JP2007075002A - コンバイン - Google Patents

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Abstract

【課題】刈取部を開き回動させ得るコンバインにおいて、開き回動した刈取部に対する支持強度を高める。
【手段】機体フレーム30に立設した鉛直支軸31にブラケット装置29を水平回動可能に取付け、このブラケット装置29で第1筒体17を回転可能に支持している。第1筒体17には、刈取部3を支持する側面視後傾姿勢の第2筒体19が固定されている。ブラケット装置29に、刈取部3を開き回動させるときに第2筒体19の中途部を支持するストッパー56を水平回動自在に取り付けている。ストッパー56は、支点超えするばね58により、第2筒体19を支持する前向き姿勢とブラケット装置29に重なったフリー姿勢とに選択的に保持される。
【選択図】 図5

Description

本願発明は、乗用型コンバインに関するものである。
稲用の乗用型コンバインは、クローラを備えた走行機体とその前方に高さ変更可能に配置した刈取部とを主要要素として構成されており、走行機体にはエンジンが搭載されていると共に、脱穀部やグレンタンク等を備えている。他方、刈取部は、分草体、タインを取付けた掻き上げチェン、カッター等を備えており、刈取部には、走行機体に設けたエンジンから動力が伝達される。
刈取部を走行機体に高さ調節可能に取付ける構造としては、一般に、平面視で前後方向に延びる第2筒体に刈取部を取付けて、第2筒体を、その後端部を中心に上下回動するように走行機体に取付け、更に、第1筒体のうち回動支点よりも手前側の部分を、前後長手でかつ後端を中心にして上下回動するように走行機体に取付けられた油圧シリンダの前端(ピストンロッドの前端)にピンで連結し、油圧シリンダで第2筒体を回動させることによって刈取部を昇降させている。
そして、第2筒体の内部に配置した第2駆動軸の回転を通じて刈取部に動力を伝達するようになっており、また、第2筒体には左右横長の第1筒体が固定されており、第1筒体の内部に第1駆動軸を配置し、この第1駆動軸からベベルギアを介して前記第2駆動軸に動力を伝達し、更に、第1駆動軸にはベルトを介してエンジンからの動力が伝達されるようになっている。
そして、刈取部や脱穀部等の保守点検や修理等の便宜のため、刈取部は、走行機体の外側に向けて水平回動させ得る(すなわち開き回動させ得る)ようになっている。刈取部を水平回動させる機構として特許文献1には、走行機体に設けた鉛直支軸に、第1駆動軸を覆っている第1筒体(横筒)を水平回動自在に取り付けることが記載されている。すなわち、従来は、第1駆動軸が内蔵されている第1筒体を刈取部の支持部材に兼用している。
また、刈取部を開き回動させるには、第1駆動軸に動力伝達するためのベルトをプーリから取り外すと共に、昇降用油圧シリンダとビーム材とを連結しているピンを抜き外すことになるが、この状態でビーム材が下限まで下向き回動しないように適当な角度に保持しておくストッパー手段が必要である。この点について特許文献1には、鉛直支軸に回転自在に設けた部材と第2筒体に形成した座部との間にブロック状のロック体を介在させることにより、第1筒体の回転を阻止し、結果として第2筒体が下限まで下向き回動することを阻止している。
特許第3529327号公報
刈取部を開き回動させると刈取部は片持ち梁の状態になるが、刈取部は相当の重量があるため、支持箇所に大きなモーメントが作用する。他方、特許文献1ではロック体は第1筒体の回転中心からごく近い部位に位置するため、第1筒体のうちロック体で当たる部分には過大な荷重が作用することになり、このため、当該箇所を頑丈な構造にしなければならないという問題があった。また、従来は第1筒体を刈取部支持用の強度メンバーに兼用しているため、この点からも第1筒体を頑丈な構造にせねばならないが、第1筒体は第1駆動軸を内蔵しているという役割上の制約から頑丈な構造とするといってもそこには自ずと限度があり、このため刈取部を開き状態に保持するにおいて強度的な不安があった。
なお、刈取部に、開き回動させた状態で接地する車輪を設けることも考えられるが、このように車輪(或いはキャスター)を設けると、圃上や未舗装道路でメンテナンス作業の必要が生じた場合に対応しにくいという別の問題がある。
本願発明は、このような現状を改善することを課題とするものである。
