JP2007065506A - レンズ鏡筒およびカメラ - Google Patents

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Abstract

【課題】 レンズ保持枠に対する位置決め精度を悪化させることなく、レンズ保持枠を光軸方向へ進退可能に支持する固定筒を樹脂成形により製造することができるレンズ鏡筒を提供する。
【解決手段】 上部固定筒10200の第1平面部10201と下部固定筒の第1平面部10101との間には、第1溝10141が形成される。この第1溝10141には、第2レンズ群保持枠10400の第1嵌合部10403および第2嵌合部10404が、光軸方向へ進退可能に係合する。上部固定筒10200の第2平面部10202と下部固定筒10100の第2平面部10102との間には、第2溝10142が形成される。この第2溝10142には、第2レンズ群保持枠10400の第3嵌合部10405が光軸方向へ進退可能に係合する。
【選択図】 図7

Description

本発明は、ビデオカメラなどのレンズ鏡筒およびそれを有するカメラに関する。
従来、レンズ鏡筒に関して、ロッドまたはガイドバーと呼ばれる細い軸によって、レンズ保持枠を空間に支持する方法がある(例えば特許文献1参照)。
また、上記ガイドバーを使用せずに、光学レンズを光軸方向に進退可能に支持する方法がある(例えば特許文献2参照)。この方法においては、光軸方向に伸びる溝またはレール(リブ)に、レンズ保持枠が係合される。
また、レンズ鏡筒の固定筒内面に複数のガイド部を設け、そのガイド部にレンズ保持枠の複数の係合部が係合することにより、レンズ保持枠を光軸方向へ進退可能に支持する方法がある。
特開平06−174998号公報 実開平07−014411号公報
上述した光軸方向へ伸びる溝またはレール(リブ)にレンズ保持枠を係合する方法におけるケーシング部材、または、レンズ鏡筒の固定筒内面の複数のガイド部にレンズ保持枠の複数の係合部を係合する方法における固定筒は、1つの部品からなる。このような部品を例えば樹脂成形で製造する場合、溝形状を形成するために、型構造が複雑になる。また、溝に傾斜がつき、溝幅が不均一になるなどして、レンズ保持枠の位置決め精度が悪化することなどが考えられる。
本発明の目的は、レンズ保持枠に対する位置決め精度を悪化させることなく、レンズ保持枠を光軸方向へ進退可能に支持する固定筒を樹脂成形により製造することができるレンズ鏡筒およびそれを有するカメラを提供することにある。
本発明は、上記目的を達成するため、レンズを保持するレンズ保持枠および前記レンズ保持枠を支持する固定筒を有するレンズ鏡筒において、前記固定筒は、互いに接合される第1および第2の固定部材を少なくとも含む複数の固定筒部材から構成され、前記第1の固定部材と前記第2の固定筒部材とは、接合された際に、互い共働して、前記レンズ保持枠を光軸方向へ進退可能に支持するためのガイド部を形成することを特徴とするレンズ鏡筒を提供する。
また、本発明は、上記目的を達成するため、上記レンズ鏡筒を有するカメラを提供する。
本発明によれば、レンズ保持枠に対する位置決め精度を悪化させることなく、レンズ保持枠を光軸方向へ進退可能に支持する固定筒を樹脂成形により製造することができる。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照しながら説明する。
(第1の実施の形態)
図1は本発明の実施の形態に係るレンズ鏡筒の外観を示す六面図である。図2は図1のレンズ鏡筒の外観斜視図である。図3は図1のレンズ鏡筒の光軸方向に沿って得られた縦断面図、図4は図1のレンズ鏡筒に組み込まれている光学系を示す図である。
まず、本実施の形態のレンズ鏡筒に組み込まれている光学系について図4を参照しながら説明する。
本実施の形態のレンズ鏡筒における光学系は、図4に示すように、第1レンズ群10301、第2レンズ群10401、第3レンズ群10501、第4レンズ群10601、および撮像素子10701を有する。第1レンズ群10301は、固定筒に固定されている固定レンズ群である。第2レンズ群10401は、光軸方向へ移動可能な変倍レンズ群である。第3レンズ群10501は、固定筒に固定されているアフォーカルレンズである。第4レンズ群10601は、光軸方向へ移動可能な、変倍および合焦を行うためのリレーレンズである。
ここで、第2レンズ群10401および第4レンズ群10601を移動することによって、焦点距離が変えられ、第4レンズ群10601のみを移動することによって、焦点合わせが行われる。具体的には、広角側に焦点距離が変更された場合には、各レンズ群は、図4(a)に示すような位置関係にある。ここで、焦点合わせを行う際には、第4レンズ群10601が、被写体の位置に応じて、図中の実線で描かれた無限位置から、破線で描かれた至近位置の間で移動され、これにより焦点合わせが行われる。
望遠側に焦点距離が変更される場合、図4(b)に示すように、第2レンズ群10401および第4レンズ群10601がそれぞれ焦点距離に応じた位置まで移動され、焦点距離が望遠側へ変更される。ここで、第2レンズ群10401の最大移動量はA、第4レンズ群10601の最大移動量はBとして表わされている。この場合において焦点合わせを行う際には、第4レンズ群10601が、被写体の位置に応じて、図中の実線で描かれた無限位置から、破線で描かれた至近位置の間で移動され、これにより焦点合わせが行われる。
