JP2007075411A - 炊飯器 - Google Patents

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Abstract

【課題】 蓋体の変形やひび割れなどを確実に防止することができ、その上軽量かつ製作が容易でコストを低減することのできる補強部材を備えた炊飯器を提供すること。
【解決手段】 内部に内釜6が収容される炊飯器本体1と、後端部がヒンジ部2を介して炊飯器本体1に装着され炊飯器本体1の上部を開閉自在に覆う蓋体10と、蓋体10内において蓋体10の前後方向に固定され後端部がヒンジ部2に軸支された補強部材70とを備え、この補強部材70を、後端部がヒンジ部2に軸支されて蓋体10に固定された一対の後部補強体71a,71bと、後部補強体71a,71bとすき間を隔てて蓋体10に固定された一対の前部補強体75a,75bとによって構成した。
【選択図】 図2

Description

本発明は、炊飯器に係り、より詳しくは圧力をかけて炊飯を行う炊飯器に関するものである。
米と水が入れられた内釜の圧力を高めて炊飯を行うことはよく知られているが、このような炊飯器(以下、圧力式炊飯器ということがある)においては、蓋体に大きな圧力が加わるため、合成樹脂製の蓋体が変形したり破損したりすることがある。
このような圧力式炊飯器に、内鍋を収容し一側にヒンジ部を有し他側にロック解除ボタンとストッパーを有する調理器本体と、合成樹脂からなり調理器本体のヒンジ部により開閉自在とした蓋体と、内鍋の上方開口を覆う中蓋と、蓋体の空間部内に配設され一側がヒンジ部に軸止され他側が係止装置に掛止した金属材料からなる補強板と、補強板の他側に軸支され蓋体の閉塞時にストッパーに係止する係止部を有する係止板とを備え、補強板により蓋体の変形を防止するようにしたものがある(例えば、特許文献1参照)。
特許第2869390号公報(第3−4頁、図3)
圧力式炊飯器においては、蓋体は後端部がヒンジ部に枢支され、前端部が係止装置に係止して調理器本体にロックされているため、前後方向の中央部付近が一番変形し易い。
特許文献1の炊飯器においては、補強板はヒンジ部から係止装置まで1本の金属材料で形成されているため、炊飯時に、合成樹脂からなる蓋体と、金属材料からなる補強板との間に熱膨張の差が生じ、このため、蓋体にひび割れなどが生じるおそれがある。
また、補強板は、全長にわたって中央部付近の圧力に抵抗しうる強度(板厚)の材料で形成しなければならないため、ヒンジ部側や係止装置側のほとんど変形するおそれのない部分も、中央部付近と同じ材料で形成することになるので、重量が大きくなるばかりでなく製造が面倒で、コストアップになるという問題もある。
本発明は、上記の課題を解決するためになされたもので、蓋体の変形やひび割れなどを確実に防止することができ、その上軽量かつ製作が容易でコストを低減することのできる補強部材を備えた炊飯器を提供することを目的としたものである。
本発明に係る炊飯器は、内部に内釜が収容される炊飯器本体と、後端部がヒンジ部を介して前記炊飯器本体に装着され該炊飯器本体の上部を開閉自在に覆う蓋体と、該蓋体内において該蓋体の前後方向に固定され後端部が前記ヒンジ部に軸支された軸強部材とを備え、該補強部材を、後端部が前記ヒンジ部に軸支されて前記蓋体に固定された一対の後部補強体と、該後部補強体とすき間を隔てて前記蓋体に固定された一対の前部補強体とによって構成したものである。
本発明は、補強部材を後部補強体と前部補強体とに2分割して構成したので、蓋体の変形やひび割れなどを確実に防止することができ、その上軽量かつ製作が容易でコストを低減することができる。
[実施の形態1]
図1は本発明の実施の形態1に係る炊飯器の縦断面図、図2は図1の中蓋の上面図、図3は図1の炊飯器の外観斜視図である。
上部が開口した炊飯器本体1には、一端が後部側(以下の説明では、図1の図の左側を前、右側を後という)に設けたヒンジ部2に枢支され、一部に金属板を有する合成樹脂製の蓋体10が、炊飯器本体1の上部開口部を開閉自在に覆うように設けられている。
炊飯器本体1内の下部には、ほぼ深皿状のコイル台3が設置されており、その下面及びコーナ面には電磁誘導コイル4が配設されている。5はコイル台3の底部中央部付近に設けられた温度センサで、ばねに付勢されてコイル台3の底部から上方に突出している。
6は上部開口部の外周に設けたフランジ6aが炊飯器本体1に係止して炊飯器本体1内に収容された内釜で、その下部はコイル台3に近接して位置し、その底面にはばねに付勢された温度センサ5が当接する。
