JP2007058224A - プラズマディスプレイパネル駆動装置及び方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】プラズマディスプレイパネル駆動装置及びその駆動方法を提供する。
【解決手段】電圧源と、電圧源の電圧を充電または放電するキャパシタと、電圧源の電圧をキャパシタ及びパネルに印加する、または、キャパシタの電圧をパネルに印加するようにスイッチングする第1スイッチング部と、第1スイッチング部と反対にスイッチングされ、パネル及びキャパシタの電圧を放電するようにスイッチングする、または、キャパシタに電圧印加及びパネルの電圧を放電するようにスイッチングする第2スイッチング部と、を備える。
【選択図】図4

Description

本発明は、プラズマディスプレイパネルに係り、特に、ハーフサステイン駆動方式を用いるプラズマディスプレイパネル駆動装置及び方法に関する。
一般に、プラズマディスプレイパネル(以下、‘PDP’ともいう。)は、パネル内部のガスを放電して発生させる真空紫外線(VUV)が、パネル内部の蛍光体と衝突して光を発生させる表示装置である。プラズマディスプレイパネルは、図1に示すように、大きく、前面基板1と背面基板3とを備える。
さらに、プラズマディスプレイパネルは、前面基板1に形成されるスキャン電極4及びサステイン電極4と、スキャン電極及びサステイン電極上に積層する誘電体層6と、誘電体層6上に形成される誘電体保護層8とを備える。
スキャン電極4及びサステイン電極4はそれぞれ、相対的に広い幅を有し、可視光を透過するために透明電極物質(ITO)からなる透明電極4aと、相対的に狭い幅を有し、透明電極4aの面抵抗を補償する役割を担う、金属物質からなるバス電極4bと、で構成される。
スキャン電極4及びサステイン電極4にプラズマディスプレイパネル駆動のための駆動信号が供給されると、誘電体層6には壁電荷が蓄積され、誘電体層保護層8は、スパッタリングによる誘電体層6の損傷を防止し、2次電子の放出効率を向上させる。
背面基板3では、スキャン電極4及びサステイン電極4と直交するようにアドレス電極5が形成され、アドレス電極5上に、壁電荷が蓄積される誘電体層7が順次に形成される。
誘電体層7上には、放電空間を区画する隔壁2、及び該隔壁2の側面及び放電空間の底面部に塗布され、放電によって発生する紫外線によって励起・発光して赤色、緑色及び青色のいずれかの可視光線を発生する蛍光体9が形成される。
このようなプラズマディスプレイパネルは、列方向に配列されている複数のアドレス電極X、行方向に配列されている複数のスキャン電極Y及びサステイン電極Z間放電を起こして画面を表示する。
図2に示すように、駆動波形は、リセット期間R、アドレス期間A、サステイン期間Sとからなるが、リセット期間には、セットアップリセット信号R_upとセットダウンリセット信号R_dnが連続して供給される。
セットアップリセット信号R_upが供給されると、スキャン電極Y及びサステイン電極Z間にリセット放電が発生しながら、スキャン電極及びサステイン電極上の誘電体層に壁電荷が蓄積され、セットダウンリセット信号R_dnが供給されると、放電セル内部の壁電荷を消去させ駆動回路の動作マージンを確保する。
アドレス期間Aには、映像データによってアドレス電極Xに正(+)極性のデータパルスが印加され、スキャン電極Yには、前記データパルスに対向するように負(−)極性のスキャンパルスが供給されるが、前記データパルスが印加されるセルでは、前記データパルスとスキャンパルス間の電圧差によってアドレス放電が起きるようになる。
サステイン期間Sには、前記スキャン電極Yとサステイン電極Zに交互にサステインパルスが供給されるが、前記アドレス放電の発生したセルにサステインパルスが供給されると、サステイン放電が発生し画面が表示される。
前記サステイン期間Sに、前記スキャン電極Yまたはサステイン電極Zに供給されるサステインパルスの高電位電圧と低電位電圧間の差をサステイン電圧Vsといい、前記サステインパルスの高電位電圧レベル及び低電位電圧レベルが、サステイン電圧の半分(Vs/2)である場合を、ハーフサステイン(half sustain)駆動方式という。
前記サステインパルスの低電位電圧が、基底電圧、すなわち、グラウンドレベルの電圧ではなく負(−)極性の電圧を有し、前記電圧の大きさがサステイン電圧の半分(Vs/2)に該当する。
図2に示すように、リセット期間Rに、スキャン電極Yに印加されるリセット信号について説明すると、前記セットアップリセット信号R_upは、グラウンドレベルGNDを基準に、サステイン電圧の半分(Vs/2)程度上昇した後に、ランプ波形の形態を呈しながら100V乃至150V程度上昇する。セットダウンリセット信号R_dnは、一旦、サステイン電圧の半分(Vs/2)まで電圧減少した後、−300V前後にランプ波形の形態を呈しながら減少する。
アドレス期間Aにスキャン電極Yにはスキャン電圧Vscが印加されるが、前記スキャン電極が前記セットダウンリセット信号R_dnの最低電圧レベル−Vyである状態で、スキャン電圧が印加される。
この時、アドレス電極Xに映像データによるデータパルスdpが印加されると、前記スキャン電極Yには、前記データパルスと対向してスキャンパルスが印加され、該スキャンパルスが印加されると、前記スキャン電極は、−Vyまで電圧が減少する。
サステイン期間Sが始まると、前記スキャン電極Y及びサステイン電極Zに交互にサステインパルスが印加される。前記サステインパルスは、グラウンドレベルGNDを基準に、正(+)極性方向にVs/2だけ上昇し、負(−)極性方向にVs/2だけ下降する。
前記ハーフサステイン駆動方式は、従来、サステインパルスがグラウンド電圧レベルからサステイン電圧レベルまで上昇/下降を繰り返し、サステイン放電を行うのと略同様に、前記スキャン電極Y及びサステイン電極Zに壁電荷が形成される。
のみならず、サステイン期間Sでの前記スキャン電極Yとサステイン電極Z間放電時に、前記スキャン電極とアドレス電極X間、または前記サステイン電極とアドレス電極間に形成される電気場が従来よりも弱いことから、残像及び効率が改善される効果がある。
このようなハーフサステイン駆動方式を用いてプラズマディスプレイパネルを駆動するためには、正極性のサステイン電圧Vs/2と負極性のサステイン電圧−Vs/2を印加するための電圧源が別に存在しなければならない。
前記正極性のサステイン電圧Vs/2と負極性のサステイン電圧−Vs/2を供給するための電圧源が別に存在すると、前記プラズマディスプレイパネルに電源を供給する電源部の構成が複雑になるだけでなく、電源部の構成にかかるコストが増加する。
したがって、単電源を用いて前記正極性のサステイン電圧Vs/2と負極性のサステイン電圧−Vs/2を供給しサステインパルスを印加するための回路の構成が必要となる。
しかしながら、単電源を使用して回路を構成する場合、既存のハーフサステイン駆動方式に比べて2倍以上のスイッチが必要となり、回路構成にかかるコストが増加するという問題点があった。
また、使用されるスイッチの個数が増加するほど、前記スイッチのオン/オフを調整することが複雑となるため、スイッチとして使われるFETのゲートドライブ端の構成が複雑となり、回路信頼性及び効率性が低下してしまう。
特に、電流が通過するスイッチの個数が増加するほど、前記スキャン電極Yまたはサステイン電極Zに印加される波形にノイズまたは歪みが発生し易くなるため、単電源を使用してハーフサステイン駆動を行うためには、使用されるスイッチの個数を減らすことが好ましい。
本発明は上記の問題を解決するためのもので、その目的は、回路の構成を単純化して回路の信頼性及び効率性を高めうるプラズマディスプレイパネル駆動装置及び方法を提供することにある。
本発明の他の目的は、駆動装置の消費電力を低減させ、エネルギー効率を向上させることができるプラズマディスプレイパネル駆動装置及び方法を提供することにある。
本発明に係るプラズマディスプレイパネル駆動装置は、電圧源と、電圧源の電圧を充電または放電するキャパシタと、電圧源の電圧をキャパシタ及びパネルに印加する、または、キャパシタの電圧をパネルに印加するようにスイッチングする第1スイッチング部と、第1スイッチング部と反対にスイッチングされ、パネル及びキャパシタの電圧を放電するようにスイッチングする、または、キャパシタに電圧印加及びパネルの電圧を放電するようにスイッチングする第2スイッチング部と、を備えて構成されることができる。
ここで、電圧源はサステイン電圧の±1/2の電圧を供給し、キャパシタは、±Vs/2電圧を充電及び放電することができる。
そして、本発明は、電圧源と、電圧源の電圧をパネルに印加するようにスイッチングする第1スイッチと、第1スイッチのスイッチングによって電圧を充電するキャパシタと、第1スイッチと反対にスイッチングされ、パネル及びキャパシタの電圧を放電させる第2及び第3スイッチと、を備えてなることもできる。
また、本発明は、電圧源と、電圧源のネガティブ電圧をパネルに印加されるようにスイッチングする第1スイッチと、第1スイッチのスイッチングによってポジティブ電圧が充電されるキャパシタと、第1スイッチと反対にスイッチングされ、キャパシタの電圧をパネルに印加されるようにスイッチングする第2及び第3スイッチと、を備えてなることもできる。
また、本発明は、電圧源と、電圧源の電圧を充電または放電する第1及び第2キャパシタと、電圧源と第1キャパシタの電圧をパネルに印加し、第2キャパシタに電圧を印加するようにスイッチングする第1スイッチング部と、第1スイッチング部と反対にスイッチングされ、パネル及び第2キャパシタの電圧を放電し、第1キャパシタに電圧を印加するようにスイッチングする第2スイッチング部と、を備えてなることもできる。
ここで、電圧源は、±Vs/4サステイン電圧を供給し、第1及び第2キャパシタは、±Vs/4電圧を充電及び放電することができる。
そして、本発明は、第1及び第2電圧源と、第2電圧源の電圧を充電または放電する第1キャパシタと、第1電圧源の電圧を充電または放電する第2キャパシタと、
第1電圧源の電圧と第1キャパシタの電圧をパネルに印加し、第2キャパシタに電圧を印加するようにスイッチングする第1スイッチング部と、第1スイッチング部と反対にスイッチングされ、パネル及び第2キャパシタの電圧を放電し、第1キャパシタに電圧を印加するようにスイッチングする第2スイッチング部と、を備えてなることができる。
