JP2007060966A - Dna標準物質 - Google Patents

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Abstract

【課題】DNAの定量値が正確で、各種DNA定量装置により得られた定量値を客観的な値に校正することが可能であって、このため、DNA定量装置の性能を客観的に比較、評価を可能にするための、新規な標準DNA試料を提供する。
【解決手段】長さおよびGC含量が一定のオリゴヌクレオチド配列を組み合わせたDNAであって、かつ非天然で高次構造をとらない塩基配列からなるDNAを用いて、DNA定量用の標準DNA試料とする。
【選択図】なし

Description

本発明は、DNA定量において標準物質として使用するのに最適なDNA、および該DNAからなる標準DNA試料に関する。
近年、ウイルス疾患、腫瘍等の様々な疾病の診断、発症予測あるいはその原因究明等のため、あるいは遺伝子組み換え食品等に対する安全性確保等のため、DNA定量技術が盛に用いられている。現在用いられている代表的なDNA定量技術としてPCRを用いる手段がある、
これは、DNAポリメラーゼ、蛍光標識した基質ヌクレオチド、予めDNA標準物質及びプライマーを含有する反応溶液を用いて、DNA標準物質の濃度を変えてPCR増幅を行い、該DNA標準物質の各濃度毎に、サイクル数とこれに伴い増大(TaqMan法等に代表される蛍光強度増大型検出法を用いる場合)、または減少(QP法に代表される蛍光強度減少型検出法を用いる場合)する蛍光強度との関係を求め(PCR増幅曲線)、さらに一定の蛍光強度、または蛍光減少率に達するサイクル数とDNA標準物質濃度との関係を求めておく。次いで、被験DNA試料を同様にPCR増幅し、該試料が上記の蛍光強度、または蛍光減少率に達するサイクル数を求め、このサイクル数とDNA標準物質濃度の関係から、試料中のDNA濃度を決定するものである。
このDNA定量技術においては、DNA標準物質として既知の遺伝子配列の一部が使用されてきたが、この既知の遺伝子配列を利用することに起因して、様々な問題が考えられる。
一方、DNA設計手法として、 互いにミスハイブリダイゼーションを起こしにくいDNA配列を効率よくかつシステマティックに設計する方法が開発されており、この方法は所定の長さのDNA配列を、G又はCとA又はTを0と1からなるビット列(テンプレート)で表わした場合、各テンプレート間、各テンプレートの逆配列間、これらをシフトした配列間、これらの連結配列間とのハミング距離が、いずれも所定値以上になるテンプレートを選択し、該テンプレートが表現するDNA配列の集合の中から、ハミング符号等の任意の誤り訂正符号の符号語と組み合わせることにより、テンプレートが表現するDNA配列同士が少なくとも前記ハミング距離kを保つDNA配列の集合を選定するというものである(特許文献1、2参照。)
特開2004−355294 WO2003/038091
DNA標準物質として、既知の遺伝子配列を利用することに起因して生じる主な問題点としては、例えば以下のものが考えられる。

