JP2007077210A - 複合ワックス及びこれを含む油性化粧料 - Google Patents

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Abstract

【課題】 高温安定性及び成形性に優れ、しかも使用感が良好で、安全性にも優れる油性化粧料を提供する。
【解決手段】 キャンデリラワックスとカルナバワックスの混合物をアルコール類、エーテル類、ケトン類、炭化水素類、芳香族炭化水素類などの有機溶剤から選ばれた1種又は2種以上の溶剤に浸漬し、溶剤抽出分を例えば、減圧蒸留により除去することにより、上昇融点が68〜85℃、DSCによる吸熱域が37〜78℃、かつ、ヨウ素価は8〜18であり、結晶構造が均一で微細である複合ワックスを得て、これを配合することにより、高温安定性、優れた成型性を発揮させると共に良好な使用感があり、安全性にも優れた油性化粧料、例えば口紅等の口唇化粧料を提供する。
【選択図】 なし

Description

本発明は、油性化粧料の固形化に優れた複合ワックスとその用途に関し、更に詳しくは、高温安定性及び成形性に優れ、しかも使用感が良好で、安全性にも優れる油性化粧料に関する。
口紅やリップクリームなどの口唇用化粧料に代表される油性化粧料は、パラフィン等の合成ワックス、植物性・動物性の天然ワックス等の固形油をベースに顔料等の補助成分が分散されたものである。植物性のワックスであるキャンデリラワックスは、固化能に優れている。また、炭化水素類やエステル類の構成バランスがよいため、ツヤや顔料分散性及び肌付着性に優れており、油性化粧料に汎用されている。もっとも、キャンデリラワックスは遊離脂肪酸や遊離アルコール、樹脂を多く含んでいるため、経時安定性に劣るという問題があり、これについては従来から樹脂分等を除去することにより改善が試みられている(例えば、特許文献1参照)。しかしながら、樹脂分はその強い粘性から非常に付着性に優れ、これを除去してしまうと、本来キャンデリラワックスが有している特性を損ねてしまい、満足する使用感触を得られなかった。また、キャンデリラワックスは融点が比較的低く、高温時の硬度保持力が悪いという欠点もあった。
一方、合成ポリエチレンワックスやエチレンプロピレンコポリマー、カルナバワックスなど融点の高い固形油も用いられる。しかしながら、高温安定性は向上するものの、使用感が硬く、さらには成形性も十分ではない。また、安全性や使用性等を向上させるため、スクワランや流動イソパラフィンなど極性の低い炭化水素系の液状油が配合される(例えば特許文献2や3参照)が、これらの配合時における高温安定性や成形性が悪くなるため、配合できる液状油の種類や配合量が限定されるという問題点があった。
また、キャンデリラワックスの高温安定性を補うため、カルナバワックスとの併用がなされている。ところが、カルナバワックスは、液状油剤や半固形油等の他成分との相溶性が良くないため、逆に均一性を失い、安定性の低下を招くおそれがあった。また、キャンデリラワックスとカルナバワックスを酸により強制的にエステル化することにより遊離脂肪酸や遊離アルコールを減少させ、もって経時安定性を増す改良法が提案されているが(特許文献4参照)、強制的エステル化により、両ワックスが本来有するエステル構成が変化し、それらの優れた点を損なうという問題もあった。
さらに、特定の物性を有するキャンデリラワックスを用いたり(特許文献5参照)、キャンデリラワックスから特定範囲の炭化水素を取り出し、これを用いたりすることも行われている(特許文献6参照)が、今までのところ、高温安定性や成形性を十分に満足させるような原料が見つかっていないのが実情である。
特開平02−150496号公報 特許第3073869号公報 特開2002−179524号公報 特開平02−279794号公報 特開2002−179524号公報 特開平10−182500号公報
