JP2007056760A - 定置式エンジン作業機の雨水浸入防止構造 - Google Patents

定置式エンジン作業機の雨水浸入防止構造 Download PDF

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Abstract

【課題】筐体内への雨水浸入が確実に防止される、雨水浸入防止構造に関する技術を提供する。
【解決手段】定置式エンジン作業機の外装筐体1の構造であって、前記外装筐体1の側面が、前記外装筐体1の内外を連通するダクト部材9と、前記ダクト部材9による風路断面積(ダクト部材開口部34)に比して狭い開口面積を有した排気用開口部30が形成される外板15を具備する側板3aにより構成され、前記ダクト部材9の底部には、板状の堰部材10が立設され、前記側板3aの外面側には、前記排気用開口部30の開口面積に比して広い開口面積を有し、前記排気用開口部30と連通する風圧式シャッター6が固設され、その固設される接続部には、前記風圧式シャッター6内部に滞留する水分および前記堰部材10にて堰き止められ前記ダクト部材9底部に滞留する水分を、前記外装筐体1の外部へ排出するための排水用開口部32が形成される。
【選択図】図4

Description

本発明は、屋外に設置される定置式エンジン作業機の筐体内部への雨水浸入防止構造の技術に関する。
従来、屋外設置型の機器などにおける筐体内部への雨水浸入防止構造に関する技術は、筐体内換気用に設けた吸気フードの内部に複数の邪魔板を設置し、導入空気が該邪魔板に衝突してから筐体内に取込まれる構造とすることにより、導入空気に含まれる雨水が、前記邪魔板の表面に衝突および付着し、自然に滴下することにより筐体外に排出され、筐体内部への雨水浸入防止を図った例(特許文献1参照)や、吸排気用風道内の水平底部に堰状の遮水部材を設け、浸入した雨水が堰き止められ風道外へ排出される構造とし、雨水浸入防止を図った例(特許文献2参照)などが公知となっている。
実開平5−31296号公報 実開平6−4528号公報
定置式エンジン作業機の筐体には底部が備えられており、一旦雨水の浸入を許してしまうと、自然に乾燥するまでの期間は筐体内に雨水が滞留することとなり、筐体内部の構造部材が浸蝕される原因となりうる。よって、定置式エンジン作業機の筐体構造としては、雨水浸入が確実に防止されることが望まれる。筐体の内外が通じている開口部には換気用の吸排気口や排気管用の貫通部があり、これらの開口部に対して適切な対策を施すことにより、筐体内部への雨水浸入が防止可能である。
定置式エンジン作業機に雨水浸入防止構造に係る従来技術を適用すると、前記(特許文献1)では、フード内の通風抵抗となる邪魔板により水分が除去されるが、定置式エンジン作業機の場合、運転時の内部発熱が大きいため、筐体内換気には大風量が必要となり、邪魔板により通風抵抗を増やし雨水を除去する方法では、必要な換気風量を確保することが難しい。また、(特許文献2)の如く、水平底部に堰状部材を設けるだけでは、開口の上辺部および左右辺部からの雨水浸入には対応できないため、定置式エンジン作業機の雨水浸入防止構造としては不完全である。よって、従来技術においては、定置式エンジン作業機の雨水浸入が完全には防止できない。
このような状況を鑑み、筐体内への雨水浸入が確実に防止可能となる、外装筐体の雨水浸入防止構造に関する技術を提供する。
本発明の解決しようとする課題は以上の如くであり、次にこの課題を解決するための手段を説明する。
即ち、請求項1においては、定置式エンジン作業機の外装筐体の構造であって、前記外装筐体の側面は、前記外装筐体の内外を連通させるダクト部材と、前記ダクト部材により形成される風路の断面積に比して狭い開口面積を有した通風口が形成されている外板と、を具備する側板により構成され、前記ダクト部材の底部には、板状の堰部材が立設され、前記側板の外面側には、前記通風口の開口面積に比して広い開口面積を有し、前記通風口と連通するガラリが固設され、前記ガラリと前記側板の接続部には、前記ガラリの内部に滞留する水分および前記堰部材にて堰き止められ前記ダクト部材の底部に滞留する水分を、前記外装筐体の外部へと逃がすための開口部が形成される構成とするものである。
請求項2においては、前記外装筐体は、平面視略長方形状に構成され、前記外装筐体の短手方向側面には、短手方向側面開口部が設けられ、前記外装筐体の短手方向側面には、前記短手方向側面開口部を覆うとともに、その下面に開放部を有するフードが設けられ、前記フードの開放部には、換気用の開口部を有する外部水切板が設けられ、前記フード内には、前記外装筐体の短手方向側面より水平方向に延設される水切棚が設けられることを特徴とするものである。
請求項3においては、前記水切棚において、前記外装筐体の短手方向側面から遠い側の端部には、下方向に向う板状の水切返しが設けられることを特徴とするものである。
