JP2007071244A - 電磁クラッチ - Google Patents
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Abstract
【課題】 回転駆動される磁性体から成るプーリーと、プーリーの一端に対峙して配設された磁性体から成るアーマチュアと、プーリーの他端に形成された円環溝内に且つ円環溝の壁面から隙間を隔てて配設された円環状のコイルケースと、コイルケース内に収容された円環状のコイルとを備え、塵埃の侵入が防止された電磁クラッチを提供する。
【解決手段】 回転駆動される磁性体から成るプーリーと、プーリーの一端に対峙して配設された磁性体から成るアーマチュアと、プーリーの他端に形成された円環溝内に且つ円環溝の壁面から隙間を隔てて配設された円環状のコイルケースと、コイルケース内に収容された円環状のコイルとを備え、コイルケースの外周側面とプーリーの円環溝の外周側面との間の隙間を塞ぐシール部材が配設されている。
【選択図】 図2
【解決手段】 回転駆動される磁性体から成るプーリーと、プーリーの一端に対峙して配設された磁性体から成るアーマチュアと、プーリーの他端に形成された円環溝内に且つ円環溝の壁面から隙間を隔てて配設された円環状のコイルケースと、コイルケース内に収容された円環状のコイルとを備え、コイルケースの外周側面とプーリーの円環溝の外周側面との間の隙間を塞ぐシール部材が配設されている。
【選択図】 図2
Description
本発明は、電磁クラッチに関するものである。
回転駆動される磁性体から成るプーリーと、プーリーの一端に対峙して配設された磁性体から成るアーマチュアと、プーリーの他端に形成された円環溝内に且つ円環溝の壁面から隙間を隔てて配設された円環状のコイルケースと、コイルケース内に収容された円環状のコイルとを備える電磁クラッチが、特許文献1等に開示されている。
特開平7−42765
従来の電磁クラッチには、プーリーの他端に形成された円環溝の壁面と、円環溝内に配設されたコイルケースとの間の隙間を通って電磁クラッチ内に塵埃が侵入し、電磁クラッチの機能、寿命を悪化させるという問題がある。
本発明は上記問題に鑑みてなされたものであり、回転駆動される磁性体から成るプーリーと、プーリーの一端に対峙して配設された磁性体から成るアーマチュアと、プーリーの他端に形成された円環溝内に且つ円環溝の壁面から隙間を隔てて配設された円環状のコイルケースと、コイルケース内に収容された円環状のコイルとを備える電磁クラッチであって、電磁クラッチ内への塵埃の侵入が防止された電磁クラッチを提供することを目的とする。
本発明は上記問題に鑑みてなされたものであり、回転駆動される磁性体から成るプーリーと、プーリーの一端に対峙して配設された磁性体から成るアーマチュアと、プーリーの他端に形成された円環溝内に且つ円環溝の壁面から隙間を隔てて配設された円環状のコイルケースと、コイルケース内に収容された円環状のコイルとを備える電磁クラッチであって、電磁クラッチ内への塵埃の侵入が防止された電磁クラッチを提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明においては、回転駆動される磁性体から成るプーリーと、プーリーの一端に対峙して配設された磁性体から成るアーマチュアと、プーリーの他端に形成された円環溝内に且つ円環溝の壁面から隙間を隔てて配設された円環状のコイルケースと、コイルケース内に収容された円環状のコイルとを備え、コイルケースの外周側面とプーリーの円環溝の外周側面との間の隙間を塞ぐシール部材が配設されていることを特徴とする電磁クラッチを提供する。
また本発明においては、回転駆動される磁性体から成るプーリーと、プーリーの一端に対峙して配設された磁性体から成るアーマチュアと、プーリーの他端に形成された円環溝内に且つ円環溝の壁面から隙間を隔てて配設された円環状のコイルケースと、コイルケース内に収容された円環状のコイルとを備え、コイルケースの外周側面とプーリーの円環溝の外周側面との間の隙間の開口端部を塞ぐシール部材が配設されていることを特徴とする電磁クラッチを提供する。
コイルケースの外周側面とプーリーの円環溝の外周側面との間の隙間の開口端部は外部環境に暴露されるのに対し、コイルケースの内周側面とプーリーの円環溝の内周側面との間の隙間の開口端部は、コイルケースを被回転機器のハウジングに固定するための円環板に対峙するので、外部環境に暴露されず、電磁クラッチの内部空間に暴露される。したがって、コイルケースの外周側面とプーリーの円環溝の外周側面との間の隙間、或いはコイルケースの外周側面とプーリーの円環溝の外周側面との間の隙間の開口端部を、シール部材を用いて塞ぐことにより、電磁クラッチ内への塵埃の侵入を防止することができる。
また本発明においては、回転駆動される磁性体から成るプーリーと、プーリーの一端に対峙して配設された磁性体から成るアーマチュアと、プーリーの他端に形成された円環溝内に且つ円環溝の壁面から隙間を隔てて配設された円環状のコイルケースと、コイルケース内に収容された円環状のコイルとを備え、コイルケースの外周側面とプーリーの円環溝の外周側面との間の隙間の開口端部を塞ぐシール部材が配設されていることを特徴とする電磁クラッチを提供する。