本発明はこのような上記背景技術に鑑みてなされたものであって、本発明の目的は、キャンデリラワックスと高融点のカルナバワックスの樹脂分を適度に温存せしめ、特定の条件の下に複合させることにより、両ワックスの特性を相乗的に引き出し、結晶構造が均一で微細である複合ワックスを得て、この複合ワックスを油性化粧料に含有させることにより、高温安定性を維持するとともに、成形性にも優れ、使用感に良好でかつ安全性にも優れた油性化粧料を提供することにある。
本発明者らは、上記目的を達成するため鋭意研究を重ねた結果、キャンデリラワックスとカルナバワックスをアルコール類、エーテル類、ケトン類、炭化水素類、芳香族炭化水素類などの有機溶剤から選ばれた1種又は2種以上の溶剤に浸漬し、溶剤抽出分を減圧蒸留により除去することにより得られた上昇融点が68〜85℃、DSCによる吸熱域が37〜78℃、かつ、ヨウ素価は8〜18であり、更に結晶構造が均一で微細である複合ワックスが油性化粧料の原料として好適であり、これを油性化粧料に配合することにより、上記問題が飛躍的に解決し得ることを見出し、本発明を完成するに至った。
本発明によると、高温安定性及び成形性に優れ、しかも使用感触が良好で安全性にも優れた油性化粧料が提供される。
以下、本発明について説明する。本発明における複合ワックスは、上昇融点が68〜85℃、DSCによる吸熱域が37〜78℃、かつ、ヨウ素価は8〜18であり、更に結晶構造が均一で微細であるものである。図1(a)(b)は、本発明の複合ワックスの物理的特性を示した模式図である。本発明の複合ワックスは、図1(b)に示されたeIIの範囲にある。ここでいう上昇融点は、化粧品原料基準第2版注解II(薬事日報社)に収載されている融点測定法第2法に準じて測定された値である。また、DSCは、DSC測定器を用いて測定された値である。また、ヨウ素価は前記化粧品原料基準注解IIに収載されているヨウ素価測定法に準じて測定された値である。この範囲から外れた複合ワックスでは、高温安定性に欠けたり、成形性や使用感触に欠けたりする場合があり、本発明の目的とする特性を得ることが困難になる。また、得られた複合ワックスはその結晶構造が均一であり微細なことが必要である。本発明において微細な結晶とは、ワックスを融解させた後、一定の温度にて冷却することにより、ワックスを結晶化させたものを顕微鏡撮影し、比較的結晶が大きいとされるカルナバワックスを基準とする写真観察による対比の結果を言う。即ち、カルナバワックスの一片の結晶の成長と比較して、その1/2〜1/3以下の結晶の成長が観察できる場合に、微細な結晶と言うものとする。
ワックスとは、化学的な意味では高級脂肪酸と高級アルコール類とのエステルを言い、本発明における複合ワックスとは、単一な化学成分からなるものでなく、複数のワックス成分のみならず、微量の炭化水素や樹脂類なども含む混合物を意味する。また、ワックスには、通常、固形状、半固形状、液状のものがあるが、本発明における複合ワックスは、固形状のものを意味し、例えば、化粧料原料として使用可能な天然・合成ワックスを2種以上用いて混合し、精製等の必要な処理を行うことにより得られる。混合されうる天然・合成ワックスには、上記のごとくキャンデリラワックスやカルナバワックスなどの天然ワックスが、ポリエチレンワックスやエチレンプロピレンコポリマーなどの合成ワックスが例示される。特に好ましくは、キャンデリラワックスとカルナバワックスであって、それらの物性を表1に示す。
そして、本発明の複合ワックスは、上記ワックスの中でも複数種の天然・合成ワックス、特に好ましくはキャンデリラワックスとカルナバワックスをアルコール類、エーテル類、ケトン類、炭化水素類、芳香族炭化水素類などの有機溶剤から選ばれる1種又は2種以上の溶剤に2〜8時間浸漬し、溶剤抽出分を取り除き、しかる後に固形ワックス分より溶剤分を、例えば減圧蒸留により除去することで製造できる。