次に、上述した光学系が組み込まれているレンズ鏡筒について図1〜図3を参照しながら説明する。
レンズ鏡筒は、図1〜図3に示すように、下部固定筒10100および上部固定筒10200を有する。下部固定筒10100および上部固定筒10200は、互いに接合され、レンズ鏡筒全体を支持する固定筒を構成する。上記固定筒の前部には、第1レンズ群10301を保持する第1レンズ保持枠10300が固定されている。また上記固定筒の後部には、撮像素子10701を保持する撮像素子ホルダ10700が固定されている。また、上記固定筒には、絞りの開閉を行うための絞りモータ10503が組み込まれている。
上部固定筒11000の上面には、2つのPR(フォトインタラプタ)センサ11000,11100が配置されている。PRセンサ11000は、第2レンズ群10401を保持する第2レンズ群保持枠10400の初期位置を検出するためのセンサである。PRセンサ11100は、第4レンズ群10601を保持するための第4レンズ群保持枠10600の初期位置を検出するためのセンサである。
下部固定筒10100の下面には、4つの孔10120と、4つの孔10121とが形成されている。各孔10120には、それぞれ、第2群用ステッピングモータ10800の端子10804が貫通される(図5を参照)。各孔10121には、それぞれ、第4群用ステッピングモータ10900の端子10904が貫通される(図5を参照)。ステッピングモータの各端子10804と各端子10904には、図示されていないが、駆動制御するためのFPC(フレキシブル基板)が接続される。各ステッピングモータ10800,10900は、当該FPCを介してカメラ本体の制御部から入力される制御信号に基づいて、駆動制御される。
次に、本実施の形態におけるレンズ鏡筒の組立手順について図5〜図8を参照しながら説明する。図5はレンズ鏡筒およびそれに組み込まれている光学系を示す分解斜視図である。図6はレンズ鏡筒を下後方から見た分解斜視図である。図7は固定筒と第2レンズ群保持枠とを示す分解正面図である。図8は固定筒に第2レンズ群保持枠が組み込まれた状態を示す斜視図である。
まず、図5に示すように、下部固定筒10100の内側に上方から、第2群用ステッピングモータ10800と第4群用ステッピングモータ10900が嵌め込まれ、固定される。次いで、第2レンズ群保持枠10400が、下部固定筒10100の内側に上方から組み込まれる。
この第2レンズ群保持枠10400には、図6に示すように、第1腕部10402が設けられている。第1腕部10402は、第2レンズ群保持枠10400の左側に光軸と水平になるように配置されている。この第1腕部10402の前端には、上下幅が広い突起である第1嵌合部10403が、その後端には、上下幅が広い突起である第2嵌合部10404が設けられている。第2レンズ群保持枠10400の右側には、突起形状である第3嵌合部10405が配置されている。
第2レンズ群保持枠10400の下部には、溝形状である第2腕部10406が設けられている。第2腕部10406の前端には、溝幅が細い第4嵌合部10407が、その後端には、溝幅が細い第5嵌合部10408が設けられている。第2レンズ群保持枠10400の左下には、ラック部10420が、回転中心10421周りに回転可能に支持されている。ラック部10420は、後述するリードネジ部10802と係合して第2レンズ群保持枠10400を光軸方向へ駆動する。
下部固定筒10100に第2レンズ群保持枠10400が組み込まれた状態においては、第1嵌合部10403と第2嵌合部10404とが、下部固定筒10100の第1平面部10101に乗る状態となる。また、第3嵌合部10405は、第2平面部10102に乗る状態となる。また、第4嵌合部10407と第5嵌合部10408とは、下部固定筒10100の第1レール部10103と係合する。また、ラック部10420は、第2群用ステッピングモータ10800のリードネジ部10802に係合する。
同様に、第4レンズ群保持枠10600は、下部固定筒10100の内側に上方から組み込まれる。この第4レンズ群保持枠10600には、第1腕部10602が設けられ、第1腕部10602は、右側に光軸と水平になるように配置されている。この第1腕部10602の前端には、上下幅が広い突起である第1嵌合部10603が、その後端には、上下幅が広い突起である第2嵌合部10604が設けられている。第4レンズ群保持枠10600の左側には、突起形状である第3嵌合部10605が設けられている。
第4レンズ群保持枠10600の下部には、溝形状である第2腕部10606が設けられている。第2腕部10606の前端には、溝幅が細い第4嵌合部10607が、その後端には、溝幅が細い第5嵌合部10608が設けられている。第4レンズ群保持枠10600の右下には、ラック部10620が、回転中心10621周りに回転可能に支持されている。ラック部10620は、後述するリードネジ部10902と係合して第4レンズ群保持枠10600を光軸方向へ駆動する。
