JP2007061505A - 快眠用補助具及びその使用方法 - Google Patents

快眠用補助具及びその使用方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2007061505A
JP2007061505A JP2005254033A JP2005254033A JP2007061505A JP 2007061505 A JP2007061505 A JP 2007061505A JP 2005254033 A JP2005254033 A JP 2005254033A JP 2005254033 A JP2005254033 A JP 2005254033A JP 2007061505 A JP2007061505 A JP 2007061505A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
auxiliary implement
view
sleep
patient
bedding
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2005254033A
Other languages
English (en)
Inventor
Sachiko Koike
幸子 小池
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Individual
Original Assignee
Individual
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Individual filed Critical Individual
Priority to JP2005254033A priority Critical patent/JP2007061505A/ja
Publication of JP2007061505A publication Critical patent/JP2007061505A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Invalid Beds And Related Equipment (AREA)
  • Mattresses And Other Support Structures For Chairs And Beds (AREA)

Abstract

【課題】 背中の仙骨部及び足の踵等に褥瘡が発症することを予防し、また発症した褥瘡を軽減又は回復することができる快眠用補助具及びその使用方法を提供する。
【解決手段】 補助具1は、高さが高い部分1aから低い部分1bまで表面が傾斜しており、中央部は切り欠かれて切欠部2が形成されている。従って、この補助具1は、表面が傾斜したものとなっている。切欠部2の周辺部は、補助具1の最も薄い部分3で欠落し、切欠部2がこの部分3まで延びている。そして、補助具1の薄い先端部分3を先頭にして、身体の両側から、補助具1を身体と寝具との間に挿入する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、床ずれ等の褥瘡部が寝具と接触することによる痛み軽減又は褥瘡部の回復に有効な快眠用補助具及びその使用方法に関する。
寝返りができない寝たきりの患者又は高齢で寝返りがしにくい人は、体圧で血液の流れが悪くなり、身体の皮膚の組織が壊死してしまいやすい。これにより、患者等に床ずれ等の褥瘡が発生する。特に、褥瘡が発生しやすい場所は、背中の仙骨部及び足の踵である。
このような褥瘡は、寝たきりではなく、日常、椅子に座ったり、手すりにつかまって一人で歩けるような人でも、ベッド等に寝る時間が長い人にとっては、発症することが多く、このような褥瘡ができると、その部分が寝具に当たって痛みがひどく、眠ることができないような状態となる。
近時、介護用品の中に、低反発のマットレス(敷き布団)が提案されているが、これを使用しても、手すりにつかまれば自分で起きることができるような人が、この低反発のマットレスに埋もれてしまい、人の手を借りないと、一人で起きることができないという問題点がある。
また、スポンジの片面に粘着物質が塗布されたものを、褥瘡部分の周囲に前記粘着物質を利用して貼付し、褥瘡部分が寝具に接触しないようにする方法も考えられる。しかし、このようにしても、褥瘡部分が寝具に接触することを回避できず、痛みが和らぐことがないのに加え、身体の特定の部分にこのようなスポンジを貼り付けることの煩わしさがあり、更に、本人が単独でスポンジを貼り付けることも難しいという問題点がある。
一方、特許文献1には、褥瘡の予防及び姿勢の保持に有効なクッションが開示されている。これは、断面がくさび形をしたクッションであり、その図6に、臀部及び背部にこのクッションを当てて患者の姿勢を横向にし、肺の下葉部位を圧迫させないようにし、呼吸気量を増大させて、肺の喚起機能を向上させる方法が開示されている。
特開2004−357819号公報
しかしながら、上述の特許文献1に記載されたクッションでは、背中の仙骨部又は足の踵に発生する虞がある褥瘡を防止し、又はこれらの部位に発生した褥瘡を回復することは難しい。
本発明はかかる問題点に鑑みてなされたものであって、背中の仙骨部及び足の踵等に褥瘡が発症することを予防し、また発症した褥瘡を軽減又は回復することができる快眠用補助具及びその使用方法を提供することを目的とする。
本発明に係る快眠用補助具は、表面が一方向に傾斜し平面視で中央に切欠部を有し、寝台上に横臥した人間の身体と寝台との間に挿入されて使用されるものであることを特徴とする。
本発明に係る快眠用補助具の使用方法は、表面が一方向に傾斜し平面視で中央に切欠部を有する快眠用補助具を、寝台上に横臥した人間の所定の部分に前記切欠部が一致するように前記人間の身体と寝台との間に挿入することを特徴とする。
この快眠用補助具及びその使用方法において、前記切欠部は、平面視で周辺部まで延びていることが好ましい。
本発明によれば、表面が傾斜した補助具をその高さが低い側から身体と寝具との間に挿入し、中央部に切欠部が存在する補助具をこの切欠部が褥瘡部に一致するように患者等の褥瘡部にあてがうことにより、褥瘡部が寝具に接触することを回避することができ、就寝中の痛みを低減又は回避することができ、更に褥瘡部の回復を促進することができる。褥瘡部が発症していない場合には、発症が予測される部位に本発明の快眠補助具をあてがうことにより、褥瘡部の発症を予防することができる。
