JP2007060471A - ネットワーク機器、そのアドレス設定方法、及びアドレス設定プログラム - Google Patents
ネットワーク機器、そのアドレス設定方法、及びアドレス設定プログラム Download PDFInfo
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Abstract
【課題】 表示手段を具備しないネットワーク機器においては、DHCPによってアドレスが変更されるとそのアドレス情報を確認することが容易でなかった。
【解決手段】 DHCPサーバ30から供給されるアドレス情報を設定するネットワーク機器10であって、クライアントPC20から供給されたDHCP設定情報にDHCP設定が有効と指定されていた場合に、新アドレス通知ファイル13を作成するとともにDHCPサーバ30から供給されるアドレス情報を新アドレス通知ファイル13に記録するDHCPクライアントモジュール11と、新アドレス通知ファイル13からアドレス情報を読み出してクライアントPC20に通知するCGI12と、この通知の後、新アドレス通知ファイル13を削除するCGI12と、この削除に応じて、読み出されたアドレス情報をネットワーク機器10に設定するDHCPクライアントモジュール11とを備えた。
【選択図】 図2
【解決手段】 DHCPサーバ30から供給されるアドレス情報を設定するネットワーク機器10であって、クライアントPC20から供給されたDHCP設定情報にDHCP設定が有効と指定されていた場合に、新アドレス通知ファイル13を作成するとともにDHCPサーバ30から供給されるアドレス情報を新アドレス通知ファイル13に記録するDHCPクライアントモジュール11と、新アドレス通知ファイル13からアドレス情報を読み出してクライアントPC20に通知するCGI12と、この通知の後、新アドレス通知ファイル13を削除するCGI12と、この削除に応じて、読み出されたアドレス情報をネットワーク機器10に設定するDHCPクライアントモジュール11とを備えた。
【選択図】 図2
Description
本発明は、ネットワーク接続装置(以下、ネットワーク機器)、そのアドレス設定方法、及びアドレス設定プログラムに係り、特にDHCP(Dynamic Host Configuration Protocol)環境下におけるネットワーク機器、そのアドレス設定方法、及びアドレス設定プログラムに関する。
IP(Internet Protocol)ネットワークにおいて広く一般的に使用されているプロトコルは、TCP/IP(Transmission Control Protocol/Internet Protocol)である。このようなIPネットワークにおいて、ネットワーク機器同士が相互通信するためには、個々の機器にアドレス情報が割り振られる必要がある。
このアドレス情報をネットワーク機器に設定する方法は、利用者による手動設定とDHCPによる自動設定とがある。一方の利用者による手動設定は、予め決められた固定アドレス情報を利用者自身の手動操作によってネットワーク機器に設定する方法である。この方法によれば、利用者自身が把握しているアドレス情報をネットワーク機器に設定することが可能であるが、設定作業はネットワーク技術の知識を要するため誰でもが簡易に行えるものではない。
他方、DHCPによる自動設定は、ネットワーク機器の起動時に、アドレス情報を管理したDHCPサーバに対しアドレス情報の取得を要求して使用許可されたアドレス情報を取得し、この取得したアドレス情報を自動設定するという方法である。この方法によれば、アドレス情報の設定作業に特別なネットワークの専門知識を要することはないが、ネットワーク機器の利用者は、アドレス情報を指定することはできず、自動設定された後にアドレス情報が何であるかを調査によって知ることができるものである。また、アドレス情報は、ネットワーク機器が稼動している間のみ固定であり、起動し直すとDHCPサーバから割り振られるアドレス情報が変更される可能性が大きいという特徴を有する。
なお、DHCPについては、IETF(Internet Engineering Task Force)の規格RFC 2131(Request For Comment 2131)に規定されている。
ところで、DHCPによってアドレス情報を管理しているネットワーク環境下においては、DHCPの設定範囲を知らなければIPアドレスを設定することができないという問題を有していた。