ここで、第1及び第2電圧源は、±Vs/4サステイン電圧を供給し、第1及び第2キャパシタは、±Vs/4電圧を充電及び放電することができる。
本発明に係るプラズマディスプレイパネル駆動装置の駆動方法は、第1スイッチをターンオンさせ、第2及び第3スイッチをターンオフさせて、パネルにサステインパルスの最高電圧を印加し、キャパシタを充電させる段階と、第1スイッチをターンオフさせ、第2及び第3スイッチをターンオンさせて、パネルにサステインパルスの最低電圧を印加し、キャパシタの電圧を放電させる段階と、
を備えてなることができる。
そして、本発明に係るプラズマディスプレイパネル駆動装置の駆動方法は、第1及び第2スイッチをターンオンさせ、第3スイッチをターンオフさせて、パネルにサステインパルスの最高電圧を印加し、キャパシタの電圧を放電させる段階と、第1及び第2スイッチをターンオフさせ、第3スイッチをターンオンさせて、パネルにサステインパルスの最低電圧を印加し、キャパシタを充電させる段階と、を備えてなることができる。
また、本発明に係るプラズマディスプレイパネル駆動装置の駆動方法は、パネルにサステインパルスの最高電圧を印加するように第1及び第2スイッチをターンオンさせ、第3及び第4スイッチをターンオフさせて、第1キャパシタの電圧を放電させ、第2キャパシタを充電させる段階と、パネルに、サステインパルスの最低電圧を印加するように第1及び第2スイッチをターンオフさせ、第3及び第4スイッチをターンオンさせて、第1キャパシタを充電させ、第2キャパシタの電圧を放電させる段階と、を備えてなることもできる。
本発明は、プラズマディスプレイパネル駆動装置の消費電力を低減させることによって、エネルギー効率を向上させることができる。
また、本発明は、プラズマディスプレイパネル駆動装置の内部電圧を下げることによって、素子の損傷を抑制するとともに、製造単価を低減できる効果がある。
本発明によるプラズマディスプレイパネル駆動装置及びその駆動方法は、単電源を使用してハーフサステイン(half sustain)駆動方式によってプラズマディスプレイパネルを駆動するに当たり、サステインパルス形成に必要なスイッチの個数を低減し、回路構成にかかるコストを低減できる効果がある。
また、サステインパルス形成時に発生する損失及び波形歪みを減らし、前記スイッチの個数の減少によってスイッチ制御が容易になるため、回路信頼性及び効率性を高める効果がある。
以下、本発明の好ましい実施例を、添付の図面を参照しつつ詳細に説明する。図3は、本発明によるプラズマディスプレイパネルの駆動方法を説明するための図で、図4は、本発明の第1実施例によるプラズマディスプレイパネル駆動装置を示す図で、図5は、図4のスイッチのオン/オフタイミングを示す図である。
プラズマディスプレイパネルは、図3に示すように、列方向に配列されている複数のアドレス電極X、行方向に配列されている複数のスキャン電極Y及びサステイン電極Zを備えて構成される。前記スキャン電極は、各サステイン電極に対応して形成され、前記サステイン電極は、その一端が互いに連結され、同じ電圧が印加される。
前記プラズマディスプレイパネルは、前記スキャン電極Y及びサステイン電極Zが交互に水平に形成された前面パネルと、前記アドレス電極Xが形成されている背面パネルとが接合されてなるが、スキャン電極及びサステイン電極と前記アドレス電極とは、直交するように、放電空間を挟んで相対向して配置され、前記スキャン電極及びサステイン電極と前記アドレス電極との交差部に在る放電空間が、基本的な一つの放電セルを形成する。
前記プラズマディスプレイパネルを駆動するためには、アドレス電極X1〜Xmにデータを印加するデータ駆動部110と、スキャン電極Y1〜Ynを駆動するためのスキャン駆動部120と、サステイン電極Zを駆動するためのサステイン駆動部130と、これら駆動部110,120,130を制御する制御部140と、が備えられる。
前記データ駆動部110は、前記制御部140からのタイミング制御信号に応答してデータをサンプリングしラッチした後、該データをアドレス電極X1〜Xm(以下、‘X’という。)に供給する。
前記スキャン駆動部120は、前記制御部140の制御の下に、スキャンパルス、サステインパルスを前記スキャン電極Y1〜Yn(以下、‘Y’という。)に供給し、前記サステイン駆動部130は、前記制御部140の制御の下に、前記スキャン駆動部120と交互に動作して、サステインパルスを前記サステイン電極Zに供給する。
前記制御部140は、垂直/水平同期信号及びクロック信号を受信し、前記各駆動部110〜130へ必要なタイミング制御信号CTRX、CTRY、CTRZを発生し、前記タイミング制御信号を、該当する駆動部110〜130に供給して該駆動部を制御する。
プラズマディスプレイパネルの駆動時に、サステイン期間に前記スキャン駆動部120またはサステイン駆動部130で生成されるサステインパルスが、負極性のサステイン電圧レベル−Vs/2と正極性のサステイン電圧レベルVs/2にスイッチングしてサステインパルスを形成することを、ハーフサステイン(half sustain)駆動方式という。
これは、従来サステインパルスが、グラウンド電圧レベルGNDからサステイン電圧Vsに亘ってフールスイングして駆動されていたのに対し、前記サステインパルスの最高電圧レベルが、前記サステイン電圧Vsの半分(Vs/2)になり、最低電圧レベルが、グラウンド電圧レベルの半分程度になるようにしたものである。
上記のように、ハーフサステイン駆動方式を用いると、サステイン放電のためにスキャン電極Y及びサステイン電極Zに形成される壁電荷の量は同一にしながら、前記スキャン電極及びサステイン電極間の放電時に、前記スキャン電極とアドレス電極X間、またはサステイン電極とアドレス電極間に形成される電気場の強度を減少させることが可能になる。
サステイン放電時に、前記スキャン電極Yとアドレス電極X間、または前記サステイン電極Zとアドレス電極間に形成される電気場の強度が増加すると、前記スキャン電極とサステイン電極間に発生するサステイン放電が弱まることができ、よって、上記のようにハーフサステイン駆動方式を使用すると、より安定したプラズマディスプレイパネルの駆動が可能になる。
この時、前記サステインパルスの最高電圧レベルVs/2と、最低電圧レベル−Vs/2では、反対極性を持つ同じ大きさの電圧を使用するので、単電源を使用して前記サステインパルス印加のための回路の構成が可能である。
このため、図4に示すように、前記スキャン駆動部120は、電圧源Vs/2の電圧をパネルCpに印加するようにスイッチングする第1スイッチYsus_upと、前記第1スイッチのスイッチングによって電圧を充電するキャパシタC1と、前記第1スイッチと反対にスイッチングされ、前記パネル及びキャパシタの電圧を放電させる第2及び第3スイッチYsus_dn、Ysus_gndと、を備えてなる。
ここで、前記第1スイッチYsus_upは、前記電圧源とパネル間に電気的に連結され、前記第2スイッチYsus_dnは、前記第1スイッチYsus_upとパネル間の第4ノードn4と接地間に電気的に連結され、前記キャパシタC1は、前記第2スイッチYsus_dnと前記接地間の第3ノードn3と、前記第1スイッチYsus_upとパネル間の第1ノードn1との間に電気的に連結され、前記第3スイッチYsus_gndは、前記第1スイッチYsus_upとキャパシタC1間の第2ノードn2と、前記第2スイッチYsus_dnと接地間の第5ノードn5との間に電気的に連結されることができる。
そして、第1ノードn1と第2ノードn2との間には、第1ダイオードD1が電気的に連結され、前記第3ノードn3と第5ノードn5との間には、第2ダイオードD2が電気的に連結されることができる。
本発明の第1実施例の動作は、下記の通りである。
まず、第1スイッチYsus_upが導通すると、正極性のサステイン電圧Vs/2が、前記外部電源から前記第1スイッチを経て前記パネルCpに印加される。この時、前記第1キャパシタC1にサステイン電圧Vs/2だけの電圧が充電される。
したがって、図5に示すように、前記スキャン電極Yから出力される波形は、負極性のサステイン最低電圧レベル−Vs/2から上昇し、正極性のサステイン最大電圧レベルVs/2まで上昇する。
所定の時間の後に、前記第1スイッチYsus_upがオフになり、前記第2または第3スイッチYsus_dn、Ysus_gndが導通すると、前記パネルCpから電流が放出され、前記スキャン電極Yは、サステイン最大電圧レベルVs/2から負極性のサステイン最低電圧レベル−Vs/2まで減少するようになる。
すなわち、前記第3スイッチYsus_gndが導通すると、前記第3スイッチと連結されている第1キャパシタC1の一端n3がグラウンド電圧レベルを持つので、前記第1キャパシタの他端n2は、負極性の最低サステイン電圧レベル−Vs/2まで減少するわけである。これにより、前記スキャン電極Yに印加されるサステイン波形が、負極性のサステイン最低電圧レベル−Vs/2を持つ。
この時、前記第2及び第3スイッチYsus_dn、Ysus_gndが導通することによって、前記第1キャパシタC1から放電される電流が、前記第1スイッチYsus_upに流れることになる。
すなわち、前記第1キャパシタC1よりも前記第1スイッチYsus_upとパネルCpとが連結されたノードn1の電圧が高いため、前記第2及び第3スイッチYsus_dn、Ysus_gndが導通すると、前記第1キャパシタから前記第1スイッチに電流が流れるため、前記サステイン電極Yに印加される電圧が、負極性のサステイン最低電圧レベル−Vs/2まで低くなることができない。
これを防止するために、前記第1スイッチYsus_upと前記第1キャパシタC1との間には、前記第2及び第3スイッチYsus_dn、Ysus_gndが導通し、前記第1キャパシタから放電される電流が、前記第1スイッチに逆流することを防止する逆流防止用素子が連結される。
前記逆流防止用素子は、FETのようなスイッチまたはダイオードなどからなることができる。本発明では、ダイオードを使って逆流防止用素子を具現した実施例について説明するが、この実施例に前記逆流防止用素子の種類が限定されるものではない。
逆流防止用素子としてダイオードD1(以下、‘第1ダイオード’という。)を使用する場合、前記第1ダイオードのアノードが、前記第1スイッチYsus_upと連結され(n1)、カソードが前記キャパシタの一端と連結される(n3)。
