JP2007073745A - 集積型薄膜太陽電池およびその製造方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】 積層された複数の光電変換層の相互間に生じる中間接合層がコンタクト領域と短絡してF.F.を低下させることを防止し、光電変換効率を向上することが可能な集積型薄膜太陽電池およびその製造方法を提供する。
【解決手段】 絶縁性基板1の上に第1電極2を積層し、第1分離領域3により複数に分離する。分離した第1電極2の上に順次第1光電変換層4および第2光電変換層5を積層して積層体7とする。積層体7を除去してコンタクト構成用領域8g(コンタクト用溝8g)を形成し、第2電極9を積層してコンタクト領域8および第2電極9を形成する。次に、第2分離領域10を形成して太陽電池セル領域Aceを画定する。第2電極9および積層体7を不連続なライン状に除去してコンタクト領域8と積層体7(接合中間層6)とを分離する積層体分離領域11を形成する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、絶縁性基板の上に複数形成した薄膜太陽電池を縦続接続して構成した集積型薄膜太陽電池およびその製造方法に関する。
絶縁性基板の上に複数の薄膜太陽電池を形成し、縦続接続して構成した縦続接続集積型太陽電池が知られている。
図7は、従来例1に係る集積型薄膜太陽電池の説明図であり、(A)は(B)の矢符A−Aでの断面図、(B)は(A)の絶縁性基板の側から見た透視図である。
従来例1に係る集積型薄膜太陽電池(以下、太陽電池という。)は、絶縁性基板51の上に第1電極52を積層し、第1電極52を溝状(スクライブライン状)の第1分離領域53で複数に分離した後、第1電極52の上に光電変換層54を積層してある。光電変換層54を積層した後、コンタクト領域58に対応する領域の光電変換層54を溝状(スクライブライン状)に除去してコンタクト構成用領域58g(コンタクト用溝58g)を準備する。
コンタクト用溝58gを形成した後、光電変換層54の上に第2電極59を積層する。コンタクト用溝58gは、第2電極59を積層するときに、第2電極59と同一の電極材料が充填されコンタクト領域58を形成することから、第1電極52と第2電極59とは光電変換層54を間に挟んで縦続接続された形態となる。
コンタクト領域58および第2電極59を形成した後、第2電極59および光電変換層54を溝状(スクライブライン状)に除去して溝状(スクライブライン状)の第2分離領域60を形成する。第2分離領域60により太陽電池セル領域Aceが画定される。図上左右に必要な個数の太陽電池セルが繰り返し配置されて縦続接続された集積型の太陽電池となる。また、第1電極52と第2電極59とが平行な平面で対向している領域は、光起電力を発生する主要部としての有効光電変換領域Aefとなる。
従来例1に係る太陽電池は、光電変換層54が1つしかない単接合型であることから得られる出力が限られ、光電変換効率も小さい値しか得られていない。
近年、光電変換効率の更なる向上が求められていることから、より大きい出力(より高い光電変換効率)を実現するために光電変換層を複数設けた多接合型の太陽電池が提案されている。
図8は、従来例2に係る集積型薄膜太陽電池の説明図であり、(A)は(B)の矢符A−Aでの断面図、(B)は(A)の絶縁性基板の側から見た透視図である。
従来例2に係る太陽電池は、光電変換層を多接合型とした太陽電池である。従来例1の単接合型の光電変換層54に換えて、第1光電変換層55、第2光電変換層56を積層してある。第1光電変換層55と第2光電変換層56との間は、高濃度ドープ層とされたp+層(第1光電変換層55側)とn+層(第2光電変換層56側)によるトンネル接合とされることから、接合中間層57が構成される。その他の構成は従来例1と同様である。
従来例2の構造では、接合中間層57がコンタクト領域58に接触することから、第2光電変換層56が実質的に短絡されてしまう。その結果、従来例2の太陽電池では、多接合型の光電変換層で集積型としない太陽電池に比較してF.F.(=最大電力/(短絡電流×開放電圧))が低下し、また、光電変換効率も低下する。つまり、構造的には多接合型でありながら特性的には光電変換効率が向上せず、必要な出力も得られないという問題があった。
