JP2007076860A - シート後処理装置 - Google Patents

シート後処理装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2007076860A
JP2007076860A JP2005268881A JP2005268881A JP2007076860A JP 2007076860 A JP2007076860 A JP 2007076860A JP 2005268881 A JP2005268881 A JP 2005268881A JP 2005268881 A JP2005268881 A JP 2005268881A JP 2007076860 A JP2007076860 A JP 2007076860A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
tray
sheet
paper
standby
processing
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2005268881A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4681405B2 (ja
Inventor
Yasunobu Terao
康伸 寺尾
Hiroyuki Taki
裕之 瀧
Takahiro Kawaguchi
貴弘 川口
Mikio Yamamoto
幹夫 山本
Tomomi Iijima
知実 飯島
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba TEC Corp
Original Assignee
Toshiba TEC Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toshiba TEC Corp filed Critical Toshiba TEC Corp
Priority to JP2005268881A priority Critical patent/JP4681405B2/ja
Priority to US11/531,783 priority patent/US7530565B2/en
Publication of JP2007076860A publication Critical patent/JP2007076860A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4681405B2 publication Critical patent/JP4681405B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Abstract

【課題】 搬送経路を短縮して小型化を図ることのできるシート後処理装置を提供する。
【解決手段】 シート後処理装置11は、用紙束P´を形成するための処理トレイ25と、用紙Pの幅方向に移動可能な一対のトレイ部材45を有する待機トレイ40を備えている。トレイ部材45は、用紙Pを載置する第1の位置と、用紙Pを落下させる第2の位置とにわたって移動することができる。待機トレイ40の後端付近に、用紙Pを待機トレイ40上に供給する出口ローラ対36と、パドル機構42と、アシストアーム43が配置されている。パドル機構42は、トレイ部材45が前記第1の位置から第2の位置に向かって移動したときに、用紙Pの後端部を下方に向けて叩く。アシストアーム43は、出口ローラ対36の近傍に配置され、トレイ部材45が前記第1の位置から第2の位置に移動する際に、用紙Pの後端部が待機トレイ40から浮き上がることを抑制する。
【選択図】 図6

