JP2014088890A - 電動アクチュエータおよび変速駆動装置 - Google Patents

電動アクチュエータおよび変速駆動装置 Download PDF

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Abstract

【課題】ボールねじ機構を用いたシフト動作を良好に行うことができるとともに、セレクト動作時においてシフトセレクト軸とアームとの抉りを防止することができる電動アクチュエータを提供すること。
【解決手段】アーム60は、ナット59と噛合い係合するためのセクタ歯車212を有し、シフトセレクト軸15に圧入により外嵌固定されている。セクタ歯車212の歯部213は、ナット59の第2対向面59Bに形成されたラック部209と噛み合っている。ナット59の第1対向面59Aには、円筒状の嵌合突起203が突出形成されている。第1本体ハウジング22Aの内壁面220に形成されたガイド溝202に嵌合突起203が嵌合しており、ナット59のねじ軸61まわりの回転が阻止される。
【選択図】図4

Description

この発明は、変速機のシフト操作およびセレクト操作を行うための電動アクチュエータおよび変速駆動装置に関する。
従来から、マニュアルトランスミッションの変速ギヤ段の変更を自動で行う機械式自動マニュアルトランスミッション(Automated Manual Transmission)の変速装置が知られている。機械式自動マニュアルトランスミッションの変速装置は、変速ギヤ等を収容する変速機と、変速機を変速駆動するための電動アクチュエータとを含んでいる。
下記特許文献1では、電動モータ等を備え、電動モータにより発生される回転駆動力によって、シフトセレクト軸を軸中心まわりに回転させてインターナルレバーをシフト動作させたり、シフトセレクト軸を軸方向移動させてインターナルレバーをセレクト動作させたりする電動アクチュエータが開示されている。電動アクチュエータは、電動モータからの回転駆動力を、シフトセレクト軸を軸中心まわりに回転させる力に変換するためのシフト変換機構と、その回転駆動力を、シフトセレクト軸を軸方向移動させる力に変換するためのセレクト変換機構とを備えている。
特開2012−97803号公報
特許文献1のような電動アクチュエータでは、電動モータの回転駆動力を増幅して出力するために、シフト変換機構には、減速機構の1つであるボールねじ機構やアームが備えられている。ボールねじ機構は、たとえば、シフトセレクト軸と食違い角が90°の食違い軸の関係をなすねじ軸と、ねじ軸にボールを介して係合するナットとを有している。また、ナットにはアームの一端が同行回転可能に結合されるとともに、アームの他端はシフトセレクト軸にスプライン嵌合によって一体回転可能に連結される。この状態で、アームはシフトセレクト軸に対して直交姿勢をなしている。ねじ軸に電動モータの駆動力が入力されると、ねじ軸が回転してナットがねじ軸に沿って移動し、このナットの移動に同伴してアームがシフトセレクト軸まわりに揺動し、これにより、シフトセレクト軸が回転されるようになっている。
しかしながら、アームとシフトセレクト軸との間の寸法精度が低い場合には、一対のスプライン部の間に形成されている噛合いのための隙間が部分的に狭くなり、シフトセレクト軸の軸方向移動に同伴して、アームの他端が当該シフトセレクト軸の軸方向に移動するおそれがある。そして、アームの他端が軸方向移動すると、アームがシフトセレクト軸に対する直交姿勢から傾倒して、噛合いのための隙間がさらに狭くなり、やがて、シフトセレクト軸の軸方向移動時に、シフトセレクト軸の外周がアームの他端のスプライン部内周を抉るおそれがある。したがって、シフトセレクト軸のセレクト動作をスムーズに行うことは困難であった。
そこで、この発明の目的は、ボールねじ機構を用いたシフト動作を良好に行うことができるとともに、セレクト動作時においてシフトセレクト軸とアームとの抉りを防止することができる電動アクチュエータを提供することである。
前記の目的を達成するための請求項1に記載の発明は、シフトレバー(16)が連結されたシフトセレクト軸(15)を軸まわりに回動させることによって前記シフトレバーをシフト動作させ、前記シフトセレクト軸を軸方向移動させることで前記シフトレバーをセレクト動作させる電動アクチュエータ(21)であって、回転駆動力を発生させるための電動モータ(23)と、前記シフトセレクト軸の軸方向に沿って延びるラック歯(211)を有するラック部(209)が形成されたナット(59)を有し、前記電動モータによって発生される回転駆動力を受けて、前記ナットを、前記シフトセレクト軸と食違い角が90°の食違い軸をなすねじ軸に沿って直線移動させるボールねじ機構(58)と、前記シフトセレクト軸の中心軸線を中心とする扇形または円形をなす歯車(212;212A)を有し、前記シフトセレクト軸の外周に固定されたアーム(60;60A)とを含み、前記歯車は、その外周に、前記ラック部と噛み合う歯部(213)を有しており、前記ナットが前記ねじ軸まわりに回転するのを阻止するまわり止め手段(202,203)をさらに含む、電動アクチュエータである。
なお、括弧内の英数字は、後述の実施形態における対応構成要素等を表すが、特許請求の範囲を実施形態に限定する趣旨ではない。以下、この項において同じ。
この構成によれば、シフトセレクト軸の外周に、歯車を含むアームが固定されている。また、歯車の外周に形成された歯部が、ボールねじ機構のナットに形成されたラック部と噛み合っている。シフトセレクト軸を回動させる際には、電動モータからの回転駆動力によってねじ軸が回転させられ、ナットをねじ軸の軸方向に移動させる。その結果、ナットと係合する歯車が回転され、これに同伴して、シフトセレクト軸がその軸まわりに回動する。ゆえに、ボールねじ構造を用いてシフトレバーをスムーズにシフト動作させることができる。
また、ラック部のラック歯がシフトセレクト軸の軸方向に沿って延びているので、アームがシフトセレクト軸のいずれの軸方向位置にあっても、歯車の歯部とナットのラック部との噛合い状態を維持することができる。これにより、アームのシフトセレクト軸の軸方向位置によらずに、アームとナットとの間の係合状態を保つことができる。
さらに、シフトレバーのセレクト動作のためにシフトセレクト軸を軸方向移動させても、アームがシフトセレクト軸に同行移動するので、シフトセレクト軸がアームに接触したり抉ったりすることがない。これにより、シフトレバーをスムーズにセレクト動作させることができる。
請求項2に記載のように、前記歯車は、前記シフトセレクト軸の中心軸線(17)を中心とする扇形をなしていてもよい。
請求項3に記載の発明は、前記歯車は、前記シフトセレクト軸の外周に圧入締結されている、請求項1または2に記載の電動アクチュエータである。
