JPH099270A - ビデオカメラおよびビデオカメラ装置 - Google Patents

ビデオカメラおよびビデオカメラ装置

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JPH099270A
JPH099270A JP7157817A JP15781795A JPH099270A JP H099270 A JPH099270 A JP H099270A JP 7157817 A JP7157817 A JP 7157817A JP 15781795 A JP15781795 A JP 15781795A JP H099270 A JPH099270 A JP H099270A
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equation
color
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JP7157817A
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English (en)
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Fumihiko Sudo
文彦 須藤
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Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
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Publication date
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    • H04N9/73Colour balance circuits, e.g. white balance circuits or colour temperature control
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    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N17/00Diagnosis, testing or measuring for television systems or their details
    • H04N17/002Diagnosis, testing or measuring for television systems or their details for television cameras
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Abstract

(57)【要約】 【目的】ビデオカメラ毎の色の違いを吸収して良好に色
合わせ行い得るビデオカメラを提供する。 【構成】撮像素子11R,11G,11Bより出力され
る赤色信号、緑色信号、青色信号をプリアンプ12R,
12G,12B、ビデオアンプ13R,13G,13B
で増幅した後に、色合わせ回路18に供給する。色合わ
せ回路18では、利得や直流オフセット値の変数を使用
して赤色信号、緑色信号、青色信号のレベルに応じた色
合わせ処理をする。色合わせ回路18では、利得や直流
オフセット値を所定の演算式を用いて決定する。演算式
の係数COEは、基準のビデオカメラとの色合わせが行
われるように、予め何色かを撮像して積分回路29より
出力される赤色信号、緑色信号、青色信号のレベル測定
値(三刺激値)Vr,Vg,Vbを利用して求められ
る。これにより、色合わせ回路18では、基準のビデオ
カメラとの色の違いが吸収される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、ビデオカメラおよび
ビデオカメラ装置に関する。詳しくは、撮像して得られ
る赤色信号、緑色信号および青色信号のレベルに応じて
その利得や直流オフセット値を調整することによって、
ビデオカメラ毎の色の違いを吸収しようとしたビデオカ
メラおよびビデオカメラ装置に係るものである。
【0002】
【従来の技術】図9は、ビデオカメラの概略的構成を示
している。図において、光源1によって被写体2が照明
される。撮像レンズ3を通して入射された被写体2から
の光はCCフィルタ(Color Conversion Filter)やN
Dフィルタ(Neutral Density Filter)等の光学フィル
タ4、IRカットフィルタ(Infrared Cut Filter)5
を介して色分解プリズム6に供給されて赤色光、緑色
光、青色光に分解されてそれぞれCCD固体撮像素子7
R,7G,7Bに導かれる。撮像素子7R,7G,7B
の撮像面上にはそれぞれ被写体2に係る赤色画像、緑色
画像、青色画像が結像されて撮像が行われる。そして、
撮像素子7R,7G,7Bの出力信号がそれぞれアンプ
8R,8G,8Bで増幅されて三刺激値としての赤色信
号R、緑色信号G、青色信号Bが得られる。
【0003】図10Aは、照明、被写体2の反射率等を
総合したカメラ入力の分光特性I(λ)の一例を示してお
り、同図Bは光学フィルタ4、IRカットフィルタ5、
色分解プリズム6、撮像素子7R,7G,7B等を総合
したカメラの分光特性r(λ)、g(λ)、b(λ)の一例を
示している。アンプ8R,8G,8Bの利得をAr
g,Abとすると、三刺激値R,G,Bはそれぞれ
(1)式で表される。
【0004】
【数1】
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ここで、複数台のビデ
オカメラで構成されるビデオカメラ装置を考える。この
場合、ビデオカメラ毎の色の違いを吸収して色合わせを
行うためには各ビデオカメラの三刺激値R,G,Bを一
致させる必要がある。
【0006】ここで、2台のビデオカメラで同じ被写体
を撮像した場合を考える。各ビデオカメラの分光特性を
それぞれr1(λ)、g1(λ)、b1(λ)およびr2(λ)、g
2(λ)、b2(λ)とし、各ビデオカメラのアンプ7R,7
G,7Bの利得をそれぞれA r1,Ag1,Ab1および
r2,Ag2,Ab2とすると、各ビデオカメラの三刺激値
1,G1,B1およびR2,G2,B2はそれぞれ(2)式
および(3)式で表される。
【0007】
【数2】
【0008】各ビデオカメラの三刺激値R1,G1,B1
およびR2,G2,B2を一致させて色合わせをするため
には、少なくとも3つの変数を用いる必要がある。例え
ば、(4)式のように6つの変数、すなわち利得Gr
g,Gbと直流オフセット値Or,Og,Obの変数を用
いて三刺激値R2,G2,B2のレベルを調整すること
で、三刺激値R1,G1,B1と一致した三刺激値R2′,
2′,B2′を得ることが可能となる。
【0009】
【数3】
【0010】しかし、従来のビデオカメラでは、赤色信