Description

本発明は、MFP本体の後段に設けられるフィニッシャー等のシート後処理装置に関する。
MFP(Multi Function Peripheral)でプリントしたシート(例えばコピー用紙)を複数束ねてステイプルするフィニッシャー等のシート後処理装置が知られている。このシート後処理装置は、第1のシート搬送パスと、第2のシート搬送パスと、シートにステイプル処理する処理トレイとを備えている。第2のシート搬送パスは、第1のシート搬送パスよりもその経路が長く構成されている。
先にステイプル処理を行っているシートが処理トレイ上にある場合に、後続する他のシートを第2のシート搬送パスに導いて前記他のシートの到着を遅らせることにより、MFP本体とステイプラとの処理速度の違いを吸収する構造のシート後処理装置が知られている(例えば、下記特許文献1参照)。
特公平6−99070号公報
前記従来のシート後処理装置では、搬送パスの経路を長くしているため、装置が大きくなってしまう問題があった。また、複数の搬送パスを有しているため、装置構造が複雑になってしまう問題があった。
前記欠点に対処するために、処理トレイの上方に、幅方向に二分割された待機トレイを配置することが考えられた。この装置では、ステイプル処理を行っている間に送られてくる後続のシートを待機トレイ上に積層し、ステイプル処理が終了したシート束を処理トレイから排出トレイに排出したのち、前記待機トレイを開くとともに、待機トレイ上のシートをパドルによって下方に向けて叩くことにより、このシートを処理トレイ上に強制落下させるものである。
しかしシートの種類(シートの大きさや厚さ)や印字パターンによっては、待機トレイ上のシートが弛んだり、カールなどの変形が発生し、待機トレイ上でのシートの載置状態が悪化することがある。このため単にトレイ部材を開いてパドルで叩くだけでは、場合によってはシートを安定させて落下させることが難しいことがあり、この点に改良の余地があった。
従ってこの発明の目的は、搬送経路を短縮して小型化を図ることができるシート後処理装置を提供することにある。
本発明のシート後処理装置は、シートを幅方向および縦方向に整合してシート束を形成するための処理トレイと、前記処理トレイの上方に前記幅方向に分かれて配置された一対のトレイ部材を有し、該トレイ部材が前記幅方向に移動可能であり、これらトレイ部材は、該トレイ部材上に前記シートを載置する第1の位置と該トレイ部材上の前記シートを前記処理トレイ上に落下させる第2の位置とにわたって移動する待機トレイと、前記トレイ部材を互いに同期して前記第1の位置と第2の位置とに移動させるトレイ駆動機構と、前記待機トレイの後端付近に配置され、前記シートをMFP本体側から前記待機トレイ上に供給するローラ機構と、前記一対のトレイ部材が前記第1の位置から第2の位置に向かって移動したときに前記シートの後端部を下方に向けて叩くパドル部材と、前記ローラ機構の近傍に配置され、前記シートが前記ローラ機構から前記待機トレイ上に供給される際に該シートに接しつつ回動上昇し、前記シートが前記待機トレイ上に供給された状態において回動降下し、前記トレイ部材が前記第1の位置から第2の位置に向かって移動する際に前記シートの後端部が前記待機トレイから浮き上がることを抑制するアシストアームとを具備している。
本発明の一つの形態では、前記ローラ機構は、回転駆動される搬送ローラと、該搬送ローラの上方に対向して設けられたピンチローラとを具備し、前記アシストアームの回動中心が前記ピンチローラの回転中心近傍に配置されている。前記アシストアームは、前記ローラ機構から前記待機トレイ上に供給されるシートを前記待機トレイの上面に沿って該待機トレイの前部に向けて案内するガイド部材を兼ねることもできる。
本発明によれば、待機トレイを設けたことにより、シートの搬送経路を短く構成することが可能となり、装置を小型化することができる。しかも待機トレイ上のシートが弛んだり変形が発生したりすることをアシストアームによって抑制することができ、待機トレイ上でのシートの載置状態が良くなり、シートを待機トレイから処理トレイに落下させる際にシートの姿勢を安定なものにすることができる。
以下、図面を参照しながら本発明の実施の形態について詳細に説明する。
図1に多機能周辺装置(Multi Function Peripheral)(以下、単にMFPと称する)10の概略図が示されている。このMFP10は、本発明の実施の形態に係るシート後処理装置11と、シート後処理装置11が接続されたデジタル複写機100などからなる。デジタル複写機100は、この発明で言うMFP本体の一例である。
デジタル複写機100は、装置の外殻をなす筐体112を有し、筐体112の上面に透明なガラス板からなる原稿載置台112aを有する。原稿載置台112aの上には、自動原稿送り装置114(以下、単にADF114と称する)が開閉可能に設けられている。ADF114は、原稿載置台112a上の所定位置に原稿Dを自動的に送るよう動作する。
例えば、ADF114の給紙トレイ114aに原稿Dをセットして、ステイプル処理の有無、ステイプル処理の仕方、複写枚数、用紙サイズなどを設定した後、複写開始スイッチを押すと、給紙トレイ114a上の原稿Dが原稿載置台112a上の原稿読取位置に1枚ずつ自動的に給送され、原稿読み取り後、適当なタイミングで自動的に排紙される。