この構成によれば、接着剤等を用いない簡潔な構成で、アームのシフトセレクト軸の外周への固定を達成することができる。
請求項4に記載の発明は、前記歯車は、中空状に形成されている、請求項1〜3のいずれか一項に記載の電動アクチュエータである。
この構成によれば、歯車の強度に影響をほとんど与えることなく、歯車の軽量化を図ることができる。
請求項5に記載の発明は、前記シフトセレクト軸、前記ボールねじ機構および前記歯車を収容する本体ハウジング(22)をさらに含み、前記まわり止め手段は、前記ナットおよび前記本体ハウジングの一方に形成され、前記ねじ軸の軸方向に沿うガイド溝(202)と、前記ナットおよび前記本体ハウジングの他方に設けられ、前記ガイド溝に嵌合する嵌合突起(203)とを備えている、請求項1〜4のいずれか一項に記載の電動アクチュエータである。
この構成によれば、ハウジングの対向面に形成されたガイド溝に、ナットの嵌合突起が嵌合する。または、ナットに形成されたガイド溝に、ハウジングの対向面に形成された嵌合突起が嵌合する。これにより、ナットのねじ軸まわりの回転を、簡単な構成で阻止することができる。
請求項6に記載のように、前記ガイド溝の内壁と前記嵌合突起の外周との間にはすべり軸受が介装されていてもよい。
前記の目的を達成するための請求項7に記載の発明は、シフトレバー(16)と、前記シフトレバーが連結されたシフトセレクト軸(15)と、請求項1〜6のいずれか一項に記載の前記電動アクチュエータ(21)とを含む、変速駆動装置(3)である。
この構成によれば、請求項1に関連して記載した作用効果と同等の作用効果を奏する。
本発明の一実施形態に係る変速駆動装置が組み込まれた変速装置の概略構成を示す分解斜視図である。 変速駆動装置の構成を示す斜視図である。 変速駆動装置の構成を示す底面図である。 変速駆動装置の構成を示す断面図である。 図4のA−A線に沿う断面図である。 図4に示すナットの構成を示す斜視図である。 嵌合突起とガイド溝との嵌合状態を示す断面図である。 図4に示すアームの構成を示す図である。 シフトレバーのシフト動作時におけるシフト変換機構の状態変化を示す図である。 シフトレバーのセレクト動作時におけるシフト変換機構の状態変化を示す図である。 アームの変形例を示す図である。
以下、本発明の一実施形態について、添付図面を参照しつつ説明する。
図1は、本発明の一実施形態に係る変速駆動装置3が組み込まれた変速装置1の概略構成を示す分解斜視図である。
変速装置1は、変速機2と、変速機2を変速駆動するための変速駆動装置3とを備えている。
変速機2は、公知の常時かみ合い式の平行歯車式変速機であり、乗用車やトラックなどの車両に搭載される。変速機2は、ギヤハウジング7と、ギヤハウジング7内に収容される常時かみ合い式の平行歯車式変速機構(図示しない)とを備えている。
変速駆動装置3は、変速機2の変速機構(図示しない)にシフト動作またはセレクト動作を行わせるシフトセレクト軸15と、シフトセレクト軸15をシフト動作またはセレクト動作させるための共通の駆動源として用いられる電動アクチュエータ21とを含む。なお、図1は、各部材を簡略化して示した図なので、各部材の詳しい構成(特に電動アクチュエータ21について)は、後述する図2以降に図示されている。
シフトセレクト軸15は、所定方向(図示されたM11,M12の方向)に長手の軸状体であり、鋼材を用いて形成されている。シフトセレクト軸15は、第1および回転方向R1,R2方向に回動可能に設けられている。シフトセレクト軸15の途中部には、ギヤハウジング7内に収容されるシフトレバー16の一端16Aが固定されている。シフトレバー16は、シフトセレクト軸15の中心軸線17まわりにシフトセレクト軸15と同伴揺動する。シフトセレクト軸15の先端側(図1に示す右奥側)は、ギヤハウジング7外に突出している。ここで、シフトレバー16は、シフトセレクト軸15が軸回りに揺動したり、軸方向M11,M12に移動したりすることに応じて、実際のシフト動作やセレクト動作を行う。
ギヤハウジング7内には、互いに平行に延びる複数のシフトロッド10A,10B,10Cが収容されている。各シフトロッド10A,10B,10Cには、シフトレバー16の他端16Bと係合可能なシフトブロック12A,12B,12Cが固定されている。また、各シフトロッド10A,10B,10Cには、変速機2内のクラッチスリーブ(図示しない)と係合するシフトフォーク11が設けられている。なお、図1では、シフトロッド10Aに設けられたシフトフォーク11のみを示している。
シフトロッド10Aは、軸方向M1,M2に移動可能に設けられている。シフトロッド10Bは、軸方向M3,M4に移動可能に設けられている。シフトロッド10Cは、軸方向M5,M6に移動可能に設けられている。軸方向M1、M3およびM5は、互いに同じ方向を向き、軸方向M2、M4およびM6は、それぞれ、軸方向M1、M3およびM5と逆向きである。シフトロッド10A,10B,10Cは、軸方向M1,M3,M5(M2,M4,M6)から見て一直線上に位置するように並置されている。
電動アクチュエータ21により、シフトセレクト軸15が、軸方向M11移動(スライド)されると、シフトレバー16が軸方向M11に移動される。また、電動アクチュエータ21により、シフトセレクト軸15が、軸方向M12移動(スライド)されると、シフトレバー16が軸方向M12に移動される。これらにより、シフトレバー16の他端16Bがシフトブロック12A,12B,12Cのいずれかに対して選択的に係合し、これによりセレクト動作が達成される。
一方、電動アクチュエータ21によりシフトセレクト軸15が回転方向R1に回動されると、シフトレバー16が中心軸線17まわりに、回転方向R1に揺動する。また、電動アクチュエータ21によりシフトセレクト軸15が回転方向R2に回転されると、シフトレバー16が中心軸線17まわりに、回転方向R2に揺動する。その結果、シフトレバー16と係合しているいずれかのシフトブロック12A,12B,12Cが、シフトロッド10A,10B,10Cの軸方向M1〜M6に移動し、これにより、シフト動作が達成される。なお、このシフト動作のために必要なシフトセレクト軸15の回転角度は360°(シフトセレクト軸15一周分)よりも著しく小さい(たとえば120°程度)。
以下では、図2〜図5を参照して、変速駆動装置3、特に、電動アクチュエータ21の構成について説明する。
電動アクチュエータ21は、ギヤハウジング7(図1参照)の外表面に固定されている。図4に示すように、電動アクチュエータ21は、その外郭をなしてシフトセレクト軸15等を収容するボックス状の本体ハウジング22を備えている。
具体的には、電動アクチュエータ21は、本体ハウジング22の他に、図2に示す取付ステー18を備えている。取付ステー18は、本体部19と、延設部20とを一体的に備えている。