請求項4においては、前記外装筐体は、平面視略長方形状に構成され、前記外装筐体の長手方向側面には、長手方向側面開口部が設けられ、前記外装筐体の長手方向側面には、前記長手方向側面開口部を覆うとともに、その下面に開放部を有するフードが設けられ、前記フード内には、前記長手方向側面開口部の水平方向の幅と略同一幅を有し、前記長手方向側面開口部よりも下側において、前記外装筐体の長手方向側面より水平方向に延設される水切棚と、前記水切棚における前記外装筐体の長手方向の一側、又は、両側に配置され、前記外装筐体の長手方向側面に対し上下方向に付設される水切縦板と、が設けられ、前記フードの開放部であって、前記外装筐体の長手方向側面から遠い側には、前記フードの開放部の一部を閉じる外部水切板が設けられることを特徴とするものである。
請求項5においては、前記水切棚の下面において、前記外装筐体の長手方向側面から遠い側の端部には、下方向に向う板状の水切返しが設けられることを特徴とするものである。
請求項6においては、前記水切縦板には、開口部が設けられることを特徴とするものである。
請求項7においては、前記外装筐体の天板には、排気管用開口部が設けられ、前記排気管用開口部には、前記排気管を挿通させた状態で前記排気管用開口部を覆うためのカバーが設けられ、前記カバーと前記外装筐体の天板との隙間は、グロメットで塞がれる構成とすることを特徴とするものである。
本発明の効果として、以下に示すような効果を奏する。
請求項1においては、定置式エンジン作業機の外装筐体側面に設ける通風口が、該通風口と連通するガラリの開口面積に比して狭い開口面積を有することにより、ガラリ外周部から導入空気と共に浸入した雨水が、前記通風口の風路が狭められた部分に衝突および付着され、やがて自然滴下することにより水滴が風路底部に集まる。また、ダクト部材底部に板状の堰部材を立設することにより、集められた前記水滴がダクト部材底部を伝って筐体内部に浸入することが防止される。また、風路底部に開口部を設けることにより、集められた前記水滴が筐体外部へと排出される。以上の結果、筐体内部への雨水浸入が防止される。
請求項2においては、外装筐体の短手方向側面に、前記短手方向側面開口部を覆うとともに、その下面に開放部を有するフードが設けられた場合に、フード開口部に設けられた外部水切板により開口部下面に水平面が形成され、フード外側面を伝って流れ落ちフード下面外縁部に滞留する水滴が、前記水平面で成長し自然滴下することにより、導入空気により付勢され飛散し導入空気と共に筐体内部に浸入することが防止される。また、フード内部に水切棚を配設することにより、導入空気が該水切棚の下面に衝突してから筐体内に導入され、衝突時に導入空気に含まれている水滴が該水切棚の下面に付着し除去されるため、筐体内部にまで水分が到達することが防止できる。以上の結果、筐体内部への雨水浸入が防止される。
請求項3においては、外装筐体の短手方向側面のフード内設けられる水切棚の端部に水切返しを配設することにより、水切棚の下面に付着した水滴が、風圧により水切返し部に集まってくるため、積極的に水滴を成長させ滴下させることができる。また、水切棚の下面に付着した水滴が、導入空気の風圧により付勢され飛散し、再び導入空気に混入することが防止できる。以上の結果、筐体内部への雨水浸入が防止される。
請求項4においては、外装筐体の長手方向側面に、前記長手方向側面開口部を覆うとともに、その下面に開放部を有するフードが設けられた場合に、フード開口部に設けられた外部水切板により開口部下面に水平面が形成され、フード外側面を伝って流れ落ちフード下端外縁部に滞留する水滴が、前記水平面で成長し自然滴下することにより、導入空気により付勢され飛散し筐体内部に浸入することが防止される。また、フード内部に水切棚を配設することにより、導入空気が該水切棚の下面に衝突してから筐体内部に導入され、衝突時に導入空気に含まれている水滴が該水切棚の下面に付着し除去される。以上の結果、筐体内部への雨水浸入が防止される。
請求項5においては、外装筐体の長手方向側面のフード内に設けられる水切棚の端部に水切返しを配設することにより、水切棚の下面に付着した水滴が、風圧により水切返し部に集まってくるため、積極的に水滴を成長させ滴下させることができる。また、水切棚の下面に付着した水滴が、導入空気の風圧により付勢され飛散し、再び導入空気に混入することが防止できる。以上の結果、筐体内部への雨水浸入が防止される。
請求項6においては、前記水切縦板に開口部を設けることにより、通風開口面積が増加し、通風開口部における通過風速が低く抑えられる。それにより、導入空気に雨水が混入することが防止される。以上の結果、筐体内部への雨水浸入が防止される。
請求項7においては、筐体天板の排気管が貫通する開口部にカバーを設け、天板とカバーの隙間をグロメットで塞ぐことにより、貫通部からの筐体内部への雨水浸入が防止される。
以下では、図1乃至図8を用いて、本発明の実施例の一つである、定置式エンジン作業機(標準仕様)の排気口部における雨水浸入防止構造について説明する。
