JP2007059337A - バックライトユニットおよび液晶表示装置 - Google Patents

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隆司 馬庭
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Abstract

【課題】輝度上昇シートを備えているにも拘わらず輝度維持率が高いバックライトユニットおよび液晶表示装置を提供する。
【解決手段】 光取出側に開口を有する筐体20と、前記筐体20内に収容されたランプ10と、前記開口を塞ぐように配設された透光性面材30と、前記透光性面材30よりも光取出側に配設された輝度上昇シート60とを備え、前記透光性面材30と輝度上昇シート60との間には断熱層が80設けられているバックライトユニット2とする。
【選択図】 図2

Description

本発明は、例えば薄型テレビや画面付き携帯電話に使用されるバックライトユニットおよび液晶表示装置に関し、特に輝度上昇シートを備えたバックライトユニットおよび液晶表示装置に関する。
バックライトユニットおよび液晶表示装置における課題の一つに輝度向上が挙げられる。近年、輝度向上のためのアイテムの一つとして輝度上昇シートが注目されている。輝度上昇シートは、透明性にすぐれた素材の表面に均一なプリズムパターンを成形した光学シートであり、光源からの拡散光を光取出方向に集光し輝度を上昇させることができる。前記輝度上昇シートは、例えば、拡散板に積層させた状態で液晶パネルの裏面側に配設される(特許文献1)。
特開2002−311420号公報
ところが、輝度上昇シートを備えたバックライトユニットは、高温環境下において、輝度上昇シートを備えていないバックライトユニットと比べて輝度維持率が低い。
本発明は、上記の課題に鑑み、輝度上昇シートを備えているにも拘わらず輝度維持率が高いバックライトユニットおよび液晶表示装置を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明に係るバックライトユニットは、光取出側に開口を有する筐体と、前記筐体内に収容されたランプと、前記開口を塞ぐように配設された透光性面材と、前記透光性面材よりも光取出側に配設された輝度上昇シートとを備え、前記透光性面材と輝度上昇シートとの間には断熱層が設けられていることを特徴とする。
また、本発明に係るバックライトユニットの特定の局面では、前記筐体は、前記透光性面材を載置するための透光性面材載置面と、前記透光性面材載置面よりも光取出側に形成された前記輝度上昇シートを載置するための輝度上昇シート載置面とを有し、前記透光性面材載置面に透光性面材を載置し前記輝度上昇シート載置面に輝度上昇シートを載置した状態で、前記透光性面材と輝度上昇シートとの間に前記断熱層としての間隙が形成されるよう、前記透光性面材載置面と輝度上昇シート載置面とが光取出方向に離間していることを特徴とする。
さらに、本発明に係るバックライトユニットの他の特定の局面では、前記間隙が前記筐体の外側と連通していることを特徴とする。
さらに、本発明に係るバックライトユニットの他の特定の局面では、前記間隙内の換気を行う換気手段を備えることを特徴とすることを特徴とする。
さらに、本発明に係るバックライトユニットの他の特定の局面では、前記透光性面材と輝度上昇シートとの間には枠部材が配設されており、前記断熱層は前記枠部材の内側空間であることを特徴とする。
さらに、本発明に係るバックライトユニットの他の特定の局面では、前記断熱層は、前記透光性面材と輝度上昇シートとの間に配設された透光性断熱材であることを特徴とする。
本発明に係る液晶表示装置は、光取出側に開口を有する筐体と、前記筐体内部に収容されたランプと、前記開口を塞ぐように配設された透光性面材と、前記透光性面材よりも光取出側に配設された輝度上昇シートと、液晶パネルとを備え、
前記透光性面材と輝度上昇シートとの間には断熱層が設けられていることを特徴とする。
本発明に係るバックライトユニットは、筐体の開口を塞ぐように配設された透光性面材と、前記透光性面材よりも光取出側に配設された輝度上昇シートとの間に断熱層が設けられているため、輝度維持率が高い。その理由を以下に説明する。
