JP2007057924A - 中間転写ベルト、画像形成装置、プロセスカートリッジ - Google Patents

中間転写ベルト、画像形成装置、プロセスカートリッジ Download PDF

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Abstract

【課題】耐久性を維持し、高温高湿(例えば、30℃80%RH)の特殊環境でプリントを行っても、感光体上に形成されたトナー像を記録媒体へ高転写率で転写でき、べた画像の白抜け、文字画像の中抜け及び文字部のトナー散りを発生させずにトナー画像を形成することができる優れた中間転写ベルトの提供。
【解決手段】 遠心成型により形成された導電性物質4と硬質粒子3とを含有する中間転写ベルト2において、該硬質粒子濃度が、内周面部8よりも外周面部7が高いことを特徴とする中間転写ベルト。
【選択図】図2

Description

本発明は、中間転写ベルト、画像形成装置及びプロセスカートリッジに関する。
近年の高画質化、カラー化の要求から、複写機やプリンターにおいては、小径トナーの採用により画質向上が図られている。この流れは、現在の開発における重要なテーマの1つであり、高画質実現のため、より小径のトナーの検討がなされている。
カラー化におけるプロセス上の流れとしては、感光体上に形成されたトナー画像を一旦中間転写ベルトに転写した後、紙等の記録媒体に転写する中間転写ベルト方式が主流となりつつある。
ところが、上記小径トナーを用いてトナー画像の形成を行うと、感光体上のトナー画像を中間転写ベルトへ転写する一次転写性、中間転写ベルト上のトナー画像を記録媒体へ転写する二次転写性が低下する問題が有り、小径トナーを用いたときの転写性向上が大きな課題となっていた。
上記転写性の問題を解決するために、
例えば、中間転写ベルトの体積抵抗率の均一性を上げて改善を図ったり(例えば、特許文献1参照。)、中間転写ベルト表面の表面エネルギーを下げたり(例えば、特許文献2参照。)、中間転写ベルト表面を弾性層にする(例えば、特許文献3参照。)といった技術が提案されていた。
また、アルミニウム素管上に弾性層を有する中間転写体を作製時に、その表面に無機及び有機微粒子を含有する表面層を設けて、二次転写性に優れ、画像形成のスルートップ性の向上した中間転写体が提案されている(例えば、特許文献4参照。)。
特開2001−22189号公報 特開平11−231684号公報 特開2001−282009号公報 特開平9−131008号公報
しかしながら、中間転写ベルトの体積抵抗率を最適化しても、小径トナーを使用した場合、転写性が向上しなかったり、
中間転写ベルトの表面の表面エネルギーを小さくすると、二次転写性は向上するものの、一次転写性が低下したり、
中間転写ベルト表面を弾性層にすると、ベルト表面にトナーがクリーニングできず残ってしまうといった新たな問題が生じてしまった。
また、上記中間転写体処方を中間転写ベルトに適用し、この中間転写ベルトを用い多数枚の画像形成を行ったところ、中間転写ベルトにひび割れが発生するという問題が生じた。
また、高品質のカラー画像をコンパクトな画像形成装置で得ようと小径トナーを用いて画像形成すると、良好な転写性が得られないという問題が生じた。特に、高温高湿(例えば、30℃、80%RH)というような特殊環境で画像形成を行うと、転写性不良にともなうべた画像の白抜け、文字画像の中抜け、文字部のトナー散りといった問題が発生した。
本発明は、上記課題を鑑みなされたもので、耐久性を維持し、高温高湿(例えば、30℃80%RH)の特殊環境でプリントを行っても、感光体上に形成されたトナー像を記録媒体へ高転写率で転写でき、べた画像の白抜け、文字画像の中抜け及び文字部のトナー散りを発生させずにトナー画像を形成することができる優れた中間転写ベルトを提供することを目的とする。
本発明は、下記構成を採ることにより達成される。
(1)
遠心成型により形成された導電性物質と硬質粒子とを含有する中間転写ベルトにおいて、該硬質粒子濃度が、内周面部よりも外周面部が高いことを特徴とする中間転写ベルト。
(2)
前記中間転写ベルトが、遠心成型により形成された多層構造であることを特徴とする前記(1)に記載の中間転写ベルト。
(3)
前記中間転写ベルトが、製膜後、膜中の反応性化合物を熱により反応させて形成されたものであることを特徴とする前記(1)または(2)に記載の中間転写ベルト。
(4)
前記硬質粒子が、シリカ粒子であることを特徴とする前記(1)〜(3)の何れか1項に記載の中間転写ベルト。
(5)
感光体上に、帯電手段、露光手段、小径トナーを含む現像剤による現像手段、現像手段により形成したトナー像を中間転写ベルトを介して記録媒体に転写する転写手段とを有する画像形成装置において、
転写手段に前記(1)〜(4)の何れか1項に記載の中間転写ベルトを用いることを特徴とする画像形成装置。
(6)
帯電手段、露光手段、現像手段、転写手段及びクリーニング手段から選ばれる少なくとも1つの手段とが結合され、前記(5)に記載の画像形成装置の本体に出し入れ可能に形成されているプロセスカートリッジにおいて、
転写手段として前記(1)〜(4)の何れか1項に記載の中間転写ベルトを用いることを特徴とするプロセスカートリッジ。
本発明の中間転写ベルトは、
耐久性を維持し、高温高湿(例えば、30℃80%RH)の特殊環境でプリントを行っても、感光体上に形成されたトナー像を記録媒体へ高転写率で転写でき、べた画像の白抜け文字画像の中抜け及び文字部のトナー散りを発生させずにトナー画像を形成することができる優れた効果を有する。
本発明者は、中間転写ベルトの耐久性を維持し、高温高湿(例えば、30℃80%RH)の特殊環境でプリントを行っても、感光体上に形成されたトナー像を記録媒体へ、高転写率で転写でき、べた画像の白抜け、文字画像の中抜け及び文字部のトナー散りを発生させずにトナー画像を形成することができる中間転写ベルトについて検討を行った。
