JP2008309826A - プラズマディスプレイパネルの駆動方法およびプラズマディスプレイ装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】使用時間の長いプラズマディスプレイパネルであっても、不灯が発生することがなく、安定した画像表示を可能とする。
【解決手段】1フィールドを構成する複数のサブフィールドの各維持期間において、走査電極と維持電極とからなる表示電極対に交互に維持パルスを印加して放電セルを発光させるパネルの駆動方法であって、維持パルスは、立上り時間の長い第1の維持パルスと、立上り時間の短い第2の維持パルスと、第1の維持パルスよりも立上り時間が短くかつ第2の維持パルスよりも立上り時間の長い第3の維持パルスとを含み、第2の維持パルスの次には第2の維持パルスまたは第3の維持パルスを印加し、第3の維持パルスの次には第3の維持パルスまたは第1の維持パルスを印加する。
【選択図】図6

Description

本発明は、プラズマディスプレイパネルの駆動方法およびそれを用いたプラズマディスプレイ装置に関する。
プラズマディスプレイパネル(以下、「パネル」と略記する)として代表的な交流面放電型パネルは、1対の走査電極と維持電極とからなる表示電極対が複数形成された前面板と、複数の平行なデータ電極が形成された背面板とを対向配置し、その間に多数の放電セルが形成されている。そして放電セル内でガス放電により紫外線を発生させ、この紫外線で赤色、緑色および青色の各色の蛍光体を励起発光させてカラー表示を行っている。
パネルを駆動する方法としてはサブフィールド法、すなわち、1フィールドを複数のサブフィールドに分割した上で、発光させるサブフィールドの組み合わせによって階調表示を行う方法が一般的である。各サブフィールドは、初期化期間、書込み期間および維持期間を有する。初期化期間では初期化放電を発生し、続く書込み動作に必要な壁電荷を形成する。書込み期間では、表示する画像に応じて選択的に放電セルで書込み放電を発生し壁電荷を形成する。そして維持期間では、走査電極と維持電極とからなる表示電極対に交互に維持パルスを印加して維持放電を発生させ、対応する放電セルの蛍光体層を発光させることにより画像表示を行う。
このようなパネルを用いたプラズマディスプレイ装置は、開発当初は輝度が低く発光効率も低いことが課題とされたが、放電セルの形状、蛍光体、放電ガス等の材料、製造プロセス等、様々な観点からの取り組みがなされ、現在は実用上十分な輝度が得られるようになってきている。そして、現在も発光効率を向上させるための取り組みが継続してなされている。
駆動方法の観点からは、表示電極対に印加する維持パルスの波形について、重点的に検討がなされている。例えば特許文献1には、立上り時間の長い維持パルスを印加することにより、2山の維持放電、すなわち表示電極対に印加する電圧を極大値まで上昇させて最初の維持放電を発生させた後、所定の電圧まで上昇させて次の維持放電を発生させて、発光効率を向上させる方法が開示されている。
また、特許文献2には、立上り時間が長く2山の維持放電を発生させる第1の維持パルスと、立上り時間が短く1山の維持放電を発生させる第2の維持パルスとを周期的に切換えて表示電極対に印加することにより、発光効率を向上させるとともに輝度の不均一、いわゆる「輝度むら」を防ぐ方法が開示されている。
特開2002−6805号公報 特開2007−10702号公報
しかしながら、近年のパネルの大画面化、高精細度化に伴い、波形の異なる2種類の維持パルスを周期的に切換えて表示電極対に印加すると、発光すべき放電セルで維持放電が継続せず、発光しなくなるという誤動作(以下、「不灯」と略記する)が発生することがあった。そしてこのような不灯は、プラズマディスプレイ装置の製造直後は発生していなくても、使用時間が長くなるにつれて発生する頻度が高くなる傾向があり、プラズマディスプレイ装置の耐用年数を短くする恐れがあった。
本発明は、このような課題に鑑みなされたものであり、使用時間の長いパネルであっても、不灯が発生することがなく、安定した画像表示が可能なパネルの駆動方法およびプラズマディスプレイ装置を提供することを目的とする。
本発明は、1フィールドを構成する複数のサブフィールドの各維持期間において、走査電極と維持電極とからなる表示電極対に交互に維持パルスを印加して放電セルを発光させるパネルの駆動方法であって、維持パルスは、立上り時間の長い第1の維持パルスと、立上り時間の短い第2の維持パルスと、第1の維持パルスよりも立上り時間が短くかつ第2の維持パルスよりも立上り時間の長い第3の維持パルスとを含み、第2の維持パルスの次には第2の維持パルスまたは第3の維持パルスを印加し、第3の維持パルスの次には第3の維持パルスまたは第1の維持パルスを印加することを特徴とする。