1)従来のDNA標準物質は天然の環境中に存在する塩基配列を有するから、特異的プローブ、プライマーがDNA定量系に予期せず混入するDNAとハイブリダイズする等の恐れがあり、これがPCRの増幅効率や検出系に影響を与え、定量値が正確でない可能性がある。
2)天然由来のDNA標準物質における塩基配列中の塩基の種類に偏り(例えば、GC含量)、または高次構造があり、これらがPCRの増幅効率に影響を与え、定量値に誤差を生ずる恐れがある。
3)上記1)、2)に起因して、従来のDNA標準物質は天然に存在するDNAを標準物質として使用しており、定量装置・定量手法ごとに校正に用いる標準物質が異なっているため、プライマー、プローブのサイトとして選択したDNA配列ごとにGC含量、塩基長、特異的配列に起因して増幅効率に差が生じ、各種DNA定量装置・定量手法により得られた定量値を客観的な値に校正するためには十分ではなく、このため、各種DNA定量装置間、手法間のDNA定量能力の比較、あるいは各種DNA定量装置で得られた定量値を客観的に評価、比較することが非常に困難である。
本発明の課題は、上記1)〜3)にみられる、従来のDNA標準物質の使用に起因して生ずる問題点を解消する点にあり、DNAの定量値が正確で、各種DNA定量装置により得られた定量値を客観的な値に校正することが可能であって、このため、各DNA定量装置間の定量能力を比較、評価でき、あるいは異なるDNA定量装置で得られた定量値を、客観的に評価、比較可能にし得る新規な標準DNA試料を提供することにある。
本発明者等は、上記課題を解決すべく鋭意研究の結果、塩基配列中の塩基に偏りがなく、しかも非天然で高次構造をとらない塩基配列からなるDNAを設計し、該DNAがDNA標準物質として極めて良好な性能を有することを見いだし、本発明を完成させるに至った。
すなわち、本発明は以下の(1)〜(9)に係るものである
(1)長さおよびGC含量が一定のオリゴヌクレオチド配列を組み合わせたDNAであって、非天然の塩基配列からなることを特徴とするDNA。
(2)配列表の配列番号1に示される塩基配列を有することを特徴とするDNA
(3)上記(2)に記載されたDNAの塩基配列中の任意の領域の塩基配列からなり、少なくとも30merの長さを有することを特徴とする、DNA。
(4)配列表の配列番号2〜6のいずれかに示される塩基配列を有することを特徴とする、上記(3)に記載のDNA。
(5)上記(2)〜(4)のいずれかに記載のDNAの5’末端および3’末端に、さらにGC含量50%のプライマー接合用の塩基配列が設けられていることを特徴とする、DNA
(6)配列表の7〜18のいずれかに示される塩基配列を有することを特徴とする、上記(5)に記載のDNA。
(7)上記(1)〜(6)のいずれかに記載のDNAと、該DNAと相補の塩基配列を有するDNAとからなることを特徴とする、2本鎖DNA
(8)上記(7)の2本鎖DNAがベクターに導入されていることを特徴とする、組み換えベクター。
(9)上記(7)または(8)に記載の2本鎖DNAからなることを特徴とする、DNA定量に使用する標準DNA試料。
本発明のDNA標準物質は、GC含量が一定のオリゴヌクレオチドを組み合わせ、全体のDNAの塩基配列はもちろん、その一部の領域においてもGC含量は一定であるように設計しているので、配列中のGC含量のバラツキや高次構造の有無によりPCR増幅が影響されることがなく、また、天然のDNAの塩基配列とは異なる塩基配列を有するために、天然に存在する目的以外のDNAが校正実験の定量系に予期せず混入しても、それによりPCR増幅に与える影響は少なく、これらの点で、正確なDNA定量が可能となるほか、各種DNA定量装置により得られた定量値を客観的な値に校正することが可能であって、このため、各DNA定量装置間の定量能力の比較、評価、あるいは異なるDNA定量装置で得られた定量値を、客観的に評価、比較することが可能になる。
本発明のDNAは、GC含量に偏りのない塩基配列を有し、かつ、非天然で高次構造をとらない塩基配列を有することを特徴とするものであり、これと相補の塩基配列を有するDNAとからなる2本鎖DNAは、DNA定量装置に使用する標準DNA試料として好適に使用できる。 本発明におけるDNAはその長さに特に制限はなく、QPrimer法等、プローブを用いない定量PCR実験の標準DNA試料として使用する場合、最短で30bp程度の長さがあればよい。また、600bpの長さがあれば、現在使用されている全てのDNA定量装置において使用できる。
本発明のより具体的なDNAの塩基配列は、配列表の配列番号1に示されるもの、およびその部分配列である。
本発明のDNAは、一定の長さと一定のCG含量を有するDNAを複数組み合わせてデザインした多数のDNAから、データーベースに登録されている既存の塩基配列と相同性を有するものを除いたものである。また、選択した配列が高次構造をとらないことを確認した。例えば、配列番号1のDNAの塩基配列は、GC含量50%で長さが12merの塩基配列を複数、有田等の方法(特開2004−355294号公報)を用いて設計し、さらにこれらの配列をつなぎ合わせて、約600merの塩基配列をデザインし、このようにデザインした複数の候補配列の中で、核酸塩基配列および翻訳産物の配列が既存の核酸・蛋白質データーベースのレコードと60%以上の相同性を示さないものを選択したものである。
この配列番号1の塩基配列は天然には存在せず、また、該塩基配列中のGC含量は、12merの長さであれば、どの領域の部分をとってもほぼ均等に50%である。したがって、
この配列番号1の塩基配列中の任意の領域の部分塩基配列からなるものであっても、少なくとも30merの長さを有するDNAであれば、標準DNA試料の構成DNAとなりうる。このようなDNAの塩基配列の具体例は配列番号2〜6に示される。
また、配列番号7〜12、13〜18のDNAは、いずれも配列番号1のDNAあるいはその部分配列(配列番号2〜6)を有するもので、5’末端と3’末端にそれぞれ12merまたは24merの塩基配列を付加したものであり、これにより100bpから600bpのいずれの増幅長に対しても同じ両末端の12merまたは24merの配列、および相補配列を共通のプライマーとしたPCR増幅が可能となる。また、付加された塩基配列もそれぞれ50%のGC含量を有し、また、天然の塩基配列を含まないように設計した点では、配列番号1〜6に示されるDNAと同様である。
このように設計された本発明のDNAは、それ自体周知の方法により合成可能である。また、現在ではこのようなDNAの委託製造元が多数あり。これらに委託して入手することも可能である。
得られたDNAは、該DNAと相補DNAとで2本鎖DNAとし、これをDNA定量装置において標準DNA試料として使用するが、この2本鎖DNAも、上記DNAを鋳型鎖としてDNAポリメラーゼにより相補鎖を合成することにより得られ、従来周知の方法により得ることができる。本発明の標準DNA試料は適当なプラスミド等のベクターに連結しておくことが便利である。このような組み換えベクターは、大腸菌等の宿主に導入して、凍結乾燥等により保存でき、必要なとき、宿主微生物を増殖させることにより組み換えベクターを得、これから、本発明の標準DNA試料をPCR的に増幅することにより、大量に供給できる。また実施例1に示すように、任意のプライマーサイトを付与できる。
本発明における標準DNA試料は、DNA定量装置において従来と同様に使用すればよい。その代表的な使用法について、図1に基づき以下説明する。
すなわち、DNA定量装置において、本発明の各種濃度の標準DNA試料を鋳型としてPCRを行う。このPCR反応溶液中には蛍光標識したヌクレオチドを含有させる。
PCRのサイクル数が増大するにしたがい、蛍光強度が増大(TaqMan法)、または蛍光強度が減少(QP法)するが、使用した標準DNAの濃度毎にPCRの増幅曲線(サイクル数と蛍光強度の関係)を求め(図1A)。さらに、一定の蛍光強度、または蛍光消光率になるまでのPCRのサイクル数と標準DNA試料濃度との関係を求める(図1B)。
本発明の標準DNA試料を、異なるDNA定量装置間において使用して、上記増幅曲線を求め、これを比較することにより、その感度、正確性等の性能比較を行うことができ、また、各定量装置の校正も可能となる。

