JP2001012366A - スクロール型圧縮機 - Google Patents
スクロール型圧縮機Info
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- JP2001012366A JP2001012366A JP11184704A JP18470499A JP2001012366A JP 2001012366 A JP2001012366 A JP 2001012366A JP 11184704 A JP11184704 A JP 11184704A JP 18470499 A JP18470499 A JP 18470499A JP 2001012366 A JP2001012366 A JP 2001012366A
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- JP
- Japan
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- drive shaft
- scroll
- spiral
- bearing
- end plate
- Prior art date
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-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F04—POSITIVE - DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; PUMPS FOR LIQUIDS OR ELASTIC FLUIDS
- F04C—ROTARY-PISTON, OR OSCILLATING-PISTON, POSITIVE-DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; ROTARY-PISTON, OR OSCILLATING-PISTON, POSITIVE-DISPLACEMENT PUMPS
- F04C18/00—Rotary-piston pumps specially adapted for elastic fluids
- F04C18/02—Rotary-piston pumps specially adapted for elastic fluids of arcuate-engagement type, i.e. with circular translatory movement of co-operating members, each member having the same number of teeth or tooth-equivalents
- F04C18/0207—Rotary-piston pumps specially adapted for elastic fluids of arcuate-engagement type, i.e. with circular translatory movement of co-operating members, each member having the same number of teeth or tooth-equivalents both members having co-operating elements in spiral form
- F04C18/0215—Rotary-piston pumps specially adapted for elastic fluids of arcuate-engagement type, i.e. with circular translatory movement of co-operating members, each member having the same number of teeth or tooth-equivalents both members having co-operating elements in spiral form where only one member is moving
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F04—POSITIVE - DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; PUMPS FOR LIQUIDS OR ELASTIC FLUIDS
- F04C—ROTARY-PISTON, OR OSCILLATING-PISTON, POSITIVE-DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; ROTARY-PISTON, OR OSCILLATING-PISTON, POSITIVE-DISPLACEMENT PUMPS
- F04C29/00—Component parts, details or accessories of pumps or pumping installations, not provided for in groups F04C18/00 - F04C28/00
- F04C29/0042—Driving elements, brakes, couplings, transmissions specially adapted for pumps
- F04C29/005—Means for transmitting movement from the prime mover to driven parts of the pump, e.g. clutches, couplings, transmissions
- F04C29/0057—Means for transmitting movement from the prime mover to driven parts of the pump, e.g. clutches, couplings, transmissions for eccentric movement
