JP2007066430A - ガイドシャフト保持機構及びガイドシャフト保持機構を備えた光ディスクドライブ - Google Patents
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Abstract
【課題】部品点数を少なくして安価かつ容易にピックアップユニットのガイドシャフトの保持と高さ調整が行なえ、しかも、強い衝撃が加わってもガイドシャフトが抜けて外れないようにする。
【解決手段】シャーシ板3を切り起こして形成した端面当接片9をガイドシャフト7a、7bの端面に当接して前記ガイドシャフト7a、7bの軸方向の抜け止め手段を構成し、シャーシ板3を切り起こして鉤型に形成したシャフト保持体10により、その切り抜き部を貫通するガイドシャフト7a、7bを保持し、シャーシ板3の下面側からねじ孔11に螺入されて上方に突出した調整ねじ12の端面をガイドシャフト7a、7bに当接し、調整ねじ12により、ガイドシャフト7a、7bの装着口からの抜け止め及び高さ調整を行う。
【選択図】図3
【解決手段】シャーシ板3を切り起こして形成した端面当接片9をガイドシャフト7a、7bの端面に当接して前記ガイドシャフト7a、7bの軸方向の抜け止め手段を構成し、シャーシ板3を切り起こして鉤型に形成したシャフト保持体10により、その切り抜き部を貫通するガイドシャフト7a、7bを保持し、シャーシ板3の下面側からねじ孔11に螺入されて上方に突出した調整ねじ12の端面をガイドシャフト7a、7bに当接し、調整ねじ12により、ガイドシャフト7a、7bの装着口からの抜け止め及び高さ調整を行う。
【選択図】図3
Description
本発明は、光ディスクのピックアップユニットのガイドシャフトをシャーシ板上に保持するガイドシャフト保持機構及びこのガイドシャフト保持機構を備えた光ディスクドライブに関する。
従来より、情報を記録するために、或いは予め情報が記録してある記憶媒体としてDVDやCD等のいわゆる光ディスクを用い、前記光ディスクの記録或いは再生を行う光ディスクドライブがある。この光ディスクドライブは、例えば、前記光ディスクドライブの内外において媒体となる光ディスクを載置して搬入/搬出動作を可能とするトレイと、前記トレイの搬入動作により前記光ディスクドライブの内部へと収納された光ディスクを下方より僅かに持ち上げて回転可能とするターンテーブルと、前記ターンテーブルの対向位置にあって該ターンテーブルとともに前記ディスクを挟持するクランパと、前記ターンテーブルと前記クランパとによって挟持した状態で回転する光ディスクの記録面にレーザー光を照射し、前記記録面に情報を書き込み記録するか、或いは前記記録面より情報を読み込み再生する光ピックアップユニットと、前記ピックアップユニットの移動方向を規制するガイドシャフトと、前記ターンテーブル、ピックアップユニット、及びガイドシャフト等を取り付けてユニット化する金属製のシャーシ板とを含む種々の部品を前記光ディスクドライブの外観となる外装ケースに組み付けて構成され、種々の電子機器において再生ユニット或いは記録再生ユニットとして内蔵されたりする。
そして、前述のターンテーブル、光ピックアップユニット、及びガイドシャフト等を主要部品としてシャーシ板に取り付けてユニットとして構成したものを一般にトラバースユニットと称しており、前記トラバースユニットは外装ケースの内部においてその一端を支点に揺動可能に組み付けられる。
又、トラバースユニットに取り付けられる光ピックアップユニットについては、回転するターンテーブル上に載置する光ディスクの径方向(横断方向)に前後動してレーザー光を照射するため、シャーシ板上で左右両側に並設された1対のガイドシャフトにより前記ピックアップユニットを往復直線移動自在に支持している。
この場合、両ガイドシャフトは光ピックアップユニットを精度よく基準の高さに水平に支持することが重要であり、そのため、前記ガイドシャフトをシャーシ板上に保持するガイドシャフト保持機構として、従来、つぎのようなものが提案されている。
