JP2007066429A - 記録/再生装置のクランパ及び該クランパを備えた記録/再生装置 - Google Patents
記録/再生装置のクランパ及び該クランパを備えた記録/再生装置 Download PDFInfo
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Abstract
【課題】ターンテーブルとともに光ディスクを挟持するクランパの薄型化を図り、前記薄型のクランパを備えた記録/再生装置及びこの記録/再生装置を内蔵する電子機器機器の薄型化を可能にする。
【解決手段】光ディスクの上面を押圧する円形皿状の底面部21の上面中央部に環状の磁石体7を設け、前記磁石体7の周囲に間隔を設けて複数個の基部片24を配設し、各基部片24から同一方向に延出して形成された弾性を有する複数個のアーム片25と、各アーム片25の先端部には底面部21の径方向に対して外向きに突出するほほ水平な係止フィン26とを備えたクランパ2を形成し、光ディスクの載置を可能とするトレイ5の搬入/搬出動作に伴うクランパ2の上下動のストロークを各アーム片25に沿う螺旋運動的な動作によって確保する。
【選択図】図5
【解決手段】光ディスクの上面を押圧する円形皿状の底面部21の上面中央部に環状の磁石体7を設け、前記磁石体7の周囲に間隔を設けて複数個の基部片24を配設し、各基部片24から同一方向に延出して形成された弾性を有する複数個のアーム片25と、各アーム片25の先端部には底面部21の径方向に対して外向きに突出するほほ水平な係止フィン26とを備えたクランパ2を形成し、光ディスクの載置を可能とするトレイ5の搬入/搬出動作に伴うクランパ2の上下動のストロークを各アーム片25に沿う螺旋運動的な動作によって確保する。
【選択図】図5
Description
本発明は、装置内部に挿入された記憶媒体をターンテーブルとともに挟持する記録/再生装置のクランパ及び該クランパを備えた記録/再生装置に関し、詳しくは、記録/再生装置の薄型化等に寄与するクランパの構造に関する。尚、本発明において、記録/再生装置とは、記録媒体の記録を行なう記録装置、記録媒体の再生を行なう再生装置、又は記録媒体の記録及び再生を行なう記録再生装置のことである。
従来より、情報を記録するために、或いは予め情報が記録してある記憶媒体としてDVDやCD等の光ディスクを用い、前記光ディスクの記録或いは再生を行う記録/再生装置がある。この記録/再生装置は、例えば、外装ケースの内外において、光ディスクを搬入若しくは搬出する出入り自在のトレイと、前記外装ケースに搬入された光ディスクを持ち上げ回転する磁性体を備えたターンテーブルと、前記ターンテーブルによって持ち上げられた光ディスクの記録面にレーザー光を照射して前記光ディスクへの情報の記録或いは前記ディスクに予め記録してある情報の再生を行う光ピックアップユニット等により構成されている。さらに、ターンテーブルと対向する外装ケースの上方位置には、磁石体を内蔵したクランパが上下動及び回転自在に設けてあり、このターンテーブルとクランパとの間で生じる磁力により外装ケース内に搬入された光ディスクを挟持している。
光ディスクを挟持する動作について詳述すれば、外装ケースの外側においてトレイ上に載置された光ディスクが前記トレイとともに外装ケースの内部へと搬入し、前記トレイが前記外装ケース内部における所定の位置へ到達することで予め低位置にあるターンテーブルが上昇を開始し、前記光ディスクが前記トレイから前記ターンテーブルに渡され、前記外装ケースの上方位置に設けたクランパが前記ターンテーブルの対向位置より前記光ディスクを押圧した状態で前記ターンテーブルが回転を始める。
このとき、クランパの下部にターンテーブが接近することにより、前記クランパの磁石体と前記ターンテーブル上の磁性体とが磁気的に吸引し、前記クランパが光ディスクを挟んで前記ターンテーブルに着脱自在に密着し、前記光ディスクを前期ターンテーブルに対してずれないように押圧する。
