JP2007068888A - ミシンの糸巻調整装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】ボビン保持軸に保持するボビンへの片巻きを低減するのに有利なミシンの糸巻調整装置を提供する。
【解決手段】ミシンの糸巻調整装置は、糸駒10を保持するための糸立棒1と、糸立棒1の糸駒10からの糸を案内する糸案内部2と、糸案内部2を経て糸を巻くボビン30を保持するためのボビン保持軸3と、機体4とを備える。ボビン保持軸3を保持する可動体5が設けられている。可動体5は、ボビン保持軸60の軸芯の延びる方向にそって旋回中心部71により旋回可能に設けられており、且つ、旋回中心部71を中心とする任意の旋回位置に可動体固定部72により固定可能に設けられている。
【選択図】図4

Description

本発明は糸を巻くボビンを保持するためのボビン保持軸を有するミシンの糸巻調整装置に関する。
従来、糸駒を保持する糸立棒と、糸立棒に保持される糸駒からの糸を案内する糸案内部と、糸案内部を経た糸を巻くボビンを保持するボビン保持軸とを備えるミシンの糸巻調整装置が知られている(実公昭57−60796号公報)。このものによれば、図13に示すように、下側片101および上側片102を有する横U形状をなす治具100と、治具100の上側片102の雌孔103に螺合された調整ネジ120と、ボビン保持軸140の端部141に同軸的に保持されたゴム輪160とを備えている。そして、ミシンに設けられているはずみ車300とゴム輪160の外周部とを摩擦係合させている。そしてボビン200に糸を巻くときには、はずみ車300の回転により摩擦係合を利用してゴム輪160をこれの軸芯回りで回転させる。ゴム輪160の回転により、ボビン保持軸140をこれの軸芯回りで回転させる。そして、ボビン保持軸140に取り付けられているボビン200を回転させている。このものによれば、ボビン保持軸140はブッシュ142を介して治具100の下側片101に係合している。
ところで、ボビン200に糸を巻くときには、ボビン200において糸の片巻きが発生することがある。ここで、糸の片巻きとは、ボビン200に巻かれる糸の巻き厚みがボビン200の軸長方向において均一でない状態をいう。このものによれば、ボビン200において糸の片巻きが発生するとき、調整ネジ120をこれの軸芯回りで回転させることにより、調整ネジ120の先端部121で治具100の下側片101を押圧して傾斜させる。これにより治具100の下側片101を傾斜させ、以てボビン保持軸140の軸芯を傾斜させる。このようにボビン保持軸140の軸芯を傾斜させれば、ボビン200における糸の片巻きが低減されると記載されている。
実公昭57−60796号公報
上記した装置によれば、糸の片巻きを低減させるときにおいて、ボビン保持軸140の軸芯を傾斜させ得るものの、ボビン200における糸の片巻きを低減させるためには必ずしも充分ではない。更に、ボビン保持軸140に設けられたゴム輪160をはずみ車300に摩擦係合させる方式が採用されているため、ボビン保持軸140を設ける位置がはずみ車300に接近した位置に制約されてしまう。このためボビン保持軸を設ける位置、更に、ミシンの他の機構について、設計の自由度を高めることができない。
本発明は上記した実情に鑑みてなされたものであり、様相1の発明は、ボビン保持軸に保持するボビンへの片巻きを低減するのに有利なミシンの糸巻調整装置を提供することを課題とする。様相2の発明は、ボビン保持軸に保持するボビンへの片巻きを一層低減することができ、更に、ボビン保持軸を設ける位置の選択の自由度を高めることができるミシンの糸巻調整装置を提供することを課題とする。
本発明者はミシンの糸巻調整装置におけるボビンの片巻き低減について開発を進めている。そして、本発明者は、ボビン保持軸を搭載する可動体を設け、可動体をボビン保持軸の軸芯の延びる方向にそって旋回可能とすれば、ボビン保持軸に保持するボビンへの片巻きを一層低減することができることを知見し、試験で確認し、本発明を完成させた。本発明はかかる知見に基づくものである。
(1)様相1に係るミシンの糸巻調整装置は、糸駒を保持するための糸立棒と、糸立棒の糸駒からの糸を案内する糸案内部と、糸案内部を経て糸を巻くボビンを保持するためのボビン保持軸と、糸立棒、糸案内部およびボビン保持軸を保持する機体とを具備するミシンの糸巻調整装置において、