号R、緑色信号G、青色信号Bの利得や直流オフセット
値(ブラックレベル)等が固定であったため、複数台の
ビデオカメラの三刺激値を一致させることができず、ビ
デオカメラ毎の色の違いを吸収して色合わせを行うこと
ができなかった。
【0011】そこで、この発明では、ビデオカメラ毎の
色の違いを吸収して良好に色合わせ行い得るビデオカメ
ラおよびビデオカメラ装置を提供するものである。
【0012】
【課題を解決するための手段】この発明に係るビデオカ
メラは、撮像して得られる赤色信号、緑色信号および青
色信号のレベルを検出するレベル検出手段と、このレベ
ル検出手段で検出される赤色信号、緑色信号および青色
信号のレベルに応じて赤色信号、緑色信号および青色信
号の利得と直流オフセット値のいずれかまたは双方を調
整する色合わせ手段とを備えるものである。
【0013】また、この発明に係るビデオカメラ装置
は、複数台のビデオカメラは、それぞれ撮像して得られ
る赤色信号、緑色信号および青色信号のレベルを検出す
るレベル検出手段と、赤色信号、緑色信号および青色信
号の利得と直流オフセット値のいずれかまたは双方を調
整する色合わせ手段を有し、制御装置は複数台のビデオ
カメラのレベル検出手段で検出される赤色信号、緑色信
号および青色信号のレベルに基づいて複数台のビデオカ
メラの色合わせ手段の動作を制御するものである。
【0014】
【作用】ビデオカメラの色合わせ手段では赤色信号、緑
色信号および青色信号の利得や直流オフセット値が調整
される。複数台のビデオカメラのそれぞれで、撮像して
得られる赤色信号、緑色信号および青色信号のレベルに
応じて、赤色信号、緑色信号および青色信号の利得や直
流オフセット値が調整され、ビデオカメラ毎の色の違い
が吸収される。
【0015】
【実施例】以下、図面を参照しながら、この発明につい
て説明する。図1は実施例としてのビデオカメラ装置1
00を示している。このビデオカメラ装置100は、N
台(Nは2以上の整数)のビデオカメラ101-1〜10
-Nと、制御装置としてのマスターセットアップユニッ
ト(以下、「MSU」という)102とを有している。
ビデオカメラ101-1〜101-NとMSU102とは通
信回線でもって互いに接続される。ビデオカメラ101
-1〜101-Nには、それぞれ撮像して得られる赤色信
号、緑色信号、青色信号の利得や直流オフセット値(ブ
ラックレベル)を調整するための色合わせ回路が設けら
れる。
【0016】この場合、ビデオカメラ101-1〜101
-NよりMSU102には、それぞれビデオカメラ101
-1〜101-Nで撮像して得られる赤色信号、緑色信号、
青色信号のレベル測定値Vr,Vg,Vbが供給され
る。一方、MSU102よりビデオカメラ101-1〜1
01-Nには、それぞれ複数個の色合わせ係数COEが供
給される。この色合わせ係数COEは、後述するように
ビデオカメラ101-1〜101-Nで共通のカラーチャー
ト103、例えばMacbeth ColorChec
ker(商品名)等を使用して何色かを撮像したときの
レベル測定値Vr,Vg,Vbに基づいて算出される。
【0017】以上の構成において、ビデオカメラ装置1
00では、以下の手順でもって、例えばビデオカメラ1
01-2〜101-Nの三刺激値がビデオカメラ101-1
三刺激値に一致するように色合わせが行われる。
【0018】すなわち、ビデオカメラ101-1〜101
-Nで共通のカラーチャート103を使用して何色かが撮
像される。このとき、ビデオカメラ101-1〜101-N
のそれぞれよりMSU102に供給されるレベル測定値
Vr,Vg,Vbに基づいて、MSU102ではビデオ
カメラ101-1〜101-Nの色合わせ回路でそれぞれ使
用される色合わせ係数COEが算出される。
【0019】ビデオカメラ101-1に供給される色合わ
せ係数COEは、色合わせ回路で調整される赤色信号、
緑色信号、青色信号の利得が1で、かつ直流オフセット
値が0となるように算出される。ビデオカメラ101-2
〜101-Nに供給される色合わせ係数COEは、それぞ
れ色合わせ回路で調整される赤色信号、緑色信号、青色
信号の利得および直流オフセット値が、ビデオカメラ1
01-2〜101-Nの三刺激値がビデオカメラ101-1
三刺激値に一致させるために必要な値となるように算出
される。
【0020】そして、上述したようにMSU102で算
出される色合わせ係数は、各ビデオカメラ101-1〜1
01-Nの色合わせ回路に供給されて設定され、赤色信
号、緑色信号、青色信号の利得や直流オフセット値が調
整される。これにより、ビデオカメラ101-2〜101
-Nの三刺激値がビデオカメラ101-1の三刺激値に一致
するように色合わせが行われる。
【0021】図2は、ビデオカメラ101-1〜101-N
の回路構成を示している。図において、CCD固体撮像
素子11R,11G,11Bより出力される赤色信号、
緑色信号、青色信号はそれぞれプリアンプ12R,12
G,12Bで増幅された後にビデオアンプ13R,13
G,13Bに供給される。このビデオアンプ13R,1
3G,13Bでは、赤色信号、緑色信号、青色信号の間
のブラックレベルやホワイトレベルが合わせられる。
【0022】ビデオアンプ13R,13G,13Bより
出力される赤色信号、緑色信号、青色信号はA/D変換
器14R,14G,14Bでディジタル信号に変換され
た後に水平/垂直の輪郭強調信号形成回路(ディテール
回路)15に供給される。また、A/D変換器14R,
14G,14Bより出力される赤色信号、緑色信号、青
色信号は、それぞれ遅延回路16R,17Rの直列回
路、遅延回路16G,17Gの直列回路、遅延回路16
B,17Bの直列回路に供給される。遅延回路916
R,16G,16B,17R,17G,17Bはそれぞ
れ1水平期間(1H)の遅延時間を有するものである。
【0023】遅延回路16R,16G,16Bより出力
される1水平期間遅延された赤色信号、緑色信号、青色
信号と遅延回路17R,17G,17Bより出力される
2水平期間遅延された赤色信号、緑色信号、青色信号は
ディテール回路(輪郭強調信号形成回路)15に供給さ
れる。ディテール回路15では、それぞれ3水平期間分
の赤色信号、緑色信号、青色信号に基づいて水平輪郭強
調信号および垂直輪郭強調信号が形成されると共に、こ
れら水平および垂直の輪郭強調信号が加算されて輪郭強
調信号SDTLが形成される。
【0024】また、遅延回路16R,16G,16Bよ
りそれぞれ出力される1水平期間遅延された赤色信号、
緑色信号、青色信号は色合わせ回路18に供給される。
この色合わせ回路18には、上述したようにMSU10
2より通信回線を介して供給される色合わせ係数COE
がシステムコントローラを構成するCPU(CentralPro
cessing Unit)30を通じて供給され、後述するように
赤色信号、緑色信号、青色信号の利得および直流オフセ
ット値のいずれかまたは双方の調整が行われる。色合わ
せ回路18より出力される赤色信号、緑色信号、青色信
号は、リニアマトリックス回路19に供給される。この
