JP2007074635A - 画像入力装置および固体撮像素子 - Google Patents

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Abstract

【課題】単層の無機材料を用いた色分離用のフィルタ膜を搭載した画像入力装置であって、所望の映像信号を得ることが可能な画像入力装置を提供する。
【解決手段】被写体を撮像する固体撮像素子(イメージセンサ)3と、固体撮像素子が出力する撮像信号を処理する信号処理手段E1とを備える。固体撮像素子は、入射光の透過スペクトルにおいて特定の波長に極大値を有する少なくとも2種類の膜厚を有し、所定の配列に基づいて並べられている単層の無機材料からなるフィルタ膜12〜14と、フィルタ膜を透過した入射光の光量に応じて信号電荷を生成する光電変換部11とを備え、信号処理手段E1は、撮像信号をその色と出力する信号の種類とに適応した方法で処理して、輝度信号、色信号、色差信号および入射光の光量に相応する信号のうち少なくとも1つの信号を生成する。
【選択図】図6

Description

本発明は、画像入力装置および固体撮像素子に関し、特には、装置を小型化、高信頼化する際に所望の映像信号を得る技術に関する。
近年、デジタルカメラを搭載した携帯電話が広く普及するなど、固体撮像装置に関する小型化の要請が高まっている。固体撮像装置は入射光を三原色に分離するために色分離フィルタを用いている。色分離フィルタの材料としては、従来、顔料などの有機材料が用いられてきたが、近年では無機材料も用いられるようになってきた。
無機材料を用いた色分離フィルタとしては、例えば多層干渉膜を用いた色分離フィルタがある(例えば、特許文献1を参照)。無機材料を用いた色分離フィルタは、有機材料を用いたものに比べて小型化が容易であるため、固体撮像装置へ適用すべく技術開発が盛んに進められている。
特開平5−45514号公報(第2−4頁、第12図)
しかしながら、無機材料を用いた色分離フィルタには次のような問題がある。すなわち、固体撮像素子の色分離フィルタが単層の無機材料で構成され、光透過特性を膜厚調整によって実現する場合、カラーフィルタの光透過特性は干渉と吸収により実現される。そのため、ある2種類の膜厚を有するカラーフィルタの光透過特性の大まかな関係は、膜厚が増加するにつれて、透過スペクトルにおける極大値での波長が長波長側にシフトしたものとなり、従来、一般的に使用されている原色や補色のカラーフィルタとは全く異なった光透過特性を有している。
このような場合に、原色や補色のセンサから映像信号を生成する従来の画像処理を適用すると、所望の映像信号を得ることができない。これは、単層の無機材料を用いた色分離フィルタが従来の原色や補色の光透過特性と著しく異なっているためである。
本発明は、上述のような問題に鑑みてなされたものであって、単層の無機材料を用いた色分離フィルタを搭載した画像入力装置において、所望の映像信号を得ることが可能な技術を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明においては、単層の無機材料からなる色分離用のフィルタ膜を備えた固体撮像素子から得られる撮像信号を、その色と出力する信号の種類とに適応した方法で信号処理することを特徴とするものである。
すなわち、本発明による画像入力装置は、被写体を撮像する固体撮像素子と、前記固体撮像素子が出力する撮像信号を処理する信号処理手段とを備え、さらに、前記固体撮像素子は、入射光の透過スペクトルにおいて特定の波長に極大値を有する少なくとも2種類の膜厚を有し、所定の配列に基づいて並べられている単層の無機材料からなるフィルタ膜と、前記フィルタ膜を透過した前記入射光の光量に応じて信号電荷を生成する光電変換部とを備え、前記信号処理手段は、前記撮像信号に前記所定の配列に基づく色変換処理を加えることにより、輝度信号、色信号、色差信号および入射光の光量に相応する信号のうち少なくとも1つの信号を生成するように構成されている。ここで、前記固体撮像素子は、単層の無機材料からなるものとする。前記フィルタ膜は、所定の波長域の入射光を透過するように膜厚が調整されている濾光手段である。前記光電変換部は、半導体基板内に2次元状に配置されている。
この構成において、信号処理手段が撮像信号をその色と出力する信号の種類とに適応した方法で処理するので、色分離用のフィルタ膜が単層の無機材料で構成されていても、固体撮像素子による撮像信号から所望の映像信号を得ることができる。
上記において、前記色分離用のフィルタ膜の光透過特性の種類をn種類(n:2以上の自然数)、前記信号処理手段が出力する信号の種類をm種類(m:自然数)とし、mとnの関係がm≧nを満たすようにすると好ましい。このようにすれば、信号処理手段において、出力信号に含まれる映像情報についてその詳細な調整を実現できる。
また、上記において、前記フィルタ膜は、透過スペクトルにおいて特定の波長に極大値を有する3種類の膜厚を備え、前記フィルタ膜は、2行2列の単位配列に基づいて構成され、前記単位配列における第1の列に第1の膜厚および第3の膜厚を有するフィルタが順次配列されると共に、前記単位配列における第2の列に第2の膜厚および第1の膜厚を有するフィルタが順次配列されるという態様がある。これは光透過特性の種類を3種類とするものであり、このようにすれば、信号処理手段の構成について、従来のベイヤ配列型の撮像素子出力に対応したものと親和性を高くできるため、設計工数の大幅な削減を実現できる。
上記において、前記第1の膜厚、前記第2の膜厚、前記第3の膜厚は、前記第2の膜厚、前記第1の膜厚、前記第3の膜厚の順に膜厚が厚いものとする。これは、例えば、第1の膜厚をG(緑)、第2の膜厚をR(赤)、第3の膜厚をB(青)にそれぞれ対応させると、GBRGのベイヤ配列になる。
また、上記において、前記フィルタ膜は、透過スペクトルにおいて特定の波長に極大値を有する4種類の膜厚を備え、前記フィルタ膜は、2行2列の単位配列に基づいて構成され、前記単位配列における第1の列に第1の膜厚および第2の膜厚を有するフィルタが順次配列されると共に、前記単位配列における第2の列に第3の膜厚および第4の膜厚を有するフィルタが順次配列されるという態様がある。これは光透過特性の種類を4種類とするものであり、このようにすれば、信号処理手段の構成について、従来の補色市松配列型の撮像素子出力に対応したものと親和性を高くできるため、設計工数の大幅な削減を実現できる。
また、上記において、前記フィルタ膜は、透過スペクトルにおいて特定の波長に極大値を有する4種類の膜厚を備え、前記フィルタ膜は、4行2列の単位配列に基づいて構成され、前記単位配列における第1の列に第1の膜厚、第2の膜厚、第1の膜厚、および第4の膜厚を有するフィルタが順次配列されると共に、前記単位配列における第2の列に第3の膜厚、第4の膜厚、第3の膜厚および第2の膜厚を有するフィルタが順次配列されるという態様がある。このようにすれば、信号処理手段の構成について、従来の補色ムービー配列型の撮像素子出力に対応したものと親和性を高くできるため、設計工数の大幅な削減を実現できる。
また、上記において、前記フィルタ膜は、透過スペクトルにおいて特定の波長に極大値を有する4種類の膜厚を備え、前記フィルタ膜は、4行2列の単位配列に基づいて構成され、前記単位配列における第1の列に第1の膜厚、第2の膜厚、第3の膜厚および第4の膜厚を有するフィルタが順次配列されると共に、前記単位配列における第2の列に第3の膜厚、第4の膜厚、第1の膜厚および第2の膜厚を有するフィルタが順次配列されるという態様がある。このようにすれば、信号処理手段の構成について、従来の補色全ライン反転ムービー配列型の撮像素子出力に対応したものと親和性を高くできるため、設計工数の大幅な削減を実現できる。
また、上記において、nを2以上の自然数とし、前記固体撮像素子から出力される撮像信号は、前記第1〜nの膜厚によって濾光された第1〜nの撮像信号からなり、前記信号処理手段は、前記第1〜nの撮像信号から輝度信号、色信号、色差信号および入射光の光量に相応する信号のうち少なくとも1つの信号を出力するものであって、前記信号処理が、前記第1〜nの撮像信号の線形1次結合の式と、定数の加算あるいは減算で表されるという態様がある。このようにすれば、前記信号処理手段において出力信号に含まれる映像情報についてその詳細な調整を実現できる。
上記において、前記信号処理は、輝度信号を、前記第1〜nのうちのいずれか1種類の撮像信号に対して第1の定数の乗算および第2の定数の加算または減算を行うことで生成するという態様がある。このようにすれば、冗長な回路を削減でき、回路規模の削減を実現できる。
また、上記において、前記信号処理は、ガンマ補正関数の形状が、入力が所定の閾値より小さい領域で、前記ガンマ補正関数の2次微分値が0以上、入力が所定の閾値より大きい領域で、前記ガンマ補正関数の2次微分値が0以下として表されるという態様がある。すなわち、入力が所定の閾値より小さい場合は下に凸の形状とし、入力が所定の閾値より大きい場合は上に凸の形状とする。このようにすれば、低輝度部のノイズ感を抑えた高品位の信号を得ることができる。
また、上記において、前記信号処理は、ガンマ補正関数の形状が、前記ガンマ補正関数の2次微分値が0以上として表されるという態様もある。すなわち、全体的に下に凸の形状とする。このようにすれば、さらにノイズ感を抑えた高品位の信号を得ることができる。
また、上記において、前記信号処理は、ガンマ補正関数の形状が線形関数および線形関数の組み合わせで表されるという態様がある。すなわち、線形関数で多線近似するもので、このようにすれば、処理を簡易化でき、回路規模の削減を実現できる。
また、上記において、前記信号処理は、ノイズ成分を除去するノイズリダクション機能を備えたという態様がある。
また、上記において、前記信号処理は、周波数成分において、色差信号の所定の帯域以下の信号のみを通過させるという態様がある。すなわち、前記信号処理手段において、所定の周波数帯域以下の色差信号のみを通過させるLPF(Low Pass Filter)を備えていても好ましい。このようにすれば、色差信号のノイズ感を抑えた高品位の信号を得ることができる。
また、上記において、前記所定の帯域は、輝度信号の帯域より低いという態様がある。すなわち、前記信号処理手段において、輝度信号の周波数帯域よりも色差信号の周波数帯域が低くなる構成であっても好ましい。このようにすれば、輝度信号の解像感を確保し、色差信号のノイズ感を抑えた高品位の信号を得ることができる。
また、上記において、被写体から前記固体撮像素子へ入射される光の光路上に、近赤外領域の光を除去するIR(Infrared Rays)カットフィルタが存在するという態様がある。
ただし、IRカットフィルタが配設されていなくても好ましい。このようにすれば、近赤外領域の映像信号も利用可能になり、撮像信号の情報量を拡張することができる。
本発明は、固体撮像素子として、次のように展開することも可能である。