コイルケースの外周側面とプーリーの円環溝の外周側面との間の隙間の開口端部は外部環境に暴露されるのに対し、コイルケースの内周側面とプーリーの円環溝の内周側面との間の隙間の開口端部は、コイルケースを被回転機器のハウジングに固定するための円環板に対峙するので、外部環境に暴露されず、電磁クラッチの内部空間に暴露される。したがって、コイルケースの外周側面とプーリーの円環溝の外周側面との間の隙間、或いはコイルケースの外周側面とプーリーの円環溝の外周側面との間の隙間の開口端部を、シール部材を用いて塞ぐことにより、電磁クラッチ内への塵埃の侵入を防止することができる。
本発明により、回転駆動される磁性体から成るプーリーと、プーリーの一端に対峙して配設された磁性体から成るアーマチュアと、プーリーの他端に形成された円環溝内に且つ円環溝の壁面から隙間を隔てて配設された円環状のコイルケースと、コイルケース内に収容された円環状のコイルとを備える電磁クラッチであって、電磁クラッチ内への塵埃の侵入が防止された電磁クラッチが提供される。
車両用開放型圧縮機に使用された本発明の実施例に係る電磁クラッチを説明する。
図1に示すように、車両空調装置用揺動式圧縮機1は、主軸2と、主軸2に固定されたローター3と、主軸2に対して傾斜して配設され相対回転可能にローター3に係合する揺動板4と、揺動板4の回転を阻止するギア噛合式の回転阻止機構と、揺動板4に係合するピストン5と、ピストン5が往復摺動可能に挿入されたシリンダボア6aを有すると共に主軸2とローター3と揺動板4とを収容するクランク室7を形成するシリンダブロック6と、シリンダブロック6の一端に固定されたフロントハウジング8と、吸入穴と吐出穴とが形成された弁板9を介してシリンダブロック6の他端に固定され吸入室10aと吐出室10bとを形成するシリンダヘッド10と、弁板9に装着された図示しない吸入弁と吐出弁とを備えている。フロントハウジング8とシリンダブロック6とシリンダヘッド10とは、主軸2、ローター3、揺動板4、ピストン5等により構成される圧縮機構を収容するハウジングを、協働して形成している。
主軸2はフロントハウジング8のボス部8aを貫通してハウジング外へ延びている。ボス部8aの主軸貫通部に、軸封装置11が配設されている。
主軸2はフロントハウジング8のボス部8aを貫通してハウジング外へ延びている。ボス部8aの主軸貫通部に、軸封装置11が配設されている。
ボス部8aに電磁クラッチ12が取り付けられている。電磁クラッチ12は、図示しないベルトを介して図示しない車両エンジンにより回転駆動されると共にボス部8aに固定されたベアリング13により回転可能に支持された環状のプーリー12aと、プーリー12aの一端12bに対峙して配設された磁性体から成るアーマチュア12cと、アーマチュア12cと主軸2の端部とを連結する連結部材12dとを備えている。プーリー12aの他端に形成された円環溝12e内に且つ円環溝12eの壁面から隙間Sを隔てて円環状のコイルケース12fが配設され、コイルケース12f内に円環状のコイル12gが配設されている。コイルケース12fは、円環板12hを用いて、ボス部8aの基部に固定されている。前記一端12bの円環溝12eの底壁を形成する部位に、磁気回路形成用のスリット12iが形成されている。浅い有底筒状のダストカバー14が、アーマチュア12cに対峙して配設され、プーリー12aの一端12bに当接固定されている。
図2に示すように、コイルケース12fの外周側面とプーリーの円環溝12eの外周側面との間の隙間Sを塞ぐ円環状のシール部材15が配設されている。シール部材15は、コイルケース12fの外周側面に形成された周溝に嵌合固定されている。
車両空調装置用揺動式圧縮機1においては、図示しない車両エンジンから電磁クラッチ12を介して主軸2へ回転動力が伝達され、主軸2が回転する。主軸2の回転に伴ってローター3が回転し、揺動板4が揺動し、ピストン5が往復動する。空調装置の蒸発器から吸入室10aへ戻った冷媒ガスが、弁板9の吸入穴と吸入弁と介してシリンダボア6aへ吸入され、シリンダボア6a内で圧縮され、弁板9の吐出穴と吐出弁とを介して吐出室10bへ吐出され、吐出室10bから空調装置の凝縮器へ送出される。
電磁クラッチ12においては、コイルケース12fの外周側面とプーリーの円環溝12eの外周側面との間の隙間Sの開口端部は外部環境に暴露されるのに対し、コイルケース12fの内周側面とプーリーの円環溝12eの内周側面との間の隙間Sの開口端部は、コイルケース12fを車両空調装置用揺動式圧縮機1のフロントハウジング8に固定するための円環板12hに対峙するので、外部環境に暴露されず、電磁クラッチ12の内部空間に暴露される。したがって、コイルケース12fの外周側面とプーリーの円環溝12eの外周側面との間の隙間Sを、シール部材15を用いて塞ぐことにより、図2に太線矢印で示すように、電磁クラッチ12内への塵埃の侵入を防止することができる。