尚、本発明において、文字画像の中抜けとは、図1に示す様な文字部の黒線中に白抜した状態をいう。
図1は、文字画像の中抜けを示す模式図である。
種々検討の結果、中間転写ベルトの外周面部に硬質粒子を高濃度含有する構成を採ることにより、転写性が良好で、中間転写ベルトの柔軟性も有り、繰返し使用してもひび割れや破断が発生せず、耐久性も良好な中間転写ベルトを提供できることを見出した。
また、本発明者らは、硬質粒子を中間転写ベルトの外周面部(表面近傍)に高濃度に存在させ表面硬度をアップさせせることにより、中間転写ベルト表面がトナーにより変形されることが無くなり、小径トナー(例えば、個数基準におけるメディアン粒径(D50)が3〜6μm)で形成されたトナー像でも、記録媒体へ高転写率で転写できるようになったものと推測している。
ここで、個数基準におけるメディアン粒径(D50)とは、コ−ルターマルチサイザーIII(ベックマン・コールター社製)で測定した値である。
また、本発明者らは、半導体転写ベルト中に導電性物質が均一に分散されているので高温高湿(例えば、30℃、80%RH)という特殊環境下でプリントしても、良好な転写性が得られるものと推測している。
外周面部に硬質粒子を高濃度含有する中間転写ベルトを得るには、硬質粒子分散液を膜厚方向に遠心力のかかる製膜方法である遠心成型により成型することが必要である。
具体的には、本発明の中間転写ベルトは、塗膜形成液を塗膜後、高速回転させて遠心成型することにより、塗膜を形成する樹脂よりも比重が重い硬質粒子を中間転写ベルトの外周面部(表面近傍)に配向させ、塗膜を形成する樹脂と比重が近い導電性物質を中間転写ベルト中に均一に存在させて作製することができる。
本発明の中間転写ベルトは、単層構成でも多層構成でも良く、各層の塗膜形成液中の硬質粒子濃度を変えて製膜することが好ましい。具体的には、表面層形成の塗膜形成液中には硬質粒子を多く添加することが好ましく、それ以外の層を形成する塗膜形成液中には硬質粒子を添加しないか添加しても少量にすることが好ましい。
中間転写ベルト中における硬質粒子の含有濃度は、透過型顕微鏡、蛍光X線装置(WDX)により測定することができる。
透過型顕微鏡による硬質粒子の含有濃度は、透過型顕微鏡「LEM−2000型」(トプコーン社製)或いは「JEM−2000FX」(日本電子社製)を用い、10万倍で断層写真を撮影し、その断層写真中水平に直線を引いたときの硬質粒子部分の長さ(Lp)と全体の長さ(Lt)との比(Lp/Lt)を測定して求める。ここで、断層写真撮影場所は外周面部としては外表面から2μm以内の場所を、内周面部としては内表面から2μm以内の場所を選択する。尚、測定はランダムに10カ所行い、その平均値を硬質粒子の含有濃度とする。
尚、外周面部の硬質粒子の含有濃度(Lp/Lt)は、0.20〜0.80が好ましく、0.30〜0.70がより好ましい。内周面部の硬質粒子の含有濃度(Lp/Lt)は、0.00〜0.20が好ましく、0.00がより好ましい。
蛍光X線装置による硬質粒子の含有濃度は、蛍光X線装置「3270型」(理学電気社製)を用い、中間転写ベルトサンプルの内周面部と外周面部の測定し、例えば、シリカ粒子添加の場合、シリカ元素のX線の比較を行い求める。ここで、含有値の絶対値は必要としないが、樹脂に所定量のシリカ粒子を添加した標準サンプルを作製し、これにより検量線を作ることで、膜厚中のシリカ粒子の含有濃度が推定できる。
以下、本発明について詳細に説明する。
〔硬質粒子〕
本発明に用いられる硬質粒子は、遠心成型法の遠心作用により、硬質粒子を外周面部(表面近傍)に偏在させるため、硬質粒子が他の組成(例えば、バインダー樹脂)より比重が高いことが望ましい。
硬質粒子とバインダー樹脂との比重差は、塗膜形成液の粘度との関係で最適値は異なるが、5Pa・sのような高粘度の場合には生産性の観点から、0.5以上であることが好ましい。
本発明で用いられる硬質粒子としては、ケイ素、アルミニウム及びジルコニウムよりなる群から選ばれる少なくとも1つの元素を含有する酸化物粒子が好ましい。これらの酸化物としては、例えば、シリカ、アルミナ、酸化ジルコニウム及びこれらの複合酸化物を挙げることができる。これらの中では、シリカが好ましい。これらの硬質粒子は1種単独でまたは2種以上を組合わせて用いることができる。
硬質粒子の数平均一次粒径は、好ましくは1〜1000nm、より好ましくは5〜200nm、特に好ましくは10〜100nmである。
数平均一次粒径をこの範囲とすることで、外周面部の平滑性が保たれ、割れの発生を防止することができる。
尚、数平均一次粒径は、透過型電子顕微鏡観察によって10000倍に拡大し、ランダムに100個の粒子を一次粒子として観察し、画像解析して求めることができる。
硬質粒子の比表面積は、好ましくは1〜1000m2/g、より好ましくは10〜200m2/g、特に好ましくは20〜70m2/gである。
尚、比表面積は、ベット比表面積測定法により求めることができる。
硬質粒子の形状は、平均円形度で0.8以上のものが好ましい。平均円形度が0.8以上の硬質粒子を用いることにより遠心成型時の遠心力により外周面部に移動させ易く、また硬質粒子は中間転写ベルトの表面に顔を出しても感光体表面にキズを付けにくく好ましい。
尚、平均円形度(形状係数の平均値)は、電子顕微鏡により撮影した硬質粒子の写真を画像解析し、下記の式から求めることができる。
平均円形度=(円相当径から求めた円周囲長)/(粒子投影像の周囲長)