本実施例では、図1に示す如く、定置式エンジン作業機の外装筐体1の構造であって、前記外装筐体1の側面は、図7に示す如く、前記外装筐体1の内外を連通するダクト部材9と、ダクト部材開口部34の面積に比して狭い開口面積を有した排気用開口部(通風口)30が形成されている外板15と、を具備する側板3aにより構成され、前記ダクト部材9の底部の左右中央部からは、板状の堰部材10が風の流れと直角方向(前後方向)に立設され、図4に示す如く、前記側板3aの外面側には、前記排気用開口部30の開口面積に比して広い開口面積を有し、前記排気用開口部30と連通する風圧式シャッター(ガラリ)6が固設され、図5に示す如く、前記風圧式シャッター6と前記側板3aの接続部には、前記風圧式シャッター6の内部に滞留する水分および前記堰部材10にて堰き止められ前記ダクト部材9の底部に滞留する水分を、前記外装筐体1の外部39へと逃がすための排水用開口部32が形成される構成とする、定置式エンジン作業機の外装筐体の構造とするものである。
図1乃至図4に示す如く、この実施例の定置式エンジン作業機の外装筐体1は、図12等で示される防音仕様の構造に対して、標準仕様とされるものである。この外装筐体1は、溝型鋼を平面視略長方形状に組み合わせた基礎フレーム4と、該基礎フレーム4上に立設される側板3a・3b・3c・3dと、側板3c・3dの一部を形成する点検扉21と、側板3a・3b・3c・3dにより周辺部を支持され、水平面に対して若干の傾斜を有して固設された天板2と、基礎フレーム4で形成される略矩形の内周と略同形であり、外装筐体1の底部をなす底板5とからなる。また、外装筐体1には、側板3aを構成する外板15に形成された排気用開口部30と連通する風圧式シャッター6と、側板3bに形成された吸気用開口部31(図10)を覆うように設けられた吸気フード7と、天板2を貫通する排気管8を覆う排気管カバー22が具備されている。
また、図7、図8に示す如く、前記側板3aは、鋼板を断面視略コの字型に折り曲げ成形されたパネル状部材であって、その上下左右略中央部に排気用開口部30が形成された外板15と、矩形断面を有する単管状部材であって、一端が前記外板15の上下左右略中央部に排気用開口部30に連通するよう固設されたダクト部材9により構成されている。図4に示す如く、ダクト部材9は、外装筐体1の内部であって、角パイプ状としてラジエーター23の下流方向に配設されており、ラジエーター23を通過し外装筐体1の外部へ排出される排気の風路を形成している。排気用開口部30の開口面積は、ダクト部材9の風路断面積に比して狭く、ダクト部材9により形成される風路の一端において、その通風面積が、排気用開口部30によって縮小される形態となっている。
また、図4乃至図6に示す如く、風圧式シャッター6は、上下平行に複数配設されたシャッター13・13・・・とシャッター枠14からなる。前記シャッター13の両側方に突出したシャッター軸13aは、シャッター枠14に回動自在に枢支されており、これにより、シャッター13が風圧で回動可能に構成される。該シャッター13の上下長さはシャッター軸13a・13a間の距離よりも長くして、閉じた時に側面視で、下端が下方のシャッター軸13aの外側で一部重複するように配設している。また、風圧式シャッター6は、シャッター13が往復回動するため、シャッター13とシャッター枠14との間には隙間が必要であり、該隙間からは雨水が浸入する可能性がある。
尚、本実施例では、ガラリの一例として風圧式シャッターを使用したが、固定式のガラリや電動式シャッターを使用しても良い。
また、図4に示す如く、前記風圧式シャッター6は、外板15に対して排気用開口部30と連通する位置に配設されている。また、前記排気用開口部30は、風圧式シャッター6が形成するシャッター開口部33に比して、上下方向および左右方向共に狭められている。この開口が狭められている範囲(以下、「開口閉塞部35」と呼ぶ)に、前記シャッター13とシャッター枠14との隙間から浸入した雨水が衝突し付着する。やがて、水滴が成長し自然滴下することにより、外板15と風圧式シャッター6との接続部におけるシャッター枠14の底部に雨水が集まる。
また、図5に示す如く、風圧式シャッター6は、ワッシャ−12を介して外板15に対し固定されている。固定具には、ナット11が用いられる。この構成により、風圧式シャッター6と外板15の間には、ワッシャ−12の厚み分の隙間が形成され、この隙間によって、上下方向に連通する排水開口部32が形成される。この排水開口部32から、前記シャッター枠14の底部に集まった雨水が外装筐体1の外部へと排出される。
また、図5に示す如く、堰部材10は、排気用開口部30の開口閉塞部35に付着しながらも排水開口部32から排出されずにダクト部材9の底部に滞留した雨水が、外装筐体1の内部38に浸入することを防止している。堰部材10で堰き止められた雨水は、やがて排水開口部32から外装筐体1の外部39へ排出される。
以上のように、定置式エンジン作業機の外装筐体1の側板3aに設ける排気用開口部30が、該排気用開口部30と連通する風圧式シャッター6の開口面積に比して狭い開口面積を有することにより、風圧式シャッター6の外周部から導入空気と共に浸入した雨水が、前記排気用開口部30の開口閉塞部35に衝突および付着され、やがて自然滴下することにより水滴がシャッター枠14底部に集まる構成となっている。