使用するワックスの混合比は適宜調整すればよく、キャンデリラワックスとカルナバワックスによる場合には、前者が60〜95重量%、後者が5〜40重量%となるように混合する。より好ましくは、前者が75〜90重量%、後者が10〜25重量%である。
ワックスを浸漬する溶剤は、メタノール、エタノール、イソプロパノール、ブタノール等のアルコール類、ジエチルエーテルやメチルエチルエーテルなどのエーテル類、アセトン、メチルエチルケトン等のケトン類、n−ペンタン、n−ヘキサン、n−ヘプタン、石油エーテル等の炭化水素類、又はベンゼン、トルエン、キシレン、トリメチルベンゼン、エチルベンゼン等の芳香族炭化水素類などから選ばれた1種類又は2種類以上を混合したものである。好ましくは安全性の観点から食品用油脂の抽出に使用が認められているエタノール又はn−ヘキサン若しくは両溶剤の混合溶剤であり、望ましくはエタノール20〜95容量%とn−ヘキサン5〜80容量%の混合溶剤である。
浸漬は、混合したワックスが十分に溶剤に浸るようにさえすればよく、ワックス中の不純物、例えばアルコール類や樹脂が溶剤に溶けるように接触させる。浸漬中は、ワックスを静置しておけばよいが、処理能力を挙げるためにはときどき撹拌しても差し支えない。浸漬はやや加温して行われるが室温で行っても差し支えない。加温する温度は、30〜60℃、好ましくは40〜50℃である。もっとも、温度は用いるワックスによって適宜変更することができる。浸漬する際の形状は、フレーク状、粒状、粉状のいずれでもよく、溶剤とワックスができるだけ接触するようにするのが好ましく、浸漬時間は形状に伴いフレーク状は5〜8時間、粒状は3〜6時間、粉状は2〜5時間が好ましい。また、使用されるワックスは、溶剤に浸漬する際に固体で混合され、あるいは個別に溶剤に浸漬した後に混合されてもよい。あるいは、予め融解して混合したものを浸漬することもできるが、均一な結晶構造を得るためには、予め融解して混合した後に浸漬するのが望ましい。
浸漬した後、溶剤を例えば濾過等によって除去した後、ワックスに残留した溶剤を留去する。留去は、ワックスを加温することによって行えばよい。なお、加温温度が高すぎるとワックスが劣化するおそれがあるので、高くなりすぎないように留意する。このため、例えばエバポレーターなどを用いた減圧蒸留等、加温温度を低くして留去するのが好ましく、望ましくは150℃以下でかつ500mmHg以下、より望ましくは130℃以下でかつ1〜60mmHgの条件下における減圧蒸留(例えば、125℃、1〜60mmHg)で行うことである。
浸漬により得られた複合ワックスは、上記したごとく、上昇融点が68〜85℃、DSCによる吸熱域が37〜78℃、かつ、ヨウ素価は8〜18であり、更に結晶構造が均一で微細であるものである。高温安定性を保持し、成形性にも優れ、使用感にも良好なものを得るためには、上昇融点が68〜85℃であるものが好ましく、DSCによる吸熱域が37〜78℃のものが好ましい。68℃以下になると高温安定性を保持する効果が不十分となり、85℃以上になると、成形性や使用性の効果が十分に得られなくなる。また、ヨウ素価が18を越えると良好な成形性を得られず、8未満だと樹脂分が少なすぎて付着性に劣り、使用感触が悪くなったりする。
本発明の複合ワックスは、高温安定性を保持し成形性にも優れており、油性化粧品の原料として非常に好適なものである。本発明における油性化粧品とは、ワックス等の固体油を主原料とするものであって、油性の剤型であれば形状を問わず、固形状(スティック状、ペンシル状、皿状、固形粉末状)、ペースト状等に使用することができる。例えば、口紅、ファンデーション、アイカラー、アイライナー等のメイクアップ化粧料が挙げられ、特に繰り出し形状をしたいわゆるスティック形状の化粧料が好ましい化粧料として例示される。なお、本発明において固形とは常温(15〜25℃)、常圧で、流動性のない状態を指す。
