JP2007057519A - 傾斜ステージ - Google Patents

傾斜ステージ Download PDF

Info

Publication number
JP2007057519A
JP2007057519A JP2006098043A JP2006098043A JP2007057519A JP 2007057519 A JP2007057519 A JP 2007057519A JP 2006098043 A JP2006098043 A JP 2006098043A JP 2006098043 A JP2006098043 A JP 2006098043A JP 2007057519 A JP2007057519 A JP 2007057519A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
plate
base
support member
axis direction
moving
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2006098043A
Other languages
English (en)
Inventor
Masashi Yamaguchi
口 政 志 山
Kosuke Iino
野 浩 輔 飯
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Suruga Seiki Co Ltd
Original Assignee
Suruga Seiki Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Suruga Seiki Co Ltd filed Critical Suruga Seiki Co Ltd
Priority to JP2006098043A priority Critical patent/JP2007057519A/ja
Publication of JP2007057519A publication Critical patent/JP2007057519A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Abstract

【課題】精度向上と薄型化の両面を図ることができる傾斜ステージを提供するものである。
【解決手段】傾斜ステージAは、略球面状乃至略円錐状をした受座1aを有するベース1と、裏面に前記略球面状乃至略円錐状をした受座1aに当接する略球面状乃至略円錐状の凸部2aを有するプレート2と、ベース1の受座1aに凸部2aが当接するようにベース1とプレート2が近づくように付勢する付勢手段3と、ベース1に支持され、プレート2の裏面の第1の部位21に当接して凸部2aを支点としてプレート2を揺動させる第1の揺動手段4と、ベース1に支持され、プレート2の裏面の第2の部位22に当接して凸部2aを支点としてプレート2を揺動させる第2の揺動手段5と、平面視で第1の部位21、プレート2の揺動中心O、第2の部位22がなす角度が90度である。
【選択図】図1

