JP2001073974A - スクロール型圧縮機 - Google Patents

スクロール型圧縮機

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JP2001073974A
JP2001073974A JP25082099A JP25082099A JP2001073974A JP 2001073974 A JP2001073974 A JP 2001073974A JP 25082099 A JP25082099 A JP 25082099A JP 25082099 A JP25082099 A JP 25082099A JP 2001073974 A JP2001073974 A JP 2001073974A
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JP25082099A
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Hitoshi Yamada
山田  均
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Sanden Corp
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 ベアリングや軸シールの潤滑が十分に行われ
るスクロール型圧縮機を提供する。 【解決手段】 ハウジング10内に配設された固定スク
ロール16と可動スクロール21との、圧縮空間を形成
すべき両うず巻き体16b,21bに対峙する位置に、
ハウジング10に吸入ポート19が形成されたスクロー
ル型圧縮機において、可動スクロールの端板21aに
は、うず巻き体21bの始端近傍に第1の貫通孔19が
形成され、うず巻き体の終端近傍に第2の貫通孔30が
形成され、可動スクロールの端板の他方の面に、前記第
2の貫通孔の開口部の周囲に凹部31が形成され、クラ
ンク室と第2の貫通孔とが前記凹部を介して常時連通し
て構成した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、スクロール型圧縮
機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】ハウジングと、ベアリングを介して回転
自在にハウジングに支承された駆動軸と、中心部に吐出
孔が形成された端板と端板の一方の面に形成されたうず
巻き体とを有しハウジング内に配設された固定スクロー
ルと、端板と端板の一方の面に形成され固定スクロール
のうず巻き体に対して角度をずらしてかみ合い固定スク
ロールのうず巻き体との間にポケットを形成するうず巻
き体とを有しハウジング内に配設された可動スクロール
とを備え、可動スクロールの端板とハウジングとにより
クランク室が形成され、クラン室内に駆動軸の回転によ
って可動スクロールを公転させるクランク機構と、可動
スクロールの自転を阻止する自転防止機構とが配設さ
れ、可動スクロールの端板の他方の面の周縁部がハウジ
ングに摺接して可動スクロールがハウジングにより駆動
軸の延在方向に支持され、ハウジングのうず巻き体に対
峙する部位に吸入ポートが形成されたスクロール型圧縮
機が知られている。上記スクロール型圧縮機において
は、冷媒ガスは吸入ポートを通ってうず巻き体の径方向
外方へ吸引され、直ちにポケットに取り込まれるので、
圧力損失が少なく高い圧縮性能が得られる。上記スクロ
ール型圧縮機においては、うず巻き体の径方向外方へ吸
引された冷媒ガスの一部が、可動スクロールの公転運動
に伴って可動スクロールとハウジングとの間に間欠的に
形成される冷媒通路を通ってクランク室へ流れ、冷媒ガ
スに含まれる潤滑オイルのミストにより、ベアリングや
軸シールが潤滑される。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ハウジングのうず巻き
体に対峙する部位に吸入ポートが形成された従来のスク
ロール型圧縮機には、可動スクロールの公転運動に伴っ
て可動スクロールとハウジングとの間に間欠的に形成さ
れる冷媒通路だけでは十分な量の冷媒ガスがクランク室
へ流れないので、ベアリングや軸シールの潤滑が十分に
行われないという問題があった。本発明は上記問題に鑑
みてなされたものであり、ハウジングと、ベアリングを
介して回転自在にハウジングに支承された駆動軸と、中
心部に吐出孔が形成された端板と端板の一方の面に形成
されたうず巻き体とを有しハウジング内に配設された固
定スクロールと、端板と端板の一方の面に形成され固定
スクロールのうず巻き体に対して角度をずらしてかみ合
