JP2007061839A - 超高速度ニブリング加工用ニブリング金型 - Google Patents

超高速度ニブリング加工用ニブリング金型 Download PDF

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Abstract

【課題】 補間制御(輪郭制御)により連続的に移動する薄板などのワークに対しての超高速度のニブリング加工がパンチが折損することなく、かつ安全に行える超高速度ニブリング加工用ニブリング金型の提供。
【解決手段】 ニブリング加工用ニブリング金型1において、ダイ穴形状31をニブリング加工方向に平行な長円形に設け、該長円形のニブリング加工進行方向側の円弧部及び進行方向側面のクリアランスをニブリング加工に適した適正なクリアランスに設けると共に、ニブリング加工終了側の円弧部のクリアランスをニブリング加工中のパンチチップ15とダイ5とが干渉しない程度で少なくとも前記適正なクリアランスより大きく設けたことを特徴とする超高速度ニブリング加工用ニブリング金型。
【選択図】 図1

Description

本発明は超高速度ニブリング加工用ニブリング金型に関する。より詳細には、補間制御(輪郭制御)により切断加工部が切断曲線に沿って連続的に移動するワークに対して、超高速度のニブリング加工を行うのに適した超高速度ニブリング加工用ニブリング金型に関する。
ニブリング加工中のパンチがワークに係合している間の前記ワークとパンチチップとの相対的運動を部分的に相殺するために、前記パンチチップをニブリング加工方向へ弾性的に変形可能に設けたニブリング加工機がある(例えば、特許文献1)。
実用新案登録第3013860号公報
特許文献1に記載のニブリング加工機においては、偏心軸またはシリンダなどにより昇降する工具ホルダ(ラム)に設けた上側工具(以下、パンチと記載)収容部にパンチが収容してある。一方、前記パンチの下方には、このパンチと協働してニブリング加工を行う下側工具(以下、ダイと記載)が設けてある。
上記構成のパンチとダイとを備えたニブリング加工機により、補間制御(輪郭制御)により連続的に移動する薄板などのワークに対して超高速度のニブリング加工を行う場合、前記パンチがワークを打った瞬間には問題ないが、このパンチがワークから引き抜かれている最中にも、ワークは補間制御(輪郭制御)により連続的に移動しているので、パンチがワークにより押圧されて送材方向へ変形する。このときパンチの下端部がダイのダイ穴に干渉する可能性は大きく、もしパンチとダイとが干渉すれば、パンチが破損すると同時に加工中の製品も不良品になるという問題がある。
本発明は上述の如き問題を解決するためになされたものであり、本発明の課題は、補間制御(輪郭制御)により連続的に移動する薄板などのワークに対しての超高速度のニブリング加工がパンチが折損することなく、かつ安全に行える超高速度ニブリング加工用ニブリング金型を提供することである。
上述の課題を解決する手段として請求項1に記載の超高速度ニブリング加工用ニブリング金型は、パンチチップを備えたパンチ組立体とダイからなるニブリング加工用ニブリング金型において、ダイ穴形状をニブリング加工方向に平行な長円形に設け、該長円形のニブリング加工進行方向側の円弧部及び進行方向側面のクリアランスをニブリング加工に適した適正なクリアランスに設けると共に、ニブリング加工終了側の円弧部のクリアランスをニブリング加工中にパンチチップとダイとが干渉しない程度で少なくとも前記適正なクリアランスより大きく設けたことを要旨とするものである。
請求項2に記載の超高速度ニブリング加工用ニブリング金型は、請求項1に記載の超高速度ニブリング加工用ニブリング金型において、超高速度ニブリング加工中の前記パンチチップの軸部がワークに係合している間の前記ワークとパンチチップとの相対的運動を相殺するために前記パンチチップの軸部がニブリング加工方向へ弾性的に変形可能に設けてなることを要旨とするものである。
請求項3に記載の超高速度ニブリング加工用ニブリング金型は、請求項2に記載の超高速度ニブリング加工用ニブリング金型において、前記パンチチップの軸部の一部に断面積を小さく形成した易可撓性部を設けたことを要旨とするものである。
本発明の超高速度ニブリング加工用ニブリング金型によれば、補間制御(輪郭制御)により連続的に移動する薄板などのワークに対して超高速度のニブリング加工を行う場合に、パンチチップ(パンチ)とダイとが干渉することがないので、パンチチップ(パンチ)を破損することなく安全にニブリング加工を行うことができる。したがって不良品が発生することもなく生産効率が向上する。
以下、本発明の実施の形態を図面によって説明する。
図1は本発明に係る超高速度ニブリング加工用のニブリング金型1の説明図であり、パンチ組立体3とダイ5の1セットで超高速度ニブリング加工用ニブリング金型を形成している。パンチ組立体3とダイ5は、図示しないパンチプレス機またはニブリング加工機のパンチホルダとダイホルダに装着して使用されるものである。
図1に示すように、パンチ組立体3はパンチボディ7、パンチガイド9、パンチヘッド11、ストリッパースプリング13、パンチチップ15その他から構成されている。
上記パンチボディ7は、胴部7dと、胴部7dより細径に形成した細径部7sからなり、胴部7dは中空円筒形のパンチガイド9に軸方向に摺動可能に嵌合してある。
また、前記パンチガイド9の上部には、軸方向(図1の上下方向)に切ったキー溝17が設けてあり、このキー溝17に前記パンチボディ7に打ち込んだピン19が摺動自在に係合してある。
したがって、パンチボディ7はパンチガイド9に対して回転を規制されており軸方向にのみ摺動可能である。また、パンチボディ7の胴部7dから細径部7sに移行する部分には、外周部にフランジ21fを備えた環状の下部ばね座21が挿入してある。
そして、このばね座21の下面には、パンチガイド9の内径部に嵌合する凸部が設けてあり、この凸部はパンチガイド9のフランジ9fにばね座21のフランジ21fが当接する位置までパンチガイド9の内径部に挿入してある。
また、ばね座21とパンチガイド9とを適度の力で嵌合固定するために、上述のばね座21の下部とパンチガイド9との間にOリング23が挿入してある。