また本発明は、走査電極と維持電極とからなる表示電極対を有する放電セルを複数備えたパネルと、表示電極対の電極間容量とインダクタとを共振させて維持パルスの立上りを行う電力回収部および維持パルスの電圧を電源電圧またはベース電位にクランプするクランプ部を有する維持パルス発生部とを備え、1フィールドを構成する複数のサブフィールドの各維持期間において表示電極対に交互に維持パルスを印加するプラズマディスプレイ装置であって、維持パルス発生部は、立上り時間の長い第1の維持パルスと、立上り時間の短い第2の維持パルスと、第1の維持パルスよりも立上り時間が短くかつ第2の維持パルスよりも立上り時間の長い第3の維持パルスとを発生させ、第2の維持パルスの次には第2の維持パルスまたは第3の維持パルスを表示電極対に印加し、第3の維持パルスの次には第3の維持パルスまたは第1の維持パルスを表示電極対に印加することを特徴とする。
本発明によれば、使用時間の長いパネルであっても、不灯が発生することがなく、安定した画像表示が可能なパネルの駆動方法およびプラズマディスプレイ装置を提供することが可能となる。
以下、本発明の実施の形態におけるパネルの駆動方法およびプラズマディスプレイ装置について、図面を用いて説明する。
(実施の形態)
図1は、本発明の実施の形態におけるパネル10の構造を示す分解斜視図である。ガラス製の前面基板21上には、走査電極22と維持電極23とからなる表示電極対24が複数形成されている。そして表示電極対24を覆うように誘電体層25が形成され、その誘電体層25上に保護層26が形成されている。背面基板31上にはデータ電極32が複数形成され、データ電極32を覆うように誘電体層33が形成され、さらにその上に井桁状の隔壁34が形成されている。そして、隔壁34の側面および誘電体層33上には赤色、緑色および青色の各色に発光する蛍光体層35が設けられている。
これら前面基板21と背面基板31とは、微小な放電空間を挟んで表示電極対24とデータ電極32とが交差するように対向配置され、その外周部をガラスフリット等の封着材によって封着されている。そして放電空間には、放電ガスとして、例えばネオンとキセノンとの混合ガスが封入されている。放電空間は隔壁34によって複数の区画に仕切られており、表示電極対24とデータ電極32とが交差する部分に放電セルが形成されている。そしてこれらの放電セルが放電、発光することにより画像が表示される。
なお、パネル10の構造は上述したものに限られるわけではなく、例えばストライプ状の隔壁を備えたものであってもよい。
図2は、本発明の実施の形態におけるパネル10の電極配列図である。パネル10には、行方向に長いn本の走査電極SC1〜SCn(図1の走査電極22)およびn本の維持電極SU1〜SUn(図1の維持電極23)が配列され、列方向に長いm本のデータ電極D1〜Dm(図1のデータ電極32)が配列されている。そして、1対の走査電極SCi(i=1〜n)および維持電極SUiと1つのデータ電極Dj(j=1〜m)とが交差した部分に放電セルが形成され、放電セルは放電空間内にm×n個形成されている。
次に、パネル10を駆動するための駆動電圧波形とその動作について説明する。プラズマディスプレイ装置は、サブフィールド法、すなわち1フィールドを複数のサブフィールドに分割し、サブフィールド毎に各放電セルの発光・非発光を制御することによって画像を表示する。それぞれのサブフィールドは初期化期間、書込み期間および維持期間を有する。初期化期間では初期化放電を発生し、続く書込み放電に必要な壁電荷を各電極上に形成する。書込み期間では、発光させるべき放電セルで選択的に書込み放電を発生し壁電荷を形成する。そして維持期間では、サブフィールド毎にあらかじめ決められた輝度重みに応じた数の維持パルスを表示電極対に交互に印加して、書込み放電を発生した放電セルで維持放電を発生させて発光させる。
サブフィールド構成としては、例えば、1フィールドを10のサブフィールド(第1SF、第2SF、・・・、第10SF)に分割し、各サブフィールドはそれぞれ、(1、2、3、6、11、18、30、44、60、80)の輝度重みを持つものとする。しかし、本発明はサブフィールド数や各サブフィールドの輝度重みが上記の値に限定されるものではない。
図3は、本発明の実施の形態におけるパネル10の各電極に印加する駆動電圧波形図である。図3には、2つのサブフィールドの駆動電圧波形を示しているが、他のサブフィールドにおける駆動電圧波形もほぼ同様である。