また、前記スキャン電極Yに負極性のサステイン電圧−Vs/2の波形を印加するために、前記第2乃至第3スイッチYsus_dn、Ysus_gndが導通し、前記第1キャパシタC1から電流が放電される時、接地GNDに向かう電流が逆流することがある。
この場合、前記パネルCpから第2スイッチYsus_dn、第1キャパシタC1及び前記第3スイッチYsus_gndを経由する電流パスが、正常に形成されることができず、前記スキャン電極Yに正常のサステインパルスが印加されない。
これを防止するために、前記第2及び第3スイッチYsus_dn、Ysus_gndが導通し、接地GNDに向かう電流が前記第1キャパシタC1に逆流するのを防止する逆流防止用素子が備えられる。
前記逆流防止用素子としてダイオードD2(以下、‘第2ダイオード’という。)が使用される場合、アノードは、前記第1キャパシタC1の一端n2と連結され、カソードは、前記第3スイッチYsus_gndのソース端と連結される。
ここで、前記第1スイッチYsus_upの電圧ストレスはVsであり、第2乃至第3スイッチYsus_dn、Ysus_gndの電圧ストレスは、前記第1スイッチに印加される電圧ストレスの半分Vs/2となる。
したがって、上記のようにサステインパルス印加のための回路を構成すると、単電源を使用して正極性及び負極性のサステイン電圧Vs/2または−Vs/2印加が可能になる他、前記回路構成に使用されるスイッチの個数を減らすことができる。
正極性及び負極性のサステイン電圧(Vs/2または−Vs/2)の印加のために、従来は5個以上のスイッチを使用したのに対し、本発明では3個のスイッチを使用してサステインパルスを形成する。
また、スイッチ個数を減らしながら、前記スイッチに印加される電圧ストレスが大きくないために回路の安全性を高め、内部電圧がさほど大きくないスイッチを使って回路を構成できるため、回路構成にかかるコストを低減可能になる。
前記サステイン電極Zにサステインパルスを印加するためのサステイン駆動部130も、図4に示すように、前記スキャン駆動部120と同じ構造を有する。
すなわち、前記サステイン駆動部130には、正極性の外部電源Vs/2をパネルCpに印加する第4スイッチZsus_upと、前記第4スイッチが導通することによって電流が充電される第2キャパシタC2と、前記第4スイッチと相補的に動作し、導通して前記パネル及び第2キャパシタから電流を放電させる第5及び第6スイッチZsus_dn、Zsus_gndが備えられる。
前記サステイン駆動部130に備えられる第4乃至第6スイッチZsus_up、Zsus_dn、Zsus_gndは、前記第1乃至第3スイッチYsus_up、Ysus_dn、Ysus_gndと反対に動作する。
すなわち、図5に示すように、前記スキャン電極Yに正極性のサステインパルスVs/2が印加される時、前記サステイン電極Zには負極性のサステインパルス−Vs/2が印加されなければばならないため、前記第1乃至第3スイッチYsus_up、Ysus_dn、Ysus_gndと第4乃至第6スイッチZsus_up、Zsus_dn、Zsus_gndは反対に動作する。
前記第1スイッチYsus_upがターンオンされ、前記第2乃至第3スイッチYsus_dn、Ysus_gndがターンオフされると、前記スキャン電極Yには正極性のサステインパルスVs/2が印加される。
これと逆に、前記第4スイッチZsus_upがターンオフされ、前記第5乃至第6スイッチZsus_dn、Zsus_gndがターンオンされると、前記サステイン電極Yには負極性のサステインパルス−Vs/2が印加される。
以降、前記第1スイッチYsus_upがターンオフされ、前記第2乃至第3スイッチYsus_dn、Ysus_gndがターンオンされると、前記スキャン電極Yには負極性のサステインパルス−Vs/2が印加され、逆に、前記第4スイッチZsus_upがターンオンされ、前記第5乃至第6スイッチZsus_dn、Zsus_gndがターンオフされると、前記サステイン電極Zには正極性のサステインパルスVs/2が印加される。
このように、前記第1乃至第3スイッチYsus_up、Ysus_dn、Ysus_gnd及び第4乃至第6スイッチZsus_up、Zsus_dn、Zsus_gndのオン/オフタイミングを調整すると、前記スキャン電極Y及びサステイン電極Zにサステインパルスの印加が可能である。
この時、前記スイッチYsus_up、Ysus_dn、Ysus_gnd、Zsus_up、Zsus_dn、Zsus_gndのオン/オフタイミング図、及びこれによって前記スキャン電極Y及びサステイン電極Zに印加されるサステインパルスの波形は、図5に示されている。
上記のように、スキャン駆動部120及びサステイン駆動部130を構成するスイッチの個数が減少すると、前記スキャン電極Y及びサステイン電極Zに印加される波形の損失を低減することができる。
前記外部電源Vs/2から前記パネルCpに電流が流れる、または、前記パネルCpから前記接地GNDまで電流が流れる間に、前記電流パス上に存在するスイッチの個数が増加すると、その分だけ電圧降下が発生し、電流損失が発生する。
本発明では、前記スキャン駆動部120及びサステイン駆動部130の構成に必要なスイッチの個数を、従来に比べて半分以上も減少させている。したがって、前記スイッチを経由する間に損失される電流が減少するため、波形歪みが減り、安定したサステインパルス印加が可能になるだけでなく、損失減少による回路効率性が増加する。
また、前記スイッチのオン/オフを調整するためのスイッチ素子ドライブが簡素化するため、前記スイッチ素子ドライブ端構成のためのコスト及び回路物が低減し、回路信頼度を高めることができる。
一般に、サステイン波形の印加時に、無効電流を回収しこれをサステインパルス印加時に使用することから電力消耗を減らすために、前記スキャン駆動部120及びサステイン駆動部130にはエネルギー回収部ERが備えられる。
ここでは、前記スキャン駆動部120にエネルギー回収部ERが接続した例を説明するが、前記サステイン駆動部130にも、前記スキャン駆動部と同様に、エネルギー回数回収部が接続される。
図6は、本発明の第2実施例によるプラズマディスプレイパネル駆動装置を示す図である。図6に示すように、前記エネルギー回収部ERは、前記第1スイッチYsus_upと前記第2スイッチYsus_dnとの間(n1)に接続される。
前記エネルギー回収部ERは、共振電流を形成するインダクタLと、前記インダクタに連結されて前記パネルから無効電流を回収する1以上のエネルギー回収スイッチEr_up、Er_dnとを備える。
前記エネルギー回収用スイッチEr_up、Er_dnが、パネルCpに貯蔵されたエネルギーを回収する第1回収スイッチEr_up、及び前記回収されたエネルギーを、前記パネルに印加する第2回収スイッチEr_dnからなる。
この時、前記エネルギー回収用スイッチEr_up、Er_dnの一端には、共振電流の逆流を防止するためにダイオードD3、D4がそれぞれ連結される。
前記スキャン電極Yに正極性のサステイン電圧Vs/2を印加するために、前記第1スイッチYsus_upをターンオンさせる前に、前記第1回収スイッチEr_upをターンオンさせて回収された電源を共振させて前記スキャン電極に印加する。
前記第1回収スイッチEr_upがターンオンされると、前記スキャン電極Yは、低電位サステイン電圧−Vs/2から上昇して高電位サステイン電圧Vs/2近くまで上昇し、前記第1スイッチYsus_upが連続してターンオンされると、高電位サステイン電圧Vs/2まで上昇する。
逆に、前記第2乃至第3スイッチYsus_dn、Ysus_gndをターンオンさせる前に、前記第2回収スイッチEr_dnをターンオンさせて前記スキャン電極Yにに印加された電圧を回収し、これを次回のサステインパルス印加時に使用する。
上記のように、スキャン駆動部120がエネルギー回収部ERを備える場合、パネルCpの無効電流を回収してサステインパルス印加時に再使用するによって、サステインパルス印加による電力消耗を減らすことができる。
上記のように構成される本発明のプラズマディスプレイ装置の駆動方法について説明すると、下記の通りである。
本駆動方法は、サステインパルスの最高電圧Vs/2を形成するように、第1スイッチYsus_upがターンオンされ、第2及び第3スイッチYsus_dn、Ysus_gndがターンオフされる段階と、前記パネルから電流が放電されサステインパルスの最低電圧−Vs/2を形成するように、第1スイッチがターンオフされ、第2及び第3サステインスイッチがターンオンされる段階と、を備える。
すなわち、負極性のサステイン最低電圧−Vs/2から正極性のサステイン最高電圧Vs/2まで上昇するサステインパルスを、前記スキャン電極Yに印加するために、第1回収スイッチEr_upをターンオンする。
前記第1回収スイッチEr_upが導通すると、図7Aに示すように、前記第1回収スイッチとインダクタL間に共振電流が形成され、該共振電流がパネルCpに印加される(I)。
その後、前記第1スイッチYsus_upがターンオンされると、外部電圧源Vs/2から前記第1スイッチを経てパネルCpに電流Iが流れ、前記スキャン電極には正極性のサステイン最高電圧Vs/2が印加される。
所定の時間後に、前記スキャン電極Yに、正極性のサステイン最高電圧Vs/2から負極性のサステイン最低電圧−Vs/2まで下降するサステインパルスを印加するためには、第2回収スイッチEr_dnをターンオンする。
前記第2回収スイッチEr_dnがターンオンされると、図7Bに示すように、前記パネルCpからインダクタLを経て無効電流が回収される(I)。前記サステインパルスの最高電圧Vs/2と最低電圧−Vs/2との中間値がグラウンドレベルであるため、別のキャパシタを備えず、前記第2回収スイッチが単に接地GNDと連結されるだけでも無効電流を回収できる効果が得られる。
以降、前記第2乃至第3スイッチYsus_dn、Ysus_gndがターンオンされると、前記パネルCpから接地GNDまで電流が流れ(I)、前記スキャン電極Yには、負極性のサステイン最低電圧−Vs/2が印加される。
上記のように、第1乃至第3スイッチYsus_up、Ysus_dn、Ysus_gndを使用してサステインパルスを印加すると、単電源を使用するハーフサステイン駆動方式において、少ないスイッチを使用してサステインパルスを印加できることになる。
