JP2007068808A - 易リサイクル性のタイルカーペット - Google Patents
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Abstract
【課題】タイルカーペットを構成する材料をポリエステル主体とすることにより、分別をしなくてもリサイクル性がよく、しかも風合いが柔らかく、床へのフィット性のよいタイルカーペットを提供することを目的とする。
【解決手段】タイルカーペットを構成する材料をポリエステル主体とすることにより、特にバッキング樹脂としてポリエステルエラストマー樹脂を使用することによって、乾燥工程を必要とせず、風合いが柔らかく、リサイクルのし易く、焼却可能なタイルカーペットを得られることを見出し本発明に到達した。
【選択図】 図1
【解決手段】タイルカーペットを構成する材料をポリエステル主体とすることにより、特にバッキング樹脂としてポリエステルエラストマー樹脂を使用することによって、乾燥工程を必要とせず、風合いが柔らかく、リサイクルのし易く、焼却可能なタイルカーペットを得られることを見出し本発明に到達した。
【選択図】 図1
Description
本発明は、リサイクルが容易であり、焼却廃棄処理の簡単なタイルカーペットに関するものである。
タイルカーペットの多くは塩ビ製タイルカーペットで占められている。しかしながら、使用済み塩ビ製タイルカーペットは、焼却すると有毒ガスを発生することから、未だにリサイクルされずに産業廃棄物として埋め立て処分されているのが現状である。このような環境問題の視点から、使用済みのタイルカーペットをリサイクルする方法は、種々提案されてきている。例えば、使用済みの塩ビ製タイルカーペットを繊維部分と樹脂部分に分離し、それぞれ再利用したり、あるいは、別の考え方としてカーペットを構成する材料をポリエステルに統一し、リサイクルのし易いカーペットとする提案が以下のようになされている。
特許文献1においては、使用済みの塩ビ製タイルカーペットをパイル部分とバッキング樹脂部分に分離し、この分離した廃材を粉砕機を用いて粉砕し、得られた粉砕物を風力振動分級等で樹脂分と繊維分に分離し、それぞれ再利用する技術を開示している。
特許文献2においては、ポリエステル繊維の集合体と樹脂バッキング部とからなるカーペット及び不織布において、樹脂バッキング部としてポリエステル系エマルジョンもしくはポリエステル系水溶液を使用し、これをポリエステル繊維の集合体の裏面に塗工し、乾燥して樹脂バッキング部を形成する技術が開示されている。
特許文献3においても、ポリエステルスパンボントからなる基布と、基布表面側にタフティング組織したポリエステルフィラメントの立毛と、基布の裏面側にコーティングしたポリエステル系樹脂のラテックスと、ラテックスの裏面に貼着されたポリエステルフィラメントが相互融着してなる裏打ち層とから構成される自動車用カーペットに関する技術が開示されている。
特開2004−114663号公報
特開平6−40278号公報
特開平6−72223号公報
しかしながら上記特許文献1の技術は、樹脂分と繊維分に分離するのに多くの労力と時間を要し、また特許文献2、3においては、カーペットを構成する材料をポリエステルに統一し、リサイクルのし易いカーペットを得るものとしては有効な技術ではあるが、バッキング樹脂としてポリエステル系樹脂のラテックス、ポリエステル系エマルジョンもしくはポリエステル系水溶液を使用することから、バッキング樹脂のポリエステル樹脂成分を多くするとカーペットの風合いが板のように硬くなり、床へのフィット性が悪くなり、必ずしも満足のいくものではなかった。また、必ず乾燥工程を経なければならないため、大きな設備も必要でタイルカーペットには不向きな技術であった。
