JP2007055527A - パワーシートのギヤボックス - Google Patents
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Abstract
【解決手段】 ギヤボックス1は、第1ギヤ30と、この第1ギヤ30と回転軸同士を直交させて噛み合う第2ギヤ40と、第1ギヤ30の一端32を回転可能に支持する第1軸受11および第2ギヤ40の一端42を回転可能に支持する第2軸受16を有するとともに一体成型された第1ハウジング10と、第1ギヤ30の他端33を回転可能に支持する第3軸受21および第2ギヤ40の他端43を回転可能に支持する第4軸受26を有するとともに一体成型された第2ハウジング20とを備える。第1および第2ハウジングの2部材を組立てるだけでよいため、従来のように4部材を組立てる構造よりも組立て誤差の発生を少なくすることができるので、ギヤ間にガタが発生し難く、容易に組立てることができるギヤボックスを実現することができる。
【選択図】 図3
Description
このギヤボックスは、ブラケット505によってアッパレールに固定される。ウオーム521の内部には、回転軸方向に沿って雌ねじが形成されており、この雌ねじには、ロアレールに固定されたスクリューネジが噛み合わされる。出力軸561は、相対向する1対のアッパレール間に取付けられたモータの回転軸に連結される。
そして、モータの回転によりウオーム551を介してウオーム521が回転し、シートが取付けられたアッパレールがスクリューネジに沿って移動する(公報図2)。
また、ウオーム同士の噛み合わせと、4つのカバーの組立てとを同時に行う必要があるため、組立てが容易でないという問題もある。
なお、上記の括弧内の符号は、後述する実施形態において使用する符号と対応するものである。
第1ハウジングは、第1ギヤの回転軸の一端を回転可能に支持する第1軸受および第2ギヤの回転軸の一端を回転可能に支持する第2軸受を有するとともに一体成型されているため、第1軸受および第2軸受の組立てが不要であり、その組立てによる誤差が発生するおそれがない。
また、第2ハウジングは、第1ギヤの回転軸の他端を回転可能に支持する第3軸受および第2ギヤの回転軸の他端を回転可能に支持する第4軸受を有するとともに一体成型されているため、第3軸受および第4軸受の組立てが不要であり、その組立てによる誤差が発生するおそれがない。
つまり、請求項1に係る発明によれば、第1ハウジングおよび第2ハウジングの2部材を組立てるだけでよいため、従来のように4部材を組立てる構造よりも組立て誤差の発生を少なくすることができるので、ギヤ間にガタが発生し難く、容易に組立てることができるパワーシートのギヤボックスを実現することができる。
第1ギヤの一端が第1ハウジングの第1軸受に支持され、第1ギヤと噛み合った第2ギヤの一端が第1ハウジングの第2軸受に支持されるとともに第2ギヤの他端が第2ハウジングの第4軸受に支持された状態で、第2ハウジングを第4軸受を中心に回動して第1ハウジングと接合することにより、第1ギヤの回転軸の他端が第3軸受に支持された状態になるように構成されている。
つまり、第1ハウジングは、第1ギヤの一端を支持する第1軸受と、第1ギヤと噛み合った第2ギヤの一端を支持する第2軸受とを備えるため、第1ギヤおよび第2ギヤを噛み合った状態で第1ハウジングに組付けることができる。また、第1軸受および第2軸受は一体成型されているため、第1ギヤおよび第2ギヤが噛み合った状態を維持することができる。これにより、第2ギヤの他端を第2ハウジングの第4軸受に容易に支持させることができる。さらに、その状態から、第2ハウジングを第4軸受を中心に回動して第1ハウジングと接合するだけの簡単な作業により、第1ギヤの回転軸の他端が第3軸受に支持された状態にすることができる。
したがって、4つの軸受部材を使用する従来のギヤボックスよりも組立てを容易に行うことができる。
第1ギヤの回転軸の他端は、ウエーブワッシャを介して軸受部材の軸受孔に挿通されており、軸受部材は第3軸受の嵌合部に嵌合された状態になるため、軸受部材はウエーブワッシャのバネ力によって嵌合部に押し付けられるので、軸受部材が嵌合部からずれてしまうおそれがない。
また、軸受部材のうち、第3軸受の嵌合部に嵌合する部分は、軸受部材の周面に対応してテーパ状となっているため、軸受部材の周面を嵌合部にずれることなく正確に嵌合することができる。