コイルケース12fの外周側面とプーリーの円環溝12eの外周側面との間の隙間Sを、シール部材15を用いて塞ぐのに代えて、図3に示すように、コイルケース12fの外周側面とプーリーの円環溝12eの外周側面との間の隙間Sの開口端部を、円環状のシール部材16を用いて塞いでも良い。図3に太線矢印で示すように、電磁クラッチ12内への塵埃の侵入を防止することができる。
シール部材16は、コイルケース12fに固定しても良く、或いはプーリー12aの他端に固定しても良い。
シール部材16は、コイルケース12fに固定しても良く、或いはプーリー12aの他端に固定しても良い。
本発明は、電磁クラッチに広く利用可能である。
1 揺動板式圧縮機
2 主軸
4 揺動板
5 ピストン
11 軸封装置
12 電磁クラッチ
12a プーリー
12e 環状溝
12f コイルケース
15、16 シール部材
S 隙間
2 主軸
4 揺動板
5 ピストン
11 軸封装置
12 電磁クラッチ
12a プーリー
12e 環状溝
12f コイルケース
15、16 シール部材
S 隙間
Claims (2)
- 回転駆動される磁性体から成るプーリーと、プーリーの一端に対峙して配設された磁性体から成るアーマチュアと、プーリーの他端に形成された円環溝内に且つ円環溝の壁面から隙間を隔てて配設された円環状のコイルケースと、コイルケース内に収容された円環状のコイルとを備え、コイルケースの外周側面とプーリーの円環溝の外周側面との間の隙間を塞ぐシール部材が配設されていることを特徴とする電磁クラッチ。
- 回転駆動される磁性体から成るプーリーと、プーリーの一端に対峙して配設された磁性体から成るアーマチュアと、プーリーの他端に形成された円環溝内に且つ円環溝の壁面から隙間を隔てて配設された円環状のコイルケースと、コイルケース内に収容された円環状のコイルとを備え、コイルケースの外周側面とプーリーの円環溝の外周側面との間の隙間の開口端部を塞ぐシール部材が配設されていることを特徴とする電磁クラッチ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005256157A JP2007071244A (ja) | 2005-09-05 | 2005-09-05 | 電磁クラッチ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2005256157A JP2007071244A (ja) | 2005-09-05 | 2005-09-05 | 電磁クラッチ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2007071244A true JP2007071244A (ja) | 2007-03-22 |
Family
ID=37932885
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2005256157A Pending JP2007071244A (ja) | 2005-09-05 | 2005-09-05 | 電磁クラッチ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2007071244A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN105782277A (zh) * | 2014-12-23 | 2016-07-20 | 华域三电汽车空调有限公司 | 电磁离合器 |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS52129863A (en) * | 1976-04-20 | 1977-10-31 | Ricoh Co Ltd | Cassette recorder gear of gear driven type |
-
2005
- 2005-09-05 JP JP2005256157A patent/JP2007071244A/ja active Pending
Patent Citations (1)
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JPS52129863A (en) * | 1976-04-20 | 1977-10-31 | Ricoh Co Ltd | Cassette recorder gear of gear driven type |
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CN105782277A (zh) * | 2014-12-23 | 2016-07-20 | 华域三电汽车空调有限公司 | 电磁离合器 |
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