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- General Engineering & Computer Science (AREA)
- Rotary Pumps (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 駆動軸のベアリング嵌合部が従来に比べて軽
量化されたスクロール型圧縮機を提供する。 【解決手段】 ハウジングと、ベアリングを介して回転
自在にハウジングに支承された駆動軸と、端板と端板の
一方の面に形成されたうず巻き体とを有しハウジング内
に配設固定された固定スクロールと、端板と端板の一方
の面に形成され固定スクロールのうず巻き体に対して角
度をずらしてかみ合い固定スクロールのうず巻き体との
間にポケットを形成するうず巻き体とを有しハウジング
内に配設された可動スクロールと、駆動軸の回転によっ
て可動スクロールを公転させるクランク機構と、可動ス
クロールの自転を阻止する自転防止機構とを備え、駆動
軸のベアリング嵌合部の外周の一部が、駆動軸の延在方
向に切り欠かれている。
量化されたスクロール型圧縮機を提供する。 【解決手段】 ハウジングと、ベアリングを介して回転
自在にハウジングに支承された駆動軸と、端板と端板の
一方の面に形成されたうず巻き体とを有しハウジング内
に配設固定された固定スクロールと、端板と端板の一方
の面に形成され固定スクロールのうず巻き体に対して角
度をずらしてかみ合い固定スクロールのうず巻き体との
間にポケットを形成するうず巻き体とを有しハウジング
内に配設された可動スクロールと、駆動軸の回転によっ
て可動スクロールを公転させるクランク機構と、可動ス
クロールの自転を阻止する自転防止機構とを備え、駆動
軸のベアリング嵌合部の外周の一部が、駆動軸の延在方
向に切り欠かれている。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、スクロール型圧縮
機に関するものである。
機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】ハウジングと、ベアリングを介して回転
自在にハウジングに支承された駆動軸と、端板と端板の
一方の面に形成されたうず巻き体とを有しハウジング内
に配設固定された固定スクロールと、端板と端板の一方
の面に形成され固定スクロールのうず巻き体に対して角
度をずらしてかみ合い固定スクロールのうず巻き体との
間にポケットを形成するうず巻き体とを有しハウジング
内に配設された可動スクロールと、駆動軸の回転によっ
て可動スクロールを公転させるクランク機構と、可動ス
クロールの自転を阻止する自転防止機構とを備えるスク
ロール型圧縮機が知られている。
自在にハウジングに支承された駆動軸と、端板と端板の
一方の面に形成されたうず巻き体とを有しハウジング内
に配設固定された固定スクロールと、端板と端板の一方
の面に形成され固定スクロールのうず巻き体に対して角
度をずらしてかみ合い固定スクロールのうず巻き体との
間にポケットを形成するうず巻き体とを有しハウジング
内に配設された可動スクロールと、駆動軸の回転によっ
て可動スクロールを公転させるクランク機構と、可動ス
クロールの自転を阻止する自転防止機構とを備えるスク
ロール型圧縮機が知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】スクロール型圧縮機の
駆動軸のベアリング嵌合部は、端面にクランク機構の一
部を構成するクランクピンが偏心して取り付けられるこ
とから大径に形成されており、重量が大きく、圧縮機の
重量増を招いていた。本発明は上記問題に鑑みてなされ
たものであり、駆動軸のベアリング嵌合部が従来に比べ
て軽量化されたスクロール型圧縮機を提供することを目
的とする。
駆動軸のベアリング嵌合部は、端面にクランク機構の一
部を構成するクランクピンが偏心して取り付けられるこ
とから大径に形成されており、重量が大きく、圧縮機の
重量増を招いていた。本発明は上記問題に鑑みてなされ
たものであり、駆動軸のベアリング嵌合部が従来に比べ
て軽量化されたスクロール型圧縮機を提供することを目
的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明においては、ハウジングと、ベアリングを介
して回転自在にハウジングに支承された駆動軸と、端板
と端板の一方の面に形成されたうず巻き体とを有しハウ
ジング内に配設固定された固定スクロールと、端板と端
板の一方の面に形成され固定スクロールのうず巻き体に
対して角度をずらしてかみ合い固定スクロールのうず巻
き体との間にポケットを形成するうず巻き体とを有しハ
ウジング内に配設された可動スクロールと、駆動軸の回
転によって可動スクロールを公転させるクランク機構
と、可動スクロールの自転を阻止する自転防止機構とを
備え、駆動軸のベアリング嵌合部の外周の一部が、駆動
軸の延在方向に切り欠かれていることを特徴とするスク
ロール型圧縮機を提供する。本発明に係るスクロール型
圧縮機においては、駆動軸のベアリング嵌合部の外周の
一部が、駆動軸の延在方向に切り欠かれることにより、
駆動軸のベアリング嵌合部が従来に比べて軽量化されて
いる。駆動軸のベアリング嵌合部の外周の一部は、切り
欠かれることなく残存しているので、ベアリングによる
駆動軸の支承に支障をきたさない。駆動軸のベアリング
嵌合部の外周の一部を、駆動軸の延在方向に切り欠くこ
とにより、ベアリングよりも前方への潤滑油の供給が増
え、ベアリングよりも前方に配設されたリップシールの
潤滑性が向上し、リップシールのシール性能が向上す
る。
に、本発明においては、ハウジングと、ベアリングを介
して回転自在にハウジングに支承された駆動軸と、端板
と端板の一方の面に形成されたうず巻き体とを有しハウ
ジング内に配設固定された固定スクロールと、端板と端
板の一方の面に形成され固定スクロールのうず巻き体に
対して角度をずらしてかみ合い固定スクロールのうず巻
き体との間にポケットを形成するうず巻き体とを有しハ
ウジング内に配設された可動スクロールと、駆動軸の回
転によって可動スクロールを公転させるクランク機構
と、可動スクロールの自転を阻止する自転防止機構とを
