JP2007074678A - 画像データ処理システム - Google Patents

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Abstract

【課題】記録媒体の残量が少ないと、必要な画像データも自動的に消去、リサイズまたは圧縮処理されるため、必要な画像データ毎にプロテクトをかけて処理対象から除外する必要がある。
【解決手段】デジタルカメラ(カメラ)をパソコン(PC)に接続し、カメラのシリアル番号、カメラに記録されている画像データのプリント回数をPCに通知して記録する。カメラとの接続を解除しPCにプリンタを接続してプリントしたプリント回数がPCに記録される。再度、カメラ、PCが接続されると(S150)、カメラのシリアル番号の一致するカメラの画像データのプリント回数が更新される(S156)。カメラの記録媒体の残量が不足していれば、プリント回数の一番多いデータが自動選択、消去される。
【選択図】図14

Description

本発明は、光ディスク、磁気テープ、磁気ディスクなどの記録媒体に画像データを記録し、必要に応じて再生するビデオディスクレコーダ、ビデオテープレコーダ、デジタルカメラなどの画像データ処理装置における記録手段の記録領域を確保するために、消去、リサイズ、圧縮される画像データを自動的に選択する画像データ処理システムに関する。
画像データの記録再生を行う撮像記録装置において、記録媒体の残量が少なくなった場合には、記録媒体に記録された画像データの中から操作者が消去する画像データを選択し、選択したデータを消去して、必要な記録領域を確保しないと画像データが記録できない。しかし、消去する画像データを選択して消去する操作は煩雑であり、操作者に好まれない。
そのため、記録媒体の残量が少なくなった場合、たとえば特開2001ー148158号公報記載のように、記録媒体に記録された画像データのうち、プロテクトのかかっていない画像データの中から記録日時の古い画像データから順に検出、消去して必要な記録領域を確保している。
また、記録媒体に記録された画像データをリサイズ、つまり、サイズを小さくして上書きしたり、記録媒体の残量に応じた圧縮率で圧縮したり、記録日時の古い画像データの圧縮率を高くして上書きする圧縮を施して、新たな記録領域を確保することが広く行なわれている。
しかしながら、上記のような従来の方法では、記録媒体に記録された記録日時の古い画像データを操作者が圧縮することなく保存しておきたいと意図した場合でも消去、リサイズ、圧縮されてしまうという間題が発生する。そして、消去、リサイズ、圧縮を回避するためには、操作者が画像データにプロテクトをかけなければならず、手間を要する。
特開2001ー148158号公報
解決しようとする問題点は、記録媒体の残量が少なくなった場合、必要な画像データも自動的に消去、リサイズ、圧縮され、そのような処理を回避するためには、画像データにプロテクトをかけておかなければならず、手間を要する点にある。
本発明は、記録媒体の残量が少なくなった場合、記録媒体に記録された画像データのうち、プリント回数、他の記録媒体へのデジタルコピーの回数、または、縮小画像(サムネイル画像)から縮小画像生成前の画像データ(主画像)に移行した回数に応じて、消去、リサイズ、圧縮する画像データを自動的に選択することを最も主要な特徴としている。
請求項1記載の本発明によれば、消去、リサイズ、圧縮の処理対象となる画像データが、更新されたプリント回数、コピー回数、画像データの移行回数を基準として、画像データの新旧と無関係に選択されるため、操作者に手間をかけずに必要な記録領域が確保でき、画像データの記録を円滑に継続できる。また、識別情報によって送信元の装置が確認され、複数の送信元からの情報を確実に識別できる。
請求項2記載の本発明によれば、プリント回数、コピー回数、画像データの移行回数が更新されて最新の回数情報が把握される・そのため、必要な記録領域を確保するためにたとえば消去する画像データを自動的に選択する場合において、その対象の画像データを画像データの新旧と無関係に適切に選択できる。また、識別情報によって送信元の装置が確認され、複数の送信元からの情報を確実に識別できる。
請求項3記載の本発明によれば、画像データ、画像データ関連情報が画像ファイル毎という最小の単位で扱うことができるため、容易に管理できる。
請求項4記載の本発明によれば、画像データ、画像データ関連情報画像が別の記録領域にそれぞれまとめて記録されるため、画像ファイルに記録されるデータ量が減少する。
請求項5記載の本発明によれば、データ記録装置、撮像記録装置を次回接続したときのデータ記録装置側の回数情報は前回の接続以降の回数情報のみとなるから、デジタルカメラ側の回数情報に加えて更新すればよく、重複情報のチェックが不要となる。
請求項6記載の本発明によれば、消去、リサイズ、圧縮の処理対象となる画像データが、画像データの新旧と無関係に選択されるため、操作者に手間をかけずに必要な記録領域が確保でき、画像データの記録を円滑に継続できる。
請求項7記載の本発明によれば、撮像記録装置に記録された回数情報の更新データがデータ記録装置にも記録されて管理され、情報消去などのアクシデントにも対応できる。
本発明では、記録媒体の残量が少なくなった場合、各画像データに対してなされた操作や処理履歴に基づいてその画像データの重要度を自動的に検出し個別の画像を参照して選択する作業を繰返すことなく、消去、リサイズ、圧縮の対象となる画像データを自動的に選択して必要な記憶領域の確保を実現しており、本発明の各実施例の概略は以下の通りである。
実施例1では、デジタルカメラは、パソコンを介することなくプリンタ装置を接続され、プリンタ装置でのプリント回数に応じて消去する画像データが自動選択される。
実施例2では、デジタルカメラは、パソコンに接続され、他の記録媒体へのコピーの回数に応じて消去するデータが自動選択される。
実施例3では、デジタルカメラとプリンタ装置、デジタルカメラとパソコン、パソコンとプリンタ装置、デジタルカメラとパソコンの順に接続を変えて操作を行った場合に、プリンタ装置での総プリント回数に応じて消去する画像データが自動選択される。
実施例4では、再生モード時にサムネイル画像から主画像へ移行した回数(サムネイル主画像移行回数)に応じて消去するデータが自動選択される。
実施例5では、プリント回数、コピー回数、サムネイル主画像移行回数に重み付けし、その重み付けに応じた回数情報を加算して消去する画像データが自動選択される。
実施例6では、プリント回数、コピー回数、サムネイル主画像移行回数に重み付けして加算しその重み付け加算値に応じて、圧縮、リサイズまたは消去する画像データが自動選択され、一方、処理対象の範囲や内容が選択される。
実施例7では、記録媒体の残量に関係なく、操作者が対象とする画像データを自動選択して圧縮、リサイズまたは消去される。
実施例8では、プリント回数、コピー回数、サムネイル主画像移行回数に応じて自動的に選択決定された消去対象のデータを自動的に消去せず、消去動作の可否を操作者に求めている。
実施例9では、デジタルカメラをパソコンと接続して、カメラのシリアル番号等の識別情報、プリント日時情報、コピー日時情報、サムネイル主画像移行日時情報を通知している。
図1に加えて図2〜図6を参照しながら、本発明の実施例1を説明する。実施例1では、デジタルカメラは、パソコン等を介することなくプリンタ装置を接続され、プリンタ装置でのプリント回数に応じて消去する画像データが自動的に選択される。図1は画像データ処理装置の一例としてのデジタルカメラの要部のブロック図を示し、本発明の各実施例に共通して適用される。図2は、パソコン等を介することなく、USBインターフェイス(USBI/F)、USB端子を介して直接的に接続されたデジタルカメラ1とプリンタ装置2とを示し、デジタルカメラ1に装着されている記録媒体17に格納された画像デー夕はデジタルカメラ1の操作でプリンタ装置2によってプリントされる。
即ち、デジタルカメラ1の操作部24を操作し、記録媒体17に格納された画像データの中からプリントする画像データを操作者が選択して印刷指示を行うと、選択された画像データは記録媒体17から記録媒体保持部16、記録媒体I/F15を介して、RAM18に格納される。デジタルカメラ1のRAM18に格納された画像データは、USBI/F19、USB端子20を介してプリンタ装置2に転送されて印刷が行われる。なお、プリントを行う操作入力はプリンタ装置2側で行えるようにしてもよい。
図3は、プリンタ装置2の要部のブロック図を示す。JPEG伸長部29、RAM30、USBI/F31、システムコントローラー34、プリンタエンジン部35はバスでそれぞれ接続されている。プリンタ装置2に転送された画像データは、USB端子32、USBI/F31を介して、プリンタ装置2のRAM30に格納される。デジタルカメラ1からプリンタ装置2に転送された画像データはJPEG伸長部29によって伸長処理され、伸長されたデータはRAM30に再び格納され、画像データをプリンタエンジン部35でプリントデータに変換してプリントされる。
なお、プリント枚数、プリント用紙の種類、プリント濃度などはプリンタ装置2の操作部33を操作して設定され、プリンタ装置2の各構成要素はシステムコントローラー34に制御されて機能する。このプリント枚数はデジタルカメラ1の操作部24で設定可能としてもよく、プリント用紙の種類、プリント濃度などについても同様である。
プリンタ装置2でのプリントが終了すると、プリンタ装置2から送られたプリント完了信号をデジタルカメラ1のシステムコントローラー26が検知し、プリンタ装置2でプリントされた画像データのヘッダやフッタなどの管理データ領域にアクセスする。
図4は、デジタルカメラ1に設けられた記録媒体17の画像データの記録態様を示す。図4からわかるように、記録媒体には画像データをファイル形式の画像ファイルとして複数枚が記録可能であり、各画像ファイル内のヘッダやフッタ(図示せず)などの管理データ領域は、デジタルカメラやプリンタ装置からの指示によってプリンタ装置でプリントされたプリント回数を記録するプリント回数記憶領域を備えている。図4ではヘッダ内にこのプリント回数記憶領域が設けられている。画像ファイルは画像データとこの画像データの関連情報を格納するヘッダ部とを含んで組み合わされて構成されており、このヘッダ内にはプリント回数の他に、画像データの関連情報である画素数情報や画像データの圧縮の度合いを示す圧縮モード情報、撮影日時情報、ファイル番号情報も格納されている。さらに、撮影を行った際のシャッタスピードや露出補正等の撮影情報を格納することも可能であり、ファイル番号情報以外にも当該画像データを識別可能な例えば文字情報からなるID情報を格納することも可能である。管理データ領域であるヘッダ内に記録されているプリント回数はプリント動作に伴って、RAM18に読込まれ、1を加算した後に管理データ領域のプリント回数記憶領域に上書きして再び格納される。なおこのプリント動作に伴なうプリント回数の加算は、プリントした枚数に応じた数を加算するが、1度にプリント指示した枚数に関係なくプリント指示1回につき1を加算するようにしてもよい。
撮影動作では、撮影モードのスタート時等のタイミングでデジタルカメラ1の記録媒体17にアクセスして、記録媒体の残量がチェックされる。記録媒体17の残量をチェックする時点で撮影可能な最少枚数1枚分よりも、記録媒体の残量が多い場合には、撮影動作にすぐに移行する。
ここで、撮影可能な枚数1枚分より、チェックした記録媒体17の残量が少ない場合には、記録媒体17からデータを消去して、1枚の撮影を可能とする記録領域を生み出す必要がある。システムコントローラー26によって、撮影可能な枚数1枚分より、チェックした記録媒体17の残量が少ないことが検出された場合には、LCD23にその旨の警告表示がなされる。警告表示に対応して、デジタルカメラ1の操作部24に設けられた処理開始ボタン(図示しない)を押すと、処理開始信号が生じ、処理開始信号の発生をシステムコントローラー26が検知する。すると、システムコントローラー26は記録媒体17に記録されている全ての画像ファイルの管理データ領域にアクセスし、プリント回数情報とそのファイル番号等のID情報とがRAM18に読み出される。そして、プリント回数が多ければ、繰り返しプリントされているからその画像データを保存する必要性は低いと判断し、読み出したプリント回数の一番多い画像データ(画像ファイル)がシステムコントローラー26の制御のもとで記録媒体17から消去される。なお、システムコントローラー26によって、撮影可能な枚数1枚分より、チェックした記録媒体17の残量が少ないことが検出された場合には、処理開始ボタンを押す必要なく自動的に処理動作を開始するようにしてもよい。この場合、警告表示ではなく処理開始を示す表示を行ない、一定よい。
記録媒体17の画像データの消去が完了すると、再度、記録媒体の残量がチェックされ、その撮影モードの1枚分のデータ量よりも、チェックした記録媒体の残量が多ければ、撮影動作に移行する。チェックした記録媒体の残量が少なければ、1枚分のデータ量を確保するまで上記の消去動作が繰り返される。