い固定スクロールのうず巻き体との間にポケットを形成
するうず巻き体とを有しハウジング内に配設された可動
スクロールとを備え、可動スクロールの端板とハウジン
グとによりクランク室が形成され、クラン室内に駆動軸
の回転によって可動スクロールを公転させるクランク機
構と、可動スクロールの自転を阻止する自転防止機構と
が配設され、可動スクロールの端板の他方の面の周縁部
がハウジングに摺接して可動スクロールがハウジングに
より駆動軸の延在方向に支持され、ハウジングのうず巻
き体に対峙する部位に吸入ポートが形成されたスクロー
ル型圧縮機であって、ベアリングや軸シールの潤滑が十
分に行われるスクロール型圧縮機を提供することを目的
とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明においては、ハウジングと、ベアリングを介
して回転自在にハウジングに支承された駆動軸と、中心
部に吐出孔が形成された端板と端板の一方の面に形成さ
れたうず巻き体とを有しハウジング内に配設された固定
スクロールと、端板と端板の一方の面に形成され固定ス
クロールのうず巻き体に対して角度をずらしてかみ合い
固定スクロールのうず巻き体との間にポケットを形成す
るうず巻き体とを有しハウジング内に配設された可動ス
クロールとを備え、可動スクロールの端板とハウジング
とによりクランク室が形成され、クラン室内に駆動軸の
回転によって可動スクロールを公転させるクランク機構
と、可動スクロールの自転を阻止する自転防止機構とが
配設され、可動スクロールの端板の他方の面の周縁部が
ハウジングに摺接して可動スクロールがハウジングによ
り駆動軸の延在方向に支持され、ハウジングのうず巻き
体に対峙する部位に吸入ポートが形成され、可動スクロ
ールの端板には、うず巻き体の始端近傍に第1の貫通孔
が形成され、うず巻き体の終端近傍に第2の貫通孔が形
成され、可動スクロールの端板の他方の面に、前記第2
の貫通孔の開口部の周囲に凹部が形成され、クランク室
と可動スクロールの端板に形成された第2の貫通孔とが
当該凹部を介して常時連通していることを特徴とするス
クロール型圧縮機を提供する。本発明に係るスクロール
型圧縮機においては、可動スクロールのうず巻き体の始
端近傍に形成される終期圧縮工程にあるポケット内の高
圧冷媒ガスが、可動スクロールの端板に形成された第1
の貫通孔を通ってクランク室へ流入し、可動スクロール
の端板に形成された第2の貫通孔を通って、可動スクロ
ールのうず巻き体の終端近傍に形成される初期圧縮工程
にあるポケット内へ還流する。クランク室と第2の貫通
孔とは、可動スクロールの端板の他方の面に形成された
凹部を介して常時連通しているので、クランク室内の冷
媒ガスは、支障無く第2の貫通孔を通ることができる。
この結果、クランク室内に冷媒ガスの流れが形成され、
クランク室内のベアリングや軸シールの潤滑が十分に行
われる。
【0005】本発明においては、ハウジングと、ベアリ
ングを介して回転自在にハウジングに支承された駆動軸
と、中心部に吐出孔が形成された端板と端板の一方の面
に形成されたうず巻き体とを有しハウジング内に配設さ
れた固定スクロールと、端板と端板の一方の面に形成さ
れ固定スクロールのうず巻き体に対して角度をずらして
かみ合い固定スクロールのうず巻き体との間にポケット
を形成するうず巻き体とを有しハウジング内に配設され
た可動スクロールとを備え、可動スクロールの端板とハ
ウジングとによりクランク室が形成され、クラン室内に
駆動軸の回転によって可動スクロールを公転させるクラ
ンク機構と、可動スクロールの自転を阻止する自転防止
機構とが配設され、可動スクロールの端板の他方の面の
周縁部がハウジングに摺接して可動スクロールがハウジ
ングにより駆動軸の延在方向に支持され、ハウジングの
うず巻き体に対峙する部位に吸入ポートが形成され、可
動スクロールの端板には、うず巻き体の始端近傍に第1
の貫通孔が形成され、うず巻き体の中間部近傍に第2の
貫通孔が形成されていることを特徴とするスクロール型
圧縮機を提供する。本発明に係るスクロール型圧縮機に
おいては、可動スクロールのうず巻き体の始端近傍に形
成される終期圧縮工程にあるポケット内の高圧冷媒ガス
が、可動スクロールの端板に形成された第1の貫通孔を
通ってクランク室へ流入し、可動スクロールの端板に形
成された第2の貫通孔を通って、可動スクロールのうず
巻き体の中間部近傍に形成される中期圧縮工程にあるポ
ケット内へ還流する。この結果、クランク室内に冷媒ガ
スの流れが形成され、クランク室内のベアリングや軸シ
ールの潤滑が十分に行われる。
【0006】本発明の好ましい態様においては、第1の