Description

本発明は、傾斜ステージに係り、特に、ステージの精度向上と薄型化の両面を図るこ
とができる傾斜ステージに関する。
従来、傾斜ステージとしては、たとえば、相対するプレートの一方側のプレートは、
X軸回りに揺動するX軸回りプレートであり、相対するプレートの他方側のプレートは、
X軸に直交するY軸回りに揺動するY軸回りプレートであり、Y軸回りプレートとX軸回
りプレートとを重ねると共に、重ねた部位を接続部材、例えば、ネジで接続するようにし
ていた。
上述した傾斜ステージにあっては、Y軸回りプレートとX軸回りプレートとを重ね、
該重ねた状態をネジで接続するため、接続位置によっては、精度が出なかったり、また、
プレートを重ねた分、重ねた方向の厚みが増すと共に、プレート同士を接続する作業をも
伴うという問題点が生じた。
本発明は、上記の問題点を除去するようにした傾斜ステージを提供することを目的とす
る。
請求項1記載の傾斜ステージは、略球面状乃至略円錐状をした受座を有するベースと、裏面に前記略球面状乃至略円錐状をした受座に当接する略球面状乃至略円錐状の凸部を有するプレートと、前記ベースの受座に前記凸部が当接するように前記ベースと前記プレートが近づくように付勢する付勢手段と、前記ベースに支持され、前記プレートの裏面の第1の部位に当接して前記凸部を支点として前記プレートを揺動させる第1の揺動手段と、前記ベースに支持され、前記プレートの裏面の第2の部位に当接して前記凸部を支点として前記プレートを揺動させる第2の揺動手段と、平面視で前記第1の部位、前記プレートの揺動中心、前記第2の部位がなす角度が90度である。
また、請求項2記載の傾斜ステージは、略球面状乃至略円錐状をした受座を有するベースと、裏面に前記略球面状乃至略円錐状をした受座に当接する略球面状乃至略円錐状の凸部を有するプレートと、前記ベースの受座に前記凸部が当接するように前記ベースと前記プレートが近づくように付勢する付勢手段と、前記ベースに取り付けられ、X軸方向に進退自在に移動可能な第1の移動部材と、前記ベースに取り付けられ、前記X軸に対して直交するY軸方向に進退自在に移動可能な第2の移動部材と、前記ベースに回動自在に支持された第1の回動部材と、この第1の回動部材は、前記第1の移動部材の先端と対向する部位で当接し、前記プレートの裏面と対向する部位で当接し、前記ベースに回動自在に支持された第2の回動部材と、この第2の回動部材は、前記第2の移動部材の先端と対向する部位で当接し、前記プレートの裏面と対向する部位で当接するものである。
また、請求項3記載の傾斜ステージは、略球面状乃至略円錐状をした受座を有するベースと、裏面に前記略球面状乃至略円錐状をした受座に当接する略球面状乃至略円錐状の凸部を有するプレートと、前記ベースの受座に前記凸部が当接するように前記ベースと前記プレートが近づくように付勢する付勢手段と、X軸方向に進退自在に移動可能な第1の移動部材と、前記ベースに取り付けられ、前記第1の移動部材を支持する第1の支持部材と、前記プレートの側方に取り付けられ、第1の収納部と、この第1の収納部に連通し、前記プレートのXY平面に平行な上面部と下面部との間であって外方に開口する第1の開口部とを備えた第1の側方部材と、この第1の側方部材の第1の収納部に係止する第1の係止部と、この第1の係止部に設けられ、前記第1の側方部材の前記上面部と下面部とに当接し揺動自在に軸支する第1の軸支部と、この第1の軸支部に設けられ、前記第1の移動部材の先端部をZ軸方向に案内する第1の案内部とを備えた第1の揺動支持部材と、この第1の揺動支持部材と前記第1の支持部材との間に設けられ、前記第1の揺動支持部材のX軸方向の移動を許容し、X軸方向以外の移動を阻止する第1の阻止部材と、Y軸方向に進退自在に移動可能な第2の移動部材と、前記ベースに取り付けられ、前記第2の移動部材を支持する第2の支持部材と、前記プレートの側方に取り付けられ、第2の収納部と、この第2の収納部に連通し、前記プレートのXY平面に平行な上面部と下面部との間であって外方に開口する第2の開口部とを備えた第2の側方部材と、この第2の側方部材の第2の収納部に係止する第2の係止部と、この第2の係止部に設けられ、前記第2の側方部材の前記上面部と下面部とに当接し回動自在に軸支する第2の軸支部と、この第2の軸支部に設けられ、前記第2の移動部材の先端部をZ軸方向に案内する第2の案内部とを備えた第2の回動支持部材と、この第2の回動支持部材と前記第2の支持部材との間に設けられ、前記第2の回動支持部材のY軸方向の移動を許容し、Y軸方向以外の移動を阻止する第2の阻止部材と、を有するものである。
