JP2007065038A - シートスピーカーシステムの音響調整方法 - Google Patents

シートスピーカーシステムの音響調整方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2007065038A
JP2007065038A JP2005247540A JP2005247540A JP2007065038A JP 2007065038 A JP2007065038 A JP 2007065038A JP 2005247540 A JP2005247540 A JP 2005247540A JP 2005247540 A JP2005247540 A JP 2005247540A JP 2007065038 A JP2007065038 A JP 2007065038A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
seat
speaker
output
acoustic
sound
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2005247540A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4642605B2 (ja
Inventor
Masaki Ashizawa
正樹 芦澤
Teruo Niitsuma
照夫 新妻
Shinichi Kuromoto
晋一 黒本
Toru Hikichi
徹 引地
Takeshi Hashimoto
武志 橋本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Faurecia Clarion Electronics Co Ltd
Original Assignee
Clarion Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Clarion Co Ltd filed Critical Clarion Co Ltd
Priority to JP2005247540A priority Critical patent/JP4642605B2/ja
Publication of JP2007065038A publication Critical patent/JP2007065038A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4642605B2 publication Critical patent/JP4642605B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Fittings On The Vehicle Exterior For Carrying Loads, And Devices For Holding Or Mounting Articles (AREA)
  • Circuit For Audible Band Transducer (AREA)

Abstract

【課題】 近設される他シートの音響出力の影響を考慮しつつシートスピーカー毎に適切な音響環境を提供可能なシートスピーカーシステムの音響調整方法を提供する。
【解決手段】 本発明に係るシートオーディオシステムの音響調整方法は、いずれか一のシート7の第1スピーカー8と、一のシートの真正面側、背面真後側、左側隣席に配設されるシートに設置される全スピーカーとから音響信号を出力する音響信号出力ステップと、出力された音響信号を一のシート7に設置したマイク12により録音する録音ステップと、録音された音響信号の周波数特性を求める特性算出ステップと、求められた周波数特性を平坦化もしくは希望の特性に合わせるイコライザ23の設定値を決定する設定値決定ステップと、決定されたイコライザの設定値に基づいて第1スピーカー8より出力される音響信号に対してイコライザ23を適用するイコライザ適用ステップとを有している。
【選択図】 図4

