JP2007066643A - 電圧検出装置 - Google Patents

電圧検出装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2007066643A
JP2007066643A JP2005249658A JP2005249658A JP2007066643A JP 2007066643 A JP2007066643 A JP 2007066643A JP 2005249658 A JP2005249658 A JP 2005249658A JP 2005249658 A JP2005249658 A JP 2005249658A JP 2007066643 A JP2007066643 A JP 2007066643A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
voltage detection
fuel cell
voltage
cell
detection device
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2005249658A
Other languages
English (en)
Inventor
Koji Morita
幸治 盛田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nissan Motor Co Ltd
Original Assignee
Nissan Motor Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nissan Motor Co Ltd filed Critical Nissan Motor Co Ltd
Priority to JP2005249658A priority Critical patent/JP2007066643A/ja
Publication of JP2007066643A publication Critical patent/JP2007066643A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E60/00Enabling technologies; Technologies with a potential or indirect contribution to GHG emissions mitigation
    • Y02E60/30Hydrogen technology
    • Y02E60/50Fuel cells

Landscapes

  • Fuel Cell (AREA)

Abstract

【課題】 電力供給をする専用の電源を別途用意することなく燃料電池のセル電圧を検出する電圧検出装置を駆動する。
【解決手段】 燃料電池スタック10の複数の単セル10Cのうち、直列接続された任意の個数の単セル10Cからなるセルブロック10B毎に各単セル10Cの電圧を検出する燃料電池スタック10から絶縁された電圧検出回路20と、セルブロック10Bと並列に接続されたコンデンサ51と、コンデンサ51に直列に接続されたダイオード52と、セルブロック10Bで発電された電力又はコンデンサ51に蓄電された電荷を電圧検出回路20に供給する電力供給リード線53a、53bとを備えることで実現する。
【選択図】 図2