また、請求項4記載の傾斜ステージは、略球面状乃至略円錐状をした受座を有するベースと、裏面に前記略球面状乃至略円錐状をした受座に当接する略球面状乃至略円錐状の凸部を有するプレートと、前記ベースの受座に前記凸部が当接するように前記ベースと前記プレートが近づくように付勢する付勢手段と、X軸方向に進退自在に移動可能な第1の移動部材と、前記ベースに取り付けられ、前記第1の移動部材を支持する第1の支持部材と、前記プレートの側方に取り付けられ、第1の収納部と、この第1の収納部に連通し、前記プレートのXY平面に平行な上面部と下面部との間であって外方に開口する第1の開口部とを備えた第1の側方部材と、この第1の側方部材の第1の収納部に係止する第1の係止部と、この第1の係止部に設けられ、前記第1の側方部材の前記上面部と下面部とに当接し揺動自在に軸支する第1の軸支部と、この第1の軸支部に設けられ、前記第1の移動部材の先端部に当接する第1の当接部とを備えた第1の揺動支持部材と、この第1の揺動支持部材と前記第1の支持部材との間に設けられ、前記第1の揺動支持部材のX軸方向の移動を許容し、X軸方向以外の移動を阻止する第1の阻止部材と、Y軸方向に進退自在に移動可能な第2の移動部材と、前記ベースに取り付けられ、前記第2の移動部材を支持する第2の支持部材と、前記プレートの側方に取り付けられ、第2の収納部と、この第2の収納部に連通し、前記プレートのXY平面に平行な上面部と下面部との間であって外方に開口する第2の開口部とを備えた第2の側方部材と、この第2の側方部材の第2の収納部に係止する第2の係止部と、この第2の係止部に設けられ、前記第2の側方部材の前記上面部と下面部とに当接し回動自在に軸支する第2の軸支部と、この第2の軸支部に設けられ、前記第2の移動部材の先端部に当接する第2の当接部とを備えた第2の揺動支持部材と、この第2の回動支持部材と前記第2の支持部材との間に設けられ、前記第2の回動支持部材のY軸方向の移動を許容し、Y軸方向以外の移動を阻止する第2の阻止部材と、を有するものである。
請求項1記載の傾斜ステージによれば、第1の揺動手段と第2の揺動手段は、共に、
ベースに支持されているため、従来のように、第1の揺動手段の取り付けプレートと第2
の揺動手段の取り付けプレートとが異ならないため、2軸のなす角度精度が向上する(特
に、回転中心一致の度合いが従来品に比べ格段に向上する。)と共に、該プレート分の厚
み寸法を軽減でき、コンパクト化を図ると共に、該プレート同士を接続する接続部材(例
えば、ネジ)をも不要とすることができる。
また、請求項2記載の傾斜ステージによれば、第1の回動部材、第1の移動部材、第
2の回動部材及び第2の移動部材は、共に、同じベースに支持されているため、従来のよ
うに、第1の回動部材、第1の移動部材の取り付けプレートと第2の回動部材、第2の移
動部材の取り付けプレートとが異ならないため、2軸のなす角度精度が向上する(特に、
回転中心一致の度合いが従来品に比べ格段に向上する。)と共に、該プレート分の厚み寸
法を軽減でき、コンパクト化を図ると共に、該プレート同士を接続する接続部材(例えば
、ネジ)をも不要とすることができる。
また、請求項3又は4記載の傾斜ステージによれば、第1の揺動支持部材、第1の側方部材を介してプレートを揺動させる第1の移動部材及び第2の揺動支持部材、第2の側方部材を介してプレートを揺動させる第2の移動部材は、共に、ベースに支持されているため、従来のように、第1の揺動手段の取り付けプレートと第2の揺動手段の取り付けプレートとが異ならないため、2軸のなす角度精度が向上する(特に、回転中心一致の度合いが従来品に比べ格段に向上する。)と共に、該プレート分の厚み寸法を軽減でき、コンパクト化を図ると共に、該プレート同士を接続する接続部材(例えば、ネジ)をも不要とすることができ、更に、第1の移動部材の先端を進退させると、その動きが第1の揺動支持部材、第1の側方部材を介してプレートに伝達され、第2の軸支部が当接した第2の側方部材の上面部と下面部とが回動しプレートを揺動させ、また、第2の移動部材の先端を進退させると、その動きが第2の揺動支持部材、第2の側方部材を介してプレートに伝達され、第1の軸支部が当接した第1の側方部材の上面部と下面部とが回動しプレートを揺動させることができる。
本発明の傾斜ステージの一実施例を図面を参照して説明する。
図1乃至図9において、傾斜ステージAは、略球面状乃至略円錐状をした受座1aを有するベース1と、裏面に球面状乃至略円錐状をした受座1aに当接する略球面状乃至略円錐状の凸部2aを有するプレート2とから概略的に構成されている。
また、ベース1の受座1aに凸部2aが当接するようにベース1とプレート2が近づ
くように付勢手段、例えば、弾性部材3によって付勢されている。
弾性部材3は、例えば、弾性部材3(より具体的には、バネ)の一端をプレート2の
貫通孔2bに設けた支持部材2cに、弾性部材3(より具体的には、バネ)の他端をベー
ス1の貫通孔1bに設けた支持部材1cに、それぞれ取り付けるようにしている。本実施
例では、弾性部材3を3個設けている。
なお、プレート2の上面には、電子顕微鏡、半導体製造装置、半導体検査装置等の試
料(図示せず)、精密機械の他の部材(図示せず)が載置されるようになっている。
図3に示す4は第1の揺動手段で、第1の揺動手段4は、ベース1に支持され、プレ