ボビン保持軸を搭載する可動体が機体に設けられており、可動体は、ボビン保持軸の軸芯の延びる方向にそって旋回中心部により旋回可能に設けられており、且つ、旋回中心部を中心とする任意の旋回位置に可動体固定部により固定可能に設けられていることを特徴とする。
様相1によれば、ボビンへ糸を巻くときにおいてボビンへの糸の片巻きが低減される方向に、旋回中心部を中心として可動体をボビン保持軸の軸芯の延びる方向にそって任意の旋回角度に調整し、その調整位置に旋回固定部により固定することができる。これによりボビン保持軸の傾斜が生じると共にボビン保持軸の軸長方向の変位が生じる。このためボビンへの糸の片巻きが低減される。
(2)様相2に係るミシンの糸巻調整装置は、糸駒を保持するための糸立棒と、糸立棒の糸駒からの糸を案内する糸案内部と、糸案内部を経て糸を巻くボビンを保持するためのボビン保持軸と、糸立棒、糸案内部およびボビン保持軸を保持する機体とを具備するミシンの糸巻調整装置において、ボビン保持軸を搭載する可動体が機体に設けられており、可動体は、ボビン保持軸の軸芯の延びる方向にそって旋回中心部により旋回可能に設けられており、且つ、旋回中心部を中心とする任意の旋回位置に可動体固定部により固定可能に設けられており、ボビン保持軸を回転させる駆動モータが設けられていることを特徴とする。
様相2によれば、ボビンへ糸を巻くときにおいてボビンへの糸の片巻きが低減される方向に、旋回中心部を中心として可動体をボビン保持軸の軸芯の延びる方向にそって任意の旋回角度に調整し、その調整位置に旋回固定部により固定することができる。これによりボビン保持軸の傾斜が生じると共にボビン保持軸の軸長方向の変位が生じる。このためボビンへの糸の片巻きが低減される。
更に様相2によれば、駆動モータによりボビン保持軸を回転させてボビンを回転させる。このため特許文献1に係る技術とは異なり、ボビン保持軸を回転させる駆動源としてはずみ車を使用しない方式が採用されている。故に、ボビン保持軸をはずみ車に接近させた位置に配置しても良いし、あるいは、ボビン保持軸をはずみ車から離れた位置に配置しても良い。このようにボビン保持軸を装備する位置をはずみ車の位置に制約されないため、ミシンの構成部品の設計レイアウトの自由度を高めることができる。
様相1によれば、ボビン保持軸に保持するボビンへの片巻きを低減させるのに有利なミシンの糸巻調整装置を提供することができる。様相2によれば、ボビン保持軸に保持するボビンへの片巻きを一層低減させることができ、更に、ボビン保持軸を設ける位置の選択の自由度を高めることができるミシンの糸巻調整装置を提供することができる。
ミシンの糸巻調整装置は、糸駒を保持するための糸立棒と、ボビン保持軸の糸駒からの糸を案内する糸案内部と、糸案内部を経て糸を巻くボビンを保持するためのボビン保持軸と、機体とを有する。糸案内部は機体に固定されていても良いし、場合によっては、機体に対して位置調整可能とされていても良い。可動体は機体に設けられており、ボビンを着脱可能に保持するボビン保持軸を保持する。旋回中心部は、可動体本体をボビン保持軸の軸芯の延びる方向にそって旋回可能とする。可動体固定部は、旋回中心部を中心とする任意の旋回位置に可動体を固定する機能を有する。
ボビン保持軸を回転させる駆動モータが設けられていることが好ましい。駆動モータを機体に直接取り付けても良い。あるいは、駆動モータを可動体に取り付け、その可動体を介して駆動モータを機体に取り付けても良い。この場合、駆動モータでボビン保持軸を回転できるため、ボビン保持軸をはずみ車で回転させる方式を廃止できる。故に、ボビン保持軸をはずみ車に接近させた位置に配置しても良いし、あるいは、ボビン保持軸をはずみ車から離れた位置に配置しても良い。このようにボビン保持軸を装備する位置をはずみ車の位置に制約されないため、ミシンの設計の自由度を高めることができる。
駆動モータが可動体に保持されている形態が例示される。この場合、可動体を移動させれば、ボビン保持軸と共に駆動モータも同方向に移動させることができる。ここで、機体については、駆動モータの少なくとも一部をバネ力をもって嵌合して保持するモータホルダ部を有する形態が例示される。この場合、駆動モータの取り付けに便利である。また、駆動モータのモータ軸とボビン保持軸とは互いに同軸的に且つ直接結合されている形態が例示される。この場合、駆動モータのモータ軸の動力を伝達する伝達機構を廃止できるため、構造の簡素化、小型化、軽量化を図り得る。駆動モータは、可動体において旋回中心部と可動体固定部との間に配置されており、且つ、可動体固定部よりも旋回中心部に近い側に配置されている形態が例示される。この場合、旋回中心部と駆動モータとの間の距離を短縮でき、駆動モータの重量に起因するモーメントが低減され、調整操作性が良好となる。