以下本発明の実施例を示すが、本発明はこれら実施例により限定されるものではない。
以下に、標準用DNAの加工例を示す。タカラバイオ、ドラゴンジェノミックス社に製造を依頼して、配列番号1に示す塩基配列を有するDNAを合成し、pUC18ベクターに組み込まれた形(NMIJ-Arita2::pUC18)で供給を受けた。この合成DNA(200ng/μl)をテンプレートとして、AmpliTaq Gold (Perkin Elmer)の標準プロトコールに従って、次に示すプライマー・セットにより(95℃40秒・59℃40秒・72℃40秒)×25サイクルのPCR増幅を行い、配列番号7〜12に示す、両末端に12merずつの塩基配列を付加したDNAシリーズを作成した。
配列番号7のDNA製造用プライマーセット
aacagacggcatattcgaagggtgattgg(配列番号19)、aacgcgagtcttctggcatccttagtccc(配列番号20)

配列番号8のDNA製造用プライマーセット
aacagacggcatattcgaagggtgattgg(配列番号19)、aacgcgagtcttgtaagagcgtacgtaac(配列番号21)

配列番号9のDNA製造用プライマーセット
aacagacggcatattcgaagggtgattgg(配列番号19)、aacgcgagtcttgatgcaatgtcggaagg(配列番号22)