以下、本発明の実施形態について添付の図面を参照して具体的に説明する。図1は本発明の実施形態に係る快眠補助具1を示す斜視図、図2も同じくその斜視図、図3はその側面図、図4はその変形例を示す斜視図、図5乃至図7はその使用方法を示す模式図である。本実施形態の補助具1は、図1乃至3に示すように、その高さが高い部分1aから低い部分1bまで表面が傾斜しており、中央部は切り欠かれて切欠部2が形成されている。従って、この補助具1は、基本的には円環状(ドーナツ状)をなし、その高さ又は厚さが一方向に一方向に変化することにより、表面が傾斜したものとなっている。この切欠部2の周辺部は、補助具1の最も薄い部分3で欠落し、切欠部2がこの部分3まで延びている。この快眠補助具1は、スポンジ等の弾性を有する素材により形成することができるが、布等で被覆することが好ましい。
次に、このように構成された快眠補助具1の動作について説明する。図5に示すように、寝具10上に横臥した患者11の背中の仙骨部に褥瘡があるときは、補助具1の薄い先端部分3を先頭にして、身体の両側から、補助具1を身体と寝具との間に挿入する。これにより、図6に示すように、仙骨部の褥瘡が切欠部2に位置するように、補助具1を身体の下に挿入することができ、身体の褥瘡の周囲の部分が補助具1の周辺部に支持されて褥瘡が寝具に接触することが防止される。従って、患者は褥瘡が寝具に接触することの痛みを感じることなく、又はこの痛みを和らげることができるので、熟睡することができる。また、褥瘡が寝具に接触していないので、痛みを和らげ、褥瘡の回復が促進される。
本実施形態においては、補助具1をその薄い部分3から身体と寝具との間に挿入するので、寝具と身体との間の隙間に挿入しやすい。従って、患者本人が片手で補助具1を身体の下に挿入することが容易であり、また、介護者が片手で患者の身体を支え、片手で補助具1をもって身体と寝具との間に挿入することも容易である。一方、補助具の高さ(厚さ)が一定であると、つまり、単純なドーナツ状であると、患者の身体を持ち上げる必要があり、補助具の挿入が難しいのに加え、患者の体型及び挿入部位によっては、補助具が高すぎて、患者の身体が過度に持ち上がった状態となり、患者に不快感を与えたり、補助具が低すぎた場合には、褥瘡を寝具に接触させないという目的が達成できなくなり、従って痛みを回避することができなくなる。これに対し、本発明の実施形態においては、補助具1の表面が傾斜しており、その高さ(厚さ)が連続的に変化しているので、補助具1の挿入長を調節すれば、身体と寝具との間に介在する補助具1の高さ(厚さ)を適切なものに調節することができ、患者の体型及び挿入部位に併せて過度に高くならないように補助具1を配置することができ、確実に身体を支持すると共に、患者に不快感を与えることがない。よって、本発明の実施形態の補助具1は、寝心地が良い。
また、補助具1は、身体の両側に挿入する必要から、通常、1対で使用されるものである。しかし、図7に示すように、この1対の補助具1をいずれも身体の一側に配置することもできる。これにより、患者の身体の向きを横向に支持することができ、寝返りができない患者に対し、身体の向きを変えて褥瘡が発症することを予防することができる。
図4は本発明の変形例を示す斜視図であるが、図1乃至3に示す補助具1は、薄い側の部分3が欠落していて、中央の切欠部2がこの部分3で補助具1の外側に連なるような形状を有するものであるが、図4に示す補助具21は、円環状の形状を有し、中央の切欠部22が外部まで延びていない。補助具21がこのような形状を有していても、褥瘡が切欠部22の位置になるように、補助具21を身体と寝具との間に挿入すれば、褥瘡からの痛みを感じることなく熟睡することができ、また褥瘡の回復も促進される。この補助具21の外径は患者の身体の大きさに合わせて選択すれば良く、また、中央切欠部22の径は褥瘡の大きさに合わせて適切なものを選択すればよい。
なお、足の踵に褥瘡が発症した場合又は発症する虞がある場合も、以上の実施形態及び変形例と同様に、褥瘡が切欠部に位置するように足の踵の下に、補助具1,21を挿入すればよい。
なお、患者がベッド上に横たわっているときではなく、車椅子に座っている場合等にも、本実施形態の快眠補助具は有効に使用することができる。例えば、患者が車椅子に座った状態で食事をする場合、テーブルからある程度の距離があるため、上半身が車椅子の背もたれから離れるが、自分で姿勢を維持できない患者の場合には、介護者が支え続ける必要がある。このとき、快眠補助具をその薄い方を下に向けて、患者の首の当たりから背と背もたれとの間に挿入すると、背と背もたれとの間に快眠補助具が丁度くさび状になって介在し、患者の上半身を支えることができる。
補助具1の平面形状は、上記実施形態及び変形例のように、円ではなく、矩形又は三角形等の多角形にすることもできる。
本発明の快眠補助具は、表面が一方向に傾斜し平面視で中央に切欠部を有するものであるが、その傾斜角度及び大きさは、適宜、使用部位に応じて、設定することができる。例えば、一例として、図1乃至3に示す形状で、平面視で半径が11.5cmの円形をなし、最も厚い部分の厚さが7cm、最も薄い部分の厚さが2cm、この最も薄い部分に奥行きが10.5cm、幅が7cmの矩形の切欠部を設けたものがある。この場合に、表面の傾斜角度は約20°となる。また、図4に示す形状で、平面視で半径が11.5cmの円環状をなし、最も厚い部分の厚さが7cm、最も薄い部分の厚さが2cm、最も薄い部分の先端から10.25cmの位置を中心とする半径3.75cmの円形の切欠部を設けたもの等がある。これらの快眠補助具は、ウレタンフォーム等で形成することができ、1個当たり95g程度であり、持ち運びも容易である。このウレタンフォーム製の本体に、例えば、綿100%の素材でカバーを設けると、肌触りが良好で、汗等の吸水性も良い。なお、カバーには、ファスナー及び面ファスナー(マジックテープ(登録商標))等の開口固定部材を設けない方が好ましい。患者の褥瘡部にこれらが接触すると、著しい痛みがある。
本発明の実施形態に係る快眠補助具1を示す斜視図である。 同じく快眠補助具1の斜視図である。 同じくその側面図である。 本発明の快眠補助具の変形例を示す斜視図である。 快眠補助具1の動作を使用方法と共に説明するための模式図である。 同じく、快眠補助具1の動作を使用方法と共に説明するための模式図である。 同じく、快眠補助具1の動作を使用方法と共に説明するための模式図である。
符号の説明
1,21:快眠補助具
1a:高い(厚い)部分
1b:低い(薄い)部分
2,22:切欠部
3:先端部分
10:寝具
11:患者

