JP2007068746A - ホックの雄ホック - Google Patents

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Abstract


【目的】 雄機能体に設けた固定ピンを装飾兼固定機能部に設けた固定孔に圧入させる作業により、装飾有りホック付きの衣類、鞄・袋類を簡易に提供でき、雄機能体の頸部や頭部には固定ピンが圧入されない組立使用すなわち頸部や頭部の壁面の異常変形及び銜え込み係止が強すぎの状態になったり逆に弱い状態になったりする不良品の発生事故を完全に解消できる。
【構成】 括れた頸部付きホック頭部及び当該頭部の裾に設けられた横に広がる座部からなる雄機能体と、硬質プラスチック製の装飾兼固定機能体とにより構成されたものであり、雄機能体の座部の外面には金属製の固定ピンが設けられ、装飾兼固定機能体には前記固定ピンを圧入により固定する固定孔が設けられ、また固定ピンの外周には前記固定孔よりやや拡径された多段の抜止片が設けられたものである。
【選択図】図2

Description

本発明は、衣服類、鞄・袋物類等の開口部の開閉のために使用される雌・雄一対のホックのうち、雌ホックにおける係止用凹部内に装備された銜止用スプリングにホック頭の頸部を銜え込ませて係止させる雄ホックの改良に関する。
従前、この種ホックの雄ホックとしては、「特許文献1」や図10に示すものが知られている。
先ず、理解し易くするために前記図10に示す従来ホックの雄ホックを具体的に説明する。
この図10に示すホックの雄ホック1(以下、従来例1という。)は、同図から明らかなように、実質的には3つの部品により構成されている。つまり、その一つは、括れた頸部2を有するホック頭部3と横に広がった鍔状座部4とからなる雄機能体5であり、もう一つは、取付個所の生地6を突き破った後にホック頭部3内に押し込まれて塑性変形する尖頭部7付き構成の管状カシメ部8と横に広がった鍔状止板部9とからなる固定機能部材10であり、さらにもう一つは、当該鍔状止板部9が外に露呈して体裁を悪くしないようにするための装飾機能部材11である。
しかしながら、前記従来例1には、次のような避けられない欠点があった。
前記従来例1における尖頭部7付き構成の管状カシメ部8は、取付個所の生地6を突き破る強さを備え且つ頭部3内での塑性変形の確実性を備えているように設計・製作されているものであり、しかも、括れた頸部2の内面に比較的しっかりと外周面を接触させて圧入固定されるものでもある。
また、頭部3を有する雄機能体5及び管状カシメ部8を有する固定機能部材10は、量産機械により大量生産されるものである。このため、その一個一個の形やサイズには、加工所内の室温等の自然環境、製作機械の癖、作業者の相違等により普通では視認ができないような微妙な差違が生じることから、不揃いな状態が発生していた。
したがって、雄機能体5と固定機能部材10とを実際に衣服等に対の状態で組み立て使用された場合、尖頭部7付き管状カシメ部8の圧入により頸部2や頭部3の壁面が普通では視認ができない不揃いな状態に変形したり、前記括れた頸部2の接触が不十分な状態になったりすることが比較的多く発生していた。
ちなみに、この発生の事実は、ホック頭の頸部2を銜え込む雌ホック側の銜止用スプリングによる係止が、強すぎの状態になったり逆に弱い状態になったりする不良品が比較的多く発生することでも判る。
このような不良品の発生は、避けようにも避けがたいことであり、提供者にとっては、これら不良品の出荷を未然に回避するための事前検査作業に可なりの人手や時間を要することになり、コストの高騰を招く結果になっていた。