発明者は、実験等により、輝度上昇シートを備えたバックライトユニットの輝度維持率が低いのは、ランプ点灯中の前記輝度上昇シートの透光性低下が原因であることを突き止め、さらに、前記輝度上昇シートの透光性低下は、熱による前記輝度上昇シートの褪色が原因であることを突き止めた。
一般に、バックライトユニットの筐体の光取出側の開口は透光性面材によって塞がれているため、筐体内にはランプの熱がこもり易く、前記透光性面材は高温になり易い。したがって、従来のバックライトユニットのように、前記透光性面材と輝度上昇シートの間に断熱層が設けられていない構成では、前記透光性面材の熱が前記輝度上昇シートに伝搬し易く、前記輝度上昇シートが褪色し易い。
一方、本発明に係るバックライトユニットの場合は、透光性面材と輝度上昇シートとの間に断熱層が設けられている。したがって、前記透光性面材の熱が輝度上昇シートに伝搬し難く、輝度上昇シートが褪色し難い。そのため、本発明に係るバックライトユニットは、従来のバックライトユニットよりも輝度維持率が高い。
本発明に係るバックライトユニットにおいて、透光性面材載置面に透光性面材を載置し輝度上昇シート載置面に輝度上昇シートを載置した状態で、前記透光性面材と輝度上昇シートとの間に前記断熱層としての間隙が形成される構成とした場合、透光性面材載置面に透光性面材を載置し、輝度上昇シート載置面に輝度上昇シートを載置するだけで簡単に断熱層を設けることができる。
さらに、間隙が筐体の外側と連通している場合、前記間隙内を換気することができるため、前記間隙内の温度がより上昇し難く、前記透光性面材の熱が輝度上昇シートにより伝搬し難い。
さらに、間隙内を換気する換気手段を備える場合、間隙内の換気をより効率的に行うことができるため、前記透光性面材の熱が輝度上昇シートにより伝搬し難い。
本発明に係るバックライトユニットにおいて、断熱層が前記枠部材の内側空間である場合、断熱層を形成するために筐体の構造を複雑にする必要がなく、従来のバックライトユニットの筐体を用いて本発明に係るバックライトユニットを組み立てることができる。
本発明に係るバックライトユニットにおいて、断熱層が透光性断熱材である場合、断熱層に隣接する輝度上昇シートや透光性面材が断熱層側に撓み難い。
本発明に係る液晶表示装置は、筐体の開口を塞ぐように配設された透光性面材と輝度上昇シートとの間に断熱層が設けられているため、前記透光性面材の熱が前記輝度上昇シートへ伝搬し難い。したがって、輝度上昇シートが褪色し難く、褪色による前記輝度上昇シートの透光性低下が起こり難いため、輝度維持率が高い。
<第1の実施形態>
以下、第1の実施形態に係るバックライトユニットおよび液晶表示装置について、図面を参照しながら説明する。
図1は、第1の実施形態に係る液晶表示装置の概略構成を示す分解斜視図であり、図2は、液晶表示装置の組立状態を説明する拡大断面図であり、図3は、第1の実施形態に係るバックライトユニットを示す分解斜視図であり、図4は、内側筐体の形状を説明するための斜視図であり、図5は、内側筐体を示す平面図である。なお、図1および図2において矢印Aで示す方向がバックライトユニットの光取出方向である。
図1に示すように、第1の実施形態に係る液晶表示装置1は、第1の実施形態に係るバックライトユニット2と、液晶パネル3と、カバー4とを備える。また、バックライトユニット2は、光源としての複数のランプ10と、内側筐体20aおよび外側筐体20bで構成される筐体20と、透光性面材としての拡散板30、拡散シート40およびレンズシート50と、輝度上昇シート60とを備える。
ランプ10は、内側筐体20a内に収容されている。具体的には、図2に示すように、内側筐体20aの収容部21の底面22に、ソケット11を介して取り付けられている。当該ランプ10には、図示しない点灯回路から前記ソケット11を介して電力が供給される。
筐体20、すなわち内側筐体20aおよび外側筐体20bは、例えば白色のポリエチレンテレフタレート(PET)樹脂製である。図1に示すように、内側筐体20aおよび外側筐体20bは、それぞれ光取出側に開口23a,23bを有しており、図3に示すように、前記内側筐体20aに前記外側筐体20bを外嵌させるように組み立てられている。組立て後の筐体20は、光取出側に、内側筐体20aの開口23aと外側筐体20bの開口23bとからなる開口23を有する。