図4に示すように、プリント回数が画像ファイル内に記録されているだけでなく、画像データに関する画素数、撮影モード、撮影日時ファイル番号などの画像データに関する画像データ関連情報が、画像データに組み合わされて画像ファイルの形式で1つの画像情報を形成している。このように、画像データ、画像データ関連情報を組み合わせて1つの画像ファイルのような画像情報を形成すれば、画像ファイル毎という最小の単位でデータが取り扱え、データ管理が容易になる。
図5、図6は、デジタルカメラ1をプリンタ装置2に接続した場合のデータ処理のフローチャートを示し、プリント回数に応じて消去する画像データが自動的に選択される。図5はプリント動作におけるデジタルカメラ1側のフローを示す。図2に示すように、まず、デジタルカメラ1のUSB端子20、プリンタ装置2のUSB端子32をケーブルで接続して、デジタルカメラ1が、パソコンを介することなく、プリンタ装置2に直接的に接続される(S101)。
操作者がデジタルカメラ1の操作部24を操作して、LCD23に表示された画像データの中からプリントする画像データを選択し(S102)、さらに、デジタルカメラ1の操作部24を操作して、プリント命令をプリンタ装置2に通知してプリントを実行する(S103)。プリント枚数は1枚に初期設定されており、2枚以上をプリントする場合には、デジタルカメラ1の操作部24を操作してプリント枚数を変更する。所定枚数のプリント動作が実行され完了すると、プリンタ装置2のシステムコントローラー34がプリント完了信号をデジタルカメラ1に送出し、デジタルカメラ1のシステムコントローラー26がこれを受信してプリント動作が終了する(S104)。
プリンタ装置2のプリント動作が終了すると、プリンタ装置2から送られたプリント完了信号をデジタルカメラ1のシステムコントローラー26で受信し、プリンタ装置2でプリントされた画像データのヘッダやフッタなどの管理データ領域にアクセスする。そして、データの管理データ領域のプリント回数領域からプリント回数をRAM18に読み出し、プリント枚数が1枚の場合は1を加算した後、記録媒体17のプリント回数領域に上書きして再格納する(S105)。本実施例では、プリント回数として加算されるのはプリント枚数の数となるのでプリンタ枚数が例えば3枚の場合は3を加算する。なお、プリント枚数に関係なく、プリント開始指示1回につき1のみを加算するような構成とすることも可能である。
プリント動作を続行する場合には、S102に戻ってプリントする画像データを選択してプリント動作を繰り返し、プリント動作を続行しなければ、終了する(S106)。
次に、図6のフローチャートについて説明する。図6は撮影時における画像データの自動選択と消去の処理フローを示す。操作者がデジタルカメラ1の操作部24を操作して、撮影を開始する(S107)。システムコントローラー26は、デジタルカメラ1の記録媒体17にアクセスし、記録媒体の残量をチェックし(S108)、その時点での撮影モードの撮影可能な最少枚数1枚分(所定値)よりも、記録媒体の残量が多ければ、撮影動作に移行する(S113)。撮影動作を行ってその画像データを記録媒体17に記録し(S114)、撮影を続行しなければ撮影を終了し、続行するならS108に戻る(S115)。
チェックした記録媒体17の残量が1枚の撮影記録に必要な量より少なければ、記録媒体17に記録されている全ての画像ファイルの管理データ領域にアクセスし、プリント回数がRAM18に読み込まれる(S109)。全画像データのプリント回数が全て0なら、消去対象となる画像データの重要度の比較判定が行えず、記録媒体17の残量が足りないため、撮影できないことを操作者に提示して終了する。提示は例えばLCD23上にその旨の表示すればよい。0でなければ、プリント回数の一番多い画像データを自動選択し(S111)、選択した画像データを消去し(S112)、1枚の撮影を可能とする記録領域を生み出してS108に戻る。
この時、プリント回数の一番多い画像データが例えば2枚のように複数枚存在している場合にはその複数枚全てを選択して消去するようにしてもよい。この場合には消去した複数枚の容量に相当する記録容量が生成されるため、1枚だけでなく複数枚の撮影が新規に行えるようなることも起り得る。あるいは、複数枚のうち日時の古い画像データを優先して選択し、古い画像データのみを消去するようにしてもよい。
なお、消去対象となる画像データの重要度の比較判定が行えない場合として、全画像データのプリント回数が0の場合を示したが、例えばすべての画像データのプリント回数が同じ回数である場合もこれと同様の処理としてもよい。あるいは、すべての画像データのプリント回数が同じ場合、上述のプリント回数の一番多い画像データが例えば2枚のように複数枚存在している場合と同様に、日時の古いデータを優先して選択するようにしてもよい。
このように、実施例1では、記録媒体17の残量が足りない場合には、プリント回数の一番多い画像データを自動的に選択して消去することによって、記録領域を生み出しており、消去の処理対象となる画像データが、画像データの新旧という尺度ではなく、画像の重要度によって自動的に選択されるため、予め所望の画像にプロテクトをかけておくような操作者の手間をかけずに必要な記録領域が確保でき、画像データの記録を円滑に継続できる。
実施例2では、デジタルカメラをパソコン(パーソナルコンピュータ)に接続し、パソコンの記録媒体へのコピーの回数に応じて消去する画像データが自動的に選択される。図7は、USBI/F、USB端子を介して接続されたデジタルカメラ1とパソコン3を示し、実施例2について図1、図7〜図9を参照しながら説明する。
デジタルカメラ1の記録媒体17に格納された画像データをパソコン3にコピーするために、操作者は記録媒体17に格納された画像データの中からコピーする画像データを選択する。そして、選択された画像データ(画像ファイル)は記録媒体17から記録媒体I/F15を介してRAM18に格納される。格納された画像データは、USBI/F19、USB端子20を介して、パソコン3に転送され、パソコン3の記録媒体にコピーされる。選択動作とコピー開始指示はデジタルカメラ1側で行うが、パソコン3側でこれを行うようにしてもよい。
パソコン3ヘのコピー動作が終了すると、パソコン3から送られてくるコピー完了信号をデジタルカメラ1のシステムコントローラー26が受信する。画像ファイルのヘッダやフッタなどの管理データ領域は、パソコン3にコピーした回数情報を記録するコピー回数記憶領域を備えている。この管理データ領域に記録されたコピー回数がRAM18に読み出され、パソコン3から送られてくるコピー完了信号のデジタルカメラ1のシステムコントローラー26の検知に対応して1を加算し、加算した後に管理データ領域のコピー回数記憶領域に上書きして再び格納される。
操作者が撮影動作に移行すると、まず、デジタルカメラ1の記録媒体17にアクセスして記録媒体の残量をチェックする。チェック時点での撮影モードの撮影可能な最少枚数1枚分よりも記録媒体の残量が多ければ、撮影動作に移行する。記録媒体17の残量が撮影可能な枚数1枚分よりも少なければ、記録媒体に記録されている全ての画像ファイルのヘッダやフッタなどの管理データ領域にアクセスし、コピー回数情報とそのファイル番号等のID情報をRAM18に読み出し、コピー回数が一番多い画像データを自動的に選択して記録媒体から消去する。ここでは、コピー回数が多ければ、コピーが多数存在するから、オリジナルの画像データを保存する必要性は低いと判断している。コピーがデジタルコピーであればオリジナルと全く同じデータが残存しているのであるから、オリジナルを消去しても問題はないという考えである。
消去が完了すると、記録媒体17の残量を再度チェックする。そして、撮影モードに必要なデータ量(撮影枚数1枚分のデータ量、記憶領域)よりも記録媒体17の残量が多ければ、撮影動作に移行し、記録媒体の残量が少なければ、1枚分のデータ量を確保するまで上記の画像データの消去を繰り返し、必要なデータ量を確保して撮影動作に移行する。
図8、図9は、コピー回数に応じて消去するデータを自動選択するデータ処理のフローチャートを示す。図8はデジタルカメラ1における動作フローを示している。まず、図8について説明すると、デジタルカメラ1がUSBI/F19、USB端子20を介してパソコン3に接続される(S116)。そして、デジタルカメラ1の記録媒体17に記録されているデータの中からパソコン3にコピーするデータが、デジタルカメラ1の操作部24を操作して選択され、選択されたデータは記録媒体17から記録媒体I/F15を介して、RAM18に格納される(S117)。
画像データの選択が終了すると、操作部24を操作してコピー実行を指示する。これに対応してコピー実行命令がデジタルカメラ1からパソコン3に通知され、RAM18のデータは、USBI/F19、USB端子20を介してパソコン3に転送され、パソコン3の記録媒体にコピーされ(S118)、コピー動作が完了すると、パソコン3からコピー完了信号が出力される。デジタルカメラ1のシステムコントローラー26がコピー完了信号を受信すると(S119)、デジタルカメラ1に設けられた記録媒体17の該当する画像データのヘッダやフッタなどの管理データ領域にアクセスして、画像ファイルの管理データ領域に記録されたコピー回数がRAM18に読み出され、1を加算した後に管理データ領域のコピー回数記憶領域に上書きして再格納される(S120)。それから、コピー動作を終了するか否かを操作者が決定し(S121)、コピー動作を終了するなら、デジタルカメラ1とパソコン3との接続を解除して作業を終了し、続行するなら(別のデータをコピーするなら)、S117に戻ってパソコン3ヘのコピー動作を繰り返す。
次に、図9について説明する。図9は撮影動作における画像データの自動選択と消去の処理フローを示す。操作者がデジタルカメラ1の操作部24を操作して、撮影を開始し(S122)、システムコントローラー26は、デジタルカメラ1の記録媒体17にアクセスして記録媒体の残量をチェックする(S123)。その時点での撮影モードの撮影可能な枚数1枚分(所定値)よりも記録媒体17の残量が多ければ、撮影動作に移行し(S128)、撮影動作を行ってその画像デ一夕を記録媒体に記録し(S129)、撮影を続行するか否かを操作者が決定し(S130)、続行しなければ撮影を終了し、続行するならS123に戻る。
チェックした記録媒体17の残量が1枚の撮影記録に必要な所定量より少なければ、記録媒体17に記録されている全ての画像ファイルの管理データ領域にアクセスし、コピー回数がRAM18に読み込まれる(S124)。全画像データのコピー回数が0か否か判断され(S125)、0なら、消去対象となる画像データの重要度の比較判定が行えず、記録媒体17の残量が足りないため、撮影できないことを操作者に提示して終了し、0でなければ、コピー回数の一番多い画像データを自動選択し(S126)、消去して(S127)、S123に戻る。
この時、コピー回数の一番多い画像データが例えば2枚のように複数枚存在している場合にはその複数枚全てを選択して消去するようにしてもよい。この場合には消去した複数枚の容量に相当する記録容量が生成されるため、1枚だけでなく複数枚の撮影が新規に行えるようなることも起り得る。あるいは、複数枚のうち日時の古い画像データを優先して選択し、古い方のみを消去するようにしてもよい。
なお、消去対象となる画像データの重要度の比較判定が行えない場合として、全画像データのコピー回数が0の場合を示したが、例えばすべての画像データのコピー回数が同じ回数である場合もこれと同様の処理としてもよい。あるいは、すべての画像データのコピー回数が同じ場合、上述のコピー回数の一番多い画像データが例えば2枚のように複数枚存在している場合と同様に、日時の古いデータを優先して選択するようにしてもよい。
S123に戻って記録媒体17の残量を再度チェックしても、残量が1枚の撮影に必要な量よりも少ないとともに、全画像データのコピー回数が0でなければ、コピー回数の二番目に多いデータが選択されて消去され、同様にして、記録媒体17の残量が所定値より多くなるまで、コピー回数の多い順序に画像データが選択、消去される。
このように、実施例2では、記録媒体17の残量が足りない場合には、コピー回数の一番多い画像データを自動的に選択して消去することによって、記録領域を生み出しており、消去の処理対象となる画像データが、画像データの新旧という尺度ではなく、画像の重要度によって自動的に選択されるため、予め所望の画像にプロテクトをかけておくような操作者の手間をかけずに必要な記録領域が確保でき、画像データの記録を円滑に継続できる。
実施例3では、デジタルカメラとプリンタ装置、デジタルカメラとパソコン、パソコンとプリンタ装置、デジタルカメラとパソコンの順に接続を変えて操作を行った場合に、プリンタ装置でのプリント回数に応じて消去する画像データが選択される。実施例3について、図1に加えて図10〜図14を主に参照しながら説明する。