下部固定筒10100に第4レンズ群保持枠10600が組み込まれた状態においては、第1嵌合部104603と第2嵌合部10604とが、下部固定筒10100の第2平面部10102に乗る状態となる。また、第3嵌合部10605は、第1平面部10101に乗る状態となる。また、第4嵌合部10607と第5嵌合部10608とは、下部固定筒10100の第1レール部10103と係合する。また、ラック部10620は、第4群用ステッピングモータ10900のリードネジ部10902と係合する。
同様に、絞りユニット10500が下部固定筒10100の内側に上方から組み込まれる。絞りユニット10500は、第3レンズ群10501を保持する。絞りユニット10500の前方には、絞り羽根を開閉して撮像素子10701に到達する光量を調節する絞り羽根ユニット10502が配置される。絞り羽根ユニット10502は、絞りモータ10503により駆動される。
次いで、上部固定筒10200が、図7の状態から、下部固定筒10100に組み込まれる。上部固定筒10200においては、予め固定孔10209にPRセンサ11000が固定され、固定孔10210にPRセンサ11100が固定されている。上部固定筒10200の固定ピン部10205,10206,10207,10208が、下部固定筒10100のL字溝10104,10105,10106,10107に嵌め込まれる。ここで、上部固定筒10200を後方にスライドすることにより、各固定ピン部10205〜10208が対応するL字溝10104〜10107の奥に嵌り込む。これにより、図2に示すように、上部固定筒10200と下部固定筒10100とが固定される。
下部固定筒10100に対する上部固定筒10200の左右方向の位置決めは、下部固定筒10100の第1縦壁10132と第2縦壁10133との間に規定される空間に、上部固定筒10200の第1側面10230と第2側面10231が嵌合することによって、行われる。
上部固定筒10200の第1当付き面10203が、下部固定筒10100の第1平面部10101に接触する。第1当付き面10203と上部固定筒の第1平面部10201の段差によって、上部固定筒10200の第1平面部10201と下部固定筒の第1平面部10101との間に形成される第1溝10141の溝幅が規定される。この第1溝10141には、第2レンズ群保持枠10400の第1嵌合部10403および第2嵌合部10404と、第4レンズ群保持枠10600の第3嵌合部10605とが、それぞれ、光軸方向へ進退可能に係合することになる。
同様に、第2当付き面10204と上部固定筒10200の第2平面部10202の段差によって、上部固定筒10200の第2平面部10202と下部固定筒10100の第2平面部10102との間に形成される第2溝10142の溝幅が規定される。この第2溝10142に、第2レンズ群保持枠10400の第3嵌合部10405と、第4レンズ群保持枠10600の第1嵌合部10603および第2嵌合部10604とが、光軸方向へ進退可能に係合することになる。
次いで、第1レンズ群10301が予め固定されている第1レンズ群保持枠10300が、固定筒前方より嵌め込まれる。そして、撮像素子10701が予め固定されている撮像素子ホルダ10700が固定筒後方より嵌め込まれ、固定筒に固定される。
次に、第2レンズ群保持枠10400の支持構造について詳細に説明する。
第2レンズ群保持枠10400の中心には、ズーミングの際に光軸方向に進退して、像倍率を変化させる第2レンズ群10401が組み込まれている。ここで、図8において、説明のため、光軸被写体方向をプラスZ軸、紙面上方向をプラスY軸、残る紙面右方向をプラスX軸とする座標軸が規定される。
紙面左右方向であるXY平面に平行な平面内に第1溝10141と第2溝10142が配置されている。左側の第1溝10141には、第2レンズ群保持枠10400外周の左横の第1嵌合部10403と第2嵌合部10404とが係合され、右側の第2溝10142には、第2レンズ群保持枠10400外周の右横の第3嵌合部10405が係合される。これにより、第2レンズ群保持枠10400は、XZ平面内での並進とZ軸周りの回転が可能であるが、それのY方向並進は規制される。さらに、第2レンズ群保持枠10400下部の第4嵌合部10407と第5嵌合部10408の2つの嵌合部が、下部固定筒10100の第1レール部10103に係合している。このため、第2レンズ群保持枠10400のX方向の並進とY軸周りの回転が規制される。このようにして、第2レンズ群保持枠10400は、Z軸(光軸)方向の並進のみが可能に固定筒に支持される。
次に、第2レンズ群保持枠10400を光軸方向へ進退させる機構について説明する。
図5に示すように、第2レンズ群保持枠10400のラック部10420は、第2群用ステッピングモータ10800のリードネジ部10802に係合している。カメラ本体からの制御により、4本の端子10804へ通電し、モータ本体10801を駆動すれば、リードネジ部10802が回転される。そして、そのリードネジ部10802のリード量に従って、ラック部10420が光軸方向へ繰り出されまたは繰り込まれる。このラック部10420の動作に連動してラック部10430と結合している第2レンズ群保持枠10400が光軸方向へ繰り出されまたは繰り込まれ、これによりズーミング動作が行われることになる。
