JP2007060917A - 調理用食品 - Google Patents
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Abstract
【課題】個別の敷紙を一体に有する調理用食品において、消費者が敷紙を利用しながら当該調理用食品の商品情報の入手を容易とすることができる調理用食品を提供する。
【解決手段】店頭において調理され個別に提供される調理用食品であって、前記調理用食品は個別の敷紙を一体に有するとともに、前記敷紙には当該調理用食品に関する商品情報を得ることができるように、携帯電話により読みとり可能な二次元コードが表示されていることを特徴とする調理用食品であり、前記調理用食品は蒸し饅頭食品である場合がある。前記調理用食品の商品情報は、少なくとも当該食品の原材料、アレルゲン、及びカロリーの情報を含むものであり、前記二次元コードは、前記商品情報を直接表示したり、前記商品情報の提供先を表示する場合がある。また、前記敷紙に、同一の二次元コードが複数箇所に表示されているものもある。
【選択図】図3
【解決手段】店頭において調理され個別に提供される調理用食品であって、前記調理用食品は個別の敷紙を一体に有するとともに、前記敷紙には当該調理用食品に関する商品情報を得ることができるように、携帯電話により読みとり可能な二次元コードが表示されていることを特徴とする調理用食品であり、前記調理用食品は蒸し饅頭食品である場合がある。前記調理用食品の商品情報は、少なくとも当該食品の原材料、アレルゲン、及びカロリーの情報を含むものであり、前記二次元コードは、前記商品情報を直接表示したり、前記商品情報の提供先を表示する場合がある。また、前記敷紙に、同一の二次元コードが複数箇所に表示されているものもある。
【選択図】図3
Description
本発明は、例えば蒸し饅頭食品のように店頭にて調理され個別に提供される調理用食品に関する。
現在、食品の安全性確保に対し、商品情報の完備への要求が非常に高まっている。つまり、購入した個々の食品について、その原材料、アレルゲン等の各種情報を確かめたいとする要望である。
コンビニエンスストア等の店頭にて販売される蒸し饅頭類等は、冷凍状態の調理用食品を蒸し器に搬入して蒸し調理が行われる。一般に、調理用食品に固有の商品情報は、食品の容器・包装に記載されているところ(例えば、特許文献1参照)、上記の販売形態にあっては、消費者が直接その調理用食品に固有の商品情報を取得することは困難である。
ところで、近年では二次元コードであるQRコード(登録商標)が製造・流通などの広い分野において使用されている。このQRコード(登録商標)は、従来、縦方向のみで情報量の少なかったバーコードを縦横に拡張し、省スペースで大容量の情報を扱うことを可能としたものである。また、最近普及率の高いカメラ付き携帯電話には、QRコード(登録商標)のリーダーが搭載されており、カメラ付き携帯電話によるQRコード(登録商標)の読み取り環境も整っている。
そこで、本発明者は、蒸し器との密着を防止する等の目的で前記調理用食品が一体的に有する敷紙と、省スペースで大容量の情報を扱うことが可能なQRコード(登録商標)をはじめとする二次元コードに着目し、消費者に対して大量の商品情報を簡便に入手可能とすることを見出した。
特開2002−215041公報
本発明は、個別の敷紙を一体に有する調理用食品において、消費者が敷紙に表示された二次元コードを利用して当該調理用食品の商品情報の入手を容易とすることができる調理用食品を提供することを目的とする。
すなわち、請求項1の発明は、店頭において調理され個別に提供される調理用食品であって、前記調理用食品は個別の敷紙を一体に有するとともに、前記敷紙には当該調理用食品に関する商品情報を得ることができるように、携帯電話により読みとり可能な二次元コードが表示されていることを特徴とする調理用食品に係る。
請求項2の発明は、前記調理用食品が、蒸し饅頭食品である請求項1に記載の調理用食品に係る。
請求項3の発明は、前記調理用食品の商品情報が、少なくとも当該食品の原材料、アレルゲン、及びカロリーの情報を含む請求項1又は2に記載の調理用食品に係る。
請求項4の発明は、前記二次元コードが、前記商品情報を直接表示するものである請求項1ないし3のいずれか1項に記載の調理用食品に係る。
請求項5の発明は、前記二次元コードが、前記商品情報の提供先を表示するものである請求項1ないし3のいずれか1項に記載の調理用食品に係る。
請求項6の発明は、前記敷紙に、同一の二次元コードが複数箇所に表示されている請求項1ないし5のいずれか1項に記載の調理用食品に係る。
請求項1の発明に係る調理用食品によれば、店頭において調理され個別に提供される調理用食品であって、前記調理用食品は個別の敷紙を一体に有するとともに、前記敷紙には当該調理用食品に関する商品情報を得ることができるように、携帯電話により読みとり可能な二次元コードが表示されているので、包装が解かれた前記調理用食品固有の様々な商品情報を、極めて容易に取得することができる。
請求項2の発明によれば、請求項1に記載の調理用食品において、前記調理用食品が、蒸し饅頭食品であるので、包装が解かれた前記蒸し饅頭食品の様々な商品情報を、極めて容易に取得することができる。