デジタルカメラ1がパソコン3に接続されて、デジタルカメラからパソコンに画像データがコピーされる。デジタルカメラ、パソコンの接続によるパソコンヘのコピーは、実施例2(図7〜9参照)と同様であるため、その説明は省略する。
デジタルカメラ1のUSB端子20とパソコン3のUSB端子(図示せず)とを接続している接続ケーブルを外してデジタルカメラ1とパソコン3との接続を切断した後に、図10に示すように、パソコン3とプリンタ装置2とがUSBI/F、USB端子を介して直接的に接続される。ここでは、デジタルカメラ1の記録媒体17からパソコン3にコピーされた画像データ(画像ファイル)を使用してプリンタ装置2でプリントする。
図11は、デジタルカメラ1、パソコン3の要部のブロック図、およびパソコン3のハードディスク41に記録されているデータの記録態様を示している。ハードディスク41、USBインターフェース(USBI/F)42、CPU43、RAM44は、それぞれバスで接続されている。パソコン3のハードディスク41に記録されている画像重要度管理ファイルに、プリンタ装置2でプリントされた画像データのプリント回数が記憶される。
即ち、まず、デジタルカメラ1とパソコン3とがUSBI/F19、42を介して接続されて、デジタルカメラ1の画像データ(画像ファイル)がパソコン3にコピーされ、コピーされた画像データの管理情報に相当する、接続元のデジタルカメラのシリアル番号等のID情報からなるカメラ識別情報、コピーされた画像データ(画像ファイル)のファイル番号等の画像ファイルID情報が、パソコン3のハードディスク41の画像重要度管理ファイルに記憶される。デジタルカメラのシリアル番号等のID情報からなるカメラ識別情報はデジタルカメラ1のROM21に記憶されている。
次に、USBI/F19、42を介してデジタルカメラ1とパソコン3とを接続している接続ケーブルを外して両者の接続を解除し、図10に示すように、パソコン3とプリンタ装置2とを接続する。そして、デジタルカメラ1からパソコン3にコピーされた画像データのプリント動作が開始される。即ち、ここではデジタルカメラ1内の記録媒体17内の画像データではなく、この画像データをコピーしたパソコン3内の画像データに基づいてプリントが行われるものである。コピーがデジタルコピーであれば、どちらの画像データに基づいたものであっても同じ印刷結果が得られる。
プリント動作が完了すると、プリントした画像デー夕のプリント回数情報を画像重要度管理ファイルから検索し、その画像データのプリント回数をパソコンのRAM44に読み出し、プリント枚数が1枚の場合は1を加算した後に画像重要度管理ファイルのプリント回数記憶領域に上書きして再び格納する。本実施例では、プリント回数として加算されるのはプリント枚数の数となるのでプリンタ枚数が例えば3枚の場合は3を加算する。なお、プリント枚数に関係なく、プリント開始指示1回につき1のみを加算するような構成とすることも可能である。
パソコン3とプリンタ装置2との接続が解除されて、再び、パソコン3はデジタルカメラ1に接続される。接続がなされた後に、デジタルカメラ1のシリアル番号等のID情報からなるカメラ識別情報がデジタルカメラ1からパソコン3に通知される。パソコン3がデジタルカメラ1のシリアル番号等のID情報からなるカメラ識別情報を受信すると、画像重要度管理ファイルの中から通知されたカメラ識別情報の有無を検索する。即ち、デジタルカメラのシリアル番号は送信元の装置を認識識別するカメラ識別情報として機能する。
接続されたデジタルカメラのカメラ識別情報の存在を検知すると、デジタルカメラ1から送られてきた画像ファイルのファイル番号等のID情報を画像重要度管理ファイルの中から検索し、該当する各画像ファイルのプリント回数情報をRAM44に読み出し、読み出した各画像ファイルに対応するプリント回数情報をデジタルカメラ1に送信する。デジタルカメラ1のシステムコントローラー26が、パソコン3から送信されたファイル番号情報とプリント回数情報とを受信すると、記録媒体17に記憶されている画像ファイルの中から、パソコン3から通知されたファイル番号のプリント回数情報を検索する。
パソコン3から通知されたファイル番号に対応する画像ファイルのヘッダやフッタなどの管理データ領域のプリント回数記憶領域に格納されているプリント回数をデジタルカメラ1のRAM18に読み出し、パソコン3から通知されたプリント回数を加算した後に管理データ領域のプリント回数記憶領域に上書きして再格納する。
デジタルカメラ1でのプリント回数の書き換え(更新)が終了すると、デジタルカメラ1はパソコン3にプリント回数情報書き換え完了信号を送信する。デジタルカメラのプリント回数情報の書き換え完了信号を受信すると、パソコン3は、ハードディスク41の画像重要度管理ファイルに記憶されている該当する各画像ファイルのプリント回数情報をリセットして0に書き換える。
パソコン3との接続の解除されたデジタルカメラ1でさらに撮影記録を行なう場合には、図6のフローチャートに示す動作がなされる。
図12、図13、図14は、デジタルカメラから直接印刷したプリント回数に加えて、デジタルカメラ1からパソコン3にコピーした画像データのプリント回数情報も含めて消去する画像データを選択する実施例3におけるデータ処理のフローチャートを示す。
デジタルカメラ1とパソコン3とを接続し、デジタルカメラ1の記録媒体17に記憶されている画像データをパソコン3にコピーし、パソコン3とデジタルカメラ1の接続を切断する。そして、デジタルカメラ1からパソコン3にコピーされた画像データをプリントするために、パソコン3とプリンタ装置2とを図10に示すように接続してプリントする画像データを選択する。図12はこの場合のパソコン3側のフローチャートを示す。
まず、プリントモードの起動等によりプリント動作を開始し(S131)、パソコン3のハードディスク41に記録されている画像データの中からプリントする画像データを選択する。なお、画像データは、パソコン3に着脱自在に接続可能なICカード等の可般の記録媒体に記録するようにしてもよい。画像データの選択が完了した後、プリント開始ボタンがONであるか否か判断され(S132)、プリント開始ボタンが押されていれば、プリント実行命令をプリンタ装置2へ通知し(S133)、プリント開始ボタンが押されていなければ、プリント待ち状態となり、待機する。プリント実行命令がプリンタ装置2に通知されて、プリンタ装置2がプリント動作を終了すると、プリント完了信号がプリンタ装置2からパソコン3に送出され、パソコン3がプリント完了信号を受信すると(S134)、パソコン3のハードディスク41に保存されている画像重要度管理ファイルに記憶されている、プリントを実行した画像データのプリント回数情報が読み出される(S135)。
プリント枚数が1枚の場合は読み出したプリント回数に1を加算した後に、画像重要度管理ファイルのプリント回数記憶領域にプリント回数を上書きして再び記憶して(S136)、終了する。プリント動作をさらに続ける場合には、再び画像データの選択、プリント開始ボタンONを繰り返す。なお、本実施例では、プリント回数として加算されるのはプリント枚数の数となるのでプリンタ枚数が例えば3枚の場合は3を加算する。なお、プリント枚数に関係なく、プリント開始指示1回につき1のみを加算するような構成とすることも可能である。
図13は、図12に示すようにパソコン3とプリンタ装置2とを接続してプリントを行った後に、その接続を解除し、デジタルカメラ1とパソコン3とを図7に示すように再接続した場合でのパソコン3側のデータ処理のフローチャートを示す。
まず、デジタルカメラ1とパソコン3とがUSBI/F19、42を介してケーブルで接続される(S137)。接続されたデジタルカメラ1のID情報を判別し、デジタルカメラのIDが合致していた場合に画像データの関連情報であるプリント回数情報を更新するために、接続したデジタルカメラ1のシリアル番号等の識別情報と、デジタルカメラ1の記録媒体に記録されている画像データのファイル番号等の画像ファイルID情報とがパソコン3に通知され(S138)、通知されたデジタルカメラ1のシリアル番号の存在の有無が検索される(S139)。即ち、該当するカメラのID情報がパソコン3のハードディスク41の画像重要度管理ファイルに記憶されているか否か判断される(S140)。
接続されているデジタルカメラ1のシリアル番号等のID情報が検知されなければ、そのデジタルカメラ1は当該パソコン3に1度も接続されたことがないことになるので、S140で検知されないデジタルカメラ1のシリアル番号等のID情報がパソコン3のハードディスク41の画像重要度管理ファイルに新たに追加して記憶され、終了する(S149)。なお、この接続されたことがないデジタルカメラ1のID情報は、図13のフローチャートに示すようにパソコン3の重要度管理ファイルに自動的に記憶されるようにしてもよいし、デジタルカメラの画像データをパソコンにコピー指示した場合にのみ新規に記憶するようにしてもよい。
通知されたデジタルカメラ1のシリアル番号等のID情報がすでに画像重要度管理ファイルに記憶されていれば、通知された画像データのファイル番号等の画像ファイルID情報を画像重要度管理ファイルの対応する領域(S138で検知したデジタルカメラ1のID情報の領域)で検索し(S141)、そのファイル番号が画像重要度管理ファイルの対応する領域に記憶されているか否か判断される(S142)。データのファイル番号が検知されず、画像重要度管理ファイルに記憶されていなければ、S142で検知されない画像データのファイル番号等の画像ファイルID情報が、S138で検知した(デジタルカメラの画像重要度管理ファイルの)シリアル番号等の画像ファイルID情報の領域に追加して記憶されて(S148)、終了する。
通知された画像データのファイル番号が、画像重要度管理ファイルの対応する領域(S138で検知したデジタルカメラのID情報の領域)で検知されれば(S142)、検知したファイル番号のプリント回数情報がRAM44に読み込まれ、読み込んだプリント回数が全て0であるか判断される(S143)。読み込んだプリント回数が全て0であれば、パソコン3から直接的にプリントされていないためプリント回数には変化がないので、そのまま終了し、0でなければ、読み込んだプリント回数がその画像ファイルID情報とともにデジタルカメラ1に通知される(S144)。この通知に基づいて、デジタルカメラ1の記録媒体17に記憶されているプリント回数情報が書き換えられ、デジタルカメラ1から書き換え完了信号が通知されるまで一定時間待機する(S145)。プリント回数情報の書き換えは、例えばデジタルカメラに記憶されているプリント回数が4回で、一方パソコンからデジタルカメラに通知されるプリント回数が2回とすれば、その合計回数である6回に書き換えられる。
デジタルカメラ1からの書き換え完了信号を受信したか否か判断され(S146)、一定時間待機しても検知しなければS144に戻り、検知すれば、画像重要度管理ファイルの該当する領域、即ちデジタルカメラ1にプリント回数情報を送出した領域に記憶されたプリント回数情報がリセットされて0に書き換えられ(S147)、終了する。
図14は、図12に示すようにパソコン3とプリンタ装置2とを接続してプリントを行った後に、その接続を解除し、デジタルカメラ1とパソコン3とを図7に示すように再接続した場合でのデジタルカメラ側のデータ処理のフローチャートを示す。デジタルカメラ1とパソコン3とがUSBI/F19、42を介してケーブルで接続される(S150)。接続したデジタルカメラ1のID情報をパソコン3に通知する(S151)。
パソコン3のハードディスク41内の重要度管理ファイルに、通知されたデジタルカメラ1のID情報が存在するかどうかが検索して判別され、存在した場合にはその旨がパソコン3からデジタルカメラ1に通知される。存在しない場合にはそのまま終了する(S152)。デジタルカメラ1はその通知に対応して、記録媒体に記録されている画像データの画像ファイルID情報をパソコン3に送信する。パソコン3のハードディスク41内の重要度管理ファイルにおける、通知された画像ファイルID情報の存在とそのプリント回数情報が検索される(S153)。検索の結果、通知された画像ファイルID情報が存在しないか、あるいは、画像ファイルID情報が存在したものの、プリンタ回数情報が0であれば、パソコン3とデジタルカメラ1の接続を解除した後にパソコン3をプリンタ装置2に接続してプリントを行っていないため、デジタルカメラ1の記録媒体に保有しているプリント回数情報に変化がないのでそのまま終了する(S154)。
S154で通知された画像ファイルID情報に関するプリント回数情報が検知されれば、検知したプリント回数情報をRAM44に読み出した後に画像ファイルID情報とともにデジタルカメラ1に送出する。パソコン3から通知されたプリント回数情報は該当するデジタルカメラ1の記録媒体17内の画像ファイルのプリント回数情報に加算し(S155)、加算結果を再び記録媒体17内のプリント回数情報として上書きして再格納する。再格納が完了すると、パソコン3にプリント回数情報の書き換え終了信号を通知して(S156)、終了する。パソコン3では、この通知を受けて図13のフローチャートで示したように該当するプリント回数情報のリセットを行う。