旋回中心部については、旋回中心部は糸案内部と可動体固定部との間に位置している形態が例示される。旋回中心部としては、可動体を旋回させる得る機能を有すれば良いが、更に、可動体を固定する機能を有していても良い。このような旋回中心部としては、軸状部材、あるいは、雄螺子部をもつ締結部材等で形成できる。また、可動体固定部については、可動体固定部は旋回中心部と糸案内部との間に位置している形態が例示される。可動体固定部は可動体を固定できる機能を有すれば良く、例えば雄螺子部をもつ締結部材が例示される。可動体の旋回角度を所定角度以内に規制する規制要素が可動体および機体のうちの少なくとも一方に形成されていることが好ましい。この場合、ボビン保持軸の過剰傾斜が防止され、ボビンでの糸巻きに支障をきたさない。
ボビン保持軸の位置については、可動体において旋回中心部と可動体固定部との間にボビン保持軸が配置されている形態が例示される。この場合、旋回中心部と可動体固定部との間の距離LAが確保されるため、可動体固定部の変位量δ1を大きくしつつも、ボビン保持軸の変位量δ2を小さくでき、ボビン保持軸の変位量δ2を微調整するのに有利である。
駆動モータおよび駆動モータを駆動させる操作スイッチのうちの少なくとも一方は、旋回中心部と可動体固定部との間に配置されている形態が例示される。この場合、旋回中心部と可動体固定部との間の距離LA(旋回半径)が駆動モータおよび操作スイッチの存在により確保されるため、可動体固定部の変位量δ1を大きくしつつも、ボビン保持軸の変位量δ2を小さくでき、ボビン保持軸の変位量δ2を微調整するのに有利である。
また、第1締結部材の軸芯P1と第2締結部材の軸芯P2とを結ぶ仮想線をPAとし、前記仮想線PAの距離を100と相対表示すると共に、仮想線PAとボビン保持軸の軸芯またはこれの延長線との交点をMDとすると、第1締結部材の軸芯P1と交点MDとの距離は70以下に設定されている形態が例示される。あるいは、例えば60以下、50以下、40以下に設定できる。この場合、可動体固定部の変位量δ1を大きくしつつも、ボビン保持軸の旋回方向の変位量δ2を小さくでき、ボビン保持軸の旋回方向の変位量δ2を微調整するのに有利である。
更に、駆動モータの操作スイッチについては、駆動モータの回転速度を可変とする形態が例示される。この場合、糸の種類等に応じて駆動モータの回転速度を可変とすることができ、糸の種類等が異なるときであっても、ボビンへの糸巻きを良好に行うことができる。
以下、本発明の実施例1について図1〜図9を参照して説明する。このミシンは家庭用のミシンに適用されるものである。図1はミシンの正面視を示す。図2はミシンの平面視を示す。図3はミシンの側面視を示す。図1および図2に示すように、ミシンの糸巻調整装置は、糸13が多重に巻回されている糸駒10を着脱可能に保持するために立設された糸立棒1と、ボビン保持軸3の糸駒10から導出された糸13を案内する糸案内部2と、糸案内部2を経て糸13を巻くボビン30を保持するために立設されたボビン保持軸3と、ハウジング機能を有する機体4とを有する。機体4の端側には、はずみ車45が設けられている。機体4はベッド部41とアーム部42とを有する。糸案内部2は機体4の上面4uに対して上下方向に変位しないようにされている。
図1に示すように、針44aを保持する針棒44側からはずみ車45に向かう方向において、つまり、ミシンの正面に向かって左から右に向かうにつれて、糸案内部2、糸駒10を保持する糸立棒1、ボビン30を保持するボビン保持軸3の順に、機体4の上面4u側に配置されている。機体4の側面4sから露出するように、回転可能なはずみ車45が設けられている。
図4に示すように、糸巻ユニット5X(下糸巻ユニット)が位置調整可能に機体4に設けられている。糸巻ユニット5Xの主要素である可動体5は盤状をなしており、機体4の内部に配置されている。可動体5は、機体4内において上下方向(矢印Y1,Y2方向)に沿って旋回可能に設けられており、ボビン30が機体4の上面4uから露出するようにボビン保持軸3を保持する。ここで、上下方向(矢印Y1,Y2方向)は、ボビン保持軸3の軸芯PMの延びる方向に相当する。ボビン保持軸3の下部は機体4内に収容されているものの、ボビン保持軸3の上部は機体4から露出している。