第1SFの初期化期間の前半部では、データ電極D1〜Dm、維持電極SU1〜SUnにそれぞれ0(V)を印加し、走査電極SC1〜SCnには、維持電極SU1〜SUnに対して放電開始電圧以下の電圧Vi1から、放電開始電圧を超える電圧Vi2に向かって緩やかに上昇する傾斜波形電圧を印加する。この傾斜波形電圧が上昇する間に、走査電極SC1〜SCnと維持電極SU1〜SUn、走査電極SC1〜SCnとデータ電極D1〜Dmとの間でそれぞれ微弱な初期化放電が起こる。そして、走査電極SC1〜SCn上に負の壁電圧が蓄積されるとともに、データ電極D1〜Dm上および維持電極SU1〜SUn上には正の壁電圧が蓄積される。ここで、電極上の壁電圧とは電極を覆う誘電体層上、保護層上、蛍光体層上等に蓄積された壁電荷により生じる電圧を表す。
初期化期間の後半部では、維持電極SU1〜SUnに正の電圧Ve1を印加し、走査電極SC1〜SCnには、維持電極SU1〜SUnに対して放電開始電圧以下となる電圧Vi3から放電開始電圧を超える電圧Vi4に向かって緩やかに下降する傾斜波形電圧を印加する。この間に、走査電極SC1〜SCnと維持電極SU1〜SUn、走査電極SC1〜SCnとデータ電極D1〜Dmとの間でそれぞれ微弱な初期化放電が起こる。そして、走査電極SC1〜SCn上の負の壁電圧および維持電極SU1〜SUn上の正の壁電圧が弱められ、データ電極D1〜Dm上の正の壁電圧は書込み動作に適した値に調整される。以上により、初期化動作が終了する。
なお、初期化期間の駆動電圧波形としては、図3の第2SFの初期化期間に示したように、初期化期間の後半部の電圧波形だけを印加してもよく、この場合には直前のサブフィールドの維持期間において維持放電を行った放電セルで選択的に初期化放電が発生する。
続く書込み期間では、維持電極SU1〜SUnに電圧Ve2を、走査電極SC1〜SCnに電圧Vcを印加する。
次に、1行目の走査電極SC1に負の走査パルスVaを印加するとともに、データ電極D1〜Dmのうち1行目に発光させるべき放電セルのデータ電極Dk(k=1〜m)に正の書込みパルスVdを印加する。このときデータ電極Dk上と走査電極SC1上との交差部の電圧差は、外部印加電圧の差(Vd−Va)にデータ電極Dk上の壁電圧と走査電極SC1上の壁電圧の差とが加算されたものとなり放電開始電圧を超える。そして、データ電極Dkと走査電極SC1との間および維持電極SU1と走査電極SC1との間に書込み放電が起こり、走査電極SC1上に正の壁電圧が蓄積され、維持電極SU1上に負の壁電圧が蓄積され、データ電極Dk上にも負の壁電圧が蓄積される。
このようにして、1行目に発光させるべき放電セルで書込み放電を起こして各電極上に壁電圧を蓄積する書込み動作が行われる。一方、書込みパルスVdを印加しなかったデータ電極D1〜Dmと走査電極SC1との交差部の電圧は放電開始電圧を超えないので、書込み放電は発生しない。以上の書込み動作を走査電極SCnのn行目の放電セルに至るまで行い、書込み期間が終了する。
続く維持期間では、走査電極SC1〜SCnと維持電極SU1〜SUnとに交互に維持パルスを印加して、書込み放電による壁電荷形成を行った放電セルを選択的に維持放電させ発光させる。本実施の形態においては3種類の維持パルスを用いて維持放電を発生させるが、このときの維持パルスの波形および放電の詳細については後述することとして、ここでは概要を説明する。
まず、データ電極D1〜Dmに0(V)を印加する。そして維持電極SU1〜SUnに0(V)を印加するとともに走査電極SC1〜SCnに維持パルス電圧Vsを印加する。すると書込み放電を起こした放電セルでは、走査電極SCi上と維持電極SUi上との電圧差が維持パルス電圧Vsに走査電極SCi上の壁電圧と維持電極SUi上の壁電圧との差が加算されたものとなり放電開始電圧を超える。そして、走査電極SCiと維持電極SUiとの間に維持放電が起こり、このとき発生した紫外線により蛍光体層35が発光する。このとき走査電極SCi上に負の壁電圧が蓄積され、維持電極SUi上に正の壁電圧が蓄積される。さらにデータ電極Dk上にも正の壁電圧が蓄積される。
ただし、書込み期間において書込み放電が起きなかった放電セルでは維持放電は発生せず、初期化期間の終了時における壁電圧が保たれる。
続いて、走査電極SC1〜SCnには0(V)を、維持電極SU1〜SUnには維持パルス電圧Vsをそれぞれ印加する。すると、維持放電を起こした放電セルでは、維持電極SUi上と走査電極SCi上との電圧差が放電開始電圧を超えるので再び維持電極SUiと走査電極SCiとの間に維持放電が起こり、維持電極SUi上に負の壁電圧が蓄積され走査電極SCi上に正の壁電圧が蓄積される。