次に、第4レンズ群保持枠10600の支持構造について詳細に説明する。
第4レンズ群保持枠10400の中心には、第4レンズ群10601が組み込まれている。また、第4レンズ群10601は、ズーミングのために光軸方向へ進退し、また、フォーカシングのために光軸方向へ進退する。
図5に示すように、紙面左右方向であるXY平面に平行な平面内に第1溝10141と第2溝10142とが配置されている。右側の第2溝10142には、第4レンズ群保持枠10600外周の右横の第1嵌合部10603と第2嵌合部10604とが係合され、右側の第1溝10141には、第4レンズ群保持枠10600外周の左横の第3嵌合部10605が係合される。これにより、第4レンズ群保持枠10600は、XZ平面内での並進とZ軸周りの回転が可能であるが、第4レンズ群保持枠10600のY方向並進は規制される。さらに、第4レンズ群保持枠10600下部の第4嵌合部10607と第5嵌合部10608の2つの嵌合部が、下部固定筒10100の第1レール部10103に係合している。このため、第4レンズ群保持枠10600のX方向の並進とY軸周りの回転が規制される。このようにして、第4レンズ群保持枠10600は、Z軸(光軸)方向の並進のみが可能に固定筒に支持される。
次に、第4レンズ群保持枠10600を光軸方向に進退させる機構について説明する。
図8に示すように、第4レンズ群保持枠10400のラック部10420は、第4群用ステッピングモータ10900のリードネジ部10902と係合している。カメラ本体からの制御により、4本の端子10904へ通電すれば、モータ本体10901が駆動され、リードネジ部10902が回転される。このリードネジ部10902のリード量に従って、ラック部10620は光軸方向へ繰り出されまたは繰み込まれる。そして、ラック部10620の動作と連動してラック部10620と結合している第4レンズ群保持枠10600は、光軸方向へ繰り出されまたは繰り込まれる。これにより、ズーミングおよびフォーカシング動作が行われる。
次に、第2レンズ群保持枠10400と第4レンズ群保持枠10600の繰出し量検出機構について説明する。
例えば、レンズ位置が広角側位置にある状態で撮影者がカメラの電源をオフした後、再び撮影を開始するためにカメラの電源をオンしたとする。今後のズーミングまたはフォーカシング動作において、第2レンズ群保持枠10400と第4レンズ群保持枠10600の繰り出し位置を算出するために、初期位置を検出する必要がある。カメラの電源が再投入された時点においては、第2レンズ群保持枠10400と第4レンズ群保持枠10600は、図4(a)に示すような広角側位置にいるとする。
そこで、初期位置検出のために、第2群用ステッピングモータ10800が駆動され、第2レンズ群保持枠10400が光軸方向へ繰り込まれる。これに伴い、第2群のPR検出用突起10410がPRセンサ11000上を通過する。PRセンサ11000が突起10410の通過を検知すると、第2レンズ群保持枠10400が一旦停止される。その直後、逆に、第2レンズ群保持枠10400は繰り出され、再び第2群用のPRセンサ11000が第2群のPR検出用突起10410の通過を検知する。この検知に応じて、第2群用ステッピングモータ10800の駆動ステップ数のカウントがカメラ内の制御部により開始される。このカウント数は、PRセンサ11000の位置からの第2レンズ群保持枠10400の光軸位置に相当する。そして、広角側の焦点位置に相当する所定カウント数に達すると、第2群用ステッピングモータ10800は停止され、図4(a)の状態になる。この動作により、第2レンズ群保持枠10400は、正確に広角側の焦点位置に停止される。この後の繰り出しまたは繰り込み動作において、第2レンズ群保持枠10400の位置は、カウント数によって制御される。
第4レンズ群保持枠10600の初期位置への位置決めに関しては、まず、第2レンズ群保持枠10400と同様に、第4群用ステッピングモータ10900が駆動され、第4レンズ群保持枠10600が光軸方向へ繰り込まれる。これに伴い、第4群のPR検出用突起10610がPRセンサ11100上を通過すると、PRセンサ11100はPR検出用突起10610の通過を検知する。これに応じて、第4レンズ群保持枠10600は一旦停止される。その直後、第4レンズ群保持枠10600は繰り出され、第4群用のPRセンサ11100は再び第4群のPR検出用突起10610の通過を検知する。この検知に応じて、第4群用ステッピングモータ10900の駆動ステップ数のカウントが、カメラ内の制御部により開始される。このカウント数が、第4群用のPRセンサ11100の位置からの第4レンズ群保持枠10600の光軸位置に相当する。そして、上記カウント数が広角焦点の位置に相当する所定カウント数に達すると、第4群用ステッピングモータ10900を停止し、図4(a)に示す状態になる。この動作により、第4レンズ群保持枠10600は、正確に広角側の焦点位置に停止され、この後の第4レンズ群保持枠10600の繰り出しまたは繰り込み動作は、カウント数によって制御される。