そこで、DHCPの設定範囲内の現在使用されていないIPアドレスに固定IPアドレスを割り当てないようにする固定IPアドレスの設定装置及び方法に関する技術が知られている(例えば、特許文献1を参照)。
特開2003−333055号公報
従来のDHCPによるネットワーク環境下では、変更後のアドレス情報を簡易に確認できる機器と確認が困難な機器とが混在する場合が多い。すなわち、例えばディスプレイモニタを備えたパーソナルコンピュータ(以下、ディスプレイモニタを含めてPCと略す。)や液晶モニタ等の表示手段を組み込んだネットワーク機器については、機器自身のアドレス情報をディスプレイモニタや表示手段に表示して利用者に知らせることが可能である。しかし、モニタを備えず幾つかのLEDによるインジケータのみを備えたようなネットワーク機器では、LEDにアドレス情報を構成する数字や文字情報を表示することは極めて困難、且つ視認性も悪いことはいうまでもない。
ネットワーク機器のアドレス情報が分からないと、例えば、IPネットワークに接続されたクライアントPCのブラウザから当該ネットワーク機器のアドレス情報をDHCPによって変更した場合、クライアントPC側では新しく設定されたアドレス情報が不明なためにブラウザからの再アクセスができなくなるという問題がある。
アドレス情報を表示することが困難なネットワーク機器の場合、機器自身のアドレス情報を知るためには、当該ネットワーク機器が送信するIPパケットデータをキャプチャしてその通信内容を解析するといったパケットキャプチャを用いることとなる。しかし、この手段によるアドレス情報の取得は、作業が煩雑で、且つ通信内容の解析にネットワーク技術の知識を要するため誰でもが手軽にできるものではない。
そこで、本発明は上記問題に鑑みてなされたものであり、その目的は、DHCPサーバから割り振られる新アドレス情報を簡便に且つ即座に知ることができ、それによってクライアントPCのブラウザからの再アクセスを容易なものとすることが可能なネットワーク機器、そのアドレス設定方法、及びアドレス設定プログラムを提供することである。
上記の課題を解決するために、請求項1に記載の発明は、
DHCPサーバ(30)とクライアントPC(20)とともにネットワーク(40)に接続され、前記クライアントPCから供給されるDHCP設定情報に基づいて、前記DHCPサーバから供給されるアドレス情報を設定するネットワーク機器(10)であって、
前記クライアントPCから供給されたDHCP設定情報にDHCP設定が有効と指定されていた場合に、新アドレス通知ファイル(13)を作成するとともに前記DHCPサーバから供給されるアドレス情報を該新アドレス通知ファイルに記録する記録手段(11)と、
前記新アドレス通知ファイルから前記記録されたアドレス情報を読み出して前記クライアントPCに通知する通知手段(12)と、
この通知手段による前記アドレス情報の通知の後、前記新アドレス通知ファイルを削除する削除手段(12)と、
この削除手段による前記新アドレス通知ファイルの削除に基づいて、前記読み出されたアドレス情報を当該ネットワーク機器に設定する設定手段(11)と、
を備えたネットワーク機器(10)
を提供するものである。
DHCPサーバ(30)とクライアントPC(20)とともにネットワーク(40)に接続され、前記クライアントPCから供給されるDHCP設定情報に基づいて、前記DHCPサーバから供給されるアドレス情報を設定するネットワーク機器(10)であって、
前記クライアントPCから供給されたDHCP設定情報にDHCP設定が有効と指定されていた場合に、新アドレス通知ファイル(13)を作成するとともに前記DHCPサーバから供給されるアドレス情報を該新アドレス通知ファイルに記録する記録手段(11)と、
前記新アドレス通知ファイルから前記記録されたアドレス情報を読み出して前記クライアントPCに通知する通知手段(12)と、
この通知手段による前記アドレス情報の通知の後、前記新アドレス通知ファイルを削除する削除手段(12)と、
この削除手段による前記新アドレス通知ファイルの削除に基づいて、前記読み出されたアドレス情報を当該ネットワーク機器に設定する設定手段(11)と、
を備えたネットワーク機器(10)
を提供するものである。
また、請求項2に記載の発明は、
ネットワーク機器(10)とDHCPサーバ(30)とクライアントPC(20)とがネットワーク(40)を介してそれぞれ接続され、前記クライアントPCから前記ネットワーク機器に供給されるDHCP設定情報に基づいて、前記DHCPサーバから前記ネットワーク機器に供給されるアドレス情報を設定するアドレス設定方法であって、
