JP2007064056A - 可変容量型圧縮機の制御弁 - Google Patents

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Abstract

【課題】 吐出容量の制御安定性及び冷凍回路の安全性等の向上を図ることができる可変容量型圧縮機の制御弁を提供する。
【解決手段】 吐出圧力領域(6,8)の圧力と吸入圧力領域(12)の圧力との圧力差から中間圧力領域(10)の圧力を制御する制御弁(16)は、励磁によって可動室(26)内を移動する可動子(30)を備えたソレノイド励磁部(20)に連結され、吐出圧力領域に連通する第1圧力室(46)、及び、第1圧力室と可動室との間に設けられて中間圧力領域に連通する第2圧力室(48)、並びに、可動子の移動によって第1圧力室と第2圧力室との間の弁口(58)を開閉する開閉部材(42)を含む制御弁本体(40)を備え、制御弁本体には、弁口を有し、第1圧力室の圧力が所定値を超える場合には吐出圧力領域内の冷媒を中間圧力領域に導入させる弁座(44)が配設される。
【選択図】 図3

Description

本発明は、可変容量型圧縮機の制御弁に係り、詳しくは、車両用空調装置等の冷媒回路の制御に用いられて好適な可変容量型圧縮機の制御弁に関する。
この種の圧縮機は冷凍回路に備えられ、例えば自動車ではエンジンルーム内に配置される。具体的には、この圧縮機は、エンジンルームと車室との間を区画するインストルメントパネル内に配置された蒸発器に循環経路の復路を介して接続され、この循環経路の往路には凝縮器及び膨張弁が介挿されている。そして、圧縮機は冷媒を上記循環経路の復路から吸入して圧縮し、この圧縮された冷媒を往路に向けて吐出する。
この圧縮機としては、上記復路に連なる吸入圧力領域から吸入された冷媒を自動車のエンジンからの動力に基づいて圧縮し、この圧縮機内の中間圧力領域の圧力調整に応じて吐出容量を変更し、圧縮された冷媒を上記往路に連なる吐出圧力領域に吐出する可変容量型圧縮機が用いられる。
当該吐出容量は、例えばシャフトの回転運動をピストンの往復運動に変換する斜板式の可変容量型圧縮機の場合には、クランク室内の圧力調整に伴う斜板の傾角変更によって変更される。より詳しくは、クランク室内に収容された斜板の傾角は、ピストンで区画されたシリンダ内の圧力の変化、換言すれば、クランク室と吸入室との圧力差の変化に応じて変更される。つまり、クランク室と吸入室との圧力差が大きくなると、上記斜板の傾角は小さくなり、上記吐出容量は減少傾向に変更されることになる。ピストンのストローク量が小さくなるからである。
そして、上記クランク室内の圧力調整は圧縮機に配設された制御弁によって実施されるが、圧縮機に対する負荷軽減等を図るべく、吐出圧力領域内の圧力を一定に保持させる制御弁が知られている(例えば、特許文献1,2参照)。
特開平11−223183号公報 特開2001−132650号公報
ところで、上述の制御弁にはソレノイドが備えられており、この制御弁よる上記クランク室内の圧力調整はソレノイドに印加される電気信号のデューティ比を変えることによって実施されている。
しかしながら、圧縮機の負荷増大等によって上記シャフトの回転速度が高くなれば、冷凍回路を循環する冷媒の流量が増加する。この場合に上記制御弁の如くデューティ比を単に変えるのみではクランク室内の圧力調整が困難になり易く、これでは吐出容量の制御が不安定になるとの問題が生ずる。
また、上記シャフトの回転速度が高くなれば、吐出圧力領域内の圧力が上昇することにも留意する必要がある。圧縮機の作動停止や循環経路の破損を招く要因になるからである。特に、地球温暖化係数(GWP)の小さな値を有する冷媒、例えば、自然系のCO(炭酸)ガスを用いた場合には環境負荷の低減に大きく貢献できるものの、当該冷媒の臨界温度はフロン系冷媒のそれよりも低い故、CO冷媒の冷却はCO冷媒の臨界温度を超える超臨界域で実施されることになる。つまり、CO冷媒は蒸発圧力が高いので、上述の冷凍回路の安全性がより一層懸念される。