7は炊飯器本体1内において前面側に設けられた制御部、8は炊飯器本体1の前面に設けられた操作部である。9は炊飯器本体1の上部開口部の前面側に設けられ、後述の蓋体10のフック55が係止する係合部である。
蓋体10は、上蓋11と、その下面に配設された中蓋12と、中蓋12の下面に着脱可能に装着されて内釜6の上部開口部を覆う金属板からなる内蓋13とによって構成されており、中蓋12の下面には金属板からなる中蓋中間部材14が固定されている。
上蓋11の後部側には開口部16を有し後端部が開口された凹部15が設けられており、この凹部15には、下部に有底の筒状部18が設けられたカートリッジ17が、筒状部18を開口部16に着脱可能に挿入することにより収容されている。なお、19は筒状部18の底部に設けた通気孔、20はカートリッジ17の上壁に設けた蒸気口である。
また、上蓋11の前部側に設けられた横長の凹部21内には、蓋開閉ボタン23が配設されている。この蓋開閉ボタン23は、図4に示すように、周壁を有するほぼ楕円形状の本体部24と、先端部に外方に向う係止爪を有し、長手方向の内壁に沿って立設された左右各一対の係止片25と、長手方向の両端部近傍において天面から立設された一対のロック棒26a,26bと、中央部において天面から立設された押圧部27とからなり、ロック棒26a,26bにはばね28が介装されている。
この蓋開閉ボタン23は上蓋11の凹部21内に挿入され、係止片25が凹部21の底部に設けた穴(図示せず)から突出してその係止爪が底面に係止し、ロック棒26a,26bは凹部21の底部に設けた穴22から突出し、また、押圧部27は凹部21の底部中央部近傍に設けた開口部(図示せず)の上方に位置する。そして、ロック棒26a,26bに設けたばね28が凹部21の底部と本体部24の天面との間に介装され、蓋開閉ボタン23を上方に付勢している。
中蓋12の上面のほぼ中央部には、下部が開口し前面側に開口部31を有するドーム状の弁室30が設けられており、開口部31は中央部に弾性体33が設けられたリング状のシール部材32により閉塞されている。34は弁室30の下部とカートリッジ17の通気孔19とを連通する蒸気通路である。
40はスライド部材で、図5に示すように、開口部42を有する枠状の本体部41と、本体部41の前面側の両側に設けられたロック部43a,43bとによりほぼ品字状に形成されている。そして、本体部41の後部側には上部が開口し先端部に円板45を有する円筒部44が設けられており、円板45の後面側には突部46が設けられている。47は本体部41の両側下端部に設けられたフランジである。
このスライド部材40は、フランジ47及びロック部43a,43bの下面が、中蓋12の上面に設けたガイド部35上に、前後方向にスライド自在に配設されている。なお、図示してないが、ガイド部35の側部には、スライド部材40が横方向に移動するのを防止するために、複数のガイドが設けられている。
スライド部材40の本体部41の開口部42内には、図6に示すように、ソレノイド50が配設され、ねじ51により中蓋12に固定されている。そして、その可動鉄心52は円筒部44内においてスライド部材40に固定されており、非通電状態においては、図6に示すように前進状態にあり、その先端部は円板45に近接又は当接している。53はソレノイド50のケースとスライド部材40の円板45との間において、可動鉄心52に介装された復帰ばねで、スライド部材40を前部側に付勢している。
55は中蓋12の上面の前端部近傍に設けられたほぼL字状のフックで、図7に示すように、水平片56の両側には軸挿通穴59を有する支持腕58a,58bが設けられており、長手方向のほぼ中央部の後部側には、水平片56より上方に位置して蓋開閉ボタン23の押圧部27と対向する受け片60が設けられている。また、垂直片57の両端部近傍には、炊飯器本体1に設けた係止部9に係止する係止爪62を備えた一対の係止片61a,61bが設けられている。
このフック55の支持腕58a,58bの軸挿通穴59には、支持軸63が回動自在に嵌入され、支持軸63は後述の補強部材70を構成する前部補強体75a,75bにより、その両端部が中蓋12に固定される。64は支持軸63に介装され、一端が中蓋12に、他端がフック55に取付けられたばねで、フック55を常時矢印方向に付勢する。
図2,図8において、70は中蓋12の上面に設けられた蓋体10の補強部材で、各一対の後部補強体71a,71bと前部補強体75a,75bとからなっている。