以上、本実施の形態によれば、固定筒を構成する上部固定筒10200および下部固定筒10100が、互い共働して、第2レンズ群保持枠10400および第4レンズ群保持枠10600を光軸方向へ進退可能に支持するためのガイド部を形成する。これにより、第2および第4レンズ群レンズ保持枠10400,10600に対する位置決め精度を悪化させることなく、それらを光軸方向へ進退可能に支持する固定筒を樹脂成形により製造することができる。
(第2の実施の形態)
次に、本発明の第2の実施の形態について図9〜図13を参照しながら説明する。図9は本発明の第2の実施の形態に係るレンズ鏡筒を下後方から見た斜視図である。図10は図9のレンズ鏡筒の上前方からの分解斜視図である。図11は図9のレンズ鏡筒の下後方からの分解斜視図である。図12は図9のレンズ鏡筒の固定筒と第2レンズ群保持枠とを示す分解図である。図13は図9のレンズ鏡筒の固定筒に第2レンズ群保持枠が組み込まれた状態を示す斜視図である。
本実施の形態のレンズ鏡筒は、図9に示すように、レンズ鏡筒全体を支持する下部固定筒20100および上部固定筒20200を有する。下部固定筒20100および上部固定筒20200の前部には、第1レンズ群を保持する第1レンズ保持枠20300が固定されている。下部固定筒20100および上部固定筒20200の後部には、撮像素子を保持する撮像素子ホルダ20700が固定されている。本実施の形態においては、レンズ光学系の構造およびレンズ配置が上記第1の実施の形態と同様である。
本実施の形態の組立時には、まず、図10に示すように、下部固定筒20100に対してその下方から第2群用ステッピングモータ20800と第4群用ステッピングモータ20900とが嵌め込まれる。そして、第2群用ステッピングモータ20800と第4群用ステッピングモータ20900とが図9に示すように下部固定筒20100に固定される。
次いで、図12に示すように、第2レンズ群保持枠20400が下部固定筒20100に対して上方から内側に組み込まれる。この第2レンズ群保持枠20400には、図10および図11に示すように、第1腕部20402が設けられている。第1腕部20402は、第2レンズ群保持枠20400の左側に光軸と水平になるように配置されている。この第1腕部20402の前端には、上下幅が広い突起である第1嵌合部20403が、その後端には、上下幅が広い突起である第2嵌合部20404が設けられている。第2レンズ群保持枠20400の右側には、突起形状である第3嵌合部20405が設けられている。
第2レンズ群保持枠20400の下部には、凸形状である第2腕部20406が設けられ、第2腕部20406の前端には、幅が太い第4嵌合部20407が、その後端には、幅が太い第5嵌合部20408が設けられている。第2レンズ群保持枠20400の左下部には、ラック部20420が回転中心20421周りに回転可能に支持されている。ラック部20420は、後述するリードネジ部20802と係合して第2レンズ群保持枠20400を光軸方向へ駆動する。
下部固定筒20100に第2レンズ群保持枠20400が組み込まれた状態においては、第1嵌合部20403と第2嵌合部20404とが、下部固定筒20100の第1曲面部20101に乗る状態となる。また、第3嵌合部20405が第2曲面部20102に乗る状態となる。さらに、第4嵌合部20407と第5嵌合部20408とが、下部固定筒20100の第1レール部20103と係合している。
また、ラック部20420は、第2群用ステッピングモータ20800のリードネジ部20802と係合する。
次いで、第4レンズ保持枠20600と絞りユニット20500とが、下部固定筒20100に組み込まれる。
次いで、上部固定筒20200が、図12に示すように、下部固定筒20100に組み込まれる。ここで、上部固定筒20200のL字溝20205,20206,20207,20208の入り口に、下部固定筒20100の固定ピン部20104,20105,20106,20107が嵌め込まれる。そして、上部固定筒20200が後方にスライドされる。これにより、固定ピン部20104〜20107が対応するL字溝20205〜20208の奥に嵌り込み、固定ピン部20104〜20107と対応するL字溝20205〜20208とは、図9に示す固定ピン部20104とL字溝20205のようにそれぞれ固定される。
下部固定筒20100に対する上部固定筒20200の左右方向の位置決めは、下部固定筒20100の第1縦壁20132と第2縦壁20133との間に形成される空間に、上部固定筒20200の第1側面20230と第2側面20231が嵌合することによって行われる。
下部固定筒20100の第1当付き面20130が、上部固定筒20200の第1平面部20201と接触する。第1当付き面20130と第1曲面部20101の段差によって、上部固定筒の第1平面部210201と下部固定筒20100の第1曲面部20101との間に形成される第1溝20141の溝幅が規定される。この第1溝20141には、第2レンズ群保持枠20400の第1嵌合部20403および第2嵌合部20404と、第4レンズ群保持枠20600の第3嵌合部20605とが、光軸方向へ進退可能に係合する。
同様に、第2当付き面20131と下部固定筒20100の第2曲面部20102の段差によって、上部固定筒20200の第2平面部20202と下部固定筒20100の第2曲面部20102との間に形成される第2溝10142の溝幅が規定される。この第2溝10142には、第2レンズ群保持枠20400の第3嵌合部20405と、第4レンズ群保持枠20600の第1嵌合部20603および第2嵌合部20604とが、光軸方向へ進退可能に係合する。