なお、実施例3では、デジタルカメラ1の識別情報を使用してデジタルカメラ1のID情報が合致した際に、パソコン側に保持している画像データがこのデジタルカメラ1からコピーされた画像データであることを検知して確認していたが、この識別情報はデジタルカメラ1に着脱自在に接続されるICカード等の記録媒体17毎に設けるようにすることも可能である。この構成とすれば、記録媒体のIDが合致した場合にこの記録媒体からコピーされた画像データであることが判別できるため、デジタルカメラ毎という識別に対してより精密で正確な判別を可能とすることができる。
消去対象となる画像データの自動選択の方法については、実施例3においても、実施例1と同様に、プリント回数が多ければ繰り返しプリントされているから、その画像データを保存する必要性は低いと判断している。そして、記録媒体17の残量が足りない場合には、プリント回数の一番多い画像データを自動的に選択して消去することによって、記録領域を生み出しており、消去の処理対象となる画像データが、画像データの新旧と無関係に、選択されるため、操作者の手間をかけずに必要な記録領域が確保でき、画像データの記録を円滑に継続できる。
実施例4では、画像データに基づいて生成された縮小画像の表示から選択されて縮小画像生成前の画像データに移行された回数、つまり、再生モード時にサムネイル画像から主画像へ移行した回数に応じて消去するデータが自動選択される。図15〜図17を主に参照しながら実施例4を説明する。
図15(A)は、デジタルカメラ1のLCD23のサムネイル表示の一態様を示す。操作者が撮影して記録媒体17やRAM18に記録した複数の画像データの中から所望の画像を再生して閲覧するために、デジタルカメラ1のモードを再生モードに設定し、図15(A)のように、複数枚のデータをLCD23にサムネイル表示させるインデックス再生モードにして、閲覧したい画像群(目的画像群)を表示させる。そしてその中に再生したい所望の画像が含まれていれば、例えば、2段目中央の画像が所望の画像として選択される。そして、図15(B)に示すように、選択したサムネイル画像の主画像のみをデジタルカメラのLCD23全面に主画像表示する。このサムネイル画像から主画像への移行回数(サムネイル主画像移行回数)が、主画像表示(主画像再生)した画像データのヘッダやフッタなどの管理データ領域の主画像再生回数記憶領域に記憶される(図4参照)。
つまり、再生モード時に、LCD23に複数のサムネイル画像を表示するインデックス再生モードを操作者が選択するべく操作部24を操作すると、インデックス再生モードが選択されたことを、システムコントローラー26が検知する。システムコントローラー26は記録媒体17またはRAM18にアクセスして表示を行う複数の画像データのサムネイルデータを取得あるいは新規に生成する。表示を行うためのサムネイルデータが用意できたら、LCDドライバ22を制御して、複数のサムネイル画像をLCD23に表示する。インデックス再生モードによって表示された複数のサムネイル画像から、操作者が画面いっぱいに拡大して閲覧したい画像を例えば図15(A)に示すようにサムネイル画像を囲む太枠を所望のサムネイル画像位置に操作部24を操作して移動して選択する。選択した画像データのみをLCD23の画面全体に表示する主画像再生モードが設定されると、主画像再生モードが選択されたことを、システムコントローラー26が検知し、選択されたサムネイル画像を主画像再生する。
選択された画像データがインデックス再生モードのサムネイル画像から主画像再生モードでの主画像に移行されると、選択されて主画像に移行した画像データのヘッダやフッタなどの管理データ領域のサムネイル主画像移行回数記憶領域に記憶されているサムネイル主画像移行回数をRAM18に読み出して1を加算した後、サムネイル主画像移行回数記憶領域に上書きして再格納する。
操作者が撮影動作に移行すると、システムコントローラー26は記録媒体17にアクセスして記録媒体の残量をチェックする。記録媒体17の残量をチェックする時点での撮影モードの撮影可能枚数1枚分よりも、チェックした記録媒体の残量が多ければ、撮影動作を継続し、チェックした記録媒体の残量が少なければ、記録媒体に記録されている全ての画像データのヘッダやフッタなどの管理データ領域にアクセスし、サムネイル主画像移行回数をRAM18に読み出す。そして、読み出したサムネイル主画像移行回数の一番少ないデータを消去する。ここでは、サムネイル主画像移行回数が少なければ、その主画像は閲覧の対象になった履歴の少ない、重要度の低い画像であり、オリジナルの画像データを保存する必要性は低いと判断している。
消去が完了すると、再度、記録媒体17の残量をチェックし、撮影可能な枚数1枚分のデータ量よりも、チェックした記録媒体の残量が多い場合は撮影動作に移行し、チェックした記録媒体の残量が少ない場合は消去動作を繰り返す。
図16、図17は、再生モード時でのサムネイル主画像移行回数を記憶して、サムネイル主画像移行回数の一番少ない画像データを消去するフローチャートを示す。
図16は、デジタルカメラ1でインデックス再生モードから主画像再生に移行するフローを示している。図16について説明すると、まず、操作者がデジタルカメラ1の操作部24を操作してインデックス再生モードを選択してインデックス再生動作を開始する(S157)。そして、主画像再生する対象の画像データをインデックス再生画面の複数のサムネイル画像から選択する(S158)。主画像再生に移行すべく操作部24を操作すると、システムコントローラー26がこれを検知し、選択したサムネイル画像を図15(B)に示すようなLCD23全面に主画像として表示する主画像再生モードとしてLCD23に表示する(S159)。
続いて、選択して主画像として表示した画像データのヘッダやフッタなどの管理データ領域のサムネイル主画像移行回数記憶領域に記憶されているサムネイル主画像移行回数をRAM18に読み出し(S160)、RAMに読み出したサムネイル主画像移行回数に1を加算する(S161)。1を加算したサムネイル主画像移行回数が画像データのヘッダやフッタなどの管理データ領域のサムネイル主画像移行回数記憶領域に上書きされ再格納されて(S162)、終了する。
次に図17について説明すると、操作者がデジタルカメラ1の操作部24を操作して撮影を開始し(S163)、デジタルカメラ1の記録媒体17にアクセスして記録媒体17の残量をチェックする(S164)。その時点での撮影モードの撮影可能な枚数1枚分(所定量)よりも、記録媒体17の残量が多ければ、撮影動作に移行する(S169)。撮影を行い撮影した画像データを記録媒体17に記録し(S170)、撮影を続行しないなら撮影を終了し、続行するならS164に戻る(S171)。
S164で記録媒体17の残量が所定量よりも少なければ、全画像データのヘッダやフッタなどの管理データ領域のサムネイル主画像移行回数記憶領域に記憶されているサムネイル主画像移行回数がRAM18に読み込まれる(S165)。全画像データのサムネイル主画像移行回数が0か否か判断され(S166)、サムネイル主画像移行回数が全て0であれば、消去対象となる画像データの重要度の比較判定が行えず、記録媒体17の残量が足りないため、撮影できないことを操作者に提示して終了する。
全画像データのサムネイル主画像移行回数が0でなければ、サムネイル主画像移行回数の一番少ない画像データを自動選択し(S167)、選択した画像データを消去して(S168)、S164へ戻って、S164以降の動作が繰り返される。ただし、繰り返し動作においては、S167ではサムネイル主画像移行回数が二番目に少ないデータが選択されて消去され、撮影モードの撮影可能な枚数1枚分(所定量)よりも、記録媒体17の残量が多くなるまでサムネイル主画像移行回数の少ないデータが順に選択、消去される。
この時、サムネイル主画像移行回数の一番多い画像データが例えば2枚のように複数枚存在している場合にはその複数枚全てを選択して消去するようにしてもよい。この場合には消去した複数枚の容量に相当する記録容量が生成されるため、1枚だけでなく複数枚の撮影が新規に行えるようなることも起り得る。あるいは、複数枚のうち日時の古い画像データを優先して選択し、古い画像データのみを消去するようにしてもよい。
なお、消去対象となる画像データの重要度の比較判定が行えない場合として、全画像データのサムネイル主画像移行回数が0の場合を示したが、例えばすべての画像データのサムネイル主画像移行回数が同じ回数である場合もこれと同様の処理としてもよい。あるいは、すべての画像データのサムネイル主画像移行回数が同じ場合、上述のサムネイル主画像移行回数の一番多い画像データが例えば2枚のように複数枚存在している場合と同様に、日時の古いデータを優先して選択するようにしてもよい。
このように、実施例4では、記録媒体17の残量が足りない場合には、サムネイル主画像移行回数の一番少ない画像データを自動的に選択して消去することによって、記録領域を生み出しており、消去の処理対象となる画像データが、画像データの新旧と無関係に、選択されるため、操作者の手間をかけずに必要な記録領域が確保でき、画像データの記録を円滑に継続できる。
実施例5では、コピー回数、プリント回数、サムネイル主画像移行回数に重み付けし、重み付けに応じて消去するデータが自動選択される。つまり、実施例1、3で獲得したプリント回数と、実施例2で獲得したコピー回数と、実施例4で獲得したサムネイル主画像移行回数にそれぞれ重み付けを行い、重み付けの結果に応じて消去するデータが自動選択される。実施例5について、図18〜図20を主に参照しながら説明する。
上記各実施例と同様に、操作者が撮影動作を開始し、デジタルカメラ1の記録媒体17にアクセスして記録媒体の残量をチェックする。チェック時点での撮影モードの撮影可能枚数1枚分より、チェックした記録媒体17の残量が多ければ、撮影動作に移行する。チェックした記録媒体の残量が少なければ、記録媒体に記録されている全ての画像データのヘッダやフッタなどの管理データ領域にアクセスし、実施例1、3で獲得したプリント回数、実施例2で獲得したコピー回数、実施例4で獲得したサムネイル主画像移行回数をRAM18にそれぞれ読み出す。即ち、実施例5のデジタルカメラ1は、コピー回数情報、プリント回数情報、サムネイル主画像移行回数情報の全てを保有するものである。
読み出したプリント回数、コピー回数、サムネイル主画像移行回数にそれぞれ重み付けを行う。図18は重み付けの例を4例示す。重み付け例1では、プリント済みであったり、他の記録媒体にコピー済みであるため、当該画像データに基づいたプリントやコピーがすでに多数存在しているので、その元であったオリジナルの画像データは消去してもよいと考え、コピー回数、プリント回数の重み付けは−3倍とし、一方、サムネイル主画像移行回数は、頻繁に閲覧しているのであれば操作者が関心を持った回数が多いことになるので、重要な画像データであり消去してはいけないと考えて1倍としている。コピーがデジタルコピーであればオリジナルの元画像と全く同一の画像データが存在しているので、元画像を消去しても不都合がない。なお、後述する重み付け例2〜4のいずれにおいても、サムネイル主画像移行回数の重み付けは1倍としている。
重み付け例2では、他の記録媒体にコピー済みであれば、元画像データは消去しても何ら問題がないとの考えであり、コピー回数の重み付けは−10倍とする一方、プリントした回数が多いほど重要な画像データであるとしてプリント回数の重み付けは3倍としている。サムネイル主画像移行回数の重み付けは上述の通り1倍である。即ち、サムネイル主画像移行回数情報よりもプリント回数情報の重要性を大きくしている。
重み付け例3では、プリントしている回数が多いほど、コピーしている回数が多いほど重要な画像であるとそれぞれ考えて、コピー回数、プリント回数の重み付けをともに同じ3倍としている。サムネイル主画像移行回数の重み付けは上述の通り1倍である。
重み付け例4では、どんなにプリント回数が多くても、オリジナルの画像データ自体が消去やリサイズされること自体は避けたいとして、プリント回数の重み付けを0倍とし、無視し、コピー済みであれば消去してもよいと考え、コピー回数の重み付けは−3倍としている。サムネイル主画像移行回数の重み付けは上述の通り1倍である。即ち、重み付け例4では、コピー回数情報とサムネイル主画像移行回数のみを画像データの重要度を判定する尺度として利用するものであり、プリント回数の多少については重要度の尺度には採用しないものである。
