JP2007075414A - 遊技機及び遊技機管理システム - Google Patents

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Abstract

【課題】 遊技領域上における遊技球の転動状況を容易かつ効果的に把握して遊技機管理に役立てられるようにする。
【解決手段】 遊技釘と各種遊技部材とを備える遊技盤と、この遊技盤に遊技球を発射する発射手段と、を備える遊技機において、前記遊技盤の複数の領域において転動する遊技球を監視可能な監視手段と、各種画像を表示可能とした表示手段と、この表示手段に前記監視手段による監視結果に関する監視結果画像を表示する監視結果表示モードと、遊技に関する遊技画像を表示する遊技モードとのいずれかを、遊技機管理者が選択可能なモード選択手段と、前記監視結果表示モードにおける前記監視結果画像の表示制御を行う表示制御手段とを備える構成とした。
【選択図】 図3

Description

本発明は、パチンコ機などの遊技機、及び遊技機管理システムに関するものである。
従来、遊技機として、多数の遊技釘を植設するとともに入賞口を設けた遊技盤面に遊技球を発射させ、遊技球の入賞口への入賞に応じた賞球を獲得することを目的として遊技するパチンコ機が知られている。
かかるパチンコ機において、近年では、液晶表示装置などの表示手段を備え、この表示手段において所謂可変表示ゲームを実行し、そのゲーム結果が「大当たり」となれば遊技者に有利な大当たり遊技状態に移行可能としたものが主流となっている。なお、可変表示ゲームとは、遊技盤上に発射された遊技球が始動口に入球すると、内部抽選を行って大当たりへの当選か否かを決定し、その抽選結果に基づいて、前記表示手段上に「大当たり」や「ハズレ」を識別する識別情報に対応させた複数種の図柄を変動表示及び停止表示させるようにしたものである。
このようなパチンコ機では、遊技機の管理を行うために、前記可変表示ゲームの実行回数や大当たり回数などの遊技結果に関するデータが収集されている。
また、遊技機において実際の遊技球の挙動を知り、遊技盤のクセなどを把握するためには、上記データの他、遊技盤上の遊技球の転動状況についてのデータ収集も必要となる。かかる遊技盤上における遊技球の転動状況については、例えば、遊技盤の略中央に設けられたステージへの入球、このステージに連通した所謂「ワープルート」への入球数、ステージから所定の役物への入賞頻度などがあるが、これらについては、実際の遊技機によって目視によりデータ収集するか、データ収集が必要な役物に別途センサなどを取り付けなければならなかった。
なお、役物などにセンサを取付けて遊技球を検知する技術思想は従来からあり、例えば以下のような構成の遊技機が提案されている。
一つには、遊技盤の表面部に突設され、遊技盤上を流下する遊技球が内部通過可能に形成された遊技球通過部と、この遊技球通過部に設けられ、内部を連続して通過する複数の遊技球を個別に検知しうるセンサ部とを有する構成とした遊技機がある(例えば、特許文献1を参照。)。
また、遊技盤上の役物や入賞口などの所定位置に設けた球検知センサにより遊技球を検知したことを契機として、遊技盤上に植設された遊技釘に衝突を繰り返しながら遊技盤上を流下する遊技球の動きを、遊技球の動きに合わせて表示部に演出表示可能とした遊技機がある(例えば、特許文献2を参照。)。
特開平8−243208号公報 特開2004−242792号公報
しかしながら、データ収集の必要がある役物や入賞口、あるいは前記ステージなどの所定の遊技部材などにセンサを新たに取付けるとなると、センサを取り付けた状態で円滑に遊技を楽しませなければならない以上、遊技盤や役物や遊技部材を改造しなければならなくなり、きわめて面倒である。
また、たとえセンサが予め設けられていても、従来の遊技機では、これらセンサを遊技機の管理に効果的に活用する技術思想はなく、特許文献1では遊技盤そのものの構造変更に利用したものであり、特許文献2では演出に用いるだけにとどまっていた。
本発明は、上述した課題を解決することのできる遊技機及び遊技機管理システムを提供することを目的としている。
(1)請求項1記載の本発明では、遊技釘と各種遊技部材とを備える遊技盤と、この遊技盤に遊技球を発射する発射手段と、を備える遊技機において、前記遊技盤の複数の領域において転動する遊技球を監視可能な監視手段と、各種画像を表示可能とした表示手段と、この表示手段に前記監視手段による監視結果に関する監視結果画像を表示する監視結果表示モードと、遊技に関する遊技画像を表示する遊技モードとのいずれかを、遊技機管理者が選択可能なモード選択手段と、前記監視結果表示モードにおける前記監視結果画像の表示制御を行う表示制御手段と、を備えることとした。
(2)請求項2記載の本発明では、請求項1記載の遊技機において、前記複数の領域のうち、前記監視結果画像の対象となる領域を選択する領域選択手段を備え、前記表示制御手段は、前記監視結果表示モードにおいて、前記領域選択手段で選択された領域を対象とした前記監視結果画像を、選択監視結果画像として表示制御を行うことを特徴とする。
(3)請求項3記載の本発明では、請求項1又は2に記載の遊技機において、前記監視手段による監視期間を指定する指定手段と、この指定手段により指定された監視期間の監視結果に関する前記監視結果画像を、指定監視結果画像として記憶する画像記憶手段と、を備え、前記表示制御手段は、前記画像記憶手段に記憶された前記指定監視結果画像の表示制御を行うことを特徴とする。
(4)請求項4記載の本発明では、請求項1〜3のいずれか1項に記載の遊技機において、前記監視手段は、発光素子と受光素子とからなる光センサからなり、これら光センサにより監視可能な領域を前記遊技盤上にマトリックス状に形成したことを特徴とする。
(5)請求項5記載の本発明では、請求項1〜4のいずれか1項に記載の遊技機において、前記遊技盤は透過性を有する透明遊技盤であり、この透明遊技盤の背後に前記表示手段を配設したことを特徴とする。
(6)請求項6記載の本発明では、請求項1〜5のいずれか1項に記載の遊技機を複数台備える遊技場に構築される遊技機管理システムであって、各遊技機と通信可能に接続した管理サーバを備え、この管理サーバは、前記監視手段による監視結果に関する監視データを受信する受信手段と、この受信手段により受信した監視データに基づき前記監視結果画像を表示する管理用表示手段と、を備えることとした。
本発明によれば、監視手段による遊技盤の複数の領域において転動する遊技球に関する監視結果を、遊技機管理者が監視結果表示モードを選択すれば表示手段に監視結果画像として表示することができる。したがって、遊技球の転動状況などを監視し、監視結果を画像表示により確認することができるので、遊技機の管理を効果的に行うことがきる。例えば、遊技機管理者は、監視結果表示モードにおいて、遊技球を発射して遊技球の動きを監視手段により確認し、遊技球の転動状態を確認することによって、必要に応じて遊技釘などの調整が可能となり、所望する遊技球の転動状態を容易に実現させることができる。
また、遊技モードにおいて、監視手段によって、当該遊技機における遊技球の転動状態などのデータを収集し、遊技機管理に役立てることも可能となる。
本実施形態に係る遊技機は、遊技釘と各種遊技部材とを備える遊技盤と、この遊技盤に遊技球を発射する発射手段と、を備える遊技機において、前記遊技盤の複数の領域において転動する遊技球を監視可能な監視手段と、各種画像を表示可能とした表示手段と、この表示手段に前記監視手段による監視結果に関する監視結果画像を表示する監視結果表示モードと、遊技に関する遊技画像を表示する遊技モードとのいずれかを、遊技機管理者が選択可能なモード選択手段と、前記監視結果表示モードにおける前記監視結果画像の表示制御を行う表示制御手段と、を備えたものである。
本実施形態に係る遊技機をパチンコ機とすると、遊技盤上には多数の遊技釘や入賞口、また、所謂ワープルートを有するステージ、風車、電動役物などの各種遊技部材が設けられている。そして、これら各遊技部材を含め、遊技領域の全てを監視できるように監視手段としてのセンサを設けている。すなわち、遊技盤の複数領域における遊技球を監視できるように複数のセンサを設け、各センサによって前記各領域において転動する遊技球を監視することができるようにしている。また、このパチンコ機は、表示手段として、例えば液晶表示装置を備えており、演出画像を含む各種の静止画像及び動画像を、遊技画像として表示することができる。なお、前記センサとしては、発光素子と受光素子とからなる光センサを好適に用いることができる。