筐体112の内部には、スキャナ部116、プリンタ部118、シートの一例であるコピー用紙P(以下、単に用紙Pと称する)を収納するカセット121,122,123等が配設されている。筐体112の図1中の右壁に、同じサイズの多量の用紙Pを収容した大容量フィーダ124、および手差しトレイ125が取付けられている。筐体112の図1中の左壁に、後述するシート後処理装置11が接続されている。
スキャナ部116は、ADF114によって原稿載置台112a上の原稿読取位置に給送された原稿Dを照明してスキャニングし、その反射光を読み取って光電変換し、原稿Dの画像情報を取得する。
プリンタ部118は、スキャナ部116で読み取った画像情報に基づいてレーザ装置118aを作動させ、感光体ドラム118bの周面上に画像情報に基づく静電潜像を形成する。プリンタ部118は、現像装置118cを介して感光体ドラム118bの静電潜像にトナーを供給して顕像化し、このトナー像を転写チャージャ118dによって用紙Pに転写する。このとき、用紙Pは、カセット121,122,123と、大容量フィーダ124と、手差しトレイ125のいずれかから給紙される。
さらに、プリンタ部118は、トナー像を転写した用紙Pを定着装置118eに供給し、トナー像を加熱溶融して用紙Pに定着し、排出口120を介してシート後処理装置11へ排出する。この排出口120を介して排出される用紙Pが本発明のシートに該当する。
以下にシート後処理装置11について説明する。
シート後処理装置11は、MFP本体の一例であるデジタル複写機100に隣接して設けられている。このシート後処理装置11は、デジタル複写機100によって印刷処理がなされた用紙Pを部数単位で集積して取り揃え、ステイプル処理等の後処理を加えることにより、用紙束P´(図6に示す)を形成するものである。ステイプル処理とは、集積した複数枚の用紙Pの一端を取り揃えて綴じ合わせる処理を言う。
図2と図6等に示すように、シート後処理装置11は、筐体12と、筐体12に装着された上段側の排紙トレイ13aと、下段側の排紙トレイ13bを備えている。これらの排紙トレイ13a,13bに、後で説明する後処理された用紙Pや用紙束P´を保持することができる。筐体12には、前記デジタル複写機100から印刷された用紙Pを受け入れる供給口16と、後処理がなされた用紙束P´が排出される排出口17とが設けられている。
筐体12の内部に、用紙Pを後処理する後処理手段21と、後処理手段21に用紙Pを供給する搬送手段22と、後処理手段21と搬送手段22との間に設けられるアクティブドロップ手段23等が収容されている。これら各手段21,22,23は、マイクロプロセッサやメモリ等を備えたコンピュータ機能を有する制御手段24(図5に示す)によって制御される。
図2と図6等に示すように、後処理手段21は、処理トレイ25と、整合機構26と、ステイプラ28と、搬送ローラ30a,30bなどを含んでいる。処理トレイ25は、その後端部すなわちステイプラ28に近い側が低くなるように傾いている。言い換えると、この処理トレイ25は、前部が斜め上を向くように傾いた姿勢で配置されている。
整合機構26は、処理トレイ25上の複数枚の用紙Pを、幅方向と縦方向に整合することにより用紙束P´を形成する機能を有している。この整合機構26によって、処理トレイ25上の用紙Pが幅方向および幅方向に直交する縦方向に整合され、所定枚数の用紙Pからなる用紙束P´が形成される。ステイプラ28は、処理トレイ25上に保持された用紙束P´に、必要に応じてステイプル処理を行うものである。
搬送ローラ30a,30bにはベルト(図示せず)が巻掛けられていて、図示しないモータにより、搬送ローラ30a,30bを同一方向に同期して回転させることができるようになっている。処理トレイ25の幅方向中央部には、後処理された用紙束P´を排紙トレイ13aに向けて搬送させるための排出機構38(図8に示す)が設けられている。
図2と図6等に示すように、搬送手段22は、用紙Pの搬送路34と、搬送路34の上流側の供給口16の近傍に配置された入口ローラ対35と、搬送路34の下流側に配置された出口ローラ対36を備えている。出口ローラ対36は、本発明で言うローラ機構の一例である。
入口ローラ対35は、上ローラ35aおよび下ローラ35bを含んでいる。ローラ機構の一例である出口ローラ対36は、下側の駆動ローラである搬送ローラ36aと、上側のピンチローラ36bとを含んでいる。搬送路34の途中に、用紙Pの末端を検出するセンサ37が設けられている。
図2〜図6に示すように、アクティブドロップ手段23は、処理トレイ25の上方に配置された待機トレイ40と、トレイ駆動機構41(図4に示す)と、パドル機構42と、アシストアーム43と、待機トレイ40の前部に位置するローラ部材44などを備えている。
待機トレイ40は、幅方向(用紙Pの幅方向)に2分割された一対のトレイ部材45で構成されている。各トレイ部材45は、処理トレイ25の上方に離間対向して配置されている。各トレイ部材45は、トレイ駆動機構41によって、処理トレイ25の幅方向に、互いに反対方向に同期して移動させることができる。
すなわちこのトレイ駆動機構41は、待機トレイ40上に用紙Pを載置する第1の位置(閉位置と呼ぶ)と、待機トレイ40上の用紙Pを処理トレイ25上に落下させる第2の位置(開位置と呼ぶ)とにわたって、一対のトレイ部材45を互いに用紙Pの幅方向に同期して移動させる機能を有している。図4に示すようにトレイ駆動機構41は、トレイ部材45の後端に設けられたラック50と、ラック50を駆動するピニオンギヤ51と、ピニオンギヤ51を回転させるモータ52などを備えている。