すなわち、従来提案のガイドシャフト保持機構の一例は、いわゆるコ字状の縦溝、横溝それぞれを有する2種類の軸受けでガイドシャフトの端部を抜けないように保持しつつスキューねじの上方からのねじ止め量を調整して高さの調整を行なったり、ガイドシャフトの前記端部に上下方向のねじ孔を形成し、このねじ孔に上方からのねじの螺入量を調整することで高さの調整を行なったりするものである(例えば、特許文献1参照。)。
又、従来提案のガイドシャフト保持機構の他の例は、部品点数を少なくするため、ガイドシャフトの前記端部の近傍のシャーシ板を切り起こして複雑な形状の位置決め片と固定片とを形成し、前記固定片を折曲操作することにより、前記端部を位置決め片と固定片とで所望の高さに挟持することでガイドシャフトの保持と高さの調整を行なうものである(例えば、特許文献2参照。)。
特開2004−95143号公報(段落[0018]−[0024]、[0035]−[0036]、図3、図9、図15等)
特開2002−50137号公報(段落[0024]−[0036]、図2等)
この種のガイドシャフト保持機構は、前記一例のような構造の場合、いわゆるアウトサート成形によりシャフトの保持部分を形成しているため部品単体の価格が高価となり、その上、部品の成形に要する金型の形状が複雑で前記金型の寿命が低下する要因となる。
又、前記他の例のような構造の場合、シャーシ板の切り起こしで形成されるので部品数を少なくして価格を抑えることが可能であるが、シャーシ板を極めて複雑な形状に切り起こし、さらに、切り起こし片(固定片)を折曲操作してガイドシャフトの高さ調整と挟み込みの保持とを行なう必要があり、精度の高い調整や確実な保持を行なうことは極めて困難である。
そして、この種のガイドシャフト保持機構においては、部品点数を少なくして安価かつ容易にガイドシャフトの保持と高さ調整が行なえるようにするのは勿論、いわゆる落下試験等によって強い衝撃が加わってもガイドシャフトが抜けて外れないようにすることが要求されている。
本発明は、部品点数を少なくして安価かつ容易にピックアップユニットのガイドシャフトの保持と高さ調整が行なえ、しかも、強い衝撃が加わってもガイドシャフトが抜けて外れないようにすることを目的とする。
上記した目的を達成するために、本発明のガイドシャフト保持機構は、光ディスクのピックアップユニットをシャーシ板上に往復直線移動自在に支持するガイドシャフトを、前記シャーシ板上に保持するガイドシャフト保持機構であって、前記ガイドシャフトの端面近傍の前記シャーシ板を切り起こして形成され、前記ガイドシャフトの端面に当接して前記ガイドシャフトの軸方向の抜け止め手段を構成する端面当接片と、前記ガイドシャフトの前記端面より中央寄りの前記シャーシ板を前記ガイドシャフトが係止状態で貫通する切り抜き部を有する形状に切り起こし、前記切り抜き部の周囲枠の左、右側のいずれか一方の下部を前記ガイドシャフトの前記切り抜き部への装着口として切除し、鉤型に形成されたシャフト保持体と、前記シャーシ板の前記シャフト保持体近傍の前記ガイドシャフト直下に形成されたねじ孔と、前記シャーシ板の下面側から前記ねじ孔に螺入され、前記ねじ孔から上方に突出した端面が前記ガイドシャフトに当接する前記ガイドシャフトの前記装着口からの抜け止め用及び前記ガイドシャフトの高さ調整用の調整ねじとを備えたことを特徴としている(請求項1)。
又、請求項1に記載のガイドシャフト保持機構において、前記端面当接片、前記シャフト保持体、前記ねじ孔及び前記調整ねじを、前記ガイドシャフトの各端部近傍に対して設けたことを特徴としている(請求項2)。
つぎに、請求項1又は請求項2に記載のガイドシャフト保持機構において、ガイドシャフトの端面近傍部分を下向きに押し付けるばねも備えたことを特徴としている(請求項3)。