スイッチの個数が減少すると、スイッチのオン/オフ制御が簡単になるだけでなく、印加されるサステインパルスの歪みが減り、より安定したサステインパルス印加が可能になるため、信頼度が増加する。
また、前記スイッチに印加される電圧ストレスも従来と略同一なので、電圧ストレスの大きい上昇無しで、少ないスイッチを使用した回路構成が可能になるため、回路効率性の向上及び製造コストの低減が図られる。
図8は、本発明の第3実施例によるプラズマディスプレイパネル駆動装置を示す図である。
本発明の第3実施例によるプラズマディスプレイパネル駆動装置、図8に示すように、電圧源Vs/2、第1スイッチYSus_down、キャパシタCr1、第2スイッチYSus_up、第3スイッチYSus_gndを備えて構成される。
ここで、第1スイッチYSus_downは、電圧源Vs/2のネガティブ電圧を、パネルに印加されるようにスイッチングし、キャパシタCr1は、第1スイッチYSus_downのスイッチングによってポジティブ電圧が充電され、第2スイッチYSus_up及び第3スイッチYSus_gndは、第1スイッチYSus_downと反対にスイッチングされ、キャパシタの電圧Cr1を、パネルでに印加されるようにスイッチングする。
第1スイッチYSus_downは、パネルと電圧源Vs/2間に電気的に連結され、第2スイッチYSus_upは、パネルと第1スイッチYSus_down間の第1ノードn1と第1接地間に電気的に連結される。
そして、キャパシタCr1は、第2スイッチYSus_upと第1接地間の第2ノードn2と第1ノードn1との間に電気的に連結され、第3スイッチYSus_gndは、キャパシタCr1と第1ノードn1間の第3ノードn3と第2接地との間に電気的に連結される。
ここで、キャパシタCr1と第2スイッチYSus_upは並列に連結され、第1接地と第2ノードn2間には、第1ダイオードD11が電気的に連結され、第1ノードn1と第3ノードn3間には、第2ダイオードD12が電気的に連結される。
図9A乃至図9Fは、図8に示す各部の波形図であり、図9Aは、第2及び第3スイッチYSus_up,YSus_gndのゲートに印加される駆動信号を、図9Bは、第1TM位置YSus_downのゲートに印加される駆動信号を、図9Cは、第2及び第3スイッチZSus_up,ZSus_gndのゲートに印加される駆動信号を、図9Dは、第1スイッチZSus_downのゲートに印加される駆動信号を表し、図9Eは、アドレス電極Yに供給されるサステインパルスの波形図で、図9Fは、サステイン電極Zに供給されるサステインパルスの波形図である。
図8に示す第1サステインパルス供給部30は、図9Eに示すサスダウン区間(SDP:Sustain Down Period)に、負のサステイン電圧をスキャン電極Yに供給し、図9Eに示すサスアップ区間(SUP:Sustain Up Period)に、正のサステイン電圧をサステイン電極Zに供給する。
これと同様に、第2サステインパルス供給部32は、図9Fに示すサスダウン区間SDPに、負のサステイン電圧をスキャン電極Yに供給し、図9Fに示すサスアップ区間SUPに、正のサステイン電圧をサステイン電極Zに供給する。
例えば、単電源が、図8に示すように、Vs/2の場合、本発明によるPDP駆動装置は、ハーフサステインモードにおいて、−Vs/2の負のサステイン電圧と、Vs/2の正のサステイン電圧を交互に出力する。
図8及び図9A乃至9Fを参照して、本発明によるプラズマディスプレイパネル駆動装置の構成及び動作について説明する。
まず、第1サステインパルス供給部30は、サステイン電圧源40、負のサステイン電圧供給部42及び正のサステイン電圧供給部44で構成される。ここで、サステイン電圧源40は、サステイン電圧Vs/2を供給する。
負のサステイン電圧供給部42は、サステイン電圧Vs/2の負の端子と連結され、サスダウン区間SDPに、負のサステイン電圧−Vs/2をパネルPANELに供給する。このため、本発明の実施例によれば、負のサステイン電圧供給部42は、サステイン電圧の負の端子とパネル間に接続され、サスダウン区間でターンオンされて負のサステイン電圧をパネルに供給するスイッチYSus_downからなることができる。
正のサステイン電圧供給部44は、サスダウン区間に、負のサステイン電圧供給部42を経由してサステイン電圧の負の端子と連結されて正のサステイン電圧+Vs/2を充電し、充電された正のサステイン電圧を、サスアップ区間にパネルに供給する。このため、本発明の実施例によれば、正のサステイン電圧供給部44は、充電部60及びスイッチYSus_up,YSus_gndからなることができる。
図10は、図8に示す第1サステインパルス供給部30が、図9Eに示すサスダウン区間SDPで動作する過程を説明するための回路図である。
充電部60は、図9Eに示すサスダウン区間SDPに、正のサステイン電圧を充電する。このため、図9Eに示すサスダウン区間SDPで、スイッチYSus_downは、図9Bに示すアップレベルVs/2の駆動信号に応答してターンオンされ、スイッチYSus_up,YSus_gndは、図9Aに示すダウンレベル−Vs/2の駆動信号に応答してターンオフされる。この場合、パネルから電流が図10に表す矢印方向80にシンク(sink)しながら、パネルに図9Eに示すような負のサステイン電圧が供給される。この時、パネルに図9Eに示すような負のサステイン電圧が供給されるサスダウン区間SDPで、充電部60は、スイッチYSus_downを経由して負のサステイン電圧と連結されてVs/2まで充電する。このため、充電部60は、キャパシタCr1、ダイオードD11及びD12からなることができる。ここで、キャパシタCr1は、スイッチYSus_upとスイッチYSus_gndとの間に備えられ、正のサステイン電圧Vs/2を充電する。ダイオードD11は、キャパシタCr1とスイッチYSus_up間の接点に連結される負極と基準電位に連結する正極とを持つ。また、ダイオードD12は、キャパシタCr1とスイッチYSus_gnd間の接点に連結される正極及びパネルに連結される負極を持つ。このような充電部60の構成から、図9Eに示すサスダウン区間SDPで、基準電位からキャパシタCr1とスイッチYSus_downを経由して負のサステイン電圧に続く電流経路が、図10に表す矢印方向82に形成される。結局として、キャパシタCr1に電圧Vs/2が充電される。
図11は、図8に示す第1サステインパルス供給部30が、図9Eに示すサスアップ区間SUPで動作する過程を説明するための回路図である。
充電部60は、前述したように、図9Eに示すサスダウン区間SDPで充電された正のサステイン電圧を、図9Eに示すサスアップ区間SUPで放電する。このため、スイッチYSus_downは、図9Bに示すダウンレベル−Vs/2の駆動信号に応答してターンオフされ、スイッチYSus_up,YSus_gndは、図9Aに示すアップレベルVs/2の駆動信号に応答してターンオンされる。この場合、基準電位からスイッチYSus_gnd、キャパシタCr1及びスイッチYSus_upを経由してパネルに続く電流経路が、図11に示すような矢印方向90に形成される。その結果、図9Eに示すような正のサステイン電圧が、サスアップ区間SUPでアドレス電極Yに供給されることができる。ちなみに、スイッチYSus_upは、充電部60とパネル間に接続され、図9Eに示すサスアップ区間SUPでターンオンされ、充電部60から放電される正のサステイン電圧をパネルに供給する役割を担う。また、スイッチYSus_gndは、基準電位と充電部60間に接続され、図9Eに示すサスアップ区間SUPでターンオンされ、正のサステイン電圧がパネルに放電される経路を形成する役割を担う。
一方、図8に示す第2サステインパルス供給部32は、下記のように動作する。
第2サステインパルス供給部32は、サステイン電圧源50、負のサステイン電圧供給部52及び正のサステイン電圧供給部54で構成される。ここで、サステイン電圧源50は、サステイン電圧Vs/2を供給する。
負のサステイン電圧供給部52は、サステイン電圧Vs/2の負の端子と連結され、負のサステイン電圧−Vs/2をサスダウン区間でパネルPANELに供給する。このため、本発明の実施例によれば、負のサステイン電圧供給部52は、サステイン電圧の負の端子とパネル間に接続され、サスダウン区間でターンオンされて負のサステイン電圧をパネルに供給するスイッチZSus_downからなることができる。
正のサステイン電圧供給部54は、サスダウン区間で負のサステイン電圧供給部52を経由してサステイン電圧の負の端子と連結されて正のサステイン電圧+Vs/2を充電し、充電された正のサステイン電圧を、サスアップ区間でパネルに供給する。このため、本発明の実施例によれば、正のサステイン電圧供給部54は、充電部70及びスイッチZSus_up,ZSus_gndからなることができる。
充電部70は、サスダウン区間SDPに、正のサステイン電圧を充電する。このため、サスダウン区間SDPでスイッチZSus_downは、アップレベルVs/2の駆動信号に応答してターンオンされ、スイッチZSus_up,ZSus_gndは、ダウンレベル−Vs/2の駆動信号に応答してターンオフされる。この時、パネルに負のサステイン電圧が供給されるサスダウン区間SDPで、充電部70は、スイッチZSus_downを経由して負のサステイン電圧と連結される。結果として、キャパシタCr2に電圧Vs/2が充電できる。このため、充電部70は、キャパシタCr2、ダイオードD21及びD22からなることができる。ここで、キャパシタCr2は、スイッチZSus_upとスイッチZSus_gnd間に備えられ、正のサステイン電圧Vs/2を充電する。ダイオードD21は、キャパシタCr2とスイッチZSus_up間の接点に連結される負極と、基準電位に連結される正極とを持つ。また、ダイオードD22は、キャパシタCr2とスイッチZSus_gnd間の接点に連結される正極及びパネルに連結される負極を持つ。
充電部70は、サスダウン区間SDPで充電された正のサステイン電圧を、サスアップ区間SUPで放電する。このため、スイッチZSus_downは、ダウンレベル−Vs/2の駆動信号に応答してターンオフされ、スイッチZSus_up,ZSus_gndは、アップレベルVs/2の駆動信号に応答してターンオンされる。この場合、正のサステイン電圧がサスアップ区間SUPでサステイン電極Zに供給される。ちなみに、スイッチZSus_upは、充電部70とパネルの間に接続され、サスアップ区間SUPでターンオンされ、充電部70から放電される正のサステイン電圧をパネルに供給する役割を担う。また、スイッチZSus_gndは、基準電位と充電部70間に接続され、サスアップ区間SUPでターンオンされ、正のサステイン電圧がパネルに放電される経路を形成する役割を担う。