図4と図6に示すように、パドル機構42は、第1の軸53を中心に回転する用紙受け座57と、ゴム製の短パドル58と、ゴム製の長パドル59とを備えている。短パドル58は、本発明で言うパドル部材に相当する。用紙受け部57と短パドル58と長パドル59は、いずれも第1の軸53に取付けられている。図4に示すように、用紙受け座57の上に用紙Pの後端部が乗る。
短パドル58は、待機トレイ40の前記トレイ部材45が第1の位置(閉位置)から第2の位置(開位置)に移動したときに、図9に示すように第1の軸53を中心に回転し、用紙Pの後端部を下方に向けて叩くようになっている。長パドル59は、図10に示すように処理トレイ25上の用紙Pをステイプラ28に向けて擦る機能を有している。
図3と図4および図6に示すように、アシストアーム43は、第2の軸65の軸線方向に例えば4箇所配置されている。これらアシストアーム43は、それぞれ第2の軸65を中心に上下方向に回動自在であり、外力が加わらない自由状態では、アシストアーム43の自重により、アシストアーム43の先端43aが処理トレイ25に向かって斜め前方に垂れ下がっている。
このアシストアーム43は、用紙Pが出口ローラ対36から待機トレイ40上に供給される際に、用紙Pに接しつつ、回動上昇するようになっている。アシストアーム43の数と位置は必要に応じて選択される。例えば第2の軸65の軸線方向に連なる幅の広い1個のアシストアームであってもよいし、あるいは幅の狭いアシストアームを第2の軸65の軸線方向に2箇所以上設けてもよい。
これらアシストアーム43は、出口ローラ対36から用紙Pが待機トレイ40上に供給されたのち、自重により回動降下することにより、待機トレイ40上の用紙Pが弛んだりカールしたりすることを抑制する機能を有している。さらにこのアシストアーム43は、トレイ部材45が前記第1の位置(閉位置)から第2の位置(開位置)に向かって移動する際に、用紙Pの後端部が待機トレイ40から浮き上がることを抑制する機能を有している。
またこのアシストアーム43は、出口ローラ対36から待機トレイ40上に供給される用紙Pが、待機トレイ40に沿って待機トレイ40の前部、すなわちローラ部材44の方向に移動するように、用紙Pをガイドする機能も兼ねている。
図6等に示すように、アシストアーム43の回動中心である第2の軸65は、好ましくは、出口ローラ対36のピンチローラ36bの回転中心と同一軸線上に位置している。要するに、アシストアーム43の回動中心が、出口ローラ対36の近傍、特にピンチローラ36bの回転中心の近傍に配置されていればよい。
ローラ部材44は、図示しない回転機構によって回転駆動することができ、かつ、昇降機構により上下方向に移動させることもできる。このローラ部材44は、出口ローラ対36から待機トレイ40上に用紙Pが供給される際(図7)や、用紙Pを待機トレイ40から処理トレイ25に落下させる際(図9)に、前記昇降機構により上昇する。また、後処理する必要のない用紙P(処理トレイ25上に落とす必要のない用紙P)を待機トレイ40から排出口17に排出する際に、ローラ部材44が前記回転機構によって回転することにより、用紙Pが待機トレイ40から排出口17に向けて搬送されるようになっている。
以下に前記シート後処理装置11の動作について、図5〜図10を参照して説明する。
図5に示す制御手段24は、例えば、CPU71と、ROM72と、RAM73と、IOC(input output controller:入出力制御装置)74と、これらを接続する内部バス75等を具備している。IOC74は、例えば、ステイプラ28、入口ローラ対35、出口ローラ対36、センサ37、トレイ駆動機構41、パドル機構42、ローラ部材44などに、図示しない複数のドライバを介して接続されている。この制御手段24には、センサ37等によって検出した用紙Pの位置情報や、MFP本体であるデジタル複写機100から用紙Pの大きさ、枚数等の情報も入力される。
図6は、1枚目の用紙Pが待機トレイ40上に乗っていて、さらに2枚目の用紙Pが待機トレイ40に供給される状態を示している。この2枚目の用紙Pは、搬送路34の途中のセンサ37を作動させながら、搬送路34上を出口ローラ対36に向かって移動する。このとき待機トレイ40のトレイ部材45は、第1の位置(閉位置)にあり、待機トレイ40上に用紙Pを乗せておくことができるようになっている。
図4に示すように、左右一対のトレイ部材45は用紙Pの幅方向の両端部を支持する。またパドル機構42の用紙受け座57は、用紙Pの後端部の幅方向中央部付近を支持している。一方、図6に示すように、処理トレイ25上では、先行して処理トレイ25上に供給されていた所定枚数の用紙Pが、整合機構26によって幅方向と縦方向に整合され、用紙束P´が形成される。
図7に示すように、待機トレイ40上では、2枚目の用紙Pがアシストアーム43を押し上げながら出口ローラ対36から待機トレイ40上に供給される。この用紙Pの後端がセンサ37を通過したところで、センサ37によって、用紙Pの後端が通過したことを示す信号が制御手段24に送られる。一方、処理トレイ25上では、整合機構26によって整合された用紙束P´に、必要に応じてステイプル処理が行われる。
図8に示すように、待機トレイ40上に2枚の用紙Pが積層された状態では、待機トレイ40上の用紙Pに対し、アシストアーム43が自重により回動降下している。このアシストアーム43により、用紙Pの種類や印字パターンにかかわらず、用紙Pの後部がカールしたり、弛むことが抑制される。これら2枚の用紙Pが待機トレイ40上に積層される間に、先行する用紙束P´は、排出機構38によって排紙トレイ13aに向かって搬送される。