また、外装ケース内から光ディスクを搬出するときは、クランパとともに光ディスクを挟持した状態にあるターンテーブルが下降して前記クランパが前記ターンテーブルから引き離された後、前記ターンテーブル上の光ディスクがトレイに渡され、前記トレイが外装ケースの外部へと搬出される。
ところで、この種の記録/再生装置を内蔵する電子機器においては、前記電子機器の小型化等を図るためにも内蔵する前記記録/再生装置を極力薄型化することが望まれる。また、組み立ての簡素化及びコストダウン等を図る観点から、極力部品点数を少なくすることも要求される。さらに、品質向上等を図るため、前記記録/再生装置の動作時における静音特性を向上することも要求される。
この場合、クランパの構成についても部品点数を少なくするとともに記録/再生装置の薄型化に貢献する構造とし、さらに、不快な衝突音を抑えることが必要になる。
そして、本出願人の既出願等により、図9のクランパの分解斜視図、図10のその取り付け状態の断面図に示すクランパ100を備えた記録/再生装置が提案されている(例えば、特許文献1参照。)。
既提案のクランパ100は、ディスク押圧部を形成する樹脂製の円形皿状のクランパ本体101を有し、このクランパ本体101の上面中央部に立設する円筒状のガイド102の内側には環状の磁石体103を設け、前記磁石体103は、ガイド102とこのガイド102の内側の同心円状の円筒突起104との間に嵌め込まれて固定される。
さらに、前記ガイド102の上端部には、例えば3つの爪部105が突出して形成され、これら各爪部105は外方に突出し下向きに傾斜する外爪部分105aを有する。
一方、光ディスクドライブのターンテーブル上方に位置した外装ケース(本体フレーム)の天板等の水平な金属板(鋼板等)の支持部材200に、クランパ取り付け用の開口部201が形成される。
そして、前記クランパ100は支持部材200の下方から開口部201に差し込まれて押し上げられ、この押し上げにより、開口部201の周縁に当ったガイド102の上端部の各爪部105がその弾性(バネ性)により内方に撓みながら開口部201を通過し、前記開口部201の上面側に突出すると、各爪部105は外方に広がって元の状態に戻り、前記各爪部105の下面が前記開口部201周縁の上面側に抜けないように係合し、前記開口部201に取り付けられた前記クランパ100が支持部材200に対して回転自在及び上下動可能に支持される。
そして、ターンテーブルがクランパ100から離れた下方の待機位置にあるときは、前記クランパ100に設けた磁石体103と磁性体で形成された支持部材200との間に吸引力が働き、前記クランパ100全体が上方へと浮き上がった状態となる。尚、ターンテーブルが下方の待機位置にある状態とは、例えば、トレイを備えた記録/再生装置であれば、前記トレイが前記記録/再生装置の外部に搬出した状態、或いは、前記トレイが搬入若しくは搬出動作の途中にある状態に該当する。
つぎに、記録/再生装置の外部よりトレイによって光ディスクがターンテーブルとクランパ100との間に搬入されると、前述したように前記ターンテーブルが上昇して前記クランパ100に接近し、前記ターンテーブル上の磁性体と前記クランパに設ける磁石体103との間で磁力が働き、この磁力が支持部材200と磁石体103との間で働く吸引力よりも大きくなり、前記クランパ100が前記ターンテーブルに引き寄せられて前記光ディスクが挟持され、この状態で前記ターンテーブルが回転駆動することによって前記光ディスクの記録或いは再生が行われる。