リニアマトリックス回路19は、カラービデオカメラの
撮像特性がNTSC方式の理想撮像特性と異なることか
ら生じる色再現誤差を電子的に補正する回路である。
【0025】後述するように輪郭強調信号SDTLは赤色
信号、緑色信号、青色信号に共通に加算され、色に関係
していないことから、本例では上述したように色合わせ
回路18の前段より輪郭強調信号SDTLが抽出される。
このように、輪郭強調信号SD TLの抽出と、色合わせ回
路18による色合わせとを並列的に処理することで、全
体の遅延量が減る利点がある。
【0026】リニアマトリックス回路19より出力され
る赤色信号、緑色信号、青色信号はそれぞれ加算器20
R,20G,20Bに供給されて輪郭強調信号SDTL
加算された後にニー回路21R,21G,21Bに供給
される。このニー回路21R,21G,21Bでは、高
輝度部分の圧縮が行われて見かけ上のダイナミックレン
ジが広げられる。ニー回路21R,21G,21Bより
出力される赤色信号、緑色信号、青色信号はそれぞれガ
ンマ補正回路22R,22G,22Bに供給されて受像
管の電圧−輝度特性の逆関数が掛けられた後にマトリッ
クス回路23に供給される。
【0027】マトリックス回路23では赤色信号、緑色
信号、青色信号がマトリックス処理されて輝度信号、赤
色差信号、青色差信号が得られる。マトリックス回路2
3より出力される輝度信号、赤色差信号、青色差信号は
エンコーダ24に供給される。エンコーダ24では、色
変調処理、同期信号の付加処理、輝度信号と色信号の加
算処理等が行われてNTSC方式やPAL方式等のカラ
ー映像信号SCVが形成される。エンコーダ24より出
力されるカラー映像信号SCVはD/A変換器25でア
ナログ信号に変換されて出力端子26に導出される。ま
た、マトリックス回路23より出力される輝度信号、赤
色差信号、青色差信号はパラレル/シリアル変換器27
に供給されてシリアルビデオデータに変換されて出力端
子28に導出される。
【0028】また、遅延回路16R,16G,16Bよ
り出力される赤色信号、緑色信号、青色信号は積分回路
29に供給されて積分され、赤色信号、緑色信号、青色
信号のレベル測定値Vr,Vg,Vbが得られる。この
積分回路29より出力されるレベル測定値Vr,Vg,
VbはCPU30より通信回線を介してMSU102に
供給される。
【0029】ところで、色合わせ回路18では、上述し
た(4)式のように6つの変数、すなわち利得Gr
g,Gbと直流オフセット値Or,Og,Obを用いて三
刺激値R,G,Bのレベルが調整される。ここで、撮像
系の分光特性は予め測定しておくことができるが、撮像
すると同時に照明、被写体の分光特性を測定して(2)
式、(3)式の積分を行った後に(4)式の変数を変え
て色合わせを行うような処理は不可能に近いことから、
(5)式および(6)式のような関数関係を予め求めて
おき、三刺激値R2,G2,B2によって利得Gr,Gg
bと直流オフセット値Or,Og,Obの変数を変える方
式が現実的な方法となる。ただし、三刺激値と分光特性
は1対1ではない。したがって、この方式ではある程度
の近似がなされるだけである。
【0030】
【数4】
【0031】(2)式、(3)式で、カメラ入力の明る
さがk倍になったとすると、カメラ入力の分光特性はk
I(λ)となり、各ビデオカメラの三刺激値R1′,
1′,B 1′およびR2′,G2′,B2′はそれぞれ
(7)式および(8)式で表される。つまり、明るさが
k倍に変われば、どちらの三刺激値もk倍になるだけで
ある。
【0032】
【数5】
【0033】そのため、(5)式の利得Gr,Gg,Gb
に関して、媒介変数から明るさの項目を消去すれば、2
つの媒介変数で色合わせ用の変数を決めることが可能と
なる。しかし、単純に三刺激値ベクトル(R,G,B)
の成分同士の比率(R/G,B/G等)をとるのでは、
定義域がゼロから無限大に広がってしまうので扱い難く
なる。
【0034】本例では、図3に示すように、三刺激値ベ
クトル(R,G,B)と、平面R+G+B=1との交点
の座標(r,g,b)をもって、その三刺激値の持つ色
を表すことを考える。長さが足りなければ、延長して交
差交点の座標を用いるものとする。交差交点の座標
(r,g,b)は、(9)式で表される。
【0035】
【数6】
【0036】r+g+b=1であるため、媒介変数を1
つ消去でき、(r,g)の2つの媒介変数で色が表され
ることになる。これは、一般に、rg色度と呼ばれてい
るもので、図4に示すように、三刺激値の色空間でのR
軸は(r,g)=(1,0)に、G軸は(r,g)=
(0,1)に、B軸は(r,g)=(0,0)に対応
し、白黒の点Wは(r,g)=(1/3,1/3)に対
応する。これにより、(4)式における利得Gr,Gg
bの変数を、(10)式に示すように、r,gの2つ
の媒介変数で決めることが可能となる。
【0037】
【数7】
【0038】次に、色合わせ回路18の具体構成例とそ
のときの色合わせ係数COEについて説明する。まず、
色合わせ回路18で(11)式に示すような演算処理が
行われる場合を考える。(11)式は、利得Gr,Gg
bをr,gの1次式で表し、直流オフセット値Or,O
g,Obをゼロと置いたものである。この場合、誤差の自
乗E2は、(12)式で表される。
【0039】
【数8】
【0040】
【数9】
【0041】(11)式の係数C0〜C8は、上述したよ
うにカラーチャート103を使用して何色かを撮像して
基準のビデオカメラの三刺激値(R′,G′,B′)と
色合わせさせるビデオカメラの三刺激値(R,G,B)
の組み合わせを複数個測定することで、色合わせさせる
ビデオカメラ毎に求められる。すなわち、各測定値にお
ける誤差の自乗E2の総和(ΣE2)を最小にする係数C
0〜C8が求められる。この場合、最小自乗法の理論を用
いて、(13)式を成り立たせる必要がある。この偏微
分方程式は(14)式〜(16)式のような3組の三元
連立一次方程式となり、これを解くことで係数C0〜C8
が得られる。
【0042】
【数10】
【0043】
【数11】
【0044】本例ではビデオカメラ101-1が基準のビ
デオカメラであり、ビデオカメラ101-2〜101-N
それぞれが色合わせさせるビデオカメラである。そし
て、ビデオカメラ101-1の積分回路29より出力され
るレベル測定値(Vr,Vg,Vb)が基準のビデオカ
メラの三刺激値(R′,G′,B′)となり、ビデオカ
メラ101-2〜101-Nの積分回路29よりそれぞれ出
力されるレベル測定値(Vr,Vg,Vb)が色合わせ
させるビデオカメラの三刺激値(R,G,B)となる。
【0045】また、(14)式〜(16)式の3組の三
元連立一次方程式を解いて係数C0〜C8を求めること
は、MSU102(図1参照)を構成するCPUで行わ
れる。MSU102で算出されたビデオカメラ101-2
〜101-Nのための係数C0〜C8は、それぞれ色合わせ
係数COEとしてビデオカメラ101-2〜101-Nの色
合わせ回路18に供給される。また、基準のビデオカメ