以降同様に、走査電極SC1〜SCnと維持電極SU1〜SUnとに交互に輝度重みに応じた数の維持パルスを印加することにより、書込み期間において書込み放電を起こした放電セルで維持放電が継続して行われる。
そして、維持期間の最後には、走査電極SC1〜SCnと維持電極SU1〜SUnとの間にいわゆる細幅パルス状の電位差を与えて、データ電極Dk上の正の壁電圧を残したまま、走査電極SCi上および維持電極SUi上の壁電圧を消去している。こうして維持期間における維持動作が終了する。
なお、細幅パルス状の電位差の代わりに、維持パルス電圧Vsに等しいかそれよりも高い電圧に向かって緩やかに上昇する傾斜波形電圧を走査電極SC1〜SCnに印加して、データ電極Dk上の正の壁電圧を残したまま、走査電極SCi上および維持電極SUi上の壁電圧を消去してもよい。
続くサブフィールドの動作は第1SFの動作とほぼ同様であるため説明を省略する。
次に、パネル10を駆動するための駆動回路とその動作について説明する。図4は、本発明の実施の形態におけるプラズマディスプレイ装置100の回路ブロック図である。プラズマディスプレイ装置100は、パネル10、画像信号処理回路41、データ電極駆動回路42、走査電極駆動回路43、維持電極駆動回路44、タイミング発生回路45および各回路ブロックに必要な電源を供給する電源回路(図示せず)を備えている。
画像信号処理回路41は、入力された画像信号をサブフィールド毎の発光・非発光を示す画像データに変換する。データ電極駆動回路42はサブフィールド毎の画像データを各データ電極D1〜Dmに対応する信号に変換し各データ電極D1〜Dmを駆動する。
タイミング発生回路45は水平同期信号、垂直同期信号をもとにして各回路ブロックの動作を制御する各種のタイミング信号を発生し、それぞれの回路ブロックへ供給する。走査電極駆動回路43は、維持期間において走査電極SC1〜SCnに印加する維持パルスを発生するための維持パルス発生部50を有し、タイミング信号にもとづいて各走査電極SC1〜SCnをそれぞれ駆動する。維持電極駆動回路44は、維持期間において維持電極SU1〜SUnに印加する維持パルスを発生するための維持パルス発生部60を有し、タイミング信号にもとづいて維持電極SU1〜SUnを駆動する。
図5は、本発明の実施の形態におけるプラズマディスプレイ装置の維持パルス発生部50、60の回路図である。なお、図5にはパネル10の電極間容量をCpとして示し、走査パルスおよび初期化電圧波形を発生させる回路は省略している。
維持パルス発生部50は電力回収部52とクランプ部56とから構成されている。電力回収部52は、電力回収用のコンデンサC52、スイッチング素子Q53、Q54、逆流防止用のダイオードD53、D54、電力回収用のインダクタL52を有している。クランプ部56は、スイッチング素子Q57、Q58を有している。そしてこれらの電力回収部52およびクランプ部56は、走査パルス発生回路を介してパネル10の電極間容量Cpの一端である走査電極SC1〜SCnに接続されている。コンデンサC52は電極間容量Cpに比べて十分に大きい容量を持ち、電圧値が維持パルス電圧Vsのほぼ1/2の電圧に充電されており、電力回収部52の電源として働く。維持パルス発生部60も維持パルス発生部50と同様の回路構成であり、電力回収用のコンデンサC62、スイッチング素子Q63、Q64、逆流防止用のダイオードD63、D64、電力回収用のインダクタL62を有する電力回収部62と、スイッチング素子Q67、Q68を有するクランプ部66を備え、維持パルス発生部60の出力はパネル10の電極間容量Cpの他端である維持電極SU1〜SUnに接続されている。
次に、維持パルスの波形および放電の詳細について説明する。本実施の形態においては、発光波形で2つのピークを持つ2山の維持放電を発生させて発光効率を高めた立上り時間の長い第1の維持パルス、発光波形で1つのピークを持つ1山の維持放電を発生させて壁電圧を安定させることにより維持放電を安定して継続させる立上り時間の短い第2の維持パルス、および不灯を抑制するために第2の維持パルスから第1の維持パルスに切換える際に用いる第3の維持パルスの3種類の維持パルスを用いて維持放電を行っている。
図6は、本発明の実施の形態における維持パルスの詳細を示すタイミングチャートである。まず、第1の維持パルスを、図6のT11〜T13で示した3つの期間に分割し、それぞれの期間について説明する。
(期間T11)