従来例2の問題を解決する方法として、コンタクト領域58の周辺の光電変換層、接合中間層に対応する部分の結晶化率を他の領域での結晶化率と異ならせて高抵抗領域とすること(例えば、特許文献1参照)、コンタクト領域の周辺で高濃度ドープ層である接合中間層に対応する部分の濃度を部分的に低減して低濃度ドープ領域を形成すること(例えば、特許文献2参照)、また、コンタクト領域に対応させて高濃度ドープ層である接合中間層に対応する部分をレーザスクライブビームで除去分離すること(例えば、特許文献3参照)などが提案されている。
しかし、特許文献1の場合では、部分的に結晶化率を制御することは工程の制御が複雑となることから困難であり、特許文献2の場合では、低濃度ドープ領域の形成をレーザ照射により行うことからレーザ強度の制御が困難であり、また、特許文献3の場合では、光電変換層を形成する工程の途中で真空を破るか、真空槽内でスクライブする必要があり工程が複雑となりプロセス上の問題も生じるという問題がある。
従来例2の中間接合層57を第1光電変換層55、第2光電変換層56と異なる材料で構成してトンネル接合に換えて異種接合とした太陽電池が提案されている(従来例3)。従来例3の太陽電池では、中間接合層を適宜の抵抗値を有する例えば酸化亜鉛、微結晶シリコンなどで構成してある。この場合には、第1光電変換層、第2光電変換層のドープ濃度を低減することができるが、異種接合自体が従来例2のトンネル接合と同様に作用してしまうことから、従来例2の場合と同様にF.F.が低下し、また、光電変換効率も低下する。
従来例3の問題を解決する方法として、中間接合層の抵抗率を最適化すること(例えば、特許文献4参照)、中間接合層を分離する溝を追加すること(例えば、特許文献5参照)などが提案されている。
しかし、特許文献4、特許文献5の場合では、中間接合層のドープ層を分離することができないことから、特性を確実に改善することが困難であるという問題がある。
特開2000−252489号公報 特開2005−38907号公報 特開2005−33006号公報 特開2002−118273号公報 特開平9−129903号公報
本発明はこのような状況に鑑みてなされたものであり、絶縁性基板の上に複数の光電変換層を積層して形成した積層体と、積層体の上下に配置された電極を相互に接続するコンタクト領域とを備える集積型薄膜太陽電池において、積層体を除去してコンタクト領域と積層体とを分離する積層体分離領域を設けることにより、複数の光電変換層の相互間に生じる中間接合層(トンネル接合、異種接合など)がコンタクト領域と短絡してF.F.を低下させることを防止し、光電変換効率を向上することが可能な集積型薄膜太陽電池およびその製造方法を提供することを目的とする。
本発明は、積層体分離領域を複数設けることによりシースルー構造の集積型薄膜太陽電池およびその製造方法を提供することを他の目的とする。
本発明に係る集積型薄膜太陽電池は、絶縁性基板と、該絶縁性基板に積層され第1分離領域により分離してある第1電極と、該第1電極に順次積層された第1光電変換層および第2光電変換層を有する積層体と、前記第2光電変換層に積層された第2電極とを備え、前記積層体および第2電極を第2分離領域により分離して太陽電池セル領域を構成してある集積型薄膜太陽電池において、前記太陽電池セル領域は、前記第1電極および第2電極を縦続接続するコンタクト領域と、前記積層体を除去して前記積層体と前記コンタクト領域とを分離する積層体分離領域とを備えることを特徴とする。
この構成により、太陽電池セル領域の有効光電変換領域での第1光電変換層と第2光電変換層との間に構成される接合中間層がコンタクト領域に接触することにより第2光電変換層が実質的に短絡した状態となる現象を防止することができるので、光電変換特性(F.F.)を確実に向上することができる。
本発明に係る集積型薄膜太陽電池では、前記積層体分離領域は、前記コンタクト領域と前記第1分離領域との間に配置してあることを特徴とする。
この構成により、大きい有効光電変換領域を確保することができる。
本発明に係る集積型薄膜太陽電池では、前記積層体分離領域は、前記第1分離領域に重畳配置してあることを特徴とする。
この構成により、積層体分離領域を形成するための専用の領域を削減することができ、また、第1分離領域を有効に利用することができるので、絶縁性基板の面積に対する有効光電変換領域の面積の比を向上することができる。
本発明に係る集積型薄膜太陽電池では、前記積層体分離領域は、前記コンタクト領域に重畳配置してあることを特徴とする。
この構成により、積層体分離領域を形成するための専用の領域を削減することができ、コンタクト領域を有効に利用することができるので、絶縁性基板の面積に対する有効光電変換領域の面積の比を向上することができる。