ラとしてのビデオカメラ101-1には係数C2,C5,C
8として1が供給されると共に、その他の係数として0
が供給されることとなる。
【0046】図5は、(11)式が適用される場合の色
合わせ回路18の具体構成例1を示している。図におい
て、レジスタ201には、MSU102より通信回線を
介して供給される色合わせ係数COE(C0〜C8)がC
PU30(図2参照)を通じて格納される。
【0047】遅延回路16R,16G,16B(図2参
照)より出力される赤色信号R、緑色信号G、青色信号
Bは加算器202に供給されて加算される。また、赤色
信号Rと加算器202の出力信号(R+G+B)が割算
器203rに供給されて信号rが得られる。また、緑色
信号Gと加算器202の出力信号(R+G+B)が割算
器203gに供給されて信号gが得られる。
【0048】割算器203rより出力される信号rは掛
算器204R,204G,204Bに供給されてレジス
タ201よりそれぞれ供給される係数C0,C3,C6
掛算される。また、割算器203gより出力される信号
gは掛算器205R,205G,205Bに供給されて
レジスタ201よりそれぞれ供給される係数C1,C4
7が掛算される。
【0049】掛算器204R,205Rの出力信号は加
算器206Rに供給されて加算されると共に、その加算
信号にレジスタ201より供給される係数C2が加算さ
れて利得Grが得られる。そして、遅延回路16Rより
出力される赤色信号Rは掛算器207Rに供給されて加
算器206Rの出力信号としての利得Grが掛算されて
出力赤色信号R′が得られる。
【0050】掛算器204G,205Gの出力信号は加
算器206Gに供給されて加算されると共に、その加算
信号にレジスタ201より供給される係数C5が加算さ
れて利得Ggが得られる。そして、遅延回路16Gより
出力される緑色信号Gが掛算器207Gに供給されて加
算器206Gの出力信号としての利得Ggが掛算されて
出力緑色信号G′が得られる。
【0051】掛算器204B,205Bの出力信号は加
算器206Bに供給されて加算されると共に、その加算
信号にレジスタ201より供給される係数C8が加算さ
れて利得Gbが得られる。そして、遅延回路16Bより
出力される青色信号Bが掛算器207Bに供給されて加
算器206Bの出力信号としての利得Gbが掛算されて
出力青色信号B′が得られる。
【0052】このように図5の色合わせ回路18では、
(11)式の演算処理によって赤色信号、緑色信号、青
色信号の利得が調整される。これにより、上述したビデ
オカメラ101-2〜101-Nでは、ビデオカメラ101
-1との色の違いが吸収され、色合わせが行われることと
なる。
【0053】次に、色合わせ回路18で(17)式に示
すような演算処理が行われる場合を考える。(17)式
は、利得Gr,Gg,Gbを1とおき、直流オフセット値
r,Og,ObをR,G,Bの1次式で表したものであ
る。直流オフセット値Or,Og,Obに関しては、明る
さの項も必要となり、3つの媒介変数が必要であるた
め、上述したように三刺激値(R,G,B)を用いるこ
とが良いと思われる。ここで、係数C3,C7,C11に関
しては、ブラックバランスがとれていれば本来必要のな
い項であるため、省略することも可能である。(12)
式、(13)式と同様に、最小自乗法を用いて誤差を最
小にする係数C0〜C11を求める場合には、(18)式
〜(20)式のような3組の四元連立一次方程式を解け
ばよいことがわかる。
【0054】
【数12】
【0055】
【数13】
【0056】また、係数C3,C7,C11を省略する場
合、上述の(17)式は、(21)式に示すようにな
る。そして、係数C0〜C2,C4〜C6,C8〜C10を求
める場合には、(22)式〜(24)式のような3組の
三元連立一次方程式を解けばよいことになる。
【0057】
【数14】
【0058】
【数15】
【0059】(18)式〜(20)式の3組の四元連立
一次方程式を解いて係数C0〜C11を求めること、ある
いは(22)式〜(24)式のような3組の三元連立一
次方程式を解いて係数C0〜C2,C4〜C6,C8〜C10
を求めることは、MSU102(図1参照)を構成する
CPUで行われる。MSU102で算出されたビデオカ
メラ101-2〜101-Nのための係数C0〜C11、ある
いはC0〜C2,C4〜C 6,C8〜C10は、それぞれ色合
わせ係数COEとしてビデオカメラ101-2〜101-N
の色合わせ回路18に供給される。また、基準のビデオ
カメラとしてのビデオカメラ101-1には、係数C0
11、あるいはC0〜C2,C4〜C6,C8〜C10として
0が供給されることとなる。
【0060】図6は、(17)式が適用される場合の色
合わせ回路18の具体構成例2を示している。図におい
て、レジスタ301には、MSU102より通信回線を
介して供給される色合わせ係数COE(C0〜C11)が
CPU30(図2参照)を通じて格納される。
【0061】遅延回路16R,16G,16B(図2参
照)より出力される赤色信号R、緑色信号G、青色信号
Bはそれぞれ掛算器302R,303R,304Rに供
給される。掛算器302R,303R,304Rには、
レジスタ301よりそれぞれ係数C0,C1,C2が供給
されて赤色信号R、緑色信号G、青色信号Bに掛算され
る。これら掛算器302R,303R,304Rの出力
信号は加算器305Rに供給されて加算されると共に、
その加算信号にレジスタ301より供給される係数C3
が加算されて直流オフセット値Orが得られる。さら
に、加算器305Rには遅延回路16Rより出力される
赤色信号Rが供給され、この赤色信号Rに直流オフセッ
ト値Orが加算されて出力赤色信号R′が得られる。
【0062】また、遅延回路16G,16R,16Bよ
り出力される緑色信号G、赤色信号R、青色信号Bはそ
れぞれ掛算器302G,303G,304Gに供給され
る。掛算器302G,303G,304Gには、レジス
タ301よりそれぞれ係数C 4,C5,C6が供給されて
緑色信号G、赤色信号R、青色信号Bに掛算される。こ
れら掛算器302G,303G,304Gの出力信号は
加算器305Gに供給されて加算されると共に、その加
算信号にレジスタ301より供給される係数C 7が加算
されて直流オフセット値Ogが得られる。さらに、加算
器305Gには遅延回路16Gより出力される緑色信号
Gが供給され、この緑色信号Gに直流オフセット値Og
が加算されて出力緑色信号G′が得られる。
【0063】また、遅延回路16B,16R,16Gよ
り出力される青色信号B、赤色信号R、緑色信号Gはそ
れぞれ掛算器302B,303B,304Bに供給され
る。掛算器302B,303B,304Bには、レジス
タ301よりそれぞれ係数C 8,C9,C10が供給されて
青色信号B、赤色信号R、緑色信号Gに掛算される。こ
れら掛算器302B,303B,304Bの出力信号は
加算器305Bに供給されて加算されると共に、その加
算信号にレジスタ301より供給される係数C 11が加算