一方、図として示していないが、先端部を意図的に変形させて雄機能体側の取付孔の周縁にカシメ止めるカシメ脚を装飾兼固定機能体から一体に設け、当該カシメ脚を生地に挿通して同生地を装飾兼固定機能体と雄機能体とで挟着した状態にすることにより雄機能体を衣服に取り付ける形式(以下、従前形式という。)は、従前多く提供されている。
しかしながら、この従前形式の雄ホックは、先端部を意図的に変形させて雄機能体の取付孔の周縁にカシメ止める必要性から、カシメ脚を強度がある金属材料製にしたい場合には装飾兼固定機能部分も金属材料製になってしまうので、使用時の外観を飾る装飾兼固定機能体がプラスチック製にされ且つある程度以上の強度を必要とするカシメ脚部が金属材料製にされた雄ホックの実施提供には向いていないという問題があった。
なお、使用時の外観を飾る装飾兼固定機能体がプラスチック製にされ且つある程度以上の強度を必要とするカシメ脚部が金属材料製にされた雄ホックの実施提供には、プラスチック製装飾兼固定機能体に金属材料製カシメ脚部材をインサート成形して得る手段によっても可能であるが、当該手段は、手間がが掛かり比較的高いコストになって好ましくなく、前記の、使用時の外観を飾る装飾兼固定機能体がプラスチック製にされ且つある程度以上の強度を必要とするカシメ脚部が金属材料製にされた雄ホックを要望するユーザーに向いていない。
特開平11−244024号公報
そこで、本発明は、前記圧入から生じていた不良品の発生を回避でき、前記コストの高騰を抑制でき、前記要望に応えることができると共に簡易な構造であって、組み立てが容易なだけでなく、強固な固定ができるホックの雄ホックを提供することを課題とする。
本発明のうち、請求項1に係るホックの雄ホックは、前記課題を達成するために、括れた頸部を有するホック頭部及び当該頭部の裾に設けられた座部からなる雄機能体と、装飾兼固定機能体とを備え、雄機能体の座部の外面には固定ピンが設けられ、装飾兼固定機能体には前記固定ピンを圧入により固定する固定孔が設けられたことを特徴とする。
すなわち、請求項1に係るホックの雄ホックは、これを衣服等に取り付けるには、当該衣服等における取付個所の両側に雄機能体及び装飾兼固定機能体を挟む状態に位置させ、この状態で雄機能体の固定ピンを衣服に刺し通してから当該固定ピンを装飾兼固定機能体における固定孔に圧入させればよい。
したがって、衣服等に対の状態で組み立て使用された場合、雄機能体の頸部及び頭部には固定ピンが圧入されないものであり、前記従来例において述べたような、尖頭部7付き管状カシメ部8が頸部2の壁面や頭部3の壁面を異常変形させたり、前記括れた頸部2の接触が不十分な状態になったりするような不測の事故発生は勿論、銜止用スプリングによる銜え込み係止が強すぎの状態になったり逆に弱い状態になったりする不良品の発生事故を完全に解消できるのみならず、これらの事故を解消するための事前検査作業に要していた人手や時間も省くことができる。
本発明のうち、請求項2に係るホックの雄ホックは、請求項1に係るホックの雄ホックにあって、装飾兼固定機能体はプラスチック製であり、固定ピンは金属製であることを特徴とする。
したがって、この請求項2に係るホックの雄ホックによれば、使用時の外観を飾る装飾兼固定機能体がプラスチック製にされ且つある程度以上の強度を必要とするカシメ脚部が金属材料製にされた雄ホック及び当該雄ホック付きの衣類、鞄・袋類を簡易に提供できる。
本発明のうち、請求項3に係るホックの雄ホックは、請求項1又は2に係るホックの雄ホックにあって、固定ピンの外周には固定孔よりやや拡径された抜止片が設けられたことを特徴とする。
したがって、前記のように衣服等に対の状態で組み立て使用された場合、抜止片が固定孔の周面に食い込んだ状態で強固に係止でき、固定ピンの抜け外れ事故を完全に回避でき、当該事故を惹起するような不良衣服を不測に提供してしまうようなミスを防止できる。
