駆動許可の判定を行う第3駆動許可判定部39とを備えるため、誤判断を防止し、確実な駆動許可判定を行うことができる。
実施例5は、2つのセンサの出力をそれぞれ位相進み処理し、駆動許可判定を行う例である。
図15は実施例5の制御ブロック図である。
位相進み演算部41,42は、それぞれ位置センサ6,63で検出した相対変位量に対し、位相進み演算を行う。図16には、位相進み演算部41,42の伝達関数におけるゲインの周波数特性を示す。この周波数特性は、低い周波数でゲインを低く、高い周波数でゲインを高くしている。これにより、遅い操作に対しては、低いゲイン(図16では1倍)で反応する。0倍ではないので、ゆっくりとした操作でも駆動が許可される。また、速い操作に対しては、高いゲインで反応する。
コンパレータ43,44は、位相進み演算部41,42からの出力が閾値を超えたかどうかを判断する。
AND演算部45は、コンパレータ43,44のどちらもが閾値を超えたと判断した場合にAND演算が成立したことを示す信号を出力する。
駆動許可判定部46は、AND演算部45からの演算結果から、駆動を許可するかどうかを判断する。
作用を説明する。
[複数の駆動許可判定を行う作用]
実施例5では、位相進み演算を行った結果に対して、コンパレータ43,44で閾値と比較し、AND演算を行って駆動許可判定を行う。位相進み演算は、周波数の速い成分のゲインを高くすることによって、操作速度が速い場合により大きな出力を得るようにする。
図17には、Pレンジ位置からRレンジ位置へ操作する場合の第1の相対変位量、第2の相対変位量、それぞれの位相進み演算結果、駆動許可判定結果、入力処理部36の出力のタイムチャートを示す。
図17に示すように、位置センサ6,63の検出結果にずれがある場合、位相進み処理後、両方が閾値を越えた時点で、駆動許可と判定している。
このようにすれば、速い操作に対応し、応答性よく駆動許可判定を行える。
効果を説明する。実施例5の自動変速機のセレクトアシスト装置にあっては、以下の効果を有する。
(7)相対変位量を検出する位置センサ6,63を設け、コントローラ3は、相対変位量を入力として位相進み演算を行う位相進み演算部41,42と、位相進み演算部41,42の出力と所定閾値を比較するコンパレータ43,44と、コンパレータ43,44の出力の論理積を演算し、駆動許可判定を行うAND演算部45、駆動許可判定部46を備えるため、速い操作であっても応答性よく判定を行うことができ、誤判断を防止し、確実な駆動許可判定を行うことができる。
実施例6は、検出した複数の相対変位量に乖離がある場合には、異常と判断し、駆動を許可しない例である。
図18は実施例6の制御ブロック図である。
フェール判定部47は、位置センサ6の検出値と位置センサ63の検出値に乖離があるかどうかを判定する。具体的には、許容閾値を設定しておき、位置センサ6,63の検出値の差が許容閾値を超えるかどうかで判定する。
AND演算部48は、フェール判定部47が正常と判定している場合に、駆動許可を示す出力を行う。
作用を説明する。
[異常を監視する作用]
位置センサ6,63の検出値は、同じ相対変位量を測定しているため、大きなズレを生じることはない。それでも、検出値が大きく離れる乖離状態となった場合には、位置センサ6,63に異常が発生した可能性が高い。このような場合に、位置センサの値をそのまま演算し駆動出力を行うことは好ましくない。よって、検出値に乖離が見られる場合には、フェールと判断して、アシストアクチュエータ2の駆動を許可しないようにする。これにより、さらに確実に位置センサが異常の場合を検出し、駆動を許可しないようにする。
効果を説明する。
実施例6の自動変速機のセレクトアシスト装置にあっては、上記(6),(7)の効果に加えて、以下の効果を有する。
(8)位置センサ6,63で検出した相対変位量に乖離がある場合は異常と判断し、駆動を許可しないフェール判定部47を備えるため、さらに正確な駆動許可の判断を行うことができる。
(その他の実施の形態)
以上、本発明の実施の形態を実施例1〜実施例6に基づいて説明してきたが、本発明の具体的な構成は実施例に限定されるものではなく、発明の要旨を逸脱しない範囲の設計変更等があっても、本発明に含まれる。