本発明の複合ワックスは、化粧品原料として用いられてきたこれまでのワックスと同様の使い方ができるが、その特性を十分に発揮し、使用感に良好なものを得るために、全組成物中の0.1〜20.0重量%、好ましくは0.5〜10.0重量%の範囲でこの複合ワックスを配合することが望ましい。配合量が0.1重量%未満では、高温安定性を保持する効果が不十分であり、さらには、成形性についても効果が不十分である。20.0重量%以上配合すると、それ以上の効果が望めないばかりか、塗付時ののびや塗付後のツヤなどの基本的な使用性が損なわれ、いずれの場合も好ましくないからである。
また、本発明の油性化粧料には、更に融点が60〜105℃の飽和炭化水素及び炭化水素系液状油剤を含有することにより本発明の効果がさらに期待できる。すなわち、60〜105℃の飽和炭化水素を配合することにより、高温での安定性をより向上することができる。この飽和炭化水素としては、融点が60〜105℃のものであれば天然物および合成物を問わずいずれをも用いることができ、例えばセレシンワックス、ポリエチレンワックス、パラフィンワックス、エチレンプロピレンコポリマー等が好ましいものとして挙げられる。当該炭化水素の配合量は全組成物中の1.0〜30.0重量%、好ましくは5.0〜20.0重量%である。市販のこれらワックスを具体的に例示すると、セレシンワックスとしては、セレシン810(日興リカ株式会社製)やセレシンワックス(ニポニックス株式会社製)が、ポリエチレンワックスとしてはポリワックス500又は655(BARECO社製)やユニワックス(日本石油株式会社製)が、パラフィンワックスとしては、パラフィンワックス155又は150(日本精鑞株式会社製)が、エチレンプロピレンコポリマーとしては、ペトロライトCP−7又はCP−11(ペトロライト社製)等を挙げることができる。
さらに炭化水素系液状油剤を配合することで、油性化粧料の使用性および安全性をより向上させることができる。使用される炭化水素系液状油剤は常温で液状であれば、天然物および合成物を問わずいずれをも用いることができ、例えば、流動パラフィンや流動イソパラフィン、スクワランが好ましいものとして挙げられる。当該炭化水素系液状油剤の配合量は全組成物中の5.0〜40.0重量%、好ましくは10.0〜20.0重量%である。市販のこれら炭化水素系液状油剤を具体的に例示すれば、流動パラフィンとしては、ハイコールM−72又はM−172(カネダ社製)やクリストール352(エクソンモービル社製)が、流動イソパラフィンとしては、パールリーム6(日本油脂社製)が、スクワランとしてはマルハ社製や岸本社製のものが、α−オレフィンオリゴマーとしては、ノムコートHPD−C又はNEXBASE 2004FG(日清オイリオグループ社製)等が挙げられる。
本発明の油性化粧料には、上記成分の他、目的に応じ、本発明の効果を損なわない限りにおいて、上記以外の油性成分、油性ゲル化剤、界面活性剤、粉体成分、染料、防腐剤、酸化防止剤、高分子、保湿剤、紫外線吸収剤、水、樹脂、溶剤、香料などを配合することができる。
使用性を向上させる目的で、固体油や半固体油、液体油といった油性成分が配合されうる。例えば固体油、半固体油には、ワセリン、ステアリン酸、ラウリン酸、ミリスチン酸、ベヘン酸、イソステアリン酸、オレイン酸、12−ヒドロキシステアリン酸、ステアリルアルコール、セチルアルコール、ベヘニルアルコール、高重合度ジメチルポリシロキサン、アルコキシ変性ポリシロキサン、架橋型オルガノポリシロキサン、ラノリン、ラノリン脂肪酸イソプロピル等が挙げられる。また、液体油には、流動パラフィン、スクワラン、ポリイソブチレン、ポリブテン、オリーブ油、ヒマシ油、ホホバ油、ミンク油、マカデミアンナッツ油、リンゴ酸ジイソステアリル、ジイソステアリン酸ポリグリセリル、トリイソステアリン酸ポリグリセリル、ジオクタン酸ネオペンチルグリコール、コレステロール脂肪酸エステル、ラウリルアルコール、オレイルアルコール、イソステアリルアルコール、セチルイソオクタネート、低重合度ジメチルポリシロキサン、メチルフェニルポリシロキサン、デカメチルシクロペンタシロキサン、オクタメチルシクロテトラシロキサン、ポリエーテル変性ポリシロキサン、ポリオキシアルキレン・アルキルメチルポリシロキサン・メチルポリシロキサン共重合体、フッ素変性ポリシロキサン、パーフルオロデカン、パーフルオロオクタン、パーフルオロポリエーテル、酢酸ラノリン、ラノリンアルコール等が挙げられる。