さらに、軸受部材に形成された周面は、テーパ状に形成され、大径の端面が第1ギヤ側に存在する。つまり、大径の端面の周縁から小径の端面の周縁にかけて角が無く絞り込んだ形状に形成されている。そして、第3軸受の嵌合部は、軸受部材のテーパ状の周面が嵌合する形状に形成されている。
従って、第1ギヤの回転軸の他端をウエーブワッシャを介して軸受部材の軸受孔に挿通した状態で、第2ハウジングを第4軸受を中心に第1ハウジングとの接合方向へ回動させることにより、軸受部材は小径の端面から先に嵌合部に進入し、その後周面に沿って嵌合部に進入し、嵌合部に嵌合されるため、軸受部材が嵌合部の周囲に衝突するおそれがないので、第1ハウジングとの接合を滑らかに、かつ、迅速に行うことができる。
一方の軸受に形成された締結孔から他方の軸受に形成された締結孔に締結部材を挿通して締結するだけの簡単な作業により、第1ハウジングおよび第2ハウジングを相互に固定することができる。
前述のように、請求項1に係る発明によれば、第1ハウジングおよび第2ハウジングの2部材を組立てるだけでよいため、従来のように4部材を組立てる構造よりも組立て誤差の発生を少なくすることができるので、ウオーム間にガタが発生し難いギヤボックスを実現することができる。
従って、請求項6に記載する構造のギヤボックスにおいて、第2ギヤに挿通されたスクリューネジおよびギヤボックスを滑らかに相対的に回転させることができる。
前述のように、請求項1に係る発明によれば、従来よりも部品点数を少なくすることができるため、その分、ギヤボックスの軽量化および小型化を図ることができる。
従って、請求項7に記載するように、ギヤボックスが、車両の床面に配置されたロアレールに固定され、スクリューネジが、ロアレールに移動可能に組み付けられたアッパレールに固定されるものである場合は、ロアレールの短手方向の幅を短くする要求に応え、ギヤボックスを小型化することができる。
また、ロアレールが移動する構造の場合は、ロアレールを軽量化する要求に応え、ギヤボックスを軽量化することができる。
この発明の実施形態に係るパワーシートのギヤボックス(以下、ギヤボックスと略す)の主要構造について図を参照して説明する。図1は、ギヤボックスの構成要素を示す斜視図である。図2は、図1の透視図である。図3は、ギヤボックスの組み立て工程を示す説明図である。図3(A)は第1ハウジングおよび第2ハウジングを接合する前の状態を示す説明図、図3(B)は第1ハウジングおよび第2ハウジングを接合した状態を示す説明図、図3(C)は第1ハウジングおよび第2ハウジングをネジで締結した状態を示す説明図である。図4はギヤボックスがロアレールに固定された状態を示す説明図である。図4(A)はその状態をレール方向に沿って切断して示す断面図であり、図4(B)は図4(A)のギヤボックスを拡大して示す説明図である。なお、図1において第1ギヤ30の一端32の側を左方、他端33の側を右方とし、第2ギヤ40の一端42の側を前方、他端43の側を後方とする。また、図4(A)において左方が車両の前方である。
第2ギヤ40の内部は、その一端42から他端43に軸方向に貫通した中空に形成されており、その内壁面には、スクリューネジ7(図4)の周面に形成された雄ねじと噛み合う雌ねじ孔45が形成されている。この実施形態では、第1ギヤ30はウオームであり、第2ギヤ40はウオームホイールである。
第1軸受11には、第1ギヤ30のギヤ本体の一端側の半分を収容する第1収容部12が凹み形成されており、その第1収容部12の前後の壁には、第1ギヤ30の歯部31の外形に対応して円弧状に切欠かれた切欠部13がそれぞれ形成されている。第1収容部12の左方の壁部には、第1ギヤ30の一端32が挿通されて回転自在に支持される軸受孔18(図2)が形成されている。また、第1軸受11の第1収容部12の前後には、ネジ70(図3)をねじ込むためのネジ孔15がそれぞれ形成されている。さらに、第1軸受11の上部後方には、第1ハウジング10および第2ハウジング20を接合したときに、第2ハウジング20の第4軸受26の周面の一部が嵌合する嵌合部14が形成されている。
第2軸受16は、第1軸受11の上部前方に形成されており、その前後方向には、第2ギヤ40の一端42を挿通して回転自在に支持する軸受孔17が前後方向に貫通形成されている。