前記課題を解決するため請求項1の発明では、操縦席及び脱穀部を有すると共にエンジンを搭載した走行機体と、前記走行機体の前方に配置された刈取部とを備えており、走行機体の前部のうち左端寄り部位又は右端寄り部位に起立姿勢の鉛直支軸を立設しており、前記鉛直支軸にその軸心回りに回動する回動式支持部材を設け、この回動式支持部材に、平面視で前後長手で前部には刈取部が取付けられたビーム材をその後端部を中心にして上下回動し得るように取付けているコンバインにおいて、前記回動式支持部材に、前記ビーム材のうち回動中心から適宜離れた部位を下方から支持し得るストッパーを、水平回動又は水平スライドによってビーム材を支持する支持状態と支持しないフリー状態とに姿勢又は位置が変化するように取付けにという構成にした。
請求項2の発明は、請求項1において、前記回動式支持部材は片持ち梁状に形成されたブラケット装置であって、このブラケット装置に前記ストッパーを水平回動自在に取付けている。
請求項3の発明は、請求項1又は2に加えて、前記ストッパーを支持姿勢とフリー姿勢とに選択的に保持する切り換え保持手段を設けている。
請求項4の発明は、請求項1〜3の何れかにおいて、前記ストッパーは水平回動式であり、その先端部は上向きに突出している一方、ビーム材のうち前記ストッパーで支持される受け部には、前記ストッパーの先端部に上方から嵌まる凹所を形成している。
本願発明はストッパーでビーム材を支持するものであるが、ビーム材が前後方向に長いことと、ストッパーは回動式又はスライド式であって長さを長くできることとが相まって、ビーム材を回動中心から遠い部分において支持することができる。このため、ストッパーとビーム材とに作用する力は特許文献1に比べて著しく小さくなり、このため、開き回動した刈取部に対する支持安定性を格段に向上することができる。
また、ストッパーは水平回動又はスライドによって支持姿勢とフリー姿勢とに変わるため、例えばボルトの着脱のような操作は不要とすることが可能となって、作業の手間を軽減することが可能になる。
本願の請求項1の発明は特許文献1のように第1筒体で刈取部の重量を支えるタイプにも適用できるが、請求項2のように片持ち梁状のブラケット装置を採用してこのブラケット装置で荷重を支持すると、ブラケット装置は支持のための専用の部材であって形態の制約は殆ど無いことから頑丈な構造とすることができ、その結果、刈取部を開き状態で安定的に支持する効果をより一層助長てきる。
刈取部を開き回動させていない通常の状態でストッパーがビーム材に当たると刈取部を下降できなくなる不具合があり、また、刈取部を開き回動させた状態でストッパーによるビーム材の支持が解除されると、刈取部がいきなり下降して安全上の問題が発生する。
この点、請求項3のように切り換え保持手段を設けると、刈取部の閉じ状態でストッパーがビーム材に当たったり、刈取部の開き状態でストッパーがビーム材から外れたりすることを防止して、安全性を向上できる利点がある。また、切り換え保持手段には様々の態様を採用できるが、実施形態のようにばねの支点超えを利用すると、簡単な構造で姿勢保持を確実ならしめすることができて好適である。更に、請求項4のように構成すると、刈取部の重量がストッパーとビーム材との嵌まり合いを確実化するように作用するため、ストッパーとビーム材との離脱を確実に防止できる利点がある。
次に、本願発明の実施形態を図面に基づいて説明する。
(1).第1実施形態の概要
図1〜図10では第1実施形態を示している。この実施形態は4条刈りの乗用型コンバインに適用している。図1はコンバインの全体の斜視図であり、まず、この図1に基づいて概要を説明する。
コンバインは、クローラ2を有する走行機体1と、その前方に高さ調節可能に配置された刈取部(前処理部)3とを備えており、走行機体1と刈取部3とで車体が構成されている。走行機体1の略前半部のうち右側の部分にはオープン方式の操縦室(操縦エリア)4が形成されており、操縦室4の左側には脱穀部5が配置されており、更に、操縦室4の後方にはグレンタンク6を設けている。符号7はオーガである。
操縦室4には操縦席(椅子)8を設けており、走行機体1のうち操縦室4の前方にはフロントコラム9を介してハンドル10が配置されており、操縦室4の左側には、走行変速や作業状態を切り換えるためのレバー類を配置した操作ユニット11が配置されている。操縦室4の右側にはサイドカバー12が配置されている。
操作ユニット11には、刈取作業時に使用する主変速モードを選択するための主変速レバー、路上走行時に使用する副変速モードを選択するための副変速レバー、刈取部3を昇降させるためのレバー、オーガ7の駆動を行うレバー等のレバー類が配置されている。
刈取部3は、フロントカバー13、分草体14、タイン15が取付けられた掻き上げ用チェン(図示せず)、カッター(図示せず)等を備えている。
