JP2007056628A - 移動式足場装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】 搭乗用のバケットをより安定した状態で昇降させることができる移動式足場装置を提供すること。
【解決手段】 ウインチ20でワイヤ21を巻取りあるいは繰出すことによって搭乗用のバケット40を昇降させる移動式足場装置において、バケット40の昇降に用いるワイヤ21の数を複数にし、ウインチ20に複数のドラム24,24を設けて各ワイヤ21,21をそれぞれ別のドラム24,24に巻取ることができ、そして繰出すことができるようにした。このようにすると、バケット40をより安定した状態でスムーズに昇降させることができる。
【選択図】 図1
【解決手段】 ウインチ20でワイヤ21を巻取りあるいは繰出すことによって搭乗用のバケット40を昇降させる移動式足場装置において、バケット40の昇降に用いるワイヤ21の数を複数にし、ウインチ20に複数のドラム24,24を設けて各ワイヤ21,21をそれぞれ別のドラム24,24に巻取ることができ、そして繰出すことができるようにした。このようにすると、バケット40をより安定した状態でスムーズに昇降させることができる。
【選択図】 図1
Description
本発明は、建物の外壁のリフォーム作業など、作業者が建物の外壁に沿って移動しながら行う作業で用いられる移動式足場装置に関する。
従来の移動式足場装置としては、建物の立壁の上縁に引っ掛けるように設置される走行装置と、この走行装置に吊り下げ状態で連結されたガイドレールと、ガイドレールに沿って昇降可能になっている搭乗用のバケットと、走行装置上に設置されたウインチとを有しており、ウインチの巻取り用のドラムに巻きつけられたワイヤの端部がバケットに連結されたものが知られている(特許文献1参照)。
この移動式足場装置では、走行装置を立壁の上縁に沿って移動させると、搭乗用バケットが立壁の上縁に沿って横方向に移動し、ウインチのドラムでワイヤを巻き上げ、あるいは繰り出すと搭乗用バケットが昇降する。したがって、搭乗用バケットに乗った作業者は、建物の外壁沿いの任意の位置に移動することができ、その位置でリフォーム作業などの作業を行うことができる。
特許第3531820号公報
ところで、ウインチでワイヤを巻き取る場合、例えば図7に示されるように、ワイヤ101は、ドラム102の巻き芯部に螺旋状になるように規則的にドラム102に巻き取られる。このようにしてワイヤ101を巻き取るとき、ワイヤ101のドラム102への巻取り位置Pは、ドラム102の回転軸方向の一方の向きD1に移動する。そして、巻取り位置がドラム102の一方の端の位置に達すると、ワイヤ101は、既に巻き取られたワイヤ101の上に巻き取られるようになる。このとき、ワイヤ101の巻取り位置Pは、それまでとは逆の向きD2に移動する。つまり、ワイヤ101は、ドラム回転軸直交方向に対する傾き角度Aを変化させながらドラム102に巻き取られる。換言すれば、ワイヤ101は、ドラム102の巻き芯部の幅の範囲で揺動するような動きをしながらドラム102に巻き取られる。
ところが、ワイヤ101のドラム102への巻取り位置Pがドラム102の端の位置になると、ドラム回転軸直交方向に対するワイヤ101の傾き角度Aが大きな角度になる(図7の角度A1参照)。傾いた状態でドラム102に巻き取られるワイヤ101には、ワイヤ101の巻き取り位置をドラム102の中央寄りにずらそうとする横方向の力が作用する。そして、この横方向の力は傾き角度Aが大きいほど大きくなる。したがって、傾き角度Aが大きいドラム102の端の位置では、この横方向の力の影響で、ワイヤ101の巻取り位置にずれが生ずることがある。特に、搭乗用のバケットが走行装置の近くまで上昇した状態になると、ワイヤ101の傾き角度Aが極めて大きな角度になり(図7の角度A2参照)、ワイヤ101の巻き取り位置がさらにずれやすくなる。ワイヤ101の巻取り位置がずれると、ワイヤ101を規則的に巻き取ることができなくなる。そして、ずれの衝撃がバケットに伝わって搭乗者を驚かしたりするおそれがある。また、ワイヤ101の傾き角度Aが大きくなると、ワイヤ101でバケットを引っ張る方向と、バケットの昇降方向(ドラム回転軸直交方向)との違いが大きくなる。方向の違いが大きくなると、バケットを引き上げる動作がスムーズに行われにくくなり、バケットの昇降動作が不安定になるおそれがある。
また、図8に示されるように、移動式足場装置の走行装置103の設置先である立壁Wの上縁Eが傾斜していることがある。このような場合であっても立壁Wの上縁Eに走行装置103を設置することは可能である。
ところが、この場合、走行装置103が傾いた状態で設置される。ただし、ガイドレール104は、鉛直方向に延びる状態で設置される。したがって、走行装置103が傾いていない状態で設置される場合と比べて、ドラム回転軸直交方向に対するワイヤ101の傾き角度Aがさらに大きな角度になることがある。例えば、ドラム102の回転軸が右上がりに傾いた場合、ドラム回転軸直交方向に延びる直線C(図7参照)は、左側に傾いた状態C1になる。この場合、ワイヤ101の傾き角度A1,A2はさらに大きな角度になる。この説明から明らかなように、走行装置103が傾いた状態は、ワイヤの傾き角度が大きくなりやすい状態であり、巻取り位置のずれが生じやすい状態である。そして、巻取り位置がずれれば、先に説明した不具合と同様の不具合が生ずる。
本発明は、このような問題点に鑑みてなされたものであり、昇降される搭乗用のバケットの位置や移動式足場装置の設置環境などにかかわらず、搭乗用のバケットを、より安定した状態で昇降させることができる移動式足場装置を提供することを課題とする。
上記課題を解決するため、本発明は、建物の立壁の上縁に、当該上縁の延びている方向に沿って移動可能な状態で設置される走行ユニットと、走行ユニットに連結されており、当該走行ユニットから下方に延びる状態で前記立壁の外壁面に沿って設置されるガイドレールと、ガイドレールに昇降可能に取り付けられた搭乗用のバケットと、走行ユニットに設置されたウインチと、一端側がウインチに巻回されており、他端側がバケットに連結されるワイヤと、を有し、ウインチでワイヤを巻取りあるいは繰出すことによってバケットを昇降させる移動式足場装置であって、前記ワイヤの数は複数であり、前記ウインチは、各ワイヤをそれぞれ別の巻取り用ドラムで巻取りおよび繰出しをすることができるように、複数個の巻取り用ドラムを備えている移動式足場装置である。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の移動式足場装置であって、前記複数個の巻取り用ドラムは、各巻取り用ドラムの回転軸が同一軸上に位置するように設置されているものである。