後部補強体71a,71bは、金属板を曲げ加工して断面ほぼL字状に形成され、後端部が中蓋12の後端付近より突出し、前端部が中蓋12の前後方向の中間部付近に達する長さであって、中蓋12の幅方向に近い間隔で後部側が連結部72により一体的に連結されている。両後部補強体71a,71bの垂直片の後端部近傍には、炊飯器本体1に設けたヒンジ部2のヒンジ軸2aに回動自在に嵌合されるヒンジ軸挿通穴73が設けられている。74は水平片に設けた複数のねじ挿通穴である。
前部補強体75a,75bは、後部補強体71a,71bと同様に金属板を曲げ加工して断面ほぼL字状に形成され、長手方向のほぼ中間部から後部側が折曲げ部76により斜め外側にかつその後部側が前部側とほぼ平行に折曲げられて、その後端部が後部補強体71a,71bの先端部より後部側(例えば、後部補強体71a,71bの長手方向の中間部付近)に達する長さに形成されている。77は垂直片の下端部内側に設けたフランジである。また、垂直片の前端部付近にはフック55の支持軸62が挿通される穴78が設けられており、水平片には複数のねじ挿通穴79が設けられている。
次に、上記のように構成した補強部材70の中蓋12への取付手順の一例について説明する。
まず、後部補強体71a,71bを、その後端部を中蓋12の後端から外方に突出させて中蓋12の上面後部側に載置し、ねじ挿通穴74に挿通したねじ80により中蓋12に固定する。
ついで、先端部の穴78にフック55に設けた支持軸63の両端部が挿入され前部補強体75a,75bを、折曲げ部76から前部側を後部補強体71a,71bとほぼ同一線上に位置させ、後部側を後部補強体71a,71bの外側に位置させると共に、後部補強体71a,71bの前端部と折曲げ部76との間にすき間gを隔てて中蓋12の上面前部側に載置し、ねじ挿通穴79に挿通したねじ80により中蓋12に固定する。
これにより、後部補強体71a,71bと前部補強体75a,75bとは、中蓋12の前後方向の中間部近傍においてオーバーラップする。この場合、後部補強体71a,71bと前部補強体75a,75bのオーバーラップ部分の間に若干すき間g1を設けることが望ましい。また、フック55に設けた支持軸63は、前部補強体75a,75bを中蓋12に固定することにより、中蓋12に回動不能に固定される。
内蓋13の中蓋12に設けた弁室30の直下には開口部85が設けられており、この開口部85には有天円筒状で、その天面が弁室30の上下方向のほぼ中間部に位置する内筒86が装着されている。そして、内筒86の下部開口部には中心部に蒸気通路88を有する弾性体87が装着されており、また、天板の中心部には弁孔89が設けられ、天板の上面の弁孔89の外周には、後部側が上方に傾斜した弁座90が形成されている。91は弁座90上に位置する調圧ボールである。
上記のように構成した蓋体10は、中蓋12の後部補強体71a,71bのヒンジ軸挿通穴73がヒンジ部2のヒンジ軸2aに嵌合されて炊飯器本体1に開閉自在に支持され、その上面には上蓋11が結合され、下面には内蓋13が着脱可能に装着される。
次に、蓋体10の動作について説明する。
中蓋12に設けたソレノイド50が非通電状態の場合は、図9に示すように、ソレノイド50の可動鉄心52は前進しており、可動鉄心52と一体化されたスライド部材40も後部側にスライドし、その突部46が弁室30の開口部31に設けた弾性体33を押圧して弾性変形させ、調圧ボール91を弁座90の後部側に移動させて弁孔89を開放している。
この状態で蓋体10を閉じると、フック55の係止爪62が炊飯器本体1の係止部9に係合し、炊飯器本体1の上部開口部を閉塞してロックする。このとき、蓋開閉ボタン23の押圧部27はフック55の受け片60に当接又は近接して位置する。また、スライド部材40のロック部43a,43bは、図12(a)に示すように、蓋開閉ボタン23のロック棒26a,26bより後部側に位置する。
そして、蓋開閉ボタン23を圧下すると、押圧部27が受け片60を圧下してフック55を回動させ、係止爪62が係止部9から離脱するので、蓋体10はヒンジ部2を軸に開放することができる。
図9の状態で操作部によりソレノイド50に通電すると、図10に示すように、可動鉄心52が後退し、これに連結されたスライド部材40が前部側に移動して弾性体33は元の状態に戻り、調圧ボール91は自重により移動して弁孔89を閉じる。このとき、前部側に移動したスライド部材40は、図12(b)に示すように、そのロック部43a,43bが蓋開閉ボタン23のロック棒26a,26bの下に移動し、蓋開閉ボタン23をロックして下降を阻止する。これにより、蓋開閉ボタン23を圧下することができないので、蓋体10を開放することができない。