本発明のうち、請求項4に係るホックの雄ホックは、請求項3に係るホックの雄ホックにあって、抜止片が圧入方向と反対の向きに傾斜して逆進を阻止するくさび形の断面にされたことを特徴とする。
したがって、前記のように衣服等に対の状態で組み立て使用された場合、抜止片が固定孔の周面により強固に係止でき、固定ピンの抜け外れ事故を惹起するような不良衣服を不測に提供してしまうようなミスをより確実に防止でき、良品の提供に好適である。
本発明のうち、請求項5に係るホックの雄ホックは、請求項1〜4のいずれか一つの請求項に係るホックの雄ホックにあって、金属板に圧絞加工を施すことにより雄機能体と通孔付き覆い片とを構成し、またこれら雄機能体、覆い片とは別個に、金属材料を以て前記通孔より大径の頂部を有する固定ピンを構成すると共にこの覆い片の通孔に裏側から固定ピンを挿通した状態で同覆い片を前記雄機能体の座部の外側に重ねてこれら覆い片、座部の外周縁をカシメ止めることにより雄機能体に固定ピンが固定されたことを特徴とする。
すなわち、請求項5に係るホックの雄ホックによれば、容易且つ簡単に低コストでホックの雄ホックを構成・提供できる。
本発明のうち、請求項6に係るホックの雄ホックは、請求項1〜4のいずれか一つの請求項に係るホックの雄ホックにあって、雄機能体は、雄機能部分と当該雄機能部分の裾に設けた座部と同雄機能部分の頂面の中央に形成された固定用凹部を備え、固定ピンは、前記固定用凹部に圧入固定される平頭部を備え、固定用凹部に対する平頭部の圧入加工により雄機能体と固定ピンとが固定されたことを特徴とする。
すなわち、請求項6に係るホックの雄ホックによれば、固定用凹部に対する平頭部の圧入加工により容易且つ簡単に、固定ピンを雄機能体に固定できる。
本発明のうち、請求項7に係るホックの雄ホックは、請求項1〜4のいずれか一つの請求項に係るホックの雄ホックにあって、雄機能体と固定ピンが一体に構成されたものであることを特徴とする。
すなわち、固定ピン付きの雄機能体を低コストで容易に構成でき、固定ピン付き雄機能体と装飾兼固定機能体の二つのパーツからなる極めて単純な雄ホックが提供でき、量産化、低コスト化、製造工程の少減化等に優れている。
本発明のうち、請求項8に係るホックの雄ホックは、請求項1又は2に係るホックの雄ホックにあって、固定ピンは、雄機能体の座部に管状カシメ部を固定して構成され、また装飾兼固定機能体は、中央にカシメ用孔を有する内側金属片に外粧金属片を重ね止めることにより当該内側金属片と外粧金属片との間に前記管状カシメ部の頭部が潰れて拡がるための中空室が形成され、前記管状カシメ部の頭部を中空室で潰し拡げることにより雄機能体と装飾兼固定機能体とを固定しうるようにされたことを特徴とする。
すなわち、請求項8に係るホックの雄ホックによれば、容易且つ簡単に低コストでホックの雄ホックを構成・提供できる。
請求項1に係るホックの雄ホックによれば、使用時の外観を飾る装飾兼固定機能体がプラスチック製にされ且つある程度以上の強度を必要とするカシメ脚部が金属材料製にされた雄ホック及び当該雄ホック付きの衣類、鞄・袋類は、固定ピンを装飾兼固定機能体における固定孔に圧入させる作業により簡易に低コストで提供できる。また、衣服等に対の状態で組み立て使用された場合にあっては、雄機能体の頸部や頭部には固定ピンが圧入されないものであり、前記従来例において述べたような、尖頭部7付き管状カシメ部8が頸部2や頭部3の壁面を異常変形させたり、前記括れた頸部2の接触が不十分な状態になったりするような不測の事故発生は勿論、銜止用スプリングによるホック頭の頸部を銜え込む係止が強すぎの状態になったり逆に弱い状態になったりする不良品の事故発生も完全に解消できるのみならず、これらの事故を解消するための事前検査作業に要していた人手や時間も省くことができる。このように、本発明に係るホックの雄ホックは、簡易な構造であって、組み立てが容易なだけでなく、強固な固定ができる。またたとえば、種々の装飾兼固定機能体を用意しておいてその中から選択し前記組立を行うようにすることで容易にニーズに対応することができる。