可動体5は、駆動モータ6をバネ力をもって嵌合して保持するモータホルダ部50を有する。モータホルダ部50は、図5に示すように、駆動モータ6の側面に対面する側面ホルダ部50aと、駆動モータ6の底面に対面する底ホルダ部50bと、駆動モータ6の上面4uに対面する上ホルダ部50cとを有する。駆動モータ6を可動体5のモータホルダ部50にバネ力をもって嵌合させれば、駆動モータ6を可動体5に着脱可能に簡単に取り付けることができる。また、駆動モータ6のモータ軸60は上向きに指向しており、モータ軸60にはボビン保持軸3の下部が取り付けられている。図5に示すように、ボビン保持軸3は機体4の上面4uに対して立つように、上下方向に沿って配置されており、機体4の内部から外部にかけて延設されている。駆動モータ6のモータ軸60とボビン保持軸3とは互いに同軸的に且つ直接結合されている。この場合、駆動モータ6のモータ軸60の動力をボビン保持軸3に直接伝達でき、ひいてはボビン30に伝達できる。故に、駆動モータ6のモータ軸60の動力を伝達する伝達機構を廃止でき、構造の簡素化、小型化、軽量化を図り得る。
図7および図8に示すように、可動体5は、可動体5のうちの一端部5aに設けられた耳状をなす第1腕部51と、第1腕部51に形成された透孔53と、可動体5のうち他端部5cに設けられた耳状をなす第2腕部52と、第2腕部52に形成された長孔54とを有する。可動体5の一端部5aは糸案内部2側に位置している。可動体5の他端部5cは、はずみ車45側に位置している。ここで図8に示すように、可動体5の長孔54は、ボビン保持軸3の軸長方向に沿って、つまり上下方向(矢印Y1,Y2方向)に延びるように形成されている。そして、旋回中心部として機能する第1締結部材71を第1腕部51の透孔53に挿入し、その第1締結部材71の雄ねじ部を機体4の第1締結孔47の雌ねじ部に螺合して締結する。このように可動体5の一端部5aは機体4に固定される。
また、可動体固定部として機能する第2締結部材72を第2腕部52の長孔54に挿入し、第2締結部材72の雄ねじ部を機体4の第2締結孔48の雌ねじ部に締結する。このように可動体5の他端部5cは機体4に固定される。なお、図7に示すように、第1締結孔47は機体4の内壁面4eから突出する第1ボス部4hに形成されている。第2締結孔48は機体4の内壁面4eから突出する第2ボス部4kに形成されている。
ここで、第1締結部材71および第2締結部材72を緩めた状態で、第1締結部材71を旋回中心として、可動体5を矢印Y1,Y2方向に旋回させることができる。可動体5を矢印Y1,Y2方向において任意の旋回位置に調整したら、長孔54を通した第2締結部材72を機体4の第2締結孔48に締結すれば、可動体5を任意の旋回位置に固定することができる。なお、長孔54の長さ相当量、可動体5の旋回角度を調整することができる。
本実施例によれば、図8に示すように、第1腕部51および透孔53は、第2腕部52および長孔54よりも糸案内部2に相対的に近い位置に設けられている。従って、第1締結部材71は第2締結部材72よりも糸案内部2に相対的に近い位置に設けられている。換言すると、第2締結部材72は第1締結部材71よりも糸案内部2に相対的に遠い位置に設けられている。
図4に示すように駆動モータ6から導出されたリード線61は、リード線押さえ部62を介して機体4の乾電池収容部49(電源)のコンタクト部49aに繋がれている。駆動モータ6が移動しても、駆動モータ6の移動を吸収できるようにリード線61は変形性を有する。なお図4において、90は糸立棒バネ、91は糸立棒バネ90を機体4に固定する固定締結部を示す。
図8に示すように、ボビン保持軸3にはボビン30を着脱可能に保持するための止め部3xが設けられている。ボビン30に糸を巻くにあたっては、先ず、ボビン30をボビン保持軸3に着脱可能に保持すると共に、糸駒10を糸立棒1に着脱可能に保持する。通常の形態では、図8に示すように、駆動モータ6に接続されたボビン保持軸3の軸芯PMは鉛直線PWにほぼ沿っている。駆動モータ6が駆動し、ボビン保持軸3がこれの軸芯PM回りで回転すると、ボビン30が回転する。そして糸駒10から導出された糸13は糸案内部2を経てボビン30に巻かれる。ここで、ボビン30に糸13を巻くにあたり、糸巻き状態がボビン30の軸長方向において均一とならず、片巻き状態となることがある。ミシンを構成する部品の寸法公差、組付公差などに影響によるものと推察される。
上記したようにボビン30に片巻き状態が生じるときには、片巻き低減用の調整操作を行う。即ち、第1締結部材71および第2締結部材72を緩めて可動体5を旋回可能とする。あるいは、第1締結部材71を緩めると共に第2締結部材72を取り外して可動体5を旋回可能とする。この状態で、透孔53に挿入されている第1締結部材71を旋回中心として、可動体5の他端部5cを上方向(矢印Y1方向)または下方向(矢印Y2方向)に適宜旋回させる。