管理データ領域に記録されているプリント回数、コピー回数、サムネイル主画像移行回数情報にそれぞれ重み付けをしたプリント回数情報、コピー回数情報、サムネイル主画像移行画回数情報の、重み付けを終えた回数情報を加算して画像の重要度を判定するための数値情報を得る。加算した結果の数値が1番小さい画像データを自動的に選択し、選択した画像データを消去する。図19は重み付け例1を採用した場合の加算値の例を示す。図19に示すように、ファイル番号1の画像データのプリント回数が2、コピー回数が1、サムネイル主画像移行回数が8、ファイル番号2の画像データのプリント回数が0、コピー回数が5、サムネイル主画像移行回数が2、ファイル番号3の画像データのプリント回数が1、コピー回数が1、サムネイル主画像移行回数が10とする。重み付け例1〜4はデジタルカメラの操作部24を操作して選択され(切り替えられ)、操作部24は重み付け切り替え手段として機能する。なお、重み付け例1〜4は、あくまで例であり、その重み付けの詳細の組み合わせや重み付けの度合い、重み付けの種類数は任意に選択、設定できる。デジタルカメラの操作部24を使用してその組み合わせや重み付けの度合いを変更可能としてもよい。
図18の重み付け例1によれば、重み付け後の加算結果は、ファイル番号1の画像データが−1(=−6−3+8)、ファイル番号2の画像データが−13(=0−15+2)、ファイル番号3の画像データが4(=−3−3+10)となり、3つの画像データのうち、加算値の1番小さいファイル番号2の画像データが最も重要度の低い画像データであると判定されて自動選択され、消去される。
消去が完了すると、再度、記録媒体の残量をチェックし、撮影可能枚数1枚分よりもチェックした記録媒体の残量が多い場合は撮影動作に移行し、チェックした記録媒体の残量が少ない場合は消去動作を繰り返す。もちろん、繰り返しにおいては、上述のように加算値の小さい順に消去される。
この時、加算値の一番少ない画像データが例えば2枚のように複数枚存在している場合にはその複数枚全てを選択して消去するようにしてもよい。この場合には消去した複数枚の容量に相当する記録容量が生成されるため、1枚だけでなく複数枚の撮影が新規に行えるようなることも起り得る。あるいは、複数枚のうち日時の古い画像データを優先して選択し、古い方のみを消去するようにしてもよいし、加算値が同じ複数の画像データどうしを例えばプリント回数情報のような特定の回数情報で比較してその少ない方を選択するようにしてもよい。
図20は、重み付けの結果に応じて消去するデータを自動選択するフローチャートを示す。操作者がデジタルカメラ1の操作部24を操作して撮影を開始し(S172)、デジタルカメラ1の記録媒体17にアクセスして記録媒体の残量をチェックし(S173)、その時点での撮影モードの撮影可能な枚数1枚分(所定量)よりも、記録媒体の残量が多ければ、撮影動作に移行する(S184)。撮影を行って撮影した画像データを記録媒体17に記録し(S185)、撮影を続行しないなら撮影を終了し、続行するならS173に戻る(S186)。
記録媒体17の残量が所定量よりも少なければ、コピー回数、プリント回数、サムネイル主画像移行回数がRAM18にそれぞれ読み込まれる。すなわち、記録媒体17に記録されている画像データのヘッダやフッタなどの管理データ領域のコピー回数記憶領域に格納されているコピー回数情報をRAM18に読み込み(S174)、記録媒体のプリント回数記憶領域に格納されているプリント回数情報をRAMに読み込み(S175)、記録媒体のサムネイル主画像移行回数記憶領域に格納されているサムネイル主画像移行回数情報をRAMに読み込む(S176)。
読み込んだ全データのコピー回数、プリント回数、サムネイル主画像移行回数が全て0であるか否か判断され、0であれば、消去対象となる画像データの重要度の比較判定が行えないため、記録媒体の残量が足りないため撮影できないことを、操作者に提示して終了する。0でなければ、RAM18に読み込んだコピー回数、プリント回数、サムネイル主画像移行回数にそれぞれ重み付けして、RAMに再度格納する。つまり、S174でRAM18に読み込んだコピー回数に重み付けを行ってRAMに格納し(S178)、S175でRAMに読み込んだプリント回数に重み付けを行ってRAMに格納し(S179)、S176でRAMに読み込んだサムネイル主画像移行回数に重み付けを行ってRAMに格納する(S180)。なお、重み付けの値は重み付け例1〜4に示した内容の他、任意に設定が可能である。重み付けの内容は、予めデジタルカメラの操作部24の操作によって設定されるものとし、複数種類の重み付けからの選択切替えや新規な重み付け内容の設定等は、任意のタイミングで行えるものとすることができる。
S178、S179、S180で重み付けされたコピー回数情報、プリント回数情報、サムネイル主画像移行回数情報の各数値を加算してRAM18に格納し(S181)、加算値(重み付け加算値)の一番小さい画像データを選択し(S182)、選択した画像データを消去して(S183)、S173に戻り、記録媒体17の残量が所定量より多ければ、撮影動作に移る(S184)。
このように実施例5では、記録媒体17の残量が足りない場合には、プリント回数、コピー回数、サムネイル主画像移行回数に重み付けし加算し、加算値の一番小さい画像データを自動的に選択して消去することによって、記録領域を生み出している。そして、消去の処理対象となる画像データが、画像データの新旧と無関係に、選択されるため、操作者の手間をかけずに必要な記録領域が確保でき、画像データの記録を円滑に継続できる。また、プリント回数、コピー回数、サムネイル主画像移行回数という3種類の回数情報を考慮しているため、処理対象となる画像データが的確に選択できる。
プリント回数、コピー回数、サムネイル主画像移行回数という3種類の回数情報のうち少なくとも2種類の回数情報を考慮すれば、処理対象となる画像データが1種類の回数情報を利用するに比較して的確に選択できる。さらに、3種類の回数情報の全てを考慮すれば、処理対象となる画像データが最も的確に選択できる。
図18に示すように、異なる重み付けの組合せを複数(図では4例)定義し、デジタルカメラの操作部24のような重み付け切り替え手段を利用して組み合わせを切り替える構成では、種々の重み付けの組み合わせで消去対象の画像データが選択できるため、選択の幅が広がり、操作者の多様な好みに対応できる。また、少なくとも1つの重み付けをゼロとすることによっても、選択の幅が広がり、操作者の多様な好みに対応できる。
実施例6では、コピー回数、プリント回数、サムネイル主画像移行回数に重み付けして加算し、その加算値(重み付け加算値)に応じて、圧縮、リサイズまたは消去して記録媒体に必要な残量が確保される。実施例6について、図21〜図23を主に参照しながら説明する。
まず、実施例5に示したようにプリント回数、コピー回数、サムネイル主画像移行回数に重み付けを行った後に加算を行って各画像データ毎に加算値を算出する。メモリ確保モード1では加算値(重み付け加算値)の一番小さい画像データから順に画像データを圧縮し、メモリ確保モード2では加算値の一番小さい画像データから順に画像データをリサイズし、メモリ確保モード3では加算値の一番小さい画像データから順に画像データを消去する。このように、圧縮、リサイズ、消去のいずれを行うかがメモリ確保モード毎に予め設定され、メモリ確保モード1では圧縮、メモリ確保モード2ではリサイズ、メモリ確保モード3では消去がなされる。なお、リサイズでは、画像データの画素サイズの大きさを縮小したものがもとの画像データと置き換えられ、圧縮では、現在の圧縮率よりも大きな圧縮率で圧縮したものがもとの画像データと置き換えられることはいうまでもない。
さらに、メモリ確保モード1、2、3において、圧縮、リサイズ、消去するデータの個数がメモリ確保レベルとして設定され、例えば、メモリ確保レベル1では4個のデータをメモリ確保モード1、2、3において圧縮、リサイズまたは消去する。メモリ確保レベル2では8個のデータをメモリ確保モード1、2、3において圧縮、リサイズまたは消去する。メモリ確保レベル3では12個のデータをメモリ確保モード1、2、3において圧縮、リサイズまたは消去する。
デジタルカメラ1の記録媒体17の記録容量が残り少ない場合に操作者に対して警告等の表示を行って交換用記録媒体の用意や不要画像の消去による記録容量の確保等を促す構成は有用であり、例えば残りの撮影可能枚数が5枚以下となった場合に警告表示をするようにする。記録媒体の残り記録容量がその時点での撮影モードの画像データ4枚分であれば、撮影可能枚数が残リ5枚以下であるため記録容量が少ないことを操作者に警告表示等で通知する。操作者がデジタルカメラ1の操作部24のメモリ残量確保ボタンを押し、デジタルカメラ1のシステムコントローラー26がこれを検知すれば、操作者にメモリ確保モード1、2、3、メモリ確保レベル1、2、3の選択を促し、操作者がメモリ確保モード、メモリ確保レベルをそれぞれ選択することにより、データを圧縮、リサイズまたは消去して、記録媒体の残量が増やされる。記録媒体の残量がその時点で設定されている撮影モードの画像データ1枚分の量より少ない場合も同様の方法で、データを圧縮、リサイズまたは消去して、記録媒体の残量が増加される。このように、デジタルカメラ1の操作部24の操作によって、圧縮、リサイズまたは消去のどの処理がなされるかが設定され、操作部は処理の設定手段として機能する。処理動作は、予め処理内容の選択を済ませておいた後にメモリ残量確保ボタンを押せば、画像データのリサイズ、圧縮、消去が即座に始まるようにしてもよい。メモリ確保レベルで設定されるデータの個数についても、同様に予め処理内容の選択を済ませておくようにしてもよい。さらにメモリ確保レベルで設定できるデータ数自体についても、上記で例示した4、8、12以外の任意の数にデジタルカメラの操作部24で設定できるようにしてもよい。
図21は、実施例5に示すような演算で得られた(記録媒体17に記憶された)各画像データの加算値(重み付け加算値)を示し、図22は、メモリ確保モードとメモリ確保レベルとを組み合わせた場合のメモリ確保動作の実行前後の記録媒体の残量を示す。例えば、16MBの記録媒体17に、画像サイズ1MBのデータ101から116の16個の画像データが記憶されていると仮定する。
図22からわかるように、メモリ確保レベル1、2、3のメモリ確保モード1、2、3のいずれにおいてもメモリ確保動作前の記録媒体の残量が0MBであるため、記録媒体の残量が少ないことを警告表示して記録媒体残量を増加させるように促す。例えば、操作者が、メモリ確保レベル1で「デ一夕数:4」、メモリ確保モード2で「小さい順にリサイズ」を選択すれば、データ101から116のうち、重み付け加算値が小さい順に4つのデータ(データ106(−6)、102(−5)、116(−3)、113(−2))が選択され、選択したデータを1/2にリサイズする。1/2のリサイズの結果、記録媒体17の残量は2MB(1MB×4×1/2=2MB)となり、撮影画像のデータ量が1枚あたり1MBとすれば2枚の撮影が可能となる。
なお、実施例6ではメモリ確保レベルの詳細内容を3種類としているが、メモリ確保レベルは3種類に限定されず、例えば16個の画像データを選択するメモリ確保レベル4を追加してもよい。メモリ確保モードの圧縮率、リサイズ率、及びメモリ確保レベルの画像データの対象数が任意に設定できることはいうまでもない。
図23は、コピー回数、プリント回数、サムネイル主画像移行回数に重み付けして加算し、その加算値(重み付け加算値)に応じて、圧縮、リサイズまたは消去する場合のフローチャートを示す。
操作者がデジタルカメラ1の操作部24を操作して撮影を開始し(S187)、デジタルカメラ1の記録媒体17にアクセスして記録媒体17の残量をチェックする(Sl88)。記録媒体17の残量が撮影モードの所定の撮影可能枚数である例えば5枚以上なら、撮影動作に移行し(S199)、撮影動作を行ってその画像データを記録媒体に記録し(S200)、撮影を続行するか否かを操作者が決定する(S201)。続行しなければ撮影を終了し、続行するならS188に戻り、記録媒体17の残量が撮影モードの撮影可能枚数5枚未満になるまで、撮影が繰り返される。
記録媒体17の残量が撮影モードの撮影可能枚数5枚未満であれば、S189で残量が再度チェックされ、記録媒体の残量が撮影モードの撮影可能枚数の1枚以上なら、撮影可能枚数が5枚未満で残り少ないことをLCD23に警告表示して操作者に通知してメモリ確保動作を促す(S197)。メモリ残量確保ボタンが押されたか否かを判断する(S198)。メモリ残量確保ボタンが押されたことを検知すればS190に進み、検知しなければS199に進む。
S190では、記録媒体17に記録されている画像データのヘッダやフッタなどの管理データ領域のプリント回数、コピー回数、サムネイル主画像移行回数が、RAM18に読み込まれる。そして、全画像データの読み込んだプリント回数、コピー回数、サムネイル主画像移行回数が全て0であるか否か判断され(S191)、0であれば、リサイズや圧縮、消去対象となる画像データの重要度の比較判定が行えず、記録媒体の残量不足のため、撮影できないことを操作者に提示して終了する。0でなければ、各画像データごとにプリント回数、コピー回数、サムネイル主画像移行回数に重み付けして加算する(S192)。