このように、上記従来の技術では、吐出容量の制御安定性及び冷凍回路の安全性等の点については依然として課題が残されている。
本発明は、このような課題に鑑みてなされたもので、吐出容量の制御安定性及び冷凍回路の安全性等の向上を図ることができる可変容量型圧縮機の制御弁を提供することを目的とする。
上記の目的を達成するべく、請求項1記載の可変容量型圧縮機の制御弁は、冷媒回路の吸入圧力領域から吸入した冷媒を圧縮し、中間圧力領域の圧力調整によって吐出容量を変更して圧縮冷媒ガスを吐出圧力領域に吐出する可変容量型圧縮機であって、圧縮機は、吐出圧力領域の圧力と吸入圧力領域の圧力との圧力差から中間圧力領域の圧力を制御する制御弁を具備し、制御弁は、圧縮機のハウジングに設けられ、励磁によって可動室内を移動する可動子を備えたソレノイド励磁部と、ソレノイド励磁部に連結され、吐出圧力領域に連通する第1圧力室、及び、第1圧力室と可動室との間に設けられて中間圧力領域に連通する第2圧力室、並びに、可動子の移動によって第1圧力室と第2圧力室との間の弁口を開閉する開閉部材を含む制御弁本体とを備え、制御弁本体には、弁口を有し、第1圧力室の圧力が所定値を超える場合には吐出圧力領域内の冷媒を中間圧力領域に導入させる弁座が配設されていることを特徴としている。
また、請求項2記載の発明では、第1圧力室には、弁座に連結され、第1圧力室の圧力を弁座の移動変位に変換する感圧部材が配設され、弁座は、第1圧力室の圧力が所定値を超える場合には、弁口と開閉部材との当接を解除する方向に移動されることを特徴としている。
従って、請求項1記載の本発明の可変容量型圧縮機の制御弁によれば、制御弁本体には、第1圧力室の圧力が所定値を超える場合には吐出圧力領域内の冷媒を中間圧力領域に導入させる弁座が配設されている。よって、仮に圧縮機の負荷増大等により吐出圧力領域内の圧力が上昇し、冷凍回路を循環する冷媒の流量が増加しても、吐出圧力領域内の圧力が速やかに低下可能となり、従来に比してクランク室内の圧力調整が困難にならず、吐出容量の制御安定性が向上する。また、冷媒の圧力の異常な上昇も回避され、圧縮機では作動停止に至り難くなって冷凍回路の安全性が向上する。これらの結果、冷凍回路の信頼性が向上する。
また、請求項2記載の発明によれば、第1圧力室の圧力が所定値を超える場合には、弁座が弁口と開閉部材との当接を解除する方向に移動し、この弁座の変位は第1圧力室内の感圧部材で調整される。よって、簡易な構成で冷凍回路の信頼性向上が可能となる。
以下、図面により本発明の実施形態について説明する。
本実施形態の制御弁は斜板式の可変容量型圧縮機に適用されている。この圧縮機2は車両用空調装置の冷媒回路に配置され、図1に示されるように、当該制御弁16は圧縮機2のシリンダヘッド(ハウジング)4に固定されている。
シリンダヘッド4にはシリンダブロックを介してフロントハウジングに接合され、このフロントハウジング内にはクランク室(中間圧力領域)が形成されている。なお、このクランク室内にはシャフトが配置されており、このシャフトの一端側には駆動プーリを介して電磁クラッチが配設され、また、このシャフトの適宜位置には、シャフトの回転軸線に直交する仮想面に対して傾斜可能に構成された斜板が配設されている。更に、上記シリンダブロックにはシャフトを中心とした周方向に所定間隔を存して複数のシリンダボアが配設されており、各シリンダボア内にはピストンがそれぞれ収容されている。そして、上記駆動プーリの回転がシャフトに伝達されると、シャフトは斜板を回転させ、この斜板の回転運動はピストンの往復動に変換される。また、斜板の傾角が変更されると、ピストンのストローク量が変更され、圧縮機2の吐出容量が調整される。