可動体5の長孔54は矢印Y1,Y2方向に延びるように可動体5の他端部5cに形成されているため、長孔54の長さ相当量、可動体5の他端部5cを矢印Y1または矢印Y2方向に旋回させることができる。このように片巻きが低減される方向に、第1締結部材71(旋回中心部)を中心として可動体5を矢印Y1方向または矢印Y2方向に適宜旋回させる。この結果、ボビン保持軸3の軸芯PMの傾きが調整され、ひいてはボビン30の傾きが調整される。さらに、ボビン保持軸3の軸長方向において、つまり高さ方向においてボビン保持軸3およびボビン30が位置調整される。このため片巻きの低減に有利である。なお、長孔54の長さ方向の一端54aと他端54cが第2締結部材72に当たれば、可動体5をそれ以上旋回させることができない。故に、長孔54の長さ方向の一端54aと他端54cは、可動体5の旋回角度を所定角度以内に規制する規制要素として機能する。これによりボビン保持軸3の軸芯PMが過剰に傾斜することが低減され、ボビン30への糸巻を良好に行い得る。
上記したようにボビン30における片巻きが低減される方向に可動体5の旋回位置を調整したら、第1締結部材71を第1締結孔47に締結すると共に、第2締結部材72を第2締結孔48に締結すれば、可動体5を任意の旋回位置に固定することができる。このためボビン30における糸の片巻きが低減される。このような片巻き低減用の調整操作はミシンの組立時に行うことができるが、ユーザーが行っても良い。なお、上記した片巻き低減用の調整操作は、駆動モータ6を回転させてボビン30に糸を巻きつつ行っても良いし、あるいは、片巻きが発見されるまで駆動モータ6を回転させてボビン30に糸を巻き、片巻きが発見された後に、駆動モータ6を停止させて行っても良い。
図9はボビン保持軸3を旋回させる状態の模式図を示す。図9において、第1締結部材71の軸芯P1と第2締結部材72の軸芯P2とを最短で結ぶ仮想線をPAとする。通常の状態では、仮想線PAは水平方向に沿っており、ボビン保持軸3の下端と仮想線PAとの間隔はα0に設定されている。ここで可動体5の第2腕部52側を上方向(矢印Y1方向)に角度θ1旋回させれば、ボビン保持軸3(ボビン保持軸3に保持されているボビン30)は同方向(矢印Y1方向)に旋回する。よって、ボビン保持軸3(ボビン保持軸3に保持されているボビン30)の軸芯PMは、角度θ1、矢印L方向(図示左方)に傾斜する。このときボビン保持軸3の下端と仮想線PAとの間の間隔はα0よりも増加してα1(α1>α0)となる。また、可動体5の第2腕部52側を下方向(矢印Y2方向)に角度θ2(θ2=θ1)旋回させれば、ボビン保持軸3(ボビン保持軸3に保持されているボビン30)は同方向(矢印Y2方向)に旋回し、ボビン保持軸3(ボビン保持軸3に保持されているボビン30)の軸芯PMは角度θ2、矢印R方向(図示右方)に傾斜する。このときボビン保持軸3の下端と仮想線PAとの間隔はα0よりも減少してα2となる。このように本実施例によれば、ボビン保持軸3(ボビン保持軸3に保持されているボビン30)は、これの軸芯PMが傾斜すると共に、ボビン保持軸3の軸長方向にそって昇降する。
更に本実施例によれば、図9に示すように、旋回中心部として機能する第1締結部材71は、糸案内部2と第2締結部材72(可動体固定部)との間に位置している。ここで、第1締結部材71の軸芯P1と第2締結部材72の軸芯P2とを最短で結ぶ仮想線PAの距離LAを100と相対表示とし、仮想線PAとボビン保持軸3の軸芯PMの延長線との交点をMDとし、第1締結部材71の軸芯P1と交点MDとの距離をPKとすると、距離PKは40以下、殊に30以下に設定されている。
このため図9から理解できるように、矢印Y1,Y2方向において第2締結部材72側の旋回方向の変位量をδ1とするように、第1締結部材71を旋回中心として可動体5を旋回させるとき、ボビン保持軸3の旋回方向の変位量δ2を第2締結部材72側の旋回方向の変位量δ1よりも小さくすることができる(δ2<δ1)。この結果、調整操作時に、矢印Y1方向または矢印Y2方向において、第2締結部材72側の旋回方向の変位量δ1を大きく調整しつつも、ボビン保持軸3側の旋回方向の変位量δ2を小さくすることができる。従ってボビン保持軸3の旋回方向の変位量δ2を微調整するのに有利である。