時刻t11でスイッチング素子Q53をONにする。すると、電力回収用のコンデンサC52からスイッチング素子Q53、ダイオードD53、インダクタL52を通して電流が流れ始め、走査電極SC1〜SCnの電圧が上がり始める。ここで、インダクタL52と電極間容量Cpとは共振回路を形成しているので、共振周期の1/2の時間経過後には走査電極SC1〜SCnの電圧はVs付近まで上昇する。しかしその前に、書込み放電を起こした放電セルでは放電開始電圧を超えて最初の維持放電(以下、「放電A」と略記する)が発生する。放電Aがある程度大きくなり放電に伴う紫外線放出量が飽和し始めると、放電に必要な電流が走査電極側の電力回収部52の電流供給能力を超え放電Aが弱まり始める。
(期間T12)
時刻t12でスイッチング素子Q57をONにして、走査電極SC1〜SCnの電圧を強制的に電圧Vsまで上昇させる。するとこのときの電圧上昇によって、次の維持放電(以下、「放電B」と略記する)が発生する。このとき維持電極SU1〜SUnは接地電圧0(V)に、走査電極SC1〜SCnは電源電圧Vsに接続されているので、放電電流が制限されることがなく、放電Bは十分に強い放電となり、維持放電を継続させるために必要な壁電圧を蓄積することができる。
(期間T13)
時刻t13でスイッチング素子Q54をONにする。すると走査電極SC1〜SCn側の電荷はインダクタL52、ダイオードD54、スイッチング素子Q54を通してコンデンサC52に流れ始め、走査電極SC1〜SCnの電圧が下がり始める。そして時刻t14でスイッチング素子Q58をONにして、走査電極SC1〜SCnの電圧を強制的に0(V)に低下させる。
なお、スイッチング素子Q54は次にスイッチング素子Q53をONする前にOFFすればよく、スイッチング素子Q53は次にスイッチング素子Q54をONする前にOFFすればよい。また、維持パルス発生部50の出力インピーダンスを下げるために、スイッチング素子Q58は次にスイッチング素子Q53をONする直前にOFFするのが望ましく、スイッチング素子Q57は次にスイッチング素子Q54をONする直前にOFFするのが望ましい。
本実施の形態においては、共振周期の1/2がほぼ1000nsとなるようにインダクタL52のインダクタンスを設定している。また第1の維持パルスのパルス幅、すなわち時刻t11から時刻t14までの時間は5.4μs、第1の維持パルスの立上り時間、すなわち期間T11の時間は700nsである。
第1の維持パルスによる維持放電によって発光効率が向上するメカニズムは完全に解明されたわけではないが、放電Aに関しては紫外線放出量が飽和しなくなるために、また放電Bに関しては実効的に低い電圧で放電が発生するために、それぞれ発光効率が向上するものと考えられる。そして、放電Aの発光効率を向上させるためには、放電Aが弱まった後に、出力電圧を再び上昇させて放電Bを発生させることが望ましい。また、低い電圧で放電Bを発生させるためには、放電Aによるプライミング効果が得られる間に電極に印加する電圧を上昇させて放電Bを発生させることが望ましい。
以上のように、第1の維持パルスを用いた維持放電によれば、発光効率のよい2つの放電を安定して発生させることができる反面、何らかの理由で表示電極対の壁電圧にバラツキが生じてしまった場合、2つの放電のバランスが崩れて輝度のバラツキを生じる恐れがあった。しかしながら本実施の形態においては、仮に壁電圧にバラツキが生じてしまっても、壁電圧を安定させて維持放電を安定して継続させるための第2の維持パルスを表示電極対に印加している。具体的には、第1の維持パルスを所定の回数連続して印加する毎に、少なくとも表示電極対の一方に第2の維持パルスを印加している。
次に第2の維持パルスについて説明する。第2の維持パルスは第1の維持パルスの数回に対して1回の割合で挿入するだけで壁電圧を安定させる効果があるので、第2の維持パルスが維持電極側に1パルス分挿入されているものとして以下に説明するが、第2の維持パルスを走査電極側に挿入しても同様の効果を得ることができる。
(期間T21)
時刻t21でスイッチング素子Q63をONにする。すると、電力回収用のコンデンサC62からスイッチング素子Q63、ダイオードD63、インダクタL62を通して電流が流れ始め、維持電極SU1〜SUnの電圧が上がり始める。
(期間T22)
ここでも、インダクタL62と電極間容量Cpとは共振回路を形成しているので、共振周期の1/2の時間経過後に維持電極SU1〜SUnの電圧はVs付近まで上昇する。しかし、第2の維持パルスが第1の維持パルスと大きく異なるところは、走査電極SC1〜SCnと維持電極SU1〜SUnとの間で維持放電が発生する前にスイッチング素子Q67をONするところである。本実施の形態においては、時刻t22でスイッチング素子Q67をONする。すると維持電極SU1〜SUnはスイッチング素子Q67を通して直接に電源へ接続され、維持電極SU1〜SUnの電圧は強制的にVsまで上昇する。そして維持電極SU1〜SUnの急激な電圧上昇により、書込み放電を起こした放電セルでは非常に強い維持放電(以下、「放電C」と略記する)が発生する。このときの放電Cは非常に強くかつパルス持続時間(図6における期間T22の時間)も長いので、放電セル内部の電界を緩和できるだけの十分な壁電荷が蓄積される。したがって、何らかの理由で壁電圧にバラツキが生じた場合であっても、第2の維持パルスを用いて放電Cを発生させることにより壁電圧を安定させることができる。
