JP2007074444A - 情報処理装置及び情報処理方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】 通信時に発生するノイズ量を抑えながらも、通信経路における信号線の配線数を増やすことなく通信の高速化を実現し得る情報処理装置を提供する
【解決手段】 2本1組の信号線7に流す電流を供給する定電流源4a・4b・4c・4dと、2本1組の信号線7に流す電流量を変更させるSW5a・5b・5c・5dと、複数ビットの値をSW5a・5b・5c・5dを用いて2本1組の信号線7に流す電流の量に変換する論理回路6a・6b・6c・6dとを備え、2本1組の信号線7に備えられた抵抗8によって生じる2本1組の信号線7の電位差を識別する電位差識別部9と、電位差識別部9によって識別される電位差を複数ビットの値に変換するデコード部10とを有するレシーバ3が、2本1組の信号線7によって連絡されている。
【選択図】 図1

Description

本発明は、通信用の配線数が限られる小型の情報処理装置、及び情報処理方法に関するものである。
従来からデータの通信方式として、大きく分けてシリアル通信とパラレル通信とが用いられてきた。
パラレル通信は一度に複数のデータを通信できるので、シリアル通信に比べて通信に使用するクロック信号の周波数を低く設定できる点等の利点を有している。しかし、パラレル通信には複数の信号線が必要になるため、小型化が必要な機器、特に回転ヒンジなどを通して通信する機器に用いようとした場合に、使用する複数の信号線を接続(配線)できない場合もある。また、接続(配線)する信号線の本数が増えればそれだけコストもかかる。
このため、小型化が必要な機器、特に回転ヒンジなどを通して通信する機器に用いる通信方式としては、一般的にシリアル通信が用いられている。
上記シリアル通信の主なものとしては、1本の信号線のみしか用いないシングルエンド方式に対して、上記シングルエンド方式の問題点をもとに改良された、通常1組2本の信号線を用いるLVDS(小振幅差動信号方式:Low-Voltage Differential Signaling)等の差動シリアル通信方式がある。
上記差動シリアル通信方式の上記シングルエンド方式に比較した場合の改良点は、外来ノイズが発生した場合に2本の信号線のそれぞれが外来ノイズの影響を同様にうけることによって、2本の信号線間の電位差自体の変化を抑え、外来ノイズへの耐性を向上させる点である。
また、他の改良点は、2本の信号線をお互い間近に配置配線することによって、並行して配置された差動シリアル通信方式に用いられる信号線のそれぞれは向きが反対でありながら、流れる電流は同じである平衡な差動線路とすることである。つまり、大きさが等しく反対向きの信号が並行した信号線のそれぞれに流れるため、同心円状の磁力線は打ち消される方向に働き、また同心円状の電気力線は結合するように働き、その結果、外に伝播する電磁界エネルギー(すなわちノイズ)を非常に小さく抑えられることになる。
1組2本の信号線からなる差動シリアル通信では、通信回路が1組のクロックラインと複数組のデータラインとで構成され、2本の信号線はそれぞれ「+」、「−」を表し、差動シリアルの入力バッファ(レシーバ)に接続されている。そして、「+」の信号線の電位が「−」の信号線よりも高い電位であれば「1」、逆であれば「0」であると受信する。すなわち、2本1組のデータラインの情報量は1ビットである。
また、上記差動シリアル通信には定電流タイプの出力バッファ(ドライバ)が一般的に用いられており、ドライバ出力電流がレシーバ入力間に接続された終端抵抗に流れることによって、レシーバ入力間に電位差が発生する。そして、上記電位差を比較器で検出することによって1ビットのデータを受け取っている。
しかし、上記差動シリアル通信にも、パラレル通信に比べ高い周波数のクロック信号が必要になるという問題がある。すなわち、データライン1組に対して1ビットのデータ量しか表すことができないため、高速にデータ通信を行うためには、信号線を速く動作させるか、複数組のデータラインを使用する必要がある。信号線を速く動作させるのは、IC自身のプロセスの問題、又は負荷容量等の外部要因などの問題によって困難であり、複数組データラインを使用するとした場合でも、クロックラインに同期させる必要がある問題、又は信号線の接続本数が増えてしまうためのコストの増加等の問題が生じる。
このため、特許文献1では、電位の高さによって1本の信号線を3通りの状態、つまり3進データ(3進法で表されるデータ)で表すデータ伝送装置が開示されている。すなわち、例えば、2進データ(2進法で表されるデータ)を3本の信号線によって送信する場合には信号線3本分の2進データを3進データに変換して2本の信号線によって送信し、受信側は信号線2本分の3進データを信号線3本分の2進データの状態に戻すことによって、物理的に2本の信号線で3本分の情報量を送信する。その結果、一度に送信する情報量を増やすことを可能にしている。
特開平11−177639号公報(平成11年7月2日公開)