Description

本発明は、燃料電池の電圧を検出する電圧検出装置に関し、詳しくは、当該電圧検出装置に電力を供給する電源を別途必要としない電圧検出装置に関する。
化石燃料の枯渇危機、並びに化石燃料の燃焼による大気汚染、地球温暖化の問題に対応すべく、圧縮された燃料ガスを消費することで走行する車両が考案されている。このように燃料ガスを消費することで走行する車両としては、例えば、燃料ガスとして水素ガスを用い、水素ガスと空気ガス中の酸素との化学反応により発生させた電気エネルギーで走行する燃料電池車がある。
このような燃料電池車などに搭載される燃料電池は、複数の単セルを複数積層することで構成されたスタック構造となっている。このスタック構造をなす燃料電池本体である燃料電池スタックは、当該燃料電池スタックが用いられる燃料電池システムで要求される電圧に応じて、例えば、セル電圧が0.6V程度(開放端電圧:約1V)である単セルを数十から数百セル、直列に接続して所望の電圧を出力することができる。
一般に、燃料電池を運転する燃料電池システムには、数個の単セルからなるブロック単位で、発電している燃料電池の電圧を検出する電圧検出装置が設けられ、この電圧検出装置で検出される電圧値をモニタしながら運転制御がなされる。具体的には、単セルの劣化を防止するために、各単セルが所定の電圧範囲内で発電するような運転制御がなされる。
このように、燃料電池スタックのセル電圧を検出し、検出したセル電圧から異常状態となった単セルを判定する手法が開示されている(特許文献1。)。特許文献1で開示されている手法によれば、燃料電池スタックのセル電圧を絶縁された複数のサブモジュールに分けて判定することができるため、構成を簡素で安価にすることができる。
特開2002−343399号公報
特許文献1で開示されている手法では、燃料電池スタックの異常状態においてもセル電圧を検出することができるように、各サブモジュール毎に当該サブモジュールを駆動するための絶縁電源が必要となっている。しかしながら、この絶縁電源は、比較的大きな部材であるトランスを必須部品としているため、サブモジュールの大型化を招いてしまうといった問題があった。
そこで、本発明は、上述したような問題を解決するために提案されたものであり、燃料電池スタックのセル電圧検出を行う電圧検出装置において、電力供給をする専用の電源を別途用意することなく、駆動することができる電圧検出装置を提供することを目的とする。
本発明は、上述した課題を解決するために、燃料電池の複数の単セルのうち、直列接続された任意の個数の単セルからなるセルブロック毎に各単セルの電圧を検出する燃料電池から絶縁された電圧検出回路と、セルブロックと並列に接続された蓄電手段と、蓄電手段に直列に接続された整流素子と、セルブロックで発電された電力又は蓄電手段に蓄電された電荷を電圧検出回路に供給する電力供給手段とを備えるようにした。
本発明によれば、電圧検出対象である燃料電池により発電された電力で電圧検出回路を駆動することができると共に、燃料電池による電力供給が不能となった場合でも蓄電手段によって蓄電された電荷が供給されるため電圧検出を継続することを可能とする。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。
まず、図1を用いて本発明の実施の形態として示す燃料電池システム1の構成について説明する。
図1に示すように、燃料電池システム1は、燃料電池本体である燃料電池スタック10と、燃料電池スタック10の燃料極であるアノードに水素ガスを供給する水素ガス供給系30と、燃料電池スタック10の酸化剤極であるカソードに酸化剤ガスである空気ガスを供給する空気ガス供給系40と、燃料電池スタック10で発電された電力を管理し負荷装置15への供給制御をするパワーマネージャ14と、当該燃料電池システム1を統括的に制御する制御装置16と、燃料電池スタック10を構成する各単セルの出力電圧を検出する電圧検出装置17とを備える。
このような燃料電池システム1は、例えば、車両や船舶といった移動体又は定置用の発電システムなどに用いられる。燃料電池システム1が備える燃料電池スタック10は、発電単位である単セルを複数積層することで構成され、アノードに燃料ガスとして供給される水素ガスと、カソードに供給される空気ガス中の酸素との化学反応により発電する。
燃料電池スタック10は、例えば、電解質として高分子電解質膜を用いた高分子電解質形燃料電池(PEFC:Polymer Electrolyte Fuel Cell)などであり、単セルの構造が、高分子電解質膜の両側に触媒層をそれぞれ設け、燃料極、酸化剤極が形成されたMEA(Membrane Electrode Assembly)として一体化され、さらにMEAを挟み込むように設けられたガス拡散層を備えている。
水素ガス供給系30は、燃料ガスである水素ガスを貯蔵する高圧水素タンクといった水素タンク11を備えており、制御装置16の制御により、水素ガスを燃料電池システム1が運転できる範囲で定められた所定の圧力に調節して、水素ガス供給配管31を介して燃料電池スタック10のアノードへ供給する。
また、水素ガス供給系30では、制御装置16の制御により、燃料電池スタック10のアノードに供給する水素ガス流量を、出力電流に相当する反応水素ガス流量より当量比を大きくすることで、複数のセルで構成される燃料電池スタック10の各セルに、不足なく水素ガスが供給できるようにされている。