すなわち、入射光のエネルギーを電気信号に変換する固体撮像素子であって、入射光の透過スペクトルにおいて、少なくとも3種類の異なる波長の極大値を有し、前記少なくとも3種類の波長は、それぞれ、650nm〜750nm、525nm〜625nm、380nm〜480nmの範囲の波長の中に極大値を有することを特徴とする。
上記において、好ましくは、前記極大値をもつ波長の少なくとも3種類が、それぞれ700nm、575nm、435nmであるものとする。
また、上記において、前記少なくとも3種類の極大値をもつ波長は、それぞれ異なる膜厚を有する無機材料のフィルタ膜によって形成されるものとする。
また、上記において、前記フィルタ膜の膜厚は、少なくとも3種類が、それぞれ65〜100nm、50〜70nm、30〜50nmの範囲であって、前記膜厚は、フィルタ膜の持つ屈折率と透過スペクトルの極大値をとる波長との相関に基づくという態様がある。
また、上記において、前記3種類のフィルタ膜は、2行2列の単位配列に基づいて構成され、前記単位配列における第1の列に、極大値が650nm〜750nmの範囲にあるフィルタ膜および極大値が525nm〜625nmの範囲にあるフィルタ膜が順次配列されると共に、前記単位配列における第2の列に、極大値が525nm〜625nmの範囲にあるフィルタ膜および極大値が380nm〜480nmの範囲にあるフィルタ膜が順次配列されるという態様がある。これは、ベイヤ配列型の撮像素子出力に対応している。
あるいは、入射光のエネルギーを電気信号に変換する固体撮像素子であって、入射光の透過スペクトルにおいて、少なくとも3種類の異なる特定波長以上の光を透過する透過特性を有し、前記波長透過範囲のうち少なくとも3種類が、それぞれ650nm以上、525nm以上、380nm以上の範囲の中に含まれることを特徴とする。
そして、前記波長透過範囲のうち少なくとも3種類が、長波長から数えてそれぞれ650nm〜750nm、525nm〜625nm、380nm〜480nmの範囲の波長の中に極大値を有するものとする。
あるいは、前記透過特性をもつ特定波長の少なくとも3種類が、それぞれ700nm未満、575nm未満、435nm未満の値であるものとする。
また、上記において、前記特定波長の波長範囲は、少なくとも3種類のそれぞれ異なる膜厚を有する無機材料のフィルタ膜によって形成されるものとする。
また、上記において、前記フィルタ膜の膜厚は、少なくとも3種類がそれぞれ、65〜100nm、50〜70nm、30〜50nmの範囲であって、前記膜厚は、フィルタ膜の持つ屈折率と透過スペクトルの極大値をとる波長との相関に基づくという態様がある。
また、上記において、前記フィルタ膜は、2行2列の単位配列に基づいて構成され、前記単位配列における第1の列に、極大値が650nm〜750nmの範囲にあるフィルタ膜および遮断特定波長が525nm〜625nmの範囲にあるフィルタ膜が順次配列されると共に、前記単位配列における第2の列に特定値が525nm〜625nmの範囲にあるフィルタ膜および極大値が380nm〜480nmの範囲にあるフィルタ膜が順次配列されるという態様がある。これは、ベイヤ配列型に対応している。
さらに、上記のいずれかの固体撮像素子と、前記固体撮像素子が出力する撮像信号を処理する信号処理手段とを備える画像入力装置であって、前記信号処理手段は、前記撮像信号に前記所定の配列に基づく色変換処理を加えることにより、輝度信号、色信号、色差信号および入射光の光量に相応する信号のうち少なくとも1つの信号を生成することを特徴とする。これによれば、信号処理手段が撮像信号をその色と出力する信号の種類とに適応した方法で処理するので、色分離用のフィルタ膜が単層の無機材料で構成されていても、固体撮像素子による撮像信号から所望の映像信号を得ることができる。
本発明によれば、信号処理手段が撮像信号をその色と出力する信号の種類とに適応した方法で処理するので、色分離用のフィルタ膜が単層の無機材料で構成されていても、固体撮像素子による撮像信号から所望の映像信号を得ることができる。
以下、本発明の画像入力装置の実施の形態について、電子スチルカメラを例にとり、図面を参照しながら説明する。
[1]第1の実施の形態
本発明の第1の実施の形態における電子スチルカメラについて説明する。
(1)電子スチルカメラの構成
まず、本実施の形態における電子スチルカメラの構成について説明する。図1は本実施の形態における電子スチルカメラの機能構成を示すブロック図である。この電子スチルカメラは、光学レンズ1、IRカットフィルタ2、イメージセンサ(固体撮像素子)3、アナログ信号処理回路4、A/D(Analogue to Digital)変換器5、デジタル信号処理回路6、メモリカード7およびドライブ回路8を備えている。アナログ信号処理回路4、A/D変換器5およびデジタル信号処理回路6が信号処理手段E1を構成している。
光学レンズ1は被写体からの入射光をイメージセンサ3上に結像させる。IRカットフィルタ2はイメージセンサ3に入射する光の長波長成分を除去する。イメージセンサ3はいわゆる単板式のCCD(Charge Coupled Device)イメージセンサであって、2次元状に配置された光電変換素子のそれぞれに入射光を濾光する色フィルタが設けられている。イメージセンサ3は、ドライブ回路8からの駆動信号に応じて電荷を読み出し、アナログ撮像信号Saを出力する。
アナログ信号処理回路4は、イメージセンサ3が出力したアナログ撮像信号Saに対して相関二重サンプリングや信号増幅などの処理を施す。A/D変換器5は、アナログ信号処理回路4の出力信号をデジタル撮像信号Sdに変換する。デジタル信号処理回路6は、デジタル撮像信号Sdから所望のデジタル映像信号SDを生成する。メモリカード7はデジタル映像信号SDを記録する。
(2)イメージセンサの構成
次に、イメージセンサ3の構成について説明する。図2はイメージセンサ3の概略構成を示すブロック図である。イメージセンサ3は、光電変換素子11、カラーフィルタ12〜14、垂直転送CCD15、水平転送CCD16、増幅回路17および出力端子18を備えている。カラーフィルタ12〜14は、単層の無機材料から構成されている。
光電変換素子11は2次元状に配列されており、各光電変換素子上には、第1の色αのカラーフィルタ12、第2の色βのカラーフィルタ13、第3の色γのカラーフィルタ14の何れかのカラーフィルタがベイヤ状に配列されており、ベイヤ配列の単位配列におけるRの位置に対応する色が第1の色α、Gの位置に対応する色が第2の色β、Bの位置に対応する色が第3の色γにそれぞれ対応している。カラーフィルタに入射した光のうち特定の色成分のみが光電変換素子11に到達し、電荷信号に変換される。垂直転送CCD15は、ドライブ回路8からの駆動パルスに応じて光電変換素子11毎の電荷信号を水平転送CCD16に転送する。水平転送CCD16もまたドライブ回路8からの駆動パルスに応じて、垂直転送CCD15からの電荷信号を増幅回路17に転送する。増幅回路17は電荷信号を電圧信号に変換し、出力端子18から出力する。
図3はイメージセンサ3の構成の一部を示す断面図である。イメージセンサ3は、N型半導体層31、P型半導体層32、絶縁膜33、光電変換素子11、遮光膜34、カラーフィルタ12〜14、二酸化珪素からなる平坦化膜35および集光レンズ(マイクロレンズ)36を備えている。
N型半導体層31上にはP型半導体層32が形成されている。光電変換素子11はP型半導体層32にN型不純物がイオン注入されてなる。P型半導体層32および光電変換素子11上には光透過性の絶縁膜33が形成されている。絶縁膜33には特定のカラーフィルタを透過した光のみが光電変換素子11に入射するように遮光膜34が設けられている。絶縁膜33上にはカラーフィルタ12〜14が形成されている。カラーフィルタ12〜14上には素子の平坦化のための二酸化珪素からなる平坦化膜35が形成されている。平坦化膜35の上に、カラーフィルタ12〜14に位置対応して入射光を光電変換素子11上に集光するための集光レンズ36が配されている。
カラーフィルタ12〜14は、単層のアモルファスシリコン(無機材料)からなるフィルタ膜からなり、所定の波長域の光を透過するようにそれぞれの受光セルにおける膜厚を決定するが、まず極大値を有する波長を決定してから膜厚を決定する。つまり、極大値を有する波長を、第1の色αの領域では650nm、第2の色βの領域では530nm、第3の色γの領域では470nmとしたときに、波長650nm、530nmおよび470nmにおける屈折率はそれぞれ4.5、4.75および5.0である。ここで、極大値における波長λおよび屈折率nおよびフィルタ膜の膜厚dの間には以下の関係がある。
(数1) n・d=λ/2
したがって、第1の色αの領域、第2の色βの領域、第3の色γの領域において極大値を有する膜厚をそれぞれda,dbおよびdcと規定すると、da=70nm、db=55nmおよびdc=40nmとなる。ここでは膜厚が厚いほど極大値を有する波長が長波長側にシフトしており、第1の波長(470nm)よりも長波長側の第2の波長(560nm)に極大値を有する第1膜厚(40nm)および第2膜厚(55nm)となり、第1膜厚は第2膜厚よりも厚くなっている。このときに、可視光の波長は300nm〜800nmであるので、フィルタの膜厚と屈折率の積(n・d)は150nm以上で400nm以下の範囲で選択されることになる。
ここで、フィルタ膜には吸収材料であるアモルファスシリコンを用いているが、吸収材料とは波長が400nm〜700nmにおいて消衰係数が0.1以上の値をもつ波長がある材料と定義している。材料の例としては、ポリシリコン、単結晶シリコン、酸化チタン、酸化タンタル、酸化ニオブなどが挙げられる。これらは、無機材料の好適例である。
一般的に、一定の膜厚を有する媒質は、膜と外部媒質との間の反射によって、その膜厚に応じて強め合う波長、弱め合う波長が決定され、干渉を生じる。アモルファスシリコンは屈折率が大きいので反射率も大きくなる。さらに、アモルファスシリコンは消衰係数が大きいため、特定の波長領域の光を吸収する性質を有している。
このように、フィルタ膜は、全ての画素セルにおいて単一素材の無機材料であるアモルファスシリコンにより形成される。アモルファスシリコンは、その膜厚に応じて異なる波長域の光を通過させる性質があるので、受光セル毎に異なる膜厚とすることでカラーフィルタの役割を果たすことができる。
また、フィルタ膜は、色別に異なる顔料または染料ではなく、色別に異なる膜厚により透過光の波長域を定める。したがって、その製造工程において色別に異なる顔料または染料の材料管理が不要となり、コストを削減することができる。
また、フィルタ膜は、半導体プロセスにより製造され得る。したがって、アクリル系樹脂を扱うカラーフィルタ製造プロセスが不要となる。その結果、製造設備の流用および製造工程の簡易化を図ることができる。
さらに、フィルタ膜の膜厚が最大でも70nmと極めて薄くなっている。したがって、隣接する受光セルのフィルタ膜を通過した光が入射してしまうという混色を防止する手段としても有効であるといえる。極大値を有する波長はn・d=λ/2で定義されるので、可視光域において極大値を有するように膜厚を設定することで、優れた色分離特性を得ることができる。