そして、本パチンコ機は、前記液晶表示装置に前記センサからなる監視手段による監視結果を表示する検視結果表示モードと、遊技に関する画像を表示する遊技モードとを有し、さらに、いずれのモードにするかを選択するモード選択手段を備え、しかも、このモード選択手段を遊技場の遊技機管理者が操作可能としている。また、前記液晶表示装置の表示制御を行う表示制御手段を備えており、この表示制御手段により、前記監視結果表示モードにおける表示制御を行なうようにしている。
前記モード選択手段は、例えば遊技機に設けた切替スイッチなどでよく、このスイッチ操作を遊技管理者が行って監視結果表示モードを選択した場合、前記液晶表示装置にセンサが検知した結果として監視結果画像が表示されることになる。
かかる監視結果表示モードにおいて、実際に遊技球を遊技盤上に発射させた場合、遊技球が各監視領域を通過する状況や個数などが監視結果画像として前記表示手段に表示することができることから、遊技領域における遊技球の転動状態の傾向などを把握することが可能となる。また、遊技球の入賞回数や各遊技部材との接触頻度などについても把握することが可能となる。
したがって、遊技球の遊技領域全体における転動状況、またこの転動状態の偏向傾向などを把握することによって、遊技釘の配列や各釘の調整などの遊技機管理に活用することができる。
なお、監視結果画像をどのような表示態様とするかは特に定めはなく、遊技球の転動状況の傾向が分かるように適宜決定すればよい。例えば、遊技球を模した図柄を実際に検知した数だけ表示したり、遊技領域内における遊技球の分布を示すドット表示としたり、遊技球の分布から推定される遊技球の転動流下傾向を帯表示したりしてもよい。このとき、帯の太さで転動流下傾向の大小を表すことができる。
また、前記表示制御手段を含むパチンコ機の制御回路に、監視結果画像を解析して遊技球の転動状態の良否を判定する機能をもたせることもできる。その場合、遊技球の転動状態に異常があると判定されると、液晶表示装置上に例えば釘調整を促す注意マークなどが表示され、遊技機管理者が遊技釘を調整して、再度所定数あるいは所定時間内で遊技球を遊技盤上に発射した後に遊技球の転動状態が正常に復帰したと解析されると、注意マークが消えて例えばOKマークが表示されるなどのように制御することも可能である。
また、本パチンコ機では、前記複数の領域のうち、前記監視結果画像の対象となる領域を選択する領域選択手段を備え、前記表示制御手段は、前記監視結果表示モードにおいて、前記領域選択手段で選択された領域を対象とした前記監視結果画像を、選択監視結果画像として表示制御を行うことが可能となっている。
例えば、特定の遊技部材の周辺における遊技球の転動状況を調べる場合など、前記領域選択手段によって、特定の領域における遊技球の転動状態についても画像により確認することができ、パチンコ機の管理などに役立てることができる。
また、前記監視手段による監視期間を指定する指定手段と、この指定手段により指定された監視期間の監視結果に関する前記監視結果画像を、指定監視結果画像として記憶する画像記憶手段と、を備え、前記表示制御手段は、前記画像記憶手段に記憶された前記指定監視結果画像の表示制御を行うこともできる。
かかる構成とすることにより、前記指定手段によって指定された監視期間の監視結果に関する指定監視結果画像を、表示手段に表示させることができ、例えば、前記指定手段によって遊技釘の調整前と調整後の監視期間を指定すれば、それぞれの指定監視結果画像を表示手段に表示させることで、遊技釘の調整による遊技球の転動の変化を確認することが可能となり、遊技機管理者は、液晶表示装置に表示された監視結果(遊技球の転動の変化)に基き、遊技釘の調整を正確に行うことが可能となる。
前記監視手段としては、前述したように発光素子と受光素子とからなる光センサを好適に用いることができるが、かかる光センサにより監視可能な領域を、前記遊技盤上にマトリックス状に形成するとよい。すなわち、複数の光センサを縦、横に列設して監視可能領域をマトリックス状に形成し、縦横の光線がクロスする部分を遊技球が通過したことを検出することで、遊技球の検知位置を座標で特定することができ、さらにかかるクロス部分を複数個含む範囲を前記監視結果画像の対象となる領域として、この監視領域を前記領域選択手段によって選択決定可能とすることができる。なお、この領域選択手段や前記指定手段は、前記表示手段と操作部とで構成することができ、操作部は、例えば監視結果表示モードにおいて作動する操作部をパチンコ機に設けておくとよい。
なお、光センサの数は多くすればするだけ、検知精度を高めることができるが、遊技釘を確実に検知するために、遊技盤上に配設される遊技部材などは光を通過させることのできる透光性部材を用いることとする。
さらに、前記遊技盤そのものは、透過性を有する透明遊技盤で構成することがより好ましく、このとき、この透明遊技盤の背後に表示手段として例えば液晶表示装置を配設するとよい。
液晶表示装置は、前記透明遊技盤と略同じ広さを有する大型のものとすれば、液晶表示装置上に前記監視可能領域と1対1に対応させた区画を表示することが可能となり、さらに、センサによる検知結果表示も実際の遊技盤と対応するのできわめて見やすくなる。
ところで、上述してきた遊技機を複数台備える遊技場(パチンコホール)においては、遊技機管理システムを容易に構築することが可能となる。
この場合の遊技機管理システムは、前記各遊技機と通信可能に接続した管理サーバを備え、この管理サーバは、前記監視手段による監視結果に関する監視データを受信する受信手段と、この受信手段により受信した監視データに基づき前記監視結果画像を表示する管理用表示手段と、を備える構成とすればよい。
この場合、管理サーバの制御部は、遊技機を指定して管理用表示手段に監視結果を表示させる遊技機指定手段を備えるとともに、各遊技機の正常状態を記憶しておき、この正常状態と監視結果とを比較して異常を検出する異常検出手段と、異常を検出した遊技機のいずれの監視可能領域において異常が発生したかを識別する異常個所特定手段とを備える構成とすることが望ましい。
以下、本発明に係る遊技機をパチンコ機とし、その好適な実施形態について、図面を参照しながらより具体的に説明する。
図1は本実施形態に係るパチンコ機の正面図、図2は同パチンコ機の斜視図、図3は同パチンコ機の制御回路を示すブロック図、図4及び図5は光センサを具備する遊技球監視部の説明図である。
図1及び図2に示すように、パチンコ機10は、木枠12にベースドア13を軸着し、このベースドア13に、枠体に透明な保護ガラス19を嵌装し、ランプやLEDからなる装飾ランプ132を設けた前面ドア11を、軸支部11bを介して開閉自在に軸着した構成としている。また、本パチンコ機10には、所謂「サンド」と呼ばれるカードユニット150を付設しており、所定のプリペイドカードにより遊技球の貸し出しを受けることができるようにしている。なお、151はカードユニット150に設けたプリペイドカード挿入口である。
また、前記前面ドア11に設けた保護ガラス19の後方でかつ前記ベースドア13の前方に位置するように、透過性を有する樹脂製の遊技盤14を配設している。そして、ベースドア13の後方には、前記遊技盤14と略同じ大きさの液晶表示装置32を配設し、当該液晶表示装置32の前面に形成される表示領域を、前記遊技盤14と保護ガラス19とを介して、その前方、すなわち遊技者側から視認可能としている。図2中、13aはベースドア13の中央に形成された開口である。
ベースドア13の下部には、前面ドア11の下方に位置するように、上部に上皿20を下部には下皿22を備えた皿ユニット21と、下皿22の側部に配置した灰皿23とを設けている。上皿20及び下皿22には、遊技球の貸し出し、遊技球の払出し(賞球)を行うための払出口20a、22aが形成されており、所定の払出条件が成立した場合には、払出装置128(図3)に貯留されている遊技球が排出されることとなる。また、前記上皿20には、後述する遊技領域15に発射させるための遊技球を貯留することができる。また、皿ユニット21の側部にはコントロールパネル80が設けられており、このコントロールパネル80には、遊技球の貸し出し用操作部82や後述する遊技球監視用操作部83が設けられている。