備え、駆動軸のベアリング嵌合部の外周の一部が、駆動
軸の延在方向に切り欠かれていることを特徴とするスク
ロール型圧縮機を提供する。本発明に係るスクロール型
圧縮機においては、駆動軸のベアリング嵌合部の外周の
一部が、駆動軸の延在方向に切り欠かれることにより、
駆動軸のベアリング嵌合部が従来に比べて軽量化されて
いる。駆動軸のベアリング嵌合部の外周の一部は、切り
欠かれることなく残存しているので、ベアリングによる
駆動軸の支承に支障をきたさない。駆動軸のベアリング
嵌合部の外周の一部を、駆動軸の延在方向に切り欠くこ
とにより、ベアリングよりも前方への潤滑油の供給が増
え、ベアリングよりも前方に配設されたリップシールの
潤滑性が向上し、リップシールのシール性能が向上す
る。
【0005】本発明においては、ハウジングと、ベアリ
ングを介して回転自在にハウジングに支承された駆動軸
と、端板と端板の一方の面に形成されたうず巻き体とを
有しハウジング内に配設固定された固定スクロールと、
端板と端板の一方の面に形成され固定スクロールのうず
巻き体に対して角度をずらしてかみ合い固定スクロール
のうず巻き体との間にポケットを形成するうず巻き体と
を有しハウジング内に配設された可動スクロールと、駆
動軸の回転によって可動スクロールを公転させるクラン
ク機構と、可動スクロールの自転を阻止する自転防止機
構とを備え、駆動軸のベアリング嵌合部に軽目孔が形成
されていることを特徴とするスクロール型圧縮機を提供
する。本発明に係るスクロール型圧縮機においては、駆
動軸のベアリング嵌合部に軽目孔が形成されることによ
り、駆動軸のベアリング嵌合部が従来に比べて軽量化さ
れている。
ングを介して回転自在にハウジングに支承された駆動軸
と、端板と端板の一方の面に形成されたうず巻き体とを
有しハウジング内に配設固定された固定スクロールと、
端板と端板の一方の面に形成され固定スクロールのうず
巻き体に対して角度をずらしてかみ合い固定スクロール
のうず巻き体との間にポケットを形成するうず巻き体と
を有しハウジング内に配設された可動スクロールと、駆
動軸の回転によって可動スクロールを公転させるクラン
ク機構と、可動スクロールの自転を阻止する自転防止機
構とを備え、駆動軸のベアリング嵌合部に軽目孔が形成
されていることを特徴とするスクロール型圧縮機を提供
する。本発明に係るスクロール型圧縮機においては、駆
動軸のベアリング嵌合部に軽目孔が形成されることによ
り、駆動軸のベアリング嵌合部が従来に比べて軽量化さ
れている。
【0006】本発明の好ましい態様においては、軽目孔
は、駆動軸の延在方向に延在する貫通孔である。軽目孔
を、駆動軸の延在方向に延在する貫通孔とすることによ
り、ベアリングよりも前方への潤滑油の供給が増え、ベ
アリングよりも前方に配設されたリップシールの潤滑性
が向上し、リップシールのシール性能が向上する。
は、駆動軸の延在方向に延在する貫通孔である。軽目孔
を、駆動軸の延在方向に延在する貫通孔とすることによ
り、ベアリングよりも前方への潤滑油の供給が増え、ベ
アリングよりも前方に配設されたリップシールの潤滑性
が向上し、リップシールのシール性能が向上する。
【0007】本発明の好ましい態様においては、駆動軸
のベアリング嵌合部の外周の一部が、周方向に切り欠か
れている。駆動軸のベアリング嵌合部の外周の一部を、
周方向に切り欠くことにより、駆動軸のベアリング嵌合
部の軽量化が更に促進される。
のベアリング嵌合部の外周の一部が、周方向に切り欠か
れている。駆動軸のベアリング嵌合部の外周の一部を、
周方向に切り欠くことにより、駆動軸のベアリング嵌合
部の軽量化が更に促進される。
【0008】本発明の好ましい態様においては、駆動軸
のベアリング嵌合部の重心が、駆動軸の回転中心からク
ランク機構と反対方向ヘ偏心している。駆動軸のベアリ
ング嵌合部の重心を、駆動軸の回転中心からクランク機
構と反対方向ヘ偏心させることにより、クランク機構に
より惹起される駆動軸回転中心回りの駆動系の重量のア
ンバランスが改善され、圧縮機の振動、騒音が低減す
る。
のベアリング嵌合部の重心が、駆動軸の回転中心からク
ランク機構と反対方向ヘ偏心している。駆動軸のベアリ
ング嵌合部の重心を、駆動軸の回転中心からクランク機
構と反対方向ヘ偏心させることにより、クランク機構に
より惹起される駆動軸回転中心回りの駆動系の重量のア
ンバランスが改善され、圧縮機の振動、騒音が低減す
る。
【0009】
【発明の実施の形態】本発明の第1実施例を説明する。
図1において、10はスクロール型圧縮機のハウジング
である。ハウジング10は、大径の有底円筒体から成る
リアハウジング10aと、大径円筒部10b1と小径円
筒部10b2 とを有しリアハウジング10aに固定され
たフロントハウジング10bとを備えている。リアハウ
ジング10aとフロントハウジング10bとは同心状に
配設されている。ハウジング10の中心軸線X上に配設
されたシャフト11が、フロントハウジングの小径円筒
部10b2 を通って、ハウジング10内に延びている。
シャフト11は、フロントハウジングの小径円筒部10
b2 に包囲された小径部11aと、フロントハウジング
の大径円筒部10b1 に包囲された大径部11bとを備
えている。大径部11bの端面には、軸線Xに平行に延
びるクランクピン12が、軸心から偏心して固定されて
いる。シャフト11は、大径部11bがボールベアリン
グ13を介してフロントハウジングの大径円筒部10b
1 により回転自在に支承され、小径部11aがボールベ
アリング14を介してフロントハウジングの小径円筒部
10b2 により回転自在に支承されている。図2に示す
ように、シャフト11のベアリング嵌合部である大径部
11bの円形外周上の3箇所において、当該円形外周の
一部が、大径部11bの全長に亘ってシャフト11の延
在方向に切り欠かれている。
図1において、10はスクロール型圧縮機のハウジング
である。ハウジング10は、大径の有底円筒体から成る
リアハウジング10aと、大径円筒部10b1と小径円
筒部10b2 とを有しリアハウジング10aに固定され
たフロントハウジング10bとを備えている。リアハウ
ジング10aとフロントハウジング10bとは同心状に
配設されている。ハウジング10の中心軸線X上に配設