また、ダクト部材9の底部に板状の堰部材10を立設することにより、集められた前記水滴がダクト部材9の底部を伝って外装筐体1内部に浸入することが防止される。
また、風路底部に排水用開口部32を設けることにより、集められた前記水滴が外装筐体1外部へと排出される。
そして、以上の結果、外装筐体1内部への雨水浸入を防止できる。
尚、以上の説明では、側板3aに設けた外板15に排気用開口部30を形成し、該排気用開口部30から排気が行われる例を挙げて説明したが、該排気用開口部30は、吸気用として用いることも可能である。つまり、以上の構成は、ガラリを備えた外装筐体の通風口に対し、広く適用可能である。
次に、図9および図10を用いて、本発明の実施例の一つである、定置式エンジン作業機(標準仕様)の吸気口部における雨水浸入防止構造について説明する。
図9および図10に示す如く、本実施例において、前記外装筐体1は、平面視略長方形状に構成され、前記外装筐体1の側板3bには、吸気用開口部31が設けられ、前記外装筐体1の側板3bには、前記吸気用開口部31を覆うとともに、その下面に下面開放部37を有する吸気フード7が設けられ、前記吸気フード7の下面開放部37には、換気用の開口部を有する外部水切板16が設けられ、前記吸気フード7内には、前記外装筐体1の側板3bより水平方向に延設される水切棚17と、前記吸気フード7の下面開放部37よりも上側であって前記水切棚17の下方へ、前記外部水切板16から離隔し水平に配設される、必要な有効開口面積を有する防護網19と、が設けられることを特徴とする、定置式エンジン作業機の外装筐体の構造とするものである。
図9および図10に示す如く、吸気フード7の内部は矩形断面を有する風路を形成し、一端が吸気用開口部31を覆うように側板3bに固設される側面接続部36であり(図10参照)、他端が下向きに大気開放されている下面開放部37である(図10参照)。下面開放部37には外部水切板16が固設されている。外部水切板16は、板状部材が平面視略コの字型に形成された部材であり、コの字の開放側を側板3b側に向けて、下面開放部37において吸気フード7の内面に接して固設されている。
ここで、仮に外部水切板16を設けないとすると、水滴が吸気フード7の外側面を伝って流れ落ち、吸気フード7の下端外縁部40に滞留したものが、導入空気により付勢され飛散し、導入空気と共に吸気フード7内部、そして、筐体内部に取込まれることになる。そこで、本発明では、下面開放部37の内側に外部水切板16にて形成される平面を構成する、即ち、前記下端外縁部40から内側へ向って構成される平面(邪魔板)を形成することにより、吸気フード7の下端外縁部40に滞留した水滴が、導入空気の風速が早い部分に接することがないようにするものである。そして、前記外部水切板16の表面にて水滴を成長させ、最終的には自然滴下させることにより、導入空気と共に筐体内部に取込まれることを防止するものである。
図10に示す如く、吸気フード7の内部には、水切棚17が前記吸気用開口部31の下端位置に合わせて水平方向に固設されている。該水切棚17は水平面内に置かれた略矩形状鋼板の周辺のうち、ある二辺(一辺とその対辺を選択する)を上方鉛直方向に折り曲げ、その他の二辺を下方鉛直方向に折り曲げることにより形成される。前記上方鉛直方向に折り曲げられる二辺により吸気フード7と固設される。また、前記下方鉛直方向に折り曲げられる二辺のうち一辺は側板3bに固設され、他の一辺は吸気フード7の内部の左右中央部の内壁面に上下方向に固設した支持部材20により固設される。
以上のように構成することで、図10に示す如く、水切棚17により、導入空気の流路を迂回させることができ、これにより、導入空気を、前記水切棚17の表面や、吸気フード7の内側表面に接触させる機会を増やすことができ、この接触の際に、導入空気と共に取込まれてしまった水滴を、前記水切棚17の表面や、吸気フード7の内側表面に接触、付着させ、捕捉することができる。このように、吸気フード7内にて、水滴を捕捉することにより、筐体内部への雨水浸入を防止することができる。
図9および図10に示す如く、防護網19は、等辺山形鋼製の矩形枠に鋼製のエクスパンドメタルが固設されることにより構成された網状部材である。防護網19は吸気フード7内部において、前記外部水切板16と前記水切棚17との上下方向中間位置に配設される。即ち、上下方向において、前記外部水切板16と前記水切棚17の間に、防護網19が配設される構成としている。
防護網19を設けることにより、筐体内部に比較的大きな異物が浸入することが防止される。さらに、防護網19が外部水切板16と離間した位置に配設されることにより、外部水切板16で開口面積が狭められることにより増大した通風抵抗が、防護網19の影響でさらに増大することが防止される。その結果、必要な換気風量を確保することに寄与するものである。