本体部19は、平面視(底面視)で略矩形状の輪郭を有するブロック形状である(図3も参照)。本体部19の一側面には、凹状に窪む平面視矩形状の中空部分19Aが形成されている。
延設部20は、円管状であり、本体部19から本体ハウジング22側へ延びている。延設部20において本体ハウジング22側(図3における下側)の端部には、延設部20の径方向へ張り出すフランジ部20Aが一体的に設けられている。延設部20の延びる方向から見たときのフランジ部20Aの輪郭は、略矩形状をなしている。フランジ部20Aが本体ハウジング22に接触した状態で、フランジ部20A(四隅の部分)および本体ハウジング22に対して共通の複数(ここでは4本)のボルト14(図2参照)が組み付けられている。これにより、取付ステー18が本体ハウジング22に対して固定されている。
そして、延設部20の延びる方向から見た場合において、本体部19で延設部20の中空部分の円中心と一致する部分には、本体部19を貫通して中空部分19Aに連通する丸い挿通孔19Bが形成されている。図2では、挿通孔19Bは、本体部19において延設部20側に形成されている。
取付ステー18では、本体部19がギヤハウジング7(図1参照)に対してボルト(図示しない)によって組み付けられている。これによって、電動アクチュエータ21(換言すれば、変速駆動装置3全体)は、ギヤハウジング7の外表面に固定されている。この状態で、シフトセレクト軸15では、シフトレバー16側の部分が、本体ハウジング22の外にはみ出ている。シフトセレクト軸15における本体ハウジング22の外にはみ出た部分は、延設部20の内部および本体部19の中空部分19A内に配置されている。この状態で、当該部分は、本体部19の挿通孔19Bに対して挿通されているとともに、本体部19の中空部分19Aから外部に露出している。
シフトレバー16は、本体部19の中空部分19Aに配置されており、本体ハウジング22の外にはみ出ている。そして、シフトレバー16の他端16Bは、中空部分19Aから本体部19の外側へはみ出ており、前述したシフトブロック12A,12B,12C(図1参照)のいずれかに係合している。
図4を参照して、電動アクチュエータ21は、電動モータ23と、シフト変換機構24と、セレクト変換機構25と、切換ユニット26とを備えている。
電動モータ23は、回転方向R11(モータ出力軸側から見て時計まわり。「CW」ともいう。)と、回転方向R12(モータ出力軸側から見て反時計まわり。「CCW」ともいう)とに正逆回転可能に設けられている。電動モータ23としてたとえばブラシレスモータが採用されている。電動モータ23は、その本体ケーシングが本体ハウジング22外に露出するように取り付けられている。
シフト変換機構24は、電動モータ23の回転駆動力を、シフトセレクト軸15を中心軸線17まわり(軸回り)に回転させる力に変換してシフトセレクト軸15に伝達するためのものである。セレクト変換機構25は、電動モータ23の回転駆動力を、シフトセレクト軸15をその軸方向M11,M12(図4における紙面に直交する方向)へ移動(スライド)させる力に変換してシフトセレクト軸15に伝達するためのものである。切換ユニット26は、電動モータ23の回転駆動力の伝達先を、シフト変換機構24とセレクト変換機構25との間で切り換えるためのものである。電動モータ23が本体ハウジング22に対して外から取り付けられているのに対し、シフト変換機構24、セレクト変換機構25および切換ユニット26は、本体ハウジング22内に収容されている。
本体ハウジング22では、電動モータ23側(図4における左側)に、モータ用開口部13が形成されている。モータ用開口部13は、略板状の蓋27によって閉塞されている。蓋27は、本体ハウジング22の一部である。これらの本体ハウジング22および蓋27は、それぞれたとえば鋳鉄やアルミニウムなどの金属材料を用いて形成されており、蓋27の外周が本体ハウジング22のモータ用開口部13に嵌め合わされている。蓋27には、その内面(図4に示す右面)と外面(図4に示す左面)とを貫通する円形の貫通孔29が形成されている。また、蓋27の外面には、電動モータ23のモータハウジング133(図2参照)が固定されている。電動モータ23は、モータケース134(図3参照)およびモータハウジング133が本体ハウジング22外に露出するように取り付けられている。電動モータ23の出力軸40は、シフトセレクト軸15と、平面視(図4において上方から見た場合)における食違い角が90°の食違い角の関係をなして配置されている。そのため、出力軸40は、軸方向M11,M12と直交する所定の方向(図4に示す左右方向)に沿って延びている。出力軸40(電動モータ23からはみ出した部分)は、蓋27の貫通孔29を介して本体ハウジング22の内部に臨んでおり、切換ユニット26に対向している。
本体ハウジング22は、前述したようにボックス状であり、シフトセレクト軸15における先端側(図1に示す右奥側)の領域や、シフト変換機構24、セレクト変換機構25および切換ユニット26の各構成部品を主に収容する。詳しくは、図5に示すように、本体ハウジング22は、側方(図5における右側)に底を有する箱状をなしている。本体ハウジング22は、底壁111と、底壁111の一端部(図5に示す上端部)と、他端部(図5に示す下端部)とからそれぞれ、互いに平行に立ち上がる一対の側壁112,113とを主に備えている。本体ハウジング22には、側壁112,113の先端部(図5に示す左端部)などによって区画された開口部115が形成されている。開口部115は平板状の蓋114によって閉塞されている。蓋114は、本体ハウジング22の一部をなしている。
図5に示すように、底壁111の内側の底面111Aは、平坦面によって形成されている。底壁111には、シフトセレクト軸15の途中部(後述するラック部122よりも基端(図5における右端)寄り)を支持するため軸ホルダ116が形成されている。軸ホルダ116は、底壁111と一体的に形成されており、底壁111の外壁面(底面111Aとは反対側の面)よりも外方に膨出してたとえば直方体状をなしている(図2も参照)。底壁111および軸ホルダ116には、断面円形の(丸い)通過孔104が形成されている。通過孔104は、軸ホルダ116および底壁111を、それらの厚み方向(図5に示す左右方向。底面111Aと直交する方向)に貫通している。通過孔104には、シフトセレクト軸15が挿通されている。通過孔104は、シフトセレクト軸15(通過孔104を塞いでいる部分)よりも若干大径である。そのため、底壁111および軸ホルダ116において通過孔104を区画する内周面とシフトセレクト軸15の外周面との間には、本体ハウジング22の内外を連通させる隙間が形成されている。
通過孔104の内周面には、すべり軸受101が内嵌固定されている。すべり軸受101は、通過孔104に挿通されているシフトセレクト軸15の途中部(後述する閉塞部150)の外周を取り囲み、当該シフトセレクト軸15の閉塞部150の外周を摺接支持している。