前記クライアントPCから供給されたDHCP設定情報にDHCP設定が有効と指定されていた場合(S20,S21)に、新アドレス通知ファイル(13)を作成するとともに前記DHCPサーバから供給されるアドレス情報を該新アドレス通知ファイルに記録する記録ステップ(S30〜S33,S50〜S53)と、
この記録ステップによって前記新アドレス通知ファイルから前記記録されたアドレス情報を読み出して前記クライアントPCに通知する通知ステップ(S34〜S36)と、
この通知ステップによる前記アドレス情報の通知の後、前記新アドレス通知ファイルを削除する削除ステップ(S37)と、
この削除ステップによる前記新アドレス通知ファイルの削除に応じて、前記読み出されたアドレス情報を当該ネットワーク機器に設定する設定ステップ(S54,S55)と、
を有するアドレス設定方法
を提供するものである。
ネットワーク機器(10)とDHCPサーバ(30)とクライアントPC(20)とがネットワーク(40)を介してそれぞれ接続され、前記クライアントPCから前記ネットワーク機器に供給されるDHCP設定情報に基づいて、前記DHCPサーバから前記ネットワーク機器に供給されるアドレス情報を設定するアドレス設定方法であって、
前記クライアントPCから供給されたDHCP設定情報にDHCP設定が有効と指定されていた場合(S20,S21)に、新アドレス通知ファイル(13)を作成するとともに前記DHCPサーバから供給されるアドレス情報を該新アドレス通知ファイルに記録する記録ステップ(S30〜S33,S50〜S53)と、
この記録ステップによって前記新アドレス通知ファイルから前記記録されたアドレス情報を読み出して前記クライアントPCに通知する通知ステップ(S34〜S36)と、
この通知ステップによる前記アドレス情報の通知の後、前記新アドレス通知ファイルを削除する削除ステップ(S37)と、
この削除ステップによる前記新アドレス通知ファイルの削除に応じて、前記読み出されたアドレス情報を当該ネットワーク機器に設定する設定ステップ(S54,S55)と、
を有するアドレス設定方法
を提供するものである。
さらに、請求項3に記載の発明は、
制御手段を備えたネットワーク機器(10)とDHCPサーバ(30)とクライアントPC(20)とがネットワーク(40)を介してそれぞれ接続され、前記クライアントPCから前記ネットワーク機器に供給されるDHCP設定情報に基づいて、前記DHCPサーバから前記ネットワーク機器に供給されるアドレス情報の設定を前記制御手段で実行するアドレス設定プログラムであって、
前記クライアントPCから供給されたDHCP設定情報にDHCP設定が有効と指定されていた場合に、新アドレス通知ファイル(13)を作成するとともに前記DHCPサーバから供給されるアドレス情報を該新アドレス通知ファイルに記録する記録ステップ(S30〜S33,S50〜S53)と、
前記新アドレス通知ファイルから前記記録されたアドレス情報を読み出して前記クライアントPCに通知する通知ステップ(S34〜S36)と、
この通知ステップによる前記アドレス情報の通知の後、前記新アドレス通知ファイルを削除する削除ステップ(S37)と、
この削除ステップによる前記新アドレス通知ファイルの削除に応じて、前記読み出されたアドレス情報を当該ネットワーク機器に設定する設定ステップ(S54,S55)と、
を有して実行させるようにしたアドレス設定プログラム
を提供するものである。
制御手段を備えたネットワーク機器(10)とDHCPサーバ(30)とクライアントPC(20)とがネットワーク(40)を介してそれぞれ接続され、前記クライアントPCから前記ネットワーク機器に供給されるDHCP設定情報に基づいて、前記DHCPサーバから前記ネットワーク機器に供給されるアドレス情報の設定を前記制御手段で実行するアドレス設定プログラムであって、
前記クライアントPCから供給されたDHCP設定情報にDHCP設定が有効と指定されていた場合に、新アドレス通知ファイル(13)を作成するとともに前記DHCPサーバから供給されるアドレス情報を該新アドレス通知ファイルに記録する記録ステップ(S30〜S33,S50〜S53)と、
前記新アドレス通知ファイルから前記記録されたアドレス情報を読み出して前記クライアントPCに通知する通知ステップ(S34〜S36)と、
この通知ステップによる前記アドレス情報の通知の後、前記新アドレス通知ファイルを削除する削除ステップ(S37)と、