しかし、上記従来の特許文献1に開示されているデータ伝送装置では、電位の異なる複数の信号線をも用いることになる。そのため、常に「大きさが等しく反対向きの信号」をそれぞれの信号線に生じさせることができない。よって、シングルエンド方式を用いた装置と同様に信号線自身から発生するノイズが大きくなってしまう問題点が生じる。
本発明は、上記従来の問題点に鑑みなされたものであって、その目的は、通信時に発生するノイズ量を抑えながらも、通信経路における信号線の配線数を増やすことなく通信の高速化を実現し得る情報処理装置を提供することにある。
本発明の情報処理装置は、上記課題を解決するために、2本1組の信号線に流す電流を供給する定電流源と、上記2本1組の信号線に流す電流量を変更させるスイッチ部と、複数ビットの値を上記スイッチ部を用いて上記2本1組の信号線に流す電流の量に変換する変換部とを備え、上記2本1組の信号線間に備えられた抵抗によって生じる上記2本1組の信号線間の電位差を識別する電位差識別部と、上記電位差識別部によって識別される上記電位差を上記複数ビットの値に変換するデコード部とを有する受信装置が、上記2本1組の信号線によって連絡されていることを特徴としている。
また、本発明の情報処理方法は、上記課題を解決するために、2本1組の信号線に流す電流を供給するステップと、上記信号線に流す電流量を変更させるステップと、複数ビットの値を上記信号線に流す電流の量に変換するステップと、上記信号線間に備えられた抵抗によって生じる上記信号線間の電位差を識別するステップと、上記電位差を識別するステップによって識別される上記電位差を上記複数ビットの値に変換するステップとを備えることを特徴としている。
上記の発明によれば、上記複数ビットの値は、上記変換部と上記スイッチ部とによって上記2本1組の信号線に流す電流の量に変換できる。また、2本の信号線間に抵抗を備えているので、信号線を流れる電流が上記抵抗を通ることによって上記信号線間に電位差が生じる。上記電位差は上記抵抗を流れる電流の量に比例するので、上記電流の量に対応した電位差が生じることになる。そして、上記電位差は電位差識別部によって識別され、識別された上記電位差がデコード部によって上記複数ビットの値に変換される。上述のように、複数ビットの値は電流の量に対応しており、電流の量は電位差に対応していることから、電位差は上記複数ビットの値に対応している。つまり、電位差をデコード部で複数ビットの値に変換することは可能である。
さらに、受信装置が上記2本1組の信号線によって連絡されていることから、複数ビットの値を2本1組の信号線だけで受信装置との間で送受信することが可能である。よって複数ビットの値の情報を2本の信号線だけで送受信できる。
また、上記抵抗間に電位差が生じても定電流源を用いているため電流自体の量は変化しないので、同じ量の電流が2本の信号線間を流れる。さらに、2本の信号線間に抵抗が備えられているので、電流は抵抗を通って2本の信号線でお互いの電流が逆になるように流れることになる。よって、上記2本1組の信号線では常に「大きさが等しく反対向きの信号」が生じることになる。「大きさが等しく反対向きの信号」が生じることによって、同心円状の磁力線は打ち消される方向に働き、また同心円状の電気力線は結合するように働くことから、外に伝播する電磁界エネルギー(すなわちノイズ)は非常に小さく抑えられる。よって上記2本1組の信号線から発生するノイズ量は非常に小さく抑えられる。
その結果、通信時に発生するノイズ量を抑えながらも、通信経路における信号線の配線数を増やすことなく通信の高速化を実現し得る。
また、本発明の情報処理装置では、前記情報処理装置は、前記2本1組の信号線のそれぞれの信号線に流す電流の向きを切り替える方向切り替えスイッチ部をさらに含んでいることが好ましい。
これにより、電流の量に加えて電流の向きで複数ビットの値を表現できる。電流の向きは「+」方向と「−」方向の2方向あることから、電流の量のみによって複数ビットの値を表現する場合に比較して2倍のビットの値を表現できるようになる。すなわち、電流の量を半分にしても同じ量のビットの値を表現することが可能となる。よって、定電流源から供給される電流値を小さくできるので、情報処理装置の消費電力を低減できる。
また、本発明の情報処理装置では、電流の量を切り替える構成よりも電流の向きを切り替える構成の方が安価な回路で実現できる。よって、回路を安価に構成できることから、情報処理装置のコストを低下させることができる。
本発明の情報処理装置は、以上のように2本1組の信号線に流す電流を供給する定電流源と、上記信号線に流す電流量を変更させるスイッチ部と、複数ビットの値を上記スイッチ部を用いて上記信号線に流す電流の量に変換する変換部とを備え、上記信号線間に備えられた抵抗によって生じる上記信号線間の電位差を識別する電位差識別部と、上記電位差識別部によって識別される上記電位差を上記複数ビットの値に変換するデコード部とを有する受信装置が、上記信号線によって連絡されているものである。