請求項3に記載の発明は、請求項2に記載の移動式足場装置であって、前記巻き取り用ドラムの数は2個であり、当該2個の巻取り用ドラムは、走行ユニットに回転可能に設置されたシャフトの両端に取り付けられているものである。
請求項4は、請求項1から請求項3のいずれか一項に記載の移動式足場装置であって、前記バケットは、当該バケットに回動可能に取り付けられた複数の回動部材を有するものであり、各回動部材は、回動部材の回転に伴って回転移動する位置にワイヤ連結用の連結部を備えており、各回動部材の回動軸は、いずれも前記巻取り用ドラムの回転軸と平行であり、前記各ワイヤは、それぞれ別の回動部材の連結部に連結されているものである。
請求項5に記載の発明は、請求項4に記載の移動式足場装置であって、前記回動部材は、前記バケットを前記ガイドレール側に引掛けるときに用いられるアーム部を有し、かつ、当該アーム部を前記ガイドレール側の部材に引掛け可能なロック位置と、前記アーム部が前記ガイドレール側の部材に引掛からないアンロック位置とに回動可能であり、前記バケットが前記ワイヤによって吊り下げ支持されている状態では、前期回動部材は前記アンロック位置に位置し、前記バケットが前記ワイヤによって吊り下げ支持されていない状態では、前記回動部材は前記ロック位置に位置するものである。
請求項6は、請求項1または請求項2に記載の移動式足場装置であって、前記走行ユニットは、前記立壁の上縁の延びている方向に沿って転がり可能な状態で当該上縁の表面に接触する2つの走行ローラを有するものであり、当該2つの走行ローラのうち、少なくともいずれか一方の走行ローラは、上下方向の位置の調整が可能な状態で走行ユニットに設置されているものである。
請求項7は、請求項1から請求項3および請求項6のいずれか一項に記載の移動式足場装置であって、前記各巻取り用ドラムは、当該巻取り用ドラムの回転軸が水平方向に向く状態で位置決めされるものであると共に、当該巻取り用ドラムの回転軸方向に延びており、ワイヤが巻き取られる巻き芯部を有しており、各巻取り用ドラムの巻き芯部は、当該巻取り用ドラムに巻きつけられたワイヤのバケットとの連結位置を通って前記回転軸に直交するように延ばした直線と当該回転軸との交差位置に位置しているものである。
請求項8は、請求項7に記載の移動式足場装置であって、前記複数のワイヤは、それぞれ前記バケット側の別の連結位置に連結されており、当該各連結位置は、ワイヤによってバケットを吊り下げ支持している状態で、前記巻取り用ドラムの回転軸と平行に延びる一直線上に位置するように位置決めされているものである。
請求項9は、請求項4から請求項8のいずれか一項に記載の移動式足場装置であって、前記ワイヤの数は2本であり、前記巻き取り用ドラムの数は2個であるものである。
請求項1に記載の発明によれば、搭乗用バケットの昇降に用いられるワイヤが複数本であるので、バケットを安定した状態で保持して昇降させることができる。また、バケットを昇降させるワイヤを複数本にすると、ワイヤ1本あたりの荷重負担が軽減されるので、ワイヤが1本である場合と比較して、より細いワイヤを用いることができるようになる。ワイヤが細くなると、巻取り長さが同じでも、ワイヤが細い分、詰まった間隔でワイヤを巻取ることができるようになり、ワイヤを巻き取るドラムとして、より幅の狭いものを用いることが可能になる。ドラムの幅が狭くなれば、揺動するように傾き角度を変化させながらドラムに巻き取られるワイヤの最大傾き角度は小さくなる。この最大傾き角度が小さくなれば、ワイヤを規則的に巻き取ろうとする場合に、ワイヤの巻取り位置がずれにくくなるので、巻取り動作がより確実に行われる。その結果、搭乗用のバケットをより安定した状態でスムーズに昇降させることができる。
請求項2に記載の発明によれば、複数個の巻取り用ドラムは、回転軸が同一軸上に位置するように設置されているので、1つのシャフトに容易に設けることができ、このシャフトを回転させることによって全ての巻取り用ドラムを同一の回転速度など、同一の条件で回転させることができる。このように複数のドラムを同一の条件で回転させると、全てのワイヤを相互に安定した状態で巻取り、繰出すことができる。したがって、ワイヤに吊り下げ支持されたバケットをより安定した状態でスムーズに昇降させることができる。
請求項3に記載の発明によれば、2本のワイヤを、1つのシャフトの両端に取り付けられた巻取り用ドラムで巻き取るので、ワイヤの張力がシャフトにバランス良く加わる状態を確保できる。シャフトに加わる力のバランスが良ければ、シャフトをより安定した状態で回転させることができるので、シャフトに取り付けられた巻取り用ドラムによってワイヤをより安定した状態で巻き取ることができる。そして、ワイヤに吊り下げ支持されたバケットをより安定した状態でスムーズに昇降させることができる。
請求項4に記載の発明によれば、バケットに取り付けられた回動部材を介して複数のワイヤがバケットに連結される。したがって、ワイヤとバケットとの間で相互に加わる力の状態が変わったとき、回動部材が回動することで、力の向きや大きさの変化をワイヤやバケットに緩やかに伝わるようにすることができる。力の向きや大きさの変化がワイヤやバケットに緩やかに伝われば、バケットのワイヤによる吊り下げ支持状態がより安定し、より安定した状態でスムーズにバケットを昇降させることができる。また、ワイヤに損傷を与えるようなことが防止される。例えば、バケットが昇降可能な状態で取り付けられているガイドレールが揺れたり、ねじれたりしたような場合に、ワイヤとバケットとの間で相互に加わる力の大きさや向きが変化する。
請求項5に記載の発明によれば、回動部材がアンロック位置に位置するときはバケットを自在に、そして安定した状態でスムーズに昇降させることができる。他方、回動部材がロック位置に位置するときにバケットが下降移動すると、回動部材のアーム部がガイドレール側の部材に引っ掛かり、回動部材によってバケットをガイドレールに吊り下げ支持することができる。
請求項6に記載の発明によれば、走行ユニットは、建物の立壁の上縁の表面に接触する2つの走行ローラを有しており、2つの走行ローラのうち、少なくともいずれか一方の走行ローラは、上下方向の位置の調整が可能な状態で設置されている。したがって、少なくとも一方の走行ローラの上下方向の位置を調整することによって、走行ユニットに設置された巻取り用ドラムの回転軸の向きを調整し、当該回転軸を水平方向に向けることができる。巻取り用ドラムの回転軸が水平であると、ワイヤの最大傾き角度を小さくすることができる。ワイヤの傾き角度を小さくすることができれば、ワイヤの巻取り位置がずれにくい状態を確保でき、バケットをより安定した状態でスムーズに昇降させることができる。