この削除ステップによる前記新アドレス通知ファイルの削除に応じて、前記読み出されたアドレス情報を当該ネットワーク機器に設定する設定ステップ(S54,S55)と、
を有して実行させるようにしたアドレス設定プログラム
を提供するものである。
本発明によれば、アドレス情報の有効な表示手段を具備しないネットワーク機器がDHCPによって動的にアドレス変更される場合において、新アドレス情報を一旦クライアントPCへ通知して表示手段に表示させることにより、ネットワーク機器の利用者は新アドレス情報を簡便に且つ即座に知ることができる。また、これによって、新アドレス情報に対応したネットワーク機器へのアクセスが容易となり、例えばアドレス情報の変更直後にWebページを閲覧することが容易に可能となる。
以下、本発明を実施するための最良の形態について図面を用いて詳細に説明する。まず、図1に本発明となるネットワーク機器の実施の形態例を適用したネットワークシステムの概略構成図を示す。同図において、ネットワークシステム1は、ネットワーク機器10、クライアントPC20、及びDHCPサーバ30がIPネットワーク40を介してそれぞれ接続された構成をなしている。
この構成において、不図示ではあるが、ネットワーク機器10はCPU(Central Processing Unit)による制御手段を具備しており、以下に説明するソフトウェアによって、この制御手段は機器全体を制御し、そしてDHCPサーバ30及びクライアントPC20との相互通信を制御する。また、ネットワーク機器10はモニタや表示パネル等の表示手段を具備していない。また、クライアントPC20はマウス、キーボード等の入力手段とディスプレイモニタ等の表示手段とを備えている。
なお、同図の構成は、最も基本的な構成を示したものであり、ネットワーク機器10、クライアントPC20、及びDHCPサーバ30のいずれかが複数分IPネットワーク40に接続されてもよいし、これら以外のネットワーク機器が付加的に接続されていても差し支えない。
そして、図2は、ネットワーク機器10、クライアントPC20、及びDHCPサーバ30それぞれの基本的なソフトウェア構成図であり、本実施形態の説明に必要な機能のみを表したものである。同図において、ネットワーク機器10は、DHCPクライアントモジュール11と、CGI(Common Gateway Interface)12と、新アドレス通知ファイル13と、機器設定ファイル14とを少なくとも有している。また、クライアントPC20は、ブラウザWebページ21を少なくとも有しており、DHCPサーバ30は、DHCPサーバモジュール31を少なくとも有している。これにおいて、新アドレス通知ファイル13は、DHCPクライアントモジュール11によって作成され、そしてCGI12によって削除されるものである。
DHCPクライアントモジュール11及びDHCPサーバモジュール31は、DHCP規約に則って相互通信を行う。具体的には、DHCPクライアントモジュール11はDHCPサーバモジュール31に対してアドレス情報を要求し、DHCPサーバモジュール31はDHCPクライアントモジュールに対して許可やアドレス情報の供給を実行する。ここで、アドレス情報とは、IPアドレス、サブネットマスク、デフォルトゲートウェイであるが、全てを含むことが必須ではなく例えばIPアドレスのみであってもよいし、いずれかの組み合わせであってもよい。
また、CGI12及びブラウザWebページ21は、HTTP(Hyper TextTransfer Protocol)規約に則ってWebページの閲覧や設定等を行う。この設定には、ブラウザWebページ21が、クライアントPC20の利用者の操作によって、ネットワーク機器10のDHCPを有効にするか無効にするかをネットワーク機器10に指定するためのDHCP設定情報をCGI12にHTML出力することが含まれる。
そして、新アドレス通知ファイル13は、DHCPクライアントモジュール11やCGI12とのやり取りに利用されるものであり、具体的には、DHCPクライアントモジュール11がDHCPサーバ30から新アドレス情報を取得すると、新アドレス通知ファイル13が作成されて新アドレス情報が書き込まれ、これによってDHCPクライアントモジュール11からCGI12に対して新アドレス情報の取得を通知することに利用される。また、CGI12が新アドレス情報をクライアントPC20に通知した後に新アドレス通知ファイル13が削除され、これによってDHCPクライアントモジュール11では新アドレス情報のクライアントPC20への通知が終了したか否かを判断することに利用される。