されたシャフト11が、フロントハウジングの小径円筒
部10b2 を通って、ハウジング10内に延びている。
シャフト11は、フロントハウジングの小径円筒部10
b2 に包囲された小径部11aと、フロントハウジング
の大径円筒部10b1 に包囲された大径部11bとを備
えている。大径部11bの端面には、軸線Xに平行に延
びるクランクピン12が、軸心から偏心して固定されて
いる。シャフト11は、大径部11bがボールベアリン
グ13を介してフロントハウジングの大径円筒部10b
1 により回転自在に支承され、小径部11aがボールベ
アリング14を介してフロントハウジングの小径円筒部
10b2 により回転自在に支承されている。図2に示す
ように、シャフト11のベアリング嵌合部である大径部
11bの円形外周上の3箇所において、当該円形外周の
一部が、大径部11bの全長に亘ってシャフト11の延
在方向に切り欠かれている。
【0010】図1に示すように、フロントハウジングの
小径円筒部10b2 を包囲して電磁クラッチ15が配設
されている。電磁クラッチ15は、フロントハウジング
の小径円筒部10b2 に回転自在に外嵌すると共に、図
示しないVベルトを介して図示しない外部駆動源に接続
されたプーリ15aと、フロントハウジング10bに固
定された電磁石15bと、シャフト11の小径部11a
の端部にセレーション結合されたクラッチアーマチュア
15cとを備えている。電磁クラッチ15を介して、図
示しない外部駆動源によりシャフト11が回転駆動され
る。
小径円筒部10b2 を包囲して電磁クラッチ15が配設
されている。電磁クラッチ15は、フロントハウジング
の小径円筒部10b2 に回転自在に外嵌すると共に、図
示しないVベルトを介して図示しない外部駆動源に接続
されたプーリ15aと、フロントハウジング10bに固
定された電磁石15bと、シャフト11の小径部11a
の端部にセレーション結合されたクラッチアーマチュア
15cとを備えている。電磁クラッチ15を介して、図
示しない外部駆動源によりシャフト11が回転駆動され
る。
【0011】リアハウジング10a内には、固定スクロ
ール16が配設されている。固定スクロール16は、リ
アハウジング10aに嵌合する円板状の端板16aと、
端板16aの一方の側面に形成されたうず巻き体16b
と、端板16aの他方の側面に形成された脚16cとを
備えている。端板16aの中心部には吐出穴16a1 が
形成されている。固定スクロール16は、脚16cがリ
アハウジング10aの底部10a1 に当接した状態で、
ボルト17により、リアハウジング10aに固定されて
いる。固定スクロールの端板16aにより、リアハウジ
ング10aの内部空間は吸入室18と吐出室19とに仕
切られている。
ール16が配設されている。固定スクロール16は、リ
アハウジング10aに嵌合する円板状の端板16aと、
端板16aの一方の側面に形成されたうず巻き体16b
と、端板16aの他方の側面に形成された脚16cとを
備えている。端板16aの中心部には吐出穴16a1 が
形成されている。固定スクロール16は、脚16cがリ
アハウジング10aの底部10a1 に当接した状態で、
ボルト17により、リアハウジング10aに固定されて
いる。固定スクロールの端板16aにより、リアハウジ
ング10aの内部空間は吸入室18と吐出室19とに仕
切られている。
【0012】リアハウジング10a内には、固定スクロ
ール16に隣接して可動スクロール20が配設されてい
る。可動スクロール20は、円板状の端板20aと、端
板20aの一方の側面に形成されたうず巻き体20b
と、端板20aの他方の側面に形成された環状のボス2
0cとを備えている。可動スクロール20のうず巻き体
20bと、固定スクロール16のうず巻き体16bと
は、180°の角度のずれをもってかみ合っている。
ール16に隣接して可動スクロール20が配設されてい
る。可動スクロール20は、円板状の端板20aと、端
板20aの一方の側面に形成されたうず巻き体20b
と、端板20aの他方の側面に形成された環状のボス2
0cとを備えている。可動スクロール20のうず巻き体
20bと、固定スクロール16のうず巻き体16bと
は、180°の角度のずれをもってかみ合っている。
【0013】互いにかみ合う可動スクロールのうず巻き
体20bと固定スクロールのうず巻き体16bとの間に
一対の空間、すなわちポケットが形成されている。一対
のポケットは、後述するように可動スクロール20が固
定スクロール16に対して公転するのに伴って、うず巻
きの外縁部すなわち終端部から、うず巻きの中心部すな
わち始端部へ向かって移動する。ポケットがうず巻き終
端部からうず巻き中間部までの領域にある時はポケット
は開放されており、ポケットの体積はポケットの移動と
共に増大する。この結果、吸入室18からポケット内へ
流体が流入する。ポケットがうず巻き中間部からうず巻
き始端部までの領域にある時はポケットは閉鎖されてお
り、ポケットの体積はポケットの移動と共に減少する。
この結果、ポケット内の流体は圧縮される。
体20bと固定スクロールのうず巻き体16bとの間に
一対の空間、すなわちポケットが形成されている。一対
のポケットは、後述するように可動スクロール20が固
定スクロール16に対して公転するのに伴って、うず巻
きの外縁部すなわち終端部から、うず巻きの中心部すな
わち始端部へ向かって移動する。ポケットがうず巻き終
端部からうず巻き中間部までの領域にある時はポケット
は開放されており、ポケットの体積はポケットの移動と
共に増大する。この結果、吸入室18からポケット内へ
流体が流入する。ポケットがうず巻き中間部からうず巻
き始端部までの領域にある時はポケットは閉鎖されてお
り、ポケットの体積はポケットの移動と共に減少する。
この結果、ポケット内の流体は圧縮される。
【0014】ボス20cには、厚肉円板状のブッシュ2
1が、ニードルベアリング22を介して回転自在に内嵌
している。ブッシュ21には、軸線Xに平行に延びる貫
通穴23が形成されている。貫通穴23は、シヤフト1
1の大径部11bに固定されたクランクピン12を収容
している。クランクピン12とブッシュ21とニードル