前記パンチボディ7の細径部7sの上端部には雄ねじが切ってあり、この雄ねじ部にパンチヘッド11が螺合してある。このパンチヘッド11のフランジ下面に設けた環状の上部ばね座25と前記下部ばね座21との間には、ストリッパースプリング13が弾装してある。
また、前記パンチガイド9の下面は平坦な平面となっており、パンチガイド9とダイ5との間に位置決めされた板材からなるワークWを押さえるための板押さえ部を兼ねている。
前記パンチチップ15の形状は、前記パンチボディ7より小径の軸部と、この軸部より若干大径の固定用頭部15tとを備えている。
前記パンチボディ7の下部は、前記パンチガイド9の下端より若干上方で終了しており、このパンチボディ7の下端面にパンチチップ15を装着するための装着部が設けてある。
図1に示した装着例では、パンチボディ7の下端面にパンチチップ15の頭部15tを挿入するパンチチップ挿入穴を設け、このパンチチップ挿入穴にパンチチップ15の頭部15tを挿入し、パンチチップ15の軸部を支持する支持穴を備えた固定板27を介して複数のボルト29によりパンチボディ7に固定してある。
なお、パンチチップ15の形状および固定手段は、上述の構成に限られるものではなく、例えば、パンチチップの軸部上部を直接的にねじなどにより固定する方法もある。
図2に示すように、前記ダイ5には前記パンチチップ15に適宜なクリアランス(C1、C2)をもって係合するニブリング加工方向に平行な長円形のダイ穴31が設けてある。ダイ5にはダイ穴31の方向性を決めるためのキー33が設けてある。このキー33は、図示しないパンチプレス機またはニブリング加工機のダイホルダのキー溝に係合してダイ穴31の方向性が決まる。
上述の長円形のダイ穴31におけるクリアランス(C1、C2)について、説明する。
図1は、ワークWが矢印35の方向に送られることを前提としての説明図であり、パンチチップ15は未だダイ5に係合していない状態を示してある。このとき、ダイ5を上面から見た図が図2であり、また、図3はニブリング加工時において、パンチチップがダイ穴31から引抜かれる途中の状態を説明する図である。
図1〜図3を参照するに、ニブリング加工時にパンチチップ15がワークWに係合する側(図2において左側)、すなわち、ニブリング加工進行方向側の円弧部のクリアランスC1は、ワークWの板厚とワークWの材質からニブリング加工に適正な値に設定されるものであり、一般的にクリアランスが小さいと金型の寿命は短くなり、逆にクリアランスが大きいとワークWに発生するバリが多くなる。
ニブリング加工における適正なクリアランス(片側)としては材質によって違いはあるが、一般的にはワークWの板厚(t)の5〜12%程度が普通である。
以下に各種材質における一般作業用のクリアランス(片側)の一例を示す。なおクリアランスは板厚(t)に対しての値である。
軟鋼(32~40kg/mm2):6〜9%、硬鋼(55~90kg/mm2):8〜12%、ステンレス鋼(52~56kg/mm2):7〜11%、硬質アルミニウム(13~18kg/mm2):6〜10%、軟質アルミニウム(7~11kg/mm2):5〜8%である。
これらの値に基づき、各機械メーカあるいは金型メーカは、一般的に使用される板厚(t)に対する各種材質のクリアランス(両側)の推奨値(mm)を示しており、これを適正なクリアランスC1として設定する。
例えば、板厚(0.8~1.6t)においては、鋼板0.2、アルミニウム板0.15そしてステンレス板が0.25を推奨値(mm)としている。また、板厚(1.6~2.3t)においては、鋼板とアルミニウム板が0.3、ステンレス板が0.4を推奨値(mm)としている。
なお、ニブリング加工進行方向側面のクリアランスも同一のクリアランスC1に設定してある。
これに対して、ニブリング加工終了側(図2において右側)の円弧部のクリアランスC2は、ニブリング加工時にパンチチップ15がワークWに押圧されて、図3に示すように右方向へ撓んでダイ穴31に干渉することを考慮して、予想される撓み量をαとするとき、クリアランスC2はαに設定してある。あるいは、クリアランスC2として、前述の撓み量αに若干の余裕量βを加算して、C2=α+βに設定してもよい。
クリアランスC2の具体的な数値として、例えば、直径φ3mmのパンチチップでニブリング加工を行ったときに、仮に撓み量を1mmとした場合、クリアランスC2は1.0mmあるいは余裕量0.2mmを加算して1.2mmとなる。
図4は、前記パンチチップ15の軸部上部にニブリング加工進行方向への可撓性が大きい易可撓性部37を設けたものである。より詳細には、軸部上部のニブリング加工進行方向に対して前後両側に円弧状の切欠きを形成することにより、この部分の断面積を小さくして、ニブリング加工進行方向への可撓性が大きい易可撓性部37を設けたものである。
なお、上述の本発明に係る超高速度ニブリング加工用ニブリング金型1を使用したニブリング加工は、NC装置によりワークの送りを補間制御(輪郭制御)することにより連続的な軌跡を移動させることが可能で、かつ金型のオートインデックス装置を備えたパンチプレス機またはニブリング加工機において使用すれば、ニブリング穴の方向性に限定されること無しに使用することができるが、方向性に制限があっても構わなければ必ずしもインデックス装置を備えていなくても使用することができる。
本発明に係る超高速度ニブリング加工用のニブリング金型の説明図。 図1におけるA−A矢視図で、パンチチップとダイとのクリアランスの関係の説明図。 ニブリング加工時において、パンチチップがダイ穴から引抜かれる途中の状態を説明する図。 ニブリング加工進行方向への可撓性が大きい易可撓性部をパンチチップに設けた例。
符号の説明
1 ニブリング金型
3 パンチ組立体
5 ダイ
7 パンチボディ
7d 胴部
7s 細径部
9 パンチガイド
11 パンチヘッド
13 ストリッパースプリング
15 パンチチップ
15t 頭部
17 キー溝
19 ピン
21 下部ばね座
21f フランジ
23 Oリング
25 上部ばね座
27 固定板
29 ボルト
31 ダイ穴
33 キー
35 矢印
37 易可撓性部
C1、C2 クリアランス
W ワーク