筐体20の収容部21に収容されたランプ10から発せられる光は、開口23から外部へ取り出される。なお、収容部21の底面22は反射面となっているため、ランプ10から前記底面22側に向けて出射される光も前記底面22で反射され開口23から取り出される。
筐体20の開口23は、拡散板30によって塞がれている。そして、拡散板30の光取出側には、拡散シート40、レンズシート50および輝度上昇シート60が順次配設されている。すなわち、ランプ10の光は、拡散板30、拡散シート40、レンズシート50および輝度上昇シート60を透過し、筐体20の外部へ取り出される。
図2および図4に示すように、内側筐体20aは、拡散板30を載置するための第1の透光性面材載置面24と、拡散シート40およびレンズシート50を載置するための第2の透光性面材載置面25と、輝度上昇シート60を載置するための輝度上昇シート載置面26とを有する。
図5に示すように、第1の透光性面材載置面24、第2の透光性面材載置面25および輝度上昇シート載置面26は、それぞれ方形枠状である。透光性面材載置面24は内側筐体20aの収容部21を囲むように、第2の透光性面材載置面25は透光性面材載置面24を囲むように、輝度上昇シート載置面26は第2の透光性面材載置面25を囲むように、それぞれ光放出方向に向けて位置をずらしながら順次形成されている。
したがって、内側筐体20aを光取出側から見たときの収容部21の外周縁21aと透光性面材載置面24の内周縁24aとがほぼ一致し、透光性面材載置面24の外周縁24bと第2の透光性面材載置面25の内周縁25aとがほぼ一致し、前記第2の透光性面材載置面25の外周縁25bと輝度上昇シート載置面26の内周縁26aとがほぼ一致する。
拡散板30は、例えば方形のPC(ポリカーボネート)樹脂製の板材であって厚みが2mmである。当該拡散板30には、図1に示すように、ランプ10の配置に応じて、ドットパターン31が形成されているため、それらランプ10の光は、拡散板30を透過する際に拡散され平均化されて、拡散板30の全面から取り出される。
拡散板30は、第1の透光性面材載置面24の内周縁24aで囲まれた領域よりも一回り大きいため、拡散板30が第1の透光性面材載置面24に載置されれば、筐体20の開口23としての前記内周縁24aで囲まれた領域が前記拡散板30によって塞がれる。そして、開口23が拡散板30で塞がれると、収容部21は空気の出入りが少ない閉塞された空間となる。したがって、収容部21内のランプ10を安定した雰囲気中で点灯させることができる。
拡散板30が第1の透光性面材載置面24に載置された状態において、拡散板30の光放出側の面と第2の透光性面材載置面25とは略面一である。すなわち、第1の透光性面材載置面24と第1の透光性面材載置面25とは、光放出方向に拡散板30の厚み分、すなわち2mm離間している。
拡散シート40は、例えば方形のPC(ポリカーボネート)樹脂製のフィルムであって厚みは0.2mmである。当該拡散シート40は、第2の透光性面材載置面25の内周縁25aで囲まれた領域よりも一回り大きい。拡散シート40が第2の透光性面材載置面25に載置されることによって、拡散板30と拡散シート40とがほぼ密着した状態で積層される。
レンズシート50は、拡散シート40とほぼ同じ大きさで方形のアクリル樹脂フィルムであって、例えば厚みは0.2mmである。レンズシート50は、拡散シート40の光取出側に積層されている。
図2および図4に示すように、第2の透光性面材載置面25にはビス孔27が設けられている。拡散シート40およびレンズシート50は、第2の透光性面材載置面25に載置された状態で、拡散シート40およびレンズシート50に貫通させたビス70をビス孔27にねじ込んで内側筐体20aに固定されている。これにより、拡散板30も、拡散シート40と第1の透光性面材載置面24とに挟まれるようにして固定されている。なお、拡散板30、拡散シート40およびレンズシート50は、接着剤や粘着テープなどで固定しても良い。
輝度上昇シート60は、ポリエステル樹脂からなる面材の一方の表面に、アクリル樹脂で均一なプリズムパターンを成形してなる透光性の光学シートである。輝度上昇シート60としては、例えば、住友スリーエム株式会社製の輝度上昇フィルム(商品名:BEFIIシリーズ、BEFIIIシリーズ、RBEFシリーズ、ウェーブフィルムシリーズおよびDBEFシリーズ等)が挙げられる。