また、フィルタ膜の材料として用いているアモルファスシリコンは低温で成膜することができるため、低融点のアルミなどの遮光膜を形成した後に形成することができる。また、応力を小さくでき、光電変換部へのダメージを小さくすることができる。また、フィルタ膜の膜厚と屈折率の積は150nm以上で400nm以下と設定することにより、膜厚を変化させることで可視光域において干渉する波長を制御することができ、その結果、色分離が実現できる。しかしながら、有機材料を用いたカラーフィルタと比較して、上述のようなアモルファスシリコンに代表される無機材料を用いたカラーフィルタは、光透過特性が著しく異なる。そのため、従来の信号処理方法では所望の信号を得ることができない。本発明においてはデジタル信号処理回路によってこの課題を解決している。
(3)デジタル信号処理回路
次に、信号処理手段E1におけるデジタル信号処理回路6について説明する。図4はデジタル信号処理回路6の機能構成を示すブロック図である。デジタル信号処理回路6は、入力アドレス制御回路41、メモリ42、メモリコントロール回路43、出力アドレス制御回路44、マイクロコンピュータ45およびYC処理回路46を備えている。
入力アドレス制御回路41はデジタル撮像信号Sdのアドレスを制御する。メモリ42はデジタル撮像信号Sdを記録する。出力アドレス制御回路44はメモリ42に記録されたデジタル撮像信号Sdを読み出すアドレスを制御し、また、デジタル撮像信号Sdを補正するための映像信号生成用データDiをマイクロコンピュータ45に出力させる。メモリコントロール回路43は入力アドレス制御回路41および出力アドレス制御回路44の制御信号に応じてメモリ42に対してデータの読み書きを制御するための制御信号を生成する。
マイクロコンピュータ45は映像信号生成用データDiを出力して、YC処理回路46にデジタル映像信号SDを生成させる。YC処理回路46はマイクロコンピュータ45からの映像信号生成用データDiを用いてデジタル撮像信号Sdからデジタル映像信号SDを生成して、ガンマ補正等の処理を加えた後、出力する。
(4)YC処理回路
次に、YC処理回路46について説明する。図5はYC処理回路46の構成を示すブロック図である。YC処理回路46は、同時化処理回路51とカラーマトリクス回路52とガンマ補正回路53とを備えている。同時化処理回路51は、メモリコントロール回路43からのデジタル撮像信号Sdを各α,β,γの色成分毎に同時化を行う。カラーマトリクス回路52は、マイクロコンピュータ45からの映像信号生成用データDiと、同時化処理回路51によって色成分毎に同時化されたデジタル撮像信号Sdとを演算することでR(赤色)、G(緑色)、B(青色)の三原色で構成されるデジタル映像信号SDを出力する。ガンマ補正回路53は、表示用デバイスであるCRT(Cathode Ray Tube)のガンマ特性を補正するための回路で、デジタル映像信号SDをガンマ特性の逆特性になるように変換し、出力する。
(5)カラーマトリクス回路
次に、カラーマトリクス回路52について説明する。図6はカラーマトリクス回路52の構成の一部を示すブロック図である。
カラーマトリクス回路52は、R(赤色)、G(緑色)、B(青色)を生成するために、乗算器61と加算器62とオーバーフローアンダーフロー補正回路63を単位として、図6に示される回路が3つ配設された構成となっている。
3つの回路のうちの1つの回路を例に挙げて処理の流れを説明する。
まず、乗算器61は、同時化処理回路51によって同時化されたデジタル撮像信号Sdの各色成分α,β,γの色信号Iα,Iβ,Iγのそれぞれに、マイクロコンピュータ45から入力された所定の値Α,Β,Γをそれぞれ乗じる。加算器62は、乗算器61で演算された3つの結果を加算する。なお、加算器62の出力における加算結果は、同時化処理回路51から入力される各色成分α,β,γの信号Iα,Iβ,Iγと、マイクロコンピュータ45からの入力Α,Β,Γを用いると、[式1]で表される。
[式1]
(加算器62の出力)=(Α*Iα)+(Β*Iβ)+(Γ*Iγ)
ところで、図6に示される回路に等価な[式1]における(加算器62の出力)の値は、カラーマトリクス回路52から出力されるR(赤色)、G(緑色)、B(青色)に相当するので、[式1]とカラーマトリクス回路52から出力される信号の関係から[式2]を得る。
[式2]
(R(赤色))=(ΑR *Iα)+(ΒR *Iβ)+(ΓR *Iγ)
(G(緑色))=(ΑG *Iα)+(ΒG *Iβ)+(ΓG *Iγ)
(B(青色))=(ΑB *Iα)+(ΒB *Iβ)+(ΓB *Iγ)
ここで、ΑR ,ΑG ,ΑB は、それぞれR(赤色)、G(緑色)、B(青色)を出力するために、同時化処理回路51から入力されたデジタル撮像信号Sdの色信号Iαに乗じる係数であり、ΒR ,ΒG ,ΒB は、それぞれR(赤色)、G(緑色)、B(青色)を出力するために色信号Iβに乗じる係数であり、ΓR ,ΓG ,ΓB は、それぞれR(赤色)、G(緑色)、B(青色)を出力するために色信号Iγに乗じる係数である。
次に、オーバーフローアンダーフロー補正回路63は、[式1]から得られた加算器62の演算結果が所定のビットレンジをオーバーしている場合にクリッピング処理を行うことで、演算結果を所定のビットレンジに補正し、出力する。
(6)ガンマ補正回路
次に、ガンマ補正回路53について説明する。図7(a)はガンマ補正回路53の入出力関係を示すグラフであり、図7(b)は表示デバイスであるCRTのガンマ特性の入出力関係を示すグラフである。横軸が入力、縦軸が出力にそれぞれ相当する。ガンマ補正回路53に、図7(a)の71のレベルXの入力が行われた場合には、72のレベルYを出力する。CRTのガンマ特性の入出力の関係も同様である。
なお、一般的に、特性70と特性73は逆関数の関係とするのが好適である。
(7)映像信号生成用データ
マイクロコンピュータ45は、同時化されたデジタル撮像信号Sdの各色成分に対応する所定の値を出力する。本実施の形態においては、同時化された撮像信号の色成分数は、第1の色α、第2の色β、第3の色γの「3」であり、映像信号として出力する信号数は、R(赤色)、G(緑色)、B(青色)の「3」であるので、マイクロコンピュータ45は9個(ΑR ,ΑG ,ΑB ,ΒR ,ΒG ,ΒB ,ΓR ,ΓG ,ΓB )の映像信号生成用データDiを出力する。
上記の構成による光透過特性およびレスポンスは図8のように示すことができる。図示されている図8の横軸(波長)は、人間が視覚的な感度をもつ400nmから700nmに相当する。図8(a)は本実施の形態における単層の無機材料からなるカラーフィルタの光透過特性を示す図であり、81,82,83はそれぞれ[式2]における第1の色α、第2の色β、第3の色γに対応する。図8(b)はカラーマトリクス回路52から出力されるR(赤色)、G(緑色)、B(青色)のレスポンスを示す図であり、それぞれ、84,85,86が対応する。
図8(b)の特性は、NTSC(National Television Standards Committee)の理想撮像特性とほぼ同等で、色再現的にも好適である。
信号処理手段E1はアナログ信号処理回路4、A/D変換器5およびデジタル信号処理回路6からなるが、A/D変換器5はイメージセンサ3からのアナログ撮像信号Saをデジタル撮像信号Sdに変換する。そして、デジタル信号処理回路6におけるYC処理回路46はマイクロコンピュータ45からの映像信号生成用データDiによってデジタル撮像信号Sdをデジタル映像信号SDに変換する。すなわち、YC処理回路46は同時化処理回路51、カラーマトリクス回路52およびガンマ補正回路53からなる。カラーマトリクス回路52は同時化された第1の色αの撮像信号Iα、第2の色βの撮像信号Iβおよび第3の色γの撮像信号Iγからなるデジタル撮像信号Sdを映像信号生成用データDiによってR,G,Bの色信号のデジタル映像信号SDに変換する。このように撮像信号をその色と出力する信号の種類とに適応した方法で処理するので、色分離用のカラーフィルタ12〜14が単層の無機材料で構成されていても、イメージセンサ3によるアナログ撮像信号Saから所望のデジタル映像信号SDを得ることができる。
(8)変形例
上記においては、カラーマトリクス回路52から出力される映像信号の特性をNTSCの理想撮像特性に近づけるように映像信号生成用データDiを設定したが、本発明がこれに限定されないことはいうまでもなく、理想とする映像信号の特性を他の特性、例えば人間の被視感度特性に近づけるように映像信号生成用データDiを設定してもよい。
また、上記においては、ベイヤ配列の単位配列におけるRの位置に対応する色が第1の色α、Gの位置に対応する色が第2の色β、Bの位置に対応する色が第3の色γにそれぞれ対応していたが、被写体の特性に特化してα,β,γの各フィルタの配置を変更してもよい。例えば、内視鏡など赤成分が支配的な場合には、ベイヤ配列のGの位置に対応する位置に長波長側に感度を有するカラーフィルタを配置し、ベイヤ配列のRおよびBの位置に対応する位置に他の光透過特性のカラーフィルタを配置すると好適である。
[2]第2の実施の形態
次に、本発明の第2の実施の形態における電子スチルカメラについて説明する。本実施の形態における電子スチルカメラは上記第1の実施の形態における電子スチルカメラと概ね同様の構成を備える一方、ガンマ補正の特性の点で相違している。以下、当該相違点に着目して説明する。
(1)ガンマ補正回路
図9は本実施の形態におけるガンマ補正回路の入出力関係を示すグラフである。本実施の形態においては、低信号レベル部のゲインが実施の形態1と比較して小さくなっている(以下、「S字ガンマ特性」と呼ぶ)。ガンマ補正関数の形状において、入力が所定の閾値より小さい領域で、ガンマ補正関数の2次微分値が0以上、すなわち、下に凸の形状であり、入力が所定の閾値より大きい領域で、前記ガンマ補正関数の2次微分値が0以下、すなわち、上に凸の形状である。
一般的に、ガンマ補正特性は映像信号を表示する場合はCRTの逆関数の関係とするのが好適であるが、CRTの逆関数とした場合には、低信号レベル部のゲインが著しく高くなりノイズが問題になってくる。したがって、画像認識等のノイズが問題になる場合は、図9に示すS字ガンマ特性として、ノイズの影響を小さくするのが好適である。すなわち、低輝度部のノイズ感を抑えた高品位の信号を得ることができる。
さらに、図10に示すような特性にしてもよい。これは、ガンマ補正関数の形状において、ガンマ補正関数の2次微分値が0以上、すなわち、全体的に下に凸の形状となっている。このようにすれば、さらにノイズ感を抑えた高品位の信号を得ることができる。
(2)変形例
上記においては、ガンマ補正特性を曲線になるように設定したが、本発明がこれに限定されないことはいうまでもなく、直線で多線近似してもよいし、直線と曲線が混在してもよい。線形関数で多線近似すれば、処理を簡易化でき、回路規模の削減を実現できる。
[3]第3の実施の形態
次に、本発明の第3の実施の形態における電子スチルカメラについて説明する。本実施の形態における電子スチルカメラは上記第1の実施の形態における電子スチルカメラと概ね同様の構成を備える一方、デジタル信号処理回路6におけるマイクロコンピュータ45がYC処理回路46におけるカラーマトリクス回路52に出力する映像信号生成用データDiの設定方法の点で相違している。以下、当該相違点に着目して説明する。