さらに、本発明のガイドシャフト保持機構において、光ディスクのピックアップユニットの左右両側に並設され、前記ピックアップユニットをシャーシ板上に往復直線移動自在に支持する1対のガイドシャフトを前記シャーシ板上に保持するガイドシャフト保持機構であって、いずれか一方の前記ガイドシャフトの一端を前記シャーシ板上に基準高さに固定保持する固定ホルダ体を備え、かつ、前記一方の前記ガイドシャフトの他端及び他方の前記ガイドシャフトの両端それぞれに、当該ガイドシャフトの端面近傍の前記シャーシ板を切り起こして形成され、前記ガイドシャフトの端面に当接して当該ガイドシャフトの軸方向の抜け止め手段を構成する端面当接片と、当該ガイドシャフトの端面より中央寄りの前記シャーシ板を当該ガイドシャフトが係止状態で貫通する切り抜き部を有する形状に切り起こし、前記切り抜き部の周囲枠の左、右のいずれか一方の下部を当該ガイドシャフトの前記切り抜き部への装着口として切除し、鉤型に形成されたシャフト保持体と、前記シャーシ板の前記シャフト保持体近傍の当該ガイドシャフト直下に形成されたねじ孔と、前記シャーシ板の下面側から前記ねじ孔に螺入され、前記ねじ孔から上方に突出した端面が当該ガイドシャフトに当接する当該ガイドシャフトの前記装着口からの抜け止め用及び当該ガイドシャフトの高さ調整用の調整ねじとを備えたことを特徴としている(請求項4)。
そして、請求項1乃至請求項4の何れか1つに記載のガイドシャフト保持機構を備えた光ディスクドライブであることを特徴としている(請求項5)。
まず、請求項1のガイドシャフト保持機構によれば、シャーシ板を切り起こして形成された端面当接片により、ピックアップユニットのガイドシャフトの軸方向(前後方向)の抜け止め手段が構成される。
又、シャーシ板を切り起こして鉤型に形成されたシャフト保持体の切り抜き部を前記ガイドシャフトが係止状態で貫通することにより、ガイドシャフトがシャーシ板上に保持される。
さらに、シャーシ板の下面側からシャーシ板のねじ孔に調整ねじを螺入し、その端面をガイドシャフトに当接することにより、前述のシャフト保持体と調整ねじとによってガイドシャフトの軸方向に直角な上下方向及び左右方向の抜け止め手段が構成され、しかも、調整ねじがシャフト保持体の装着口からのガイドシャフトの抜け止めとガイドシャフトの高さ調整を行う。
この場合、いわゆるアウトサート成形によりシャフト保持部分を形成するのではなく、シャーシ板の切り起こし(曲げ)により形成した端面当接片と、シャフト保持体とを用いてガイドシャフトの保持機構を構成しているため、部品点数を増やすことなく安価にガイドシャフトをシャーシ板上に保持することができる。
その際、端面当接片はシャーシ板を例えば舌片状等に切り起こして極めて簡単に形成することができ、シャフト保持体も例えばロの字状の切り抜き部(中空部)を有する形状に切り起こし、その周囲枠の左、右側のいずれか一方の下部を切除して鉤型にすることで簡単に形成することができ、しかも、前記切除により形成された装着口から切り抜き部にガイドシャフトを滑り込ませて嵌入し、簡単にガイドシャフトをシャーシ板上に保持することができる。
又、それらの切り起こし部品と調整ねじとにより、シャーシ板上に保持したガイドシャフトの前後、左右及び上下の3次元の抜け止めが実現され、落下試験等によって強い衝撃が加わっても前記ガイドシャフトが抜けて外れないようにすることができる。
さらに、調整ネジをシャーシ板の下面側より螺入し、その端面のシャーシ板からの突き出し量を調整することで簡単にしかも精度よくガイドシャフトの高さ調整を行うことができる。
したがって、部品点数を増やすことなく安価かつ容易にピックアップのガイドシャフトの保持と高さ調整を行うことができ、しかも、強い衝撃が加わっても前記ガイドシャフトが抜けて外れることがないガイドシャフト保持機構を提供することができる。
又、請求項2のガイドシャフト保持機構によれば、請求項1のガイドシャフト保持機構を前記ガイドシャフトの各端部近傍に対してそれぞれ設けるため、ガイドシャフトの両端において、請求項1の場合と同様のガイドシャフトの保持、抜け止め及び高さ調整を行うことができる。