本発明に係る集積型薄膜太陽電池では、前記積層体分離領域は、前記第1分離領域を間にして前記コンタクト領域と反対側に配置してあることを特徴とする。
この構成により、有効光電変換領域に透光性領域を確保することとなるので、シースルー構造とすることができる。
本発明に係る集積型薄膜太陽電池では、前記太陽電池セル領域で前記コンタクト領域を有しない前記第1電極に対応して追加の積層体分離領域を備えることを特徴とする。
この構成により、有効光電変換領域に透光性領域を広く確保することとなるので、積層体分離領域と透光性領域とを兼用したシースルー構造とすることができる。
本発明に係る集積型薄膜太陽電池では、前記積層体分離領域は、前記積層体を除去してある積層体除去領域と前記積層体を残置してある積層体残置領域とで構成する不連続なライン状としてあることを特徴とする。
この構成により、積層体と第2電極(コンタクト領域)との短絡を抑制し、かつ、コンタクト領域と第2電極との接続を確保することとなるので、優れたF.F.を有する縦続接続集積型とすることができる。
本発明に係る集積型薄膜太陽電池では、前記ライン状の方向で、前記積層体除去領域の長さは、前記積層体残置領域の長さ以上であることを特徴とする。
この構成により、確実にF.F.を向上することができる。
本発明に係る集積型薄膜太陽電池の製造方法は、絶縁性基板と、該絶縁性基板に積層され第1分離領域により分離してある第1電極と、該第1電極に順次積層された第1光電変換層および第2光電変換層を有する積層体と、前記第2光電変換層に積層された第2電極とを備え、前記積層体および第2電極を第2分離領域により分離して太陽電池セル領域を構成してある集積型薄膜太陽電池の製造方法において、前記第2光電変換層に前記第2電極を積層することにより前記第1電極および第2電極を縦続接続するコンタクト領域を前記太陽電池セル領域に形成する工程と、前記第2電極および積層体を不連続なライン状に除去することにより前記積層体と前記コンタクト領域とを分離する積層体分離領域を形成する工程とを備えることを特徴とする。この構成により、本発明に係る集積型薄膜太陽電池を製造することができる。
本発明に係る集積型薄膜太陽電池の製造方法では、前記積層体分離領域は、レーザスクライブビームおよび該レーザスクライブビームを遮断するマスクを用いて形成することを特徴とする。この構成により、レーザスクライブビームの制御が容易になり、またマスクにより正確な寸法の積層体分離領域を形成することができる。
本発明に係る集積型薄膜太陽電池の製造方法では、前記積層体分離領域は、レーザスクライブビームをパルス制御して形成することを特徴とする。この構成により、マスクを用いることなく、正確な寸法の積層体分離領域を形成することができる。
本発明に係る集積型薄膜太陽電池の製造方法では、前記積層体分離領域は、エッチングにより形成することを特徴とする。この構成により、レーザスクライブビームを用いることなく、容易に積層体分離領域を形成することができる。
本発明に係る集積型薄膜太陽電池およびその製造方法によれば、絶縁性基板の上に複数の光電変換層を積層して形成した積層体と、積層体の上下に配置された電極を相互に接続するコンタクト領域とを形成した太陽電池セルについて、積層体を除去してコンタクト領域と積層体とを分離する積層体分離領域を設けることにより、複数の光電変換層の相互間に生じる中間接合層(トンネル接合、異種接合など)がコンタクト領域と短絡してF.F.を低下させることを防止し、光電変換効率を向上することが可能になるという効果を奏する。
本発明に係る集積型薄膜太陽電池およびその製造方法によれば、積層体分離領域を有効光電変換領域に複数設けることにより、F.F.を低下させることを防止し、光電変換効率を向上したシースルー構造とすることができるという効果を奏する。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
<実施の形態1>
図1は、本発明の実施の形態1に係る集積型薄膜太陽電池の説明図であり、(A)は(B)の矢符A−Aでの断面図、(B)は(A)の絶縁性基板の側から見た透視図である。
本実施の形態に係る集積型薄膜太陽電池(以下、単に太陽電池という。)は、絶縁性基板1の上に第1電極2を積層し、第1電極2の上に順次第1光電変換層4および第2光電変換層5を積層し、第2光電変換層5の上にさらに第2電極9を積層してある。
絶縁性基板1は、例えば透光性のガラス基板で構成してあり、絶縁性基板1の上(表面)には例えばITO(酸化インジウム錫)の透明導電膜が蒸着法により形成してある。透明導電膜を形成した後、透明導電膜を適宜パターニング除去して第1分離領域3を形成することにより複数に分離された第1電極2を形成する。