請求項7に記載の発明によれば、各巻取り用ドラムは、当該巻取り用ドラムの回転軸が水平方向に向く状態で位置決めされているので、当該回転軸はバケットの昇降方向と直交する。また、当該巻取り用ドラムに巻きつけられているワイヤが連結される連結部の位置を通って前記回転軸と直交するように延ばされた直線と、当該回転軸とが交差する位置に、当該巻取り用ドラムの巻き芯部が位置されている。この場合、ワイヤは、揺動するような動きをしながら巻取り用ドラムに巻き取られる際、ワイヤの延びる方向と巻取り用ドラムの回転軸方向とが直交する状態になることがある。この状態のとき、ワイヤのドラム回転軸直交方向に対する傾き角度は0°である。このように、本発明によれば、ワイヤの傾き角度が小さい状態でワイヤを巻き取ることができ、最大傾き角度の大きさを最小限に抑制できるので、ワイヤの巻取り位置がずれにくい状態を確保できる。そして、バケットをより安定した状態でスムーズに昇降させることができる。
請求項8に記載の発明によれば、複数のワイヤはそれぞれ別の連結位置でバケット側に連結されており、ワイヤによってバケットを吊り下げ支持しているとき各連結位置は、巻取り用ドラムの回転軸と平行に延びる一直線上に位置するようになっている。このような状態であると、バケットに縦軸周りの回転力が加わるようなことがなく、ワイヤによってバケットをバランスのよい状態で吊り下げ支持でき、バケットをより安定した状態でスムーズに昇降させることができる。
請求項9に記載の発明によれば、ワイヤの数は2本あるので、安定した状態でバケットを昇降させることができる。3本以上でもバケットは安定した状態で昇降されるが、ワイヤの数が増えると、ワイヤの連結、取外し作業などが煩雑になる。その点、ワイヤが2本であれば、安定性が確保されると共に、構造がシンプルであるので取扱い性により優れる。
以下、本発明に係る移動式足場装置の実施形態について図面を用いて詳細に説明する。なお、各図面に付した符号は、同一の機能を有するものは同一とした。
図1に示されるように、移動式足場装置は、建物Bの立壁Wの上縁Eに設置される走行ユニット10と、走行ユニット10上に設置されたウインチ20と、走行ユニット10に吊り下げ状態に連結されたガイドレール30と、ガイドレール30に沿って昇降可能に設置されており、ウインチ20によって巻取りあるいは繰出されるワイヤ21が連結された搭乗用のバケット40と、を有する。
図2(A)に示されるように、走行ユニット10は、ウインチ20が設置されている天板11aと、天板11aの下側に組み付けられた前後一対の枠体11b,11cとからなるユニットフレーム11を有しており、前側の枠体11bと後側の枠体11cで立壁Wの上縁Eを跨ぐ状態で立壁Wの上縁Eに設置される。
図3に示されるように、ユニットフレーム11には、立壁Wの上縁Eの表面に接触される2つの走行ローラ12a,12bが取り付けられている。各走行ローラ12a,12bは、その回転軸方向が立壁Wの延びている方向と直交する状態で取り付けられている。そして、2つの走行ローラ12a,12bのうち、図3において左側に示される第1走行ローラ12aには走行用モータ13が減速機を介して接続されている。したがって、この走行用モータ13を作動させることで、走行ローラ12a,12bを回転させて、走行ユニット10を横方向に移動させることができる。
各走行ローラ12a,12bは、ユニットフレーム11の天板11aに螺合されたねじ棒14a,14bの下端に取り付けられている。そして、ねじ棒14a,14bの上端には、ねじ棒14a,14bを回転させて上下動させるためのハンドル15a,15bが取り付けられている。そして図示されていないクランプで回転位置を固定できるようになっている。このように、対応するハンドル15a,15bを回すことで、容易に各走行ローラ12a,12bの上下方向の位置を個別的に調節できる。そして、走行ローラ12a,12bの上下方向の位置を調節すると、走行ユニット10の傾きを調節できる。したがって、本実施形態の装置によれば、例えば、ウインチ20が備える後述のシャフト23が水平に向くように走行ユニット10の傾きを調節することができる。各走行ローラ12a,12bの外周にはラバーが張られており、走行ローラ12a,12bは、接触する走行面に対して滑りにくくなっている。
なお、建物Bの内側に雨水が流れ込むことを防止する等の目的で、建物Bの外側に向かって下り傾斜した立壁Wtになっていることがある(図2(B)参照)。このような場合は、テーパ型の走行ローラ12cを用いる(図2(B)参照)。走行ローラがテーパ型の走行ローラであれば、上縁Eの表面が傾斜している場合であっても、走行ユニット10を、天板11aが水平になる状態で設置できる。
また、図2(A)に示されるように、ユニットフレーム11には、立壁Wの外側面に接触される外側サイドローラ16aと、立壁Wの内側面に接触される内側サイドローラ16bが取り付けられている。両サイドローラ16a,16bは、走行ユニット10を設置した状態で、それらの回転軸方向が上下方向に向く状態で取り付けられており、走行ユニット10が横方向に移動すると、これに伴い、立壁Wの側面上を転がりつつ回転する。両サイドローラ16a,16bのうち、外側サイドローラ16aは、ユニットフレーム11に固定されている。他方、内側サイドローラ16bは、位置調整機構17を介して取り付けられており、立壁Wの内側面に対して近接離間移動できるようになっている。なお、本実施形態で用いられている位置調整機構17は、ねじ機構を用いたものである。このように、少なくともいずれか一方のサイドローラを位置調整可能に取り付けておけば、立壁の厚さに応じて両サイドローラ16a,16bの間隔を調整でき、両サイドローラ16a,16bを確実に立壁Wの側面に接触させることができる。
さらに、走行ユニット10の前側の枠体11bの下端部には、ガイドレール30を走行ユニット10に連結するときに用いられる連結穴18a(図3参照)が形成された金具18が取り付けられている。
図4に示されるように、ガイドレール30は、梯子形状のものであり、平行に配置された断面コの字形の2本のレール材31と、両レール材31の間に所定の間隔で取り付けられた横方向に延びる複数本の棒材32とからなるものである。各ガイドレール31は、コの字形の断面の凹部が外側に向けられている。また、棒材32のうち、設置したときに最も上側に位置する棒材32には、ガイドレール30を走行ユニット10に連結するために用いられる連結穴33aが形成された金具33が取り付けられている。したがって、この連結穴33aと、走行ユニット10の連結穴18aとを重ねた状態で、図示されていない連結ピンを挿入すると、ガイドレール30が走行ユニット10に連結される(図3参照)。
また、設置したときに最も下側に位置する棒材32にも、連結穴34aが形成された金具34が取り付けられている。したがって、下側の連結穴34aに別のガイドレール30の上側の連結穴33aを重ねて連結ピンで留めることで、複数のガイドレール30を連結することができる。さらに、ガイドレールを次々と連結することで必要な長さのガイドレール連結体を用意することができる。