第3軸受21には、第1ギヤ30のギヤ本体の他端側の半分を収容する第2収容部22(図3(A))が凹み形成されており、その第2収容部22の前後の壁には、第1ギヤ30の歯部31の外形に対応して円弧状に切欠かれた切欠部23がそれぞれ形成されている。また、第2軸受21の第2収容部22の前後には、ネジ70(図3)を挿通するためのネジ挿通孔25がそれぞれ形成されている。各ネジ挿通孔25は、第1ハウジング10および第2ハウジング20を接合したときに各ネジ孔15とそれぞれ連通する。各ネジ挿通孔25の周縁には、ネジ70の頭部を嵌合して収容する嵌合部25aがそれぞれ形成されている。さらに、第3軸受21の上部前方には、第1ハウジング10および第2ハウジング20を接合したときに、第1ハウジング10の第2軸受16の周面の一部が嵌合する嵌合部24が形成されている。
第4軸受26は、第3軸受21の上部後方に形成されており、その前後方向には、第2ギヤ40の他端43を挿通して回転自在に支持する軸受孔27が前後方向に貫通形成されている。
第3軸受21の挿通孔28の周縁には、軸受部材60の周面64が嵌合する嵌合部28a(図3(A))が形成されている。第1ギヤ30の他端33は、ウエーブワッシャ50の貫通孔51に挿通され、さらに軸受部材60の軸受孔61に挿通される。
次に、ギヤボックス1の組立て方法について説明する。
(第1工程)
まず、第1ギヤ30の一端32を第1ハウジング10の第1軸受11の軸受孔18に挿通し、第2ギヤ40の回転軸の一端42を第2軸受16の軸受孔17に挿通し、第1ギヤ30および第2ギヤ40を噛み合わせる。勿論、第2ギヤ40の一端42を第2軸受16の軸受孔17に挿通してから第1ギヤ30の一端32を第1軸受11の軸受孔に挿通してもよい。つまり、第1工程では、第1ハウジング10の各軸受に第1ギヤ30および第2ギヤ40の各一端を挿通する。
次に、第1ギヤ30の他端33をウエーブワッシャ50の貫通孔51に挿通し、さらに軸受部材60の軸受孔61に挿通する。勿論、この第2工程を第1工程よりも前に行ってもよい。また、第1工程の途中で行ってもよい。
次に、図3(A)に示すように、一端42が第2軸受16の軸受孔17に挿通された第2ギヤ40の他端43を、第2ハウジング20の第4軸受26の軸受孔27に挿通する。この段階では、第2ハウジング20は、第4軸受26の軸受孔27に挿通された第2ギヤ40の他端43を回動中心にして回動可能な状態になる。また、第2ハウジング20は、軸受孔27に第2ギヤ40の他端43が挿通されており、それが回動中心となるため、回動方向が一義的に定まるので、回動方向を調整する必要がない。
そして、図3(B)に示すように、第2ハウジング20を回動させて第1ハウジング10と接合させる(突き合わせる)。このとき、第1ギヤ30の他端33が挿通された軸受部材60の周面64は、第3軸受21の挿通孔28の周縁に形成された嵌合部28aに嵌合される。また、軸受部材60の周面64はテーパ状になっており、角部がないため、第2ハウジング20を回動させたときに軸受部材60が嵌合部28aの端部などに衝突するおそれがない。
次に、図3(C)に示すように、ネジ70を第3軸受21に形成された各ネジ挿通孔25を通して各ネジ孔15にそれぞれねじ込み、第1ハウジング10および第2ハウジング20を相互に固定する。このとき、第1ギヤ30の右側の端面30aと軸受部材60の大径の端面との間に介在されているウエーブワッシャ50は、ネジ70の締結による左右方向からの圧力を受けて変形する。このため、軸受部材60は、ウエーブワッシャ50のバネ力によって嵌合部28aに押し付けられ、嵌合部28aに固定されるため、軸受孔61と挿通孔28とがずれるおそれがない。
ロアレール5の上方には、アッパレール6が前後方向に移動可能に配置されている。スクリューネジ7の前端および後端は、それぞれブラケット80によってアッパレール6の裏面に固定されている。
第1ギヤ30の一端32の内部に形成されたケーブル挿入孔32aには、図示しないモータの回転シャフトに連結されたケーブル71が接続されている。そして、そのモータの回転によってケーブル71を介して第1ギヤ30が回転し、第2ギヤ40が回転する。この第2ギヤ40が回転すると、スクリューネジ7がロアレール5に対して前後方向に移動し、アッパレール6が前後方向へ移動する。
(1)上記の実施形態のギヤボックス1を使用すれば、第1ハウジング10は、第1ギヤ30の回転軸の一端32を回転可能に支持する第1軸受11および第2ギヤ40の回転軸の一端42を回転可能に支持する第2軸受16を有するとともに一体成型されているため、第1軸受11および第2軸受16の組立てが不要であり、その組立てによる誤差が発生するおそれがない。