(1)映像信号生成用データDiの設定方法
図11(a)は上記実施の形態で使用したカラーフィルタの特性82を抜き出して図示したものであり、図11(b)は本実施の形態で使用されているIRカットフィルタの特性87と、カラーフィルタ82とIRカットフィルタの両方を組み合わせた特性82aを図示したものである。図示されている図11の横軸(波長)は、ほぼ人間が視感度をもつ400nmから700nmに相当し、縦軸は透過率に相当する。
ところで、被写体からの光学像が受光セルに到達するまで、大まかに、IRカットフィルタおよびカラーフィルタから構成される光学系を経由している。そのため、被写体から受光セルに到達する波長毎の透過特性は82aに示す特性で表すことができる。特性82aは人間の輝度に対する被視感度特性とほぼ一致しているので、近似的に被視感度特性として扱うことができる。
したがって、[式2]を基に次の[式3]が得られる。
[式3]
(R(赤色))=(ΑR *Iα)+(ΒR *Iβ)+(ΓR *Iγ)
(Y(輝度))=(0*Iα)+(ΒY *Iβ)+(0*Iγ)
(B(青色))=(ΑB *Iα)+(ΒB *Iβ)+(ΓB *Iγ)
[式3]の輝度信号を求める式では、撮像信号の色成分の第2の色β以外の係数は0になっており、ΒY のみが非0の値を有している。このようにすれば、輝度信号を出力する演算部の回路部分を削減し、かつ、人間の輝度の被視感度特性にも近い好適な信号が得られる。
(2)変形例
上記においては、受光セルに到達した入射光の透過特性が人間の輝度に対する被視感度特性を例として説明したが、本発明がこれに限定されないことはいうまでもなく、R(赤)、G(緑)、B(青)、W(無彩色)、CY(シアン)、MG(マジェンタ)、YE(黄)に透過特性が等しくなる光学系としてもよい。
また、IRカットフィルタおよびカラーフィルタと比較すると影響は少ないので上記では無視して説明したが、光学倍率や焦点を調整する光学レンズも波長によって透過率が異なるので、受光セルに到達する入射光の特性を光学レンズをも含めたものと考えるものとしてもよい。さらに、イメージセンサを構成する半導体基板が有する光透過率を含んでいてもよい。
また、上記においてカラーマトリクス回路52はR(赤色)、Y(輝度)、B(青色)を出力する設定となっていたが、輝度信号IY と色差信号ICB(=B−Y)およびICR(=R−Y)等、他の信号を出力する設定であってもよい。また、ΒY は非0であれば、1であってもよいし、1未満でも1より大きくてもよい。
また、図11に示されるような、人間の輝度に対する被視感度特性とほぼ一致している分光特性を有するフィルタを、ベイヤ配列の単位配列におけるGの位置に対応させ、ベイヤ配列の単位配列におけるRおよびGの位置にその他の特性を有するフィルタを配置するようにしてもよい。このようにすることで、輝度信号の周波数特性が改善され、より高解像度の画像を得る場合に好適である。
[4]第4の実施の形態
次に、本発明の第4の実施の形態における電子スチルカメラについて説明する。本実施の形態における電子スチルカメラは上記第1の実施の形態における電子スチルカメラと概ね同様の構成を備える一方、イメージセンサの光電変換素子上に設けられているカラーフィルタの配列、YC処理回路、カラーマトリクス回路の点で相違している。以下、当該相違点に着目して説明する。
(1)カラーフィルタの配列
カラーフィルタの配列を除いて、イメージセンサの構造は概ね同様の構成を備えるので、イメージセンサの構造ではなくカラーフィルタ配列についてのみ説明する。
図12(a)は本実施の形態におけるカラーフィルタの配列である。図12(a)に示されるように本実施の形態では、カラーフィルタは第1の色αのフィルタF1と第2の色βのフィルタF2から構成される2行2列の単位配列からなっている。各カラーフィルタの光透過特性については、それぞれ図8の特性82および特性83が援用される。
(2)YC処理回路
次に、YC処理回路46について説明する。図13はYC処理回路46の構成を示すブロック図である。YC処理回路46は、同時化処理回路51aとカラーマトリクス回路52aとガンマ補正回路53aとを備えている。同時化処理回路51aは、メモリコントロール回路43からのデジタル撮像信号Sdを各α,βの色成分毎に同時化を行う。カラーマトリクス回路52aは、マイクロコンピュータ45からの映像信号生成用データDiと、同時化処理回路51aによって色成分毎に同時化されたデジタル撮像信号Sdとを演算することでP(肌色)、Y(輝度)の2色で構成されるデジタル映像信号SDを出力する。ガンマ補正回路53aは、出力された映像信号が表示用デバイスであるCRTのガンマ特性に合致するように補正するための回路で、デジタル映像信号SDにガンマ特性の逆特性になるように変換し、出力する。
(3)カラーマトリクス回路
次に、カラーマトリクス回路52aについて説明する。図14はカラーマトリクス回路52aの構成の一部を示すブロック図である。
カラーマトリクス回路52aは、P(肌色)、Y(輝度)を生成するために、乗算器61と加算器62とオーバーフローアンダーフロー補正回路63を単位として、図14に示される回路が2つ配設された構成となっている。2つの回路のうちの1つの回路を例に挙げて処理の流れを説明する。
まず、乗算器61は、同時化処理回路51aによって同時化されたデジタル撮像信号Sdの各色成分α,βの色信号Iα,Iβのそれぞれに、マイクロコンピュータ45から入力された所定の値Α,Βをそれぞれ乗じる。加算器62は、乗算器61で演算された2つの結果を加算する。なお、加算器62の出力における加算結果は、同時化処理回路51aから入力される各色成分α,βの信号Iα,Iβと、マイクロコンピュータ45からの入力Α,Βを用いると、[式4]で表される。
[式4]
(加算器62の出力)=(Α*Iα)+(Β*Iβ)
ところで、図14に示される回路に等価な[式4]における(加算器62の出力)の値は、カラーマトリクス回路52aから出力されるP(肌色)、Y(輝度)に相当するので、[式4]とカラーマトリクス回路52aから出力される信号の関係から[式5]を得る。
[式5]
(P(肌色))=(ΑP *Iα)+(ΒP *Iβ)
(Y(輝度))=(ΑY *Iα)+(ΒY *Iβ)
ここで、ΑP ,ΑY は、それぞれP(肌色)、Y(輝度)を出力するために、同時化処理回路51aから入力されたデジタル撮像信号Sdの色信号Iαに乗じる係数であり、ΒP ,ΒY は、それぞれP(肌色)、Y(輝度)を出力するために色信号Iβに乗じる係数である。
次に、オーバーフローアンダーフロー補正回路63は、[式4]から得られた加算器62の演算結果が所定のビットレンジをオーバーしている場合にクリッピング処理を行うことで、演算結果を所定のビットレンジに補正し、出力する。
上記構成によれば、第1の色αのフィルタから人間の被視感度特性に近い輝度情報が取得でき、第2の色βのフィルタからは黄色から赤色にかける肌色に近い情報を取得することが可能になる。本実施の形態では人間が感じる色情報は正しく取得することができないが、例えば、人物検出における肌色検知等の特徴的な色成分を有する物体を認識する手段として好適である。
(4)変形例
上記においては、カラーマトリクス回路52aから出力される映像信号の特性を肌色と輝度としたが、本発明がこれに限定されないことはいうまでもなく、その他の信号を出力するものであってもよいし、輝度信号のみといったように1種類の出力であってもよい。また、カラーフィルタも同様で、単層の無機材料からなる異なる2種類の透過特性をもつカラーフィルタであればよいし、カラーフィルタ配列もいわゆるストライプ状になるように1行2列を単位配列としてもよい。
[5]第5の実施の形態
次に、本発明の第5の実施の形態における電子スチルカメラについて説明する。本実施の形態における電子スチルカメラは上記第1の実施の形態における電子スチルカメラと概ね同様の構成を備える一方、イメージセンサの光電変換素子上に設けられているカラーフィルタの配列、YC処理回路、カラーマトリクス回路の点で相違している。以下、当該相違点に着目して説明する。
(1)カラーフィルタの配列
カラーフィルタの配列を除いて、イメージセンサの構造は概ね同様の構成を備えるので、イメージセンサの構造ではなくカラーフィルタ配列についてのみ説明する。
図12(b)は本実施の形態におけるカラーフィルタの配列である。図12(b)に示されるように本実施の形態では、カラーフィルタは第1の色αのフィルタF1と第2の色βのフィルタF2と第3の色γのフィルタF3と第4の色δのフィルタF4から構成される2行2列の単位配列からなっている。各カラーフィルタの光透過特性については、それぞれ図8の特性81,82,83および80が援用される。
換言すれば、透過スペクトルにおいて特定の波長に極大値を有する4種類の膜厚を備え、単位配列における第1の列に第1の膜厚および第2の膜厚を有するフィルタが順次配列されると共に、第2の列に第3の膜厚および第4の膜厚を有するフィルタが順次配列されている。これは、補色市松配列型に相当している。
(2)YC処理回路
次に、YC処理回路46について説明する。図15はYC処理回路46の構成を示すブロック図である。YC処理回路46は、同時化処理回路51bとカラーマトリクス回路52bとガンマ補正回路53bとを備えている。同時化処理回路51bは、メモリコントロール回路43からのデジタル撮像信号Sdを各α,β,γ,δの色成分毎に同時化を行う。カラーマトリクス回路52bは、マイクロコンピュータ45からの映像信号生成用データDiと、同時化処理回路51bによって色成分毎に同時化されたデジタル撮像信号Sdとを演算することでR(赤色)、G(緑色)、B(青色)の3色で構成されるデジタル映像信号SDを出力する。ガンマ補正回路53bは、出力された映像信号が表示用デバイスであるCRTのガンマ特性に合致するように補正するための回路で、デジタル映像信号SDにガンマ特性の逆特性になるように変換し、出力する。
(3)カラーマトリクス回路
次に、カラーマトリクス回路52bについて説明する。図16はカラーマトリクス回路52bの構成の一部を示すブロック図である。カラーマトリクス回路52bは、R(赤色)、G(緑色)、B(青色)を生成するために、乗算器61と加算器62とオーバーフローアンダーフロー補正回路63を単位として、図16に示される回路が3つ配設された構成となっている。
3つの回路のうちの1つの回路を例に挙げて処理の流れを説明する。
まず、乗算器61は、同時化処理回路51bによって同時化されたデジタル撮像信号Sdの各色成分α,β,γ,δの色信号Iα,Iβ,Iγ,Iδのそれぞれに、マイクロコンピュータ45から入力された所定の値Α,Β,Γ,Δをそれぞれ乗じる。
加算器62は、乗算器61で演算された4つの結果を加算する。なお、加算器62の出力における加算結果は、同時化処理回路51bから入力される色信号Iα,Iβ,Iγ,Iδと、マイクロコンピュータ45からの入力Α,Β,Γ,Δを用いると、[式6]で表される。