されて直流オフセット値Obが得られる。さらに、加算
器305Bには遅延回路16Bより出力される青色信号
Bが供給され、この青色信号Bに直流オフセット値Ob
が加算されて出力青色信号B′が得られる。
【0064】このように図6の色合わせ回路18では、
(17)式の演算処理によって赤色信号、緑色信号、青
色信号の直流オフセット値が調整される。これにより、
上述したビデオカメラ101-2〜101-Nでは、ビデオ
カメラ101-1との色の違いが吸収され、色合わせが行
われることとなる。
【0065】なお、係数C3,C7,C11を省略した(2
1)式が適用される場合の色合わせ回路18の具体構成
例は、図示せずも図6の例の係数C3,C7,C11に係る
部分を除いた構成となる。
【0066】次に、色合わせ回路18で(25)式に示
すような演算処理が行われる場合を考える。(25)式
は、利得Gr,Gg,Gbをr,gの1次式で表すと共
に、直流オフセット値Or,Og,ObをR,G,Bの1
次式で表したものである。これにより、よりフレキシブ
ルに色合わせを行い得ることが予想される。(12)
式、(13)式と同様に、最小自乗法を適用すると、係
数C0〜C5は(26)式に示す6元連立一次方程式の解
となる。(26)式のRをGに、GをRに置き換えれ
ば、係数C6〜C11を求める方程式となる。また、(2
6)式のRをBに、GをRに、BをGに置き換えれば、
係数C12〜C17を求める方程式となる。
【0067】
【数16】
【0068】
【数17】
【0069】ここで、係数C5,C11,C17に関して
は、ブラックバランスがとれていれば省略が可能であ
る。その場合、上述の(25)式は、(27)式に示す
ようになる。そして、最小自乗法を適用すると、係数C
0〜C4は(28)式に示す五元連立一次方程式の解とな
る。(28)式のRをGに、GをRに置き換えれば、係
数C6〜C10を求める方程式となる。また、(28)式
のRをBに、GをRに、BをGに置き換えれば、係数C
12〜C16を求める方程式となる。
【0070】
【数18】
【0071】
【数19】
【0072】3組の六元連立一次方程式を解いて係数C
0〜C17を求めること、あるいは3組の五元連立一次方
程式を解いて係数C0〜C4,C6〜C10,C12〜C16
求めることは、MSU102(図1参照)を構成するC
PUで行われる。MSU102で算出されたビデオカメ
ラ101-2〜101-Nのための係数C0〜C17、あるい
はC0〜C4,C6〜C10,C12〜C16は、それぞれ色合
わせ係数COEとしてビデオカメラ101-2〜101-N
の色合わせ回路18に供給される。また、基準のビデオ
カメラとしてのビデオカメラ101-1には、係数C2
8,C14として1、その他の係数として0が供給され
ることとなる。
【0073】図7は、(25)式が適用される場合の色
合わせ回路18の具体構成例3を示している。図におい
て、レジスタ401には、MSU102より通信回線を
介して供給される色合わせ係数COE(C0〜C17)が
CPU30(図2参照)を通じて格納される。
【0074】遅延回路16R,16G,16B(図2参
照)より出力される赤色信号R、緑色信号G、青色信号
Bは加算器402に供給されて加算される。また、赤色
信号Rと加算器402の出力信号(R+G+B)が割算
器403rに供給されて信号rが得られる。また、緑色
信号Gと加算器402の出力信号(R+G+B)が割算
器403gに供給されて信号gが得られる。
【0075】割算器403rより出力される信号rは掛
算器404R,404G,404Bに供給されてレジス
タ401よりそれぞれ供給される係数C0,C6,C12
掛算される。また、割算器403gより出力される信号
gは掛算器405R,405G,405Bに供給されて
レジスタ401よりそれぞれ供給される係数C1,C7
13が掛算される。
【0076】掛算器404R,405Rの出力信号は加
算器406Rに供給されて加算されると共に、その加算
信号にレジスタ401より供給される係数C2が加算さ
れて利得Grが得られる。遅延回路16Rより出力され
る赤色信号Rは掛算器407Rに供給されて加算器40
6Rの出力信号としての利得Grが掛算される。そし
て、掛算器407Rの出力信号は加算器408Rに供給
される。
【0077】遅延回路16G,16Bより出力される緑
色信号G、青色信号Bはそれぞれ掛算器409R,41
0Rに供給される。掛算器409R,410Rには、レ
ジスタ401よりそれぞれ係数C3,C4が供給されて緑
色信号G、青色信号Bに掛算される。これら掛算器40
9R,410Rの出力信号は加算器408Rに供給され
て加算されると共に、その加算信号にレジスタ401よ
り供給される係数C5が加算されて直流オフセット値Or
が得られる。さらに、加算器408Rでは掛算器407
Rより供給される信号(R×Gr)に直流オフセット値
Orが加算されて出力赤色信号R′が得られる。
【0078】掛算器404G,405Gの出力信号は加
算器406Gに供給されて加算されると共に、その加算
信号にレジスタ401より供給される係数C8が加算さ
れて利得Ggが得られる。遅延回路16Gより出力され
る緑色信号Gは掛算器407Gに供給されて加算器40
6Gの出力信号としての利得Ggが掛算される。そし
て、掛算器407Gの出力信号は加算器408Gに供給
される。
【0079】遅延回路16R,16Bより出力される赤
色信号R、青色信号Bはそれぞれ掛算器409G,41
0Gに供給される。掛算器409G,410Gには、レ
ジスタ401よりそれぞれ係数C9,C10が供給されて
赤色信号R、青色信号Bに掛算される。これら掛算器4
09G,410Gの出力信号は加算器408Gに供給さ
れて加算されると共に、その加算信号にレジスタ401
より供給される係数C 11が加算されて直流オフセット値
Ogが得られる。さらに、加算器408Gでは掛算器4
07Gより供給される信号(G×Gg)に直流オフセッ
ト値Ogが加算されて出力緑色信号G′が得られる。
【0080】掛算器404B,405Bの出力信号は加
算器406Bに供給されて加算されると共に、その加算
信号にレジスタ401より供給される係数C14が加算さ
れて利得Gbが得られる。遅延回路16Bより出力され
る青色信号Bは掛算器407Bに供給されて加算器40
6Bの出力信号としての利得Gbが掛算される。そし
て、掛算器407Bの出力信号は加算器408Bに供給
される。
【0081】遅延回路16R,16Gより出力される赤
色信号R、緑色信号Gはそれぞれ掛算器409B,41
0Bに供給される。掛算器409B,410Bには、レ
ジスタ401よりそれぞれ係数C15,C16が供給されて
赤色信号R、緑色信号Gに掛算される。これら掛算器4
09B,410Bの出力信号は加算器408Bに供給さ
れて加算されると共に、その加算信号にレジスタ401
より供給される係数C 17が加算されて直流オフセット値
Obが得られる。さらに、加算器408Bでは掛算器4
07Bより供給される信号(B×Gb)に直流オフセッ