さらにまた、発電を継続するにつれて、燃料電池スタック10のアノードには、水素ガス以外の不純物ガス、例えば窒素などが蓄積され、水素濃度を減少させてしまう。水素濃度が減少すると発電効率の低下、燃料電池スタック10の劣化を招くので、制御装置16は、不純物ガスを水素ガス排出配管32を介して排出するよう制御する。
一方、空気ガス供給系40は、空気を圧縮して空気ガスとして供給するコンプレッサや空気ガスを供給するブロワといった空気ガス供給装置12と、加湿装置13とを備えており、制御装置16の制御により、空気ガス供給装置12の回転数を制御するなどして、空気ガスを燃料電池システム1が運転できる範囲で定められた所定の圧力に調節して、燃料電池スタック10のカソードへ空気ガス供給配管41を介して供給する。不要な空気ガスは、空気ガス排出配管42を介して排出される。
空気ガス供給装置12をコンプレッサとする場合には、空気ガスが圧縮され昇温されるため、空気ガス供給装置12の後段に昇温された空気ガスを冷却する図示しない冷却装置を設けるようにする。
加湿装置13は、燃料電池スタック10のカソードに供給する空気ガスを加湿する。このように、加湿装置13は、カソードに供給する空気ガスを加湿することで、高分子電解質膜に水分供給をし、高分子電解質膜のイオン輸送能力を低下させることなく良好なイオン伝導性を保つように水分管理を行う。
制御装置16は、燃料電池システム1を統括的に制御する制御手段であり、上述したような燃料電池スタック10のアノードの水素ガス圧力、カソードの空気ガス圧力を制御しながらの、アノード、カソードへの水素ガス、空気ガスの供給制御に加えて、後述する電圧検出装置17によって検出された燃料電池スタック10の各単セルのセル電圧に基づき、単セルの異常判定を行う。制御装置16は、この判定結果に応じて適切な制御処理を実行する。
電圧検出装置17は、燃料電池スタック10を構成する各単セルのセル電圧を検出する。電圧検出装置17によって検出されたセル電圧は、制御装置16に出力される。このように燃料電池スタック10の単セルのセル電圧を検出する電圧検出装置17は、燃料電池スタック10から供給される電力により各機能部が駆動される。
図2を用いて、電圧検出装置17の構成について説明をする。図2に示すように、電圧検出装置17は、燃料電池スタック10の複数の単セル10C(nは、自然数)のうち、直列接続された任意の個数の単セル10Cからなる各セルブロック10B(Nは、自然数)毎にセル電圧を検出する複数の電圧検出回路20と、セルブロック10Bで発電された電力を電圧検出回路20へ供給するための補助回路50とを備えている。
図2に示す例では、直列接続された4つの単セル10Cをセルブロック10Bとして構成している。
電圧検出回路20は、マルチプレクサ21と、差動増幅器22と、電圧周波数変換器23と、フォトカプラ24と、電源入力部25とを備えている。
マルチプレクサ21は、セルブロック10Bを構成する4つの単セル10Cの出力を、制御装置16の制御により、所定の時間毎に選択的に切り換えて取り出し、後段の差動増幅器22へと渡す。
具体的には、マルチプレクサ21は、セルブロック10Bを構成する各単セル10Cの陽極である燃料極(マイナス極)、陰極である酸化剤極(プラス極)と、電圧センシングリード線26を介して接続されたプラス極用端子21a1乃至21a4、マイナス極用端子21b1乃至21b4を、制御装置16の制御に応じて切換スイッチ21Sで切り換えることで、セルブロック10Bを構成する各単セル10Cの出力を選択的に切り換える。
差動増幅器22は、マルチプレクサ21によって選択的に出力された単セル10Cのセル電圧を差動増幅して、後段の電圧周波数変換器23に出力する。
電圧周波数変換器23は、差動増幅器22で差動増幅された電圧を入力信号電圧として、この入力信号電圧に応じた周波数で発振するパルス信号を出力する。電圧周波数変換器23から出力された入力信号電圧に応じた周波数のパルス信号は、後段のフォトカプラ24に出力される。
フォトカプラ24は、発光ダイオード24a、フォトトランジスタ24bからなり、電圧検出回路20に絶縁性を与えながら、検出された各単セル10Cのセル電圧値を出力する。フォトカプラ24は、電圧周波数変換器23から出力されたパルス信号に応じて発光ダイオード24aを点灯させることで、フォトトランジスタ24bを動作させ、セル電圧に応じた信号を制御装置16へと出力する。
このように、電圧検出装置17の電圧検出回路20は、燃料電池スタック10のセルブロック10B毎に、セルブロック10Bを構成する各単セル10Cのセル電圧を検出することができる。
図2に示すように、電圧検出装置17の電圧検出回路20には、電圧検出回路20の電圧検出対象のセルブロック10Bで発電された電力が、補助回路50を介して電源入力部25から供給される。このように、電圧検出対象のセルブロック10Bで発電された電力は、電圧検出回路20に供給され各機能部を動作させる。
図2に示すように、補助回路50は、セルブロック10Bと並列に接続された蓄電素子であるコンデンサ51と、コンデンサ51に直列に接続された整流素子であるダイオード52とを備えている。
補助回路50からは、電圧検出回路20に対してセルブロック10Bの電力を供給する電力供給リード線53a、53bがコンデンサ51の2つの電極と同電位となるように引き出され、電圧検出回路20の電源入力部25の電力供給端子25a、25bと接続されている。