以上のように、外装筐体1の側板3bに、前記吸気用開口部31を覆うとともに、下面開放部37を有する吸気フード7が設けられた場合に、下面開放部37に設けられた外部水切板16により下面開放部37に水平面が形成され、吸気フード7の外側面を伝って流れ落ちフードの下端外縁部40に滞留する水滴が、前記水平面で成長し自然滴下することにより、導入空気により付勢され飛散し導入空気と共に外装筐体1内部に浸入することが防止される。
また、吸気フード7内部に水切棚17を配設することにより、導入空気が該水切棚17の下面に衝突してから外装筐体1内に導入され、衝突時に導入空気に含まれている水滴が水切棚17の下面に付着し除去されるため、外装筐体1内部にまで水分が到達することが防止できる。以上の結果、外装筐体1内部への雨水浸入が防止されるのである。
次に、図11を用いて、本発明の一実施例に係る定置式エンジン作業機(標準仕様)の吸気フード内水切棚端部に設けられる水切返しについて説明する。
図11は、前記水切棚17において、前記外装筐体1の側板3bから遠い側の端部には、下方向に向う板状の水切返し18が設けられる、ことを特徴とする、定置式エンジン作業機の外装筐体の構造を示すものである。
図11に示す如く、前述した水切棚17の下方鉛直方向に折り曲げられた二辺のうち、支持部材20により固設される一辺により、水切返し18が形成されている。
前記水切棚17の下面に付着した水滴は、導入空気の風圧により、前記水切返し18が配設された側板3bから離間する方向に押し流される。水切返し18が配設されることにより、水切棚17の下面に付着した水滴が、導入空気の風圧により水切棚17の上面に巻き上げられることが防止される。また、押し流されてきた水滴が水切返し18により堰き止められ、水切返し18の垂下部を伝って滴下する。
以上のように、外装筐体1の側板3bに固設する吸気フード7内に設けられる水切棚17の端部に水切返し18を配設することにより、水切棚17の下面に付着した水滴が、風圧により水切返し18部に集まってくるため、積極的に水滴を成長させ滴下させることができる。また、水切棚17の下面に付着した水滴が、導入空気の風圧により付勢され飛散し、再び導入空気に混入することが防止できる。以上の結果、外装筐体1内部への雨水浸入が防止されるのである。
次に、図12乃至図16を用いて、本発明の実施例の一つである、定置式エンジン作業機(防音仕様)の吸気口部における雨水浸入防止構造について説明する。
図12乃至図16に示す如く、この実施例の定置式エンジン作業機の外装筐体51は、前述の図1等で示される標準仕様の構造に対して、防音仕様とされるものである。
図12乃至図16に示す如く、前記外装筐体51は、平面視略長方形状に構成され、前記外装筐体51の側板53c・53dには、吸気用開口部81・81(図16参照)が設けられ、前記外装筐体51の側板53c・53dには、前記吸気用開口部81・81を覆うとともに、下面開放部87を有する吸気フード57が設けられ、前記フード内には、前記吸気用開口部81・81の水平方向の幅と略同一幅を有し、前記吸気用開口部81・81よりも下側において、前記外装筐体51の側板53c・53dより水平方向に延設される水切棚67と、前記水切棚67における前記外装筐体51の側板53c・53dの一側、又は、両側に配置され、前記外装筐体51の側板53c・53dに対し上下方向に付設される水切縦板70と、が設けられ、前記外装筐体51の側板53c・53dから遠い側には、前記吸気フード57の下面開放部87の一部を閉じる外部水切板66が設けられる、ことを特徴とする、定置式エンジン作業機の外装筐体の構造とするものである。
図12乃至図14に示す如く、定置式エンジン作業機(防音仕様)の外装筐体51は、溝型鋼を平面視略長方形状に組み合わせた基礎フレーム54と、該基礎フレーム54上に立設される側板53a・53b・53c・53dと、側板53c・53dの一部を形成する点検扉71と、側板53a・53b・53c・53dにより周辺部を支持され、水平面に対して若干の傾斜をつけて固設された天板52と、基礎フレーム54で形成される略矩形と略同形であり、外装筐体51の底部をなす底板55とからなり、側板53aに形成された排気用開口部80に配設された風圧式シャッター56と、正面および背面の側板53c・53dに形成された吸気用開口部81・81を覆うように配設された吸気フード57・57と、天板52を貫通する排気管58と、排気管58が天板52を貫通する箇所を覆う排気管カバー72と、を具備して構成されている。
図15および図16に示す如く、吸気フード57・57の内部は、矩形断面を有する風路を形成し、一端が吸気用開口部81・81を覆うように側板53c・53dに固設される側面接続部86・86であり、他端が下向きに大気開放されている下面開放部87・87である。前記下面開放部87・87において、側板53c・53dから遠い側には外部水切板65・65が固設されている。外部水切板66・66は、前記下面開放部87・87において、側板53c・53dから遠い側の吸気フード57・57の内面に接して、これにより、側板53c・53dに対して平行に板状部材が固設される構成としている。