配列番号10のDNA製造用プライマーセット
aacagacggcatattcgaagggtgattgg(配列番号19)、aacgcgagtcttgagacataagcggtgac(配列番号23)

配列番号11のDNA製造用プライマーセット
aacagacggcatattcgaagggtgattgg(配列番号19)、aacgcgagtcttatgtgcgaacctatcagc(配列番号24)

配列番号12のDNA製造用プライマーセット
aacagacggcatattcgaagggtgattgg(配列番号19)、aacgcgagtcttcatccattctgcgtacc(配列番号25)
これら配列番号7〜12に示すDNAの断片(NMIJ-ARITA2-100〜600)はそれぞれTベクター(pSTBlue-1 AccepTor Vectpr, Novagen, Germany)にクローン化し、シークエンシングにより全塩基配列を確認した。
次に、配列番号7〜12のDNAがそれぞれ挿入されたTベクターをテンプレートとして、Pyrobest polymerase(宝酒造)の標準プロトコールに従って、次に示すプライマーとの組み合わせにより(95℃40秒・72℃80秒)×25サイクルのPCR増幅を行い、さらに両末端に12merずつの塩基配列を付加、合計各24merずつのプライマー・サイトを追加したDNAシリーズ(配列番号13〜18)を作成した。
配列番号13のDNA製造用テンプレート及びプライマーセット
テンプレート:配列番号7のDNA
プライマーセット:tttgcaagcctcaacagacggcatattcgaagggtgattgg(配列番号26)
aaagcatcggacaacgcgagtcttctggcatccttagtccc(配列番号27)

配列番号14のDNA製造用テンプレート及びプライマーセット
テンプレート:配列番号8のDNA
プライマーセット:tttgcaagcctcaacagacggcatattcgaagggtgattgg(配列番号26)
aaagcatcggacaacgcgagtcttgtaagagcgtacgtaac(配列番号28)

配列番号15のDNA製造用テンプレート及びプライマーセット
テンプレート:配列番号9のDNA
プライマーセット:tttgcaagcctcaacagacggcatattcgaagggtgattgg(配列番号26)
aaagcatcggacaacgcgagtcttgatgcaatgtcggaagg(配列番号29)

配列番号16のDNA製造用テンプレート及びプライマーセット
テンプレート:配列番号10のDNA
プライマーセット:tttgcaagcctcaacagacggcatattcgaagggtgattgg(配列番号26)
aaagcatcggacaacgcgagtcttgagacataagcggtgac(配列番号30)

配列番号17のDNA製造用テンプレート及びプライマーセット
テンプレート:配列番号11のDNA
プライマーセット:tttgcaagcctcaacagacggcatattcgaagggtgattgg(配列番号26)
aaagcatcggacaacgcgagtcttatgtgcgaacctatcagc(配列番号31)