また、本発明の情報処理方法は、以上のように2本1組の信号線に流す電流を供給するステップと、上記信号線に流す電流量を変更させるステップと、複数ビットの値を上記信号線に流す電流の量に変換するステップと、上記信号線間に備えられた抵抗によって生じる上記信号線間の電位差を識別するステップと、上記電位差を識別するステップによって識別される上記電位差を上記複数ビットの値に変換するステップとを備える方法である。
それゆえ、上記複数ビットの値は、上記変換部と上記スイッチ部とによって上記2本1組の信号線に流す電流の量に変換でき、また、2本の信号線間に抵抗を備えているので、信号線を流れる電流によって上記信号線間に電位差が生じる。そして、上記電位差は電位差識別部によって識別される。上記電位差は上記電流の量、つまり上記複数のビットの値に対応するので、識別された上記電位差がデコード部によって上記複数ビットの値に変換される。
さらに、受信装置が上記2本1組の信号線によって連絡されていることから、複数ビットの値の情報を2本の信号線だけで送受信できる。
また、上記抵抗間に電位差が生じても電流自体の量は変化しないので、同じ量の電流が2本の信号線でお互いの電流が逆になるように流れることになる。よって、同心円状の磁力線は打ち消される方向に働き、また同心円状の電気力線は結合するように働くことから、外に伝播する電磁界エネルギー(すなわちノイズ)が非常に小さく抑えられる。
したがって、通信時に発生するノイズ量を抑えながらも、通信経路における信号線の配線数を増やすことなく通信の高速化を実現し得る情報処理装置を提供するという効果を奏する。
〔実施の形態1〕
本発明の一実施形態について図1ないし図4に基づいて説明すれば、以下の通りである。
まず、図1を用いて本発明の情報処理装置1の構成の説明をする。
本実施の形態における情報処理装置1は、信号を送信する側のドライバ2と信号を受信する側のレシーバ(受信装置)3とが、2本1組の信号線7によって連絡された形態になっている。ここで、2本1組の信号線7のそれぞれを「+」信号線7a、「−」信号線7bとする。
ドライバ2は、同じ強さの電流を流すことができる4つの定電流源4a・4b・4c・4d、定電流源4a・4b・4c・4dから供給される電流のON/OFFの切り替えを行うSW(スイッチ部)5a・5b・5c・5d、及び入力されたビットの値のデータに基づいてSW5a・5b・5c・5dが行う切り替えの制御を行う論理回路(変換部)6a・6b・6c・6dを備えている。
ドライバ2の構成を詳しく説明すると、SW5a・5b・5c・5dは定電流源4a・4b・4c・4dから供給される電流をON/OFFできるように、SW5aは定電流源4aに接続され、SW5bは定電流源4bに接続され、SW5cは定電流源4cに接続され、SW5dは定電流源4dに接続されている。つまり、SW5aをONにした場合には、定電流源4aから電流を供給させることが可能となり、SW5a・5bをONにした場合には、SW5aのみをONにした場合に比較して2倍の量の電流を定電流源4a・4bから供給させることが可能になる。また、SW5a・5b・5cをONにした場合には、SW5aのみをONにした場合に比較して3倍の量の電流を定電流源4a・4b・4cから供給させることが可能になり、SW5a・5b・5c・5dをONにした場合には、SW5aのみをONにした場合に比較して4倍の量の電流を定電流源4a・4b・4c・4dから供給させることが可能になる。本実施の形態では、この4つの定電流源4a・4b・4c・4dは、それぞれ1mAの電流を流す能力があるものとするが、必ずしもこれに限定されない。
なお、論理回路6aはSW5aの切り替えの制御を行っており、制御論理6bはSW5bの切り替えの制御を行っている。また、論理回路6cはSW5cの切り替えの制御を行っており、論理回路6dはSW5dの切り替えの制御を行っている。
続いて、レシーバ3の構成について説明する。
レシーバ3は、「+」信号線7aと「−」信号線7bとにそれぞれ流れる電流の差によって生じる電位差を識別する電位差識別部9、及び電位差識別部9によって識別される電位差をビットの値に変換するデコード部10を備えている。
続いて、電位差識別部9中の回路の構成を図2に示す。
図2に示すように電位差識別部9にはADコンバータ11a・11b、及びADコンバータ11a・11bによって検出された電位の差分を測定する減算回路12が含まれている。
詳しく説明すると、「+」信号線7aからの入力側にADコンバータ11aが接続され、「−」信号線7bからの入力側にADコンバータ11bが接続されており、ADコンバータ11aとADコンバータ11bとで電位が検出される。そして、ADコンバータ11aとADコンバータ11bとで検出された電位の差分が減算回路12によって測定され、測定された結果に基づいてデコード部10によって電位差が上記ビットの値に変換される。電位差をビットの値に変換する詳しい処理については後述する。
続いて、2本1組の信号線7の構成について説明する。
2本1組の信号線7は「+」信号線7aと「−」信号線7bとからなっており、「+」信号線7aのレシーバ3への入力側の部分と「−」信号線7bのレシーバ3への入力側の部分とを接続するように抵抗8が備えられている。
