JP2011163847A - 電池電圧監視装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】動作電源の冗長性を向上させることで、動作の信頼性を確保することができる電池電圧監視装置を提供する。
【解決手段】OR回路32により、複数の電池セル10により構成される電源供給源と、補機電源20により構成される電源供給源との2つの電源供給源からセル監視回路33に動作電源を供給できるようにする。すなわち、複数の電池セル10により構成される電源供給源からOR回路32を構成するダイオード32aを介してセル監視回路33に電源電圧V1の動作電源が供給される一方、補機電源20から昇圧回路31およびOR回路32を構成するダイオード32bを介してセル監視回路33に電源電圧V2の動作電源が供給される構成とする。これにより、いずれか一方の電源供給源が故障しても他方の電源供給源からセル監視回路33に動作電源を供給し続けることができる。
【選択図】図1

Description

本発明は、電池電圧監視装置に関する。
従来より、複数個の電池セルを直列接続した電池ブロックの内部の電池の電圧を検出する電圧検出素子を複数備えた電池電圧検出装置が、例えば特許文献1で提案されている。各電圧検出素子は直列接続され、電池セル毎に電圧が検出されるように構成されている。
また、電圧検出素子は例えばICとして構成され、監視対象の電池セルから動作電源を取得するか、あるいは自動車用補機電源よりトランスを介して動作電源を取得することにより動作する。
特開2007−232417号公報
しかしながら、上記従来の技術では、監視対象の電池セルから動作電源を取得すると、電池セルの異常時には動作電源を取得できずに監視自体が不可能になってしまうという問題がある。一方、上記のように補機電源から電源を取得する構成が考えられるが、車両から補機電源が取り外された場合等には監視が制御不可能となる。
本発明は上記点に鑑み、動作電源の冗長性を向上させることで、動作の信頼性を確保することができる電池電圧監視装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、請求項1に記載の発明では、直列接続された複数の電池セルをそれぞれ監視するセル監視回路を備えた電池電圧監視装置であって、複数の電池セルにより構成される電源供給源と、複数の電池セルとは異なる電源により構成される電源供給源との少なくとも2つの電源供給源からセル監視回路に動作電源を供給する電源入力手段を備えていることを特徴とする。
これによると、電源入力手段により少なくとも2つの電源供給源からセル監視回路の動作電源を取得しているので、動作電源の冗長性を向上させることができる。したがって、2つの電源供給源のうちのいずれか一方から動作電源の供給を受けられなくなっても、他方から動作電源の供給を受けることができるので、電池電圧監視装置の動作の信頼性を確保することができる。
請求項2に記載の発明では、複数の電池セルとは異なる電源は、車両に搭載される補機電源であることを特徴とする。
これによると、車両には電源供給源となる補機電源が常備されているので、このような補機電源から電源入力手段によりセル監視回路の動作電源を取得することができる。車両に搭載される補機電源としては、12Vの車載バッテリ、オルタネータ、ソーラーパネル、DC/DCコンバータ等を用いることができる。
請求項3に記載の発明では、電源入力手段は、電源供給源それぞれからセル監視回路に電流が流れるように電源供給源それぞれに接続される複数のダイオードにより構成されたOR回路であることを特徴とする。
このように、ダイオードにより電源入力手段を構成されるので、簡素な構成でセル監視回路の動作電源の冗長設計を行うことができる。
請求項4に記載の発明では、複数の電池セルとは異なる電源により構成される電源供給源からセル監視回路に供給される動作電源の電圧は、複数の電池セルとは異なる電源の電圧が昇圧手段を介して任意の電圧に昇圧されることにより生成されることを特徴とする。
これによると、複数の電池セルとは異なる電源により構成される電源供給源からセル監視回路に供給される動作電源の電圧を可変にすることができる。
そして、複数の電池セルが直列接続されることで高電圧になるので、請求項5に記載の発明のように、昇圧手段により、複数の電池セルにより構成される電源供給源およびセル監視回路と、複数の電池セルとは異なる電源とが電気的に絶縁分離されていることが好ましい。
請求項6に記載の発明では、複数の電池セルにより構成される電源供給源からセル監視回路に供給される動作電源の電圧よりも、複数の電池セルとは異なる電源により構成される電源供給源からセル監視回路に供給される動作電源の電圧が高いことを特徴とする。