このコンデンサ51は、セルブロック10Bになんらかの異常事態が発生し、電圧検出回路20へと電力供給することができない場合に、セルブロック10Bに代わって、蓄電された電荷を供給することで電圧検出回路20を駆動することができる。
一般に、燃料電池スタックの単セルのセル電圧を検出する電圧検出装置は、燃料電池スタック10になんらかの異常事態が発生した場合であっても、セル電圧を検出し続けることが必須となっている。通常は、電圧検出装置を駆動するための電力は、別途設けられた専用の電源から供給されることになる。
しかしながら、本発明の実施の形態として示す燃料電池システム1では、電力供給装置17へ電力供給するための電源を別途設けることによる設置スペースの確保やコストの増加などを回避するため、当該電圧検出装置17の検出対象である燃料電池スタック10から電圧検出装置17を駆動するための電力を賄っている。
図3に、図2で示したように補助回路50を設けずに、燃料電池スタック10のセルブロック10Bから電圧検出回路20に電力を供給するようにした構成を示す。図3に示すように、補助回路50を設けずに電圧検出回路20にセルブロック10Bから電力供給をするようにした場合、セルブロック10Bを構成する単セル10Cになんらかの異常事態が発生し、セル電圧が低下してしまうと電圧検出回路20への電力供給が停止してしまい、セルブロック10Bの電圧検出をすることができなくなってしまう。
そこで、図2に示すようなコンデンサ51を備える補助回路50が必要となる。コンデンサ51は、セルブロック10Bの発電により蓄電され、セルブロック10Bを構成する単セル10Cになんらかの異常事態が発生した場合、例えば、フラッディングなどで発電不良となった場合に、蓄電された電荷を電圧検出回路20に供給する補助電源として機能する。
コンデンサ51に直列接続されたダイオード52は、コンデンサ51に蓄電された電荷が放電される際に、セルブロック10Bを構成する各単セル10Cへと電荷が流れ込まないようにするために設けられている。
一般に、燃料電池システムの運転が停止され、放置状態となると燃料電池スタックの各単セルの燃料極内の水素ガスは、電解質膜のガス透過により消費され、最終的には空気ガスにガス置換される。このような状態から燃料電池システムを再起動させると、燃料極内には空気ガスを押し出しながら水素ガスが流入され始める。このような起動時の初期段階においては、燃料極内は、水素ガスで十分満たされておらず、水素ガスとガス透過によって置換された空気ガスとが混在する状態となっている。
このように燃料極内で水素ガスと空気ガスとが混在する状態では、燃料極内で電位差が生じ、これに起因して酸化剤極側の電解質膜上で炭素と水とが反応することによる炭素腐食が発生してしまう。
例えば、燃料電池システム1の起動時において、コンデンサ51に電荷が蓄電されていないとする。このような状態で、燃料電池スタック10を発電させるために水素ガスを燃料極に供給し発電を開始すると、図2に示すように、セルブロック10Bに並列接続されたコンデンサ51が短絡状態となり電荷が蓄電されていくため、上述した炭素腐食を発生するような電位差を生じさせる電位上昇を抑制することができる。このように、コンデンサ51に電荷が蓄電されている間に、燃料極の水素ガスの不均一状態が解消されるため、炭素腐食を防止することができる。
また、図2に示すように補助回路50を構成する場合、コンデンサ51の最大容量まで蓄電された電荷を自然放電させて蓄電量をゼロとするまでに要する時間が、燃料電池システム1の運転停止時における、上述した単セル10C内でのガス置換に要する時間とほぼ同じになるようにコンデンサ51の蓄電容量を決める。
これにより、燃料電池システム1の運転停止後に、即座に再起動要求がなされ、炭素腐食の防止のためにコンデンサ51の短絡状態が要求される場合であっても、確実に対応することができる。
ところで、上述したように、セルブロック10Bの何らかの異常事態により、電圧検出回路20への電力供給ができなくなり、コンデンサ51がセルブロック10Bの補助電源として使用された場合には、コンデンサ51には、電荷が蓄電されておらず、次の起動時において炭素腐食に対応することができる。しかしながら、蓄電されたコンデンサ51を自然放電させた際に蓄電量をゼロとするまでに要する時間が、ガス置換に要する時間よりも多くなってしまう程、コンデンサ51の蓄電容量を大容量とした場合にはコンデンサ51の短絡状態をすぐに用意することができない。
コンデンサ51の蓄電容量を大容量にすると、電圧検出回路20へ供給できる電荷を多く蓄えることができるため、セルブロック10Bから電圧検出回路20への電力供給が途絶えた場合に、より長い時間、電圧検出回路20を駆動することができ、異常状態となった単セル10Cのセル電圧を長時間監視することができるというメリットがある。
そこで、例えば、蓄電容量が大容量のコンデンサ51を用いた場合には、補助回路50に代えて、図4に示すような補助回路60を設けることで対応することができる。図4に示すように、補助回路60は、図2で示した補助回路50の電力供給リード線53aに、コンデンサ51に蓄電された電荷を消費するための抵抗器61と、コンデンサ51に蓄電された電荷を抵抗器61へと導くための経路を切り換えるスイッチ62とが設けられている。
通常時において、燃料電池システム1を運転制御している際、制御装置16は、スイッチ62を閉じることで、セルブロック10Bで発電された電力、あるいはコンデンサ51に蓄電された電荷が、抵抗器61へ導かれることがないようにする。