皿ユニット21の右側には発射ハンドル26が設けられており、ハンドル操作によって発射装置130(図3)が駆動し、前記上皿20に貯留されている遊技球が遊技領域15に順次打ち出される。
前記したように、本実施形態における遊技盤14は、その全部が透光性を有する板形状の樹脂によって形成されている。透光性を有する樹脂としては、例えば、アクリル樹脂、ポリカーボネート樹脂、メタクリル樹脂など各種の材質が該当する。46L,46Rは遊技盤14の上部に設けた左右のスピーカ、46’は前面ドア11に設けたスピーカカバーである。
図1及び図2に示すように、遊技盤14は、その前面に、前記発射装置130によって発射された遊技球が転動流下する遊技領域15を有している。この遊技領域15は、遊技球が転動可能なガイドレール30に囲まれた領域である。
この遊技領域15には、図1及び図2では一部省略したが、実際には複数の遊技釘Nがその間隔や植付角度を調整された状態で設けられており、後述する発射装置130によって発射された遊技球が遊技盤14上に設けられたガイドレール30に案内されて遊技盤14の上部に移動し、その後、上記複数の遊技釘Nとの衝突によりその進行方向を変えながら遊技盤14の下方に向かって流下する。また、かかる遊技釘Nによって、遊技球は所定方向へも案内される。
また、遊技領域15には、各種の透明材料からなる遊技部材が設けられている。図示するように、遊技領域15の前面略中央には、それぞれ透過性を有する樹脂により成形された屋根部材58及びステージ部材59が設けられている。屋根部材58は、上方に向かって凸形状としており、ステージ部材59は前記屋根部材58の下方に所定間隔をあけて取付けられ、遊技領域15を流下途中の遊技球を受け止めて滞留可能としている。
かかる屋根部材58及びステージ部材59との間は、遊技球が転動しない図柄表示領域となっており、前記液晶表示装置32上で表示される特別図柄ゲーム(後に詳述する)における装飾図柄33の変動態様及び停止態様を表示可能としている。なお、液晶表示装置32は遊技盤14と略同面積を有するものであって、前記図柄表示領域を除く各領域において、遊技に関する各種演出画像(例えば、背景画像、キャラクタ画像、さらには所定のデモ画像)の表示が可能である。
また、前記ステージ部材59の中央直下位置には、始動口44が設けられ、この始動口44に遊技球が入球したことを条件として、後述する識別情報の可変表示が実行されることになり、この識別情報の可変表示の結果に応じて、通常遊技状態よりも遊技者に相対的に有利な特別遊技状態(大当たり遊技状態、所謂「大当り遊技状態」)となる。そして、この特別遊技状態となった場合に、始動口44の下方に設けた大入賞口39を閉塞したシャッタ40が開放状態に制御され、大入賞口39に遊技球を容易に受け入れ可能な開放状態となる。
すなわち、前記大入賞口39には、V・カウントSW(スイッチ)102(図3参照)を有する特定領域(図示せず)と、カウントSW104(図3参照)を有する一般領域(図示せず)とがあり、それらの領域を遊技球が所定個数(例えば10個)通過するか、又は、所定時間(例えば30秒)が経過するまでシャッタ40が開放状態に駆動される。つまり、開放状態において大入賞口39への所定数の遊技球の入賞又は所定時間の経過のいずれかの条件が成立すると、大入賞口39を、遊技球を受け入れ難い閉鎖状態にする。また、続いて、開放状態から閉鎖状態となったシャッタ40は、開放状態において大入賞口39に受け入れられた遊技球がV・カウントSW102を通過したことを条件に、再度開放状態に駆動される。つまり、大入賞口39が開放状態のときに受け入れられた遊技球が、大入賞口39内に設けられた特定領域を通過したことを条件に、閉鎖状態となった後に再度開放状態にするのである。
ところで、前記ステージ部材59の上部左右側には、所謂「ワープルート」と呼ばれる遊技球誘導路590の入口590aが開口されている。この遊技球誘導路590は透過性を有する樹脂材料によりチューブ状に形成されており、図示するように、前記入口590aからステージ部材59の側部に沿って設けられている。そして、前記入口590aに入球した遊技球は、ステージ部材59の内部に誘導排出されるようになっている。また、ステージ部材59の略中央には、始動口44へ遊技球を案内する図示しない溝部が形成されている。この溝部に至った遊技球は、始動口44へ入賞しやすいことから、遊技球誘導路590への入球は遊技者にとって有利な状況となる。
図中、56は一般入賞口であり、遊技球の入賞により所定数の賞球が前記上皿20又は下皿22に払い出される。また、110は始動口44に設けた可変入球装置であり、所定の条件を満たすことにより、左右に設けた羽根部材48,48が拡開して遊技球が入賞しやすい状態となる。
また、遊技領域15内の左右位置には、通過ゲート54,54が設けられている。この通過ゲート54を遊技球が通過したことを、通過ゲート54内に設けた通過ゲートSW114(図3参照)が検出したときには、液晶表示装置32の所定の表示領域に普通図柄(図示せず)の変動表示が開始され、所定の時間が経過した後、普通図柄の変動表示を停止する。この普通図柄は、数字や記号等からなる情報であり、例えば“○”、“×”等の記号である。この普通図柄が所定の図柄、例えば“○”として停止表示されたときには、始動口44の左右の両側に設けられた前記羽根部材48が閉鎖状態から開放状態となり、始動口44に遊技球が入りやすくなるようになる。また、羽根部材48を開放状態とした後、所定の時間が経過したときには、羽根部材48を閉鎖状態として、始動口44に遊技球が入りにくくなるようにする。
ここで、前記特別図柄ゲームについて説明すると、特別図柄ゲームは前記始動口44への遊技球の入賞を契機として開始され、図1及び図2では省略した特別図柄表示装置330(図3参照)において、識別情報の導出表示が7セグなどによって行われ、導出表示された識別情報が特定の表示態様(例えば、“3”、“7”のいずれかが導出表示される「大当たり表示態様」)になったことに基づいて、遊技状態を遊技者に有利な前記特別遊技状態(大当り遊技状態)に移行するようにしたものである。また、導出表示された識別情報が非特定の表示態様(例えば、“−”が導出表示される「はずれ態様」)になった場合には、特別遊技状態には移行しない。
また、導出表示された識別情報が、特定の表示態様のうちの特別の表示態様(例えば、“7”が導出表示される「確変大当り表示態様」)になったことに基づいて、遊技状態を遊技者に有利な特別遊技状態に移行し、その特別遊技状態が終了した場合に、確変状態(高確率遊技状態、確率向上遊技状態)に移行することとなる。一方、導出表示された識別情報が、特定の表示態様のうち、特別の表示態様ではない非特別の表示態様(例えば、“3”が導出表示される「普通大当り表示態様」)になったことに基づいて、遊技状態を遊技者に有利な特別遊技状態に移行し、その特別遊技状態が終了した場合に、遊技者に相対的に不利な通常遊技状態に移行する。なお、上述した確変状態では、通常遊技状態よりも相対的に特別遊技状態に移行する確率が向上する。
前記特別図柄ゲーム実行中、前記特別図柄表示装置330における識別情報の可変表示に応じて、液晶表示装置32では、前記図柄表示領域の裏側位置において複数の図柄列(例えば3列)に対応する装飾図柄33が可変表示される。これら複数の図柄列において、前記特別図柄表示装置330における識別情報の可変表示の結果が特定の表示態様となる場合には、導出表示された複数の前記装飾図柄33の組合せが特定の組合せ(例えば、複数の図柄列のそれぞれに“1”から“12”のいずれかが全て揃った状態で導出表示される態様、所謂「大当り表示態様」)となって、遊技状態が遊技者に有利な特別遊技状態(所謂「大当り」)に移行する。