ベアリング22とボス20cとにより構成されるクラン
ク機構により、シャフト11が回転すると可動スクロー
ル20は軸線Xの回りに公転する。
1が、ニードルベアリング22を介して回転自在に内嵌
している。ブッシュ21には、軸線Xに平行に延びる貫
通穴23が形成されている。貫通穴23は、シヤフト1
1の大径部11bに固定されたクランクピン12を収容
している。クランクピン12とブッシュ21とニードル
ベアリング22とボス20cとにより構成されるクラン
ク機構により、シャフト11が回転すると可動スクロー
ル20は軸線Xの回りに公転する。
【0015】フロントハウジング10bと可動スクロー
ル20との間には、可動スクロール自転防止用のボール
カップリング機構30が配設されている。シャヤフと1
1の小径部11aとフロントハウジングの小径円筒部1
0b2 との間に、リップシール31が配設されている。
ル20との間には、可動スクロール自転防止用のボール
カップリング機構30が配設されている。シャヤフと1
1の小径部11aとフロントハウジングの小径円筒部1
0b2 との間に、リップシール31が配設されている。
【0016】上記構成を有する本実施例に係るスクロー
ル型圧縮機の作動を説明する。図示しない外部駆動源に
より、電磁クラッチ15を介して、シャフト11が回転
駆動される。シャフト11の回転により、クランクピン
12に支承された可動スクロール20が軸線Xの回りに
公転する。公転に伴う可動スクロール20の自転は、ボ
ールカップリング機構30により阻止される。可動スク
ロール20の公転に伴って、互いにかみ合う可動スクロ
ールのうず巻き体20bと固定スクロールのうず巻き体
16bとの間に形成された一対のポケットが、うず巻き
の終端部から、うず巻きの始端部へ向かって移動する。
ポケットがうず巻き終端部からうず巻き中間部までの領
域にある時に、スクロール型圧縮機は吸入行程にあり、
開放されたポケットの体積がポケットの移動と共に増大
し、ポケット内の圧力が吸入室18内の圧力よりも低く
なる。この結果、外部流体回路からハウジング10に形
成された吸入ポート100を通って吸入室18へ流入し
た流体が、うず巻き体16bのうず巻き終端とうず巻き
体20bとの間の隙間を通って一方のポケット内へ流体
が流入し、うず巻き体20bのうず巻き終端とうず巻き
体16bとの間の隙間を通って他方のポケット内へ流体
が流入する。ポケットがうず巻き中間部からうず巻き始
端部までの領域にある時に、スクロール型圧縮機は圧縮
行程にあり、閉鎖されたポケットの体積がポケットの移
動と共に減少し、ポケット内の流体は圧縮される。圧縮
された流体は、固定スクロールに形成された吐出穴16
a1 を通って、吐出室19に流出する。吐出室19に流
入した圧縮流体は、ハウジング10に形成された吐出ポ
ート200を通って、外部流体回路へ流出する。吸入室
18内の流体が、ボールベアリング13のレース間隙間
と、ボールベアリング13の内レースと大径部11bと
の間に形成された潤滑油流路とを通ってボールベアリン
グ13よりも前方へ供給され、流体に含まれる潤滑油に
より、リップシール31が潤滑される。
ル型圧縮機の作動を説明する。図示しない外部駆動源に
より、電磁クラッチ15を介して、シャフト11が回転
駆動される。シャフト11の回転により、クランクピン
12に支承された可動スクロール20が軸線Xの回りに
公転する。公転に伴う可動スクロール20の自転は、ボ
ールカップリング機構30により阻止される。可動スク
ロール20の公転に伴って、互いにかみ合う可動スクロ
ールのうず巻き体20bと固定スクロールのうず巻き体
16bとの間に形成された一対のポケットが、うず巻き
の終端部から、うず巻きの始端部へ向かって移動する。
ポケットがうず巻き終端部からうず巻き中間部までの領
域にある時に、スクロール型圧縮機は吸入行程にあり、
開放されたポケットの体積がポケットの移動と共に増大
し、ポケット内の圧力が吸入室18内の圧力よりも低く
なる。この結果、外部流体回路からハウジング10に形
成された吸入ポート100を通って吸入室18へ流入し
た流体が、うず巻き体16bのうず巻き終端とうず巻き
体20bとの間の隙間を通って一方のポケット内へ流体
が流入し、うず巻き体20bのうず巻き終端とうず巻き
体16bとの間の隙間を通って他方のポケット内へ流体
が流入する。ポケットがうず巻き中間部からうず巻き始
端部までの領域にある時に、スクロール型圧縮機は圧縮
行程にあり、閉鎖されたポケットの体積がポケットの移
動と共に減少し、ポケット内の流体は圧縮される。圧縮
された流体は、固定スクロールに形成された吐出穴16
a1 を通って、吐出室19に流出する。吐出室19に流
入した圧縮流体は、ハウジング10に形成された吐出ポ
ート200を通って、外部流体回路へ流出する。吸入室
18内の流体が、ボールベアリング13のレース間隙間
と、ボールベアリング13の内レースと大径部11bと
の間に形成された潤滑油流路とを通ってボールベアリン
グ13よりも前方へ供給され、流体に含まれる潤滑油に
より、リップシール31が潤滑される。
【0017】本実施例に係るスクロール型圧縮機にあっ
ては、シャフト11の大径部11bの外周の一部が、シ
ャフト11の延在方向に切り欠かれており、図2で一点
鎖線で示す切欠の無い従来の大径部に比べて、大径部1
1bが軽量化されている。従って、本発明に係るスクロ
ール型圧縮機は従来のスクロール型圧縮機に比べて軽量
化されている。大径部11bの円形外周上の3箇所にお
いて、当該円形外周が切り欠かれることなく残存してい
るので、ボールベアリング13による支承に支障は生じ
ない。大径部11bの円形外周の一部が、大径部11b
の全長に亘って切り欠かれることにより、ボールベアリ
ング13の内レースと大径部11bとの間に潤滑油流路
が形成され、ボールベアリング13よりも前方への潤滑
油の供給が増え、リップシール31の潤滑性が向上し、
リップシール31のシール性能が向上する。
ては、シャフト11の大径部11bの外周の一部が、シ
ャフト11の延在方向に切り欠かれており、図2で一点
鎖線で示す切欠の無い従来の大径部に比べて、大径部1
1bが軽量化されている。従って、本発明に係るスクロ
ール型圧縮機は従来のスクロール型圧縮機に比べて軽量