輝度上昇シート60は、輝度上昇シート載置面26に載置されている。輝度上昇シート載置面26と第2の透光性面材載置面25とは、光取出方向に2mm離間しているため、レンズシート50と輝度上昇シート60との間には光取出方向の幅が1.6mmの間隙が形成されており、当該間隙が断熱層80となっている。なお、間隙には空気が存在する。
外側筐体20bは、図3に示すように、輝度上昇シート60を輝度上昇シート載置面26に載置した状態で内側筐体20aに外嵌されている。これにより、輝度上昇シート60は、外側筐体20bと内側筐体20aとに挟まれるようにして固定されている。
図1および図2に示すように、液晶パネル3は、バックライトユニット2の光取出側に配設されている。具体的には、液晶パネル3を外側筐体20bのパネル載置面28に載置し、カバー4で光取出側から前記液晶パネル3の外周縁を覆うようにしてバックライトユニット2に取り付けられている。
拡散板30は、高温環境下においてランプ10を点灯させると、例えば約85℃まで温度が上昇する。ランプ10の熱が輻射により、また収容部21内の空気を介して伝導により、拡散板30に伝搬するからである。
拡散板30に伝搬した熱は、拡散板30に積層された拡散シート40およびレンズシート50にも伝搬する。そして、レンズシート50は、例えば約80℃まで温度が上昇する。
しかし、レンズシート50と輝度上昇シート60との間には断熱層80が設けられているため輝度上昇シート60へは熱が伝搬し難い。すなわち、レンズシート50の熱は、断熱層80内の空気を介して輝度上昇シート60に伝導するため、レンズシート50と輝度上昇シート60とが重ね合わされていた場合のように、レンズシート50の熱が直接輝度上昇シート60に伝導することがない。したがって、輝度上昇シート60は、例えば約70℃までしか温度が上昇しない。
なお、僅かではあるが、ランプ10の熱は筐体20を介して輝度上昇シート60へ伝搬する。したがって、内側筐体20aと輝度上昇シート60との間や、外側筐体20bと輝度上昇シート60との間に、ゴム製パッキン等の断熱部材を配設しても良い。また、内側筐体20aおよび外側筐体20bを断熱性の高い材料で作製しても良い。
<第2の実施形態>
図6は、第2の実施形態に係る液晶表示装置の組立状態を説明する拡大断面図であり、図7は、第2の実施形態に係るバックライトユニットの内側筐体の形状を説明するための斜視図であり、図8は、第2の実施形態に係るバックライトユニットの内側筐体の縦断面図である。なお、図6において矢印Aで示す方向がバックライトユニットの光取出方向である。
第2の実施形態に係る液晶表示装置100は、基本的に第1の実施形態に係る液晶表示装置1と同様の構成をしているが、断熱層180が筐体120の外側と連通している点、および、換気手段183を備えている点において大きく相違する。したがって、共通の構成部分の説明は省略または簡略するにとどめ、相違点を中心に説明する。
第2の実施形態に係る液晶表示装置100は、図6に示すように、第2の実施形態に係るバックライトユニット102と、液晶パネル103と、カバー104とを備える。また、バックライトユニット102は、光源としての複数のランプ110と、内側筐体120aおよび外側筐体120bで構成される筐体120と、透光性面材としての拡散板130、拡散シート140およびレンズシート150と、輝度上昇シート160とを備える。ランプ110は、内側筐体120aの収容部121の底面122に、ソケット111を介して取り付けられている。
拡散板130、拡散シート140およびレンズシート150は、第1の透光性面材載置面124に拡散板130を載置し、拡散シート140およびレンズシート150を第2の透光性面材載置面125に載置した状態で、拡散シート140およびレンズシート150に貫通させたビス170をビス孔127にねじ込んで内側筐体120aに固定されている。輝度上昇シート160は、輝度上昇シート載置面126に載置されており、輝度上昇シート160とレンズシート150との間に形成された間隙が断熱層180となっている。
内側筐体120aの第2の透光性面材載置面125には、図7に示すように、断熱層180と筐体120の外側とを連通させるための連通孔181が設けられている。連通孔181は、図6に示すように、一方の開口が断熱層180と連通し、他方の開口が筐体120の外部と連通している。すなわち、連通孔181を介して断熱層180と筐体120の外部とが連通している。連通孔181は、図8に示すように、内側筐体120aに2箇所設けられている。