燃料電池システム1の運転が停止されると、制御装置16は、閉じていたスイッチ62を開くように制御して、コンデンサ51に蓄えられ電荷を抵抗器61へと導き、自然放電を促進するように消費する。
これにより、コンデンサ51を自然放電させる際よりもさらに短時間で蓄電された電荷を放電させることができる。したがって、コンデンサ51の短絡状態を迅速に用意することができるため、再起動時における炭素腐食を良好に回避することができる。
続いて、図5に示すフローチャートを用いて、図4に示すように、補助回路60を備える電圧検出装置17の動作について説明をする。
まず、ステップS1において、ユーザの指示により燃料電池システム1を起動させる。
ステップS2において、制御装置16は、電圧検出装置17の各電圧検出回路20から検出される電圧値を取得して燃料電池スタック10を構成する単セル10Cに異常があるかどうかを判定する。制御装置16は、燃料電池スタック10を構成する単セル10Cが異常状態となった場合にはステップS3へと進め、異常状態がない場合にはステップS4へと進める。
ステップS3において、異常状態となった単セル10Cを備えるセルブロック10Bから電力供給を受けている電圧検出回路20は、セルブロック10Bからの電力供給がなくなったことに応じてコンデンサ51に蓄電された電荷により電力供給がなされる。
ステップS4において、制御装置16は、ユーザから燃料電池システム1の運転停止要求がなされたかどうかを判断する。制御装置16は、運転停止要求がなされた場合には、ステップS5へと進め、運転停止要求がなされていない場合には、ステップS2へと戻る。
ステップS5において、制御装置16は、燃料電池システム1の運転停止要求がなされる前に、異常状態となった単セル10Cが存在するかどうかを判断する。制御装置16は、異常状態となった単セル10Cが存在する場合にはステップS6へと進め、存在しない場合には、ステップS7へと進める。
ステップS6において、制御装置16は、異常状態となった単セル10Cが存在することに応じて、異常状態となった単セル10Cが存在しないセルブロック10Bに接続されているコンデンサ51に蓄電されている電荷を、スイッチ62を開くことで抵抗器61で消費させ放電する。
ステップS7において、制御装置16は、異常状態となった単セル10Cが存在しないことに応じて、スイッチ62を全て開き、全てのコンデンサ51に蓄電されている電荷を抵抗器61で消費させ放電する。
なお、図5に示したフローチャートでは、ステップS5で異常状態となった単セル10Cの存在を確認することで、コンデンサ51の蓄電状態を把握し、ステップS6において、電荷が蓄電されているコンデンサ51が接続されている補助回路60のスイッチ62のみを操作して電荷を放電させるようにしている。
これに代えて、制御装置16は、燃料電池システム1の運転が停止されたことに応じて、コンデンサ51に電荷が蓄電されているかどうかに関わらず、全てのスイッチ62を開くようにしてもよい。
また、図2で示した補助回路50を備える電圧検出装置17の場合は、コンデンサ51に蓄電された電荷は、自然放電によって放電されるため、図5に示したフローチャートのステップS1〜ステップS4までの処理工程が実行されることになる。
このように、本発明の実施の形態として示す燃料電池システム1は、燃料電池スタック10を構成する各単セル10Cのセル電圧を検出する電圧検出装置17の電圧検出回路20に、電圧検出回路20の電圧検出対象であるセルブロック10Bで発電された電力を供給することで、別途、トランスを備えた大型の絶縁電源などを用いずに電力供給することができる。
このとき、セルブロック10Bに、並列に接続させたコンデンサを備える補助回路50又は補助回路60を用いることで、セルブロック10Bが異常状態となり電圧検出回路20への電力供給が不能となった場合でも、コンデンサ51に蓄電された電荷の分だけ電圧検出回路20への電力供給が可能となるため、セルブロック10Bの異常状態時におけるセル電圧の検出を継続することができる。
また、燃料電池システム1の運転停止時には、補助電源として用いていたコンデンサ51に蓄電されている電荷を放電させるよう制御することで、燃料電池システム1の再起動時に発生することが推定される炭素腐食の原因となる燃料極側の局所的な電位の上昇を抑制することができる。
なお、上述の実施の形態は本発明の一例である。このため、本発明は、上述の実施形態に限定されることはなく、この実施の形態以外であっても、本発明に係る技術的思想を逸脱しない範囲であれば、設計等に応じて種々の変更が可能であることは勿論である。
本発明の実施の形態として示す燃料電池システムの構成について説明するための図である。 前記燃料電池システムが備える電圧検出装置の構成について説明するための図である。 補助回路を備えていない電圧検出装置について説明するための図である。 前記燃料電池システムが備える電圧検出装置の別な構成について説明するための図である。 電圧検出装置の処理動作について説明するためのフローチャートである。
符号の説明
1 燃料電池システム
10 燃料電池スタック
10B セルブロック
10C 単セル
16 制御装置
17 電圧検出装置
20 電圧検出回路
21 マルチプレクサ
22 差動増幅器
23 電圧周波数変換器
24 フォトカプラ
25 電源入力部
50 補助回路
51 コンデンサ
52 ダイオード
53a,53b 電力供給リード線
60 補助回路
61 抵抗器
62 スイッチ