ここで、仮に外部水切板66・66を設けないと、水滴が吸気フード57の外側面を伝って流れ落ち、吸気フード57・57の下端外縁部90に滞留したものが、導入空気と共に筐体内部に取込まれることになる。そこで、本発明では外部水切板66・66による水平面を下面開放部に設けることにより、吸気フード57・57の下端外縁部90に滞留した水滴が、導入空気の風速が早い部分に接することがないようにし、水滴を成長させて自然滴下させることにより、導入空気と共に筐体内部に取込まれることを防止するものである。
また、下面開放部87において、側板53c・53dから近い側に防護網69が配設されることにより、前記水切棚67が音の影となり、筐体内部での発生騒音が筐体外に直達音として伝播することが防止される。その結果、防音効果の向上に寄与するものである。
図16に示す如く、吸気フード57・57の内部には、水切棚67・67が固設されている。水切棚67・67は水平面内におかれた略矩形状鋼板の周辺のうち、ある二辺(一辺とその対辺を選択する)を上方鉛直方向に折り曲げ、その他の二辺を下方鉛直方向に折り曲げることにより形成される。水切棚67・67の上方鉛直方向に折り曲げられた二辺のうち、一辺は吸気フード57・57により固設され、他辺は水切縦板70により固設される。また、水切棚67・67の下方鉛直方向に折り曲げられた二辺のうち、一辺は側板53c・53dに固設される。
即ち、図16に示す如く、水切棚67・67により、導入空気の流路が迂回され、導入空気と共に取込まれた水滴が水切棚67・67の下面もしくは吸気フード57・57の内面に衝突付着し集められることにより、筐体内部への雨水浸入が防止される。
以上のように、外装筐体51の側板53c・53dに、前記吸気用開口部86・86を覆うとともに、その下面に下面開放部87・87を有する吸気フード57・57が設けられた場合に、下面開放部87・87に設けられた外部水切板66・66により下面開放部87・87に水平面が形成され、吸気フード57・57の外側面を伝って流れ落ち下端外縁部90に滞留する水滴が、前記水平面で成長し自然滴下することにより、導入空気により付勢され飛散し外装筐体51内部に浸入することが防止される。
また、吸気フード57・57内部に水切棚67・67を配設することにより、導入空気が該水切棚67・67の下面に衝突してから外装筐体51内部に導入され、衝突時に導入空気に含まれている水滴が該水切棚67・67の下面に付着し除去される。以上の結果、外装筐体51内部への雨水浸入が防止されるのである。
前記水切縦板70は、鋼板の周辺部を折り曲げ、吸気フード57・57の側面視断面における内面形状と略同一形状となるように形成された部材で、側板53c・53dに対して上下方向に付設される。
水切縦板70には、通風開口部91が設けられており、吸気用開口部81・81に対して側方からも空気の導入が可能となり、必要換気風量の確保に寄与する。また、開口面積の増加に伴い、下面開放部87での通過風速が低く抑えられるようになり、導入空気への雨水混入が防止される。また、さらに、通風開口部91を側板53c・53dから離間させて配置することにより、通風開口部91から導入する空気に含まれる水分が吸気用開口部81・81に到達することが防止される。
以上のように、前記水切縦板70に通風開口部91を設けることにより、通風開口面積が増加し、下面開放部87における通過風速が低く抑えられる。それにより、導入空気に雨水が混入することが防止される。以上の結果、外装筐体51内部への雨水浸入が防止されるのである。
次に、図16を用いて、本発明の実施例の一つである、定置式エンジン作業機(防音仕様)の吸気フード内水切棚端部に設けられる水切返しについて説明する。
図16に示す如く、前記水切棚66・66の下面において、前記外装筐体51の側板53c・53dから遠い側の端部には、下方向に向う板状の水切返し67・67が設けられる、ことを特徴とする、定置式エンジン作業機の外装筐体の構造とするものである。
図16に示す如く、前述した水切棚66・66の下方鉛直方向に折り曲げられた二辺のうち、側板53c・53dにより固設される一辺とは異なる他辺により、水切返し67・67が形成されている。
水切棚66・66の下面に付着した水滴は、導入空気の風圧の影響により、前記水切返し67・67が配設された側板53c・53dから離間する方向に押し流される。水切返し67・67が配設されることにより、水切棚66・66の下面に付着した水滴が、導入空気の風圧により水切棚66・66の上面に巻き上げられることが防止される。また、押し流されてきた水滴が水切返し67・67により堰き止められ、水切返し67・67の垂下部を伝って滴下する。
以上のように、外装筐体51の側板53c・53dに固設する吸気フード57・57内に設けられる水切棚67・67の端部に水切返し68・68を配設することにより、水切棚67・67の下面に付着した水滴が、風圧により水切返し68・68部に集まってくるため、積極的に水滴を成長させ滴下させることができる。また、水切棚67・67の下面に付着した水滴が、導入空気の風圧により付勢され飛散し、再び導入空気に混入することが防止できる。以上の結果、外装筐体51内部への雨水浸入が防止される。
