JP2007011099A - 容量性負荷駆動回路 - Google Patents

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敏 池田
Yasuhiro Arai
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Abstract

【課題】駆動速度を低下させることなく、変位電流による消費電力を抑制した容量性負荷駆動回路を提供する。
【解決手段】容量性負荷とともに共振回路を構成する電力回収インダクタを用いて容量性負荷と電力回収用電源との間でエネルギーを移動して前記容量性負荷を充放電する電力回収機能を備えた容量性負荷駆動回路であって、電圧の異なる複数の電力回収用電源Vc1、Vc2と、複数の電力回収用電源Vc1、Vc2のそれぞれに接続され容量性負荷Cpとともに共振回路をそれぞれ構成する複数の電力回収インダクタL10、L20を備え、複数の電力回収インダクタL10、L20のうち少なくとも2つの電力回収インダクタL10、L20を同時に用いて容量性負荷を充電または放電する期間を有することを特徴とする。
【選択図】図4

Description

本発明は、プラズマディスプレイパネル等の容量性負荷にパルス電圧を印加するための容量性負荷駆動回路に関する。
近年、急速に市場規模を拡大してきたプラズマディスプレイパネル(以下、「パネル」と略記する)は、大画面、薄型、軽量を特徴とする視認性に優れた表示デバイスである。しかしその消費電力はまだ大きく、現在様々な消費電力削減技術が提案されている。
駆動回路の消費電力を削減する代表的な方法として、パネルの電極駆動回路に挿入したコイルとパネル自身の負荷容量との間で共振を発生させて変位電流を回収し再利用する、いわゆる電力回収回路が開示されている(例えば、特許文献1参照)。また駆動電圧を分散させてスイッチング素子1つあたりの印加電圧を下げ、オン抵抗の小さいスイッチング素子を使用可能とすることにより消費電力をさらに削減する方法も開示されている(例えば、非特許文献1参照)。
特公平7−109542号公報 IEEE JOURNAL OF SOLID−STATECIRCUITS,VOL.38,NO.6,JUNE 2003
しかしながら、プラズマディスプレイパネルの表示電極等の容量性負荷はその静電容量が大きく、またそれらを高速でパルス駆動する必要があるため、容量性負荷を流れる変位電流のピーク値は非常に大きな値となる。そして大きな変位電流が回路の抵抗成分を流れる際に消費される電力も大きなものとなってしまう。
本発明はこれらの課題に鑑みなされたものであり、駆動速度を低下させることなく、変位電流による消費電力を抑制した容量性負荷駆動回路を提供することを目的とする。
本発明の容量性負荷駆動回路は、容量性負荷とともに共振回路を構成する電力回収インダクタを用いて容量性負荷と電力回収用電源との間でエネルギーを移動して前記容量性負荷を充放電する、電力回収機能を備えた容量性負荷駆動回路であって、電圧の異なる複数の電力回収用電源と、複数の電力回収用電源のそれぞれに接続され容量性負荷とともに共振回路をそれぞれ構成する複数の電力回収インダクタを備え、複数の電力回収インダクタのうち少なくとも2つの電力回収インダクタを同時に用いて容量性負荷を充電または放電する期間を有することを特徴とする。この構成により、駆動速度を低下させることなく変位電流による消費電力を抑制した容量性負荷駆動回路を提供することが可能となる。
また本発明の容量性負荷駆動回路は、容量性負荷に直列に接続されかつ複数の電力回収インダクタのそれぞれとも直列に接続された共通回収インダクタをさらに備えてもよい。この構成によっても、駆動速度を低下させることなく変位電流による消費電力を抑制した容量性負荷駆動回路を提供することが可能となる。
また本発明の容量性負荷駆動回路の共通回収インダクタのインダクタンスは電力回収インダクタのインダクタンスの1.5〜4倍に設定されていることがのぞましい。この構成により、さらに消費電力抑制の効果を大きくすることができる。
本発明によれば、駆動速度を低下させることなく、変位電流による消費電力を抑制した容量性負荷の駆動回路を提供することが可能となる。