なお、連通孔181は2個に限られず、1個以上設けられていれば良い。また、断熱層180と筐体120の外側とを連通させる方法としては、連通孔181を設ける以外に例えばスリットを設けるなどしても良い。
連通孔181は、換気口としての役割を果たす。連通孔181によって断熱層180内は換気可能であるため、断熱層180内の温度が上昇し難い。さらに、連通孔181は2箇所に設けられているため、空気が流れ易く換気効率が良い。したがって、ランプ110の熱が輝度上昇シート160に伝搬し難い。
一方の連通孔181の内部には、ファン182を有する換気手段183が取り付けられており、換気手段183によって断熱層180内の空気を強制排気可能である。換気手段183を作動させることによって、換気手段183が配設されていない方の連通孔181から断熱層180内に空気が流れ込み、断熱層180内に流れ込んだ空気は、換気手段183が配設された方の連通孔181から筐体120の外部に排気される。
なお、換気手段183は連通孔181の内部以外の場所、例えば筐体120の外部などに取り付けられていても良い。また、換気手段183は、ファン182を有するものに限られず、断熱層180内の空気を強制排気可能であれば良い。さらには、換気手段183を取り付けない場合も考えられる。
以上のように、連通孔181および換気手段183を備えているため、断熱層180内の換気をより効率良く行うことができ、ランプ110の熱が輝度上昇シート160により伝搬し難い。
<第3の実施形態>
図9は、第3の実施形態に係る液晶表示装置の概略構成を示す分解斜視図であり、図10は、第3の実施形態に係る液晶表示装置の組立状態を説明する拡大断面図である。なお、図9および図10において矢印Aで示す方向がバックライトユニットの光取出方向である。
第3の実施形態に係る液晶表示装置200は、基本的に第1の実施形態に係る液晶表示装置1と同様の構成をしているが、枠部材281を備えている点において大きく相違する。したがって、共通の構成部分の説明は省略または簡略するにとどめ、相違点を中心に説明する。
第3の実施形態に係る液晶表示装置200は、図9に示すように、第3の実施形態に係るバックライトユニット202と、液晶パネル203と、カバー204とを備える。また、バックライトユニット202は、光源としての複数のランプ210と、内側筐体220aおよび外側筐体220bで構成される筐体220と、透光性面材としての拡散板230、拡散シート240およびレンズシート250と、方形枠状の枠部材281と、輝度上昇シート260とを備える。ランプ210は、図10に示すように、内側筐体220aの収容部221の底面222に、ソケット211を介して取り付けられている。
内側筐体220aには、拡散板230を載置するための載置面224が形成されている。載置面224に載置された拡散板230には、拡散シート240、レンズシート250、枠部材281および輝度上昇シート260が順次積層されている。すなわち、枠部材281は、輝度上昇シート260の光取出側であって前記輝度上昇シート260とレンズシート250との間に配設されている。そして、図10に示すように、枠部材281の内側空間、すなわち枠部材281、レンズシート250および輝度上昇シート260で囲まれた空間が断熱層280となっている。
このように、枠部材281をレンズシート250と輝度上昇シート260の間に介在させるだけで断熱層280を形成することができるため、筐体220に複数の載置面を形成する必要がない。そのため、従来のバックライトユニットの筐体を流用して、第3の実施形態のバックライトユニットを組み立てることができる。
図10に示すように、輝度上昇シート260の光取出側面が、内側筐体220aの光取出側端面よりも光取出方向に位置するように設計すれば、内側筐体220aと外側筐体220bとで、拡散板230、拡散シート240、レンズシート250、枠部材281および輝度上昇シート260を挟んで固定することができるため、ビス止めなどが不要である。
枠部材281は、熱を伝導し難い断熱性の材料で作製されている。したがって、輝度上昇シート260にレンズシート250の熱が伝搬し難い。