硬質粒子は、粉体状または溶剤分散ゾルであることが好ましい。溶剤分散ゾルである場合、他の成分との相溶性、分散性の観点から、分散媒は、有機溶剤が好ましい。この様な有機溶剤としては、例えば、メタノール、エタノール、イソプロパノール、ブタノール、オクタノール等のアルコール類、アセトン、メチルエチルケトン、メチルイソブチルケトン、シクロヘキサノン等のケトン類、酢酸エチル、酢酸ブチル、乳酸エチル、γ−ブチロラクトン、プロピレングリコールモノメチルエーテルアセテート、プロピレングリコールモノエチルエーテルアセテート等のエステル類、エチレングリコールモノメチルエーテル、ジエチレングリコールモノブチルエーテル等のエーテル類、ベンゼン、トルエン、キシレン等の芳香族炭化水素類、ジメチルフォルムアミド、ジメチルアセトアミド、N−メチルピロリドン等のアミド類を挙げることができる。中でも、メタノール、イソプロパノール、ブタノール、メチルエチルケトン、メチルイソブチルケトンが好ましく、その中でも特にメチルエチルケトンが好ましい。
硬質粒子は、市販品を用いることができる。具体的には、シリカ粒子として市販されている商品としては、例えば、コロイダルシリカとして、日産化学工業製のメタノールシリカゾル、IPA−ST、MEK−ST、NBA−ST、XBA−ST、DMAC−ST、ST−UP、ST−OUP、ST−20、ST−40、ST−C、ST−N、ST−O、ST−50、ST−OL等を挙げることができる。また粉体シリカとしては、日本アエロジル製のアエロジル130、アエロジル300、アエロジル380、アエロジルTT600、アエロジルOX50、旭硝子製のシルデックスH31、H32、H51、H52、H121、H122、日本シリカ工業製のE220A、E220、富士シリシア製のSYLYSIA470、日本板硝子製のSGGフレ−ク等を挙げることができる。
〔導電性物質〕
本発明では、中間転写ベルトの電位特性をコントロールする目的で導電性物質を含有させる。
本発明に用られる導電性物質としては、導電性フィラー、イオン導電剤を挙げることができる。
導電性フィラーとしては、数一次平均粒子径5μm以下のものが好ましく、0.01〜1μmのものがより好ましい。導電性フィラーの平均粒子径が5μm以下にすることにより、樹脂前駆体溶液作製時に導電性フィラーが偏在する可能性が無くなり、その結果ベルトの電気特性のバラツキが生じなくなる。
本発明に用られる導電性フィラーは、中間転写ベルトを作製時の遠心作用で分離されることなくベルト中に均一に分散させるため、その比重がバインダー樹脂の比重と近いことが好ましい。具体的には、カーボンブラック、導電性金属酸化物を挙げることができる。
カーボンブラックを用いると、少ない使用量で前記した電気特性を達成することができるとともに、耐熱性樹脂をポリアミドイミド系樹脂とすることで、フィラーの分散性を向上させて成型加工性の優れた中間転写ベルトを作製することができる。
この場合、前記バインダー樹脂がポリアミドイミド系樹脂を用いると比重が近似で好ましい。
カーボンブラックとしては、導電性を有するものであれば種々の既存のカーボンブラックを用いることができ、ファーネストブラック、アセチレンブラック、サーマルブラック、チャンネルブラック等を挙げることができる。
カーボンブラックの配合量としては、カーボンブラックの種類により異なるが中間転写ベルト全体に対して5〜40質量部が好ましく、要求される体積抵抗率に合うように適性に添加される。
尚、本発明の中間転写ベルトの体積抵抗率は、1×108〜1×1012Ω・cmであることが好ましい。体積抵抗率を上記範囲内にすることで、中間転写ベルトより記録媒体に転写された未定着トナー像の電荷を適度に保持する様に作用する静電的な力により、トナー同士の静電的反発力や画像エッジ付近のフリンジ電界の影響が抑制されるものと推測される。
体積抵抗率は円形電極(例えば、三菱油化(株)製ハイレスターIPのHRプローブ)を用い、JIS K6991に基づいて測定することが可能である。
また、導電性金属酸化物としては、酸化錫、酸化亜鉛、酸化アンチモン、酸化インジウムチタン酸カリウム、酸化アンチモン−酸化錫複合酸化物、酸化インジウム−酸化錫複合酸化物等を用いることができる。これらの導電性金属酸化物は、硫酸バリウム、ケイ酸マグネシウム、炭酸カルシウム等の絶縁性粒子を被覆したものでも良い。
また、導電性金属酸化物は、シラン系カップリング剤で表面処理することが好ましい。この処理は、適当な溶媒に溶解したシラン系カップリング剤溶液中に金属酸化物を添加混合して、溶媒を蒸発し乾燥させることにより行われる。表面処理された金属酸化物(表面処理または非処理の導電性金属酸化物を以下に導電剤ということがある)は、ポリイミド樹脂との相溶性が向上するため、その分散が均一になり、表面抵抗率のバラツキがより一層抑制される。シラン系カップリング剤で表面処理された金属酸化物の配合量は、表面処理されてない金属酸化物と同様の理由により、金属酸化物の種類等によっても異なるので、一義的に定めることは困難であるが、樹脂100質量部に対して32〜40質量部の範囲にあり、好ましくは35〜38質量部である。シラン系カップリング剤としては、ビニルトリクロロシラン、ビニルトリエトキシシラン、ビニルトリス(β−メトキシエトキシ)シラン、γ−クロロプロピルトリメトキシシラン、γ−メルカプトプロピルトリメトキシシラン、γ−グリシドキシプロピルトリメトキシシラン、γ−メタクリロキシプロピルトリメトキシシラン、γ−アミノプロピルトリエトキシシラン、N−(β−アミノエチル)−γ−アミノプロピルトリメトキシシラン、N−(β−アミノエチル)−γ−アミノプロピルメチルジメトキシシラン等が挙げられる。