以下、本発明の実施の形態におけるプラズマディスプレイ装置について、図面を用いて説明する。
(実施の形態)
図1は本発明の実施の形態の容量性負荷駆動回路を備えたプラズマディスプレイ装置に用いられるパネルの構造を示す分解斜視図の一例である。パネル10は、対向配置された前面板20と背面板30とにより構成され、前面板20と背面板30との間に多数の放電セルを形成している。前面板20は、走査電極22(1)〜22(n)と維持電極23(1)〜23(n)とからなる表示電極が前面ガラス基板21上に互いに平行に複数対形成され、それら表示電極を覆うように誘電体層24および保護層25が形成されている。背面板30は、背面ガラス基板31上に複数の平行なデータ電極32(1)〜32(m)と、それらを覆うように誘電体層33と、さらにその上にデータ電極32(1)〜32(m)と平行に複数の隔壁34がそれぞれ形成され、誘電体層33の表面と隔壁34の側面とに蛍光体層35が形成されている。そして、表示電極とデータ電極32(1)〜32(m)とが立体交差するように前面板20と背面板30とが対向、密封され、内部の放電空間40には放電ガスが封入されている。このような構成のパネルにおいて、各放電セル内でガス放電により紫外線を発生させ、この紫外線でRGB各色の蛍光体を励起発光させてカラー表示を行っている。ここで、走査電極22(1)〜22(n)と維持電極23(1)〜23(n)とからなる表示電極が、本発明の実施の形態における容量性負荷駆動回路が駆動する容量性負荷である。
パネルを駆動する方法としては、1フィールド期間を複数のサブフィールドに分割し、発光させるサブフィールドの組み合わせによって階調表示を行う、いわゆるサブフィールド法が一般的である。図2はパネルの各電極の駆動波形を示す図である。ここで、各サブフィールドは初期化期間、書込み期間及び維持期間を有する。初期化期間では、すべての放電セルで一斉に初期化放電を行ない、それ以前の個々の放電セルに対する壁電荷の履歴を消すとともに、続く書込み動作のために必要な壁電荷を形成する。書込み期間では、走査電極22(1)〜22(n)に順次走査パルスを印加するとともに、データ電極32(1)〜32(m)には表示すべき映像信号に対応した書込みパルスを印加し、走査電極22(1)〜22(n)とデータ電極32(1)〜32(m)との間で選択的に書込み放電を起こし、選択的な壁電荷形成を行う。続く維持期間では、走査電極22(1)〜22(n)と維持電極23(1)〜23(n)との間に所定の回数の維持パルスを印加し、書込み期間に壁電荷形成を行った放電セルを選択的に放電させ発光させる。ここで、維持期間において容量性負荷である走査電極22(1)〜22(n)と維持電極23(1)〜23(n)との間に所定の回数の維持パルスを印加するのが、後述するように本発明の実施の形態における容量性負荷駆動回路である。
図3は、本発明の実施の形態の容量性負荷駆動回路を備えたプラズマディスプレイ装置の回路ブロック図である。プラズマディスプレイ装置100は、映像信号処理回路110、データ電極駆動回路120、タイミング制御回路130、走査電極駆動回路140、および維持電極駆動回路150を備えている。映像信号処理回路110は、映像信号を各サブフィールドの制御を行なうサブフィールド信号に変換する。データ電極駆動回路120は、サブフィールド信号を所定の書込みパルスに変換し、パネルのデータ電極32(1)〜32(m)に印加する。
走査電極駆動回路140は、維持期間において走査電極22(1)〜22(n)に印加する維持パルスを発生するための維持パルス発生回路145と、書込み期間において順次走査パルスを発生するための走査パルス発生回路141とを備えている。そして、維持パルスを含む所定の駆動波形を走査パルス発生回路141を通してパネルの走査電極22(1)〜22(n)に印加する。維持電極駆動回路150は、維持期間に維持電極23(1)〜23(n)に印加する維持パルスを発生するための維持パルス発生回路155を備え、維持パルスを含む所定の駆動波形をパネルの維持電極23(1)〜23(n)に印加する。なお、各回路ブロックには電源回路(図示せず)から必要な電力が供給されている。ここで、維持パルス発生回路145、155は同一の回路であり、つぎに詳細に説明する容量性負荷駆動回路400である。