メモリ確保モード、メモリ確保レベルをLCD23に表示して、操作者に選択を促し(S193)、表示されたメモリ確保モード、メモリ確保レベルを操作者が選択してOKボタンが押されたか否か判断される(S194)。選択が終了するかあるいは予め用意されて提示されたメモリ確保モード、メモリ確保レベルのままで了解して、OKボタンが押されると、メモリ確保モード、メモリ確保レベルの具体的な内容が確定される。この動作において、表示されたメモリ確保モード、メモリ確保レベルを変更するなら変更ボタンを押し、変更ボタンが押されたことを検知して、S193へ戻り、次のメモリ確保モード、メモリ確保レベルを表示し、操作者の選択が終了するまで繰り返される。なお、デジタルカメラ1の操作部24の各種ボタンが、メモリ残量確保ボタン、OKボタン、変更ボタンなどとして割り当てられている。
S194で選択して確定したメモリ確保モード、メモリ確保レベルとS192で重み付けされて加算された各画像データの加算結果である加算値に応じて、加算値の一番小さい画像データから順にメモリ確保レベルで設定された数の画像データを選択し(S195)、選択した画像データを、選択したメモリ確保モードに対応して、圧縮、リサイズまたは消去し(S196)、S188に戻る。
S188、S189の記録媒体の残量チェックにおける、所定量1(撮影可能枚数)を5枚、所定量2(撮影可能枚数)を1枚としている。しかし、所定値1は2枚以上であれば足り、5枚に限定されない。
このように実施例6では、記録媒体17の残量が足りない場合には、リサイズ、圧縮、消去のいずれの処理を行うかを設定してから、対象となる画像データを自動的に選択してその処理をして記録領域を生み出している。そして、リサイズ、圧縮、消去の処理対象となる画像データが、画像データの新旧と無関係に、選択されるため、操作者の手間をかけずに必要な記録領域が確保でき、画像データの記録を円滑に継続できる。また、リサイズ、圧縮、消去という3種類の処理から操作者の好む処理が予め設定できるため、選択の幅が広がり、操作者の多様な好みに対応できる。
メモリ確保レベル1、2、3ではそれぞれ「4」「8」「12」としているように、処理対象のデータ数を予め設定しているため、確保される撮影可能枚数がある程度予測される。そして、確保したい撮影可能枚数が多ければメモリ確保レベル3を、少なければメモリ確保レベル1を設定すればよく、この点からも選択の幅が広がり、操作者の多様な好みに対応できる。
S193において、確保したい撮影可能枚数を入力すると、処理対象となる画像データ数やメモリ確保モードを自動的に演算して決定し、その画像データ数とメモリ確保モードの一方のみあるいはその組み合わせをLCD23に表示して操作者に選択を促す構成としてもよい。例えば、10枚の画像データ数を確保したい場合にメモリ確保モードを予め決定して演算を行わせてリサイズや圧縮、消去を行う画像データの枚数を提示する方法もあれば、メモリ確保モード毎にそのモードでの処理を行う対象画像データ枚数の組み合わせを提示するようにすることもできる。この構成では、確保したい撮影可能枚数が一度の操作で確実に得られる。
また、確保される撮影可能枚数(記録可能となる画素データ数)が演算されて決定されてから、処理対象となるデータ数が演算によって求められ、そのデータ数に応じて処理がなされるため、処理を繰り返すことなく、必要な記録領域が的確に確保できる。
上記実施例1〜6では、処理対象の画像データを自動的に選択して直ちに処理している。つまり、記録媒体の残量が撮影モードの撮影可能枚数1枚分より小さくなった場合(実施例1〜5)、または撮影可能枚数が所定量より少なくなった場合(実施例6:5枚)に、画像データを自動的に選択して消去し(実施例1〜5)、あるいは、圧縮、リサイズまたは消去(実施例6)している。これに対して、実施例7では、操作者が、記録媒体の残量と無関係に、記録領域を確保することを意図しており、リサイズ、圧縮または消去の処理前にリサイズ、圧縮、消去の処理対象となっている画像データをサムネイル表示し、操作者がそのまま処理を実行してよいかどうかを確認の上、処理を実行している。実施例7について、図24〜26を主に参照しながら説明する。
記録媒体17の残量と無関係に、操作者が記録領域を確保しようと意図した場合、例えば、実施例6のメモリ確保モード、メモリ確保レベルの選択を操作者に促し、例えば操作者がメモリ確保モード3とメモリ確保レベル3(解説:メモリ確保レベル1では4枚の画像しか選択されないのですが、図24は9枚の画像が表示されており矛盾します。そこで12枚の画像を選択するレベル3とします)を選択すれば、処理対象、即ちこの場合消去対象の画像データが一括してサムネイル表示される。図24に示すように、消去対象の画像データのサムネイル画像を一括表示したり、図25に示すように、消去対象としてその時点で自動選択された画像データのサムネイル画像のフレームを太く強調して、消去対象画像がどれであるかを操作者に提示する。図25はメモリ確保レベル1を選択した場合に相当する。図25は図24の表示態様とは異なり、消去対象でないサムネイル画像をも混在表示させる態様であり、サムネイル表示されている9画像のうちの4画像が消去対象として自動選択されている状態を示している。
消去対象の画像データを全て消去する場合には、そのまま消去動作に移行して消去対象の画像データをそのまま全て消去する。消去対象の画像データのうち、消去したくないと操作者が意図する画像データがあれば、消去したくない画像データをサムネイル画像から選択し、選択した画像データを、何の処理もせずにそのまま残す、消去ではなく圧縮する、リサイズするという3つの選択肢から選択する。
図26は、記録媒体の残量に関係なく画像データを消去する場合でのフローチャートを示す。操作者が多くの記録領域(メモリ残量)を確保しようと意図した場合、デジタルカメラ1のメモリ確保動作が開始され(S202)、メモリ確保ボタンが押されているか否か判断される(S203)。
メモリ確保ボタンが押されていなければ、押されるまでS203に戻り、押されたことを検知すれば、メモリ確保モード、メモリ確保レベルをLCD23に表示する(S204)。表示したメモリ確保モード、メモリ確保レベルをそのまま選択するか否か判断され(S205)、OKボタンが押されてOKボタンのONを検知すれば、S204で選択したメモリ確保モード、メモリ確保レベルに対応し、実施例5に示すような重み付け加算結果値に応じて処理対象の画像データが自動選択される(S206)。OKボタンが押されなければ、デジタルカメラ1の操作部24でメモリ確保モード、メモリ確保レベルの変更操作を行ってS204に戻り、変更されたメモリ確保モード、メモリ確保レベルが表示され、OKボタンのONが検知されるまで繰り返される。
OKボタンのONに対応して自動選択された画像データのサムネイル画像をLCD23に一括表示し(S207)、一括表示したデータの全てについて、S205で決定したメモリ確保モード(圧縮、リサイズ、消去のいずれか)での処理を実行する前に、操作者が各画像データについてそのままメモリ確保モードで定義されている処理でよいか、よくないか、さらによくない場合は、圧縮、リサイズまたは消去のいずれで処理するかを判断する(S208)。全てのデータについて、メモリ確保モードで定義されている圧縮、リサイズまたは消去のいずれかの処理を開始するメモリ確保処理の実行命令をシステムコントローラー26が検知すれば、S206で自動選択された画像データをS205で選択決定したメモリ確保モードに応じて、圧縮、リサイズまたは消去して(S210)、終了する。
S208でメモリ確保モードに定義されている処理をしたくない画像データが存在すれば、表示されているサムネイル画像からその画像データを選択し、処理対象画像から除外するように操作部24を操作する。除外されるとサムネイル表示画面から該当する画像データが削除され表示されなくなる。S207に戻り、再び処理対象画像がサムネイル表示される。なお、図25に示す表示態様の場合、処理対象画像から除外された画像はサムネイル画像のフレームの太い強調がなされなくなる。
実施例7においても、実施例5で述べたように、画像のプリント回数、コピー回数、サムネイル主画像移行回数に重み付けし加算し、加算値の一番小さい画像データを自動的に選択して、圧縮、リサイズまたは消去している。そして、消去の処理対象となる画像データが、画像データの新旧と無関係に、選択されるため、操作者の手間をかけずに必要な記録領域が確保でき、画像データの記録を円滑に継続できる。重み付けのもとで処理対象の画像データが選択できるため、選択の幅が広がり、操作者の多様な好みに対応できる。また、プリント回数、コピー回数、サムネイル主画像移行回数の少なくとも2種類の回数情報を考慮すれば、1種類のみの回数情報による場合に比して処理対象となる画像データが的確に選択できる。
図18に示すように、異なる重み付けの組合せを複数(図では4例)定義し、デジタルカメラの操作部24のような重み付け切り替え手段を利用して組み合わせを切り替えれば、種々の重み付けの組み合わせで消去対象の画像データが選択できるため、選択の幅が広がり、操作者の多様な好みに対応できる。また、図18の重み付け例4のように少なくとも1つの回数情報の重み付けをゼロとすることによっても、選択の幅が広がり、操作者の多様な好みに対応できる。
実施例7では、処理を実行する前に処理対象として自動選択された画像データをサムネイル表示し、操作者が確認してから処理しているため、処理対象画像が予め確認でき、必要な画像データの誤処理が防止され、特に、サムネイル画像のフレームを強調して識別可能に提示すれば、処理対象画像を容易に認識できる。もちろん、画像データ処理装置は構成的にも複雑化せず、比較的小型軽量化できる。
また、メモリ確保モードを変更したり、必要な画像データを処理対象から除外したりするなどして消去以外の処理をさらに実行すれば、その画像データについては異なる処理がなされるため、選択の幅が広がり、操作者の多様な好みに対応できる。
実施例8では、プリント回数、コピー回数、サムネイル主画像移行回数など応じて選択された処理対象の画像データを、自動的に処理せず、処理の可否を操作者に求めている。実施例8について、図24〜25、図27〜図28を主に参照しながら説明する。
実施例1〜7のプリント回数、コピー回数、サムネイル主画像移行回数は、図4に示すように、画像データのヘッダやフッタなどの管理データ領域に記憶されている。これに対して、実施例8では、プリント回数、コピー回数、サムネイル主画像移行回数は、専用の管理ファイル(画像重要度管理ファイル)に記憶される。図27は記録媒体17の管理データ領域を示し、各画像データのファイル番号等の識別情報、画像データのプリント回数情報、コピー回数情報、サムネイル主画像移行回数情報が、この専用の管理ファイル(画像重要度管理ファイル)に記憶されている。
このように、各画像データのプリント回数、コピー回数、サムネイル主画像移行回数などの画像データ関連情報が、画像データを形成している画像ファイルから独立した別情報として画像ファイルと並列的に記憶すれば、画像ファイル自体に記録されるデータ量が減少する。また、複数の画像データに関連するプリント回数、コピー回数、サムネイル主画像移行回数などの画像データ関連情報が1つの画像情報としてまとめて記録され、複数の画像データ関連情報が1つのファイル内にあるため、全画像データのプリント回数、コピー回数、サムネイル主画像移行回数などの履歴情報を各画像ファイル内に個別にアクセスして把握する場合に比して迅速に検索把握でき、処理対象の画像データ選択が短時間でなされる。
実施例1〜6では、消去対象の画像データを選択して自動的に消去などの処理をしているのに対して、実施例8では、コピー回数、プリント回数、サムネイル主画像移行回数などに応じて決定された例えば消去対象の画像データを、自動的に消去せず、消去の可否を操作者に求めている。このとき、図24に示すように、消去対象の画像データのサムネイル画像をLCD23に一括表示したり、または、図25に示すように、記録媒体に記録されている画像データのサムネイル画像を一括表示し、かつ消去対象の画像データのサムネイル画像のフレームを強調するなどして、消去の対象画像を操作者に提示する。
操作者が消去してよいと判断すれば、自動選択された画像データを消去し、消去しないと判断すれば、次の消去対象のデータを選択して提示する。そしてこの動作を繰り返す。
図28は、実施例2で選択されたプリント回数の一番多い画像データを消去する場合での消去対象のデータを消去の可否を操作者に求めるフローチャートを示す。
図28のS213〜S217、S221〜223は、実施例2の図6のS107〜111、S113〜115に対応しており、操作者がデジタルカメラ1の操作部24を操作して、撮影を開始し(S213)、デジタルカメラ1の記録媒体17にアクセスして記録媒体の残量をチェックする(S214)。その時点での撮影モードの撮影可能な枚数1枚分(所定量)よりも、記録媒体17の残量が多ければ、撮影動作に移行し(S221)、撮影動作を行って画像データを記録媒体に記録し(S222)、撮影を続行しないなら撮影を終了し(S223)、続行するならS214に戻る。