(期間T23)
時刻t23でスイッチング素子Q64をONにする。すると維持電極SU1〜SUn側の電荷はインダクタL62、ダイオードD64、スイッチング素子Q64を通してコンデンサC62に流れ始め、維持電極SU1〜SUnの電圧が下がり始める。そして時刻t24でスイッチング素子Q68をONにして、維持電極SU1〜SUnの電圧を強制的に0(V)に低下させる。
なお、スイッチング素子Q64は次にスイッチング素子Q63をONする前にOFFすればよく、スイッチング素子Q63は次にスイッチング素子Q64をONする前にOFFすればよい。また、維持パルス発生部60の出力インピーダンスを下げるために、スイッチング素子Q68は次にスイッチング素子Q63をONする直前にOFFするのが望ましく、スイッチング素子Q67は次にスイッチング素子Q64をONする直前にOFFするのが望ましい。
インダクタL62のインダクタンスも、共振周期の1/2がほぼ1000nsとなるように設定している。また第2の維持パルスのパルス幅は第1の維持パルスのパルス幅と同様に5.4μsであるが、第2の維持パルスの立上り時間、すなわち期間T21の時間は350nsである。
なお、上述したように、波形の異なる2種類の維持パルスを周期的に切換えて表示電極対に印加すると、発光すべき放電セルで維持放電が継続せず、不灯が発生することがあった。本実施の形態においてはこの不灯を抑えるために、表示電極対に第2の維持パルスを印加した後、さらに第3の維持パルスを印加し、その後に第1の維持パルスに切換えている。
次に第3の維持パルスについて説明する。第3の維持パルスは第1の維持パルスと同様に2山の維持放電を発生させるが第1の維持パルスほど発光効率が高くない。しかし第3の維持パルスは第2の維持パルスに続いて1回挿入するだけで不灯を抑制する効果がある。以下に、第3の維持パルスが走査電極側に1パルス分挿入されているものとして説明するが、第3の維持パルスを維持電極側に挿入しても同様の効果を得ることができる。
(期間T31)
時刻t31でスイッチング素子Q53をONにする。すると、電力回収用のコンデンサC52からスイッチング素子Q53、ダイオードD53、インダクタL52を通して電流が流れ始め、走査電極SC1〜SCnの電圧が上がり始める。第3の維持パルスによる放電においては、その前の第2の維持パルスによる強い放電で大量の壁電荷が蓄積されているために、走査電極SC1〜SCnに印加される電圧が比較的低い時に放電開始電圧を超えて最初の維持放電(以下、「放電A’」と略記する)が発生する。
(期間T32)
放電A’があまり大きくなる前の時刻t32でスイッチング素子Q57をONする。すると走査電極SC1〜SCnの電圧は強制的にVsまで上昇する。するとこのときの電圧上昇によって、次の維持放電(以下、「放電B’」と略記する)が発生する。このとき維持電極SU1〜SUnは接地電圧0(V)に、走査電極SC1〜SCnは電源電圧Vsに接続されているので放電電流が制限されることがなく、放電B’は十分に強い放電となり、維持放電を継続させるために必要な壁電圧を蓄積することができる。
(期間T33)
時刻t33でスイッチング素子Q54をONにする。すると走査電極SC1〜SCn側の電荷はインダクタL52、ダイオードD54、スイッチング素子Q54を通してコンデンサC52に流れ始め、走査電極SC1〜SCnの電圧が下がり始める。そして時刻t34でスイッチング素子Q58をONにして、走査電極SC1〜SCnの電圧を強制的に0(V)に低下させる。
なお、スイッチング素子Q54は次にスイッチング素子Q53をONする前にOFFすればよく、スイッチング素子Q53は次にスイッチング素子Q54をONする前にOFFすればよい。また、維持パルス発生部50の出力インピーダンスを下げるために、スイッチング素子Q58は次にスイッチング素子Q53をONする直前にOFFするのが望ましく、スイッチング素子Q57は次にスイッチング素子Q54をONする直前にOFFするのが望ましい。