イオン導電剤としては、ラウリルトリメチルアンモニウム、ステアリルトリメチルアンモニウム、オクタドデシルトリメチルアンモニウム、ドデシルトリメチルアンモニウム、ヘキサデシルトリメチルアンモニウム、変性脂肪酸・ジメチルエチルアンモニウニウム塩の過塩素酸塩、塩素酸塩、ホウフッ化水素酸塩、硫酸塩、エトサルフェート塩、臭化ベンジル塩、塩化ベンジル塩等のハロゲン化ベンジル塩等の第四級アンモニウム塩等の陽イオン性界面活性剤、脂肪族スルホン酸塩、高級アルコール硫酸エステル塩、高級アルコールエチレンオキサイド付加硫酸エステル塩、高級アルコール燐酸エステル塩、高級アルコールエチレンオキサイド付加燐酸エステル塩等の陰イオン界面活性剤、各種ベタイン等の両性イオン界面活性剤、高級アルコールエチレンオキサイド、ポリエチレングリコール脂肪酸エステル、多価アルコール脂肪酸エステル等の非イオン性帯電防止剤等の帯電防止剤、LiCF3SO3、NaClO4、LiClO4、LiAsF6、LiBF4、NaSCN、KSCN、NaCl等のLi+、Na+、K+等の周期律表第1族の金属塩、或いはNH4+の塩等の電解質、またCa(ClO42等のCa2+、Ba2+等の周期律表第2族の金属塩及びこれらの帯電防止剤が、少なくとも1個の水酸基、カルボキシル基、一級ないし二級アミン基等のイソシアネートと反応する活性水素を有する基を持ったものが挙げられる。更に、それら等と1,4ブタンジオール、エチレングリコール、ポリエチレングリコール、プロピレングリコール、ポリエチレングリコール等の多価アルコールとその誘導体等の錯体或いはエチレングリコールモノメチルエーテル、エチレングリコールモノエチルエーテル等のモノオールとの錯体が挙げられ、これらの中から選ばれる1種類或いは2種類以上を使用することができる。ただし、その他公知のイオン導電性抵抗制御剤等、上記の材料に限定されるものではない。
〔中間転写ベルトの構成〕
本発明の中間転写ベルトは、遠心成型により形成されたもので、シームレス(無端)であることが好ましい。
本発明の中間転写ベルトの厚さは、その使用目的などに応じて適宜決定しうるが、一般には強度や柔軟性等の機械特性などの点により、5〜500μmが好ましく、10〜300μmがより好ましく、20〜200μmが更に好ましい。
図2は、本発明の中間転写ベルトの一例を示す模式図である。
図2において、2は中間転写ベルト、3は硬質粒子、4は導電性物質、5は表面層、6は基材層、7は外周面部、8は内周面部を示す。
ここで、中間転写ベルトの外周面部7とは、画像形成装置でトナー像を形成したときトナー像が転写される面のことをいう。中間転写ベルトの内周面部8とは、張架ローラ等が接触している面のことで、トナー像が接触していない面のことである。
図2(a)は、単層構造の中間転写ベルトで、硬質粒子3が外周面部7に存在し、導電性物質4が全層に存在している中間転写ベルト2を示す。
図2(b)は、2層構造の中間転写ベルトで、硬質粒子3が表面層5の外周面部7に存在し、導電性物質4が層全体に存在している中間転写ベルト2を示す。
図3は、本発明の比較例の中間転写ベルトの一例を示す模式図である。
図3において、硬質粒子3と導電性物質4が表面層5の層全体に存在している中間転写ベルト2を示す。
〔遠心成型法〕
遠心成型法とは、塗膜形成液を筒状シリンダーの内面に塗布し、筒状シリンダーを回転させてその遠心力により筒状の中間転写ベルト、即ちシームレスベルトを作製する方法で、この際、シリンダーの回転数は適宜で良く、特に制限はないが、好ましくは500〜1500rpm、より好ましくは800〜1000rpmである。
尚、シームレス構造の中間転写ベルトは、重畳による厚さ変化がなく、任意な部分をベルト回転の開始位置とすることができ、回転開始位置の制御機構を省略できる利点などを有し好ましい。
図4は、遠心成型装置要部の一例を示す正面の断面図である。
図5は、その塗膜形成液塗布装置の一例を示す断面図である。
図6は、遠心成型装置要部の一例を示す斜視図である。
図4、5、6において、1はシリンダー、2は筒状シリンダー、8は加熱器、11は塗布装置、15はスリットを示す。
先ず、筒状シリンダー2の内面に必要ならばフッ素系、シリコン系等の離型剤を塗布した後、例えば溶媒に溶かした塗膜形成液を塗布装置11より供給し、随時シリンダー1の内面に塗布する。この時シリンダー1をゆっくり回転させることにより均一な塗布状態となり易い。
次いで、シリンダー1を高速回転して硬質粒子を外周面部に偏在させ、その後加熱器8により、所定温度に加熱し、溶媒を除去すると共に反応性樹脂の場合は反応させ、円筒状成型物、即ち中間転写ベルトを形成する。次いで冷却して、筒状シリンダー1から円筒状成型物を取りだすことにより本発明の中間転写ベルトが得られる。この際、塗布装置11は12から塗膜形成液を供給し、スリット15より塗膜形成液をシリンダー内面に塗布すべく、塗布装置11はシリンダー内に挿入でき、且つシリンダー内で内面に接近できるような構造となっている。以上は遠心成型装置の一例であり、上記装置に制限を受けるもではない。
ベルトを構成するバインダー樹脂としては、機械的強度、寸法安定性の観点からは塗膜形成後、熱または光等により反応する樹脂が好ましい。具体的には、ポリアミド酸、光硬化シリコン樹脂、アクリル樹脂、熱硬化シリコン樹脂が好ましい。特に好ましくはポリアミド酸である。
尚、加熱器は、反応性化合物を反応させることができる電磁波の照射器でも良い。
〔中間転写ベルトの作製〕
本発明の中間転写ベルトは、少なくとも導電性物質、硬質粒子、バインダー樹脂を形成する反応性化合物とを含有する塗膜形成液を用い、遠心成型法で製膜した後、バインダイ樹脂より比重が重い硬質粒子が外周面部に分離するまで回転を続け、分離終了後に該バインダー樹脂を熱照射による乾燥または反応せさて作製する方法が好ましい。
単層構成の中間転写ベルトを作製する場合には、少なくとも導電性物質と硬質粒子と反応性化合物とを含有する塗膜形成液を用いて製膜した後、遠心処理、熱照射処理を施して作製することが好ましい。
多層構成の中間転写ベルトを作製する場合には、少なくとも導電性物質と硬質粒子と反応性化合物とを含有する表面層用塗膜形成液を遠心法で製膜し、遠心処理、熱照射処理を施して用いて表面層を形成した後、少なくとも導電性物質と反応性化合物を含有する塗膜形成液をその上に遠心法で製膜し、遠心処理、熱照射処理を施して作製することが好ましい。
塗膜形成液の粘度は、0.5〜50Pa・sが好ましく、0.5〜40Pa・sがより好ましい。尚、粘度はB型粘度計「DVL−BII」(東機産業社製)を用い、25℃で測定した時の値である。