チェックした記録媒体17の残量が所定量より少なければ、記録媒体17の画像重要度管理ファイルに記録されている全ての画像データのプリント回数情報がRAM18に読み込まれる(S215)。全データのプリント回数が0か否か判断され(S216)、0であれば、消去対象となる画像データの重要度の比較判定が行えず記録媒体17の残量が足りないため、撮影できないことを操作者に提示して終了する。0でなければ、プリント回数の一番多い画像データを選択する(S217)。
選択された画像データをデジタルカメラ1のLCD23に表示し(S218)、表示した画像データを消去するか否か判断され(S219)、操作者が消去すると判断し、消去ボタンのONをシステムコントローラー26が検知すれば、選択された画像データを消去し(S220)、S214へ戻って、消去動作が繰り返される。S219で操作者が消去しないと判断して消去ボタンが所定時間押されなければ、S215に戻って、S219で操作者が消去しないと判断した画像データ以外の画像データのプリント回数がS215で再度読み込まれ、二番目にプリント回数が多い画像データが選択される。
プリント回数の一番多い画像データの消去を例示したが、消去の対象はこれに限定されない。つまり、他の記録媒体へのコピーの回数、サムネイル主画像移行回数に応じて、または、それらに重み付けしてその重み付けに応じて、あるいは、重み付けして加算しその重み付け加算値に応じて選択された画像データを、実施例8における消去の可否の対象としてもよい。
なお、対象となる画像データを消去して記憶領域を確保しているが、消去に限定されず、リサイズ、圧縮によって記憶領域を確保してもよいことはいうまでもない。
実施例8では、処理対象の画像データを自動的に選択してから、処理前に表示し、操作者が確認してから処理しているため、処理対象の画像データが事前に確認できる。そのため、プリント回数、コピー回数、サムネイル主画像移行回数の多少によらず、操作者が処理したくない画像データの誤処理が防止できる。また、処理の内容も事前に確認されるため、画像データ毎に適切な処理が行え、選択の幅が広がり、操作者の多様な好みに対応できる。なお表示は対象画像データ1枚づつとしてもよいし、サムネイル画像表示を行うようにしてもよい。
実施例3ではデジタルカメラをパソコンと接続して、デジタルカメラのシリアル番号等の識別情報をパソコンに送信している。カメラのシリアル番号等の識別情報だけでなく、プリント回数情報、コピー回数情報、サムネイル主画像移行回数情報やその実行日時情報などの履歴情報を送信する場合を実施例9として、図29を主に参照しながら説明する。
例えば、デジタルカメラ1とパソコン3とをUSBケーブル等で接続し、デジタルカメラ1に記録されている画像データをパソコン3にコピーした後、USBケーブルを外してデジタルカメラ1とパソコン3との接続を解除する。接続の解除された状態においては、デジタルカメラ1に記録された画像データを利用したプリントと、パソコン3にコピーされた画像データを利用したプリントとは、互いに独立して行われる。そのため、同一の画像データに対して、例えば、デジタルカメラ1に記録された画像データから4回のプリントが、パソコン3にコピーされた画像データから5回のプリントが行われたとしても、デジタルカメラ1はパソコン3でのプリント履歴を、パソコン3はデジタルカメラ1でのプリント履歴を互いに把握できない。実施例9は、このような場合でも、デジタルカメラ1、パソコン3でそれぞれ独立して行われたプリント回数の総数を把握して、最終的にデジタルカメラ1において総プリント回数9回というプリント回数の履歴を把握している。
実施例9では、デジタルカメラ1をパソコン3と接続し、デジタルカメラ1からパソコン3に画像データをコピーする他、パソコン3のハードディスク41に記憶されている画像重要度管理ファイルに、デジタルカメラ1のシリアル番号等の識別情報、プリント回数情報、コピー回数情報、サムネイル主画像移行回数情報が同時に記憶される。デジタルカメラ1からパソコン3にコピーされてパソコン3に記録された画像データを使用してプリンタ装置2でプリントした場合、パソコン3のハードディスク41に記憶されている画像重要度管理ファイルの該当する画像データのプリント回数にプリント枚数が1枚なら1を加算した後に上書きして再記録する。ここで、プリント回数として加算されるのはプリント枚数の数であるのでプリンタ枚数が例えば3枚の場合は3を加算する。なお、プリント枚数に関係なく、プリント開始指示1回につき1のみを加算するような構成とすることも可能である。
デジタルカメラ1からパソコン3にコピーされた画像データをさらに他の記録媒体にコピーした場合、パソコン3のハードディスク41に記憶されている画像重要度管理ファイルのコピー回数に1を加算した後に上書きして再記録する。デジタルカメラ1からパソコン3にコピーされた画像データをパソコン3でサムネイル画像の再生から主画像の再生に移行した場合、パソコン3のハードディスク41に記憶されている画像重要度管理ファイルのサムネイル主画像移行回数に1を加算した後に上書きして再記録する。
また、実施例3では、デジタルカメラ1とパソコン3との接続を切断するに際し、パソコン3のハードディスク41に記憶されている画像重要度管理ファイルのコピー回数情報を0にリセットして設定している。そして、デジタルカメラ1とパソコン3を再接続したとき、デジタルカメラ1、パソコン3の接続が切断されている間に、更新したパソコン3のハードディスク41に記憶されている画像重要度管理ファイルのコピー回数をデジタルカメラ1に通知し、デジタルカメラ1の記録媒体17に記録された各画像データのヘッダやフッタなどの管理データ領域のコピー回数に通知した回数を加算して更新している。
これに対して、実施例9では、コピー、プリント、サムネイル再生から主画像再生に移行した日時情報を、デジタルカメラ1の記録媒体17に記録された画像データのヘッダやフッタなどの管理データ領域、およびパソコン3のハードディスク41に記憶されている画像重要度管理ファイルに記憶する。日時情報の記録媒体17への記録は、画像データのヘッダやフッタなどの管理領域ではなく、実施例8に示すような専用の管理ファイルに記憶するようにしてもよい。
デジタルカメラ1とパソコン3とをUSBケーブル等で接続すると、接続動作に対応してデジタルカメラ1のシリアル番号等の識別情報、デジタルカメラ1の記録媒体17に記録された画像データのファイル番号等のID情報をデジタルカメラ1からパソコン3に通知する。パソコン3がこの通知を検知すると、パソコン3のハードディスク41に記憶されている画像重要度管理ファイルの中から、通知されたデジタルカメラ1のシリアル番号の有無を検索し、次に、通知されたファイル番号の有無を検索する。
該当するデジタルカメラのシリアル番号が存在したら、続いて該当するファイル番号を検索し、検索したファイル番号のうち、デジタルカメラ1、パソコン3の前回の接続日時以降にプリント、コピー、サムネイル主画像移行が行われた画像データがあれば、プリント日時情報、コピー日時情報、サムネイル主画像移行日時情報をパソコン3からデジタルカメラ1に通知する。パソコン3から通知された、プリント日時情報、コピー日時情報、サムネイル主画像移行日時情報をデジタルカメラ1の記録媒体17のデータのヘッダやフッタなどの管理データ領域に記憶される。そして、パソコン側のこれらの履歴情報がデジタルカメラ側に記憶されて、デジタルカメラ側の履歴情報が更新されると、パソコン側の情報はリセットされる。このように、パソコン側の履歴情報を一旦リセットすれば、デジタルカメラ1、パソコン3を次回接続したときのパソコン側の履歴情報は次回の接続以降の履歴情報のみとなり、重複情報をチェックすることなく、デジタルカメラ側の履歴情報に加えて更新すればよい。つまり、重複情報のチェックが不要となる。
また、同様に、デジタルカメラ側で更新された履歴情報をデジタルカメラ1からパソコン3に送信して、更新した履歴情報をパソコン3の画像重要度管理ファイルにも記憶すれば、デジタルカメラ1、パソコン3の双方で履歴情報が把握、管理でき、不測の情報消去(画像データや履歴データの不測の消失等)などのアクシデントにも対応できる。
以下、上記の履歴情報を専用の管理ファイル内に記憶させる場合について詳細に説明すると、図29は画像ファイルとは別個のファイルとして設けられた画像重要度管理ファイルに記録されたプリント履歴情報を示す。
図29(A)は、デジタルカメラ1の画像重要度管理ファイルに記憶されたデータを示し、2003年5月31日までのプリント履歴情報が記憶されている。このプリント履歴情報によれば、画像101、103、105、106、107は各1回ずつ、画像102は3回のプリントが行われ、画像104は1回もプリントされていない。2003年6月1日にデジタルカメラ1の画像データがパソコン3にデジタルコピーされたと仮定し、図29(B)(C)はそれ以降の2003年12月30日までにデジタルカメラ1とパソコン3とでそれぞれ独立に行われたプリント履歴を含むプリント履歴情報を示す。
図29(B)は、デジタルカメラ1の画像重要度管理ファイルの2003年12月30日時点のデータを示し、パソコン3に画像データをコピーした以降にデジタルカメラ1にプリンタ装置2を直接的に接続して、画像101を1回、画像102を2回、画像105を2回、さらにプリントしたことがわかる。その結果、2003年12月30日時点のデジタルカメラ1の画像重要度管理ファイル内に記憶されている通算のプリント回数は画像101が2回、画像102が5回、画像105が3回となり、画像103、104、106、107は2003年5月31日時点と比較して変化していない。
図29(C)は、パソコン3のハードディスクの重要度管理ファイルの2003年12月30日時点のデータを示し、2003年6月1日にデジタルカメラ1からパソコン3に画像データをコピーした以降にパソコン3にプリンタ装置2を直接的に接続して、画像102を1回、画像107を1回、さらにプリントしたことがわかる。その結果、2003年12月30日時点のパソコン3の画像重要度管理ファイル内に記憶されている通算のプリント回数は画像102が4回、画像107が2回となり、画像101、103、104、105、106は2003年5月31日時点と比較して変化していない。
2003年12月30日に、デジタルカメラ1とパソコン3とを接続すると、パソコン3の重要度管理ファイルの履歴データがパソコン3からデジタルカメラ1に送信され、デジタルカメラ1内で、図29(B)(C)のそれぞれのプリント履歴データが合成されて新しいプリント履歴データが生成(更新)される。ここで、同一日時に行われたプリント履歴データは、同一の1つのデータとして認識され、重複してカウントされない。例えば、画像102について、パソコン3から送信される3月11日、4月14日、5月22日、11月10日の4回のプリント履歴とデジタルカメラ1に保持されている3月11日、4月14日、5月22日、9月16日、12月29日の5回のプリント履歴のうち、プリント日時の一致する3月11日、4月14日、5月22日のプリント履歴は同一のものと認識される。そして、画像102に関するプリント履歴は、デジタルカメラ1からパソコン3に画像データがコピーされる前の3月11日、4月14日、5月22日に加えて、パソコン3へのコピー後にデジタルカメラ側の画像データを利用してプリントがなされた9月16日、12月29日とパソコン側の画像データを利用してプリントがなされた11月10日とがプリント履歴として新たに加えられ、最終的には図29(D)に示すような合成、更新されたプリント履歴が得られる。図29(D)から、例えば画像102について計6回のプリントがなされたことがわかる。デジタルカメラ1のシステムコントローラー26において、これらの日時履歴に基づいて各回数情報がカウントされ、回数情報への変換がなされる。この回数情報は各画像ファイルの管理領域内に履歴情報である日時情報とともに記憶させることができ、あるいは、画像ファイルとは独立した専用の管理ファイル内において履歴情報とともに記憶させることもできる。さらにはこの両方、即ち、画像ファイル内と専用の管理ファイル内の両方にその情報を保持するようにしてもよい。
このように実施例9によれば、デジタルカメラ1のシリアル番号等の識別情報がパソコン3に通知されるため、この識別情報によって送信元の装置であるデジタルカメラ1が確認、区別され、複数の送信元からの情報を確実に識別して区別できる。
また、デジタルカメラ内とパソコン内に互いに独立的に保持されていたプリント、コピー、サムネイル主画像移行を行った日時情報が、デジタルカメラ内で加算処理された後に記録媒体17の管理データ領域に記憶され、その加算処理の際に日時の同じプリント、コピー、サムネイル主画像移行は同一のものと判断されて、プリント回数、コピー回数、サムネイル主画像移行回数への重複した加算が防止され、デジタルカメラ1の画像データとパソコン側のその画像データのコピーからそれぞれなされたプリントの総回数が正確に把握され、画像の重要度を確実に把握できる。
プリント回数、コピー回数、サムネイル主画像移行回数の利用方法は種々考えられ、例えば、実施例3で述べたように、必要な記録領域を確保するために、消去する画像データを自動的に選択する場合に応用すれば、消去の対象となる画像データが、画像データの新旧と無関係に選択され、操作者に手間をかけずに必要な記録領域が確保でき、画像データの記録を円滑に継続できる。ここで、必要な記録領域を確保するための処理は、消去に限定されず、リサイズ、圧縮によって必要な記録領域を確保してもよいことはいうまでもない。