本実施の形態では抵抗8の値は100Ωであるとする。
なお、本実施の形態においては定電流源4a・4b・4c・4dは4つ用いられているが、必ずしもこれに限定されず、例えば、5つ以上であっても良い。
なお、本実施の形態においては抵抗8の値は100Ωであるとしているが、必ずしもこれに限定されない。
また、本実施の形態においては4つの定電流源4a・4b・4c・4dは同じ強さの電流を流す能力を持つが、必ずしもこれに限定されず、例えばそれぞれの流す電流の大きさが異なっていても良い。
次に、本実施の形態の情報処理装置1で実現される情報処理方法(通信プロトコル)について図1ないし図4を用いて説明をする。
まず、図3(a)に示すように、本実施の形態においては2本1組の信号線7の振幅レベルの差、つまり電位差を2ビットの値で表現することができるように定義する。
例えば、「+」信号線7aが「−」信号線7bよりも設定された閾値以上に高い電位を有する(この電位差の値をVd1であるとする)状態を2ビットの値の情報としての「11」であると規定する。また、「+」信号線7aと「−」信号線7bとの電位差の値がVd1以下であって、設定された閾値以上に高い電位を有する(この電位差の値をVd2であるとする)状態を「10」であると規定する。さらに、「+」信号線7aと「−」信号線7bとの電位差の値がVd2以下であって、設定された閾値以上に高い電位を有する(この電位差の値をVd3であるとする)状態を「01」と規定する。また、「+」信号線7aと「−」信号線7bとの電位差の値がVd3以下の状態を「00」であると規定する。
続いて、情報処理装置1中のドライバ2からレシーバ3への通信プロトコルの流れを説明する。
ドライバ2では、論理回路6aは通信を行う際には常にSW5aをONにするように制御を行っている。また、論理回路6bは、ビットの値としての送信する情報が「11」、「10」、又は「01」である場合にはSW5bをONにするように制御を行い、送信する情報が「11」、「10」、又は「00」でない場合にはSW5bをOFFにするように制御を行っている。さらに、論理回路6cは、送信する情報が「11」、又は「10」である場合にはSW5cをONにするように制御を行い、送信する情報が「11」、又は「10」でない場合にはSW5cをOFFにするように制御を行っている。また、論理回路6dは、送信する情報が「11」である場合にはSW5dをONにするように制御を行い、送信する情報が「11」でない場合にはSW5dをOFFにするように制御を行っている。
以下、ドライバ2側から「11」の情報を送信する、すなわち「+」信号線7aの電位を「−」信号線7bの電位よりもVd1以上高くする方法を記載する。本実施の形態では、Vd1は350mV、Vd2は250mV、Vd3は150mVであるものとする。また、ポイントA〜Fは図1に示した位置とする。
最初に、「+」信号線7aの電位を「−」信号線7bの電位よりもVd1以上、すなわち350mV以上高くするために、論理回路6a・6b・6c・6dによってSW5a・5b・5c・5dのすべてをONにするように制御を行い、定電流源から4mAの電流を供給できるようにする。
その結果、上記4mAの電流は、ポイントA、ポイントB、「+」信号線7a、ポイントC、抵抗8(「+」信号線7a側から「−」信号線7b側に向かって流れる)、ポイントD、「−」信号線7b、ポイントE、ポイントFの順番に流れ)、最後にグランド(GND)に流れ込むことになる。
続いて、「+」信号線7aのレシーバ3への入力側の部分と「−」信号線7bのレシーバ3への入力側の部分との間に印加される電圧について記載する。
本実施の形態では、「+」信号線7aのレシーバ3への入力側の部分と「−」信号線7bのレシーバ3への入力側の部分との間に接続されている抵抗8の値を100Ωであるものとする。
抵抗8にはポイントCからポイントDの方向に向かって4mAの電流が流れるため、ポイントCの部分、すなわち「+」信号線7aのレシーバ3への入力側の部分は、ポイントDの部分、すなわち「−」信号線7bのレシーバ3への入力側の部分に比較して、400mV(4mA×100Ω=400mV)だけ電位が高くなる。
実際には、前述した通りADコンバータ11aによって「+」信号線7aの電位が検出され、ADコンバータ11bによって「−」信号線7bの電位が検出されることによって、減算回路12で「+」信号線7aと「−」信号線7bとの間の電位差が400mVであると測定される。400mVはVd1の値である350mVよりも電位が高いので、デコード部10は、受け取った情報が「11」であると判断することができる。そして、その結果レシーバ3側は、受け取った情報が「11」であると判断することができる。実際にレシーバ3側の回路が、印加された電位差を検出する手段については後述する。
次に、ドライバ2側から「10」の情報を送信する、すなわち「+」信号線7aの電位が「−」信号線7bの電位よりもVd2以上高くすると共に、「−」信号線7bと「+」信号線7aとの間の電位差をVd1以下にする制御方法を記載する。