図4は本発明の実施の形態における容量性負荷駆動回路400の基本構成を示す回路図である。ここで維持パルス発生回路、すなわち容量性負荷駆動回路400から出力される駆動パルスは容量性負荷である走査電極22(1)〜22(n)または維持電極23(1)〜23(n)に印加されるが、図4においては表示電極間の容量性負荷Cpに印加されるものとして示している。また、一般的な駆動方法においては、走査電極側の維持パルスの立上がり期間または立下がり期間と維持電極側の維持パルスの立上がり期間または立下がり期間を重ねることはなく、一方の電極の電圧が変化している場合にはもう一方の電極の電圧は電源電圧Vs(V)または接地電位0(V)に固定されている。したがって、一方の維持パルス発生回路の動作を考える上では容量性負荷Cpの反対側の端子は接地されているものとして説明する。
容量性負荷駆動回路400は、電力回収部410と電圧クランプ部490とを備えている。
電力回収部410は、2つの電力回収用電源Vc1、Vc2と、容量性負荷Cpを含む2つの共振回路LP1、LP2とを備えている。2つの電力回収用電源Vc1、Vc2は、電源Vccと接地電位間に直列に挿入された3つのコンデンサC1、C2、C3で構成されており、このときの3つのコンデンサC1、C2、C3の容量は容量性負荷Cpに比べて十分に大きく設定されている。もちろん他の構成により2つの電力回収用電源Vc1、Vc2を構成してもよく、たとえば2つの電力回収用電源Vc1、Vc2に対する2つのコンデンサを用いて構成してもよい。ここで、2つの電力回収用電源Vc1、Vc2の電圧値はそれぞれ(1/3)×Vcc、(2/3)×Vccに設定されているものとして以下に説明する。
共振回路LP1は、容量性負荷Cpと、共通回収インダクタL0、電力回収インダクタL10と、電力回収用電源Vc1とを含み、さらに、電流の流れる方向とタイミングとを制御するスイッチング素子S11、S12およびそれぞれのスイッチング素子に対する逆流防止ダイオードD11、D12を含む。同様に、共振回路LP2は、容量性負荷Cpと、共通回収インダクタL0、電力回収インダクタL20と、電力回収用電源Vc2とを含み、さらに、電流の流れる方向とタイミングとを制御するスイッチング素子S21、S22およびそれぞれのスイッチング素子に対する逆流防止ダイオードD21、D22を含む。
そして、スイッチング素子S12をオンとすることで共振回路LP1を用いて容量性負荷Cpを充電し、スイッチング素子S22をオンとすることで共振回路LP2を用いて容量性負荷Cpを充電し、スイッチング素子S21をオンとすることで共振回路LP2を用いて容量性負荷Cpを放電し、スイッチング素子S11をオンとすることで共振回路LP1を用いて容量性負荷Cpを放電する。このように、容量性負荷Cpへの充放電は、電力回収用電源Vc1、Vc2と容量性負荷Cpとの間のエネルギーの移動によるものであり、電源から電力を供給されることがないので実質的な消費電力は0となる。
負荷がプラズマディスプレイパネルの場合、維持パルスが立上がった後の期間および立下がった後の期間において放電セル内部で放電が発生し、電力回収不能の大きな放電電流が発生する。このとき図4に破線で示したように、等価的に容量性負荷Cpに並列に抵抗性負荷Rpが追加される。クランプ回路490はこの放電電流を電源Vccから抵抗性負荷Rpへ供給するために、また放電電流を接地電位に逃がすために設けている。そして、スイッチング素子S92をオンすることにより放電電流を電源Vccから抵抗性負荷Rpに供給し、スイッチング素子S91をオンすることにより放電電流を接地電位に逃がすことができる。
図5は、本発明の実施の形態における容量性負荷駆動回路400の動作を説明するためのタイミングチャートである。維持パルスの1周期を図5にT1〜T8で示した8つの期間に分割し、それぞれの期間について詳細に説明する。
(期間T1)
時刻t1でスイッチング素子S12をオンにする。すると共振回路LP1を用いて容量性負荷Cpの充電が始まる。すなわち、電力回収用電源Vc1から電力回収インダクタL10、共通回収インダクタL0を介して容量性負荷Cpに電流I1が流れ始め、容量性負荷Cpの電圧Vcpも上昇し始める。このとき、電力回収インダクタL10、共通回収インダクタL0と容量性負荷Cpとは共振回路を形成しているので、電力回収用電源Vc1の電圧(1/3)×Vccを超えて電圧Vcpは上昇する。