油性ゲル化剤は、硬度調整の目的で配合される。この油性ゲル化剤には、例えばデキストリン脂肪酸エステル、蔗糖脂肪酸エステル、デンプン脂肪酸エステル、イソステアリン酸アルミニウム、ステアリン酸イヌリン等が例示される。
本発明の油性化粧料に配合される粉体成分は、球状、板状、針状等の形状、煙霧状、微粒子、顔料級等の粒子径、多孔質、無孔質等の粒子構造等により限定されるものではない。粉体成分には、例えば、無機粉体類、光輝性粉体類、有機粉体類、色素粉体類、金属粉体類、複合粉体類等が挙げられる。無機粉体類としては、例えば、酸化チタン、酸化亜鉛、酸化セリウム、硫酸バリウム等の白色無機顔料、酸化鉄、カーボンブラック、チタン・酸化チタン焼結物、酸化クロム、水酸化クロム、紺青、群青等の有色無機顔料、タルク、白雲母、金雲母、紅雲母、黒雲母、合成雲母、絹雲母(セリサイト)、合成セリサイト、カオリン、炭化珪素、ベントナイト、スメクタイト、無水ケイ酸、酸化アルミニウム、酸化マグネシウム、酸化ジルコニウム、酸化アンチモン、珪ソウ土、ケイ酸アルミニウム、メタケイ酸アルミニウムマグネシウム、ケイ酸カルシウム、ケイ酸バリウム、ケイ酸マグネシウム、炭酸カルシウム、炭酸マグネシウム、ヒドロキシアパタイト、窒化ホウ素等の白色体質粉体が挙げられる。光輝性粉体類としては、二酸化チタン被覆雲母、二酸化チタン被覆オキシ塩化ビスマス、酸化鉄雲母チタン、紺青処理雲母チタン、カルミン処理雲母チタン、オキシ塩化ビスマス、魚鱗箔等が例示される。有機粉体類としては、ポリアミド系樹脂、ポリエチレン系樹脂、ポリアクリル系樹脂、ポリエステル系樹脂、フッ素系樹脂、セルロース系樹脂、ポリスチレン系樹脂、スチレン−アクリル共重合樹脂等のコポリマー樹脂、ポリプロピレン系樹脂、シリコーン樹脂、ウレタン樹脂等の有機高分子樹脂粉体、ステアリン酸亜鉛、N−アシルリジン等の有機低分子性粉体、澱粉、シルク粉末、セルロース粉末等の天然有機粉体が例示される。色素粉体類には、赤色201号、赤色202号、赤色205号、赤色226号、赤色228号、橙色203号、橙色204号、青色404号、黄色401号等の有機顔料粉体、赤色3号、赤色104号、赤色106号、橙色205号、黄色4号、黄色5号、緑色3号、青色1号等のジルコニウム、バリウム又はアルミニウムレーキ等の有機顔料粉体あるいは更にアルミニウム粉、金粉、銀粉等の金属粉体が例示される。そして、複合粉体類には、微粒子酸化チタン被覆雲母チタン、微粒子酸化亜鉛被覆雲母チタン、硫酸バリウム被覆雲母チタン、酸化チタン含有二酸化珪素、酸化亜鉛含有二酸化珪素等の複合粉体が例示され、これらの粉体はその1種又は2種以上を用いることができ、更に複合化したものを用いても良い。尚、これら粉体は、フッ素系化合物、シリコーン系化合物、金属石鹸、レシチン、水素添加レシチン、コラーゲン、炭化水素、高級脂肪酸、高級アルコール、エステル、ワックス、ロウ、界面活性剤等の1種又は2種以上を用いた表面処理が施されていても良い。
界面活性剤は、粉体の分散性向上や乳化安定性の目的で用いられ、化粧品一般に用いられている界面活性剤であればよく、非イオン界面活性剤、アニオン性界面活性剤、カチオン性界面活性剤、両性界面活性剤が挙げられる。更に、紫外線吸収剤としては、例えばベンゾフェノン系、PABA系、ケイ皮酸系、サリチル酸系、4−tert−ブチル−4’−メトキシジベンゾイルメタン、オキシベンゾン等が、保湿剤としては、モイスチャー効果を付与する目的で用いられる成分であれば何れでもよく、例えば、プロピレングリコール、1,3−ブチレングリコール、ジプロピレングリコール、ポリエチレングリコール等のグリコール類、グリセリン、ジグリセリン、ポリグリセリン等のグリセロール類、ソルビトールやマルチトール等の糖類、アロエベラ、ウイッチヘーゼル、ハマメリス、キュウリ、レモン、ラベンダー、ローズ等の植物抽出液が挙げられる。