更に本実施例によれば、図8に示すように、ボビン保持軸3は可動体5において第1締結部材71(透孔53)と第2締結部材72(長孔54)との間に配置されている。この場合、ボビン保持軸3の存在により、第1締結部材71(透孔53)と第2締結部材72(長孔54)とを最短で繋ぐ仮想線PMの距離LAが確保される。このため、第2締結部材72側(長孔54側)の旋回方向の変位量δ1を大きく調整しつつも、ボビン保持軸3の旋回方向の変位量δ2を小さくできる。ひいてはボビン保持軸3の旋回方向の変位量δ2、更にはボビン保持軸3の軸芯PMの傾斜角度を微調整するのに一層有利である。従ってボビン30における片巻き低減に有利である。
殊に本実施例によれば、図8に示すように、駆動モータ6の操作スイッチ69は、ボビン保持軸3と第2締結部材72(長孔54)との間にピン69mを中心として揺動可能に配置されている。このため、操作スイッチ69に相当する寸法ぶん、第1締結部材71(透孔53)と第2締結部材72(長孔54)との間の距離LAが更に一層確保される。従って矢印Y1,Y2方向において第2締結部材72(長孔54)の旋回方向の変位量δ1を大きくしつつも、ボビン保持軸3の旋回方向の変位量δ2を小さくするのに有利である。ひいてはボビン保持軸3の旋回方向の変位量δ2を微調整するのに有利である。
また図8から理解できるように、第1締結部材71の軸芯P1と第2締結部材72の軸芯P2との間に駆動モータ6が設けられているものの、駆動モータ6は、第1締結部材71(旋回中心部)と反対側の第2締結部材72に近いというよりも、旋回中心部となる第1締結部材71の軸芯P1に近い側に配置されている。このため、旋回中心部と駆動モータ6との間の距離を短縮できる。故に、可動体5の他端部5cを旋回操作させるとき、駆動モータ6の重量に起因するモーメントを抑えるのに貢献でき、調整操作の作業を一層容易にできる。
本実施例によれば、操作スイッチ69を操作している間だけ、駆動モータ6がオンされる。操作スイッチ69を操作していなければ、駆動モータ6はオフとされる。駆動モータ6の操作スイッチ69は、駆動モータ6のオンオフを操作する機能を有する他に、回転速度を可変とする機能を有する。したがって、糸13の種類等が異なるときであっても、ボビン30への糸巻きを良好に行うことができる。操作スイッチ69はボビン保持軸3に隣設しているため、ボビン保持軸3に保持したボビン30への糸巻き状態を視認しつつ、操作スイッチ69を操作できるため、ボビン30への糸巻き作業に便利である。
以上説明したように本実施例によれば、ボビン30へ糸を巻くときにおいて片巻きが生じるときには、ボビン30への糸の片巻きが低減される方向に、第1締結部材71(旋回中心部)を中心として可動体5をボビン保持軸3の軸芯PMの延びる方向(矢印Y1、Y2方向)にそって任意の旋回角度に調整できる。その調整位置に第2締結部材72(旋回固定部)により固定することができる。このためボビン30への糸の片巻きが低減される。
更に本実施例によれば、ボビン30へ糸を巻くときにおいて、駆動モータ6によりボビン保持軸3を回転させてボビン30を回転させる。即ち、特許文献1に係る技術とは異なり、ボビン保持軸3を回転させる駆動源としてはずみ車45を使用しない方式が採用されている。故に、ボビン保持軸3をはずみ車45に接近させた位置に配置しても良いし、あるいは、ボビン保持軸3をはずみ車45から離れた位置に配置しても良い。このようにボビン保持軸3を装備する位置をはずみ車45の位置に制約されないため、設計の自由度を高めることができる。また、ボビン保持軸3を保持する可動体5に駆動モータ6をボビン保持軸3と共に取り付けているため、ボビン保持軸3を旋回させるときにおいて、駆動モータ6からボビン保持軸3への動力伝達に支障をきたさない。
なお本実施例によれば、図7に示すように、可動体5の第1腕部51と第2腕部52とを繋ぐ線上に、駆動モータ6のモータ軸60,ボビン保持軸3が配置されている。これにより可動体5を旋回させるときにおける旋回安定性が確保される。
本発明の実施例2を図10を参照して説明する。本実施例は実施例1と同様の作用効果を有する。以下、異なる部分を中心として説明する。図10に示すように、旋回中心部71Bは横断面で円形状の軸状をなしており、機体4と一体的に樹脂を基材として成形されている。そして可動体5の第1腕部51の透孔53(横断面で円形状)を軸状の旋回中心部71Bに旋回可能に嵌めている。ここで、第2締結部材72を緩めた状態で、軸状の旋回中心部71Bを旋回中心として可動体5の他端部5cを矢印Y1,Y2方向に旋回させることができる。そして、可動体5を矢印Y1,Y2方向において任意の旋回位置に調整したら、実施例1と同様に、第2締結部材72を機体4の第2締結孔48に締結すれば、可動体5を任意の旋回位置に固定することができる。