次に、上記のように構成した炊飯器により炊飯する場合について説明する。
所定の米と水が入れられた内釜6を炊飯器本体1内にセットし、蓋体10を閉じる。圧力をかけて炊飯する場合は、操作部8を操作してソレノイド50に通電し、図1,図10に示すように、調圧ボール91により内筒86の弁孔89を閉鎖する。また、図12(b)に示すように、スライド部材40により、蓋開閉ボタン23をロックする。そして、操作部8を操作して電磁誘導コイル4等に通電し、炊飯を開始する。
炊飯中は、内筒86の弁孔89が閉鎖されているため、内釜6内に発生した蒸気が漏れることがないので内釜6内の圧力が上昇し、高圧のもとで炊飯が行われる。内釜6内の圧力の上昇により蓋体10にこれを押上げようとする力が作用するが、蓋体10はその前後がフック55とヒンジ部2により炊飯器本体1に固定されているため、蓋体10の中央部付近に大きな圧力が作用する。
しかしながら、本発明においては、補強部材70を、蓋体10の中央部付近において、後部補強体71a,71bと前部補強体75a,75bをオーバーラップさせて二重に設置したので、圧力によって蓋体10が変形したり破損したりするのを確実に防止することができる。また、後部補強体71a,71bの前端部と前部補強体75a,75bの折曲げ部76との間にすき間gを設けたので、合成樹脂製の蓋体10と金属板からなる補強部材70の前後方向の熱膨張差を吸収することができるため、蓋体10にひび割れなどを生じることがない。
炊飯が終るとソレノイド50への通電がOFFされて、可動鉄心52及びスライド部材40は図9の状態に戻って内筒86の弁孔89が開放されるので、内釜6内の高圧蒸気は、内筒86の弁孔89から弁室30を通って、蒸気通路34、カートリッジ17の通気穴19を経て蒸気口20から外部に放出される。同時に、蓋開閉ボタン23のロックが解除されるので、蓋体10を開放することができる。
圧力をかけないで炊飯する場合は、ソレノイド50に通電せず、図9の状態で電磁誘導コイル4等に通電すればよい。これにより、内釜6に発生した蒸気は、内筒86の弁孔89から弁室30を通って、蒸気通路34、カートリッジ17の通気穴19を経て通気口20から放出され、炊飯される。
上記の説明では、補強部材70の前部補強体75a,75bの後部側を折曲げ部76により外側に折曲げて、後部補強体71a,71bとオーバーラップさせる場合を示したが、前部補強体75a,75bの後部側が後部補強体71a,71bの内側に位置するように折曲げてもよく、あるいは、前部補強体75a,75bを直線状に形成し、後部補強板71a,71bの前部側を前部補強体75a,75bとオーバーラップするように外側又は内側に折曲げてもよい。
以上詳述したように、炊飯器に圧力をかけて炊飯する場合、蓋体10の中央部付近に大きな圧力が作用するが、本実施の形態においては、蓋体10の中央部付近において、補強部材70を構成する後部補強体71a,71bと、前部補強体75a,75bの一部をオーバーラップさせて二重構造としたので、圧力による蓋体10の変形や損傷などを確実に防止することができる。
また、後部補強体71a,71bの前端部と前部補強体75a,75bの折曲げ部76との間にすき間gを設けたので、合成樹脂製の蓋体10と金属板製の補強部材70との前後方向の熱膨張差をこのすき間gで吸収できるため、蓋体10にひび割れなどが発生するのを防止することができる。
さらに、大きな圧力が作用する蓋体10の中央部付近において、補強部材70を構成する後部補強体71a,71bと、前部補強体75a,75bをオーバーラップさせて剛性を高めるようにしたので、補強部材70を比較的板厚の薄い金属板で形成することができる。このため、コストを低減できるばかりでなく、製造が容易でその上軽量化することができる。
また、後部補強体71a,71bと前部補強体75a,75bとのオーバーラップ部分に若干すき間g1を設ければ、炊飯時の蓋体10と補強部材70の左右方向の熱膨張差をこのすき間g1で吸収するので、蓋体10のひび割れなどをより確実に防止することができる。
[実施の形態2]
図13は本発明の実施の形態2に係る炊飯器の補強部材の斜視図である。なお、実施の形態1の補強部材と同じ部分にはこれと同じ符号を付し、説明を省略する。
本実施の形態は、補強部材70を構成する後部補強体71a,71bと、前部補強体75a,75bの水平片に設けたねじ挿通穴を、前後方向に長い長穴74a,79aで形成したものである。
このように構成したことにより、蓋体10と補強部材70の前後方向の熱膨張差をこの長穴74a,79aで吸収し、蓋体10のひび割れなどをより確実に防止することができる。