図2に示すように、刈取部3は、その左端後端部を中心にして操縦室4と反対側の外側に水平回動(旋回)させることができる。刈取部3を水平回動させるための構造(換言すると刈取部3を走行機体1に取付ける構造)を図3以下の図面に基づいて説明する。
(2).刈取部の取付け構造と駆動系の概要
次に、刈取部3の取付け構造と動力伝達機構の概略とを図3のスケルトン図に基づいて説明する。刈取部3に対する動力伝達機構は従来と同様であり、図3に概略を示すように、第1筒体17にこれと同心姿勢で内蔵した第1駆動軸18、第1筒体17に固定された第2筒体19、第2筒体19にこれと同心姿勢で内蔵した第2駆動軸20を備えており、第1駆動軸18にはプーリ21及びベルト22を介して機体側出力軸23から動力が伝達される。第2駆動軸20にはベベルギア24を介して第1駆動軸18から回転力が伝達される。
刈取部3は、駆動系として左右横長の第3駆動軸25を備えており、第3駆動軸25にベベルギア24を介して第2駆動軸20から回転力が伝達され、更に、第3軸25からは、下部搬送用やカッター駆動用の駆動軸にベベルギアを介して回転動力が伝達される。また、第1筒体17には略上向きに延びるギアボックス27が固定されており、第1駆動軸18の回転動力がギア群やチェンを介して左右横長の上部搬送用駆動軸28に伝達される。なお、動力伝達機構そのものは本願発明とは直接には関係ないので詳述しないが、必要なら例えば特開平2004−97038号公報を参照されたい。
第1筒体17はその軸心回りに回転可能な状態でブラケット装置29に取付けられており、ブラケット装置29は、機体フレーム(シャーシ)30の左前端部に立設した鉛直支軸31に水平回動可能に装着されている。従って、第2筒体19は第1筒体17を中心にして上下方向に回動可能であり、かつ、第2筒体19のうち回動中心から離れた部分に軸受けリブ32を設け、この軸受けリブ32には、前後方向に延びる昇降用油圧シリンダ33のピストンロッド33aに左右横長のピン34で連結されている。昇降用油圧シリンダ33の後端は機体フレーム30に設けた軸受け部材35にピンで回動可能に連結されている。
刈取部3を開き回動するときには、前提の作業として、昇降用油圧シリンダ33と第2筒体19とを連結しているピン34を抜き外すと共に、機体側出力軸23のプーリと第1駆動軸18のプーリ21とに巻き掛けているベルト22を外すことになる。
(3).取付け構造の詳細
次に、第1筒体17及び第2筒体19の取付け構造の詳細を図4以下の図面を参照して説明する。
図4は主要部材を示す分離斜視図、図5は一部部材を省略した要部の正面図、図6は要部の分離正面図、図7のうち(A)は一部部材を省略した要部の平面図、(B)は(A)のB−B視断面図、(C)は(A)の部分的な断面図、図8のうち(A)は一部部材を省略した状態での図7の VIIIA-VIIIA視断面図、(B)は(A)のB−B視断面図、(C)は(A)のC−C視断面図、図9は図6の IX-IX視図、図10は図5の X-X視断面図である。
例えば図4,5,8に示すように、ブラケット装置29は、鉛直支軸31に回転自在に嵌まった上ブッシュ37としたブッシュ38とを備えており、上ブッシュ37に上向き突設した上向き開口半割り状の下軸受け部39とこれにボルト39aで固定された下向き開口半割り状の上軸受け部40とにより、正面視で第2筒体19の右端部を回転可能に支持している。上軸受け部40は鉛直支軸31の軸心よりも手前側に位置している。なお、図7では下軸受け部39は省略している。
上下ブッシュ37,38は上下に間隔を空けた状態で配置しており、鉛直支軸31のうち上下ブッシュ37,38の間の部位と機体フレーム30とに側面視後傾状の補強軸(つっかい軸)36が溶接によって固着されている。上ブッシュ37は一体構造であるが、下ブッシュ38は補強軸36の存在によって一体構造にできないので2つ割り方式になっており、ボルト38aで一体に固定されている。補強軸36は丸パイプを使用しているが、角形鋼管やチャンネル材との各種の素材を使用できる。
上下のブッシュ37,38には、1枚のベース板41がボルト42で固定されており、このベース板42に上下2本のアーム43,44の端部が溶接によって固着されている。ベース板41には前後の折り曲げ片41aが形成されている。このため剛性がアップしている。
アーム43は角形鋼管を使用しており、上アーム43は水平状に姿勢である一方、下アーム44はベース板41から離れるに従って高さが高くなるように傾斜しており、両アーム43,44の先端部は密接している。そして、両アーム43,44の先端に鋼板製の端板45を溶接によって固着し、この端板45に鋳物製等の軸受け部材47をボルト48で固定している。軸受け部材47には、正面視で第2筒体19の左端部が嵌まる軸受け穴46が形成されている。