最初に、論理回路6a・6b・6cによってSW5a・5b・5cをONにするように制御を行い、論理回路6dによってSW5dをOFFにするように制御を行う。したがって、ポイントAから供給することができる電流量は定電流源4a・4b・4dから供給される電流量の3mAとなる。
その結果、上記3mAの電流は、ポイントA、ポイントB、「+」信号線7a、ポイントC、抵抗8(「+」信号線7a側から「−」信号線7b側に向かって流れる)、ポイントD、「−」信号線7b、ポイントE、ポイントFの順番に流れ、最後にGNDに流れ込むことになる。
抵抗8にはポイントCからポイントDの方向に向かって3mAの電流が流れるため、ポイントCの部分、すなわち、「+」信号線7aのレシーバ3への入力側の部分は、ポイントDの部分、すなわち「−」信号線7bのレシーバ3への入力側の部分に比較して、300mV(3mA×100Ω=300mV)だけ電位が高くなる。実際には、前述した通りADコンバータ11aによって「+」信号線7aの電位が検出され、ADコンバータ11bによって「−」信号線7bの電位が検出されることによって、減算回路12で「+」信号線7aと「−」信号線7bとの間の電位差が300mVであると測定される。その結果、「−」信号線7bよりも「+」信号線7aの電位が、Vd2の値である250mVよりも高いものの、Vd1の350mVを超えていないことから、受け取った情報は「10」であるとデコード部10が判断することができる。そして、その結果レシーバ3側は、受け取った情報が「10」であると判断することができる。
上述の通信プロトコルの概略を表で示したものが図4である。図4では「00」・「01」・「10」・「11」といった複数のビットの情報、SW5a・5b・5c・5dのON/OFF状態、A〜Fのポイント通過順で表す電流の流れ、及び抵抗8での「+」信号線7aと「−」信号線7bとの電位差が示されている。「01」、及び「00」の情報の送受信も上述の「11」、及び「10」の情報の送受信の場合と同様に、図4に示す過程に従って行われる。
上述のような回路構成を用いることによって、複数ビットの情報を取り出すことが可能になる。
また、本実施の形態においては、上述のような検出回路を用いているが、必ずしもこれに限定されず、例えばアナログ信号を増幅・処理するための回路であるオペアンプ(Operational Amplifier)を用いることによって検出回路を構成しても良い。
なお、本実施の形態においては、2ビットの情報量を表すものとして記載しているが、必ずしもこれに限らず、例えば2本1組の信号線7間の電位差を図3(b)に示すようにVd1、Vd2、Vd3に加えてVd4、Vd5、Vd6、Vd7等に更に細かく規定することによって一度に通信できる情報量を増やしても良い。
本実施の形態の発明によれば、複数ビットの値は、論理回路6a・6b・6c・6dとSW5a・5b・5c・5dとによって2本1組の信号線7に流す電流の量に変換できる。また、2本の信号線間に抵抗8を備えているので、信号線を流れる電流が抵抗8を通ることによって上記信号線間に電位差が生じる。上記電位差は抵抗8を流れる上記電流の量に比例するので、上記電流の量に対応した上記電位差が生じることになる。そして、上記電位差は電位差識別部9によって識別され、識別された上記電位差がデコード部10によって上記複数ビットの値に変換される。上述のように、複数ビットの値は電流の量に対応しており、電流の量は電位差に対応していることから、電位差は上記複数ビットの値に対応している。つまり、電位差をデコード部10で複数ビットの値に変換することは可能である。
さらに、レシーバ3が上記2本1組の信号線によって連絡されていることから、複数ビットの値を2本1組の信号線だけでレシーバ3との間で送受信することが可能である。よって複数ビットの値の情報を2本の信号線だけで送受信できる。
また、抵抗8間に電位差が生じても定電流源4a・4b・4c・4dを用いているため電流自体の量は変化しないので、同じ量の電流が2本の信号線間を流れる。さらに、2本の信号線間に抵抗8が備えられているので、電流は抵抗8を通って2本の信号線でお互いの電流が逆になるように流れることになる。よって、2本1組の信号線7では常に「大きさが等しく反対向きの信号」が生じることになる。「大きさが等しく反対向きの信号」が生じることによって、同心円状の磁力線は打ち消される方向に働き、また同心円状の電気力線は結合するように働くことから、外に伝播する電磁界エネルギー(すなわちノイズ)は非常に小さく抑えられる。よって2本1組の信号線7から発生するノイズ量は非常に小さく抑えられる。
その結果、通信時に発生するノイズ量を抑えながらも、通信経路における信号線の配線数を増やすことなく通信の高速化を実現し得る。
〔実施の形態2〕
本発明の他の実施の形態について図5ないし図7に基づいて説明すれば、以下の通りである。なお、本実施の形態において説明すること以外の構成は、前記実施の形態1と同じである。また、説明の便宜上、前記の実施の形態1の図面に示した部材と同一の機能を有する部材については、同一の符号を付し、その説明を省略する。