化されている。大径部11bの円形外周上の3箇所にお
いて、当該円形外周が切り欠かれることなく残存してい
るので、ボールベアリング13による支承に支障は生じ
ない。大径部11bの円形外周の一部が、大径部11b
の全長に亘って切り欠かれることにより、ボールベアリ
ング13の内レースと大径部11bとの間に潤滑油流路
が形成され、ボールベアリング13よりも前方への潤滑
油の供給が増え、リップシール31の潤滑性が向上し、
リップシール31のシール性能が向上する。
【0018】本発明の第2実施例を説明する。図3に示
すように、本実施例に係るスクロール型圧縮機において
は、シャフト11の大径部11bの外周の一部を切り欠
く代わりに、大径部11bにシャフト11の延在方向に
延在する複数の軽目孔11cが形成されている。軽目孔
11cは大径部11bを貫通している。上記を除き、本
実施例に係るスクロール型圧縮機の構成は、第1実施例
に係るスクロール型圧縮機の構成と同一てある。
すように、本実施例に係るスクロール型圧縮機において
は、シャフト11の大径部11bの外周の一部を切り欠
く代わりに、大径部11bにシャフト11の延在方向に
延在する複数の軽目孔11cが形成されている。軽目孔
11cは大径部11bを貫通している。上記を除き、本
実施例に係るスクロール型圧縮機の構成は、第1実施例
に係るスクロール型圧縮機の構成と同一てある。
【0019】本実施例に係るスクロール型圧縮機におい
ては、シャフト11の大径部11bに軽目孔11cが形
成されることにより、大径部11bが従来に比べて軽量
化され、ひいてはスクロール型圧縮機が従来に比べて軽
量化されている。軽目孔11cが大径部11bを貫通す
ることにより、ボールベアリング13の内レースと大径
部11bとの間に潤滑油流路が形成され、ボールベアリ
ング13よりも前方への潤滑油の供給が増え、リップシ
ール31の潤滑性が向上し、リップシール31のシール
性能が向上する。
ては、シャフト11の大径部11bに軽目孔11cが形
成されることにより、大径部11bが従来に比べて軽量
化され、ひいてはスクロール型圧縮機が従来に比べて軽
量化されている。軽目孔11cが大径部11bを貫通す
ることにより、ボールベアリング13の内レースと大径
部11bとの間に潤滑油流路が形成され、ボールベアリ
ング13よりも前方への潤滑油の供給が増え、リップシ
ール31の潤滑性が向上し、リップシール31のシール
性能が向上する。
【0020】本発明の第3実施例を説明する。図4に示
すように、本実施例に係るスクロール型圧縮機において
は、シャフト11のベアリング嵌合部である大径部11
bの円形外周上の2箇所において、当該円形外周の一部
が、大径部11bの全長に亘ってシャフト11の延在方
向に切り欠かれている。大径部11bの重心は、シャフ
ト11の回転中心である軸線Xから、クランクピン12
と反対方向へ、すなわちクランク機構と反対方向ヘ偏心
している。上記を除き、本実施例に係るスクロール型圧
縮機の構成は、第1実施例に係るスクロール型圧縮機の
構成と同一てある。
すように、本実施例に係るスクロール型圧縮機において
は、シャフト11のベアリング嵌合部である大径部11
bの円形外周上の2箇所において、当該円形外周の一部
が、大径部11bの全長に亘ってシャフト11の延在方
向に切り欠かれている。大径部11bの重心は、シャフ
ト11の回転中心である軸線Xから、クランクピン12
と反対方向へ、すなわちクランク機構と反対方向ヘ偏心
している。上記を除き、本実施例に係るスクロール型圧
縮機の構成は、第1実施例に係るスクロール型圧縮機の
構成と同一てある。
【0021】本実施例に係るスクロール型圧縮機におい
ては、シャフト11の大径部11bの外周の一部が、シ
ャフト11の延在方向に切り欠かれており、切欠の無い
従来の大径部に比べて、大径部11bが軽量化されてい
る。従って、本発明に係るスクロール型圧縮機は従来の
スクロール型圧縮機に比べて軽量化されている。大径部
11bの円形外周上の2箇所において、当該円形外周が
切り欠かれることなく残存しているので、ボールベアリ
ング13による支承に支障は生じない。大径部11bの
円形外周の一部が、大径部11bの全長に亘って切り欠
かれることにより、ボールベアリング13の内レースと
大径部11bとの間に潤滑油流路が形成され、ボールベ
アリング13よりも前方への潤滑油の供給が増え、リッ
プシール31の潤滑性が向上し、リップシール31のシ
ール性能が向上する。大径部11bの重心を、シャフト
11の回転中心である軸線Xからクランク機構と反対方
向ヘ偏心させることにより、クランク機構により惹起さ
れる軸線X回りの駆動系の重量のアンバランスが改善さ
れ、圧縮機の振動、騒音が低減する。
ては、シャフト11の大径部11bの外周の一部が、シ
ャフト11の延在方向に切り欠かれており、切欠の無い
従来の大径部に比べて、大径部11bが軽量化されてい
る。従って、本発明に係るスクロール型圧縮機は従来の
スクロール型圧縮機に比べて軽量化されている。大径部
11bの円形外周上の2箇所において、当該円形外周が
切り欠かれることなく残存しているので、ボールベアリ
ング13による支承に支障は生じない。大径部11bの
円形外周の一部が、大径部11bの全長に亘って切り欠
かれることにより、ボールベアリング13の内レースと
大径部11bとの間に潤滑油流路が形成され、ボールベ
アリング13よりも前方への潤滑油の供給が増え、リッ
プシール31の潤滑性が向上し、リップシール31のシ
ール性能が向上する。大径部11bの重心を、シャフト
11の回転中心である軸線Xからクランク機構と反対方
向ヘ偏心させることにより、クランク機構により惹起さ
れる軸線X回りの駆動系の重量のアンバランスが改善さ
れ、圧縮機の振動、騒音が低減する。
【0022】本発明の第4実施例を説明する。図5に示
すように、本実施例に係るスクロール型圧縮機において
は、シャフト11の大径部11bの円形外周上の3箇所
において、当該円形外周の一部が、大径部11bの全長
に亘ってシャフト11の延在方向に切り欠かれており、
更に、大径部11bの外周の一部が、周方向に全周に亘
って切り欠かれている。全周に亘る切欠によって形成さ