つぎに、請求項3のガイドシャフト保持機構によれば、請求項1又は請求項2の構成にばねを加え、このばねによってガイドシャフトを更に下向きに押し付るため、落下試験等によって強い衝撃が加わったときの抜け止め効果が一層向上する。
つぎに、請求項4のガイドシャフト保持機構によれば、ピックアップユニットの左右両側に並設された1対のガイドシャフトにつき、いずれか一方の一端は固定ホルダ体によってシャーシ板上に基準高さに固定保持することができる。
又、一方のガイドシャフトの他端及び他方のガイドシャフトの他端は、シャーシ板を切り起こして形成された前記の端面当接片、シャフト保持体及び前記のねじ孔、調整ねじの構成により、シャーシ板上に3次元の抜け止めを図るとともに前記基準高さに調整して保持することができる。
したがって、ピックアップの左右の1対のガイドシャフトにつき、部品点数を増やすことなく安価かつ容易にシャーシ板上の保持と基準高さに合わせる高さ調整とを行うことができ、しかも、強い衝撃が加わっても両ガイドシャフトが抜けて外れることがなく、極めて実用的なガイドシャフト保持機構を提供することができる。
つぎに、請求項5のガイドシャフト保持機構を備えた光ディスクドライブは、前記請求項1乃至請求項4のいずれかに記載のガイドシャフト保持機構を備えることにより、部品点数を増やすことなく安価かつ容易にピックアップユニットを支持するためのガイドシャフトの保持と高さ調整を行うことができ、しかも、強い衝撃が加わっても前記ガイドシャフトが抜けて外れることがなく、安価に性能、信頼性等の一層の向上を図ることができる。
つぎに、本発明をより詳細に説明するため、その一実施形態について、図1〜図7にしたがって詳述する。
図1及び図2は光ディスクドライブの天板(プレート)及びクランパを取り外して上部を開放した状態を示しており、図1はトレイが内部に搬入した状態を示す光ディスクドライブの斜視図であり、図2はトレイが外部に搬出した状態を示す光ディスクドライブの斜視図である。
図3は光ディスクドライブの内部に組み付けるトラバースユニット単体を示す斜視図であり、図4はシャーシ板に片側のガイドシャフトを取り付けた状態を示す斜視図である。そして、図5は図4の2点鎖線A部を拡大した斜視図であり、図6は図4の2点鎖線B部のを拡大した斜視図である。さらに、図7はシャーシ板に片側のガイドシャフトを取り付けた状態を示しており、図7(a)は平面図、図7(b)は図7(a)におけるc1−c2線の切断側面図である。
図1及び図2にて示すように、本実施形態の光ディスクドライブ1はDVD、CD等の光ディスクの再生或いは記録再生の機能を有し、上面が開放した合成樹脂の本体フレーム4内のシャーシ板3上には、例えば前記光ディスクドライブ1を内蔵した電子機器の外部からトレイ2により搬入された光ディスクを持ち上げて載置し回転するターンテーブル5と、前記ターンテーブル5上の光ディスクの記録面にレーザー光を照射して前記光ディスクの記録或いは再生を行うピックアップユニット6と、前記ピックアップユニット6の左右側に設置する平行な1対のガイドシャフト7a、7b等とが配置されている。
シャーシ板3は、周知のトラバースユニットを構成するシャーシと同様、鉄板等の金属板からなり、一端(後端)が本体フレーム4と連結し、その連結部分を支点として他端側(前端側)が上下に傾動可能であり、トレイ2が電子機器の外部に搬出される光ディスクの搬入(挿入)前においては、前述の連結部分を支点として前下がりに傾動し、光ディスクが電子機器の外部から前記トレイ2により本体フレーム4内の所定位置に搬入されると、前傾状態にあるシャーシ板3が前記本体フレーム4との連結部分を支点として水平状態に戻るように傾動する。
このとき、トレイ2に載置されている光ティスクがシャーシ板3の傾動動作に伴って上昇するターンテーブル5によって僅かに持ち上げられた状態となる。そして、シャーシ板3が水平状態にあるときは、光ディスクの記録、再生が可能になる。