このように一時記憶領域としての新アドレス通知ファイル13を用いることにより、各モジュールの構成を簡素化することができ、且つ各モジュールの連携動作を簡易に制御することができる。さらに、汎用性や移植性にも優れている。これはすなわち、例えば各モジュール間の通信の仕組みとしてメッセージ通信という方法もあるが、この方法では通知元と通知先が限定されるため各モジュール同士が依存し合うこととなる。その点、本実施形態の如く新アドレス通知ファイル13を採用することにより、各モジュールとの通信がCGIのみならずTelnet経由やAPI経由、又はその他のモジュール経由であっても、新アドレス通知ファイル13自体は独立して存在しているがゆえ、各モジュールの汎用性や移植性に優れている。
機器設定ファイル14は、ネットワーク機器10の設定情報を記録したものであり、クライアントPC20から供給されるDHCP設定情報にDHCPが無効との指定がされていた場合に、CGI12が手動設定用としてクライアントPC20に供給するための固定アドレス情報が記録されている。
次に、ブラウザWebページ21の表示例について説明する。図3は、ネットワーク機器10にアドレス情報を設定するためのブラウザWebページ21が、クライアントPC20のディスプレイモニタに表示された例である。利用者は、設定画面を見ながらマウスを操作する。同図の例によれば、DHCPを有効に選択した状態でOKボタンを選択すると、ブラウザWebページ21はDHCPを有効にする情報を含んだDHCP設定情報をネットワーク機器10に送信し、DHCP設定情報を受信したネットワーク機器10は、CGI12を起動させてDHCP設定情報に基づいたアドレス情報の設定処理を開始する。
また、図4は、ネットワーク機器10に設定される新アドレス情報を表示するブラウザWebページ21が、クライアントPC20のディスプレイモニタに表示された例である。
次に、ネットワークシステム1の動作について説明する。図5は、ネットワークシステム1において、ネットワーク機器10のアドレス情報をDHCPによって設定する場合の概略フローチャートである。同図のフローチャートを併せ参照して、利用者がネットワーク機器10のアドレス情報をブラウザWebページ21から設定する場合の動作について説明する。
まず、利用者が図3の如くクライアントPC20のディスプレイモニタに表示されたブラウザWebページ21を見ながらマウスやキーボードによる入力操作を行うことにより、ネットワーク機器10のDHCPが有効にされ(ステップS20)、次いで利用者がOKボタンを選択すると(ステップS21)、DHCPサーバ30から割り振られた新アドレス情報をCGI12がブラウザWebページ21にHTML出力することでページが更新されて新アドレス情報がディスプレイモニタに表示される(ステップS22)。この表示された新アドレス情報を取得した利用者は、この取得した新アドレス情報を即座に用いることができるため、新アドレス情報によるページを表示することが容易となる(ステップS23)。
次に、図6は、ネットワーク機器10におけるCGI12の動作を説明するためのフローチャートの例である。前述したように、図5のステップS21でOKボタンが選択されると、クライアントPC20のブラウザWebページ21からDHCP設定情報がネットワーク機器10に送信され、これを受信したネットワーク機器10はCGI12を起動させる。起動後、CGI12はDHCP設定情報に基づいてDHCPの設定が変更されたか否かを判定し(ステップS30)、変更されていない場合は、DHCP以外の項目の設定処理を行った後(ステップS38)にCGI12を終了する。
他方、DHCPの設定が変更されている場合は、DHCP設定情報に基づいてDHCPの設定が有効であるか無効であるかを判定し(ステップS31)、無効である場合は機器設定ファイル14から手動設定用のアドレス情報を取得して、これをブラウザWebページ21にHTML出力した後(ステップS39)にCGI12を終了する。
他方、DHCPの設定が有効である場合は、新アドレス通知ファイル13が削除されているか否かを判定し(ステップS32)、削除されていない場合は初期化処理として確実に新アドレス通知ファイル13を削除する(ステップS40)。
新アドレス通知ファイル13が既に削除されている場合、及びステップS40で新アドレス通知ファイルを削除した場合は、DHCPクライアントモジュール11に対してDHCPが有効になった旨のメッセージを送信する(ステップS33)。