また、特別図柄表示装置330における識別情報の可変表示の結果が確変大当り表示態様となる場合には、導出表示された複数の装飾図柄33の組合せが、特定の組合せのうちの特別の組合せ(例えば、複数の図柄列のそれぞれに“1”、“3”、“5”、“7”、“9”、“11”のうちいずれかが全て揃った状態で導出表示される態様、所謂「確変大当り表示態様」)となり、遊技状態が遊技者に有利な特定遊技状態(所謂大当り)に移行し、その特定遊技状態が終了した場合に、確変状態に移行することとなる。なお、本実施形態においては、装飾図柄33を3列で構成したが、これに限らず、例えば、装飾図柄33を一列で構成してもよい。
上述した構成からなるパチンコ機10において、本実施形態における特徴となるのは、前記遊技盤14の複数の領域において転動する遊技球を監視可能な監視手段としての複数の光センサ123からなる遊技球監視部100(図4参照)を設けるとともに、前記表示手段としての液晶表示装置32に、前記遊技球監視部100による監視結果に関する監視結果画像を表示する監視結果表示モードと、遊技に関する遊技画像を表示する遊技モードとのいずれかを、遊技機管理者が選択可能なモード選択手段を設け、さらに、前記監視結果表示モードにおける前記監視結果画像の表示制御を行う表示制御手段を設けた点にある。
前記監視結果表示モードと遊技モードとは、後述する制御回路の記憶手段に記憶されたプログラムに沿って実行されるものであり、モード切替手段として、図1及び図2に示すように、皿ユニット21の右側にモード切替SW(スイッチ)101を設けている。このモード切替スイッチ101のスイッチ操作は、所定のキー操作により行われるようにしており、遊技場スタッフなどの遊技機管理者のみが切り替え操作可能としている。また、監視結果表示モードに切り替えられた状態において、所望する監視領域を選択する領域選択手段、さらには監視期間を指定する指定手段としての遊技球監視用操作部83が前記コントロールパネル80に設けてられている。
また、前記モード選択手段及び前記表示制御手段としては、以下に説明する制御回路がその機能を担っている。
図3に本パチンコ機10が備える制御回路を示す。図示するように、本実施形態における制御回路は、主に遊技状態制御手段として機能する主制御回路60と、遊技の進行に応じた演出表示の制御手段として機能する副制御回路200とから構成されている。
主制御回路60は、遊技の進行を制御するものであって、メインCPU66、メインROM(読み出し専用メモリ)68、メインRAM(読み書き可能メモリ)70、I/Oコントローラ63などを備えている。
メインCPU66には、メインROM68、メインRAM70などが接続されており、このメインROM68に記憶されたプログラムに従って、各種の処理を実行する機能を有する。
特に、本実施形態では、前記特別図柄ゲームを含む遊技プログラムに加え、遊技球の監視結果を液晶表示装置32に表示する遊技球監視プログラムが記憶されており、メインCPU66は、遊技モードにおいては前記遊技プログラムを、監視結果表示モードにおいては前記遊技球監視プログラムを読み出して各種処理を実行する。
さらに、この主制御回路60は、前記特別図柄ゲームにおいて、遊技者に有利な特別遊技状態に移行させるか否かの抽選を行う抽選手段や前記特別遊技状態に移行する可能性を示す予兆報知を行わせる予兆手段など、各種の手段として機能することとなる。
メインROM68には、前述したメインCPU66によりパチンコ機10の動作を制御するための遊技プログラムや遊技球監視プログラムの他、乱数抽選によって大当り判定をする際に参照される大当り判定テーブルや、特別図柄ゲームにおける識別情報の変動パターンテーブル、演出を選択する際に参照される演出パターンテーブルなどの各種のテーブルが記憶されている。
なお、本実施形態においては、プログラム、テーブル等を記憶する媒体としてメインROM68を用いるように構成したが、これに限らず、制御手段を備えたコンピュータにより読み取り可能な記憶媒体であれば別態様であってもよく、例えば、ハードディスク装置、CD−ROM及びDVD−ROM、ROMカートリッジ等の記憶媒体に記録されていてもよい。また、これらのプログラムは、予め記録されているものでなくとも、電源投入後にこれらのプログラムをダウンロードしてメインRAM70等に記録されるものでもよい。さらにまた、プログラムの各々が別々の記憶媒体に記録されていてもよい。また、本実施形態においてはメインCPU66、メインROM68及びメインRAM70を別々に設けたが、これらが一体となっているワンチップマイコンを使用してもよい。
メインRAM70は、メインCPU66の一時記憶領域として種々のフラグや変数の値、さらには前記光センサ123により検出した遊技球の監視結果画像を記憶する機能を有する。すなわち、メインRAM70は、画像記憶手段としても機能することになる。
なお、メインRAM70に記憶されるデータの具体例としては、以下のようなものがある。メインRAM70には、上記監視結果画像の他、制御状態フラグ、特定領域通過フラグ、高確率フラグ、大当り判定用乱数カウンタ、大当り図柄決定用乱数カウンタ、変動パターン(演出条件)選択用乱数カウンタ、大入賞口開放回数カウンタ、大入賞口入賞カウンタ、待ち時間タイマ、大入賞口開放時間タイマ、特別図柄ゲームにおける保留個数を示すデータ等が存在する出力に関する変数、後述する副制御回路200にコマンドを供給するためのデータ、変数等が位置付けられている。
制御状態フラグは、特別図柄ゲームの制御状態を示すものである。特定領域通過フラグは、遊技球が特定領域を通過したか否かを判断するためのものである。高確率フラグは、特定遊技状態である大当り遊技状態に移行する確率を相対的に高めるか否かを示すものである。
大当り判定用乱数カウンタは、特別図柄の大当りを判定するためのものである。大当り図柄決定用乱数カウンタは、特別図柄の大当りを判定した場合に、導出表示される識別情報を決定するためのものである。変動パターン選択用乱数カウンタは、識別情報の変動表示パターンを決定するためのものである。これらのカウンタは、メインCPU66により順次“1”増加するように記憶更新されており、所定のタイミングで各カウンタから乱数値を抽出することにより、メインCPU66の各種の機能を実行することとなる。なお、本実施形態においては、このような乱数カウンタを備え、プログラムに従って、メインCPU66が、乱数カウンタを“1”増加させるように記憶更新する構成としたが、これに限らず、別個に、乱数発生器のような装置を備えるように構成してもよい。また、はずれではあるが、リーチとするか否かを判定するためのリーチ判定用乱数カウンタを設けてもよい。
待ち時間タイマは、主制御回路60と副制御回路200とにおいて実行される処理の同期を取るためのものである。また、大入賞口開放時間タイマは、シャッタ40を駆動させ、大入賞口39を開放する時間を計測するためのものである。なお、本実施形態におけるタイマは、メインRAM70において、所定の周期で、その所定の周期だけ減算されるように記憶更新されるが、これに限らず、CPU等自体がタイマを備えていてもよい。
大入賞口開放回数カウンタは、大当り遊技状態における大入賞口39の開放回数(所謂
「ラウンド数」)を示すものである。また、大入賞口入賞カウンタは、1ラウンド中に大入賞口39に入賞し、V・カウントSW102又はカウントSW104を通過した遊技球の数を示すものである。さらには、保留個数を示すデータは、始動口44へ遊技球が入賞したが、識別情報の可変表示が実行できないときに、当該可変表示を保留するが、その保留されている識別情報の可変表示回数を示すものである。
なお、本実施形態においては、メインCPU66の一時記憶領域としてメインRAM70を用いているが、これに限らず、読み書き可能な記憶媒体であればよい。
また、この主制御回路60は、電源投入時においてリセット信号を生成する初期リセット回路64、後述する副制御回路200との間でコマンドを供給するためのコマンド入出力ポート61を備えており、それぞれメインCPU66に接続されている。
また、主制御回路60には、特別図柄表示装置330、モード切替SW(スイッチ)101、V・カウントSW(スイッチ)102、カウントSW104、一般入賞口SW106、通過ゲートSW114、始動口SW116、始動口SOL(ソレノイド)118、大入賞口SOL120、シーソーSOL122、遊技球監視部100を構成する光センサ123、遊技球監視用操作部83、バックアップクリアSW124などの各種装置が接続されている。