なお、ガイドレール30の最も上側に位置する棒材32には、連結穴33aとは別に、ガイドレール30を吊り下げ支持するための引掛け穴32aが形成されている。後述するように、走行ユニット10にガイドレール30を連結する場合、ガイドレール30を走行ユニット10の高さまで引き上げる必要がある。引掛け穴32aは、この引き上げ作業において用いられるものである。
図5に示されるように、ガイドレール30には、ガイドレール30に沿って昇降可能な状態で搭乗用のバケット40が昇降可能に取り付けられている。バケット40は、直方体形状のフレーム41に、図示されていない底板と、四方に配置された4つの側板42を取り付けたものであり、上部が開口になっている。作業者はこの開口からバケット40に搭乗する。そして、バケット40は、断面コの字形のガイドレール30の凹部に転がり可能に取り付けられたスライダ43を介してガイドレール30に取り付けられており、ガイドレール30に沿ってスムーズに昇降できるようになっている。
また、ガイドレール30側に位置する側板42の上端には、ガイドレール30の棒材32に引掛け可能な2つのロックアーム44が取り付けられている(図1および図5参照)。各ロックアーム44は、その付け根の位置で、バケット40の側板42に回動可能に取り付けられており、ガイドレール30の棒材32に引っ掛かることができるロック位置(図5において二点鎖線で示される位置)と、引っ掛からないアンロック位置(図5において実践で示される位置)との間で回動できるようになっている。なお、ロックアーム44の回転軸の方向は、走行ユニット10の移動方向に平行な水平方向である。
各ロックアーム44には、バケット40の昇降に用いられる2本のワイヤ21の連結部として用いられる通し穴44aが形成されている。したがって、ワイヤ21によってバケット40を吊り下げ支持できる。ワイヤ21は、ウインチ20によって巻取りおよび繰出し可能になっており、ウインチ20でワイヤ21を巻き上げるとバケット40が上昇し、ワイヤ21を繰出すとバケット40が下降する。
ワイヤ21が連結される通し穴44aは、ロックアーム44の先端側の位置に形成されている。したがって、ワイヤ21でバケット40を吊り下げ支持しているときには、ロックアーム44は、アンロック位置に位置する。この状態においては、ロックアーム44が棒材32に引っ掛かることはなく、バケット40をガイドレール30に沿って自在に昇降させることができる。
また、各ロックアーム44とバケット40の側板42との間にはばね45が連結されている。ばね45は、ロックアーム44がアンロック位置に位置するときに伸張状態になり、ロックアーム44にロック位置側に回動する向きの付勢力を付与する。つまり、ワイヤ21でバケット40を吊り下げ支持しているとき、バケット40のロックアーム44には、恒常的にロック位置に回動する向きの付勢力が付与されている。したがって、吊り下げ支持されている状態から、たとえばワイヤ21を外すなどして上方に引き上げる力が解除されると、ロックアーム44は、ばね45の付勢力によって自動的にロック位置に回動する。
図2(A)および図3に示されるように、走行ユニット10の天板11a上には、ワイヤ21の巻取りおよび繰出しに用いられるウインチ20が設置されている。図3に示されるように、ウインチ20は、減速機付の昇降用モータ22と、昇降用モータ22によって回転されるシャフト23とを有する。
シャフト23は、走行ユニット10を水平に延びる立壁Wの上縁Eに設置したときに回転軸が水平方向に向くように設置される。そして、シャフト23の両端には、ワイヤ巻取り用のドラム24,24が取り付けられている。両ドラム24,24は、いずれも、ワイヤ21を巻き取るための巻き芯部24aと、巻き芯部24aの両側にあるフランジ部24bとからなる。そして、両ドラム24,24は、その回転軸がシャフト23の回転軸と同一軸上に位置するように取り付けられており、シャフト23と一体的に回転するようになっている。
なお、ドラム24としては、シャフト23に対して着脱可能に取り付けられているものでもよい。ドラム24が着脱可能であれば、走行ユニット10をより小さく分割できるので、分割した部材の重量がより軽量になり、走行ユニット10の搬送、組み立て作業が容易になる。また、2本の細いワイヤをそれぞれ別のドラムで巻き取る構造であるので、1つのドラムで比較的太いワイヤを巻き取る場合と比較して、ワイヤが巻かれた状態のドラム1つひとつあたりの重量は著しく軽量になる。この点でも搬送性や組み立て製に優れる。
また、シャフト23の中央部には、ホイールギア25が取り付けられている。そして、ホイールギア25には、昇降用モータ22の出力軸によって回転されるウォームギア26が噛み合わされている。昇降用モータ22は、正逆転可能なものであり、昇降用モータ22を正転させるとワイヤ21がドラム24に巻き取られてバケット40が上昇し、昇降用モータ22を逆転させるとワイヤ21がドラム24から繰出されてバケット40が下降する。
また、走行ユニット10には、走行用モータ13および昇降用モータ22の動作を制御する図示しないコントローラが収容された制御ユニット27が設置されている(図1参照)。この制御ユニット27には、コントローラの制御信号を受信してコントローラに送る受信器が搭載されている。他方、バケット40には、走行用モータ13および昇降用モータ22の制御信号を発信する送信器を備えたリモコン46が設置されている。したがって、作業者は、バケット40に搭乗した状態で、両モータ13,22の制御を遠隔操作することができる。リモコン46は、バケット40に対して着脱自在に設置されており、作業者は、建物Bの側に立っている状態など、バケット40以外の任意の位置でも両モータ13,22の動作を制御できる。
なお、必ずしも必要ではないが、本実施形態の移動式足場装置では、連結されたガイドレール30のうち最も下側に位置するガイドレール30が連結される下側走行ユニット50を用いている。下側走行ユニット50は、上側の走行ユニット10と同様の構造であり、その説明は省略する。この下側走行ユニット50は、上側の走行ユニット10と同期して同一速度で走行するものである。このような下側走行ユニット50を用いると、ガイドレール30をより安定した状態で保持することができる。
このような移動式足場装置を建物Bの立壁Wの上縁Eなどに設置する場合は、まず、走行ユニット10を立壁Wの上縁Eに設置する(図1または図2(A)参照)。なお、設置する走行ユニット10は、ガイドレール30が連結されておらず、ウインチ20に巻かれたワイヤ21をバケット40に連結していない状態のものである。