れた柱状部11dは、シャフト11の回転中心である軸
線Xから、クランクピン12と反対方向へ、すなわちク
ランク機構と反対方向ヘ偏心している。この結果、大径
部11bの重心は、シャフト11の回転中心である軸線
Xから、クランク機構と反対方向ヘ偏心している。上記
を除き、本実施例に係るスクロール型圧縮機の構成は、
第1実施例に係るスクロール型圧縮機の構成と同一てあ
る。
すように、本実施例に係るスクロール型圧縮機において
は、シャフト11の大径部11bの円形外周上の3箇所
において、当該円形外周の一部が、大径部11bの全長
に亘ってシャフト11の延在方向に切り欠かれており、
更に、大径部11bの外周の一部が、周方向に全周に亘
って切り欠かれている。全周に亘る切欠によって形成さ
れた柱状部11dは、シャフト11の回転中心である軸
線Xから、クランクピン12と反対方向へ、すなわちク
ランク機構と反対方向ヘ偏心している。この結果、大径
部11bの重心は、シャフト11の回転中心である軸線
Xから、クランク機構と反対方向ヘ偏心している。上記
を除き、本実施例に係るスクロール型圧縮機の構成は、
第1実施例に係るスクロール型圧縮機の構成と同一てあ
る。
【0023】本実施例に係るスクロール型圧縮機におい
ては、シャフト11の大径部11bの外周の一部が、シ
ャフト11の延在方向に切り欠かれており、切欠の無い
従来の大径部に比べて、大径部11bが軽量化されてい
る。大径部11bの外周の一部が周方向に切り欠かれる
ことにより、大径部11bの軽量化が更に促進されてい
る。従って、本発明に係るスクロール型圧縮機は従来の
スクロール型圧縮機に比べて軽量化されている。大径部
11bの円形外周上の6箇所において、当該円形外周が
切り欠かれることなく残存しているので、ボールベアリ
ング13による支承に支障は生じない。大径部11bの
円形外周の一部が、大径部11bの全長に亘って切り欠
かれることにより、ボールベアリング13の内レースと
大径部11bとの間に潤滑油流路が形成され、ボールベ
アリング13よりも前方への潤滑油の供給が増え、リッ
プシール31の潤滑性が向上し、リップシール31のシ
ール性能が向上する。大径部11bの重心を、シャフト
11の回転中心である軸線Xからクランク機構と反対方
向ヘ偏心させることにより、クランク機構により惹起さ
れる軸線X回りの駆動系の重量のアンバランスが改善さ
れ、圧縮機の振動、騒音が低減する。
ては、シャフト11の大径部11bの外周の一部が、シ
ャフト11の延在方向に切り欠かれており、切欠の無い
従来の大径部に比べて、大径部11bが軽量化されてい
る。大径部11bの外周の一部が周方向に切り欠かれる
ことにより、大径部11bの軽量化が更に促進されてい
る。従って、本発明に係るスクロール型圧縮機は従来の
スクロール型圧縮機に比べて軽量化されている。大径部
11bの円形外周上の6箇所において、当該円形外周が
切り欠かれることなく残存しているので、ボールベアリ
ング13による支承に支障は生じない。大径部11bの
円形外周の一部が、大径部11bの全長に亘って切り欠
かれることにより、ボールベアリング13の内レースと
大径部11bとの間に潤滑油流路が形成され、ボールベ
アリング13よりも前方への潤滑油の供給が増え、リッ
プシール31の潤滑性が向上し、リップシール31のシ
ール性能が向上する。大径部11bの重心を、シャフト
11の回転中心である軸線Xからクランク機構と反対方
向ヘ偏心させることにより、クランク機構により惹起さ
れる軸線X回りの駆動系の重量のアンバランスが改善さ
れ、圧縮機の振動、騒音が低減する。
【0024】以上本発明の実施例を説明したが、本発明
は上記実施例に限定されない。第2実施例において、軽
目孔11cを大径部11bを貫通しない孔としても良
く、径方向に延在する孔としても良い。係る構成によっ
ても、大径部11bが軽量化される。第1実施例、第3
実施例、第4実施例において、大径部11bに軽目孔を
形成しても良い。大径部11bの円形外周に形成するシ
ャフト11の延在方向に延在する切欠の数は、1でも良
く、4以上でも良い。大径部11bの円形外周に形成す
る周方向に延在する切欠の数は2以上でも良い。大径部
11bに形成する切欠の形状は、上記実施例の形状に限
定されない。
は上記実施例に限定されない。第2実施例において、軽
目孔11cを大径部11bを貫通しない孔としても良
く、径方向に延在する孔としても良い。係る構成によっ
ても、大径部11bが軽量化される。第1実施例、第3
実施例、第4実施例において、大径部11bに軽目孔を
形成しても良い。大径部11bの円形外周に形成するシ
ャフト11の延在方向に延在する切欠の数は、1でも良
く、4以上でも良い。大径部11bの円形外周に形成す
る周方向に延在する切欠の数は2以上でも良い。大径部
11bに形成する切欠の形状は、上記実施例の形状に限
定されない。
【0025】
【発明の効果】以上説明したごとく、本発明に係るスク
ロール型圧縮機にあっては、駆動軸のベアリング嵌合部
の外周の一部が、駆動軸の延在方向に切り欠かれること
により、駆動軸のベアリング嵌合部が従来に比べて軽量
化されている。駆動軸のベアリング嵌合部の外周の一部
を、駆動軸の延在方向に切り欠くことにより、ベアリン
グよりも前方への潤滑油の供給が増え、ベアリングより
も前方に配設されたリップシールの潤滑性が向上し、リ
ップシールのシール性能が向上する。
ロール型圧縮機にあっては、駆動軸のベアリング嵌合部
の外周の一部が、駆動軸の延在方向に切り欠かれること
により、駆動軸のベアリング嵌合部が従来に比べて軽量
化されている。駆動軸のベアリング嵌合部の外周の一部
を、駆動軸の延在方向に切り欠くことにより、ベアリン
グよりも前方への潤滑油の供給が増え、ベアリングより
も前方に配設されたリップシールの潤滑性が向上し、リ
ップシールのシール性能が向上する。
【図1】本発明の第1実施例に係るスクロール型圧縮機
の側断面図である。
の側断面図である。
【図2】本発明の第1実施例に係るスクロール型圧縮機
のシャフトの斜視図である。
のシャフトの斜視図である。
【図3】本発明の第2実施例に係るスクロール型圧縮機
のシャフトの斜視図である。
のシャフトの斜視図である。