配列番号18のDNA製造用テンプレート及びプライマーセット
テンプレート:配列番号12のDNA
プライマーセット:tttgcaagcctcaacagacggcatattcgaagggtgattgg(配列番号26)
aaagcatcggacaacgcgagtcttcatccattctgcgtacc(配列番号32)
図2〜6は、NMIJ-Arita2-100A(配列番号18), NMIJ-Arita2-200A(配列番号17), NMIJ-Arita2-300A(配列番号16), NMIJ-Arita2-400A(配列番号15), NMIJ-Arita2-500A(配列番号14)およびNMIJ-Arita2-600A(配列番号13)の各標準DNAを鋳型として各種プラットフォーム(Applied Biosystems社製のDNA定量装置;ABI7900とRoche社製のDNA定量装置;LightCycler)で各種測定法(TaqManProbe法、QProbe法、QPrimer法)にしたがいリアルタイムPCRを行った場合に得られた増幅曲線を示す。図2〜6は、それぞれ
TaqManProbe法(ABI7900)、QPrimer法(ABI7900)、QProbe法(ABI7900)、QPrimer法(LightCycler)およびQProbe法(LightCycler)を行った場合の結果を示し。各図の(1)、(2)及び(3)はそれぞれ順に、templateとして0.5x107、0.5x108、0.5x109コピーの鋳型DNA(NMIJ-Arita2 100A-600A、配列番号13-18に対応)を1ウェル(50μL, ABI7900)または1キャピラリー(20μL, LightCycler)に添加して実験した結果を表す。なお、各鋳型の増幅塩基配列長はおよそ100、200、300、400、500、600 bpである。
ABI7900を使用する場合、ABI指定の96穴プレートを容器として用い、TaqManProbe法で測定する場合は、各ウエルには50 μl中に蒸留水22.1 μl、2x Universal master mix(ABI)25 μl、サケ精子DNA溶液(50 ng/μl、和光)0.5 μl、Foward primer
(CAAGCCTCAACAGACGGCATA(配列番号33) 100 μM) 0.45 μl、Reverse primer
(CATCGGACAACGCGAGTCTT(配列番号34) 100 μM) 0.45 μl、TaqMan probe
(FAM-CCGTTATCTCAGCCCTAATCTCTGCGGTT-TAMRA (配列番号36)25 μM) 0.5 μl、template (0.5x107、0.5x108、0.5x109 copy/μl) 1 μlを含む 反応液を入れた。PCRランの条件は50度2分、95度10分の加熱の後、40サイクルのPCR反応(95度30秒、55度30秒、72度30秒を1サイクルとする)で行った。
ABI7900を用いQPrimer法で測定する場合は50 μl中に蒸留水39.6 μl、10x Titanium Buffer (BD Biosciences Clontech) 5.0 μl 、50x AGUC mix (Roche) 1 μl、サケ精子DNA溶液 (50 ng/μl、和光) 0.5 μl、牛血清アルブミン溶液(10 mg/ml、和光) 1.2 μl、QPrimer (QProbeTM G5’; CAAGCCTCAACAGACGGCATA(配列番号33)、J Bio21、100 μM) 0.15 μl、Reverse primer (CATCGGACAACGCGAGTCTT(配列番号34) 100 μM) 0.50 μl、Titanium Taq (BD Biosciences Clontech) 1 μl、Urasil-DNA Glycosylase (Roche) 0.5 μl、template (0.5x107、0.5x108、0.5x109 copy/μl)1 μlを含む 反応液を入れた。PCRランの条件は95度10分の加熱の後、40サイクルのPCR反応(95度30秒、55度30秒、72度30秒を1サイクルとする)で行った。
ABI7900を用いQProbe法で測定する場合は50 μl中に蒸留水38.05 μl、10x Titanium Buffer (BD Biosciences Clontech) 5.0 μl、50x AGUC mix (Roche) 1 μl、サケ精子DNA溶液 (50 ng/μl、和光) 0.5 μl、牛血清アルブミン溶液(10 mg/ml、和光) 1.2 μl、Foward primer (CAAGCCTCAACAGACGGCATA(配列番号33) 100 μM) 0.15 μl、Reverse primer (CATCGGACAACGCGAGTCTT(配列番号34) 100 μM) 0.50 μl、QProbe(QProbeTM G3’; CAATCGAAGCCAGAATGCAAGGGTCA(配列番号35), JBio21、10 μM) 1 μl、Titanium Taq (BD Biosciences Clontech) 1 μl、Urasil-DNA Glycosylase (Roche) 0.5 μl、template (0.5x107、0.5x108、0.5x109 copy/μl)1 μlを含む 反応液を入れた。PCRランの条件は95度10分の加熱の後、40サイクルのPCR反応(95度30秒、55度30秒、72度30秒を1サイクルとする)で行った。