ート2の裏面の第1の部位21に当接して凸部2aを支点としてプレート2を揺動させる
もので、図1に示すY軸回りに揺動する。
第1の揺動手段4は、例えば、ベース1に取り付けられ、X軸(図1参照)方向に進
退自在に移動可能な第1の移動部材41と、ベース1に回動自在に支持された第1の回動
部材42とから構成される。第1の移動部材41は、ベース1に取り付けられ、X軸(図
1参照)方向に進退自在に移動可能なものであり、例えば、マイクロメータで、マイクロ
メータのシンブル41aを回転させてスピンドル41bを進退させるものである。シンブ
ル41aの回転は、手動、モータ(図示せず)によって行うことができる。
第1の回動部材42は、第1の移動部材41の先端(具体的には、スピンドル41b
の先端)と対向する部位で当接し、プレート2の裏面と対向する第1の部位21で当接す
るようになっている。42aは、第1の回動部材42の回転軸である。なお、上述したX軸、Y軸は、互いに直交する2つの方向軸である。
従って、図5に示すように、シンブル41aを時計回りに回転させると、スピンドル
41bは矢印方向に進んで第1の回動部材42を時計回りに回転させる。すると、プレー
ト2は第1の部位21を介して反時計回りにθ1回転することとなる。逆に、シンブル4
1aを反時計回りに回転させると、図6に示すように、スピンドル41bは矢印方向に進
んで第1の回動部材42を反時計回りに回転させる。すると、プレート2は第1の部位2
1を介して時計回りにθ2回転することとなる。
図7に示す5は第2の揺動手段で、第2の揺動手段5は、ベース1に支持され、プレ
ート2の裏面の第2の部位22に当接して凸部2aを支点としてプレート2を揺動させる
もので、図1に示すX軸回りに揺動する。
第2の揺動手段5は、例えば、ベース1に取り付けられ、X軸に対して直交するY軸
(図1参照)方向に進退自在に移動可能な第2の移動部材51と、ベース1に回動自在に
支持された第2の回動部材52とから構成される。第2の移動部材51は、ベース1に取
り付けられ、Y軸(図1参照)方向に進退自在に移動可能なものであり、例えば、マイク
ロメータで、マイクロメータのシンブル51aを回転させてスピンドル51bを進退させ
るものである。シンブル51aの回転は、手動、モータ(図示せず)によって行うことが
できる。
第2の回動部材52は、第2の移動部材51の先端(具体的には、スピンドル51b
の先端)と対向する部位で当接し、プレート2の裏面と対向する第2の部位22で当接す
るようになっている。52aは、第2の回動部材52の回転軸である。
従って、図8に示すように、シンブル51aを時計回りに回転させると、スピンドル
51bは矢印方向に進んで第2の回動部材52を時計回りに回転させる。すると、プレー
ト2は第2の部位22を介して反時計回りにθ3回転することとなる。逆に、シンブル5
1aを反時計回りに回転させると、図9に示すように、スピンドル51bは矢印方向に進
んで第2の回動部材52を反時計回りに回転させる。すると、プレート2は第2の部位2
2を介して時計回りにθ4回転することとなる。
上述した傾斜ステージAによれば、第1の揺動手段4と第2の揺動手段5は、共に、
ベース1に支持されているため、従来のように、第1の揺動手段の取り付けプレートと第
2の揺動手段の取り付けプレートとが異ならないため、2軸のなす角度精度が向上する(
特に、回転中心一致の度合いが従来品に比べ格段に向上する。)と共に、該プレート分の
厚み寸法を軽減でき、コンパクト化を図ると共に、該プレート同士を接続する接続部材(
例えば、ネジ)をも不要とすることができる。
次に、図10乃至図21を参照して、上述した傾斜ステージAと異なる他の実施例の傾斜ステージA(球面軸受ステージ)について、説明する。
傾斜ステージAは、略球面状乃至略円錐状をした受座1aを有するベース1と、裏面に球面状乃至略円錐状をした受座1aに当接する略球面状乃至略円錐状の凸部2aを有するプレート2とから概略的に構成されている(図10乃至図12、図17参照)。
また、ベース1の受座1aに凸部2aが当接するようにベース1とプレート2が近づ
くように付勢手段、例えば、弾性部材3、3’によって付勢されている(図14及び図15参照)。
弾性部材3は、図10及び図14に示すように、例えば、弾性部材3(より具体的には、バネ)の一端をプレート2の貫通孔2bに設けた支持部材2cに、弾性部材3(より具体的には、バネ)の他端をベース1の貫通孔1bに設けた支持部材1cに、それぞれ取り付けるようにしている。本実施例では、弾性部材3を2個設けている。
また、弾性部材3’は、図10及び図15に示すように、例えば、弾性部材3’(より具体的には、バネ)の一端をプレート2に設けた支持部材2c’に、弾性部材3’(より具体的には、バネ)の他端をベース1に設けた支持部材1c’に、それぞれ取り付けるようにしている。本実施例では、弾性部材3’を1個設けている。