この構成においては、ターンテーブルが下方の待機位置にあるときのクランパ100の上方への引き上げに別途専用の磁石や磁性体を設ける必要がなく、設計の自由度が大きくなる。又、磁石や磁性体の設置スペースを前記クランパ100の移動スペースとして用い、前記クランパ100のストロークが長く取れることで、光ディスクを搬入する際に前記クランパ100が邪魔にならないように上方へと引き上げて退避させることができ、その分、記録/再生装置の薄型化が可能となる。さらに、前記クランパ100を退避させるための別途磁石等が不要となるため、構造が簡略化でき、部品点数を減らすこともでき、そのため、製造コストを軽減することが可能となる。
特開2005−18951号公報([0012]−[0022]、図4、図5等)
前記図9及び図10に示す従来の記録/再生装置における光ディスクのクランプ機構は、クランパ100に上下動のストロークをとってフックとしての下側に折曲した形状の各爪部105を設け、前記爪部105を天板等の前記支持部材200に引っ掛けて前記クランパ100をほぼ垂直な状態に懸垂支持する構成としている。
この構成の場合、支持部材200に対する各爪部105の十分な掛り量を確保してクランパ100を確実に支持するためには、前記爪部105をある程度上方に長くしなければならず、その分前記クランパ100のストロークが大きくなり、前記クランパ100を十分に薄くできないことによる記録/再生装置の一層の薄型化を図る場合の支障となる。
また、各爪部105を長くするとストロークが長くなってクランパ100の上下動の距離が長くなり、記録/再生装置の内部に搬入された光ディスクを挟持するときにおいて、ターンテーブルに備えた磁性体との吸引力によって下動する前記クランパ100の各爪部105が金属製の支持板200に対してかなりの衝撃で当接して不快な衝突音が発生し、十分な静音特性が得られず、前記記録/再生装置の一層の品質向上等を図ることが困難になる。
本発明は、この種の記録/再生装置に備えるクランパの一層の薄型構造を目的とし、前記クランパの薄型化に伴って記録/再生装置及びこの記録/再生装置を内蔵する電子機器の一層の薄型化を可能にし、又、前記クランパの上下動作における不快な衝突音を軽減して静音特性を向上し、さらに、前記クランパの薄型構造が部品点数を増加することなく行えるようにすることも目的とする。
上記した目的を達成するために、本発明のクランパは、水平な支持板に取り付け開口部を形成し、前記取り付け開口部に回転自在及び上下動自在に嵌合する記録/再生装置のクランパであって、前記クランパは、円盤状の記憶媒体を押圧する円形皿状の底面部と、前記底面部の上面中央部に設置する環状の磁石体と、前記磁石体の周囲に間隔を設けて配設する複数個の基部片と、前記各基部片から同一方向に湾曲して延出し、前記底面部から離間した弾性を有するアーム片と、前記アーム片の先端部に前記底面部の径方向に対して外向きに突出する略水平の係止フィンとを備えたことを特徴としている(請求項1)。
又、請求項1に記載のクランパにおいて、底面部、基部片、アーム片、及び係止フィンを一体に形成したことを特徴としている(請求項2)。
そして、請求項1又は請求項2に記載のクランパにおいて、係止フィンの上面には、下向きに傾斜する傾斜面を形成したことを特徴としている(請求項3)。
さらに、請求項1乃至請求項3の何れか1つに記載のクランパにおいて、アーム片の少なくとも一部には、底面部の径方向に対して内向きに突出する係止突起を設け、前記係止突起の下面が前記底面部の上面中央部に設置する磁石体の上面に当接したことを特徴としている(請求項4)。
加えて、請求項4に記載のクランパにおいて、係止突起の上面を下向きに傾斜する傾斜面としたことと特徴としている(請求項5)。