酸化防止剤としては、例えばα−トコフェロール、アスコルビン酸等が、防腐剤としては、例えばパラオキシ安息香酸エステル、フェノキシエタノール等が挙げられる。
本発明の油性化粧料は、通常の方法に従って製造することができ、例えば複合ワックスと飽和炭化水素を加熱融解し、炭化水素系液状油剤を加えて均一に混合し、次いで冷却することにより製造することができる。
以下の実施例により、本発明についてさらに詳細に説明するが、本発明はこれらにより限定されるものではない。なお、配合量は特に指定がない限り、重量%で示す。
〔実施例1〕 キャンデリラワックス:カルナバワックス=3:1、40℃にて浸漬した複合ワックス
キャンデリラワックス3重量部、カルナバワックス1重量部の割合で100gのワックスを融解攪拌した後、フレーク状に固化成形した。エタノールとn−ヘキサンを80:20の容量比で調整した混合溶剤300mlを40℃に加温し、攪拌しながら前記ワックスを投入し、6時間静置した。その間温度は40℃を保ち、その後ろ過した。ろ別したワックスを新たに300mlの上記混合溶剤で洗った後、125℃、1〜60mmHgの条件でエバポレーターを用い、ワックスから残留する溶剤を除去した。収率は87.1%であった。
〔実施例2〕 キャンデリラワックス:カルナバワックス=3:1、50℃にて浸漬した複合ワックス
キャンデリラワックス3重量部、カルナバワックス1重量部の割合で100gのワックスを融解攪拌した後、フレーク状に固化成形した。エタノールとn−ヘキサンを80:20の容量比で調整した混合溶剤300mlを50℃に加温し、攪拌しながら前記ワックスを投入し、6時間静置した。その間温度は50℃を保ち、その後ろ過した。ろ別したワックスを新たに300mlの上記混合溶剤で洗った後、125℃、1〜60mmHgの条件でエバポレーターを用い、ワックスから残留する溶剤を除去した。収率は83.4%であった。
〔実施例3〕 キャンデリラワックス:カルナバワックス4:1、40℃にて浸漬した複合ワックス
キャンデリラワックス4重量部、カルナバワックス1重量部の割合で100gのワックスを融解攪拌した後、フレーク状に固化成形した。エタノールとn−ヘキサンを80:20の容量比で調整した混合溶剤300mlを40℃に加温し、攪拌しながら前記ワックスを投入し、6時間静置した。その間温度は40℃を保ち、その後ろ過した。ろ別したワックスを新たに300mlの上記混合溶剤で洗った後、125℃、1〜60mmHgの条件でエバポレーターを用い、ワックスから残留する溶剤を除去した。収率は85.2%であった。
〔実施例4〕 キャンデリラワックス:カルナバワックス4:1、50℃にて浸漬した複合ワックス
キャンデリラワックス4重量部、カルナバワックス1重量部の割合で100gのワックスを融解攪拌した後、フレーク状に固化成形した。エタノールとn−ヘキサンを80:20の容量比で調整した混合溶剤300mlを50℃に加温し、攪拌しながら前記ワックスを投入し、6時間静置した。その間温度は50℃を保ち、その後ろ過した。ろ別したワックスを新たに300mlの上記混合溶剤で洗った後、125℃、1〜60mmHgの条件でエバポレーターを用い、ワックスから残留する溶剤を除去した。収率は81.0%であった。
そして、実施例1〜実施例4の複合ワックスについて、上昇融点、DSCによる吸熱域、及びヨウ素価を測定した。また、これらの複合ワックスについての結晶構造を顕微鏡写真(倍率40倍)により観察した。なお、結晶構造の観察は、ワックスをスライドグラス上で100℃にて溶解させた後、12時間かけて室温まで冷却させてワックスを結晶化させたものを顕微鏡撮影して行われた。なお、比較例1として、キャンデリラワックスとカルナバワックスを3:1の重量比で融解した複合ワックス(浸漬せず)を、比較例2として、両者を4:1の重量比で融解して得た複合ワックス(浸漬せず)をそれぞれを作製した。上記の測定結果を表2に示す。