なお、プレート2の上面には、上述の実施例と同様に、電子顕微鏡、半導体製造装置、半導体検査装置等の試料(図示せず)、精密機械の他の部材(図示せず)が載置されるようになっている。
第1の移動部材41は、X軸方向に進退自在に移動可能なものであり、例えば、マイクロメータで、マイクロメータのシンブル41aを回転させてスピンドル41bを進退させるもので、その先端は、例えば、半球状となっており、ベース1に取り付けられ、X軸(図12参照)方向に進退自在に移動可能となっている(図10乃至図12参照)。
また、42’はベース1に、例えば、雄ネジ42’aで取り付けられ、第1の移動部材41を支持する第1の支持部材で、第1の支持部材42’は、例えば、対向する直線部42’b、42’cと、直線部42’b、42’cとを接続する中間部42’dとからなり、略U字形状をなしている。上述の第1の移動部材41は、中間部42’dに取り付けられている。
また、図13に示す43’は、プレート2の側方に取り付けられた第1の側方部材で、この第1の側方部材43’は、第1の収納部43’aと、この第1の収納部43’aに連通し、プレート2のXY平面に平行な上面部43’bと下面部43’cとの間であって外方に開口する第1の開口部43’dとを備えている。
なお、図13に示す雄ネジ43’eにより第1の側方部材43’をプレート2に取り付け、また、断面略T字形状の本体Tに断面略L字形状のL字状部材Lを雄ネジ43’fにより取り付けて第1の収納部43’aを構成している。
また、図13に示す44’は第1の揺動支持部材で、第1の揺動支持部材44’は、第1の側方部材43’の第1の収納部43’aに係止する第1の係止部44’aと、この第1の係止部44’aに設けられ、第1の側方部材43’の上面部43’bと下面部43’cとに当接し揺動自在に軸支する第1の軸支部44’b(図14及び図15参照)と、この第1の軸支部44’bに設けられ、第1の移動部材41の先端部をZ軸方向に案内する第1の案内部44’c(例えば、断面V字形状の溝)とを備えている(図13参照)。 なお、本実施例では、第1の案内部44’cを、断面V字形状の溝としたが、本発明にあっては、これに限らず、平坦面としても良い。かかる場合、該平坦面は、第1の移動部材41の先端部に当接する第1の当接部となる。
また、図16に示す45’は、第1の揺動支持部材44’と第1の支持部材42’との間に設けられ、第1の揺動支持部材44’のX軸方向の移動を許容し、X軸方向以外の移動を阻止する第1の阻止部材で、第1の阻止部材45’は、例えば、第1の揺動支持部材44’の側部に設けられたX軸方向に平行な溝部45’aと、この溝部45’aに嵌り合う棒状部材45’bと、棒状部材45’bを介して第1の揺動支持部材44’に対向する第1の支持部材42’の直線部42’cに押し付ける雄ネジ45’c(図10参照)とから構成されている。雄ネジ45’cは、第1の支持部材42’の直線部42’bに取り付けられている(図1、図13及び図16参照)。
また、図10に示す51は、Y軸方向に進退自在に移動可能な第2の移動部材で、第2の移動部材51は、進退する軸方向を除けば第1の移動部材41と同様、例えば、マイクロメータで、マイクロメータのシンブル51aを回転させてスピンドル51bを進退させるもので、その先端は、例えば、半球状となっており、ベース1に取り付けられ、Y軸(図12参照)方向に進退自在に移動可能となっている(図10乃至図12参照)。
また、52’はベース1に、例えば、雄ネジ52’aで取り付けられ、第2の移動部材51を支持する第2の支持部材で、第2の支持部材52’は、例えば、対向する直線部52’b、52’cと、直線部52’b、52’cとを接続する中間部52’dとからなる略U字形状をなしている。上述の第2の移動部材51は、中間部52’dに取り付けられている。
また、図13に示す53’は、プレート2の側方であって、第1の側方部材43’の取り付け部位から90°の位置に取り付けられた第2の側方部材で、この第2の側方部材53’は、第1の側方部材43’と同様、第2の収納部53’aと、この第2の収納部53’aに連通し、プレート2のXY平面に平行な上面部53’bと下面部53’cとの間であって外方に開口する第2の開口部53’dとを備えている。
なお、図10に示す雄ネジ53’eにより第2の側方部材53’をプレート2に取り付け、また、断面略T字形状の本体Tに断面略L字形状のL字状部材Lを雄ネジ53’fにより取り付けて第2の収納部53’aを構成している。
また、図13に示す54’は第2の揺動支持部材で、第2の揺動支持部材54’は、第1の揺動支持部材44’と同様、第2の側方部材53’の第2の収納部53’aに係止する第2の係止部54’aと、この第2の係止部54’aに設けられ、第2の側方部材53’の上面部53’bと下面部53’cとに当接し揺動自在に軸支する第2の軸支部54’b(図19乃至図21参照)と、この第2の軸支部54’bに設けられ、第2の移動部材51の先端部をZ軸方向に案内する第2の案内部54’c(例えば、断面V字形状の溝)とを備えている(図13参照)。