まず、図5を用いて本発明の情報処理装置21の構成の説明をする。
本実施の形態における情報処理装置21は、信号を送信する側のドライバ22と信号を受信する側のレシーバ3とが、2本1組の信号線7によって連絡された形態になっている。ここで、2本1組の信号線7のそれぞれを「+」信号線7a、「−」信号線7bとする。
ドライバ22は、同じ強さの電流を流すことができる2つの定電流源4a・4b、定電流源4a・4bから供給される電流のON/OFFの切り替えを行うSW5a・5b、SW(方向切り替えスイッチ部)5e・5f・5g・5h、及び入力されたビットの値のデータに基づいてSW5a・5b・5e・5f・5g・5hが行う切り替えの制御を行う論理回路6a・6b・6e・6fを備えている。
ドライバ22の構成を詳しく説明すると、SW5a・5bは定電流源4a・4bから供給される電流をON/OFFできるように、SW5aは定電流源4aに接続され、SW5bは定電流源4bに接続されている。つまり、SW5aをONにした場合には、定電流源4aから電流を供給させることが可能となり、SW5a・5bの両方をONにした場合には、SW5aのみをONにした場合に比較して2倍の量の電流を定電流源4a・4bから供給させることが可能になる。本実施の形態では、この2つの定電流源4a・4bは、それぞれ1mAの電流を流す能力があるものとする。
なお、論理回路6aはSW5aの切り替えの制御を行っており、論理回路6bはSW5bの切り替えの制御を行っている。
また、論理回路6e・6f、及びSW5e・5f・5g・5hは、「+」信号線7a、又は「−」信号線7bに供給する電流の量の制御に用いられている。詳しく説明すると、論理回路6eによってSW5e・5fの切り替えの制御を行うことで「+」信号線7aへと供給する電流の量を制御しており、論理回路6fによってSW5g・5hの切り替えの制御を行うことで「−」信号線7bへと供給する電流の量を制御している。
レシーバ3の構成、及び2本1組の信号線7の構成は、実施の形態1で記載した構成と同様である。
なお、本実施の形態では抵抗8の値は100Ωであるものとする。
また、本実施の形態においては定電流源4a・4bは2つ用いられているが、必ずしもこれに限定されず、例えば、3つ以上であっても良い。
また、本実施の形態においては定電流源4a・4bはそれぞれ1mAの電流を流す能力があるものとしているが、必ずしもこれに限定されない。
なお、本実施の形態においては抵抗8の値は100Ωであるものとしているが、必ずしもこれに限定されない。
次に、本実施の形態の情報処理装置1での通信プロトコルについて図4ないし図6を用いて説明をする。
まず、図6(a)に示すように、本実施の形態においては2本1組の信号線7の振幅レベルの差、つまり電位差を2ビットの値で表現することができるように定義する。
例えば、「+」信号線7aが「−」信号線7bよりも設定された閾値以上に高い電位を有する(この電位差の値をVd11であるとする)状態を「11」であると規定する。また、「+」信号線7aと「−」信号線7bとの電位差の値がVd11以下であって、「+」信号線7aが「−」信号線7bよりもVd11以下だけ高い電位を有する(この電位差の値をVd12であるとする)状態を「10」であると規定する。
逆に、「+」信号線7aと「−」信号線7bとの電位差がVd11以下であって、「−」信号線7bが「+」信号線7aよりもVd11以下だけ高い電位を有する状態を「01」であると規定する。また、「+」信号線7aと「−」信号線7bとの電位差がVd11以上であって、「−」信号線7bが「+」信号線7aよりもVd11以上高い電位を有する状態を「00」であると規定する。
なお、一般的に電位差を検出するためには一定の値以上の差が必要であるため、「10」と「01」との間に厳密な境界線はない。よって図6(a)のXに示した「10」とも「01」ともいえない領域に減算回路12によって測定される電位差が相当した場合には情報は不定扱いにする。
続いて、情報処理装置21中のドライバ22からレシーバ3への通信プロトコルの流れを説明する。
ドライバ22では、論理回路6aは通信を行う際には常にSW5aをONにするように制御を行っている。また、論理回路6bは、ビットの値としての送信する情報が「11」、又は「00」である場合にはSW5bをONにするように制御を行い、送信する情報が「11」、又は「00」でない場合にはSW5bをOFFにするように制御を行っている。
以下、ドライバ22側から「11」の情報を送信する、すなわち「+」信号線7aの電位を「−」信号線7bの電位よりもVd11以上高くする方法を記載する。本実施の形態では、Vd11は150mV、Vd2は50mVであるものとする。また、ポイントA〜Fは図5に示した位置とする。
最初に、「+」信号線7aの電位を「−」信号線7bの電位よりもVd11以上、すなわち150mV以上高くするために、論理回路6a、及び論理回路6bによってSW5a、及びSW5bの両方をONにするように制御を行い、定電流源から2mAの電流を供給できるようにする。また、論理回路6eによってSW5e・5fをONにするように制御を行い、論理回路6fによってSW5g・5hをOFFにするように制御を行う。