図8で、スイッチYSus_up、YSus_gnd、ZSus_up、ZSus_gndが受ける電圧ストレスは、Vs/2であり、スイッチYSus_down、ZSus_downが受ける電圧ストレスもVs/2である。
図12は、本発明の第4実施例によるプラズマディスプレイパネル駆動装置を示す図である。
図12に示すPDP駆動装置は、図8に示すPDP駆動装置において、エネルギー回収部100をさらに備える。したがって、図8と比較すると、図12に示す電圧V4は、電圧Vs/2に該当し、スイッチM2は、スイッチYSus_downまたはZSus_downに該当し、スイッチM1は、スイッチYSus_upまたはZSus_upに該当し、スイッチM3は、スイッチYSus_gndまたはZSus_gndに該当し、ダイオードD13は、ダイオードD11またはD21に該当し、ダイオードD14はダイオードD12またはD22に該当し、キャパシタC3は、キャパシタCr1またはCr2に該当する。
エネルギー回収部100は、サスアップ区間でパネルに供給される正のサステイン電圧を回収し、サスアップ区間が始まる前に、回収された電圧をパネルに供給する。このため、エネルギー回収部100は、外部キャパシタCx、インダクタL1、スイッチM4及びM5とダイオードD3及びD4からなることができる。
図12に示す外部キャパシタCxは、回収された電圧を充電する役割を担い、インダクタL1は、パネルに連結される一側を有し、スイッチM4及びM5は、インダクタの他側と外部キャパシタCx間に並列に備えられる。ダイオードD3及びD4は、スイッチM4とスイッチM5間に直列に連結されて逆電流を制限する役割を担う。
図12で、各スイッチにはゲート抵抗R1、R2、R3、R4またはR5と、ゲート駆動電圧V1、V2、V12、V5またはV6が連結されている。
図13乃至図16はそれぞれ、図12に示すPDP駆動装置の動作を説明するための回路図である。
まず、図12に示すPDP駆動装置が、回収された電圧をパネルに再供給ER_upする。このため、スイッチM4は、ターンオンされる。したがって、基準電位から外部キャパシタCx、ダイオードD3、インダクタL1を経由してパネルキャパシタCpに続く電流経路が、図13に示すように矢印方向110に形成される。パネルキャパシタCpは、パネルの静電容量を等価的に表す。
次に、図12に示すPDP駆動装置は、正のサステイン電圧をパネルに供給する。この場合、基準電位からスイッチM3、キャパシタC3及びスイッチM1を経てパネルキャパシタCpに続く電流経路が、図14に示すように矢印方向112に形成される。
次に、パネルキャパシタCpに正のサステイン電圧が供給されてサステイン放電が得きる時、図12に示すPDP駆動装置は、放電されるサステイン電圧を回収する。このため、スイッチM5は、ターンオンされる。したがって、パネルキャパシタCpからインダクタL1とスイッチM5を経由して基準電位に続く電流経路が、図15に示すように矢印方向114に形成される。
この時、図12に示すPDP駆動装置は、負のサステイン電圧をパネルに供給する。このため、パネルキャパシタCpからスイッチM2とサステイン電圧源V4を経由して基準電位に続く電流経路が、図16に示すように矢印方向116に形成される。
図17は、図12に示す本発明によるプラズマディスプレイ駆動装置の具体例を示す回路図であり、サステイン電圧Vs/2は、100ボルトと仮定する。
図18Aは、図17に示す本発明によるプラズマディスプレイ駆動装置によって発生するサステインパルスの波形図で、図18Bは、図17に示す本発明によるプラズマディスプレイ駆動装置で共振される電流の波形図である。
図18Aに示すV(Y)は、アドレス電極Yに供給されるサステインパルスを表し、図18Bに示すV(Z)は、サステイン電極Zに供給されるサステインパルスを表す。
図19は、本発明の第5実施例によるプラズマディスプレイパネル駆動装置を説明するための図である。
図19に示すように、本発明の第5実施例は、第1及び第2電圧源V1,V2、第1及び第2キャパシタC1,C2、及び第1及び第2スイッチング部Q1〜Q4で構成される。
ここで、第1キャパシタC1は、第2電圧源V2の電圧を充電または放電し、第2キャパシタC2は、第1電圧源V1の電圧を充電または放電する。
そして、第1スイッチング部Q1,Q2は、第1電圧源V1の電圧と第1キャパシタC1の電圧をパネルに印加し、第2キャパシタC2に電圧を印加するようにスイッチングする。
また、第2スイッチング部Q3,Q4は、第1スイッチング部と反対にスイッチングされ、パネル及び第2キャパシタC2の電圧を放電し、第1キャパシタC1に電圧を印加するようにスイッチングする。
ここで、第1及び第2電圧源V1,V2は、±Vs/4サステイン電圧を供給し、第1及び第2キャパシタC1,C2は、±Vs/4電圧を充電及び放電する。
そして、第1及び第2キャパシタC1,C2は、直列に連結される。
第1スイッチング部は、第1及び第2キャパシタC1、C2間の第1ノードn1と第1電圧源V1間に電気的に連結される第1スイッチQ1と、パネルと第1キャパシタC1間に電気的に連結される第2スイッチQ2とからなる。
第2スイッチング部は、パネルと第2スイッチQ2間の第3ノードn3と第2キャパシタC2との間に電気的に連結される第3スイッチQ3と、第1及び第2キャパシタC1、C2間の第2ノードn2と第2電圧源V2との間に電気的に連結される第4スイッチQ4と、からなる。
そして、第1キャパシタC1と第2スイッチQ2間の第4ノードn4と第1接地との間には、第1ダイオードD21が電気的に連結され、第1ノードn1と第2ノードn2間には、第2ダイオードD22が電気的に連結され、第2キャパシタC2と第3スイッチQ3間の第5ノードn5と第2接地間には、第3ダイオードD23が電気的に連結される。
このように、本発明のPDP駆動装置では、プラズマディスプレイパネルに形成されたサステイン電極側に、ポジティブ電圧とネガティブ電圧でスイング(swing)するサステインパルスを印加する。このPDP駆動装置は、プラズマディスプレイパネルに形成されたスキャン電極と、サステイン電極を駆動するためのスキャン駆動部と、サステイン駆動部とからなる。図19では、スキャン駆動部とサステイン駆動部の構成が同一なので、スキャン駆動部に挙げて説明する。
図19に示すように、本発明の第5実施例によるプラズマディスプレイパネル駆動装置のサステイン駆動部は、ポジティブ電圧を供給するための第1電圧源Vと、第1キャパシタC及びネガティブ電圧を供給するための第2電圧源Vと、第2キャパシタCとを備える。
このようなサステイン駆動部で、ポジティブ電圧を供給する時に、第1電圧源Vは、第2キャパシタCに電圧を充電し、ネガティブ電圧を供給する時第2電圧源Vは、第1キャパシタCに電圧を充電する。この時、第1電圧源Vから供給される電圧の大きさは、ポジティブ電圧大きさの1/2であり、第2電圧源V2から供給される電圧の大きさは、ネガティブ電圧大きさの1/2である。このようなポジティブ電圧とネガティブ電圧の電位差は、サステイン放電電圧である。
本発明の第5実施例では、第1キャパシタCと第2キャパシタCに充電される電圧の大きさが同一であり、この時、第1キャパシタCと第2キャパシタCに充電される電圧の大きさは、ポジティブ電圧またはネガティブ電圧大きさの1/2である。
また、本発明の第5実施例によるサステイン駆動部は、第1電圧源Vから電圧供給を制御する第1スイッチQと、サステイン電極への前記ポジティブ電圧供給を制御する第2スイッチQをさらに備える。この時、第1スイッチQと第2スイッチQは、同時にターンオンまたはターンオフされる。
また、本発明の第5実施にによるサステイン駆動部は、第2電圧源Vからの電圧供給を制御する第3スイッチQと、サステイン電極へのネガティブ電圧供給を制御する第4スイッチQをさらに備える。この時、第3スイッチQと第4スイッチQは、同時にターンオンまたはターンオフされる。図19において、サステイン駆動部の構成要素、すなわち、V、V、C、C、Q〜Qは、スキャン駆動部のV、V、C、C、Q〜Qにそれぞれ対応する。
このように構成される本発明の第5実施例によるプラズマディスプレイパネル駆動装置におけるサステイン駆動部の動作特性について説明すると、下記の通りである。
図20Aは、図19のスイッチのターンオン及びターンオフ状態を示すタイミング図であり、図20Bは、図20Aのタイミング図による出力波形を示す図である。
図20A及び図20Bを参照すると、まず、tでは、第5スイッチQ及び第6スイッチQがターンオフされ、これと同時に、第7スイッチQ及び第8スイッチQがターンオンされる。この時、第1スイッチQ及び第2スイッチQは、ターンオフ状態を維持し、第3スイッチQ及び第4スイッチQは、ターンオン状態を維持する。これにより、サステイン電極の出力波形がネガティブ電圧に下降し、スキャン電極の出力波形はネガティブ電圧を維持する。
その後、tでは、第1スイッチQ及び第2スイッチQがターンオンされ、これと同時に第3スイッチQ及び第4スイッチQがターンオフされる。この時、第5スイッチQ及び第6スイッチQは、ターンオフ状態を維持し、第7スイッチQ及び第8スイッチQは、ターンオン状態を維持する。これにより、スキャン電極の出力波形がポジティブ電圧に上昇し、サステイン電極の出力波形はネガティブ電圧を維持する。したがって、サステイン電極にはネガティブ電圧が印加され、スキャン電極にはポジティブ電圧が印加され、サステイン放電が始まる。このようなサステイン放電は、tまで維持される。
その後、tでは、第1スイッチQ及び第2スイッチQがターンオフされ、これと同時に第3スイッチQ及び第4スイッチQがターンオンされる。この時、第5スイッチQ及び第6スイッチQは、ターンオフ状態を維持し、第7スイッチQ及び第8スイッチQはターンオン状態を維持する。これにより、スキャン電極の出力波形がネガティブ電圧に下降し、サステイン電極の出力波形はネガティブ電圧を維持する。この時、tまで維持されていたサステイン放電は、終了する。