なお、本実施例では、第2の案内部54’cを、断面V字形状の溝としたが、本発明にあっては、これに限らず、平坦面としても良い。かかる場合、該平坦面は、第2の移動部材51の先端部に当接する第2の当接部となる。
また、図16に示す55’は、第2の揺動支持部材54’と第2の支持部材52’との間に設けられ、第2の揺動支持部材54’のY軸方向の移動を許容し、Y軸方向以外の移動を阻止する第2の阻止部材で、第2の阻止部材55’は、例えば、第2の揺動支持部材54’の側部に設けられたY軸方向に平行な溝部55’aと、この溝部55’aに嵌り合う棒状部材55’bと、棒状部材55’bを介して第2の揺動支持部材54’と対向する第2の支持部材52’の直線部52’cに押し付ける雄ネジ55’c(図10参照)とから構成されている。雄ネジ55’cは、第2の支持部材52’の直線部52’bに取り付けられている(図1、図13及び図16参照)。なお、上述したX軸、Y軸、Z軸は、互いに直交する3つの方向軸である。
従って、図19に示すように、プレート2が水平な位置にあって、図17に示すように、シンブル41’aを時計回りに回転させると、スピンドル41’bは矢印方向に進んで第1の揺動支持部材44’、第1の側方部材43’を介してプレート2に伝達され、図20に示すように第2の軸支部54’bが当接した第2の側方部材53’の上面部53’bと下面部53’cが回動しプレート2を揺動させ、プレート2は水平面に対して時計回りにθ5回転することとなる。
逆に、シンブル41’aを反時計回りに回転させると、図18に示すように、スピンドル41’bは矢印方向に進んで第1の揺動支持部材44’、第1の側方部材43’を介してプレート2に伝達され、図21に示すように第2の軸支部54’bが当接した第2の側方部材53’の上面部53’bと下面部53’cが回動しプレート2を揺動させ、プレート2は水平面に対して反時計回りにθ6回転することとなる。
また、図示しないが、プレート2が水平な位置にあって、シンブル51’aを時計回りに回転させると、スピンドル51’bはY軸の+方向に進んで(図示せず)第2の揺動支持部材54’、第2の側方部材53’を介してプレート2に伝達され、第1の軸支部44’bが当接した第1の側方部材43’の上面部43’bと下面部43’cが回動しプレート2を揺動させ、プレート2は水平面に対して時計回りに回転することとなる。
逆に、シンブル51’aを反時計回りに回転させると、スピンドル51’bはY軸の−方向に進んで(図示せず)第2の揺動支持部材54’、第2の側方部材53’を介してプレート2に伝達され、第1の軸支部44’bが当接した第1の側方部材43’の上面部43’bと下面部43’cが回動しプレート2を揺動させ、プレート2は水平面に対して反時計回りに回転することとなる。
図1は、本発明の一実施例の傾斜ステージの概略的平面図である。 図2は、図1の概略的正面図である。 図3は、図1の3−3線による概略的断面図である。 図4は、図1の4−4線による概略的断面図である。 図5は、図3の動作状態を説明するためのもので、第1の移動部材を図示左方向へ移動させた状態の概略的断面図である。 図6は、図3の動作状態を説明するためのもので、第1の移動部材を図示右方向へ移動させた状態の概略的断面図である。 図7は、図1の7−7線による概略的断面図である。 図8は、図7の動作状態を説明するためのもので、第2の移動部材を図示左方向へ移動させた状態の概略的断面図である。 図9は、図7の動作状態を説明するためのもので、第2の移動部材を図示右方向へ移動させた状態の概略的断面図である。 図10は、図1の傾斜ステージと異なる他の実施例の傾斜ステージの概略的平面図である。 図11は、図10の傾斜ステージの概略的正面図である。 図12は、図10の傾斜ステージを二部材に分割した状態の概略的平面図である。 図13は、図12の傾斜ステージのプレートの一部を分解して示す概略的一部分解斜視図である。 図14は、図10の1−1線による概略的断面図である。 図15は、図10の2−2線による概略的断面図である。 図16は、図10の3−3線による概略的断面図である。 図17は、図14の第1の移動部材を時計回りに回動した状態の概略的断面図である。 図18は、図14の第1の移動部材を反時計回りに回動した状態の概略的断面図である。 図19は、プレートが水平状態に位置した図10の5−5線による概略的断面図である。 図20は、プレートの第1の移動部材に遠い側の端部が上を向くように回動した状態の図10の5−5線による概略的断面図である。 図21は、プレートの第1の移動部材に遠い側の端部が下を向くように回動した状態の図10の5−5線による概略的断面図である。
符号の説明
A 傾斜ステージ
1 ベース
1a 受座
2 プレート
2a 凸部
3 付勢手段
4 第1の揺動手段
5 第2の揺動手段
21 第1の部位
22 第2の部位
O 揺動中心