塗膜形成液の粘度をこの範囲にすることで、ポリアミド酸系樹脂と比重の近い導電性物質を層中に均一に存在させることができ、ポリアミド酸系樹脂より比重の重い硬質粒子を外周面部に偏在させることができる。また、溶液粘度を上記範囲とすることで、脱泡がし易く、製膜不良等による外観不良の発生も抑えられ好ましい。
以下、反応性化合物として用いるポリアミド酸系樹脂について説明する。
ポリアミド酸系樹脂の原料液としては、例えばテトラカルボン酸二無水物やその誘導体とジアミンとを溶媒中で重合反応させてなるポリアミド酸の溶液が使用可能である。前記ポリアミド酸はテトラカルボン酸二無水物或いはその誘導体とジアミンとの略等モルを有機溶媒中で反応させることにより得られるもので、通常、溶液状で用いられる。この様なテトラカルボン酸二無水物は、例えば下記の一般式(1)で示されるものが挙げられる。
Figure 2007057924
(式中、Rは4価の有機基であり、芳香族、脂肪族、環状脂肪族、芳香族と脂肪族とを組合わせたもの、またはそれらの置換された基である。)
前記したテトラカルボン酸二無水物の具体例としては、ピロメリット酸二無水物(PMDA)、3,3’,4,4’−ベンゾフェノンテトラカルボン酸二無水物、3,3’,4,4’−ビフェニルテトラカルボン酸二無水物、2,3,3’,4−ビフェニルテトラカルボン酸二無水物、2,3,6,7−ナフタレンテトラカルボン酸二無水物、1,2,5,6−ナフタレンテトラカルボン酸二無水物、1,4,5,8−ナフタレンテトラカルボン酸二無水物、2,2’−ビス(3,4−ジカルボキシフェニル)プロパン二無水物、ビス(3,4−ジカルボキシフェニル)スルホン二無水物、ペリレン−3,4,9,10−テトラカルボン酸二無水物、ビス(3,4−ジカルボキシフェニル)エーテル二無水物、エチレンテトラカルボン酸二無水物等が挙げられる。
一方ジアミンの例としては、4,4’−ジアミノジフェニルエーテル(DDE)、4,4’−ジアミノジフェニルメタン、3,3’−ジアミノジフェニルメタン、3,3’−ジクロロベンジジン、4,4−ジアミノジフェニルスルフィド−3,3’−ジアミノジフェニルスルホン、1,5−ジアミノナフタレン、m−フェニレンジアミン、p−フェニレンジアミン(PDA)、3,3’−ジメチル−4,4’−ビフェニルジアミン、ベンジジン、3,3’−ジメチルベンジジン、3,3’−ジメトキシベンジジン、4,4’−ジアミノフェニルスルホン、4,4’−ジアミノフェニルスルホン、4,4’−ジアミノジフェニルスルフィド、4,4’−ジアミノジフェニルプロパン、2,4−ビス(β−アミノ−第三ブチル)トルエン、ビス(p−β−アミノ−第三ブチルフェニル)エーテル、ビス(p−β−メチル−δ−アミノフェニル)ベンゼン、ビス−p−(1,1−ジメチル−5−アミノ−ペンチル)ベンゼン、1−イソプロピル−2,4−m−フェニレンジアミン、m−キシリレンジアミン、p−キシリレンジアミン、ジ(p−アミノシクロヘキシル)メタン、ヘキサメチレンジアミン、ヘプタメチレンジアミン、オクタメチレンジアミン、ノナメチレンジアミン、デカメチレンジアミン、ジアミノプロピルテトラメチレン、3−メチルヘプタメチレンジアミン、4,4−ジメチルヘプタメチレンジアミン、2,11−ジアミノドデカン、1,2−ビス−3−アミノプロポキシエタン、2,2−ジメチルプロピレンジアミン、3−メトキシヘキサメチレンジアミン、2,5−ジメチルヘキサメチレンジアミン、2,5−ジメチルヘプタメチレンジアミン、2,5−ジメチルヘプタメチレンジアミン、3−メチルヘプタメチレンジアミン、5−メチルノナメチレンジアミン、2,11−ジアミノドデカン、2,17−ジアミノエイコサデカン、1,4−ジアミノシクロヘキサン、1,10−ジアミノ−1,10−ジメチルデカン、1,12−ジアミノオクタデカン、2,2−ビス〔4−(4−アミノフェノキシ)フェニル〕プロパン、ピペラジン、H2N(CH23O(CH22O(CH2)NH2、H2N(CH23S(CH23NH2、H2N(CH23N(CH32(CH23NH2等が挙げられる。
上記したテトラカルボン酸二無水物とジアミンを重合反応させる際の溶媒としては、溶解性などの点により極性溶媒が好ましく用いられる。極性溶媒としては、N,N−ジアルキルアミド類が好ましく、例えばこれの低分子量のものであるN,N−ジメチルホルムアミド、N,N−ジメチルアセトアミド等が挙げられる。これらは、蒸発、置換または拡散により、ポリアミド酸及びポリアミド酸成形品から容易に除去することができる。また、これ以外の極性溶媒として、N,N−ジエチルホルムアミド、N,N−ジエチルアセトアミド、N,N−ジメチルメトキシアセトアミド、ジメチルスルホキシド、ヘキサメチルホスホルトリアミド、N−メチル−2−ピロリドン、ピリジン、ジメチルスルホキシド、テトラメチレンスルホン、ジメチルテトラメチレンスルホン等が挙げられる。これらは単独でまたは混合して用いることができる。更に、上記極性溶媒にクレゾール、フェノール、キシレノール等のフェノール類、ベンゾニトリル、ジオキサン、ブチロラクトン、キシレン、シクロヘキサン、ヘキサン、ベンゼン、トルエン等を単独または複数混合することもできる。尚、水の存在によってポリアミド酸が加水分解して低分子量化し易いため、ポリアミド酸の合成は実質上無水条件下で行うことが好ましい。
上記のテトラカルボン酸二無水物(a)とジアミン(b)とを極性溶媒中で反応させることによりポリアミド酸が得られるが、その際のモノマー濃度(溶媒中における(a)+(b)の濃度)は、種々の条件に応じて設定されるが、5〜30質量%が好ましい。また、反応温度は80℃以下に設定することが好ましく、特に好ましくは5〜50℃であり、反応時間は約0.5〜10時間である。