特別図柄表示装置330は、主制御回路60からの信号に応じて、特別図柄ゲームにおける特別図柄としての識別情報の可変表示を行うものである。
モード切替SW(スイッチ)101は、所定のキーを用いて遊技モードと監視結果表示モードとを切り替えるスイッチである。
V・カウントSW102は、大入賞口39における特定領域に設けられており、大入賞口39における特定領域を遊技球が通過した場合に、所定の検知信号を主制御回路60に供給する。
カウントSW104は、大入賞口39における特定領域とは異なる一般領域に設けられており、大入賞口39における一般領域を遊技球が通過した場合に、所定の検知信号を主制御回路60に供給する。
一般入賞口SW106は、各一般入賞口56に設けられており、各一般入賞口56を遊技球が通過した場合に、所定の検知信号を主制御回路60に供給する。
通過ゲートSW114は、通過ゲート54に設けられており、通過ゲート54を遊技球が通過した場合に、所定の検知信号を主制御回路60に供給する。
始動口SW116は、始動口44に設けられており、始動口44に遊技球が入賞した場合に、所定の検知信号を主制御回路60に供給する。
始動口SOL118は、リンク部材(図示せず)を介して羽根部材48に接続されており、メインCPU66から供給される駆動信号に応じて、羽根部材48を開放状態又は閉鎖状態とする。
大入賞口SOL120は、大入賞口39に取付けたシャッタ40に接続されており、メインCPU66から供給される駆動信号に応じて、シャッタ40を駆動させ、大入賞口39を開放状態又は閉鎖状態とする。
シーソーSOL122は、板形状でシャッタ40内部に設けられているシーソーに接続されており、メインCPU66から供給される駆動信号に応じて、シーソーを変位させ、そのシーソーの傾斜を変更する。このシーソーが傾斜された結果、遊技球が特定領域を通過しやすくなるように又は一般領域を通過しやすくなるように切り替えることとなる。
バックアップクリアSW124は、パチンコ機10に内蔵されており、電断時等におけるバックアップデータを遊技場の管理者の操作に応じてクリアする機能を有する。
光センサ123は、前記モード切替SW101とともに本実施形態の要部の一をなすものであり、図4に示すように、発光素子123aと受光素子123bとで一対をなす複数の光センサ123を縦、横に列設して遊技球監視部100を構成している。そして、図5に示すように、光センサ123の縦横の光線がクロスする部分を遊技球検出ポイントとし、この縦横の光線がクロスした遊技球検出ポイントを遊技球が通過したことを検出することによって、遊技領域15上における遊技球の位置を座標で特定し、遊技領域15内における遊技球の分布状態を認識可能としている。
なお、遊技領域15を囲繞するように設けられたガイドレール30には、発光素子123aからの光を通過させるためのスリット(図示せず)が形成されており、また、遊技領域15に配設された各種遊技部材(屋根部材58、ステージ部材59、通過ゲート54、可変入球装置110など)は、透明部材により形成されているので、光センサ123による遊技球の検出に支障がない。
また、各光センサ123は、図示するように、第1縦桟部100a及び第1横桟部100bに発光素子123aを、第2縦桟部100c及び第2横桟部100dに受光素子を配設位置調整自在に設けている。
かかる構成としたことにより、遊技球監視部100によって、遊技を邪魔することなく遊技球の転動状況を容易に把握することができる。なお、図5中、100eはセンサドライバなどを有する回路部である。
遊技球監視用操作部83は、コントロールパネル80に設けられており、監視結果表示モードにおいてのみその操作が受付けられる。この遊技球監視用操作部83では、遊技領域15内における所望する監視領域を選択したり、監視期間を指定したりすることが可能となっており、本実施形態では遊技球監視用操作部83を十字キーにより構成し、液晶表示装置32上に表示された案内画面や条件選択画面などを見ながら操作するようにしている。なお、前記光センサ123及び遊技球監視部100、さらには遊技球監視用操作部83の実際の作動については後に詳述する。
また、主制御回路60には払出制御回路126aと発射制御回路126bとからなる払出・発射制御回路126が接続されており、この払出・発射制御回路126にはカードユニット150が接続されている。なお、このカードユニット150には、貸し出し用操作部82が接続されており、その操作に応じて、カードユニット150に操作信号が供給される。
また、払出・発射制御回路126の払出制御回路126aには、遊技球の払出を行う払出装置128が接続され、発射制御回路126bには遊技球の発射を行う発射装置130が接続されている。なお、発射装置130の動作は発射ハンドル26の操作に応じて制御される。
すなわち、発射装置130はソレノイドを備えており、発射ハンドル26が遊技者によって握持されたことをタッチセンサにより検知し、かつ所定方向(通常時計回り)へ回動操作されたときに、前記発射制御回路は、各回動角度に応じて前記ソレノイドに電力が供給されるように制御し、上皿20に貯留された遊技球がソレノイドにより遊技盤14に順次発射されることになる。
また、主制御回路60のコマンド入出力ポート61には、副制御回路200が接続されている。この副制御回路200は、主制御回路60から供給される各種のコマンドに応じて、液晶表示装置32における表示制御、スピーカ46L,46Rから発生させる音声に関する制御、LEDなどからなる装飾ランプ132制御など、すなわち演出制御手段として主に機能するものであるが、本実施形態では、監視結果表示モードにおける監視結果画像の表示制御についてもこの副制御回路200で行うようにしている。なお、本実施形態においては、主制御回路60と副制御回路200とを双方向通信可能としており、例えば主制御回路60が副制御回路200に監視結果画像の生成コマンドを出力すると、副制御回路200の画像制御回路250などで生成した画像データを、主制御回路60のメインRAM70などに供給して記憶させることができる。
なお、副制御回路200から主制御回路60に対しては信号を供給できないように構成してもよく、その場合は、主制御回路60内に、監視結果画像を生成するとともに、液晶表示装置32と接続した画像生成回路や表示制御回路などを別途設けるとよい。
副制御回路200は、表示制御手段として機能するサブCPU206、記憶手段としてのプログラムROM208、ワークRAM210、演出画像や遊技球の監視結果画像の表示手段である液晶表示装置(LCD)32の表示制御を行うための画像制御回路250、スピーカ46L.46Rから発生させる音声に関する制御を行う音声制御回路230、装飾ランプ132の制御を行うランプ制御回路240から構成されている。
副制御回路200は、主制御回路60からの指令に応じて遊技の進行に応じた演出を実行することができるが、特に、本実施形態では、前記監視結果表示モードにおける監視結果画像を前記液晶表示装置32の所定表示領域に表示させることができる。
サブCPU206には、プログラムROM208、ワークRAM210、コマンド入出力ポート260が接続されており、サブCPU206は、前記プログラムROM208に記憶されたプログラムに従って、各種の処理を実行する機能を有する。特に、サブCPU206は、基本的には主制御回路60からコマンド入出力ポート260を介して供給される各種のコマンドに従って、副制御回路200の制御を行うものであり、サブCPU206は後述する各種の手段として機能することとなる。すなわち、この副制御回路200は、監視結果表示モードにおける前記監視結果画像の表示制御を行う表示制御手段としても機能する。
プログラムROM208には、サブCPU206によりパチンコ機10の遊技演出を制御するためのプログラが記憶されている。そして、このプログラムに従って、各種の演出表示を行う。また、プログラムROM208は演出パターン記憶手段として機能するとともに、監視結果表示モードにおける遊技球の監視結果画像としての遊技球分布を示すドットパターン、帯パターン、色パターンなどを含む各種の表示パターンに関するデータを複数種類記憶させている。