そののち、トレイ駆動機構41(図4に示す)が作動することにより、待機トレイ40のトレイ部材45が前記第1の位置(閉位置)から第2の位置(開位置)に移動するとともに、パドル機構42が回転する。すなわち図9に示すように、用紙受け座57が第2の軸65を中心に回転し、用紙Pの後端を支持しなくなるとともに、短パドル58と長パドル59も同じ方向に回転する。
これにより、図9に示すように、一対のトレイ部材45の間から2枚の用紙Pが自重で処理トレイ25に向けて落下するとともに、短パドル58が用紙Pの後端部の上面を叩くことにより、用紙Pの落下が補助される。こうして、2枚の用紙Pが処理トレイ25上に強制的に落とされる。これらの用紙Pが待機トレイ40から落下する際に、用紙Pが待機トレイ40から浮き上がることがアシストアーム43によって抑制されるため、用紙Pは処理トレイ25に向けて安定して落下することができる。
図10に示すように、処理トレイ25上に落下した用紙Pは、ステイプラ28の方向に送られる。処理トレイ25は後端部(ステイプラ28に近い側)が低くなるように傾斜しているため、処理トレイ25上に落下した用紙Pは、その後端部がステイプラ28に向かって滑り落ちる動作をなす。また、処理トレイ25上の下側の用紙Pは、搬送ローラ30a,30bの回転によってステイプラ28の方向に搬送される。処理トレイ25上の上側の用紙Pは、パドル機構42の長パドル59の掻き動作によって、ステイプラ28の方向に移動することが促進される。
前記のようにして処理トレイ25上に2枚の用紙Pが乗ったのち、待機トレイ40が前記第2の位置(開位置)に維持されたまま、後続する用紙Pが出口ローラ対36から処理トレイ25に順次供給される。すなわち、出口ローラ対36から出てくる用紙Pは、待機トレイ40に乗ることなく処理トレイ25に導かれる。これらの用紙Pは、先行して処理トレイ25上に乗っている用紙Pの上に順次積層されてゆく。また、整合機構26によって用紙Pが幅方向と縦方向に整合され、用紙束P´(図6に示す)が形成される。
図6に示されるように、処理トレイ25上に所定枚数の用紙Pからなる用紙束P´が形成されたのち、必要に応じて、ステイプラ28によってステイプル処理がなされる。この用紙束P´は、図8に示すように、排出機構38によって排出口17を経て排紙トレイ13aへ排出される。
以上説明したように、処理トレイ25上で用紙束P´の後処理(例えばステイプル処理)を行っている間は、後続する2枚の用紙Pを待機トレイ40上に留めておくことができる。すなわち、処理トレイ25への用紙Pの到着を遅らせることができるため、用紙束P´の後処理に要する時間を確保でき、後処理を問題無く行うことができる。
なお、ステイプル処理を行わない場合のように、処理トレイ25への用紙Pの到着を遅らせる必要がない場合には、1枚目の用紙Pが出口ローラ対36から出てくる際に、待機トレイ40を第2の位置(開位置)にしておき、出口ローラ対36から出てくる用紙Pを直ちに処理トレイ25に落とすこともできる。
以上説明したように、本実施形態によれば、待機トレイ40を設けたことにより、用紙Pの搬送経路を短く構成することが可能となり、シート後処理装置11を小型に構成することができる。しかもアシストアーム43によって、待機トレイ40上の用紙Pの安定性を確保することができる。
すなわち、用紙Pの種類(大きさや厚さ)あるいは印字パターンの影響によって待機トレイ40上の用紙Pが弛んだり、カールなどの変形が発生することをアシストアーム43によって抑制でき、待機トレイ40上での用紙Pの載置状態が良くなる。また、用紙Pを待機トレイ40から処理トレイ25に落下させる際に、アシストアーム43によって用紙Pの姿勢を安定なものにすることができる。このアシストアーム43は、自重によって待機トレイ40上のシートに向けて回動降下させることができるため、駆動機構を必要とせず構成が簡単である。
またこのアシストアーム43は、出口ローラ対36から待機トレイ40上に供給される用紙Pを、待機トレイ40に沿ってローラ部材44の方向に向けて案内するガイド機能も発揮するため、専用のガイド機構を設ける必要がなく、部品点数を削減できるなどの利点もある。
本発明の一実施形態に係るシート後処理装置とMFP本体を示す断面図。 図1に示されたシート後処理装置の斜視図。 図2に示されたシート後処理装置のアクティブドロップ手段付近の斜視図。 図2に示されたシート後処理装置のアクティブドロップ手段を模式的に示す平面図。 図2に示されたシート後処理装置の制御手段を示すブロック図。 図2に示されたシート後処理装置において2枚目の用紙が待機トレイに供給される途中の状態を示す断面図。 図2に示されたシート後処理装置において2枚目の用紙の後端がセンサを通過した状態の断面図。 図2に示されたシート後処理装置において2枚目の用紙が待機トレイに供給され終った状態の断面図。 図2に示されたシート後処理装置において待機トレイから処理トレイに用紙が落とされる状態を示す断面図。 図2に示されたシート後処理装置において用紙が処理トレイ上に供給された状態の断面図。
符号の説明
P…用紙、P´…用紙束、11…シート後処理装置、25…処理トレイ、28…ステイプラ、36…出口ローラ対(ローラ機構)、40…待機トレイ、41…トレイ駆動機構、43…アシストアーム、45…トレイ部材、58…短パドル(パドル部材)。