第3の維持パルスのパルス幅は第1の維持パルスおよび第2の維持パルスのパルス幅と同様に5.4μsである。しかし第3の維持パルスの立上り時間は、第1の維持パルスよりも短くかつ第2の維持パルスよりも長く設定されている。本実施の形態においては、第3の維持パルスの立上り時間、すなわち期間T31の時間は600nsに設定されている。
図7は、本発明の実施の形態における維持パルスの配列を示す模式図であり、「1」は第1の維持パルス、「2」は第2の維持パルス、「3」は第3の維持パルスをそれぞれ示している。図7(a)は、表示電極対に第1の維持パルスを3パルス印加した後、第2の維持パルスを1パルス印加し、その後、第3の維持パルスを1パルス印加し、その後、上述の繰り返しで維持パルスを印加する配列を示している。また、図7(b)は、第1の維持パルスを5パルス印加した後、第2の維持パルスを2パルス印加し、その後、第3の維持パルスを1パルス印加し、その後、上述の繰り返しで維持パルスを印加する配列を示している。
このように、3種類の維持パルスをそれぞれ必要に応じた数だけ配列して表示電極対に印加しているが、本実施の形態においては、第2の維持パルスを印加した後、第1の維持パルスに切換える際に、第2の維持パルスの次に第1の維持パルスを印加するのではなく、第2の維持パルスの次に第3の維持パルスを印加し、その後に第1の維持パルスに切換えている。すなわち、第2の維持パルスの次には第2の維持パルスまたは第3の維持パルスを印加し、第3の維持パルスの次には第3の維持パルスまたは第1の維持パルスを印加することが特徴である。
このように駆動することにより、放電セルの不灯が抑えられる理由について、以下に説明する。図8は、放電セルで不灯が発生するメカニズムを説明するための図であり、図8(a)は、従来の駆動方法による放電の様子を示す模式図、図8(b)は、本実施の形態における駆動方法による放電の様子を示す模式図である。第1の維持パルスによる維持放電は発光波形で2つのピークを持つ2山の維持放電であるが、上述したように、放電Aは放電電流が制限されるので比較的弱い放電となる。一方、放電Bは、放電電流が制限されることがなく強い放電となる。また第2の維持パルスによる維持放電は発光波形で1つのピークを持つ1山の維持放電Cであり、放電Cは非常に強くかつパルス持続時間も長いので、蓄積される壁電荷は非常に多くなる。
この後、図8(a)に示したように、仮に第1の維持パルスを印加したと仮定すると、放電Cによって過剰な壁電荷が蓄積された放電セルでは、2山放電の最初の維持放電(放電D)でこの過剰な壁電荷が緩和されるために強い放電となる。そして次の維持放電(放電E)が弱くなって維持放電を継続するために必要な壁電荷が蓄積されなくなり、それ以降の維持放電が発生しなくなり不灯が発生するものと考えることができる。
このように、放電セルの不灯は第2の維持パルスの放電により蓄積される壁電荷が過剰になることにより発生すると考えることができる。そのため維持パルス電圧Vsが高すぎると放電が強くなりすぎて不灯が発生しやすくなる。また、維持パルス電圧Vsが適切に設定されていても、放電開始電圧が低下すると放電Cが強くなりすぎて不灯が発生しやすくなる。放電開始電圧は、一般にパネルの使用時間が長くなると低下する傾向があり、例えば数千時間の使用によって数ボルト低下することがある。
そのためにプラズマディスプレイ装置の製造直後は不灯が発生していなくても、使用時間が長くなるにつれて発生する頻度が高くなると考えられる。
しかし本実施の形態においては、図8(b)に示したように、第2の維持パルスの後に、第1の維持パルスよりも立上り時間が短くかつ第2の維持パルスよりも立上り時間の長い第3の維持パルスを印加している。すると、放電A’が大きく成長する前に放電B’が始まるため、放電B’は十分に強い放電となり、維持放電を継続するために必要な壁電荷を形成することができる。その結果、不灯を抑制できると考えられる。
図9は、本発明の実施の形態における第3の維持パルスの立上り時間と不灯が発生する維持パルス電圧Vsとの関係を測定した図である。縦軸は不灯が発生する維持パルス電圧Vsであり、この電圧が低いと不灯が発生しやすいことを示す。第3の維持パルスの立上り時間が350nsのときは第3の維持パルスは第2の維持パルスと同じになるため、図8(a)を用いて説明したように不灯が発生しやすい。しかし第3の維持パルスの立上り時間を500ns以上、650ns以下に設定すると不灯が発生しにくくなり、特に500ns〜600nsの間に設定すると不灯を抑制する効果が大きいことが実験的に明らかとなった。しかし、さらに第3の維持パルスの立上り時間を延ばして700nsとすると、第3の維持パルスは第1の維持パルスと同じになるため、再び不灯が発生しやすくなる。