また、第2ハウジング20は、第1ギヤ30の回転軸の他端33を回転可能に支持する第3軸受21および第2ギヤ40の回転軸の他端43を回転可能に支持する第4軸受26を有するとともに一体成型されているため、第3軸受21および第4軸受26の組立てが不要であり、その組立てによる誤差が発生するおそれがない。
つまり、第1ハウジング10および第2ハウジング20の2部材を組立てるだけでよいため、従来のように4部材を組立てる構造よりも組立て誤差の発生を少なくすることができるので、ギヤ間にガタが発生し難く、容易に組立てることができるギヤボックスを実現することができる。
つまり、第1ハウジング10は、第1ギヤ30の一端32を支持する第1軸受11と、第1ギヤ30と噛み合った第2ギヤ40の一端42を支持する第2軸受16とを備えるため、第1ギヤ30および第2ギヤ40を噛み合った状態で第1ハウジング10に組付けることができる。また、第1軸受11および第2軸受16は一体成型されているため、第1ギヤ30および第2ギヤ40が噛み合った状態を維持することができる。これにより、第2ギヤ40の他端43を第2ハウジング20の第4軸受26に容易に支持させることができる。さらに、その状態から、第2ハウジング20を第4軸受26を中心に回動して第1ハウジング10と接合するだけの簡単な作業により、第1ギヤ30の回転軸の他端33が第3軸受21に支持された状態にすることができる。
したがって、4つの軸受部材を使用する従来のギヤボックスよりも組立てを容易に行うことができる。
(4)また、軸受部材60のうち、第3軸受21の嵌合部28aに嵌合する周面64はテーパ状になっているため、軸受部材60の周面64を嵌合部28aにずれることなく正確に嵌合することができる。さらに、周面64が嵌合部28aに嵌合されることにより、軸受部材60の軸受孔61と第3軸受21の挿通孔28とを自動的に合致させることができる。つまり、軸受部材60の軸受孔61と第3軸受21の挿通孔28との位置合わせを極めて容易に行うことができる。
従って、第1ギヤ30の回転軸の他端33をウエーブワッシャ50を介して軸受部材60の軸受孔61に挿通した状態で、第2ハウジング20を第4軸受26を中心に第1ハウジング10との接合方向へ回動させることにより、軸受部材60は周縁63から先に嵌合部28aに進入し、その後周面64に沿って嵌合部28aに進入し、嵌合部28aに嵌合されるため、軸受部材60が嵌合部28aの周囲に衝突するおそれがないので、第1ハウジング10との接合を滑らかに、かつ、迅速に行うことができる。
(7)第1ハウジング10および第2ハウジング20の2部材を組立てるだけでよいため、従来のように4部材を組立てる構造よりも組立て誤差の発生を少なくすることができるので、ウオーム間にガタが発生し難いギヤボックスを実現することができる。
従って、第2ギヤ40に挿通されたスクリューネジ7およびギヤボックス1を相対的に滑らかに回転させることができる。
従って、ギヤボックスが、車両の床面に配置されたロアレール5に固定され、スクリューネジ7が、ロアレール5に移動可能に組み付けられたアッパレール6に固定されるものである場合は、ロアレール5の短手方向の幅を短くする要求に応え、ギヤボックスを小型化することができる。
また、ロアレール5が移動する構造の場合は、ロアレール5を軽量化する要求に応え、ギヤボックスを軽量化することができる。
(1)図5は、他の実施形態のギヤボックスを示す説明図であり、図5(A)は第1および第2ハウジングの斜視図、図5(B)は第1ハウジングおよび第2ハウジングを接合する前の状態を示す説明図、図5(C)は第1ハウジングおよび第2ハウジングをネジで締結した状態を示す説明図である。
第1ハウジング10の内側下部の両端角部には、切欠部11aがそれぞれ切欠き形成されており、第1ハウジング10の内側上部の両端角部には、突出部11bがそれぞれ突出形成されている。第2ハウジング20の内側下部の両端角部には、切欠部11aと合致する形状の突出部21aがそれぞれ突出形成されており、第2ハウジング20の内側上部の両端角部には、突出部11bを嵌合する形状の切欠部21bがそれぞれ切欠き形成されている。第2ハウジング20を第4軸受26を中心に回動して第1ハウジング10と接合すると、第2ハウジング20の各突出部21aが第1ハウジング10の各切欠部11aに嵌合し、各切欠部21bに各突出部11bが嵌合する。