[式6]
(加算器62の出力)=(Α*Iα)+(Β*Iβ)+(Γ*Iγ)+(Δ*Iδ)
ところで、図16に示される回路に等価な[式6]における(加算器62の出力)の値は、カラーマトリクス回路52bから出力されるR(赤色)、G(緑色)、B(青色)に相当するので、[式6]とカラーマトリクス回路52bから出力される信号の関係から[式7]を得る。
[式7]
(R(赤色))=(ΑR *Iα)+(ΒR *Iβ)+(ΓR *Iγ)+(ΔR *Iδ)
(G(緑色))=(ΑG *Iα)+(ΒG *Iβ)+(ΓG *Iγ)+(ΔG *Iδ)
(B(青色))=(ΑB *Iα)+(ΒB *Iβ)+(ΓB *Iγ)+(ΔB *Iδ)
ここで、ΑR ,ΑG ,ΑB は、それぞれR(赤色)、G(緑色)、B(青色)を出力するために、同時化処理回路51bから入力されたデジタル撮像信号Sdの色信号Iαに乗じる係数であり、ΒR ,ΒG ,ΒB は、それぞれR(赤色)、G(緑色)、B(青色)を出力するために色信号Iβに乗じる係数であり、ΓR ,ΓG ,ΓB は、それぞれR(赤色)、G(緑色)、B(青色)を出力するために色信号Iγに乗じる係数であり、ΔR ,ΔG ,ΔB は、それぞれR(赤色)、G(緑色)、B(青色)を出力するために色信号Iδに乗じる係数である。
次に、オーバーフローアンダーフロー補正回路63は、[式6]から得られた加算器62の演算結果が所定のビットレンジをオーバーしている場合にクリッピング処理を行うことで、演算結果を所定のビットレンジに補正し、出力する。
上記構成によれば、従来の原色および補色のカラーフィルタと著しく光透過特性が異なる、単層の無機材料からなるカラーフィルタを有するイメージセンサから所望のR(赤色)、G(緑色)、B(青色)信号を出力することが可能になる。特に、イメージセンサにおける濾光手段であるカラーフィルタを4種類にすることで、[式7]に示されるように、信号生成の自由度を高くすることが可能になり、より色再現を好ましいものにすることができる。また、従来の補色市松配列型の撮像素子出力に対応したものと親和性を高くできるため、設計工数の大幅な削減を実現できる。
(4)変形例
上記においては、カラーフィルタの配列を図12(b)として説明したが、本発明がこれに限定されないことはいうまでもなく図12(c)および図12(d)に示される4行2列の配列を単位配列としたカラーフィルタであってもよい。
図12(c)のフィルタ膜は、透過スペクトルにおいて特定の波長に極大値を有する4種類の膜厚を備え、4行2列の単位配列における第1の列に第1の膜厚、第2の膜厚、第1の膜厚および第4の膜厚を有するフィルタが順次配列されると共に(αγαδ)、第2の列に第3の膜厚、第4の膜厚、第3の膜厚および第2の膜厚を有するフィルタが順次配列されている(βδβγ)。これは、補色ムービー配列型に相当している。
このようにすれば、従来の補色ムービー配列型の撮像素子出力に対応したものと親和性を高くできるため、設計工数の大幅な削減を実現できる。
また、図12(d)のフィルタ膜は、透過スペクトルにおいて特定の波長に極大値を有する4種類の膜厚を備え、4行2列の単位配列における第1の列に第1の膜厚、第2の膜厚、第3の膜厚および第4の膜厚を有するフィルタが順次配列されると共に(αγβδ)、第2の列に第3の膜厚、第4の膜厚、第1の膜厚および第2の膜厚を有するフィルタが順次配列されている(βδαγ)。これは補色全ライン反転ムービー配列型に相当している。
このようにすれば、従来の補色全ライン反転ムービー配列型の撮像素子出力に対応したものと親和性を高くできるため、設計工数の大幅な削減を実現できる。
このように、カラーフィルタの特性により撮像可能な被写体の周波数帯域が変化するので、被写体形態または色成分等の条件によって使い分けると好適である。
また、上記においては出力信号をR(赤色)、G(緑色)、B(青色)の3種類として説明したが、Y(輝度)、CB(色差B−Y)、CR(色差R−Y)等の信号であってもよいし、Y(輝度)のみの1種類だけとしてもよい。さらに、R(赤色)、G(緑色)、B(青色)およびY(輝度)といったように4種類以上の出力であってもよい。
また、上記においてはカラーフィルタの膜厚の種類を4種類として説明を行ったが、4種類以上であってもよい。この場合は[式6]および[式7]にα,β,γ,δ…と項を追加していくことで実現が可能になり、より細やかな色再現を実現することが可能になる。
[6]第6の実施の形態
次に、本発明の第6の実施の形態における電子スチルカメラについて説明する。本実施の形態における電子スチルカメラは上記第1の実施の形態における電子スチルカメラと概ね同様の構成を備える一方、YC処理回路の点で相違している。以下、当該相違点に着目して説明する。
(1)YC処理回路
次に、YC処理回路46について説明する。図17はYC処理回路46の構成を示すブロック図である。YC処理回路46は、同時化処理回路51cとカラーマトリクス回路52cとガンマ補正回路53cと色差信号NR(Noise Reduction)回路54と輝度色差RGB変換回路55とを備えている。
同時化処理回路51cは、メモリコントロール回路43からのデジタル撮像信号Sdを各α,β,γの色成分毎に同時化を行う。カラーマトリクス回路52cは、マイクロコンピュータ45からの映像信号生成用データDiと、同時化処理回路51cによって色成分毎に同時化されたデジタル撮像信号Sdとを演算することで、輝度信号IY と色差信号ICBおよびICRの3系統で構成されるデジタル映像信号SDを出力する。ガンマ補正回路53cは、出力された映像信号が表示用デバイスであるCRTのガンマ特性に合致するように補正するための回路で、デジタル映像信号SDにガンマ特性の逆特性になるように変換し、出力する。色差信号NR回路54は入力された色差信号に対してノイズまたはノイズ感を低減する処理を施して出力する。
輝度色差RGB変換回路55は、輝度信号IY と2種類の色差信号ICBおよびICRを入力として、演算によりRGB(赤、緑、青)の信号として出力する。
(2)色差信号NR回路
色差信号NR回路54について説明する。色差信号NR回路54は、図18に示されるように、1Tディレイ回路91とフィルタタップ係数決定用ゲイン補正部92と加算器93とを備えている。
色差信号NR回路54は2種類の色差信号を処理するために、図18に示される回路を単位として、色差信号ICB用と色差信号ICR用に2つが並列に配設されている。
1Tディレイ回路91は、1Tディレイ回路91に供給されるクロック同期信号(不図示)に従い、入力されたデータをクロック同期信号の1周期分遅延させて出力する。つまり、信号94と信号95では2周期分の時間差が存在することになり、撮像信号をクロック同期信号に同期して処理している場合には、信号94の画素を基準として信号95は2画素離れた撮像信号に相当する。
また、フィルタタップ係数決定用ゲイン補正部92は、図示されているように矩形領域で囲まれた内部の数字が補正用ゲイン値となる。例えば矩形領域の内部が0.25となっている場合、フィルタタップ係数決定用ゲイン補正部92の入力と出力には[式8]の関係が成立する。
[式8]
(出力)=(0.25)*(入力)
また、加算器93は、1Tディレイ回路91により遅延された撮像信号と、フィルタタップ係数決定用ゲイン補正部92によってそれぞれゲイン補正された信号の加算を行う。
つまり図18に示されている構成により、ある画素を基準として、基準画素と基準画素と、基準画素を原点として第1の方向で隣接する画素と基準画素と、基準画素を原点として第1の方向と180度異なる方向とで隣接する画素とを、それぞれ2:1:1の重み付けをして加算し、加算結果に0.25倍のゲイン補正を行った信号を出力することが可能になる。
ところで、上記「2:1:1」の重み付けによる加算は、LPFであるので、色差信号の高周波成分を低減し、低周波成分のみを透過するようになり、色差信号のノイズ感を抑えた高品位の信号を得ることができる。
(3)輝度色差RGB変換回路
輝度色差RGB変換回路55の回路の構成は図19に示される。図19は輝度色差RGB変換回路55の構成の一部を示すブロック図であり、輝度色差RGB変換回路55は、輝度信号IY と色差信号ICBおよびICRからR(赤色)、G(緑色)、B(青色)を生成するために、乗算器61と加算器62とオーバーフローアンダーフロー補正回路63を単位として、図19に示される回路が3つ配設された構成となっている。
3つの回路のうちの1つの回路を例に挙げて処理の流れを説明する。
まず、乗算器61は、輝度信号IY と色差信号ICBおよびICRのそれぞれに、マイクロコンピュータ45から入力された所定の値Α,Β,Γをそれぞれ乗じる。加算器62は、乗算器61で演算された3つの結果を加算する。なお、加算器62の出力における加算結果は、輝度信号IY と色差信号ICBおよびICRのそれぞれと、マイクロコンピュータ45からの入力Α,Β,Γを用いると、[式9]で表される。
[式9]
(加算器62の出力)=(Α*IY )+(Β*ICB)+(Γ*ICR)
ところで、図19に示される回路に等価な[式9]における(加算器62の出力)の値は、輝度色差RGB変換回路55から出力されるR(赤色)、G(緑色)、B(青色)に相当するので、[式9]と輝度色差RGB変換回路55から出力される信号の関係から[式10]を得る。
[式10]
(R(赤色))=(ΑR *IY )+(ΒR *ICB)+(ΓR *ICR)
(G(緑色))=(ΑG *IY )+(ΒG *ICB)+(ΓG *ICR)
(B(青色))=(ΑB *IY )+(ΒB *ICB)+(ΓB *ICR)
ここで、ΑR ,ΑG ,ΑB は、それぞれR(赤色)、G(緑色)、B(青色)を出力するために、輝度信号IY に乗じる係数であり、ΒR ,ΒG ,ΒB は、それぞれR(赤色)、G(緑色)、B(青色)を出力するために色差信号ICBに乗じる係数であり、ΓR ,ΓG ,ΓB は、それぞれR(赤色)、G(緑色)、B(青色)を出力するために色差信号ICRに乗じる係数である。
次に、オーバーフローアンダーフロー補正回路63は、[式9]から得られた加算器62の演算結果が所定のビットレンジをオーバーしている場合にクリッピング処理を行うことで、演算結果を所定のビットレンジに補正し、出力する。
特に、輝度色差RGB変換回路55に設定される値は[式11]に示される関係を満たすことが好ましい。
[式11]
R(赤色)=IY +ICR
G(緑色)=IY −0.5*ICR−0.18*ICB
B(青色)=IY +ICB
(4)変形例
上記においては、色差信号NR回路54が色差信号2種類に対応するように2つ並列に配設されていたが、本発明がこれに限定されないことはいうまでもなく、色差信号の間引きを行い、時系列的に交互に2つの色差信号を1つの色差信号NR回路で処理してもよい。
また、上記においては、NR(ノイズリダクション)の手段としてLPFを使用したが、メディアンフィルタに代表されるランクフィルタを使用してもよい。
また、本実施の形態の説明では、輝度色差RGB変換回路55とカラーマトリクス回路52cを並設しているが、回路構造の類似性を利用して、1つの回路に合理化してもよい。