貫通孔に、オリフィスが圧入されている。第1の貫通孔
からは、高圧の冷媒ガスが吐出するので、孔径を微小に
して冷媒ガスの吐出量が過大にならないようにするのが
望ましい。この場合、切削加工で微小径の貫通孔を形成
するのは難しいので、切削可能な径の貫通孔を形成し、
オリフィスを圧入するのが望ましい。
【0007】
【発明の実施の形態】本発明の実施例を説明する。図1
において、10はスクロール型圧縮機のハウジングであ
る。ハウジング10は、皿状のリアケーシング10a1
と、リアケーシング10a1 に固定された円筒状のセン
ターケーシング10a2 とを有するリアハウジング10
aと、大径円筒部10b1 と小径円筒部10b2 とを有
しリアハウジング10aに固定されたフロントハウジン
グ10bとを備えている。リアハウジング10aとフロ
ントハウジング10bとは同心状に配設されている。ハ
ウジング10の中心軸線X上に配設されたシャフト11
が、フロントハウジングの小径円筒部10b2 を通っ
て、ハウジング10内に延びている。シャフト11は、
フロントハウジングの小径円筒部10b2 に包囲された
小径部11aと、フロントハウジングの大径円筒部10
1 に包囲された大径部11bとを備えている。大径部
11bの端面には、軸線Xに平行に延びるクランクピン
12が、軸心から偏心して固定されている。シャフト1
1の大径部11bは、ボールベアリング13を介してフ
ロントハウジングの大径円筒部10b1 により回転自在
に支承されている。シャフト11の小径部11aを包囲
してリップシール14が配設されている。
【0008】フロントハウジングの小径円筒部10b2
を包囲して電磁クラッチ15が配設されている。電磁ク
ラッチ15は、フロントハウジングの小径円筒部10b
2 に回転自在に外嵌すると共に、図示しないVベルトを
介して図示しない外部駆動源に接続されたプーリ15a
と、フロントハウジング10bに固定された電磁石15
bと、シャフト11の小径部11aの端部にセレーショ
ン結合されたクラッチアーマチュア15cとを備えてい
る。電磁クラッチ15を介して、図示しない外部駆動源
によりシャフト11が回転駆動される。
【0009】リアハウジング10a内には、固定スクロ
ール16が配設されている。固定スクロール16は、セ
ンターケーシング10a2 と一体形成された円板状の端
板16aと、端板16aの一方の側面に形成されたうず
巻き体16bとを備えている。端板16aの中心部には
吐出穴16a1 が形成されている。固定スクロールの端
板16aにより、リアハウジング10aの内部空間は吸
入室17と吐出室18とに仕切られている。センターケ
ーシング10a2 の側壁に、うず巻き体16bに対峙し
て吸入ポート19が形成されている。吸入ポート19は
吸入室17に連通している。センターケーシング10a
2 の側壁に吐出ポート20が形成されている。吐出ポー
ト20は吐出室18に連通している。
【0010】リアハウジング10a内に、固定スクロー
ル16に隣接して可動スクロール21が配設されてい
る。可動スクロール21は、円板状の端板21aと、端
板21aの一方の側面に形成されたうず巻き体21b
と、端板21aの他方の側面に形成された環状のボス2
1cとを備えている。端板21aの他方の側面の周縁部
が、スラスト受けリング22を介して、フロントハウジ
ング10bに摺接し、フロントハウジング10bによ
り、軸線X方向に支持されている。可動スクロール21
のうず巻き体21bと、固定スクロール16のうず巻き
体16bとは、図2に示すように、180°の角度のず
れをもってかみ合っている。
【0011】互いにかみ合う可動スクロールのうず巻き
体21bと固定スクロールのうず巻き体16bとの間に
複数の空間、すなわちポケット23が形成されている。
ポケット23は、後述するように可動スクロール21が
固定スクロール16に対して公転するのに伴って、うず
巻きの終端部からうず巻きの始端部へ向かって移動し、
当該移動に伴って体積が減少し、ポケット内の冷媒ガス
が圧縮される。
【0012】図1に示すように、ボス21cには、厚肉
円板状のブッシュ24が、ニードルベアリング25を介
して回転自在に内嵌している。ブッシュ24には、軸線
Xに平行に延びる貫通穴26が形成されている。貫通穴
26は、シヤフト11の大径部11bに固定されたクラ
ンクピン12を収容している。クランクピン12とブッ
シュ24とニードルベアリング25とボス21cとによ
り構成されるクランク機構により、シャフト11が回転
すると可動スクロール21は軸線Xの回りに公転する。
【0013】フロントハウジング10bと可動スクロー