Claims (4)

  1. 表面が一方向に傾斜し平面視で中央に切欠部を有し、寝台上に横臥した人間の身体と寝台との間に挿入されて使用されるものであることを特徴とする快眠用補助具。
  2. 前記切欠部は、平面視で周辺部まで延びていることを特徴とする請求項1に記載の快眠用補助具。
  3. 表面が一方向に傾斜し平面視で中央に切欠部を有する快眠用補助具を、寝台上に横臥した人間の所定の部分に前記切欠部が一致するように前記人間の身体と寝台との間に挿入することを特徴とする快眠用補助具の使用方法。
  4. 前記切欠部は、平面視で周辺部まで延びているものであることを特徴とする請求項3に記載の快眠用補助具の使用方法。
JP2005254033A 2005-09-01 2005-09-01 快眠用補助具及びその使用方法 Pending JP2007061505A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005254033A JP2007061505A (ja) 2005-09-01 2005-09-01 快眠用補助具及びその使用方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005254033A JP2007061505A (ja) 2005-09-01 2005-09-01 快眠用補助具及びその使用方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2007061505A true JP2007061505A (ja) 2007-03-15

Family

ID=37924380

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2005254033A Pending JP2007061505A (ja) 2005-09-01 2005-09-01 快眠用補助具及びその使用方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2007061505A (ja)

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002291584A (ja) * 2001-03-30 2002-10-08 Masako Koyama 床ずれ防止具

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002291584A (ja) * 2001-03-30 2002-10-08 Masako Koyama 床ずれ防止具

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US3893198A (en) Mattress for preventing bedsores
JP2008036021A (ja) 床ずれ防止用ベッド
JP6203892B1 (ja) 介護・医療適性を向上させたマットレス
JP4220492B2 (ja) 下肢安定用具
US3256879A (en) Invalid heel pad
JP2007061505A (ja) 快眠用補助具及びその使用方法
CN209107897U (zh) 一种多功能翻身枕
JP2004166925A (ja) マットレス
KR101033857B1 (ko) 사용자 체형에 따라 회전축을 가변시킬 수 있는 전동침대용 플랫폼
GB2464937A (en) Supine stabilizer and leg support
JP4936564B2 (ja) 介護補助具
KR100536622B1 (ko) 쿳션, 통풍 및 위생기능 등의 다기능 의료용 방석
JP2002028193A (ja) 介護用体位安定クッション
JP2002143233A (ja) 体位保持パッド
CN217408292U (zh) 一种靠垫
JP3122350U (ja) 褥瘡防止・治療用パッド
CN211095480U (zh) 便于病患移动和翻身的床垫
JP3232954U (ja) 重度側弯症及び/又は心身障害者用ベッド
JP3063034B2 (ja) 褥瘡の防止及び治療具
CN209347481U (zh) 一种具有腿足按摩功能的翻身气垫床
CN209734390U (zh) 一种利于病人进行翻身的凹槽垫
JP3131177U (ja) 内転防止マット
KR200331818Y1 (ko) 쿳션, 통풍 및 위생기능 등의 다기능 의료용 방석
JP2008006238A (ja) 足首安楽補助具
US20100175190A1 (en) Comfortable bed preventing bed sores for invalids and sleep disturbing patient

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20070319

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20100610

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20100615

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20100816

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20100907