この構成によれば、ギヤボックス1に加わる前後方向の荷重を、ネジ70,70のみでなく、各切欠部11aおよび各突出部21aが嵌合された部分、さらに各切欠部21bおよび各突出部11bが嵌合された部分でも受けることができるため、ギヤボックス1の強度をより一段と高めることができる。なお、各切欠部11aおよび各突出部21aを有する以外は前述の実施形態と同じ構造であるため、前述の実施形態の各効果を奏することができる。
(3)この発明のギヤボックスは、車両用シートに備えられたヘッドレストをモータなどの駆動源によって上下方向に移動させる用途にも使用することができる。例えば、ヘッドレストを支持するシャフトの下部がスクリューネジに形成されており、そのスクリューネジが第2ギヤ40に挿通された構造にすることができる。そして、シートのバックレスト内部に収容されたギヤボックス1と、そのギヤボックス1を動作させるモータとによってヘッドレストを上下方向に移動させる。
(4)ギヤボックス1の構造は、この発明の技術的範囲を逸脱しない限り、上記実施形態に記載の構造に限定されるものではなく、設計変更することができる。
7・・スクリューネジ、10・・第1ハウジング、11・・第1軸受、
15・・ネジ孔(締結孔)、16・・第2軸受、20・・第2ハウジング、
21・・第3軸受、25・・ネジ挿通孔(締結孔)、28・・軸受孔、
28a・・嵌合部、30・・第1ギヤ、32・・一端、33・・他端、
40・・第2ギヤ、42・・一端、43・・他端、45・・雌ねじ孔、
50・・ウエーブワッシャ、60・・軸受部材、61・・軸受孔、62・・周縁、
63・・周縁、64・・周面、70・・ネジ(締結部材)。
Claims (6)
- 駆動源の回転軸に連結される第1ギヤと、
この第1ギヤと回転軸同士を直交させて噛み合う第2ギヤと、
前記第1ギヤの回転軸の一端を回転可能に支持する第1軸受および前記第2ギヤの回転軸の一端を回転可能に支持する第2軸受を有するとともに一体成型された第1ハウジングと、
前記第1ギヤの回転軸の他端を回転可能に支持する第3軸受および前記第2ギヤの回転軸の他端を回転可能に支持する第4軸受を有するとともに一体成型された第2ハウジングとを備えたことを特徴とするパワーシートのギヤボックス。 - 前記第1ギヤの回転軸の一端が前記第1ハウジングの第1軸受に支持され、前記第1ギヤと噛み合った前記第2ギヤの回転軸の一端が前記第1ハウジングの第2軸受に支持されるとともに前記第2ギヤの回転軸の他端が前記第2ハウジングの第4軸受に支持された状態で、前記第2ハウジングを前記第4軸受を中心に回動して前記第1ハウジングと接合することにより、前記第1ギヤの回転軸の他端が前記第3軸受に支持された状態になるように構成されたことを特徴とする請求項1に記載のパワーシートのギヤボックス。
- 前記第1ギヤの回転軸の他端は、ウエーブワッシャを介して軸受部材の軸受孔に挿通されおり、
前記軸受部材は、円錐台形状に形成されており、かつ、前記ウエーブワッシャの外面と当接する大径の端面が前記第1ギヤ側に存在し、さらに、前記大径の端面の周縁から小径の端面の周縁にかけての周面はテーパ状に形成されており、
前記第3軸受には、前記軸受部材の前記周面が嵌合する嵌合部が形成されていることを特徴とする請求項2に記載のパワーシートのギヤボックス。 - 相互に組み付けられた前記第1ハウジングおよび第2ハウジングのうち、前記第1ハウジングの前記第1軸受および前記第2ハウジングの前記第3軸受には、一方の軸受から他方の軸受に連通する締結孔がそれぞれ形成されており、前記第1ハウジングおよび第2ハウジングは、一方の締結孔から他方の締結孔に締結部材を挿通して締結することにより相互に固定されていることを特徴とする請求項1ないし請求項3のいずれか1つに記載のパワーシートのギヤボックス。
- 前記第2ギヤの回転軸の内部には、雌ねじが内壁面に形成された雌ねじ孔が軸方向に貫通形成されており、その雌ねじ孔には、前記雌ねじと噛み合う雄ねじが周面に形成されたスクリューネジが挿通されており、このギヤボックスおよび前記スクリューネジは、前記動力源により相対移動可能に設けられていることを特徴とする請求項1ないし請求項4のいずれか1つに記載のパワーシートのギヤボックス。
- このギヤボックスは、車両の床面に配置されたロアレールに固定されており、前記スクリューネジは、前記ロアレールに移動可能に組み付けられたアッパレールに固定されることを特徴とする請求項5に記載のパワーシートのギヤボックス。
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