さらに、[式11]で使用した輝度色差信号からRGB信号への変換のための係数はあくまで一例であって他の値であってもよい。
[7]第7の実施の形態
次に、本発明の第7の実施の形態における電子スチルカメラについて説明する。本実施の形態における電子スチルカメラは上記第1の実施の形態における電子スチルカメラと概ね同様の構成を備える一方、YC処理回路の点で相違している。以下、当該相違点に着目して説明する。
(1)カラーマトリクス回路
次に、カラーマトリクス回路52dについて説明する。図20はカラーマトリクス回路52dの構成の一部を示すブロック図である。
カラーマトリクス回路52dは、R(赤色)、G(緑色)、B(青色)を生成するために、乗算器61と加算器62とオーバーフローアンダーフロー補正回路63に加え、加算器62aおよび加算器62bを単位として、図20に示される回路が3つ配設された構成となっている。
3つの回路のうちの1つの回路を例に挙げて処理の流れを説明する。
まず、加算器62aは、同時化処理回路51によって同時化されたデジタル撮像信号Sdの各色成分α,β,γの色信号Iα,Iβ,Iγのそれぞれに、マイクロコンピュータ45から入力された所定の値Α′,Β′,Γ′をそれぞれ加算する。
次に、乗算器61は、加算器62aによって所定の値が加算されたデジタル撮像信号Sdの各(Iα+Α′)、(Iβ+Β′)、(Iγ+Γ′)の色成分のそれぞれに、マイクロコンピュータ45から入力された所定の値Α,Β,Γをそれぞれ乗じる。
次に、加算器62は、乗算器61で演算された3つの結果を加算する。
次に、加算器62で積算されたデジタル撮像信号Sdと、マイクロコンピュータ45から入力された所定の値Δ′を加算器62bで加算する。
なお、加算器62bの出力における加算結果は、同時化処理回路51から入力される色信号Iα,Iβ,Iγと、マイクロコンピュータ45からの入力Α,Β,Γ,Α′,Β′,Γ′,Δ′を用いると次の式で表される。
[式12]
(加算器62bの出力)=(Α*(Iα+Α′))+(Β*(Iβ+Β′))+(Γ*(Iγ+Γ′))+Δ′
ところで、図20に示される回路に等価な[式12]における(加算器62b出力)の値は、カラーマトリクス回路52dから出力されるR(赤色)、G(緑色)、B(青色)に相当するので、[式12]とカラーマトリクス回路52dから出力される信号の関係から[式13]を得る。
[式13]
(R(赤色))=(ΑR *(Iα+Α′R ))+(ΒR *(Iβ+Β′R ))+(ΓR *(Iγ+Γ′R ))+Δ′R
(G(緑色))=(ΑG *(Iα+Α′G ))+(ΒG *(Iβ+Β′G ))+(ΓG *(Iγ+Γ′G ))+Δ′G
(B(青色))=(ΑB *(Iα+Α′B ))+(ΒB *(Iβ+Β′B ))+(ΓB *(Iγ+Γ′B ))+Δ′B
ここで、Α′R ,Α′G ,Α′B は、それぞれR(赤色)、G(緑色)、B(青色)を出力するために、同時化処理回路51から入力されたデジタル撮像信号Sdの色信号Iαに加算する値であり、Β′R ,Β′G ,Β′B は、それぞれR(赤色)、G(緑色)、B(青色)を出力するために色信号Iβに加算する値であり、Γ′R ,Γ′G ,Γ′B は、それぞれR(赤色)、G(緑色)、B(青色)を出力するために色信号Iγに加算する値であり、ΑR ,ΑG ,ΑB は、それぞれR(赤色)、G(緑色)、B(青色)を出力するために、加算器62aから出力された撮像信号(Iα+Α′)に乗じる係数であり、ΒR ,ΒG ,ΒB は、それぞれR(赤色)、G(緑色)、B(青色)を出力するために、加算器62aから出力された撮像信号(Iβ+Β′)に乗じる係数であり、ΓR ,ΓG ,ΓB は、それぞれR(赤色)、G(緑色)、B(青色)を出力するために、加算器62aから出力された撮像信号(Iγ+Γ′)に乗じる係数であり、Δ′R ,Δ′G ,Δ′B は、それぞれR(赤色)、G(緑色)、B(青色)を出力するために、加算器62から出力された撮像信号(Α*(Iα+Α′)+Β*(Iβ+Β′)+Γ*(Iγ+Γ′))に加算する値である。
次に、オーバーフローアンダーフロー補正回路63は、[式13]から得られた加算器62の演算結果が所定のビットレンジをオーバーしている場合にクリッピング処理を行うことで、演算結果を所定のビットレンジに補正し、出力する。
(2)変形例
上記においては、撮像信号に加算する値Α′,Β′,Γ′を独立に設定しているが、本発明がこれに限定されないことはいうまでもなく、Α′,Β′,Γ′が同じ値であってもよいし、負の値を有していてもよい。
また、Δ′についても同様でΔ′R ,Δ′G ,Δ′B を独立する値としてもよいし、同じ値であってもよい。さらに負の値を有していてもよい。
また、加算器62bの出力に対してゲインを補正する乗算器(不図示)を有していてもよい。
本実施の形態によれば、デジタル撮像信号Sdの線形1次結合の式と、定数の加算あるいは減算で表される変換を行うので、デジタル映像信号SDについてその詳細な調整を実現できる。また、冗長な回路を削減でき、回路規模の削減を実現できる。
[8]第8の実施の形態
次に、本発明の第8の実施の形態における電子スチルカメラについて説明する。本実施の形態における電子スチルカメラは上記第4の実施の形態における電子スチルカメラと概ね同様の構成を備える一方、光学レンズとイメージセンサの間に配設されていたIRカットフィルタがない点と、イメージセンサ上に配設されていたカラーフィルタの光透過特性が異なる点と、カラーマトリクス回路の点で相違している。以下、当該相違点に着目して説明する。
(1)電子スチルカメラの構成(IRカットフィルタの有無)
まず、本実施の形態における電子スチルカメラの構成について説明する。図21は本実施の形態における電子スチルカメラの機能構成を示すブロック図である。図21に示されるように、本実施の形態における電子スチルカメラは光学レンズ1、イメージセンサ3、アナログ信号処理回路4、A/D変換器5、デジタル信号処理回路6、メモリカード7およびドライブ回路8を備えている。図1の場合のIRカットフィルタ2はない。
光学レンズ1は被写体からの入射光をイメージセン3上に結像させる。本実施の形態における電子スチルカメラの構成ではIRカットフィルタがないため、イメージセンサ3に入射する光の長波長成分は除去されない。イメージセンサ3はいわゆる単板式CCDイメージセンサであって、2次元状に配置された光電変換素子のそれぞれに入射光を濾光する単色フィルタが設けられている。イメージセンサ3は、ドライブ回路8からの駆動信号に応じて電荷を読み出し、アナログ撮像信号Saを出力する。
アナログ信号処理回路4は、イメージセンサ3が出力したアナログ撮像信号Saに対して相関二重サンプリングや信号増幅などの処理を施す。A/D変換器5はアナログ信号処理回路4の出力信号をデジタル撮像信号Sdに変換する。デジタル信号処理回路6はデジタル撮像信号Sdから所望のデジタル映像信号SDを生成する。メモリカード7はデジタル信号処理回路6から出力されるデジタル映像信号SDを記録する。
(2)カラーフィルタの配列および光透過特性
カラーフィルタの配列を除いて、イメージセンサの構造は概ね同様の構成を備えるので、イメージセンサの構造ではなくカラーフィルタ配列と光透過特性についてのみ説明する。
カラーフィルタの配列形状については図12(a)が援用され、本実施の形態におけるイメージセンサのカラーフィルタは第1の色αのフィルタF1と第2の色βのフィルタF2から構成される2行2列の単位配列からなっている。
一方で、各カラーフィルタのαおよびβの光透過特性については、それぞれ図22の特性88および特性89のようになっている。図22の横軸は波長で、縦軸が光透過率に相当している。
λc は従来の電子スチルカメラに備えられているIRカットフィルタのカットオフ波長であり、A1は従来の電子スチルカメラで撮像信号として使用されていた波長の領域で、A2はIRカットフィルタによって遮光されて、撮像信号として使用されていなかった波長の領域を示しており、領域A1と領域A2は波長λc により分割されている。本実施の形態における電子スチルカメラでは、領域A1は約400nm〜約700nmの波長の領域であり、領域A2は約700nm以上であり、波長λc は約700nmに設定されている。つまり、本実施の形態におけるカラーフィルタは、領域A1と領域A2の波長の光をイメージセンサの画素アドレス毎に透過する構成となっている。
(3)カラーマトリクス回路
次に、カラーマトリクス回路52aについて説明する。図23はカラーマトリクス回路52aの構成の一部を示すブロック図である。
カラーマトリクス回路52aは、I(近赤外線映像)、Y(輝度)を生成するために、乗算器61と加算器62とオーバーフローアンダーフロー補正回路63を単位として、図23に示される回路が2つ配置された構成となっている。
2つの回路のうちの1つの回路を例に挙げて処理の流れを説明する。
まず、乗算器61は、同時化処理回路51aによって同時化されたデジタル撮像信号Sdの各色成分α,βの色信号のそれぞれに、マイクロコンピュータ45から入力された所定の値Α,Βをそれぞれ乗じる。加算器62は、乗算器61で演算された2つの結果を加算する。なお、加算器62の出力における加算結果は、同時化処理回路51aから入力される色信号Iα,Iβと、マイクロコンピュータ45からの入力Α,Βを用いると、[式14]で表される。
[式14]
(加算器62の出力)=(Α*Iα)+(Β*Iβ)
ところで、図23に示される回路に等価な[式14]における(加算器62の出力)の値は、カラーマトリクス回路52aから出力されるI(近赤外線映像)、Y(輝度)に相当するので、[式14]とカラーマトリクス回路52aから出力される信号の関係から[式15]を得る。
[式15]
(I(近赤外線映像))=(ΑI *Iα)+(ΒI *Iβ)
(Y(輝度))=(ΑY *Iα)+(ΒY *Iβ)
ここで、ΑI ,ΑY は、それぞれI(近赤外線映像)、Y(輝度)を出力するために、同時化処理回路51aから入力されたデジタル撮像信号Sdの色信号Iαに乗じる係数であり、ΒI ,ΒY は、それぞれI(近赤外線映像)、Y(輝度)を出力するために色信号Iβに乗じる係数である。
次に、オーバーフローアンダーフロー補正回路63は、[式15]から得られた加算器62の演算結果が所定のビットレンジをオーバーしている場合にクリッピング処理を行うことで、演算結果を所定のビットレンジに補正し、出力する。
特に、本実施の形態におけるマトリクス回路においては、
[式16]
(I(近赤外線映像))=(ΑI *Iα)−(ΒI *Iβ)
(Y(輝度))=(−1)*(ΑY *Iα)+(ΒY *Iβ)
ΑI ,ΒI ,ΑY ,ΒY >0
とすることにより、所望の信号を得ることができる。
上記構成によれば、第1の色αのフィルタにゲイン補正をした信号から第2の色βのフィルタにゲイン補正をした信号との差をとることにより、人間の被視感度特性に近い輝度情報が取得でき、第2の色βのフィルタにゲイン補正をした信号から第1の色αのフィルタにゲイン補正をした信号との差をとることにより、近赤外線領域の映像情報を取得することができる。