これによると、セル監視回路は複数の電池セルとは異なる電源により構成される電源供給源から供給される動作電源により動作する。このため、セル監視回路が複数の電池セルにより構成される電源供給源から供給される動作電源の電圧により動作する場合に、セル監視回路の消費電流によって電池セルのセル電圧にばらつきが発生することを抑制することができる。
請求項7に記載の発明では、複数の電池セルをグループ化したブロックが複数直列接続され、セル監視回路が複数のブロックそれぞれに対応して設けられ、電源入力手段が複数のセル監視回路それぞれに対応して備えられている。
また、複数のセル監視回路それぞれには、電源入力手段を介して、当該セル監視回路に対応したブロックにより構成される電源供給源と、ブロックとは異なる電源により構成される電源供給源とから動作電源が供給されるようになっている。
そして、ブロックから当該ブロックに対応するセル監視回路に供給される動作電源の電圧を複数のセル監視回路それぞれから取得し、取得した動作電源の電圧のうちの1つの電圧が他の電圧よりも高い場合、当該高い電圧よりも電源により構成される電源供給源から供給される動作電源の電圧を低くする制御手段を備えていることを特徴とする。
これによると、高い電圧の動作電源を供給するブロックに対応するセル監視回路には、電源により構成される電源供給源からではなく、当該ブロックから動作電源が供給される。このため、高い電圧の動作電源を供給するブロックの電流が当該ブロックに対応したセル監視回路で消費されるので、他のブロックの動作電源の電圧よりも高い電圧を他のブロックの動作電源の電圧まで下げることができる。したがって、ブロックの動作電源の電圧の均等化を図ることができる。
本発明の第1実施形態に係る電池電圧監視装置を含んだ電池電圧監視システムの全体構成図である。 本発明の第2実施形態に係る電池電圧監視装置を含んだ電池電圧監視システムの全体構成図である。 他の実施形態に係る電池電圧監視装置の構成図である。
以下、本発明の実施形態について図に基づいて説明する。なお、以下の各実施形態相互において、互いに同一もしくは均等である部分には、図中、同一符号を付してある。
(第1実施形態)
以下、本発明の第1実施形態について図を参照して説明する。図1は、本実施形態に係る電池電圧監視装置を含んだ電池電圧監視システムの全体構成図である。この図に示されるように、電池電圧監視システムは、複数の電池セル10と補機電源20と電池電圧監視装置30とを備えて構成されている。
電池セル10は、一定の電圧を発生させることができる電圧源であり、いわゆる単セルである。本実施形態では、6個の電池セル10が直列接続されている。電池セル10としては、例えば、充電可能なリチウムイオン二次電池が採用される。電池セル10は例えばハイブリッド車等の電気自動車に搭載される。
そして、複数の電池セル10は、当該複数の電池セル10により構成される1つの電源供給源として機能し、例えば、負荷を駆動するための電源や電子機器の電源等に用いられる。本実施形態では、複数の電池セル10により構成された電源供給源の電源電圧をV1とする。
補機電源20は、複数の電池セル10とは異なる電源であり、複数の電池セル10とは異なる電源供給源として機能する。このような補機電源20は車両に搭載される電源であり、例えば、12Vの車載バッテリ、オルタネータ、ソーラーパネル、DC/DCコンバータ等が採用される。
電池電圧監視装置30は、例えば、電池セル10全体の残存容量検出機能、二次電池である電池セル10の過充電および過放電を検出する過充放電検出機能等の機能を有する装置である。
残存容量検出機能は、二次電池である電池セル10全体の残存容量(State of Charge;SOC)を検出する機能である。残存容量は、電池セル10の電圧や電池セル10に流れる電流から求められる。過充放電検出機能は、電池セル10の電圧と閾値とを比較することにより電池セル10の電圧の監視を行う機能である。電池セル10が二次電池の場合、電池電圧監視装置30は電池セル10の電圧が過充電を検出する閾値と過放電を検出する閾値との間つまり所定範囲にあるかを監視することとなる。
このような各機能を実現するため、電池電圧監視装置30は、昇圧回路31と、OR回路32と、セル監視回路33と、マイクロコンピュータ34(以下、マイコン34という)と、を備えている。