軸ホルダ116において、厚み方向(図5に示す左右方向)における途中には、ロックボール106が配設されている。具体的には、通過孔104の内周面と、軸ホルダ116の外周面とを貫通する貫通孔105内にロックボール106が収容されている。ロックボール106は、通過孔104の中心軸線(すなわちシフトセレクト軸15の中心軸線17)と直交する方向に延びる略円筒状をなすとともに、当該方向に沿って移動可能に設けられている。ロックボール106の先端部は半球状をなしており、次に述べる係合溝107に係合する。
ここで、シフトセレクト軸15において通過孔104をちょうど塞ぐ部分(軸方向M11,M12において通過孔104と一致する位置にある部分)を閉塞部150ということにする。閉塞部150は、シフトセレクト軸15に対して同軸状で一体化された円筒体であって、通過孔104を塞ぐ位置に配置されている。閉塞部150の外周には、軸方向M11,M12に間隔を空けて、周方向に延びる複数本(たとえば3本)の係合溝107が形成されている。各係合溝107は全周にわたって設定されている。ロックボール106がその長手方向に移動することにより、先端部が通過孔104の内周面よりも中心軸線17側(図5に示す下方)に突出して、その先端部が係合溝107と係合して、シフトセレクト軸15の軸方向M11,M12における移動を阻止する。これにより、シフトセレクト軸15は、軸方向M11,M12への移動が阻止された状態で、一定力で保持される。ただし、この状態では、シフトセレクト軸15の不意の動きが防止されているだけであるので、この状態でも、シフトセレクト軸15の軸回りの回転および軸方向M11,M12へのスライドは可能である。
図5に示すように、シフトセレクト軸15において、通過孔104よりも先端側(本体ハウジング22の内側)の部分には、後述するピニオンギヤ36が噛み合うラック部122が設けられている。つまり、シフトセレクト軸15において、ラック部122は、本体ハウジング22内側へ通過孔104から離れた位置にある。ラック部122は、いずれも、シフトセレクト軸15に対して同軸状で一体化される円筒体であり、軸方向に所定の長さを有している。ラック部122は、シフトセレクト軸15の軸部15A(シフトセレクト軸15のうち、ラック部122を除く領域)よりも大径である。
ラック部122の外周面には、その周方向における全域に、ラック歯形成領域125が設けられている。ラック歯形成領域125では、ラック部122の軸方向M11,M12の一端(図5に示す左端)から他端(図5に示す右端)にわたって、複数のラック歯123がそれぞれ中心軸線17に沿って互いに平行に延びている。ラック歯形成領域125のラック歯123が、後述するピニオンギヤ36と噛み合っている。
ここで、シフトセレクト軸15における、本体ハウジング22に収容される部分は、すべり軸受101によって摺接支持されている。なお、シフトセレクト軸15の先端部(図5における左端部)は、本体ハウジング22の蓋114を貫通して本体ハウジング22の外に突出している。当該先端部には、円環状のすべり軸受102を介して、円筒状のキャップ100が外嵌されている。シフトセレクト軸15は、すべり軸受102によっても摺接支持されている。
図4に示すように、切換ユニット26は、電動モータ23の出力軸40と同軸状の伝達軸41と、伝達軸41と同軸かつ、同伴回転可能に設けられた環状の第1ロータ42と、伝達軸41に同軸にかつ、同伴回転可能に設けられた環状の第2ロータ44と、第1ロータ42と第2ロータ44との間で伝達軸41の連結先を切り換えるためのクラッチ機構39とを備えている。
伝達軸41は、電動モータ23側に設けられて電動モータ23の出力軸40と一体回転可能に連結される主軸部46と、主軸部46の一端部(第1ロータ42側の端部。図4に示す右端部)に、主軸部46と一体的に設けられ、主軸部46よりも大径の大径部47とを備えている。伝達軸41は、後述するように、電動モータ23側(出力軸40側)とは反対側の大径部47において、電動モータ23の回転駆動力をシフト変換機構24およびセレクト変換機構25に伝達するためのものである。
第1ロータ42は、伝達軸41に対し電動モータ23側と反対側(図4における右側)に配置されている。第1ロータ42は、電動モータ23側の軸方向端部(図4に示す左端部)の外周から径方向外方に向けて張り出す第1アーマチュアハブ54を備えている。第1アーマチュアハブ54は、大径部47の電動モータ23側と反対側の面(図4に示す右面)に対向して配置されている。
第2ロータ44は、伝達軸41の大径部47に対し第1ロータ42と反対側、すなわち電動モータ23側(図4における左側)に配置されており、伝達軸41の主軸部46の周囲を非接触状態で取り囲んでいる。第2ロータ44は、電動モータ23側と反対側の軸方向端部(図4に示す右端部)の外周から径方向外方に向けて張り出す第2アーマチュアハブ55を備えている。第2アーマチュアハブ55は、大径部47の電動モータ23側の面(図4に示す左面)に対向して配置されている。言い換えれば、第1ロータ42(の第1アーマチュアハブ54)および第2ロータ44(の第2アーマチュアハブ55)が、伝達軸41の大径部47を挟むように配置されている。この状態で、第1ロータ42と、第2ロータ44と、伝達軸41とは、同軸状に配置されていて、それぞれが軸回りに回転可能である。
クラッチ機構39は、第1ロータ42と断続して、伝達軸41と第1ロータ42とを連結/解放するシフト電磁クラッチ43と、第2ロータ44と断続して、伝達軸41と第2ロータ44とを連結/解放するセレクト電磁クラッチ45とを備えている。シフト電磁クラッチ43は、電動モータ23からの回転駆動力を第1ロータ42に、断続可能に伝達する。セレクト電磁クラッチ45は、電動モータ23からの回転駆動力を第2ロータ44に、断続可能に伝達する。
シフト電磁クラッチ43は、第1フィールド48と第1アーマチュア49とを備えている。第1アーマチュア49は、伝達軸41の大径部47の軸方向他方側の面(図4に示す右面)に設けられ、第1アーマチュアハブ54の電動モータ23側の面(図4に示す左面)と微小間隔を隔てて配置されており、伝達軸41と同軸状をなす略円環板状をなしている。第1アーマチュア49は、伝達軸41(大径部47)とともに回転する。第1アーマチュア49は、鉄などの強磁性体を用いて形成されている。第1フィールド48は、周方向から見た断面が横に傾いたU字をなす環状のホルダ170と、ホルダ170に収容され、周方向から見た断面がU字をなす環状のボビン31と、ボビン31内(U字の内側)に内蔵される第1電磁コイル50とを含む環状体である。ホルダ170の外周面が本体ハウジング22の内周面に固定されることによって、第1フィールド48は、本体ハウジング22に固定されている。ホルダ170の内周面には、環状の転がり軸受154が嵌め込まれている。転がり軸受154の外輪がホルダ170の内周面に固定(内嵌)され、転がり軸受154の内輪が第1ロータ42に固定(外嵌)されている。これにより、ホルダ170は、第1ロータ42を回転可能に支持している。