つぎに、請求項1乃至請求項5の何れか1つに記載のクランパを備えた記録/再生装置において、少なくとも、外装ケースの上面に設置して取り付け開口部を有する金属製の水平な支持板と、前記支持板の取り付け開口部に回転及び上下動自在に嵌合する樹脂製のクランパと、前記クランパの内部に設置する磁石体と、前記クランパと対向する位置から前記外装ケースの内部に挿入する記憶媒体を持ち上げ回転可能とする磁性体を備えたターンテーブルと、前記記憶媒体の記録面にレーザー光を照射して情報の読み込み或いは書き込みを行うピックアップユニットとを備えた記録/再生装置において、前記ターンテーブルは高さ方向において移動可能とし、前記ターンテーブルが高位置にあるときは対向位置にある前記クランパとともに磁力により前記記憶媒体を挟持し、前記ターンテーブルが低位置にあるときは対向位置にある前記クランパと前記支持板との間で磁力が働いて前記クランパが吸引力により上方へと引き上げられる構造としたことを特徴としている(請求項6)。
まず、請求項1のクランパによれば、従来のフックとしての複数個の爪部を備えて各爪部をほほ垂直に支持板に引っ掛ける構造でなく、ディスク押圧部を形成する底面部上の各基部から同一方向(時計方向または反時計方向)に湾曲して延出したばね性を有するアーム片を備え、各アーム片の先端部に底面部の径方向に対して外向きに突出したほほ水平な係止フィンを形成し、支持板の取り付け開口部に下側から各アーム片を遊嵌することで、各係止フィンの下面が前記支持板の取り付け開口部周縁の上面側に当接して前記支持板に係止され、回転及び上下動自在に支持する構造としている。
この場合、各アーム片が、基部片に近い側から先端側に向かう程底面部との隙間が大きくなる形状であって、光ディスクの搬入動作、或いは前記光ディスクの搬出動作に伴うクランパの上下動のストロークを各アーム片に沿った螺旋運動的な動作によって確保するため、その分、従来のクランパと比較して薄型化することができる。しかも、係止フィンにより支持板に対する十分な掛り量が確保され、前記支持板に対して前記クランパを確実に係止することができる。
したがって、この種のクランパを備えた記録/再生装置を一層薄型構造にすることができ、その結果、この記録/再生装置を内蔵する電子機器の一層の薄型化を可能にすることができる。また、前記の螺旋運動的な動作では、クランパの上下動による不快な衝突音の発生を軽減して静音特性を向上することができる。
また、請求項2のクランパによれば、前記クランパを構成する底面部、基部片、アーム片、及び係止フィンを樹脂によって一体に形成しており、部品点数を増加することなく、組み立ての簡素化及びコストダウン等を図って請求項1と同様の効果を奏することができる。
さらに、請求項3のクランパによれば、各係止フィンの上面に下向きへと傾斜する傾斜面を形成しているため、支持板の取り付け開口部への遊嵌が容易に行え、組み立て作業が一層簡単に行える利点もある。
また、請求項4のクランパによれば、アーム片の少なくとも一部に底面部の径方向に対して内向きに突出する係止突起を設け、この係止突起の下面が前記底面部の上面中央部に設置する磁石体の上面に当接することにより、高速回転時等にも磁石体を確実に底面部の上面中央部に保持することができる。そして、請求項5のクランパのように、係止突起の上面に下向きへと傾斜する傾斜面を形成することにより、磁石体の嵌め込みが容易に行える利点もある。
つぎに、請求項6のクランパを備えた記録/再生装置によれば、支持板を金属製として記録/再生装置の上方に配置し、前記支持板に樹脂製のクランパを配置した構成とすることにより、前述と同様の効果に加えて、前記クランパの上下動に伴う衝突音をより一層軽減できる品位の向上を可能とした薄型の記録/再生装置を提供することができる。
つぎに、本発明をより詳細に説明するため、その一実施形態について、図1〜図8にしたがって詳述する。
図1は本実施形態におけるトレイが収納状態にあるときの記録/再生装置の外観形状を示した斜視図である。図2は前記トレイが外部に搬出した状態にあるときの記録/再生装置の外観形状を示した斜視図である。図3は本実施形態におけるクランパ単体の外観形状を示した斜視図であり、図4は前記クランパ単体を示す平面図、図5は前記クランパ単体を示す正面図である。