Claims (4)

  1. 略球面状乃至略円錐状をした受座を有するベースと、
    裏面に前記略球面状乃至略円錐状をした受座に当接する略球面状乃至略円錐状の凸部を有するプレートと、
    前記ベースの受座に前記凸部が当接するように前記ベースと前記プレートが近づくよ
    うに付勢する付勢手段と、
    前記ベースに支持され、前記プレートの裏面の第1の部位に当接して前記凸部を支点
    として前記プレートを揺動させる第1の揺動手段と、
    前記ベースに支持され、前記プレートの裏面の第2の部位に当接して前記凸部を支点
    として前記プレートを揺動させる第2の揺動手段と、
    平面視で前記第1の部位、前記プレートの揺動中心、前記第2の部位がなす角度が9
    0度であることを特徴とする傾斜ステージ。
  2. 略球面状乃至略円錐状をした受座を有するベースと、
    裏面に前記略球面状乃至略円錐状をした受座に当接する略球面状乃至略円錐状の凸部を有するプレートと、
    前記ベースの受座に前記凸部が当接するように前記ベースと前記プレートが近づくよ
    うに付勢する付勢手段と、
    前記ベースに取り付けられ、X軸方向に進退自在に移動可能な第1の移動部材と、
    前記ベースに取り付けられ、前記X軸に対して直交するY軸方向に進退自在に移動可
    能な第2の移動部材と、
    前記ベースに回動自在に支持された第1の回動部材と、
    この第1の回動部材は、前記第1の移動部材の先端と対向する部位で当接し、前記プ
    レートの裏面と対向する部位で当接し、
    前記ベースに回動自在に支持された第2の回動部材と、
    この第2の回動部材は、前記第2の移動部材の先端と対向する部位で当接し、前記プ
    レートの裏面と対向する部位で当接することを特徴とする傾斜ステージ。
  3. 略球面状乃至略円錐状をした受座を有するベースと、
    裏面に前記略球面状乃至略円錐状をした受座に当接する略球面状乃至略円錐状の凸部を有するプレートと、
    前記ベースの受座に前記凸部が当接するように前記ベースと前記プレートが近づくように付勢する付勢手段と、
    X軸方向に進退自在に移動可能な第1の移動部材と、
    前記ベースに取り付けられ、前記第1の移動部材を支持する第1の支持部材と、
    前記プレートの側方に取り付けられ、第1の収納部と、この第1の収納部に連通し、前記プレートのXY平面に平行な上面部と下面部との間であって外方に開口する第1の開口部とを備えた第1の側方部材と、
    この第1の側方部材の第1の収納部に係止する第1の係止部と、この第1の係止部に設けられ、前記第1の側方部材の前記上面部と下面部とに当接し揺動自在に軸支する第1の軸支部と、この第1の軸支部に設けられ、前記第1の移動部材の先端部をZ軸方向に案内する第1の案内部とを備えた第1の揺動支持部材と、
    この第1の揺動支持部材と前記第1の支持部材との間に設けられ、前記第1の揺動支持部材のX軸方向の移動を許容し、X軸方向以外の移動を阻止する第1の阻止部材と、
    Y軸方向に進退自在に移動可能な第2の移動部材と、
    前記ベースに取り付けられ、前記第2の移動部材を支持する第2の支持部材と、
    前記プレートの側方に取り付けられ、第2の収納部と、この第2の収納部に連通し、前記プレートのXY平面に平行な上面部と下面部との間であって外方に開口する第2の開口部とを備えた第2の側方部材と、
    この第2の側方部材の第2の収納部に係止する第2の係止部と、この第2の係止部に設けられ、前記第2の側方部材の前記上面部と下面部とに当接し回動自在に軸支する第2の軸支部と、この第2の軸支部に設けられ、前記第2の移動部材の先端部をZ軸方向に案内する第2の案内部とを備えた第2の回動支持部材と、
    この第2の回動支持部材と前記第2の支持部材との間に設けられ、前記第2の回動支持部材のY軸方向の移動を許容し、Y軸方向以外の移動を阻止する第2の阻止部材と、
    を有することを特徴とする傾斜ステージ。
  4. 略球面状乃至略円錐状をした受座を有するベースと、
    裏面に前記略球面状乃至略円錐状をした受座に当接する略球面状乃至略円錐状の凸部を有するプレートと、
    前記ベースの受座に前記凸部が当接するように前記ベースと前記プレートが近づくように付勢する付勢手段と、
    X軸方向に進退自在に移動可能な第1の移動部材と、
    前記ベースに取り付けられ、前記第1の移動部材を支持する第1の支持部材と、
    前記プレートの側方に取り付けられ、第1の収納部と、この第1の収納部に連通し、前記プレートのXY平面に平行な上面部と下面部との間であって外方に開口する第1の開口部とを備えた第1の側方部材と、
    この第1の側方部材の第1の収納部に係止する第1の係止部と、この第1の係止部に設けられ、前記第1の側方部材の前記上面部と下面部とに当接し揺動自在に軸支する第1の軸支部と、この第1の軸支部に設けられ、前記第1の移動部材の先端部に当接する第1の当接部とを備えた第1の揺動支持部材と、
    この第1の揺動支持部材と前記第1の支持部材との間に設けられ、前記第1の揺動支持部材のX軸方向の移動を許容し、X軸方向以外の移動を阻止する第1の阻止部材と、
    Y軸方向に進退自在に移動可能な第2の移動部材と、
    前記ベースに取り付けられ、前記第2の移動部材を支持する第2の支持部材と、
    前記プレートの側方に取り付けられ、第2の収納部と、この第2の収納部に連通し、前記プレートのXY平面に平行な上面部と下面部との間であって外方に開口する第2の開口部とを備えた第2の側方部材と、
    この第2の側方部材の第2の収納部に係止する第2の係止部と、この第2の係止部に設けられ、前記第2の側方部材の前記上面部と下面部とに当接し回動自在に軸支する第2の軸支部と、この第2の軸支部に設けられ、前記第2の移動部材の先端部に当接する第2の当接部とを備えた第2の揺動支持部材と、
    この第2の回動支持部材と前記第2の支持部材との間に設けられ、前記第2の回動支持部材のY軸方向の移動を許容し、Y軸方向以外の移動を阻止する第2の阻止部材と、
    を有することを特徴とする傾斜ステージ。
JP2006098043A 2005-07-29 2006-03-31 傾斜ステージ Pending JP2007057519A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006098043A JP2007057519A (ja) 2005-07-29 2006-03-31 傾斜ステージ