昇圧回路31は、補機電源20の電源電圧を昇圧する回路である。本実施形態では、昇圧回路31により昇圧された電源電圧をV2とする。すなわち、補機電源20により構成される電源供給源からセル監視回路33に供給される動作電源の電源電圧V2は、補機電源20の電圧が昇圧回路31を介して任意の電圧に昇圧されることにより生成される電圧である。
そして、昇圧回路31としては、トランスやチャージポンプ等が採用され、例えばマイコン34により昇圧比が調節可能なように回路構成されている。したがって、昇圧回路31は補機電源20により構成される電源供給源からセル監視回路33に供給される電源電圧V2を可変にすることができる。本実施形態では、昇圧回路31としてトランスが採用される。
例えば、昇圧回路31としてトランスが採用される場合、補機電源20の電源電圧は補機電源20側のコイルとセル監視回路33側のコイルとの巻数の比率に応じて昇圧されるので、昇圧回路31によって複数の電池セル10により構成される電源供給源側と補機電源20により構成される電源供給源側とが電気的に絶縁分離される。
なお、昇圧回路31としてチャージポンプが採用される場合、昇圧はスイッチの切り替えによりコンデンサが充電されることで行われるので、この場合についても当該スイッチにより複数の電池セル10により構成される電源供給源側と、補機電源20により構成される電源供給源側とが電気的に絶縁分離される。
OR回路32は、複数の電池セル10により構成される電源供給源と、補機電源20により構成される電源供給源との2つの電源供給源からセル監視回路33に動作電源を供給するための電源入力手段である。ここで、複数の電池セル10により構成される電源供給源の電源電圧V1が複数の電池セル10により構成される電源供給源からセル監視回路33に供給される動作電源に対応する。また、補機電源20により構成される電源供給源から昇圧回路31を介して昇圧された電源電圧V2が補機電源20により構成される電源供給源からセル監視回路33に供給される動作電源に対応する。
このようなOR回路32は、複数の電池セル10のうち最も高電圧側の電池セル10の正極にカソードが接続されるダイオード32aと、昇圧回路31にカソードが接続されるダイオード32bとを備えている。そして、各ダイオード32a、32bのアノードが接続されると共に当該接続点がセル監視回路33に接続されている。
これによると、複数の電池セル10により構成される電源供給源からダイオード32aを介してセル監視回路33に電源電圧V1の動作電源が供給される一方、補機電源20から昇圧回路31およびダイオード32bを介してセル監視回路33に電源電圧V2の動作電源が供給される構成になっている。すなわち、セル監視回路33には各電源供給源からOR回路32を介して電源電圧V1および電源電圧V2の動作電源のうち少なくとも一方から動作電源が供給されるので、OR回路32は論理回路の論理和(OR)と同じ機能を果たす。
そして、本実施形態では、通常、複数の電池セル10により構成される電源供給源からセル監視回路33に供給される動作電源の電源電圧V1よりも、補機電源20により構成される電源供給源からセル監視回路33に供給される動作電源の電源電圧V2が高くなるように、昇圧回路31がマイコン34により制御される。
これにより、セル監視回路33にはOR回路32を介して電池セル10および補機電源の双方から動作電源が供給されるが、電源電圧V2が電源電圧V1よりも高いため、セル監視回路33はこの動作電源の電源電圧V2により動作する。したがって、電池セル10により構成される電源供給源をセル監視回路33のバックアップ電源とすることができ、電源の冗長性が向上する。
セル監視回路33は、各電池セル10のセル電圧の検出、電池セル10に流れる電流の検出、各電池セル10のセル電圧の均等化等を行う回路である。セル監視回路33として、例えばICが用いられる。
このようなセル監視回路33は電源部33aを備えている。電源部33aは、OR回路32と、複数の電池セル10のうち最も低電圧側の電池セル10の負極とにそれぞれ接続され、これらの電圧差から一定電圧を生成するように構成された回路部である。この一定電圧は、セル監視回路33の動作に用いられる。また、電源部33aは電源電圧V2を検出する機能も有している。そして、電源部33aで検出された電源電圧V2のデータはマイコン34に出力される。
マイコン34は、図示しないCPU、ROM、EEPROM、RAM等を備え、ROM等に記憶されたプログラムに従って上記各機能を実行する制御回路である。このようなマイコン34は、セル監視回路33に対して制御信号を出力することにより、セル監視回路33に各電池セル10のセル電圧の検出等の所望の処理を実行させる。そして、マイコン34は、セル監視回路33からデータを取得し、残存容量の演算(組電池状態監視)や過充放電判定や故障判定を行う。