本発明の実施例3を図11を参照して説明する。本実施例は実施例1と同様の作用効果を有する。以下、異なる部分を中心として説明する。図11に示すように、第1締結部材71および第2締結部材72の位置関係は、左右逆に配置されている。よって可動体5の一端部5aおよび他端部5cの位置関係は、左右逆に配置されている。従って、旋回中心部として機能する第1締結部材71は、糸案内部2に対して第2締結部材72(可動体固定部)よりも遠い側に位置している。また、可動体固定部として機能する第2締結部材72は、糸案内部2に対して第1締結部材71(旋回中心部)よりも近い側に位置している。ここで、第1締結部材71および第2締結部材72を緩めた状態で、第1締結部材71を旋回中心として、可動体5の他端部5cを上下方向(矢印Y1,Y2方向)に旋回させることができる。そして、可動体5の他端部5cを矢印Y1,Y2方向において任意の旋回位置に調整したら、実施例1と同様に、第2締結部材72を機体4の第2締結孔48に締結すれば、可動体5を任意の旋回位置に固定することができる。
本発明の実施例4を図11を参照して説明する。本実施例は実施例1と同様の作用効果を有する。以下、異なる部分を中心として説明する。第1締結部材71に代えてスナップ部材81を旋回中心部として用いる。スナップ部材81は、係止爪部810および溝部810aを一端部にもつ軸部811と、軸部811の他端部に設けられた頭部812とを有する。スナップ部材81の係止爪部810を径小方向(矢印R1方向)に変位させた状態で、スナップ部材81を可動体5の透孔53および機体4の係止孔4mに着脱可能に取り付ける。スナップ部材81を旋回中心部として可動体5を旋回させることができる。
その他、本発明は上記し且つ図面に示した実施例のみに限定されるものではなく、要旨を逸脱しない範囲内で適宜変更して実施できる。例えば、糸立棒1が横向きであるときには、ボビン保持軸3は横向きであっても良い。また、駆動モータ6の回転速度は可変でないタイプでも良い。更に、可動体固定部として機能する第2締結部材72を可動体5の他端部5c側の第2腕部52の長孔54に挿入させ機体4の第2締結孔48に締結することにしているが、これに限らず、可動体固定部は、要するに可動体5を旋回位置に固定できる機能を有するものであれば良い。更に上記した実施例1では、可動体固定部である第2締結部材72は、可動体5の旋回半径が大きい側の他端部5c側に設けられているが、これに限らず、場合によっては、可動体5の中央側に設けられていても良いし、あるいは、可動体5の旋回半径が小さな側の一端部5a側に設けられていても良い。
上記した記載から次の技術的思想も把握できる。
(付記)糸駒を保持するための糸立棒と、前記ボビン保持軸の糸駒からの糸を案内する糸案内部と、前記糸案内部を経て糸を巻くボビンを保持するためのボビン保持軸と、前記糸立棒、前記糸案内部および前記ボビン保持軸を保持する機体を具備する糸巻調整装置において、前記ボビン保持軸に接続され前記ボビン保持軸を回転させる駆動モータが設けられていることを特徴とするミシンの糸巻調整装置。この場合、駆動モータによりボビン保持軸を回転させてボビンを回転させる。このためボビン保持軸を回転させる駆動源としてはずみ車を使用しない方式を採用できる。故に、ボビン保持軸をはずみ車に接近させた位置に配置しても良いし、あるいは、ボビン保持軸をはずみ車から離れた位置に配置しても良い。このようにボビン保持軸を装備する位置をはずみ車の位置に制約されないため、設計の自由度を高めることができる。
本発明は家庭用または業務用ミシンに適用できる。
実施例1に係り、一部破断して示すミシンの正面図である。 一部破断して示すミシンの平面図である。 一部破断して示すミシンの側面図である。 ミシンの内部である可動体付近を示す側面図である。 図4のV−V線に沿った断面図である。 図4のVI−VI線に沿った断面図である。 ボビン保持軸および駆動モータを有する可動体を機体に取り付けた状態を示す平面図である。 ボビン保持軸および駆動モータを有する可動体付近を示す正面図である。 ボビン保持軸の旋回形態を説明する構成図である。 実施例2に係り、ボビン保持軸および駆動モータを有する可動体付近を示す正面図である。 実施例3に係り、ボビン保持軸および駆動モータを有する可動体付近を示す正面図である。 実施例4に係り、可動体を機体に保持する一形態を示す断面図である。 従来例に係り、ボビン保持軸付近を示す断面図である。