なお、本実施形態においては、プログラム、テーブルなどを記憶する記憶手段としてプログラムROM208を用いるように構成したが、これに限らず、制御手段を備えたコンピュータにより読み取り可能な記憶媒体であれば別態様であってもよく、例えば、ハードディスク装置、CD−ROM及びDVD−ROM、ROMカートリッジ等の記憶媒体に記録されていてもよい。もちろん、記憶手段としてメインROM68を用いてもよい。また、これらのプログラムは、予め記録されているものでなくとも、電源投入後にこれらのプログラムをダウンロードし、ワークRAM210等に記録されるものでもよい。さらにまた、プログラムの各々が別々の記憶媒体に記録されていてもよい。
また、本実施形態において、メインCPU66及びメインROM68を含む主制御回路60と、サブCPU206及びプログラムROM208を含む副制御回路200と、を別々に構成したが、これに限らず、メインCPU66及びメインROM68を含む主制御回路60のみで構成してもよく、この場合には、上述した副制御回路200のプログラムROM208に記憶されているプログラムをメインROM68に記憶させ、メインCPU66により実行されるように構成してもよい。もちろん、サブCPU206及びプログラムROM208を含む副制御回路200のみで構成するようにしてもよく、この場合には、上述したメインROM68に記憶されているプログラムをプログラムROM208に記憶させ、サブCPU206により実行されるように構成してもよい。
ワークRAM210は、サブCPU206の一時記憶領域として種々のデータやフラグや変数の値を記憶する機能を有する。例えば、監視結果画像や指定監視結果画像の表示パターンを選択するためのテーブルや、各種の演出パターンを選択するための演出表示選択用乱数カウンタ等各種の変数等が位置付けられている。また、このワークRAM210には、監視期間内において遊技球監視部100から供給される指定監視結果画像データを記憶することができる。なお、本実施形態においては、サブCPU206の一時記憶領域としてワークRAM210を用いているが、これに限らず、読み書き可能な記憶媒体であればよい。
画像制御回路250は、液晶表示装置32の表示制御を行う回路であり、画像データプロセッサ(以下、VDPと称する)、各種の画像データを生成するためのデータが記憶されている画像データROM、画像データをバッファするフレームバッファ、画像データを画像信号として変換するD/Aコンバータなどから構成されている。画像制御回路250は、表示制御手段、予告画像表示制御手段、ラウンド数表示制御手段の一例に相当する。
また、画像制御回路250は、装飾図柄33を示す装飾図柄画像データ、背景画像データ、演出用画像データ、監視結果画像データなどの各種の画像データを生成するためのデータが記憶されており、表示制御手段や画像記憶手段の一例に相当する。
さらに、画像制御回路250は、サブCPU206から供給される画像表示命令に応じて、画像データを読み出すなど、装飾図柄33を示す装飾図柄画像データ、背景画像データ、演出用画像データなど、各種の画像データを液晶表示装置32に表示させるための画像データを生成する。そして、画像制御回路250は、生成した画像データを一時的にフレームバッファに格納する。そして、画像制御回路250は、所定のタイミングで、フレームバッファに格納された画像データをD/Aコンバータに供給する。このD/Aコンバータは、画像データを画像信号として変換し、所定のタイミングでこの画像信号を液晶表示装置32に供給することにより、液晶表示装置32に画像が表示される。
また、音声制御回路230は、音声に関する制御を行う音源IC、各種の音声データを記憶する音声データROM、音声信号を増幅するための増幅器(以下、AMPと称する。)などから構成されている。この音源ICは、スピーカ46L,46Rから発生させる音声の制御を行う。音源ICは、サブCPU206から供給される音声発生命令に応じて、音声データROMに記憶されている複数の音声データから一つの音声データを選択する。また、音源ICは、選択された音声データを音声データROMから読み出し、音声データを所定の音声信号に変換し、その音声信号をAMPに供給する。AMPは、音声信号を増幅させ、スピーカ46L,46Rから音声を発生させる。
ランプ制御回路240は、ランプ制御信号を供給するためのドライブ回路、複数種類のランプ装飾パターン等が記憶されている装飾データROMなどから構成されている。
本実施形態に係るパチンコ機10の構成は、上述してきたとおりであり、ここで、実際に、監視結果表示モードを選択して遊技球の転動状況を監視する場合について、図6〜図10を参照しながら以下に説明する。図6は本パチンコ機10のメイン処理を示すフローチャート、図7は監視結果表示の一例を示す説明図、図8は監視結果表示モードにおける報知画像を示す説明図、図9は遊技球監視処理を示すフローチャート、図10は液晶表示装置における監視領域選択画面を示す説明図、図11は各監視領域における監視結果表示の一例を示す説明図である。
先ず、本パチンコ機10のメイン処理について説明すると、図6に示すように、メインCPU66は、先ず、電源が投入されたことに基づいて、パチンコ遊技を正常に行わせるための所定の初期値設定を行う(ステップS11)。すなわち、RAMアクセス許可、バックアップ復帰処理、作業領域を初期化するなどの初期化処理を行う。
次に、遊技モードか監視結果表示モードかを判断する(ステップS12)。すなわち、パチンコ機10は、通常は遊技モード状態となっているが、モード切替SW101が操作されて監視結果表示モードとなっている場合は、遊技球監視処理を実行する(ステップS14)。一方、監視結果表示モードでない場合、すなわち遊技モードの場合は遊技処理を実行する(ステップS13)。
なお、上記ステップS12によるモード判断処理は、システムタイマ割込処理によって行われる。システムタイマ処理は、メイン処理を実行している状態であっても、各種のスイッチ入力処理やコマンドメイン処理を中断させて実行されるようにメインCPU66による処理である。
遊技場スタッフなどの遊技機管理者がモード切替SW101を操作すると、前記ステップS14で示した遊技球監視処理が実行されるが、この遊技球監視処理中に遊技球を遊技盤上に発射させていくと、遊技球監視部100が遊技球の転動状態を検出し、検出した監視結果から、主制御回路60は副制御回路200に監視画像を生成させてワークRAM210に記憶させていく。
また、本実施形態では、遊技球監視処理を実行する場合、コントロールパネル80に設けた遊技球監視用操作部83を操作して、例えば5分、あるいは20分などというように、監視する期間を指定するようにしている。したがって、前記ワークRAM210は、指定した期間内における監視画像を記憶することになる。
そして、本実施形態においては、主制御回路60が監視結果解析手段として機能するようにしており、メインCPU66は、副制御回路200からワークRAM210に記憶された多数の監視画像データを供給させてメインRAM70に一時記憶させるとともに、かかるデータから遊技球の遊技領域15内における分布を演算し、副制御回路200に対し、演算結果に基いた画像化を指示するコマンドを出力する。
副制御回路200は、コマンドに従って監視結果画像を生成するとともに、指定時間が経過すると、図7に示すように、濃淡によって遊技球の分布状態を表す遊技球分布図400を、あたかもサーモグラフのような監視結果画像として画面表示する。
図7における遊技球分布図400では、濃く表示された領域が指定期間内において遊技球の最も多く存在した領域であり、薄く表示された領域ほど遊技球の存在した数が少なかったことを示している。
このように、本実施形態では、監視結果表示モードを選択することにより、遊技領域15における遊技球の転動状態の傾向などを把握することが可能となる。さらに、遊技球監視部100によって検出した遊技球の転動状態を示す監視結果データと、各入賞口(一般入賞口56や始動口44など)に設けた遊技球センサによる検出結果とから、各入賞口への遊技球の入賞回数や、例えばステージ590などの各遊技部材との接触頻度などについても把握することが可能となる。したがって、遊技球の遊技領域15全体における転動状況、またこの転動状態の偏向傾向などを把握することによって、遊技釘Nの配列や各釘の調整などに活用することができる。