なお、図1では、マイコン34はセル監視回路33と別体とされているが、マイコン34がセル監視回路33に設けられていても良い。
具体的に、マイコン34は以下の動作を行う。まず、マイコン34は、セル監視回路33に対して各電池セル10のセル電圧や電源電圧V2を検出する指令や電池セル10に流れる電流を検出する指令を出し、これらのデータを取得する。
そして、マイコン34は、電源電圧V2が電源電圧V1よりも高くなるように、昇圧回路31を制御する。この場合、全てのセル電圧を足し合わせた電圧を電源電圧V1とし、この電源電圧V1と電源電圧V2とを比較して電源電圧V2が電源電圧V1よりも常に高くなるように昇圧回路31を制御する。
これにより、セル監視回路33は補機電源20を電源供給源として動作するので、電池セル10の電力を消費しなくて済む。すなわち、電池セル10からセル監視回路33に消費電流が流れないので、電池セル10のセル電圧のばらつきの発生が抑制される。また、電池セル10からセル監視回路33に電流を流さないことで、電池セル10からOR回路32のダイオード32aまでの経路における抵抗損失により、電池セル10の電力を無駄に消費することもない。
このように、マイコン34が昇圧回路31の制御を行っているにも関わらず、電源電圧V1が電源電圧V2よりも高い場合、マイコン34は昇圧回路31または補機電源20が故障したと判定する。この場合、補機電源20により構成される電源供給源からセル監視回路33に動作電源が供給されないが、OR回路32により複数の電池セル10により構成される電源供給源からセル監視回路33に動作電源が供給される。このため、セル監視回路33は正常に動作を続けることができる。
さらに、マイコン34は、上述のように、電源電圧V2が電源電圧V1よりも常に高くなるように電源電圧V1と電源電圧V2とを比較している。しかしながら、セル電圧が所定値よりも低いときには、電源電圧V1も低くなるので、補機電源20により構成された電源供給源から無駄に高い電源電圧V2がセル監視回路33に供給されてセル監視回路33で消費電流が上がる。したがって、マイコン34は、電源電圧V1と電源電圧V2との差が所定範囲に含まれるように昇圧回路31を制御して電源電圧V2を調節することで、電源電圧V1と電源電圧V2との差を小さくする。これにより、セル監視回路33の消費電流が上がってセル監視回路33を構成するトランジスタ等の素子が発熱することを回避することができる。
そして、取得したセル電圧のデータを用いて、セル電圧と過充電閾値あるいは過放電閾値とを比較することにより、電池セル10の過充放電判定を行う。例えば、マイコン34が電池セル10の過充電を検出した場合、セル監視回路33に対して、該当する電池セル10を放電させて他の電池セル10との均等化を図る指令を出す。また、マイコン34は、取得したセル電圧のデータと電池セル10に流れる電流のデータとを用いて電池セル10全体の残存容量を算出する。
以上説明したように、本実施形態では、電池電圧監視装置30にOR回路32を備えることにより、複数の電池セル10により構成される電源供給源と、補機電源20により構成される電源供給源とからセル監視回路33に動作電源を供給することが特徴となっている。
このように、OR回路32を用いることで少なくとも2つの電源供給源からセル監視回路33の動作電源を取得しているので、セル監視回路33における動作電源の冗長性を向上させることができる。したがって、電池セル10が故障した場合や補機電源20が車両から取り外された場合等、2つの電源供給源のうちのいずれか一方から動作電源の供給を受けられなくなっても、他方から動作電源の供給を受けることができるので、セル監視回路33が動作し続けることができる。したがって、電池電圧監視装置の動作の信頼性を確保することができる。
また、OR回路32をダイオード32a、32bで構成しているので、簡素な構成でセル監視回路33の動作電源の冗長設計を行うことができる。そして、本実施形態では、電池電圧監視装置30を車両に適用しているので、補機電源20を新たに用意しなくても車両に予め装備された車載バッテリ等を用いることができる。
なお、本実施形態の記載と特許請求の範囲の記載との対応関係については、OR回路32が特許請求の範囲の「電源入力手段」に対応し、補機電源が特許請求の範囲の「複数の電池セルとは異なる電源」に対応する。また、昇圧回路31が特許請求の範囲の「昇圧手段」に対応する。
(第2実施形態)
本実施形態では、主に第1実施形態と異なる部分について説明する。図2は、本発明の第2実施形態に係る電池電圧監視装置30を含んだ電池電圧監視システムの全体構成図である。