Description

本発明は、車両の各シートにスピーカーが設置されたシートスピーカーシステムの音響調整方法に関する。
車両に設置される音響システムでは、一般的にスピーカーが前席の左右ドアトリム内、後席の左右ドアトリム内または後席後方に設置されるリアトレイの左右に一対に設置されている。このような音響システムでは、各スピーカーから出力された音が運転席において最適に聞こえるように音響設定の調整がなされている。
具体的には、運転席にマイクを設置し、各スピーカーから出力される出力音を録音することによって運転席において聴取される音響信号の周波数特性を求め、取得された周波数特性に対してパラメトリックイコライザやグラフィックイコライザを適用することにより、スピーカーから出力される音響信号が運転席において最適な音響環境となるように調整を行う(例えば、先行技術文献1参照)。
また、今日ではシートに直接スピーカーを設置することによって、シートに着座した聴取者毎に最適な音響環境を提供する音響システム(以下、シートスピーカーシステムという)が提案されている(例えば、特許文献2参照)。
シートスピーカーシステムにおいても、上述した一般的な音響システムと同様に、シートにマイクを設置し、シートスピーカーから出力される出力音を録音することによって聴取される音響信号の周波数特性を求め、最適な音響環境となるように、パラメトリックイコライザやグラフィックイコライザを用いて周波数特性の調整を行っている。
特開平6−147968号公報(第3−4頁、第1図) 特開平5−262184号公報(第2−3頁、第1図)
しかしながら、シートスピーカーシステムの場合には、隣設されたシートに設置されたスピーカーからも音響出力がなされるため、シート毎に音響信号の調整を行った場合であっても、他シートの出力音の影響によって適切な音響環境を確保することが困難であり、特に着座者が少ない場合に顕著にその影響が生じていた。
本発明は、上記問題に鑑みてなされたものであり、近設される他シートの音響出力の影響を考慮しつつシートスピーカー毎に適切な音響環境を提供することが可能なシートスピーカーシステムの音響調整方法を提供することを課題とする。
上記課題を解決するために、本発明に係るシートスピーカーシステムの音響調整方法は、車室内に配設された複数のシートのそれぞれに、該シートに着座した聴取者の左耳に対してLチャンネルの音響信号を出力する第1スピーカーが設けられるシートオーディオシステムの音響調整方法であって、前記複数のシートのうちいずれか一のシートの第1スピーカーと、該一のシートの真正面側、背面真後側、および左側隣席に配設されるシートに設置される全スピーカーとから音響信号を出力する音響信号出力ステップと、出力された該音響信号を前記一のシートに設置したマイクにより録音する録音ステップと、録音された前記音響信号の周波数特性を求める特性算出ステップと、求められた周波数特性を平坦化する、もしくは希望の特性に合わせるようにイコライザの設定値を決定する設定値決定ステップと、決定されたイコライザの設定値に基づいて前記第1スピーカーより出力される音響信号に対して前記イコライザを適用するイコライザ適用ステップとを有することを特徴とする。
また、車室内に配設された複数のシートのそれぞれに、該シートに着座した聴取者の右耳に対してRチャンネルの音響信号を出力する第2スピーカーが設けられるシートオーディオシステムの音響調整方法であって、前記複数のシートのうちいずれか一のシートの第2スピーカーと、該一のシートの真正面側、背面真後側、および右側隣席に配設されるシートに設置される全スピーカーとから音響信号を出力する音響信号出力ステップと、出力された該音響信号を前記一のシートに設置したマイクにより録音する録音ステップと、録音された前記音響信号の周波数特性を求める特性算出ステップと、求められた周波数特性を平坦化する、もしくは希望の特性に合わせるようにイコライザの設定値を決定する設定値決定ステップと、決定されたイコライザの設定値に基づいて前記第2スピーカーより出力される音響信号に対して前記イコライザを適用するイコライザ適用ステップとを有することを特徴とする。
さらに、前記録音ステップと、前記特性算出ステップと、前記設定値決定ステップと、前記イコライザ適用ステップとは、前記特性算出ステップにより求められた周波数特性が平坦となる、もしくは希望の特性に合うまで繰り返し実行されるものであってもよい。
上記発明によれば、複数のシートのうちいずれか一のシートの第1スピーカー(または第2スピーカー)と、該一のシートの真正面側、背面真後側、および左側隣席(または右側隣席)に配設されるシートに設置される全スピーカーとから音響信号を出力し、出力された音響信号の周波数特性が平坦化する、もしくは希望の特性に合うように第1スピーカー(または第2スピーカー)より出力される音響信号に音響処理を施すため、一のシートに近接される他のシートの出力音をも考慮した音響処理を施すことができ、他のシートからの出力音の影響を低減させた好適な音響環境を提供することが可能となる。
また、録音ステップと、特性算出ステップと、設定値決定ステップと、イコライザ適用ステップとが、特性算出ステップにより求められた周波数特性が平坦となる、もしくは希望の特性に合うまで繰り返し実行されるので、第1スピーカーまたは第2スピーカーから出力される音響信号のみにイコライザを適用する場合であっても十分に好適な音響環境を実現することが可能となる。
以下、本発明に係るシートオーディオシステムの音響調整方法について説明を行う。
図1は、シートオーディオシステム1が設置された車両2の車室内構成を示した概略平面図である。車両2には、図1に示すように、前席右側に運転席3、前席左側に助手席4、後席左側に後部座席5、後席右側に後部座席6をなすシート7が4席設置されている。シートオーディオシステム1は、各シート7に設置されるスピーカー8〜10(8a〜8d、9a〜9d、10a〜10d)およびマイク12(12a〜12d)と、シート7の前方に設置されるセンタースピーカー11(11a〜11d)と、スピーカー8〜11に対して音響信号を出力する音響信号出力ユニット13とを備えている。
図2は、シート7の概略構成を示した正面図および側面図である。シート7には、図2に示すように、座面部14と、背もたれ部15と、ヘッドレスト16とで構成されている。シート7には、背もたれ部15上部に設置される一対の第1スピーカー8および第2スピーカー9と、背もたれ部15下部に設置されるウーハユニット(低域音用スピーカー:第3スピーカー)10とが設けられている。