Claims (3)

  1. シートを幅方向および縦方向に整合してシート束を形成するための処理トレイと、
    前記処理トレイの上方に前記幅方向に分かれて配置された一対のトレイ部材を有し、該トレイ部材が前記幅方向に移動可能であり、これらトレイ部材は、該トレイ部材上に前記シートを載置する第1の位置と該トレイ部材上の前記シートを前記処理トレイ上に落下させる第2の位置とにわたって移動する待機トレイと、
    前記トレイ部材を互いに同期して前記第1の位置と第2の位置とに移動させるトレイ駆動機構と、
    前記待機トレイの後端付近に配置され、前記シートをMFP本体側から前記待機トレイ上に供給するローラ機構と、
    前記一対のトレイ部材が前記第1の位置から第2の位置に向かって移動したときに前記シートの後端部を下方に向けて叩くパドル部材と、
    前記ローラ機構の近傍に配置され、前記シートが前記ローラ機構から前記待機トレイ上に供給される際に該シートに接しつつ回動上昇し、前記シートが前記待機トレイ上に供給された状態において回動降下し、前記トレイ部材が前記第1の位置から第2の位置に向かって移動する際に前記シートの後端部が前記待機トレイから浮き上がることを抑制するアシストアームと、
    を具備したことを特徴するシート後処理装置。
  2. 前記ローラ機構は、回転駆動される搬送ローラと、該搬送ローラの上方に対向して設けられたピンチローラとを具備し、前記アシストアームの回動中心が前記ピンチローラの回転中心近傍に配置されていることを特徴とする請求項1に記載のシート後処理装置。
  3. 前記アシストアームは、前記ローラ機構から前記待機トレイ上に供給されるシートを前記待機トレイの上面に沿って該待機トレイの前部に向けて案内するガイド部材を兼ねることを特徴とする請求項1または2に記載のシート後処理装置。
JP2005268881A 2005-09-15 2005-09-15 シート後処理装置 Active JP4681405B2 (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005268881A JP4681405B2 (ja) 2005-09-15 2005-09-15 シート後処理装置
US11/531,783 US7530565B2 (en) 2005-09-15 2006-09-14 Method and apparatus for processing printed sheets incorporated reference