なお、本実施形態では、監視結果画像をサーモグラフのように表示したが、表示態様はなんら限定されるものではなく、例えば、遊技球を模した図柄を実際に検知した数だけ表示したり、遊技領域15内における遊技球の分布を示すドット表示としたり、遊技球の分布から推定される遊技球の転動流下傾向を帯表示したりしてもよい。
また、例えば主制御回路60のメインROM68に、遊技球分布の正常状態のデータを記憶しておき、かかる正常状態データと監視結果画像データとを比較して、所定の差異が生じた場合、メインCPU66は、図8に示すような釘調整を促す報知画像401を液晶表示装置32上に表示させることもできる。なお、本実施形態では、表示領域の略中央に「要釘調整」と文字表示した報知画像401に加え、調整が必要と判断された遊技釘Nが含まれる部分があたかも発光しているかのように見せる特定報知画像402を表示するようにしている。
かかる報知画像401の表示を受けて、遊技場スタッフは必要に応じて遊技釘Nの調整を行い、遊技球の転動状態を正常化させることによって、遊技者に気持ちよくパチンコ遊技を楽しませることができる。
また、本パチンコ機10は、前記遊技球監視部100により監視可能な複数の領域のうち、前記監視結果画像の対象となる領域を選択する領域選択手段を備えている。本実施形態では、前記指定手段として機能する前記遊技球監視用操作部83に領域選択手段としての機能も付与している。
そして、前記監視結果表示モードにおいて、前記表示制御手段は、前記遊技球監視用操作部83の操作により選択された領域を対象とした前記監視結果画像を選択監視結果画像として表示制御するようにしている。
例えば、図9に示すように、メインCPU66は、先ず領域選択手段(遊技球監視用操作部83)からの入力があるか否かを判断し(ステップS21)、入力がない場合は処理をステップS23に移し、入力があった場合は監視領域決定処理を実行する(ステップS22)。
この監視領域決定処理では、図10に示すように、液晶表示装置32に監視領域選択画面を表示するようにしている。
遊技場スタッフは、この監視領域選択画面を見ながら遊技球監視用操作部83の十字キーを操作して、所望する監視領域を選択し決定する。なお、図10においては、それぞれが16個の遊技球検出ポイントを有するA10〜D40までの16の監視領域を表示するようにしたが、この監視領域の広さなどは適宜設定することができる。
監視領域を決定すると、次にメインCPU66は、指定手段(遊技球監視用操作部83)からの期間指定入力があるか否かを判断する(ステップ23)。入力がない場合は、このサブルーチンを終了してメイン処理に戻る。すなわち、監視結果表示モードでは、監視期間の設定を必須要件としている。
所定の期間指定入力がなされると、遊技球監視部100の各光センサ123を作動させ、監視データを副制御回路200のプログラムROM208に記憶させる(ステップS24)。
次いで、ステップS23で決定された指定期間が経過したか否かを判断し(ステップS25)、経過している場合は、メインCPU66は副制御回路200に検視結果画像の生成を指示するコマンドを出力し、このコマンドを受けた副制御回路200では、前記監視データに基き監視結果画像を生成する(ステップS26)。
ステップS27では、副制御回路200は、監視結果画像データを主制御回路60のメインRAM70に供給し、メインCPU66は、監視結果画像を液晶表示装置32に表示させるコマンドを副制御回路200に送り、ステップS21で監視領域が選択されている場合、選択された監視領域における所定の監視結果画像を表示させ、その後メイン処理に戻る。なお、ステップS21で監視領域を選択していない場合であれば、例えば、遊技領域15の全体における遊技球分図400(図7参照)が表示される。
また、このステップS27の表示処理においては、前述したように、メインCPU66が前記監視結果画像データに基いて遊技球の転動状況を解析し、釘調整が必要と判断すれば、釘調整を促す所定の報知画像の生成を指示するコマンドをを副制御回路200に送るとともに、液晶表示装置32に前記報知画像401(特定報知画像402を含む)を表示させることもできる(図8参照)。
ところで、この遊技球監視処理において、例えば、前記指定手段によって遊技釘Nの調整前と調整後の監視期間を指定すれば、それぞれの指定監視結果画像を表示手段に表示させることで、遊技釘Nの調整による遊技球の転動の変化を確認することができる。
例えば、遊技領域15の略中央に配設されたステージ部材59(図1及び図2参照)に進入した遊技球は、特別遊技状態に移行する契機となる始動口44への入賞確率が高い。よって、ステージ部材59へ遊技球を誘導する遊技球誘導路(ワープルート)590の入口590aへ入球するかしないかを大きく左右する遊技釘Nの調整は極めて重要であり、その調整具合についての遊技者の関心も高い。
そこで、遊技場では、監視結果表示モードにおいて、遊技球誘導路(ワープルート)590の入口590aの近傍の遊技釘Nが含まれる領域を監視領域として選定し、前記遊技釘Nの調整前と調整後の遊技球の転動状態の変化を液晶表示装置32によって指定監視結果画像により確認することができる。
この場合、指定手段により指定した監視期間における指定監視結果画像を、任意のタイミングでいつでも液晶表示装置32上に表示可能としておくものとするとともに、監視期間を、例えば第1の監視期間と第2の監視期間と複数で設定した場合、各監視期間に係る指定監視結果画像を、液晶表示装置32上に同時に並べて表示可能としておくとよい。
こうすることにより、例えば、前述したステップS22において監視領域を選択する際に、遊技球誘導路590の入口590aの近傍が含まれる領域として、監視領域選択画面(図10)を見ながら遊技球監視用操作部83により監視領域A10を選択し、先ず、遊技釘Nの調整前の状態である第1の監視期間を通して遊技球を遊技領域15に通常の発射スピードで次々に打ち出し、この第1の監視期間における指定監視結果画像を生成する。
遊技場スタッフは、指定監視結果画像を表示させ、遊技球誘導路(ワープルート)590の入口590aの近傍における遊技球の転動傾向を把握する。例えば、図11(a)に示すように、選択した監視領域A10を通過した全ての遊技釘Nに対して入口590aへの入賞が標準よりも少ない場合、遊技場スタッフは遊技釘Nを調整し、その後第2の監視期間を指定して、改めて遊技球を遊技領域15に通常の発射スピードで次々に打ち出し、この第2の監視期間における指定監視結果画像を生成する。
そして、指定監視結果画像を表示させ、釘調整後における遊技球誘導路590の入口590aの近傍における遊技球の転動傾向を確認する。調整がうまく言った場合は、図11(b)に示すように、遊技球誘導路590への入球状況が改善されたことが画像により確認することができる。なお、この第2の監視期間における指定監視結果画像(図11(b))を確認する場合、第1のの監視期間における前記指定監視結果画像(図11(a))と並べて表示しておくと比較が容易である。
また、調整後における遊技球の転動状態にまだ不満があれば、再度調整して、第3の監視期間を指定し、改めて指定監視結果画像で確認すればよい。
このように、遊技釘Nの調整前と調整後の監視期間を指定すれば、それぞれの指定監視結果画像を液晶表示装置32に表示させることで、遊技釘Nの調整による遊技球の転動の変化を確認することが可能となり、遊技場スタッフは、液晶表示装置32に表示された監視結果画像に基き、遊技釘Nの調整を正確に行うことが可能となる。
上記構成を有するパチンコ機10を多数設置したホールを有する遊技場では、図12に示すような遊技機管理システム600を構築することができる。
すなわち、この遊技機管理システム600は、各パチンコ機10と通信可能に接続した管理サーバ610を備え、この管理サーバ610は、遊技機監視部100(図4参照)による監視結果に関する監視データを受信する受信手段として機能する制御基板611と、この受信手段により受信した監視データに基づき前記監視結果画像を表示する管理用表示手段としての管理用液晶表示装置620とを備えている。図12中、601は各パチンコ機10と管理サーバ610とを連絡する中継基板である。