一方、両ガイドシャフト7a、7bは、例えば金属製であり、ピックアップユニット6を光デイスクの内周端から外周端の範囲内で前記光ディスクの径方向(前後方向)に往復直線移動するため、ピックアップユニット6の左右両側に平行に配置され、図3に示すように、前記ピックアップユニット6の左右の支持突起6a〜6cを貫通して前記ピックアップユニット6をシャーシ板3から浮いた状態で摺動自在に支持する。
ところで、両ガイドシャフト7a、7bは、ガイドシャフト保持機構により、つぎに説明するようにしてシャーシ板3に取付けられる。
すなわち、本実施形態の場合、ガイドシャフト7bの前側の一端を高さの基準とするため、この前側の一端については、図3に示すように樹脂製の固定ホルダ体8をシャーシ板3にねじ止めして固定し、前記固定ホルダ体8の基準高さの位置の保持穴(横穴)にガイドシャフト7bの一端を嵌入することで、該一端がシャーシ板3の上面から基準高さの位置に位置決めして固定保持される。
又、ガイドシャフト7aの前側の一端、後側の他端及びガイドシャフト7bの後側の他端については、それぞれ図3に示すようにシャーシ板3を切り起こして形成された端面当接片9及びシャフト保持体10と、シャーシ板3のねじ孔11に下側から螺入されてその端面がガイドシャフト7a、7bに当接した調整ねじ12とにより抜け止め及び高さ調整を行なって前記の基準高さの位置に保持される。
このとき、各端面に形成する当接片9は、図5に示すガイドシャフト7a、7bの一端側に形成する舌片状のものと、図6に示すガイドシャフト7bの他端側に形成するアーム状ものとでは、形状は若干異なるが、いずれも、前記ガイドシャフト7a、7bの各端面近傍のシャーシ板3を切り起こして形成され、このガイドシャフト7a、7bの各端面に当接して前記ガイドシャフト7a、7bの軸方向(前後方向)の抜け止め手段を構成する。
又、各シャフト保持体10は、図5、図6に示すように鉤型の同形状であり、ガイドシャフト7a、7bの各端面より中央寄りのシャーシ板3をガイドシャフト7a、7bが係止状態で貫通する例えばロの字の切り抜き部10aを有する形状に切り起こし、前記切り抜き部10aの周囲枠の左、右側のいずれか一方(図5、図6では左側)下部をガイドシャフト7a、7bの切り抜き部10aへの装着口10bとして切除して形成される。
そして、各シャフト保持体10の装着口10bから切り抜き部10aにガイドシャフト7a、7bを滑り込ませて嵌入する簡単な作業によって、各シャフト保持体10がガイドシャフト7a、7bをシャーシ板3上に保持する。
さらに、図7に示すように、各ねじ孔11はシャーシ板3の各シャフト保持体10近傍のガイドシャフト7a、7bの直下に形成され、各調整ねじ12はガイドシャフト7a、7bの装着口10bからの抜け止め用及びガイドシャフト7a、7bの高さ調整用に兼用されるねじであり、シャーシ板3の下面側から各ねじ孔11に螺入され、各ねじ孔11から上方に突出した端面が前記ガイドシャフト7a、7bそれぞれに当接する。
そして、各シャフト保持体10と各調整ねじ12により、ガイドシャフト7a、7bの左右及び上下の抜け止め手段が構成される。
そのため、シャーシ板3の切り起こし部品である各端面当接片9と、各シャフト保持体10と、各調整ねじ12とにより、シャーシ板3上に保持した各ガイドシャフト7a、7bの前後、左右及び上下の3次元の抜け止めが実現され、落下試験等によって強い衝撃が加わってもガイドシャフト7a、7bが抜けて外れることがない。尚、固定ホルダ体8に保持されたガイドシャフト7bの一端については、ガイドシャフト7bが抜ける問題は生じない。
又、各調整ネジ12の端面のシャーシ板3からの突き出し量を調整することにより、簡単にしかも精度よくガイドシャフト7a、7bの高さを全ての端部の位置で基準の高さに揃え、ピックアップユニット6の精度の高い高さ調整を極めて簡単に行なうことができる。