Claims (4)

  1. 燃料電池の複数の単セルのうち、直列接続された任意の個数の単セルからなるセルブロック毎に各単セルの電圧を検出する前記燃料電池から絶縁された電圧検出回路と、
    前記セルブロックと並列に接続された蓄電手段と、
    前記蓄電手段に直列に接続された整流素子と、
    前記セルブロックで発電された電力又は前記蓄電手段に蓄電された電荷を前記電圧検出回路に供給する電力供給手段とを備えること
    を特徴とする電圧検出装置。
  2. 前記蓄電手段は、蓄積された電荷を自然放電する放電時間が、前記燃料電池が運転停止され、放置された場合になされるガス置換に要する時間と略同一となる蓄電容量を有するコンデンサであること
    を特徴とする請求項1記載の電圧検出装置。
  3. 前記蓄電手段に蓄電された電荷を消費する負荷手段と、
    前記蓄電手段と前記負荷手段との接続、非接続を切り換える接続切換手段とを備えること
    を特徴とする請求項1又は請求項2記載の電圧検出装置。
  4. 前記燃料電池が運転停止され、放置された場合になされるガス置換の開始に応じて、前記蓄電手段と前記負荷手段とを接続するように前記接続切換手段を制御する制御手段を備えること
    を特徴とする請求項3記載の電圧検出装置。
JP2005249658A 2005-08-30 2005-08-30 電圧検出装置 Pending JP2007066643A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005249658A JP2007066643A (ja) 2005-08-30 2005-08-30 電圧検出装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005249658A JP2007066643A (ja) 2005-08-30 2005-08-30 電圧検出装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2007066643A true JP2007066643A (ja) 2007-03-15