その後、tでは、第5スイッチQ及び第6スイッチQがターンオンされ、これと同時に第7スイッチQ及び第8スイッチQはターンオフされる。この時、第1スイッチQ及び第2スイッチQはターンオフ状態を維持し、第3スイッチQ及び第4スイッチQはターンオン状態を維持する。これにより、サステイン電極の出力波形が、ポジティブ電圧に上昇し、スキャン電極の出力波形は、ネガティブ電圧を維持する。したがって、サステイン電極にはポジティブ電圧が印加され、スキャン電極にはネガティブ電圧が印加され、サステイン放電が始まる。このようなサステイン放電は、tまで維持される。このような1周期のサステインパルスが、プラズマディスプレイパネルのスキャン電極及びサステイン電極に印加される。
本発明の第5実施例によるサステイン駆動部の電圧供給源では、±Vs/4電源を供給する。これにより、電圧供給源の電圧レベルが低くなり、電源回路設計が容易となる。また、本発明の第5実施例によるサステイン駆動部の電圧供給源は、アドレス電極を駆動するための電圧源としても使用可能である。
以下、上記のような効果を有する本発明の第5実施例によるプラズマディスプレイパネル駆動装置におけるサステイン駆動部の電圧供給経路について説明する。
図21A及び図21Bは、本発明の第5実施例によるプラズマディスプレイパネル駆動装置におけるサステイン駆動部の電圧供給経路を示す図である。
まず、図21Aを参照すると、第1スイッチQ及び第2スイッチQがターンオンされ、第1供給源Vの電圧が第2キャパシタCに−Vs/4を充電すると同時に、第1キャパシタCにあらかじめ充電されたVs/4と加算され、プラズマディスプレイパネルのスキャン電極にVs/2が供給される。
図21Bを参照すると、第3スイッチQ及び第4スイッチQがターンオンされ、第2供給源Vの電圧が第1キャパシタCにVs/4を充電すると同時に、第2キャパシタCにあらかじめ充電された−Vs/4と加算され、プラズマディスプレイパネルのスキャン電極に−Vs/2が供給される。
このような本発明の第5実施例によるプラズマディスプレイパネル駆動装置は、より效率的な駆動のため、図22に示すように、エネルギー供給及び回収回路部をさらに備えても良い。
図22は、本発明の第5実施例によるプラズマディスプレイパネル駆動装置の変形された構造を示す図である。
図22を参照すると、本発明の第5実施例によるプラズマディスプレイパネル駆動装置は、エネルギー供給及び回収回路510,520をさらに備える。
エネルギー供給及び回収回路510,520は、スキャン駆動部とサステイン駆動部にそれぞれ含まれるもので、以下では、説明の簡略化のために、エネルギー供給及び回収回路510についてのみ説明する。グラウンド電圧を供給するためのグラウンド電圧源、プラズマディスプレイパネルにエネルギーを供給して回収するためのインダクタL1、及び動作タイミングを制御するためのエネルギー供給スイッチQ、及びエネルギー回収スイッチQ10を備える。
この構成により、プラズマディスプレイパネル駆動時に発生する無効電力を回収しこれを再び供給することによって、プラズマディスプレイパネルのエネルギー効率が向上する。
図23A乃至図23Bは、本発明の第5実施例によるプラズマディスプレイパネル駆動装置の変形された構造の動作特性を説明するための図である。
図23Aでは、エネルギー供給スイッチQがターンオンされることによって、ポジティブ電圧が供給される前に所定のエネルギーがプラズマディスプレイパネルに供給される。
図23Bでは、エネルギー供給スイッチQがターンオフされると同時に、第1スイッチQ及び第2スイッチQがターンオンされることによって、所定のエネルギーが供給された後にポジティブ電圧がプラズマディスプレイパネルに供給される。
図23Cでは、エネルギー回収スイッチQ10がターンオンされることによって、ネガティブ電圧が供給される前に所定のエネルギーがプラズマディスプレイパネルから回収される。
図23Dでは、エネルギー回収スイッチQ10がターンオフされると同時に、第3スイッチQ及び第4スイッチQがターンオンされることによって、所定のエネルギーが回収された後にネガティブ電圧がプラズマディスプレイパネルから回収される。
このようにポジティブ電圧を供給する前に所定のエネルギーをあらかじめ供給し、ネガティブ電圧を供給する前に所定のエネルギーをあらかじめ回収することによって、プラズマディスプレイパネルのエネルギー効率が向上する。しかも、急激な電圧の上昇及び下降を抑制することによって、素子の損傷を防止できる。
図24は、本発明の第6実施例によるプラズマディスプレイパネル駆動装置を説明するための図である。
図24に示すように、本発明の第6実施例は、電圧源Vp1、第1及び第2キャパシタC1,C2、及び第1及び第2スイッチング部Q1〜Q4で構成される。
ここで、第1及び第2キャパシタC1,C2は、電圧源の電圧を充電または放電し、第1スイッチング部は、電圧源と第1キャパシタC1の電圧をパネルに印加し、第2キャパシタC2に電圧を印加するようにスイッチングする。
そして、第2スイッチング部は、第1スイッチング部と反対にスイッチングされ、パネル及び第2キャパシタC2の電圧を放電し、第1キャパシタC1に電圧を印加するようにスイッチングする。
電圧源Vp1は、±Vs/4サステイン電圧を供給し、第1及び第2キャパシタC1、C2は、±Vs/4電圧を充電及び放電する。
そして、第1及び第2キャパシタC1,C2は、直列に連結される。
第1スイッチング部は、第1及び第2キャパシタC1,C2間の第1ノードn1と電圧源間に電気的に連結される第1スイッチQ1と、パネルと第1キャパシタC1間に電気的に連結される第2スイッチQ2とからなり、第2スイッチング部は、パネルと第2スイッチQ2間の第3ノードn3と第2キャパシタC2間に電気的に連結される第3スイッチQ3と、第1及び第2キャパシタC1,C2間の第2ノードn2と接地間に電気的に連結される第4スイッチQ4とからなる。
ここで、第1キャパシタC1と第1及び第2スイッチQ1、Q2は、並列に連結され、第2キャパシタC2と第3及び第4スイッチQ3、Q4は、並列に連結される。
また、電圧源と第1スイッチQ1間の第4ノードn4と、第1キャパシタC1と第2スイッチQ2間の第5ノードn5との間には、第1ダイオードD31が電気的に連結され、第1ノードn1と第2ノードn2間には、第2ダイオードD32が電気的に連結され、第2ダイオードD32と第2ノードn2間の第6ノードn6と第3ノードn3との間には、第3ダイオードD33が電気的に連結され、第2キャパシタC2と第3スイッチQ3間の第7ノードと第4スイッチQ4と接地間の第8ノードn8との間には、第4ダイオードD34が電気的に連結される。
本発明の第6実施例によるプラズマディスプレイパネル駆動装置では、プラズマディスプレイパネルに形成されたサステイン電極側に、ポジティブ電圧とネガティブ電圧でスイング(swing)するサステインパルスを印加する。このようなPDP駆動装置は、プラズマディスプレイパネルに形成されたスキャン電極とサステイン電極を駆動するためのスキャン駆動部とサステイン電極駆動とからなる。スキャン駆動部とサステイン駆動部の構成が同一なので、スキャン駆動部のみを挙げて説明する。
図24を参照すると、本発明の第6実施例によるプラズマディスプレイパネル駆動装置によるスキャン駆動部は、ポジティブ電圧を供給するためのポジティブ電圧源Vpと第1キャパシタC及びネガティブ電圧を供給するためのグラウンド電圧源Vgと第2キャパシタCを備える。
このようなスキャン駆動部でポジティブ電圧を供給する時、ポジティブ電圧源Vpは、第2キャパシタCに電圧を充電し、ネガティブ電圧を供給する時、ポジティブ電圧源Vpは、第1キャパシタCに電圧を充電する。この時、ポジティブ電圧源Vpから供給される電圧の大きさは、ポジティブ電圧大きさの1/2であり、第1キャパシタCと第2キャパシタCに充電される電圧の大きさは、相互に異なる。すなわち、第1キャパシタCに充電される電圧の大きさは、ポジティブ電圧の大きさの1/2であり、第2キャパシタCに充電される電圧の大きさは、ネガティブ電圧の大きさと同一である。このようなポジティブ電圧とネガティブ電圧の電位差は、サステイン放電電圧である。
また、本発明の第6実施例によるスキャン駆動部は、ポジティブ電圧源Vpからの電圧供給を制御する第1スイッチQと、サステイン電極へのポジティブ電圧供給を制御する第2スイッチQをさらに備える。この時、第1スイッチQと第2スイッチQは、同時にターンオンまたはターンオフされる。
また、本発明の第6実施例によるスキャン駆動部は、グラウンド電圧源Vgを制御する第3スイッチQと、サステイン電極へのネガティブ電圧供給を制御する第4スイッチQをさらに備える。この時、第3スイッチQと第4スイッチQは同時にターンオンまたはターンオフされる。図24において、スキャン駆動部の構成要素、すなわち、Vg、C、C、Q〜Qは、サステイン駆動部のVp、Vg、C、C、Q〜Qにそれぞれ対応する。
このように構成される本発明の第6実施例によるプラズマディスプレイパネル駆動装置の動作特性について説明すると、下記の通りである。
図25Aは、図24のスイッチのターンオン及びターンオフ状態を示すタイミング図で、図25Bは、図25Aのタイミング図による出力波形を示す図である。
図25A及び図25Bを参照すると、まずtでは、第5スイッチQ及び第6スイッチQがターンオフされ、これと同時に第7スイッチQ及び第8スイッチQがターンオンされる。この時、第1スイッチQ及び第2スイッチQは、ターンオフ状態を維持し、第3スイッチQ及び第4スイッチQは、ターンオン状態を維持する。これにより、サステイン電極の出力波形がネガティブ電圧に下降し、スキャン電極の出力波形はネガティブ電圧を維持する。
その後、tでは第1スイッチQ及び第2スイッチQがターンオンされ、これと同時に第3スイッチQ及び第4スイッチQがターンオフされる。この時、第5スイッチQ及び第6スイッチQはターンオフ状態を維持し、第7スイッチQ及び第8スイッチQはターンオン状態を維持する。これにより、スキャン電極の出力波形がポジティブ電圧に上昇し、サステイン電極の出力波形はネガティブ電圧を維持する。したがって、サステイン電極にはネガティブ電圧が印加され、スキャン電極にはポジティブ電圧が印加され、サステイン放電が始まる。このようなサステイン放電は、tまで維持される。