ル21との間には、可動スクロール自転防止用のカップ
リング機構27が配設されている。
【0014】クランク機構、可動スクロール自転防止用
のカップリング機構27、ボールベアリング13、リッ
プシール14等は、可動スクロールの端板21aとフロ
ントハウジング10bとにより形成されるクランク室2
8内に配設されている。
【0015】可動スクロール21の端板21aには、う
ず巻き体21bの始端近傍に第1貫通孔29が形成され
ており、うず巻き体21bの終端近傍に第2貫通孔30
が形成されている。端板21aの他方の側面に、第2貫
通孔30の開口部の周囲に凹部31が形成されている。
クランク室28と第2貫通孔30とは、可動スクロール
21の公転運動中、凹部31を介して常時連通してい
る。
【0016】上記構成を有する本実施例に係るスクロー
ル型圧縮機の作動を説明する。図示しない外部駆動源に
より、電磁クラッチ15を介して、シャフト11が回転
駆動される。シャフト11の回転により、クランクピン
12に支承された可動スクロール21が軸線Xの回りに
公転する。公転に伴う可動スクロール21の自転は、カ
ップリング機構27により阻止される。図2、3に示す
ように、可動スクロール21の公転に伴って、互いにか
み合う可動スクロールのうず巻き体21bと固定スクロ
ールのうず巻き体16bとの間に形成されたポケット2
3が、うず巻きの終端部から、うず巻きの始端部へ向か
って移動する。吸入ポート19を通って吸入室17へ流
入した冷媒ガスが、うず巻き体21bの終端部の径方向
内側で形成されつつあるポケット23と、うず巻き体2
1bの終端から中心角で180度始端側ヘ隔たった部位
の径方向外側で形成されつつあるポケット23内へ流入
する。ポケット23がうず巻きの終端部から始端部へ向
かって移動すると共に、ポケット23の体積が減少し、
ポケット23内の冷媒ガスは圧縮される。圧縮された冷
媒ガスは、固定スクロールの端板16aに形成された吐
出穴16a1 を通って、吐出室18ヘ流出する。吐出室
18ヘ流入した冷媒ガスは、吐出ポート20を通って、
外部冷媒回路へ流出する。冷媒ガスは吸入ポート19を
通ってうず巻き体16b、21bの径方向外方の吸入室
17へ吸引され、直ちにポケット23に取り込まれるの
で、圧力損失が少なく高い圧縮性能が得られる。
【0017】図2、3から分かるように、可動スクロー
ルのうず巻き体21bの始端近傍に形成される終期圧縮
工程にあるポケット23内の高圧冷媒ガスが、可動スク
ロールの端板21aに形成された第1の貫通孔29を通
ってクランク室28へ流入し、可動スクロールの端板2
1aに形成された第2の貫通孔30を通って、吸入室1
7や、可動スクロールのうず巻き体21bの終端近傍に
形成される初期圧縮工程にあるポケット23内へ還流す
る。クランク室28と第2の貫通孔30とは、可動スク
ロール21の公転運動中、可動スクロールの端板21a
の他方の側面に形成された凹部31を介して常時連通し
ているので、クランク室28内の冷媒ガスは、支障無く
第2の貫通孔30を通ることができる。この結果、クラ
ンク室28内に冷媒ガスの流れが形成され、クランク室
28内のボールベアリング13、リップシール14、ニ
ードルベアリング25等の潤滑が十分に行われる。
【0018】以上本発明の実施例を説明したが、本発明
は上記実施例に限定されない。第1実施例において、図
4、5に示すように、可動スクロールのうず巻き体21
bの中間部近傍に、第2貫通孔30を形成しても良い。
この場合には、クランク室28と第2貫通孔30とは、
可動スクロール21の公転運動中、常時連通するので、
凹部31を形成する必要は無い。第1の貫通孔29から
は、高圧の冷媒ガスがクランク室28へ吐出するので、
孔径を微小にして冷媒ガスの吐出量が過大にならないよ
うにするのが望ましい。この場合、切削加工で微小径の
貫通孔を形成するのは難しいので、切削可能な径の貫通
孔29を形成し、図6に示すように、貫通孔29にオリ
フィス32を圧入するのが望ましい。
【0019】
【発明の効果】以上説明したごとく、本発明に係るスク
ロール型圧縮機においては、可動スクロールのうず巻き
体の始端近傍に形成される終期圧縮工程にあるポケット
内の高圧冷媒ガスが、可動スクロールの端板に形成され
た第1の貫通孔を通ってクランク室へ流入し、可動スク
ロールの端板に形成された第2の貫通孔を通って、可動
スクロールのうず巻き体の終端近傍に形成される初期圧
縮工程にあるポケット内へ還流する。クランク室と第2
の貫通孔とは可動スクロールの端板の他方の面に形成さ
れた凹部を介して常時連通しているので、クランク室内