次に、新アドレス通知ファイル13が作成されたか否かを判定するとともに作成されるまで待ち続ける(ステップS34)。新アドレス通知ファイル13は、DHCPクライアントモジュール11によって作成されるものであり、新アドレス情報が取得できたことを通知する機能を有する。
なお、ステップS34において、予めタイムアウト時間を定めておき、待ち続けている中でタイムアウトした場合に、タイムアウト時に設定されているアドレス情報をクライアントPC20に出力してからCGI12を終了するようにしてもよい。
次に、CGI12は、作成された新アドレス通知ファイル13から新アドレス情報を取得して(ステップS35)、新アドレス情報をブラウザWebページ21にHTML出力し(ステップS36)、次いで新アドレス通知ファイル13を削除して(ステップS37)CGI12を終了する。
図7は、ネットワーク機器10におけるDHCPクライアントモジュール11の動作を説明するためのフローチャートの例である。同図において、DHCPクライアントモジュール11は、CGI12から前述したメッセージが入来するまで待つ(ステップS50)。CGI12からメッセージが入来すると、そのメッセージの内容に基づき機器設定ファイル14をチェックしてDHCPの設定が有効になったか否かを判定する(ステップS51)。有効になってないならば、DHCPを無効にする処理を実行して(ステップS56)ステップS50の待機状態へ戻る。他方、DHCPの設定が有効であればDHCP規約に則ってDHCPサーバ30のDHCPサーバモジュール31とやり取りを行って新アドレス情報を取得する(ステップS52)。
次に、DHCPクライアントモジュール11は、新アドレス通知ファイル13を作成して取得した新アドレス情報を書き出した後(ステップS53)、CGI12のHTML出力が終了したか否かを新アドレス通知ファイル13の削除で判定する(ステップS54)。すなわち、新アドレス通知ファイルが削除されるまで待ち続ける。そして、削除されたと判定された場合は、ネットワーク機器10に新アドレス情報を設定する(ステップS55)。
以上、詳述したようにネットワークシステム1によれば、アドレス情報の有効な表示手段を具備しないネットワーク機器10が、DHCPサーバ30から供給される新アドレス情報に変更される場合において、新アドレス情報を一旦クライアントPC20へ通知してディスプレイモニタに表示することにより、ネットワーク機器10の利用者は新アドレス情報を簡便に且つ即座に知ることができる。また、これによって、新アドレス情報に対応したネットワーク機器10へのアクセスが容易となり、例えばアドレス情報の変更直後にWebページを閲覧することが容易となる。
なお、本実施形態では、ネットワーク機器10の内部モジュールをCGI12とし、クライアントPC20への通知をCGI12からのHTML出力として説明したが、ネットワーク機器10の内部モジュールと通知は他にもTelnet経由やAPI経由等、ネットワーク上で相互通信可能な全てのプロトコルのいずれかを用いてもよい。
本発明は、DHCP環境下のネットワーク機器において、新アドレス情報が設定される度にそのアドレス情報を知ることが必要な用途において特に有用である。
1 ネットワークシステム
10 ネットワーク機器
11 DHCPクライアントモジュール
12 CGI
13 新アドレス通知ファイル
14 機器設定ファイル
20 クライアントPC
21 ブラウザWebページ
30 DHCPサーバ
31 DHCPサーバモジュール
40 IPネットワーク
10 ネットワーク機器
11 DHCPクライアントモジュール
12 CGI
13 新アドレス通知ファイル
14 機器設定ファイル
20 クライアントPC
21 ブラウザWebページ
30 DHCPサーバ
31 DHCPサーバモジュール
40 IPネットワーク
Claims (3)
- DHCPサーバとクライアントPCとともにネットワークに接続され、前記クライアントPCから供給されるDHCP設定情報に基づいて、前記DHCPサーバから供給されるアドレス情報を設定するネットワーク機器であって、
前記クライアントPCから供給されたDHCP設定情報にDHCP設定が有効と指定されていた場合に、新アドレス通知ファイルを作成するとともに前記DHCPサーバから供給されるアドレス情報を該新アドレス通知ファイルに記録する記録手段と、
前記新アドレス通知ファイルから前記記録されたアドレス情報を読み出して前記クライアントPCに通知する通知手段と、
この通知手段による前記アドレス情報の通知の後、前記新アドレス通知ファイルを削除する削除手段と、