その後、tでは、第1スイッチQ及び第2スイッチQがターンオフされ、これと同時に第3スイッチQ及び第4スイッチQがターンオンされる。この時、第5スイッチQ及び第6スイッチQはターンオフ状態を維持し、第7スイッチQ及び第8スイッチQはターンオン状態を維持する。これにより、スキャン電極の出力波形がネガティブ電圧に下降し、サステイン電極の出力波形はネガティブ電圧を維持する。この時、tまで維持されたサステイン放電は、終了する。
その後、tでは第5スイッチQ及び第6スイッチQがターンオンされ、これと同時に第7スイッチQ及び第8スイッチQはターンオフされる。この時、第1スイッチQ及び第2スイッチQはターンオフ状態を維持し、第3スイッチQ及び第4スイッチQはターンオン状態を維持する。これにより、サステイン電極の出力波形がポジティブ電圧に上昇して、スキャン電極の出力波形はネガティブ電圧を維持する。したがって、サステイン電極にはポジティブ電圧が印加され、スキャン電極にはネガティブ電圧が印加され、サステイン放電が始まる。このようなサステイン放電は、tまで維持される。このような1周期のサステインパルスがプラズマディスプレイパネルのスキャン電極及びサステイン電極に印加される。
本発明の第6実施例によるPDP駆動装置のスキャン駆動部及びサステイン駆動部の電圧供給源では、Vs/4電源を供給する。これにより、電圧供給源の電圧レベルが低くなり、電源回路設計が容易となる。また、本発明の第6実施例によるサステイン駆動部の電圧供給源は、アドレス電極を駆動するための電圧源としても使用可能である。また、±Vs/4電源を供給する本発明の第5実施例と違い、−Vs/4電源を供給しないため、設計が容易で、プラズマディスプレイパネルの製造単価を低減できる。
以下、上記の効果を持つ本発明の第6実施例によるプラズマディスプレイパネル駆動装置におけるサステイン駆動部の電圧供給経路について説明する。
図26A及び図26Bは、本発明の第6実施例によるプラズマディスプレイパネル駆動層におけるサステイン駆動部の電圧供給経路を示す図である。
まず、図26Aを参照すると、第1スイッチQ及び第2スイッチQがターンオンされ、ポジティブ電圧供給源Vpの電圧が第1キャパシタCにあらかじめ充電されたVs/4と加算されて、プラズマディスプレイパネルのスキャン電極にVs/2が供給される。これと同時に、−Vs/2が第2キャパシタC2に充電される。
図26Bを参照すると、第3スイッチQ3及び第4スイッチQ4がターンオンされ、プラズマディスプレイパネルからグラウンド電圧源Vg1まで電流経路を形成することによって、第2キャパシタCにあらかじめ充電された−Vs/2が、プラズマディスプレイパネルに供給される。これと同時に、ポジティブ電圧源Vpとグラウンド電圧源Vgが他の電流経路を形成することによって、第1キャパシタC1にVs/4が充電される。
このような本発明の第6実施例によるプラズマディスプレイパネルのサステイン駆動部は、より效率的な駆動のために、図27に示すように、エネルギー供給及び回収回路をさらに備えても良い。
図27は、本発明の第6実施例によるプラズマディスプレイパネル駆動装置のサステイン駆動部の変形された構造を示す図である。
図27を参照すると、本発明の第6実施例によるプラズマディスプレイパネル駆動装置のサステイン駆動部は、エネルギー供給及び回収回路をさらに備える。
エネルギー供給及び回収回路910,920は、グラウンド電圧を供給するためのグラウンド電圧源GND、プラズマディスプレイパネルにエネルギーを供給して回収するためのインダクタL、動作タイミングを制御するためのエネルギー供給スイッチQ及びエネルギー回収スイッチQ10を備える。
この構成により、プラズマディスプレイパネル駆動時に発生する無効電力を回収しこれを再び供給することによって、プラズマディスプレイパネルのエネルギー効率が向上する。
図28A乃至図28Dは、本発明の第6実施例によるプラズマディスプレイパネル駆動装置のサステイン駆動部の変形された構造の動作特性を説明するための図である。
図28Aでは、エネルギー供給スイッチQがターンオンされることによって、ポジティブ電圧が供給される前に所定のエネルギーがプラズマディスプレイパネルに供給される。
図28Bでは、エネルギー供給スイッチQがターンオフされると同時に、第1スイッチQ及び第2スイッチQがターンオンされることによって、所定のエネルギーに続いてポジティブ電圧がプラズマディスプレイパネルに供給される。
図28Cでは、エネルギー回収スイッチQ10がターンオンされることによって、ネガティブ電圧が供給される前に所定のエネルギーがプラズマディスプレイパネルから回収される。
図28Dでは、エネルギー回収スイッチQ10がターンオフされると同時に、第3スイッチQ及び第4スイッチQがターンオンされることによって、所定のエネルギーが回収され、ネガティブ電圧がプラズマディスプレイパネルから回収される。
このように、ポジティブ電圧を供給する前に所定のエネルギーをあらかじめ供給し、ネガティブ電圧を供給する前に所定のエネルギーをあらかじめ回収することによって、プラズマディスプレイパネルのエネルギー効率が向上する。しかも、急激な電圧の上昇及び下降を抑制することによって素子の損傷を防止できる。
以上説明した内容から、本発明の技術思想を逸脱しない範囲で種々の変更及び修正が可能であることは、当該技術分野における通常の知識を持つ者にとっては明らかである。
したがって、本発明の技術的範囲は、具体的な実施例に限定されてはいけなく、特許請求の範囲によって決められるべきである。
一般のプラズマディスプレイパネルの構造を示す断面図である。 図1のプラズマディスプレイパネルを駆動するために印加される駆動波形を示す図である。 本発明によるプラズマディスプレイパネルの駆動方法を説明するための図である。 本発明の第1実施例によるプラズマディスプレイパネル駆動装置を示す図である。 図4のスイッチのオン/オフタイミングを示す図である。 本発明の第2実施例によるプラズマディスプレイパネル駆動装置を示す図である。 図6の電流経路を示す図である。 図6の電流経路を示す図である。 本発明の第3実施例によるプラズマディスプレイパネル駆動装置を示す図である。 図8に示す各部の波形図である。 図8に示す各部の波形図である。 図8に示す各部の波形図である。 図8に示す各部の波形図である。 図8に示す各部の波形図である。 図8に示す各部の波形図である。 サスダウン区間SDPにおける電流経路を示す図である。 サスアップ区間SUPにおける電流経路を示す図である。 本発明の第4実施例によるプラズマディスプレイパネル駆動装置を示す図である。 図12の駆動装置の動作を説明するための図である。 図12の駆動装置の動作を説明するための図である。 図12の駆動装置の動作を説明するための図である。 図12の駆動装置の動作を説明するための図である。 図12の駆動装置の具現例を示す図である。 図17の駆動装置によって発生するサステインパルスを示す波形図である。 図17の駆動装置によって共振する電流の波形図である。 本発明の第5実施例によるプラズマディスプレイパネル駆動装置を示す図である。 図19のスイッチのターンオン及びターンオフ状態を示すタイミング図である。 図20Aのタイミング図による出力波形を示す図である。 本発明の第5実施例によるプラズマディスプレイパネルのサステイン駆動部の電圧供給経路を示す図である。 本発明の第5実施例によるプラズマディスプレイパネルのサステイン駆動部の電圧供給経路を示す図である。 本発明の第5実施例によるプラズマディスプレイパネル駆動装置の変形された構造を示す図である。 本発明の第5実施例によるプラズマディスプレイパネル駆動装置の変形された構造における動作特性を説明するための図である。 本発明の第5実施例によるプラズマディスプレイパネル駆動装置の変形された構造における動作特性を説明するための図である。 本発明の第5実施例によるプラズマディスプレイパネル駆動装置の変形された構造における動作特性を説明するための図である。 本発明の第5実施例によるプラズマディスプレイパネル駆動装置の変形された構造における動作特性を説明するための図である。 本発明の第6実施例によるプラズマディスプレイパネル駆動装置を説明するための図である。 図24のスイッチのターンオン及びターンオフ状態を示すタイミング図である。 図25Aのタイミング図による出力波形を示す図である。 本発明の第6実施例によるプラズマディスプレイパネルのサステイン駆動部の電圧供給経路を示す図である。 本発明の第6実施例によるプラズマディスプレイパネルのサステイン駆動部の電圧供給経路を示す図である。 本発明の第6実施例によるプラズマディスプレイパネル駆動装置の変形された構造を示す図である。 本発明の第6実施例によるプラズマディスプレイパネルの変形された構造における動作特性を説明するための図である。 本発明の第6実施例によるプラズマディスプレイパネルの変形された構造における動作特性を説明するための図である。 本発明の第6実施例によるプラズマディスプレイパネルの変形された構造における動作特性を説明するための図である。 本発明の第6実施例によるプラズマディスプレイパネルの変形された構造における動作特性を説明するための図である。

Claims (34)

  1. 電圧源と、
    前記電圧源の電圧を充電または放電するキャパシタと、
    前記電圧源の電圧を前記キャパシタ及びパネルに印加する、または、前記キャパシタの電圧を前記パネルに印加するようにスイッチングする第1スイッチング部と、
    前記第1スイッチング部と反対にスイッチングされ、前記パネル及びキャパシタの電圧を放電するようにスイッチングする、または、前記キャパシタに電圧印加及び前記パネルの電圧を放電するようにスイッチングする第2スイッチング部と、
    を備えて構成されることを特徴とする、プラズマディスプレイパネル駆動装置。
  2. 前記電圧源は、サステイン電圧の±1/2の電圧を供給することを特徴とする、請求項1に記載のプラズマディスプレイパネル駆動装置。
  3. 前記第1及び第2スイッチング部はそれぞれ、一つまたは二つのスイッチで構成されることを特徴とする、請求項1に記載のプラズマディスプレイパネル駆動装置。
  4. 前記キャパシタは、±Vs/2電圧を充電及び放電することを特徴とする、請求項1に記載のプラズマディスプレイパネル駆動装置。