シリンダヘッド4内には自然系冷媒であるCO冷媒或いは代替冷媒HFC−152a等の冷媒(以下、単に冷媒と称す)の吸入室(吸入圧力領域)と吐出室(吐出圧力領域)6とが形成され、この吸入室は吐出室6の周囲に配置されており、この吸入室及び吐出室6はバルブプレートを介して上記シリンダボアに連通可能に構成されている。
また、吐出室6は上記クランク室にも連通し、この連通途中に本実施形態の電磁制御弁16が介挿されている。この制御弁16はその開閉作動に応じて吐出室6内の吐出冷媒をクランク室に供給する。
具体的には、電磁制御弁16は、本体固定部41がボルト14で固定されることにより、シリンダヘッド4の略中央部分に配置される。なお、シリンダヘッド4の周壁には吸入室及び吐出室6にそれぞれ連通する吸入口及び吐出口が形成されており、この吸入口は循環経路の復路に接続され、吐出口は循環経路の往路に接続されている。また、この制御弁16は電子コントロールユニット(エアコンECU)からの出力信号によって作動する。なお、このエアコンECUは、入出力装置、メモリ(ROM、RAM、不揮発性RAM等)、CPU等を備えており、圧縮機2の容量制御を含めた総合的な制御を行う。
当該制御弁16は、ソレノイド励磁部20と、制御弁本体40とを備え、この制御弁本体40内にはソレノイド22の励磁及び消磁によって作動する弁体(開閉部材)42が配置されている。
ソレノイド励磁部20においてソレノイド22の内側には、制御弁本体40に向けて開口するカップ状の有底部24が配設されており、その有底部24の内側が可動室26として形成されている。この可動室26には、有底部24の開口部分を閉塞するコア28と、ソレノイド22の励磁によってコア28に向けて移動するプランジャ(可動子)30とが備えられている。プランジャ30の一端側にはばね座32が設けられ、プランジャ30の内部にはスプリング36が備えられている。このスプリング36の付勢力は、ソレノイド22の消磁を受けてプランジャ30をコア28から離間する方向に移動させ、弁体42に連結された大径嵌合部38が有底部24に設けられたストッパ34に当接するまで移動される。
制御弁本体40の弁体42はプランジャ30とともに移動し、制御弁本体40内の弁口58を開閉する。より詳しくは、制御弁本体40の内部には弁口58を挟んでPd室(第1圧力室)46及びPc室(第2圧力室)48がそれぞれ形成され、このPd室46は吐出ポート(吐出圧力領域)47及び吐出ポート連通路(吐出圧力領域)8を介して吐出室6に連通されている。一方、Pc室48はクランクポート(中間圧力領域)49及びクランクポート連通路(中間圧力領域)10を介してクランク室に連通されている。
上述した弁体42は、大径部52、拡径部54、シャフト部56及び大径嵌合部38と一体的に形成されている。具体的には、この大径嵌合部38はプランジャ30内に嵌合され、大径嵌合部38の一端側が上記スプリング36に当接されている。また、大径嵌合部38の他端側はシャフト部56に連結されており、このシャフト部56はコア28を挿通してPs室50内に向けて延設されている。更に、シャフト部56の他端側は同じくPs室50に位置する拡径部54に連結されている。この拡径部54の他端側はPc室48内に向けて延設された大径部52に連結され、大径部52の他端側がこのPc室48内にて弁体42に連結されている。なお、上記Ps室50は吸入ポート(吸入圧力領域)51及び吸入ポート連通路(吸入圧力領域)12を介して吸入室に連通されている。
ここで、本実施形態の制御弁本体40内には、Pd室46とPc室48との間に可動弁座(弁座)44が配設されており、Pd室46内の圧力に応じて制御弁本体40内を上記シャフトの軸線方向に移動する。より具体的には、可動弁座44の一端側には弁体42に開閉される弁口58が形成されており、この弁口58には可動弁座44の他端側に向けて延びる連通孔60が連なっている。また、この可動弁座44の他端側にはベローズ(感圧部材)62が接続され、これら可動弁座44の他端側とベローズ62の一端側との間には、連通孔60とPd室46とを連通させる連通溝66が形成されている。このように、上記制御弁16の弁体42には、連通溝66及び連通孔60を介したPd室46の圧力と、拡径部54及び大径部52を介したPs室50の圧力との両圧力、すなわち、吐出室6内の圧力と吸入室内の圧力との圧力差が作用しており、この圧力差の変化によってクランク室内の圧力調整が実施される。