の冷媒ガスは、支障無く第2の貫通孔を通ることができ
る。この結果、クランク室内に冷媒ガスの流れが形成さ
れ、クランク室内のベアリングや軸シールの潤滑が十分
に行われる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例に係るスクロール型圧縮機
の側断面図である。
【図2】可動スクロールの公転角度が0°と180°の
時の、図1のa−a矢視図である。
【図3】可動スクロールの公転角度が450°と630
°の時の、図1のa−a矢視図である。
【図4】本発明の第2実施例に係るスクロール型圧縮機
の、図2に相当する図である。
【図5】本発明の第2実施例に係るスクロール型圧縮機
の、図3に相当する図である。
【図6】本発明の他の実施例に係るスクロール型圧縮機
の、部分側断面図である。
【符号の説明】
10 ハウジング 10a リアハウジング 10b フロントハウジング 11 シャフト 12 クランクピン 13 ベアリング 14 リップシール 16 固定スクロール 16a 端板 16b うず巻き体 17 吸入室 18 吐出室 19 吸入ポート 20 吐出ポート 21 可動スクロール 21a 端板 21b うず巻き体 28 クランク室 29 第1の貫通孔 30 第2の貫通孔 31 凹部 X 中心軸線

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ハウジングと、ベアリングを介して回転
    自在にハウジングに支承された駆動軸と、中心部に吐出
    孔が形成された端板と端板の一方の面に形成されたうず
    巻き体とを有しハウジング内に配設された固定スクロー
    ルと、端板と端板の一方の面に形成され固定スクロール
    のうず巻き体に対して角度をずらしてかみ合い固定スク
    ロールのうず巻き体との間にポケットを形成するうず巻
    き体とを有しハウジング内に配設された可動スクロール
    とを備え、可動スクロールの端板とハウジングとにより
    クランク室が形成され、クラン室内に駆動軸の回転によ
    って可動スクロールを公転させるクランク機構と、可動
    スクロールの自転を阻止する自転防止機構とが配設さ
    れ、可動スクロールの端板の他方の面の周縁部がハウジ
    ングに摺接して可動スクロールがハウジングにより駆動
    軸の延在方向に支持され、ハウジングのうず巻き体に対
    峙する部位に吸入ポートが形成され、可動スクロールの
    端板には、うず巻き体の始端近傍に第1の貫通孔が形成
    され、うず巻き体の終端近傍に第2の貫通孔が形成さ
    れ、可動スクロールの端板の他方の面に、前記第2の貫
    通孔の開口部の周囲に凹部が形成され、クランク室と可
    動スクロールの端板に形成された第2の貫通孔とが前記
    凹部を介して常時連通していることを特徴とするスクロ
    ール型圧縮機。
  2. 【請求項2】 ハウジングと、ベアリングを介して回転
    自在にハウジングに支承された駆動軸と、中心部に吐出
    孔が形成された端板と端板の一方の面に形成されたうず
    巻き体とを有しハウジング内に配設された固定スクロー
    ルと、端板と端板の一方の面に形成され固定スクロール
    のうず巻き体に対して角度をずらしてかみ合い固定スク
    ロールのうず巻き体との間にポケットを形成するうず巻
    き体とを有しハウジング内に配設された可動スクロール
    とを備え、可動スクロールの端板とハウジングとにより
    クランク室が形成され、クラン室内に駆動軸の回転によ
    って可動スクロールを公転させるクランク機構と、可動
    スクロールの自転を阻止する自転防止機構とが配設さ
    れ、可動スクロールの端板の他方の面の周縁部がハウジ
    ングに摺接して可動スクロールがハウジングにより駆動
    軸の延在方向に支持され、ハウジングのうず巻き体に対
    峙する部位に吸入ポートが形成され、可動スクロールの
    端板には、うず巻き体の始端近傍に第1の貫通孔が形成
    され、うず巻き体の中間部近傍に第2の貫通孔が形成さ
    れていることを特徴とするスクロール型圧縮機。
  3. 【請求項3】 第1の貫通孔に、オリフィスが圧入され
    ていることを特徴とする請求項1又は2に記載のスクロ
    ール型圧縮機。
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Cited By (3)

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