Claims (3)

  1. パンチチップを備えたパンチ組立体とダイからなるニブリング加工用ニブリング金型において、ダイ穴形状をニブリング加工方向に平行な長円形に設け、該長円形のニブリング加工進行方向側の円弧部及び進行方向側面のクリアランスをニブリング加工に適した適正なクリアランスに設けると共に、ニブリング加工終了側の円弧部のクリアランスをニブリング加工中にパンチチップとダイとが干渉しない程度で少なくとも前記適正なクリアランスより大きく設けたことを特徴とする超高速度ニブリング加工用ニブリング金型。
  2. 請求項1に記載の超高速度ニブリング加工用ニブリング金型において、超高速度ニブリング加工中の前記パンチチップの軸部がワークに係合している間の前記ワークとパンチチップとの相対的運動を相殺するために前記パンチチップの軸部がニブリング加工方向へ弾性的に変形可能に設けてなることを特徴とする超高速度ニブリング加工用ニブリング金型。
  3. 請求項2に記載の超高速度ニブリング加工用ニブリング金型において、前記パンチチップの軸部の一部に断面積を小さく形成した易可撓性部を設けたことを特徴とする超高速度ニブリング加工用ニブリング金型。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009183967A (ja) * 2008-02-05 2009-08-20 Amada Co Ltd パンチ金型
JP2021137852A (ja) * 2020-03-06 2021-09-16 トヨタ車体株式会社 金型

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