請求項2に係るホックの雄ホックによれば、前記請求項1の効果に加え、使用時の外観を飾る装飾兼固定機能体がプラスチック製にされ且つある程度以上の強度を必要とするカシメ脚部が金属材料製にされた雄ホック及び当該雄ホック付きの衣類、鞄・袋類を簡易に提供でき、前記要望に応えることができる。
請求項3に係るホックの雄ホックによれば、前記請求項1の効果に加え、前記のように衣服等に対の状態で組み立て使用された場合、抜止片が固定孔の周面に強固に係止でき、固定ピンの抜け外れ事故を完全若しくは充分に回避でき、当該事故を惹起するような不良衣服を不測に提供してしまうようなミスを容易且つ完全に防止できる。
請求項4に係るホックの雄ホックによれば、前記請求項3の効果に加え、前記のように衣服等に対の状態で組み立て使用された場合、抜止片が固定孔の周面により強固に係止でき、固定ピンの抜け外れ事故を惹起するような不良衣服を不測に提供してしまうというようなミスをより確実に防止できる。
請求項5に係るホックの雄ホックによれば、前記請求項1の効果に加え、容易且つ簡単にホックの雄ホックを低コストで構成・提供できる。
請求項6に係るホックの雄ホックによれば、請求項1〜4のいずれか一つの請求項の効果に加え、固定用凹部に対する平頭部の圧入加工により容易且つ簡単に、固定ピンを雄機能体に固定できる。
請求項7に係るホックの雄ホックによれば、請求項1〜4のいずれか一つの請求項の効果に加え、固定ピン付きの雄機能体を低コストで容易に構成でき、固定ピン付き雄機能体と装飾兼固定機能体の二つのパーツからなる極めて単純な雄ホックが提供でき、量産化、低コスト化された雄ホックの提供に適している。
請求項8に係るホックの雄ホックによれば、請求項1又は2の請求項の効果に加え、容易且つ簡単に低コストでホックの雄ホックを構成・提供できる。
図1〜図3は、本発明の第1実施の形態に係るホックの雄ホック20を示す。なお、図1は全体を示す側面図であり、図2は拡大断面図であり、図3は拡大分解断面図である。
この実施の形態に係るホックの雄ホック20は、括れた頸部21を有するホック頭部22及び当該頭部22の裾に設けられた横に広がる座部23からなる雄機能体24と、硬質プラスチック製の装飾兼固定機能体26とにより構成されたものであり、雄機能体24の座部23の外面には金属製の固定ピン25が設けられ、装飾兼固定機能体26には前記固定ピン25を圧入により固定する固定孔27が設けられたものである。
この第1実施の形態に係るホックの雄ホック20にあって雄機能体24は、金属板に圧絞加工を施すことにより括れた頸部21を有するホック頭部22及び当該頭部22の裾に設けられた横に広がる座部23からなる雄機能体24と、通孔28付き覆い片29とを構成し、またこれら雄機能体24、覆い片29とは別個に、金属材料を以て前記通孔28より大径の板状頂部30を設けた固定ピン25を構成し、そして前記覆い片29の通孔28に裏側から固定ピン25を挿通した状態で同覆い片29を前記雄機能体24の座部23の外側に重ね、この重ね状態でこれら覆い片29、座部23の外周縁をカシメ止めることにより雄機能体24に固定ピン25が固定されたものである。