この削除手段による前記新アドレス通知ファイルの削除に基づいて、前記読み出されたアドレス情報を当該ネットワーク機器に設定する設定手段と、
を備えたネットワーク機器。 - ネットワーク機器とDHCPサーバとクライアントPCとがネットワークを介してそれぞれ接続され、前記クライアントPCから前記ネットワーク機器に供給されるDHCP設定情報に基づいて、前記DHCPサーバから前記ネットワーク機器に供給されるアドレス情報を設定するアドレス設定方法であって、
前記クライアントPCから供給されたDHCP設定情報にDHCP設定が有効と指定されていた場合に、新アドレス通知ファイルを作成するとともに前記DHCPサーバから供給されるアドレス情報を該新アドレス通知ファイルに記録する記録ステップと、
この記録ステップによって前記新アドレス通知ファイルから前記記録されたアドレス情報を読み出して前記クライアントPCに通知する通知ステップと、
この通知ステップによる前記アドレス情報の通知の後、前記新アドレス通知ファイルを削除する削除ステップと、
この削除ステップによる前記新アドレス通知ファイルの削除に応じて、前記読み出されたアドレス情報を当該ネットワーク機器に設定する設定ステップと、
を有するアドレス設定方法。 - 制御手段を備えたネットワーク機器とDHCPサーバとクライアントPCとがネットワークを介してそれぞれ接続され、前記クライアントPCから前記ネットワーク機器に供給されるDHCP設定情報に基づいて、前記DHCPサーバから前記ネットワーク機器に供給されるアドレス情報の設定を前記制御手段で実行するアドレス設定プログラムであって、
前記クライアントPCから供給されたDHCP設定情報にDHCP設定が有効と指定されていた場合に、新アドレス通知ファイルを作成するとともに前記DHCPサーバから供給されるアドレス情報を該新アドレス通知ファイルに記録する記録ステップと、
前記新アドレス通知ファイルから前記記録されたアドレス情報を読み出して前記クライアントPCに通知する通知ステップと、
この通知ステップによる前記アドレス情報の通知の後、前記新アドレス通知ファイルを削除する削除ステップと、
この削除ステップによる前記新アドレス通知ファイルの削除に応じて、前記読み出されたアドレス情報を当該ネットワーク機器に設定する設定ステップと、
を有して実行させるようにしたアドレス設定プログラム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005245488A JP2007060471A (ja) | 2005-08-26 | 2005-08-26 | ネットワーク機器、そのアドレス設定方法、及びアドレス設定プログラム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2005245488A JP2007060471A (ja) | 2005-08-26 | 2005-08-26 | ネットワーク機器、そのアドレス設定方法、及びアドレス設定プログラム |
Publications (1)
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JP2007060471A true JP2007060471A (ja) | 2007-03-08 |
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Family Applications (1)
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JP2005245488A Pending JP2007060471A (ja) | 2005-08-26 | 2005-08-26 | ネットワーク機器、そのアドレス設定方法、及びアドレス設定プログラム |
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Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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2005
- 2005-08-26 JP JP2005245488A patent/JP2007060471A/ja active Pending
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