Roch LightCyclerを用いる場合は、指定のガラスキャピラリを容器として用い、QPrimer法で測定する場合は20 μl中に蒸留水15.22 μl、10x Titanium Buffer (BD Biosciences Clontech) 2.0 μl 、50x AGUC mix (Roche)0.4 μl、サケ精子DNA溶液(50 ng/μl、和光) 0.2 μl、牛血清アルブミン溶液(10 mg/ml、和光) 0.5 μl、QPrimer (QProbeTM G5’; CAAGCCTCAACAGACGGCATA(配列番号33)、J Bio21、100 μM) 0.04 μl、Reverse primer (CATCGGACAACGCGAGTCTT(配列番号34) 100 μM) 0.04 μl、Titanium Taq (BD Biosciences Clontech) 0.4 μl、Urasil-DNA Glycosylase (Roche) 0.2 μl、template (0.5x107、0.5x108、0.5x109 copy/μl)1 μlを含む 反応液を入れた。PCRランの条件は50度2分、95度10分の加熱の後、40サイクルのPCR反応(95度30秒、55度30秒、72度30秒を1サイクルとする)で行った。
LightCyclerを用いてQProbe法で測定する場合、20 μl中に蒸留水14.94 μl、10x Titanium Buffer (BD Biosciences Clontech) 2.0 μl 、50x AGUC mix (Roche)0.4 μl、サケ精子DNA溶液 (50 ng/μl、和光) 0.2 μl、牛血清アルブミン溶液(10 mg/ml、和光) 0.5 μl、Fowardprimer(CAAGCCTCAACAGACGGCATA(配列番号33)、100 μM) 0.06 μl、Reverse primer (CATCGGACAACGCGAGTCTT(配列番号34) 100 μM) 0.20 μl、QProbe(QprobeTM G3’; CAATCGAAGCCAGAATGCAAGGGTCA(配列番号35)、JBio21、10 μM)0.1 μl、Titanium Taq (BD Biosciences Clontech) 0.4 μl、Urasil-DNA Glycosylase (Roche) 0.2 μl、template (0.5x107、0.5x108、0.5x109 copy/μl)1 μlを含む 反応液を入れた。PCRランの条件は50度2分、95度10分の加熱の後、40サイクルのPCR反応(95度30秒、55度30秒、72度30秒を1サイクルとする)で行った。各キャピラリには図2〜6に示したように、すべての装置、手法、標準DNA濃度、増幅配列長に渡って良好な増幅曲線が得られ、本標準DNAが対象とするすべての組み合わせで標準DNA試料として使用可能なことが明確に示されている。
代表的なDNA定量法の原理の概略を示す図である。 配列番号13〜18に示されるDNAを鋳型として用い、Applied Biosystems社製のABI7900でTaqMan法にしたがいリアルタイムPCRを行った場合に得られた増幅曲線を示す図である。 配列番号13〜18に示されるDNAを鋳型として用い、Applied Biosystems社製のABI7900でQPrimer法にしたがいリアルタイムPCRを行った場合に得られた増幅曲線を示す図である。 配列番号13〜18に示されるDNAを鋳型として用い、Applied Biosystems社製のABI7900でQProbe法にしたがいリアルタイムPCRを行った場合に得られた増幅曲線を示す図である。 配列番号13〜18に示されるDNAを鋳型として用い、Roche社製のLightCyclerでQPrimer法にしたがいリアルタイムPCRを行った場合に得られた増幅曲線を示す図である。 配列番号13〜18に示されるDNAを鋳型として用い、Roche社製のLightCyclerでQProbe法にしたがいリアルタイムPCRを行った場合に得られた増幅曲線を示す図である。
符号の説明
TMProbe法;タックマンプローブ法
QPrimer;キュープライマー法
QProbe;キュープローブ法
ABI;アプライドバイオシステムズ社製定量DNA測定装置ABI7900
LC;ロッシュ社製定量DNA測定装置 LightCycler

Claims (9)

  1. 長さおよびGC含量が一定のオリゴヌクレオチド配列を組み合わせたDNAであって、非天然の塩基配列からなることを特徴とするDNA。
  2. 配列表の配列番号1に示される塩基配列を有することを特徴とするDNA。
  3. 請求項2に記載されたDNAの塩基配列中の任意の領域の塩基配列からなり、少なくとも30merの長さを有することを特徴とする、DNA。
  4. 配列表の配列番号2〜6のいずれかに示される塩基配列を有することを特徴とする、請求項3に記載のDNA。
  5. 請求項2〜4のいずれかに記載のDNAの5’末端および3’末端に、さらにGC含量50%のプライマー接合用の塩基配列が設けられていることを特徴とする、DNA。
  6. 配列表の7〜18のいずれかに示される塩基配列を有することを特徴とする、請求項5に記載のDNA。
  7. 請求項1〜6のいずれかに記載のDNAと、該DNAと相補の塩基配列を有するDNAとからなることを特徴とする、2本鎖DNA。
  8. 請求項7の2本鎖DNAがベクターに導入されていることを特徴とする、組み換えベクター。
  9. 請求項7または8に記載の2本鎖DNAからなることを特徴とする、DNA定量に使用する標準DNA試料。


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