軸受け部材47は補強リブ47aを有している。また、軸受け部材47の下端には前後に張り出した底板47bを形成している一方、機体フレーム30のうち刈取部3が閉じ状態のときに軸受け部材47の下方に位置する部位に支柱49を立設し、支柱49の上端に設けた支持板50に軸受け部材47の底板47bをボルト51で固定している。
このように、軸受け部材47を支柱49に固定することにより、刈取部3は閉じた状態に保持されか、かつ、刈取部3を閉じた状態でアーム43,44に荷重(モーメント)が掛かることはない。なお、支持板50には 図10に一点鎖線で示すように、軸受け部材47に対するガイド片50aと位置決め片50bとを設けてもよい。
上下のアーム43,44の前後両面には、鋼板製の補強板52が溶接によって固着されている。このため、ブラケット装置39の剛性が格段に向上し、支持強度を飛躍的に増大できる。
第1駆動軸18は第1筒体17に回転自在に支持されており、第1筒体17から露出した端部に2つのプーリ21が固定されている。また、第1筒体17には、ベベルギア24を覆うボックス部17aが形成されており、このボックス部19aに既述したギアボックス27が固定されている。
図6や図9に示すように、第2筒体19は第1筒体17のボックス部17aにボルト53でフランジ結合されている。いうまでもないが、第2駆動軸20は第1筒体17に形成した軸受け部に回転自在に支持されている。第2筒体19における軸受けリブ32の具体的な形態は例えば図9に示している。昇降用油圧シリンダ33と連結するピン34は挿脱を容易ならしめるための把手部34aを備えている。図示していないが、ピン34は通常はボルト(図示せず)で軸受けリブ32に固定されている。
刈取部3を開き回動させるためにピン34を抜き取ると、刈取部3に対する支持が解除されるため、ピン34を抜き取った状態で刈取部3を下降しない状態に保持する支持手段が必要である。そこで本実施形態では、ブラケット装置29の手前側の補強板52に、軸受け54及び鉛直状のピン55を介してアーム状のストッパー(受け部材)56が水平回動自在に取付けられている一方、第2筒体19には、ストッパー56で支持される受け部57を突設している。
例えば図8に示すように、ストッパー56の先端部56aは斜め上向き姿勢になっている一方、第2筒体19の受け部57には、ストッパー56の先端56aが下方から嵌まり込む凹所57aを形成している。このため、刈取部3の重量によってストッパー56と受け部57との嵌まり状態が保持され、嵌まり合い状態が不測に解除されることはない。
図9に矢印Sで示すように、第2筒体19には第1筒体17の軸心を中心とした回動モーメントが作用しており、このモーメントとは第1筒体17の下方において水平方向の向きになる。他方、ストッパー56はほぼ第1筒体17の下方に位置している。そこで、支持姿勢においてストッパー56の先端面及び受け部57の凹所57aとを側面視で後傾させて、第2筒体19を介してストッパー56に作用した押圧力がピン53の箇所で略水平方向に向くように設定している。
このため、押圧力がピン53に対して均等に作用し、刈取部3の水平回動をスムースに行うことができる。なお、ストッパー56の先端面及び受け部57の凹所57aの傾斜角度(水平に対する角度)は第2筒体19の傾斜角度よりも若干の角度θだけ大きくなっている。刈取部3の重量はストッパー56に対して主として圧縮力として作用するため、回動式のストッパーであっても過度に大型化する必要はない。
刈取部3を閉じている通常状態では、ストッパー56が第2筒体19に当たると刈取部3の昇降が阻害されて事故や故障につながり、また、刈取部3を開いた状態ではストッパー56による第2筒体19の支持状態が保持されねばならない。そこで、ストッパー56を補強板52に重なったフリー姿勢と補強板52から手前側に延びる支持姿勢とに選択的に保持するため、引っ張りばね58を設けている。このばね58は、ストッパー56の前後中途部に突設した軸59と前記した支柱49と間に装架されている。
この場合、ストッパー56の回動途中でばね58の中心線がストッパー56の回動中心を超える支点超えさせることにより、ストッパー56が支持姿勢とフリー姿勢とに選択的に保持されるように設定している。また、ストッパー56には、補強体52から手前側に張り出した支持姿勢になると補強板52の前面に当たる姿勢保持部56aを一体に設けている。姿勢保持手段としてばねを使用する場合、引っ張りばねに限らず、圧縮ばねを板ばね等の他のばねを使用することも可能である。