  5. 前記第1スイッチング部と第2スイッチング部間に電気的に連結され、前記パネルから電圧を回収し、前記パネルに、前記回収された電圧を供給するエネルギー回収部をさらに備えてなることを特徴とする、請求項1に記載のプラズマディスプレイパネル駆動装置。
  6. 電圧源と、
    前記電圧源の電圧をパネルに印加するようにスイッチングする第1スイッチと、
    前記第1スイッチのスイッチングによって電圧を充電するキャパシタと、
    前記第1スイッチと反対にスイッチングされ、前記パネル及びキャパシタの電圧を放電させる第2及び第3スイッチと、
    を備えてなることを特徴とする、プラズマディスプレイの駆動装置。
  7. 前記第1スイッチは、前記電圧源とパネル間に電気的に連結され、前記第2スイッチは、前記第1スイッチとパネル間の第4ノードと接地との間に電気的に連結され、前記キャパシタは、前記第2スイッチと前記接地間の第3ノードと前記第1スイッチとパネル間の第1ノードとの間に電気的に連結され、前記第3スイッチは、前記第1スイッチとキャパシタ間の第2ノードと前記第2スイッチと接地間の第5ノードとの間に電気的に連結されることを特徴とする、請求項6に記載のプラズマディスプレイパネル駆動装置。
  8. 前記キャパシタと前記第3スイッチは、並列に連結されることを特徴とする、請求項7に記載のプラズマディスプレイパネル駆動装置。
  9. 前記第1ノードと第2ノード間には、第1ダイオードが電気的に連結され、前記第3ノードと第5ノード間には、第2ダイオードが電気的に連結されることを特徴とする、請求項7に記載のプラズマディスプレイパネル駆動装置。
  10. 前記パネルと第2スイッチ間のノードに電気的に連結され、前記パネルから電圧を回収し、前記パネルに、前記回収された電圧を供給するエネルギー回収部をさらに備えてなることを特徴とする、請求項6に記載のプラズマディスプレイパネル駆動装置。
  11. 前記エネルギー回収部は、
    前記パネルに電気的に連結されるインダクタと、
    前記インダクタと接地間に並列に連結される第1及び第2回収スイッチと、
    前記第1及び第2回収スイッチ間に直列に連結される第3及び第4ダイオードと、を備えてなることを特徴とする、請求項10に記載のプラズマディスプレイパネル駆動装置。
  12. 電圧源と、
    前記電圧源のネガティブ電圧をパネルに印加されるようにスイッチングする第1スイッチと、
    前記第1スイッチのスイッチングによってポジティブ電圧が充電されるキャパシタと、
    前記第1スイッチと反対にスイッチングされ、前記キャパシタの電圧を前記パネルに印加されるようにスイッチングする第2及び第3スイッチと、
    を備えてなることを特徴とする、プラズマディスプレイパネル駆動装置。
  13. 前記第1スイッチは、前記パネルと電圧源間に電気的に連結され、前記第2スイッチは、前記パネルと第1スイッチ間の第1ノードと第1接地との間に電気的に連結され、前記キャパシタは、前記第2スイッチと第1接地間の第2ノードと前記第1ノードとの間に電気的に連結され、前記第3スイッチは、前記キャパシタと第1ノード間の第3ノードと第2接地との間に電気的に連結されることを特徴とする、請求項12に記載のプラズマディスプレイパネル駆動装置。
  14. 前記キャパシタと前記第2スイッチは、並列に連結されることを特徴とする、請求項13に記載のプラズマディスプレイパネル駆動装置。
  15. 前記第1接地と第2ノード間には、第1ダイオードが電気的に連結され、前記第1ノードと第3ノード間には、第2ダイオードが電気的に連結されることを特徴とする、請求項13に記載のプラズマディスプレイパネル駆動装置。
  16. 前記パネルと第1スイッチ間のノードに電気的に連結され、前記パネルから電圧を回収し、前記パネルに、前記回収された電圧を供給するエネルギー回収部をさらに備えてなることを特徴とする、請求項12に記載のプラズマディスプレイパネル駆動装置。
  17. 前記エネルギー回収部は、
    前記回収された電圧を充電する外部キャパシタと、
    前記パネルに電気的に連結されるインダクタと、
    前記インダクタと前記外部キャパシタとの間に並列に連結される複数個のスイッチと、
    前記スイッチ間に直列に連結される複数個のダイオードと、
    を備えてなることを特徴とする、請求項16に記載のプラズマディスプレイパネル駆動装置。
  18. 電圧源と、
    前記電圧源の電圧を充電または放電する第1及び第2キャパシタと、
    前記電圧源と第1キャパシタの電圧をパネルに印加し、前記第2キャパシタに電圧を印加するようにスイッチングする第1スイッチング部と、
    前記第1スイッチング部と反対にスイッチングされ、前記パネル及び第2キャパシタの電圧を放電し、前記第1キャパシタに電圧を印加するようにスイッチングする第2スイッチング部と、
    を備えてなることを特徴とする、プラズマディスプレイパネル駆動装置。
  19. 前記電圧源は、±Vs/4サステイン電圧を供給することを特徴とする、請求項18に記載のプラズマディスプレイパネル駆動装置。
  20. 前記第1及び第2キャパシタは、±Vs/4電圧を充電及び放電することを特徴とする、請求項18に記載のプラズマディスプレイパネル駆動装置。
  21. 前記第1及び第2キャパシタは、直列に連結されることを特徴とする、請求項18に記載のプラズマディスプレイパネル駆動装置。
  22. 前記第1スイッチング部は、前記第1及び第2キャパシタ間の第1ノードと前記電圧源との間に電気的に連結される第1スイッチと、前記パネルと第1キャパシタ間に電気的に連結される第2スイッチと、を備えてなり、
    前記第2スイッチング部は、前記パネルと前記第2スイッチ間の第3ノードと前記第2キャパシタとの間に電気的に連結される第3スイッチと、前記第1及び第2キャパシタ間の第2ノードと接地との間に電気的に連結される第4スイッチと、を備えてなることを特徴とする、請求項18に記載のプラズマディスプレイパネル駆動装置。
  23. 前記第1キャパシタと前記第1及び第2スイッチは、並列に連結され、前記第2キャパシタと前記第3及び第4スイッチは、並列に連結されることを特徴とする、請求項22に記載のプラズマディスプレイパネル駆動装置。
  24. 前記電圧源と第1スイッチ間の第4ノードと前記第1キャパシタと第2スイッチ間の第5ノードとの間には、第1ダイオードが電気的に連結され、前記第1ノードと第2ノードとの間には、第2ダイオードが電気的に連結され、前記第2ダイオードと第2ノード間の第6ノードと前記第3ノードとの間には、第3ダイオードが電気的に連結され、前記第2キャパシタと前記第3スイッチ間の第7ノードと前記第4スイッチと接地間の第8ノードとの間には、第4ダイオードが電気的に連結されることを特徴とする、請求項22に記載のプラズマディスプレイパネル駆動装置。
  25. 前記第1スイッチング部と第2スイッチング部との間に電気的に連結され、前記パネルから電圧を回収し、前記パネルに、前記回収された電圧を供給するエネルギー回収部をさらに備えてなることを特徴とする、請求項18に記載のプラズマディスプレイパネル駆動装置。
  26. 前記エネルギー回収部は、
    前記パネルに電気的に連結されるインダクタと、
    前記インダクタと接地間に並列に連結される複数個のスイッチと、
    前記スイッチ間に直列に連結される複数個のダイオードと、
    を備えてなることを特徴とする、請求項25に記載のプラズマディスプレイパネル駆動装置。
  27. 第1及び第2電圧源と、
    前記第2電圧源の電圧を充電または放電する第1キャパシタと、
    前記第1電圧源の電圧を充電または放電する第2キャパシタと、
    前記第1電圧源の電圧と第1キャパシタの電圧をパネルに印加し、前記第2キャパシタに電圧を印加するようにスイッチングする第1スイッチング部と、
    前記第1スイッチング部と反対にスイッチングされ、前記パネル及び第2キャパシタの電圧を放電し、前記第1キャパシタに電圧を印加するようにスイッチングする第2スイッチング部と、
    を備えてなることを特徴とする、プラズマディスプレイパネル駆動装置。
  28. 前記第1及び第2電圧源は、±Vs/4サステイン電圧を供給することを特徴とする、請求項27に記載のプラズマディスプレイパネル駆動装置。
  29. 前記第1及び第2キャパシタは、±Vs/4電圧を充電及び放電することを特徴とする、請求項27に記載のプラズマディスプレイパネル駆動装置。
  30. 前記第1及び第2キャパシタは、直列に連結されることを特徴とする、請求項27に記載のプラズマディスプレイパネル駆動装置。
  31. 前記第1スイッチング部は、前記第1及び第2キャパシタ間の第1ノードと前記第1電圧源との間に電気的に連結される第1スイッチと、前記パネルと第1キャパシタとの間に電気的に連結される第2スイッチと、を備えてなり、
    前記第2スイッチング部は、前記パネルと前記第2スイッチ間の第3ノードと前記第2キャパシタとの間に電気的に連結される第3スイッチと、前記第1及び第2キャパシタ間の第2ノードと第2電圧源との間に電気的に連結される第4スイッチと、を備えてなることを特徴とする、請求項27に記載のプラズマディスプレイパネル駆動装置。
  32. 前記第1キャパシタと第2スイッチ間の第4ノードと第1接地との間には、第1ダイオードが電気的に連結され、前記第1ノードと第2ノードとの間には、第2ダイオードが電気的に連結され、前記第2キャパシタと第3スイッチ間の第5ノードと第2接地との間には、第3ダイオードが電気的に連結されることを特徴とする、請求項31に記載のプラズマディスプレイパネル駆動装置。
  33. 前記第1スイッチング部と第2スイッチング部との間に電気的に連結され、前記パネルから電圧を回収し、前記パネルに、前記回収された電圧を供給するエネルギー回収部をさらに備えてなることを特徴とする、請求項27に記載のプラズマディスプレイパネル駆動装置。
  34. 前記エネルギー回収部は、
    前記パネルに電気的に連結されるインダクタと、
    前記インダクタと接地間に並列に連結される複数個のスイッチと、
    前記スイッチ間に直列に連結される複数個のダイオードと、
    を備えてなることを特徴とする、請求項33に記載のプラズマディスプレイパネル駆動装置。
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