第1分離領域3は、例えばレーザスクライブビームにより透明導電膜を溝状(スクライブライン状)に除去することにより形成される。分離して形成された複数の第1電極2のそれぞれが太陽電池の有効光電変換領域Aefに対応し、また、有効光電変換領域Aefに対応して太陽電池セル領域Aceが構成される。
相互に分離された複数の第1電極2を形成した後、第1電極2の上に、例えばp型、i型、n型の半導体(例えば、シリコンなど)を順次CVD法により成膜することにより第1光電変換層4を積層して形成する。さらに、第1光電変換層4の上に、例えばp型、i型、n型の半導体(例えば、シリコンなど)を順次CVD法により成膜することにより第2光電変換層5を積層して形成する。第1光電変換層4と第2光電変換層5の間にはn型の半導体(第1光電変換層4の一部)とp型の半導体(第2光電変換層5の一部)で構成される接合中間層6が形成される。なお、本実施の形態では、接合中間層6は、実質的に第1光電変換層4および第2光電変換層5の一部により構成される。
第1光電変換層4と第2光電変換層5はそれぞれ光起電力を有することから多接合型の光電変換を行う積層体7を構成することとなる。積層体7は光起電力を有する第1光電変換層4と第2光電変換層5を直列に接続(縦続接続)した形態となることから単位面積あたりの光起電力を大きくすることが可能となる。
積層体7を形成した後、太陽電池セル領域Aceでコンタクト領域8に対応する領域の積層体7を溝状(スクライブライン状)に除去することによりコンタクト領域8を溝状(スクライブライン状)に形成するためのコンタクト構成用領域8g(コンタクト用溝8g)を形成する。積層体7の除去は、レーザスクライブビームを用いることにより精度良く行うことが可能となる。なお、下地となる第1電極2を傷つけないようにレーザスクライブビームの出力を適宜調整しておく。また、コンタクト構成用領域8gは必ずしも溝状である必要はないが、コンタクト抵抗を低減するために溝状とすることが好ましい。
コンタクト用溝8gを形成した後、第2光電変換層5の上に第2電極9をスパッタ法により積層する。第2電極9を積層して形成する工程は、コンタクト用溝8gへも同時に第2電極9と同一の電極材料(例えば銀、銅など)を充填することから、第2電極9と第1電極2との間でコンタクト領域8を形成する工程ともなる。したがって、太陽電池セル領域Aceで第1電極2と第2電極9とは積層体7を間に挟んで縦続接続された形態となる。
コンタクト領域8および第2電極9を形成した後、第2電極9および積層体7を溝状(スクライブライン状)に除去して溝状(スクライブライン状)の第2分離領域10を形成することにより太陽電池セル領域Aceを画定する。したがって、複数の太陽電池セルが縦続接続された集積型の太陽電池となる。
第2分離領域10は、レーザスクライブビームを用いることにより精度良く形成することが可能となる。なお、下地となる第1電極2を傷つけないようにレーザスクライブビームの出力を適宜調整しておく。また、第2分離領域10は、第1分離領域3と平行に配置することが絶縁性基板1の面積を有効に利用できることから好ましい。
第2分離領域10を形成した後、第2電極9および積層体7を不連続なライン状に除去することによりコンタクト領域8と有効光電変換領域Aefでの積層体7(接合中間層6)とを分離する積層体分離領域11を形成する。積層体分離領域11は、不連続なライン状であることから、積層体7および第2電極9を除去してある積層体除去領域11e(開口部)と積層体7および第2電極9を残置してある積層体残置領域11c(非開口部)とで構成される。
積層体分離領域11は、レーザスクライブビームを用いることにより精度良く形成することが可能となる。なお、下地となる第1電極2を傷つけないようにレーザスクライブビームの出力を適宜調整しておく。また、積層体分離領域11は、第1分離領域3と平行に配置することが絶縁性基板1の面積を有効に利用できることから好ましい。
また、不連続なライン状にするためにレーザスクライブビームを積層体除去領域11eおよび積層体残置領域11cの配置パターンに対応して適宜に遮断するマスク(不図示)を用いた。つまり、積層体除去領域11eを形成する領域に対してはマスク部材を配置せず(マスクの遮断特性のない領域を対応配置)、積層体残置領域11cを形成する領域に対してはマスク部材を配置した(マスクの遮断特性のある領域を対応配置)。マスクを用いることにより、レーザスクライブビームの出力の制御を簡略化することができ、マスクのパターンに応じた正確な寸法の積層体分離領域11を形成することができる。