ト値Obが加算されて出力青色信号B′が得られる。
【0082】このように図7の色合わせ回路18では、
(25)式の演算処理によって赤色信号、緑色信号、青
色信号の利得および直流オフセット値が調整される。こ
れにより、上述したビデオカメラ101-2〜101-N
は、ビデオカメラ101-1との色の違いが吸収され、色
合わせが行われることとなる。
【0083】上述せずも、リニアマトリックス回路19
では、(29)式に示すように、6個の係数a〜fを用
いた演算処理が行われている。この演算処理は、NTS
C方式の理想分光撮像特性に負の部分があるのを補うた
めに三刺激値の他の部分を減じるような処理であり、色
のない被写体では三刺激値が変化しないようになってい
る。なお、(29)式は、利得Gr,Gg,Gbが1で、
直流オフセット値Or,Og,Obが色差の一次式で表さ
れるような関数関係を表しており、Ri,Gi,Biは入
力の三刺激値、Ro,Go,Boは出力の三刺激値を示し
ている。
【0084】
【数20】
【0085】次に、色合わせ回路18で、(30)式に
示すように、リニアマトリックス回路19と同様の演算
処理が行われる場合を考える。すなわち、(30)式
は、利得Gr,Gg,Gbを1とおき、直流オフセット値
r,Og,Obを色差の一次式で表したものである。こ
の(30)式は、(17)式において、(31)式のよ
うに置いた形となり、色のない被写体では三刺激値が変
化しないようになっている。
【0086】
【数21】
【0087】最小自乗法を適用する場合、係数C0,C1
は(32)式で示される連立方程式の解となる。(3
2)式のRをGに、GをRに置き換えれば、係数C2
3を求める連立方程式となる。また、(32)式のR
をBに、GをRに、BをGに置き換えれば、係数C4
5を求める連立方程式となる。
【0088】
【数22】
【0089】ここで、(30)式の6つの係数C0〜C5
を、三刺激値R,G,Bによって変えることを考える。
色差の利得を変えるものであるため、媒介変数は2つで
済むことになる。そのため、(r,g)の2つの媒介変
数を使用した(33)式が考えられる。
【0090】
【数23】
【0091】(33)式に基づいて、最小自乗法を適用
する場合、係数C0〜C5は(34)式で示される連立方
程式の解となる。(34)式のRをGに、GをRに置き
換えれば、係数C6〜C11を求める連立方程式となる。
また、(34)式のRをBに、GをRに、BをGに置き
換えれば、係数C12〜C17を求める連立方程式となる。
【0092】
【数24】
【0093】上述したように(33)式では18個の係
数C0〜C17が必要であるが、以下の理由で15個に係
数を減らすことができる。すなわち、(35)式のよう
な方程式は、たとえC0≠D0であっても、(36)式が
成り立てば、成立することがわかる。したがって、D0
=0とおいて、係数を1個減らすことが可能となる。同
様に考えると、C0〜C5の中で1個、C6〜C11の中で
1個、C12〜C17の中で1個省略できることとなり、係
数を15個に減らすことが可能となる。これにより、上
述した(33)式を、(37)式のように書き換えるこ
とができる。
【0094】
【数25】
【0095】
【数26】
【0096】(37)式に基づいて、最小自乗法を適用
する場合、係数C0′〜C4′は(38)式で示される連
立方程式の解となる。(38)式のRをGに、GをRに
置き換えれば、係数C5′〜C9′を求める連立方程式と
なる。また、(38)式のRをBに、GをRに、BをG
に置き換えれば、係数C10′〜C14′を求める連立方程
式となる。
【0097】
【数27】
【0098】図8は、(37)式が適用される場合の色
合わせ回路18の具体構成例4を示している。図におい
て、レジスタ501には、MSU102より通信回線を
介して供給される色合わせ係数COE(C0′〜
14′)がCPU30(図2参照)を通じて格納され
る。
【0099】遅延回路16R,16G,16B(図2参
照)より出力される赤色信号R、緑色信号G、青色信号
Bは加算器502に供給されて加算される。また、赤色
信号Rと加算器502の出力信号(R+G+B)が割算
器503rに供給されて信号rが得られる。また、緑色
信号Gと加算器502の出力信号(R+G+B)が割算
器503gに供給されて信号gが得られる。
【0100】割算器503rより出力される信号rは掛
算器504Rに供給されてレジスタ501より供給され
る係数C0′が掛算されると共に、割算器503gより
出力される信号gは掛算器505Rに供給されてレジス
タ501より供給される係数C1′が掛算される。そし
て、掛算器504R,505Rの出力信号は加算器50
6Rに供給されて加算されると共に、その加算信号にレ
ジスタ501より供給される係数C2′が加算される。
【0101】遅延回路16R,16Gより出力される赤
色信号R、緑色信号Gは減算器507Rに供給されて減
算される。減算器507Rの出力信号(R−G)および
加算器506Rの出力信号(C0′r+C1′g+
2′)は掛算器508Rに供給されて掛算される。そ
して、掛算器508Rの出力信号は加算器509Rに供
給される。
【0102】割算器503rより出力される信号rは掛
算器510Rに供給されてレジスタ501より供給され
る係数C3′が掛算される。加算器511Rでは掛算器
510Rの出力信号にレジスタ501より供給される係
数C4′が加算される。遅延回路16R,16Bより出
力される赤色信号R、青色信号Bは減算器512Rに供
給されて減算される。減算器512Rの出力信号(R−
B)および加算器511Rの出力信号(C3′r+
4′)は掛算器513Rに供給されて掛算される。そ
して、掛算器513Rの出力信号は加算器509Rに供
給される。
【0103】加算器509Rでは、掛算器508R,5
13Rの出力信号が加算されて直流オフセット値Orが
得られると共に、その直流オフセット値Orが遅延回路
16Rより出力される赤色信号Rに加算されて出力赤色
信号R′が得られる。
【0104】また、割算器503rより出力される信号
rは掛算器504Gに供給されてレジスタ501より供
給される係数C5′が掛算されると共に、割算器503
gより出力される信号gは掛算器505Gに供給されて
レジスタ501より供給される係数C6′が掛算され
る。そして、掛算器504G,505Gの出力信号は加
算器506Gに供給されて加算されると共に、その加算
信号にレジスタ501より供給される係数C7′が加算
される。
【0105】遅延回路16G,16Rより出力される緑
色信号G、赤色信号Rは減算器507Gに供給されて減
算される。減算器507Gの出力信号(G−R)および
加算器506Gの出力信号(C5′r+C6′g+
7′)は掛算器508Gに供給されて掛算される。そ
して、掛算器508Gの出力信号は加算器509Gに供
給される。
【0106】割算器503rより出力される信号rは掛
算器510Gに供給されてレジスタ501より供給され
る係数C8′が掛算される。加算器511Gでは掛算器