なお、前記固定ピン25は、その外周には前記固定孔27よりやや拡径された多段の抜止片31が設けられ、各抜止片31は圧入方向と反対の向きに傾斜して逆進を阻止するくさび形の断面にされている。この場合、当該抜止片31は少なくとも一個形成されていればよい。また、固定孔27に圧入される固定ピン25は、抜け外れなければよいので、前記抜止片31の代わりにたとえばローレット、ツメ状突起、環紋状突起等を設けて実施してもよく、勿論圧入による締付力で充分の場合には抜止片31、ローレット、突起等を設けないこともあり得る。接着剤の流込みで固定するようにしてもよい。また、前記くさび形の抜止片31はネジのように連続して形成することもできる。
また、この第1実施の形態に係るホックの雄ホック20にあって装飾兼固定機能体26は、ポリエチレンテレフタレート、ポリプチレンテレフタレート等合成樹脂を以て半球形状の核部材32をインジェクション成形し、当該成形核部材32の表面を研磨して当該研磨済み表面に金属コート33を施したものであり、その底面の中央個所に前記固定ピン25を圧入により固定する固定孔27が設けられたものである。金属コート33に代えてパールメッキ仕上、その他のコート加工を施すことができる。
なお、前記装飾兼固定機能体26は、固定ピン25を圧入により抜去不能に固定するための固定孔27を備え且つ抜止片31が固定孔27の周面に食込むもの或いは銜え止めるものであればよいので、前記以外の材料たとえば固定ピン25より柔らかいダイキャスト、その他の前記固定ピンよりも柔らかい性質の金属等を使用しても実施できる。また、前記装飾兼固定機能体26は、合成樹脂材料による一体成形により構成してあるが、固定孔27の設け部分のみをプラスチック製にし他を金属製にするなどのように複数の部品の組み合わせからなるものであってもよい。さらに前記のように核部材がポリエチレンテレフタレートまたはポリプチレンテレフタレート製とされた場合には、弾性力があるので打込加工、切削加工、研磨加工ができるのみならず溶剤に強いものを提供でき、複雑な凹凸模様を備えた製品が提供できる。更に前記のように研磨加工および切削加工が可能であるので、インジェクション成形後にアール取り、パーティングラインの除去加工ができるものであって仕上りの美しい製品の提供が可能である。また前記したように溶剤に強いので金属コート加工の薬品処理段階では溶剤の影響を少しも受けることがないので同溶剤による不良品の発生がないものである。
したがって、前記第1実施の形態に係るホックの雄ホック20を衣服34等に取り付けるには、当該衣服34等における取付個所の両側に雄機能体24及び装飾兼固定機能体26を挟む状態に位置させ、この状態で雄機能体24の固定ピン25を衣服34に刺し通してから装飾兼固定機能体26における固定孔27に圧入させればよい。なお、衣服34には刺し通し作業を容易にするために予め刺し通し用孔を明けておくことは自由であり、又は固定ピン25の先端を尖らせて当該刺し通し用孔を設けないようにしてもよい。
なお、図中符号35は、汎用の雌ホックであるので詳述しないが、係止用凹部36の銜止用スプリング37により前記雄ホック頭の頸部を銜え込んで係止するものである。
図4及び図5は、本発明の第2実施の形態に係るホックの雄ホック40を示す。なお、図4は全体を示す拡大断面図であり、図5は拡大分解断面図である。
この第2実施の形態に係るホックの雄ホック40は、前記第1実施の形態に係るホックの雄ホック20と略同じ構成にされているものであるので、同一の部位には同じ符号を付してその説明を省略し、異なる部位、具体的には雄機能体41の構成及び当該雄機能体41に対して固定する固定ピン42の構成について説明する。
先ず、雄機能体41は、金属板に圧絞加工を施して構成したものであり、頂面が平らな雄機能部分43と当該雄機能部分43の裾に連続した設けた座部44と同雄機能部分43の頂面の中央に形成した固定用凹部45からなるものである。