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005268881A JP4681405B2 (ja) 2005-09-15 2005-09-15 シート後処理装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2007076860A true JP2007076860A (ja) 2007-03-29
JP4681405B2 JP4681405B2 (ja) 2011-05-11

Family

ID=37937537

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2005268881A Active JP4681405B2 (ja) 2005-09-15 2005-09-15 シート後処理装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4681405B2 (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008254932A (ja) * 2007-04-02 2008-10-23 Toshiba Tec Corp 用紙後処理装置
JP2013047143A (ja) * 2011-08-29 2013-03-07 Toshiba Corp 用紙処理装置及び用紙搬送方法
JP2013053002A (ja) * 2011-08-31 2013-03-21 Toshiba Corp 用紙処理装置及び用紙搬送方法
JP2016216245A (ja) * 2015-05-25 2016-12-22 株式会社東芝 シート処理装置
JP2017105591A (ja) * 2015-12-10 2017-06-15 株式会社東芝 シート後処理装置

Citations (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS61111267A (ja) * 1984-11-05 1986-05-29 Nippon Seimitsu Kogyo Kk 紙葉処理装置
JPS62164266U (ja) * 1986-04-08 1987-10-19
JP2002362825A (ja) * 2001-06-06 2002-12-18 Fuji Xerox Co Ltd 後処理装置
JP2004018213A (ja) * 2002-06-18 2004-01-22 Ricoh Elemex Corp 用紙後処理装置
JP2004142868A (ja) * 2002-10-23 2004-05-20 Canon Inc 用紙後処理装置およびこれを備えた画像形成装置
JP2004269249A (ja) * 2003-03-07 2004-09-30 Canon Finetech Inc シート処理装置及び該装置を備えた画像形成装置
JP2004323131A (ja) * 2003-04-22 2004-11-18 Fuji Xerox Co Ltd シート排出装置及び画像形成装置
JP2005096964A (ja) * 2003-09-26 2005-04-14 Fuji Xerox Co Ltd 排紙装置及び画像形成装置
JP2005194092A (ja) * 2004-01-09 2005-07-21 Ricoh Elemex Corp 用紙後処理装置