請求項3の発明によれば、請求項1又は2に記載の調理用食品において、前記調理用食品の商品情報が、少なくとも当該食品の原材料、アレルゲン、及びカロリーの情報を含むので、非常に有用な情報を得ることができ、かつ安心して前記調理用食品を購入し食することができる。
請求項4の発明によれば、請求項1ないし3のいずれか1項に記載の調理用食品において、前記二次元コードが、前記商品情報を直接表示するものであるので、有用な情報を即座にかつ極めて容易に得ることができる。
請求項5の発明によれば、請求項1ないし3のいずれか1項に記載の調理用食品において、前記二次元コードが、前記商品情報の提供先を表示するものであるので、より多くの情報を即座にかつ極めて容易に得ることができる。
請求項6の発明によれば、請求項1ないし5のいずれか1項に記載の調理用食品において、前記敷紙に、同一の二次元コードが複数箇所に表示されているので、一の二次元コードが読みとり不可能となっても、敷紙に表示されている他の二次元コードにより商品情報を得ることができる。
以下添付の図面に従ってこの発明を詳細に説明する。図1はこの発明の一実施例を示す調理用食品の上面斜視図、図2は図1の下面斜視図、図3は携帯電話による読み取り状態の概念図、図4は携帯電話の第一表示画面図、図5は携帯電話の第二表示画面図、図6は携帯電話の第三表示画面図、図7は携帯電話の第四表示画面図、図8は携帯電話の第五表示画面図、図9は二次元コードの印刷例を示す模式図である。
請求項1の発明として規定し、図1に示すように、調理用食品10は、店頭において調理され個別に提供される調理用食品であって、前記調理用食品は個別の敷紙20を一体に有するとともに、前記敷紙には当該調理用食品に関する商品情報56を得ることができるように、携帯電話50により読みとり可能な二次元コード30が表示されていることを特徴とする。
調理用食品10は、可食部分である食品本体11と、この食品本体11毎に個別に付され一体に密着されている敷紙20とからなる。そして、調理用食品10はコンビニエンスストアや駅の売店等の店頭において調理され、調理用食品10毎に個別に提供される食品である。特には、請求項2の発明に規定するように、蒸し饅頭食品であり、蒸し調理、蒸かし調理されて提供される。前記の蒸し饅頭食品として、いわゆる肉まん、あんまん、カレーまん、ピザまん、チーズまん等が具体的に挙げられる。むろん、これらは単なる例示に過ぎず、これ以外の蒸し饅頭食品も当然に該当する。
実施例の敷紙20はグラシン紙(パラフィン紙)から形成されている。敷紙20に食品本体11(特には後述する蒸し饅頭食品)が載置されて一体化された後、一個毎に個別に裁断され、冷凍あるいは冷蔵温度のもと、保管、物流される。
続いて、図2から理解されるように、敷紙20において食品本体11と密着していない面(裏面22)には、当該調理用食品10に関する商品情報を消費者が得ることができるように、カメラ付き携帯電話50(図3参照)により読み取り可能な二次元コード30が印刷により表示されている。ここで、二次元コードとは、白と黒の点や線を縦横に複雑に組み合わせて表示する符号であり、縦横の二つの方向に情報を記録するため、従来のバーコードに比べ小さなスペースに多くの情報を盛り込むことができるものである。
図3を用いて携帯電話による読み取り状況を説明すると、敷紙20の裏面22に表示されている二次元コード30に対し、携帯電話50のカメラ部51が向けられる。図示ではカメラ部51と二次元コード30との照準が合い、携帯電話50の液晶表示部55に撮像した二次元コードが表示されている。携帯電話50のカメラ部51によって、この二次元コードを読み取ることで、後述する商品情報等を液晶表示部55に表示することができ、消費者はその調理用食品固有の商品情報を極めて簡単に得ることができる。
調理用食品に関する商品情報56には、請求項3の発明に規定するように、少なくとも当該食品の原材料、アレルゲン、及びカロリーの情報が含まれる。従来であれば、調理用食品が一体に有する敷紙において、製造会社名やその住所と電話番号など、表示できる情報が極めて限られていた。しかしながら、携帯電話が読みとり可能な二次元コードを敷紙に表示することで、消費者はその商品固有の原材料、アレルゲン、及びカロリーを代表とする様々な商品情報をその場で即座に確認することができ、購入した前記調理用食品を安心して摂取することができる。
ここで、前記調理用食品としていわゆる肉まんを例に挙げて商品情報の具体例を、図4、図5、図6にて説明する。商品情報の一例である原材料とは、店頭に置いて調理され個別に提供される前記調理用食品の原料と材料である。例えば、前記肉まんの敷紙に表示された二次元コードを携帯電話により読みとることで、図4に示すように、液晶表示部55に表示される画像D1に、商品情報56として、原材料が小麦粉、豚肉、玉ねぎ、砂糖、たけのこ等であることが表示される。そのため消費者は、購入した肉まんの原材料を、極めて簡単な方法で、その場で即座に確認することができ、安心してその肉まんを食することができる。