次に、図17乃至図19を用いて、本発明の実施例の一つである、定置式エンジン作業機の排気管の筐体貫通部における雨水浸入防止構造について説明する。
図17乃至図19に示す如く、前記外装筐体51の天板52には、止水単管(排気管用開口部)74が設けられ、前記止水単管74には、前記排気管58を挿通させた状態で前記止水単管74を覆うための排気管カバー72が設けられ、前記排気管カバー72と前記外装筐体51の天板52との隙間は、グロメット(シール部材)76で塞がれる構成とする、ことを特徴とする、定置式エンジン作業機の外装筐体の構造を示すものである。
まず、図17を用いて、本発明の実施例の一つである、定置式エンジン作業機の排気管の筐体貫通部における雨水浸入防止構造の第一実施例について説明する。
図17に示す如く、排気管による筐体貫通部の雨水浸入防止構造は、鋼板製で矩形状断面を持つ単管である止水単管74と、鋼板製で断面視略コの字形状の箱状部材であり、止水単管74の外形寸法に対して略相似形で若干大きめの内径寸法を持つ排気管カバー72と、ゴム製のグロメット76により構成されている。
止水単管74は天板62に排気管58が貫通するための開口を包含する態様で配設されている。また排気管カバー72は、排気管58の途中に設けられたフランジ部にて挟持されるため、その挟持される面には排気管の内径と略同一形状の開口と、ボルトを貫装するためのボルト用穴が形成されている。
以上のように、本第一実施例では、図17に示す如く、排気管カバー72の開放面外周端部にグロメット76が嵌装され、排気管カバー72と天板62との間に出来る隙間を塞ぐことにより雨水浸入が確実に防止されるようになる。
次に、図18を用いて、本発明の実施例の一つである、定置式エンジン作業機の排気管の筐体貫通部における雨水浸入防止構造の第二実施例について説明する。
図18に示す如く、雨水浸入防止構造は,第一実施例と同様に、止水単管74と、排気管カバー72と、グロメット76により構成されている。
止水単管74は天板62に排気管58が貫通するための開口を包含する態様で配設されている。また排気管カバー72は、排気管58の途中に設けられたフランジ部にて挟持されるため、その挟持される面には排気管の内径と略同一形状の開口と、ボルトを貫装するためのボルト用穴が形成されている。
以上のように、本第二実施例では、図18に示す如く、止水単管74の開放面外周端部にグロメット76が嵌装され、止水単管74と排気管カバー72との間に出来る隙間を塞ぐことにより雨水浸入が確実に防止されるようになる。
第一実施例に比べて、グロメット76が外部に露出しない位置に配設されており、美観的に優れている。
次に、図19を用いて、本発明の実施例の一つである、定置式エンジン作業機の排気管の筐体貫通部における雨水浸入防止構造の第三実施例について説明する。
雨水浸入防止構造は,第一実施例および第二実施例と同様に、止水単管74と、排気管カバー72と、グロメット76により構成されている。
止水単管74は天板62に排気管58が貫通するための開口を包含する態様で配設されている。また排気管カバー72は、排気管58の途中に設けられたフランジ部にて挟持されるため、その挟持される面には排気管の内径と略同一形状の開口と、ボルトを貫装するためのボルト用穴が形成されている。
以上のように、本第三実施例では、図19の如く、止水単管74の外部側面にグロメット76が接着され、止水単管74と排気管カバー72との間に出来る隙間を塞ぐことにより雨水浸入が確実に防止されるようになる。
第二実施例に比べて、グロメット76が配設される場所とグロメット76の形状が相違している。第二実施例と同様に第一実施例に比べて、グロメット76が外部に露出しない位置に配設されており、美観的に優れている。
以上のように、外装筐体51の天板52を排気管58が貫通する止水単管74に排気管カバー72を設け、天板52と排気管カバー72の隙間をグロメット76で塞ぐことにより、止水単管74からの外装筐体51内部への雨水浸入が防止される。
本発明の一実施例に係る定置式エンジン作業機(標準仕様)の全体的な構成を示した正面図。 本発明の一実施例に係る定置式エンジン作業機(標準仕様)の全体的な構成を示した平面図。 本発明の一実施例に係る定置式エンジン作業機(標準仕様)の全体的な構成を示した左側面図。 本発明の一実施例に係る定置式エンジン作業機(標準仕様)の排気口部詳細を示した正面視部分断面図。 本発明の一実施例に係る定置式エンジン作業機(標準仕様)の排気口水抜部詳細を示した正面視部分断面図。 本発明の一実施例に係る定置式エンジン作業機(標準仕様)の排気口部詳細を示した平面視部分断面図。 本発明の一実施例に係る定置式エンジン作業機(標準仕様)の側板の詳細を示した左側面視部品図。 本発明の一実施例に係る定置式エンジン作業機(標準仕様)の側板の詳細を示した正面視部品図。 