(期間T2)
時刻t2でスイッチング素子S22をオンにする。すると共振回路LP2を通しても電流が流れ始める。このとき電流Icpは大きくは変化しないが、電力回収用電源Vc2の電圧が電力回収用電源Vc1より高いために、共振回路LP1の電流I1は急激に減少し、その分共振回路LP2の電流I2が急激に増加する。
(期間T3)
時刻t3で共振回路LP1の電流が0となる。その後、共振回路LP2のみを用いて容量性負荷Cpの充電が続けられる。このとき、電力回収インダクタL20、共通回収インダクタL0と容量性負荷Cpとは共振回路を形成しているので、電力回収用電源Vc2の電圧(2/3)×Vccを超えて電圧Vcpは上昇する。時刻t3を過ぎた時点でスイッチング素子S12をオフにするが、逆流防止ダイオードD12が電力回収インダクタL10の電流の逆流を防止するため、必ずしも正確に時刻t3においてスイッチング素子S12をオフする必要はない。
(期間T4)
時刻t4において容量性負荷Cpの電圧Vcpが電源電圧Vccに等しくなり共振回路LP2の電流I2が0となる。その後スイッチング素子S92をオンにする。これは上述したように期間T4において放電セル内部で放電が発生するので、大きな放電電流を直接電源Vccから抵抗性負荷Rpに供給するためである。なお、時刻t4を過ぎた時点でスイッチング素子S22をオフにするが、この場合も逆流防止ダイオードD22が電力回収インダクタL20の電流の逆流を防止するため、厳密に時刻t4でスイッチング素子S22をオフする必要はない。また、スイッチング素子S92は時刻t5までにオフにしておく。
(期間T5)
時刻t5でスイッチング素子S21をオンにする。すると共振回路LP2を用いて容量性負荷Cpの放電が始まる。すなわち、容量性負荷Cpから共通回収インダクタL0、電力回収インダクタL20を介して電力回収用電源Vc2に電流I2が流れ始め、容量性負荷Cpの電圧Vcpも低下し始める。このとき、電力回収インダクタL20、共通回収インダクタL0と容量性負荷Cpとは共振回路を形成しているので、電力回収用電源Vc2の電圧(2/3)×Vccを下回って電圧Vcpは下降する。
(期間T6)
時刻t6でスイッチング素子S11をオンにする。すると共振回路LP1を通しても電流が流れ始める。このとき電流Icpは大きくは変化しないが、電力回収用電源Vc1の電圧が電力回収用電源Vc2より低いために、共振回路LP2の電流I2は急激に減少し、その分共振回路LP1の電流I1が急激に増加する。
(期間T7)
時刻t7で共振回路LP2の電流が0となる。その後、共振回路LP1のみを用いて容量性負荷Cpの放電が続けられる。このとき、電力回収インダクタL10、共通回収インダクタL0と容量性負荷Cpとは共振回路を形成しているので、電力回収用電源Vc1の電圧(1/3)×Vccを下回って電圧Vcpは下降する。時刻t7を過ぎた時点でスイッチング素子S21をオフにするが、逆流防止ダイオードD21が電力回収インダクタL20の電流の逆流を防止するため、必ずしも正確に時刻t7においてスイッチング素子S21をオフする必要はない。
(期間T8)
時刻t8において容量性負荷Cpの電圧Vcpが接地電位に等しくなり共振回路LP1の電流I1が0となる。その後スイッチング素子S91をオンにする。これは上述したように期間T8において放電セル内部で放電が発生するので、大きな放電電流を接地電位に放出するためである。なお、時刻t8を過ぎた時点でスイッチング素子S11をオフにするが、この場合も逆流防止ダイオードD11が電力回収インダクタL10の電流の逆流を防止するため、厳密に時刻t8でスイッチング素子S11をオフする必要はない。また、スイッチング素子S91は次の周期の時刻t1までにオフにしておく。
このように、本発明の実施の形態における容量性負荷駆動回路400は2つの共振回路LP1、LP2を備え、かつこれらを同時に用いて容量性負荷Cpを充放電する期間を有することにより、図5の電流Icpに示したように、容量性負荷Cpの充放電にともなう変位電流のピークを3つに分散させることができ電流のピーク値を小さくすることができる。したがって変位電流が回路の抵抗成分を流れる際に消費される電力も抑制することができる。