前記制御基板611は、CPU及びROMとRAMからなる記憶装置を備え、前記ROMには、複数のパチンコ機10の中から所望する1台を指定して管理用液晶表示装置32に監視結果を表示させる遊技機指定機能と、各パチンコ機10の正常状態を示す監視結果画像データを前記記憶装置から読み出し、監視結果とを比較して異常を検出する異常検出機能と、異常を検出したパチンコ機10の複数の監視領域のうち、いずれの監視可能領域において異常が発生したかを識別する異常個所特定機能とを実現させるためのプログラムが格納されている。
したがって、遊技場スタッフが各パチンコ機10を直接操作することなく、ホールと離れて設けられた管理室などからの遠隔操作により、ホール内の各パチンコ機10における遊技球の転動状況を把握することができる。
また、この遊技機管理システム600では、管理サーバ610から各パチンコ機10の遊技機監視部100の作動を制御可能としている。
したがって、遠隔操作により監視結果表示モードに切り替えて遊技球の転動状況を把握するばかりでなく、遊技モードのパチンコ機10、すなわち実際に遊技者の遊技に供されているパチンコ機10であっても、指定した監視期間内において、遊技球の転動状況を示す生のデータを取得することが可能である。かかる構成とすることにより、遊技場の営業時間内に各遊技機10の監視結果画像を取得しておき、要釘調整と判断されたパチンコ機10の釘調整を営業終了後に行って、翌朝の開店に備えることができる。
以上、本発明の実施形態を説明してきたが、具体例を例示したに過ぎず、特に本発明を限定するものではない。また、本発明の実施形態に記載された効果は、本発明から生じる最も好適な効果を列挙したに過ぎず、本発明による効果は、本発明の実施形態に記載されたものに限定されるものではない。
上述してきた実施形態から、以下の遊技機が実現できる。
遊技釘Nと各種遊技部材(例えば、ステージ部材59や各種入賞口44,56、通過ゲート54など)とを備える遊技盤14と、この遊技盤14に遊技球を発射する発射手段(例えば、発射ハンドル26、発射装置130)とを備える遊技機(パチンコ機10)において、前記遊技盤14の複数の領域(例えば、監視領域A10〜D40)において転動する遊技球を監視可能な監視手段(例えば、遊技球監視部100)と、各種画像を表示可能とした表示手段(例えば、液晶表示装置32)と、この表示手段に前記監視手段による監視結果に関する監視結果画像を表示する監視結果表示モードと、遊技に関する遊技画像を表示する遊技モードとのいずれかを、遊技機管理者が選択可能なモード選択手段(例えば、モード切替SW101)と、前記監視結果表示モードにおける前記監視結果画像の表示制御を行う表示制御手段(例えば、主制御回路60、副制御回路200)とを備える遊技機。
前記複数の領域(例えば、監視領域A10〜D40)のうち、前記監視結果画像の対象となる領域を選択する領域選択手段(例えば、遊技球監視用操作部83)を備え、前記表示制御手段は、前記監視結果表示モードにおいて、前記領域選択手段で選択された領域を対象とした前記監視結果画像を、選択監視結果画像として表示制御を行う遊技機。
前記監視手段(例えば、遊技球監視部100)による監視期間を指定する指定手段(例えば、遊技球監視用操作部83)と、この指定手段により指定された監視期間の監視結果に関する前記監視結果画像を、指定監視結果画像として記憶する画像記憶手段(例えば、プログラムROM208など)とを備え、前記表示制御手段は、前記画像記憶手段に記憶された前記指定監視結果画像の表示制御を行う遊技機。
前記監視手段(例えば、遊技球監視部100)は、発光素子123aと受光素子123bとからなる光センサ123からなり、これら光センサ123により監視可能な領域を前記遊技盤上にマトリックス状に形成した遊技機。
前記遊技盤15は透過性を有する透明遊技盤であり、この透明遊技盤の背後に前記表示手段(例えば、液晶表示装置32)を配設した遊技機。
前記遊技機を複数台備える遊技場に構築される遊技機管理システムであって、各遊技機(例えば、パチンコ機10)と通信可能に接続した管理サーバ610を備え、この管理サーバ610は、前記監視手段による監視結果に関する監視データを受信する受信手段(例えば、制御基板611)と、この受信手段により受信した監視データに基づき前記監視結果画像を表示する管理用表示手段(例えば、管理用液晶表示装置620)とを備える遊技機管理システム。
本実施形態に係るパチンコ機の正面図である。 同パチンコ機の斜視図である。 同パチンコ機の制御回路を示すブロック図である。 光センサを具備する遊技球監視部の正面視による説明図である。 光センサを具備する遊技球監視部の側面視による説明図である。 本パチンコ機のメイン処理を示すフローチャートである。 監視結果表示の一例を示す説明図である。 監視結果表示モードにおける報知画像を示す説明図である。 遊技球監視処理を示すフローチャートである。 液晶表示装置における監視領域選択画面を示す説明図である。 各監視領域における監視結果表示の一例を示す説明図である。 遊技機管理システムの模式的説明図である。
符号の説明
10 パチンコ機
14 遊技盤
15 遊技領域
32 液晶表示装置
60 主制御回路
83 遊技球監視用操作部
100 遊技球監視部
101 モード切替SW
123 光センサ
200 副制御回路
600 遊技機管理システム
610 管理サーバ
620 管理用液晶表示装置
N 遊技釘

Claims (6)

  1. 遊技釘と各種遊技部材とを備える遊技盤と、
    この遊技盤に遊技球を発射する発射手段と、
    を備える遊技機において、
    前記遊技盤の複数の領域において転動する遊技球を監視可能な監視手段と、
    各種画像を表示可能とした表示手段と、
    この表示手段に前記監視手段による監視結果に関する監視結果画像を表示する監視結果表示モードと、遊技に関する遊技画像を表示する遊技モードとのいずれかを、遊技機管理者が選択可能なモード選択手段と、
    前記監視結果表示モードにおける前記監視結果画像の表示制御を行う表示制御手段と、
    を備えることを特徴とする遊技機。
  2. 前記複数の領域のうち、前記監視結果画像の対象となる領域を選択する領域選択手段を備え、
    前記表示制御手段は、前記監視結果表示モードにおいて、前記領域選択手段で選択された領域を対象とした前記監視結果画像を、選択監視結果画像として表示制御を行うことを特徴とする請求項1記載の遊技機。
  3. 前記監視手段による監視期間を指定する指定手段と、
    この指定手段により指定された監視期間の監視結果に関する前記監視結果画像を、指定監視結果画像として記憶する画像記憶手段と、
    を備え、
    前記表示制御手段は、前記画像記憶手段に記憶された前記指定監視結果画像の表示制御を行うことを特徴とする請求項1又は2に記載の遊技機。
  4. 前記監視手段は、発光素子と受光素子とからなる光センサからなり、これら光センサにより監視可能な領域を前記遊技盤上にマトリックス状に形成したことを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の遊技機。
  5. 前記遊技盤は透過性を有する透明遊技盤であり、この透明遊技盤の背後に前記表示手段を配設したことを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の遊技機。
  6. 請求項1〜5のいずれか1項に記載の遊技機を複数台備える遊技場に構築される遊技機管理システムであって、
    各遊技機と通信可能に接続した管理サーバを備え、
    この管理サーバは、前記監視手段による監視結果に関する監視データを受信する受信手段と、
    この受信手段により受信した監視データに基づき前記監視結果画像を表示する管理用表示手段と、
    を備えることを特徴とする遊技機管理システム。

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