上記ベローズ62の一端側には連通溝66を介して可動弁座44に連結される連結部64が設けられている。一方、ベローズ62の他端側はストッパ70を囲繞して制御弁本体40に固定されている。また、このベローズ62の内部には、連結部64の他端側からストッパ70に向けて延設された当接部68と、これら当接部68及びストッパ70の外周側に設けられたスプリング72とが備えられており、ベローズ62の収縮力は、このスプリング72の付勢力に抗し、制御弁本体40内にて可動弁座44を弁体42から離間する方向に移動させ、当接部68がストッパ70に当接するまで移動される。
ここで、図1に示されるように、冷凍サイクルの熱負荷が大きくなり、上記エアコンECUからの出力信号によってソレノイド22が励磁される場合には、プランジャ30はスプリング36の付勢力に抗してコア28に引き付けられる。これに伴い、弁体42は、プランジャ30内の大径嵌合部38、シャフト部56、拡径部54及び大径部52とともに、Pd室46側に向けて移動し、可動弁座44の弁口58を遮断する。つまり、この場合には吐出室6内の冷媒はクランク室には供給されない。これにより、クランク室内の圧力は次第に減少し、ピストンに加わる背圧も減少する。よって、クランク室と吸入室との圧力差が小さくなり、斜板の傾角が大きくなってピストンのストローク量が大きくなる。この結果、圧縮機2の吐出容量は増加傾向に変更される。
これに対し、図2に示されるように、冷凍サイクルの熱負荷が小さくなってソレノイド22が消磁される場合には、プランジャ30はスプリング36の付勢力によってコア28から離間する方向に移動する。この際、弁体42もまたプランジャ30とともに、Pd室46側から離間する方向に移動し、可動弁座44の弁口58を開く。つまり、この場合には、吐出室6内の冷媒が、Pd室46、連通溝66、連通孔60及びPs室48を介してクランク室に供給される。これにより、クランク室内の圧力は次第に上昇し、ピストンに加わる背圧も増加する。よって、クランク室と吸入室との圧力差が大きくなり、斜板の傾角が小さくなってピストンのストローク量が小さくなる結果、圧縮機2の吐出容量は減少傾向に変更される。
一方、再び図1の如くの圧縮機2の最大容量運転時であっても、吐出室6内の圧力値が圧縮機2の運転維持等を図るための所定の許容圧力値を超える場合にはPd室46内の圧力値も閾値を超えることから、ベローズ62の作用により、吐出室6とクランク室とを強制的にバイパスさせる。
すなわち、図3に示されるように、エアコンECUからの出力信号によってソレノイド22が励磁され、プランジャ30がコア28に引き付けられた状態であるにも拘わらず、ベローズ62がPd室46内の圧力を受けて収縮する。これに伴い、可動弁座44はスプリング72の付勢力に抗して弁体42から離間する方向に移動し、弁口58と弁体42との当接が解除される。これにより、吐出室6内の吐出冷媒は、Pd室46、連通溝66、連通孔60及びPs室48を介してクランク室に供給され、吐出室6内の圧力が速やかに減少する。
以上のように、本発明は、クランク室内の圧力調整を実施する制御弁16が吐出室6内の圧力を制限する機能を備えたものである。
つまり、制御弁本体40は、Pd室46の圧力が所定の許容圧力値を超える場合には、吐出室6内の冷媒をクランク室に導入させる可動弁座44を備えている。よって、仮に圧縮機2の負荷増大等により吐出室6内の圧力が上昇し、冷凍回路を循環する冷媒の流量が増加しても、吐出室6内の圧力は速やかに低下可能となり、従来に比してクランク室内の圧力調整が困難にならず、吐出容量の制御安定性が向上する。