次いで、固定筒には、その前方から、第1レンズ群20301が予め固定されている第1レンズ群保持枠20300が嵌め込まれる。撮像素子20701が予め固定されている撮像素子ホルダ20700が固定筒にその後方から嵌め込まれ、固定される。
次に、第2レンズ群保持枠20400の支持構造について詳細に説明する。
第2レンズ群保持枠20400の中心には、第2レンズ群20401が組み込まれている。第2レンズ群20401は、ズーミングの際に、光軸方向へ進退して、像倍率を変化させる。ここで、図13において、光軸被写体方向をプラスZ軸、紙面上方向をプラスY軸、残る紙面右方向をプラスX軸とする座標軸を設定する。
紙面左右方向であるXY平面に平行な平面内に、第1溝20141と第2溝20142とが配置されている。左側の第1溝20141には、第2レンズ群保持枠20400外周の左横の第1嵌合部20403と第2嵌合部20404が係合する。右側の第2溝20142には、第2レンズ群保持枠20400外周の右横の第3嵌合部20405が係合する。このため、第2レンズ群保持枠20400は、XZ平面内での並進とZ軸周りの回転が可能であるが、第2レンズ群保持枠20400のY方向並進が規制される。さらに、第2レンズ群保持枠20400下部の第4嵌合部20407と第5嵌合部20408の2つの嵌合部が、下部固定筒20100の第1レール部20103と係合している。このため、第2レンズ群保持枠20400のX方向の並進とY軸周りの回転が規制される。
以上より、第2レンズ群保持枠20400は、Z軸(光軸)方向の並進のみが可能に固定筒に支持される。
(第3の実施の形態)
次に、本発明の第3の実施の形態について図14〜図18を参照しながら説明する。図14は本発明の第3の実施の形態に係るレンズ鏡筒を下後方から見た斜視図である。図15は図14のレンズ鏡筒の上前方からの分解斜視図である。図16は図14のレンズ鏡筒の下後方からの分解斜視図である。図17は図14のレンズ鏡筒の固定筒と第2レンズ群保持枠とを示す分解図である。図18は図14のレンズ鏡筒の固定筒に第2レンズ群保持枠が組み込まれた状態を示す斜視図である。
本実施の形態のレンズ鏡筒は、図14に示すように、下部固定筒30100および下部固定筒30100と組み合わされ、レンズ鏡筒全体を支持する固定筒を構成する上部固定筒30200を有する。下部固定筒30100および上部固定筒30200から構成される固定筒の前部には、第1レンズ群を保持する第1レンズ保持枠30300が固定されている。下部固定筒30100および上部固定筒30200の後部には、撮像素子を保持する撮像素子ホルダ30700が固定されている。本実施の形態においては、レンズ光学系の構造およびレンズ配置が上記第1の実施の形態と同様である。
次に、本実施の形態における第2レンズ群枠保持枠30400を下部固定筒30100および上部固定筒30200に組み込む手順について説明する。
まず、図15に示すように、下部固定筒30100に対してその下方から、第2群用ステッピングモータ30800と第4群用ステッピングモータ30900が嵌め込まれる。そして、第2群用ステッピングモータ30800と第4群用ステッピングモータ30900が、図14に示すように、下部固定筒30100に固定される。
次いで、図17に示すように、第2レンズ群保持枠30400が、下部固定筒30100の上方からその内側へ組み込まれる。この第2レンズ群保持枠30400には、図15および図16に示すように、第1腕部30402が設けられている。第1腕部30402は、の第2レンズ群保持枠30400の左側(正面から見た場合)に光軸と水平になるように配置されている。この第1腕部30402の前端には、上下幅が広い突起である第1嵌合部30403が、後端には、上下幅が広い突起である第2嵌合部30404が設けられている。第2レンズ群保持枠30400の右側には、突起形状である第3嵌合部30405が設けられている。
第2レンズ群保持枠30400の左下には、ラック部30420が、回転中心30421周りに数回程度回転可能に支持されている。このラック部30420は、リードネジ部30802と係合して第2レンズ群保持枠30400を光軸方向へ駆動する。
下部固定筒30100に第2レンズ群保持枠30400が組み込まれた状態においては、第1嵌合部30403と第2嵌合部30404とが、下部固定筒30100の斜面30151と斜面30152に乗る状態となる。また、第3嵌合部30405が第2平面部30102に乗る状態となる。
次いで、第4レンズ保持枠30600と絞りユニット30500とが、下部固定筒30100に組み込まれる。
次いで、上部固定筒30200が、図17に示す状態から、下部固定筒30100に組み込まれる。上部固定筒30200のL字溝30205,30206,30207,30208の入り口には、下部固定筒30100の固定ピン部30104,30105,30106,30107に嵌め込まれる。そして、上部固定筒30200が後方へスライドされる。これにより、固定ピン部30104〜30107が対応するL字溝30205〜30208の奥に入り込む嵌り込み、固定ピン部30104〜30107と対応するL字溝30205〜30208は、図14に示す固定ピン部30104とL字溝30205のように固定される。