ここで、電力抑制の効果を大きくするためには、電流Icpの3つのピークの大きさをそろえることが望ましい。そのために、本実施の形態においてはシミュレーションを用いて、以下のように3つの共通回収インダクタL0、電力回収インダクタL10、L20のインダクタンスを最適な値に設定した。まず、インダクタL20のインダクタンスをインダクタL20の値と等しいとして、電流Icpの3つのピーク値が等しくなるインダクタL0、L10のインダクタンスを求めた。図6に、このときのインダクタL0、L10のインダクタンスの関係を示す。本実施の形態においては、インダクタL0のインダクタンスをインダクタL10のおよそ2.4倍に設定することで電流Icpのピーク値をそろえることができた。また、インダクタL0のインダクタンスをそれより小さく設定すると中央の電流ピークが大きくなり、逆に2.4倍よりも大きく設定すると両側の電流ピークが大きくなった。さらに図6には、電流Icpの3つのピークの大きさから考えて電力抑制の効果が得られる範囲を斜線で示している。この範囲は、インダクタL0のインダクタンスがインダクタL10のおよそ1.5〜3.5倍の範囲である。
つぎに、電圧Vcpの立上がり時間をおよそ500nsとなるように、インダクタL0のインダクタンスを90nHに設定し、インダクタL10およびL20のインダクタンスを35nHに設定した。なお、容量性負荷Cpとしては、パネルの表示電極間容量の実測値に基づき、150nFと仮定した。
本発明の容量性負荷駆動回路は、駆動速度を低下させることなく変位電流による消費電力を抑制できるので、プラズマディスプレイパネル等の容量性負荷にパルス電圧を印加するための容量性負荷駆動回路等として有用である。
本発明の実施の形態の容量性負荷駆動回路を備えたプラズマディスプレイ装置に用いられるパネルの構造を示す分解斜視図 同パネルの各電極の駆動波形を示す図 同プラズマディスプレイ装置の回路ブロック図 本発明の実施の形態における容量性負荷駆動回路の基本構成を示す回路図 同容量性負荷駆動回路の動作を説明するためのタイミングチャート 電流Icpの3つのピーク値を等しくするインダクタL0、L10のインダクタンスの関係を示す図
符号の説明
10 プラズマディスプレイパネル
100 駆動装置
110 映像信号処理回路
120 データ電極駆動回路
130 タイミング制御回路
140 走査電極駆動回路
141 走査パルス発生回路
150 維持電極駆動回路
400 容量性負荷駆動回路
410 電力回収部
490 電圧クランプ部

Claims (3)

  1. 容量性負荷とともに共振回路を構成する電力回収インダクタを用いて、前記容量性負荷と電力回収用電源との間でエネルギーを移動して前記容量性負荷を充放電する、電力回収機能を備えた容量性負荷駆動回路であって、
    電圧の異なる複数の電力回収用電源と、
    前記複数の電力回収用電源のそれぞれに接続され、前記容量性負荷とともに共振回路をそれぞれ構成する複数の電力回収インダクタを備え、
    前記複数の電力回収インダクタのうち、少なくとも2つの電力回収インダクタを同時に用いて前記容量性負荷を充電または放電する期間を有することを特徴とする容量性負荷駆動回路。
  2. 前記容量性負荷に直列に接続され、かつ前記複数の電力回収インダクタのそれぞれとも直列に接続された共通回収インダクタをさらに備えたことを特徴とする請求項1に記載の容量性負荷駆動回路。
  3. 前記共通回収インダクタのインダクタンスは前記電力回収インダクタのインダクタンスの1.5〜3.5倍に設定されていることを特徴とする請求項2に記載の容量性負荷駆動回路。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2010249981A (ja) * 2009-04-14 2010-11-04 Toyo Univ 容量性負荷駆動回路および表示装置

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