次に上記実施例1及び比較例1の複合ワックス及び複合ワックスを用いずにキャンデリラワックスやカルナバロウを用い、下記表3〜5に示す配合量に従って種々の実施例及び比較例のスティック口紅を作製した。そしてこれらのスティック口紅について、それぞれ下記に示したように高温安定性、成形性、使用感、安全性について評価した。この結果を表6及び表7に示す。
(実施例5〜7及び比較例3〜7のスティック口紅)
(製法)
A.成分1〜11までを加熱溶解釜に投入し、90〜100℃にて加熱溶解する。B.Aに成分12〜14を加え、ローラーミルにて分散処理を十分に行う。C.Bを再度加熱し、85〜90℃に調整後、15を加える。D.Cを脱泡して、スティック成形機によりスティック状に成形する。
(実施例8及び比較例8〜9のスティック口紅)
(製法)
A.成分1〜8までを加熱溶解釜に投入し、90〜100℃にて加熱溶解する。B.Aに成分10〜15を加え、ローラーミルにて分散処理を十分に行う。C.Bに9を加えて再度加熱し、85〜90℃に調整後、脱泡して、スティック成形機によりスティック状に成形する。
(実施例9及び比較品10〜11のスティック口紅)
(製法)
A.成分1〜8までを加熱溶解釜に投入し、90〜100℃にて加熱溶解する。B.Aに成分11〜14を加え、ローラーミルにて分散処理を十分に行う。C.Bを再度加熱し、85〜90℃に調整後、9,10を加える。D.Cを脱泡して、スティック成形機によりスティック状に成形する。
〔スティック成形性〕
スティック成形機(株式会社南陽社製)を用いて成形性を評価した。スティック成形機で成形後、20℃の恒温室で24時間保管したものを測定用サンプルとした。このサンプルをレオメーター(不動工業株式会社製)により折れ強度を測定し、それぞれの測定値より、数式1にて変動率を算出し、下記の記号で表に表示した。
変動率(%)=(標準偏差/平均値)×100・・・・・(数式1)
◎:5%未満,○:5%以上、10%未満,△:10%以上、20%未満,×:20%以上、30%未満,××:30%以上
〔高温安定性〕
スティック成形品を40℃の恒温室で24時間保管したものを測定サンプルとし、40℃条件下にてレオメーター(不動工業株式会社製)により折れ強度を測定した。高温安定性の評価基準として、◎:200g以上,〇:180〜199g,△:160〜179g,×:140〜159g,××:139g以下とし、記号で表に表示した。
〔安全性〕
口紅に刺激を感じやすい唇敏感パネラー5名を用いて官能による判定を行い、安全性を評価した。安全性評価の基準としては唇に刺激と感じる違和感が生じるかどうかを基準とした。刺激を感じるものがいなければ:○、刺激を感じる人が1名でもいれば:×とする。
表2から明らかなように、実施例では図1(a)のeの領域にすべて入るのに比べ、比較例1〜2は同図fの領域に属している。確かに、実施例ではヨウ素価が、比較例に比べ値が低くなっている。しかしながら、市販の樹脂を除去したキャンデリラワックス(図1(a)のdの領域にある)のヨウ素価よりは値が高く、実施例においては適度に樹脂分が残存されていることがわかる。更に驚くべきことに、本発明の複合ワックスが非常に均一で微細な結晶構造を持つことが確認された。そもそも、キャンデリラワックスの結晶は、比較的細かい部分と格子状に編まれたような奥行きのある構造をしており、処々に空隙を持つ(図2参照)。一方、カルナバワックスは大きな結晶で花が咲いたように広がっている構造を持つ(図3参照)。そして、これらを混合した比較例1では両ワックスの中間ぐらいの大きさを持つ結晶が認められ、処々にカルナバワックスの結晶が大きく成長しており、均一とは言えず、結晶構造も粗い(図5参照)。