又、図6は本実施形態におけるクランパのアーム片を示しており、図6(a)はアーム片近傍の部分拡大平面図であり、図6(b)はアーム片近傍の部分拡大正面図である。そして、図7は本実施形態におけるクランパの取り付け前の状態を示す側面側断面図であり、図8は本実施形態におけるクランパの取り付け後の状態を示す側面側断面図である。
そして、図1及び図2にて示すように、本実施形態の記録/再生装置1はDVD、CD等の光ディスクの記録或いは再生の機能を有し、扁平な箱体状の外装ケース3は、上面が開放した合成樹脂の本体フレーム4bと、その上面を覆う天板としての金属の薄いプレート4aとからなる。
本体フレーム4bは周知の記録/再生装置のものと同様で合成樹脂により形成しており、前記本体フレーム4bには、光ディスクの搬入、搬出の際に前後方向に直線往復運動可能な前記光ディスクを載置可能とする合成樹脂製のトレイ5が出入り自在に組み付けてある。そして、前記本体フレーム4bの内部には、前記トレイ5の直線往復運動に連動して前記本体フレーム4bの幅方向に摺動するラックローディングと、前記ラックローディングの摺動動作に連動して傾斜状態と水平状態に揺動を可能とするシャーシとが取り付けてあり、このシャーシには、前記トレイ5とともに搬入された光ディスクを載置して回転するターンテーブルと、前記ターンテーブルによって回転する光ディスクの記録面にレーザー光を照射して前記光ディスクへの情報の書き込み或いは前記光ディスクからの情報の読み込みを行うピックアップユニット等が設けられている。一方、前記本体フレーム4bの上面を覆うプレート4aには、前記ターンテーブルと対向する位置にクランパ2が取り付けてあり、前記ターンテーブルと前記クランパとによって光ディスクを挟持する構造としている。
又、プレート4aは、本体フレーム4bの強度向上及び不要輻射対策等を考慮して磁性体の金属製(鋼製)で形成してあり、前記本体フレーム4bの上部に嵌合して四隅部がねじ止めされている。
さらに、プレート4aの前寄りの前記ターンテーブルと対向する位置にクランパ2の取り付け用の開口部6が形成してあり、この開口部6の位置にクランパ2が回転及び上下動自在に支持されることとなる。
つぎに、前記のターンテーブルとともに光ディスクを挟持するクランパ2の形状について詳述する。図3〜図5は前記クランパ単体の形状を示す斜視図、平面図、及び正面図であり、本実施形態の場合、合成樹脂の一体形成により、後述の磁石体を内蔵する一個の部品として形成される。
前記クランパ2は、光ディスクを押圧する円形皿状の底面部21を有し、この底面部21はプレート4aの開口部6より若干大径であり、周縁部が中央部より一段高い段部に形成され、中央部はほぼ平坦である。
又、前記底面部21の上面中央部には円筒体22が上方に突出して設けられ、その外周の環状空間が図7及び図8に示す環状の磁石体7の収納部23を形成する。尚、この磁石体7は、永久磁石7aのみであってもよいが、本実施形態の場合は、磁カを高めるためのバックョーク用の鉄板7bを前記永久磁石7aに取着している。この場合、少なくとも前記鉄板7bの外径が収納部23の内径とほぼ等しくなる大きさに形成してある。
さらに、前記収納部23の外周には、磁石体7の周囲に沿ってほぼ等間隔に薄板状の基部片24が複数個、本実施形態では3個の基部片24が上方に突出して設けられ、各基部片24から前記磁石体7の周囲に沿うように 同一方向(時計方向または反時計方向)に湾曲した回転の径方向にばね性を有する図6に示すアーム片25が延出して形成されている。
前記各アーム片25は、各基部片24に近い側から先端側に向かう程底面部21から離間して底面部との隙間が大きくなる形状としており、光ディスクを載置可能とするトレイ5の搬入/搬出動作に伴うクランプ2の上下動のストロークを、前記基部片24側から先端側、その逆に移動するいわゆる螺旋運動的な動作によって確保する。