その結果、上記2mAの電流は、ポイントA、SW5e、ポイントB、「+」信号線7a(SW5hがOFFのためポイントFには電流が流れない)、ポイントC、抵抗8(「+」信号線7a側から「−」信号線7b側に向かって流れる)、ポイントD、「−」信号線7b、ポイントE、SW5f、ポイントFの順番に流れ(SW5gがOFFのため、ポイントAには電流が流れない)、最後にグランド(GND)に流れ込むことになる。
続いて、「+」信号線7aのレシーバ3への入力側の部分と「−」信号線7bのレシーバ3への入力側の部分との間に印加される電圧について記載する。
本実施の形態では、「+」信号線7aのレシーバ3への入力側の部分と「−」信号線7bのレシーバ3への入力側の部分との間に接続されている抵抗8の値を100Ωであるものとする。
抵抗8にはポイントCからポイントDの方向に向かって2mAの電流が流れるため、ポイントCの部分、すなわち「+」信号線7aのレシーバ3への入力側の部分は、ポイントDの部分、すなわち「−」信号線7bのレシーバ3への入力側の部分に比較して、200mV(2mA×100Ω=200mV)だけ電位が高くなる。
実際には、前述した通りADコンバータ11aによって「+」信号線7aの電位が検出され、ADコンバータ11bによって「−」信号線7bの電位が検出されることによって、減算回路12で「+」信号線7aの電位が「−」信号線7bの電位よりも200mV高いと測定される。
200mVはVd11の値である150mVよりも電位が高いので、デコード部10は、受け取った情報が「11」であると判断することができる。そして、その結果、レシーバ3側は、受け取った情報が「11」であると判断することができる。実際にレシーバ3側の回路が、印加された電位差を検出する手段については後述する。
次に、ドライバ22側から「01」の情報を送信する、すなわち「−」信号線7bの電位を「+」信号線7aの電位よりも高くすると共に、「−」信号線7bと「+」信号線7aとの間の電位差をVd11以下にする制御方法を記載する。
最初に、論理回路6aによってSW5aをONにするように制御を行い、論理回路6bによってSW5bをOFFにするように制御を行う。したがって、ポイントAから供給することができる電流量は定電流源4aから供給される電流量の1mAのみである。また、論理回路6eによってSW5e・5fをOFFにするように制御を行い、論理回路6fによってSW5g・5hをONにするように制御を行う。
その結果、上記1mAの電流は、ポイントA、SW5g、ポイントE、「−」信号線7b、ポイントD、抵抗8(「−」信号線7b側から「+」信号線7a側に向かって流れる)、ポイントC、「+」信号線7a、ポイントB、SW5h、ポイントFの順番に流れ、最後にGNDに流れ込むことになる。
抵抗8にはポイントDからポイントCの方向に向かって1mAの電流が流れるため、ポイントDの部分、すなわち、「−」信号線7bのレシーバ3への入力側の部分は、ポイントCの部分、すなわち「+」信号線7aのレシーバ3への入力側の部分に比較して、100mV(1mA×100Ω=100mV)だけ電位が高くなる。
実際には、前述した通りADコンバータ11aによって「+」信号線7aの電位が検出され、ADコンバータ11bによって「−」信号線7bの電位が検出されることによって、減算回路12で「−」信号線7bの電位が「+」信号線7aの電位よりも100mV高いと測定される。
その結果、「+」信号線7aよりも「−」信号線7bの電位が高い点、及び「+」信号線7aと「−」信号線7bとの電位差がVd12の50mVを超えているものの、Vd11の150mVを超えていない点の2点から、受け取った情報は「01」であるとデコード部10が判断することができる。そして、その結果レシーバ3側は、受け取った情報が「01」であると判断することができる。
上述の通信プロトコルの概略を表で示したものが図7である。図7では「00」・「01」・「10」・「11」といった複数のビットの情報、SW5a・5b・5e・5f・5g・5hのON/OFF状態、A〜Fのポイント通過順で表す電流の流れ、及び抵抗8での「+」信号線7aと「−」信号線7bとの電位差が示されている。「10」、及び「00」の情報の送受信も上述の「11」、及び「01」の情報の送受信の場合と同様に、図7に示す過程に従って行われる。
上述のような回路構成を用いることによって、複数ビットの情報を取り出すことが可能になる。
なお、本実施の形態においては、上述のような検出回路を用いているが、必ずしもこれに限定されず、例えばアナログ信号を増幅・処理するための回路であるオペアンプを用いることによって検出回路を構成しても良い。
また、本実施の形態においては、2ビットの情報量を表すものとして記載しているが、必ずしもこれに限らず、例えば2本1組の信号線7間の電位差を図6(b)に示すようにVd11、Vd12に加えてVd13、Vd14等に更に細かく規定することによって一度に通信できる情報量を増やしても良い。