符号の説明
1は糸立棒、10は糸駒、2は糸案内部、3はボビン保持軸、30はボビン、4は機体、47は第1締結孔、48は第2締結孔、5は可動体、6は駆動モータ、53は透孔、54は長孔、71は第1締結部材(旋回中心部)、72は第2締結部材(可動体固定部)を示す。

Claims (13)

  1. 糸駒を保持するための糸立棒と、
    前記糸立棒の前記糸駒からの糸を案内する糸案内部と、
    前記糸案内部を経て糸を巻くボビンを保持するためのボビン保持軸と、
    前記糸立棒、前記糸案内部および前記ボビン保持軸を保持する機体とを具備するミシンの糸巻調整装置において、
    前記ボビン保持軸を搭載する可動体が前記機体に設けられており、
    前記可動体は、前記ボビン保持軸の軸芯の延びる方向にそって旋回中心部により旋回可能に設けられており、且つ、前記旋回中心部を中心とする任意の旋回位置に可動体固定部により前記機体に固定可能に設けられていることを特徴とするミシンの糸巻調整装置。
  2. 糸駒を保持するための糸立棒と、
    前記糸立棒の前記糸駒からの糸を案内する糸案内部と、
    前記糸案内部を経て糸を巻くボビンを保持するためのボビン保持軸と、
    前記糸立棒、前記糸案内部および前記ボビン保持軸を保持する機体とを具備するミシンの糸巻調整装置において、
    前記ボビン保持軸を搭載する可動体が前記機体に設けられており、
    前記可動体は、前記ボビン保持軸の軸芯の延びる方向にそって旋回中心部により旋回可能に設けられており、且つ、前記旋回中心部を中心とする任意の旋回位置に可動体固定部により前記機体に固定可能に設けられており、
    前記ボビン保持軸を回転させる駆動モータが設けられていることを特徴とするミシンの糸巻調整装置。
  3. 請求項2において、前記駆動モータは前記可動体または機体に保持されていることを特徴とするミシンの糸巻調整装置。
  4. 請求項2または3において、前記機体は、前記駆動モータをバネ力をもって嵌合して保持するモータホルダ部を有することを特徴とするミシンの糸巻調整装置。
  5. 請求項2〜4のうちのいずれか一項において、前記駆動モータのモータ軸と前記ボビン保持軸とは互いに同軸的に且つ直接結合されていることを特徴とするミシンの糸巻調整装置。
  6. 請求項1〜5うちのいずれか一項において、前記ボビン保持軸は前記可動体において前記旋回中心部と前記可動体固定部との間に配置されていることを特徴とするミシンの糸巻調整装置。
  7. 請求項1〜6のうちのいずれか一項において、前記第1締結部材の軸芯P1と前記第2締結部材の軸芯P2とを最短で結ぶ仮想線をPAとし、前記仮想線PAの距離を100と相対表示すると共に、前記仮想線PAと前記ボビン保持軸の軸芯またはこれの延長線との交点をMDとすると、前記第1締結部材の軸芯P1と交点MDとの距離は70以下に設定されていることを特徴とするミシンの糸巻調整装置。
  8. 請求項2〜7のうちのいずれか一項において、前記駆動モータおよび前記駆動モータを駆動させる操作スイッチのうちの少なくとも一方は、前記旋回中心部と前記可動体固定部との間に配置されていることを特徴とするミシンの糸巻調整装置。
  9. 請求項2〜8のうちのいずれか一項において、前記駆動モータは、前記可動体において前記旋回中心部と前記可動体固定部との間に配置されており、且つ、前記可動体固定部よりも前記旋回中心部に近い側に配置されていることを特徴とするミシンの糸巻調整装置。
  10. 請求項1〜9のうちのいずれか一項において、前記旋回中心部は前記糸案内部と前記可動体固定部との間に位置していることを特徴とするミシンの糸巻調整装置。
  11. 請求項1〜9のうちのいずれか一項において、前記可動体固定部は前記旋回中心部と前記糸案内部との間に位置していることを特徴とするミシン間糸巻調整装置。
  12. 請求項1〜11のうちのいずれか一項において、前記可動体の旋回角度を所定角度以内に規制する規制要素が前記可動体および前記機体のうちの少なくとも一方に形成されていることを特徴とするミシンの糸巻調整装置。
  13. 請求項2〜12のうちのいずれか一項において、前記駆動モータの操作スイッチは、前記駆動モータの回転速度を可変とすることを特徴とするミシンの糸巻調整装置。
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