JP2007071158A - 内燃機関のピストン - Google Patents
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Abstract
【解決手段】 一対のピンボス3のうち一方のピンボス31の内側面に、ピン孔4の軸CL2に対して直交する平面5を形成し、他方のピンボス32の内側面には、ピストン1の頂面から離間するほどピストンの中心軸CL1から離間する傾斜面6を形成する。
【選択図】 図2
Description
また、一対のピンボス103にはそれぞれピン孔104が形成されており、図14に示すように、これらのピン孔104とコネクティングロッド(コンロッド)110の小端部111に形成されたピン孔112とにピストンピン113を挿入することにより、ピストン101とコンロッド110とが連結される。なお、特許文献1には、このようなピストンとコンロッドとの接続手法に関する技術が開示されいる。
例えば図14に示すように、ピンボス103が傾斜しているとコンロッド110の小端部111が安定せず、ピストンピン113を圧入する際に、ピンボス103の軸心とコンロッド110の小端部111の軸心とが傾いてしまい(矢印A参照)、圧入不具合が生じる場合がある。
また、前記他方のピンボスの外側面は、前記一方のピンボスの外側面よりも前記ピストン中心軸側に形成されているのが好ましい(請求項3)。
また、前記一対のピンボスの内側面の縁部のそれぞれはR形状、又は面取り形状であって、前記他方のピンボスよりも前記一方のピンボスのほうが、前記R形状のR、又は前記面取り形状の面取り幅が小さく設定されているのが好ましい(請求項4)。
また、他方のピンボスの外側面が、前記一方のピンボスの外側面よりも前記ピストン中心軸側に形成して他方のピンボスを肉抜きすることにより、ピストンのさらなる軽量化を図ることができる(請求項3)。
図1〜図12に示すピストン1は、上述した従来のピストンと同様に、ピストンリング溝2aが形成されたピストンクラウン2と、図示しないコネクティングロッド(コンロッド)と接続される一対のピンボス3とを有しており、これらピストンクラウン2とピンボス3とが一体に形成されている。
より具体的には、図2に示すように、ピン孔4の軸CL2よりも上方(ピストン頂面側)にはピン孔4の軸CL2に略直交する平面6aが形成され、この平面6aよりも下方において上記傾斜面6が形成されている。また、この傾斜面6は、ピストン1の頂面から離間するほど、つまりピストン1の下方へ向かうほど、ピストン1の中心軸CL1から離間するような面として形成されている。なお、ピストン1の強度や耐久性が確保できるのであれば、ピンボス32の内側面の全体を傾斜面として形成してもよい。
また、一対のピンボス3のうち、図2中右側のピンボスであって、図7中下方のピンボス(一方のピンボス)31の内側面には、ピン孔4の軸CL2に対して直交する平面5が形成されている。つまり、この一方のピンボス31についてはピストン1の中心軸CL1から離間する傾斜面を形成するような肉抜きを行わず、ピン孔4の軸CL2に対して直交する平面5が形成されているのである。
ところで、これらのピンボス31,32の内側面の縁部33,34はR形状、又は面取り形状であって、このR形状、又は面取り形状の寸法は、一方のピンボス31と他方のピンボス32とで異なって設定されており、図2に示すように、一方のピンボス31の縁部33の方が、R形状のR(加工半径)が小さく形成されている。また、図2(b)で示すように、面取り形状の場合は、一方のピンボス31の縁部の面取り幅Wの方が小さく形成される。ここでの面取り幅Wとは、図2(b)で示すように、ピン孔軸CL2方向から見た面取り用斜面の幅を示す。
また、図2,図5,図6,図9及び図11に示すように、このピストン1の一方のピンボス31の外側面には、上記ピン孔4の軸CL2に対して直交する(即ち、内側面の平面5と平行な)平面7が形成されている。
そして、ピストンピンの圧入組み付けの作業性に何ら関与しない他方のピンボス32の外側面をほぼ全面に亘って肉抜きすることにより、組み付けの作業性を損なうことなくさらなる軽量化が図られている。
本発明の一実施形態に係る内燃機関のピストンは上述のように構成されているので、ピストン1と図示しないコンロッドとピストンピンを用いて接続する場合には以下のような作業を行う。
前記他方のピンボスの外側面に肉抜きを施すことにより、さらなるピストン1の軽量化を図ることができる。
以上、本発明の実施の形態について説明したが、本発明は上述した実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々の変形が可能である。
例えば、傾斜面6は平面に限らず曲面でもよく、ピストンの頂面から離間するほどピストンの中心軸からなだらかに離間していく曲面としてもよい。
2 ピストンクラウン
3 ピンボス
31 一方のピンボス
32 他方のピンボス
4 ピン孔
5 平面
6 傾斜面
6a 平面
6b 突起
7 平面
Claims (4)
- それぞれにピン孔が形成された一対のピンボスを有し、前記各ピン孔とコネクティングロッドの小端部孔とにピストンピンを挿入することにより前記コネクティングロッドに連結される内燃機関のピストンであって、
前記ピンボスのうち一方のピンボスの内側面は、前記ピン孔の軸に対して直交する平面となるように形成され、
前記ピンボスのうち他方のピンボスの内側面は、前記ピストンの頂面から離間するほど前記ピストンの中心軸から離間するように形成されている
ことを特徴とする、内燃機関のピストン。 - 前記一方のピンボスの外側面に前記ピン孔の軸に対して直交する平面が形成されている
ことを特徴とする、請求項1記載の内燃機関のピストン。 - 前記他方のピンボスの外側面は、前記一方のピンボスの外側面よりも前記ピストン中心軸側に形成されている
ことを特徴とする、請求項2記載の内燃機関のピストン。 - 前記一対のピンボスの内側面の縁部のそれぞれはR形状、又は面取り形状であって、
前記他方のピンボスよりも前記一方のピンボスのほうが、前記R形状のR、又は前記面取り形状の面取り幅が小さく設定されている
ことを特徴とする、請求項1〜3のいずれか1項記載の内燃機関のピストン。
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JP2005261171A JP4301225B2 (ja) | 2005-09-08 | 2005-09-08 | 内燃機関のピストン |
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JP2005261171A JP4301225B2 (ja) | 2005-09-08 | 2005-09-08 | 内燃機関のピストン |
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Publication Number | Publication Date |
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JP2007071158A true JP2007071158A (ja) | 2007-03-22 |
JP4301225B2 JP4301225B2 (ja) | 2009-07-22 |
Family
ID=37932826
Family Applications (1)
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JP2005261171A Active JP4301225B2 (ja) | 2005-09-08 | 2005-09-08 | 内燃機関のピストン |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP4301225B2 (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009041680A (ja) * | 2007-08-09 | 2009-02-26 | Nissan Motor Co Ltd | 揺動リンク連結構造および揺動リンク連結方法 |
JP2016501335A (ja) * | 2012-11-23 | 2016-01-18 | マーレ インターナショナル ゲゼルシャフト ミット ベシュレンクテルハフツングMAHLE International GmbH | 内燃機関用のピストン |
CN109252971A (zh) * | 2018-11-23 | 2019-01-22 | 重庆金康新能源汽车设计院有限公司 | 活塞组件及发动机 |
-
2005
- 2005-09-08 JP JP2005261171A patent/JP4301225B2/ja active Active
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JP2016501335A (ja) * | 2012-11-23 | 2016-01-18 | マーレ インターナショナル ゲゼルシャフト ミット ベシュレンクテルハフツングMAHLE International GmbH | 内燃機関用のピストン |
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---|---|
JP4301225B2 (ja) | 2009-07-22 |
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