座面部14は、着座する聴取者がくつろげるように、クッション性の高いウレタン材が充填されるとともにバネ材によって下方より聴取者を支える構造となっている。また、座面部14の底面には、スライドレール17が設けられており、車両室内において手動または電動によりシート7を前後移動させることが可能となっている。
背もたれ部15は、座面部14に対して起倒可能に取り付けられており、聴取者の好みの角度に背もたれ部15の角度を調整することが可能となっている。
背もたれ部15は、一般的な車載用シートに比べて上端部がシート上方に延設されている。第1スピーカー8および第2スピーカー9は、背もたれ部15の左右肩口部分であって聴取者の着座時に聴取者の肩等によって背もたれ部15表面が覆われるおそれのない部分、具体的には、背もたれ部15の左右肩口上部であって聴取者の耳の高さ近傍(耳位置近傍)に埋め込まれている。なお、第1スピーカー8と第2スピーカー9とは、必ずしも背もたれ部15の上部に設定されている必要はなく、聴取者の着座時に聴取者の肩等によってスピーカー8、9の正面が覆われるおそれのない部分であれば、ヘッドレスト16に設置されているものであってもよい。
第1スピーカー8および第2スピーカー9は、BOXエンクロージャー型であって直径50mm程度のフルレンジスピーカーにより構成されている。ここで、聴取者が着座した場合に聴取者から見て左側に設置されるスピーカーを第1スピーカー8とし、右側に設置されるスピーカーを第2スピーカー9とする。この場合、第1スピーカー8からは、音響信号のLチャンネル信号が出力され、第2スピーカー9からは音響信号のRチャンネル信号が出力される。なお、第1スピーカー8と第2スピーカー9とは左右逆に設置されていてもよく、その場合には、第2スピーカー9からは、音響信号のLチャンネル信号が出力され、第1スピーカー8からは音響信号のRチャンネル信号が出力される。
第1スピーカー8および第2スピーカー9は、共に音響出力部分(スピーカー正面部)がシート7の前方向を向くようにして設置されている。また、それぞれのスピーカー8、9は、各スピーカー8、9の中心位置がシート7の中心に対してそれぞれ15cm程度側方へ離れた位置に配設されており、各スピーカー8、9から聴取者の左右の耳までの距離が等しくなるように設計されている。
ウーハユニット10は、背もたれ部15の下部、具体的に、ランバーサポート部近傍であって聴取者の腰部に直接低音振動を加えることができる位置に、音響出力部分が背もたれ部15の前面方向を臨むようにして埋設されている。ウーハユニット10には、直径170mm程度のウーハ用スピーカーが使用されており、第1スピーカー8および第2スピーカー9に比べて低域の音響出力を行うことが可能となっている。ウーハユニット10の音響出力部分と背もたれ部15の前面側外表面との間には、聴取者の着座時の快適性を確保するために、音の透過および振動の伝達を妨げない軟性充填材が設けられている。また、ウーハユニット10の周囲には、ウレタンおよびマカロニ状に形成されて音および振動の透過に優れた充填材が充填されている。
ヘッドレスト16は、背もたれ部15の最上部に着脱可能に設けられており、聴取者の頭部を後方から支えるように設置されている。
センタースピーカー11は、各シート7の正面位置に音響出力部分がシート正面方向を臨むようにして設置されている。具体的にセンタースピーカー11は、運転席3および助手席4の正面のインストルメントパネル19部分に設置され、また運転席3および助手席4の裏面側であって後部座席6、5の正面位置に設置される。センタースピーカー11を各シート7の正面位置に設置することによって、聴取者の耳位置の後方に設置される第1スピーカー8および第2スピーカー9から出力される音響信号の前方定位を図ることが可能となる。
音響信号出力ユニット13は、インストルメントパネル19内に設置されている。音響信号出力ユニット13は、図3に示すように、音響信号出力部20と、制御部21と、音響効果付加部22とを有している。
音響信号出力部20は、CD(コンパクトディスク)、MD(ミニディスク)、DVD(デジタルビデオディスク)等のメディアに記録される音楽データを読み取り、読み取った音響データを音響信号として音響効果付加部22に出力する。
制御部21は、各シート7の音響調整処理を行うために、音響信号出力部20および音響効果付加部22の制御を行う。制御部21には、各シート7のマイク12(12a〜12d)で聴取された音響出録情報が伝達される。制御部21は、取得された音響信号毎の周波数特性をシート7毎に求め、求められた周波数特性が平坦となるもしくは希望の特性に合うようにパラメトリックイコライザの設定情報を決定し、決定したパラメトリックイコライザの設定情報を各シート7に対応付けて音響効果付加部22に伝達する。この場合、制御部21は、各シート7の第1スピーカー8より出力する音響信号に適した設定情報と、第2スピーカー9より出力する音響信号に適した設定情報とを求め、各設定情報をスピーカー8、9に対応付けて音響効果付加部22に出力する。
また、制御部21は、各シート7の音響調整を行う場合に音響信号出力部20に対してON/OFF制御信号を出力することによって、音響信号出力部20から出力される音響信号のON/OFF制御を行うことが可能となっている。
音響効果付加部22は、パラメトリックイコライザ23を備えている。音響効果付加部22は、音響信号出力部20より受信した音響信号を、各シート7(3〜6)のスピーカー8〜11毎に振り分けて出力する際に、各シート7の第1スピーカー8および第2スピーカー9より出力される音響信号に対してパラメトリックイコライザ23を適用し、各シート7より出力される音響信号の音響調整を行うことが可能となっている。
音響効果付加部22には、音響信号出力部20より出力された音響信号と、制御部21より出力された各シート7の設定情報とが入力される。音響効果付加部22は、音響信号出力部20より受信した音響信号を各シート7の設置されたスピーカー10、11より出力する。このとき、各シートの第1スピーカー8および第2スピーカー9から出力される出力音の音響信号に対しては、制御部21より受信した設定情報に基づいてパラメトリックイコライザを適用し、音響処理を施した状態で音響出力を行う。音響効果付加部22は、制御部21より受信した設定情報を各シート7のスピーカー8、9毎に判断し、該当するスピーカー8、9へ出力される音響信号に対してのみ音響処理を施すことにより、シート7毎に異なる音響処理の設定を行う。