セレクト電磁クラッチ45は、第2フィールド51と、第2アーマチュア52とを備えている。第2アーマチュア52は、伝達軸41の大径部47の軸方向一方側の面(図4に示す左面)に設けられ、第2アーマチュアハブ55の電動モータ23と反対側の面(図4に示す右面)と微小間隔を隔てて配置されており、伝達軸41と同軸状をなす略円環板状をなしている。第2アーマチュア52は、伝達軸41(大径部47)とともに回転する回転体である。第2アーマチュア52は鉄などの強磁性体を用いて形成されている。第2フィールド51は、周方向から見た断面が横に傾いたU字をなす環状のホルダ171と、ホルダ171に収容され、周方向から見た断面がU字をなす環状のボビン32と、ボビン32内(U字の内側)に内蔵される第2電磁コイル53とを含む環状体である。ホルダ171の外周面が本体ハウジング22の内周面に固定されることによって、第2フィールド51は、本体ハウジング22に固定されている。ホルダ171の内周面には、環状の転がり軸受155が嵌め込まれている。転がり軸受155の外輪がホルダ171の内周面に固定(内嵌)され、転がり軸受155の内輪が第2ロータ44に固定(外嵌)されている。これにより、ホルダ171は、第2ロータ44を回転可能に支持している。
第1フィールド48および第2フィールド51は、大径部47、第1アーマチュアハブ54および第2アーマチュアハブ55を挟んで、軸方向(第1ロータ42、第2ロータ44および伝達軸41のそれぞれの中心軸の延びる方向であり、図4では左右方向)に沿って並んで配置されている。
クラッチ機構39には、シフトおよびセレクト電磁クラッチ43,45を駆動するためのクラッチ駆動回路(図示しない)が接続されている。クラッチ駆動回路には、配線などを介して電源(図示しない)から電圧供給(給電)されている。クラッチ駆動回路はリレー回路などを含む構成であり、クラッチ駆動回路は、シフトおよびセレクト電磁クラッチ43,45に対し、それぞれ個別に給電および給電停止を切換え可能に設けられている。なお、クラッチ駆動回路はシフトおよびセレクト電磁クラッチ43,45の双方を駆動する構成に限られず、シフト電磁クラッチ43を駆動するためのクラッチ駆動回路と、セレクト電磁クラッチ45を駆動するためのクラッチ駆動回路とを個別に設けることもできる。
クラッチ駆動回路によるシフト電磁クラッチ43に対する給電により、第1電磁コイル50に通電されると、第1電磁コイル50が励磁状態になり、第1電磁コイル50を含む第1フィールド48に電磁吸引力が発生する。そして、第1アーマチュア49が、第1フィールド48に吸引されて第1フィールド48に向けて変形し、第1アーマチュアハブ54と摩擦接触する。したがって、第1電磁コイル50への通電により、第1アーマチュア49側の(伝達軸41の)大径部47が、第1アーマチュアハブ54(第1ロータ42)に接続され、伝達軸41が第1ロータ42に連結される。そして、第1電磁コイル50に対する電圧供給が停止され、第1電磁コイル50に電流が流れなくなることにより、第1アーマチュア49に対する吸引力もなくなり、第1アーマチュア49が元の形状に復帰する。これにより、シフト電磁クラッチ43が接続状態から切断状態になり、伝達軸41が第1ロータ42から解放(遮断)される。つまり、シフト電磁クラッチ43に対する給電/給電停止を切り換えることにより、シフト電磁クラッチ43の接続状態と切断状態とを切り換えることができる。接続状態のシフト電磁クラッチ43は、電動モータ23からの回転駆動力を、伝達軸41からシフト変換機構24に伝達することができ、切断状態のシフト電磁クラッチ43は、当該回転駆動力を、伝達軸41からシフト変換機構24に対して遮断することができる。
一方、クラッチ駆動回路によるセレクト電磁クラッチ45に対する給電により、第2電磁コイル53に通電されると、その第2電磁コイル53が励磁状態になり、第2電磁コイル53を含む第2フィールド51に電磁吸引力が発生する。そして、第2アーマチュア52が第2フィールド51に吸引されて第2フィールド51に向けて変形し、第2アーマチュア52が第2アーマチュアハブ55と摩擦接触する。したがって、第2電磁コイル53への通電により、第2アーマチュア52側の(伝達軸41の)大径部47が、第2アーマチュアハブ55(第2ロータ44)に接続され、伝達軸41が第2ロータ44に連結される。そして、第2電磁コイル53に対する電圧供給が停止され、第2電磁コイル53に電流が流れなくなることにより、第2アーマチュア52に対する吸引力もなくなり、第2アーマチュア52が元の形状に復帰する。これにより、セレクト電磁クラッチ45が接続状態から切断状態になり、伝達軸41が第2ロータ44から解放(遮断)される。つまり、第2電磁コイル53への給電/給電停止を切り換えることにより、セレクト電磁クラッチ45の接続状態と、切断状態とを切り換えることができる。接続状態のセレクト電磁クラッチ45は、電動モータ23からの回転駆動力を、伝達軸41からセレクト変換機構25に伝達することができ、切断状態のセレクト電磁クラッチ45は、当該回転駆動力を、伝達軸41からセレクト変換機構25に対して遮断することができる。
電動アクチュエータ21の制御では、通常、シフト電磁クラッチ43およびセレクト電磁クラッチ45の一方が選択的に接続されるようになっている。すなわち、シフト電磁クラッチ43が接続状態にあるときには、セレクト電磁クラッチ45が切断状態にあり、セレクト電磁クラッチ45が接続状態にあるときには、シフト電磁クラッチ43が切断状態にある。
第2ロータ44の外周には、小径の円環状の第1歯車56が外嵌固定されている。第1歯車56は第2ロータ44と同軸に設けられている。第1歯車56は転がり軸受57によって支持されている。転がり軸受57の外輪は、第1歯車56に内嵌固定されている。転がり軸受57の内輪は、伝達軸41の主軸部46の外周に外嵌固定されている。
シフト変換機構24は、回転運動を直線運動に変換する減速機としてのボールねじ機構58と、ボールねじ機構58に備えられるナット59と、ナット59の軸方向移動に伴ってシフトセレクト軸15の中心軸線17まわりに揺動する板状のアーム60とを主に備えている。
ボールねじ機構58は、第1ロータ42と同軸(すなわち伝達軸41と同軸)に延びるねじ軸61と、ねじ軸61にボール(図示しない)を介して螺合する前述したナット59とを備えている。ねじ軸61は、図4の上方から見た平面視において、シフトセレクト軸15と、食違い角が90°の食違い軸の関係をなしている。言い換えれば、ねじ軸61の軸方向およびシフトセレクト軸15の軸方向M11,M12の双方に直交する方向(図4の上方)から見て、ねじ軸61およびシフトセレクト軸15は互いに直交している。