したがって、いわゆるアウトサートによるシャフト保持部品を用いるのではなく、シャーシ板3の切り起こし(曲げ)により形成した各端面当接片9、各シャフト保持体10を用いて、少ない部品点数で安価にガイドシャフト7a、7bをシャーシ板3上に保持することができ、しかも、それらの切り起こし部品と各調整ねじ12との少ない部品数で安価かつ容易にピックアップ6のガイドシャフト7a、7bの保持と高さ調整を行うことができ、その際、各ねじ孔11はガイドシャフト7a、7bでなく平板状のシャーシ板3に形成すればよく、容易に形成することができる。
そして、光ディスクドライブ1単体或いは製品(電子機器)の落下試験等によって強い衝撃が加わってもガイドシャフト7a、7bは抜けて外れることがなく、それらの性能及び信頼性等が安価な構成で向上する。
ところで、本実施形態においては、図3、図4等に示すように、少なくともガイドシャフト7aについて、両端に、ガイドシャフト7aの端面近傍部分を下向きに押し付けるばね13も備える。
このばね13は、コイル部13aがシャーシ板3を切り起こして環状に曲げて形成された係止片14に巻回して保持され、先端の押さえ片13bがガイドシャフト7aの上面を下向きに押し付ける。
そして、ばね13によってガイドシャフト7aを更に下向きに押し付ることにより、落下試験等によって強い衝撃が加わったときのガイドシャフト7aの抜け止め効果が一層向上する。
つぎに、ガイドシャフト7a、7bをシャーシ板3に取り付ける一例の手順について説明する。
ガイドシャフト7a、7bをシャーシ板3に取り付ける場合、まず、シャーシ板3から切り起こした各端面当接片9及び各シャフト保持体10が下向きになるように、シャーシ板3を裏返し、各シャフト保持体10の装着口10bよりガイドシャフト7a、7bを切り抜き部10aに押し込む。
このようにしてガイドシャフト7a、7bをシャーシ板3に仮保持状態に取付けた後、シャーシ板3の各ねじ孔11に各調整ねじ12を螺入し、カイドシャフト7a、7bをシャーシ板3より外れないように固定する。
その後、シャーシ板3を反転して表向きの状態に戻してばね13を取り付け、さらに、各調整ねじ12の螺合状態を調整して端面の突出量を調整することにより、カイドシャフト7a、7bを適切な高さに調整し、取り付けを終了する。
以上のように、本実施形態の場合、少ない部品点数で安価かつ容易にピックアップユニット6のガイドシャフト7a、7bの保持と高さ調整を行うことができ、しかも、強い衝撃が加わってもガイドシャフト7a、7bが抜けて外れることがない新規なガイドシャフト保持機構及び、この保持機構を備えてピックアップユニット6の取り付け工程の簡素化等を図り、組み立ての作業性を向上し、安価に性能、信頼性等の一層の向上を図るようにした光ディスクドライブ1を提供することができる。
尚、各端面当接片9及び各シャフト保持体10がシャーシ板3によって形成され、このシャーシ板3が金属板のみからなり、ガイドシャフト7a、7bの保持のためのアウトサート成形が不要であることから、シャーシ板3の単価を安価にすることができるのは勿論、シャーシ板3を成形する金型が簡素化してこの金型の成形寿命が向上する利点もある。
そして、本発明は上記した実施形態に限定されるものではなく、その趣旨を逸脱しない限りにおいて上述したもの以外に種々の変更を行うことが可能であり、例えば、ガイドシャフト7bの一端を、固定ホルダ体8でなく、ガイドシャフト7aの一端と同様の構成で保持するようにしてもよく、逆に、ガイドシャフト7aの一端を固定ホルダ体8と同様の固定ホルダ体8で保持するようにしてもよい。
さらに、前記実施形態においては、1対のガイトシャフト7a、7bの計3個所の端部は端面当接片9、シャフト保持体10及び調整ねじ12の構成で保持し、残りの1個所の端部はシャーシ板3と別体の樹脂製の固定ホルダ体8によって保持し、この固定ホルダ体8によってカイドシャフト7a、7bの基準の高さを定め、ピックアップユニット6の位置を合せる構成としたが、固定ホルダ体8の代わりとなるホルダ体をシャーシ板3と一体に形成したり、ガイトシャフト7a、7bの計4個所の全ての端部を端面当接片9、シャフト保持体10及び調整ねじ12の構成で保持するようにしてもよい。