本発明は、かかる技術的背景に鑑みてなされたものであって、タイルカーペットを構成する材料をポリエステルを主体とし、リサイクル性がよく、しかも風合いが柔らかく、床へのフィット性のよいタイルカーペットを提供することを目的とする。
本発明者らは、タイルカーペットを構成する材料をポリエステルを主体とし、特にバッキング樹脂としてポリエステルエラストマー樹脂を使用することによって、風合いが柔らかく、床へのフィット性が良好で、リサイクルのし易いタイルカーペットが得られることを見出し本発明に到達した。上記目的を達成するために、本発明は以下の手段を提供する。
[1]パイル糸、基布からなる表皮層と、バッキング層とからなるタイルカーペットにおいて、前記表皮層がポリエステル樹脂からなり且つ前記バッキング層がポリエステルエラストマー樹脂であることを特徴とするタイルカーペット。
[1]パイル糸、基布からなる表皮層と、バッキング層とからなるタイルカーペットにおいて、前記表皮層がポリエステル樹脂からなり且つ前記バッキング層がポリエステルエラストマー樹脂であることを特徴とするタイルカーペット。
[2]前記パイル糸がポリエステルマルチフィラメントであることを特徴とする前項1記載のタイルカーペット。
[3]前記基布がポリエステルスパンボンド不織布であることを特徴とする前項1または2に記載のタイルカーペット。
[4]前記バッキング層中にポリエステル樹脂からなる布帛を一層または複数層挿入していることを特徴とする前項1乃至3のいずれかの項に記載のタイルカーペット。
[5]前記バッキング層の50%以上がポリエステルエラストマー樹脂であることを特徴とする前項1乃至4のいずれかの項に記載のタイルカーペット。
[1]の発明では、パイル糸、基布、バッキング層の全てがポリエステル樹脂からなるので、使用後にタイルカーペットを回収し、部材ごとに分別しなくてもそのまま溶融することによって均質なポリエステル素材としてリサイクルすることができる。さらに、バッキング層がポリエステルエラストマー樹脂であるので、風合いが柔らかく、床へのフィット性のよい、易リサイクル性のタイルカーペットとすることができる。また、バッキング層としてポリエステル系樹脂のラテックス、ポリエステル系エマルジョンもしくはポリエステル系水溶液を使用した時のように、乾燥工程を必要としないので、経済的な製造工程とすることができる。
[2]の発明では、パイル糸がポリエステルマルチフィラメントであるので、防汚性と耐久性に優れ、遊び毛のない、易リサイクル性のタイルカーペットとすることができる。
[3]の発明では、基布がポリエステルスパンボンド不織布であるので、耐熱性に優れ、加工寸法の安定した易リサイクル性のタイルカーペットとすることができる。
[4]の発明では、バッキング層中にポリエステル繊維からなる布帛を一層または複数層挿入しているので、寸法の安定した、谷反りのない易リサイクル性のタイルカーペットとすることができる。(なお、タイルカーペットの好ましい反りはタイルカーペットをパイル面を上側にして床に置いた場合、縁辺部分が下側に若干反る「山反り」が好ましいとしており、逆に縁辺部分が上側に若干反る「谷反り」を好ましくない反りとしている。)
[5]前記バッキング層の50%以上がポリエステルエラストマー樹脂であるので風合いが柔らかく、床へのフィット性のよいタイルカーペットとすることができる。また、炭酸カルシウム等の充填材をポリエステルエラストマー樹脂に混入すれば、やや硬く腰のあるタイルカーペットとすることができる。また、目止めとしてEVA系ラテックス等を表皮層に加工した後にポリエステルエラストマー樹脂を塗布すれば、抜糸強度に優れ、風合いが柔らかく、床へのフィット性のよい、易リサイクル性のタイルカーペットとすることができる。また、焼却処理をしても、有害なガスの発生はなく、安全に焼却することができる。