なお、第2筒体19の受け部57又はストッパー56若しくは両方に、両者の嵌まり合いを保持するロック部材(例えば抜き差し式のピン)を設けることも可能である。
(4).他の実施形態(図11〜図12)
図11〜12では第2実施形態を示している。図11は要部の正面図、図12は図11の XII-XII視断面図である。この実施形態は、鉛直支軸31に対するブラケット装置29の取付け構造の別例であり、下ブッシュ38を平面視コ字状に形成して、その内部に、鉛直支軸31の外周面に当たるスライダー61を設けてい。この例ではベース板41は下ブッシュ38に溶接している。このため、強度においても優れている。
ブラケット装置29に作用した荷重は、上ブッシュ37に対しては図11に矢印Aで示すように正面視で鉛直支軸31の右面側への押圧力として作用し、下ブッシュ38に対しては、図11に矢印Bで示すように正面視で鉛直支軸31の左面側への押圧力として作用するので、下ブッシュ38は円筒状に形成しなくても、この第2実施形態のような形状で足りる。そして、下ブッシュ38は鉛直支軸31に対して半径外側から嵌めるだけで良いため取付け作業が極めて簡単であり、また、重量軽減にも寄与できる。下ブッシュ38をスライダー61のみの構造とすることも可能である。
(5).その他
本願発明は上記した実施形態の他にも様々に具体化できる。例えばブラケット装置を使用する場合、必ずしも中空状のアームを使用することには限らず、断面H字状(或いは横向きH字状)や上下に長い中空角形に形成するなどしてもよい。また、アームとして中空材を使用する場合、丸パイプや楕円型パイプを使用することなども可能である。
また、ストッパーの具体的な形状は必要に応じて設計できる。図示での説明は省略するが、ストッパーはスライド式することも可能である。ストッパーを例えばブラケットにスライド可能に取付けるには、例えばレールを使用したらよい。また、切り換え保持手段としては、ばねで押されたボールを凹所に嵌めるいわゆるボールキャッチ等の他の機構も採用できる。
本願発明を適用したコンバインの全体斜視図である。 刈取部を開いた状態でのコンバインの平面図である。 刈取部の取付け構造と動力伝達機機構の概略を示すスケルトン図である。 主要部材を示す分離斜視図である。 一部部材を省略した要部の正面図である。 要部の分離正面図である。 (A)は一部部材を省略した要部の平面図、(B)は(A)のB−B視断面図、(C)は(A)の部分的な断面図である。 (A)は一部部材を省略した状態での図7の VIIIA-VIIIA視断面図、(B)は(A)のB−B視断面図、(C)は(A)のC−C視断面図である。 図6の IX-IX視図である。 図5の X-X視断面図である。 第2実施形態の要部正面図である。 図11の XII-XII視断面図である。
符号の説明
1 走行機体
3 刈取部
17 第1筒体
18 第1駆動軸
19 第2筒体
20 第2駆動軸
29 ブラケット装置
32 軸受けリブ
33 昇降用油圧シリンダ
46 ストッパー
57 第2筒体の受け部
58 姿勢保持手段の一例を構成するばね

Claims (4)

  1. 操縦席及び脱穀部を有すると共にエンジンを搭載した走行機体と、前記走行機体の前方に配置された刈取部とを備えており、走行機体の前部のうち左端寄り部位又は右端寄り部位に起立姿勢の鉛直支軸を立設しており、前記鉛直支軸にその軸心回りに回動する回動式支持部材を設け、この回動式支持部材に、平面視で前後長手で前部には刈取部が取付けられたビーム材をその後端部を中心にして上下回動し得るように取付けているコンバインであって、
    前記回動式支持部材に、前記ビーム材のうち回動中心から適宜離れた部位を下方から支持し得るストッパーを、水平回動又は水平スライドによってビーム材を支持する支持状態と支持しないフリー状態とに姿勢又は位置が変化するように取付けている、
    コンバイン。
  2. 前記回動式支持部材は片持ち梁状に形成されたブラケット装置であって、このブラケット装置に前記ストッパーを水平回動自在に取付けている、
    請求項1に記載したコンバイン。
  3. 前記ストッパーを支持姿勢とフリー姿勢とに選択的に保持する切り換え保持手段を設けている、
    請求項1又は2に記載したコンバイン。
  4. 前記ストッパーは水平回動式であり、その先端部は上向きに突出している一方、ビーム材のうち前記ストッパーで支持される受け部には、前記ストッパーの先端部に上方から嵌まる凹所を形成している、
    請求項1〜3のうちの何れかに記載したコンバイン。
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