次に、運転席3の第1スピーカー8および第2スピーカー9から出力される音響信号に対して音響調整処理を行う方法を例として用い、図4に示すフローチャートに沿って説明を行う。運転席3において音響調整を行う場合、まず、制御部21は、音響効果付加部22に対して、音響信号の出力を行うスピーカーを指示する。制御部21は、図5に示すように、運転席3の第1スピーカー8aと、運転席3のセンタースピーカー11aと、助手席4に設置されるスピーカー8b〜10b(助手席4の第1スピーカー8b、第2スピーカー9b、ウーハユニット10b)と、後部座席6に設置されるスピーカー8d〜10d(後部座席6の第1スピーカー8d、第2スピーカー9d、ウーハユニット10d)とから出力音が発せられるように、音響効果付加部22に対して出力音源制御命令を出力する(ステップ1)。
音響効果付加部22は、制御部21の指示に応じて、出力音源制御命令において指定されたスピーカーから音響出力が行われるようにスピーカーの制御を行う(ステップ2)。このように音響信号が出力されるスピーカーを制限することによって、運転席3に着座した聴取者の左耳に主として聞こえてくる音のみに出力音を制限することができる。
次に、制御部21は、音響信号出力部20から音響効果付加部22へ音響信号の出力を行うため、音響信号をONさせるためのON制御命令を出力する(ステップ3)。
音響信号出力部20は、制御部21のON制御命令に応じて、車室内の音響調整を行うためのサンプル音、具体的には、周波数特性が平坦な音を短時間出力するインパルス出力を行う。音響信号出力部20よりサンプル音の出力がなされると、音響効果付加部22では受信したサンプル音を、上述した所定のスピーカー(図5参照)より出力させる。
制御部21は、運転席3に設置されるマイク12aにより上述した所定のスピーカーからの出力音の聴取を行う。制御部21では、聴取した出力音に基づいて出力音の周波数特性を求め(ステップS4)、求められた周波数特性特性が運転席3において最適な音響環境となっているか、具体的には周波数特性が平坦な状態、もしくは希望の特性に合った状態になっている否かの判断を行う(ステップS5)。
周波数特性が平坦な状態でない場合、もしくは希望の特性と差異が生じている場合(ステップS5でNOの場合)、制御部21は、パラメトリックイコライザの設定(周波数特性を変更するために設定される周波数、増減値(ゲイン)、Q値(幅)の設定)を、マイク12aで聴取された出力音の周波数特性が平坦となるように、もしくは希望の特性に近づくように調整し、調整された情報(設定情報)を音響効果付加部22に送信する(ステップS6)。
音響効果付加部22は、制御部21より受信した設定情報に基づいてパラメトリックイコライザ23を適用し、運転席3の第1スピーカー8より出力される音響信号に対して音響処理を施す(ステップS7)。
制御部21は、運転席3に設置されるマイク12aより再度出力音の聴取を行い周波数特性を求め(ステップS4)、周波数特性が平坦な状態、もしくは希望の特性に合った状態(ステップS5でYESの場合)となるまで、パラメトリックイコライザの設定情報の調整を行って、設定情報を音響効果付加部22に送信し(ステップS6)、音響効果付加部22では、受信した設定情報に基づいて第1スピーカー8から出力される音響信号に音響処理を施す(ステップS7)。
マイク12aにより取得された出力音の周波数特性が平坦な状態、もしくは希望の特性に合った状態であると判断した場合(ステップS5でYES)、制御部21は、音響信号出力部20に対して、音響信号をOFFさせるためのOFF制御命令を出力し、(ステップ8)、運転席3の第1スピーカー8における音響調整処理を終了する。
また、音響効果付加部22は、最後に適用したパラメトリックイコライザ23の設定情報を記憶しており、以後、制御部21による新たな設定情報を受信しない場合には、最後に適用した設定情報に基づいて運転席3の第1スピーカー8から出力される音響信号にパラメトリックイコライザを適用し、運転席3に着座した聴取者の左耳に伝達される出力音の音響設定を行う。
次に制御部21は、上述した処理と同様の処理手順により、運転席3に着座した聴取者の右耳に主として聞こえる出力音の音響設定を行う。この場合、制御部21は、上述したステップS1、S2の処理において、図6に示すように、運転席3の第2スピーカー9aと、運転席3のセンタースピーカー11aと、後部座席6に設置されるスピーカー8d〜10d(後部座席6の第1スピーカー8d、第2スピーカー9d、ウーハユニット10d)とから音響出力がなされるように、音響効果付加部22に対して出力音源制御命令を出力する(ステップS1)。このように音響信号が出力されるスピーカーを制限することによって、運転席3に着座した聴取者の右耳に主として聞こえてくる出力音のみを出力させることとなる。
その後は、上述した第1スピーカー8の音響調整処理と同様に、音響効果付加部22により、音響信号出力部20から出力された音響信号が制御部21により指定されたスピーカーより出力され(ステップS2、S3)、制御部21がマイク12を介して聴取した出力音の周波数特性を求め(ステップS4)、求められた周波数特性が平坦な状態、もしくは希望の特性に合っているか判断を行い(ステップS5)、平坦な状態もしくは希望の特性に合うまで、パラメトリックイコライザの設定を調整して、音響効果付加部22に設定情報を送信する(ステップS6)。音響効果付加部22では、受信した設定情報に基づいてパラメトリックイコライザ23を適用し、運転席3の第2スピーカー9より出力される音響信号に対して音響処理を施す(ステップS7)。
制御部21は、この処理(ステップS4〜ステップS7)を、マイク12aより取得された出力音の周波数特性が平坦な状態、もしくは希望の特性に合ったと判断するまで(ステップS5でYESの場合)繰り返し実行する。