なお、本実施の形態においては前述したSW5e・5f、及びSW5g・5hの両方をOFFにすることによって、「+」信号線7a、及び「−」信号線7bへの電流の供給を遮断することができるため、SW5aは常時ONにしているが、必ずしもこれに限定されず、例えばSW5aがなくても良い。
また、本発明の情報処理装置21では、情報処理装置21は、2本1組の信号線7のそれぞれの信号線に流す電流の向きを切り替えるSW5e・5f・5g・5hをさらに含んでいることが好ましい。
これにより、電流の量に加えて電流の向きで複数ビットの値を表現できる。電流の向きは「+」方向と「−」方向の2方向あることから、電流の量のみによって複数ビットの値を表現する場合に比較して2倍のビットの値を表現できるようになる。すなわち、電流の量を半分にしても同じ量のビットの値を表現することが可能となる。よって、定電流源4a・4bから供給される電流値を小さくできるので、情報処理装置21の消費電力を低減できる。
また、本発明の情報処理装置21では、電流の量を切り替える構成よりも電流の向きを切り替える構成の方が安価な回路で実現できる。よって、回路を安価に構成できることから、情報処理装置21のコストを低下させることができる。
なお、本発明は、上述した各実施形態に限定されるものではなく、請求項に示した範囲で種々の変更が可能であり、異なる実施形態にそれぞれ開示された技術的手段を適宜組み合わせて得られる実施形態についても本発明の技術的範囲に含まれる。
以上のように、本発明の情報処理装置は、通信時に発生するノイズ量を抑えながらも、通信経路における信号線の配線数を増やすことなく通信の高速化を実現し得る情報処理装置を提供する。したがって、本発明は、シリアル通信インターフェースを用いる携帯機器等に関連した産業分野に好適に用いることができる。
本発明における送信装置、及び受信装置の構成、並びに上記送信装置と上記受信装置とを接続する構成を示す図である。 本発明における受信装置の回路の構成を示した図である。 (a)、及び(b)は本発明の第2の実施の形態における2つの信号間の電位差の例を示した図である。 本発明における情報処理装置の各種状態(複数ビットの情報値、各スイッチの状態、電流の流れ、レシーバ側の抵抗部分の電位差)をまとめて示した図である。 本発明の第2の実施の形態における送信装置、及び受信装置の構成、並びに上記送信装置と上記受信装置とを接続する構成を示す図である。 (a)、及び(b)は本発明の第2の実施の形態における2つの信号間の電位差の例を示した図である。 本発明の第2の実施の形態における情報処理装置の各種状態(複数ビットの情報値、各スイッチの状態、電流の流れ、レシーバ側の抵抗部分の電位差)をまとめて示した図である。
符号の説明
1 情報処理装置
2 ドライバ
3 レシーバ(受信装置)
4a 定電流源
4b 定電流源
4c 定電流源
4d 定電流源
5a SW(スイッチ部)
5b SW(スイッチ部)
5c SW(スイッチ部)
5d SW(スイッチ部)
5e SW(方向切り替えスイッチ部)
5f SW(方向切り替えスイッチ部)
5g SW(方向切り替えスイッチ部)
5h SW(方向切り替えスイッチ部)
6a 論理回路(変換部)
6b 論理回路(変換部)
6c 論理回路(変換部)
6d 論理回路(変換部)
6e 論理回路
6f 論理回路
7 2本1組の信号線
7a 「+」信号線
7b 「−」信号線
8 抵抗
9 電位差識別部
10 デコード部
11a ADコンバータ
11b ADコンバータ
12 減算回路
21 情報処理装置
22 ドライバ

Claims (3)

  1. 2本1組の信号線に流す電流を供給する定電流源と、
    上記2本1組の信号線に流す電流量を変更させるスイッチ部と、
    複数ビットの値を上記スイッチ部を用いて上記2本1組の信号線に流す電流の量に変換する変換部とを備え、
    上記2本1組の信号線間に備えられた抵抗によって生じる上記2本1組の信号線間の電位差を識別する電位差識別部と、上記電位差識別部によって識別される上記電位差を上記複数ビットの値に変換するデコード部とを有する受信装置が、上記2本1組の信号線によって連絡されていることを特徴とする情報処理装置。
  2. 前記情報処理装置は、前記2本1組の信号線のそれぞれの信号線に流す電流の向きを切り替える方向切り替えスイッチ部をさらに含んでいることを特徴とする請求項1記載の情報処理装置。
  3. 2本1組の信号線に流す電流を供給するステップと、
    上記信号線に流す電流量を変更させるステップと、
    複数ビットの値を上記信号線に流す電流の量に変換するステップと、
    上記信号線間に備えられた抵抗によって生じる上記信号線間の電位差を識別するステップと、
    上記電位差を識別するステップによって識別される上記電位差を上記複数ビットの値に変換するステップとを備えることを特徴とする情報処理方法。
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