ここで、走行ユニット10を設置しようとしている立壁Wの上縁Eが傾斜していることがある(図6参照)。このような場合は、必要に応じて走行ローラ12a,12bを支持しているねじ棒14a,14bの上端のハンドル15a,15bを回し、走行ローラ12a,12bの上下方向の位置を調整して、ウインチ20のシャフト23が水平になるようにする(図6参照)。このように、本実施形態の移動式足場装置によれば、立壁Wの上縁Eが傾斜していると否とにかかわらず、簡単にウインチ20のシャフト23が水平になるように、走行ユニット10の設置状態を調整することができる。
なお、立壁Wの途中に部分的にスチール製などのフェンスが設けられており、立壁Wの上縁Eに段差や隙間が生じていることがある。このような場合には、フェンスの位置に、立壁Wの上縁Eを覆うようにして断面コの字形のカバーKを取り付け(図1参照)、その後、走行ユニット10をカバー体Kの上に設置するとよい。このようにすると、走行ユニット10を立壁Wの上縁Eに沿ってスムーズに走行させることができる。
また、走行ユニット10を設置するときは、外側サイドローラ16aを立壁Wの外側面に接触させ、この状態で内側サイドローラ16bの走行ユニット10に対する位置を調整して、内側サイドローラ16bを立壁Wの内側面に接触させる(図2参照)。このようにしておくと、立壁Wの上縁Eに沿って走行ユニット10を移動させるときに、走行ユニット10の立壁厚さ方向の位置ずれが防止され、走行ユニット10を安定した状態で移動させることができる。
さらに、走行用モータ13および昇降用モータ22の図示していない電源コードを所定の電源に接続して、走行ローラ12a,12bおよびウインチ20を動作可能な状態にする。その後、ウインチ20を作動させてドラム24から2本のワイヤ21を繰出し、ワイヤ21の先端を地上に達するまで降ろす。
また、走行ユニット10の設置位置までの高さを考慮して、必要な数のガイドレール30を用意し、用意したガイドレール30を地上にて相互に連結する。
そして、移動式足場装置を設置した状態で最も上側に位置するガイドレール30の引掛け穴32aを利用して、ワイヤ21の先端をガイドレール30に引掛ける。この状態でウインチ20を作動させてワイヤ21を巻き取り、ガイドレール30を上方に引き上げる。そして、最も上側のガイドレール30の上側の連結穴33aと、走行ユニット10の連結穴18aとが重なる状態にする(図3参照)。そして、重なった両連結穴18a,33aに、図示していない連結ピンを通して、ガイドレール30を走行ユニット10に連結する。連結穴18a,33aに連結ピンを通す作業は、走行ユニット10が設置された立壁Wの内側であるベランダ等の場所から手を伸ばして行うことができる。走行ユニット10に連結されたガイドレール30は重力を受けて鉛直方向に延びる状態になる。
なお、ワイヤ21の先端はフックを備えていたり、リング状であったり、種々の形状を取りうる。また、ワイヤ21をガイドレール30に引掛ける場合、各ワイヤ21をそれぞれ別の引掛け穴32aに引掛けても良いが、ガイドレール30をスムーズに引き上げるには、2本のワイヤ21にバランスよく張力が加わる状態を確保しなければならず、引き上げ作業は必ずしも容易でない。このようなことから、ワイヤ引掛け用の補助具を介してワイヤ21をガイドレール30に引掛けてもよい。補助具としては、ガイドレール30の引掛け穴32aに引掛けるフックを一端に有すると共に、他端側が二股に分かれており、二股に分かれた各他端にワイヤ21を引掛けるフックを有するものを用いることができる。このような補助具を用い、ひとつのフックをガイドレールに引掛けて引き上げるようにすると、バランスよくガイドレールを引き上げることができる。
ガイドレール30の走行ユニット10に連結し終えると、ガイドレール30の引掛け部に引掛けられたワイヤ21を取り外し、ウインチ20を作動させて、再び2本のワイヤ21を繰出して、先端を地上に達するまで降ろす。また、搭乗用のバケット40を、最も下側に位置するガイドレール30に取り付ける。そして、バケット40の各ロックアーム44に、それぞれ対応するワイヤ21を連結し、ワイヤ21に張力が付与される状態になるようにウインチ20でワイヤ21を巻き取る。すると、ロックアーム44が回動してアンロック位置に位置する状態になり、バケット40を昇降させることができる状態になる。
以上の説明から解るように、本実施形態の移動式足場装置は、簡単に組み立てることができる。したがって、これを用いれば、現場における準備作業時間が著しく短縮される。
また、従来の移動式足場装置では、立壁Wの上縁Eが傾斜していた場合、走行ユニット10のシャフト23が傾いた状態になるので、シャフト23が傾いている分余計にワイヤ21の引張り方向が傾いていた。ワイヤ21の傾きが大きくなると、例えばドラム24でワイヤ21を巻き取るときに、ワイヤ21がドラム24のフランジ部24bに当たって曲げ変形するなど、ワイヤ21に無理な力が加わりやすい。この点、本実施形態の移動式足場装置によれば、走行ローラ12a,12bの上下方向の位置を調整することによって、走行ユニット10のシャフト23が水平になるように容易に調整できるので、ワイヤ21のシャフト回転軸に対する傾き角度が大きくなることを防止でき、ワイヤに無理な力が加わることを防止できる。このようにできれば、ワイヤ21の耐久性が向上する。
なお、本実施形態の移動式足場装置の撤収作業は、ここまでに説明した組み立て作業を逆の順番で実行する作業であるので、ここでは説明を省略する。
このようにして設置された移動式足場装置は、バケット40に設置されたリモコン46によって操作されて使用される。例えば、建物Bに向かって横方向右側に移動したい場合には作業者はリモコン46を操作して走行用モータ13を正転させ、左側に移動したい場合には走行用モータ13を逆転させるといった操作を行う。
また、上昇移動したい場合にはリモコン46を操作し、ウインチ20の昇降用モータ22を正転させてワイヤ21を巻き上げ、下降したい場合には昇降用モータ22を逆転させてワイヤ21を繰出させるといった操作を行う。なお、本実施形態の装置では、ワイヤ21が巻かれたドラム24がシャフト23の両端に取り付けられており、バケット40側の重量負荷がワイヤ21を介してバランスよくシャフト23に伝わる構造になっているので、シャフト23の各ドラム24,24によってワイヤ21をバランス良く巻き上げ、あるいは繰出すことができる。