この様なしてテトラカルボン酸二無水物成分とジアミン成分とを有機極性溶媒中で反応させることによりポリアミド酸が生成する。そして、このポリアミド酸をイミド転化することにより、本発明におけるポリイミド樹脂が得られる。従って、前記したモノマー成分によって、ポリイミド樹脂の構造がほぼ決定されるが、本発明では、前記ポリイミド樹脂が、その繰返し単位中に、ビフェニル骨格を有する繰返し単位を50モル%以上有することが好ましく、80%以上有することがより好ましい。この様なビフェニル骨格は、モノマーとして3,3’,4,4’−ビフェニルテトラカルボン酸二無水物またはその誘導体等を使用することにより形成できる。
塗膜形成液の作製は、硬質粒子と導電性物質を、プラネタリミキサーやビーズミルや3本ロール等の適宜な分散機にてポリアミド酸系樹脂溶液中に分散して作製することができる。
また、導電性物質の粒子をポリアミド酸系樹脂溶液に配合する場合には、均一分散による電気特性のバラツキ防止などの点から、先ず溶媒にボールミルや超音波等の適宜な方式で導電性物質を分散させた後、その分散液に有機ジアミンまたはその誘導体(例えばジイソシアネート)と、トリカルボン酸無水物、またはその誘導体(例えばモノクロリド)との当量を反応処理に供する方式が好ましく適用することができる。
本発明の中間転写ベルトは、主体となるポリアミド酸系樹脂に、本発明の効果を損なわない範囲でシリコン系またはフッ素系の各有機化合物、カップリング剤等の添加剤を適宜添加することができる。
以上は、ポリアミド樹脂について主に述べたが、同様の技術は、他の樹脂にも適用可能であることはいうまでもない。具体的には、ポリイミドアミド樹脂、ポリエーテルイミド樹脂、ポリアリレート樹脂、芳香族ポリエステル樹脂、全芳香族ポリアミド樹脂等が挙げられる。また、これらをブレンドして使用しても良い。
〔画像形成装置〕
次に、本発明に係る画像形成装置について説明する。
本発明に係る画像形成装置は、感光体上に、帯電手段、露光手段、小径トナーを含む現像剤による現像手段、現像手段により形成したトナー像を中間転写ベルトを介して記録媒体に転写する転写手段とを有することが好ましい。
具体的には、単色のトナーで画像形成を行うモノクロ画像形成装置、感光体上のカラートナー像を中間転写ベルトに順次転写するカラー画像形成装置、各色毎の感光体を中間転写ベルト上に複数配置させたタンデム型カラー画像形成装置等が挙げられる。
図7は、本発明の中間転写ベルトが使用可能な画像形成装置の一例を示す断面構成図である。
図7において、1Y、1M、1C、1Kは感光体、4Y、4M、4C、4Kは現像手段、5Y、5M、5C、5Kは一次転写手段としての一次転写ローラ、5Aは二次転写手段としての二次転写ローラ、6Y、6M、6C、6Kはクリーニング手段、7は中間転写ベルトユニット、24は熱ロール式定着装置、70は中間転写ベルトを示す。
この画像形成装置は、タンデム型カラー画像形成装置と称せられるもので、複数組の画像形成部10Y、10M、10C、10Kと、転写部としての無端ベルト状中間転写ベルトユニット7と、記録部材Pを搬送する無端ベルト状の給紙搬送手段21及び定着手段としての熱ロール式定着装置24とを有する。画像形成装置の本体Aの上部には、原稿画像読み取り装置SCが配置されている。
各感光体に形成される異なる色のトナー像の1つとして、イエロー色の画像を形成する画像形成部10Yは、第1の像担持体としてのドラム状の感光体1Y、該感光体1Yの周囲に配置された帯電手段2Y、露光手段3Y、現像手段4Y、一次転写手段としての一次転写ローラ5Y、クリーニング手段6Yを有する。また、別の異なる色のトナー像の1つとして、マゼンタ色の画像を形成する画像形成部10Mは、第1の像担持体としてのドラム状の感光体1M、該感光体1Mの周囲に配置された帯電手段2M、露光手段3M、現像手段4M、一次転写手段としての一次転写ローラ5M、クリーニング手段6Mを有する。また、更に別の異なる色のトナー像の1つとして、シアン色の画像を形成する画像形成部10Cは、第1の像担持体としてのドラム状の感光体1C、該感光体1Cの周囲に配置された帯電手段2C、露光手段3C、現像手段4C、一次転写手段としての一次転写ローラ5C、クリーニング手段6Cを有する。また、更に他の異なる色のトナー像の1つとして、黒色画像を形成する画像形成部10Kは、第1の像担持体としてのドラム状の感光体1K、該感光体1Kの周囲に配置された帯電手段2K、露光手段3K、現像手段4K、一次転写手段としての一次転写ローラ5K、クリーニング手段6Kを有する。
無端ベルト状中間転写ベルトユニット7は、複数のローラにより巻回され、回動可能に支持された中間転写エンドレスベルト状の第2の像担持体としての無端ベルト状中間転写ベルト70を有する。
画像形成部10Y、10M、10C、10Kより形成された各色の画像は、一次転写ローラ5Y、5M、5C、5Kにより、回動する無端ベルト状中間転写ベルト70上に逐次転写されて、合成されたカラー画像が形成される。給紙カセット20内に収容された記録媒体として用紙等の記録部材Pは、給紙搬送手段21により給紙され、複数の中間ローラ22A、22B、22C、22D、レジストローラ23を経て、二次転写手段としての二次転写ローラ5Aに搬送され、記録部材P上にカラー画像が一括転写される。カラー画像が転写された記録部材Pは、熱ロール式定着装置24により定着処理され、排紙ローラ25に挟持されて機外の排紙トレイ26上に載置される。
一方、二次転写ローラ5Aにより記録部材Pにカラー画像を転写した後、記録部材Pを曲率分離した無端ベルト状中間転写ベルト70は、クリーニング手段6Aにより残留トナーが除去される。
画像形成処理中、一次転写ローラ5Kは常時、感光体1Kに圧接している。他の一次転写ローラ5Y、5M、5Cはカラー画像形成時にのみ、それぞれ対応する感光体1Y、1M、1Cに圧接する。
二次転写ローラ5Aは、ここを記録部材Pが通過して二次転写が行われる時にのみ、無端ベルト状中間転写ベルト70に圧接する。
また、装置本体Aから筐体8を支持レール82L、82Rを介して引き出し可能にしてある。
筐体8は、画像形成部10Y、10M、10C、10Kと、無端ベルト状中間転写ベルトユニット7とを有する。