実施例9では、プリント回数について述べたが、プリント回数に限らず、コピー回数、サムネイル主画像移行回数にも適用でき、コピー回数の総回数、サムネイル主画像移行回数の総回数を把握することにより、画像の重要度が確実に把握できる。また、実施例5に示すような重み付けを行わせるようにすることも可能である。
また、実施例9では、パソコン側でコピーした画像データを利用したパソコン側でのプリントについては、パソコン側にそのプリント履歴に日時情報履歴を加えて保持し、パソコン3をデジタルカメラ1と接続した際にその情報のみをデジタルカメラ側に送信してデジタルカメラ側に保持しているプリント履歴情報と合成して更新される。そのため、デジタルカメラ側からパソコン側へのプリント履歴情報の送信が不要になるとともに、プリント履歴データの合成、更新において、重複するデータを無視するための重複チェックが不要となる。しかし、デジタルカメラ側からパソコン側に画像データをコピーする場合に、コピー履歴情報に加えて、プリント履歴情報をパソコン側に送信して記録してもよい。
消去、リサイズ、圧縮の処理対象となる画像データが、日時履歴情報のもとでなされたプリント回数、コピー回数、サムネイル主画像移行回数に基づいて、画像データの新旧と無関係に自動的に選択されるため、操作者に手間をかけずに必要な記録領域が確保できる。
(その他の実施例および変形例)
実施例1〜9では、画像データ処理装置としてデジタルカメラを用いている。しかし、画像データ処理装置はデジタルカメラに限定されず、デジタルカメラと同等の機能を持つものと置き換えてもよい。
例えば、カメラ機能により撮影したデータを記録媒体に記録し、メール機能によってプリンタ装置、パソコンヘデータを送信し、プリント、コピーの可能な携帯電話が、デジタルカメラの代わりに画像データ処理装置として利用できる。
また、パソコンやプリンタ装置に接続することにより、記録媒体に記録したデータをコピーやプリントの可能なカードリーダーが、デジタルカメラの代わりに画像データ処理装置として利用できる。
さらに、パソコンやプリンタ装置に接続することにより、DVDディスクに記録したデータをコピーやプリント可能なDVDレコーダーおよびプレイヤーの組合せが、デジタルカメラの代わりに画像データ処理装置として利用できる。
ハードディスクに記録したデータを、パソコンやプリンタ装置に接続することにより、コピーやプリントの可能なパソコン、またはハードディスク内蔵テレビが、デジタルカメラの代わりに画像データ処理装置として利用できる。
また、実施例1〜9のシステムとして、パソコンが利用されている。しかしながら、システムは、パソコンに限定されず、パソコンと同等の機能を持つものと置き換えてもよい。例えば、ハードディスク、または記録媒体等のメモリ機能を有するカードリーダーなどの記録媒体、または、デジタルビデオカメラ、DVDレコーダープレイヤー、ハードディスク内蔵のテレビ等が、システムとして考えられる。
なお、いずれの実施例においても、消去、リサイズ、圧縮のうちのどれを行うかはそれぞれ任意に選択可能な事項であり、例えば実施例として消去のみに言及したものについても消去の他にリサイズや圧縮を任意に選択可能であることはいうまでもない。
さらに、各実施例を適宜任意に選択、組み合わせた如きシステムや装置も本願発明に含まれることはもちろんである。
上記のように本発明によれば、記録容量が不足した場合、プロテクトなどの手間のかかる操作を操作者に強要せず、また、データの新旧に関係なく消去などの処理の対象となる画像デー夕がその画像データの有する重要度に応じて自動的に選択されて、撮影に必要な記憶領域が確保され、画像データの記録を円滑に継続できる。
撮影したデータを記録媒体に記録し、プリンタ装置、パソコンに有線、または無線で電気的に接続されて、プリント、コピーされる画像データ処理装置に本発明が広範囲に応用できる。
画像データ処理装置の一例としてのデジタルカメラの要部のブロック図を示す。 本発明の実施例1に係る、パソコンを介することなく接続されたデジタルカメラ、プリンタ装置を示す。 本発明の実施例1におけるプリンタ装置の要部のブロック図を示す。 本発明の実施例1におけるデジタルカメラの記録媒体のデータの記録領域を示す説明図である。 本発明の実施例1におけるデータ処理を示すフローチャートである。 本発明の実施例1におけるデータ処理を示すフローチャートである。 本発明の実施例2に係るパソコンに接続されたデジタルカメラを示す。 本発明の実施例2におけるデータ処理を示すフローチャートである。 本発明の実施例2におけるデータ処理を示すフローチャートである。 本発明の実施例3に係るパソコンに接続されたプリンタ装置を示す。 本発明の実施例3に係るデジタルカメラとパソコンとの接続、および、パソコンのハードディスク内のファイル構成を示す。 本発明の実施例3におけるデータ処理を示すフローチャートである。 本発明の実施例3におけるデータ処理を示すフローチャートである。 本発明の実施例3におけるデータ処理を示すフローチャートである。 本発明の実施例4におけるサムネイル表示および主画像表示への移行を示す説明図である。 本発明の実施例4におけるデータ処理のフローチャートを示す。 本発明の実施例4におけるデータ処理のフローチャートを示す。 本発明の実施例5におけるコピー回数、プリント回数、サムネイル主画像移行回数での重み付けの一例を示す。 本発明の実施例5における重み付けの加算例を示す。 本発明の実施例5におけるデータ処理のフローチャートを示す。 本発明の実施例6におけるコピー回数、プリント回数、サムネイル主画像移行回数に重み付けして加算した重み付け加算値の一例を示す。 本発明の実施例6におけるメモリ確保処理前後の記録媒体の残量を示す。 本発明の実施例6におけるデータ処理のフローチャートを示す。 本発明の実施例7における消去対象のデータのサムネイル画像の一括表示を示す説明図である。 本発明の実施例7における消去対象のデータのサムネイル画像のフレームの強調表示状態を示す説明図である。 本発明の実施例7におけるデータ処理のフローチャートを示す。 本発明の実施例8における記録媒体のデータの記録領域を示す説明図である。 本発明の実施例8におけるデータ処理のフローチャートを示す。 本発明の実施例9における画像重要度管理ファイルに記憶されたデータの一例を示し、(A)はデジタルカメラの画像重要度管理ファイルに記憶された2003年5月31日時点のプリント履歴情報、(B)はデジタルカメラの画像重要度管理ファイルに記憶された2003年12月30日時点のプリント履歴情報、(C)は、パソコンの画像重要度管理ファイルの2003年12月30日時点のプリント履歴情報、(D)は2003年12月30日時点で合成、更新されたプリント履歴情報をそれぞれ示す。
符号の説明
1 デジタルカメラ
2 プリンタ装置
3 パソコン(PC)
17 デジタルカメラの記録媒体
18 デジタルカメラのRAM
19 デジタルカメラのUSBインターフェース
20 デジタルカメラのUSB端子
24 デジタルカメラの操作部
26 デジタルカメラのシステムコントローラー
30 プリンタ装置のRAM
31 プリンタ装置のUSBインターフェース
32 プリンタ装置のUSB端子
33 プリンタ装置の操作部
34 プリンタ装置のシステムコントローラー
41 パソコンのハードディスク
42 パソコンのUSBインターフェース
43 パソコンのCPU
44 パソコンのRAM

Claims (7)

  1. 撮像された画像データと当該画像データに関する画像データ関連情報とが記録され、
    当該画像データに基づいたプリント回数、
    当該画像データのコピー回数、
    当該画像データに基づいて生成された複数の縮小画像の表示から選択されて縮小画像生成前の画像データに移行された回数
    のうちの少なくとも1つについてその回数情報が画像データ関連情報として含まれ、
    複数の画像データの中から画像データを選択して、画像データの消去、リサイズ、圧縮の少なくとも1つの処理を行うに際し、前記回数情報に基づいてその処理対象の画像データを自動的に選択する画像データ選択方法における画像データ処理システムにおいて、
    撮像手段と、
    記録手段と、
    前記撮像手段で撮像された撮像信号を処理して前記記録手段に画像データとして記録するとともに、前記プリント回数、前記コピー回数、前記画像データに基づいて生成された複数の縮小画像の表示から選択されて縮小画像生成前の画像データに移行された回数のうちの少なくとも1つについてその回数情報を前記記録手段に記録する撮像記録装置と、
    前記撮像記録装置と着脱自在に接続可能で、前記撮像記録装置の記録手段から送信された前記画像データと;送信元の撮像記録装置を識別可能な識別情報と;を記録可能なデータ記録手段を有するデータ記録装置と、
    前記データ記録装置と着脱自在に接続可能で、前記データ記録装置から送信された画像情報に基づいてプリントを行う印刷装置と、
    を具備し、
    前記データ記録装置と前記印刷装置とが接続されてプリントを行った際の画像データ毎のプリント回数情報、前記データ記録装置に記録された画像データのコピー回数情報、前記画像データに基づいて生成された複数の縮小画像の表示から選択されて縮小画像生成前の画像データに移行された回数情報のうちの少なくとも1つの回数情報が前記データ記録装置のデータ記録手段に保持可能であり、
    前記データ記録装置と前記撮像記録装置とが接続された際に、前記データ記録手段に記録された回数情報と前記識別情報とに基づいて前記撮像記録装置の前記記録手段に記録されている回数情報を更新可能な画像データ処理システム。
  2. 撮像手段と、
    記録手段と、
    前記撮像手段で撮像された撮像信号を処理して前記記録手段に画像データとして記録するとともに、
    当該画像データに基づいたプリント回数、
    当該画像データのコピー回数、
    当該画像データに基づいて生成された複数の縮小画像の表示から選択されて縮小画像生成前の画像データに移行された回数
    のうちの少なくとも1つについてその回数情報を前記記録手段に記録する撮像記録装置と、
    前記撮像記録装置と着脱自在に接続可能で、前記撮像記録装置の記録手段から送信された前記画像データと;送信元の撮像記録装置を識別可能な識別情報と;を記録可能なデータ記録手段を有するデータ記録装置と、
    前記データ記録装置と着脱自在に接続可能で、前記データ記録装置から送信された画像情報に基づいてプリントを行う印刷装置と、
    を具備し、
    前記データ記録装置と前記印刷装置とが接続されてプリントを行った際の画像データ毎のプリント回数情報、前記データ記録装置に記録された画像データのコピー回数情報、前記画像データに基づいて生成された複数の縮小画像の表示から選択されて縮小画像生成前の画像データに移行された回数情報のうちの少なくとも1つの回数情報が前記データ記録装置のデータ記録手段に保持可能であり、
    前記データ記録装置と前記撮像記録装置とが接続された際に、前記データ記録手段に記録された回数情報と前記識別情報とに基づいて前記撮像記録装置の前記記録手段に記録されている回数情報を更新可能な画像データ処理システム。
  3. 前記撮像記録装置の記録手段に記録される画像データと前記回数情報とは組み合わされた1つの画像情報として前記記録手段に記録される請求項1、2記載の画像データ処理システム。
  4. 前記撮像記録装置の記録手段に記録される複数の画像データと、前記回数情報とはそれぞれ互いに独立した情報として並列的に記録手段に記録される請求項1、2記載の画像データ処理システム。
  5. 前記データ記録装置と前記撮像記録装置とが接続された際に、前記データ記録手段に記録された回数情報と前記識別情報とに基づいて前記撮像記録装置の前記記録手段に記録されている回数情報が更新された後には、前記データ記録装置に保持されている回数情報がリセットされる請求項1、2記載の画像データ処理システム。
  6. 前記記録手段に記録されている複数の画像データの中から特定の画像データに対して、画像データの消去、リサイズ、圧縮の少なくとも1つの処理を行うに際し、前記回数情報に基づいてその処理対象の画像データを自動的に選択可能な請求項2〜5記載の画像データ処理システム。
  7. 前記撮像記録装置から前記データ記録装置にさらに前記回数情報が送信されて記録される請求項1〜6記載の画像データ処理システム。

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013138313A (ja) * 2011-12-28 2013-07-11 Canon Inc 撮像装置およびその制御方法

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