下部固定筒30100に対する上部固定筒30200の左右方向の位置決めは、下部固定筒30100の第1縦壁30132と第2縦壁30133との間に形成される空間に、上部固定筒30200の第1側面30230と第2側面30231が嵌合されることによって、行われる。
下部固定筒30100の第1当付き面30130が、上部固定筒30200の第1平面部20201に接触する。第1当付き面30130と第1平面部30101の段差によって、上部固定筒30200の第1平面部30201と下部固定筒30100の第1平面部30101との間に形成される第1溝30141の溝幅が規定される。この第1溝30141には、第2レンズ群保持枠30400の第1嵌合部30403および第2嵌合部30404と、第4レンズ群保持枠30600の第3嵌合部30605とが、光軸方向へ進退可能に係合する。
同様に、第2当付き面30131と下部固定筒30100の第2平面部30102の段差によって、上部固定筒30200の第2平面部30202と下部固定筒30100の第2平面部30102との間に形成される第2溝30142の溝幅が規定される。この第2溝30142に、第2レンズ群保持枠30400の第3嵌合部30405と、第4レンズ群保持枠30600の第1嵌合部30603および第2嵌合部30604とが、光軸方向へ進退可能に係合することになる。
次いで、第1レンズ群30301が予め固定されている第1レンズ群保持枠30300が、固定筒に対してその前方から嵌め込まれる。撮像素子30701が予め固定されている撮像素子ホルダ30700が、固定筒に対してその後方から嵌め込まれ、固定される。
次に、第2レンズ群保持枠30400の支持構造について詳細に説明する。
第2レンズ群保持枠30400の中心には、ズーミングの際に光軸方向へ進退し、像倍率を変化させる第2レンズ群30401が組み込まれている。ここで、図18においては、座標軸として、光軸被写体方向がプラスZ軸、紙面上方向がプラスY軸、残る紙面右方向がプラスX軸と設定されているとする。
第2レンズ群保持枠30400の第1嵌合部30403は、上部固定筒30200と下部固定筒30100との間に形成される第1溝30141と嵌合している。その状態を詳しく説明すると、第1嵌合部30403の下部には、円筒形をした円筒部30431が設けられ、円筒部30431は、下部固定筒30100にある斜面30151と斜面30152とのそれぞれに接触している。また、第1嵌合部30403の上部には、平面部30432が設けられ、上部固定筒30200にある第1平面部30201と接触している。このように第1嵌合部30403は、その周囲の略2π/3間隔の3箇所で、第1溝30141内に接触している。よって、第1嵌合部30403は、第1溝30141内で光軸(Z軸)方向の移動と、第1嵌合部30403周りの回転とが可能なように支持されている。
同様に、第2嵌合部30404は、第1嵌合部30403と同一の断面形状を有するため、その周囲の略2π/3間隔の3箇所で、第1溝30141内に接触している。よって、第2嵌合部30404も、第1溝30141内で光軸(Z軸)方向の移動と、第2嵌合部30404周りの回転とが可能なように支持されている。この第1溝30141と第1嵌合部30403と第2嵌合部30404との間における嵌合状態は、ビデオテープのカセットなどで用いられているガイドバーとスリーブの嵌合状態に近似する。
第2レンズ群保持枠30400の第3嵌合部30405の下部には、突R形状をした突R部30441が形成されており、突R部30441は、下部固定筒30100の第2平面部30102と接触している。第3嵌合部30405の上部には、平面部30442が形成されており、平面部30442は、上部固定筒30200の第2平面部30202と接触している。この上下方向の接触により、第3嵌合部30405のY方向の移動が規制される。この規制は、ビデオテープのカセットなどで用いられているガイドバーと長孔の嵌合状態に近似する。この規制によって、第2レンズ群保持枠30400は、第1嵌合部30403周りの回転が不可能となり、光軸(Z軸)方向への移動のみが可能なように、固定筒に支持される。
本発明の実施の形態に係るレンズ鏡筒の外観を示す六面図である。 図1のレンズ鏡筒の外観斜視図である。 図1のレンズ鏡筒の光軸方向に沿って得られた縦断面図である。 図1のレンズ鏡筒に組み込まれている光学系を示す図である。 レンズ鏡筒およびそれ組み込まれている光学系を示す分解斜視図である。 レンズ鏡筒を下後方から見た分解斜視図である。 固定筒と第2レンズ群保持枠とを示す分解正面図である。 固定筒に第2レンズ群保持枠が組み込まれた状態を示す斜視図である。 本発明の第2の実施の形態に係るレンズ鏡筒を下後方から見た斜視図である。 図9のレンズ鏡筒の上前方からの分解斜視図である。 図9のレンズ鏡筒の下後方からの分解斜視図である。 図9のレンズ鏡筒の固定筒と第2レンズ群保持枠とを示す分解図である。 図9のレンズ鏡筒の固定筒に第2レンズ群保持枠が組み込まれた状態を示す斜視図である。 本発明の第3の実施の形態に係るレンズ鏡筒を下後方から見た斜視図である。 図14のレンズ鏡筒の上前方からの分解斜視図である。 図14のレンズ鏡筒の下後方からの分解斜視図である。 図14のレンズ鏡筒の固定筒と第2レンズ群保持枠とを示す分解図である。 図14のレンズ鏡筒の固定筒に第2レンズ群保持枠が組み込まれた状態を示す斜視図である。