画像形成部10Y、10M、10C、10Kは、垂直方向に縦列配置されている。感光体1Y、1M、1C、1Kの図示左側方には無端ベルト状中間転写ベルトユニット7が配置されている。無端ベルト状中間転写ベルトユニット7は、ローラ71、72、73、74、76を巻回して回動可能な無端ベルト状中間転写ベルト70、一次転写ローラ5Y、5M、5C、5K及びクリーニング手段6Aとから成る。
筐体8の引き出し操作により、画像形成部10Y、10M、10C、10Kと、無端ベルト状中間転写ベルトユニット7とは、一体となって、本体Aから引き出される。
この様な感光体1Y、1M、1C、1K上に帯電、露光、現像によりトナー像を形成し、無端ベルト状中間転写ベルト70上で各色のトナー像を重ね合わせ、一括して記録部材Pに転写し、熱ロール式定着装置24で加圧及び加熱により固定して定着する。トナー像を記録部材Pに転移させた後の感光体1Y、1M、1C、1Kは、クリーニング装置6Aで転写時に感光体に残されたトナーを清掃した後、上記の帯電、露光、現像のサイクルに入り、次の像形成が行われる。
〈記録媒体〉
本発明に用いられる記録媒体としては、トナー画像を保持する支持体で、通常画像支持体、転写材或いは転写紙といわれるものである。具体的には薄紙から厚紙までの普通紙、アート紙やコート紙等の塗工された印刷用紙、市販されている和紙やはがき用紙、OHP用のプラスチックフィルム、布等の各種転写材を挙げることができるが、これらに限定されるものではない。
以下、本発明の実施例を説明するが、本発明は本実施例に限定されるものではない。
塗膜形成液の作製
(塗膜形成液1の作製)
3,3′,4,4′−ビフエニルテトラカルボン酸二無水物(BPDA)とp−フェニレンジアミン(PDA)との当モル量を、Nメチルピロリジノン(NMP)溶媒中、20℃で重縮合反応させて、固形分16質量%の「芳香族ポリアミド酸溶液1」(溶液粘度4.1Pa・s)を2kg合成した。
「芳香族ポリアミド酸溶液1」2kgに、導電性物質として72gのカーボンブラック(pH7、一次粒子径21nm)と希釈溶媒としてNメチルピロリジノン462.4gとを加え、スリーワンモーター(新東科学社製)を用い撹拌・混合し、更にこれをサンドグラインダーに移し換えて十分に混合分散し、「塗膜形成液1」を得た。
(塗膜形成液2の作製)
上記「塗膜形成液1」と同様に、「芳香族ポリアミド酸溶液1」2kgに、導電性物質として72gのカーボンブラック(pH7、数平均一次粒径21nm)と同時に、硬質粒子として120gのシリカ粒子(数平均一次粒径28nm、比表面積50m2/g、平均円形度0.9)と希釈溶媒としてNメチルピロリジノン462.4gとを加え、スリーワンモーター(新東科学社製)を用い撹拌・混合し、更にこれをサンドグラインダーに移し換えて十分に混合分散し、「塗膜形成液2」を得た。
(塗膜形成液3の作製)
下記組成を、スリーワンモーター(新東科学社製)を用い撹拌・混合して「塗膜形成液5」を得た。
「塗膜形成液2」 1000g
Nメチルピロリジノン 3000g
ジメチルポリシロキサン(粘度5×10-3Pa・s) 0.032g
表1に、塗膜形成液作製に用いた樹脂成分、導電性物質、硬質粒子、添加剤及び塗膜形成液の粘度を示す。
Figure 2007057924
〈中間転写ベルト1の作製〉
図4に記載の遠心成型装置の円筒状シリンダー(金型)内面に、「塗膜形成液2」を、塗布装置のスリットからディスペンサを介して円筒状シリンダー内面に塗布し、1000rpmで10分回転させて均一な塗膜層を得た。次いで円筒状シリンダーを150℃に加熱器により加熱し、250rpmで円筒状シリンダーを回転させながら30分溶媒乾燥・硬化反応を行った。一旦室温に戻し、当該ベルトを脱型後、ベルト内面に金型を設置し、再度10℃/min.で200℃まで昇温後、5℃/minの速度で380℃まで昇温後、380℃で30分間加熱し、イミド転化を進行させ表面層を形成した。室温に冷却後、円筒状シリンダーより剥離し、膜厚85μmの「中間転写ベルト1」を得た。これを「実施例1」とする。
〈中間転写ベルト2の作製〉
実施例1と同じ円筒状シリンダーを使用し、先ず「塗膜形成液2」を、ディスペンサを介して円筒状シリンダー内面に塗布し、1000rpmで10分回転させて均一な展開層を得た。次いで円筒状シリンダーを150℃に昇温し、250rpmで円筒状シリンダーを回転させながら30分溶媒乾燥を行い膜厚20μmの表面層を形成した。その後室温に戻し、「塗膜形成液1」を、ディスペンサを介して表面層の上に塗布し、500rpmで10分回転させて均一な展開層を得た。再度円筒状シリンダーを150℃にし、250rpmで円筒状シリンダーを回転させながら30分溶媒乾燥を行った。一旦室温に戻し、当該ベルトを型から脱型後、ベルト内面に金型を設置し、10℃/min.で200℃まで昇温後、5℃/minの速度で380℃まで昇温し、380℃で30分間加熱し、イミド転化を進行させ基材層を形成した。室温に冷却後、円筒状シリンダーより剥離し、トータル膜厚85μmの「中間転写ベルト2」を得た。これを「実施例2」とする。
〈中間転写ベルト3の作製〉
「中間転写ベルト2」の作製時に用いた「塗膜形成液2」を「塗膜形成液1」に変更した以外は同様にしてトータル膜厚は80μmの「中間転写ベルト3」を得た。これを「比較例1」とする。
〈中間転写ベルト4の作製〉
実施例1と同じ円筒状シリンダーを使用し、先ず「塗膜形成液1」を、ディスペンサを介して円筒状シリンダー内面に塗布し、500rpmで10分回転させて均一な塗膜を形成した。次いで円筒状シリンダーを150℃に昇温し、250rpmで円筒状シリンダーを回転させながら30分溶媒乾燥を行い膜厚50μmの基材層を形成した。