Patent Citations (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS61111267A (ja) * 1984-11-05 1986-05-29 Nippon Seimitsu Kogyo Kk 紙葉処理装置
JPS62164266U (ja) * 1986-04-08 1987-10-19
JP2002362825A (ja) * 2001-06-06 2002-12-18 Fuji Xerox Co Ltd 後処理装置
JP2004018213A (ja) * 2002-06-18 2004-01-22 Ricoh Elemex Corp 用紙後処理装置
JP2004142868A (ja) * 2002-10-23 2004-05-20 Canon Inc 用紙後処理装置およびこれを備えた画像形成装置
JP2004269249A (ja) * 2003-03-07 2004-09-30 Canon Finetech Inc シート処理装置及び該装置を備えた画像形成装置
JP2004323131A (ja) * 2003-04-22 2004-11-18 Fuji Xerox Co Ltd シート排出装置及び画像形成装置
JP2005096964A (ja) * 2003-09-26 2005-04-14 Fuji Xerox Co Ltd 排紙装置及び画像形成装置
JP2005194092A (ja) * 2004-01-09 2005-07-21 Ricoh Elemex Corp 用紙後処理装置

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008254932A (ja) * 2007-04-02 2008-10-23 Toshiba Tec Corp 用紙後処理装置
JP2013047143A (ja) * 2011-08-29 2013-03-07 Toshiba Corp 用紙処理装置及び用紙搬送方法
JP2013053002A (ja) * 2011-08-31 2013-03-21 Toshiba Corp 用紙処理装置及び用紙搬送方法
JP2016216245A (ja) * 2015-05-25 2016-12-22 株式会社東芝 シート処理装置
JP2017105591A (ja) * 2015-12-10 2017-06-15 株式会社東芝 シート後処理装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP4681405B2 (ja) 2011-05-11

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7530565B2 (en) Method and apparatus for processing printed sheets incorporated reference
JP2006056713A (ja) シート処理装置及び該装置を備えた画像形成装置
JP2010047419A (ja) シート後処理装置及び画像形成システム
JP2009208952A (ja) 記録材処理装置
JP4681405B2 (ja) シート後処理装置
JP2007284178A (ja) 用紙積載装置及び用紙後処理装置
JP4694401B2 (ja) シート処理装置、及び画像形成装置
JP2006096449A (ja) シート後処理装置及び待機トレイ
JP4164058B2 (ja) シート後処理装置及び待機トレイ
JP2007076895A (ja) シート後処理装置
JP4280220B2 (ja) シート後処理装置及び待機トレイ
JP2005196124A (ja) 画像形成装置
JP2006215154A (ja) 画像形成装置及び画像形成方法
JP2007076894A (ja) シート後処理装置
JP2007076896A (ja) シート後処理装置
JP2718493B2 (ja) 排紙トレイセンサ
JP4057574B2 (ja) シート後処理装置及び待機トレイ
JP4034300B2 (ja) シート後処理装置及び待機トレイ
JP2007076865A (ja) シート処理装置と画像形成装置
JP7434837B2 (ja) シート搬送装置、画像処理装置
JP7400395B2 (ja) 画像処理装置
JP2008050146A (ja) 用紙後処理装置
JP2011068466A (ja) シート処理装置及び画像形成装置
JP3120878B2 (ja) 自動原稿給送装置
JP2006096451A (ja) シート後処理装置及び待機トレイ

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20080625

A711 Notification of change in applicant

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A711

Effective date: 20080625

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20100210

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20100525

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20100707

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20110201

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20110204

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4681405

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140210

Year of fee payment: 3