なお、マスクを用いずに、レーザスクライブビームをパルス制御することにより出力の有無(オンオフ)を制御して、不連続なライン状の積層体分離領域11とすることも可能である。つまり、積層体除去領域11eを形成する領域に対しては出力有りの状態とし、積層体残置領域11cを形成する領域に対しては出力無しの状態とする。マスクを用いる必要がないことから、製造プロセスを簡略化することができ、また、パルス制御に応じた正確な寸法の積層体分離領域11とすることができる。
また、レーザスクライブビームを用いずに、ドライエッチングなどのエッチング法によって積層体分離領域11を形成することも可能である。レーザスクライブビーム(レーザスクライブ装置)を用いる必要がないことから、積層体分離領域11を通常のプロセスで容易に形成することができる。
積層体分離領域11を設けないこととした場合には、第2電極9と積層体7(特に接合中間層6)とがコンタクト領域8により短絡され、結果として出力が低下することから有効光電変換領域Aefを積層体7とすることによる効果が得られない。これに対し、本実施の形態の有効光電変換領域Aefでは、不連続なライン状の積層体分離領域11により、第2電極9(コンタクト領域8)と積層体7(特に接合中間層6)との短絡を防止、あるいは抑制することができるので、太陽電池のF.F.の低下を防止することができ、光電変換効率の高い太陽電池を実現することができる。
積層体分離領域11を不連続なライン状とする理由は、連続するライン状(連続する溝状)とすると積層体分離領域11により第2電極9が完全に切断されてしまうことから、コンタクト領域8を介しての第1電極2と第2電極9との縦続接続ができないこととなり、太陽電池を縦続接続集積型とすることができないからである。なお、積層体分離領域11を連続するライン状とした場合には、第2電極9の切断場所を接続する第3電極(不図示)を設けることも可能である。
なお、積層体分離領域11は、開口部(積層体除去領域11e)により積層体7を分離してあれば良く、開口部(積層体除去領域11e)に対応して除去された第2電極9については開口部(積層体除去領域11e)の表面を後工程で再度覆う形態としても良い。
不連続なライン状のライン方向で、積層体除去領域11eの長さは長ければ長いほど、第2電極9と積層体7(特に接合中間層6)との短絡部分を小さくできることから、短絡による影響が小さくなり、短絡抑制の効果は大きくなる。しかし、積層体除去領域11eの長さが長くなるほど、第1光電変換層4および第2光電変換層5で発生した光電流が集積方向(縦続接続方向。図上左右方向)と直角をなす方向(ライン方向)に流れる距離が長くなり、直列抵抗成分(Rs)が増え、F.F.が低下してしまう。
光電流は、隣接する第1電極2からコンタクト領域8を通り第2電極9へ流れ、さらに積層体7へと流れ、太陽電池セル領域Aceの第1電極2へ流れる。しかし、第2電極9は、不連続なライン状の積層体分離領域11の積層体除去領域11e(開口部)に対応する位置で除去されていることから、積層体分離領域11に対応する第2電極9を通過するとき、光電流は積層体残置領域11c(非開口部)に対応する第2電極9に集中することになる。
つまり、光電流は、コンタクト領域8から積層体残置領域11cまでの間で集積方向と直角をなす方向に流れる必要が生じることから、主にこの部分の抵抗がRsの増加に寄与することになる。したがって、コンタクト領域8の形状(ライン方向での長さ)、第2電極9の厚さ、電極材料の導電率などによりRsの増加分は大幅に変わり、積層体除去領域11eのライン方向での長さの最適値も大幅に変わる。
第2電極9の電極材料として銀を使用した場合、銀の導電率を6×107S/m、銀の膜厚を300nmとして、コンタクト領域8と積層体分離領域11との距離を200μmとすると、Rsの増加によるF.F.の低下が顕在化しない積層体除去領域11eのライン方向での長さは約20mm程度となった。
また、積層体除去領域11eと積層体残置領域11cのライン方向での長さの比は、短絡抑制の視点ではなるべく積層体残置領域11cが小さくなる方が好ましいが、あまり小さいと積層体残置領域11cへの電流集中により発熱や電極材料の剥離の問題が出てくる。つまり、積層体残置領域11cのライン方向での長さも電極材料の付着力、積層体7での光電流密度などにより、最適値は大幅に変わる。