また、ばね13をガイドシャフト7bの端部にも設けるようにしてもよい。
そして、本発明は、電子機器に内蔵等される種々の光ディスクドライブのピックアップユニットのガイドシャフト保持機構及び該ガイドシャフト保持機構を備えた光ディスクドライブに適用することができる。
1 光ディスクドライブ
3 シャーシ板
6 ピックアップユニット
7a、7b ガイドシャフト
8 固定ホルダ体
9 端面当接片
10 シャフト保持体
10a 切り抜き部
10b 装着口
11 ねじ孔
12 調整ねじ
13 ばね
3 シャーシ板
6 ピックアップユニット
7a、7b ガイドシャフト
8 固定ホルダ体
9 端面当接片
10 シャフト保持体
10a 切り抜き部
10b 装着口
11 ねじ孔
12 調整ねじ
13 ばね
Claims (5)
- 光ディスクのピックアップユニットをシャーシ板上に往復直線移動自在に支持するガイドシャフトを、前記シャーシ板上に保持するガイドシャフト保持機構であって、前記ガイドシャフトの端面近傍の前記シャーシ板を切り起こして形成され、前記ガイドシャフトの端面に当接して前記ガイドシャフトの軸方向の抜け止め手段を構成する端面当接片と、前記ガイドシャフトの前記端面より中央寄りの前記シャーシ板を前記ガイドシャフトが係止状態で貫通する切り抜き部を有する形状に切り起こし、前記切り抜き部の周囲枠の左、右側のいずれか一方の下部を前記ガイドシャフトの前記切り抜き部への装着口として切除し、鉤型に形成されたシャフト保持体と、前記シャーシ板の前記シャフト保持体近傍の前記ガイドシャフト直下に形成されたねじ孔と、前記シャーシ板の下面側から前記ねじ孔に螺入され、前記ねじ孔から上方に突出した端面が前記ガイドシャフトに当接する前記ガイドシャフトの前記装着口からの抜け止め用及び前記ガイドシャフトの高さ調整用の調整ねじとを備えたことを特徴とするガイドシャフト保持機構。
- 請求項1記載のガイドシャフト保持機構において、前記端面当接片、前記シャフト保持体、前記ねじ孔及び前記調整ねじを、前記ガイドシャフトの各端部近傍に対して設けたことを特徴とするガイドシャフト保持機構。
- 請求項1または2に記載のガイドシャフト保持機構において、前記ガイドシャフトの端面近傍部分を下向きに押し付けるばねを備えたことを特徴とするガイドシャフト保持機構。
- 光ディスクのピックアップユニットの左右両側に並設され、前記ピックアップユニットをシャーシ板上に往復直線移動自在に支持する1対のガイドシャフトを前記シャーシ板上に保持するガイドシャフト保持機構であって、いずれか一方の前記ガイドシャフトの一端面部を前記シャーシ板上に基準高さに固定保持する固定ホルダ体を備え、かつ、前記一方の前記ガイドシャフトの他端面部及び他方の前記ガイドシャフトの両端面部それぞれに、当該ガイドシャフトの端面より中央寄りの前記シャーシ板を当該ガイドシャフトが係止状態で貫通する切り抜き部を有する形状に切り起こし、前記切り抜き部の周囲枠の左、右のいずれか一方の下部を当該ガイドシャフトの前記切り抜き部への装着口として切除し、鉤型に形成されたシャフト保持体と、前記シャーシ板の前記シャフト保持体近傍の当該ガイドシャフト直下に形成されたねじ孔と、前記シャーシ板の下面側から前記ねじ孔に螺入され、前記ねじ孔から上方に突出した端面が当該ガイドシャフトに当接する当該ガイドシャフトの前記装着口からの抜け止め用及び当該ガイドシャフトの高さ調整用の調整ねじとを備えたことを特徴とするガイドシャフト保持機構。
- 請求項1〜4のいずれかに記載のガイドシャフト保持機構を備えたことを特徴とする光ディスクドライブ。
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