なお、枠部材281は、方形枠状のものに限らず、面材間に介在させると内側空間に断熱層280が形成されるものであれば良い。例えば複数の部材を前記方形枠状に組み合わせる構成でも良く、その場合各部材は断続的に枠形状を保っていても良い。また、枠部材281が透光性を有している場合は、ランプ210の光が筐体220の外部に到達するまでの光路上に枠部材281を配置することも考えられる。
<第4の実施形態>
図11は、第4の実施形態に係る液晶表示装置の組立状態を説明する拡大断面図である。なお、図11において矢印Aで示す方向がバックライトユニットの光取出方向である。
第4の実施形態に係る液晶表示装置300は、基本的に第1の実施形態に係る液晶表示装置1と同様の構成をしているが、断熱層が透光性断熱材380である点において大きく相違する。したがって、共通の構成部分の説明は省略または簡略するにとどめ、相違点を中心に説明する。
第4の実施形態に係る液晶表示装置300は、図11に示すように、第4の実施形態に係るバックライトユニット302と、液晶パネル303と、カバー304とを備える。また、バックライトユニット302は、光源としての複数のランプ310と、内側筐体320aおよび外側筐体320bで構成される筐体320と、透光性面材としての拡散板330、拡散シート340およびレンズシート350と、断熱層としての透光性断熱材380と、輝度上昇シート360とを備える。ランプ310は、内側筐体320aの収容部321の底面322に、ソケット311を介して取り付けられている。
内側筐体320aには、拡散板330を載置するための第1載置面324と、拡散シート340、レンズシート350、透光性断熱材380および輝度上昇シート360を順次積層させるための第2載置面325が形成されている。
透光性断熱材は、例えばシリカエアロジェルのような透光性および断熱性を有する材料で成形された面材である。このように、断熱層380が透光性断熱材である場合、断熱層380に隣接する面材が前記断熱層380側にたわむことがないため、良好な光特性を得ることができる。
<変形例>
以上、本実施の形態に係るバックライトユニットおよび液晶表示装置を実施の形態に基づいて具体的に説明してきたが、本発明に係るバックライトユニットおよび液晶表示装置は、上記の実施の形態に限定されない。
1.断熱層について
断熱層は、必ずしもレンズシートと輝度上昇シートとの間に配置されている必要はなく、筐体の開口を塞ぐ透光性面材と前記輝度上昇シートとの間に配置することも考えられる。例えば、拡散板と拡散シートとの間や、前記拡散シートとレンズシートとの間が挙げられる。
また、断熱層は、複数設けられていても良い。例えば、拡散板と拡散シートとの間、拡散シートとレンズシートとの間、レンズシートと輝度上昇シートとの間の3箇所に設けられていても良い。
さらに、断熱層の光取出方向の幅は任意である。輝度上昇シートにランプの熱が伝搬し難いという観点から考えれば、断熱層の光取出方向の幅は広いほうが好ましい。
加えて、第1および第2の実施形態のように断熱層が間隙である場合や、第3の実施形態のように枠部材の内側空間である場合は、前記間隙や内側空間には通常空気が存在すると考えられるが、空気の代わりに、空気以外の気体、或いは液体を充填しても良い。さらには、間隙が真空状態になっていても良い。
2.輝度上昇シートについて
輝度上昇シートは、必ずしも拡散板、拡散シートおよびレンズシート等の透光性面材全ての光取出側に配設されている必要はなく、筐体の開口を塞ぐように配設された透光性面材よりも光放出側に配設されていれば良い。したがって、第1の実施形態のように筐体の開口が拡散板で塞がれている場合、輝度上昇シートは、前記拡散板よりも光放出側に配設されていれば良く、拡散シートやレンズシートが輝度上昇シートよりも光放出側に配設される場合も考えられる。
また、本発明に係るバックライトユニットでは、拡散板、拡散シートおよびレンズシート以外の透光性面材が筐体の光取出側に配設されていても良い。この場合、筐体の開口が拡散板以外の透光性面材によって塞がれていても良い。筐体の開口が拡散板以外の透光性面材によって塞がれている場合、輝度上昇シートは、前記透光性面材よりも光取出側に配設されていれば良く、前記拡散板の光放出側に配設されている必要はない。
3.その他
本発明に係るバックライトユニットおよび液晶表示装置は、第1〜第4の実施形態を組み合わせた構成であっても良い。例えば、第1の実施形態で説明したような空隙からなる断熱層と、第4の実施形態で説明したような透光性断熱部材からなる断熱層とを組み合わせても良い。すなわち、第1の実施形態に係る液晶表示装置1の輝度上昇シート載置面26に、透光性断熱部材380および輝度上昇シート60を順次載置する構成としても良い。