したがって、比較例の複合ワックスは図1(b)の領域fIに属していると言える。これに対して、図3のカルナバワックスの結晶の一片が約50μmであるのに比べ、実施例1では比較的大きな結晶の一片でも10〜20μm程度であることが確認できた。実施例1においては、非常に微細な結晶が、しかも均一な状態にあると言える(図4参照)。このように実施例1の複合ワックスは、図1(b)の領域eIIに属すことが確認された。本発明の複合ワックスはこのように均一で微細な結晶構造を持つため、他の液状油剤成分と混合しても、固化時に表面に油分が染み出してくることもなく、高温にした場合の安定性に寄与することが確認できた。
また、表6及び表7の結果から明らかなように、本発明のスティック化粧料では、高温安定性及び成形性に優れ、しかも使用感が良好で、安全性にも優れる効果を有していることが明らかになった。一方、比較例においては、高温安定性及び成形性と、使用感、安全性の全てを満足するものは見られなかった。このことは、本発明のスティック化粧料の優れた効果を証明している。
本発明の油性化粧料は、「塗布時のあたりのなめらかさ」に優れるだけでなく、「塗布時ののび」や「べたつき」等の使用感触に優れ、さらにはスティック成形性や高温安定性、安全性にも優れる。このように、本発明の複合ワックスは、スティック状の化粧料等をはじめ、各種の油性化粧料に広く応用が期待できる。
本発明の複合ワックスの物性を示す模式図であって、(a)はその平面図、(b)はその立体図である。 原料に用いたキャンデリラワックスの結晶写真(40倍)である。 原料に用いたカルナバワックスの結晶写真(40倍)である。 実施例1の複合ワックスの結晶写真(40倍)である。 比較例1の混合ワックスの結晶写真(40倍)である。

Claims (10)

  1. 上昇融点が68〜85℃、DSCによる吸熱域が37〜78℃、かつ、ヨウ素価が8〜18であり、更に結晶構造が均一で微細であることを特徴とする複合ワックス。
  2. キャンデリラワックスとカルナバワックスをアルコール類、エーテル類、ケトン類、炭化水素類、芳香族炭化水素類などの有機溶剤から選ばれた1種又は2種以上の溶剤に浸漬し、溶剤抽出分を取り除き、しかる後に固形ワックス分より溶剤分を除去して得られることを特徴とする請求項1記載の複合ワックス。
  3. 浸漬するワックスが、キャンデリラワックスが60〜95重量%、カルナバワックスが5〜40重量%からなることを特徴とする請求項1又は2の何れかに記載の複合ワックス。
  4. メタノール、エタノール、イソプロパノール、ブタノール等のアルコール類、エーテル類、アセトン、メチルエチルケトン等のケトン類、n−ペンタン、n−ヘキサン、n−ヘプタン、石油エーテル等の炭化水素類、又はベンゼン、トルエン、キシレン、トリメチルベンゼン、エチルベンゼン等の芳香族炭化水素類などから選ばれた1種類又は2種類以上の溶媒で浸漬することを特徴とする請求項3に記載の複合ワックス。
  5. エタノール又はn−ヘキサン若しくはエタノールとn−ヘキサンの混合溶媒で浸漬することを特徴とする請求項3に記載の複合ワックス。
  6. エタノール20〜95容量%とn−ヘキサン5〜80容量%の混合溶剤で浸漬することを特徴とする請求項3に記載の複合ワックス。
  7. 請求項1〜6の何れかに記載の複合ワックスを含有することを特徴とする油性化粧料。
  8. 請求項1〜6の何れかに記載の複合ワックスと、融点が60〜105℃の飽和炭化水素と、炭化水素系液状油剤を含有することを特徴とする油性化粧料。
  9. 請求項1〜6の何れかに記載の複合ワックスを0.1〜20重量%、飽和炭化水素を1〜30重量%及び炭化水素系液状油剤を5〜40重量%含有する油性化粧料。
  10. 前記油性化粧料は、口唇用化粧品である請求項7〜9の何れかに記載の油性化粧用。
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