本実施形態では、図2に示されるように、複数の電池セル10をグループ化したブロック11が複数直列接続され、複数のブロック11それぞれにセル監視回路33が備えられている。本実施形態では、ブロック11が、「複数の電池セル10により構成される電源供給源」に相当する。
また、3つのブロック11が直列接続されている。したがって、直列接続された3つのブロック11のうち最も高電圧側の電池セル10の正極と各ブロック11のうち最も低電圧側の電池セル10の負極とが負荷等に接続される。
なお、複数のブロック11のうち最も高電圧側のブロック11の電源電圧をV11とし、最も高電圧側のブロック11から2段目のブロック11の電源電圧をV12とし、最も低電圧側のブロック11の電源電圧をV13とする。
さらに、各セル監視回路33に対してOR回路32および昇圧回路31が接続されている。各昇圧回路31は、補機電源20にそれぞれ接続されている。そして、各セル監視回路33とマイコン34との間でデータのやりとりが行われる構成になっている。
このような構成によると、各セル監視回路33それぞれには、各セル監視回路33に備えられたOR回路32を介して、当該セル監視回路33に対応したブロック11により構成される電源供給源と、ブロック11とは異なる補機電源20により構成される電源供給源とから動作電源が供給される。
具体的には、複数のブロック11のうち最も高電圧側のブロック11に対応するセル監視回路33においては、当該ブロック11により構成される電源供給源からダイオード32aを介して当該セル監視回路33に電源電圧V11の動作電源が供給される一方、補機電源20から昇圧回路31およびダイオード32bを介して当該セル監視回路33に電源電圧V2の動作電源が供給される。
同様に、複数のブロック11のうち最も高電圧側から2段目のブロック11に対応するセル監視回路33に対しては、OR回路32を介して、当該ブロック11により構成される電源供給源から電源電圧V12の動作電源が供給されると共に、補機電源20の電圧が昇圧回路31により昇圧された電源電圧V2の動作電源が供給される。また、複数のブロック11のうち最も低電圧側のブロック11に対応するセル監視回路33に対しては、OR回路32を介して、当該ブロック11により構成される電源供給源から電源電圧V13の動作電源が供給されると共に、補機電源20の電圧が昇圧回路31により昇圧された電源電圧V2の動作電源が供給される。
このような構成において、マイコン34は、各セル監視回路33から各ブロック11を構成する電池セル10のセル電圧のデータを取得し、ブロック11毎に電源電圧V11〜V13を取得する。
そして、取得したブロック11毎の各電源電圧V11〜V13のうち1つの電源電圧が他の電源電圧よりも高い場合、マイコン34は当該高い電源電圧に対応するセル監視回路33に対して補機電源20により構成される電源供給源から供給される動作電源の電源電圧V2を当該高い電源電圧よりも低くするように昇圧回路31を制御する。
ここで、「1つの電源電圧が他の電源電圧よりも高い場合」とは、電源電圧V11〜V13のいずれかが所定の閾値を超える場合等である。
例えば、3つの電源電圧V11〜V13のうち電源電圧V11が所定の閾値を超えた最も高い電圧であるとする。この場合、マイコン34は当該電源電圧V11が供給されるセル監視回路33に対応した昇圧回路31に対して、補機電源20の電圧を昇圧した電源電圧V2が電源電圧V11よりも低くなるように昇圧回路31を制御する。
これにより、最も高い電源電圧V11を供給するブロック11に対応したセル監視回路33には、補機電源20の電圧が昇圧された電源電圧V2ではなく、当該ブロック11の電源電圧V11が供給される。このため、当該ブロック11の電流がセル監視回路33で消費されるので、当該ブロック11の電源電圧V11を他のブロックの電源電圧V11、V12まで下がる。したがって、各ブロック11の電源電圧V11〜V13の均等化を図ることができる。
このようにして、電源電圧V11〜V13の均等化を図った後、マイコン34は下げた電源電圧V2を再び電源電圧V11よりも高くするように昇圧回路31を制御することとなる。
なお、本実施形態の記載と特許請求の範囲の記載との対応関係については、マイコン34が特許請求の範囲の「制御手段」に対応する。
(他の実施形態)
上記各実施形態では、電池電圧監視装置30をハイブリッド車等の電気自動車に適用することについて説明したが、これは電池電圧監視装置30の適用の一例であり、車両に限らず電池セル10の監視を行うものとして用いることができる。したがって、補機電源20としては、外部電源等の他の電源を用いることができる。