本発明に係るバックライトユニットは、直下方式のバックライトユニットに限定されず、例えば、エッジライト方式のバックライトユニットであってもよい。また、本発明に係るランプ10としては、冷陰極ランプ、熱陰極ランプ、外部電極ランプ等が考えられる。
本発明に係るバックライトユニットおよび液晶表示装置は、例えば液晶テレビや液晶ディスプレイ用として利用可能である。
第1の実施形態に係る液晶表示装置の概略構成を示す分解斜視図である。 第1の実施形態に係る液晶表示装置の組立状態を説明する拡大断面図である。 第1の実施形態に係るバックライトユニットを示す分解斜視図である。 第1の実施形態に係るバックライトユニットの内側筐体の形状を説明するための斜視図である。 第1の実施形態に係るバックライトユニットの内側筐体を示す平面図である。 第2の実施形態に係る液晶表示装置の組立状態を説明する拡大断面図である。 第2の実施形態に係る液晶表示装置の内側筐体の形状を説明するための斜視図である。 第2の実施形態に係るバックライトユニットの内側筐体の縦断面図である。 第3の実施形態に係る液晶表示装置の概略構成を示す分解斜視図である。 第3の実施形態に係る液晶表示装置の組立状態を説明する拡大断面図である。 第4の実施形態に係る液晶表示装置の組立状態を説明する拡大断面図である。
符号の説明
1,100,200,300 液晶表示装置
2,102,202,302 バックライトユニット
3,103,203,303 液晶パネル
22,122,222,322 開口
20,120,220,320 筐体
10,110,210,310 ランプ
30,130,230,240 透光性面材
60,160,260,360 輝度上昇シート
80,180,280,380 断熱層
24,25,124,125,324,325 透光性面材載置面
26,126 輝度上昇シート載置面
183 換気手段
281 枠部材
380 透光性断熱材

Claims (7)

  1. 光取出側に開口を有する筐体と、前記筐体内に収容されたランプと、前記開口を塞ぐように配設された透光性面材と、前記透光性面材よりも光取出側に配設された輝度上昇シートとを備え、
    前記透光性面材と輝度上昇シートとの間には断熱層が設けられていることを特徴とするバックライトユニット。
  2. 前記筐体は、前記透光性面材を載置するための透光性面材載置面と、前記透光性面材載置面よりも光取出側に形成された前記輝度上昇シートを載置するための輝度上昇シート載置面とを有し、
    前記透光性面材載置面に透光性面材を載置し前記輝度上昇シート載置面に輝度上昇シートを載置した状態で、前記透光性面材と輝度上昇シートとの間に前記断熱層としての間隙が形成されるよう、前記透光性面材載置面と輝度上昇シート載置面とが光取出方向に離間していることを特徴とする請求項1記載のバックライトユニット。
  3. 前記間隙が前記筐体の外側と連通していることを特徴とする請求項2に記載のバックライトユニット。
  4. 前記間隙内の換気を行う換気手段を備えることを特徴とすることを特徴とする請求項3記載のバックライトユニット。
  5. 前記透光性面材と輝度上昇シートとの間には枠部材が配設されており、前記断熱層は前記枠部材の内側空間であることを特徴とする請求項1記載のバックライトユニット。
  6. 前記断熱層は、前記透光性面材と輝度上昇シートとの間に配設された透光性断熱材であることを特徴とする請求項1記載のバックライトユニット。
  7. 光取出側に開口を有する筐体と、前記筐体内部に収容されたランプと、前記開口を塞ぐように配設された透光性面材と、前記透光性面材よりも光取出側に配設された輝度上昇シートと、液晶パネルとを備え、
    前記透光性面材と輝度上昇シートとの間には断熱層が設けられていることを特徴とする液晶表示装置。
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JP2020098237A (ja) * 2018-12-17 2020-06-25 株式会社デンソー 画像形成装置

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