ねじ軸61は、転がり軸受64,67によって軸方向への移動が規制されつつ支持されている。具体的には、ねじ軸61の一端部(図4に示す左端部)は転がり軸受64によって支持されており、また、ねじ軸61の他端部(図4に示す右端部)は転がり軸受67によって支持されている。これらの転がり軸受64,67により、ねじ軸61がその中心軸線80(図4および図5参照)まわりに回転可能に支持されている。
転がり軸受64の内輪は、ねじ軸61の一端部に外嵌固定されている。また、転がり軸受64の外輪は、本体ハウジング22に固定されている。また、転がり軸受64の外輪には、ロックナット66が係合されて、ねじ軸61の軸方向の他方(図4に示す右方)への転がり軸受64の移動が規制されている。ねじ軸61の一端部における転がり軸受64よりも電動モータ23側(図4に示す左側)の部分は、第1ロータ42の内周に挿通されて、第1ロータ42に同伴回転可能に連結されている。転がり軸受67の内輪は、ねじ軸61の他端部に外嵌固定されている。転がり軸受67の外輪は、本体ハウジング22に内嵌固定されている。
図6は、ナット59の構成を示す斜視図である。
図4〜図6に示すように、ナット59は直方体状をなしている。ナット59は、後述する第1本体ハウジング22Aに対向する第1対向面59Aと、第1対向面59Aの対面をなし、シフトセレクト軸15に対向する第2対向面59Bとを備えている。第1対向面59Aおよび第2対向面59Bは、ねじ軸61の軸方向M21,M22に沿う平坦面であり、ねじ軸61の軸方向M21,M22の直交方向に長い矩形状をなしている。ナット59の第1対向面59Aのたとえば略中央部には、第1対向面59Aから垂直な方向に突出する円柱状の嵌合突起203が形成されている。嵌合突起203は、次に述べるガイド溝202に嵌合している。
図7は、嵌合突起203がガイド溝202に嵌合している状態を示す図である。
図4、図5および図7に示すように、後述する第1本体ハウジング22Aは、ねじ軸61と対向する平坦面からなるハウジング内壁面220を有している。ハウジング内壁面220は、ねじ軸61に取り付けられた第1対向面59A(図4に示す上面)に近接している。ハウジング内壁面220には、ねじ軸61に対向する部分に、ガイド溝202が形成されている。ガイド溝202はねじ軸61に沿って延びており、換言すると、ねじ軸61の軸方向M21,M22に沿う方向に長手を有している。ガイド溝202は断面矩形状をなしている。ガイド溝202における長手方向に沿う各側壁には、板状すべり軸受205,206が、当該側壁に沿う姿勢で固定的に配設されている。板状すべり軸受205,206には、鋼裏金に銅−錫合金を多孔質に焼結して形成され、その両方の主面に4フッ化エチレン樹脂(PTFE)と特殊添加剤との混合材を塗布した板材を採用している。各板状すべり軸受205,206は、対応するガイド溝202の側壁に接着剤などにより固定されている。
一方、円筒状の嵌合突起203の外周には、円筒すべり軸受207が外嵌固定されている。この円筒すべり軸受207の直径は、ガイド溝202に配設された一対の板状すべり軸受205,206(の内壁205A,206A)間の間隔と略同等かやや小径に設定されている。円筒すべり軸受207には、鋼裏金に銅−錫合金を多孔質に焼結して形成され、その内外両方の周面に4フッ化エチレン樹脂(PTFE)と特殊添加剤との混合材を塗布した円筒材を採用している。円筒すべり軸受207は、嵌合突起203の外周に嵌め合いや接着剤などにより固定されている。
嵌合突起203がガイド溝202に嵌合した状態では、円筒すべり軸受207の外周が板状すべり軸受205の内壁205Aおよび板状すべり軸受206の内壁206Aの双方に摺接している。
嵌合突起203の外周とガイド溝202の内壁(すべり軸受205,206の内壁205A,206A)との間の係合により、ナット59はねじ軸61まわりの回転が阻止される。具体的には、嵌合突起203とガイド溝202の内壁205A,206Aとの係合によってナット59が、その一面59Aがねじ軸61およびシフトセレクト軸15の双方に平行になるような姿勢に保たれている。したがって、ねじ軸61の回転に伴って、ナット59がねじ軸61の軸方向M21,M22に移動し、このナット59の軸方向移動に同伴して、アーム60のセクタ歯車(歯車)212が揺動する。
図6に示すように、第2対向面59Bには、その全域にラック部209が形成されている。ラック部209は、複数のラック歯211を有している。各ラック歯211は、ねじ軸61の軸方向M21,M22の直交方向に沿う方向(シフトセレクト軸15の軸方向M11,M12(図4等参照)に沿う方向)に沿って、第2対向面59Bにおける、軸方向M21側の端部から軸方向M22側の端部まで延びて形成されている。図示の簡略化のため、図4では、ラック歯211が4本設けられている場合を例に挙げたが、ラック歯211がもっと高密度に配設されて、もっと多数の本数のラック歯211が配設されていてもよいのはいうまでもない。
ラック部209には、アーム60の次に述べるセクタ歯車212の外周部に形成された歯部213が噛み合っている。換言すると、アーム60の先端部とが揺動可能に係合している。
図8Aは、アーム60の構成を示す図である。図8Bは図8Aを矢視Bから見た図である。図4、図5、図8Aおよび図8Bを参照して、アーム60は、ナット59と噛合い係合するための扇形板状のセクタ歯車212と、シフトセレクト軸15に外嵌固定された円環板状の固定部73(図5参照)とを備えている。セクタ歯車212と固定部73とは、溶接等により一体化されている。
セクタ歯車212は、歯部213を外周に有している。歯部213の中心がシフトセレクト軸15の中心軸線17に位置するように、シフトセレクト軸15に取り付けられている。
固定部73は、シフトセレクト軸15よりもやや小径の内径を有している。固定部73はシフトセレクト軸15の外周の所定箇所に、圧入(嵌合い)により外嵌固定(圧入締結)されている。略板状のアーム60は、シフトセレクト軸15に直交する方向に沿う姿勢でシフトセレクト軸15に固定支持されている。したがって、アーム60はシフトセレクト軸15の軸方向M11,M12(図4等参照)移動に同行移動するとともに、シフトセレクト軸15の軸まわりの回動に同伴して、アーム60のセクタ歯車212がシフトセレクト軸15まわりに揺動する。
なお、固定部73が円環状をなす場合を説明したが、固定部73が円筒状をなしていてもよい。
図4に示すように、セレクト変換機構25は、前述した第1歯車56と、伝達軸41と平行に延びた状態で回転可能に設けられたピニオン軸95と、ピニオン軸95の一端部(図4に示す左端部)寄りの所定位置に同軸に固定されて第1歯車56と噛み合う第2歯車81と、ピニオン軸95の他端部(図4に示す右端部)寄りの所定位置に同軸に固定された小径のピニオンギヤ36とを備え、全体として減速機を構成している。なお、第2歯車81は、第1歯車56およびピニオンギヤ36の双方よりも大径に形成されている。