符号の説明
10100,20100,30100 下部固定筒
10101,10201,30101,30201 第1平面部
10102,10202,30102,30202 第2平面部
10103,20103 第1レール部
10132,20132,30132 第1縦壁
10133,20133,30133 第2縦壁
10203,20130,30130 第1当付き面
10400,20400,30400 第2レンズ群保持枠
10402,20402,30402 第1腕部
10403,20403,30403 第1嵌合部
10404,20404,30404 第2嵌合部
10405,20405,30405 第3嵌合部
10406,20406 第2腕部
10407,20407 第4嵌合部
10408,20408 第5嵌合部
10600,20600,30600 第4レンズ群保持枠
10602 第1腕部
10603,20603,30603 第1嵌合部
10604,20604,30604 第2嵌合部
10605,20605,30605 第3嵌合部
10606 第2腕部
10607,20607 第4嵌合部
10608,20608 第5嵌合部
20101 第1曲面部
20102 第2曲面部
20131,30131 第2当付き面

Claims (10)

  1. レンズを保持するレンズ保持枠および前記レンズ保持枠を支持する固定筒を有するレンズ鏡筒において、
    前記固定筒は、互いに接合される第1および第2の固定部材を少なくとも含む複数の固定筒部材から構成され、
    前記第1の固定部材と前記第2の固定筒部材とは、接合された際に、互い共働して、前記レンズ保持枠を光軸方向へ進退可能に支持するためのガイド部を形成することを特徴とするレンズ鏡筒。
  2. 前記レンズ保持枠には、係合腕部が設けられ、
    前記ガイド部は、前記係合腕部が光軸方向へ進退可能に係合する係合溝からなることを特徴とする請求項1記載のレンズ鏡筒。
  3. 前記第1の固定筒部材には、光軸と平行に延びる第1のガイド面部が形成され、
    前記第2の固定筒部材には、前記第1のガイド面部と対向しかつ前記光軸と平行に延びる第2のガイド面部とが形成され、
    前記第1のガイド面部と前記第2のガイド面部とは、互いに共働して前記第1のガイド面部と前記第2のガイド面部の間に、前記レンズ保持枠の前記係合腕部が光軸方向へ進退可能に係合する係合溝を形成することを特徴とする請求項2記載のレンズ鏡筒。
  4. 前記第1のガイド面部および前記第2のガイド面部の少なくとも一方の面部には、前記第1の固定部材と前記第2の固定筒部材とが互いに接合された際に、他方の面部に当接される突起部が形成され、該突起部は、前記第1のガイド面部と前記第2のガイド面部との間に形成される係合溝の幅を規定することを特徴とする請求項3記載のレンズ鏡筒。
  5. 前記第1の固定筒部材と前記第2の固定筒部材との少なくとも一方には、前記第1の固定筒部材と前記第2の固定筒部材との前記光軸と直交する方向への位置決めを行うための位置決め部位が設けられていることを特徴とする請求項4記載のレンズ鏡筒。
  6. 前記位置決め部位は、前記第1の固定部材と前記第2の固定筒部材とが互いに接合された際に、前記突起部の外面に当接することを特徴とする請求項5記載のレンズ鏡筒。
  7. 前記レンズ保持枠には、凹状または突起状の係合部が設けられ、
    前記ガイド部は、さらに、前記レンズ保持枠が前記光軸方向へ進退可能なように前記レンズ保持枠の前記係合部と係合する第2のガイド部を含み、
    前記第2のガイド部は、前記第1の固定筒部材および前記第2の固定筒部材の一方の固定筒部材に設けられていることを特徴とする請求項2ないし6のいずれか1つに記載のレンズ鏡筒。
  8. 前記レンズ保持枠には、係合腕部が設けられ、
    前記ガイド部は、前記係合腕部が光軸方向へ摺動可能に係合する係合溝からなり、該係合溝は、前記係合腕部の複数の部位と点接触するような形状を有することを特徴とする請求項1記載のレンズ鏡筒。
  9. 前記第1の固定筒部材には、光軸と平行に延びる第1のガイド面部が形成され、
    前記第2の固定筒部材には、前記第1のガイド面部に対して第1の角度を成して対向しかつ前記光軸と平行に延びる第2のガイド面部と、前記第1のガイド面部に対して第2の角度を成して対向しかつ前記光軸と平行に延びる第3のガイド面部とが形成され、
    前記第1のガイド面部と前記第2のガイド面部および前記第3のガイド面部とは、互いに共働して前記第1のガイド面部と前記第2のガイド面部および前記第3のガイド面部との間に、前記係合溝として、前記係合腕部の複数の部位と点接触するような形状を有する溝を形成することを特徴とする請求項8記載のレンズ鏡筒。
  10. 請求項1ないし9のいずれか1つに記載のレンズ鏡筒を有することを特徴とするカメラ。
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