以上のように、本実施の形態においては、維持期間において表示電極対に立上り時間の異なる3種類の維持パルスを印加し、第2の維持パルスから第1の維持パルスに切換える際に、第1の維持パルスよりも立上り時間が短くかつ第2の維持パルスよりも立上り時間の長い第3の維持パルスを挿入している。すなわち、第2の維持パルスの次には第2の維持パルスまたは第3の維持パルスを印加し、第3の維持パルスの次には第3の維持パルスまたは第1の維持パルスを印加している。そしてこのように駆動することにより、発光効率を向上させるとともに輝度むらを防ぎ、さらに長時間使用しても放電セルの不灯の発生を防ぐことができる。
なお、本実施の形態においては、走査電極に印加する維持パルスと維持電極に印加する維持パルスとが重ならないように印加するものとして説明したが、本発明はこれに限定されるものではない。例えば図6において、時刻t14>時刻t21、時刻t24>時刻t31等と設定して、走査電極に印加する維持パルスと維持電極に印加する維持パルスとを重ねてもよい。また逆に、時刻t14<時刻t21、時刻t24<時刻t31等と設定して、走査電極に印加する維持パルスと維持電極に印加する維持パルスとの間に時間的な間隔を設けてもよい。
また、3種類の維持パルスの配列については、図7に示した配列に限定されるものではない。第2の維持パルスから第1の維持パルスに切換える際に第3の維持パルスを挿入する配列であればよく、また、必ずしも周期的でなくてもよい。
さらに、上述した本実施の形態において用いた具体的な数値等は、単に一例を挙げたに過ぎず、パネルの特性やプラズマディスプレイ装置の仕様等に合わせて、適宜最適な値に設定することが望ましい。
本発明は、使用時間の長いパネルであっても、不灯が発生することがなく、安定した画像表示が可能となり、パネルの駆動方法およびプラズマディスプレイ装置として有用である。
本発明の実施の形態におけるパネルの構造を示す分解斜視図 同パネルの電極配列図 同パネルの各電極に印加する駆動電圧波形図 本発明の実施の形態におけるプラズマディスプレイ装置の回路ブロック図 同プラズマディスプレイ装置の維持パルス発生部の回路図 本発明の実施の形態における維持パルスの詳細を示すタイミングチャート 同維持パルスの配列を示す模式図 放電セルで不灯が発生するメカニズムを説明するための図 本発明の実施の形態における第3の維持パルスの立上り時間と不灯が発生する維持パルス電圧との関係を測定した図
符号の説明
10 パネル
22 走査電極
23 維持電極
24 表示電極対
32 データ電極
41 画像信号処理回路
42 データ電極駆動回路
43 走査電極駆動回路
44 維持電極駆動回路
45 タイミング発生回路
50,60 維持パルス発生部
52,62 電力回収部
56,66 クランプ部

Claims (2)

  1. 1フィールドを構成する複数のサブフィールドの各維持期間において、走査電極と維持電極とからなる表示電極対に交互に維持パルスを印加して放電セルを発光させるプラズマディスプレイパネルの駆動方法であって、
    前記維持パルスは、立上り時間の長い第1の維持パルスと、立上り時間の短い第2の維持パルスと、前記第1の維持パルスよりも立上り時間が短くかつ前記第2の維持パルスよりも立上り時間の長い第3の維持パルスとを含み、
    前記第2の維持パルスの次には前記第2の維持パルスまたは前記第3の維持パルスを印加し、前記第3の維持パルスの次には前記第3の維持パルスまたは前記第1の維持パルスを印加することを特徴とするプラズマディスプレイパネルの駆動方法。
  2. 走査電極と維持電極とからなる表示電極対を有する放電セルを複数備えたプラズマディスプレイパネルと、
    前記表示電極対の電極間容量とインダクタとを共振させて維持パルスの立上りを行う電力回収部および前記維持パルスの電圧を電源電圧または接地電圧にクランプするクランプ部を有する維持パルス発生部とを備え、
    1フィールドを構成する複数のサブフィールドの各維持期間において前記表示電極対に交互に維持パルスを印加するプラズマディスプレイ装置であって、
    前記維持パルス発生部は、立上り時間の長い第1の維持パルスと、立上り時間の短い第2の維持パルスと、前記第1の維持パルスよりも立上り時間が短くかつ前記第2の維持パルスよりも立上り時間の長い第3の維持パルスとを発生させ、前記第2の維持パルスの次には前記第2の維持パルスまたは前記第3の維持パルスを前記表示電極対に印加し、前記第3の維持パルスの次には前記第3の維持パルスまたは前記第1の維持パルスを前記表示電極対に印加することを特徴とするプラズマディスプレイ装置。
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