そして、前記各アーム片25の先端部には、少なくとも底面部21の径方向に対して外向きに突出したほほ水平な係止フィン26が形成されており、又、前記各係止フィン26を形成した先端部の一部または全部(本実施形態では全部)には、前記底面部21の径方向に対して内向きに突出して下面が磁石体7の上面に当接する係止突起27が形成されている。
尚、本実施形態においては、前記各係止フィン26は前記収納部23の一部を切欠いて形成している。又、クランパ2がプレート4aの開口部6に対して簡単に遊嵌できるようにするため、前記各係止フィン26の上面には下向きに傾斜した傾斜面を形成している。さらに、図7に示す磁石体7の上方からの嵌め込みが容易に行なえるようにするため、前期各係止突起27の上面にも下向きの傾斜面を形成している。
そして、プレート4aにクランパ2を取り付ける場合、まず、前記プレート4aに形成された開口部6に、前記プレート4aの下方よりクランパ2の収納部23を挿通すると、各係止フィン26の上面に形成された傾斜面によって、前記クランパ2の各アーム片25がそのばね性に抗して前記収納部23側へと撓み、前記開口部6への挿通が容易に行え、前記収納部23が前記開口部6を通過してプレート4aの上面側に達したとき、撓み変形した状態の前記各アーム片25が元の状態に戻ろうとする復帰力によって外周側へと広がり、前記各係止フィン26の下面が前記プレート4aの上面に接して前記クランパ2が前記プレート4aの開口部6に対して係止されることとなる。
つぎに、プレート4aに係止されたクランパ2の収納部23に、磁石体7を上方から嵌め込んで取り付ける。このとき、各係止突起27の上面に傾斜面を形成しているため、前記磁石体7を容易に嵌め込むことができ、又、前記磁石体7の嵌め込みによって各アーム片25の撓み変形の規制も行なえる。
このようにしてプレート4aの開口部6に遊嵌して図8に示すようにプレート4aに懸垂状に取り付けられたクランパ2は、前記プレート4aの下面側においては、ターンテーブル上方に開口部6よりも大径の底面部21が位置し、前記プレート4aの上方においては、収納部23の一部を切欠いて形成した各アーム片25先端の係止フィン26が前記プレート4aに対して係止することとなり、前記底面部21と前記各係止フィン26との間が前記クランパ2の上下方向における移動可能なストロークとなる。
その結果、光ディスクの載置を可能とするトレイ5の搬入/搬出動作に伴うクランパ2の上下動の際のストロークがいわゆる螺旋運動的な動作によって確保され、その分、従来のクランパ構造より厚みを薄くして形成でき、このクランパ2を備えた記録/再生装置1の薄型化ができる。しかも、ほぼ水平な係止フィン26によりプレート4aに対する十分な掛り量を確保して前記クランパ2を前記プレート4aに対して確実に係止することができる。
しかも、クランパ2の樹脂部分のみが螺旋運動的な動作でプレート4aと当接することとなるため、ターンテーブルが上昇する方向へとシャーシが傾動して磁石体7を内蔵するクランパ2に接近し、前記クランパ2が引き下げ方向に吸引する磁力が加わり、前記クランパ2の底面部21がターンテーブルに載置された光ディスクの上面を押圧する前記光ディスクの挟持状態から、前記ターンテーブルが下降する方向へとシャーシが傾動して前記クランパ2から遠ざかり、前記クランパ2に内蔵する磁石体7とプレート4aとの間で生じる磁力によって、前記クランパ2が引き上げられる前記光ディスクの非挟持状態になる場合、及び、その逆の動作を行う場合の前記プレート4aの上面と前記各係止フィンとの間における衝突音や、或いは前記プレート4aの下面と前記底面部21との間における衝突音等を抑える効果があり、前記クランパ2の上下動による不快な衝突音の発生を軽減して静音特性を向上することができる。