本実施の形態では、人間が感じる色情報は正しく取得することができないが、例えば、著しく光量が不足している被写体と著しく光量が過剰な被写体の両方が存在している被写体を撮影する場合において、低照度部と高照度部にそれぞれ存在する物体を認識する手段として好適である。
(4)変形例
上記においては、出力される映像信号の特性を輝度信号と近赤外映像信号としたが、本発明がこれに限定されないことはいうまでもなく、その他の信号を出力するものであってもよいし、輝度信号のみといったように1種類の出力であってもよい。
また、カラーフィルタ配列も同様で、膜厚の種類を2種類に限定したものでなく、1種類以上であればよい。
本実施の形態によれば、IRカットフィルタがなく、近赤外領域の映像信号も利用可能であるので、撮像信号の情報量を拡張することができる。
[9]第9の実施の形態
(フィルタの配色)
上記の実施の形態に対して、本発明におけるカラーフィルタの配色について、第1の色α、第2の色β、第3の色γを、それぞれ、どの色の組み合わせとしてもよいのはいうまでもないが、α/β/γをそれぞれ、赤/黄/無彩色の組み合わせとすると、最も良い色S/Nを得ることができる。理由を以下に説明する。
無機材料の単層フィルタ膜を用いると、上述のように、有機材料を用いた色フィルタと透過特性が異なり、フィルタ膜厚とその膜厚時無機材料のもつ屈折率との積によって透過波長が決定されるため、CIE(国際照明委員会)で定めた理想の原刺激量、R(赤)、G(緑)、B(青)の3種類の理想波長700nm、546.10nm、435.8nmの組み合わせを取るのが困難である。
赤、黄、無彩色の色透過スペクトルの極大値は、それぞれ、赤=700nm、黄=575nm、無彩色=435nm(青近辺、あるいは、可視光と紫外光との境界付近としてもよい)であれば、これらの波長の光を分離して透過し易い。波長が上記値となるのが理想であるが、固体撮像素子の製造ばらつき等により実際には差異が生じるため、それぞれ、前後50nm程度の範囲内の誤差があってもよい。すなわち、波長がそれぞれ、赤=650nm〜750nm、黄=525nm〜625nm、青=380nm〜480nmの範囲に入っていればよい。また、波長に対して高域透過特性があり、透過波長範囲の中に上記スペクトルの極大値の取る波長範囲が含まれることが望ましい。さらに言い換えれば、極大値が透過波長範囲に含まれるので、カットオフ周波数は、極大値未満であることが望ましい。
波長範囲と同様に、膜厚を決定するについても厚い順にそれぞれ一意に、決定するのが理想的である。固体撮像素子の製造ばらつき等により実際には膜厚差異が生じることもあるため、それぞれ、前後10nm程度の範囲内の誤差があってもよい。すなわち、(数1)に基づき算出された、700nm、575nm、435nmの最適膜厚は、左記波長時の屈折率がそれぞれ、5.25、4.75、4.5であるため、70nm、60.5nm、40nmとなる。ここで、前述の各色の極大値を取る波長の範囲がそれぞれ、赤=650nm〜750nm、黄=525nm〜625nm、青=380nm〜480nmであるので、最適膜厚の前後10nmのばらつきも含めると、30nm〜50nm、50nm〜70nm、60nm〜100nmの範囲であれば、赤・黄・無彩色の色波長が得られる。
(数1)において、求められる膜厚は波長と屈折率との相関があり、屈折率が一定ならば比例の関係にあるため、第1の色α、第2の色β、第3の色γを膜厚の厚い順に並べると、赤、黄、無彩色の順となる。
また、YC処理回路46においてRGB成分を算出するが、加法混色に基づくと、
[式17]
(R(赤色))=(R(赤色))
(G(緑色))=(R(赤色))−(Ye(黄色))
(B(青色))=(W(無彩色))−(R(赤色))−(G(緑色))
=(W(無彩色))−(Ye(黄色))
という関係で表すことができる。すなわち、赤、黄、無彩色のカラーフィルタを用いることにより、これら3成分のみでRGBの色成分を算出決定することもできる。
カラーマトリクス回路52の[式2]に対して上記加法混色を当てはめると、
ΑR =1、ΑG =1、ΑB =−1、ΒR =0、ΒG =1、ΒB =−1、ΓR =0、ΓG =−1、ΓB =1
の場合に相当する。言い換えれば、マイクロコンピュータ45が与える補正値が上記9個の値であることを前提にすると、カラーマトリクス回路52でRGBの色成分を算出するために、マイクロコンピュータ45が補正値を与えて乗算を行わなくてもよいため、カラーマトリクス回路52に対して、回路規模が削減できるため、低コストで実現するのに適している。
カラーマトリクス回路52においては、実際は、[式17]の項がない成分に対して、上[式2]において係数を0とし、0である係数が掛かる項のみ省いて、
[式18]
(R(赤色))=ΑR *(R(赤色))
(G(緑色))=ΑG *(R(赤色))+ΒG *(Ye(黄色))
(B(青色))=(W(無彩色))−(R(赤色))−(G(緑色))
=ΒB *(Ye(黄色))+ΓB *(W(無彩色))
のように表現する。これは、無機材料の光透過特性が有機材料の色フィルタと異なり、明確な極大値を持つのではなく、スペクトルの極大値に相当する波長における信号レベルが波長が短くなるにつれて小さくなり、ある波長から短波長側を透過せず反射するカットオフ特性を持つため、実際のカラーマトリクス回路52では各色成分の信号レベルを調整するために上記[式18]において各信号にかかる係数を使用する。上記のようなフィルタ膜との組み合わせで、色再現性が向上する。
(フィルタの配列例)
次に、本実施の形態のように、2行2列の4画素中に3種類の異なる色成分を配列するが、Ye成分を2個選択し配列することにより、色S/Nが最も向上する固体撮像素子および画像入力装置を得ることができる。理由を以下に説明する。
定性的には、Yeの分光スペクトルのピーク波長は約575nmであり、RとWに比べて可視光領域の中央部に極大値が位置しており、受光波長範囲が極大値周辺を含めて可視光領域の広範に渡って分布することになり色感度が3成分中最も高くなるため、Yeを2個とすれば色S/Nが最も良くなるからである。ここでは、無機材料を用いることにより、可視光領域に顕著な極大値を持たない場合があり、短波長になればなるほど顕著となる。定量的に、ノイズの観点から、統計的に各成分の信号比が大きくなる方が差が明確である白を再現することを例にとって説明する。
白を構成するR:W:Yeの信号比は透過スペクトルの可視光領域での積分値で表され、図24に概略を示すように、極大値をもつ波長領域が約435nm、575nm、700nmとほぼ等間隔に並んでいるため、積分値はおよそ1:2:3となる。現実にはデバイスの透過特性や膜厚等によって、積分値の比が1:2:3という値のみでなく異なることがあるのはいうまでもない。ここで、白はW成分とは同じ信号ではなく、別の信号である。
上[式17]において、RGBに変換する際にR成分とYe成分が2項、W成分が1項使用されているが、W成分は他の成分に対して寄与率が1項と低いため、W成分が2個では最も良い色S/Nが得られない。RまたはYeの2成分のうち、どちらか一方を2個配列するということになるが、ノイズの小さい方を2個とした方が色S/Nが良いことはいうまでもない。
また、画像データには少なからずノイズ成分が含まれているが、各成分の信号比から、R、Ye、Wのノイズ成分をそれぞれNr、Nye、Nwとすると、ノイズ比は信号の平方根(以降√と表記する)に比例するため、Nr:Nye:Nw=1:√2:√3となる。なお、√nはnの平方根であり、√(……)は(……)の平方根である。
R成分を2個とした場合、
Rのノイズ=Nr/√2=√(0.5)
Gのノイズ=√(Nr2 /2+Nye2 )=√(2.5)
Bのノイズ=√(Ny2 +Nw2 )=√5
白のノイズ=√((Rのノイズ)2 +(Gのノイズ)2 +(Bのノイズ)2 )
=√8
となる。一方、Ye成分を2個とした場合、
Rのノイズ=Nr=1
Gのノイズ=√(Nr2 +Nye2 /2)=√2
Bのノイズ=√(Nye2 /2+Nw2 )=√4=2
白のノイズ=√((Rのノイズ)2 +(Gのノイズ)2 +(Bのノイズ)2 )
=√7
となる。
上記の理由から、Ye成分を2個とすることにより、ノイズ量が低く抑えられるため、ノイズの観点からも色S/Nが最も向上することが定量的に明らかである。
図25に2×2画素を単位画素としたフィルタ配列例を示す。Ye成分を市松状に配置する。図25においては、(a)のように波長の長いものから左上から横方向に配列し、単位画素の左上にR成分、右下にW成分が配列されているが、単位画素を上下左右に1画素ずつずらして見方を変えれば同じである。言い換えれば、(b)のように、単位画素に対して左上にW成分、右下にR成分としてもよく、また、左上と右下にYe成分とし、R成分とW成分をそれぞれ入れ替えてもよい。
[10]実施の形態の変形例
上記実施例ではイメージセンサをCCDとしたが、本発明がこれに限定されないことはいうまでもなく、MOS(Metal Oxide Semiconductor)型センサでもよい。
また、フラッシュやメカシャッタ等、撮像装置としてのいくつかの諸機能を省略して説明しているが、付随的な機能追加も本発明の範疇である。
本発明の画像入力装置および固体撮像素子は、従来の原色および補色のカラーフィルタの光透過特性と著しく異なる単層の無機材料からなるカラーフィルタを有する撮像装置において、所望の信号を得ることができる装置として有用である。
本発明の第1の実施の形態における電子スチルカメラの機能構成を示すブロック図 本発明の第1の実施の形態におけるイメージセンサの概略構成を示すブロック図 本発明の第1の実施の形態におけるイメージセンサの構成の一部を示す断面図 本発明の第1の実施の形態におけるデジタル信号処理回路の機能構成を示すブロック図 本発明の第1の実施の形態におけるYC処理回路の機能構成を示すブロック図 本発明の第1の実施の形態におけるカラーマトリクス回路の機能構成を示すブロック図 (a)本発明の第1の実施の形態におけるガンマ補正回路の入出力特性を示す図と(b)表示デバイスのCRTのガンマ特性を示す図 (a)本発明の第1の実施の形態におけるカラーフィルタの透過特性を示す図(アモルファスシリコンの膜厚:30nm、40nm、55nm、70nm)と(b)映像信号出力のレスポンスを示す図(R、G、B) 本発明の第2の実施の形態におけるガンマ補正回路の入出力特性を示す図 本発明の第2の実施の形態におけるガンマ補正回路の入出力特性の変形例を示す図 (a)本発明の第3の実施の形態におけるカラーフィルタの特性82のみを示す図と(b)IRカットフィルタの特性およびカラーフィルタの特性82とIRカットフィルタの両方を組み合わせた特性を示す図 (a)本発明の第3の実施の形態におけるカラーフィルタ配列を示す図と(b)第5の実施の形態におけるカラーフィルタ配列を示す図と(c),(d)第5の実施の形態におけるカラーフィルタ配列の変形例を示す図 本発明の第4の実施の形態におけるYC処理回路の機能構成を示すブロック図 本発明の第4の実施の形態におけるカラーマトリクス回路の機能構成を示すブロック図 本発明の第5の実施の形態におけるYC処理回路の機能構成を示すブロック図 本発明の第5の実施の形態におけるカラーマトリクス回路の機能構成を示すブロック図 本発明の第6の実施の形態におけるYC処理回路の機能構成を示すブロック図 本発明の第6の実施の形態における色差信号NR回路の機能構成を示すブロック図 本発明の第6の実施の形態における輝度色差RGB変換回路の機能構成を示すブロック図 本発明の第7の実施の形態におけるカラーマトリクス回路の機能構成を示すブロック図 本発明の第8の実施の形態における電子スチルカメラの機能構成を示すブロック図 本発明の第8の実施の形態におけるカラーフィルタの透過特性を示す図(人間の視感度のある波長にピークがあるもの、近赤外波長にピークがあるもの) 本発明の第8の実施の形態におけるカラーマトリクス回路の機能構成を示すブロック図 本発明の第9の実施の形態におけるフィルタ配色をR/Ye/W成分としたときのフィルタの透過特性とエネルギー分布を示す図(説明のため簡略に示したもの) 本発明の第9の実施の形態におけるフィルタ配色をR/Ye/W成分としたときのフィルタ配列例を示す図。(a)代表例(波長の長いものから左上から横方向に配列)と(b)変形例(上記以外の配列)