本実施の形態では、上述の条件、検討結果を参酌して、積層体除去領域11eの長さ:積層体残置領域11cの長さ=10:1とした。その結果、積層体分離領域11(積層体除去領域11eおよび積層体残置領域11c)による第2電極9と積層体7(特に接合中間層6)との短絡を効果的に抑制することができ、短絡抵抗(Rsh)が増加し、F.F.が向上し、光電変換効率を向上させることができた。このことから、不連続なライン状のライン方向で、積層体除去領域11eの長さは、積層体残置領域11cの長さ以上としておくことが好ましい。
なお、第1分離領域3、コンタクト領域8、第2分離領域10、積層体分離領域11は相互に平行のパターンとすることが絶縁性基板1の面積を有効に活用し、光電変換効率を向上するために好ましい。
上述したとおり、本実施の形態では、積層体分離領域11は、コンタクト領域8と第1分離領域3との間に配置してある。この配置により、大きい面積の有効光電変換領域Aefを確保することができる。なお、第2分離領域10の形成と積層体分離領域11の形成とは工程の順番を逆にすることも可能である。
絶縁性基板1を透光性としてあることから、絶縁性基板1の側を受光面とするスーパーストレート型とすることができるが、第2電極9の側を受光面とするサブストレート型としても良いことは言うまでもない。
なお、太陽電池セル領域Aceの全体および有効光電変換領域Aefの全体は、1個分のみを図示してあるが、図上左右に必要な個数の太陽電池セルが繰り返して配置されて縦続接続集積型の太陽電池を構成することは言うまでも無い。
<実施の形態2>
図2は、本発明の実施の形態2に係る集積型薄膜太陽電池の説明図であり、(A)は(B)の矢符A−Aでの断面図、(B)は(A)の絶縁性基板の側から見た透視図である。実施の形態1と同様の構成には同一の符号を付して詳細な説明は適宜省略する。また、図2(B)は、図1(B)と同一に表れされることから、説明は省略する。
本実施の形態では、絶縁性基板1は、ガラス基板で構成してあることから、スーパーストレート型の集積型薄膜太陽電池であり、積層体7をアモルファスシリコン/微結晶シリコンのタンデム積層構造としてある。なお、その他の構成を含めて基本的には実施の形態1と同一であり、説明は適宜省略する。
第1光電変換層4は、アモルファスシリコン(a−Si)で構成してあり、p型a−Si層4p、i型a−Si層4i、n+型a−Si層4nの順にプラズマCVD法により成膜して積層される。第2光電変換層5は、微結晶シリコン(μc−Si)で構成してあり、p+型μc−Si層5p、i型μc−Si層5i、n型μc−Si層5nの順にプラズマCVD法により成膜して積層される。
実施の形態1での接合中間層6(図1)は、n+型a−Si層4nおよびp+型μc−Si層5pに対応する。また、n+型a−Si層4nおよびp+型μc−Si層5pはそれぞれ高濃度ドープ層としてあることから低抵抗層を構成し、相互の接合部はトンネル接合を構成することとなる。
本実施の形態でも、実施の形態1と同様に積層体分離領域11が形成してあることから、コンタクト領域8とn+型a−Si層4nおよびp+型μc−Si層5pとの短絡を防止あるいは抑制することができ、実施の形態1と同様の作用効果を得ることができる。
<実施の形態3>
図3は、本発明の実施の形態3に係る集積型薄膜太陽電池の説明図であり、(A)は(B)の矢符A−Aでの断面図、(B)は(A)の絶縁性基板の側から見た透視図である。実施の形態1、実施の形態2と同様の構成には同一の符号を付して詳細な説明は適宜省略する。また、製造プロセスは実施の形態1、実施の形態2と同様とすることができる。
本実施の形態では、積層体分離領域11は、第1分離領域3に重畳配置してある。この配置により、積層体分離領域11を形成するための専用の領域を削減することができ、第1分離領域3を有効に利用することができるので、絶縁性基板1の面積に対する有効光電変換領域Aefの面積の比を向上することができ、絶縁性基板1の面積を同一とした場合には、より大きい光電流を得ることが可能となる。
本実施の形態でも、不連続なライン状の積層体分離領域11が形成してあることから、第2電極9(コンタクト領域8)と積層体7(特に接合中間層6)との短絡を防止、あるいは抑制することができるので、太陽電池のF.F.の低下を防止することができ、実施の形態1、実施の形態2と同様の作用効果を得ることができる。
<実施の形態4>