このように、シートオーディオシステム1において、シート7の左側に設置された第1スピーカー8の音響信号の調整を行う場合には、第1スピーカー8と、そのシート7の前後および左側に近設されるシートの全てのスピーカー8〜10とから出力される出力音を記録して周波数特性を求め、シート7の左側に設置された第1スピーカー8から出力される音響信号の音響調整処理を行う。また、シート7の右側に設置された第2スピーカー9の音響信号の調整を行うときには、第2スピーカー9と、そのシートの前後および右側に近設されるシートの全てのスピーカーとから出力される出力音を記録して周波数特性を求め、シートの右側に設置された第2スピーカー9から出力される音響信号の音響調整処理を行う。このため、音響調整を行ったシート7における音響環境を、シート7に近接される他のシートの出力音をも考慮して構築することができ、他のシートからの出力音の影響を低減させた好適な音響環境を提供することが可能となる。
さらに、上述したステップS4〜ステップS7までの処理を、検出された周波数特性が平坦な状態、もしくは希望の特性に近づくまで繰り返すので、第1スピーカー8および第2スピーカー9から出力される音響信号のみにパラメトリックイコライザを適用する場合であっても十分に好適な音響環境を構築することが可能となる。
また、本実施の形態では、各シート7の前面にセンタースピーカー11が設置されているので、シート7に着座した聴取者の左右後方に設置される第1スピーカー8と第2スピーカー9だけでは困難な前方定位を容易に実現することが可能となる。
以上のような音響調整処理を、制御部21は、助手席4、後部座席5、後部座席6の第1スピーカー8および第2スピーカー9のそれぞれについて順次行い、各シート7の第1スピーカー8および第2スピーカー9から出力される出力音によって、各シート7に着座した聴取者が最適な音響環境を得ることができるように設定する。この音響調整処理は、インストルメントパネル19内のオーディオ操作部やカーナビゲーションシステムの操作部等を、聴取者が操作した場合に調整を行うようにしてもよく、また、ディーラーが車両納品前に音響調整を行うようにしてもよい。
以上説明したように、本発明に係るシートオーディオシステム1の音響調整方法では、シート7の左側に設置されたスピーカーから出力される音響信号の音響調整を行うために、シート7に着座した聴取者の左耳に主として聞こえてくる出力音の音源となる、真正面に位置する前席の全スピーカー、真後ろに位置する後席の全スピーカー、左側に近設される隣席の全スピーカー、さらにシート7のLチャンネル用の音響信号出力を行う第1スピーカー8からの出力音をマイク12で聴取して音響補正を行うため、他シートのスピーカーから出力される音の影響に左右されることなく、シート毎に聴取者に最適な音響環境を提供することが可能となる。
また同様に、シート7の右側に設置されたスピーカーから出力される音響信号の音響調整を行う場合にも、シート7に着座した聴取者の右耳に主として聞こえてくる出力音の音源となる、真正面に位置する前席の全スピーカー、真後ろに位置する後席の全スピーカー、右側に近設される隣席の全スピーカー、およびシート7のRチャンネル用の音響信号出力を行う第2スピーカー9からの出力音をマイクで聴取して音響補正を行うため、他シートのスピーカーから出力される音の影響に左右されることなく、シート毎に聴取者に最適な音響環境を提供することが可能となる。
特に、本発明に係る音響調整方法を各シートに聴取者が座っていない状態で行うことによって、各シートのスピーカーからの出力音が車内に伝わりやすい状況となった場合であっても、最適な音響環境を提供することが可能となる。
また、前席、後席、隣席のシートに設置された複数のスピーカー(第1スピーカー、第2スピーカー、ウーハユニット)をまとめて1つの音響出力源として音響調整を行うことにより、車両の前後または左右に配設されるシートのスピーカー配置位置は車内において左右対称となる。このため、例えば、運転席3の第1スピーカー8aで行った音響調整と、助手席4の第2スピーカー9bで行った音響調整とは同様のパラメトリックイコライザ23の設定を用いることとなり、運転席の第2スピーカー9aで行った音響調整と、助手席4の第1スピーカー8bで行った音響調整とも同様の設定とすることができるため、音響調整を行う回数を前後の座席でそれぞれ1回ずつ行うことにより、各シートの音響調整を完了させることが可能となる。
以上、本発明に係るシートスピーカーシステムの音響調整方法について、図面を用いて説明を行ったが、本発明に係る音響調整方法は上述した実施形態に限定されるものではなく、当業者であれば,特許請求の範囲に記載された範疇内において,各種の変更例または修正例に想到しうることは明らかであり,それらについても当然に本発明の技術的範囲に属するものと了解される。
例えば、上記実施形態では、周波数特性の調整を行うために、パラメトリックイコライザを用いることとしたが、必ずしもパラメトリックイコライザに限定されるものではなく、グラフィックイコライザを用いて調整を行うようにしてもよく、更に、求められた周波数特性に対して逆特性を有する周波数特性を適用させて、周波数特性が平坦となる、もしくは希望の特性に合うように調整を行うものであっても良い。
また、一般的に聴取者の後方のシートに設置されたスピーカーから出力される出力音は、高域音の音よりも低域音の音の方が前席に伝わりやすいため、後席においてインパルス出力を行うスピーカーをウーハユニットのみに限定してもよく、また隣接されるスピーカーや前席に設置されるスピーカーから出力される出力音は、低域音の音よりも高域音の音の方が伝わりやすいため、隣席および前席においてインパルス出力を行うスピーカーを第1スピーカーおよび第2スピーカーのみに限定してもよい。
実施形態に係るシートオーディオシステムが設置される車室内を示す概略構成図である。 実施形態に係るシートを示した概略構成図であって、aは正面図、bは側面図である。 実施形態に係るシートオーディオの概略構成を示すブロック図である。 シートオーディオシステムの音響調整処理を示すフローチャートである。 運転席の第1スピーカーの音響調整処理を行う場合に音響信号を出力するスピーカーを示した概略図である。 運転席の第2スピーカーの音響調整処理を行う場合に音響信号を出力するスピーカーを示した概略図である。
符号の説明
1 …シートオーディオシステム
2 …車両
3 …運転席
4 …助手席
5 …後部座席
6 …後部座席
7 …シート
8 …第1スピーカー
9 …第2スピーカー
10 …ウーハユニット
11 …センタースピーカー
12 …マイク
13 …音響信号出力ユニット
14 …座面部
15 …背もたれ部
16 …ヘッドレスト
17 …スライドレール
19 …インストルメントパネル
20 …音響信号出力部
21 …制御部
22 …音響効果付加部
23 …パラメトリックイコライザ