また、万一、シャフトの回転速度が急激に上昇した場合にも、上述の如く吐出室6内の圧力を直ちに一定値に抑制可能となり、冷凍回路を循環する冷媒の圧力の異常な上昇が回避される。よって、圧縮機2の作動停止や循環経路の破損が回避され、冷凍回路の安全性が向上する。
これらの結果、冷凍回路の信頼性が向上する。
更に、Pd室46の圧力が所定の許容圧力値を超える場合には、可動弁座44が弁口58と弁体42との当接を解除する方向に移動し、この可動弁座44の変位はPd室46内に配設されたベローズ62で調整されている。つまり、制御弁自体が吐出室6内の圧力を調整できるので、フィードバック制御用の吐出圧力センサ等が不要になり、簡易な構成で冷凍回路の信頼性向上が達成可能となる。
そして、冷凍回路にて蒸発圧力等の高いCO冷媒が用いられても、室温の安定維持を図るための通常時の吐出容量制御と、冷凍回路の保護を図るための非常時の吐出容量制御とを両立できる。これにより、CO冷媒の使用に対する懸念が取り除かれ、この冷媒の積極的な使用に寄与する。
以上で本発明の一実施形態についての説明を終えるが、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々の変更ができるものである。
例えば、上記実施形態では、Pd室46内にはベローズ62が設けられているが、Pd室46内の圧力を可動弁座44の変位に変換できるものである限り、他の感圧部材を用いても良く、この場合にも上記と同様に、吐出容量の制御安定性及び冷凍回路の安全性等の向上が図られるとの効果を奏する。
本発明の一実施形態に係る可変容量型圧縮機の制御弁の断面図であり、圧縮機の最大容量運転時を示す図である。 図1の制御弁の構成図であって、圧縮機の最小容量運転時を示す図である。 図1の制御弁の構成図であって、圧縮機の最大容量運転時を示す図である。
符号の説明
2 可変容量型圧縮機
4 シリンダヘッド(ハウジング)
6 吐出室(吐出圧力領域)
16 制御弁
20 ソレノイド励磁部
26 可動室
30 プランジャ(可動子)
40 制御弁本体
42 弁体(開閉部材)
44 可動弁座(弁座)
46 Pd室(第1圧力室)
48 Pc室(第2圧力室)
49 クランクポート(中間圧力領域)
51 吸入ポート(吸入圧力領域)
58 弁口
62 ベローズ(感圧部材)
66 連通溝

Claims (2)

  1. 冷媒回路の吸入圧力領域から吸入した冷媒を圧縮し、中間圧力領域の圧力調整によって吐出容量を変更して圧縮冷媒ガスを吐出圧力領域に吐出する可変容量型圧縮機であって、
    該圧縮機は、前記吐出圧力領域の圧力と前記吸入圧力領域の圧力との圧力差から前記中間圧力領域の圧力を制御する制御弁を具備し、
    該制御弁は、
    前記圧縮機のハウジングに設けられ、励磁によって可動室内を移動する可動子を備えたソレノイド励磁部と、
    該ソレノイド励磁部に連結され、前記吐出圧力領域に連通する第1圧力室、及び、該第1圧力室と前記可動室との間に設けられて前記中間圧力領域に連通する第2圧力室、並びに、前記可動子の移動によって前記第1圧力室と前記第2圧力室との間の弁口を開閉する開閉部材を含む制御弁本体とを備え、
    該制御弁本体には、前記弁口を有し、前記第1圧力室の圧力が所定値を超える場合には前記吐出圧力領域内の冷媒を前記中間圧力領域に導入させる弁座が配設されている
    ことを特徴とする可変容量型圧縮機の制御弁。
  2. 前記第1圧力室には、前記弁座に連結され、前記第1圧力室の圧力を前記弁座の移動変位に変換する感圧部材が配設され、
    前記弁座は、前記第1圧力室の圧力が前記所定値を超える場合には、前記弁口と前記開閉部材との当接を解除する方向に移動されることを特徴とする請求項1に記載の可変容量型圧縮機の制御弁。
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