セレクトレバー11の形状や大きさは任意であり、指先で操作可能なスイッチ形状としてもよい。
相対変位量検出手段は、固定部材に対する第1回転部13の回転変位を検出する位置センサと、固定部材に対する第2回転部17の回転変位を検出する位置センサを設けるようにして、演算により相対変位量を得るようにしてもよい。
実施例1〜実施例6では、相対変位許容連結機構の例として遊び連結機構を示したが、遊び連結機構以外であっても、例えば、限界弾性変位量までの弾性変位を許容しつつ両連結部材と連結する弾性連結機構であってもよい。
弾性連結機構について具体的に説明すると、実施例1において、第1回転部13の遊び溝131に係合して遊び溝131内に位置する突起171に対し、遊び溝131の両端側から中点位置に向かって突起171を付勢するようにバネを両側に設ける。チェック機構部14は設けない。すると、自動変速機5のディテント力によりコントロールケーブル4を介して作動位置に回転して位置する第2回転部17の突起171によりバネが伸縮され、バネ力により第1回転部13つまり、セレクトレバー11の位置が決まる。弾性連結機構では、このようにバネを介して自動変速機側のディテントを伝達することでセレクトレバー11への操作反力が生成される。また、制御は、同様に遊び溝の中点位置、つまり弾性変位量を0にするよう制御されることで、セレクトレバー11の操作に自動変速機5の作動が追従する動きをさせるのである。この弾性連結機構も相対変位許容連結機構の例である。
実施例1〜実施例6では、遊び連結機構の例として、遊び量を許容する溝と
突起、アシストアクチュエータをセレクト部に設けたが、図19に示すように、第2回転部17及びアシストアクチュエータを自動変速機5に設けるようにしてもよい。図15を参照して具体的に説明すると、自動変速機5の制御アーム51を第2回転部17に接続して設け、第2回転部17の回転によって制御アーム51がレンジ位置を切り換える構造にする。この第2回転部17には、ウォームホイール16を設け、アシストアクチュエータ2のウォーム21を係合させる。よって、アシストアクチュエータ2は自動変速機5側に設ける。セレクトレバー11が設けられた第1回転部13の遊び溝131内を移動する突起171には、コントロールケーブル4の一端を取付け、他端を第2回転部17に取り付ける。このような構成であってもよい。
また、遊び連結機構の例として、遊び連結機構、アシストアクチュエータをコントロールケーブルの途中に設けた例を図20、図21に示す。
この例においては、遊び連結機構は、コントロールケーブル8aとコントロールケーブル8bの接続部分で形成されるとともに、位置センサ71によりその相対変位量が検出される。セレクトレバー11側のコントロールケーブル8bは、ジョイント91により入力レバー92に接続し、自動変速機5側のコントロールケーブル8eは、ジョイント96により出力レバー95に接続する。この入力レバー92と出力レバー95は、同一の回転軸となる出力軸94に接続した構造にする。出力軸94には、ウォームホイール93を設け、アシストアクチュエータの電動モータ97の出力軸にウォーム98を設けてウォームホイール93と係合させる。このようにコントロールケーブルの途中に遊び連結機構、アシストアクチュエータを設ける構成にしてもよく、また、遊び連結機構における相対位置変位量が発生する部分で直接、変位量を検出するようにしてもよい。
第1実施例の自動変速機の構成を示す側面図である。 アクチュエータの細部構造を示す要部斜視図である。 コントローラの制御ブロック図である。 自動変速機のディテントの構造を示す斜視図である。 コントロールユニットで実行されるレンジ切り換え制御の処理の基本的な流れを示すフローチャートである。 P→Rレンジ方向においてセレクトレバーに発生する操作反力を示す特性図である。 P→Rレンジへの操作におけるセレクトレバーの操作角とアクチュエータの作動角、及び相対位置の特性を示す説明図である。 セレクトレバーの操作とアクチュエータの動作を示す説明図である。 コントローラで実行される駆動許可判定処理の流れを示すフローチャート図である。 実施例2におけるコントローラで実行される駆動許可判定処理の流れを示すフローチャート図である。 実施例2における操作力積を演算する部分の制御ブロック図である。 