ピニオン軸95の一端部(図4に示す左端部)は、本体ハウジング22に固定された転がり軸受96によって支持されている。転がり軸受96の内輪は、ピニオン軸95の一端部(図4に示す左端部)に外嵌固定されている。また、転がり軸受96の外輪は、蓋27の内面に形成された円筒状の凹部97内に固定されている。また、ピニオン軸95の他端部(図4に示す右端部)は、転がり軸受84によって支持されている。ピニオンギヤ36とラック部122(図5参照)とがラック・アンド・ピニオン機構により噛み合っているので、セレクト電磁クラッチ45が接続状態にあって、伝達軸41の回転に伴ってピニオン軸95が回転すると、これに伴って、シフトセレクト軸15が軸方向M11,M12(図1参照)に移動する。
ピニオン軸95の他端部82(図5に示す右端部)に関連して、ピニオン軸95の回転角度を検出するためのピニオン角センサ87が配設されている。ピニオン角センサ87の検出出力はECU(Electronic Control Unit:電子制御ユニット)88(図4参照)に入力される。ピニオン角センサ87によるピニオン軸95の回転角度検出に基づいて、シフトセレクト軸15の軸方向位置が検出される。
また、本体ハウジング22内には、シフトセレクト軸15の回転角(回動角)を検出するためのシフトセレクト回転角センサ89が設けられている。シフトセレクト回転角センサ89は、センサ部に連結されたセクタ歯車91を有している。セクタ歯車91は、シフトセレクト軸15に同伴回転可能に設けられた(外嵌固定された)センサ用歯車92と噛み合っている。シフトセレクト回転角センサ89の検出出力はECU88に入力されるようになっている。シフトセレクト回転角センサ89によるピニオン軸95の回転角度検出に基づいて、シフトセレクト軸15の回転角が検出される。
ここで、図2〜図4を参照して、前述した本体ハウジング22は、第1本体ハウジング22Aと、第2本体ハウジング22Bとを有している。なお、第1本体ハウジング22Aと第2本体ハウジング22Bとは一体化されていて、これらのハウジングの継ぎ目に隙間は存在しない。そのため、第1本体ハウジング22Aと第2本体ハウジング22Bとの継ぎ目から本体ハウジング22の内外が連通することはない。
第1本体ハウジング22Aは、図2における本体ハウジング22の右側部分をなす略直方体のボックス形状であり、主にシフトセレクト軸15、ボールねじ機構58、アーム60およびピニオンギヤ36(図5参照)を収容している。第1本体ハウジング22Aは、前述した底壁111、側壁112、側壁113および蓋114(図5参照)等によって区画されている。
第2本体ハウジング22Bは、第1本体ハウジング22Aから、平面視においてシフトセレクト軸15に直交する方向(図2における左側)へ延び出る中空円筒状である。第2本体ハウジング22Bにおいて第1本体ハウジング22Aとは反対側の端面には、前述したモータ用開口部13が形成されていて、この端面に対して、蓋27を介して電動モータ23(モータハウジング133)が取り付けられている。第2本体ハウジング22B内には、前述した切換ユニット26や第2歯車81等が収容されている。
図9A〜図9Cは、シフト動作時におけるシフト変換機構24の状態変化を示す図である。
この実施形態では、図9Aに示す状態から、電動モータ23を回転方向R11(図4参照)に回転させ、かつシフト電磁クラッチ43を接続状態にすると、ねじ軸61が、その軸まわりに(中心軸線80(図4および図5参照)まわりに)回転方向R21(図4参照)に回転する。ナット59のねじ軸61まわりの回転が、ねじ軸61の軸方向M21,M22の全域で阻止されているので、図9Bに示すように、ナット59がねじ軸61の軸方向M21に向けて移動する。
アーム60のセクタ歯車212とナット59との間の係合状態は保たれているので、ナット59の軸方向M21移動に伴って、セクタ歯車212がシフトセレクト軸15まわりに揺動し、このセクタ歯車212の揺動に同伴して、シフトセレクト軸15が第1軸回転方向R1に回動させられる。このシフトセレクト軸15の回動に同伴して、シフトレバー16がシフトセレクト軸15まわりに揺動する(シフト動作)。その結果、シフトレバー16と連結されているシフトヘッド10A,10B,10C(図1参照)が、軸方向M2,M4,M6(図1参照)に軸方向移動して、シフト操作が行われる。
一方、図9Aに示す状態から、電動モータ23を回転方向R12(図4等参照)に回転させ、かつシフト電磁クラッチ43を接続状態にすると、ねじ軸61が、その軸まわりに回転方向R22(図4等参照)に回転する。ナット59のねじ軸61まわりの回転が、ねじ軸61の軸方向M21,M22の全域で阻止されているので、図9Cに示すように、ナット59がねじ軸61の軸方向M22に向けて移動する。また、後述のように、アーム60がシフトセレクト軸15上のいずれの位置にあっても、アーム60のセクタ歯車212とナット59との間の係合状態は保たれている。そのため、このナット59の軸方向M22移動に伴って、セクタ歯車212がシフトセレクト軸15まわりに揺動し、このセクタ歯車212の揺動に同伴して、シフトセレクト軸15が第2軸回転方向R2に回動させられる。このシフトセレクト軸15の回動に同伴して、シフトレバー16がシフトセレクト軸15まわりに揺動する(シフト動作)。その結果、シフトレバー16と連結されているシフトヘッド10A,10B,10Cは、軸方向M1,M3,M5(図1参照)に軸方向移動して、シフト操作が行われる。
図10A〜図10Cは、セレクト動作時におけるシフト変換機構24の状態変化を示す図である。図10Aに示す状態から、電動モータ23を回転方向R11(図4参照)に回転させ、かつセレクト電磁クラッチ45を接続状態にすると、ピニオン軸95が回転方向R31(図4参照)に軸まわりに回転し、図10Bに示すように、シフトセレクト軸15が第1軸方向M11に移動する。
シフトセレクト軸15の軸方向M11に同伴して、シフトレバー16(図1参照)が、第1軸方向M11に移動する。これにより、シフトレバー16と係合するシフトヘッド10B,10C(図1参照)が選択されるセレクト操作が行われる。このように、シフトレバー16を良好にセレクト動作させることができる。
アーム60の基端部である固定部73がシフトセレクト軸15の外周に固定されているので、シフトセレクト軸15の軸方向M11移動に同伴して、アーム60がシフトセレクト軸15に対する直交姿勢のまま第1軸方向M11に沿って移動する。また、ラック歯211がシフトセレクト軸15の第1および第2軸方向M11,M12に沿って延びているので、アーム60がシフトセレクト軸15のいずれの軸方向位置にあっても、セクタ歯車212の歯部213とナット59のラック部209との噛合い状態は維持されている。すなわち、アーム60とナット59との間の係合状態は保たれている。