以下、本発明を図1に基づいて詳細に説明する。本発明でいう易リサイクル性のタイルカーペット1とは、タイルカーペットを構成するパイル糸2、基布3と、バッキング層4のいずれもがポリエステル樹脂からなっていて、使用後、タイルカーペットを回収した後、部材ごとに分別しなくても、そのまま溶融することによって均質なポリエステル素材としてリサイクルすることができるタイルカーペットである。カーペットの形態としては、パイル糸2、基布3からなる表皮層5にバッキング層4を積層し、タイル状に裁断できればよく、タフテッドカーペット、ウィルトンカーペット、アキスミンスターカーペット、ニードルパンチカーペット等特に表皮層5の作り方には限定はしないが、コスト、性能等からタフテッドカーペットが好ましい。
前記パイル糸2としては、ポリエステル樹脂を原料とするのであれば、そのパイル形態に限定されることは無く、カットパイルであったり、ループパイルであったり、カットパイルとループパイルの組み合わせたものであってもよい。糸の形態も、撚り糸や、無撚糸であってもよいが、単糸繊度2〜50dtex、総繊度900〜3000dtexのポリエステルマルチフィラメントであるのが、防汚性と耐久性に優れ、遊び毛の出ないタイルカーペットとしては好適である。
前記基布3としては、ポリエステル樹脂を原料とするのであれば、形態に限定されることは無く、織基布や、不織布の基布であってもよいが、ポリエステルスパンボンド不織布が寸法の安定性がよく好適に使用される。なお、前記基布3、パイル糸2には必要に応じて静電気防止剤、消臭剤、防炎剤、防虫剤、抗菌剤、芳香剤等の各種添加剤を配合しても良い。
前記バッキング層4は、ポリエステルエラストマー樹脂で構成される。ポリエステルエラストマー樹脂は、常温でゴム弾性を示し、高温では可塑化されて一般の熱可塑性樹脂用の成形機によって成形することができる。前記バッキング層4においては、本発明の主旨を逸脱しない範囲であれば、顔料等の着色剤や、バッキング層表面の粘着性を低減させてカーペットの取扱性を向上するために、シリコーンオイル、ワックス等の粘着防止剤や、剛性を付与するために炭酸カルシウム等の充填材を配合してもよい。また、バッキング層4には必要に応じて老化防止剤、分散剤、乳化剤、防腐剤難燃剤、撥水剤、防虫剤、抗菌剤、芳香剤、増粘剤等の添加が可能である。
前記基布3にパイル糸2を植え込んだカーペット生機にバッキング層4を塗布し固着する方法は、特に限定されない。例えば単軸もしくは2軸の押出し機を用い、220℃〜260℃の温度でカーペット生機上に連続的に一定の厚みをもって押出し、バッキング層4が冷却固化する前に圧着ローラによって圧着してカーペットを得たり、押出し成型されたバッキング層4を冷却固化した後、そのバッキング層4をカーペット生機に、ポリエステル系接着剤等で接着しカーペットを得ることもできる。また、一旦バッキング層4を成型し巻き取った後、別工程でバッキング層4表面を加熱溶融しカーペットを重ね圧着してしてもよい。
また、高度な抜糸強度を要求される場合は、前記カーペット生機において、基布3にパイル糸2を固定する目止めとして、ポリエステルエラストマー樹脂又はポリエステル系接着剤を塗布しパイル糸2を基布3に固定した後にバッキング層4を塗布してもよい。また、EVA系ラテックスを目止めとして塗布しパイル糸2を基布3に固定した後に、バッキング層4を塗布してもよい。
バッキング層4の塗布量は、1.0〜2.0Kg/m2程度、好ましくは下限値を1.2Kg/m2以上、上限値を1.8Kg/m2以下にするのがよい。また、バッキング層4の厚さは1.0〜1.5mmにするのがタイルカーペットとしての床材とのフィット性からみて好ましい。
また、本発明のバッキング層中にポリエステル樹脂からなる布帛を一層または複数層挿入することにより、さらに寸法の安定した、谷反りにならない易リサイクル性のタイルカーペットとすることができる。また、ポリエステル樹脂からなる布帛にかえてジュート等の天然繊維やガラス繊維のような鉱物繊維の布帛にすると、より効果的に反り防止や寸法安定性が得られる。
本発明のタイルカーペットにおいては、バッキング層4の耐久性の向上やタイルカーペットの谷反り防止、施工性向上等を目的として、バッキング層の下面側に、ポリエステルエラストマー樹脂を含浸させるように、ポリエステル繊維からなる製編織された布地や、不織布等を積層してもよい。
以下、実施例によって本発明をより詳しく説明する。
<実施例1>
総繊度は2800デシテックス(1400dtex/2p、撚り数150回/m)、単繊維繊度が4.5デシテックスのポリエステル原着糸を、5/32インチゲージカットのタフティング機に仕掛け、1次基布としてポリエステルスパンボンド不織布(目付100g/m2)を用い、ステッチ7.5/インチ、パイル長8mmのカットパイルカーペット生機を作成し、バッキング樹脂としてポリエステルエラストマー樹脂(ヌーベラン 帝人化成株式会社製)を2軸の押出し機を用い、220℃〜260℃の温度で溶融しカーペット生機上に、塗布量1800g/m2厚さ1.5mmで連続的に押出し、バッキング層とした。樹脂が冷却固化する前に圧着ローラによって圧着し裁断してタイルカーペットを得た。加工性には問題なく、得られたタイルカーペットの風合いはやわらかく良好であった。また、使用後カーペットを洗浄して汚れを取り除き、粉砕して溶融すると、相容性がよく容易にペレット化することができた。
総繊度は2800デシテックス(1400dtex/2p、撚り数150回/m)、単繊維繊度が4.5デシテックスのポリエステル原着糸を、5/32インチゲージカットのタフティング機に仕掛け、1次基布としてポリエステルスパンボンド不織布(目付100g/m2)を用い、ステッチ7.5/インチ、パイル長8mmのカットパイルカーペット生機を作成し、バッキング樹脂としてポリエステルエラストマー樹脂(ヌーベラン 帝人化成株式会社製)を2軸の押出し機を用い、220℃〜260℃の温度で溶融しカーペット生機上に、塗布量1800g/m2厚さ1.5mmで連続的に押出し、バッキング層とした。樹脂が冷却固化する前に圧着ローラによって圧着し裁断してタイルカーペットを得た。加工性には問題なく、得られたタイルカーペットの風合いはやわらかく良好であった。また、使用後カーペットを洗浄して汚れを取り除き、粉砕して溶融すると、相容性がよく容易にペレット化することができた。
<実施例2>
実施例1において、バッキング樹脂としてポリエステルエラストマー樹脂(ヌーベラン 帝人化成株式会社製)100重量部、充填材に炭酸カルシウム100重量部、とした以外は、実施例1と同様にしてポリエステル製のカーペットを得た。加工性には問題なく、得られたカーペットの風合いは、実施例1よりやや硬く寸法安定性のよいもので、床とのフィット性も問題なく良好であった。
実施例1において、バッキング樹脂としてポリエステルエラストマー樹脂(ヌーベラン 帝人化成株式会社製)100重量部、充填材に炭酸カルシウム100重量部、とした以外は、実施例1と同様にしてポリエステル製のカーペットを得た。加工性には問題なく、得られたカーペットの風合いは、実施例1よりやや硬く寸法安定性のよいもので、床とのフィット性も問題なく良好であった。
<実施例3>
実施例1において、2軸の押出し機を二台とし、カーペット生機のステッチ側に、第一の押し出し機によってバッキング層を重ね第一層目とし、その上にポリエステル布帛(40g/m2)を重ねさらにその上に、第二の押し出し機でバッキング層の第二層目を重ね、圧着ローラによって圧着し裁断してタイルカーペットを得た。(図2参照)得られたカーペットの風合いは、実施例1より腰が強く寸法安定性のよいもので、床とのフィット性も問題なく良好であった。