その後、基材層を円筒状シリンダーから外し、その表面にスプレー塗布により「塗膜形成液3」を塗布し塗膜を形成し、10℃/minの速度で200℃まで昇温後、5℃/minの速度で380℃まで昇温し、380℃で30分間加熱し、イミド転化を進行させ表面層を形成した。室温に冷却しトータル膜厚85μmの「中間転写ベルト4」を得た。これを「比較例2」とする。
表2に、「中間転写ベルト1〜4」の層構成、作製に用いた塗膜形成液と層形成方法、外周面部の硬質粒子の含有濃度を示す。尚、外周面部の硬質粒子の含有濃度の値は、前記透過型電子顕微鏡による測定方法により求めた。
Figure 2007057924
評価方法
《画像評価》
上記で作製した「中間転写ベルト1〜4」を、「8050」(コニカミノルタビジネステクノロジーズ社製)に搭載して、評価を行った。
尚、画像形成には個数基準によるメディアン粒径(D50)が4.5μmのトナーとキャリアを有する2成分現像剤を使用した。
プリント環境は、低温低湿(10℃、30%RH)と高温高湿(33℃、80%RH)で行った。
記録媒体は、A4版の上質紙(64g/m2)を用いた。
プリント原稿は、画素率が7%の文字画像(3ポイント、5ポイント)、カラー人物顔画像(ハーフトーンを含むドット画像)、べた白画像、べた画像がそれぞれ1/4等分にあるオリジナル画像(A4版)を用いた。
画像評価は、両面プリントを行い、下記の項目について行った。
〈転写性〉
転写性(T)は、高温高湿環境で以下のようにして測定した。
先ず、べた画像の転写残トナーを中間転写ベルトからテープ剥離し台紙に張り付け、そのテープの反射濃度を測定しAとする。次に、未転写トナーを中間転写ベルトからテープで回収し、単位面積当たりの未転写トナーの回収量をWとする。転写性は、下記の式より求めた。尚、転写性(T)の値は、小さいほど好ましい。

転写性(T)=A/W0
0=W(サンプル)/W(実施例1)
W(サンプル):各サンプルの未転写トナーの回収量
W(実施例1):実施例1の未転写トナーの回収量
〈べた画像の白抜け〉
中間転写ベルトから記録媒体へトナー像を転写するときの転写電流値を25μA、50μA、75μA、100μA、150μAと変更して両面プリントを作成し、両面プリントの裏面べた画像の白抜けの有無で評価した。白抜けの有無は、べた画像を10倍のルーペで観察し、0.5mm程度のちりちりした白点が有るかどうかで判断した。尚、転写電流値の値は、その幅が広いほど安定した転写ができ好ましい。
〈文字画像の中抜け〉
高温高湿で、両面プリントの裏面(2面目)のプリントを行った文字画像を、ルーペで10倍に拡大して観察し、文字画像に図1に示すような中抜が発生しているかどうかを目視で評価した。
評価基準
◎:中抜けの発生なく良好
○:中抜けが数個発生しているが、実用上問題なし
×:顕著な中抜けが顕著に発生し、実用上問題有り。
〈文字部のトナー散り〉
低温低湿で、両面プリントの裏面(2面目)のプリントを行った文字画像を、ルーペで10倍に拡大して観察し、文字部周辺のトナー散りの状態を目視で評価した。
評価基準
◎:トナー散りが無く良好
○:トナー散りが少し発生しているが、実用上問題なし
×:トナー散りが顕著に発生し、実用上問題有り。
〈中間転写ベルトの耐久性〉
中間転写ベルトの耐久性評価は、評価機として、上記「8050」の現像装置、転写装置、クリーニング装置が直接中間転写ベルトに接触しないように改造した装置を用て行った。
耐久性評価は、上記で作製した中間転写ベルトを、上記装置に装着し、高温高湿の環境で、連続回転して行った。
評価は、5万回転毎にベルト表面を目視観察し、ひび割れの発生状態を目視で観察して行った。
表3に、評価結果を示す。
Figure 2007057924
表3の結果から明らかなように、本発明の「中間転写ベルト1、2」は、転写性、べた画像の白抜け、文字画像の白抜け、文字部のトナー散り、耐久性の何れの評価項目でも良好な結果が得られたが、比較例の「中間転写ベルト3、4」は評価項目の何れかに問題が有り、本発明の「中間転写ベルト1、2」とは明らかに異なる結果となった。
文字画像の中抜けを示す模式図である。 本発明の中間転写ベルトの一例を示す模式図である。 本発明の比較例の中間転写ベルトの一例を示す模式図である。 遠心成型装置要部の一例を示す正面の断面図である。 その塗膜形成液塗布装置の一例を示す断面図である。 遠心成型装置要部の一例を示す斜視図である。 本発明に用いられる画像形成装置の一例を示す断面構成図である。
符号の説明
2 中間転写ベルト
3 硬質粒子
4 導電性物質
5 表面層
6 基材層
7 外周面部
8 内周面部

Claims (6)

  1. 遠心成型により形成された導電性物質と硬質粒子とを含有する中間転写ベルトにおいて、該硬質粒子濃度が、内周面部よりも外周面部が高いことを特徴とする中間転写ベルト。
  2. 前記中間転写ベルトが、遠心成型により形成された多層構造であることを特徴とする請求項1に記載の中間転写ベルト。
  3. 前記中間転写ベルトが、製膜後、膜中の反応性化合物を熱により反応させて形成されたものであることを特徴とする請求項1または2に記載の中間転写ベルト。
  4. 前記硬質粒子が、シリカ粒子であることを特徴とする請求項1〜3の何れか1項に記載の中間転写ベルト。
  5. 感光体上に、帯電手段、露光手段、小径トナーを含む現像剤による現像手段、現像手段により形成したトナー像を中間転写ベルトを介して記録媒体に転写する転写手段とを有する画像形成装置において、
    転写手段に請求項1〜4の何れか1項に記載の中間転写ベルトを用いることを特徴とする画像形成装置。
  6. 帯電手段、露光手段、現像手段、転写手段及びクリーニング手段から選ばれる少なくとも1つの手段とが結合され、請求項5に記載の画像形成装置の本体に出し入れ可能に形成されているプロセスカートリッジにおいて、
    転写手段として請求項1〜4の何れか1項に記載の中間転写ベルトを用いることを特徴とするプロセスカートリッジ。
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