Claims (3)

  1. 車室内に配設された複数のシートのそれぞれに、該シートに着座した聴取者の左耳に対してLチャンネルの音響信号を出力する第1スピーカーが設けられるシートオーディオシステムの音響調整方法であって、
    前記複数のシートのうちいずれか一のシートの第1スピーカーと、該一のシートの真正面側、背面真後側、および左側隣席に配設されるシートに設置される全スピーカーとから音響信号を出力する音響信号出力ステップと、
    出力された該音響信号を前記一のシートに設置したマイクにより録音する録音ステップと、
    録音された前記音響信号の周波数特性を求める特性算出ステップと、
    求められた周波数特性を平坦化する、もしくは希望の特性に合わせるようにイコライザの設定値を決定する設定値決定ステップと、
    決定されたイコライザの設定値に基づいて前記第1スピーカーより出力される音響信号に対して前記イコライザを適用するイコライザ適用ステップと
    を有することを特徴とするシートオーディオシステムの音響調整方法。
  2. 車室内に配設された複数のシートのそれぞれに、該シートに着座した聴取者の右耳に対してRチャンネルの音響信号を出力する第2スピーカーが設けられるシートオーディオシステムの音響調整方法であって、
    前記複数のシートのうちいずれか一のシートの第2スピーカーと、該一のシートの真正面側、背面真後側、および右側隣席に配設されるシートに設置される全スピーカーとから音響信号を出力する音響信号出力ステップと、
    出力された該音響信号を前記一のシートに設置したマイクにより録音する録音ステップと、
    録音された前記音響信号の周波数特性を求める特性算出ステップと、
    求められた周波数特性を平坦化する、もしくは希望の特性に合わせるようにイコライザの設定値を決定する設定値決定ステップと、
    決定されたイコライザの設定値に基づいて前記第2スピーカーより出力される音響信号に対して前記イコライザを適用するイコライザ適用ステップと
    を有することを特徴とするシートオーディオシステムの音響調整方法。
  3. 前記録音ステップと、前記特性算出ステップと、前記設定値決定ステップと、前記イコライザ適用ステップとは、前記特性算出ステップにより求められた周波数特性が平坦となる、もしくは希望の特性に合うまで繰り返し実行されることを特徴とする請求項1または請求項2に記載のシートオーディオシステムの音響調整方法。