実施例1において、2軸の押出し機を二台とし、カーペット生機のステッチ側に、第一の押し出し機によってバッキング層を重ね第一層目とし、その上にポリエステル布帛(40g/m2)を重ねさらにその上に、第二の押し出し機でバッキング層の第二層目を重ね、圧着ローラによって圧着し裁断してタイルカーペットを得た。(図2参照)得られたカーペットの風合いは、実施例1より腰が強く寸法安定性のよいもので、床とのフィット性も問題なく良好であった。
<実施例4>
実施例1において、カットパイルカーペット生機の裏面にあらかじめEVA系ラテックスを目止めとして60g/m2塗布しパイル糸2を基布3に固定した後に、バッキング樹脂としてポリエステルエラストマー樹脂(ヌーベラン 帝人化成株式会社製)を2軸の押出し機を用い、220℃〜260℃の温度で溶融しカーペット生機上に、塗布量1800g/m2厚さ1.5mmで連続的に押出し、バッキング層としたとした以外は、実施例1と同様にしてポリエステル製のカーペットを得た。実施例1より抜糸強度が向上し、使用中の毛羽だちのない、風合いのやわらかく良好なカーペットを得ることができた。
実施例1において、カットパイルカーペット生機の裏面にあらかじめEVA系ラテックスを目止めとして60g/m2塗布しパイル糸2を基布3に固定した後に、バッキング樹脂としてポリエステルエラストマー樹脂(ヌーベラン 帝人化成株式会社製)を2軸の押出し機を用い、220℃〜260℃の温度で溶融しカーペット生機上に、塗布量1800g/m2厚さ1.5mmで連続的に押出し、バッキング層としたとした以外は、実施例1と同様にしてポリエステル製のカーペットを得た。実施例1より抜糸強度が向上し、使用中の毛羽だちのない、風合いのやわらかく良好なカーペットを得ることができた。
<比較例1>
実施例1において、バッキング樹脂としてポリエステル系樹脂のラテックスをカーペット生機の裏面に塗布量400g/m2(乾燥状態)とした以外は、実施例1と同様にして全てポリエステル製のカーペットを得た。加工性には問題なかったが、得られたカーペットの風合いが硬く、床とのフィット性は悪かった。
実施例1において、バッキング樹脂としてポリエステル系樹脂のラテックスをカーペット生機の裏面に塗布量400g/m2(乾燥状態)とした以外は、実施例1と同様にして全てポリエステル製のカーペットを得た。加工性には問題なかったが、得られたカーペットの風合いが硬く、床とのフィット性は悪かった。
1…易リサイクル性のタフテッドカーペット
2…パイル糸
3…基布
4…バッキング層
5…表皮層
6…ポリエステル繊維からなる布帛
2…パイル糸
3…基布
4…バッキング層
5…表皮層
6…ポリエステル繊維からなる布帛
Claims (5)
- パイル糸、基布からなる表皮層と、バッキング層とからなるタイルカーペットにおいて、前記表皮層がポリエステル樹脂からなり且つ前記バッキング層がポリエステルエラストマー樹脂であることを特徴とするタイルカーペット。
- 前記パイル糸がポリエステルマルチフィラメント糸であることを特徴とする請求項1記載のタイルカーペット。
- 前記基布がポリエステルスパンボンド不織布であることを特徴とする請求項1または2に記載のタイルカーペット。
- 前記バッキング層中にポリエステル樹脂からなる布帛を一層または複数層挿入していることを特徴とする請求項1乃至3のいずれかの項に記載のタイルカーペット。
- 前記バッキング層の50%以上がポリエステルエラストマー樹脂であることを特徴とする請求項1乃至4のいずれかの項に記載のタイルカーペット。
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2005
- 2005-09-08 JP JP2005260110A patent/JP2007068808A/ja active Pending
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