実施例2における操作位置と操作力の関係を示す説明図である。 実施例3における操作エネルギーを演算する部分の制御ブロック図である。 実施例4におけるコントローラの制御ブロック図である。 実施例5におけるコントローラの制御ブロック図である。 実施例5における位相進み演算の伝達関数ゲインの周波数特性を示す図である。 実施例5における第1、第2の相対変位量、位相進み演算結果、駆動許可、処理後の相対変位量のタイムチャートである。 実施例6におけるコントローラの制御ブロック図である。 実施例の自動変速機のセレクトアシスト装置の他の例を示す図である。 実施例の自動変速機のセレクトアシスト装置の他の例を示す図である。 実施例の自動変速機のセレクトアシスト装置の他の例のリンク部分を示す図である。
符号の説明
1 セレクト部
11 セレクトレバー
12 セレクトノブ
13 第1回転部
131 溝
14 チェック機構部
141 ピン
142 溝部
142a 谷部
16 ウォームホイール
17 第2回転部
171 突起
18 ケーブル取付レバー
19 支点軸
2 アシストアクチュエータ
21 ウォーム
3 コントローラ
31 第1駆動許可判定部
32 第2駆動許可判定部
33 第3駆動許可判定部
34 駆動指令値演算部
35 モータ駆動制御部
36 入力処理部
37 第1駆動許可判定部
38 第2駆動許可判定部
39 第3駆動許可判定部
40 駆動指令値演算部
41 位相進み演算部
42 位相進み演算部
43 コンパレータ
44 コンパレータ
45 AND演算部
46 駆動許可判定部
47 フェール判定部
48 AND演算部
4 コントロールケーブル
5 自動変速機
51 制御アーム
52 回転シャフト
53 ディテントプレート
53a カム山
53b 溝(谷部)
54 バネ板
55 ディテントピン
56 パーキングロッド
57 カム状プレート
58 パーキングギア
6 位置センサ
63 位置センサ
71 位置センサ
8a コントロールケーブル
8b コントロールケーブル
8e コントロールケーブル
91 ジョイント
92 入力レバー
93 ウォームホイール
94 出力軸
95 出力レバー
96 ジョイント
97 電動モータ
98 ウォーム

Claims (8)

  1. セレクトレバーと自動変速機のセレクト位置切換装置とがセレクト操作力伝達系により連結され、前記セレクト操作力伝達系にはドライバによるセレクト操作力をアシストするアシストアクチュエータが設けられた自動変速機のセレクトアシスト装置において、
    前記セレクト操作力伝達系を、セレクトレバーに連結した第1連結部材と、前記セレクト位置切換装置に連結した第2連結部材と、限界量までの相対変位を許容しつつ前記両連結部材を連結する相対変位許容連結機構と、を有する構成とし、かつ、前記アシストアクチュエータを第2連結部材に設定し、
    前記アシストアクチュエータの駆動を制御するアシスト制御手段を設け、
    前記相対変位量を検出する相対変位量検出手段を設け、
    前記アシスト制御手段は、
    前記相対変位量からセレクトレバーの操作位置変位量、操作エネルギー、操作力積のうち、少なくとも一つを演算し、アシストアクチュエータの駆動許可判定を行う第1駆動許可判定手段と、
    前記相対変位量から操作速度を演算し、操作速度からアシストアクチュエータの駆動許可判定を行う第2駆動許可判定手段と、
    第1の駆動許可判定結果と第2の駆動許可判定結果から、駆動許可判定を行う第3駆動許可判定手段と、
    を備える、
    ことを特徴とする自動変速機のセレクトアシスト装置。
  2. 請求項1に記載の自動変速機のセレクトアシスト装置において、
    前記第3駆動許可判定手段は、
    第1駆動許可判定手段の判定結果と、第2駆動許可判定手段の判定結果が共に駆動許可状態となった場合に駆動許可状態とする、
    ことを特徴とする自動変速機のセレクトアシスト装置。
  3. 請求項1に記載の自動変速機のセレクトアシスト装置において、
    前記第3駆動許可判定手段は、
    第1駆動許可判定手段の判定結果と、第2駆動許可判定手段の判定結果の少なくとも一つが駆動許可状態となった場合に、駆動許可状態とする、
    ことを特徴とする自動変速機のセレクトアシスト装置。
  4. 請求項1〜請求項3のいずれかに記載の自動変速機のセレクトアシスト装置において、
    第1駆動許可判定手段が判定に用いる操作力積は、相対変位量から演算したセレクトレバーの操作力を積分して演算する、
    ことを特徴とする自動変速機のセレクトアシスト装置。
  5. 請求項1〜請求項3のいずれかに記載の自動変速機のセレクトアシスト装置において、
    セレクトレバーに操作反力をばねで発生させる機構を設け、
    第1駆動許可判定手段が判定に用いる操作エネルギーは、前記ばねに加えられたエネルギーを演算することにより得る、
    ことを特徴とする自動変速機のセレクトアシスト装置。
  6. セレクトレバーと自動変速機のセレクト位置切換装置とがセレクト操作力伝達系により連結され、前記セレクト操作力伝達系にはドライバによるセレクト操作力をアシストするアシストアクチュエータが設けられた自動変速機のセレクトアシスト装置において、
    前記セレクト操作力伝達系を、セレクトレバーに連結した第1連結部材と、前記セレクト位置切換装置に連結した第2連結部材と、限界量までの相対変位を許容しつつ前記両連結部材を連結する相対変位許容連結機構と、を有する構成とし、かつ、前記アシストアクチュエータを第2連結部材に設定し、
    前記アシストアクチュエータの駆動を制御するアシスト制御手段を設け、
    前記相対変位量を検出する相対変位量検出手段を複数設け、
    前記アシスト制御手段は、
    前記相対変位量検出手段のそれぞれの出力から前記アシストアクチュエータの駆動許可の判定を行う複数の第1駆動許可判定手段と、
    複数の前記駆動許可判定手段の判定結果の論理積から駆動許可の判定を行う第2駆動許可判定手段と、
    を備える、
    ことを特徴とする自動変速機のセレクトアシスト装置。
  7. セレクトレバーと自動変速機のセレクト位置切換装置とがセレクト操作力伝達系により連結され、前記セレクト操作力伝達系にはドライバによるセレクト操作力をアシストするアシストアクチュエータが設けられた自動変速機のセレクトアシスト装置において、
    前記セレクト操作力伝達系を、セレクトレバーに連結した第1連結部材と、前記セレクト位置切換装置に連結した第2連結部材と、限界量までの相対変位を許容しつつ前記両連結部材を連結する相対変位許容連結機構と、を有する構成とし、かつ、前記アシストアクチュエータを第2連結部材に設定し、
    前記アシストアクチュエータの駆動を制御するアシスト制御手段を設け、
    前記相対変位量を検出する相対変位量検出手段を複数設け、
    前記アシスト制御手段は、
    前記相対変位量を入力として位相進み演算を行う複数の位相進み演算手段と、
    前記位相進み演算手段の出力と所定閾値を比較する複数のコンパレータと、
    それぞれの前記コンパレータの出力の論理積を演算し、駆動許可判定を行う駆動許可判定手段と、
    を備える、
    ことを特徴とする自動変速機のセレクトアシスト装置。
  8. 請求項6又は請求項7に記載の自動変速機のセレクトアシスト装置において、
    前記相対変位量検出手段で検出した相対変位量に乖離がある場合は異常と判断し、駆動を許可しない異常判定手段を備える、
    ことを特徴とする自動変速機のセレクトアシスト装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014148891A (ja) * 2014-04-17 2014-08-21 Komatsu Ltd 作業機械
US9303390B2 (en) 2012-11-20 2016-04-05 Komatsu Ltd. Work machine and work management system
US9563584B2 (en) 2012-11-22 2017-02-07 Zte Microelectronics Technology Co., Ltd. Method and device for buffer processing in system on chip

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