図4は、本発明の実施の形態4に係る集積型薄膜太陽電池の説明図であり、(A)は(B)の矢符A−Aでの断面図、(B)は(A)の絶縁性基板の側から見た透視図である。実施の形態1ないし実施の形態3と同様の構成には同一の符号を付して詳細な説明は適宜省略する。また、製造プロセスは実施の形態1、実施の形態2と同様とすることができる。
本実施の形態では、積層体分離領域11は、コンタクト領域8に重畳配置してある。なお、コンタクト抵抗の増加を防止する必要があることから、完全に重畳するのではなく半々程度に重畳することが好ましい。つまり、集積方向(ライン状のライン方向と交差する方向)で、コンタクト領域8の半分と積層体分離領域11の半分が相互に重なるように重畳させる。
この配置により、積層体分離領域11を形成するための専用の領域を削減することができ、コンタクト領域8を有効に利用することができるので、絶縁性基板1の面積に対する有効光電変換領域Aefの面積の比を向上することができ、絶縁性基板1の面積を同一とした場合には、より大きい光電流を得ることが可能となる。
本実施の形態でも、不連続なライン状の積層体分離領域11が形成してあることから、第2電極9(コンタクト領域8)と積層体7(特に接合中間層6)との短絡を防止、あるいは抑制することができるので、太陽電池のF.F.の低下を防止することができ、実施の形態1ないし実施の形態3と同様の作用効果を得ることができる。
<実施の形態5>
図5は、本発明の実施の形態5に係る集積型薄膜太陽電池の説明図であり、(A)は(B)の矢符A−Aでの断面図、(B)は(A)の絶縁性基板の側から見た透視図である。実施の形態1ないし実施の形態4と同様の構成には同一の符号を付して詳細な説明は適宜省略する。また、製造プロセスは実施の形態1、実施の形態2と同様とすることができる。
本実施の形態では、積層体分離領域11は、第1分離領域3を間にしてコンタクト領域8と反対側(有効光電変換領域Aef側)に配置してある。この構成により、有効光電変換領域に絶縁性基板1と反対の側(第2電極9の側)から見て透光可能な透光性領域(積層体分離領域11)を確保することとなるので、シースルー構造とすることができる。
本実施の形態でも、不連続なライン状の積層体分離領域11が形成してあることから、第2電極9(コンタクト領域8)と積層体7(特に接合中間層6)との短絡を防止、あるいは抑制することができるので、太陽電池のF.F.の低下を防止することができ、実施の形態1ないし実施の形態4と同様の作用効果を得ることができる。
<実施の形態6>
図6は、本発明の実施の形態6に係る集積型薄膜太陽電池の説明図であり、(A)は(B)の矢符A−Aでの断面図、(B)は(A)の絶縁性基板の側から見た透視図である。実施の形態1ないし実施の形態5と同様の構成には同一の符号を付して詳細な説明は適宜省略する。また、製造プロセスは実施の形態1、実施の形態2と同様とすることができる。
本実施の形態では、実施の形態1ないし実施の形態5の構成に加えて、追加の積層体分離領域12(追加積層体分離領域12)を、太陽電池セル領域Aceでコンタクト領域8を有しない第1電極2(有効光電変換領域Aef)に対応して複数形成してある。追加積層体分離領域12は、積層体分離領域11と同様に形成することができる。
この構成により、有効光電変換領域Aefに絶縁性基板1と反対の側(第2電極9の側)から見て透光可能な透光性領域(追加積層体分離領域12)をいわゆるシースルー用スリットとして広く確保することができるので、積層体分離領域11とシースルー用スリット(追加積層体分離領域12)とを備えるシースルー構造の太陽電池を容易に構成することが可能となる。
本実施の形態でも、不連続なライン状の積層体分離領域11が形成してあることから、第2電極9(コンタクト領域8)と積層体7(特に接合中間層6)との短絡を防止、あるいは抑制することができるので、太陽電池のF.F.の低下を防止することができ、実施の形態1ないし実施の形態5と同様の作用効果を得ることができる。
本発明の実施の形態1に係る集積型薄膜太陽電池の説明図であり、(A)は(B)の矢符A−Aでの断面図、(B)は(A)の絶縁性基板の側から見た透視図である。 本発明の実施の形態2に係る集積型薄膜太陽電池の説明図であり、(A)は(B)の矢符A−Aでの断面図、(B)は(A)の絶縁性基板の側から見た透視図である。 本発明の実施の形態3に係る集積型薄膜太陽電池の説明図であり、(A)は(B)の矢符A−Aでの断面図、(B)は(A)の絶縁性基板の側から見た透視図である。 本発明の実施の形態4に係る集積型薄膜太陽電池の説明図であり、(A)は(B)の矢符A−Aでの断面図、(B)は(A)の絶縁性基板の側から見た透視図である。 本発明の実施の形態5に係る集積型薄膜太陽電池の説明図であり、(A)は(B)の矢符A−Aでの断面図、(B)は(A)の絶縁性基板の側から見た透視図である。 本発明の実施の形態6に係る集積型薄膜太陽電池の説明図であり、(A)は(B)の矢符A−Aでの断面図、(B)は(A)の絶縁性基板の側から見た透視図である。 従来例1に係る集積型薄膜太陽電池の説明図であり、(A)は(B)の矢符A−Aでの断面図、(B)は(A)の絶縁性基板の側から見た透視図である。 従来例2に係る集積型薄膜太陽電池の説明図であり、(A)は(B)の矢符A−Aでの断面図、(B)は(A)の絶縁性基板の側から見た透視図である。