ところで、昇降用モータ22を正転させてワイヤ21を巻取るとき、ワイヤ21は、先に説明したように、揺動するように傾き角度A(図7参照)を変化させながら規則的にドラム24に巻き取られる。本実施形態では、2本のワイヤ21を用いてバケットを昇降させるので、1本のワイヤを用いる場合と比較して、より細いワイヤを用いることができる。したがって、図3に示されるように、各ワイヤ21を巻取るためのドラム24として、巻き芯部24aの長さがより短いドラム、すなわち幅狭のドラムを用いることができる。ドラム24の幅が狭まれば、傾き角度を変化させながらドラム24に巻き取られるワイヤ21の最大傾き角度を小さくすることができる。ワイヤ21の傾き角度が小さければ、巻取り位置のずれの発生が防止され、ドラム24の全幅のいずれの位置においてもワイヤ21を規則的に巻き取ることができる。なお、本実施形態は、ワイヤ21の最大傾き角度が4°以下になっているものであり、小さい傾き角度でワイヤを巻き取ることができるようになっている。
また、ロックアーム44の各通し穴44aを通ってシャフト23の回転軸に直交するように延ばした2本の直線を考えた場合、本実施形態においては、これら2本の直線は、いずれも、対応するドラム24の巻き芯部24aの中間位置でシャフト23の回転軸と交差する。なお、図3に示されている両ワイヤ21,21は、ここでいう2本の直線の位置に沿って延びた状態になっている。このような状態で巻き取られるワイヤ21のドラム回転軸直交方向に対する傾き角度は0°である。ワイヤの傾き角度が0°の位置では、ワイヤ21の巻取り位置にずれを生じさせる力が作用することはなく、安定した状態でワイヤ21をドラム24に巻き取ることができる。この説明から解るように、ドラムの巻き芯部24aと上記交差位置とが重なる位置にドラム24を設置すれば、ドラム24でワイヤ21を巻き取るとき、ワイヤ21の傾き角度が大きくなることを抑制できる。その結果、巻取り位置にずれを生じさせる力が作用することを防止でき、あるいは大きな力が作用することを防止できる。特に、本実施例のように、先の交差位置が巻き芯部の長手方向中間位置に位置するようにドラムを設置すると、ワイヤのドラム回転軸に対する最大傾き角度を最小にすることができ、より確実に巻取り位置のずれの発生を防止できる。
さらに、各ワイヤ21の連結部である通し穴44a,44aの位置を通る直線を考える。両通し穴44a,44aは、ロックアーム44上の同じ位置に形成されている。したがって、両ロックアーム44の回動位置が同じであれば、両通し穴44a,44aの位置を通る直線は水平になる。本実施形態では、両通し穴44a,44aに連結したワイヤ21,21でバケット40を吊り下げ支持するようになっているので、ワイヤ21,21でバケット40を吊り下げ支持する状態では、各ロックアーム44,44は自律的に回動して同じ回動位置に位置するようになり、両通し穴44a,44aの位置を通る直線は水平になる。他方、ドラム24の回転軸の方向は、走行ユニット10の走行ローラ12a,12bの上下方向の位置を調整することによって水平方向に向けられている。したがって、本実施形態では、ワイヤ21,21でバケット40を吊り下げ支持しているとき、ドラム24の回転軸の方向と両通し穴44a,44aの位置を通る直線とが平行になっている。本実施形態の装置によれば、このような状態にできるので、ワイヤ21によってバケット40をバランスのよい状態で吊り下げ支持することができ、バケット40をより安定した状態でスムーズに昇降させることができる。
また、ロックアーム44のような回動部材を介して複数のワイヤ21をバケット40に連結すれば、ワイヤ−バケット間に加わる力の状態が変わったとき、ロックアーム44が回動することで、力の向きや大きさの変化がワイヤ21やバケット40に緩やかに伝わるようになる。ワイヤ−バケット間に加わっている力の大きさや向きが変化する場合としては、たとえば、ガイドレール30が揺れたり、ねじれたりしたような場合を挙げることができる。このような場合に、力の向きや大きさの変化がワイヤ21やバケット40に緩やかに伝われば、ワイヤ21によってバケット40を吊り下げ支持する状態をより安定させることができ、より安定した状態でスムーズにバケット40を昇降させることができる。また、ワイヤ21が損傷を受けることが最小限に抑制されれば、ワイヤのスムーズな巻取りが確保され、より安定した状態でスムーズにバケット40を昇降させることができるようになる。また、ワイヤ21の長寿命化を図ることができる。
なお、例えば、ロックアーム44を介することなく、バケット40にワイヤ21を直接連結する構造であっても、2箇所のワイヤ連結位置を通る直線とドラムの回転軸とを平行にすることは可能であるが、本実施形態のように、回動可能なロックアーム44,44にワイヤ21,21を連結する構造であれば、ロックアーム44,44が回動して自律的に2つの通し穴44a,44aの位置が好ましい位置になる。つまり、各ロックアーム44のほぼ同じ位置に通し穴44aを形成しておくことで、通し穴44a,44aを通る直線とドラム24の回転軸とを容易に平行にすることができる。
また、本実施形態の移動式足場装置では、何らかの原因でワイヤ21が2本とも切れたとしてもバケット40の自由落下距離を最小限に抑制できるようになっている。具体的に説明すると、ワイヤ21でバケット40を吊り下げ支持している状態では、ロックアーム44,44はワイヤから上向きの張力を受けており、アンロック位置に位置している。この状態からワイヤ21が切れると、ロックアーム44,44は、ワイヤ21から上向きの張力を受けなくなる。そして、ロックアーム44,44の回動位置は、ばね45から受けている回動方向の付勢力によって定まることになる。つまり、ロックアーム44,44は、ばね45の力によってアンロック位置からロック位置に回動する。ロック位置に回動したロックアーム44,44は、ガイドレール30の棒材32に引っ掛かることができる状態であるので、バケット40の落下により最初にぶつかる棒材32に引っ掛かる。これによりバケット40の落下が停止する。このように、本実施形態のロックアーム44,44は、ワイヤ21が切れたとき、自動的かつ瞬時に、ガイドレール30の棒材32に引っ掛かるロック位置に移動するようになっているので、バケット40の落下距離を最小限に抑制できる。
10 走行ユニット
12a,12b 走行ローラ
18 走行用モータ
20 ウインチ
21 ワイヤ
22 昇降用モータ
23 シャフト
24 巻取り用のドラム
24a 巻き芯部
24b フランジ部
30 ガイドレール
40 バケット
44 ロックアーム
44a 通し穴
B 建物
W 立壁
E 立壁の上縁
12a,12b 走行ローラ
18 走行用モータ
20 ウインチ
21 ワイヤ
22 昇降用モータ
23 シャフト
24 巻取り用のドラム
24a 巻き芯部
24b フランジ部
30 ガイドレール
40 バケット
44 ロックアーム
44a 通し穴
B 建物
W 立壁
E 立壁の上縁