510Gの出力信号にレジスタ501より供給される係
数C9′が加算される。遅延回路16G,16Bより出
力される緑色信号G、青色信号Bは減算器512Gに供
給されて減算される。減算器512Gの出力信号(G−
B)および加算器511Gの出力信号(C8′r+
9′)は掛算器513Gに供給されて掛算される。そ
して、掛算器513Gの出力信号は加算器509Gに供
給される。
【0107】加算器509Gでは、掛算器508G,5
13Gの出力信号が加算されて直流オフセット値Ogが
得られると共に、その直流オフセット値Ogが遅延回路
16Gより出力される緑色信号Gに加算されて出力緑色
信号G′が得られる。
【0108】また、割算器503rより出力される信号
rは掛算器504Bに供給されてレジスタ501より供
給される係数C10′が掛算されると共に、割算器503
gより出力される信号gは掛算器505Bに供給されて
レジスタ501より供給される係数C11′が掛算され
る。そして、掛算器504B,505Bの出力信号は加
算器506Bに供給されて加算されると共に、その加算
信号にレジスタ501より供給される係数C12′が加算
される。
【0109】遅延回路16B,16Rより出力される青
色信号B、赤色信号Rは減算器507Bに供給されて減
算される。減算器507Bの出力信号(B−R)および
加算器506Bの出力信号(C10′r+C11′g+
12′)は掛算器508Bに供給されて掛算される。そ
して、掛算器508Bの出力信号は加算器509Bに供
給される。
【0110】割算器503rより出力される信号rは掛
算器510Bに供給されてレジスタ501より供給され
る係数C13′が掛算される。加算器511Bでは掛算器
510Bの出力信号にレジスタ501より供給される係
数C14′が加算される。遅延回路16B,16Gより出
力される青色信号B、緑色信号Gは減算器512Bに供
給されて減算される。減算器512Bの出力信号(B−
G)および加算器511Bの出力信号(C13′r+
14′)は掛算器513Bに供給されて掛算される。そ
して、掛算器513Bの出力信号は加算器509Bに供
給される。
【0111】加算器509Bでは、掛算器508B,5
13Bの出力信号が加算されて直流オフセット値Obが
得られると共に、その直流オフセット値Obが遅延回路
16Gより出力される青色信号Bに加算されて出力青色
信号B′が得られる。
【0112】このように図8の色合わせ回路18では、
(37)式の演算処理によって赤色信号、緑色信号、青
色信号の直流オフセット値が調整される。これにより、
上述したビデオカメラ101-2〜101-Nでは、ビデオ
カメラ101-1との色の違いが吸収され、色合わせが行
われることとなる。
【0113】このように本例においては、撮像して得ら
れる赤色信号、緑色信号および青色信号のレベルに応じ
て色合わせ回路18でその利得や直流オフセット値が調
整されるため、ビデオカメラ毎の色の違いを良好に吸収
でき、ビデオカメラ101-1〜101-Nの色合わせを行
うことができる。
【0114】なお、上述実施例の誤差の計算方法では、
各色の測定値に対して、重み付けをせずに使用している
が、色毎に測定値に重み付けをしてもよい。この場合、
重み付けは以下のようにして行われる。すなわち、i番
目の色を撮像したときの基準のビデオカメラの三刺激値
をRi′,Gi′,Bi′とすると共に、色合わせさせる
ビデオカメラの三刺激値をRi,Gi,Biとするとき、
その色の誤差に対する重みをWiとすると、誤差の自乗
和は(39)式で示すようになる。
【0115】
【数28】
【0116】この誤差式を(38)式に適用すると、誤
差を最小にする係数C0′〜C4′は、(40)式で示す
連立方程式の解となる。(40)式のRをGに、GをR
に置き換えれば、係数C5′〜C9′を求める連立方程式
となる。また、(40)式のRをBに、GをRに、Bを
Gに置き換えれば、係数C10′〜C14′を求める連立方
程式となる。このように、連立方程式の各項の総和を求
める際に、重みWiを掛算してから求めるようにすれば
良いことになる。これは、(14)〜(16)式、(1
8)式〜(20)式、(26)式、(28)式、(3
2)式、(34)式にも当てはまる。
【0117】
【数29】
【0118】また、上述実施例においては、ビデオカメ
ラ毎の色の違いを吸収するための色合わせ回路18の後
段に、撮像系で損なわれた飽和度を補償するためのリニ
アマトリックス回路19が接続されている。上述したよ
うに色合わせ回路18の係数はビデオカメラ毎に異なる
値に設定されるが、リニアマトリックス回路19の係数
は、同一スタジオの中のビデオカメラに関しては全て同
じ値に設定される。
【0119】ここで、色合わせ回路18において(4
1)式(上述した(30)式と同じ)で示すように係数
0〜C5を使用した演算処理をすると共に、リニアマト
リックス回路19において(42)式(上述した(2
9)式を参照)で示すように係数C0′〜C5′を使用し
た演算処理をするものとする。
【0120】
【数30】
【0121】この場合、色合わせ回路18およびリニア
マトリックス回路19の直列回路では、(43)式の行
列の掛算式で示される演算処理が行われることとなる。
この(43)式は、(44)式に示すように、(41)
式や(42)式と同様のマトリックス式に展開できる。
したがって、色合わせ回路18、あるいはリニアマトリ
ックス回路19のいずれかを使用することで、色合わせ
回路18およびリニアマトリックス回路19の直列回路
と同等の演算処理を行わせることができる。ただし、係
数C0〜C5,C0′〜C5′より演算された係数C0″〜
5″を回路に設定する必要がある。
【0122】
【数31】
【0123】
【数32】
【0124】ここで、(41)式の6つの係数C0〜C5
を、(r,g)の2つの媒介変数を使用して表すとすれ
ば、(45)式(上述した(37)式を参照)に示すよ
うになる。この場合、後ろに(42)式の演算処理がつ
ながるため、色合わせ回路18およびリニアマトリック
ス回路19の直列回路の演算処理は、(46)式で示す
ように表される。この場合、色合わせ回路18およびリ
ニアマトリックス回路19として、図8に示すような1
つの回路を兼用できる。ただし、係数C0′〜C14′の
代わりに、(46)式で示される係数C0″〜C14″を
使用することになる。
【0125】
【数33】
【0126】
【数34】
【0127】また、上述実施例の色合わせ回路18にお
いては、(4)式に示すように三刺激値R2,G2,B2
で決まる利得Gr,Gg,Gbおよび直流オフセット値O
r,Og,Obを使用した演算処理で色合わせが行われる
ものであるが、以下のような問題がある。すなわち、あ
る照明の下で、ある被写体の色が合うように(5)式、
(6)式の関数関係を求めたとしても、その関数関係は
照明が変われば成り立たなくなるということである。そ
こで、利得Gr,Gg,Gbおよび直流オフセット値Or,
Og,Obを、以下のように近似的に補正することが考え
られる。