符号の説明
1 絶縁性基板
2 第1電極
3 第1分離領域
4 第1光電変換層
4p p型a−Si層
4i i型a−Si層
4n n型a−Si層
5 第2光電変換層
5p p型μ−Si層
5i i型μ−Si層
5n n型μ−Si層
6 接合中間層
7 積層体
8 コンタクト領域
9 第2電極
10 第2分離領域
11 積層体分離領域
11e 積層体除去領域
11c 積層体残置領域
12 追加積層体分離領域
Ace 太陽電池セル領域
Aef 有効光電変換領域

Claims (12)

  1. 絶縁性基板と、該絶縁性基板に積層され第1分離領域により分離してある第1電極と、該第1電極に順次積層された第1光電変換層および第2光電変換層を有する積層体と、前記第2光電変換層に積層された第2電極とを備え、前記積層体および第2電極を第2分離領域により分離して太陽電池セル領域を構成してある集積型薄膜太陽電池において、
    前記太陽電池セル領域は、
    前記第1電極および第2電極を縦続接続するコンタクト領域と、
    前記積層体を除去して前記積層体と前記コンタクト領域とを分離する積層体分離領域と
    を備えることを特徴とする集積型薄膜太陽電池。
  2. 前記積層体分離領域は、前記コンタクト領域と前記第1分離領域との間に配置してあることを特徴とする請求項1に記載の集積型薄膜太陽電池。
  3. 前記積層体分離領域は、前記第1分離領域に重畳配置してあることを特徴とする請求項1に記載の集積型薄膜太陽電池。
  4. 前記積層体分離領域は、前記コンタクト領域に重畳配置してあることを特徴とする請求項1に記載の集積型薄膜太陽電池。
  5. 前記積層体分離領域は、前記第1分離領域を間にして前記コンタクト領域と反対側に配置してあることを特徴とする請求項1に記載の集積型薄膜太陽電池。
  6. 前記太陽電池セル領域で前記コンタクト領域を有しない前記第1電極に対応して追加の積層体分離領域を備えることを特徴とする請求項2ないし請求項5のいずれか一つに記載の集積型薄膜太陽電池。
  7. 前記積層体分離領域は、前記積層体を除去してある積層体除去領域と前記積層体を残置してある積層体残置領域とで構成する不連続なライン状としてあることを特徴とする請求項1ないし請求項6のいずれか一つに記載の集積型薄膜太陽電池。
  8. 前記ライン状の方向で、前記積層体除去領域の長さは、前記積層体残置領域の長さ以上であることを特徴とする請求項7に記載の集積型薄膜太陽電池。
  9. 絶縁性基板と、該絶縁性基板に積層され第1分離領域により分離してある第1電極と、該第1電極に順次積層された第1光電変換層および第2光電変換層を有する積層体と、前記第2光電変換層に積層された第2電極とを備え、前記積層体および第2電極を第2分離領域により分離して太陽電池セル領域を構成してある集積型薄膜太陽電池の製造方法において、
    前記第2光電変換層に前記第2電極を積層することにより前記第1電極および第2電極を縦続接続するコンタクト領域を前記太陽電池セル領域に形成する工程と、
    前記第2電極および積層体を不連続なライン状に除去することにより前記積層体と前記コンタクト領域とを分離する積層体分離領域を形成する工程と
    を備えることを特徴とする集積型薄膜太陽電池の製造方法。
  10. 前記積層体分離領域は、レーザスクライブビームおよび該レーザスクライブビームを遮断するマスクを用いて形成することを特徴とする請求項9に記載の集積型薄膜太陽電池の製造方法。
  11. 前記積層体分離領域は、レーザスクライブビームをパルス制御して形成することを特徴とする請求項9に記載の集積型薄膜太陽電池の製造方法。
  12. 前記積層体分離領域は、エッチングにより形成することを特徴とする請求項9に記載の集積型薄膜太陽電池の製造方法。
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