一方、図10Aに示す状態から、電動モータ23を回転方向R12(図4等参照)に回転させ、かつセレクト電磁クラッチ45を接続状態にすると、ピニオン軸95が回転方向R32(図4参照)に軸まわりに回転し、図10Cに示すように、シフトセレクト軸15が軸方向M12移動する。このシフトセレクト軸15の軸方向M12移動に同伴して、シフトレバー16(図1参照)が第2軸方向M12に移動(セレクト動作)させられる。
アーム60の基端部である固定部73がシフトセレクト軸15の外周に固定されているので、シフトセレクト軸15の軸方向M12移動に同伴して、アーム60がシフトセレクト軸15に対する直交姿勢のまま第2軸方向M12に移動する。また、ラック歯211がシフトセレクト軸15の軸方向M11,M12に沿って延びているので、アーム60がシフトセレクト軸15のいずれの軸方向位置にあっても、セクタ歯車212の歯部213とナット59のラック部209との噛合い状態は維持されている。すなわち、アーム60のセクタ歯車212とナット59との間の係合状態は保たれている。このように、シフトセレクト軸15を良好にセレクト操作させることができる。
以上によりこの実施形態によれば、シフトセレクト軸15の外周に、セクタ歯車212を含むアーム60が固定されている。また、セクタ歯車212の外周に形成された歯部213が、ボールねじ機構58のナット59に形成されたラック部209と噛み合っている。シフトセレクト軸15を回転させる際には、電動モータ23からの回転駆動力によってねじ軸61が回転させられ、ナット59をねじ軸61の軸方向M21,M22に移動させる。その結果、ナット59と係合するセクタ歯車212が回転され、これに同伴して、シフトセレクト軸15がその軸まわりに回動する。ゆえに、ボールねじ機構58を用いてシフトレバー16をスムーズにシフト動作させることができる。
また、ラック部209のラック歯211がシフトセレクト軸15の軸方向に沿って延びているので、アーム60がシフトセレクト軸15のいずれの軸方向位置にあっても、セクタ歯車212の歯部213とナット59のラック部209との噛合い状態を維持することができる。これにより、アーム60のシフトセレクト軸15の軸方向位置によらずに、アーム60とナット59との間の係合状態を保つことができる。
さらに、シフトレバー16のセレクト動作のためにシフトセレクト軸15を軸方向移動させても、アーム60がシフトセレクト軸15に同行移動するので、シフトセレクト軸15がアーム60に接触したり抉ったりすることがない。これにより、シフトレバー16をスムーズにセレクト動作させることができる。
以上、この発明の一実施形態について説明したが、この発明は他の形態で実施することもできる。
図11に示すように、アーム60に代えて、中空のセクタ歯車212Aを有するアームを採用することもできる。この場合、セクタ歯車212Aの強度に影響をほとんど与えることなく、セクタ歯車212Aの軽量化を図ることができる。
また、歯車としてセクタ歯車212,212Aを採用する場合を例に挙げて説明したが、歯車として平歯車を採用することもできる。
また、ガイド溝202をハウジング内壁面220に設け、かつ嵌合突起203をナット59に形成する場合を例に挙げたが、ガイド溝202をナット59の第1対向面59Aに設け、かつ嵌合突起203をハウジング内壁面220に形成してもよい。
また、ガイド溝202が、ハウジング内壁面220に固定的に設けられたレールや、ナット59の第1対向面59Aと同伴移動可能に設けられたレール等によって構成されていてもよい。
また、対をなす板状すべり軸受205,206および円筒すべり軸受207の一方が取り除かれた構成であってもよいし、その両方が取り除かれた構成であってもよい。
また、アーム60とシフトセレクト軸15の外周との固定は、圧入(嵌め合い)ではなく、ネジ止め等や接着等により達成されていてもよい。
その他、特許請求の範囲に記載された事項の範囲で種々の設計変更を施すことが可能である。
3…変速駆動装置、15…シフトセレクト軸、16…シフトレバー、17…中心軸線、21…電動アクチュエータ、22…本体ハウジング、23…電動モータ、58…ボールねじ機構、59…ナット、60…アーム、60A…アーム、202…ガイド溝、203…嵌合突起、209…ラック部、211…ラック歯、212…セクタ歯車(歯車)、212A…セクタ歯車(歯車)、213…歯部

Claims (7)

  1. シフトレバーが連結されたシフトセレクト軸を軸まわりに回動させることによって前記シフトレバーをシフト動作させ、前記シフトセレクト軸を軸方向移動させることで前記シフトレバーをセレクト動作させる電動アクチュエータであって、
    回転駆動力を発生させるための電動モータと、
    前記シフトセレクト軸の軸方向に沿って延びるラック歯を有するラック部が形成されたナットを有し、前記電動モータによって発生される回転駆動力を受けて、前記ナットを、前記シフトセレクト軸と食違い角が90°の食違い軸をなすねじ軸に沿って直線移動させるボールねじ機構と、
    前記シフトセレクト軸の中心軸線を中心とする扇形または円形をなす歯車を有し、前記シフトセレクト軸の外周に固定されたアームとを含み、
    前記歯車は、その外周に、前記ラック部と噛み合う歯部を有しており、
    前記ナットが前記ねじ軸まわりに回転するのを阻止するまわり止め手段をさらに含む、電動アクチュエータ。
  2. 前記歯車は、前記シフトセレクト軸の中心軸線を中心とする扇形をなしている、請求項1に記載の電動アクチュエータ。
  3. 前記歯車は、前記シフトセレクト軸の外周に圧入締結されている、請求項1または2に記載の電動アクチュエータ。
  4. 前記歯車は、中空状に形成されている、請求項1〜3のいずれか一項に記載の電動アクチュエータ。
  5. 前記シフトセレクト軸、前記ボールねじ機構および前記歯車を収容する本体ハウジングをさらに含み、
    前記まわり止め手段は、
    前記ナットおよび前記本体ハウジングの一方に形成され、前記ねじ軸の軸方向に沿うガイド溝と、前記ナットおよび前記本体ハウジングの他方に設けられ、前記ガイド溝に嵌合する嵌合突起とを備えている、請求項1〜4のいずれか一項に記載の電動アクチュエータ。
  6. 前記ガイド溝の内壁と前記嵌合突起の外周との間にはすべり軸受が介装されている、請求項5に記載の電動アクチュエータ。
  7. シフトレバーと、
    前記シフトレバーが連結されたシフトセレクト軸と、
    請求項1〜6のいずれか一項に記載の前記電動アクチュエータとを含む、変速駆動装置。
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