また、商品情報の別例であるアレルゲンとは、アレルギーを引き起こす原因となる物質であるが、通常は、一部の人においてのみ、アレルギー反応を引き起こし、多くの人においては何の反応も引き起こさない場合が多い。従って、例えば、図5に示す携帯電話の液晶画面部55に画像D2のアレルゲン情報を表示させることで、その肉まんに含有されるアレルゲン物質が小麦、えび、牛肉、大豆等であることを把握できる。消費者は、自分にとってアレルギー反応を引き起こす食材の有無を、瞬時に確認できるために非常に有用である。
他の例としてカロリー情報は、カロリー摂取の制限を必要とする肥満症、糖尿病疾患を伴う者をはじめ、健康や美容のために、食事の量や種類を制限している者等にとって、自分が摂取する食品のカロリーを把握することは非常に重要である。例えば、肉まんを購入した場合には、図6に示すように、携帯電話の液晶画面表示部55に画像D3を表示させることで、肉まんのカロリーが241Kcalであることを、簡単に把握することができる。従って、摂取カロリーの算出を行うのに極めて便利である。
実施例において図示する二次元コード30とは、縦・横のマトリクスに各種の情報が収納されているものであり、中でもQRコード(登録商標)の利用が好適である。QRコード(登録商標)は、扱うことのできる情報量が極めて多く、汚れや破損に強いためである。二次元コードの読み取りには、本来専用の機器が必要とされていたが、現在では、カメラ付きの携帯電話の大半がQRコード(登録商標)の読み取り能力を具備している。国内流通するカメラ付きの携帯電話は3000万台をすでに超えているといわれ、前記調理用食品を購入する者が二次元コードを読みとるには、ほとんどの場合、特別な手段を必要としないと想定される。従って、調理用食品の消費者は極めて容易に敷紙に表示された二次元コードを読み取り、その場で商品情報を入手することが可能と考えられる。
前記二次元コードは、例えば、請求項4の発明として規定し、図4、図5、図6に示すように、商品情報を直接表示するものであってもよい。この場合は、例えば、二次元コード30を携帯カメラ50のカメラ部51で読みとると、液晶画面部55に商品情報56である原材料、アレルゲン、カロリー表示(図4画像D1、図5画像D2、図6画像D3参照)が直接なされるものである。そのため、消費者が確認したい情報が極めて容易にかつ瞬時に表示されるため、大変有用なものである。
また、前記二次元コードは、例えば、請求項5の発明として規定し、図7に示すような、前記商品情報の提供先を表示するものであってもよい。その一例として、商品情報の提供先57を例えば携帯電話用ホームページのアドレスとして液晶画面部55に表示し(図7画像D4)、前記アドレスに携帯電話により接続すると、調理用食品固有の様々な商品情報の選択画面が表示され(図8画像D5)、そこから自分の知りたい商品情報を選んで表示させるようにすることも可能である(図4画像D1,図5画像D2,図5画像D3参照)。この場合、消費者は、商品情報として、さらに多くの情報を得ることが可能である。なお、他に付随する様々な情報、例えば、占いやゲーム等に関する情報を得ることができるようにしても構わない。
特に、請求項6の発明として規定し、図9に示すように、前記敷紙20には、同一の二次元コード30が複数箇所に表示されているようにしてもよい。二次元コードの中でも、前述のQRコード(登録商標)は、誤り訂正機能を有するので、コードの一部に汚れや破損があってもデータの復元が通常は可能である。しかし、前記調理用食品においては、調理の段階で前記二次元コードが汚れたり部分的に破損することも想定され得るため、一箇所の二次元コードが読みとり不能となる場合があっても、複数箇所に二次元コードが表示されていれば、他の二次元コードを携帯電話で読みとることで、その商品情報を得ることができる。
10 調理用食品
20 敷紙
30 二次元コード
50 携帯電話
56 商品情報
57 提供先
20 敷紙
30 二次元コード
50 携帯電話
56 商品情報
57 提供先
Claims (6)
- 店頭において調理され個別に提供される調理用食品であって、前記調理用食品は個別の敷紙を一体に有するとともに、前記敷紙には当該調理用食品に関する商品情報を得ることができるように、携帯電話により読みとり可能な二次元コードが表示されていることを特徴とする調理用食品。
- 前記調理用食品が、蒸し饅頭食品である請求項1に記載の調理用食品。
- 前記調理用食品の商品情報が、少なくとも当該食品の原材料、アレルゲン、及びカロリーの情報を含む請求項1又は2に記載の調理用食品。
- 前記二次元コードが、前記商品情報を直接表示するものである請求項1ないし3のいずれか1項に記載の調理用食品。
- 前記二次元コードが、前記商品情報の提供先を表示するものである請求項1ないし3のいずれか1項に記載の調理用食品。
- 前記敷紙に、同一の二次元コードが複数箇所に表示されている請求項1ないし5のいずれか1項に記載の調理用食品。
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- 2005-08-29 JP JP2005247653A patent/JP2007060917A/ja active Pending
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