上記課題を解決するため、本発明は、建物の立壁の上縁に、当該上縁の延びている方向に沿って移動可能な状態で設置される走行ユニットと、走行ユニットに連結されており、当該走行ユニットから下方に延びる状態で前記立壁の外壁面に沿って設置されるガイドレールと、ガイドレールに昇降可能に取り付けられた搭乗用のバケットと、走行ユニットに設置されたウインチと、一端側がウインチに巻回されており、他端側がバケットに連結されるワイヤと、を有し、ウインチでワイヤを巻取りあるいは繰出すことによってバケットを昇降させる移動式足場装置であって、前記ワイヤの数は2本であり、前記ウインチは、各ワイヤをそれぞれ別の巻取り用ドラムで巻取りおよび繰出しをすることができるように、2個の巻取り用ドラムを備えており、当該2個の巻取り用ドラムは、走行ユニットに回転可能に設置されたシャフトの両端に取り付けられていると共に当該シャフトに対して着脱可能に取り付けられており、前記シャフトの中央部にホイールギアが取り付けられていると共に当該ホイールギアに昇降用モータで回転されるウォームギアが噛み合わされており、当該昇降用モータを正逆転させることによってワイヤの巻き取りおよび繰出しをするものである。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の移動式足場装置であって、前記バケットは、当該バケットに回動可能に取り付けられた複数の回動部材を有するものであり、各回動部材は、回動部材の回転に伴って回転移動する位置にワイヤ連結用の連結部を備えており、各回動部材の回動軸は、いずれも前記巻取り用ドラムの回転軸と平行であり、前記各ワイヤは、それぞれ別の回動部材の連結部に連結されているものである。
請求項3に記載の発明は、請求項2に記載の移動式足場装置であって、前記回動部材は、前記バケットを前記ガイドレール側に引掛けるときに用いられるアーム部を有し、かつ、当該アーム部を前記ガイドレール側の部材に引掛け可能なロック位置と、前記アーム部が前記ガイドレール側の部材に引掛からないアンロック位置とに回動可能であり、前記バケットが前記ワイヤによって吊り下げ支持されている状態では、前期回動部材は前記アンロック位置に位置し、前記バケットが前記ワイヤによって吊り下げ支持されていない状態では、前記回動部材は前記ロック位置に位置するものである。
そして、請求項1に記載の発明によれば、複数個の巻取り用ドラムは、回転軸が同一軸上に位置するように設置されているので、1つのシャフトに容易に設けることができ、このシャフトを回転させることによって全ての巻取り用ドラムを同一の回転速度など、同一の条件で回転させることができる。このように複数のドラムを同一の条件で回転させると、全てのワイヤを相互に安定した状態で巻取り、繰出すことができる。したがって、ワイヤに吊り下げ支持されたバケットをより安定した状態でスムーズに昇降させることができる。
また、請求項1に記載の発明によれば、2本のワイヤを、1つのシャフトの両端に取り付けられた2個の巻取り用ドラムで巻き取るので、ワイヤの張力がシャフトにバランス良く加わる状態を確保できる。シャフトに加わる力のバランスが良ければ、シャフトをより安定した状態で回転させることができるので、シャフトに取り付けられた巻取り用ドラムによってワイヤをより安定した状態で巻き取ることができる。そして、ワイヤに吊り下げ支持されたバケットをより安定した状態でスムーズに昇降させることができる。さらに、2個の巻取り用ドラムを、シャフトに対して着脱可能に取り付けると、走行ユニットをより小さく分割できるので、分割した部材の重量がより軽量になり、走行ユニットの搬送、組み立て作業が容易になる。また、2本の細いワイヤをそれぞれ別のドラムで巻き取る構造であるので、1つのドラムで比較的太いワイヤを巻き取る場合と比較して、ワイヤが巻かれた状態のドラム1つひとつあたりの重量は著しく軽量になる。この点でも搬送性や組み立て性に優れる。加えて、請求項1に記載の発明によれば、シャフトの中央部にホイールギアが取り付けられており、当該ホイールギアに昇降用モータで回転されるウォームギアが噛み合わされており、当該昇降用モータを正逆転させることによってワイヤの巻き取りおよび繰出しをすることができる。
請求項2に記載の発明によれば、バケットに取り付けられた回動部材を介して複数のワイヤがバケットに連結される。したがって、ワイヤとバケットとの間で相互に加わる力の状態が変わったとき、回動部材が回動することで、力の向きや大きさの変化をワイヤやバケットに緩やかに伝わるようにすることができる。力の向きや大きさの変化がワイヤやバケットに緩やかに伝われば、バケットのワイヤによる吊り下げ支持状態がより安定し、より安定した状態でスムーズにバケットを昇降させることができる。また、ワイヤに損傷を与えるようなことが防止される。例えば、バケットが昇降可能な状態で取り付けられているガイドレールが揺れたり、ねじれたりしたような場合に、ワイヤとバケットとの間で相互に加わる力の大きさや向きが変化する。
請求項3に記載の発明によれば、回動部材がアンロック位置に位置するときはバケットを自在に、そして安定した状態でスムーズに昇降させることができる。他方、回動部材がロック位置に位置するときにバケットが下降移動すると、回動部材のアーム部がガイドレール側の部材に引っ掛かり、回動部材によってバケットをガイドレールに吊り下げ支持することができる。
上記課題を解決するため、本発明は、 建物の立壁の上縁に、当該上縁の延びている方向に沿って移動可能な状態で設置される走行ユニットと、
走行ユニットに連結されており、当該走行ユニットから下方に延びる状態で前記立壁の外壁面に沿って設置されるガイドレールと、ガイドレールに昇降可能に取り付けられた搭乗用のバケットと、走行ユニットに設置されたウインチと、一端側がウインチに巻回されており、他端側がバケットに連結されるワイヤと、を有し、ウインチでワイヤを巻取りあるいは繰出すことによってバケットを昇降させる移動式足場装置であって、前記ワイヤの数は2本であり、前記ウインチは、各ワイヤをそれぞれ別の巻取り用ドラムで巻取りおよび繰出しをすることができるように、2個の巻取り用ドラムを備えており、当該2個の巻取り用ドラムは、走行ユニットに回転可能に設置されたシャフトの両端に取り付けられていると共に当該シャフトに対して着脱可能に取り付けられており、前記シャフトの中央部にホイールギアが取り付けられていると共に当該ホイールギアに昇降用モータで回転されるウォームギアが噛み合わされており、当該昇降用モータを正逆転させることによってワイヤの巻き取りおよび繰出しをするようになっており、前記バケットは、当該バケットに回動可能に取り付けられた複数の回動部材を有するものであり、各回動部材は、回動部材の回転に伴って回転移動する位置にワイヤ連結用の連結部を備えており、各回動部材の回動軸は、いずれも前記巻取り用ドラムの回転軸と平行であり、前記各ワイヤは、それぞれ別の回動部材の連結部に連結されているものである。