そして、本発明は上述した実施形態に限定されるものではなく、その趣旨を逸脱しない範囲において上述したもの以外に種々の変更を行うことが可能であり、例えば、各アーム片25等の個数は本実施形態に示す3箇所に限定せず適宜選定すればよく、又、プレート4aの代わりに図9、図10の従来例の支持部材200のような水平な磁性体等の種々の支持板に本実施形態において説明したクランパ2を取り付けるような構成にしてもよい。
さらに、クランパ2等の各部の寸法や形状については設計条件等に応じて設定を変更してよいのは勿論である。
つぎに、収納部23の磁石体7を永久磁石7aのみとして部品点数を一層少なくして製造工場等における部品管理の簡素化、及び前記クランパ2の組み立て工程の簡素化等を図るようにしてもよく、磁石体7を安価にして記録/再生装置等の一層のコストダウンを図るため、永久磁石7aの厚み寸法を小さくして、永久磁石7aと同径のバックヨーク用の鉄板7bを重ねた状態で収納部23に取り付けるようにしてもよい。
そして、本発明は、種々の外観形状、大きさの記録/再生装置のクランパに適用し、前記記録/再生装置の薄型化を図り、さらに、前記クランパを備えた記録/再生装置を内蔵する電子機器の薄型化を図ることができるのは勿論である。
1 記録/再生装置
2 クランパ
3 外装ケース
4b プレート(天板)
5 トレイ
21 底面部
24 基部片
25 アーム片
26 係止フィン
27 係止突起
2 クランパ
3 外装ケース
4b プレート(天板)
5 トレイ
21 底面部
24 基部片
25 アーム片
26 係止フィン
27 係止突起
Claims (6)
- 水平な支持板に取り付け開口部を形成し、前記取り付け開口部に回転自在及び上下動自在に嵌合する記録/再生装置のクランパにおいて、前記クランパは、円盤状の記憶媒体を押圧する円形皿状の底面部と、前記底面部の上面中央部に設置する環状の磁石体と、前記磁石体の周囲に間隔を設けて配設する複数個の基部片と、前記各基部片から同一方向に湾曲して延出し、前記底面部から離間した弾性を有するアーム片と、前記アーム片の先端部に前記底面部の径方向に対して外向きに突出する略水平の係止フィンとを備えたことを特徴とする記録/再生装置のクランパ。
- クランパを構成する底面部、基部片、アーム片、及び係止フィンを一体に形成したことを特徴とする請求項1に記載の記録/再生装置のクランパ。
- 係止フィンの上面には、下向きに傾斜する傾斜面を形成したことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の記録/再生装置のクランパ。
- アーム片の少なくとも一部には、底面部の径方向に対して内向きに突出する係止突起を設け、前記係止突起の下面が前記底面部の上面中央部に設置する磁石体の上面に当接したことを特徴とする請求項1乃至請求項3の何れか1つに記載の記録/再生装置のクランパ。
- 係止突起の上面を下向きに傾斜する傾斜面としたことを特徴とする請求項4に記載の記録/再生装置のクランパ。
- 少なくとも、外装ケースの上面に設置して取り付け開口部を有する金属製の水平な支持板と、前記支持板の取り付け開口部に回転及び上下動自在に嵌合する樹脂製のクランパと、前記クランパの内部に設置する磁石体と、前記クランパと対向する位置から前記外装ケースの内部に挿入する記憶媒体を持ち上げ回転可能とする磁性体を備えたターンテーブルと、前記記憶媒体の記録面にレーザー光を照射して情報の読み込み或いは書き込みを行うピックアップユニットとを備えた記録/再生装置において、前記ターンテーブルは高さ方向において移動可能とし、前記ターンテーブルが高位置にあるときは対向位置にある前記クランパとともに磁力により前記記憶媒体を挟持し、前記ターンテーブルが低位置にあるときは対向位置にある前記クランパと前記支持板との間で磁力が働いて前記クランパが吸引力により上方へと引き上げられる構造としたことを特徴とする請求項1乃至請求項5の何れか1つに記載のクランパを備えた記録/再生装置。
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