本発明の一実施例に係る定置式エンジン作業機(標準仕様)の吸気フード部の構成を示した部分斜視図。 本発明の一実施例に係る定置式エンジン作業機(標準仕様)の吸気フード部詳細を示した正面視部分断面図。 本発明の一実施例に係る定置式エンジン作業機(標準仕様)の吸気フード内水切棚端部に設けられる水切返しの詳細を示した正面視部分断面図。 本発明の一実施例に係る定置式エンジン作業機(防音仕様)の全体的な構成を示した正面図。 本発明の一実施例に係る定置式エンジン作業機(防音仕様)の全体的な構成を示した平面図。 本発明の一実施例に係る定置式エンジン作業機(防音仕様)の全体的な構成を示した左側面図。 本発明の一実施例に係る定置式エンジン作業機(防音仕様)の正面側吸気フードの構成を示した部分斜視図。 本発明の一実施例に係る定置式エンジン作業機(防音仕様)の正面側吸気フードの詳細を示した右側面視部分断面図。 排気管用の筐体貫通部雨水浸入防止構造に係る第一実施例における構成を示した部分断面図。 排気管用の筐体貫通部雨水浸入防止構造に係る第二実施例における構成を示した部分断面図。 排気管用の筐体貫通部雨水浸入防止構造に係る第三実施例における構成を示した部分断面図。
符号の説明
1 外装筐体
3a 側板
5 底板
6 風圧式シャッター
8 排気管
9 ダクト部材
10 堰部材
11 ナット
15 外板
30 排気用開口部
32 排水用開口部
34 ダクト部材開口部

Claims (7)

  1. 定置式エンジン作業機の外装筐体の構造であって、
    前記外装筐体の側面は、
    前記外装筐体の内外を連通させるダクト部材と、
    前記ダクト部材により形成される風路の断面積に比して狭い開口面積を有した通風口が形成されている外板と、
    を具備する側板により構成され、
    前記ダクト部材の底部には、板状の堰部材が立設され、
    前記側板の外面側には、前記通風口の開口面積に比して広い開口面積を有し、前記通風口と連通するガラリが固設され、
    前記ガラリと前記側板の接続部には、前記ガラリの内部に滞留する水分および前記堰部材にて堰き止められ前記ダクト部材の底部に滞留する水分を、前記外装筐体の外部へと逃がすための開口部が形成される構成とする、
    定置式エンジン作業機の外装筐体の構造。
  2. 前記外装筐体は、平面視略長方形状に構成され、
    前記外装筐体の短手方向側面には、短手方向側面開口部が設けられ、
    前記外装筐体の短手方向側面には、前記短手方向側面開口部を覆うとともに、その下面に開放部を有するフードが設けられ、
    前記フードの開放部には、換気用の開口部を有する外部水切板が設けられ、
    前記フード内には、
    前記外装筐体の短手方向側面より水平方向に延設される水切棚が設けられる、
    ことを特徴とする、請求項1に記載の定置式エンジン作業機の外装筐体の構造。
  3. 前記水切棚において、前記外装筐体の短手方向側面から遠い側の端部には、
    下方向に向う板状の水切返しが設けられる、
    ことを特徴とする、請求項2に記載の定置式エンジン作業機の外装筐体の構造。
  4. 前記外装筐体は、平面視略長方形状に構成され、
    前記外装筐体の長手方向側面には、長手方向側面開口部が設けられ、
    前記外装筐体の長手方向側面には、前記長手方向側面開口部を覆うとともに、その下面に開放部を有するフードが設けられ、
    前記フード内には、
    前記長手方向側面開口部の水平方向の幅と略同一幅を有し、前記長手方向側面開口部よりも下側において、前記外装筐体の長手方向側面より水平方向に延設される水切棚と、
    前記水切棚における前記外装筐体の長手方向の一側、又は、両側に配置され、前記外装筐体の長手方向側面に対し上下方向に付設される水切縦板と、が設けられ、
    前記フードの開放部であって、前記外装筐体の長手方向側面から遠い側には、
    前記フードの開放部の一部を閉じる外部水切板が設けられる、
    ことを特徴とする、請求項1に記載の定置式エンジン作業機の外装筐体の構造。
  5. 前記水切棚の下面において、前記外装筐体の長手方向側面から遠い側の端部には、
    下方向に向う板状の水切返しが設けられる、
    ことを特徴とする、請求項4に記載の定置式エンジン作業機の外装筐体の構造。
  6. 前記水切縦板には、
    開口部が設けられる、
    ことを特徴とする、請求項4または請求項5に記載の定置式エンジン作業機の外装筐体の構造。
  7. 前記外装筐体の天板には、排気管用開口部が設けられ、
    前記排気管用開口部には、前記排気管を挿通させた状態で前記排気管用開口部を覆うためのカバーが設けられ、
    前記カバーと前記外装筐体の天板との隙間は、
    シール部材で塞がれる構成とする、
    ことを特徴とする、請求項1乃至請求項6のいずれか一項に記載の定置式エンジン作業機の外装筐体の構造。
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