また、固定ピン42は、金属製であり、前記固定用凹部45に圧入固定する平頭部46を有しているものである。この平頭部46の固定は、当該平頭部46の外周面と固定用凹部45の外周面との圧接により達成されている。したがって、雄機能体41と固定ピン42との固定は、固定用凹部45に対する平頭部46の圧入加工により簡単になし得る利点がある。
また、図6は、本発明の第3実施の形態に係るホックの雄ホック50を示す全体の拡大断面図である。
この第3実施の形態に係るホックの雄ホック50は、前記第1実施の形態に係るホックの雄ホック20と略同じ構成にされているものであるので、同一の部位には同じ符号を付してその説明を省略し、異なる部位、具体的には雄機能体51と固定ピン52の構成について説明する。すなわち、ゲンコツ型の雄機能体51と固定ピン52を一体に構成したものであり、ダイキャスト加工、プレス加工で容易に構成ができ、低コスト化に好ましいものである。なお、図中符号72は、肉薄化のよる軽量化、材料の節約等のために設けた凹み孔を示す。
また、図7は、本発明の第4実施の形態に係るホックの雄ホック54を示す全体の拡大断面図である。
この第4実施の形態に係るホックの雄ホック54は、前記第3実施の形態に係るホックの雄ホック50と略同じ構成にされているものであるので、同一の部位には同じ符号を付してその説明を省略し、異なる部位、具体的には雄機能体55と固定ピン56の構成について説明する。すなわち、雄機能体55は皿型に構成されていて固定ピン52と一体に構成されたものである。この第4実施の形態に係るホックの雄ホック54も前記第3実施の形態に係るホックの雄ホック50と同様にダイキャスト加工、プレス加工で容易に構成ができ、低コスト化に好ましいものである。なお、図中符号74は、雄機能体55の肉薄化のよる軽量化、材料の節約等のために設けた凹み孔を示す。
また、図8及び図9は、本発明の第5実施の形態に係るホックの雄ホック60を示す。なお、図8は全体を示す拡大断面図であり、図9は拡大分解断面図である。
この第5実施の形態に係るホックの雄ホック60は、前記第1実施の形態に係るホックの雄ホック20と略同じ構成にされているものであるので、同一の部位には同じ符号を付してその説明を省略し、異なる部位、具体的には固定ピン61の構成及び装飾兼固定機能体62の構成について説明する。
先ず、固定ピン61は、金属板製の尖頭部63付き管状カシメ部64と当該カシメ部64の基端に連設された鍔状部65からなり、この鍔状部65を前記雄機能体24の座部23に補強板73を挟んで重ねて当該座部23の外周縁66によりカシメ止めることで同雄機能体24に固定したものである。
また、装飾兼固定機能体62は、中央にカシメ用孔部67を有する円形の内側金属片68と、当該内側金属片68の外側に被着された丸底皿形状の当て板兼外粧金属片69とを重ねると共に当該当て板兼外粧金属片69の外周縁70により内側金属片68をカシメ止めることによって構成されたものであり、カシメ用孔部67の内側には上記内側金属片68と当て板兼外粧金属片69とにより囲まれた、前記管状カシメ部64の尖頭部63が潰れて拡がるための中空室71が設けられているものである。
すなわち、この第5実施の形態に係るホックの雄ホック60は、前記管状カシメ部64の尖頭部63を中空室71で潰し拡げることにより装飾兼固定機能体62と雄機能体24とを固定状態にするようにされたものである。
第1実施の形態に係るホックの雄ホックを示す側面図である。 同じく拡大断面図である。 同じく分解拡大断面図である。 第2実施の形態に係るホックの雄ホックを示す拡大断面図である。 同じく分解拡大断面図である。 第3実施の形態に係るホックの雄ホックを示す拡大断面図である。 第4実施の形態に係るホックの雄ホックを示す拡大断面図である。 第5実施の形態に係るホックの雄ホックを示す拡大断面図である。 同じく分解拡大断面図である。 従来例を示す拡大断面図である。