[実施の形態3]
図14は本発明の実施の形態3に係る炊飯器の補強部材の斜視図である。なお、実施の形態1の補強部材と同じ部分にはこれと同じ符号を付し、説明を省略する。
実施の形態1では、補強部材70を構成する後部補強体71a,71bと、前部補強体75a,75bのいずれか一方を途中で折曲げて蓋体10の前後方向の中央部付近でオーバーラップさせる場合を示したが、本実施の形態においては、後部補強体71a,71bと前部補強体75c,75dをいずれも直線状に形成したものである。
本実施の形態に係る補強部材70を中蓋12に取付けるにあたっては、先ず、中蓋12の上面後部側に、後部補強体71a,71bをねじ80により固定する。ついで、中蓋12の上面前部側に、前部補強体75c,75dを後部補強体71a,71bとほぼ同一線上に、かつその後端部と後部補強体71a,71bの前端部との間に、若干のすき間gを隔ててねじれ80により固定する。
この場合、後部補強体71a,71b又は前部補強体75c,75dのいずれか一方を、中蓋12の長手方向の中央部をカバーしうる長さとし、他方を短く形成してもよい。また、両補強体71a,71bと75c,75dの水平片に設けたねじ挿通穴74a,79aを、実施の形態2のように長穴としてもよい。
本実施の形態によれば、炊飯中に蓋体10に作用する圧力による蓋体10の変形や破損を防止することができ、また、蓋体10と補強部材70の前後方向の熱膨張差をすき間gで吸収するので、蓋体10にひび割れなどが生じることもない。
本発明の実施の形態1に係る炊飯器の縦断面図である。 図1の中蓋の斜視図である。 図1の炊飯器の外観斜視図である。 図1の蓋開閉ボタンの斜視図である。 図1のスライド部材の斜視図である。 スライド部材にソレノイドを取付けた状態を示す平面図である。 図1のフックの斜視図である。 図2の補強部材の斜視図である。 スライド部材の作用説明図である。 スライド部材の作用説明図である。 スライド部材と蓋開閉ボタンとの位置関係を示す説明図である。 蓋開閉ボタンに対するスライド部材の作用説明図である。 本発明の実施の形態2に係る炊飯器の補強部材の斜視図である。 本発明の実施の形態3に係る炊飯器の補強部材の斜視図である。
符号の説明
1 炊飯器本体、2 ヒンジ部、6 内釜、9 係止部、10 蓋体、11 上蓋、12 中蓋、13 内蓋、17 カートリッジ、23 蓋開閉ボタン、26a,26b ロック棒、30 弁室、33 弾性体、40 スライド部材、43a,43b ロック部、50 ソレノイド、52 可動鉄心、55 フック、70 補強部材、71a,71b 後部補強体、75a,75b 前部補強体、76 折曲げ部、74a,79a 長穴、86 内筒、89 弁孔、90 弁室、91 調圧ボール。

Claims (6)

  1. 内部に内釜が収容される炊飯器本体と、後端部がヒンジ部を介して前記炊飯器本体に装着され該炊飯器本体の上部を開閉自在に覆う蓋体と、該蓋体内において該蓋体の前後方向に固定され後端部が前記ヒンジ部に軸支された軸強部材とを備え、
    該補強部材を、後端部が前記ヒンジ部に軸支されて前記蓋体に固定された一対の後部補強体と、該後部補強体とすき間を隔てて前記蓋体に固定された一対の前部補強体とによって構成したことを特徴とする炊飯器。
  2. 前記補強部材を構成する後部補強体と前部補強体とを、蓋体の中央部付近においてオーバーラップさせたことを特徴とする請求項1記載の炊飯器。
  3. 前記後部補強体の前部側又は前部補強体の後部側を、ほぼ中央部から斜め外方若しくは内方に折曲げたのち、該折曲げ部の後部側若しくは前部側とほぼ平行に延出して形成したことを特徴とする請求項2記載の炊飯器。
  4. 前記オーバーラップした後部補強体と前部補強体との間にすき間を設けたことを特徴とする請求項2又は3記載の炊飯器。
  5. 前記後部補強体と前部補強体を蓋体にねじ止めするためのねじ挿通穴を、長手方向の長穴で形成したことを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の炊飯器。
  6. 前記蓋体を、中蓋と、該中蓋の上面に結合された上蓋と、前記中蓋の下面に着脱可能に装着された内蓋とによって構成し、前記補強部材を前記中蓋の上面に固定したことを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載の炊飯器。
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