【図4】本発明の第3実施例に係るスクロール型圧縮機
のシャフトの斜視図である。
のシャフトの斜視図である。
【図5】本発明の第4実施例に係るスクロール型圧縮機
のシャフトの斜視図である。
のシャフトの斜視図である。
10 ハウジング 10a リアハウジング 10b フロントハウジング 11 シャフト 11a 大径部 11b 小径部 11c 軽目孔 11d 柱状部 12 クランクピン 16 固定スクロール 16a 端板 16b うず巻き体 20 可動スクロール 20a 端板 20b うず巻き体 20c ボス 21 ブッシュ 22 ニードルベアリング 31 リップシール X 軸線
Claims (5)
- 【請求項1】 ハウジングと、ベアリングを介して回転
自在にハウジングに支承された駆動軸と、端板と端板の
一方の面に形成されたうず巻き体とを有しハウジング内
に配設固定された固定スクロールと、端板と端板の一方
の面に形成され固定スクロールのうず巻き体に対して角
度をずらしてかみ合い固定スクロールのうず巻き体との
間にポケットを形成するうず巻き体とを有しハウジング
内に配設された可動スクロールと、駆動軸の回転によっ
て可動スクロールを公転させるクランク機構と、可動ス
クロールの自転を阻止する自転防止機構とを備え、駆動
軸のベアリング嵌合部の外周の一部が、駆動軸の延在方
向に切り欠かれていることを特徴とするスクロール型圧
縮機。 - 【請求項2】 ハウジングと、ベアリングを介して回転
自在にハウジングに支承された駆動軸と、端板と端板の
一方の面に形成されたうず巻き体とを有しハウジング内
に配設固定された固定スクロールと、端板と端板の一方
の面に形成され固定スクロールのうず巻き体に対して角
度をずらしてかみ合い固定スクロールのうず巻き体との
間にポケットを形成するうず巻き体とを有しハウジング
内に配設された可動スクロールと、駆動軸の回転によっ
て可動スクロールを公転させるクランク機構と、可動ス
クロールの自転を阻止する自転防止機構とを備え、駆動
軸のベアリング嵌合部に軽目孔が形成されていることを
特徴とするスクロール型圧縮機。 - 【請求項3】 軽目孔は、駆動軸の延在方向に延在する
貫通孔であることを特徴とする請求項2に記載のスクロ
ール型圧縮機。 - 【請求項4】 駆動軸のベアリング嵌合部の外周の一部
が、周方向に切り欠かれていることを特徴とする請求項
1乃至3の何れか1項に記載のスクロール型圧縮機。 - 【請求項5】 駆動軸のベアリング嵌合部の重心が、駆
動軸の回転中心からクランク機構と反対方向ヘ偏心して
いることを特徴とする請求項1乃至4の何れか1項に記
載のスクロール型圧縮機。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11184704A JP2001012366A (ja) | 1999-06-30 | 1999-06-30 | スクロール型圧縮機 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11184704A JP2001012366A (ja) | 1999-06-30 | 1999-06-30 | スクロール型圧縮機 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2001012366A true JP2001012366A (ja) | 2001-01-16 |
Family
ID=16157922
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP11184704A Pending JP2001012366A (ja) | 1999-06-30 | 1999-06-30 | スクロール型圧縮機 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2001012366A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006183461A (ja) * | 2004-12-24 | 2006-07-13 | Mitsubishi Heavy Ind Ltd | 流体機械 |
JP2013119820A (ja) * | 2011-12-08 | 2013-06-17 | Mitsubishi Heavy Ind Ltd | スクロール型圧縮機 |
JP2013174178A (ja) * | 2012-02-24 | 2013-09-05 | Mitsubishi Heavy Ind Ltd | 圧縮機 |
US9851599B2 (en) | 2001-06-11 | 2017-12-26 | Samsung Display Co., Ltd. | Color display device comprising at least six different primary colors |
-
1999
- 1999-06-30 JP JP11184704A patent/JP2001012366A/ja active Pending
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US9851599B2 (en) | 2001-06-11 | 2017-12-26 | Samsung Display Co., Ltd. | Color display device comprising at least six different primary colors |
JP2006183461A (ja) * | 2004-12-24 | 2006-07-13 | Mitsubishi Heavy Ind Ltd | 流体機械 |
JP2013119820A (ja) * | 2011-12-08 | 2013-06-17 | Mitsubishi Heavy Ind Ltd | スクロール型圧縮機 |
JP2013174178A (ja) * | 2012-02-24 | 2013-09-05 | Mitsubishi Heavy Ind Ltd | 圧縮機 |
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