符号の説明
1 従来のホックの雄ホック
2 頸部
3 頭部
4 鍔状座部
5 雄機能体
6 生地
7 尖頭部
8 管状カシメ部
9 鍔状止板部
10 止め部材
11 装飾部材
20 第1実施の形態に係るホックの雄ホック
21 頸部
22 頭部
23 座部
24 雄機能体
25 固定ピン
26 装飾兼固定機能体
27 固定孔
28 通孔
29 覆い片
30 板状頂部
31 抜止片
32 核部材
33 金属コート
34 衣服
35 汎用の雌ホック
36 係止用凹部
37 銜止用スプリング
40 第2実施の形態に係るホックの雄ホック
41 雄機能体
42 固定ピン
43 雄機能部分
44 座部
45 固定用凹部
46 平頭部
50 第3実施の形態に係るホックの雄ホック
51 雄機能体
52 固定ピン
54 第4実施の形態に係るホックの雄ホック
55 雄機能体
56 固定ピン
60 第5実施の形態に係るホックの雄ホック
61 固定ピン
62 装飾兼固定機能体
63 尖頭部
64 管状カシメ部
65 鍔状部
66 外周縁
67 カシメ用孔部
68 内側金属片
69 当て板兼外粧金属片
70 外周縁
71 中空室
72 凹み孔
73 補強板
74 凹み孔

Claims (8)

  1. 括れた頸部を有するホック頭部及び当該頭部の裾に設けられた座部からなる雄機能体と、装飾兼固定機能体とを備え、雄機能体の座部の外面には固定ピンが設けられ、装飾兼固定機能体には前記固定ピンを圧入により固定する固定孔が設けられたことを特徴とするホックの雄ホック。
  2. 装飾兼固定機能体はプラスチック製であり、固定ピンは金属製であることを特徴とする請求項1記載のホックの雄ホック。
  3. 固定ピンの外周には固定孔よりやや拡径された抜止片が設けられたことを特徴とする請求項1又は2記載のホックの雄ホック。
  4. 抜止片が圧入方向と反対の向きに傾斜して逆進を阻止するくさび形の断面にされたことを特徴とする請求項3記載のホックの雄ホック。
  5. 金属板に圧絞加工を施すことにより雄機能体と通孔付き覆い片とを構成し、またこれら雄機能体、覆い片とは別個に、金属材料を以て前記通孔より大径の頂部を設けた固定ピンを構成すると共にこの覆い片の通孔に裏側から固定ピンを挿通した状態で同覆い片を前記当該雄機能体の座部の外側に重ね止めることにより雄機能体に固定ピンが固定されたことを特徴とする請求項1〜4のいずれか一つの請求項記載のホックの雄ホック。
  6. 雄機能体は、雄機能部分と当該雄機能部分の裾に設けた座部と同雄機能部分の頂面の中央に形成された固定用凹部を備え、固定ピンは、前記固定用凹部に圧入固定される平頭部を備え、固定用凹部に対する平頭部の圧入加工により雄機能体と固定ピンとが固定されたことを特徴とする請求項1〜4のいずれか一つの請求項記載のホックの雄ホック。
  7. 雄機能体と固定ピンが一体に構成されたものであることを特徴とする請求項1〜4のいずれか一つの請求項記載のホックの雄ホック。
  8. 固定ピンは、雄機能体の座部に管状カシメ部を固定して構成され、また装飾兼固定機能体は、中央にカシメ用孔を有する内側金属片に外粧金属片を重ね止めることにより当該内側金属片と外粧金属片との間に前記管状カシメ部の頭部が潰れて拡がるための中空室が形成され、前記管状カシメ部の頭部を中空室で潰し拡げることにより雄機能体と装飾兼固定機能体とを固定しうるようにされたことを特徴とする請求項1又は2記載のホックの雄ホック。
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