符号の説明
E1 信号処理手段
1 光学レンズ
2 IRカットフィルタ
3 イメージセンサ(固体撮像素子)
4 アナログ信号処理回路
5 A/D変換器
6 デジタル信号処理回路
7 メモリカード
8 ドライブ回路
11 光電変換素子
12,13,14,F1,F2,F3,F4 カラーフィルタ
15 垂直転送CCD
16 水平転送CCD
17 増幅回路
18 出力端子
31 P型半導体層
32 N型半導体層
33 絶縁層
34 遮光膜
35 平坦化膜
36 集光レンズ(オンチップマイクロレンズ)
41 入力アドレス制御回路
42 メモリ
43 メモリコントロール回路
44 出力アドレス制御回路
45 マイクロコンピュータ
46 YC処理回路
51,51a,51b,51c 同時化処理回路
52,52a,52b,52c,52d カラーマトリクス回路
53,53a,53b,53c ガンマ補正回路
54 色差信号NR回路
55 輝度色差RGB変換回路
61 乗算器
62,62a,62b,93 加算器
63 オーバーフローアンダーフロー補正回路
91 1Tディレイ回路
92 フィルタタップ係数

Claims (27)

  1. 被写体を撮像する固体撮像素子と、
    前記固体撮像素子が出力する撮像信号を処理する信号処理手段とを備える画像入力装置であって、
    前記固体撮像素子は、
    入射光の透過スペクトルにおいて特定の波長に極大値を有する少なくとも2種類の膜厚を有し、所定の配列に基づいて並べられている単層の無機材料からなるフィルタ膜と、
    前記フィルタ膜を透過した前記入射光の光量に応じて信号電荷を生成する光電変換部とを備え、
    前記信号処理手段は、前記撮像信号に前記所定の配列に基づく色変換処理を加えることにより、輝度信号、色信号、色差信号および入射光の光量に相応する信号のうち少なくとも1つの信号を生成することを特徴とする画像入力装置。
  2. 前記フィルタ膜は、透過スペクトルにおいて特定の波長に極大値を有する3種類の膜厚を備え、
    前記フィルタ膜は、2行2列の単位配列に基づいて構成され、前記単位配列における第1の列に第1の膜厚および第3の膜厚を有するフィルタが順次配列されると共に、前記単位配列における第2の列に第2の膜厚および第1の膜厚を有するフィルタが順次配列される請求項1に記載の画像入力装置。
  3. 前記第1の膜厚、前記第2の膜厚、前記第3の膜厚は、前記第2の膜厚、前記第1の膜厚、前記第3の膜厚の順に膜厚が厚い請求項2に記載の画像入力装置。
  4. 前記フィルタ膜は、透過スペクトルにおいて特定の波長に極大値を有する4種類の膜厚を備え、
    前記フィルタ膜は、2行2列の単位配列に基づいて構成され、前記単位配列における第1の列に第1の膜厚および第2の膜厚を有するフィルタが順次配列されると共に、前記単位配列における第2の列に第3の膜厚および第4の膜厚を有するフィルタが順次配列される請求項1に記載の画像入力装置。
  5. 前記フィルタ膜は、透過スペクトルにおいて特定の波長に極大値を有する4種類の膜厚を備え、
    前記フィルタ膜は、4行2列の単位配列に基づいて構成され、前記単位配列における第1の列に第1の膜厚、第2の膜厚、第1の膜厚、および第4の膜厚を有するフィルタが順次配列されると共に、前記単位配列における第2の列に第3の膜厚、第4の膜厚、第3の膜厚および第2の膜厚を有するフィルタが順次配列される請求項1に記載の画像入力装置。
  6. 前記フィルタ膜は、透過スペクトルにおいて特定の波長に極大値を有する4種類の膜厚を備え、
    前記フィルタ膜は、4行2列の単位配列に基づいて構成され、前記単位配列における第1の列に第1の膜厚、第2の膜厚、第3の膜厚および第4の膜厚を有するフィルタが順次配列されると共に、前記単位配列における第2の列に第3の膜厚、第4の膜厚、第1の膜厚および第2の膜厚を有するフィルタが順次配列される請求項1に記載の画像入力装置。
  7. nを2以上の自然数とし、前記固体撮像素子から出力される撮像信号は、前記第1〜nの膜厚によって濾光された第1〜nの撮像信号からなり、
    前記信号処理手段は、前記第1〜nの撮像信号から輝度信号、色信号、色差信号および入射光の光量に相応する信号のうち少なくとも1つの信号を出力するものであって、前記信号処理が、前記第1〜nの撮像信号の線形1次結合の式と、定数の加算あるいは減算で表される請求項1から請求項6までのいずれかに記載の画像入力装置。
  8. 前記信号処理は、輝度信号を、前記第1〜nのうちのいずれか1種類の撮像信号に対して第1の定数の乗算および第2の定数の加算または減算を行うことで生成する請求項7に記載の画像入力装置。
  9. 前記信号処理は、ガンマ補正関数の形状が、入力が所定の閾値より小さい領域で、前記ガンマ補正関数の2次微分値が0以上、入力が所定の閾値より大きい領域で、前記ガンマ補正関数の2次微分値が0以下として表される請求項1から請求項7までのいずれかに記載の画像入力装置。
  10. 前記信号処理は、ガンマ補正関数の形状が、前記ガンマ補正関数の2次微分値が0以上として表される請求項1から請求項7までのいずれかに記載の画像入力装置。
  11. 前記信号処理は、ガンマ補正関数の形状が線形関数および線形関数の組み合わせで表される請求項1から請求項7までのいずれかに記載の画像入力装置。
  12. 前記信号処理は、ノイズ成分を除去するノイズリダクション機能を備えた請求項1から請求項7までのいずれかに記載の画像入力装置。
  13. 前記信号処理は、周波数成分において、色差信号の所定の帯域以下の信号のみを通過させる請求項1から請求項7までのいずれかに記載の画像入力装置。
  14. 前記所定の帯域は、輝度信号の帯域より低い請求項13に記載の画像入力装置。
  15. 被写体から前記固体撮像素子へ入射される光の光路上に、近赤外領域の光を除去するIRカットフィルタが存在する請求項1から請求項14までのいずれかに記載の画像入力装置。
  16. 入射光のエネルギーを電気信号に変換する固体撮像素子であって、入射光の透過スペクトルにおいて、少なくとも3種類の異なる波長の極大値を有し、前記少なくとも3種類の波長は、それぞれ、650nm〜750nm、525nm〜625nm、380nm〜480nmの範囲の波長の中に極大値を有することを特徴とする固体撮像素子。
  17. 前記極大値をもつ波長の少なくとも3種類が、それぞれ700nm、575nm、435nmである請求項16に記載の固体撮像素子。
  18. 前記少なくとも3種類の極大値をもつ波長は、それぞれ異なる膜厚を有する無機材料のフィルタ膜によって形成される請求項16または請求項17に記載の固体撮像素子。
  19. 前記フィルタ膜の膜厚は、少なくとも3種類が、それぞれ65〜100nm、50〜70nm、30〜50nmの範囲であって、前記膜厚は、フィルタ膜の持つ屈折率と透過スペクトルの極大値をとる波長との相関に基づく請求項16から請求項18までのいずれかに記載の固体撮像素子。
  20. 前記3種類のフィルタ膜は、2行2列の単位配列に基づいて構成され、前記単位配列における第1の列に、極大値が650nm〜750nmの範囲にあるフィルタ膜および極大値が525nm〜625nmの範囲にあるフィルタ膜が順次配列されると共に、前記単位配列における第2の列に、極大値が525nm〜625nmの範囲にあるフィルタ膜および極大値が380nm〜480nmの範囲にあるフィルタ膜が順次配列される請求項16から請求項19までのいずれかに記載の固体撮像素子。
  21. 入射光のエネルギーを電気信号に変換する固体撮像素子であって、入射光の透過スペクトルにおいて、少なくとも3種類の異なる特定波長以上の光を透過する透過特性を有し、前記波長透過範囲のうち少なくとも3種類が、それぞれ650nm以上、525nm以上、380nm以上の範囲の中に含まれることを特徴とする固体撮像素子。
  22. 前記波長透過範囲のうち少なくとも3種類が、長波長から数えてそれぞれ650nm〜750nm、525nm〜625nm、380nm〜480nmの範囲の波長の中に極大値を有する請求項21に記載の固体撮像素子。
  23. 前記透過特性をもつ特定波長の少なくとも3種類が、それぞれ700nm未満、575nm未満、435nm未満の値である請求項21に記載の固体撮像素子。
  24. 前記特定波長の波長範囲は、少なくとも3種類のそれぞれ異なる膜厚を有する無機材料のフィルタ膜によって形成される請求項21から請求項23までのいずれかに記載の固体撮像素子。
  25. 前記フィルタ膜の膜厚は、少なくとも3種類がそれぞれ、65〜100nm、50〜70nm、30〜50nmの範囲であって、前記膜厚は、フィルタ膜の持つ屈折率と透過スペクトルの極大値をとる波長との相関に基づく請求項21から請求項24までのいずれかに記載の固体撮像素子。
  26. 前記フィルタ膜は、2行2列の単位配列に基づいて構成され、前記単位配列における第1の列に、極大値が650nm〜750nmの範囲にあるフィルタ膜および遮断特定波長が525nm〜625nmの範囲にあるフィルタ膜が順次配列されると共に、前記単位配列における第2の列に特定値が525nm〜625nmの範囲にあるフィルタ膜および極大値が380nm〜480nmの範囲にあるフィルタ膜が順次配列される請求項21から請求項25までのいずれかに記載の固体撮像素子。
  27. 請求項16から請求項26までのいずれかに記載の固体撮像素子と、
    前記固体撮像素子が出力する撮像信号を処理する信号処理手段とを備える画像入力装置であって、
    前記信号処理手段は、前記撮像信号に前記所定の配列に基づく色変換処理を加えることにより、輝度信号、色信号、色差信号および入射光の光量に相応する信号のうち少なくとも1つの信号を生成することを特徴とする画像入力装置。

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