【0128】増幅器利得(プリアンプ12R,12G,
12Bとビデオアンプ13R,13G,13Bの合成利
得)Ar2,Ag2,Ab2で撮像して得られる三刺激値
2,G 2,B2に対応して(5)式、(6)式の関数関
係を求めて記憶しておいた場合を考える。この場合、そ
の後に照明関係が変わってホワイトバランスを取り直す
と、増幅器利得が変わるため、カメラ入力の分光特性I
(λ)が同じであったとしても、上述した関数関係を求め
たときとは異なった三刺激値が得られることとなり、
(5)式、(6)式はそのままでは成立しなくなる。
【0129】ところで、(1)式より明かなように、増
幅器利得は積分の外に出ていて波長λに依存しないた
め、三刺激値から分離して考えることができる。つま
り、現在の増幅器利得をAr3,Ag3,Ab3、得られる
三刺激値をR3,G3,B3とすると、(47)式が成立
する。ここで、以前との色温度の差が小さく、色合わせ
後の出力R3′,G3′,B3′を、(48)式のように
近似できるとすると、(47)式および(48)式を
(4)式に代入して、(49)式が得られる。
【0130】
【数35】
【0131】
【数36】
【0132】このように増幅器利得がAr3,Ag3,Ab
3であるとき、増幅器利得がAr2,Ag2,Ab2であると
きに求められた関数関係を適用する場合、利得Gr′,
Gg′,Gb′、直流オフセット値Or′,Og′,Ob′
に関して、三刺激値R3,G3,B3にそれぞれAr2/Ar
3,Ag2/Ag3,Ab2/Ab3を乗ずる処理が必要とな
り、直流オフセット値Or′,Og′,Ob′に関しては
さらに求められた値にそれぞれAr3/Ar2,Ag3/A
g2,Ab3/Ab2を乗ずる処理が必要となる。
【0133】ただし、ホワイトバランスの検出は、色合
わせ回路18の後段におき、補正された三刺激値に基づ
いてホワイトバランス調整が行われるようにする必要が
ある。また、例えば屋外の太陽光の下で色合わせを行っ
た後に、屋内の蛍光灯の下でホワイトバランスを取り直
した場合のように、照明の分光放射特性が激しく変わっ
てしまうと、(49)式のような補正は役に立たなくな
ることが予想される。
【0134】また、上述実施例においては、媒介変数を
減らすためにrg色度を利用したものであるが、uv色
度やxy色度を使用してもよいことは勿論である。しか
し、実際に撮像して得られる三刺激値に負の値があるわ
けではなく、図4の三角形の外に値が得られることはな
く、計算を簡単にするためにはrg色度を用いるのが得
策と思われる。
【0135】
【発明の効果】この発明によれば、撮像して得られる赤
色信号、緑色信号および青色信号のレベルに応じて、赤
色信号、緑色信号および青色信号の利得と直流オフセッ
ト値のいずれかまたは双方が調整されるものであり、複
数台のビデオカメラの色の違いを吸収して色合わせを良
好に行うことができる。また、色合わせ手段およびリニ
アマトリックス回路として1つの回路を兼用すること
で、回路規模を小さくできる利益がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例としてのビデオカメラ装置
の構成を示す図である。
【図2】ビデオカメラの回路構成を示す系統図である。
【図3】色光の二次元表示を示す図である。
【図4】rg色度図を示す図である。
【図5】色合わせ回路の具体構成例1を示す回路接続図
である。
【図6】色合わせ回路の具体構成例2を示す回路接続図
である。
【図7】色合わせ回路の具体構成例3を示す回路接続図
である。
【図8】色合わせ回路の具体構成例4を示す回路接続図
である。
【図9】ビデオカメラの概略的構成を示す系統図であ
る。
【図10】カメラ入力およびカメラの分光特性を示す図
である。
【符号の説明】
1 光源 2 被写体 3 撮像レンズ 4 光学フィルタ 5 IRカットフィルタ 6 色分解プリズム 7R,7G,7B CCD固体撮像素子 8R,8G,8B アンプ 11R,11G,11B CCD固体撮像素子 12R,12G,12B プリアンプ 13R,13G,13B ビデオアンプ 18 色合わせ回路 19 リニアマトリックス回路 24 エンコーダ 26,28 出力端子 27 パラレル/シリアル変換器 29 積分回路 30 CPU 100 ビデオカメラ装置 101-1〜101-N ビデオカメラ 102 マスターセットアップユニット(MSU) 103 カラーチャート

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 撮像して得られる赤色信号、緑色信号お
    よび青色信号のレベルを検出するレベル検出手段と、 上記レベル検出手段で検出される上記赤色信号、緑色信
    号および青色信号のレベルに応じて上記赤色信号、緑色
    信号および青色信号の利得と直流オフセット値のいずれ
    かまたは双方を調整する色合わせ手段とを備えることを
    特徴とするビデオカメラ。
  2. 【請求項2】 色再現誤差を電子的に補正するためのリ
    ニアマトリックス回路を有し、 上記色合わせ手段および上記リニアマトリックス回路と
    して1つの回路を兼用することを特徴とする請求項1に
    記載のビデオカメラ。
  3. 【請求項3】 複数台のビデオカメラが1台の制御装置
    に接続されてなるビデオカメラ装置において、 上記複数台のビデオカメラは、それぞれ撮像して得られ
    る赤色信号、緑色信号および青色信号のレベルを検出す
    るレベル検出手段と、上記赤色信号、緑色信号および青
    色信号の利得と直流オフセット値のいずれかまたは双方
    を調整する色合わせ手段を有し、 上記制御装置は、上記複数台のビデオカメラの上記レベ
    ル検出手段で検出される上記赤色信号、緑色信号および
    青色信号のレベルに基づいて上記複数台のビデオカメラ
    の上記色合わせ手段の動作を制御することを特徴とする
    ビデオカメラ装置。
  4. 【請求項4】 上記色合わせ手段は、色合わせ係数に基
    づいて上記赤色信号、緑色信号および青色信号の利得と
    直流オフセット値のいずれかまたは双方を調整すると共
    に、 上記制御装置は、上記複数台のビデオカメラの上記レベ
    ル検出手段で検出される上記赤色信号、緑色信号および
    青色信号のレベルに基づいて上記色合わせ係数を算出す
    ることを特徴とする請求項3に記載のビデオカメラ装
    置。
  5. 【請求項5】 上記制御装置は、上記複数台のビデオカ
    メラで共通のカラーチャートを撮像した状態で、上記複
    数台のビデオカメラの上記レベル検出手段で検出される
    上記赤色信号、緑色信号および青色信号のレベルに基づ
    いて上記複数台のビデオカメラの上記色合わせ手段で使
    用される上記色合わせ係数を算出することを特徴とする
    請求項4に記載のビデオカメラ装置。
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