上記各実施形態では、OR回路32はセル監視回路33とは別体として設けられていたが、例えば図3に示されるように、OR回路32がセル監視回路33に内蔵されていても良い。なお、図3では1つのセル監視回路33のみを示しているが、第2実施形態のように複数のセル監視回路33を用いる場合についても、全てのセル監視回路33にOR回路32をそれぞれ内蔵することができる。
上記各実施形態では、セル監視回路33に動作電源を供給する電源供給源は、複数の電池セル10と補機電源20の2つであったが、3つ以上の電源供給源からセル監視回路33に動作電源が供給されるようにしても良い。この場合、OR回路32には電源供給源の数と同じ数のダイオードが備えられ、各ダイオードのカソード同士が接続される回路構成となる。
上記第2実施形態では、電池電圧監視装置30に3つのセル監視回路33が備えられた構成が示されているが、これは構成の一例であり、ブロック11の数に応じてセル監視回路33の数は適宜変更される。
また、上記第2実施形態では、各セル監視回路33に対応させて昇圧回路31を設けた構成が示されているが、他の構成であっても良い。例えば、複数のセル監視回路33に対して1つの昇圧回路が設けられた構成でも良い。この場合、1次側のコイルに対して2次側のコイルを複数設けることにより、複数のセル監視回路33に対して電源電圧V2を供給することができる。また、複数のセル監視回路33に対して1つの昇圧回路を設ける構成にすることで、電池電圧監視装置30の構成を簡素化することができる。
10 電池セル
11 ブロック
20 補機電源(複数の電池セルとは異なる電源)
31 昇圧回路(昇圧手段)
32 OR回路(電源入力手段)
32a、32b ダイオード
33 セル監視回路
34 マイコン(制御手段)

Claims (7)

  1. 直列接続された複数の電池セルをそれぞれ監視するセル監視回路を備えた電池電圧監視装置であって、
    前記複数の電池セルにより構成される電源供給源と、前記複数の電池セルとは異なる電源により構成される電源供給源との少なくとも2つの電源供給源から前記セル監視回路に動作電源を供給する電源入力手段を備えていることを特徴とする電池電圧監視装置。
  2. 前記複数の電池セルとは異なる電源は、車両に搭載される補機電源であることを特徴とする請求項1に記載の電池電圧監視装置。
  3. 前記電源入力手段は、前記電源供給源それぞれから前記セル監視回路に電流が流れるように前記電源供給源それぞれに接続される複数のダイオードにより構成されたOR回路であることを特徴とする請求項1または2に記載の電池電圧監視装置。
  4. 前記複数の電池セルとは異なる電源により構成される電源供給源から前記セル監視回路に供給される動作電源の電圧は、前記複数の電池セルとは異なる電源の電圧が昇圧手段を介して任意の電圧に昇圧されることにより生成されることを特徴とする請求項1ないし3のいずれか1つに記載の電池電圧監視装置。
  5. 前記昇圧手段により、前記複数の電池セルにより構成される電源供給源および前記セル監視回路と、前記複数の電池セルとは異なる電源とが電気的に絶縁分離されていることを特徴とする請求項4に記載の電池電圧監視装置。
  6. 前記複数の電池セルにより構成される電源供給源から前記セル監視回路に供給される動作電源の電圧よりも、前記複数の電池セルとは異なる電源により構成される電源供給源から前記セル監視回路に供給される動作電源の電圧が高いことを特徴とする請求項1ないし5のいずれか1つに記載の電池電圧監視装置。
  7. 前記複数の電池セルをグループ化したブロックが複数直列接続され、前記セル監視回路が前記複数のブロックそれぞれに対応して設けられ、前記電源入力手段が前記複数のセル監視回路それぞれに対応して備えられており、
    前記複数のセル監視回路それぞれには、前記電源入力手段を介して、当該セル監視回路に対応したブロックにより構成される電源供給源と、前記ブロックとは異なる前記電源により構成される電源供給源とから動作電源が供給されるようになっており、
    前記ブロックから当該ブロックに対応するセル監視回路に供給される動作電源の電圧を前記複数のセル監視回路それぞれから取得し、取得した動作電源の電圧のうちの1つの電圧が他の電圧よりも高い場合、当該高い電圧よりも前記電源により構成される電源供給源から供給される動作電源の電圧を低くする制御手段を備えていることを特徴とする請求項1ないし6のいずれか1つに記載の電池電圧監視装置。
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