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005220248 2005-07-29
JP2006098043A JP2007057519A (ja) 2005-07-29 2006-03-31 傾斜ステージ

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2007057519A true JP2007057519A (ja) 2007-03-08

Family

ID=37921136

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2006098043A Pending JP2007057519A (ja) 2005-07-29 2006-03-31 傾斜ステージ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2007057519A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012032814A (ja) * 2010-07-27 2012-02-16 Corning Inc 精密光学マウント
JP5186501B2 (ja) * 2007-08-28 2013-04-17 株式会社アルバック ステージ装置

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5186501B2 (ja) * 2007-08-28 2013-04-17 株式会社アルバック ステージ装置
JP2012032814A (ja) * 2010-07-27 2012-02-16 Corning Inc 精密光学マウント

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4449821B2 (ja) 卓上丸鋸
JP4442514B2 (ja) 卓上切断機
JP4552759B2 (ja) 卓上切断機
JP6126359B2 (ja) 球体形状測定装置
JP2006068903A (ja) 卓上切断機
JP5299087B2 (ja) クランプ装置
JP2007057519A (ja) 傾斜ステージ
JP2017217713A (ja) 測長装置
JP2007044855A (ja) 自動面取り装置
JP4098949B2 (ja) 倣い装置
US8910534B2 (en) Rotation adjusting mechanism and adjusting machine using the same
JP2010197088A (ja) 2軸チルトステージ
JP2010125581A (ja) ゴニオステージ装置
JP2014182017A (ja) サインブロック
JPS6054151A (ja) 電子線装置の試料移動装置
JP2008100356A (ja) スライド式卓上切断機
JP2010230471A (ja) ステージの姿勢調整装置
JP3857537B2 (ja) 倣い装置
JP2007011052A (ja) レンズの偏心調整装置
JP4446285B2 (ja) 携帯用切断機
JP2001315101A (ja) 切断機の切断刃位置調整装置
JP2011042000A (ja) 卓上切断機における切断機本体の傾斜支持機構
JP2007046941A (ja) 傾斜ステージ
JP2002115712A (ja) 球面軸受
TW200305741A (en) Waveguide optical member and alignment mechanism of fiber array