走行ユニットに連結されており、当該走行ユニットから下方に延びる状態で前記立壁の外壁面に沿って設置されるガイドレールと、ガイドレールに昇降可能に取り付けられた搭乗用のバケットと、走行ユニットに設置されたウインチと、一端側がウインチに巻回されており、他端側がバケットに連結されるワイヤと、を有し、ウインチでワイヤを巻取りあるいは繰出すことによってバケットを昇降させる移動式足場装置であって、前記ワイヤの数は2本であり、前記ウインチは、各ワイヤをそれぞれ別の巻取り用ドラムで巻取りおよび繰出しをすることができるように、2個の巻取り用ドラムを備えており、当該2個の巻取り用ドラムは、走行ユニットに回転可能に設置されたシャフトの両端に取り付けられていると共に当該シャフトに対して着脱可能に取り付けられており、前記シャフトの中央部にホイールギアが取り付けられていると共に当該ホイールギアに昇降用モータで回転されるウォームギアが噛み合わされており、当該昇降用モータを正逆転させることによってワイヤの巻き取りおよび繰出しをするようになっており、前記バケットは、当該バケットに回動可能に取り付けられた複数の回動部材を有するものであり、各回動部材は、回動部材の回転に伴って回転移動する位置にワイヤ連結用の連結部を備えており、各回動部材の回動軸は、いずれも前記巻取り用ドラムの回転軸と平行であり、前記各ワイヤは、それぞれ別の回動部材の連結部に連結されているものである。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の移動式足場装置であって、前記回動部材は、前記バケットを前記ガイドレール側に引掛けるときに用いられるアーム部を有し、かつ、当該アーム部を前記ガイドレール側の部材に引掛け可能なロック位置と、前記アーム部が前記ガイドレール側の部材に引掛からないアンロック位置とに回動可能であり、前記バケットが前記ワイヤによって吊り下げ支持されている状態では、前期回動部材は前記アンロック位置に位置し、前記バケットが前記ワイヤによって吊り下げ支持されていない状態では、前記回動部材は前記ロック位置に位置するものである。
請求項1に記載の発明によれば、バケットに取り付けられた回動部材を介して複数のワイヤがバケットに連結される。したがって、ワイヤとバケットとの間で相互に加わる力の状態が変わったとき、回動部材が回動することで、力の向きや大きさの変化をワイヤやバケットに緩やかに伝わるようにすることができる。力の向きや大きさの変化がワイヤやバケットに緩やかに伝われば、バケットのワイヤによる吊り下げ支持状態がより安定し、より安定した状態でスムーズにバケットを昇降させることができる。また、ワイヤに損傷を与えるようなことが防止される。例えば、バケットが昇降可能な状態で取り付けられているガイドレールが揺れたり、ねじれたりしたような場合に、ワイヤとバケットとの間で相互に加わる力の大きさや向きが変化する。
請求項2に記載の発明によれば、回動部材がアンロック位置に位置するときはバケットを自在に、そして安定した状態でスムーズに昇降させることができる。他方、回動部材がロック位置に位置するときにバケットが下降移動すると、回動部材のアーム部がガイドレール側の部材に引っ掛かり、回動部材によってバケットをガイドレールに吊り下げ支持することができる。
Claims (9)
- 建物の立壁の上縁に、当該上縁の延びている方向に沿って移動可能な状態で設置される走行ユニットと、
走行ユニットに連結されており、当該走行ユニットから下方に延びる状態で前記立壁の外壁面に沿って設置されるガイドレールと、
ガイドレールに昇降可能に取り付けられた搭乗用のバケットと、
走行ユニットに設置されたウインチと、
一端側がウインチに巻回されており、他端側がバケットに連結されるワイヤと、を有し、
ウインチでワイヤを巻取りあるいは繰出すことによってバケットを昇降させる移動式足場装置であって、
前記ワイヤの数は複数であり、
前記ウインチは、各ワイヤをそれぞれ別の巻取り用ドラムで巻取りおよび繰出しをすることができるように、複数個の巻取り用ドラムを備えている移動式足場装置。 - 前記複数個の巻取り用ドラムは、各巻取り用ドラムの回転軸が同一軸上に位置するように設置されている、請求項1に記載の移動式足場装置。
- 前記巻き取り用ドラムの数は2個であり、
当該2個の巻取り用ドラムは、走行ユニットに回転可能に設置されたシャフトの両端に取り付けられている、請求項2に記載の移動式足場装置。 - 前記バケットは、当該バケットに回動可能に取り付けられた複数の回動部材を有するものであり、
各回動部材は、回動部材の回転に伴って回転移動する位置にワイヤ連結用の連結部を備えており、
各回動部材の回動軸は、いずれも前記巻取り用ドラムの回転軸と平行であり、
前記各ワイヤは、それぞれ別の回動部材の連結部に連結されている、請求項1から請求項3のいずれか一項に記載の移動式足場装置。 - 前記回動部材は、前記バケットを前記ガイドレール側に引掛けるときに用いられるアーム部を有し、かつ、当該アーム部を前記ガイドレール側の部材に引掛け可能なロック位置と、前記アーム部が前記ガイドレール側の部材に引掛からないアンロック位置とに回動可能であり、
前記バケットが前記ワイヤによって吊り下げ支持されている状態では、前期回動部材は前記アンロック位置に位置し、前記バケットが前記ワイヤによって吊り下げ支持されていない状態では、前記回動部材は前記ロック位置に位置する、請求項4に記載の移動式足場装置。 - 前記走行ユニットは、前記立壁の上縁の延びている方向に沿って転がり可能な状態で当該上縁の表面に接触する2つの走行ローラを有するものであり、
当該2つの走行ローラのうち、少なくともいずれか一方の走行ローラは、上下方向の位置の調整が可能な状態で走行ユニットに設置されている、請求項1または請求項2に記載の移動式足場装置。 - 前記各巻取り用ドラムは、当該巻取り用ドラムの回転軸が水平方向に向く状態で位置決めされるものであると共に、当該巻取り用ドラムの回転軸方向に延びており、ワイヤが巻き取られる巻き芯部を有しており、
各巻取り用ドラムの巻き芯部は、当該巻取り用ドラムに巻きつけられたワイヤのバケットとの連結位置を通って前記回転軸に直交するように延ばした直線と当該回転軸との交差位置に位置している、請求項1から請求項3および請求項6のいずれか一項に記載の移動式足場装置。 - 前記複数のワイヤは、それぞれ前記バケット側の別の連結位置に連結されており、
当該各連結位置は、ワイヤによってバケットを吊り下げ支持している状態で、前記巻取り用ドラムの回転軸と平行に延びる一直線上に位置するように位置決めされている、請求項7に記載の移動式足場装置。 - 前記ワイヤの数は2本であり、前記巻き取り用ドラムの数は2個である請求項4から請求項8のいずれか一項に記載の移動式足場装置。
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