Family

ID=37928608

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2005249658A Pending JP2007066643A (ja) 2005-08-30 2005-08-30 電圧検出装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2007066643A (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP2211412A1 (en) * 2009-01-23 2010-07-28 Honda Motor Co., Ltd. Cell voltage detecting system and drive voltage maintaining method
JP2010165655A (ja) * 2009-01-13 2010-07-29 Samsung Sdi Co Ltd 燃料電池システム
DE112008002775T5 (de) 2007-10-17 2010-10-14 Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha, Toyota-shi Gaserfassungssystem, Brennstoffzellensystem und Fahrzeug
DE112008002742T5 (de) 2007-10-17 2010-11-11 Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha, Toyota-shi Brennstoffzellensystem
JP2011163847A (ja) * 2010-02-08 2011-08-25 Denso Corp 電池電圧監視装置

Cited By (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE112008002775T5 (de) 2007-10-17 2010-10-14 Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha, Toyota-shi Gaserfassungssystem, Brennstoffzellensystem und Fahrzeug
DE112008002742T5 (de) 2007-10-17 2010-11-11 Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha, Toyota-shi Brennstoffzellensystem
US8309262B2 (en) 2007-10-17 2012-11-13 Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha Fuel cell system
US8920982B2 (en) 2007-10-17 2014-12-30 Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha Gas detection system, fuel cell system, and vehicle
JP2010165655A (ja) * 2009-01-13 2010-07-29 Samsung Sdi Co Ltd 燃料電池システム
US9136547B2 (en) 2009-01-13 2015-09-15 Samsung Sdi Co., Ltd. Fuel cell system
EP2211412A1 (en) * 2009-01-23 2010-07-28 Honda Motor Co., Ltd. Cell voltage detecting system and drive voltage maintaining method
JP2010170893A (ja) * 2009-01-23 2010-08-05 Honda Motor Co Ltd セル電圧検出システム
US8274292B2 (en) 2009-01-23 2012-09-25 Honda Motor Co., Ltd. Cell voltage detecting system and drive voltage maintaining method
JP2011163847A (ja) * 2010-02-08 2011-08-25 Denso Corp 電池電圧監視装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US8837179B2 (en) Alternating current power supply device and method of controlling same
JP5005910B2 (ja) 燃料電池システム及び蓄電装置の充電制御方法
US20070224482A1 (en) Fuel Cell System
JP2007305372A (ja) 燃料電池システムにおけるコンタクタ故障検知装置
JP2006073427A (ja) 燃料電池システム
JP2006114360A (ja) レドックスフロー電池システムの運転方法
JP2007149574A (ja) 燃料電池システム
JP2005228637A (ja) 燃料電池システム
JP5340484B2 (ja) 燃料電池の劣化判定方法
JP2007066643A (ja) 電圧検出装置
CN111092249B (zh) 燃料电池系统及其控制方法
JP2007179786A (ja) 燃料電池システム
JP2008027842A (ja) 燃料電池装置、その制御装置、制御方法及びプログラム
JP2007194042A (ja) 燃料電池車両
JP2006202621A (ja) 燃料電池の運転方法
JP4055409B2 (ja) 燃料電池の制御装置
KR101023618B1 (ko) 연료 전지 시스템
JP2007172843A (ja) 燃料電池システム及びその起動方法
KR100711894B1 (ko) 연료 전지 및 연료 전지 배터리 충전 제어 방법
JP6812767B2 (ja) 燃料電池装置
JP2008171601A (ja) 燃料電池システム
JP2006236789A (ja) 燃料電池スタック
JP2008209357A (ja) セル電圧モニタの故障判定装置
JP2006196221A (ja) 燃料電池システム
JP4941167B2 (ja) 燃料電池の制御装置