JP2005247540A 2005-08-29 2005-08-29 シートスピーカーシステムの音響調整方法 Expired - Fee Related JP4642605B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005247540A JP4642605B2 (ja) 2005-08-29 2005-08-29 シートスピーカーシステムの音響調整方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005247540A JP4642605B2 (ja) 2005-08-29 2005-08-29 シートスピーカーシステムの音響調整方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2007065038A true JP2007065038A (ja) 2007-03-15
JP4642605B2 JP4642605B2 (ja) 2011-03-02

Family

ID=37927363

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2005247540A Expired - Fee Related JP4642605B2 (ja) 2005-08-29 2005-08-29 シートスピーカーシステムの音響調整方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4642605B2 (ja)

Cited By (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009017094A (ja) * 2007-07-03 2009-01-22 Fujitsu Ten Ltd スピーカシステム
JP2009147487A (ja) * 2007-12-12 2009-07-02 Alpine Electronics Inc 車載音響システム
US8498441B2 (en) 2007-05-30 2013-07-30 Kyocera Corporation Electronic device
WO2017090355A1 (ja) 2015-11-27 2017-06-01 クラリオン株式会社 車両用報知装置、車両用報知方法および報知信号
US9866960B2 (en) 2014-04-04 2018-01-09 Clarion Co., Ltd. Vibration audio system, vibration audio output method, and vibration audio program
WO2019027010A1 (ja) 2017-08-04 2019-02-07 クラリオン株式会社 車両用警報装置および車両用警報方法
US10625670B2 (en) 2015-07-07 2020-04-21 Clarion Co., Ltd. Notification device and notification method
EP3748989A1 (en) 2019-06-05 2020-12-09 Clarion Co., Ltd. Vibration output apparatus and vibration output program

Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS61127299A (ja) * 1984-11-26 1986-06-14 Nissan Motor Co Ltd 車両用音響装置
JPH04137897A (ja) * 1990-09-28 1992-05-12 Nissan Motor Co Ltd 車載用音響装置
JPH0613292U (ja) * 1992-07-13 1994-02-18 アルパイン株式会社 音場特性調整装置
JPH07131883A (ja) * 1993-10-29 1995-05-19 Kenwood Corp 車室内音場補正装置
JPH09171387A (ja) * 1995-12-20 1997-06-30 Fujitsu Ten Ltd 車載用音響装置
JP2000261900A (ja) * 1999-03-09 2000-09-22 Sony Corp 音場補正方法および音響装置。

Patent Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS61127299A (ja) * 1984-11-26 1986-06-14 Nissan Motor Co Ltd 車両用音響装置
JPH04137897A (ja) * 1990-09-28 1992-05-12 Nissan Motor Co Ltd 車載用音響装置
JPH0613292U (ja) * 1992-07-13 1994-02-18 アルパイン株式会社 音場特性調整装置
JPH07131883A (ja) * 1993-10-29 1995-05-19 Kenwood Corp 車室内音場補正装置
JPH09171387A (ja) * 1995-12-20 1997-06-30 Fujitsu Ten Ltd 車載用音響装置
JP2000261900A (ja) * 1999-03-09 2000-09-22 Sony Corp 音場補正方法および音響装置。

Cited By (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US8498441B2 (en) 2007-05-30 2013-07-30 Kyocera Corporation Electronic device
JP2009017094A (ja) * 2007-07-03 2009-01-22 Fujitsu Ten Ltd スピーカシステム
JP2009147487A (ja) * 2007-12-12 2009-07-02 Alpine Electronics Inc 車載音響システム
US9866960B2 (en) 2014-04-04 2018-01-09 Clarion Co., Ltd. Vibration audio system, vibration audio output method, and vibration audio program
US10625670B2 (en) 2015-07-07 2020-04-21 Clarion Co., Ltd. Notification device and notification method
WO2017090355A1 (ja) 2015-11-27 2017-06-01 クラリオン株式会社 車両用報知装置、車両用報知方法および報知信号
US10479271B2 (en) 2015-11-27 2019-11-19 Clarion Co., Ltd. Vehicle notification device and vehicle notification method
WO2019027010A1 (ja) 2017-08-04 2019-02-07 クラリオン株式会社 車両用警報装置および車両用警報方法
US11066083B2 (en) 2017-08-04 2021-07-20 Clarion Co., Ltd. Vehicle alarm device and vehicle alarm method
EP3748989A1 (en) 2019-06-05 2020-12-09 Clarion Co., Ltd. Vibration output apparatus and vibration output program
US11265651B2 (en) 2019-06-05 2022-03-01 Clarion Co., Ltd. Vibration output apparatus and computer-readable, non-transitory storage medium storing vibration output program

Also Published As

Publication number Publication date
JP4642605B2 (ja) 2011-03-02

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4642605B2 (ja) シートスピーカーシステムの音響調整方法
JP6466390B2 (ja) モジュール式ヘッドレスト埋込型オーディオシステム
CN104618848B (zh) 具有音频通道补偿的多通道音频系统
JP6386109B2 (ja) ヘッドレストベースのオーディオシステムのための信号処理
JP4778272B2 (ja) 音響システム
JP2009260524A (ja) スピーカー装置
WO2006077953A1 (ja) 音像定位制御装置
JP2007003994A (ja) 音響システム
JP5103522B2 (ja) 音声再生装置
EP1725070A2 (en) Audio reproducing apparatus
JP4627973B2 (ja) スピーカ装置
JP2001286000A (ja) 車両用音響装置
JPH11318000A (ja) 車室内の音像定位装置
JP6452377B2 (ja) スピーカ配置選択装置、スピーカ配置選択方法及び音場制御システム
JP2008233490A (ja) 車載用オーディオ再生装置
JPH10224887A (ja) 車載用スピーカシステム
JP2011228956A (ja) 車載用音場制御装置
JP2007312081A (ja) オーディオシステム
JP4804152B2 (ja) 音声信号調整装置、オーディオシステム、車載オーディオシステム
EP3906707B1 (en) Sound system with improved width of the perceived sound signal
JP2007281534A (ja) 車両用音響装置
JP2007030732A (ja) 音響システム
JP2006324712A (ja) 車載用音響システム
JP2022013239A (ja) 再生装置、設定方法、及び車載スピーカシステム
JPH07281679A (ja) 車載オーディオ装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20080820

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20101130

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20101201

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4642605

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131210

Year of fee payment: 3

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees